JP2003038273A

JP2003038273A - 洗濯物収納装置

Info

Publication number: JP2003038273A
Application number: JP2001236500A
Authority: JP
Inventors: Tomohisa Terada; 知寿寺田
Original assignee: Sekisui House Ltd
Current assignee: Sekisui House Ltd
Priority date: 2001-08-03
Filing date: 2001-08-03
Publication date: 2003-02-12

Abstract

(57)【要約】【課題】洗面室で脱いだ衣服などを洗濯室側から回
収することができる間仕切り壁としての機能を備えた洗
濯物収納装置を提供する。【解決手段】洗面室(２)と洗濯室(３)の間を仕切る間
仕切壁(４)に、少なくとも洗面室(２)側から収納物(31)
を投入可能であって洗濯室(３)側から取り出し可能な収
納部(12)を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、洗面室と洗濯室
の両方の部屋で使用可能な収納部を備えた間仕切壁とし
ての洗濯物収納装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、浴室と隣接する洗面室は、脱衣
場を兼ねていることが多く、脱いだ衣服などを入れる脱
衣カゴなどが設置されている。そして、このような洗面
室と、洗濯機が配される洗濯室とが、仕切壁によって仕
切られている場合には、洗面室から洗濯室へ洗濯物が運
ばれる。一方、洗濯室は、一般的に狭くて収納の少ない
場所である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、毎日のように
行われる洗濯作業の度に、洗面室から洗濯室まで洗濯物
を運ぶのは面倒であり、作業効率も悪かった。また、浴
室や洗面室が使用中の場合は、洗面室に入りづらく、洗
濯作業を進めることができなかった。さらに、狭い上に
収納の少ない洗濯室は、雑然とした空間になりがちであ
った。

【０００４】そこで、この発明は、上記に鑑み、洗濯室
と洗面室の両側から使用することのできる収納部を有す
るとともに、間仕切り壁としての機能を備えた洗濯物収
納装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明の洗濯物収納装置は、浴室に通じる洗面室
と、その洗面室に隣接する洗濯室との間を仕切る間仕切
壁に収納部を設けるとともに、この収納部は、少なくと
も洗面室側から収納物を投入可能であって且つ洗濯室側
から取り出し可能としてなることを特徴とする。

【０００６】具体的には、前記間仕切壁は、複数の収納
棚を組み合わせて配置してなる。また、前記間仕切壁に
は、洗面室側及び洗濯室側のどちら側にも引き出し可能
なカウンターテーブルが格納されている。さらに、前記
間仕切壁には、洗面室側に手摺が取り付けられている。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態に係
る洗濯物収納装置を、実施形態を図面に基づいて詳細に
説明する。洗濯物収納装置は、図１に示すように、浴室
(１)に通じる洗面室(２)と、その洗面室(２)に隣接する
洗濯室(３)との間を仕切る間仕切壁(４)からなる。

【０００８】洗面室(２)は、洗面台(５)が設置された部
屋で、浴室(１)と隣接しているために脱衣場を兼ねてい
る。一方、洗濯室(３)には、洗濯機置き場(６)と手洗い
場(７)が設けられており、洗濯機置き場(６)には洗濯機
(８)が設置されている。

【０００９】洗面室(２)で脱がれた衣服は、洗濯室(３)
の洗濯機(８)で洗濯される。その際、洗面室(２)と洗濯
室(３)とは、間仕切壁(４)によって仕切られているた
め、入浴中の人や洗面中の人などがいても、気兼ねなく
洗濯作業をすることができる。

【００１０】間仕切壁(４)は、複数の同型の収納棚(９)
(９)…が横一列に並べられるようにして組み合わされた
もので、各収納棚(９)(９)…には、図２に示すように、
収納部としての棚スペース(10)、引き出しスペース(11)
及び脱衣カゴスペース(12)が設けられている。

【００１１】なお、この実施例の間仕切壁(４)は、収納
棚(９)(９)…のみで構成されているが、間仕切壁(４)
は、必ずしも収納棚(９)(９)…のみで構成する必要はな
く、間仕切壁(４)の一部のみを収納棚(９)(９)…で構成
して、その他の部分を壁パネルなどで構成しても良い。
また、両部屋(２)(３)を完全に間仕切壁(４)で仕切らず
に、一部に隙間を設けても良い。さらに、図示しない形
状の異なる複数種類の収納棚を用意して、適宜組み合わ
せて配置しても良い。

【００１２】棚スペース(10)は、下着やタオルなどの図
示しない収納物を収納するための箱形のスペースで、洗
面室(２)側及び洗濯室(３)側の両側に開口(13)(14)を有
している。また、棚スペース(10)には、この棚スペース
(10)を複数の棚板(15)(15)…で上下に仕切った棚部(16)
(16)…が設けられているとともに、両側の開口(13)(14)
に夫々扉(17)(17)…が取り付けられている。

【００１３】この棚スペース(10)には、洗面室(２)側と
洗濯室(３)側のどちら側からでも下着やタオルなどを出
し入れすることができるため、洗面室(２)側で使用され
る下着やタオルなどを洗濯室(３)側から補充することが
できる。さらに、家族構成に合わせた数だけ収納棚(９)
(９)…を設置すれば、家族夫々の下着やタオルなどを集
中的に管理できて家事の負担が軽減されるとともに、洗
面室(２)及び洗濯室(３)をすっきりと片づいた使い勝手
の良好な空間とすることができる。

