JP2003036320A - 部品情報処理方法とそのシステム、及び交換時期予測プログラム - Google Patents

部品情報処理方法とそのシステム、及び交換時期予測プログラム

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JP2003036320A
JP2003036320A JP2001220962A JP2001220962A JP2003036320A JP 2003036320 A JP2003036320 A JP 2003036320A JP 2001220962 A JP2001220962 A JP 2001220962A JP 2001220962 A JP2001220962 A JP 2001220962A JP 2003036320 A JP2003036320 A JP 2003036320A
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Hideaki Kinugawa
英明 衣川
Tomio Hamase
富雄 浜瀬
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Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、期間稼働情報、蓄積稼働情報及び
寿命情報とに基づいて、その交換可能部品の交換が必要
になる交換時期を算出し、装置の設置環境に応じて部品
の寿命を予測する部品情報処理方法とそのシステム及び
交換時期予測プログラムを提案することを目的とする。 【解決手段】装置に備えた交換することが可能な交換可
能部品の稼働状態を蓄積稼働情報として蓄積する蓄積手
段と、前記交換可能部品の稼働限度を表す寿命情報を記
憶する寿命情報記憶手段と、前記交換可能部品の所定期
間の稼働状態を表す期間稼働情報を記憶する期間稼働情
報記憶手段と、前記期間稼働情報、蓄積稼働情報及び寿
命情報とに基づいて、前記交換可能部品の交換が必要に
なる交換時期を算出する交換時期算出手段と、算出した
前記交換時期を出力する出力手段とを備えた部品情報処
理システムであることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交換することが
可能な交換可能部品の稼働状態を蓄積し、その稼働限度
と前記蓄積した稼働状態からなる情報を処理する部品情
報処理方法とそのシステム及び交換時期予測プログラム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、装置に備えた消耗品等の部品の寿
命を予測するシステムとして、事前に設定された使用時
間又は使用回数までその部品を使用すると、それを知ら
せるようなシステムが存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のようなシステム
では、時間当たりの稼働回数の違いなど設置環境の違い
によって、予測される寿命と実際の部品の寿命との誤差
が無視できない大きさになることもある。このため、ま
だ十分使用できるにも関わらず交換用部品を発注してし
まう場合や、寿命が近づいていることが通知されないま
ま部品の寿命が来てしまい、交換用部品をまだ発注して
いないために装置が使用できない場合等の問題があっ
た。
【0004】この発明は、期間稼働情報、蓄積稼働情報
及び寿命情報とに基づいて、その交換可能部品の交換が
必要になる交換時期を算出し、装置の設置環境に応じて
部品の寿命を予測する部品情報処理方法とそのシステム
及び交換時期予測プログラムを提案することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、装置に備え
た交換することが可能な交換可能部品の稼働状態を蓄積
稼働情報として蓄積する蓄積手段と、前記交換可能部品
の稼働限度を表す寿命情報を記憶する寿命情報記憶手段
と、前記交換可能部品の所定期間の稼働状態を表す期間
稼働情報を記憶する期間稼働情報記憶手段と、前記期間
稼働情報、蓄積稼働情報及び寿命情報とに基づいて、前
記交換可能部品の交換が必要になる交換時期を算出する
交換時期算出手段と、算出した前記交換時期を出力する
出力手段とを備えた部品情報処理システムであることを
特徴とする。
【0006】すなわち、例えば、1週間の曜日毎の使用
変動や1ヶ月の各日の使用変動などで構成する期間稼働
情報と蓄積稼働情報及び寿命情報によって、部品の稼働
状態を反映してその交換時期を予測することができる。
つまり、例えば1日の稼働時間が長い交換可能部品に比
べて1日の稼働時間が短い交換可能部品の方が交換時期
を短く予測することができ、対処に無駄がなくなる。
【0007】またこの発明は、サーバと複数の装置とか
ら構成され、装置に備えた交換することが可能な交換可
能部品の交換時期を算出して出力する交換時期出力シス
テムであって、前記交換可能部品の稼働状態を蓄積する
蓄積手段と、前記交換可能部品の稼働限度を表す寿命情
報を記憶する寿命情報記憶手段と、前記交換可能部品の
所定期間の稼働状態を表す期間稼働情報を記憶する期間
稼働情報記憶手段と、前記期間稼働情報、蓄積稼働情報
及び寿命情報とに基づいて、前記交換可能部品の交換が
必要になる交換時期を算出する交換時期算出手段と、算
出した前記交換時期を出力する出力手段とを備えた部品
情報処理システムとすることができる。
【0008】すなわち、装置の交換可能部品の前記期間
稼働情報をサーバで管理して利用することができる。
