JP2003036036A - Led表示装置用ユニット及びled表示装置の設置方法 - Google Patents

Led表示装置用ユニット及びled表示装置の設置方法

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JP2003036036A JP2001224968A JP2001224968A JP2003036036A JP 2003036036 A JP2003036036 A JP 2003036036A JP 2001224968 A JP2001224968 A JP 2001224968A JP 2001224968 A JP2001224968 A JP 2001224968A JP 2003036036 A JP2003036036 A JP 2003036036A
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led display
led
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Hitoshi Takahashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LED表示装置用ユニットの薄型化や軽量化
を実現する。 【解決手段】 基板2の一方の面にLEDチップ3を搭
載し、基板2の他方の面にLEDチップ3の駆動用回路
4を搭載し、外部のDC電源からの電力を変圧して駆動
用回路4に供給するDC−DCコンバータ7を設け、駆
動用回路4及びDC−DCコンバータ7を筐体6, 8で
覆い、駆動用回路4からの熱を筐体6, 8に伝導する熱
伝導体9を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のユニットを
縦方向や横方向に配列して設置されるLED表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】比較的小さな画面サイズのユニットを構
成単位とし、このユニットを縦及び横方向に複数配列す
ることによって大画面を実現するLED表示装置が、多
人数に映像を見せるための表示装置として普及してい
る。
【0003】こうしたLED表示装置のうち、例えばシ
ョールームのような屋内に設置するものでは、観衆と表
示画面との間の距離が比較的小さいので、画素ピッチを
数ミリ程度にまで小さくすることが必要とされる。その
ため、こうした屋内型のLED表示装置用のユニットで
は、LEDチップを樹脂でモールドしたLEDランプを
基板に搭載するのではなく、SMDチップ(表面実装タ
イプのLEDチップ)を基板に搭載することによって画
素を形成することが多くなっている。
【0004】図16は、SMDチップを用いたLED表
示装置用ユニットの従来の構成の概要を示す側面断面図
である。基板101に、複数の画素102がマトリクス
状に形成されている。各画素102は、それぞれ1また
は複数のSMDチップを基板101に搭載するとともに
光拡散用の樹脂でそのSMDチップを覆ったものであ
る。画素ピッチは、例えば6mmあるいは8mm程度に
なっている。
【0005】基板101の裏面側には、基板103が配
置されている。基板103には、駆動用回路104(画
素102を構成するSMDチップを直接駆動するドライ
バICと、外部からの映像信号等を処理してドライバI
Cに信号を供給する信号処理回路)が搭載されている。
基板103の裏面側には、駆動用回路104に電力を供
給するACスイッチング電源105が配置されている。
基板103及びACスイッチング電源105は、筐体1
06で覆われている。
【0006】このように、SMDチップを用いた従来の
LED表示装置用ユニットでは、SMDチップと駆動用
回路(ドライバIC及び信号処理回路)とを別々の基板
に搭載してそれらの基板を重ねて配置するとともに、電
源としてACスイッチング電源を設けていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした従来
のLED表示装置用ユニットには、次の(a)〜(c)
のような不都合があった。
【0008】(a)SMDチップを搭載する基板と駆動
用回路(ドライバIC及び信号処理回路)を搭載する基
板とを別々に設けることや、それらの基板を重ねて配置
することや、ACスイッチング電源自体も比較的厚みや
重量があることから、ユニットの奥行きや重量が大きく
なる。そうしたユニットを縦及び横方向に複数配列して
LED表示装置を設置するためには、個々のユニットを
