JP2003038306A - マット - Google Patents

マット

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JP2003038306A
JP2003038306A JP2001236391A JP2001236391A JP2003038306A JP 2003038306 A JP2003038306 A JP 2003038306A JP 2001236391 A JP2001236391 A JP 2001236391A JP 2001236391 A JP2001236391 A JP 2001236391A JP 2003038306 A JP2003038306 A JP 2003038306A
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small
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Masataka Iwamoto
正孝 岩元
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Kakui Co Ltd
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Kakui Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主として仙骨および肩甲骨部の血流阻害、床
擦れを防止して、深い睡眠の得られるマットを提供す
る。 【解決手段】 三角板状の小マット1〜6をマット本体
10の上側表面層の上面に固定して、胸椎部C、臀部お
よび脹脛部Gを持上げて、仙骨部Eおよび肩甲骨部Bの
血流阻害、床擦れを防止して深い睡眠が得られ、また頭
部Aから脹脛部Gまでの人体の略中心線上部のマット本
体10への沈みを少なくして寝返りを容易にし、この点
からも仙骨および肩甲骨部E,Bの血流阻害、床擦れを
防止して深い睡眠が得られる。さらに頭部A乃至首部N
を持ち上げて枕を不要とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体に加わる圧
力、主として仙骨および肩甲骨部に加わる圧力を分散し
て仙骨および肩甲骨部の血流阻害や床擦れの防止が可能
なマットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリエステルを主原料とした
固綿を使用したマットが知られている。この種のマット
は、カードからでた綿を積層することによって作られて
いるが、綿を積層する場合、マットを平板状に成形する
ことは容易であるが、例えば、仰臥した人体背面の凹凸
に沿わせるために凹凸形状に成形することは困難であ
る。
【0003】このため、マットを中心層部と表面層部と
からなる3層構造とし、表面層部を柔らかくしてマット
の表面を凹凸形状をした人体の背面に沿わせるととも
に、中心層部を硬くしてマットのへたりを防止して寝心
地を良くするようにしたマットが開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マット
に仰臥したときの人体背面の凹凸部間における高低差は
最大で10cm近くあるため、中心層部と表面層部の3
層構造からなる平板状のマットでは、人体背面の凹凸形
状に完全に対応させることは極めて困難であった。
【0005】従って、平板状のマットに仰臥すると、人
体背面のうち下側に凸状となる臀部がマットに沈み込む
とともに、上側に凸状となる腰椎部がマット表面から離
れて腰椎部とマット表面の間に隙間が生じ、仙骨部に必
然的に体重の多くが掛かることとなる。
【0006】具体的には、従来のマットを使用したと
き、標準的な体格の被検者の場合、仙骨部には体重の4
4%が、肩甲骨部には体重の33%が掛かるという測定
結果が得られている。
【0007】また、図6は従来例に係るマットに仰臥し
たときの人体各部に掛かる圧力の分布図であり、ポリウ
レタン発泡体の密度 35kg/m3、硬さ 15kg/m2のマッ
トを使用し、標準的な体格の被検者を選んで測定した結
果である。
【0008】図6において、A’は頭部、B’は肩甲骨
部、E’は仙骨部、F’は大腿部、H’は踵部の圧力の
分布であり、仙骨部の圧力E’が最も高く90 kg/c
m2、その次に肩甲骨部の圧力B’が高く50 kg/cm2
なっている。
【0009】上記の通り、特に仙骨部の圧力E’、肩甲
骨部の圧力B’が高くなるため、当該部において血流が
阻害されるとともに、床擦れが発生する要因なってい
る。
【0010】本発明は、係る問題点に鑑みてなされたも
