JP2003034190A - 車載無線装置 - Google Patents

車載無線装置

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JP2003034190A
JP2003034190A JP2001224647A JP2001224647A JP2003034190A JP 2003034190 A JP2003034190 A JP 2003034190A JP 2001224647 A JP2001224647 A JP 2001224647A JP 2001224647 A JP2001224647 A JP 2001224647A JP 2003034190 A JP2003034190 A JP 2003034190A
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Japan
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vehicle
signal
antenna
communication device
instrument panel
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Application number
JP2001224647A
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English (en)
Inventor
Shigeto Tsuge
重人 柘植
Yoshio Shinoda
芳夫 篠田
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Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好に、電波を送信できる車載送信器40A
を提供する。 【解決手段】 インストルメントパネル内に配置された
車載送信器40Aを有し、車載送信器40Aは、ジャン
クションボックス50に設置されて、各配線のうちいず
れか1つの配線の信号に応じて送信信号を出力し、イン
ストルメントパネル内に配置されて、送信信号を電波を
媒体として送信するL字型アンテナ43を有する。L字
型アンテナ43の垂直アンテナエレメント43aは、ス
テアリングシャフトに略垂直方向で、かつ、クロスカー
ビームに略垂直方向に配置されている。このため、L字
型アンテナ43からの電波がステアリングシャフト及び
クロスカービームで減衰されることを防ぐことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
車載無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両のインストルメントパネル上
に配置されて、ユーザがそのニーズに合わせて自由にか
つ簡易に取り替えできる車載電子機器が要望されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、上述の
車載電子機器を自由にかつ簡易に取り替えできる車載電
子機器システムにつき検討したところ、図6に示す車載
電子機器システムが得られた。図6は、インストルメン
トパネル10の上壁11上に配置されたエンジン回転数
計20、及び、インストルメントパネル10の内部を示
す図である。
【0004】車載電子機器システムは、エンジン回転数
計(アドオンアオイテム)20に加えて、送信側電源3
0、及び、車載送信器40を備える。送信側電源30
は、インストルメントパネル10内に配置されて、フェ
ライトコア31に巻かれた一次側コイル32を有する。
【0005】エンジン回転数計20は、受信側電源2
1、整流回路22、受信回路23、駆動回路24、及
び、指針25を備える。受信側電源21は、フェライト
コア211に巻かれた二次側コイル212を有する。二
次側コイル212は、一次側コイル12から電磁誘導に
より送信された電力を受けて、整流回路22を通して受
信回路23及び駆動回路24に給電する。
【0006】受信回路23は、受信アンテナ23aにて
電波を媒体としてエンジン回転数信号を受けこのエンジ
ン回転数信号を駆動回路24に出力する。駆動回路24
は、エンジン回転数信号に基づき指針25を回転駆動す
る。これにより、指針25は計器板26上でエンジン回
転数を指示する。
【0007】また、車載送信器40は、インストルメン
トパネル10内に配置されて、エンジン回転数信号をア
ンテナ41に出力する。さらに、アンテナ41は、イン
