JP2003037787A - デジタル放送受信装置及びデータダウンロード方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、伝送帯域の狭い小型受信機に対す
るデータダウンロードを安定に実行し得るデジタル放送
受信装置及びデータダウンロード方法を提供することを
目的としている。 【解決手段】デジタル放送受信機１１に小型受信機１
４，１５，１７の機器情報を登録し、機器情報が登録さ
れた小型受信機１４，１５，１７に対してデジタル放送
されたダウンロードデータを、デジタル放送受信機１１
に取得させて蓄積させ、デジタル放送受信機１１に蓄積
されたダウンロードデータを、小型受信機１４，１５，
１７に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、例えば地上波デ
ジタル放送または衛星デジタル放送等を受信するデジタ
ル放送受信装置の改良に関する。また、この発明は、こ
の種のデジタル放送受信装置に対してプログラム等のデ
ータをダウンロードするデータダウンロード方法の改良
に関する。

【０００２】

【従来の技術】周知のように、首記の如き地上波デジタ
ル放送または衛星デジタル放送では、主に携帯性の高い
小型受信機向けに、１または３セグメントの伝送帯域を
使用した放送が予定されている。

【０００３】ところで、このような小型受信機では、伝
送帯域が１または３セグメントと狭いので、プログラム
の更新や各種データの書き替えのために放送局から送出
されるダウンロードデータを取得するために、長い時間
を要することになる。

【０００４】そして、この種の小型受信機は、主に携帯
端末として多用される。このため、この小型受信機によ
って、放送局から送出されるダウンロードデータを、長
時間に渡って安定に継続受信することは、非常に困難な
状況となっている。

【０００５】これにより、現状では、この帯域を用いて
のダウンロードデータの伝送が行なわれなくなる可能性
も生じており、その場合、別のデータダウンロード手法
を開発する必要があるという不都合が生じる。

【０００６】なお、携帯端末を用いて多量のデータ処理
を行なわせる技術に関する公知例としては、例えば、特
開平１０−３３６２３８号及び特開２０００−４７９６
８号公報等に示されるものがある。

【０００７】しかしながら、前者は、携帯端末で生成し
たデジタルデータを一時的にメモリに蓄積し、このメモ
リに一時的に蓄積されたデジタルデータを、サーバに順
次送信して格納するようにしたものである。

【０００８】また、後者は、条件に応じてデータを選択
受信するようにしたものであって、いずれの公開公報に
も、上述したデータダウンロードに関する問題点を解決
することについては、何らの記載もなされていないもの
である。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は上
記事情を考慮してなされたもので、伝送帯域の狭い小型
受信機に対するデータダウンロードを安定に実行し得る
極めて良好なデジタル放送受信装置及びデータダウンロ
ード方法を提供することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】この発明に係るデジタル
放送受信装置は、デジタル放送されるダウンロードデー
タを受信してデータダウンロードを行なう受信機の機器
情報を登録する登録手段と、この登録手段で機器情報が
登録された受信機に対してデジタル放送されたダウンロ
ードデータを取得して蓄積する取得手段と、この取得手
段で蓄積されたダウンロードデータを、受信機に転送す
る転送手段とを備えるようにしたものである。

【００１１】また、この発明に係るデータダウンロード
方法は、デジタル放送を受信可能な第１及び第２の受信
機を備えたデジタル放送受信システムを対象としてい
る。そして、第１の受信機に第２の受信機の機器情報を
登録する登録工程と、この登録工程で機器情報が登録さ
れた第２の受信機に対してデジタル放送されたダウンロ
ードデータを、第１の受信機に取得させて蓄積させる取
得工程と、この取得工程で第１の受信機に蓄積されたダ
ウンロードデータを、第２の受信機に転送する転送工程
とを有するようにしたものである。

【００１２】上記のような構成及び方法によれば、デジ
タル放送を受信可能な第１の受信機に、デジタル放送を
受信可能な第２の受信機の機器情報を登録しておき、第
１の受信機が第２の受信機に代わってダウンロードデー
タの取得を行ない、第２の受信機に転送するようにした
ので、伝送帯域が１または３セグメントと狭い小型受信
機に対しても、ダウンロードデータを短時間で転送する
ことが可能となり、データダウンロードを安定に実行す
ることができる。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図１において、符
号１１は据え置き型のデジタル放送受信機である。この
デジタル放送受信機１１は、衛星１２から送出される衛
星デジタル放送波や、放送アンテナ１３から送出される
地上波デジタル放送波等を受信可能な、１３セグメント
放送受信機である。