のであって、仙骨部Eおよび肩甲骨部に掛かる圧力
E’,B’を分散して血流の阻害や床擦れの防止が可能
なマットを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の発明の構成は、第1乃至第4の小マットをマ
ット本体の表面層の上面に固定したマットであって、前
記第1乃至第4の小マットは形状がいずれも三角板状を
なし、前記第1の小マットは2個を一対とし、前記マッ
ト本体の中心線に対して左右対称、上向きで、平面視三
角形の当該マット本体の中心線側の頂点部が頭部乃至首
部に位置し、前記第2の小マットは前記マット本体の中
心線上、上向きで、胸椎部に位置し、前記第3の小マッ
トは2個を一対とし、前記マット本体の中心線に対して
左右対称、内向きで、平面視三角形の当該マット本体の
中心線側の頂点部が仙骨部に位置し、前記第4の小マッ
トは前記マット本体の中心線上、上向きで、左右の脹脛
部に位置していることを特徴とする。
【0012】前記第1と第3の一対の小マットは別体で
もよいし一体でもよい。
【0013】また、前記小マットの材料は前記マット本
体と同一材料を使用してもよいし、異なる材料を使用し
てもよい。
【0014】また、前記小マットの固定位置は、前記マ
ット本体の表面層の上面に固定しても、当該表面層の上
面の直近、直下に固定しても、前記マット本体のカバー
の裏面に固定してもよい。
【0015】また、前記小マット固定方法は縫製による
のが、マットの品質を損なうことがなく良好である。
【0016】また、前記小マットの三角板状の形状は平
面視正三角形に限らず、変形した三角形でもよい。
【0017】第2の発明の構成は、第1および第2の小
マットをマット本体の表面層の上面に固定したマットで
あって、前記第1の小マットは形状が三角板状で、前記
マット本体の中心線上、上向きで、胸椎部に位置し、前
記第2の小マットは形状が矩形板状で2個を一対とし、
前記マット本体の中心線に対して左右対称に、平面視矩
形の一辺が夫々大腿部および脹脛部に位置していること
を特徴とする。
【0018】前記小マットの材料、前記マット本体に対
する厚さ(高さ)方向の固定位置、固定方法は第1の発
明の構成と同様である。
【0019】前記第2の一対の小マットは平面視矩形で
あるので、裁断が容易で材料歩留りが良好である。
【0020】また、前記第2の一対の小マットは前記仙
骨部を除いて左右に接続してもよく、接続方法は一体と
してもよいし、別体の第3の小マットを追加してもよ
い。
【0021】また、前記小マットの三角板状の形状は平
面視正三角形に限らず変形した三角形でもよく、前記小
マットの矩形板状の形状は平面視矩形に限らず変形した
矩形でもよい。
【0022】また、第1の発明と同様に左右対称の一対
の小マット(三角板状)を頭部 乃至首部に固定しても
よい。
【0023】第3の発明の構成は、第1または第2の発
明の構成であって、前記小マットは前記マット本体へ着
脱自在の布製のテープ、たとえばマジックファスナー
(登録商標)によって固定され、当該小マットの前記マ
ット本体に対する相対位置を移動可能にしたことを特徴
とする。
【0024】前記小マットは位置の調整を容易にするた
め、前記マット本体のカバーと同一の材料で覆い、前記
マット本体のカバーの表面に取付けるのが好ましい。
【0025】第4の発明の構成は、第1乃至第3の発明
の構成であって、前記小マットの材料が前記マット本体
の表面層部と同一材料であって、当該小マットの厚さが
3乃至4cmであることを特徴とする。
【0026】前記小マットの厚さが4cmを超えるもの
とすることもできるが、この場合小マットは積層構造と
して、端末に厚さの徐変部を設け硬さ変化に連続感を持
たせるのがよい。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は本発
明の実施の形態に係るマットの平面図である。
【0028】図1において、10はマットであり、 ポ
リエステル65%、ナイロン35%からなる4層の立体
繊維構造体に加工を施したもので、その寸法は横92c
m、縦195cm、全厚さ3cmである。
【0029】1〜6は体圧を分散させるための形状が正
三角板の小マットであり、マット10の第1層と同一材
料を使用し、平面視が正三角形の一辺の長さが33c
m、厚さ3cmである。
【0030】小マット1〜6はいずれもマット10の上
側第1層の表面に縫製で固定されている。
【0031】図2は本発明の実施の形態に係るマットに
仰臥したときの人体と小マット1〜6との位置関係を示
す説明図である。
【0032】図2において、A〜H、Nは人体模型の人
体の各部を示し、Aは頭部、Bは肩甲骨部、Cは胸椎