機械的に支える構造体(例えば金属製の支柱)を設置場
所に据えつけて、その構造体にユニットを取り付けるよ
うにしなければならない。その結果、設置コストが高く
なってしまう。
【0009】(b)ユニットの奥行きが大きいことか
ら、スペースの狭い場所では、LED表示装置を設置で
きないことや、設置しても観衆と表示画面との間の距離
が小さくなりすぎて画面が見づらくなることがある。
【0010】(c)ACスイッチング電源に厚みがある
ことから、図16にも表れているように、駆動用回路が
ユニット内の奥まった位置に存在するようになる。駆動
用回路はユニットの主な発熱源であり、このように奥ま
った位置にある発熱源からの熱をユニットの外部に放熱
するためには、例えばユニットに排気ファンを装備する
(図16では筐体106に開口部分を設けてその開口部
分に排気ファンを取り付ける)ことが必要になる。その
結果、ますますユニットの重量が大きくなるとともにコ
スト高になってしまう。
【0011】本発明は、上述の点に鑑み、従来のLED
表示装置用ユニットに関するこれらの不都合を解消する
ことを課題としてなされたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本出願人は、基板の一方の面にLEDチップを搭載
し、この基板の他方の面に、このLEDチップの駆動用
回路を搭載し、外部のDC電源からの電力を変圧してこ
の駆動用回路に供給するDC−DCコンバータを設け、
この駆動用回路及びDC−DCコンバータを筐体で覆
い、この駆動用回路からの熱をこの筐体に伝導する熱伝
導体を設けたLED表示装置用ユニットを提案する。
【0013】このLED表示装置用ユニットでは、LE
Dチップを搭載する基板を駆動用回路を搭載する基板と
して兼用することや、DC−DCコンバータはACスイ
ッチング電源よりも厚みや重量が小さいことから、従来
のLED表示装置用ユニットよりも大幅に薄型化及び軽
量化される。これにより、従来のように個々のユニット
を機械的に支える構造体を据えつけなくてもユニットを
縦及び横方向に複数配列してLED表示装置を設置する
ことができるようになるので、屋内型のLED表示装置
用ユニットに関する前述の(a)のような不都合が解消
される。
【0014】また、このように従来のユニットよりも大
幅に薄型化されることから、屋内型のLED表示装置用
ユニットに関する前述の(b)のような不都合が解消さ
れる。
【0015】そして、DC−DCコンバータの厚みが小
さいことから駆動用回路がユニットの表面(筐体の表
面)に近い位置に存在するようになり、この表面に近い
位置にある駆動用回路からの熱が熱伝導体を介して筐体
に伝わって筐体から外部に放熱されるようになってい
る。したがって、放熱用の排気ファンは不要になるの
で、屋内型のLED表示装置用ユニットに関する前述の
(c)のような不都合も解消される。
【0016】なお、このLED表示装置用ユニットにお
いて、一例として、このLED表示装置用ユニットを複
数連結してワイヤーで吊り下げるための手段か、あるい
はこのLED表示装置用ユニットを板面に貼り付けるた
めの手段をさらに備えることが好適である。
【0017】それにより、薄型且つ軽量なユニットを、
複数連結してワイヤーで吊り下げることや壁面などに縦
方向や横方向に複数貼り付けることによってLED表示
装置の設置が完了するので、LED表示装置の設置作業
を簡単に行えるようになる。
【0018】さらに、ユニットを吊り下げていたワイヤ
ーを外すことやユニットを壁面などからはがすことによ
ってLED表示装置の撤収が完了するので、LED表示
装置の撤収作業も簡単に行えるようになる。
【0019】また、このLED表示装置用ユニットにお
いて、一例として、筐体を導電体で構成し、基板のうち
LEDチップを搭載した面のLEDチップの周囲に導電
体を配置し、このLEDチップの周囲の導電体を筐体に
電気的に接続することが好適である。
【0020】それにより、このLED表示装置用ユニッ
トの前面に人の指などが近づいたり触れたりすることに
よって静電気放電が発生した際に、この放電による電流
が、LEDチップの周囲の導電体から筐体のほうに流れ
るようになる。したがって、LEDチップや駆動用回路
にはこの電流が流れにくくなるので、LEDチップや駆
動用回路が静電気から保護されるようになる。
【0021】次に、本出願人は、基板の一方の面にLE
Dチップが搭載され、この基板の他方の面にこのLED
チップの駆動用回路が搭載され、外部のDC電源からの
電力を変圧してこの駆動用回路に供給するDC−DCコ
