JP2003033016A - スイッチング電源回路 - Google Patents

スイッチング電源回路

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JP2003033016A JP2001207620A JP2001207620A JP2003033016A JP 2003033016 A JP2003033016 A JP 2003033016A JP 2001207620 A JP2001207620 A JP 2001207620A JP 2001207620 A JP2001207620 A JP 2001207620A JP 2003033016 A JP2003033016 A JP 2003033016A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率の低下や外形寸法の増大を抑制すると共
に、整流出力数を問題無く増やすことが可能なスイッチ
ング電源回路を提供する。 【解決手段】 アクティブクランプ方式と同期整流回路
とを組み合わせたスイッチング電源回路において、トラ
ンスの二次巻線から出力される交流電力を同期整流する
ための第1のトランジスタをトランスの二次巻線の正極
側に接続し、アクティブクランプ用のスイッチング素子
に供給する電圧を、スイッチング電源回路のオフ時に、
該第2のスイッチング素子がオンする電圧以下に制限す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
回路に関し、特にアクティブクランプ方式と同期整流回
路とを組み合わせたスイッチング電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図9はアクティブクランプ方式と同期整
流回路とを組み合わせた従来のスイッチング電源の構成
を示す回路図である。
【0003】図9に示すように、従来のスイッチング電
源は、メイントランスT1と、直流電源Vinからメイ
ントランスT1の一次巻線Np1に供給される電力を所
定の周期でオン(ON)/オフ(OFF)するスイッチ
ング素子であるMOSFET(MOS型電界効果トラン
ジスタ)Q1と、メイントランスT1の二次巻線Ns1
から出力される交流電力を整流するためのMOSFET
Q3、Q4と、MOSFETQ3、Q4による整流出力
を平滑化するための平滑用素子であるチョークコイルL
1及び平滑用コンデンサC2と、MOSFETQ1がオ
フのときに、メイントランスT1の一次巻線Np1に対
する印加電圧を制限するためのクランプコンデンサC1
及びスイッチング素子であるMOSFETQ2と、MO
SFETQ1、Q2のスイッチング動作をそれぞれ制御
するための制御信号を出力する制御回路20と、MOS
FETQ2を制御信号にしたがって駆動するためのパル
ス駆動回路10とを有し、負荷RLが平滑用コンデンサ
C2と並列に接続される構成である。
【0004】ここで、MOSFETQ1のソース−ドレ
インはメイントランスT1の一次巻線Np1と直列に接
続されている。また、アクティブクランプ方式を構成す
るクランプコンデンサC1とMOSFETQ2のソース
−ドレインは直列に接続され、直列に接続されたクラン
プコンデンサC1とMOSFETQ2がメイントランス
T1の一次巻線Np1と並列に接続されている。
【0005】また、同期整流回路を構成するMOSFE
TQ3のソース−ドレインはメイントランスT1の二次
巻線Ns1の負極と直列に接続され、MOSFETQ4
のソース−ドレインはメイントランスT1の二次巻線N
s1と並列に接続されている。MOSFETQ3のゲー
トはメイントランスT1の二次巻線Ns1の正極に接続
され、MOSFETQ4のゲートはメイントランスT1
の二次巻線Ns3の負極に接続されている。
【0006】このような構成において、MOSFETQ
1は、制御回路20から供給されるスイッチングパルス
によってオン/オフが制御され、MOSFETQ1がオ
ンのとき、MOSFETQ3がオンし、MOSFETQ
4がオフするため、チョークコイルL1及び平滑用コン
