JP2003034266A - 車体前部支持構造 - Google Patents
車体前部支持構造Info
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- JP2003034266A JP2003034266A JP2001221837A JP2001221837A JP2003034266A JP 2003034266 A JP2003034266 A JP 2003034266A JP 2001221837 A JP2001221837 A JP 2001221837A JP 2001221837 A JP2001221837 A JP 2001221837A JP 2003034266 A JP2003034266 A JP 2003034266A
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- Japan
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- support beam
- steering support
- vehicle
- vehicle body
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高剛性且つ軽量で、部品取付け作業の効率化と
ハーネス類を配索するための空間利用率との向上を実現
する。 【解決手段】ステアリングサポートビーム1を押出し成
型品とし、その内部に内部リブ8を設け、この内部リブ
8により区画された空隙部9aに面する外周面に開口部
1cを形成し、この開口部1cから空隙部9a内にハー
ネス類10を収容する。又ステアリングサポートビーム
1の外周を、助手席エアバッグモジュール5から延出す
るブラケット5a及びインストルメントパネル3の裏面
に面当接可能な被当接面1a,1bを有する多角形に形
成する。
ハーネス類を配索するための空間利用率との向上を実現
する。 【解決手段】ステアリングサポートビーム1を押出し成
型品とし、その内部に内部リブ8を設け、この内部リブ
8により区画された空隙部9aに面する外周面に開口部
1cを形成し、この開口部1cから空隙部9a内にハー
ネス類10を収容する。又ステアリングサポートビーム
1の外周を、助手席エアバッグモジュール5から延出す
るブラケット5a及びインストルメントパネル3の裏面
に面当接可能な被当接面1a,1bを有する多角形に形
成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インストルメント
パネル裏面にステアリングサポートビームを配設した車
体前部支持構造に関する。
パネル裏面にステアリングサポートビームを配設した車
体前部支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5、図6に示すようにステアリングサ
ポートビーム101は、車体102の前部に設けられて
いるインストルメントパネル(図示せず)の裏面に横設さ
れ、このステアリングサポートビーム101の両端に設
けたフランジ103が左右のフロントピラー104に連
結されて、車体前部の剛性が確保されている。又、図7
に示すように、このステアリングサポートビーム101
にインストルメントパネル105の裏面がパネル支持ブ
ラケット106を介して固設されている。
ポートビーム101は、車体102の前部に設けられて
いるインストルメントパネル(図示せず)の裏面に横設さ
れ、このステアリングサポートビーム101の両端に設
けたフランジ103が左右のフロントピラー104に連
結されて、車体前部の剛性が確保されている。又、図7
に示すように、このステアリングサポートビーム101
にインストルメントパネル105の裏面がパネル支持ブ
ラケット106を介して固設されている。
【0003】更に、図6に示すように、ステアリングサ
ポートビーム101の中央部から、図においては一対の
ステー107が下方へ延出しされ、この一対のステー1
07が車室下部に支持されている。
ポートビーム101の中央部から、図においては一対の
ステー107が下方へ延出しされ、この一対のステー1
07が車室下部に支持されている。
【0004】又、図6、図7に示すように、ステアリン
グサポートビーム101の中間部には、インストルメン
トパネル105の裏面に配設される助手席エアバッグモ
ジュール108や図示しないステアリングコラム等の車
載部品が、支持ブラケット109,110を介して固設
されており、これらに接続されるハーネス類111がイ
ンストルメントパネル105内に配索されている。
グサポートビーム101の中間部には、インストルメン
トパネル105の裏面に配設される助手席エアバッグモ
ジュール108や図示しないステアリングコラム等の車
載部品が、支持ブラケット109,110を介して固設
されており、これらに接続されるハーネス類111がイ
