JP2003036679A - 内容アドレス・メモリ - Google Patents

内容アドレス・メモリ

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JP2003036679A JP2002157107A JP2002157107A JP2003036679A JP 2003036679 A JP2003036679 A JP 2003036679A JP 2002157107 A JP2002157107 A JP 2002157107A JP 2002157107 A JP2002157107 A JP 2002157107A JP 2003036679 A JP2003036679 A JP 2003036679A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 内容アドレス・メモリ(CAM)において、
省電力と高速化を実現する。 【解決手段】 カスケード接続可能なモジュール構造の
CAMブロック201に基づく拡張可能なCAMアレイ
とASIC互換CAMアーキテクチャを提供する。各C
AMブロック201は、CAMエントリの一致線セグメ
ントを備えたサブエントリ110を備えている。各CA
Mブロックの出力OUTは、組み合わせ論理ゲート21
1がゲートする一致線MLセグメントの論理電位レベル
と同じである。各サブエントリ110の構造は、容量値
の小さな短い一致線ML(すなわち一致ML線セグメン
ト)を備えた短いCAMエントリの構造と同じである。
各CAMブロック201は、次のCAMブロック中のサ
ブエントリにおけるCAM検索を有効にしたり禁止した
りしうる信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に内容アドレ
ス・メモリ(content addressable memory: CAM)デ
バイスに関し、特に、次のサブエントリのCAM検索動
作を有効にするように適合した一致有効出力を備えたサ
ブエントリをカスケード接続した複数のサブエントリを
備えたCAM回路の設計と使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】内容アドレス・メモリ(CAM)とは、
CAMエントリと呼ばれる複数の場所に格納されたリス
ト・ベースのデータの検索を高速に実行しうるように適
合したデバイスのことである。各CAMエントリは、複
数のCAMセルにデータのワード(すなわち複数の2値
ビットまたは3値ビット)を格納するとともに、通常は
被比較バッファに格納される外部供給の被比較ワードと
の比較を実行する回路を備えている。
【0003】関連技術に係る多くのCAM回路では、所
定のCAMエントリのすべてのCAMセルが、同じ一致
線(ML)に直接に結合されているとともに、単一の分
散一致線パス・ゲート(すなわち当該一致線のCAMエ
ントリ中のすべてのCAMセルのすべてのXNOR回路
の総体)を共有している。この一致線パス・ゲートは、
一致線と論理“L”電位レベルとの間に接続されてお
り、論理比較機能を実行する。
【0004】CAMエントリの一致線は、CMLなる容量
値を有する単一のキャパシタとして機能し、各検索の前
に論理“H”電位レベル(たとえばVdd)まで(たと
えばプリチャージ・トランジスタを通じて)プリチャー
ジされる。各一致線上で観察されうる状態変化は、「ミ
ス(MISS)」である(「ミス」とは、「ヒット(HIT)」
とも呼ばれる「一致(MATCH)」の論理的反対状態のこと
である。「一致」の場合、一致線は論理“H”電位レベ
ルのままである)。この結果、一致線電位は、一致線パ
ス・ゲートを通じてプリチャージの“H”電位から
“L”電位まで降下する(すなわち接地電位に向かって
放電する)。
【0005】関連技術のCAMアレイでは、一般に、各
CAMエントリに格納可能な2値ワードのサイズ(すな
わち幅X)が増大するのに比例して、各CAMエントリ
の一致線の容量値(CML)が増大する。したがって、関
連技術においては、一致センス用ハードウェアの設計者
は、大きくなる可能性があるとともにエントリ幅に依存
する容量値を有する一致線上のますます小さくなるとと
もにますます遅くなる電圧変化を信頼性よく検出しなけ
ればならない、という課題に直面している。正確な一致
検出には、「一致」エントリの特性と「ミス」エントリ
の特性とを区別する回路が必要である(「一致」エント
リ」とは現在印加されている被比較データと全面的に一
致するデータを格納しているCAMエントリのことであ
り、「ミス」エントリとは現在印加されている被比較デ
ータと一致しないデータを格納しているCAMエントリ
のことである)。その際、一致しないデータ・ビット
は、たった1つしか許されない(すなわち、不一致の場
合に一致線キャパシタを放電して“L”電位にするのに
使う導電枝部を一致線パス・ゲート中に1つしか備えて
いない)。一致線の容量値(CML)が大きくなるほど、
「ミス」エントリの場合における放電に時間がかかるよ
うになるので、より長い検出期間が必要になる。このた
め、一般に、特定のCAMエントリ幅用に最適化したセ
ンス回路を特製する必要がある。この結果、関連技術の
CAM回路は、拡張するのが容易ではない。したがっ
て、CAMエントリが大きくなると、一致センス用ハー
ドウェアの設計者にとって課題が大きくなる。この課題
には、検索頻度を最大にしながら、信頼できるストロー
ブ・プロトコルを規定すること、および、信頼できる
「一致」(すなわち「ヒット」)出力信号を駆動するの
に必要なセンス裕度を規定することがある。一致線を1
本備えたCAMエントリでは、同時には1つの検索しか
実行できないから、一般に、CAM検索動作の最大頻度
は、CAMエントリ幅が増大するのにつれて低下する。
【0006】キャパシタ(たとえば一致線)が完全に放
電するときに消費するエネルギー(ECAP )は、(1/
2)CVcap 2に等しい。ただし、Cは容量値、Vcap
キャパシタ両端の電圧である。したがって、一致線が1
本のシステムでは、1回の検索ごとに各「ミス」によっ
て消費されるエネルギー(たとえばEMISS=ECAP
は、CAMエントリに格納可能なワードのサイズ(ビッ
ト数)に比例して増大する。それゆえ、CAMエントリ
の幅が広くなると、一致線に付随する容量値が大きくな
るので、検索動作中の消費電力が多くなるから、検索頻
度が低下する。
【0007】イントラネットとインターネットが爆発的
に普及するとともに、その速度がますます速くなるのつ
れて、より大きく、より速く、よりエネルギー効率の良
いCAM回路が求められるようになってきた。関連技術
の大きなCAMメモリ・アレイは、検索動作の実行中に
数ワットの電力を消費する。したがって、CAMアレイ
のエントリ幅を増大させても、電力を余分に消費せず、
および/または、CAM検索頻度が余り低下しないのが
望ましい。(「Aおよび/またはB」は「AおよびB、
A、またはB」を表わす。)上述した点から、より幅の
広いCAM回路を実装(implement)する際における回路
設計者の負担を軽減するために、拡張可能なCAMアー
キテクチャ(たとえばデータ・ワード幅拡張可能なCA
M回路アーキテクチャ)が求められている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、関連技術の問
題点と限界を解決するために、CAMブロックに基づく
カスケード接続可能なCAMサブエントリ・アーキテク
チャと、CAMブロック中の一致線セグメントをゲート
する複数の典型的な回路と、これらのCAMブロックを
選択し組み合わせて省電力および/または高性能を実現
する方法を提供する。(以下では、CAMブロックを単
にブロック、CAMサブエントリを単にサブエントリと
もいう。)
【0009】望ましい点を挙げると、次のとおりであ
る。 (1)幅広のCAMアレイが動作中に最小のエネルギー
しか消費しない。 (2)幅広のCAMアレイが高速でおよび/または高C
AM検索頻度で動作する。 (3)各CAM検索によって一致/ヒット出力が信頼性
よく生成されるのは、CAMエントリが「一致」ワード
を格納している場合だけである。したがって、本発明の
第1の側面は、2値の第1のブロック入力、2値の第1
のブロック出力、および、第1のサブエントリを備えた
内容アドレス・メモリ(CAM)デバイスを提供するも
のである。このデバイスは、2値の第1のブロック入力
および2値の第1のブロック出力と、少なくとも1つの
CAMセルを備えた第1のサブエントリであって、該第
1のサブエントリ中の各CAMセルが第1の一致線セグ
メントおよび第1の検索有効線セグメントに接続されて
いる、第1のサブエントリと、2値の第1のゲート入力
および2値の第1のゲート出力を備えた第1の組み合わ
せ論理ゲートであって、前記第1のゲート入力が前記第
1の一致線セグメントであり、前記第1のゲート出力が
前記第1のブロック出力である、第1の組み合わせ論理
ゲートとを備えた第1のCAMブロックであって、前記
2値の第1のブロック入力に所定の2値の論理電位レベ
ルが印加された場合にだけ、前記第1のサブエントリで
CAM比較を実行し、前記第1のサブエントリが「一
致」サブエントリである場合に、前記第1のブロック出
力が前記所定の2値論理電位レベルをアサート(asser
t) する第1のCAMブロックを備えている。(「一
致」サブエントリとは、現在印加されている被比較デー
タと全面的に一致するデータを格納している〔CAM〕
サブエントリのことである。)
【0010】本発明の第2の側面は、複数のCAMエン
トリを備えた内容アドレス・メモリ・アレイを提供する
ものである。このアレイは、複数のCAMエントリであ
って、各CAMエントリは第1のサブエントリ、第2の
サブエントリ、および、第3のサブエントリに分割され
ており、前記第1のサブエントリ、前記第2のサブエン
トリ、および、前記第3のサブエントリの各々が第1の
一致線セグメント、第2の一致線セグメント、および、
第3の一致線セグメントを備えた、複数のCAMエント
リを備えている。前記第1の一致線セグメントが第1の
組み合わせ論理ゲートを通じて前記第2の一致線セグメ
ントに論理的に接続されており、前記第2の一致線セグ
メントが第2の組み合わせ論理ゲートを通じて前記第3
の一致線セグメントに論理的に接続されている。
【0011】本発明の第3の側面は、たとえば、CAM
アレイに論理的に接続されたディジタル・プロセッサを
備えた、コンピュータやネットワーク・ルータなどのデ
ィジタル・システムを提供するものである。このCAM
アレイは、本発明の上述した側面におけるようなカスケ
ード接続されたCAMブロックを備えている。
【0012】本発明の第4の側面は、本発明によるCA
Mブロック中のデバイスを記述するとともに、本発明に
よるCAMブロック中のデバイス間の相互接続を記述す
る電気規則を備えたASICライブラリ要素から成るA
SICライブラリを提供するものである。
【0013】本発明の第5の側面は、CAMエントリで
CAM比較を実行する方法を提供するものである。この
方法は、2値の第1のブロック入力、2値の第1のブロ
ック出力、および、前記第1のブロック入力および前記
第1のブロック出力に論理的に接続された第1のCAM
セルを備えた第1のCAMブロックを準備するステップ
と、前記2値の第1のブロック入力に所定の2値の論理
電位レベルが印加された場合にだけ、前記第1のCAM
セルでCAM比較を実行するステップと、前記2値の第
1のブロック入力に前記所定の2値の論理電位レベルが
印加された場合にだけ、前記第1のブロック出力におい
て前記所定の2値の論理電位レベルをアサートするステ
ップとを備えている。
【0014】本発明の第6の側面は、第1のサブエント
リと第2のサブエントリを備えたCAMエントリでCA
M比較を実行する方法を提供するものである。この方法
は、2値の第1のブロック入力、2値の第1のブロック
出力、および、前記第1のサブエントリを備えた第1の
CAMブロックを準備するステップと、前記2値の第1
のブロック入力に所定の2値の論理電位レベルが印加さ
れた場合にだけ、前記第1のサブエントリでCAM比較
を実行するステップと、前記第1のサブエントリでの前
記CAM比較によって「一致」サブエントリを検出した
場合、前記第1のブロック出力において前記所定の2値
の論理電位レベルをアサートするステップと、2値の第
2のブロック入力および2値の第2のブロック出力を備
えた第2のCAMブロックであって、前記第1のブロッ
ク出力が前記第2のブロック入力であり、前記第2のC
AMブロックが前記第2のサブエントリを備えている、
第2のCAMブロックを準備するステップと、前記2値
の第2のブロック入力に前記所定の2値の論理電位レベ
ルが印加された場合にだけ、前記第2のサブエントリで
CAM比較を実行するステップと、前記第2のサブエン
トリでの前記CAM比較によって「一致」サブエントリ
を検出した場合、前記第2のブロック出力において前記
所定の2値の論理電位レベルをアサートするステップと
を備えている。
【0015】各CAMブロックは、サブエントリ、一致
線セグメント、および、CAM検索タイミングとCAM
ブロック出力を制御する一致線検知・ゲート回路(たと
えばANDゲート)を備えている。複数のCAMブロッ
クがカスケード接続されており(すなわち直列に接続さ
れており)、各CAMブロックの出力が次のCAMブロ
ックの入力として機能するようにされている。あるサブ
エントリを含む各CAMブロックの出力は、次のサブエ
ントリを含む別のCAMブロックの入力と直列に接続さ