ンバータが設けられ、この駆動用回路及びDC−DCコ
ンバータが筐体で覆われ、この駆動用回路からの熱をこ
の筐体に伝導する熱伝導体が設けられているLED表示
装置用ユニットを、複数連結してワイヤーで吊り下げる
か、あるいは板面に複数貼り付けるようにしたLED表
示装置の設置方法を提案する。
【0022】この設置方法によれば、やはり、屋内型の
LED表示装置用ユニットに関する前述の(a)〜
(c)のような不都合が解消されるとともに、LED表
示装置の設置作業や撤収作業を簡単に行えるようにな
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて具体
的に説明する。
【0024】図12は、本発明に係るLED表示装置用
ユニットの外観構成例を示す(図1A, B, Cはそれぞ
れ正面図, 側面図, 背面図である)。また図2は、この
ユニットの側面断面図である。図2に示すように、この
ユニット1内には基板2が設けられている。
【0025】図3は、この基板2の外観を示す(同図A
は正面図、同図Bは側面図、同図Cは背面図である)。
基板2は両面がリフローされており、その一方の面に複
数の画素3がマトリクス状に形成されている。各画素3
は、それぞれ赤色, 緑色, 青色発光の3つのSMDチッ
プを基板2に搭載するとともに光拡散用の樹脂でそのS
MDチップを覆ったものである。画素ピッチは、例えば
6mmあるいは8mm程度になっている。
【0026】基板2のもう一方の面には、駆動用回路
(画素3を構成するSMDチップを直接駆動するドライ
バICと、外部からの映像信号を処理してドライバIC
に信号を供給する信号処理回路)4と、コネクタ5とが
搭載されている。駆動用回路4中のドライバICと画素
3を構成するSMDチップとは、基板2内の配線によっ
て接続されている。また、駆動用回路4とコネクタ5と
は、基板2内の配線によって接続されている。コネクタ
5は、後述のDC−DCコンバータからの電力を駆動用
回路4に供給するとともに、外部からの映像信号を駆動
用回路4中の信号処理回路に供給するためのものであ
る。
【0027】基板2は、4箇所に貫通穴2aを有してい
る。ユニット1では、こうした構造の基板2が同一平面
内に縦2×横2=4枚並べて配置されている。
【0028】図1C及び図2に示すように、各基板2に
搭載された駆動用回路4は、共通の1つのアルミニウム
製の筐体6で覆われている。筐体6の表面の中央部分に
はDC−DCコンバータ7が設けられており、DC−D
Cコンバータ7はアルミニウム製の筐体8で覆われてい
る。DC−DCコンバータ7は、ユニット1の外部のD
C電源からの電力を変圧してコネクタ5経由で各駆動用
回路4に供給するものである(図ではDC−DCコンバ
ータ7とコネクタ5とを結ぶケーブルの図示は省略して
いる)。
【0029】図4は、このDC−DCコンバータ7の外
観を示す(同図Aは正面図、同図Bは側面図である)。
DC−DCコンバータ7は300Wタイプのものであ
り、そのサイズは縦55.9×横57.9×厚さ12.
7mmとなっている。このDC−DCコンバータ7は、
ACスイッチング電源と比較して厚みが小さいとともに
重量も小さくなっている。
【0030】図2に示すように、各駆動用回路4と筐体
6との間には、この両者に接触させるようにして、それ
ぞれ放熱シート9(例えばシリコンのような熱伝導率の
高い材料からなるシート状の物体)が設けられている。
【0031】また、各基板2の前面(画素3を形成した
面)には、それぞれ縦・横の寸法が基板2と略等しいと
ともに画素3の位置に貫通穴を有する絶縁板10, 導電
板(例えばアルミニウム板)11, 非導電性の黒色の化
粧板(例えばプラスチック板)12が順に取り付けられ
ている。図1にも、この化粧板12が示されている。絶
縁板10と導電板11と化粧板12との合計の厚さは、
基板2の面からの画素3の高さと略等しくなっている。
【0032】絶縁板10は、基板2の貫通穴2aに対応
する位置にも、貫通穴2aに略等しい口径の貫通穴を有
している。また、筐体6は、基板2の貫通穴2aに対応
する位置に、貫通穴2aよりも幾分小さい口径のねじ穴
を有している。このねじ穴にはそれぞれ金属製のねじ1
3がはめ込まれており、このねじ13の先端は貫通穴2
a及び絶縁板10の貫通穴を通って導電板11に接触し
ている。
【0033】図1C及び図2に示すように、筐体6の表
面の左端, 右端付近の箇所には、筐体6の縦辺と略等し
い長さを有するとともに上端, 下端部分がそれぞれ筐体
6の横辺方向に張り出した金属製(例えばアルミニウム
製)のブラケット14がそれぞれ取り付けられている。