【００１４】また、このデジタル放送受信機１１は、例
えばBluetooth等のワイヤレス通信機能を介して、携帯
用の小型受信機１４とデータ通信可能になされている。
この小型受信機１４は、上記デジタル放送を受信可能な
１または３セグメント放送受信機である。

【００１５】そして、上記デジタル放送受信機１１に
は、小型受信機１４の機器情報（メーカ名、機種名、モ
デル番号等）が、予め登録されている。これにより、デ
ジタル放送受信機１１は、小型受信機１４に対するダウ
ンロード告知情報を監視し、その告知情報に付記される
ダウンロードスケジュールにしたがって、小型受信機１
４に対するダウンロードデータを決定して取得し蓄積す
る。

【００１６】このようにして、デジタル放送受信機１１
に小型受信機１４に対するダウンロードデータの蓄積が
なされた後、デジタル放送受信機１１は、ダウンロード
完了の旨を提示し、小型受信機１４がワイヤレス通信の
範囲にあり、かつ、使用中でない状態で、蓄積している
ダウンロードデータを小型受信機１４に送信する。

【００１７】そして、小型受信機１４は、デジタル放送
受信機１１から送出されるダウンロードデータを全て受
信した後に、そのダウンロードデータを実行し、ここ
に、小型受信機１４に対するデータダウンロードが完了
される。

【００１８】また、上記デジタル放送受信機１１は、例
えばＵＳＢ（Universal Serial Bus）等のケーブル接続
による通信機能を介して、携帯用の小型受信機１５とデ
ータ通信可能になされている。この小型受信機１５は、
上記デジタル放送を受信可能な１または３セグメント放
送受信機である。

【００１９】そして、上記デジタル放送受信機１１に
は、小型受信機１５の機器情報（メーカ名、機種名、モ
デル番号等）が、予め登録されている。これにより、デ
ジタル放送受信機１１は、小型受信機１５に対するダウ
ンロード告知情報を監視し、その告知情報に付記される
ダウンロードスケジュールにしたがって、小型受信機１
５に対するダウンロードデータを決定して取得し蓄積す
る。

【００２０】このようにして、デジタル放送受信機１１
に小型受信機１５に対するダウンロードデータの蓄積が
なされた後、デジタル放送受信機１１は、ダウンロード
完了の旨を提示し、小型受信機１５とケーブル接続が成
立した時点で、蓄積しているダウンロードデータを小型
受信機１５に送信する。

【００２１】そして、小型受信機１５は、デジタル放送
受信機１１から送出されるダウンロードデータを全て受
信した後に、そのダウンロードデータを実行し、ここ
に、小型受信機１５に対するデータダウンロードが完了
される。

【００２２】また、上記デジタル放送受信機１１は、外
部記憶メディア１６を情報伝達媒体として、携帯用の小
型受信機１７とデータの授受が可能になされている。こ
の小型受信機１７は、上記デジタル放送を受信可能な１
または３セグメント放送受信機である。

【００２３】そして、上記デジタル放送受信機１１に
は、小型受信機１７の機器情報（メーカ名、機種名、モ
デル番号等）が、予め登録されている。これにより、デ
ジタル放送受信機１１は、小型受信機１７に対するダウ
ンロード告知情報を監視し、その告知情報に付記される
ダウンロードスケジュールにしたがって、小型受信機１
７に対するダウンロードデータを決定して取得し蓄積す
る。

【００２４】このようにして、デジタル放送受信機１１
に小型受信機１７に対するダウンロードデータの蓄積が
なされた後、デジタル放送受信機１１は、ダウンロード
完了の旨を提示し、外部記憶メディア１６が装着された
時点でダウンロードデータの書き込みを実行する。

【００２５】そして、小型受信機１７は、ダウンロード
データが記憶された外部記憶メディア１６が装着された
状態で、そのダウンロードデータを読み込んで実行し、
ここに、小型受信機１７に対するデータダウンロードが
完了される。

【００２６】ここで、図２は、上記したデジタル放送受
信機１１の詳細を示している。すなわち、アンテナ１８
で受信されたデジタル放送波は、選局回路１９に供給さ
れて、ＣＰＵ（Central Proseccing Unit）２０に指示
されたチャンネルの放送信号が選局される。