ストルメントパネル10内に配置されて、エンジン回転
数信号を電波を媒体として送信する。
【0008】ここで、インストルメントパネル10に
は、各種の車両信号の信号配線を集中して接続するジャ
ンクションボックス50が設けられて、車載送信器40
は、ジャンクションボックス50からの配線を接続する
ことにより、エンジン回転数信号をジャンクションボッ
クス50から車載送信器40に送ることができる。
【0009】しかし、ジャンクションボックス50は、
ステアリング装置60のシャフト70とシャフト70を
支持するクロスカービーム80とに比べて、下方に配置
されている。従って、車載送信器40及びジャンクショ
ンボックス50間を配線で接続すると、長い配線が必要
になる。
【0010】そこで、車載送信器40及びアンテナ41
をジャンクションボックス50に配置すると、車載送信
器40及びジャンクションボックス50間の配線を短く
できる。
【0011】しかしながら、アンテナ41をシャフト7
0に並行に配置すると、シャフト70は、車両前後方向
に向けて配置されて、鉄等から成形されている。これに
よって、アンテナ41からの電波が、シャフト70で減
衰されて、アンテナ41からの電波を良好にエンジン回
転数計20に到達させることができないことが分かっ
た。
【0012】さらに、アンテナ41をクロスカービーム
80に並行に配置すると、クロスカービーム80は、車
両幅方向に配置されて、鉄等から成形されている。これ
によって、アンテナ41からの電波が、クロスカービー
ム80で減衰されるので、アンテナ41からの電波を良
好にエンジン回転数計20に到達させることができない
ことが分かった。
【0013】本発明は、上記点に鑑み、通信機及び集中
接続部材間の配線を短くし、且つ、ステアリングシャフ
ト及びその支持部材によって電波が減衰されることな
く、良好に、電波を送信できる車載無線機を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、車両の幅方
向に配置されて、かつステアリングシャフト(70)を
支持する支持部材(80)と、各配線を集中して接続す
る集中接続部材(50)とを覆うように配置されたイン
ストルメントパネル(10)内に配置された通信機(4
0A)を有し、通信機は、集中接続部材に設置されて、
各配線のうちいずれか1つの配線の信号に応じて送信信
号を出力し、インストルメントパネル内に配置されて、
送信信号を電波を媒体として送信するアンテナ(43)
を有し、アンテナは、ステアリングシャフトに略垂直方
向で、かつ、支持部材に略垂直方向に配置されているこ
とを特徴とする。
【0015】このように、通信機を集中接続部材に設置
するので、集中接続部材の各配線のいずれか1つの配線
を通信機を接続するにあたり、通信機をステアリングシ
ャフト側に通信機を配置する場合に比べて、通信機及び
集中接続部材の間の配線長を短くできる。
【0016】ここで、アンテナは、ステアリングシャフ
トに略垂直方向で、かつ、支持部材に略垂直方向に配置
されているため、アンテナからの電波がステアリングシ
ャフト及び支持部材で減衰されることを防ぐことができ
るので、電波を良好に送信できる。
【0017】また、請求項2に記載の発明のように、通
信機を集中接続部材に固定する固定部材(90)を採用
すれば、通信機を集中接続部材に容易に固定できる。
【0018】さらに、請求項3に記載の発明では、アン
テナは、ステアリングシャフトに略垂直方向で、かつ、
支持部材に略垂直方向に配置されたアンテナエレメント
(43a)を有してL字状に形成されているように構成
できる。
【0019】請求項4に記載の発明のように、アンテナ
を通信機に固定する固定部材(44)を採用すれば、ア
ンテナを通信機に容易に固定できる。なお、請求項5に
記載の発明のように、集中接続部材は、通信機を覆うカ
バー部材(500)を有して構成されるようにしてもよ
い。
【0020】請求項6に記載の発明では、アンテナは、
送信信号を他の受信機に電波を媒体として送信し、通信
機は、他の受信機の識別コードと配線の信号とを多重し
て送信信号を出力することを特徴とする。これにより、
他の受信機が、混線することなく、良好に、配線の信号
を得ることができる。
【0021】請求項7に記載の発明では、通信機は、他
の受信機の識別コードと配線の信号と車両の識別信号と
を多重して送信信号を出力することを特徴とする。これ
により、他の車両のからの信号が混線されても、必要な
配線の信号を、良好に、得ることができる。なお、請求
項8に記載の発明のように、通信機は、他の受信機の識
別コードと車両の識別信号とを配線の信号に先だって送