各ブラケット14の上端には、縦方向に突起した位置出
しピン14aが設けられている。また、各ブラケット1
4の下端には、この位置出しピン14aを挿入するため
の穴14bが設けられている。この位置出しピン14a
及び穴14bは、複数のユニット1を互いに縦方向に位
置合せするためのものである。
【0034】また、各ブラケット14の上端, 下端の横
方向に張り出した部分には、それぞれ縦方向にねじ穴1
4c, 14dが設けられている。このねじ穴14c, 1
4dは、後述するように、ユニット1をワイヤーで吊り
下げたり、複数のユニット1を互いに連結したりするた
めのものである。
【0035】このユニット1の全体の奥行きは、30m
m以下になっている。また、ユニット1の全体の重量は
約2.5kgになっている。
【0036】図5は、このユニット1において駆動用回
路4からの熱が外部に放熱される様子を示す。同図に矢
印で熱の移動を示すように、各駆動用回路4からの熱
は、放熱シート9を介して、筐体6のうち放熱シート9
との接触面に伝わる。筐体6はアルミニウム製であり熱
伝導率が高いので、この接触面に伝わった熱は、筐体6
の表面の広い範囲に伝わって外部に放熱される。また、
筐体6から同じくアルミニウム製の筐体8の表面にも伝
わって外部に放熱される。
【0037】このように、このユニット1では、DC−
DCコンバータ7の厚みが小さいことから駆動用回路4
がユニット1の表面(筐体6や筐体8の表面)に近い位
置に存在しており、この表面に近い位置にある駆動用回
路4からの熱が放熱シート9を介して筐体6や筐体8に
伝わって筐体6や筐体8から外部に放熱されるようにな
っている。
【0038】図6は、このユニット1の前面(化粧板1
2の表面)に人の指などが近づいたり触れたりした際に
発生した静電気放電による電流の流れを示す。導電板1
1と筐体6とがねじ13によって電気的に接続されてい
るので、同図に矢印で示すように、この電流は、導電板
11からねじ13を経て筐体6に流れ、さらには筐体6
からブラケット14に流れる。
【0039】さらに、後述するように複数のユニット1
を配列したLED表示装置では、筐体6やブラケット1
4に流れた電流は、他のユニット1の筐体6やブラケッ
ト14にも流れる。このように複数のユニット1を配列
した場合には、各ユニット1の筐体6やブラケット14
の面積の合計が広くなるので、静電気による電流を十分
に逃がすことができるようになる。
【0040】他方、導電板11と基板2との間には絶縁
板10が存在しており、ねじ13も基板2とは接触して
いないので、導電板11やねじ13から基板2のほうに
この電流が流れることはない。
【0041】したがって、画素3を構成するSMDチッ
プや駆動用回路4が静電気から保護される。
【0042】次に、このユニット1を用いたLED表示
装置の設置方法について説明する。図7に示すように、
設置現場で、2本のワイヤー21を1組として複数組の
ワイヤー21を天井などから一列に垂らす。同じ組のワ
イヤー21同士の間隔Dは、ユニット1の2つのブラケ
ット14のねじ穴14cの距離と略等しくしておく。ま
た、各組のピッチ(繰返し間隔)Pは、ユニット1の横
方向の寸法と略等しくしておく。
【0043】そして、図8A, Bにそれぞれユニット1
の側面方向, 背面方向から示すように、ねじの部分及び
リング状の部分を有する金具22のねじの部分を1枚の
ユニット1の2つのブラケット14のねじ穴14cにそ
れぞれはめ込み、これらの金具22のリング状の部分に
1組のワイヤー21を結ぶことにより、このユニット1
をこの1組のワイヤー21で吊り下げる。
【0044】また、この図8A, Bに示すように、この
ワイヤー21に吊り下げたユニット1の2つのブラケッ
ト14のねじ穴14dにそれぞれ連結用の金具23(ね
じの部分及び金具23同士を互いに噛合せることのでき
る形状の部分を有するもの)をはめ込み、別の1枚のユ
ニット1の2つのブラケット14のねじ穴14cにもそ
れぞれこうした金具23をはめ込む。
【0045】そして、この別のユニット1とワイヤー2
1に吊り下げたユニット1とを、この別のユニット1の
ブラケット14の位置出しピン14aをワイヤー21に
吊り下げたユニット1のブラケット14の穴14bに挿
入することによって互いに位置合せした後、金具23同
士を互いに噛み合せることによって連結する。
【0046】また、この図8A, Bに示すように、この
別のユニット1の下側にも、同様にして別のユニット1
を順次連結する。(図8Bでは、図示の都合上、上から
2枚目以降のユニット1の位置出しピン14aも実線で