【００２７】この選局回路１９で選局された放送信号
は、復調回路２１に供給されて所定の復調処理が施され
た後、映像処理回路２２に供給されて表示用の映像信号
が生成され、モニタ２３により表示される。なお、この
場合、図示していないが、映像処理回路２２により音声
信号も生成されてスピーカに供給されている。

【００２８】このようなデジタル放送の受信動作は、上
記したＣＰＵ２０によって統括的に制御されている。こ
のＣＰＵ２０は、図示しないリモートコントローラから
の操作情報が、リモートコントローラ受信部２４を介し
て入力されることにより、その操作情報に対応した制御
を行なっている。

【００２９】このＣＰＵ２０には、記憶部２５が接続さ
れている。この記憶部２５は、ＣＰＵ２０に制御動作を
行なわせるための処理プログラムの格納用メモリとし
て、ＣＰＵ２０が制御動作を実行する過程でデータを記
憶しておくための作業用メモリとして、また、受信され
た番組情報を一時保存するためのキャッシュ用メモリと
して機能する。

【００３０】この場合、上記した小型受信機１４，１
５，１７等の機器情報（メーカ名、機種名、モデル番号
等）は、リモートコントローラによって入力され、リモ
ートコントローラ受信部２４及びＣＰＵ２０を介して記
憶部２５に記憶され、ここに、機器情報の登録が行なわ
れる。

【００３１】また、上記復調回路２１で復調処理が施さ
れた放送信号のうち、ダウンロード告知情報、ダウンロ
ードスケジュール及びダウンロードデータ等は、データ
抽出回路２６によって取り出され、ＣＰＵ２０に供給さ
れる。

【００３２】そして、ＣＰＵ２０は、データ抽出回路２
６から供給されたダウンロード告知情報が、登録された
小型受信機１４，１５，１７に対する情報である場合、
その告知情報に付記されるダウンロードスケジュールに
基づいて、小型受信機１４，１５，１７に対するダウン
ロードデータを取得し、記憶部２５に蓄積する。

【００３３】また、このデジタル放送受信機１１には、
上記小型受信機１４とワイヤレス通信を行なうための無
線通信送受信部２７と、上記小型受信機１５とケーブル
接続を行なうための外部接続コネクタ２８と、上記外部
記憶メディア１６を装着するための装着部２９とが設置
され、それぞれ、ＣＰＵ２０に接続されている。

【００３４】一方、図３は、上記した小型受信機１５の
詳細を示している。なお、他の小型受信機１４，１７
は、この小型受信機１５とほぼ同様な構成であるため、
その説明を省略している。すなわち、アンテナ３０で受
信されたデジタル放送波は、選局回路３１に供給され
て、ＣＰＵ３２に指示されたチャンネルの放送信号が選
局される。

【００３５】この選局回路３１で選局された放送信号
は、復調回路３３に供給されて所定の復調処理が施され
た後、映像処理回路３４に供給されて表示用の映像信号
が生成され、モニタ３５により表示される。なお、この
場合、図示していないが、映像処理回路３４により音声
信号も生成されてスピーカに供給されている。

【００３６】このようなデジタル放送の受信動作は、上
記したＣＰＵ３２によって統括的に制御されている。こ
のＣＰＵ３２は、図示しないリモートコントローラから
の操作情報が、リモートコントローラ受信部３６を介し
て入力されることにより、その操作情報に対応した制御
を行なっている。

【００３７】このＣＰＵ３２には、記憶部３７が接続さ
れている。この記憶部３７は、ＣＰＵ３２に制御動作を
行なわせるための処理プログラムの格納用メモリとし
て、ＣＰＵ３２が制御動作を実行する過程でデータを記
憶しておくための作業用メモリとして、また、受信され
た番組情報を一時保存するためのキャッシュ用メモリと
して機能する。

【００３８】この場合、この小型受信機１５の機器情報
（メーカ名、機種名、モデル番号等）は、記憶部２５に
記憶されている。また、デジタル放送受信機１１から供
給されるダウンロードデータも、記憶部３７に記憶され
ることになる。

【００３９】なお、上記復調回路３３で復調処理が施さ
れた放送信号のうち、ダウンロード告知情報、ダウンロ
ードスケジュール及びダウンロードデータ等は、データ
抽出回路３８によって取り出され、ＣＰＵ３２に供給さ
れる。