【0009】好ましい実施の形態として、前記部品情報
処理システムは、設定した期間での実稼働状態を蓄積し
た期間蓄積情報に基づいて前記期間稼働情報を設定する
期間稼働情報設定手段を備えた部品情報処理システムと
することができる。すなわち、期間稼働情報を例えば1
週間毎に逐次更新して曜日毎の使用変動をも含めた最新
の情報にすることによって、より正確に部品の交換時期
を予測することができる。
【0010】好ましい実施の形態として、前記部品情報
処理システムは、算出した前記交換時期から所定期間前
にその交換の対象である交換可能部品の交換用部品を発
注する発注手段を備えた部品情報処理システムとするこ
とができる。すなわち、正確に算出された交換時期の所
定期間前に交換用部品を発注することで、必要最小限の
在庫でスムーズに交換することができる。
【0011】好ましい実施の形態として、前記部品情報
処理システムの前記発注手段を、配送時期を設定した配
送カレンダと前記交換時期に基づいて発注する処理に設
定することができる。
【0012】すなわち、配送時期にあわせて発注するこ
とができ、発注しても配送が間に合わないといったこと
を回避することができる。
【0013】好ましい実施の形態として、前記部品情報
処理システムは、複数の交換可能部品の前記交換時期を
表す交換予測情報に基づいて、交換時期の近い交換可能
部品に対して同種類の交換可能部品で使用頻度が低いも
のを抽出して出力する抽出手段を備えた部品情報処理シ
ステムとすることができる。すなわち、交換時期の近い
交換可能部品に対して使用頻度が低い交換可能部品を出
力することで、両部品を交換して効率よく使用すること
ができる。
【0014】この発明は、装置に備えた交換することが
可能な交換可能部品の稼働状態を蓄積する蓄積稼働情報
と、前記交換可能部品の稼働限度を表す寿命情報とを処
理する部品情報処理方法であって、前記交換可能部品の
所定期間の稼働状態を表す期間稼働情報、前記蓄積稼働
情報及び寿命情報とに基づいて、前記交換可能部品の交
換が必要になる交換時期を算出して出力する部品情報処
理方法とすることができる。すなわち、例えば、1週間
の曜日毎の使用変動や1ヶ月の各日の使用変動などで構
成する期間稼働情報と蓄積稼働情報及び寿命情報によっ
て、部品の稼働状態を反映してその交換時期を予測する
ことができる。つまり、例えば1日の稼働時間が長い交
換可能部品に比べて1日の稼働時間が短い交換可能部品
の方が交換時期を短く予測することができ、対処に無駄
がなくなる。
【0015】好ましい実施の形態として、前記部品情報
処理方法の前記期間稼働情報は、例えば1週間といった
設定した期間での実稼働状態を蓄積し、その期間蓄積情
報に基づいて算出して出力する部品情報処理方法とする
ことができる。すなわち、期間稼働情報を例えば1週間
毎に逐次更新して曜日毎の使用変動をも含めた最新の情
報にすることによって、より正確に部品の交換時期を予
測することができる。
【0016】好ましい実施の形態として、前記部品情報
処理方法で算出した前記交換時期から所定期間前にその
交換の対象である交換可能部品の交換用部品を発注する
部品情報処理方法とすることができる。すなわち、正確
に算出された交換時期の所定期間前に交換用部品を発注
することで、必要最小限の在庫でスムーズに交換するこ
とができる。
【0017】好ましい実施の形態として、前記部品情報
処理方法は、複数の交換可能部品の前記交換時期を表す
交換予測情報に基づいて、交換時期の近い交換可能部品
に対して同種類の交換可能部品で使用頻度が低いものを
抽出して出力する部品情報処理方法とすることができ
る。すなわち、交換時期の近い交換可能部品に対して使
用頻度が低い交換可能部品を出力することで、両部品を
交換して効率よく使用することができる。
【0018】またこの発明は、前記部品情報処理方法で
前記交換時期を算出する交換時期予測プログラムとする
ことができる。これにより、交換時期予測プログラムで
実際に交換時期を予測することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を以下図面
と共に説明する。図1は、交換情報処理システム1の第
1の実施形態を表すシステム構成図である。交換情報処
理システム1は、保守センタに設置した保守サーバ1
0、このシステムを利用する店舗に設置したPOS端末
50と店舗側コンソール70、部品(デバイス等)を販
売するメーカに設置したメーカ側コンソール90で構成
し、それぞれハブ4及びルータ3を介してインターネッ
ト2に接続している。
【0020】前記保守サーバ10は保守DB(Data
Base データベース)11を格納しており、該保守
DB11にPOS端末50から受け取る部品の稼働状況
等を蓄積してその部品の寿命を予測し、店舗側コンソー
ル70にはその寿命を通知し、メーカ側コンソール90
にはその部品の発注を行う。
【0021】次に図2に示す前記保守サーバ10、PO
S端末50、店舗側コンソール70及びメーカ側コンソ
ール90の構造を表すブロック図と共に各装置の構造に
ついて説明する。
【0022】保守サーバ10は、コンピュータシステム
全体を管理するソフトウェアであるOS(Operat
ingSystem オーエス)を搭載し、モニタ、キ
ーボード、LANボード、ハードディスク及びプリンタ
等のハードウェアを備えている。前記OSは、周辺機器
(部品)を動作させるためのソフトウェアであるドライ
バを介して前記ハードウェアを制御する。
【0023】保守サーバ10には、保守DB11及び運