れている。これにより、任意の所望の幅の大きなCAM
エントリを生成することができる。(2番目以降の)所
定のサブエントリを被比較部の対応する部分と比較する
のは、先行するサブエントリが被比較部の対応する部分
に関して「一致」サブエントリであった場合だけであ
る。
【0016】各サブエントリは、基本的に短いCAMエ
ントリであり、比較的容量値の小さな対応するように短
い一致線(すなわち一致線セグメント)を備えている。
各CAMエントリは、複数のサブエントリ、したがって
複数の一致線セグメントを備えている。各CAMブロッ
クは、検索有効入力と出力とを備えている。複数のCA
Mブロックは、カスケード接続されている(すなわち直
列に接続されている)。したがって、各CAMブロック
の出力は、次のCAMブロックの入力として機能する。
この入力は、CAMブロックに含まれるCAMサブエン
トリ内のCAM比較機能を禁止したり有効にしたりす
る。各CAMブロックは、当該CAMブロックに含まれ
るCAMエントリの部分におけるCAM検索比較の結果
を表示する出力も備えている。
【0017】所定のCAMエントリ中の複数の一致線
(ML)セグメントの各々は、対応するサブエントリ中
のCAMセル中の対応する比較回路(たとえばXNOR
機能)に直接に接続されているとともに、さらに(組み
合わせ論理ゲート〔たとえばANDゲートまたはNAN
Dゲート〕を通じて)隣接する(すなわち次の)サブエ
ントリの一致線(ML)セグメントと検索有効線(S
E)に接続されている。あるCAMエントリに格納され
ているワードが被比較部と「一致」した場合、当該CA
Mエントリ中のすべてのサブエントリの一致線(ML)
セグメント上の電位を、プリチャージした論理“H”電
位レベルに維持する。したがって、各CAMブロックの
出力とCAMカスケードの「ヒット」出力線電位
(VHL)は、論理“H”(すなわち真)電位レベルにな
る。逆に、被比較部の対応するビットと「ミス」の(す
なわち論理的に一致しない)ビットを1つでも格納して
いるCAMエントリが存在すると、「ヒット」出力線電
位は、論理“L”(すなわち偽)電位レベルになる。当
業者にとって明白な点を挙げると、信号および構成要素
の電気極性(“H”と“L”、正と負)は、本発明の範
囲内で、回路の一部または全部において逆にしてもよ
い。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明は、各々が1つのCAMエ
ントリを備えた複数のCAMカスケードから成るCAM
アレイを提供する。各CAMカスケードは、直列接続さ
れた複数のCAMブロックから構成されている。各CA
Mブロックは、1つのCAMサブエントリ(すなわちC
AMエントリに格納されたビット群のサブセット〔部分
集合〕)を備えている。CAMサブエントリは、CAM
ブロックが検索可能になったときに、被比較部の対応す
る部分と比較される。各CAMブロック中のサブエント
リは、一致線(ML)セグメント、検索有効線(SE)
セグメント、および、CAMブロック中の「一致」サブ
エントリを検出するのに使用する論理ゲートを備えてい
る。各CAMブロックは、CAMブロックに備えられた
CAMサブエントリ中のCAM比較機能を禁止したり有
効にしたりする検索有効入力(IN)を備えている。各
CAMブロックは、当該CAMブロックに備えられたエ
ントリの一部(すなわちCAMサブエントリ)で実行し
たCAM検索比較の結果を表わす出力(OUT)も有す
る。各CAMブロックの出力(OUT)は、当該CAM
ブロックに関するとともにそれを含むCAM部分検索の
結果を表わしている。(以下では、慣例に従い、「入
力」を入力端子の意味でも用い、「出力」を出力端子の
意味でも用いる。)(対応するものを「物理的構成要素
名〔アーキテクチャ上の構成要素名〕」と表記すると、
CAMアレイ〔CAMアレイ〕はCAMカスケード〔C
AMエントリ〕から構成され、CAMカスケード〔CA
Mエントリ〕はCAMブロック〔CAMサブエントリ〕
から構成され、CAMブロック〔CAMサブエントリ〕
はCAMセル〔ビット〕から構成されている。)
【0019】各CAMサブエントリは、基本的に短いC
AMエントリであり、対応するように短い一致線セグメ
ントを備え、その容量値は比較的小さい。CAMアレイ
中の各CAMカスケードのCAMブロック群は、各CA
Mブロックの出力が次のCAMブロックの検索有効入力
として機能するようカスケード態様で接続されている。
【0020】本発明のCAMシステムにおける検索は、
CAMアレイ中の複数のサブエントリ(すなわち、より
幅広のCAMエントリ中のCAMセル群のサブセットを
含む小さなCAMエントリ)の各々と、外部供給の「被
比較部」の対応するビットとをカスケード態様で比較す
ることにより行なう。各CAMエントリは、複数のCA
Mサブエントリ、したがって複数の一致線セグメントを
備えている。CAMアレイ中のCAMセル群の各垂直列
は、被比較バッファに接続された1対の差動検索線(た
とえばSLTとその相補関係にあるSLC)を備えてい
る。各水平CAMエントリは、CAMアレイ中のすべて
のメモリ・セルに接続された「ワード線」に接続されて
いる。そして、水平CAMエントリ中の各メモリ・セル
には、ビット線が接続されている。ワード線とビット線
により、水平CAMエントリ中の各メモリ・セルに対し
てデータを読み書きすることが可能になる。
【0021】本発明の回路で使用するスイッチング・ト
ランジスタとしては、MOSFET(金属−酸化物−半
導体型電界効果トランジスタ)を用いることができる。
MOSFETは、ソース電極、ドレイン電極、これらの
電極間に形成される導電性チャネル、および、ゲート電
極を備えている。ゲート電極は、チャネルを制御して導
通(たとえばスイッチON)させたり不通(たとえばス
イッチOFF)にさせたりする。N型トランジスタは、
通常開(NO:ノーマリー・オン)スイッチとして機能
する。すなわち、N型トランジスタは、ゲート電極に論
理“H”電位レベルが印加されるまで、不通(すなわち
OFF)である。逆に、P型トランジスタは、通常閉
(NC:ノーマリー・クローズド)スイッチとして機能
する。すなわち、P型トランジスタは、ゲート電極に電
圧を印加しなくとも(すなわちゲート電極が論理“L”
状態で)導通しており、ゲート電極に論理“H”電位レ
ベルが印加されるまで導通し続ける。本発明の回路中の
各インバータは、N型トランジスタ上にP型トランジス
タを、互いのドレインを接続するように、積層して構成
されている。インバータの入力は、両トランジスタのゲ
ート電極から成る。インバータの反転出力は、共通ドレ
イン・ノードから成る。これらの事項は、当技術分野で
周知である。本発明の回路中の2入力ANDゲートは、
インバータによって出力を反転させた2入力NANDゲ
ートで構築することができる。2入力NANDゲート
は、2個のP型トランジスタと2個のN型トランジスタ
とを用い既存の方法で構築することができる。3入力A
NDゲートは、2個の2入力ANDゲート、または、イ
ンバータによって出力を反転させた3入力NANDゲー
ト、あるいは、当業者にとって公知の他の任意のトラン
ジスタ構成、によって構築することができる。
【0022】本発明の実施形態は、たとえば図1に示す
既存の2値SRAM CAMセルのような多くの既知の
CAMセルの回路形態(たとえば、2値/3値/グロー
バル・マスキングのCAMセル、SRAM/DRAM
CAMセル、NFET/PFET CAMセルなど)を
とりうる回路とその動作方法を提供するものである。
【0023】図1は、関連技術のCAMセル101を示
す図である。CAMセル101は、ワード線(WL)、
一致線(ML)、および検索有効線(SE)を通じて、
複数の他の同一のCAMセル101と接続して、関連技
術のCAMエントリを形成する。また、CAMセル10
1は、同じく、ワード線(WL)、一致線(ML)、お
よび検索有効線(SE)を通じて、複数の他の同一のC
AMセル101と接続して、本発明の実施形態による、
CAMブロック中のCAMサブエントリをも形成する。
複数のこのような関連技術のCAMエントリは、複数の
ビット線(たとえばBLTとBLC)と検索線(たとえ
ばSLTとSLC)を通じて、CAMアレイを形成す
る。また、複数のこのような本発明のCAMサブエント
リも、複数のビット線(たとえばBLTとBLC)と検
索線(たとえばSLTとSLC)を通じて、CAMアレ
イを形成する。図1に示すように、CAMセル101と
RAM(ランダム・アクセス・メモリ)記憶セル104
との相違点は、CAMセル101がRAM記憶セル10
4に比較論理回路(たとえばXNORパス・ゲート)を
付加して内容アドレス機能を実現している点である。C
AMセル101のCAM検索動作は、選択的に有効また
は無効にすることができる。それには、検索有効線(S
E)に論理“L”電位レベルまたは論理“H”電位レベ
ルをそれぞれ印加する。
【0024】本発明のCAMサブエントリの一致線パス
・ゲートは、(たとえばXNOR機能部中に設けられ
た)複数の並列パス・トランジスタから成る分散パス・
ゲートである。これらの並列パス・トランジスタを制御
するのは、検索線(たとえば「真」用のSLTとその相
補状態用のSLC)上に印加される被比較ビット(すな
わち印加される真状態〔True〕とその相補状態〔Comple
mented〕)と、複数のCAMセル101の各々のデータ
記憶セル(たとえば104)の論理状態とである。ここ
で、(a)現在印加されている被比較データと全面的に
一致するデータを格納しているCAMエントリ、CAM
サブエントリを、「『一致』エントリ」、「『一致』サ
ブエントリ」と表記する。そして、(b)現在印加され
ている被比較データと一致しないデータを格納している
CAMエントリ、CAMサブエントリを、「『ミス』エ
ントリ」、「『ミス』サブエントリ」と表記する。そう
すると、「一致」サブエントリでは、その一致線パス・
ゲートはOFF状態を維持する(すなわち不通のままで
ある)。したがって、(1)「一致」サブエントリのプ
リチャージした一致線セグメントの電位は、検索有効線
(SE)の電位を下げて論理“L”電位レベルにして
も、論理“H”電位レベルのままである。逆に、(2)
「ミス」サブエントリのプリチャージした一致線セグメ
ントの電位は、検索有効線(SE)の電位を下げて論理
“L”電位レベルにすると、論理“L”電位レベルまで
低下する。
【0025】図2は、上位CAMブロック210を1つ
だけ示す回路図である。上位CAMブロック210に
は、たとえば、図4、図5、図6、図7、図8、および
図9に示す下位CAMブロック201a、201b、2
01c、201d、および201eのうちの1つを用い
ることができる。図2に示すように、上位CAMブロッ
ク210は、CAMサブエントリ110を備えている。
CAMサブエントリ110は、一致線(ML)セグメン
トと検索有効線(SE)セグメントを通じて本発明の上
位ゲート回路210に接続されている。CAMブロック
201を初期化するには、入力線(IN)を論理“L”
電位レベルに保持する。CAMブロック201を初期化
すると、CAMブロック201の出力(OUT)は、論
理“L”電位レベルになる。一致線プリチャージ・トラ
ンジスタ(たとえばTPCH )を入力線(IN)で直接に
制御する実施形態では、入力線(IN)上の論理“L”
レベルの初期化電圧は、一致線(ML)セグメントがプ
リチャージ・トランジスタ(たとえばTPCH )を通じて
論理“H”電位レベルまでプリチャージされるのに十分
な時間継続させる必要がある。
【0026】入力線(IN)上の論理“L”レベルの初
期化電圧は、検索有効線(SE)セグメントをも論理
“H”電位レベルにプルアップする(なぜなら、IN信
号はインバータISEで反転されてSE線に印加され
る)。これにより、一致線(ML)セグメントが放電す
るのを防止することができるので、CAMサブエントリ
110が、(格納されているデータと検索線の状態とに
関係なく)CAM検索動作を行なうのを防止することが
できる。CAM検索機能は、検索有効線(SE)セグメ
ントの電位を下げて論理“L”電位レベルにするまで、
無効にされる(これにより、一致線〔ML〕セグメント
の放電を防止する)。検索有効線(SE)セグメントの
電位を下げて論理“L”電位レベルにするには、たとえ
ば、入力線(IN)の電位を上げて論理“H”電位レベ
ルにする。また、CAMブロック201の入力線(I
N)を組み合わせ論理ゲート211の出力有効(OE)
入力ノード/線に接続するゲート回路210を用いる実
施形態では、入力線(IN)上の論理“L”レベルの初
期化電圧は、組み合わせ論理ゲート211の通常の動作
によって、CAMブロック201の2値出力(OUT)
をも論理“L”電位レベルに保持する。組み合わせ論理
ゲート211としては、たとえば、図2、図4、図5、
図6、図7、および図9に示すANDゲートを用いるこ
とができる。ゲート回路210については、たとえば、
図4、図5、図6、図7、および図9のゲート回路を参
照されたい。上述したように、最初のCAMブロック
(たとえば図3の201−1)の入力線(IN)上の論
理“L”レベルの初期化電圧は、最初のCAMブロック
(たとえば図3の201−1)の出力線(OUT)の電
位を論理“L”レベルにする。これにより、次の(たと
えば2番目の)CAMブロック(たとえば図3の201
−2)の入力線(IN)に論理“L”電位レベルの初期
化電位が印加されることになる。上述の過程は、各々次
のCAMブロック(たとえば図3の201−3、・・
・、201−j)に対してカスケード状に繰り返され
