JP2003033033A - 整流平滑回路 - Google Patents

整流平滑回路

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JP2003033033A
JP2003033033A JP2001220863A JP2001220863A JP2003033033A JP 2003033033 A JP2003033033 A JP 2003033033A JP 2001220863 A JP2001220863 A JP 2001220863A JP 2001220863 A JP2001220863 A JP 2001220863A JP 2003033033 A JP2003033033 A JP 2003033033A
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electric
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Takayuki Ogasawara
崇行 小笠原
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Harison Toshiba Lighting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適正に過電流を防止でき小型化を図れる整流
平滑回路を提供することである。 【解決手段】 交流電源1の極性がプラスであるとき
は、第1のヒューズ2a、第1のダイオードD1および
第1の平滑コンデンサC1のラインが形成される。同様
に、交流電源1の極性がマイナスであるときは、第2の
ヒューズ2b、第2のダイオードD2および第2の平滑
コンデンサC2のラインが形成される。そして、平滑コ
ンデンサC1、C2から平滑された直流が電気・電子機
器4に供給される。これにより、各々のラインの電流値
はダイオードブリッジ回路の場合より小さくなるので、
ノーマルチョークコイルL1、L2の小型化が可能とな
り、プリント基板に実装が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流電源装置など
の電気・電子機器に交流を整流した直流を供給する整流
平滑回路に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、直流電源装置や放電灯点灯装置
のような電気・電子機器は、交流入力を整流平滑して得
られた直流を供給源として動作する。通常、このような
電気・電子機器に直流を供給する整流平滑回路は、ダイ
オードをブリッジ接続して構成されたダイオードブリッ
ジ回路に平滑コンデンサを接続して、交流電源からの交
流を整流し平滑するようにしている。
【0003】図4は、従来の整流平滑回路の回路図であ
る。交流電源1からの交流はヒューズ2を介してダイオ
ードブリッジ回路3に入力され、ダイオードブリッジ回
路3で整流された直流を平滑コンデンサCで平滑して電
気・電子機器4に供給するようにしている。
【0004】交流電源1の直後、つまり交流電源1とダ
イオードブリッジ回路3との間にヒューズ2を設けてい
るのは、電気・電子機器を含む回路が何らかの異常モー
ドとなり、交流電源1から過電流が流れた場合に、整流
平滑回路や電気・電子機器を構成する各要素を保護する
ためである。例えば、400W以上の電力を消費する電
気・電子機器においては、過電流防止用のヒューズとし
て12A以上の電流ヒューズを使用するのが一般的であ
る。
【0005】また、図5に示すように、ダイオードブリ
ッジ回路3の前段にノーマルチョークコイルLを設け、
交流入力に含まれる高調波を除去するようにしたものも
ある。このチョークコイルLの挿入により、導通角を広
げて電流が流れる期間を長くしこれにより力率を改善さ
せ、高調波電流の規制に対応するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、過電流
防止用のヒューズとして、12A以上のヒューズを用い
た場合には、当然にその遮断容量も大きくなり、回路の
異常により大電流が流れても回路の遮断まで時間がかか