用AP(ApplicationProgram アプ
リケーションプログラム)12も格納している。前記保
守DB11は、交換時期を予測する対象である部品(例
えばモニタ等の周辺機器、プリンタトナー等の消耗品、
ローラ等の消耗部材、その他交換可能な部品)の稼働状
況、寿命及びカレンダ等のデータを記憶している。前記
運用AP12は、POS端末50から部品の稼働状況等
のデータを受け取る、交換時期を予測する、店舗側コン
ソール70に交換時期を通知する、メーカ側コンソール
90に交換用部品を発注するといった処理を実行する。
【0024】POS端末50は、保守サーバ10と同様
にOSを搭載し、店員モニタ、顧客モニタ、キーボー
ド、ハードディスク、レシートプリンタ、ジャーナルプ
リンタLANボード、磁気カードリーダライタ、RFタ
グリーダライタ、バーコードリーダ及びサーマルプリン
タ等のハードウェア(交換時期を予測する対象である部
品を含む)を備え、前記OSでドライバを介してこれら
のハードウェアを制御する。なお、前記交換時期を予測
する対象である部品には、後述するRFタグを貼り付け
る。
【0025】POS端末50には、アプリケーション、
AP−OCX(ApplicationProgram
−OLEcontrol)、DB(DataBase
データベース)、監視AP、監視AP−OCXも備え
る。前記アプリケーションは、バーコードリーダでの商
品読取りや合計金額の計算などの処理を実行し、周辺機
器を動作させるためのソフトウェアである前記AP−O
CXを介してレジスタ等の制御を行い、必要なデータを
DBに記録する。前記監視APは、周辺機器から受ける
稼働データを所定のフォーマットに変換するソフトウェ
アである監視AP−OCXを介して、ハードウェアの稼
働状況を随時監視する。
【0026】さらにPOS端末50には、運用AP52
及び運用DB51を設ける。前記運用AP52は、後述
のRFタグに記憶のRASデータ、又はハードウェアに
記憶の稼働データを監視AP−OCX、監視APを介し
て所定のフォーマットに変換したRASデータを保守サ
ーバ10に送信する動作を実行し、交換可能な部品の部
品種別を管理している。
【0027】店舗側コンソール70は、保守サーバ10
と同様にOSを搭載し、モニタ、キーボード、LANボ
ード及びハードディスク等のハードウェアを備え、前記
OSでドライバを介してこれらのハードウェアを制御す
る。また店舗側コンソール70には、データ入力AP7
2、設置部品DB71及びホストI/FAP(Inte
rFace ApplicationProgram)
73を設ける。データ入力AP72は、店員の入力を受
けて設置部品DB71に対して店舗にある部品の在庫や
交換日時などのデータを記録し、保守サーバ10から送
信されるデータをホストI/FAPを介して受信する動
作を実行する。
【0028】メーカ側コンソール90は、保守サーバ1
0と同様にOSを搭載し、モニタ、キーボード、LAN
ボード及びハードディスク等のハードウェアを備え、前
記OSでドライバを介してこれらのハードウェアを制御
する。またメーカ側コンソール90には、データ入力A
P92、設置部品DB91及びホストI/FAP93を
設ける。データ入力AP92は、係員の入力を受けて部
品在庫DB91に部品の在庫のデータを記録し、保守サ
ーバ10から送信されるデータをホストI/FAPを介
して受信(受注)する動作を実行する。
【0029】RF(RadioFrequency)タ
グ(図示せず)は、非接触でデータを送受信するコイン
形状の記憶媒体であり、外部を樹脂部材で形成して内部
にはデータを送受信するアンテナ及び書き換え可能で不
揮発性のメモリ(EEP−ROM)を備える。該RFタ
グは交換可能な部品に粘着テープ等で貼り付け、該部品
の部品種別、シリアル番号、稼働時間及び駆動回数を記
憶する。該RFタグのメモリに記憶するデータの読み取
り及び書き込みは、RFタグリーダライタで実行する。
【0030】以上の構造により、前記POS端末50か
ら交換時期を予測する対象である交換可能な部品(ハー
ドウェア)の稼働状況を表すデータが運用AP52によ
って送信され、保守サーバ10がそのデータを運用AP
12で受信する。保守サーバ10は、保守DB11に記
録しているデータを参照して交換時期を予測し、その交
換時期を店舗側コンソール70に送信し、メーカ側コン
ソール90に対してその部品を発注するデータを送信す
る。交換時期をホストI/FAP73で受信した店舗側
コンソール70は、店員に交換時期の通知を行い、発注
するデータを受けたメーカ側コンソール90は、その受
注をメーカの係員に通知する。
【0031】図3、4、5は、各データベースに記憶す
るテーブル及びインターネットを介して通信するデータ
のフォーマットと値の例を示すデータ説明図である。ま
ず図3と共に各装置の間で通信するデータ又はその準備
として生成するデータについて説明する(A)に示すR
ASデータは、サーマルプリンタ等のハードウェア(交
換可能な部品)の部品種別、シリアル番号及び稼働時間
又は駆動回数を表すデータであり、RFタグのメモリに
記憶する。なお、交換可能な部品自体が稼働データを記
憶できる場合には、該部品自体に記憶しても良い。
【0032】(B)に示す運用データは、業務終了時等
にPOS端末50から保守サーバ10に送信されるデー
タで、日付時刻、店舗データ、POS番号、POS種
別、設置種別、部品種別、シリアル番号、稼働時間、駆
動回数等からなり、部品の数だけ部品種別、シリアル番
号、稼働時間、駆動回数がある。なお前記部品には、駆