部、Dは腰椎部、Eは仙骨部、Fは大腿部、Gは脹脛
部、Hは踵部、Nは首部を示している。
【0033】小マット1、2はマット本体10の頭部が
位置する側(上側)に、正三角形の一辺が下方で頂点が
上方の向き(以下この状態を「上向き」といい、頂点が
マット本体の内方に向いた状態を「内向き」という。)
で左右対称に配置され、両三角形の横方向内側の頂点が
頭部A乃至首部Nに当る位置に固定されている。
【0034】小マット3は胸椎部Cに当る位置に上向き
に固定され、小マット4、5は内向きで左右対称に配置
され、夫々内側の頂点が仙骨部Eに当る位置に固定され
ている。また、小マット6は上向きに配置され、脹脛部
Gに当る位置に固定されている。
【0035】ここで、本第1の実施の形態に係るマット
と、比較例とした ポリウレタン発泡体の従来のマット
に、伸長約170cm、体重58kgの男性の被検者が
仰臥したときの人体各部の圧力を測定して比較した結果
を説明する。
【0036】図5は本発明の第1の実施の形態に係るマ
ットに仰臥した人体の圧力分布図であり、図5と従来例
の圧力分布を示している図6を比較することにより、第
1の実施の形態に係るマットの効果が明確である。
【0037】なお、比較前に本発明の第1の実施の形態
に係るマットから小マットを取外したマット本体につい
て上記被験者が仰臥したときの人体各部の圧力を測定し
たが、図6に示す従来例の圧力分布と略同一の値である
ことを確認している。
【0038】小マット4、5によって臀部が持上げら
れ、またマット3によって胸椎部C、小マット6によっ
て脹脛部Gが持上げられ、仙骨部Eに掛かる圧力が分散
され、比較例の場合の90 kg/cm2 から42 kg/cm2
1/2以下に低減できた。
【0039】また、小マット3によって胸椎部Cが持上
げられ、肩甲骨部Bの圧力が50 kg/cm2から30 kg/c
m2 と60%に低減し、小マット6によって脹脛部Gが
持上げられ踵部Hの圧力も低下した。
【0040】このように小マット1〜6をマット本体1
0の上側第1層の表面に固定することによって、仙骨E
および肩甲骨部Bの血流の阻害、床擦れが防止され睡眠
中に寝返りを打つことが減少して深い睡眠が得られる。
【0041】また、小マット1〜6をマット本体10の
上側第1層の表面に固定したことによって、頭部Aから
脹脛部Gまでの人体の略中心線上部のマット本体10へ
の沈みが小さくなって寝返りが打ち易くなり、この点で
も仙骨および肩甲骨部E,Bにおける血流の阻害や床擦
れが防止され深い睡眠が得られる。
【0042】また、小マット1、2により頭部A乃至首
部Nが持上げられ、頭部Aがソフトに支持され、一方小
マット3によって胸椎部Cが持ち上げられることと相ま
って枕が不要となる。
【0043】また、小マット3、4および5によって胸
椎部Cと臀部が持上げられ、背骨の湾曲が取除かれると
いう効果もある。
【0044】なお、本第1の実施の形態においては、小
マット1、2の厚さは小マット3〜6の厚さと同一の3
cmとしたが、さらに厚くして枕の機能を高めることも
有効である。
【0045】(第2の実施の形態)図3は本発明の第2
の実施の形態に係るマットの平面図である。
【0046】図3において、20はマット本体であり、
第1の実施の形態におけるマット本体10と同じく、ポ
リエステル65%、ナイロン35%からなる4層の立体
繊維構造体に加工を施したもので、その寸法は横92c
m、縦195cm、全厚さ3cmである。
【0047】7は体圧を分散させるための形状が正三角
板の小マットであり、第1の実施の形態と同様マット本
体20の第1層と同一の材料を使用し、平面視正三角形
の一辺の長さが33cm、厚さ3cmである。
【0048】小マット7はマット本体20の上側第1層
の表面に縫製で固定されている。
【0049】8、9は体圧を分散させるための形状が直
方体の小マットであり、マット本体20の第1層と同一
の材料を使用し、平面視が矩形の長辺の長さが58c
m、短辺の長さが28cm、厚さが3cmの小マットで
ある。
【0050】小マット8、9はマット本体20の上側第
1層の表面に縫製で固定されている。
【0051】本第2の実施の形態においては、小マット
8、9の平面視の形状を矩形としたことにより、マット
材料からの裁断が容易で、材料歩留りが良好なものとな
っている。
【0052】図4は本発明の第2の実施の形態に係るマ
ットに仰臥したときの人体と小マット7〜9との位置関
係を示す説明図である。
【0053】図4は、図2と同じくA〜H、Nは人体模
型の各部を示し、Aは頭部、Nは首部、Bは肩甲骨部、
Cは胸椎部、Dは腰椎部、Eは仙骨部、Fは大腿部、G