ンストルメントパネル105内に配索されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のステ
アリングサポートビーム101は、鋼管パイプによって
形成されている場合が多く、このステアリングサポート
ビーム101に対し、インストルメントパネル105内
に配設される車載部品を直接固設することが困難である
ため、支持ブラケット106,109,110を介して
固設する必要がある。
アリングサポートビーム101は、鋼管パイプによって
形成されている場合が多く、このステアリングサポート
ビーム101に対し、インストルメントパネル105内
に配設される車載部品を直接固設することが困難である
ため、支持ブラケット106,109,110を介して
固設する必要がある。
【0006】その結果、支持ブラケット106,10
9,110を必要とする分、部品点数が多くなり、作業
工程の増加を招くばかりでなく、重量増となってしまう
不都合がる。
9,110を必要とする分、部品点数が多くなり、作業
工程の増加を招くばかりでなく、重量増となってしまう
不都合がる。
【0007】これに対処するに、例えば特開平5−23
8421号公報では、ステアリングサポートビーム(ス
テアリングメンバ)を形成する筒体の外周面に、軸方向
に延在する車載部品取付け用のブラケットを取付けるフ
ランジを一体に形成し、或いは筒体を多角形に形成し、
その外周に筒体の外形とほぼ同じ形状の内形を有するブ
ラケットを外装し、或いは筒体の外周面に溝を軸方向に
沿って形成し、この溝にブラケットを嵌合させること
で、これらのブラケットの取付け作業を簡素化する技術
が開示されている。
8421号公報では、ステアリングサポートビーム(ス
テアリングメンバ)を形成する筒体の外周面に、軸方向
に延在する車載部品取付け用のブラケットを取付けるフ
ランジを一体に形成し、或いは筒体を多角形に形成し、
その外周に筒体の外形とほぼ同じ形状の内形を有するブ
ラケットを外装し、或いは筒体の外周面に溝を軸方向に
沿って形成し、この溝にブラケットを嵌合させること
で、これらのブラケットの取付け作業を簡素化する技術
が開示されている。
【0008】しかし、特開平5−238421号公報に
開示されている技術では、フランジが外周面に軸方向に
沿って延在しているので、部品の取付けを必要とする部
位以外の部位にもフランジが存在するため、重量増加が
余儀なくされる。
開示されている技術では、フランジが外周面に軸方向に
沿って延在しているので、部品の取付けを必要とする部
位以外の部位にもフランジが存在するため、重量増加が
余儀なくされる。
【0009】一方、これらに接続するハーネス類をステ
アリングサポートビームに配索しようとする場合、この
ハーネス類をステアリングサポートビームに固設するた
めのクリップ等の取付け具が別途必要となり、部品点数
が増加してしまう不都合がある。
アリングサポートビームに配索しようとする場合、この
ハーネス類をステアリングサポートビームに固設するた
めのクリップ等の取付け具が別途必要となり、部品点数
が増加してしまう不都合がある。
【0010】更に、インストルメントパネル内は狭いた
め、ハーネス類と電装部品との空間を広く確保すること
が困難な場合が多く、このような場合、ハーネス類には
外部からの電磁波の影響を遮蔽したり、逆に周辺の他の
電装部品への電磁波の漏洩を防止するシールド対策を施
す必要があるが、シールド処理を行なう分、部品点数、
及び作業工程が増加してしまい、コスト高となってしま
う不都合がある。
め、ハーネス類と電装部品との空間を広く確保すること
が困難な場合が多く、このような場合、ハーネス類には
外部からの電磁波の影響を遮蔽したり、逆に周辺の他の
電装部品への電磁波の漏洩を防止するシールド対策を施
す必要があるが、シールド処理を行なう分、部品点数、
及び作業工程が増加してしまい、コスト高となってしま
う不都合がある。
【0011】又、従来のような閉断面形状を有するステ
アリングサポートビームを押出し形成しようとする場
合、端部に寄る歪みを逃がす場所が無いため、ダイス出
口から安定的に押出されず、成形性が悪いという問題が
ある。
アリングサポートビームを押出し形成しようとする場
合、端部に寄る歪みを逃がす場所が無いため、ダイス出
口から安定的に押出されず、成形性が悪いという問題が
ある。
【0012】本発明は、このような実状に鑑みてなされ
たもので、その目的は、ステアリングサポートビームの
剛性を確保しつつ、軽量化を実現し、更に、車載部品の
取付け作業の効率化、及びハーネス類を配索するための
空間利用効率を向上させることの可能な車体前部支持構
造を提供することにある。
たもので、その目的は、ステアリングサポートビームの
剛性を確保しつつ、軽量化を実現し、更に、車載部品の
取付け作業の効率化、及びハーネス類を配索するための
空間利用効率を向上させることの可能な車体前部支持構