る。その結果、CAMカスケード中のすべてのCAMブ
ロック(たとえば図3の201−1〜201−j)が初
期化される。
【0027】図2に示す上位CAMブロック201の機
能と動作、および、本発明の様々な下位CAMブロック
201の動作は、図3に示す上位CAMカスケード22
0を形成するj(jは整数)個の直列接続されたCAM
ブロック(たとえば、201−1、201−2、201
−3、・・・、201−j)の文脈で考えると理解しや
すくなる。各CAMブロック201(たとえば、201
−1、201−2、201−3、・・・、201−j)
は、CAMサブエントリ110中にW個のCAMセルの
サブセットを備えている。具体的には、所定のCAMブ
ロック201は、CAMサブエントリ110中にXi
(Xi は整数)個のCAMセル102を備えている。X
i 個のCAMセル102は、たとえば、CAMセル10
2−1、102−2、102−3、・・・、102−X
i である。ただし、Xi は、CAMカスケード220中
のj個のCAMサブエントリ中のi番目のCAMサブエ
ントリ(110−i)中のCAMセルの個数である。た
だし、iは、1≦i≦jを満たす整数である。CAMカ
スケード220は、全体で、二重に分割されたCAMエ
ントリのW個のCAMセルをすべて備えている。
【0028】本発明の一部の実施形態では、(Wビット
を有する格納データに対応する)合計W個のCAMセル
102を備えたCAMエントリの場合、j個のカスケー
ド接続されたCAMブロック中の各CAMブロックは、
等しい数(すなわちX=W/j)のCAMセル102を
備えている。あるいは、別の一部の実施形態では、ある
CAMブロック(たとえば最初および/または最後のC
AMブロック)が、1つのCAMブロック当りのCAM
セルの平均個数(すなわちW/j)よりも多い(または
少ない)個数のCAMセル102を備えている。本発明
のCAMブロック中の各CAMセル102には、図1に
示した101のような2値CAMセル、または、3値C
AMセル、あるいは、一致線(ML)と検索有効線(S
E)との間にパス・ゲートを配置するように適合した公
知の他の型のCAMセル(たとえば、2値/3値/グロ
ーバル・マスキングCAMセル、SRAM/DRAM
CAMセル、NFET/PFET CAMセル、など)
を用いることができる。
【0029】各CAMブロック210は、2値論理入力
(IN)ノード/線と2値論理出力(OUT)ノード/
線を備えている。各CAMブロック210(たとえば、
201−1、201−2、201−3、・・・、201
−(j−1))の出力(OUT)ノード/線は、同じC
AMカスケード220中の次のCAMブロック(たとえ
ば、それぞれ201−2、201−3、・・・、201
−j)の入力(IN)ノード/線に配線接続されてい
る。CAMカスケード220の最初のCAMブロック
(201−1)の入力(IN−1)ノード/線は、CA
Mカスケード220全体の主クロック入力ノード/線で
ある。また、CAMアレイに備えられた複数のCAMカ
スケード220の各々の最初のCAMブロック(201
−1)の入力(IN−1)ノード/線は、(図3および
図8に示すように)共通の主クロック線に配線接続され
ている。したがって、CAMアレイ中のすべてのCAM
カスケードを同期して初期化しかつ駆動することができ
る。
【0030】CAMカスケード220の最後のCAMブ
ロック(201−j)の出力(OUT−j)ノード/線
は、CAMカスケード220全体の論理的「ヒット」出
力ノード/線である。CAMカスケード220の「ヒッ
ト」出力ノード/線をCAMカスケード220全体中の
すべてのCAMセル(すなわちCAMエントリ全体)に
直接に配線接続する場合、CAMカスケード220の
「ヒット」出力ノード/線信号は、適当な時機にサンプ
リングすると、関連技術のCAMエントリの設計の場合
のように、一致線が1本の場合の一致線上の信号と論理
的に等価である。
【0031】各CAMブロック201の入力(IN)
は、CAMサブエントリ110の検索有効線(SE)セ
グメントの電位レベルを、(たとえば図2、図4、図
5、図6、および図7に示すインバータISEを通じて、
または、図9に示すインバータとして動作するNAND
ゲートを通じて)制御する。CAMブロック201の検
索有効線(SE)セグメントを論理“H”電位レベルに
保持すると(すなわち、CAMブロック201の入力
〔IN〕を論理“L”電位レベルに保持すると)、CA
Mサブエントリ110の一致線(ML)セグメントは、
一致線パス・ゲートを通じて(すなわち各CAMセル1
02中のXNOR機能部の枝部を通じて)、接地(すな
わち論理“L”電位レベル)に放電することはできな
い。このことは、当該CAMサブエントリ110に格納
されているワードが被比較部の対応するビットと不一致
であっても成り立つ。CAMブロック201の入力(I
N)が論理“L”電位レベルになると、CAMブロック
201中のCAMサブエントリ110の一致線(ML)
セグメントは、プリチャージ・トランジスタを通じて
“H”にプリチャージされたのち論理“H”電位レベル
に保持される。上記プリチャージ・トランジスタとして
は、たとえば、図2、図4、図5、図6、図7、および
図9に示すP型トランジスタTPCH 、または、図10に
示すN型トランジスタT PCH が挙げられる。(図示しな
い別の実施形態では、各一致線プリチャージ・トランジ
スタTPCH は、外部線によって制御する。この外部線
は、プリチャージ・トランジスタTPCH のゲート電極に
直接に接続するか、同じプリチャージ・トランジスタT
PCH または第2のプリチャージ・トランジスタのゲート
電極に間接的に接続する。)逆に、CAMブロック20
1の入力(IN)を論理“H”電位レベルに保持する
と、(そして、検索有効線〔SE〕セグメントを論理
“L”電位レベルに保持すると)、CAMサブエントリ
110の比較機能が有効になり、CAMサブエントリ1
10の一致線(ML)セグメントの電位は、CAMサブ
エントリ110に格納さているデータ・ビットが被比較
部の対応するビットと不一致か一致するかに応じて、接
地(すなわち検索有効線〔SE〕セグメントの電位レベ
ル)に向けて降下するか、論理“H”電位レベルを維持
するかする。
【0032】図2の上位ゲート回路210に示すよう
に、上位CAMブロック201の2値出力(OUT)
は、一致線(ML)セグメントの電位と出力有効(O
E)ノード/線の電位との論理的ANDをとったもので
ある。(上記上位CAMブロック201には、図4、図
5、図6、図7、および図9の210a、201b、2
01c、201d、および201eを含む複数の下位C
AMブロック201が含まれる。)したがって、上位ゲ
ート回路210中の出力有効(OE)ノード/線の電位
を論理“H”電位レベルにすると、上位CAMブロック
201の出力(OUT)は、当該上位CAMブロック2
01中のCAMサブエントリ110の一致線(ML)セ
グメントの論理値と同じになる。
【0033】それゆえ、検索有効線(SE)セグメント
を“L”に下げたのち、適当な時間(すなわち一致線遅
延時間TMD)が経過してから出力を有効にすると(すな
わちOE線の電位を“H”にすると)、CAMブロック
201の出力(OUT)は、CAMサブエントリ110
の一致線パス・ゲートの「真」論理状態と等しくなる。
(この一致線パス・ゲートの「真」論理状態は、一致線
〔ML〕セグメントの電位として検出される。)すなわ
ち、「一致」サブエントリの場合には“H”であり、
「ミス」(すなわち不一致)サブエントリの場合には
“L”である。上記適当な一致線遅延時間TMDは、不一
致のデータ・ワードを格納しているサブエントリの一致
線(ML)セグメントが、CAM検索比較の間に、その
プリチャージした論理“H”電位レベルから信頼性よく
検出可能な論理“L”電位レベルまで降下するのに要す
る最大時間以上である。後述するように、この最大降下
時間を規定するのは、不一致のビットをたった1つ含む
サブエントリの一致線(ML)セグメントの降下時間で
ある。この最大降下時間は、サブエントリ110の一致
線(ML)セグメントの一致線容量値(CML)とサブエ
ントリ110の一致線パス・ゲート中の1つの導通トラ
ンジスタ・スタックの抵抗値(R)とから算出すること
ができる。あるいは、当技術分野で周知のように、ソフ
トウェア・シミュレーションを実行する間に決めること
もできる。
【0034】下で詳述するように、本発明の別の様々な
実施形態では、一致線ゲート回路210中の出力有効
(OE)線/ノードは、様々な方法で時間制御すること
ができる。たとえば、図4に示す第1の実施形態201
aのように、出力有効(OE)線/ノードは、入力線
(IN)に直接に配線接続することができる。また、第
2の実施形態として、出力有効(OE)線/ノードは、
遅延要素を通じて入力線(IN)によって駆動してもよ
い。この遅延要素は、一連の長チャネル・インバータ群
として実装することができる。この遅延要素は、(図5
と図10のゲート回路210bと210fに示すよう
に)入力線(IN)が直接に駆動してもよいし、(図6
のゲート回路210cに示すように)検索有効インバー
タISEが直接に駆動してもよい。あるいは、第3の実施
形態として、CAMアレイのN個のCAMカスケード2
20の各々の中に設ける各ゲート回路210(たとえば
図8に示す210d−1、210d−2、210d−
3、・・・、210d−j)の出力有効(OE)線/ノ
ードは、図8に示すように、外部クロック信号(CK)
線(たとえば、CK−1、CK−2、CK−3、・・
・、CK−j)に配線接続してもよい。様々な他の内部
クロックや外部クロックを有する別の実施形態、あるい
は、様々な他の出力有効(OE)制御方式を備えた別の
実施形態は、本発明の範囲に属す。
【0035】本発明のCAMブロック201の多くの実
施形態は、幅広のCAMアレイにおけるCAM検索のエ
ネルギー消費を低減できる機能をサポートしている。こ
の種のCAMブロック201の実施形態としては、たと
えば、図5、図6、図7、図9、および図10に示すゲ
ート回路210b、210c、210d、210e、お
よび210fをそれぞれ含むCAMブロック201b、
201c、201d、201e、および201fがあ
る。この省エネルギー(以下、省電力ともいう)を達成
するには、各CAMカスケード220の第1のCAMブ
ロック(201−1)(図3参照)内のCAM検索と、
被比較部と比較して「一致」データを含むサブエントリ
(たとえば、110−1、110−2、・・・)を有す
る先行CAMブロック(たとえば、201−1、201
−2、・・・)の出力(たとえば、OUT−1、OUT
−2、・・・)に接続された入力(たとえば、IN−
2、IN−3、・・・、IN−j)を有する後行するC
AMブロック(たとえば、201−2、201−2、・
・・、201−j)内だけのCAM検索とを可能にする
ことにより行なう。したがって、最初のCAMブロック
201のサブエントリ110が不一致データを含む場
合、2番目のCAMブロックは評価しない。一般に、n
番目以降のCAMブロック201のサブエントリ110
が不一致データを含む場合、(n+1)番目以降のCA
Mブロックは評価しない(ただし、nは〔n<j〕を満
たす自然数)。それゆえ、(n+1)番目以降のCAM
ブロックの一致線(ML)セグメントは、“L”電位レ
ベルまで放電されない。この結果、省電力が実現する。
これが、CAMカスケード220中の各CAMブロック
201のANDした出力(OUT)によって同じCAM
カスケード220中の各々次のCAMブロック201内
のCAM検索動作を有効にしたり無効にしたりする機能
の手順である。また、CAMブロック201が備える一
致線(ML)セグメントが(CAMブロック201のサ
ブエントリ110に格納されているデータの不一致の場
合のように)論理“L”電位レベルまで降下するのに十
分な時間(たとえばTMD)が経過したのちにだけ、CA
Mブロック201の出力有効(OE)ノード/線を駆動
する(すなわち論理“H”電位レベルに引き上げる)実
施形態では、当該CAMブロック201の2値出力(O
UT)は、その時点で、CAMサブエントリ110の一
致線パス・ゲートの論理状態を表わす(すなわち、「一
致」サブエントリの場合には“H”〔不通〕であり、
「ミス」サブエントリの場合には“L”〔導通〕であ
る)。したがって、所定のCAMカスケード220中の
後続するCAMブロック201が有効になる(すなわ
ち、その入力線〔IN〕で検索有効の論理“H”電位レ
ベルをセンス〔検知〕する)のは、当該CAMカスケー
ド220中の先行するすべてのCAMブロック201が
「一致」サブエントリを含んでいるときにだけである。
それゆえ、一致線(ML)セグメントを放電する可能性
のあるCAM検索比較が有効になるCAMブロックは、
先行するCAMブロックのサブエントリで実行したCA
M比較の結果に基づいて「一致」エントリを含む可能性
のあるCAMカスケード220中のCAMブロックだけ
である。以上のように、(CAMカスケード220中の
最初のCAMブロックまたは先行する任意のCAMブロ
ックの内容に基づいて)不一致のデータ・ワードを含ん
でいることが判明した、CAMカスケード220中のサ
ブエントリの一致線(ML)セグメントの一致線キャパ
シタ(CML)の放電を防止する(すなわち有効にしな
い)ことにより、顕著な省エネルギーを達成することが
できる。
【0036】顕著な一致線省エネルギーとともに、より
速い検索速度をも実現することができる。それには、C
AMアレイ中の各CAMカスケード220の少なくとも