信してもよい。
【0022】請求項9に記載の発明のように、アンテナ
は、インストルメントパネル内においてセンタクラスタ
の車両前側に位置するようにしてもよい。さらに、請求
項10に記載の発明のように、通信機は、インストルメ
ントパネル内においてセンタクラスタの車両前側に位置
するようにしてもよい。また、請求項11に記載の発明
では、集中接続部材は、インストルメントパネル内にお
いて助手席側に位置するようにしてもよい。
【0023】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0024】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1〜図3に本
発明の車載電子機器システムの一実施形態を示す。図1
は、インストルメントパネルの上壁上に配置された車載
電子機器、及び、インストルメントパネルの内部を示す
図である。図1に示すように、車載電子機器システム
は、エンジン回転数計20A、送信側電源30及び車載
送信器40Aを備える。なお、以下、車載電子機器とし
て、エンジン回転数計を採用する例につき述べる。
【0025】車載送信器40Aは、ジャンクションボッ
クス50とともに、インストルメントパネル10内に配
置されており、車載送信器40Aは、長板状ステー90
を介してジャンクションボックス50に取付けられてい
る。
【0026】ここで、車載送信器40Aのジャンクショ
ンボックス50への具体的な取付の説明に先立って、ジ
ャンクションボックス50の構造につき図2、図3を用
いて説明する。
【0027】図2は、ジャンクションボックス及びエン
ジン回転数計を車両後方から見た図である。図3は、ジ
ャンクションボックス及びエンジン回転数計を車両左側
から見た図である。
【0028】先ず、ジャンクションボックス50は、図
2に示すように、車両後方で斜め下側に向けて配置され
た樹脂製板部材51と、樹脂製板部材51の車両後側に
搭載されたコネクタ52、ヒューズ53を有する。コネ
クタ52は、各電子制御装置、センサ装置、アクチュエ
ータ等の電子部品間の配線を集中して接続する。ヒュー
ズ53は、各配線の個々に直列に接続されて個々の電子
部品の過電流保護を行う。樹脂製板部材51には、車両
左側に突出する突出部54a、54bと、車両右側に突
出する突出部54c、54dとが設けられている。
【0029】長板状ステー90は、その長手方向一側端
部91aを樹脂製板部材51の突出部54aに重ねるよ
うに配置されて、一側端部91aは、インストルメント
パネル10とともに、樹脂製板部材51に、ネジ100
によって締結されている。長板状ステー90の長手方向
他側端部91bは、樹脂製板部材51の突出部54bに
重ねるように配置されて、他側端部91bは、インスト
ルメントパネル10とともに、樹脂製板部材51に、ネ
ジ101によって締結されている。
【0030】また、長板状ステー90には、後述する如
く、車載送信器40Aとの締結のために、長手方向に長
穴92が形成されている。なお、樹脂製板部材51の突
出部54c、54dは、ネジ102、103によって、
それぞれ、インストルメントパネル10に締結されてい
る。
【0031】車載送信器40Aは、回路基板42を有
し、回路基板42は、長板状ステー90の長穴92に重
ねるように配置されている。
【0032】ここで、ボルト104は、回路基板42及
び長板状ステー90の長穴92を貫通させて、この貫通
されたボルト104の先端部がナット105で締結され
ている。また、ボルト106は、回路基板42及び長板
状ステー90の長穴92を貫通させて、この貫通された
ボルト106の先端部がナット107で締結されてい
る。
【0033】このように、回路基板42は、長板状ステ
ー90とボルト105、107、ナット106、108
によって締結される。長板状ステー90の長穴92のう
ち、ボルト105、107の締結位置を変えれば、車載
送信器40Aの位置調整を行うことができる。
【0034】さらに、回路基板42の車両前側には、L
字型アンテナ43がステー44を介して固定されてお
り、L字型アンテナ43は、垂直方向に向けて配置され
た垂直アンテナエレメント43aと、水平方向に向けて
配置された水平アンテナエレメント43bとを有する。
【0035】ステー44は、回路基板42の前面から車
両前方に向けて延出してL字型アンテナ43の垂直アン
テナエレメント43aを支持する。また、回路基板42
の後面には、コネクタ、インターフェイス回路、マイク
ロコンピュータ等の各種電子回路が搭載されている。