造を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1発明は、車体前部に設けたインストルメントパ
ネルの裏面に横設すると共に左右フロントピラー間を連
結するステアリングサポートビームを備え、上記ステア
リングサポートビームに車載部品を取付け可能とすると
共に該車載部品及び他の車載部品へ配索するハーネス類
を取付け可能な車体前部支持構造において、上記ステア
リングサポートビームの軸方向全体に内部リブを延在さ
せ、上記ステアリングサポートビームの外周の少なくと
も一側面に開放断面部を設け、上記開放断面部に上記ハ
ーネス類を配索することを特徴とする。
め、第1発明は、車体前部に設けたインストルメントパ
ネルの裏面に横設すると共に左右フロントピラー間を連
結するステアリングサポートビームを備え、上記ステア
リングサポートビームに車載部品を取付け可能とすると
共に該車載部品及び他の車載部品へ配索するハーネス類
を取付け可能な車体前部支持構造において、上記ステア
リングサポートビームの軸方向全体に内部リブを延在さ
せ、上記ステアリングサポートビームの外周の少なくと
も一側面に開放断面部を設け、上記開放断面部に上記ハ
ーネス類を配索することを特徴とする。
【0014】このような構成では、ステアリングサポー
トビームの軸方向全体に内部リブを延在させ、このステ
アリングサポートビームの外周の少なくとも一側面に開
放断面部を設け、開放断面部にハーネス類を配索したの
で、ステアリングサポートビームの剛性を確保しつつ、
軽量化が実現可能となり、しかも製造時の作業工程を簡
略化することができる。
トビームの軸方向全体に内部リブを延在させ、このステ
アリングサポートビームの外周の少なくとも一側面に開
放断面部を設け、開放断面部にハーネス類を配索したの
で、ステアリングサポートビームの剛性を確保しつつ、
軽量化が実現可能となり、しかも製造時の作業工程を簡
略化することができる。
【0015】この場合、好ましくは、1)上記内部リブ
は上記ステアリングサポートビームに内接し、該ステア
リングサポートビーム内部に剛性を確保する閉断面部と
上記ハーネス類を配索するための開放断面部とを分割し
て設けることを特徴とする。
は上記ステアリングサポートビームに内接し、該ステア
リングサポートビーム内部に剛性を確保する閉断面部と
上記ハーネス類を配索するための開放断面部とを分割し
て設けることを特徴とする。
【0016】2)上記ステアリングサポートビームは車
載部品を上記開放断面部以外の上記外周面に直止するた
めの係止手段を持つことを特徴とする。
載部品を上記開放断面部以外の上記外周面に直止するた
めの係止手段を持つことを特徴とする。
【0017】第2発明は、車体前部に設けたインストル
メントパネルの裏面に横設すると共に左右フロントピラ
ー間を連結するステアリングサポートビームを備え、上
記ステアリングサポートビームに車載部品を取付け可能
とすると共に該車載部品及び他の車載部品へ配索するハ
ーネス類を取付け可能な車体前部支持構造において、上
記ステアリングサポートビームの軸方向全体に内部リブ
を延在させ、上記ステアリングサポートビームの外周の
少なくとも一側面に上記車載部品の取付け面に対応する
形状の被取付け面を形成したことを特徴とする。
メントパネルの裏面に横設すると共に左右フロントピラ
ー間を連結するステアリングサポートビームを備え、上
記ステアリングサポートビームに車載部品を取付け可能
とすると共に該車載部品及び他の車載部品へ配索するハ
ーネス類を取付け可能な車体前部支持構造において、上
記ステアリングサポートビームの軸方向全体に内部リブ
を延在させ、上記ステアリングサポートビームの外周の
少なくとも一側面に上記車載部品の取付け面に対応する
形状の被取付け面を形成したことを特徴とする。
【0018】このような構成では、ステアリングサポー
トビームの軸方向全体に内部リブを延在させ、このステ
アリングサポートビームの外周の少なくとも一側面に車
載部品の取付け面に対応する形状の被取付け面を形成し
たので、ステアリングサポートビームの剛性を確保しつ
つ、軽量化が実現可能となり、しかも組立て時の作業工
程を簡略化することができる。
トビームの軸方向全体に内部リブを延在させ、このステ
アリングサポートビームの外周の少なくとも一側面に車
載部品の取付け面に対応する形状の被取付け面を形成し
たので、ステアリングサポートビームの剛性を確保しつ
つ、軽量化が実現可能となり、しかも組立て時の作業工
程を簡略化することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4の図面に基づき
本発明の実施の形態を説明する。ここで、図1はステア
リングサポートビームにハーネス類を組み付けた状態の
斜視図、図2はステアリングサポートビームと助手席エ
アバッグモジュール及びインストルメントパネルの取付