最初のブロック(図3の201−1参照)を省電力型の
CAMブロックで構成する。この省電力型のCAMブロ
ックとしては、たとえば、図5、図6、図7、図9、お
よび図10に示すゲート回路210b、210c、21
0d、210e、および210fのうちの1つを含むC
AMブロックが挙げられる。省電力型のCAMブロック
は、各CAMカスケード220の最初のCAMブロック
(201−1)と2番目のCAMブロック(201−
2)に用いることができるし、あるいは、もっと多くの
CAMブロックに用いてもよい。この場合、上記各CA
Mカスケード220は、当該CAMカスケード220の
残りのCAMブロック(たとえば、201−2、・・
・、201−j)用により速いCAMブロック(たとえ
ば、図4に示すゲート回路210aを含むCAMブロッ
ク)を複数個用いる。この混合構成では、CAMアレイ
中のすべての最初のCAMブロック(201−1)で
(すなわち、CAMアレイ中のすべてのCAMカスケー
ド220のすべての最初のCAMブロックのサブエント
リで)CAM検索比較を同時に実行することができる。
このCAM検索比較の同時実行は、CAMアレイ中のす
べての最初のCAMブロック(201−1)の入力(I
N)線で主クロック信号が“H”になったときに行な
う。しかし、不一致のサブエントリを含む最初のCAM
ブロック(201−1)を有するCAMカスケード22
0の後続するCAMブロック(たとえば、201−2、
201−3、・・・、201−j)においては、CAM
検索比較を実行しない。換言すると、CAMアレイのす
べての最初のCAMブロック(201−1)のサブエン
トリでCAM検索比較を実行したあとにCAM検索比較
を実行できるのは、印加された被比較部と比較して「一
致」サブエントリを含む最初のCAMブロック(201
−1)を有するCAMカスケード220においてだけで
ある。最初のCAMブロック(201−1)(すなわち
省電力型ブロック)のサブエントリ(110−1)に含
める、CAMカスケード220のエントリのデータ・ワ
ードのビット数は、当該CAMカスケード220の後続
するCAMブロックの各々に存在するビット数よりも多
くしてもよいし少なくしてもよい。概略次のことが言え
る。最初のサブエントリ(110−1)に含めるビット
数を多くするほど、CAMアレイの後続する一致線(M
L)セグメントのキャパシタが蓄えているエネルギーを
CAMアレイの動作中により多く節約することができ
る。逆に、最初のサブエントリ(110−1)に含める
ビット数を少なくするほど、最初の(省電力型)CAM
ブロック(201−1)はより速く動作することができ
る。また、(図5、図6、および図10に示すゲート回
路210b、210c、および210f中の)遅延要素
の遅延時間、または、(図7および図9に示すゲート回
路210dおよび210e中の)外部クロック信号(C
K−1)のタイミングは、最初のCAMブロック(20
1−1)の出力有効(OE)線を制御するものである
が、これらを微調整して性能速度を最適化することがで
きる。(検索有効線〔SE〕セグメントを駆動する)入
力線(IN)の電位上昇と、(一致線電位をサンプリン
グしてその論理値をCAMブロックの出力〔OUT〕に
印加する)出力有効(OE)線の電位上昇との間の時間
間隔を調整する(たとえば最小化する)ことにより、最
初のサブエントリ(110−1)の一致線電位(すなわ
ち最初のサブエントリ〔110−1〕の一致線〔ML〕
セグメントの電位)が最初のCAMブロック(201−
1)内のCAM比較の論理結果を信頼性よく示すように
なったら直ちに、各CAMカスケード220において最
初のCAMブロック(201−1)の出力(OUT)が
当該最初のCAMブロック(201−1)のCAM比較
の論理結果をアサートするようにすることができる。出
力有効(OE)線/ノードの電位を上昇させるこの適切
な時間は、最初のCAMブロック(201−1)のサブ
エントリ(110−1)中で不一致のビットが1つだけ
の場合に、最初のCAMブロック(201−1)のサブ
エントリ(110−1)の一致線(ML)が論理“L”
電位レベルまで放電するのに十分な時間が経過した直後
である。
【0037】CAMアレイ中の各CAMカスケード22
0の最初のCAMブロック(201−1)のCAMサブ
エントリ110(図3参照)で不一致が発生する確率
は、1−(1/2)P である。ただし、Pは、最初の
(省電力型の)CAMブロック(201−1)に格納さ
れているデータ・ワードのビット数である(すなわち、
P=Xi 、ただしi=1)。(この確率では、最初のC
AMブロック〔201−1〕のサブエントリ110に格
納されている各データ・ビットは他の格納ビットと互い
に無関係であり、また、このようなビットはランダムで
ある、と仮定している。この確率は、高めることができ
る。それには、格納データ・ワードの中から統計的に最
も一致しない〔または最も一致しないと予測される〕ビ
ットを最初のCAMサブエントリ〔110−1〕に割り
当てることである。)たとえば、P=4の場合、CAM
アレイ中の最初のCAMサブエントリ内で不一致が発生
する確率は、15/16である。(P=4の場合とは、
各CAMカスケード220中の最初のCAMブロック
〔201−1〕のCAMサブエントリに、CAMエント
リ/カスケード220全体に存在するW個のデータ・ビ
ットのうちの4個のデータ・ビットが含まれている場合
である。)この場合、CAMアレイ中の16個のCAM
カスケードのうち15個(すなわち16個のCAMエン
トリのうち15個)は、直ちに不一致になり、一致する
のは16個のうち1個だけである。不一致になる最初の
CAMブロック(201−1)を有する、16個のCA
Mカスケード220のうちの15個のCAMカスケード
220では、残りのCAMブロック(たとえば、201
−2、201−3、・・・、201−j)は、有効にな
らない。なぜなら、後続する各CAMブロック(たとえ
ば、201−2、201−3、・・・、201−j)の
入力線(IN)が始めの“L”電位レベルのままだから
である。したがって、16個のCAMカスケード220
のうち、このような15個のCAMカスケード220内
の後続する(2番目以降のCAMブロックの)一致線
(ML)は、プリチャージした“H”電位から放電する
ことはない。
【0038】このように設計したCAMアレイの省エネ
ルギー能力は、次に示すCAMアレイの実例を用いて説
明することができる。すなわち、1048576(すな
わち220)個のCAMエントリを備えたCAMアレイを
考える。(すなわち、N=1048576であり、この
CAMアレイは1048576個のCAMカスケード2
20を備えている)。各CAMエントリは、1024個
のデータ・ビットを格納している(すなわち、W=10
24である)。各CAMエントリは、64個のサブエン
トリに再分割されている(すなわち、j=64であ
る)。(最初のサブエントリを含む)各サブエントリ
は、等しい数(P=X=16)のビットを格納してい
る。以上のCAMアレイにおいて、最初のCAMブロッ
ク(すなわち省電力型CAMブロック)(201−1)
内で不一致が生じる確率は、1−(1/65536)で
ある(ただし、216=65536)。最初のCAMブロ
ック(201−1)内で不一致が生じるこの確率は9
9.99パーセント超であるから、1048576エン
トリのうちの1048560エントリ(が不一致である
こと)を表わしている〔すなわち、1048576×
(1−(1/65536))=1048560〕。した
がって、1048576個のCAMカスケード220の
うちの1048560個のCAMカスケード220で
は、最初の(16ビットの)CAMサブエントリ(11
0−1)だけで(すなわち最初のCAMブロック〔20
1−1〕内だけで)CAM比較を実行する。したがっ
て、1048560個の不一致のCAMカスケード22
0の後続するCAMブロック(たとえば、201−2、
201−3、・・・、201−64)内で行なうCAM
検索の間に放電する一致線(ML)セグメントは存在し
ない。したがって、本発明の実施形態に従って構築する
とともに動作する1M長×1024ビット幅のCAMア
レイが実行するCAM検索で消費する一致線キャパシタ
(CML)の放電エネルギーは、関連技術の1M長×16
ビット幅のCAMアレイと同程度である(すなわち、本
発明のエネルギー効率は、関連技術の64(=1024
÷16)倍である)。CAMエントリの幅か広くなるの
につれ、および/または、各CAMカスケードの最初の
CAMサブエントリ(110−1)の幅が広くなるのに
つれて、電力効率は、CAMアレイの幅に比例して増大
する。
【0039】本発明のこのようなCAMアレイの電力消
費は、(最初のCAMブロック〔201−1〕に加え)
各CAMカスケード220の2番目のCAMブロック
(201−2)、3番目のCAMブロック(201−
3)、・・・として省電力型のCAMブロックを用いる
ことにより、さらに低減させることができる。省電力型
のCAMブロックとしては、たとえば、図5、図6、図
7、図9、および図10に示すゲート回路210b、2
10c、210d、210e、および210fのうちの
1つを含むCAMブロックが挙げられる。
【0040】本発明のCAMアレイで省電力を実現でき
るのは、本発明のCAMブロック・アーキテクチャ(上
位CAMブロック201参照)から成るCAMカスケー
ド220の動作が、CAMサブエントリ(たとえば、1
10−1、110−2、110−3、・・・、110−
j)に接続された検索線(たとえば各CAMセル102
中のSLTとSLC)が各CAM検索比較の最後に特定
の論理電位レベルに戻ることを必要としないからであ
る。各CAM検索サイクルの間、(そして、検索有効線
〔SE〕セグメントが“L”に低下する前に)、検索線
(たとえばSLTとSLC)を固定したのち、評価中の
すべてのCAMサブエントリ110中の各CAMセル1
02の検索線のうちの少なくとも1つを論理“H”電位
レベルに固定する。CAM検索比較に従うCAMサブエ
ントリ110のすべての検索線の状態と無関係に、検索
有効線(SE)セグメントを論理“H”電位レベルに保
持したまま、当該CAMサブエントリ110の一致線
(ML)を初期化することができる。そして、このよう
な初期化の後では、論理“H”電位レベルにプリチャー
ジした一致線(ML)セグメントは、検索有効線(S
E)セグメントが論理“L”電位レベルに低下するまで
放電しない。したがって、本発明の実施形態では、検索
線(たとえばSLTとSLC)は、CAM検索サイクル
の終わりでそのままにしておいてかまわない。それゆ
え、特定の検索線が変化するのは、検索すべき次の被比
較部が当該検索線の変化を伴う場合だけである。したが
って、後続するCAM検索サイクルでは、被比較部の所
定のビットが(先行するCAM検索サイクルの被比較部
の当該ビットと比べて)変化しない場合には、当該特定
のビットに対応する検索線は変化しない。それゆえ、当
該検索線は、先行状態を維持し続ける。CAM比較を行
なわず一致線(ML)セグメントの放電がない場合に
は、検索線(たとえばSLTとSLC)を、他の目的に
も(たとえば、CAMセル101の記憶セル104に対
する読み書き用のビット線BLCおよびBLTとして
も)使用することができる。
【0041】図4は、高速なCAMブロック210aの
回路図である。CAMブロック210aが備えている一
致線ゲート回路210aは、CAM検索が有効になると
直ちに、CAMブロック210aの入力(IN)線の電
位を論理“H”電位に引き上げることにより、CAMブ
ロック210aの出力(OUT)を有効にしている。C
AMブロック210aは、図3に示すCAMカスケード
220の最初のCAMブロック(201−1)、2番目
のCAMブロック(201−2)、または、後続するC
AMブロック(たとえば、201−3、・・・、201
−j)として使用することができる。本発明の実施形態
に従って構築したCAMカスケード(図3参照)は、最
大CAM検索速度(すなわち頻度)に対して最適化する
ことができる。それには、図4のゲート回路210a
を、CAMアレイ中のすべてのCAMカスケード220
(図3参照)のすべてのCAMブロックで使用する(す
なわち、201a−1、201a−2、201a−3、
・・・、201a−j)。このような高速なCAMカス
ケード中のすべてのCAMブロック201aは、最初の
CAMブロック(201a−1)の入力(IN)ノード
/線の電位を論理“H”電位レベルに引き上げた直後
に、有効になる(すなわち、検索有効線〔SE〕の電位
が論理“L”電位レベルまで降下する)。この理由は、
最初のCAMブロックの入力(IN)線に印加される論
理“H”電位レベルは、最初のCAMブロックを通じて
次のCAMブロックの入力(IN)ノード/線へ、とい
う具合に、最後のCAMブロックの入力(IN)ノード
/線まですぐに(すなわち比較的短い伝搬時間TPD以内
に)伝搬するからである。したがって、このように高速
な各CAMカスケード220の「ヒット」出力(すなわ
ち最後のCAMブロック〔201a−j〕の出力〔OU
T〕線/ノード)は、最初のCAMブロック(201a
−1)の一致線(ML)セグメントが不一致の場合に
“L”電位レベルに降下するのに十分な時間(たとえば
MD)が経過したのち短時間で、CAMエントリ全体で
実行したCAM検索比較の論理結果を信頼性よくアサー
トすることができる。この比較的短い時間は、次の(j
−1)個のCAMブロック201aの各々を通過する伝
搬時間TPDの合計〔すなわち(j−1)*(TPD)〕