動回数が運用AP52に送信される部品と、運用AP5
2で稼働時間を管理する部品がある。
【0033】(C)に示す第1ワーニングデータは、保
守サーバ10で管理して部品の交換時期が近いことを示
すワーニングレベルを記憶するデータであり、POS番
号、部品種別、シリアル番号、予想期限、駆動回数、残
寿命、ワーニングの項目がある。
【0034】(D)に示す第2ワーニングデータは、保
守サーバ10が店舗側コンソール70に送信するデータ
で、前記第1ワーニングデータ(C)に平均期限、交換
時期、部材着日、交換POS番号、交換機器回数を追加
して構成する。
【0035】(E)に示す在庫配送通知データは、メー
カ側コンソール90から保守サーバ10を介して店舗側
コンソール70に送信するデータであり、交換用の部品
が店舗に到着する予定日を通知する。該在庫配送通知デ
ータには、店舗データ、部品種別、シリアル番号、交換
時期、部材着日、部材数量、在庫数量の項目がある。
【0036】次に、図4、5と共に保守DB11に格納
するテーブル(G)から(O)、及び部品在庫DB91
に格納するテーブル(P)について説明する。なお、資
産価値テーブル(R)についてはオークション専用のテ
ーブルであるので、後のオークション処理で説明する
(G)に示す寿命テーブルは、部品の予測交換時期を算
出する基となるテーブルで、部品種別、稼働時間、駆動
回数の項目で構成して部品がどれだけ使用されているか
を表す。
【0037】(H)に示す警告テーブルは、前記寿命テ
ーブルと同様に部品の予測交換時期を算出する基となる
テーブルで、部品種別、稼働時間、駆動回数の項目から
なり、部品の寿命となる駆動回数等に対して何パーセン
ト使用すればワーニングを出すかの設定を記憶してい
る。なお、稼働時間及び駆動回数は部品によって複数設
けることが可能であり、レベルA、レベルB・・・と設
定することができる。
【0038】(I)に示す稼働テーブルは、部品種別、
稼働時間、駆動回数の項目からなり、1日に稼働する回
数又は時間の平均値を記憶している。
【0039】(J)に示す曜日別稼働率テーブルは、部
品種別、月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土
曜日、日曜日の項目からなり、前記稼働テーブルに記憶
する稼働回数又は稼働時間に対して、曜日毎に分析した
稼働率を記憶している。なおこの稼働率は、任意に設定
可能に構成しても良いし、前記RASデータ(A)の蓄
積から自動算出するように構成しても良い。この自動算
出は、例えばRASデータ(A)を一日単位で保守DB
11に蓄積し、その蓄積した情報に基づいて運用AP1
2で曜日毎に平均値を算出して求めることができる。
【0040】(K)に示すカレンダ寿命テーブルは、6
日、7日、8日・・・、と日付の項目で構成し、部品の
寿命に対する残駆動回数又は残稼働時間の予想推移を記
憶している(図の値は駆動回数の予想推移の例を示
す)。このカレンダ寿命テーブルは、前記警告テーブル
(H)を参照してワーニングが発生したときにその部品
に対して生成し、以降1日毎に実際の稼働回数を反映し
て更新する。
【0041】(L)に示すカレンダテーブルは、日付及
び曜日を格納して何日が何曜日かわかるようになってい
る。
【0042】(M)に示す交換予測テーブルは、部品種
別と日付の項目で構成し、部品種別の部品が何日後に何
個交換する必要があるかを記憶している。
【0043】(N)に示す定期配送カレンダテーブル
(図5)は、日付及び曜日と共にメーカの定期配送日を
格納しており、交換時期の手前の定期配送日等を参照で
きるように記憶している。
【0044】(O)に示す寿命予測テーブルは、POS
番号、POS種別、売り場種別、部品、部品のタイプ・
寿命・稼働の項目で構成し、どのPOS端末50のどの
部品がどれだけ稼働しているか、いつ交換時期(寿命)
となるか、POS種別は同じか等を参照できるように記
憶している。なお、部品、部品のタイプ・寿命・稼働の
項目(フィールド)は、部品の数だけ存在する。
【0045】(P)に示す在庫テーブルは、メーカ側コ
ンソール90の部品在庫DB91に格納し、部品種別、
店舗の項目からなり、部品の在庫数を記憶している。店
舗の項目は店舗の数だけ存在し、店舗毎に在庫を管理し
ている。なお、店舗によって部品の型番が変らない場合
は、店舗毎に在庫を管理する必要はなく、例えば店舗A
のデータだけを使用してもよい。
【0046】次に、RFタグの処理について図6、7に
示す処理フロー図と共に説明する。図6はRFタグ自体
の読み書きの処理を示しており、通電によって次のステ
ップに進み、通電されるまでは待機している(ステップ
s1)。
【0047】外部から読出し指示を受取った場合は(ス
テップs2)、メモリに記憶しているデータを送信し
(ステップs3)、書き込み指示であった場合には(ス
テップs4)、外部から受信したデータをメモリに書き
込む(ステップs5)。
【0048】図7はPOS端末50が前記RASデータ
(A)をRFタグに書き込む処理の処理フロー図を示
す。POS端末50での精算処理(ステップt1)、及
び保守サーバ10からPOS端末50に対してRFタグ
書込みの指示(ステップt2)がなければ、POS端末
50は、交換可能な部品が稼働した稼働時間又は駆動回
数等のRASデータ(A)を管理DB51に蓄積して記
憶して通常の処理を行う(ステップt3) 前記精算処理又は書き込みの指示があった場合には、P
OS端末50の運用AP52はRFタグリーダライタで