は脹脛部、Hは踵部を示している。
【0054】平面視正三角形の小マット7は人体の胸椎
部Cに当る位置に上向きに固定され、小マット8、9は
矩形の長辺をマット本体20の縦方向に合せ、矩形の長
辺の一端部が大腿部Fと脹脛部Gに当る位置に固定され
ている。
【0055】ここで、本第2の実施の形態に係るマット
と、比較例とした ポリウレタン発泡体の従来のマット
に、伸長約170cm、体重58kgの男性の被検者が
仰臥したときの人体各部の圧力を測定して比較した結果
を説明する。
【0056】平面視正三角形の小マット7によって胸椎
部Cが持上げられ、肩甲骨部Bの圧力が比較例の場合の
50 kg/cm2 から24 kg/cm2 と1/2以下となった。
【0057】また、小マット7、小マット8および9に
よって、臀部と大腿部Fが持上げられて、仙骨部の圧力
E’が90 kg/cm2 から50 kg/cm2 と1/2近くま
で低下し、さらに小マット8、9の効果によって踵部の
圧力H’も約1/2に低下した。
【0058】このように、小マット7〜9をマット本体
10の上側第1層の表面に固定することによって、第1
の実施の形態と同様に仙骨および肩甲骨部E,Bの血流
の阻害、床擦れが防止され睡眠中に寝返りを打つことが
少なくなって深い睡眠が得られる。
【0059】また、小マット7〜9をマット本体20の
上側第1層の表面に固定したことによって、胸椎部Cか
ら脹脛部Gまでの人体の略中心線上部のマット本体20
への沈みが小さくなって寝返りが打ち易くなり、この点
でも仙骨および肩甲骨部E,Bにおける血流の阻害や床
擦れを防止することができた。
【0060】また、小マット7、8および9によって胸
椎部Cと臀部が持上げられ、背骨の湾曲が取除かれると
いう効果もある。
【0061】以上、本第1、第2実施の形態においては
小マット1〜9は縫製による固定としたが、固定方法は
縫製に限定されるものではなく、着脱自在の布製テー
プ、たとえばマジックファスナー(登録商標)による固
定とし、またマットの使用者の体格に合せて一定の範囲
で移動できるようにしてもよい。
【0062】また、小マットの厚さは本実施の形態にお
いては、3cmとしたが、本発明の要旨を変更しない範
囲で厚くしても、薄くしてもよい。
【0063】また、小マットの材料はマット本体と同じ
材料を使用するのが簡便であるが、ポリウレタン、ポリ
エステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン
等、各種の材料を使用することができる。
【0064】また、特願平11−360789に係る特
殊構造のマット材料を使用することによりいつまでもへ
たらない弾性を維持し、埃が出ることがなく、良好な通
気性とクッション性を得ることができる。さらに、特願
2000−29136 に係るトルマリン粒子の固着し
たマット材料を使用して、免疫、新陳代謝の促進、自立
神経の安定に有効なマットとすることもできる。
【0065】また、小マットの平面視正三角形、矩形の
大きさは本第1、第2の実施の形態の寸法に限定される
ものではなく、使用者の体格に合せて、あるいは好みに
合せて本発明の要旨を変更しない範囲で大きくしても、
小さくしてもよい 。
【0066】さらに、本実施の形態における平面視正三
角形、矩形の形状も本発明の要旨を変更しない範囲で、
変形した三角形、変形した矩形、長円、楕円等とするこ
とができる。
【0067】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、三角板状
の小マットによって、胸椎部、臀部および脹脛を持上げ
ているので仙骨および肩甲骨部の血流阻害、床擦れを防
止して深い睡眠が得られるという効果が得られる。
【0068】また、頭部から脹脛部まで人体の略中心線
上部のマット本体への沈みを小さくして寝返りを打ち易
くしているので、この点でも仙骨および肩甲骨部の血流
阻害、床擦れを防止して深い睡眠が得られるという効果
が得られる。
【0069】さらに、胸椎部と臀部を持ち上げ、背骨の
湾曲を取除くという効果があり、頭部がソフトに支持さ
れ、一方小マットによって胸椎部が持上げられることと
相まって、枕が不要となるという効果が得られる。
【0070】請求項2に係る発明によれば、三角板状を
なす小マットと矩形板状、をなす小マットにより胸椎
部、臀部、大腿部を持上げているので、仙骨および肩甲
骨部の血流阻害、床擦れを防止して深い睡眠が得られる
という効果がある。
【0071】また、胸椎部から大腿部、脹脛部まで人体
の略中心線上部のマット本体への沈みを小さくして寝返
りを打ち易くしているので、この点でも仙骨および肩甲
骨部の血流阻害、床擦れを防止して深い睡眠が得られる