【００４０】そして、ＣＰＵ３２は、データ抽出回路３
８から供給されたダウンロード告知情報が、自己に対す
る情報である場合、その告知情報に付記されるダウンロ
ードスケジュールに基づいてダウンロードデータを取得
し記憶部３７に蓄積する。

【００４１】また、この小型受信機１５には、上記デジ
タル放送受信機１１とケーブル接続を行なうための外部
接続コネクタ３９が設置されており、ＣＰＵ３２に接続
されている。

【００４２】すなわち、この小型受信機１５は、デジタ
ル放送受信機１１で取得したダウンロードデータを外部
接続コネクタ３９及びＣＰＵ３２を介して記憶部３７に
ダウンロードする動作と、データ抽出回路３８で取得し
たダウンロードデータをＣＰＵ３２を介して記憶部３７
にダウンロードする動作とを、選択的に行なうことがで
きるようになっている。

【００４３】なお、この小型受信機１５には、この実施
の形態では使用していないが、上記デジタル放送受信機
１１や他の小型受信機１４，１７等を含む外部機器と無
線通信を行なうための無線通信送受信部４０と、上記外
部記憶メディア１６を装着するための装着部４１とが設
置され、それぞれ、ＣＰＵ３２に接続されている。

【００４４】ここで、図４は、上記デジタル放送受信機
１１が、登録されている小型受信機１４，１５，１７の
ダウンロードデータを取得する動作をまとめたフローチ
ャートを示している。

【００４５】すなわち、開始（ステップＳ１１）される
と、ＣＰＵ２０は、ステップＳ１２で、登録されている
小型受信機１４，１５，１７が存在するか否かを判別
し、存在しないと判断された場合（ＮＯ）、終了（ステ
ップＳ１９）される。

【００４６】また、上記ステップＳ１２で登録されてい
る小型受信機１４，１５，１７が存在すると判断された
場合（ＹＥＳ）、ＣＰＵ２０は、ステップＳ１３で、登
録された小型受信機１４，１５，１７に対するダウンロ
ード告知情報の取得動作を行ない、ステップＳ１４で、
取得に成功したか否かが判別される。

【００４７】そして、ダウンロード告知情報の取得に成
功したと判断された場合（ＹＥＳ）、ＣＰＵ２０は、ス
テップＳ１５で、ダウンロードデータを取得して記憶部
２５への蓄積処理を行なった後、ステップＳ１６で、ダ
ウンロードデータの蓄積に成功したか否かが判別され
る。

【００４８】ここで、ダウンロードデータの蓄積に成功
したと判断された場合（ＹＥＳ）、ＣＰＵ２０は、ステ
ップＳ１７で、ダウンロードデータ取得済みの旨をモニ
タ２３に提示する処理を実行する。

【００４９】そして、このステップＳ１７の後、上記ス
テップＳ１４でダウンロード告知情報の取得に失敗した
と判断された場合（ＮＯ）、または、上記ステップＳ１
６でダウンロードデータの蓄積に失敗したと判断された
場合（ＮＯ）、ＣＰＵ２０は、ステップＳ１８で、登録
されている全ての小型受信機１４，１５，１７に対して
ダウンロード情報の取得が完了したか否かを判別し、完
了していないと判断された場合（ＮＯ）、上記ステップ
Ｓ１３の処理に戻され、完了していると判断された場合
（ＹＥＳ）、終了（ステップＳ１９）される。

【００５０】次に、図５は、上記のようにしてデジタル
放送受信機１１が取得したダウンロードデータを、対応
する小型受信機１４，１５，１７に転送する動作をまと
めたフローチャートを示している。

【００５１】すなわち、開始（ステップＳ２０）される
と、ＣＰＵ２０は、ステップＳ２１で、既にダウンロー
ドデータを取得して記憶部２５に蓄積済みとなっている
小型受信機１４，１５，１７が存在するか否かを判別
し、存在しないと判断された場合（ＮＯ）、終了（ステ
ップＳ３５）される。

【００５２】また、上記ステップＳ２１で既にダウンロ
ードデータを取得済みの小型受信機１４，１５，１７が
存在すると判断された場合（ＹＥＳ）、ＣＰＵ２０は、
ステップＳ２２で、その小型受信機１４，１５，１７が
デジタル放送受信機１１に対して無線通信可能に接続さ
れているか否かを判別する。