RFタグに記憶のRASデータ(A)を読み込む(ステ
ップt4)。
【0049】読み取ったRASデータ(A)の部品種別
が運用AP52で管理している部品種別と一致した場合
にはステップt7に進み(ステップt5)、一致しなか
った場合には、読み取ったRASデータ(A)の部品種
別及びシリアル番号に基づいて運用AP52で管理して
いる部品種別のデータを更新する(ステップt6)。
【0050】運用AP52は運用DB51に蓄積してい
るRASデータ(A)をRFタグに書き込んで更新する
(ステップt7)。書き込んだRASデータ(A)を保
守サーバ10に送信して処理を終了する(ステップt
8)。以上のようにして、RFタグのRASデータ
(A)は常に更新され、交換可能な部品の稼働状態を示
す最新のデータが記憶される。
【0051】次に図8に示す処理フロー図と共に交換情
報処理システム1の動作について説明する。POS端末
50のハードウェア(例えばサーマルプリンタ)が駆動
すると、その駆動回数等はRASデータ(図3のA)と
してRFタグのメモリに蓄積して記憶する(ステップn
1)。
【0052】店舗での一日の業務が終了して締め処理が
行われると、運用APは前記RFタグに蓄積したRAS
データ(A)をRFタグリーダライタで読取らせ、該R
ASデータ(A)に店舗データ等を付加した運用データ
(B)を保守サーバ10に送信する(ステップn2)。
なお、交換可能な部品自体に稼働データを記憶している
場合は、運用APは監視AP−OCX(図2)、監視A
Pを介して前記稼働データを所定のフォーマットに変換
したRASデータ(A)を受け取り、運用データ(B)
を保守サーバ10に送信する。
【0053】前記運用データ(B)を受信した保守サー
バ10は、保守DB11に記憶している寿命テーブル
(図4のG)に記憶のサーマルプリンタの駆動回数(図
中のaに示す50000)及び警告テーブル(H)に記
憶のサーマルプリンタの駆動回数(図中のbに示す80
%)を参照し、その取得した数を乗算した警告数(つま
り40000)と前記運用データ(B)の駆動回数(図
3のcに示す45000)とを比較する(ステップn
3)。
【0054】比較の結果駆動回数が前記警告数を越えれ
ば(この場合は5000オーバー)、第1ワーニングデ
ータ(C)にワーニングレベルを書き込む(図3のdに
示すレベルB)。運用AP12は、保守DB11に記憶
している稼働テーブル(I)、曜日別稼働率テーブル
(J)及びカレンダテーブル(L)より、カレンダ寿命
テーブル(K)に残駆動回数の予想推移を記憶して、R
ASデータ(A)の駆動回数が寿命テーブル(G)の駆
動回数を越える交換時期を算出し、カレンダ寿命テーブ
ル(K)及び交換予測テーブル(M)に記憶する(この
場合はRASデータ(A)より2001年7月5日なの
で、翌日の6日はカレンダテーブル(L)より土曜日で
あり、1日平均駆動数500(図4のe)に対して土曜
日の駆動率140%(図4のf)を乗算して750を求
め、現在までの駆動回数のトータル45000(図3の
g)から前記750を減算して求めた残駆動回数の予想
値4250をカレンダ寿命テーブル(K)の6日(図4
のh)に記憶し、同様にして残駆動回数の予想値が0に
なる手前の13日まで残駆動回数の予想推移を記憶し、
交換予測テーブル(M)には13日に該当する7日後
(図4のi)のデータを更新する)(ステップn4)。
【0055】運用AP12は、前記ステップn4で算出
した交換時期(この場合は13日)を含めた第2ワーニ
ングデータ(図3のD)を店舗側コンソール70に送信
し、メーカ側コンソール90に対しては交換予測テーブ
ル(M)に記憶している交換が必要な部品のデータ(図
4のi)と、定期配送カレンダテーブル(図5のN)の
データを発注データとして送信する(ステップn5)。
【0056】第2ワーニングデータ(D)を受信した店
舗側コンソール70は、モニタに表示する等の方法で1
3日が交換時期であることを店員に通知する(例えば、
サーマルプリンタの予想交換時期が13日となっていま
す。と表示する)(ステップn6)。
【0057】前述の発注データを受信したメーカ側コン
ソール90は、内部に記憶している部品在庫DB91を
参照して在庫があるか確認し(ステップn7)、在庫が
あれば定期配送カレンダテーブル(N)(保守サーバ1
0から受信)のデータから交換時期の手前の定期配送日
(図4のj)を導き出し(この場合は月曜日が定期配送
日であるので13日の直前の月曜日、すなわち8日)、
導き出した配送日と配送する部品の数量を出荷データと
してモニタに表示する等の方法でメーカの係員に通知す
る(例えば、8日にサーマルプリンタを2つA店に出荷
してください。と通知する)(ステップn8)。メーカ
側コンソール90は、前記配送日と交換時期を含む在庫
配送通知データ(図3のE)を生成し、保守サーバ10
を介して店舗側コンソール70に送信して交換用の部品
が店舗に到着する予定日を通知する(ステップn9)。
【0058】前記ステップn7で在庫がなかった場合に
は、保守サーバ10に在庫がないことを通知する。それ
を受けた保守サーバ10は、保守DB11に格納してい
る寿命予測テーブル(図5のO)を参照し、同一のPO
S種別で寿命が最も長い部品(つまり使用頻度が低いも
の,この場合は図5のk)を抽出する(ステップn1
0)。
【0059】抽出した部品のPOS番号及び駆動回数を
第2ワーニングデータ(D)に追加し(図の仮想線)、
前記配送日と交換時期を含む在庫配送通知データ(図3
のE)を生成し、店舗側コンソール70に送信する(ス