【００１４】引き出しスペース(11)は、引き出し(18)(1
8)を格納するためのスペースで、洗面室(２)側及び洗濯
室(３)側の両側に開口(19)(20)を有している。これら引
き出し(18)(18)は、両部屋(２)(３)側に把手(21)(21)…
が取り付けられており、両側の開口(19)(20)から両部屋
(２)(３)側に引き出し可能となっている。

【００１５】また、引き出しスペース(11)には、引き出
し(18)(18)の下方に、洗面室(２)側及び洗濯室(３)側の
どちら側にも引き出し可能なカウンターテーブル(22)(2
2)が格納されている。

【００１６】なお、引き出し(18)(18)及びカウンターテ
ーブル(22)(22)は、夫々両側面に取り付けられた係止部
材(23)(24)を、引き出しスペース(10)の側壁に形成され
た溝部(25)(26)に嵌め込むようにして、摺動自在に取り
付けられている。

【００１７】このように、引き出し(18)(18)及びカウン
ターテーブル(22)(22)は、両部屋(２)(３)側に引き出し
可能とされているので、洗面室(２)側では、入浴時に外
しておく時計やアクセサリーなどの図示しない収納物を
入れたり置いたりしておくことができるとともに、洗濯
室(３)側では、洗濯作業時の簡易作業台として利用でき
る。

【００１８】脱衣カゴスペース(12)には、脱衣カゴ(27)
を格納するためのスペースで、洗面室(２)側及び洗濯室
(３)側の両側に開口(28)(29)を有している。この脱衣カ
ゴ(27)は、両部屋(２)(３)側に把手(30)(30)が取り付け
られており、両側の開口(28)(29)からそれら両部屋(２)
(３)のどちら側にでも、脱衣カゴ(27)を引き出し可能に
なっている。

【００１９】このように、脱衣カゴ(27)は、両部屋(２)
(３)側に引き出し可能とされているので、洗面室(２)で
脱がれた衣服などの収納物(31)(31)…を、その洗面室
(３)側から脱衣カゴ(27)に入れれば、その脱衣カゴ(27)
中の衣服などを、洗濯室(３)側から取り出すことができ
る。したがって、洗濯物となった衣服などを洗面室(２)
から洗濯室(３)まで運ぶ必要がない。

【００２０】さらに、各収納棚(９)の洗面室(２)側に
は、手摺(32)が取り付けられている。したがって、お年
寄りなどがこの手摺(31)につかまって衣服などを脱ぐこ
とができる。また、各収納棚(９)の洗面室(３)側には、
フック(33)が取り付けられている。したがって、洗濯機
用小物やタオルなどを掛けておくことができ、洗濯室
(３)をすっきりとさせることができる。

【００２１】この発明は、上記実施形態に限定されるも
のではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの
修正及び変更を加え得ることは勿論である。

【００２２】

【発明の効果】この発明の洗濯物収納装置は、洗面室で
脱がれた衣服などを洗濯室側から取り出すことができ、
洗濯物を洗面室から洗濯室へ運ぶ必要がない。また、入
浴中の人や洗面中の人などがいても、気兼ねなく洗濯物
を回収することができる。したがって、洗濯作業を効率
よく楽に行うことが可能である。

【００２３】また、間仕切壁は、複数の収納棚を組み合
わせて配置してなるため、家族構成に合わせて収納棚を
設置すれば、家族夫々の下着やタオルなどを集中的に管
理できて家事の負担が軽減されるとともに、洗面室及び
洗濯室をすっきりと片づいた使い勝手の良好な空間とす
ることができる。

【００２４】さらに、間仕切壁には、両部屋側に引き出
し可能なカウンターテーブルが設けられているので、洗
面室側では、入浴時に外しておく時計やアクセサリーを
置いておいたり、洗濯室側では、洗濯時の簡易の作業台
としても使用したりすることができる。また、洗面室側
には、手摺が取り付けられているので、お年寄りなどが
服を脱ぐときに掴まることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施形態に係る洗濯物収納装置を
上方から見た図である。

【図２】収納棚の縦断面図である。

【符号の説明】

(１) 浴室 (２) 洗面室 (３) 洗濯室 (４) 間仕切壁 (９) 収納棚 (10)(11)(12) 収納部 (22) カウンターテーブル (32) 手摺

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】浴室に通じる洗面室と、その洗面室に隣
接する洗濯室との間を仕切る間仕切壁に収納部を設ける
とともに、この収納部は、少なくとも洗面室側から収納
物を投入可能であって且つ洗濯室側から取り出し可能と
してなることを特徴とする洗濯物収納装置。
【請求項２】前記間仕切壁は、複数の収納棚を組み合
わせて配置してなる請求項１記載の洗濯物収納装置。
【請求項３】前記間仕切壁には、洗面室側及び洗濯室
側のどちら側にも引き出し可能なカウンターテーブルが
格納されている請求項１又は２記載の洗濯物収納装置。
【請求項４】前記間仕切壁には、洗面室側に手摺が取
り付けられている請求項１乃至３のいずれかに記載の洗
濯物収納装置。