【００５３】そして、無線通信可能に接続されていると
判断された場合（ＹＥＳ）、ＣＰＵ２０は、ステップＳ
２３で、デジタル放送受信機１１からその小型受信機１
４，１５，１７へのダウンロードデータの転送処理が自
動に設定されているかを判別する。

【００５４】ここで、自動に設定されていると判断され
た場合、ＣＰＵ２０は、ステップＳ２４で、その小型受
信機１４，１５，１７がデジタル放送受信機１１と無線
通信可能な範囲内に存在するか否かを判別し、存在しな
いと判断された場合（ＮＯ）、終了（ステップＳ３５）
される。

【００５５】また、上記ステップＳ２４で小型受信機１
４，１５，１７がデジタル放送受信機１１と無線通信可
能な範囲内に存在すると判断された場合（ＹＥＳ）、Ｃ
ＰＵ２０は、ステップＳ２５で、その小型受信機１４，
１５，１７との無線通信開始処理を実行し、ステップＳ
２６で、ダウンロードデータを無線により小型受信機１
４，１５，１７に転送する。

【００５６】一方、上記ステップＳ２２で小型受信機１
４，１５，１７がデジタル放送受信機１１に対して無線
通信可能に接続されていないと判断された場合（Ｎ
Ｏ）、または、上記ステップＳ２３でデジタル放送受信
機１１から小型受信機１４，１５，１７へのダウンロー
ドデータの転送処理が自動に設定されていないと判断さ
れた場合（ＮＯ）、ＣＰＵ２０は、ステップＳ２７で、
ダウンロードデータ取得済みの旨をモニタ２３に提示す
る処理を実行した後、ステップＳ２８で、デジタル放送
受信機１１がダウンロードデータを転送すべき小型受信
機１４，１５，１７とどのような通信手段で接続されて
いるかを判別する。

【００５７】そして、通信手段が無線であると判断され
た場合、ＣＰＵ２０は、上記ステップＳ２５の処理に移
行される。また、通信手段がケーブルであると判断され
た場合、ＣＰＵ２０は、ステップＳ２９で、小型受信機
１４，１５，１７とのケーブル接続準備指示を発生した
後、ステップＳ３０で、ダウンロードデータをケーブル
により小型受信機１４，１５，１７に転送する。

【００５８】さらに、通信手段が外部記憶メディア１６
であると判断された場合、ＣＰＵ２０は、ステップＳ３
１で、外部記憶メディア１６を装着する指示を発生した
後、ステップＳ３２で、ダウンロードデータを外部記憶
メディア１６に転送する。そして、上記ステップＳ２
６，Ｓ３０，Ｓ３２の後、ＣＰＵ２０は、ステップＳ３
３で、ダウンロードデータ転送完了処理を行ない、終了
（ステップＳ３５）される。

【００５９】上記した実施の形態によれば、１３セグメ
ント放送を受信可能なデジタル放送受信機１１に、１ま
たは３セグメント放送を受信可能な小型受信機１４，１
５，１７の機器情報を登録しておき、デジタル放送受信
機１１が小型受信機１４，１５，１７に代わってダウン
ロードデータの取得を行ない、無線通信、ケーブル通信
または外部記憶メディア１６を用いて対応する小型受信
機１４，１５，１７に、ダウンロードデータを転送する
ようにしている。

【００６０】このため、伝送帯域が１または３セグメン
トと狭い小型受信機１４，１５，１７に対しても、ダウ
ンロードデータを短時間で転送することが可能となり、
データダウンロードを安定に実行することができる。

【００６１】なお、この発明は上記した実施の形態に限
定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施することができる。

【００６２】

【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
伝送帯域の狭い小型受信機に対するデータダウンロード
を安定に実行し得る極めて良好なデジタル放送受信装置
及びデータダウンロード方法を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の実施の形態を示すもので、デジタル
放送受信機と小型受信機との関係を説明するために示す
図。