という効果がある。
【0072】さらに、胸椎部と臀部を持ち上げ、背骨の
湾曲を取除くという効果が得られる。
【0073】請求項3に係る発明によれば、小マットの
マット本体への固定を着脱自在の布製テープ、たとえば
マジックファスナー(登録商標)で移動可能とすること
により、少ない種類のマットで種々の体格の使用者の要
求に応えることができるという効果が得られる。
【0074】請求項4に係る発明によれば、小マットの
材質をマット本体の表面層部の材料と同じにしているの
で、小マット専用のマット材料を用意する必要がなく、
マット本体の表面層の上面に固定したときには見栄えが
良好となるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るマットの平面
図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るマットに仰臥
した人体と小マット1〜6との位置関係を示す説明図で
ある。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るマットの平面
図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るマットに仰臥
した人体と小マット7〜9との関係を示す説明図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るマットに仰臥
した人体の圧力分布図である。
【図6】従来例に係るマットに仰臥した人体の圧力分布
図である。
【符号の説明】
1〜7 : 小マット(正三角板) 8、9 : 小マット(矩形板) 10、20 : マット本体 A : 頭部 A’ : 頭部の圧力 N : 首部 B : 肩甲骨部 B’ : 肩甲骨部の圧力 C : 胸椎部 D : 腰椎部 E : 仙骨部 E’ : 仙骨部の圧力 F : 大腿部 F’ : 大腿部の圧力 G : 脹脛部 H : 踵部 H’ : 踵部の圧力

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1乃至第4の小マットをマット本体の
    表面層の上面に固定したマットであって、 前記第1乃至第4の小マットは形状がいずれも三角板状
    をなし、前記第1の小マットは2個を一対とし、前記マ
    ット本体の中心線に対して左右対称、上向きで、平面視
    三角形の当該マット本体の中心線側の頂点部が頭部乃至
    首部に位置し、 前記第2の小マットは前記マット本体の中心線上、上向
    きで、胸椎部に位置し、 前記第3の小マットは2個を一対とし、前記マット本体
    の中心線に対して左右対称、内向きで、平面視三角形の
    当該マット本体の中心線側の頂点部が仙骨部に位置し、 前記第4の小マットは前記マット本体の中心線上、上向
    きで、左右の脹脛部に位置していることを特徴とするマ
    ット。
  2. 【請求項2】 第1および第2の小マットをマット本体
    の表面層の上面に固定したマットであって、 前記第1の小マットは形状が三角板状で、前記マット本
    体の中心線上、上向きで、胸椎部に位置し、 前記第2の小マットは形状が略矩形板状で2個を一対と
    し、前記マット本体の中心線に対して左右対称に、平面
    視矩形の一辺が夫々大腿部および脹脛部に位置している
    ことを特徴とするマット。
  3. 【請求項3】 前記小マットは前記マット本体へ着脱自
    在の布製テープ、たとえばマジックファスナー(登録商
    標)で固定され、当該小マットの前記マット本体に対す
    る相対位置を移動可能にしたことを特徴とする請求項1
    乃至2に記載のマット。
  4. 【請求項4】 前記小マットの材料が前記マット本体の
    表面層部と同一材料であって、当該小マットの厚さが3
    乃至4cmであることを特徴とする請求項1乃至3に記
    載のマット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023135858A1 (ja) * 2022-01-11 2023-07-20 株式会社錦之堂インターナショナル マットレス、面状体、及びマットレストッパー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023135858A1 (ja) * 2022-01-11 2023-07-20 株式会社錦之堂インターナショナル マットレス、面状体、及びマットレストッパー

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