デンサC2を通して負荷RLに整流電圧Voが供給され
る。
【0007】一方、MOSFETQ1がオフのとき、M
OSFETQ3はオフし、MOSFETQ4はオンする
ため、MOSFETQ4を通して負荷電流が還流され、
負荷RLに整流電圧Voが供給される。なお、MOSF
ETQ2は、パルス駆動回路10を介して制御回路20
から供給されるスイッチングパルスによってMOSFE
TQ1がオフのときの所定の期間でオンするように制御
される。このことにより、MOSFETQ1がオフのと
きにメイントランスT1の一次巻線に印加される電圧を
クランプコンデンサC1の両端電圧Vc1に制限するこ
とができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】直流電源Vinから1
つの整流電圧Voを生成して負荷RLに電力を供給する
場合、図9に示した構成のスイッチング電源回路は問題
無く動作する。
【0009】しかしながら、例えば、メイントランスT
1の二次巻線数を増やして、複数の整流電圧Voを出力
する構成にした場合、任意の二次巻線から出力された整
流電圧が負荷RLを介して他の二次巻線の出力側にも回
り込むため、チョークコイルL1を介してMOSFET
Q3のゲートに電圧Vgs3が供給され、MOSFET
Q3が意図せずにオンする問題が発生する。この場合、
MOSFETQ3をオフに制御すべきタイミングでもオ
ンするため、回路の誤動作により素子が破損するおそれ
がある。
【0010】このような問題を解決するための簡単な手
法として、平滑用コンデンサC2と負荷RLの間に直列
にダイオードを挿入して負荷側から回り込む直流電圧を
遮断する構成が考えられる。
【0011】しかしながら、このような構成では、通常
動作時にダイオードを介して負荷RLに電流IL1が供
給されるため、ダイオードによる損失が大きくなり、ス
イッチング電源回路の変換効率が低下してしまう問題が
ある。
【0012】また、許容損失の大きいダイオードを用い
なければならないため、ダイオードの外形が大きくな
り、ダイオードを冷却するための機構も必要になり、ス
イッチング電源回路の外形が大きくなってしまう。
【0013】本発明は上記したような従来の技術が有す
る問題点を解決するためになされたものであり、効率の
低下や外形寸法の増大を抑制すると共に、整流出力数を
問題無く増やすことが可能なスイッチング電源回路を提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のスイッチング電源回路は、トランスと、前記ト
ランスの一次巻線に供給する直流電力を所定の周期でス
イッチングする第1のスイッチング素子と、前記第1の
スイッチング素子がオフのときに、前記トランスの一次
巻線に対する印加電圧を制限するためのクランプコンデ
ンサ及び第2のスイッチング素子と、前記トランスの二
次巻線から出力される交流電力を整流するために前記ト
ランスの二次巻線の正極に直列に接続される第1のトラ
ンジスタと、前記トランスの二次巻線から出力される交
流電力を整流するために前記トランスの二次巻線と並列
に接続される第2のトランジスタと、前記第1のトラン
ジスタ及び第2のトランジスタによる整流出力を平滑化
するための平滑用素子と、前記第1のスイッチング素子
及び前記第2のスイッチング素子を動作させるためのス
イッチングパルスからなる制御信号をそれぞれ出力する
制御回路と、電源オフ時に前記第2のスイッチング素子
に供給される電圧を該第2のスイッチング素子がオンす
る電圧以下に制限するための電圧制限手段を備えた、前
記第2のスイッチング素子を前記制御信号にしたがって
駆動するためのパルス駆動回路と、を有する構成であ
る。
【0015】このとき、前記パルス駆動回路は、パルス
トランスと、前記第2のスイッチング素子の動作を制御
するための制御信号の直流成分を遮断し、前記パルスト
ランスの一時巻線に供給する第1のコンデンサと、前記
パルストランスの二次巻線から出力される制御信号の直
流成分を遮断し、前記第2のスイッチング素子に入力す
る第2のコンデンサと、前記第2のコンデンサの電圧を