テップn11)。なお、この場合の在庫配送通知データ
(E)の部材着日は空欄となる。
【0060】店舗の店員がコンソール70に表示された
前記在庫配送通知データ(E)を確認し、表示されたと
おりに部品を交換して処理を終了する。このとき、運用
APは交換された部品に貼り付けられたRFタグのRA
Sデータ(A)をRFタグリーダライタに読み取らせ、
保守サーバ10に送信して寿命予測テーブル(O)の内
容も更新する。
【0061】なお、交換された部品自体に稼働データを
記憶している場合は、運用APは監視AP−OCX、監
視APを介して所定のフォーマットに変換したRASデ
ータ(A)を受け取り、同様に保守サーバ10に送信し
て寿命予測テーブル(O)の内容を更新する。また、前
記ステップn5では、メーカ側コンソール90に在庫を
確認しても良いし、在庫テーブル(P)を保守サーバ1
0の保守DB11に設けてもよい。
【0062】次に第2の実施形態について、図9に示す
システム構成図と共に説明する。この実施形態では、保
守センタに管理サーバ30を設置し、該管理サーバ30
の内部に管理DB31を格納する。その他の構成では、
店舗にPOS端末50、店舗側コンソール70及び保守
サーバ10を設置し、メーカにはメーカ側コンソール9
0を設置する点は第1の実施形態と変りはない。
【0063】次にこの実施形態の構造について図10に
示すブロック図と共に説明する。なお、前記保守サーバ
10、POS端末50、店舗側コンソール70及びメー
カ側コンソール90については、第1の実施形態と同一
であるので、詳細な説明及び詳細な図面を省略する。
【0064】管理サーバ30は、保守サーバ10と同様
にOSを搭載し、モニタ、キーボード、LANボード及
びハードディスク等のハードウェアを備え、前記OSで
ドライバを介してこれらのハードウェアを制御する。ま
た管理サーバ30には、管理DB31及び運用AP32
も設ける。前記保守DB11は、交換時期、ワーニング
レベル等のデータを記憶している。前記運用AP32
は、保守サーバ10から交換時期、ワーニングレベル等
のデータを受け取り、前記管理DB31に記憶する。
【0065】以上の構造により、前記POS端末50か
ら交換時期を予測する対象である部品(ハードウェア)
の稼働状況を表すデータが送信され、保守サーバ10が
そのデータを受信する。保守サーバ10は、保守DB1
1に記録しているデータを参照して交換時期を予測し、
その交換時期を含む第2ワーニングデータを店舗側コン
ソール70及び管理サーバ30に送信し、メーカ側コン
ソール90に対してその部品を発注するデータを送信す
る。第2ワーニングデータを受信した管理サーバ30は
管理DB31に記憶し、同じく第2ワーニングデータを
受信した店舗側コンソール70は店員に交換時期の通知
を行い、発注するデータを受けたメーカ側コンソール9
0はその受注をメーカの係員に通知する。
【0066】次にこの実施形態の処理について図8に示
した処理フロー図を参照して説明する。ステップn1か
らn4までの処理については、第1の実施形態で説明し
た処理と同一である。
【0067】保守サーバ10は、第1の実施形態と同様
に前記ステップn4で算出した交換時期(この場合は1
3日)を含めた第2ワーニングデータ(図3のD)を店
舗側コンソール70に送信し、メーカ側コンソール90
に対しては交換予測テーブル(M)の交換が必要な部品
のデータ(図4のi)と定期配送カレンダテーブル(図
5のN)のデータを発注データとして送信する。このと
き、同時に管理サーバ30に対しても第2ワーニングデ
ータ(図3のD)を送信し、それを受けた管理サーバ3
0は、管理DB31に該第2ワーニングデータ(D)を
記憶する。
【0068】次のステップn6から最後のステップn1
1については、第1の実施形態と同一の処理を行って、
処理を終了する。このように保守センタを設定して、店
舗の保守サーバ10で主な処理を実行し、保守センタの
管理サーバ30で交換可能な部品を管理することができ
る。
【0069】次に、店舗の閉店等の際に発生する中古部
品等に対して、このシステムを利用して実行するオーク
ションについて、前述の第1の実施形態の構成を基に説
明する。このオークションは、保守DB11に蓄積した
部品の稼働状況等のデータを有効利用し、部品の使用状
態を詳細に表示してオークションを行い、資産を有効に
売却することを目的としている。また、購入する側にと
っては、部品の使用状態が分かるためにその値段が妥当
かどうかを判断でき、使えない部品を購入してしまうリ
スクを軽減できる利益がある。
【0070】このオークションのために、保守サーバ1
0の保守DB11には、図4、5の(G)から(O)の
各テーブルに加えて、資産価値テーブル(R)を格納す
る。該資産価値テーブル(R)は部品種別、ランク(資
産価値)の項目で構成し、ランクの項目数は分類したい
数(例えばランクAとランクBの2つ)で構成する。
【0071】以上に構成したシステムによるオークショ
ンの処理について、図11、12の処理フロー図と共に
説明する。まず、図11に示すように、オークションの
出品処理として、保守サーバ10は店舗が閉店予定か
(ステップp1)、リプレース予定か(ステップp
2)、部品が廃棄予定か(ステップp3)を判断し、判
断がYESであった時点で次のステップp4に進む。全
てがNOであった場合には、スタートに戻る。
【0072】保守サーバ10は、その店舗がオークショ
ンに参加済みか(つまり、過去にオークションに参加す
る等で登録されているか)判断し(ステップp4)、オ