描いているが、実際にはこれらは外部からは見えな
い。)
【0047】こうしたユニット1の吊下げ及び連結を各
組のワイヤー21に対して行うことにより、図9に示す
ように、複数枚のユニット1を縦及び横方向に配列した
LED表示装置の設置が完了する。
【0048】このように、このユニット1は、画素3を
構成しているSMDチップを搭載した基板2を駆動用回
路4を搭載する基板として兼用していることや、DC−
DCコンバータ7はACスイッチング電源よりも厚みや
重量が小さいことから、従来のLED表示装置用ユニッ
トよりも大幅に薄型化及び軽量化されている。
【0049】したがって、従来のように個々のユニット
を機械的に支える構造体を据えつけなくてもユニット1
を縦及び横方向に複数配列してLED表示装置を設置す
ることができるので、LED表示装置の設置コストが低
減されるようになっている。
【0050】また、このように従来のユニットよりも大
幅に薄型化されていることから、スペースの狭い場所で
もLED表示装置を設置できるようになっている。
【0051】また、排気ファンを設けることなく駆動用
回路からの熱を放熱することができるので、その点でも
ユニットの軽量化や低コスト化が実現されるようになっ
ている。
【0052】また、画素3を構成するSMDチップや駆
動用回路4が静電気から保護されるようになっている。
【0053】また、薄型且つ軽量なユニット1を複数枚
連結してワイヤーで吊り下げることによってLED表示
装置の設置が完了するので、LED表示装置の設置作業
を簡単に行えるようになっている。
【0054】さらに、ユニット1を吊り下げていたワイ
ヤーを外すことによってLED表示装置の撤収が完了す
るので、LED表示装置の撤収作業も簡単に行えるよう
になっている。
【0055】このようにLED表示装置の設置作業や撤
収作業が簡単であることから、このユニット1の利用形
態としては、従来のLED表示装置用ユニットでは考え
られないような利用形態が可能になる。
【0056】すなわち、例えば、一定の短い期間だけ開
催される展示会の会場にこのユニット1を用いてLED
表示装置を設置するという利用形態が可能になる。ま
た、このユニット1をユーザーに貸し出し、ユーザーが
自分でこのユニット1を用いてLED表示装置を設置す
るという利用形態も可能になる。また、デパートのよう
な建物の外壁面に、広告用の垂れ幕の代わりに、このユ
ニット1を用いてLED表示装置を設置して広告用の映
像を表示するという利用形態も可能になる。
【0057】最後に、複数枚のユニットを配列するため
の機構としてこのユニット1とは異なる機構を採用した
ユニットについて説明する。
【0058】図10に示すユニット31では、ユニット
1のブラケット14に代えてブラケット32が取り付け
られている。ブラケット32は、全体の形状はブラケッ
ト14と同一であり、ブラケット14と同じく位置出し
ピン32a及び穴32bが設けられているが、ブラケッ
ト14のねじ穴14c, 14dのようなねじ穴は設けら
れておらず、代わりに上端, 下端にそれぞれ貫通穴32
c, 32dが設けられている。ユニット31のその他の
部分の構成はユニット1と同じである。
【0059】このユニット31を用いてLED表示装置
を設置するためには、図11に示すように、設置現場で
天井などから垂らした1組のワイヤー41(設置しよう
とするLED表示装置の縦サイズよりも長いもの)を複
数枚のユニット31のブラケット32の貫通穴32c及
び32dに順に通し、ユニット31の横辺と略等しい長
さを有する細長い棒状の支持部材42の両端にこれらの
ワイヤー41の先端を取り付け、各ユニット31を位置
出しピン32a及び穴32bで位置合せするという作業
を、図7のワイヤー21と同様に一列に垂らした複数組
のワイヤー41に対して行えばよい。
【0060】図12に示すユニット51では、ユニット
1のブラケット14に代えてブラケット52が取り付け
られている。ブラケット52は、全体の形状はブラケッ
ト14と同一であり、ブラケット14と同じく位置出し
ピン52a及び穴52bが設けられているが、ブラケッ
ト14のねじ穴14c, 14dのようなねじ穴は設けら
れていない。また、ユニット51の背面の左端, 右端の
箇所に、ブラケット52よりも厚みのあるマグネット5
3がそれぞれ取り付けられている。ユニット51のその
他の部分の構成はユニット1と同じである。
【0061】このユニット51を用いてLED表示装置
を設置するためには、図13に示すように、設置現場の
壁面などに磁性を有する薄い金属板61を取り付けてお
き、複数枚のユニット51を位置出しピン52a及び穴