前記第2のスイッチング素子がオンする電圧以下に制限
するために前記第2のコンデンサと並列に接続されるツ
ェナダイオードと、を有する構成であってもよく、パル
ストランスと、前記第2のスイッチング素子の動作を制
御するための制御信号の直流成分を遮断し、前記パルス
トランスの一時巻線に供給する第1のコンデンサと、前
記パルストランスの二次巻線から出力される制御信号の
直流成分を遮断し、前記第2のスイッチング素子に入力
する第2のコンデンサと、前記第2のコンデンサと直列
に接続されるトランジスタと、前記第2のコンデンサの
電圧を前記第2のスイッチング素子がオンする電圧以下
に制限するために前記第2のコンデンサと前記トランジ
スタの入力端子間に並列に接続されるツェナダイオード
と、を有する構成であってもよく、巻線比が異なる2つ
の二次巻線を備えたパルストランスと、前記第2のスイ
ッチング素子の動作を制御するための制御信号の直流成
分を遮断し、前記パルストランスの一時巻線に供給する
第1のコンデンサと、前記パルストランスの一方の二次
巻線から出力される制御信号の直流成分を遮断し、前記
第2のスイッチング素子に入力する第2のコンデンサ
と、前記パルストランスの一方の二次巻線と並列に接続
され、前記パルストランスの他方の二次巻線から出力さ
れる、前記一方の二次巻線よりも低い電圧の制御信号に
したがって駆動される第3のスイッチング素子と、を有
する構成であってもよい。
【0016】また、本発明のスイッチング電源回路の他
の構成は、トランスと、前記トランスの一次巻線に供給
する直流電力を所定の周期でスイッチングする第1のス
イッチング素子と、前記第1のスイッチング素子がオフ
のときに、前記トランスの一次巻線に対する印加電圧を
制限するためのクランプコンデンサ及び第2のスイッチ
ング素子と、前記トランスの二次巻線から出力される交
流電力を整流するために前記トランスの二次巻線の正極
に直列に接続される第1のトランジスタと、前記トラン
スの二次巻線から出力される交流電力を整流するために
前記トランスの二次巻線と並列に接続される第2のトラ
ンジスタと、前記第1のトランジスタ及び第2のトラン
ジスタによる整流出力を平滑化するための平滑用素子
と、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッ
チング素子を動作させるためのスイッチングパルスから
なる制御信号をそれぞれ出力する制御回路と、電源オフ
時に前記第1のスイッチング素子に供給される電圧を該
第1のスイッチング素子がオンする電圧以下に制限する
ための電圧制限手段を備えた、前記第1のスイッチング
素子を前記制御信号にしたがって駆動するためのパルス
駆動回路と、を有する構成である。
【0017】このとき、前記パルス駆動回路は、パルス
トランスと、前記第1のスイッチング素子の動作を制御
するための制御信号の直流成分を遮断し、前記パルスト
ランスの一時巻線に供給する第1のコンデンサと、前記
パルストランスの二次巻線から出力される制御信号の直
流成分を遮断し、前記第1のスイッチング素子に入力す
る第2のコンデンサと、前記第2のコンデンサの電圧を
前記第1のスイッチング素子がオンする電圧以下に制限
するために前記第2のコンデンサと並列に接続されるツ
ェナダイオードと、を有する構成であってもよく、パル
ストランスと、前記第1のスイッチング素子の動作を制
御するための制御信号の直流成分を遮断し、前記パルス
トランスの一時巻線に供給する第1のコンデンサと、前
記パルストランスの二次巻線から出力される制御信号の
直流成分を遮断し、前記第1のスイッチング素子に入力
する第2のコンデンサと、前記第2のコンデンサと直列
に接続されるトランジスタと、前記第2のコンデンサの
電圧を前記第1のスイッチング素子がオンする電圧以下
に制限するために前記第2のコンデンサと前記トランジ
スタの入力端子間に並列に接続されるツェナダイオード
と、を有する構成であってもよく、巻線比が異なる2つ
の二次巻線を備えたパルストランスと、前記第1のスイ
ッチング素子の動作を制御するための制御信号の直流成