【0036】以下、車載送信器40Aの電気回路構成に
つき図4を用いて説明する。図4は、車載送信器40A
の電気回路構成を示すブロック図である。車載送信器4
0Aは、コネクタ400、バッファ回路401、カウン
タ回路402、アナログデジタル変換器403、インタ
ーフェイス回路(I/F回路)404、マイクロコンピ
ュータ405、及び、送信回路406から構成されてい
る。
【0037】先ず、コネクタ400には、ジャンクショ
ンボックス50から各配線が分岐されて回路基板42に
接続されて、各配線からの各信号が、バッファ回路40
1に個々に、入力される。
【0038】例えば、車輪の回転数を示す車輪回転数信
号が矩形波信号にてバッファ回路401を通してカウン
タ回路402に入力されて、カウンタ回路402は、車
輪回転数信号をカウントしてカウンタ信号を出力する。
【0039】また、燃料(例えば、ガソリン)タンクに
おける残量を示す燃料残量信号がアナログ信号にて、バ
ッファ回路401を通してアナログデジタル変換器40
3に入力される。アナログデジタル変換器403は、燃
料残量信号をデジタル信号(以下、残量デジタル信号と
いう)に変換する。
【0040】さらに、車載電話器(車載電話の電子制御
装置)からの着信信号が、バッファ回路401を通して
インターフェイス404を経てマイクロコンピュータ4
05に入力される。
【0041】マイクロコンピュータ405は、カウンタ
信号、車両の識別コード、及び、電子機器の識別コード
を時分割多重して多重信号(以下、回転数多重信号とい
う)を出力する。これにより、マイクロコンピュータ4
05は、カウンタ信号、車両の識別コード、及び、電子
機器の識別コードをシリアル通信にて送信回路406に
出力する。
【0042】ここで、回転数多重信号としては、車両の
識別コード(4ビット)及び電子機器の識別コード(4
ビット)が、カウンタ信号に先立つように構成される。
また、回転数多重信号に対する電子機器の識別コード
は、エンジン回転数計20の識別を示す。
【0043】また、燃料残量を報知するための電子機器
が、エンジン回転数計20に代えて採用されるとき、マ
イクロコンピュータ405は、回転数多重信号と実質的
同様に、残量デジタル信号、車両の識別コード、及び、
電子機器の識別コードを時分割多重して多重信号(以
下、残量多重信号という)を出力する。
【0044】さらに、電話の着信を報知するための電子
機器が、エンジン回転数計20に代えて採用されると
き、マイクロコンピュータ405は、回転数多重信号と
実質的同様に、着信信号、車両の識別コード、及び、電
子機器の識別コードを時分割多重して多重信号(以下、
着信多重信号という)を出力する。
【0045】送信回路406は、回転数多重信号、残量
多重信号、着信多重信号のいずれか1つの多重信号を変
調し変調信号を出力する。L字型アンテナ43は、送信
回路406からの変調信号を電波を媒体として送信す
る。
【0046】次に、エンジン回転数計20Aの回路構成
につき図1に基づき説明する。エンジン回転数計20A
は、受信側電源21、整流回路22、受信回路23A、
駆動回路24A、復調回路27を有する。図1におい
て、図6と同一符号は、図6に示す符号と同一物であ
る。
【0047】先ず、受信側電源21は、整流回路22を
通して、受信回路23A、駆動回路24A、及び、復調
回路27に給電する。受信回路23Aは、受信アンテナ
23aにて電波を媒体として回転数多重信号を受けこの
回転数多重信号を復調回路27に出力する。
【0048】復調回路27は、回転数多重信号から車両
の識別コードを抽出して、この抽出された車両の識別コ
ード(以下、抽出車両コードという)と予め登録された
登録車両コードとを照合する。また、復調回路27は、
回転数多重信号から電子機器の識別コードを抽出して、
この抽出された電子機器の識別コード(以下、抽出機器
コードという)と予め登録された登録機器識別コードと
を照合する。
【0049】ここで、復調回路27は、抽出車両コード
と登録車両コードとが一致し、かつ、抽出機器コードと
登録機器識別コードとが一致したとき、回転数多重信号
からカウンタ信号を抽出しこのカウンタ信号を駆動回路
24Aに出力する。また、駆動回路24Aは、カウンタ
信号に基づき指針25を回転駆動する。これにより、指
針25は計器板26上でエンジン回転数を指示する。
【0050】以下、本実施形態の特徴つき述べる。すな
わち、車両幅方向に配置されて、かつ、鉄製のステアリ
ングシャフト70を支持するクロスカービーム80と、
各配線を集中して接続するジャンクションボックス50
とを覆うように配置されたインストルメントパネル10