る。このことから、ヒューズの遮断前にプリント基板の
パターンの溶断が発生したり、異常箇所から2次的破損
を起こすことがあり、最悪の場合には発煙や発火を起こ
すことも考えられる。
【0007】一方、ノーマルチョークコイルは形状が大
きく、また重量も重たいため、プリント基板への実装に
は適さない。例えば、出力電力が300Wを越える場合
には、ノーマルチョークコイルの形状や重量は極端に大
型となり、プリント基板への実装は困難となる。また、
コストも高くなり、さらに、電源装置外に実装するとな
るとハーネスで接続せざるを得ず、ハーネス代がコスト
アップとなる。同時にそのハーネスより放射されるノイ
ズを低減させるためにノイズ対策が必要となる等の問題
がある。
【0008】本発明の目的は、適正に過電流を防止でき
小型化が図れる整流平滑回路を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る整
流平滑回路は、交流電源がプラスのときに交流入力を導
通する第1のダイオードと;交流電源がマイナスのとき
に交流入力を導通する第2のダイオードと;前記交流電
源に対して前記第1のダイオードと直列に接続され、ス
イッチング手段を有した電気・電子機器に直流を供給す
る第1の平滑コンデンサと;前記交流電源に対して前記
第2のダイオードと直列に接続され、前記電気・電子機
器に直流を供給する第2の平滑コンデンサと;前記交流
電源と前記第1のダイオードとの間に直列に接続され過
電流を遮断する第1のタイムラグヒューズと;前記交流
電源と前記第2のダイオードとの間に直列に接続され過
電流を遮断する第2のタイムラグヒューズと;を備えた
ことを特徴とする。
【0010】本発明および以下の発明において、特に指
定しない限り用語の定義及び技術的意味は以下による。
【0011】整流平滑回路は、交流電源からの交流入力
を整流および平滑して電気・電子機器に直流を供給する
回路であり、交流を整流する第1のダイオードおよび第
2のダイオード、整流された直流を平滑する第1の平滑
コンデンサおよび第2の平滑コンデンサを有する。
【0012】電気・電子機器は、例えば直流電源装置や
放電灯点灯装置であり、内部にスイッチング手段を有
し、整流平滑回路で整流平滑された直流を定電圧直流電
源として出力したり、放電灯を高周波点灯するための高
周波電源として出力する。
【0013】第1のダイオードおよび第2のダイオード
は、交流電源の極性に対してそれぞれのラインに設けら
れ、交流電源の極性がプラスのときに第1のダイオード
と第1の平滑コンデンサとの直列回路が形成され、交流
電源の極性がマイナスのときに第2のダイオードと第2
の平滑コンデンサとの直列回路が形成される。そして、
電気・電子機器に対しては、第1の平滑コンデンサおよ
び第2の平滑コンデンサの直列回路から整流平滑された
直流が供給されるように接続される。
【0014】従って、交流電源からの交流入力は、第1
のダイオードおよび第2のダイオードが設けられた各々
のラインに分流するので、その電流値は、ダイオードブ
リッジ回路の場合に流れる電流値と比較し小さくなる。
【0015】第1のタイムラグヒューズは、交流電源と
第1のダイオードとの間に直列に接続され、第1のダイ
オードが接続されたラインに過電流が流れた場合に、そ
の過電流を遮断する。同様に、第2のタイムラグヒュー
ズは、交流電源と第2のダイオードとの間に直列に接続
され、第2のダイオードが接続されたラインに過電流が
流れた場合に、その過電流を遮断する。第1のタイムラ
グヒューズおよび第2のタイムラグヒューズは、定格電
流の200%の電流が流れた場合に溶断時間が3秒以上
のヒューズである。
【0016】ここで、第1のタイムラグヒューズおよび
第2のタイムラグヒューズが接続された各々のラインに
流れる電流値は、ダイオードブリッジ回路の場合に流れ
る電流値より小さくなるので、例えば、10A以下のヒ
ューズとして多用されているガラス管ヒューズの使用が
可能である。
【0017】本発明によれば、第1のダイオードおよび
第2のダイオードが設けられた各々のラインの電流値は
ダイオードブリッジ回路の場合に流れる電流値より小さ
くなり、そのためタイムラグヒューズの定格電流を小さ