に、1つのCAMブロック201a中の一致線(ML)
セグメントが、不一致の場合に“L”電位レベルに降下
するのに十分な時間TMDを加えた時間にほぼ等しい。
(Wビット格納している)幅広のCAMカスケードで
は、この時間〔TMD+(j−1)*(TPD)〕は、関連
技術に従って構築した同じ幅(W)のCAMエントリの
たった1本の一致線の電位が不一致の場合に“L”電位
レベルに降下するのに要する時間よりもはるかに短い
(すなわち、本発明の方がはるかに速い)。このこと
は、関連技術に有利な、不一致のビットが1つしかない
「ミス」エントリの場合のCAM検索にも当てはまる。
(関連技術の、一致線がたった1本のCAMエントリと
比べて)、本発明のCAMカスケード220で達成でき
るCAM検索の削減時間は、検索すべきCAMエントリ
に格納されるデータ・ワードの幅Wが増大するのにつれ
て、大きくなる傾向がある。
【0042】表1は、同じ供給電圧で動作する同じCA
Mセル(図1参照)で構築した2つのCAM回路のコン
ピュータ・シミュレーションから抽出した実験結果であ
る。表1には、データと、次に示す2つの実験対象の間
のCAM検索時間の比較結果とが示されている。 (#1)関連技術に従って構築した、W個の2値ビット
を格納するとともに一致線が1本だけのCAMカスケー
ド。 (#2)本発明の実施形態に従って構築した、W個の2
値ビットを格納するとともに高速のCAMカスケード。
【0043】
【表1】
【0044】表1に示す結果から、次に示す事項が言え
る。 (a)本発明の実施形態に従って構築したCAMアレイ
で実行できるCAM検索の頻度は、同じ幅の関連技術
の、一致線が1本だけのCAMアレイよりも大きい。 (b)このCAM検索頻度における本発明の比較優位性
は、上記2つのCAMアレイに格納されるデータ・ワー
ドの幅Wが大きくなるほど、増大する。
【0045】CAMブロック201aの一致線ゲート回
路210aは、初期化時に(すなわちブロック入力〔I
N〕が“L”電位レベルに保持されているときに)CA
Mブロック201a内の一致線(ML)セグメントを
“H”電位レベルにプリチャージするP−FETトラン
ジスタ(TPCH )を備えている。一致線ゲート回路21
0aは、CAMブロック201aの入力(IN)線と検
索有効線(SE)セグメントとの間に検索有効インバー
タ(ISE)を備えており、これにより検索有効線(S
E)セグメントに正しい極性の電圧を供給している。し
たがって、論理ANDゲートの出力有効(OE)ノード
を出力有効電位レベルに保持したら(たとえばOEを
“H”にしたら)、検索有効線(SE)セグメントには
検索有効電位レベルを印加する(たとえばSEを“L”
にする)。逆に、初期化時に論理ANDゲートの出力有
効(OE)ノードを出力無効電位レベルに保持したら
(たとえばOEを“L”にしたら)、検索有効線(S
E)セグメントの電位は、検索無効電位レベルに保持す
る(たとえばSEを“H”にする)。
【0046】検索有効線(SE)セグメントを駆動する
検索有効インバータISEは、NFET−PFETスタッ
ク、または、当業者にとって公知の他の任意の等価なイ
ンバータ回路を用いて形成することができる。別の実施
形態では、インバータISEと図4のANDゲート内部の
インバータは、図10に示す別の実施形態の場合のよう
に、除去することができる。ANDゲートの代わりにN
ANDゲートを用い、プリチャージ・トランジスタT
PCH をNFETで実装することにより、一致線(ML)
をプリチャージする“H”電位レベルを完全供給電位
(Vcc)よりも低くすることができる。これにより、
本発明のCAMアレイの実施形態のエネルギー消費をさ
らに低減させることができる。
【0047】図5は、省電力型のCAMブロック201
bの回路図である。CAMブロック201bは、上述し
たように、本発明の省電力用のCAMカスケード220
(図3参照)中で用いることができる。図4のゲート回
路210aと対照的に、図5のゲート回路210bは、
ブロック入力(IN)ノード/線と論理ANDゲートの
出力有効(OE)ノードとの間に配置された遅延ブロッ
ク「遅延」を備えている。CAMブロック201b中の
「遅延」ブロックは、非反転遅延要素である。「遅延」
ブロックを備えることにより、CAMブロック201b
は、CAMブロック201b中のサブエントリのCAM
比較の結果(たとえば、「一致」サブエントリの場合、
MLは“H”のままである、など)に由来する一致線
(ML)セグメントの論理状態を、CAMブロック20
1bの出力(OUT)を通じてアサートすることが可能
になる。これは、CAMブロック201bの入力(I
N)ノード/線がブロック有効電位レベルに上昇したの
ち(たとえば、INが“H”に上昇したのち)、伝搬遅
延時間TD が経過したのちに可能になる。ブロック入力
(IN)に印加されるブロック有効電位レベル(たとえ
ば“H”)は検索有効インバータISEによって反転され
るので、検索有効線(SE)の電位は検索有効論理電位
まで降下する(たとえば、SEは“L”電位レベルまで
降下する)。これにより、CAMブロック201b中の
CAMサブエントリ110が不一致のデータを格納して
いる場合、一致線(ML)セグメントは、同じ“L”電
位まで降下することが可能になる。非反転「遅延」ブロ
ックの伝搬遅延時間TD がTMD(不一致の場合に一致線
〔ML〕セグメントが“L”電位レベルに降下する時
間)以上の場合、CAMブロック201bの出力(OU
T)線が“H”電位レベルに上昇するのは、CAMブロ
ック201bがその時点で印加されている被比較部に関
して「一致」サブエントリを含む場合だけである。した
がって、最初のCAMブロック(210b−1)の出力
(OUT−1)に接続された入力(IN−2)を有する
2番目のCAMブロック(201b−2)が有効になる
のは、最初のCAMブロック(210b−1)のサブエ
ントリ110が一致データを格納している場合だけであ
る。それゆえ、最初のCAMブロック(210b−1)
のサブエントリ110が不一致データを格納している
(「ミス」サブエントリの)場合、同じCAMカスケー
ド220(図3参照)中の後続するCAMブロック(た
とえば、201b−2、201b−3、・・・、201
b−j)中の一致線(ML)セグメントが放電すること
はない。したがって、CAMブロック210bは、図3
に示すCAMカスケード220の最初のCAMブロック
(201−1)、2番目のCAMブロック(201−
2)、または、後続するCAMブロック(たとえば、2
01−3、・・・、201−j)として用いて、省エネ
ルギーを実現することができる。
【0048】図6は、省電力型のCAMブロック201
cの回路図である。CAMブロック201cは、図3の
CAMカスケード220の少なくとも1つのCAMブロ
ック201として使用するものであり、図5に示したC
AMブロック201bと機能的に等価である。CAMブ
ロック201cは、一致線ゲート回路210cを備えて
いる。一致線ゲート回路210cは、CAMサブエント
リ110の検索有効線(SE)セグメントとANDゲー
トの出力有効(OE)ノードとの間に配置された反転
「遅延」ブロックを備えている。ゲート回路210cの
反転「遅延」ブロックの伝搬遅延時間TD は、ゲート回
路201bの非反転「遅延」ブロックの伝搬遅延時間よ
りも短くしてある。というのは、第1に、ゲート回路2
10cのインバータISEが有限の伝搬遅延を有するから
であり、第2に、ゲート回路210c中の容量性SE線
セグメントの電位の降下時間の方がCAMブロック20
1cの入力(IN)線の電位の上昇時間よりも長いから
である。本発明の一部の実施形態では、ゲート回路21
0cの反転「遅延」ブロックを、単一のインバータ、た
とえば長チャネルのCMOSインバータで実装してい
る。
【0049】図7は、CAMブロック201dの回路図
である。CAMブロック201dでは、一致線(ML)
セグメントの論理電位を、外部クロック信号(CK)が
制御する時間にCAMブロック201dの出力(OU
T)としてアサートする。CAMブロック201dは、
図3に示すCAMカスケード220の最初のCAMブロ
ック(201−1)、2番目のCAMブロック(201
−2)、または、後続するCAMブロック(たとえば、
201−3、・・・、201−j)として省エネルギー
用に使用することができる。この場合、CAMブロック
201dの入力(IN)線に検索有効電位(すなわち
“H”)を印加したのち、適切な遅延時間後に、クロッ
ク信号(CK)線に出力有効電位(すなわち“H”)を
印加する。あるいは、CAMブロック201dは、高速
CAMブロック(すなわち、CAMブロック201aの
機能的等価物)として使用することもできる。この場
合、CAMブロック201dの入力(IN)線に検索有
効電位(すなわち“H”)を印加するのと同時にあるい
はその直後に、クロック信号(CK)線に出力有効電位
(すなわち“H”)を印加する。以上のように、CAM
ブロック201dは、そしてCAMアレイ中の複数のC
AMブロック群201dは、(CAMブロック201a
のような)高速CAMブロックとして、あるいは、(C
AMブロック201b、201cのような)省電力型C
AMブロックとして構成し動的に制御することができ
る。
【0050】図8は、CAMアレイ330の回路図であ
る。CAMアレイ330は、複数のCAMカスケード
(たとえば、220−1、・・・、220−3、220
−N)から成る。各CAMカスケードは、図7のCAM
ブロック201dを複数個備えており、複数の外部クロ
ック信号(CK)線(CK−1、CK−2、・・・、C
K−j)を共用している。複数のCAMカスケード22
0の複数の第1のCAMブロック(201d−1)は、
第1列に配置されており、第1のクロック線(CK−
1)を共有するとともに、ビット線と検索線(図示せ
ず)をも共有している。同様に、複数のCAMカスケー
ド220の複数の第2のCAMブロック(201d−
2)は、第2列に配置されており、第2のクロック線
(CK−2)を共有するとともに、ビット線と検索線
(図示せず)をも共有している。
【0051】各クロック信号(CK)(たとえば、CK
−1、CK2、・・・、CK−j)は、別々のクロック
信号生成器(たとえば、CLOCK−1、CLOCK−
2、・・・、CLOCK−j)によって印加する。各ク
ロック信号生成器(たとえば、CLOCK−1、CLO
CK−2、・・・、CLOCK−j)は、主クロックへ
の第1の接続(250)と第2の接続(たとえば、26
0−1、260−2、260−3、・・・、260−
j)を備えている。主クロックは、システム・クロック
(図示せず)と同期していてもよいし非同期でもよい。
第1の接続(250)は直接接続であり、複数のすべて
のクロック信号生成器(たとえば、CLOCK−1、C
LOCK−2、・・・、CLOCK−j)は、主クロッ
クから同期信号を受信する。第2の接続(たとえば、2
60−1、260−2、260−3、・・・、260−
j)は主クロックへの間接接続であり、複数のクロック
信号生成器(たとえば、CLOCK−1、CLOCK−
2、・・・、CLOCK−j)の各々は、主クロックが
出す信号を異なる時間に検知する。複数のクロック信号
生成器(たとえば、CLOCK−1、CLOCK−2、
・・・、CLOCK−j)の各々は、各クロック信号生
成器が印加するクロック信号(CK)のタイミング・モ
ードを制御する省電力有効(PSE)入力を備えてい
る。CAMアレイ330中のCAMブロックの所定列
(たとえば、〔201d−1〕または〔201d−
2〕)中のすべてのCAMブロック201dは、(CA
Mブロック201aのように)高速CAMブロックとし
て、あるいは、(CAMブロック201bまたは201
cのように)省電力CAMブロックとして動作しうる。
どちらのCAMブロックとして動作するかは、当該列の
CAMブロック201dにクロック信号(CK)(たと
えば、CK−1、CK−2、・・・、CK−j)を供給
するクロック信号生成器(たとえば、CLOCK−1、
CLOCK−2、・・・、CLOCK−j)の省電力有
効(PSE)入力の2値論理状態によって決まる。各省
電力有効(PSE)入力は、高速ブロック・モードから
省電力ブロック・モードへ(あるいは、この逆に)独立
に、および/または、動的に切り替えることができる。
それには、CAMアレイ制御回路(図示せず)が当該省
電力有効(PSE)入力に印加する2値論理電位信号を
用いる。したがって、複数のCAMブロック201dか
ら成るCAMアレイ330は、高速CAMアレイ、省電
力幅広CAMアレイ、または、省電力機能付き高速幅広
CAMアレイとして動作させることができる。高速CA
Mアレイの場合には、たとえば、すべての列のCAMブ
ロック201dを、高速CAMブロック201aとして
動作するように構成する。省電力幅広CAMアレイの場
合には、たとえば、すべての列のCAMブロック201
dを、省電力CAMブロック201bまたは201cと
して動作するように構成する。省電力機能付き高速幅広
CAMアレイの場合には、たとえば、第1列のCAMブ
ロック(201d−1)、または、第1列と第2列のC
AMブロック(〔201d−1〕と〔201d−2〕)
を省電力CAMブロック201bまたは201cとして
構成し、後続するすべての列のCAMブロック(〔20
1d−2〕、201d−3、・・・、201d−j)を
高速CAMブロック201aとして動作するように構成
する。
【0052】CAMアレイ330中の各CAMブロック
201dが備えている外部クロック信号(CK)線(た
とえば、CK−1、CK−2、・・・、CK−j)によ