内に配置された車載送信器40Aを有し、車載送信器4
0Aは、ジャンクションボックス50に設置されて、各
配線のうちいずれか1つの配線の信号に応じて送信信号
を出力し、インストルメントパネル10内に配置され
て、送信信号を電波を媒体として送信するL字型アンテ
ナ43を有し、アンテナ41の垂直アンテナエレメント
43aは、ステアリングシャフト70に略垂直方向で、
かつ、クロスカービーム80に略垂直方向に配置されて
いる。
【0051】このように、車載送信器40Aをクロスカ
ービーム80に設置するので、クロスカービーム80の
各配線のいずれか1つの配線を車載送信器40Aに接続
するにあたり、車載送信器40Aをステアリングシャフ
ト70側に車載送信器40Aを配置する場合に比べて、
車載送信器40A及びジャンクションボックス50の間
の配線長を短くできる。
【0052】ここで、アンテナ41の垂直アンテナエレ
メント43aは、ステアリングシャフト70に略垂直方
向で、かつ、クロスカービーム80に略垂直方向に配置
されているため、L字型アンテナ43からの電波がステ
アリングシャフト70及びクロスカービーム80で減衰
されることを防ぐことができるので、電波を良好に送信
できる。
【0053】さらに、L字型アンテナ43は、垂直アン
テナエレメント43aと水平アンテナエレメント43b
とから構成されており、この水平アンテナエレメント4
3bは、ステアリングシャフト70に対して並行であっ
ても、クロスカービーム80に対して垂直になる。従っ
て、水平アンテナエレメント43bからの電波は、ステ
アリングシャフト70で減衰されるものの、クロスカー
ビーム80では、減衰されることはない。
【0054】これにより、水平アンテナエレメント43
bからの電波を、水平アンテナエレメント43bを基準
としてステアリングシャフト70以外の方向に送信でき
るため、エンジン回転数計20Aの配置自由度を大きく
できる。
【0055】さらに、マイクロコンピュータ405は、
カウンタ信号、車両の識別コード、及び、電子機器の識
別コードを時分割多重して、回転数多重信号を求め、送
信回路406は、回転数多重信号を変調し変調信号を出
力する。L字型アンテナ43は、送信回路406からの
変調信号を電波を媒体として送信する。
【0056】これにより、エンジン回転数計20Aは、
カウンタ信号以外に、車両の識別コード、及び、電子機
器の識別コードを得ることができる。従って、電子機器
の識別コードを確認すれば、カウンタ信号を他の配線の
信号と識別でき、他の配線の信号との混線を未然に防止
できる。
【0057】さらに、エンジン回転数計20Aが他の車
両からの送信信号を受信しても、車両の識別コードを確
認すれば、カウンタ信号を他の車両からの送信信号と識
別でき、他の車両からの送信信号との混線を未然に防止
できる。
【0058】さらに、長板状ステー90には、長穴92
が設けられており、回路基板42は、長板状ステー90
とボルト105、107、ナット106、108によっ
て締結される。従って、長板状ステー90の長穴92の
うち、ボルト105、107の締結位置を変えれば、車
載送信器40Aの位置調整を行うことができる。
【0059】なお、上記実施形態では、車載送信器40
Aを長板状ステー90を介してジャンクションボックス
50に設置する例につき説明したが、これに限らず、図
5に示す如く、ジャンクションボックス50の樹脂製板
部材51の後面に車載送信器40Aを搭載するととも
に、この搭載された車載送信器40Aを車両後方から覆
うカバー部材500を採用してもよい。
【0060】さらに、本発明の実施にあたり、アンテナ
43は、インストルメントパネル10内においてセンタ
クラスタの車両前側に位置するようにしてもよい。さら
に、通信機40Aは、インストルメントパネル10内に
おいてセンタクラスタの車両前側に位置するようにして
もよい。ここで、センタクラスタとは、インストルメン
トパネル10内の車両左右方向の略中央部に配置され
て、複数の電気機器を一体構造物として集合させたもの
である。
【0061】また、本発明の実施にたり、ジャンクショ
ンボックス50としては、インストルメントパネル10
内において運転席側に位置するものに限らず、助手席側
に位置するものを採用してもよい。
【0062】さらに、本発明の実施にあたり、車載電子
機器としては、エンジン回転数計に限らず、カメラ、表
示装置、計器等、各種の車載電子機器を採用してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車載電子機器システムの一実施形態を
示す図である。