【図２】同実施の形態におけるデジタル放送受信機の詳
細な構成を説明するために示すブロック構成図。

【図３】同実施の形態における小型受信機の詳細な構成
を説明するために示すブロック構成図。

【図４】同実施の形態におけるデジタル放送受信機がダ
ウンロードデータを取得する動作を説明するために示す
フローチャート。

【図５】同実施の形態におけるデジタル放送受信機が小
型受信機にダウンロードデータを転送する動作を説明す
るために示すフローチャート。

【符号の説明】

１１…デジタル放送受信機、 １２…衛星、 １３…放送アンテナ、 １４…小型受信機、 １５…小型受信機、 １６…外部記憶メディア、 １７…小型受信機、 １８…アンテナ、 １９…選局回路、 ２０…ＣＰＵ、 ２１…復調回路、 ２２…映像処理回路、 ２３…モニタ、 ２４…リモートコントローラ受信部、 ２５…記憶部、 ２６…データ抽出回路、 ２７…無線通信送受信部、 ２８…外部接続コネクタ、 ２９…装着部、 ３０…アンテナ、 ３１…選局回路、 ３２…ＣＰＵ、 ３３…復調回路、 ３４…映像処理回路、 ３５…モニタ、 ３６…リモートコントローラ受信部、 ３７…記憶部、 ３８…データ抽出回路、 ３９…外部接続コネクタ、 ４０…無線通信送受信部、 ４１…装着部。

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 デジタル放送されるダウンロードデータ
   を受信してデータダウンロードを行なう受信機の機器情
   報を登録する登録手段と、 この登録手段で機器情報が登録された前記受信機に対し
   てデジタル放送された前記ダウンロードデータを取得し
   て蓄積する取得手段と、 この取得手段で蓄積された前記ダウンロードデータを、
   前記受信機に転送する転送手段とを具備してなることを
   特徴とするデジタル放送受信装置。
2. 【請求項２】 前記取得手段は、前記登録手段で機器情
   報画登録された前記受信機に対するダウンロード告知情
   報を監視し、このダウンロード告知情報に付記されるダ
   ウンロードスケジュールに基づいて、取得すべきダウン
   ロードデータを決定することを特徴とする請求項１記載
   のデジタル放送受信装置。
3. 【請求項３】 前記転送手段は、前記取得手段で蓄積さ
   れた前記ダウンロードデータを、無線通信により前記受
   信機に転送することを特徴とする請求項１記載のデジタ
   ル放送受信装置。
4. 【請求項４】 前記転送手段は、前記取得手段で蓄積さ
   れた前記ダウンロードデータを、ケーブル接続により前
   記受信機に転送することを特徴とする請求項１記載のデ
   ジタル放送受信装置。
5. 【請求項５】 前記転送手段は、前記取得手段で蓄積さ
   れた前記ダウンロードデータを、外部記憶メディアを介
   して前記受信機に転送することを特徴とする請求項１記
   載のデジタル放送受信装置。
6. 【請求項６】 デジタル放送を受信可能な第１及び第２
   の受信機を備えたデジタル放送受信システムにおいて、 前記第１の受信機に前記第２の受信機の機器情報を登録
   する登録工程と、 この登録工程で機器情報が登録された前記第２の受信機
   に対してデジタル放送されたダウンロードデータを、前
   記第１の受信機に取得させて蓄積させる取得工程と、 この取得工程で前記第１の受信機に蓄積された前記ダウ
   ンロードデータを、前記第２の受信機に転送する転送工
   程とを有することを特徴とするデータダウンロード方
   法。
7. 【請求項７】 前記取得工程は、前記登録工程で機器情
   報が登録された前記第２の受信機に対するダウンロード
   告知情報を監視し、このダウンロード告知情報に付記さ
   れるダウンロードスケジュールに基づいて、前記第１の
   受信機が取得するダウンロードデータを決定することを
   特徴とする請求項６記載のデータダウンロード方法。
8. 【請求項８】 前記転送工程は、前記取得工程で前記第
   １の受信機に蓄積された前記ダウンロードデータを、無
   線通信により前記第２の受信機に転送することを特徴と
   する請求項６記載のデータダウンロード方法。
9. 【請求項９】 前記転送工程は、前記取得工程で前記第
   １の受信機に蓄積された前記ダウンロードデータを、ケ
   ーブル接続により前記第２の受信機に転送することを特
   徴とする請求項６記載のデータダウンロード方法。
10. 【請求項１０】 前記転送工程は、前記取得工程で前記
    第１の受信機に蓄積された前記ダウンロードデータを、
    外部記憶メディアを介して前記第２の受信機に転送する
    ことを特徴とする請求項６記載のデータダウンロード方
    法。