ークションに出すか店舗側コンソール70に問合せる
(ステップp5)。店舗側コンソール70からの返答で
オークションに出すのであればどの部品を出品するのか
出品依頼を受け付ける(ステップp6)。出さない場合
はスタートに戻る。
【0073】保守サーバ10は、保守DB11に記憶し
ている稼働テーブル(I)、寿命予測テーブル(O)、
資産価値テーブル(R)を参照し、対象部品の所有者
名、製品名、使用開始年月日、現行使用回数(又は使用
時間)、予想寿命及び資産価値(ランク)等のオークシ
ョンデータを読み出して記憶し、オークションの準備を
終了する(ステップp7)。
【0074】次に図12と共にオークションに参加して
部品を購入する処理について説明する。購入希望者が端
末(例えば店舗側コンソール70又はパソコン等)でイ
ンターネット2を介して保守サーバ10に接続すると、
保守サーバ10は、アクセスしてきた購入希望者がオー
クション参加済みか(つまり登録済みか)を確認する
(ステップq1)。
【0075】参加済みであれば、購入希望者に希望する
部品名等を入力させ、該当する部品が出品されているか
検索する(ステップq2)。該当する部品がなかった場
合、又は前記ステップq2で参加済みでなかった場合
は、購入希望者の端末(例えば店舗側コンソール70)
に購入不可のデータを送信し、処理を終了する。
【0076】該当する部品があれば、オークション画面
にその部品に関する前述のオークションデータを表示さ
せる(ステップq3)。
【0077】購入希望者に購入希望価格等を入力させ、
他の購入希望者の購入希望価格等も表示して指定期間ま
で入札を受け付け、指定期間経過時に最も購入希望金額
の高い購入希望者を落札者として決定する(ステップq
4)。前記指定期間経過後に、部品の所有者に対してメ
ール等の方法で結果を通知してオークションを終了する
(ステップq5)。
【0078】なお、以上の実施形態では交換可能な部品
を備える装置としてPOS端末の例で説明したが、AT
M、駅の券売機などの各種機器で構成することもでき、
また交換可能な部品は装置そのもの、例えばPOS端末
その他機器自体も含まれる。
【0079】また、運用AP12はCD(Compac
tDisk)、FD(FloppyDisk)、MO
(MagnetoOpticaldisk)、ハードデ
ィスク等の記録媒体に格納しても良い。これによってイ
ンストールして利用することもできるし、直接起動して
利用することもできる。
【0080】また、運用データ(B)を保守サーバ10
に送信する時期は、1日の業務終了時に限らず、随時送
信、1時間に1度送信する等の構成にすることもでき
る。
【0081】また、曜日別稼働率テーブル(J)は、時
間帯別や月別や年間日別など様々な構成にすることがで
きるし、曜日別稼働率テーブル(J)に加えて例えば月
別稼働率テーブルを設けることもできる。この場合は、
月毎の平均稼働率を前記曜日別稼働率テーブル(J)に
乗算して、季節毎の稼働率にも対応したより詳細な交換
時期の予測を行うこともできる。
【0082】また、RASデータ(A)はPOS端末5
0の運用DB51に記憶してもよい。この場合はRFタ
グが必要なく、前述のステップn11で自動更新させた
RASデータ(A)は、POS端末50又は店舗側コン
ソール70で店員が手入力する。このとき、前記RAS
データ(A)を運用DB51に記憶し、保守サーバ10
に送信して寿命予測テーブル(O)の内容も更新する。
【0083】また、店員への交換時期の通知、メーカへ
の発注データの通知は、モニタに表示する以外にもメッ
セージで通知しても良いし、店舗の店員又はメーカの係
員がコンソールを操作して初めて閲覧できるように構成
しても良い。
【0084】この発明の構成と、上述の実施形態との対
応において、この発明の部品情報処理システムは、実施
形態の交換情報処理システム1に対応し、以下同様に、
サーバは、保守サーバ10に対応し、寿命情報記憶手段
及び期間稼働情報記憶手段は、保守DB11に対応し、
制御手段は、運用AP12に対応し、交換時期算出手段
は、運用AP12に対応し、交換時期予測プログラム
は、運用AP12に対応し、期間稼働情報設定手段は、
運用AP12に対応し、発注手段は、運用AP12に対
応し、抽出手段は、運用AP12に対応し、出力手段
は、運用AP12に対応し、装置は、POS端末50に
対応し、交換可能部品は、POS端末50のサーマルプ
リンタに対応し、蓄積手段は、RFタグ及びハードウェ
アに対応し、蓄積稼働情報は、RASデータ(A)に対
応し、期間蓄積情報は、RASデータ(A)に対応し、
寿命情報、は、寿命テーブル(G)に対応し、期間稼働
情報は、曜日別稼働率テーブル(J)に対応し、所定期
間は、1週間に対応し、交換予測情報は、寿命予測テー
ブルに対応し、通信手段は、LANボードに対応する
も、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定され
るものではなく、多くの実施の形態を得ることができ
る。
【0085】
【発明の効果】この発明により、使用状況に変動がある
こともふまえて部品の正確な交換時期を算出することが
できるため、交換用の部品の手配を的確なタイミングで
行うことができ、交換用の部品の在庫状態を最適化する
ことができる。
【0086】また、前記正確な交換時期の算出により、
まだまだ使用できる部品であるにも関わらず交換時期で
あると判定したり、交換時期の表示がされる前に部品が
消耗して使用不可になってしまうといったことを避ける
ことができる。