け状態を示す車体前部の側面断面図、図3はステアリン
グサポートビームの側面断面図、図4は他の態様による
図3相当の側面断面図である。
本発明の実施の形態を説明する。ここで、図1はステア
リングサポートビームにハーネス類を組み付けた状態の
斜視図、図2はステアリングサポートビームと助手席エ
アバッグモジュール及びインストルメントパネルの取付
け状態を示す車体前部の側面断面図、図3はステアリン
グサポートビームの側面断面図、図4は他の態様による
図3相当の側面断面図である。
【0020】図1の符号1はステアリングサポートビー
ムで、本実施の形態では、アルミニウム等の軽金属材料
を用いて押出し成形によって製造されている。
ムで、本実施の形態では、アルミニウム等の軽金属材料
を用いて押出し成形によって製造されている。
【0021】このステアリングサポートビーム1は、車
体前部に設けられているインストルメントパネル3の裏
面に横設され、その両端部に設けられたフランジ4が車
体を構成する左右フロントピラー(図示せず)に連結され
ている。又、このステアリングサポートビーム1の中央
下面部に、一対のステー2が所定間隔を開けて配設され
ている。この各ステー2は下方へ延出されており、その
下端部が車室下部に固設されている。
体前部に設けられているインストルメントパネル3の裏
面に横設され、その両端部に設けられたフランジ4が車
体を構成する左右フロントピラー(図示せず)に連結され
ている。又、このステアリングサポートビーム1の中央
下面部に、一対のステー2が所定間隔を開けて配設され
ている。この各ステー2は下方へ延出されており、その
下端部が車室下部に固設されている。
【0022】図3に示すように、ステアリングサポート
ビーム1は、多角形状の異形断面を有している。このス
テアリングサポートビーム1の外周面形状は、このステ
アリングサポートビーム1の周囲に配設されている車載
部品の位置に応じて設定される。すなわち、図2に示す
ように、本実施の形態では、ステアリングサポートビー
ム1の周囲に、車載部品として助手席エアバッグモジュ
ール5、インストルメントパネル3等が配設されてお
り、ステアリングサポートビーム1の外周面には、助手
席エアバッグモジュール5から延出するブラケット5
a、及びインストルメントパネル3の内面に面当接する
被取付け面1a,1bが各々形成されている。
ビーム1は、多角形状の異形断面を有している。このス
テアリングサポートビーム1の外周面形状は、このステ
アリングサポートビーム1の周囲に配設されている車載
部品の位置に応じて設定される。すなわち、図2に示す
ように、本実施の形態では、ステアリングサポートビー
ム1の周囲に、車載部品として助手席エアバッグモジュ
ール5、インストルメントパネル3等が配設されてお
り、ステアリングサポートビーム1の外周面には、助手
席エアバッグモジュール5から延出するブラケット5
a、及びインストルメントパネル3の内面に面当接する
被取付け面1a,1bが各々形成されている。
【0023】又、各被取付け面1a,1bの取付け部位
に透孔が穿設され、この透孔の背面にプレスナット7が
圧入されており、助手席エアバッグモジュール5から延
出されたブラケット5a、及びインストルメントパネル
3の内面は、外方からプレスナット7に螺入されるボル
トにより、各被取付け面1a,1b上に直止される。
尚、この場合、タッピンネジを用いてブラケット5a、
及びインストルメントパネル3の内面を被取付け面1
a,1b上に固設するようにしても良く、タッピンネジ
を用いることでプレスナットを省略することができる。
又、クリップを用いて取付けるようにしても良い。
に透孔が穿設され、この透孔の背面にプレスナット7が
圧入されており、助手席エアバッグモジュール5から延
出されたブラケット5a、及びインストルメントパネル
3の内面は、外方からプレスナット7に螺入されるボル
トにより、各被取付け面1a,1b上に直止される。
尚、この場合、タッピンネジを用いてブラケット5a、
及びインストルメントパネル3の内面を被取付け面1
a,1b上に固設するようにしても良く、タッピンネジ
を用いることでプレスナットを省略することができる。
又、クリップを用いて取付けるようにしても良い。
【0024】更に、図3に示すように、ステアリングサ
ポートビーム1内に、このステアリングサポートビーム
1の軸方向全体に沿って延在する内部リブ8が形成され
ている。この内部リブ8は、車体前後方向に対し、略垂
直方向へ延出する垂直リブ8aと略平行方向へ延出する
水平リブ8bとが十字状に交差して配設することで、こ
の内部リブ8は車体の上下方向及び前後方向からの荷重
に対して剛性を発揮するような形状に形成される。
ポートビーム1内に、このステアリングサポートビーム
1の軸方向全体に沿って延在する内部リブ8が形成され
ている。この内部リブ8は、車体前後方向に対し、略垂
直方向へ延出する垂直リブ8aと略平行方向へ延出する