って、CAMアレイ330中のすべてのCAMブロック
201dを同時に初期化することも容易になる。CAM
アレイ330中のすべてのCAMブロック201dの同
時初期化は、すべてのクロック信号線(たとえば、主ク
ロック、および、CK−1、CK−2、・・・、CK−
j)に“L”電位を同時に印加することによって行な
う。このCAMアレイ330における同時初期化は、動
的に行なうこともできる。その場合、主クロックがブロ
ック初期化“L”電位レベルを印加している間に、すべ
てのクロック信号生成器(たとえば、CLOCK−1、
CLOCK−2、・・・、CLOCK−j)のPSE入
力を、CAMアレイ330中のすべての列のCAMブロ
ック201dが高速CAMブロックとして(すなわちC
AMブロック201aのように)(たとえば初期化中一
時的に)動作する構成となるように動的に設定する。
【0053】図9は、CAMブロック201eの回路図
である。CAMブロック201eは、図8に示すよう
に、外部クロック信号(CK)を有するCAMアレイ中
のすべてのCAMカスケード220中の少なくとも1つ
のCAMブロックとして使用するように適合している。
CAMブロック201eは、出力(OUT)と、CAM
ブロック201eの入力(IN)および外部クロック信
号(CK)が併合して有効にする内部CAM比較機能
(すなわち検索有効線〔SE〕セグメント)とを備えて
いる。検索有効線〔SE〕セグメントの電位も、外部ク
ロック信号(CK)が制御する(すなわちゲートす
る)。CAMブロック201eを使用することにより、
図8のCAMアレイ330のようなCAMアレイ中のす
べてのCAMブロックの同時初期化が容易になる。CA
Mブロック201eから成るCAMアレイ330の同時
初期化は、CAMブロック201dから成るCAMアレ
イの同時初期化よりもいくぶん速い。それは、CAMブ
ロック201eの回路では、検索有効線(SE)セグメ
ントを外部クロック信号(CK)によってより直接に制
御しているからである。
【0054】図10は、CAMブロック201fの回路
図である。CAMブロック201fは、図6のCAMブ
ロック201cと機能的に似ている。CAMブロック2
01fは、図3のCAMカスケード220の少なくとも
1つのCAMブロック201として使用することができ
る。図6のCAMブロック201c中のIN信号はアク
ティブ“H”であるけれども、図10のCAMブロック
201fのIN信号はアクティブ“L”である(「アク
ティブ“H”」とは論理“H”電位レベルが真を表わす
論理系であり、「アクティブ“L”」とは論理“L”電
位レベルが真を表わす論理系である)。したがって、図
6のCAMブロック201c中の一致線プリチャージ・
トランジスタTPCH がPFETであるのに対して、CA
Mブロック201fの一致線プリチャージ・トランジス
タTPCH はNFETである。上述したように、CAMブ
ロック201fの設計では、図6のCAMブロック20
1cが備えている検索有効インバータISEが除去されて
いるとともに、CAMブロック201cのANDゲート
がより簡易に実装できるNANDゲートで置き換えられ
ている。
【0055】図11は、図5と図6に示すCAMブロッ
ク中の検索有効入力(IN)信号とOE線上の出力有効
信号との間の典型的なタイミング関係(遅延)を示す図
である。論理ANDゲートの出力有効(OE)ノードの
電位は、ブロック入力(IN)の電位と出力有効(O
E)ノードの電位との間の伝搬遅延(すなわち、立ち上
がり信号遅延と立ち下がり信号遅延)によって決まる固
定時間間隔(または、別の実施形態では2つの異なった
固定時間間隔)で上昇し降下する。(CAMブロックの
出力を有効にする信号〔たとえばOEノードの立ち上が
り電位〕に対する)信号伝搬遅延は、TMD以上にする必
要がある。TMDとは、上で定義したように、不一致ビッ
トを1つだけ含むCAMサブエントリの一致線(ML)
の電位がプリチャージした“H”電位レベルから信頼性
よく検出可能な“L”電位レベルまで降下するのに要す
る最小の時間のことである。CAMブロックを初期化す
るとともにCAMブロックの出力を無効にする立ち下が
り電位の信号伝搬遅延(TID)は、TMD未満に短くでき
るし、最小化してCAMブロックの初期化を加速させる
こともできる。
【0056】図12は、図7に示すゲート回路210d
における入力(IN)信号と出力有効(OE)ノードで
の外部クロック信号(CK)との典型的なタイミング関
係を示すタイミング図である。CAMブロックの出力有
効(OE)線は、CAMブロックの入力(IN)線が立
ち上がったのち、適切な時間間隔であるTMD後に、立ち
上がらせる(したがって出力を有効にする)必要があ
る。しかし、「一致」サブエントリに起因して“H”出
力をアサートした場合には、CAMブロックの出力(O
UT)が、次のCAMブロックを有効にするのに十分な
時間経過した直後に、CAMブロックの出力有効(O
E)線を“L”に立ち下げてもよい(したがって、これ
によりCAMブロックの出力〔OUT〕を立ち下げて次
のCAMブロック201dを再初期化してもよい)。次
に示す場合には、所定のCAMブロックのOE線を
“L”に立ち下げてもよい。 (1)当該所定のCAMブロックの出力(OUT)が、
後続するCAMブロックの出力を有効にするのに十分な
時間次のCAMブロックの出力を有効にした場合。 (2)「ヒット」出力をアサートし(サンプリングしラ
ッチし)た場合。
【0057】図13は、本発明の実施形態により構築し
たCAMアレイ(たとえば図8に示すCAMアレイ33
0)を備えた代表的なディジタル・システムを示す図で
ある。このディジタル・システムは、ディジタル・ネッ
トワーク・ルータ、または、並列処理コンピュータ・シ
ステムを備えることができる。
【0058】本発明の諸側面は、本発明に係るCAMブ
ロックおよび/または本発明に係る一致線ゲート回路を
記述する電気規則を備えた本発明に係るASICライブ
ラリ要素から成るASICライブラリに組み入れること
ができる。本発明に係るASICライブラリ要素の電気
規則には、デバイス(たとえばトランジスタ、ANDゲ
ート、インバータなど)およびそれらの間の相互接続
(たとえば一致線セグメント、検索有効線セグメント、
2つのCAMブロック間のIN−OUT接続など)を記
載する。本発明に係るASICライブラリ要素の電気規
則は、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図
9、図10、および図13に示す回路図によって定義す
ることができる。本発明に係るASICライブラリ要素
の電気規則は、EDIF(Electronic Design Intercha
nge Format: 電子設計交換フォーマット)中に記載する
ことができる。当業者は、本発明に係るASICライブ
ラリ要素を用いて、上述したように様々なエントリ幅、
電力要件、および、性能(たとえば検索速度および/ま
たは検索頻度)を備えた本発明に係るCAMアレイを構
築することができる。
【0059】典型的な実施形態を参照して本発明を特に
示すとともに記述したけれども、当業者が理解しうるよ
うに、本発明の本旨と範囲のうちで、形状、配置、およ
び詳細において上述した変形および他の変形を行ないう
る。
【0060】まとめとして以下の事項を開示する。 (1)2値の第1のブロック入力および2値の第1のブ
ロック出力と、少なくとも1つのCAMセルを備えた第
1のサブエントリであって、該第1のサブエントリ中の
各CAMセルが第1の一致線セグメントおよび第1の検
索有効線セグメントに接続されている、第1のサブエン
トリと、2値の第1のゲート入力および2値の第1のゲ
ート出力を備えた第1の組み合わせ論理ゲートであっ
て、前記第1のゲート入力が前記第1の一致線セグメン
トであり、前記第1のゲート出力が前記第1のブロック
出力である、第1の組み合わせ論理ゲートとを備えた第
1のCAMブロックであって、前記2値の第1のブロッ
ク入力に所定の2値の論理電位レベルが印加された場合
にだけ、前記第1のサブエントリでCAM比較を実行
し、前記第1のサブエントリが「一致」サブエントリで
ある場合に、前記第1のブロック出力が前記所定の2値
論理電位レベルをアサートする第1のCAMブロックを
備えた内容アドレスメモリ(CAM)装置。 (2)さらに、2値の第2のブロック入力および2値の
第2のブロック出力と、少なくとも1つのCAMセルを
備えた第2のサブエントリであって、該第2のサブエン
トリ中の各CAMセルが第2の一致線セグメントおよび
第2の検索有効線セグメントに接続されている、第2の
サブエントリと、2値の第2のゲート入力および2値の
第2のゲート出力を備えた第2の組み合わせ論理ゲート
であって、前記第2のゲート入力が前記第2の一致線セ
グメントであり、前記第2のゲート出力が前記第2のブ
ロック出力である、第2の組み合わせ論理ゲートとを備
えた第2のCAMブロックであって、前記第1のブロッ
ク出力が前記第2のブロック入力である第2のCAMブ
ロックを備えた、上記(1)に記載の装置。 (3)さらに、2値の第3のブロック入力および2値の
第3のブロック出力と、少なくとも1つのCAMセルを
備えた第3のサブエントリであって、該第3のサブエン
トリ中の各CAMセルが第3の一致線セグメントおよび
第3の検索有効線セグメントに接続されている、第3の
サブエントリと、2値の第3のゲート入力および2値の
第3のゲート出力を備えた第3の組み合わせ論理ゲート
であって、前記第3のゲート入力が前記第3の一致線セ
グメントであり、前記第3のゲート出力が前記第3のブ
ロック出力である、第3の組み合わせ論理ゲートとを備
えた第3のCAMブロックであって、前記第2のブロッ
ク出力が前記第3のブロック入力である第3のCAMブ
ロックを備えた、上記(2)に記載の装置。 (4)前記第1の組み合わせ論理ゲートが、さらに、2
値の第1の出力有効入力を備え、前記第2の組み合わせ
論理ゲートが、さらに、2値の第2の出力有効入力を備
えている、上記(3)に記載の装置。 (5)前記第1のブロック入力が前記第1の出力有効入
力である、上記(4)に記載の装置。 (6)前記第2のブロック入力が前記第2の出力有効入
力である、上記(5)に記載の装置。 (7)前記第1のCAMブロックが、さらに、信号伝搬
遅延間隔、第1の遅延入力、および、第1の遅延出力を
備えた第1の遅延要素を備え、前記第1の出力有効入力
が前記第1の遅延出力である、上記(4)に記載の装
置。 (8)前記第1の遅延要素が非反転遅延要素であり、前
記第1のブロック入力が前記第1の遅延入力である、上
記(7)に記載の装置。 (9)前記第2のブロック入力が前記第2の出力有効入
力である、上記(8)に記載の装置。 (10)前記所定の2値の論理電位レベルが2値の
“H”電位レベルであり、前記第1の組み合わせ論理ゲ
ートがANDゲートであり、前記第2の組み合わせ論理
ゲートがANDゲートである、上記(4)に記載の装
置。 (11)複数のCAMエントリであって、各CAMエン
トリは第1のサブエントリ、第2のサブエントリ、およ
び、第3のサブエントリに分割されており、前記第1の
サブエントリ、前記第2のサブエントリ、および、前記
第3のサブエントリの各々が第1の一致線セグメント、
第2の一致線セグメント、および、第3の一致線セグメ
ントを備えた、複数のCAMエントリを備え、前記第1
の一致線セグメントが第1の組み合わせ論理ゲートを通
じて前記第2の一致線セグメントに論理的に接続されて
おり、前記第2の一致線セグメントが第2の組み合わせ
論理ゲートを通じて前記第3の一致線セグメントに論理
的に接続されている内容アドレス・メモリ・アレイ。 (12)前記第1の組み合わせ論理ゲートが、第1のゲ
ート入力および第1のゲート出力を備えたANDゲート
である、上記(11)に記載のアレイ。 (13)前記第1のゲート入力が前記第1の一致線セグ
メントである、上記(12)に記載のアレイ。 (14)前記第1のサブエントリ、前記第2のサブエン
トリ、および、前記第3のサブエントリの各々が、さら
に、第1の検索有効線セグメント、第2の検索有効線セ
グメント、および、第3の検索有効線セグメントをそれ
ぞれ備え、各検索有効線セグメントが、前記第1の一致
線セグメント、前記第2の一致線セグメント、および、
前記第3の一致線セグメント上の電位が放電するのを防
止するように適合している、上記(12)に記載のアレ
イ。 (15)前記第2の検索有効線セグメントが前記第1の
ゲート出力である、上記(14)に記載のアレイ。 (16)前記第3のゲート入力が前記第3の一致線セグ
メントであり、前記第3の検索有効線セグメントが前記
第2のゲート出力である、上記(15)に記載のアレ
イ。 (17)少なくとも1つのCAMブロックを備えたCA
Mエントリを複数個備えたCAMアレイに論理的に接続
されたディジタル・プロセッサを備えたディジタル・シ
ステムであって、各CAMブロックが、2値のブロック
入力および2値のブロック出力と、少なくとも1つのC
AMセルを備えたサブエントリであって、該サブエント
リ中の各CAMセルが一致線セグメントおよび検索有効
線セグメントに接続されている、サブエントリと、2値
のゲート入力および2値のゲート出力を備えた第1の組
み合わせ論理ゲートであって、前記ゲート入力が前記一
致線セグメントであり、前記ゲート出力が前記ブロック
出力である、第1の組み合わせ論理ゲートとを備え、前
記ブロック入力に所定の2値の論理電位レベルが印加さ
れた場合にだけ、前記サブエントリでCAM比較を実行
し、前記サブエントリが「一致」サブエントリである場
合に、前記ブロック出力が前記所定の2値論理電位レベ