52bで位置合せしつつマグネット53でこの金属板6
1に貼り付けることによって縦及び横方向に配列すれば
よい。
【0062】図14に示すユニット71では、ユニット
1のブラケット14に代えてブラケット72が取り付け
られている。ブラケット72は、全体の形状はブラケッ
ト14と同一であり、ブラケット14と同じく位置出し
ピン72a及び穴72bが設けられているが、ブラケッ
ト14のねじ穴14c, 14dのようなねじ穴は設けら
れていない。また、ユニット51の背面の左端, 右端の
箇所に、ブラケット72よりも厚みのあるマジックテー
プ(登録商標)73がそれぞれ取り付けられている。ユ
ニット71のその他の部分の構成はユニット1と同じで
ある。
【0063】このユニット71を用いてLED表示装置
を設置するためには、図15に示すように、設置現場の
壁面などにマジックテープ81を取り付けておき、複数
枚のユニット71を位置出しピン72a及び穴72bで
位置合せしつつマジックテープ73でこのマジックテー
プ81に貼り付けることによって縦及び横方向に配列す
ればよい。
【0064】図12のユニット51や図14のユニット
71でも、壁面などに縦方向や横方向に複数貼り付ける
ことによってLED表示装置の設置が完了するとともに
この壁面などからはがすことによってLED表示装置の
撤収が完了するので、やはりLED表示装置の設置作業
や撤収作業を簡単に行えるようになっている。
【0065】さらに、図12のユニット51や図14の
ユニット71の利用形態としては、円筒面状の壁面や球
面状の壁面にLED表示装置を設置するという利用形態
も可能になる。
【0066】なお、以上の例では1つのユニット1内に
基板2を縦2×横2=4枚並べて配置しているが、基板
2を縦方向や横方向に適宜の枚数並べて配置するように
してもよく、あるいは基板2を1枚だけ配置するように
してもよい。
【0067】また、以上の例ではユニット同士を縦方向
に位置合せするための位置出しピン及び穴を設けている
が、この位置出しピン及び穴に加えて、ユニット同士を
横方向に位置合せするための位置出しピン及び穴をさら
に設けるようにしてもよい。
【0068】また、以上の例では、静電気による電流
を、LED表示装置を構成する各ユニット1の筐体6や
ブラケット14に逃がすようにしている。しかし、別の
例として、LED表示装置を構成するいずれかのユニッ
ト1の筐体6またはブラケット14をアース線を介して
接地することにより、この電流をLED表示装置の外部
に逃がすようにしてもよい。
【0069】また、本発明は、以上の例に限らず、本発
明の要旨を逸脱することなく、その他様々の構成をとり
うることはもちろんである。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、LED
表示装置用ユニットが従来よりも大幅に薄型化及び軽量
化されるので、複数のユニットを縦方向や横方向に配列
して設置されるLED表示装置の設置コストを低減する
ことができるとともに、こうしたLED表示装置の設置
作業を簡単に行えるという効果が得られる。
【0071】また、スペースの狭い場所でもこうしたL
ED表示装置を設置できるという効果が得られる。
【0072】また、排気ファンを設けることなく駆動用
回路からの熱を放熱することができるので、その点でも
ユニットの軽量化や低コスト化を実現できるという効果
が得られる。
【0073】また、画素を構成するLEDチップや駆動
用回路を静電気から保護することができるという効果が
得られる。
【0074】また、薄型且つ軽量なユニットを、複数連
結してワイヤーで吊り下げることや壁面などに縦方向や
横方向に複数貼り付けることによってLED表示装置の
設置が完了するので、LED表示装置の設置作業を簡単
に行えるという効果が得られる。
【0075】さらに、ユニットを吊り下げていたワイヤ
ーを外すことやユニットを壁面などからはがすことによ
ってLED表示装置の撤収が完了するので、LED表示
装置の撤収作業も簡単に行えるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るLED表示装置用ユニットの外観
構成例を示す図である。
【図2】図1のユニットの側面断面図である。
【図3】図1のユニット内の基板の外観を示す図であ
る。
【図4】図1のユニット内のDC−DCコンバータの外
観を示す図である。
【図5】図1のユニットにおいて駆動用回路からの熱が
外部に放熱される様子を示す図である。
【図6】図1のユニットにおいて静電気放電による電流
の流れを示す図である。