水平リブ8bとが十字状に交差して配設することで、こ
の内部リブ8は車体の上下方向及び前後方向からの荷重
に対して剛性を発揮するような形状に形成される。
【0025】ステアリングサポートビーム1内は内部リ
ブ8により4つの空隙部9a〜9dに区画され、その一
つの空隙部9aに対応するステアリングサポートビーム
1の一側に開口部1cが開口されている。この空隙部9
aは、助手席エアバッグモジュール5に設けられたブラ
ケット5aを固設する被取付け面1aに対応する側の空
隙部9cに対し、内部リブ8の交点を挟んで点対称な位
置にあり、且つインストルメントパネル3の内面を固設
する被取付け面1bに隣接されており、開口部1cは車
体前方に向けて開口されている。従って、空隙部9aは
開放断面となり、他の空隙部9b〜9dが閉断面となっ
ている。
ブ8により4つの空隙部9a〜9dに区画され、その一
つの空隙部9aに対応するステアリングサポートビーム
1の一側に開口部1cが開口されている。この空隙部9
aは、助手席エアバッグモジュール5に設けられたブラ
ケット5aを固設する被取付け面1aに対応する側の空
隙部9cに対し、内部リブ8の交点を挟んで点対称な位
置にあり、且つインストルメントパネル3の内面を固設
する被取付け面1bに隣接されており、開口部1cは車
体前方に向けて開口されている。従って、空隙部9aは
開放断面となり、他の空隙部9b〜9dが閉断面となっ
ている。
【0026】この空隙部9aに、助手席エアバッグモジ
ュール5等の各種車載部品や電装部品間を接続するハー
ネス類10が、テープ等で結合された状態で収容され
る。又、開口部1cの端縁にはハーネス類10の脱落を
防止するためハーネス保持用リブ1dが、ステアリング
サポートビーム1の軸方向に沿って延在されている。
ュール5等の各種車載部品や電装部品間を接続するハー
ネス類10が、テープ等で結合された状態で収容され
る。又、開口部1cの端縁にはハーネス類10の脱落を
防止するためハーネス保持用リブ1dが、ステアリング
サポートビーム1の軸方向に沿って延在されている。
【0027】このような構成では、ステアリングサポー
トビーム1を、アルミニウム等の軽金属材料を用いて押
出し成形によって製造したので、製造が容易なばかりで
なく、軽量化を実現することができる。更に、ステアリ
ングサポートビーム1内に、十字状の内部リブ8を形成
したので、鋼管パイプと同程度の剛性を確保することが
できる。
トビーム1を、アルミニウム等の軽金属材料を用いて押
出し成形によって製造したので、製造が容易なばかりで
なく、軽量化を実現することができる。更に、ステアリ
ングサポートビーム1内に、十字状の内部リブ8を形成
したので、鋼管パイプと同程度の剛性を確保することが
できる。
【0028】又、ステアリングサポートビーム1の外周
を多角形状とし、各辺に、助手席エアバッグモジュール
5、インストルメントパネル3等、ステアリングサポー
トビーム1に支持される車載部品の取付け部位に対応す
る平坦な被取付け面1a,1bを形成したので、これら
の車載部品をステアリングサポートビーム1に直止する
ことが可能となり、従って、従来必要であった車載部品
取付け用ブラケットが不要となり、その分、部品品点数
を削減することができる。又、部品点数の削減により、
部品管理を簡素化することができると共に、製造及び組
立て作業の効率化を図ることができ、製品コストの低減
を図ることができる。加えて、ステアリングサポートビ
ーム1の断面形状を、その周辺に配設される車載部品の
取付け部位に応じた形状に形成することで、部品取付け
時の作業効率を向上することができる。更に、車載部品
をステアリングサポートビーム1に直止することで、イ
ンストルメントパネル3と車載部品との距離が縮小さ
れ、省スペース化が実現できる。
を多角形状とし、各辺に、助手席エアバッグモジュール
5、インストルメントパネル3等、ステアリングサポー
トビーム1に支持される車載部品の取付け部位に対応す
る平坦な被取付け面1a,1bを形成したので、これら
の車載部品をステアリングサポートビーム1に直止する
ことが可能となり、従って、従来必要であった車載部品
取付け用ブラケットが不要となり、その分、部品品点数
を削減することができる。又、部品点数の削減により、
部品管理を簡素化することができると共に、製造及び組
立て作業の効率化を図ることができ、製品コストの低減
を図ることができる。加えて、ステアリングサポートビ
ーム1の断面形状を、その周辺に配設される車載部品の
取付け部位に応じた形状に形成することで、部品取付け
時の作業効率を向上することができる。更に、車載部品
をステアリングサポートビーム1に直止することで、イ
ンストルメントパネル3と車載部品との距離が縮小さ
れ、省スペース化が実現できる。
【0029】又、ハーネス類10はステアリングサポー
トビーム1に形成した開口部1cから空隙部9a内に収
容すると、この開口部1cに形成したハーネス保持用リ