ルをアサートするディジタル・システム。 (18)前記サブエントリが「一致」サブエントリであ
る場合にだけ、前記ブロック出力が前記所定の2値の論
理電位レベルをアサートする、上記(17)に記載のデ
ィジタル・システム。 (19)CAMブロック中のデバイスを記述するととも
に、CAMブロック中のデバイス間の相互接続を記述す
る電気規則を備えたASICライブラリ要素を備えたA
SICライブラリであって、前記CAMブロックが、2
値のブロック入力および2値のブロック出力と、少なく
とも1つのCAMセルを備えたサブエントリであって、
前記サブエントリ中の各CAMセルが一致線セグメント
および検索有効線セグメントに接続されている、サブエ
ントリと、2値のゲート入力および2値のゲート出力を
備えた組み合わせ論理ゲートであって、前記ゲート入力
が前記一致線セグメントであり、前記ゲート出力が前記
ブロック出力である、組み合わせ論理ゲートとを備えて
いる、ASICライブラリ。 (20)第1のCAMセルおよび第2のCAMセルを備
えたCAMエントリでCAM比較を実行する方法であっ
て、2値の第1のブロック入力、2値の第1のブロック
出力、ならびに、前記第1のブロック入力および前記第
1のブロック出力に論理的に接続された第1のCAMセ
ルを備えた第1のCAMブロックを準備するステップ
と、前記2値の第1のブロック入力に所定の2値の論理
電位レベルが印加された場合にだけ、前記第1のCAM
セルでCAM比較を実行するステップと、前記2値の第
1のブロック入力に前記所定の2値の論理電位レベルが
印加された場合にだけ、前記第1のブロック出力におい
て前記所定の2値の論理電位レベルをアサートするステ
ップと、2値の第2のブロック入力、2値の第2のブロ
ック出力、および、第2のCAMセルを備えた第2のC
AMブロックであって、前記第2のCAMセルが前記第
2のブロック入力と前記第2のブロック出力との間に論
理的に接続されており、前記第2のブロック入力が前記
第1のブロック出力である、第2のCAMブロックを準
備するステップと、前記第1のブロック出力に前記所定
の2値の論理電位レベルが印加された場合にだけ、前記
第2のCAMセルでCAM比較を実行するステップとを
備えた方法。 (21)さらに、前記第1のCAMセルが第1の被比較
ビットと一致するビットを格納し、前記第2のCAMセ
ルが第2の被比較ビットと一致するビットを格納してい
る場合にだけ、前記第2のブロック出力において前記所
定の2値の論理電位レベルをアサートするステップを備
えた、上記(20)に記載の方法。 (22)さらに、前記第1のCAMセルでCAM比較を
実行した場合にだけ、前記第1のブロック出力において
前記所定の2値の論理電位レベルをアサートするステッ
プを備えた、上記(20)に記載の方法。 (23)さらに、前記第1のCAMセルでのCAM比較
が完了した後にだけ、前記第1のブロック出力において
前記所定の2値の論理電位レベルをアサートするステッ
プを備えた、上記(21)に記載の方法。 (24)さらに、前記第1のCAMセルが、比較すべき
被比較ビットと一致するビットを格納している場合にだ
け、前記第1のブロック出力において前記所定の2値の
論理電位レベルをアサートするステップを備えた、上記
(22)に記載の方法。 (25)前記CAMブロックが、さらに、前記第1のC
AMセルを含む第1の複数のCAMセルを備えた第1の
サブエントリを備え、前記第1のサブエントリが「一
致」サブエントリである場合にだけ、前記第1のブロッ
ク出力が前記所定の2値の論理電位レベルをアサートす
る、上記(24)に記載の方法。 (26)前記所定の2値の論理電位レベルがディジタル
論理“H”電位レベルである、上記(25)に記載の方
法。 (27)前記第1のCAMブロックを準備するステップ
が、さらに、前記第1の複数のCAMセルの各CAMセ
ルを第1の一致線セグメントに接続するステップを備
え、前記第1の一致線セグメントが第1の組み合わせ論
理ゲートの論理入力であり、前記第1の組み合わせ論理
ゲートが2値の第1のゲート出力を備えており、前記第
1のゲート出力が前記2値の第1のブロック出力を駆動
する、上記(25)に記載の方法。 (28)前記第1の組み合わせ論理ゲートが論理AND
ゲートである、上記(27)に記載の方法。 (29)前記2値の第1のブロック入力が前記第1の組
み合わせ論理ゲートの別の論理入力に論理的に接続され
ている、上記(27)に記載の方法。 (30)CAMエントリでCAM比較を実行する方法で
あって、前記CAMエントリを、少なくとも1つのCA
Mセルを備えた第1のサブエントリと、少なくとも1つ
のCAMセルを備えた第2のサブエントリとに分割する
ステップと、2値の第1のブロック入力、2値の第1の
ブロック出力、および、前記第1のサブエントリを備え
た第1のCAMブロックを準備するステップと、前記2
値の第1のブロック入力に所定の2値の論理電位レベル
が印加された場合にだけ、前記第1のサブエントリでC
AM比較を実行するステップと、前記第1のサブエント
リでの前記CAM比較によって「一致」サブエントリを
検出した場合、前記第1のブロック出力において前記所
定の2値の論理電位レベルをアサートするステップと、
2値の第2のブロック入力および2値の第2のブロック
出力を備えた第2のCAMブロックであって、前記第1
のブロック出力が前記第2のブロック入力であり、前記
第2のCAMブロックが前記第2のサブエントリを備え
ている、第2のCAMブロックを準備するステップと、
前記2値の第2のブロック入力に前記所定の2値の論理
電位レベルが印加された場合にだけ、前記第2のサブエ
ントリでCAM比較を実行するステップと、前記第2の
サブエントリでの前記CAM比較によって「一致」サブ
エントリを検出した場合、前記第2のブロック出力にお
いて前記所定の2値の論理電位レベルをアサートするス
テップとを備えた方法。 (31)さらに、前記第1のサブエントリでの前記CA
M比較によって「一致」サブエントリを検出した場合に
だけ、前記第1のブロック出力において前記所定の2値
の論理電位レベルをアサートするステップを備えた、上
記(30)に記載の方法。 (32)前記第1のサブエントリでの前記CAM比較に
よって「一致」サブエントリを検出した場合にだけ、前
記第1のブロック出力において前記所定の2値の論理電
位レベルをアサートする前記ステップが、前記第1のブ
ロック入力と前記第1のブロック出力との間に遅延を準
備するステップを備えている、上記(31)に記載の方
法。 (33)さらに、前記第2のサブエントリでの前記CA
M比較によって「一致」サブエントリを検出した場合に
だけ、前記第2のブロック出力において前記所定の2値
の論理電位レベルをアサートするステップを備えた、上
記(32)に記載の方法。 (34)前記第2のサブエントリでの前記CAM比較に
よって「一致」サブエントリを検出した場合にだけ、前
記第2のブロック出力において前記所定の2値の論理電
位レベルをアサートする前記ステップが、前記第2のブ
ロック入力と前記第2のブロック出力との間に遅延を準
備するステップを備えている、上記(33)に記載の方
法。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一致線(ML)と検索有効線(SE)を備え
た、関連技術の内容アドレス・メモリ(CAM)セルの
回路図である。
【図2】 本発明の実施形態による、一致線セグメン
ト、検索有効線セグメント、検索有効入力、および、一
致線ゲート回路がアサートする出力を備えたCAMサブ
エントリを備えた、本発明に係る上位CAMブロックの
回路図である。
【図3】 各CAMブロックの出力が次のCAMブロッ
クの検索有効入力となり、最後のCAMブロックの出力
がCAMエントリ全体の論理「ヒット」出力になるよう
なカスケード態様で論理的に接続された、図2の複数の
上位CAMブロックを備えたCAMカスケードを示す図
である。
【図4】 図3のCAMカスケードの最初、2番目、そ
れ以降のCAMブロックとして使用するCAMブロック
であって、CAM検索比較が有効になった直後にCAM
ブロックの出力を有効にする一致線ゲート回路を備えた
第1のCAMブロックの回路図である。
【図5】 図3のCAMカスケードの少なくとも1つの
CAMブロックとして使用するCAMブロックであっ
て、出力を遅延させる遅延要素を備えた一致線ゲート回
路を備えた第2のCAMブロックの回路図である。
【図6】 図3のCAMカスケードの少なくとも1つの
CAMブロックとして使用するCAMブロックであっ
て、出力を遅延させる遅延要素を備えた、図5に示すC
AMブロックと機能的に等価なCAMブロックの回路図
である。
【図7】 図3または図8中の各CAMカスケードの少
なくとも1つのCAMブロックとして使用するCAMブ
ロックであって、外部クロック信号によって遅延させる
出力を備えた一致線ゲート回路を備えた第3のCAMブ
ロックの回路図である。
【図8】 図7のCAMブロックを複数個備え、外部ク
ロック信号線を共有する複数のCAMカスケードを備え
たCAMアレイの回路図である。
【図9】 図3または図8中の各CAMカスケードの少
なくとも1つのCAMブロックとして使用するCAMブ
ロックであって、CAMブロックの入力と外部クロック
信号によって出力とCAM比較機能を有効にする第4の
CAMブロックの回路図である。
【図10】 図3中のCAMカスケードの少なくとも1
つのCAMブロックとして使用するCAMブロックであ
って、一致線プリチャージ・トランジスタをNFETに
した、図6に示すCAMブロックの変形例の回路図であ
る。
【図11】 図5と図6に示すCAMブロックにおい
て、検索有効入力信号INとOE線における出力有効信
号との間の典型的なタイミング関係(遅延)を示すタイ
ミング図である。
【図12】 図7に示すゲート回路において、入力信号
INと出力有効(OE)ノードにおける外部クロック信
号CKとの間の典型的なタイミング関係を示すタイミン
グ図である。
【図13】 本発明の実施形態により構築したCAMア
レイを備えた代表的なディジタル・システムを示す図で
ある。
【符号の説明】
101 CAMセル 102 CAMセル 104 RAM記憶セル 110 CAMサブエントリ 201 CAMブロック 210 一致線ゲート回路 211 論理ゲート ML 一致線 SE 検索有効線 WL ワード線 SLT 検索線 SLC 検索線 BLT ビット線 BLC ビット線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 タール・エス・ゴードン アメリカ合衆国 バーモント州 05403、 サウス バーリントン、ドーセット スト リート 345、ユニット 1 (72)発明者 ラフル・ケイ・ナドカーニ アメリカ合衆国 バーモント州 05446、 コルチェスター、セイヤー ベイ ロード 69

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2値の第1のブロック入力および2値の第
    1のブロック出力と、 少なくとも1つのCAMセルを備えた第1のサブエント
    リであって、該第1のサブエントリ中の各CAMセルが
    第1の一致線セグメントおよび第1の検索有効線セグメ
    ントに接続されている、第1のサブエントリと、 2値の第1のゲート入力および2値の第1のゲート出力
    を備えた第1の組み合わせ論理ゲートであって、前記第
    1のゲート入力が前記第1の一致線セグメントであり、
    前記第1のゲート出力が前記第1のブロック出力であ
    る、第1の組み合わせ論理ゲートとを備えた第1のCA
    Mブロックであって、 前記2値の第1のブロック入力に所定の2値の論理電位
    レベルが印加された場合にだけ、前記第1のサブエント
    リでCAM比較を実行し、 前記第1のサブエントリが「一致」サブエントリである
    場合に、前記第1のブロック出力が前記所定の2値論理
    電位レベルをアサートする第1のCAMブロックを備え
    た内容アドレスメモリ(CAM)装置。
  2. 【請求項2】 さらに、 2値の第2のブロック入力および2値の第2のブロック
    出力と、 少なくとも1つのCAMセルを備えた第2のサブエント
    リであって、該第2のサブエントリ中の各CAMセルが
    第2の一致線セグメントおよび第2の検索有効線セグメ
    ントに接続されている、第2のサブエントリと、 2値の第2のゲート入力および2値の第2のゲート出力
    を備えた第2の組み合わせ論理ゲートであって、前記第
    2のゲート入力が前記第2の一致線セグメントであり、
    前記第2のゲート出力が前記第2のブロック出力であ
    る、第2の組み合わせ論理ゲートとを備えた第2のCA
    Mブロックであって、 前記第1のブロック出力が前記第2のブロック入力であ
    る第2のCAMブロックを備えた、請求項1に記載の装
    置。
  3. 【請求項3】 さらに、 2値の第3のブロック入力および2値の第3のブロック
    出力と、 少なくとも1つのCAMセルを備えた第3のサブエント
    リであって、該第3のサブエントリ中の各CAMセルが
    第3の一致線セグメントおよび第3の検索有効線セグメ
    ントに接続されている、第3のサブエントリと、 2値の第3のゲート入力および2値の第3のゲート出力
    を備えた第3の組み合わせ論理ゲートであって、前記第
    3のゲート入力が前記第3の一致線セグメントであり、
    前記第3のゲート出力が前記第3のブロック出力であ