【0087】また、部品を交換時期が来るまで十分使用
することがでるため、資源の節約を行うことができる。
また、交換時期より前の最適な時期にメーカから交換用
の部品を配送することができるので、部品が在庫切れに
なる心配がない。また、交換用の部品の配送は交換時期
の直前の定期配送日を利用することができるため、不要
な在庫を長期間持つ必要がなくなり、在庫を圧縮するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態を示すシステム構成図。
【図2】装置の構造を示すブロック図。
【図3】必要なデータのデータレイアウト。
【図4】保守DBのテーブルレイアウト。
【図5】保守DB及びメーカ側コンソールのテーブルレ
イアウト。
【図6】RFコインの読書き処理を示す処理フロー図。
【図7】RFコインへのRASデータ書込み処理を示す
処理フロー図。
【図8】交換時期を予想する動作の処理フロー図。
【図9】第2の実施形態を示すシステム構成図。
【図10】装置の構造を示すブロック図。
【図11】オークションの申し込み処理を示す処理フロ
ー図。
【図12】オークションの参加処理を示す処理フロー
図。
【符号の説明】
1…交換情報処理システム 10…保守サーバ 11…保守DB 12…運用AP 50…POS端末 (A)…RASデータ (G)…寿命テーブル (J)…曜日別稼働率テーブル
フロントページの続き Fターム(参考) 5B042 GA12 JJ06 JJ19 KK12 5H223 AA15 CC08 EE29 FF06 FF08

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置に備えた交換することが可能な交換可
    能部品の稼働状態を蓄積稼働情報として蓄積する蓄積手
    段と、前記交換可能部品の稼働限度を表す寿命情報を記
    憶する寿命情報記憶手段と、前記交換可能部品の所定期
    間の稼働状態を表す期間稼働情報を記憶する期間稼働情
    報記憶手段と、前記期間稼働情報、蓄積稼働情報及び寿
    命情報とに基づいて、前記交換可能部品の交換が必要に
    なる交換時期を算出する交換時期算出手段と、算出した
    前記交換時期を出力する出力手段とを備えた部品情報処
    理システム。
  2. 【請求項2】サーバと複数の装置とから構成され、装置
    に備えた交換することが可能な交換可能部品の交換時期
    を算出して出力する交換時期出力システムであって、前
    記交換可能部品の稼働状態を蓄積する蓄積手段と、前記
    交換可能部品の稼働限度を表す寿命情報を記憶する寿命
    情報記憶手段と、前記交換可能部品の所定期間の稼働状
    態を表す期間稼働情報を記憶する期間稼働情報記憶手段
    と、前記期間稼働情報、蓄積稼働情報及び寿命情報とに
    基づいて、前記交換可能部品の交換が必要になる交換時
    期を算出する交換時期算出手段と、算出した前記交換時
    期を出力する出力手段とを備えた部品情報処理システ
    ム。
  3. 【請求項3】設定した期間での実稼働状態を蓄積した期
    間蓄積情報に基づいて前記期間稼働情報を設定する期間
    稼働情報設定手段を備えた請求項1又は2記載の部品情
    報処理システム。
  4. 【請求項4】算出した前記交換時期から所定期間前にそ
    の交換の対象である交換可能部品の交換用部品を発注す
    る発注手段を備えた請求項1、2又は3記載の部品情報
    処理システム。
  5. 【請求項5】前記発注手段を、配送時期を設定した配送
    カレンダと前記交換時期に基づいて発注する処理に設定
    した請求項1から4のいずれか1つに記載の部品情報処
    理システム。
  6. 【請求項6】複数の交換可能部品の前記交換時期を表す
    交換予測情報に基づいて、交換時期の近い交換可能部品
    に対して同種類の交換可能部品で使用頻度が低いものを
    抽出して出力する抽出手段を備えた請求項1から5のい
    ずれか1つに記載の部品情報処理システム。
  7. 【請求項7】装置に備えた交換することが可能な交換可
    能部品の稼働状態を蓄積する蓄積稼働情報と、前記交換
    可能部品の稼働限度を表す寿命情報とを処理する部品情
    報処理方法であって、前記交換可能部品の所定期間の稼
    働状態を表す期間稼働情報、前記蓄積稼働情報及び寿命
    情報とに基づいて、前記交換可能部品の交換が必要にな
    る交換時期を算出して出力する部品情報処理方法。
  8. 【請求項8】前記期間稼働情報は、設定した期間での実
    稼働状態を蓄積し、その期間蓄積情報に基づいて算出し
    て出力する請求項7記載の部品情報処理方法。
  9. 【請求項9】算出した前記交換時期から所定期間前にそ
    の交換の対象である交換可能部品の交換用部品を発注す
    る請求項7又は8記載の部品情報処理方法。
  10. 【請求項10】複数の交換可能部品の前記交換時期を表
    す交換予測情報に基づいて、交換時期の近い交換可能部
    品に対して同種類の交換可能部品で使用頻度が低いもの
    を抽出して出力する請求項7、8又は9記載の部品情報
    処理方法。
  11. 【請求項11】請求項7から10のいずれか1つに記載
    の部品情報処理方法で前記交換時期を算出する交換時期
    予測プログラム。
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