【図7】図1のユニットを用いたLED表示装置の設置
方法を示す図である。
【図8】図1のユニットを用いたLED表示装置の設置
方法を示す図である。
【図9】図1のユニットを用いた設置されたLED表示
装置を示す図である。
【図10】本発明に係るLED表示装置用ユニットの別
の構成例を示す背面図である。
【図11】図10のユニットを用いたLED表示装置の
設置方法を示す図である。
【図12】本発明に係るLED表示装置用ユニットの別
の構成例を示す背面図である。
【図13】図12のユニットを用いたLED表示装置の
設置方法を示す図である。
【図14】本発明に係るLED表示装置用ユニットの別
の構成例を示す背面図である。
【図15】図14のユニットを用いたLED表示装置の
設置方法を示す図である。
【図16】SMDチップを用いたLED表示装置用ユニ
ットの従来の構成の概要を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1, 31, 51, 71 LED表示装置用ユニット、
2 基板、 3 画素、 4 駆動用回路、 5 コネ
クタ、 6, 8 筐体、 7 DC−DCコンバータ、
9 放熱シート、 10 絶縁板、 11 導電板、
12 化粧板、 13 ねじ、 14, 32, 52,
72 ブラケット、 14a, 32a,52a, 72a
位置出しピン、 14b, 32b, 52b, 72b
位置出しピン挿入用の穴、 14c, 14d ねじ穴、
21, 41 ワイヤー、 22, 23 金具、 42
支持部材、 53 マグネット、 61 金属板、
73 ,81 マジックテープ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の一方の面にLEDチップが搭載さ
    れ、 前記基板の他方の面に、前記LEDチップの駆動用回路
    が搭載され、 外部のDC電源からの電力を変圧して前記駆動用回路に
    供給するDC−DCコンバータが設けられ、 前記駆動用回路及び前記DC−DCコンバータが筐体で
    覆われ、 前記駆動用回路からの熱を前記筐体に伝導する熱伝導体
    が設けられていることを特徴とするLED表示装置用ユ
    ニット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のLED表示装置用ユニ
    ットにおいて、 前記LED表示装置用ユニットを複数の連結してワイヤ
    ーで吊り下げるための手段をさらに備えたことを特徴と
    するLED表示装置用ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のLED表示装置用ユニ
    ットにおいて、 前記LED表示装置用ユニットを板面に貼り付けるため
    の手段をさらに備えたことを特徴とするLED表示装置
    用ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のLE
    D表示装置用ユニットにおいて、 前記筐体は導電体から成っており、 前記基板の前記一方の面の前記LEDチップの周囲に、
    導電体が配置されており、 前記導電体が、前記筐体に電気的に接続されていること
    を特徴とするLED表示装置用ユニット。
  5. 【請求項5】 基板の一方の面にLEDチップが搭載さ
    れ、前記基板の他方の面に、前記LEDチップの駆動用
    回路が搭載され、外部のDC電源からの電力を変圧して
    前記駆動用回路に供給するDC−DCコンバータが設け
    られ、前記駆動用回路及び前記DC−DCコンバータが
    筐体で覆われ、前記駆動用回路からの熱を前記筐体に伝
    導する熱伝導体が設けられているLED表示装置用ユニ
    ットを、複数連結してワイヤーで吊り下げることを特徴
    とするLED表示装置の設置方法。
  6. 【請求項6】 基板の一方の面にLEDチップが搭載さ
    れ、前記基板の他方の面に、前記LEDチップの駆動用
    回路が搭載され、外部のDC電源からの電力を変圧して
    前記駆動用回路に供給するDC−DCコンバータが設け
    られ、前記駆動用回路及び前記DC−DCコンバータが
    筐体で覆われ、前記駆動用回路からの熱を前記筐体に伝
    導する熱伝導体が設けられているLED表示装置用ユニ
    ットを、板面に複数貼り付けることを特徴とするLED
    表示装置の設置方法。
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