ブ1dにより抜け止めされるため、組付けが容易とな
り、作業効率を向上させることができる。更に、ハーネ
ス類10を空隙部9aに収容することで、配索のための
空間利用率が向上する。
トビーム1に形成した開口部1cから空隙部9a内に収
容すると、この開口部1cに形成したハーネス保持用リ
ブ1dにより抜け止めされるため、組付けが容易とな
り、作業効率を向上させることができる。更に、ハーネ
ス類10を空隙部9aに収容することで、配索のための
空間利用率が向上する。
【0030】又、ハーネス類10を空隙部9aに収容し
た状態では、その周囲三方が、内部リブ8を構成する垂
直リブ8aと水平リブ8b、及びステアリングサポート
ビーム1の内壁に囲まれ、更に、開口部1aの開口高さ
を可能な限り狭めることで、ステアリングサポートビー
ム1自体でハーネス類10と外部とのシールドが可能と
なり、ハーネス類10をシールドするためのシールド部
材を設ける必要が無くなり、構造の簡素化が実現でき、
製造が容易となり、しかも部品点数の削減により軽量化
を実現することができる。
た状態では、その周囲三方が、内部リブ8を構成する垂
直リブ8aと水平リブ8b、及びステアリングサポート
ビーム1の内壁に囲まれ、更に、開口部1aの開口高さ
を可能な限り狭めることで、ステアリングサポートビー
ム1自体でハーネス類10と外部とのシールドが可能と
なり、ハーネス類10をシールドするためのシールド部
材を設ける必要が無くなり、構造の簡素化が実現でき、
製造が容易となり、しかも部品点数の削減により軽量化
を実現することができる。
【0031】更に、ステアリングサポートビーム1の一
側に開口部1cを設けることで、押出し成形の際の歪み
を、この開口部1cから逃がすことができるため、押出
し成型品(ステアリングサポートビーム1)をダイス出
口から安定して押し出すことができ、良好な押出し成形
性を得ることができる。
側に開口部1cを設けることで、押出し成形の際の歪み
を、この開口部1cから逃がすことができるため、押出
し成型品(ステアリングサポートビーム1)をダイス出
口から安定して押し出すことができ、良好な押出し成形
性を得ることができる。
【0032】尚、この場合、押出し成型の際の歪みが、
問題となる程の大きさではない場合には、図4に示すよ
うに、ステアリングサポートビーム1を完全閉断面と
し、空隙部9a〜9dの1つに対し、ハーネス類10を
挿通するようにすれば、シールド性をより完全なものと
することができるばかりでなく、ハーネス類10をステ
アリングサポートビーム1内に確実に保持させておくこ
とができる。
問題となる程の大きさではない場合には、図4に示すよ
うに、ステアリングサポートビーム1を完全閉断面と
し、空隙部9a〜9dの1つに対し、ハーネス類10を
挿通するようにすれば、シールド性をより完全なものと
することができるばかりでなく、ハーネス類10をステ
アリングサポートビーム1内に確実に保持させておくこ
とができる。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
ステアリングサポートビームの剛性を確保しつつ、軽量
化を実現することができる。更に、車載部品の取付け作
業の効率化が実現できると共に、ハーネス類の配索のた
めの空間利用率を向上させることができる。
ステアリングサポートビームの剛性を確保しつつ、軽量
化を実現することができる。更に、車載部品の取付け作
業の効率化が実現できると共に、ハーネス類の配索のた
めの空間利用率を向上させることができる。
【図1】ステアリングサポートビームにハーネス類を組
み付けた状態の斜視図である。
み付けた状態の斜視図である。
【図2】ステアリングサポートビームと助手席エアバッ
グモジュール及びインストルメントパネルの取付け状態
を示す車体前部の側面断面図である。
グモジュール及びインストルメントパネルの取付け状態
を示す車体前部の側面断面図である。
【図3】ステアリングサポートビームの側面断面図であ
る。
る。
【図4】他の態様による図3相当の側面断面図である。
【図5】従来のステアリングサポートビームの車体取付
け例を示す斜視図である。
け例を示す斜視図である。
【図6】従来のステアリングサポートビームとハーネス
類との斜視図である。
類との斜視図である。
【図7】従来のステアリングサポートビームと助手席エ
アバッグモジュール及びインストルメントパネルの取付
け状態を示す図である。
アバッグモジュール及びインストルメントパネルの取付
け状態を示す図である。
1 ステアリングサポートビーム
1a,1b 被取付け面
1c 開口部
1d ハーネス保持用リブ
2 ステー
3 インストルメントパネル(車載部品)
4 ブラケット
5 助手席エアバッグモジュール(車載部品)
5a ブラケット
7 プレスナット
8 内部リブ
8a 垂直リブ
8b 水平リブ
9a〜9d 空隙部
10 ハーネス類
Claims (4)