い容量にすることが可能となり、異常時でも安全に回路
を遮断することが可能となる。
【0018】請求項2の発明に係る整流平滑回路は、請
求項1の発明において、前記第1のタイムラグヒューズ
または第2のタイムラグヒューズのいずれか一方の遮断
による整流平滑された電圧の低下により、前記電気・電
子機器のスイッチング手段の動作を停止させることを特
徴とする。
【0019】本発明は、電気・電子機器のスイッチング
手段が整流平滑回路で得られた直流を制御電源とする場
合に、第1のタイムラグヒューズまたは第2のタイムラ
グヒューズのいずれか一方の遮断により、その整流平滑
された直流電圧が低下したときは、その低下した直流電
圧では、電気・電子機器のスイッチング手段が動作しな
いようにしたものである。
【0020】従って、第1のタイムラグヒューズまたは
第2のタイムラグヒューズのいずれか一方の遮断によ
り、その整流平滑された直流電圧が低下したときは、電
気・電子機器のスイッチング手段は動作を停止するの
で、電気・電子機器の各要素を保護できる。
【0021】請求項3の発明に係る整流平滑回路は、請
求項1の発明において、前記第1のタイムラグヒューズ
または第2のタイムラグヒューズのいずれか一方の遮断
による前記電気・電子機器のスイッチング手段への入力
電流の増加により、前記電気・電子機器のスイッチング
手段の動作を停止させることを特徴とする。
【0022】本発明は、第1のタイムラグヒューズまた
は第2のタイムラグヒューズのいずれか一方が遮断し
て、電気・電子機器のスイッチング手段に流れる電流値
が増加したときは、その増加した電流値では、電気・電
子機器のスイッチング手段が動作しないようにしたもの
である。
【0023】第1のタイムラグヒューズまたは第2のタ
イムラグヒューズのいずれか一方が遮断したときは、電
気・電子機器への入力電圧は小さくなり、この場合に、
電気・電子機器が正常に動作するための電力を維持する
には、大きな電流が必要となり、スイッチング手段には
大きな電流が流れることになる。そこで、この通常時よ
り大きな電流値では、電気・電子機器のスイッチング手
段が動作しないようにしたものである。
【0024】これにより、第1のタイムラグヒューズま
たは第2のタイムラグヒューズのいずれか一方の遮断に
より、その整流平滑された直流電圧が低下し、スイッチ
ング手段に流れる電流値が増加したときは、電気・電子
機器のスイッチング手段は動作を停止する。従って、電
気・電子機器の各要素を保護できる。
【0025】請求項4の発明に係る整流平滑回路は、交
流電源がプラスのときに交流入力を導通する第1のダイ
オードと;交流電源がマイナスのときに交流入力を導通
する第2のダイオードと;前記交流電源に対して前記第
1のダイオードと直列に接続され、スイッチング手段を
有した電気・電子機器に直流を供給する第1の平滑コン
デンサと;前記交流電源に対して前記第2のダイオード
と直列に接続され、前記電気・電子機器に直流を供給す
る第2の平滑コンデンサと;前記交流電源と前記第1の
ダイオードとの間に直列に接続され高調波を除去する第
1のノーマルチョークコイルと;前記交流電源と前記第
2のダイオードとの間に直列に接続され高調波を除去す
る第2のノーマルチョークコイルと;を備えたことを特
徴とする。
【0026】第1のダイオードおよび第2のダイオード
は、交流電源の極性に対してそれぞれのラインに設けら
れ、交流電源の極性がプラスのときに第1のダイオード
と第1の平滑コンデンサとの直列回路が形成され、交流
電源の極性がマイナスのときに第2のダイオードと第2
の平滑コンデンサとの直列回路が形成される。そして、
電気・電子機器に対しては、第1の平滑コンデンサおよ
び第2の平滑コンデンサの直列回路から整流平滑された
直流が供給されるように接続される。
【0027】従って、交流電源からの交流入力は、第1
のダイオードおよび第2のダイオードが設けられた各々
のラインに分流するので、その電流値は、ダイオードブ
リッジ回路の場合に流れる電流値と比較し小さくなる。
【0028】第1のノーマルチョークコイルは、交流電
源と第1のダイオードとの間に直列に接続され高調波を
除去し、同様に、第2のノーマルチョークコイルは、交