    る、第3の組み合わせ論理ゲートとを備えた第3のCA
    Mブロックであって、 前記第2のブロック出力が前記第3のブロック入力であ
    る第3のCAMブロックを備えた、請求項2に記載の装
    置。
  4. 【請求項4】前記第1の組み合わせ論理ゲートが、さら
    に、2値の第1の出力有効入力を備え、 前記第2の組み合わせ論理ゲートが、さらに、2値の第
    2の出力有効入力を備えている、請求項3に記載の装
    置。
  5. 【請求項5】前記第1のブロック入力が前記第1の出力
    有効入力である、請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】前記第2のブロック入力が前記第2の出力
    有効入力である、請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】前記第1のCAMブロックが、さらに、信
    号伝搬遅延間隔、第1の遅延入力、および、第1の遅延
    出力を備えた第1の遅延要素を備え、 前記第1の出力有効入力が前記第1の遅延出力である、
    請求項4に記載の装置。
  8. 【請求項8】前記第1の遅延要素が非反転遅延要素であ
    り、 前記第1のブロック入力が前記第1の遅延入力である、
    請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】前記第2のブロック入力が前記第2の出力
    有効入力である、請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】前記所定の2値の論理電位レベルが2値
    の“H”電位レベルであり、 前記第1の組み合わせ論理ゲートがANDゲートであ
    り、 前記第2の組み合わせ論理ゲートがANDゲートであ
    る、請求項4に記載の装置。
  11. 【請求項11】複数のCAMエントリであって、各CA
    Mエントリは第1のサブエントリ、第2のサブエント
    リ、および、第3のサブエントリに分割されており、前
    記第1のサブエントリ、前記第2のサブエントリ、およ
    び、前記第3のサブエントリの各々が第1の一致線セグ
    メント、第2の一致線セグメント、および、第3の一致
    線セグメントを備えた、複数のCAMエントリを備え、 前記第1の一致線セグメントが第1の組み合わせ論理ゲ
    ートを通じて前記第2の一致線セグメントに論理的に接
    続されており、 前記第2の一致線セグメントが第2の組み合わせ論理ゲ
    ートを通じて前記第3の一致線セグメントに論理的に接
    続されている内容アドレス・メモリ・アレイ。
  12. 【請求項12】前記第1の組み合わせ論理ゲートが、第
    1のゲート入力および第1のゲート出力を備えたAND
    ゲートである、請求項11に記載のアレイ。
  13. 【請求項13】前記第1のゲート入力が前記第1の一致
    線セグメントである、請求項12に記載のアレイ。
  14. 【請求項14】前記第1のサブエントリ、前記第2のサ
    ブエントリ、および、前記第3のサブエントリの各々
    が、さらに、第1の検索有効線セグメント、第2の検索
    有効線セグメント、および、第3の検索有効線セグメン
    トをそれぞれ備え、各検索有効線セグメントが、前記第
    1の一致線セグメント、前記第2の一致線セグメント、
    および、前記第3の一致線セグメント上の電位が放電す
    るのを防止するように適合している、請求項12に記載
    のアレイ。
  15. 【請求項15】前記第2の検索有効線セグメントが前記
    第1のゲート出力である、請求項14に記載のアレイ。
  16. 【請求項16】前記第3のゲート入力が前記第3の一致
    線セグメントであり、前記第3の検索有効線セグメント
    が前記第2のゲート出力である、請求項15に記載のア
    レイ。
  17. 【請求項17】少なくとも1つのCAMブロックを備え
    たCAMエントリを複数個備えたCAMアレイに論理的
    に接続されたディジタル・プロセッサを備えたディジタ
    ル・システムであって、 各CAMブロックが、 2値のブロック入力および2値のブロック出力と、 少なくとも1つのCAMセルを備えたサブエントリであ
    って、該サブエントリ中の各CAMセルが一致線セグメ
    ントおよび検索有効線セグメントに接続されている、サ
    ブエントリと、 2値のゲート入力および2値のゲート出力を備えた第1
    の組み合わせ論理ゲートであって、前記ゲート入力が前
    記一致線セグメントであり、前記ゲート出力が前記ブロ
    ック出力である、第1の組み合わせ論理ゲートとを備
    え、 前記ブロック入力に所定の2値の論理電位レベルが印加
    された場合にだけ、前記サブエントリでCAM比較を実
    行し、 前記サブエントリが「一致」サブエントリである場合
    に、前記ブロック出力が前記所定の2値論理電位レベル
    をアサートするディジタル・システム。
  18. 【請求項18】前記サブエントリが「一致」サブエント
    リである場合にだけ、前記ブロック出力が前記所定の2
    値の論理電位レベルをアサートする、請求項17に記載
    のディジタル・システム。
  19. 【請求項19】CAMブロック中のデバイスを記述する
    とともに、CAMブロック中のデバイス間の相互接続を
    記述する電気規則を備えたASICライブラリ要素を備
    えたASICライブラリであって、 前記CAMブロックが、 2値のブロック入力および2値のブロック出力と、 少なくとも1つのCAMセルを備えたサブエントリであ
    って、前記サブエントリ中の各CAMセルが一致線セグ
    メントおよび検索有効線セグメントに接続されている、
    サブエントリと、 2値のゲート入力および2値のゲート出力を備えた組み
    合わせ論理ゲートであって、前記ゲート入力が前記一致
    線セグメントであり、前記ゲート出力が前記ブロック出
    力である、組み合わせ論理ゲートとを備えている、AS
    ICライブラリ。
  20. 【請求項20】第1のCAMセルおよび第2のCAMセ
    ルを備えたCAMエントリでCAM比較を実行する方法
    であって、 2値の第1のブロック入力、2値の第1のブロック出
    力、ならびに、前記第1のブロック入力および前記第1
    のブロック出力に論理的に接続された第1のCAMセル
    を備えた第1のCAMブロックを準備するステップと、 前記2値の第1のブロック入力に所定の2値の論理電位
    レベルが印加された場合にだけ、前記第1のCAMセル
    でCAM比較を実行するステップと、 前記2値の第1のブロック入力に前記所定の2値の論理
    電位レベルが印加された場合にだけ、前記第1のブロッ
    ク出力において前記所定の2値の論理電位レベルをアサ
    ートするステップと、 2値の第2のブロック入力、2値の第2のブロック出
    力、および、第2のCAMセルを備えた第2のCAMブ
    ロックであって、前記第2のCAMセルが前記第2のブ
    ロック入力と前記第2のブロック出力との間に論理的に
    接続されており、前記第2のブロック入力が前記第1の
    ブロック出力である、第2のCAMブロックを準備する
    ステップと、 前記第1のブロック出力に前記所定の2値の論理電位レ
    ベルが印加された場合にだけ、前記第2のCAMセルで
    CAM比較を実行するステップとを備えた方法。
  21. 【請求項21】 さらに、 前記第1のCAMセルが第1の被比較ビットと一致する
    ビットを格納し、前記第2のCAMセルが第2の被比較
    ビットと一致するビットを格納している場合にだけ、前
    記第2のブロック出力において前記所定の2値の論理電
    位レベルをアサートするステップを備えた、請求項20
    に記載の方法。
  22. 【請求項22】 さらに、 前記第1のCAMセルでCAM比較を実行した場合にだ
    け、前記第1のブロック出力において前記所定の2値の
    論理電位レベルをアサートするステップを備えた、請求
    項20に記載の方法。
  23. 【請求項23】 さらに、 前記第1のCAMセルでのCAM比較が完了した後にだ
    け、前記第1のブロック出力において前記所定の2値の
    論理電位レベルをアサートするステップを備えた、請求
    項21に記載の方法。
  24. 【請求項24】 さらに、 前記第1のCAMセルが、比較すべき被比較ビットと一
    致するビットを格納している場合にだけ、前記第1のブ
    ロック出力において前記所定の2値の論理電位レベルを
    アサートするステップを備えた、請求項22に記載の方
    法。
  25. 【請求項25】前記CAMブロックが、さらに、前記第
    1のCAMセルを含む第1の複数のCAMセルを備えた
    第1のサブエントリを備え、 前記第1のサブエントリが「一致」サブエントリである
    場合にだけ、前記第1のブロック出力が前記所定の2値
    の論理電位レベルをアサートする、請求項24に記載の
    方法。
  26. 【請求項26】前記所定の2値の論理電位レベルがディ
    ジタル論理“H”電位レベルである、請求項25に記載
    の方法。
  27. 【請求項27】前記第1のCAMブロックを準備するス
    テップが、さらに、前記第1の複数のCAMセルの各C
    AMセルを第1の一致線セグメントに接続するステップ
    を備え、 前記第1の一致線セグメントが第1の組み合わせ論理ゲ
    ートの論理入力であり、前記第1の組み合わせ論理ゲー
    トが2値の第1のゲート出力を備えており、前記第1の
    ゲート出力が前記2値の第1のブロック出力を駆動す
    る、請求項25に記載の方法。
  28. 【請求項28】前記第1の組み合わせ論理ゲートが論理
    ANDゲートである、請求項27に記載の方法。
  29. 【請求項29】前記2値の第1のブロック入力が前記第
    1の組み合わせ論理ゲートの別の論理入力に論理的に接
    続されている、請求項27に記載の方法。
  30. 【請求項30】CAMエントリでCAM比較を実行する
    方法であって、 前記CAMエントリを、少なくとも1つのCAMセルを
    備えた第1のサブエントリと、少なくとも1つのCAM
    セルを備えた第2のサブエントリとに分割するステップ
    と、 2値の第1のブロック入力、2値の第1のブロック出
    力、および、前記第1のサブエントリを備えた第1のC
    AMブロックを準備するステップと、 前記2値の第1のブロック入力に所定の2値の論理電位
    レベルが印加された場合にだけ、前記第1のサブエント
    リでCAM比較を実行するステップと、 前記第1のサブエントリでの前記CAM比較によって
    「一致」サブエントリを検出した場合、前記第1のブロ
    ック出力において前記所定の2値の論理電位レベルをア
    サートするステップと、 2値の第2のブロック入力および2値の第2のブロック
    出力を備えた第2のCAMブロックであって、前記第1
    のブロック出力が前記第2のブロック入力であり、前記
    第2のCAMブロックが前記第2のサブエントリを備え
    ている、第2のCAMブロックを準備するステップと、 前記2値の第2のブロック入力に前記所定の2値の論理
    電位レベルが印加された場合にだけ、前記第2のサブエ
    ントリでCAM比較を実行するステップと、 前記第2のサブエントリでの前記CAM比較によって
    「一致」サブエントリを検出した場合、前記第2のブロ
    ック出力において前記所定の2値の論理電位レベルをア
    サートするステップとを備えた方法。
  31. 【請求項31】 さらに、 前記第1のサブエントリでの前記CAM比較によって
    「一致」サブエントリを検出した場合にだけ、前記第1
    のブロック出力において前記所定の2値の論理電位レベ
    ルをアサートするステップを備えた、請求項30に記載
    の方法。
  32. 【請求項32】前記第1のサブエントリでの前記CAM
    比較によって「一致」サブエントリを検出した場合にだ
    け、前記第1のブロック出力において前記所定の2値の
    論理電位レベルをアサートする前記ステップが、 前記第1のブロック入力と前記第1のブロック出力との
    間に遅延を準備するステップを備えている、請求項31
    に記載の方法。
  33. 【請求項33】 さらに、 前記第2のサブエントリでの前記CAM比較によって
    「一致」サブエントリを検出した場合にだけ、前記第2
    のブロック出力において前記所定の2値の論理電位レベ
    ルをアサートするステップを備えた、請求項32に記載
    の方法。
  34. 【請求項34】前記第2のサブエントリでの前記CAM
    比較によって「一致」サブエントリを検出した場合にだ
    け、前記第2のブロック出力において前記所定の2値の
    論理電位レベルをアサートする前記ステップが、 前記第2のブロック入力と前記第2のブロック出力との
    間に遅延を準備するステップを備えている、請求項33
    に記載の方法。
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