- 【請求項1】 車体前部に設けたインストルメントパネ
ルの裏面に横設すると共に左右フロントピラー間を連結
するステアリングサポートビームを備え、 上記ステアリングサポートビームに車載部品を取付け可
能とすると共に該車載部品及び他の車載部品へ配索する
ハーネス類を取付け可能な車体前部支持構造において、 上記ステアリングサポートビームの軸方向全体に内部リ
ブを延在させ、 上記ステアリングサポートビームの外周の少なくとも一
側面に開放断面部を設け、 上記開放断面部に上記ハーネス類を配索することを特徴
とする車体前部支持構造。 - 【請求項2】 上記内部リブは上記ステアリングサポー
トビームに内接し、該ステアリングサポートビーム内部
に剛性を確保する閉断面部と上記ハーネス類を配索する
ための開放断面部とを分割して設けることを特徴とする
請求項1記載の車体前部支持構造。 - 【請求項3】 上記ステアリングサポートビームは車載
部品を上記開放断面部以外の上記外周面に直止するため
の係止手段を持つことを特徴とする請求項1記載の車体
前部支持構造。 - 【請求項4】 車体前部に設けたインストルメントパネ
ルの裏面に横設すると共に左右フロントピラー間を連結
するステアリングサポートビームを備え、 上記ステアリングサポートビームに車載部品を取付け可
能とすると共に該車載部品及び他の車載部品へ配索する
ハーネス類を取付け可能な車体前部支持構造において、 上記ステアリングサポートビームの軸方向全体に内部リ
ブを延在させ、 上記ステアリングサポートビームの外周の少なくとも一
側面に上記車載部品の取付け面に対応する形状の被取付
け面を形成したことを特徴とする車体前部支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001221837A JP2003034266A (ja) | 2001-07-23 | 2001-07-23 | 車体前部支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001221837A JP2003034266A (ja) | 2001-07-23 | 2001-07-23 | 車体前部支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003034266A true JP2003034266A (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=19055441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001221837A Pending JP2003034266A (ja) | 2001-07-23 | 2001-07-23 | 車体前部支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003034266A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010070128A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Mitsubishi Motors Corp | デッキパイプ成形方法 |
WO2012131886A1 (ja) | 2011-03-28 | 2012-10-04 | トヨタ自動車株式会社 | 自動車のインパネリインフォースメント及びこれを用いた助手席用エアバッグ装置の取付構造 |
-
2001
- 2001-07-23 JP JP2001221837A patent/JP2003034266A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010070128A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Mitsubishi Motors Corp | デッキパイプ成形方法 |
WO2012131886A1 (ja) | 2011-03-28 | 2012-10-04 | トヨタ自動車株式会社 | 自動車のインパネリインフォースメント及びこれを用いた助手席用エアバッグ装置の取付構造 |
US8814206B2 (en) | 2011-03-28 | 2014-08-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle instrument panel reinforcement and passenger seat airbag device attachment structure employing the vehicle instrument panel reinforcement |
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