流電源と前記第2のダイオードとの間に直列に接続され
高調波を除去する。
【0029】従って、第1のノーマルチョークコイルお
よび第2のノーマルチョークコイルが設けられた各々の
ラインの電流値は、ダイオードブリッジ回路の場合に流
れる電流値と比較し小さくなるので、第1のノーマルチ
ョークコイルおよび第2のノーマルチョークコイルの容
量は、小さい容量で済む。このことから、第1のノーマ
ルチョークコイルおよび第2のノーマルチョークコイル
は小型のものでよくプリント基板に実装が可能となる。
【0030】請求項5の発明に係る整流平滑回路は、交
流電源がプラスのときに交流入力を導通する第1のダイ
オードと;交流電源がマイナスのときに交流入力を導通
する第2のダイオードと;前記交流電源に対して前記第
1のダイオードと直列に接続され、スイッチング手段を
有した電気・電子機器に直流を供給する第1の平滑コン
デンサと;前記交流電源に対して前記第2のダイオード
と直列に接続され、前記電気・電子機器に直流を供給す
る第2の平滑コンデンサと;一方の巻線が前記交流電源
と前記第1のダイオードとの間に直列に接続され、他方
の巻線が前記交流電源と前記第2のダイオードとの間に
直列に接続され高調波を除去するコモンチョークコイル
と;を備えたことを特徴とする。
【0031】本発明は、ノーマルチョークチョークに代
えて、コモンチョークコイルを用いたものであり、第1
のダイオードのラインにコモンチョークコイルの一方の
巻線を接続し、第2のダイオードのラインにコモンチョ
ークコイルの他方の巻線を接続するようにしたものであ
る。これにより、飽和することを緩和できるのでチョー
クコイルをより小型化できる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る整流平滑
回路の回路図である。この第1の実施の形態は、図4に
示した従来例に対し、ダイオードブリッジ回路3に代え
て、ダイオードD1を一方のラインに設けると共にダイ
オードD2を他方のラインに設け、各々のラインには、
平滑コンデンサC1、C2および、タイムラグヒューズ
2a、2bを設けたものである。
【0033】交流電源1の極性がプラスであるときは、
第1のダイオードD1のラインに電流が流れ、交流電源
1の極性がマイナスであるときは、第2のダイオードD
2のラインに電流が流れる。
【0034】すなわち、交流電源1の極性がプラスであ
るときは、第1のヒューズ2a、第1のダイオードD1
および第1の平滑コンデンサC1のラインが形成され、
平滑コンデンサC1に電荷がチャージされる。同様に、
交流電源1の極性がマイナスであるときは、第2のヒュ
ーズ2b、第2のダイオードD2および第2の平滑コン
デンサC2のラインが形成され、平滑コンデンサC2に
電荷がチャージされる。そして、平滑コンデンサC1、
C2から平滑された直流が電気・電子機器4に供給され
る。
【0035】これにより、各々のラインの電流値はダイ
オードブリッジ回路3の場合より小さくなり、そのため
タイムラグヒューズ2a、2bの定格電流を小さな容量
に下げることが可能となる。すなわち、電気・電子機器
4に供給する直流が12A以上である場合であっても、
12A以上での過電流の遮断を対象とするセラミックヒ
ューズを用いる必要がなくなり、10A以下で多用され
るガラス管ヒューズを用いることができる。これによ
り、異常時でも安全に回路を遮断することが可能とな
る。
【0036】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図2は本発明の第2の実施の形態に係る整流平滑回
路の回路図である。この第2の実施の形態は、図5に示
した従来例に対し、ダイオードブリッジ回路3に代え
て、ダイオードD1を一方のラインに設けると共にダイ
オードD2を他方のラインに設け、各々のラインには、
平滑コンデンサC1、C2および、ノーマルチョークコ
イルL1、L2を設けたものである。
【0037】交流電源1の極性がプラスであるときは、
第1のダイオードD1のラインに電流が流れ、交流電源
1の極性がマイナスであるときは、第2のダイオードD
2のラインに電流が流れる。
【0038】すなわち、交流電源1の極性がプラスであ