【図2】図1に示すジャンクションボックスと車載送信
器との構成を示す図である。
【図3】図1に示す車載送信器を示す図である。
【図4】図1に示す車載送信器の回路構成を示す図であ
る。
【図5】上記一実施形態の変形例を示す図である。
【図6】車載電子機器システムを示す図である。
【符号の説明】
43…L字型アンテナ、43a…垂直アンテナエレメン
ト、40A…車載送信器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠田 芳夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3D020 BA06 BA13 BB01 BC02 BD05 BE03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の幅方向に配置されて、かつステア
    リングシャフト(70)を支持する支持部材(80)
    と、各配線を集中して接続する集中接続部材(50)と
    を覆うように配置されたインストルメントパネル(1
    0)内に配置された通信機(40A)を有し、 前記通信機は、前記集中接続部材に設置されて、前記各
    配線のうちいずれか1つの配線の信号に応じて送信信号
    を出力し、 前記インストルメントパネル内に配置されて、前記送信
    信号を電波を媒体として送信するアンテナ(43)を有
    し、 前記アンテナは、前記ステアリングシャフトに略垂直方
    向で、かつ、前記支持部材に略垂直方向に配置されてい
    ることを特徴とする車載無線装置。
  2. 【請求項2】 前記通信機を前記集中接続部材に固定す
    る固定部材(90)を有することを特徴とする請求項1
    に記載の車載無線装置。
  3. 【請求項3】 前記アンテナは、前記ステアリングシャ
    フトに略垂直方向で、かつ、前記支持部材に略垂直方向
    に配置されたアンテナエレメント(43a)を有してL
    字状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の車載無線装置。
  4. 【請求項4】 前記アンテナを前記通信機に固定する固
    定部材(44)を有することを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか1つに記載の車載無線装置。
  5. 【請求項5】 前記集中接続部材は、前記通信機を覆う
    カバー部材(500)を有して構成されていることを特
    徴とする1〜3のいずれか1つに記載の車載無線装置。
  6. 【請求項6】 前記アンテナは、前記送信信号を他の受
    信機に電波を媒体として送信し、 前記通信機は、前記他の受信機の識別コードと前記配線
    の信号とを多重して前記送信信号を出力することを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の車載無線装
    置。
  7. 【請求項7】 前記通信機は、前記他の受信機の識別コ
    ードと前記配線の信号と前記車両の識別信号とを多重し
    て前記送信信号を出力することを特徴とする請求項1〜
    5のいずれか1つに記載の車載無線装置。
  8. 【請求項8】 前記通信機は、前記他の受信機の識別コ
    ードと前記車両の識別信号とを前記配線の信号に先だっ
    て送信することを特徴とする請求項7に記載の車載無線
    装置。
  9. 【請求項9】 前記アンテナは、前記インストルメント
    パネル内においてセンタクラスタの車両前側に位置する
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の
    車載無線装置。
  10. 【請求項10】 前記通信機は、前記インストルメント
    パネル内においてセンタクラスタの車両前側に位置する
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の
    車載無線装置。
  11. 【請求項11】 前記集中接続部材は、前記インストル
    メントパネル内において助手席側に位置することを特徴
    とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の車載無線
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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