るときは、第1のノーマルチョークコイルL1、第1の
ダイオードD1および第1の平滑コンデンサC1のライ
ンが形成され、平滑コンデンサC1に電荷がチャージさ
れる。同様に、交流電源1の極性がマイナスであるとき
は、第2のノーマルチョークコイルL2、第2のダイオ
ードD2および第2の平滑コンデンサC2のラインが形
成され、平滑コンデンサC2に電荷がチャージされる。
そして、平滑コンデンサC1、C2から平滑された直流
が電気・電子機器4に供給される。
【0039】これにより、各々のラインの電流値はダイ
オードブリッジ回路3の場合より小さくなり、そのた
め、ノーマルチョークコイルL1、L2に流れる電流を
下げることが可能となる。従って、ノーマルチョークコ
イルL1、L2の小型化が可能となり、プリント基板に
実装が可能となる。
【0040】図3は本発明の第3の実施の形態に係る整
流平滑回路の回路図である。この第3の実施の形態は、
図2に示した第2の実施の形態に対し、ノーマルチョー
クコイルL1、L2に代えて、コモンチョークコイルL
3を設け、一方のラインにコモンチョークコイルL3の
一方の巻線L3aを接続し、他方のラインにコモンチョ
ークコイルL3の他方の巻線L3bを接続したものであ
る。
【0041】交流電源1の極性がプラスであるときは、
第1のダイオードD1のラインに電流が流れ、交流電源
1の極性がマイナスであるときは、第2のダイオードD
2のラインに電流が流れる。
【0042】すなわち、交流電源1の極性がプラスであ
るときは、コモンチョークコイルL3の一方の巻線L3
a、第1のダイオードD1および第1の平滑コンデンサ
C1のラインが形成され、平滑コンデンサC1に電荷が
チャージされる。
【0043】同様に、交流電源1の極性がマイナスであ
るときは、コモンチョークコイルL3の他方の巻線L3
b、第2のダイオードD2および第2の平滑コンデンサ
C2のラインが形成され、平滑コンデンサC2に電荷が
チャージされる。そして、平滑コンデンサC1、C2か
ら平滑された直流が電気・電子機器4に供給される。
【0044】これにより、各々のラインの電流値はダイ
オードブリッジ回路3の場合より小さくなり、そのた
め、コモンチョークコイルL3の各々の巻線L3a、L
3bに流れる電流を下げることが可能となる。従って、
コモンチョークコイルL3の小型化が可能となり、プリ
ント基板に実装が可能となる。この場合、コモンチョー
クコイルはノーマルチョークコイルの場合より飽和しに
くくなるので、より小型化が可能となる。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、第1のダイオ
ードおよび第2のダイオードが設けられた各々のライン
の電流値は小さい値となるので、タイムラグヒューズの
定格電流を小さい容量にすることが可能となる。従っ
て、異常時でも安全に回路を遮断することが可能とな
る。
【0046】請求項2の発明によれば、第1のタイムラ
グヒューズまたは第2のタイムラグヒューズのいずれか
一方が遮断したときに、電気・電子機器の制御電源電圧
の低下で動作を停止させるので、適正に電気・電子機器
を保護できる。
【0047】請求項3の発明によれば、第1のタイムラ
グヒューズまたは第2のタイムラグヒューズのいずれか
一方が遮断したときに、電気・電子機器のスイッチング
手段に流れる過電流で電気・電子機器の動作を停止させ
るので、適正に電気・電子機器を保護できる。
【0048】請求項4の発明によれば、第1のノーマル
チョークコイルおよび第2のノーマルチョークコイルに
流れる電流を小さくできるので、第1のノーマルチョー
クコイルおよび第2のノーマルチョークコイルの小型化
が図れ、プリント基板に実装が可能となる。
【0049】請求項5の発明によれば、コモンチョーク
コイルの各々の巻線に流れる電流を小さくできるので、
コモンチョークコイルの小型化が図れ、プリント基板に
実装が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る整流平滑回路
の回路図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る整流平滑回路
の回路図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る整流平滑回路
の回路図。
【図4】従来の整流平滑回路の一例を示す回路図。
【図5】従来の整流平滑回路の他の一例を示す回路図。
【符号の説明】
1…交流電源、2…タイムラグヒューズ、3…ダイオー
ドブリッジ回路、4…電気・電子機器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源がプラスのときに交流入力を導
    通する第1のダイオードと;交流電源がマイナスのとき
    に交流入力を導通する第2のダイオードと;前記交流電
    源に対して前記第1のダイオードと直列に接続され、ス
    イッチング手段を有した電気・電子機器に直流を供給す
    る第1の平滑コンデンサと;前記交流電源に対して前記
    第2のダイオードと直列に接続され、前記電気・電子機
    器に直流を供給する第2の平滑コンデンサと;前記交流
    電源と前記第1のダイオードとの間に直列に接続され過
    電流を遮断する第1のタイムラグヒューズと;前記交流
    電源と前記第2のダイオードとの間に直列に接続され過
    電流を遮断する第2のタイムラグヒューズと;を備えた
    ことを特徴とする整流平滑回路。
  2. 【請求項2】 前記第1のタイムラグヒューズまたは第
    2のタイムラグヒューズのいずれか一方の遮断による整
    流平滑された電圧の低下により、前記電気・電子機器の
    スイッチング手段の動作を停止させることを特徴とする
    請求項1記載の整流平滑回路。
  3. 【請求項3】 前記第1のタイムラグヒューズまたは第
    2のタイムラグヒューズのいずれか一方の遮断による前
    記電気・電子機器のスイッチング手段への入力電流の増
    加により、前記電気・電子機器のスイッチング手段の動
    作を停止させることを特徴とする請求項1記載の整流平
    滑回路。
  4. 【請求項4】 交流電源がプラスのときに交流入力を導
    通する第1のダイオードと;交流電源がマイナスのとき
    に交流入力を導通する第2のダイオードと;前記交流電
    源に対して前記第1のダイオードと直列に接続され、ス
    イッチング手段を有した電気・電子機器に直流を供給す
    る第1の平滑コンデンサと;前記交流電源に対して前記
    第2のダイオードと直列に接続され、前記電気・電子機
    器に直流を供給する第2の平滑コンデンサと;前記交流
    電源と前記第1のダイオードとの間に直列に接続され高
    調波を除去する第1のノーマルチョークコイルと;前記
    交流電源と前記第2のダイオードとの間に直列に接続さ
    れ高調波を除去する第2のノーマルチョークコイルと;
    を備えたことを特徴とする整流平滑回路。
  5. 【請求項5】 交流電源がプラスのときに交流入力を導
    通する第1のダイオードと;交流電源がマイナスのとき
    に交流入力を導通する第2のダイオードと;前記交流電
    源に対して前記第1のダイオードと直列に接続され、ス
    イッチング手段を有した電気・電子機器に直流を供給す
    る第1の平滑コンデンサと;前記交流電源に対して前記
    第2のダイオードと直列に接続され、前記電気・電子機
    器に直流を供給する第2の平滑コンデンサと;一方の巻
    線が前記交流電源と前記第1のダイオードとの間に直列
    に接続され、他方の巻線が前記交流電源と前記第2のダ
    イオードとの間に直列に接続され高調波を除去するコモ
    ンチョークコイルと;を備えたことを特徴とする整流平
    滑回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107579671A (zh) * 2017-10-10 2018-01-12 湖北工业大学 单相三电平无桥pfc整流器
CN111264023A (zh) * 2017-10-25 2020-06-09 东芝三菱电机产业系统株式会社 电力转换装置

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