分を遮断し、前記パルストランスの一時巻線に供給する
第1のコンデンサと、前記パルストランスの一方の二次
巻線から出力される制御信号の直流成分を遮断し、前記
第1のスイッチング素子に入力する第2のコンデンサ
と、前記パルストランスの一方の二次巻線と並列に接続
され、前記パルストランスの他方の二次巻線から出力さ
れる、前記一方の二次巻線よりも低い電圧の制御信号に
したがって駆動される第3のスイッチング素子と、を有
する構成であってもよい。
【0018】上記のように構成されたスイッチング電源
回路では、トランスの二次巻線から出力される交流電力
を整流するための第1のトランジスタをトランスの二次
巻線の正極に直列に接続することで、他の整流出力が負
荷を介して回り込んできても従来のようにオンすること
がない。
【0019】また、第2のスイッチング素子を駆動する
ためのパルス駆動回路に、電源オフ時に第2のスイッチ
ング素子に供給される電圧を第2のスイッチング素子が
オンする電圧以下に制限する電圧制限手段を備えること
で、電源オフ時に第2のスイッチング素子がオンする誤
動作が防止され、トランスの二次側に設けられた第1の
トランジスタ及び第2のトランジスタの誤動作が防止さ
れる。
【0020】同様に、第1のスイッチング素子を駆動す
るためのパルス駆動回路に、電源オフ時に第1のスイッ
チング素子に供給される電圧を第1のスイッチング素子
がオンする電圧以下に制限する電圧制限手段を備えるこ
とで、電源オフ時に第1のスイッチング素子がオンする
誤動作が防止され、トランスの二次側に設けられた第1
のトランジスタ及び第2のトランジスタの誤動作が防止
される。
【0021】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
【0022】上述した、負荷RLを介して他の整流出力
がメイントランスT1の二次側に回り込む問題を防止す
る構成として、負荷RLと平滑用コンデンサC2間にダ
イオードを挿入する構成の他に、図9に示したMOSF
ETQ3のソース−ドレインをメイントランスT1の二
次巻線の正極に接続する構成が考えられる。この場合、
MOSFETQ3を駆動するためのゲート電圧Vgs3
を得るためにメイントランスT1の二次巻線数を増やさ
なくてはならないが、ダイオードを挿入する構成に比べ
てスイッチング電源回路の効率の低下が少なく、外形寸
法の増大も最小限で済む。
【0023】以下では、このような回路構成のスイッチ
ング電源回路について説明すると共に、その問題点の解
決策も合わせて提案する。
【0024】(第1の実施の形態)図1は本発明のスイ
ッチング電源回路の第1の実施の形態の構成を示す回路
図であり、図2は図1に示したパルス駆動回路の構成を
示す回路図である。
【0025】なお、図1に示した各回路要素の符号のう
ち、同じ構成については図9に示した従来のスイッチン
グ電源回路と同一の符号を付与している。また、MOS
FETQ3については、接続位置が図9に示した従来の
スイッチング電源回路と異なっているが、従来と同様の
機能を有しているため、同一の符号を付与している。
【0026】図1に示すように、本実施形態のスイッチ
ング電源は、メイントランスT1と、直流電源Vinか
らメイントランスT1の一次巻線Np1に供給される電
力を所定の周期でスイッチングするMOSFETQ1
と、メイントランスT1の二次巻線Ns1から出力され
る交流電力を整流するためのMOSFETQ3、Q4
と、MOSFETQ3、Q4による整流出力を平滑化す
るための平滑用素子であるチョークコイルL1及び平滑
用コンデンサC2と、MOSFETQ1がオフのとき
に、メイントランスT1の一次巻線Np1に対する印加
電圧を制限するためのクランプコンデンサC1及びMO
SFETQ2と、MOSFETQ1、Q2のスイッチン
グをそれぞれ制御するための制御信号を出力する制御回
路2と、MOSFETQ2を制御信号にしたがって駆動
するためのパルス駆動回路1とを有し、負荷RLが平滑
用コンデンサC2と並列に接続される構成である。
【0027】MOSFETQ1のソース−ドレインはメ
イントランスT1の一次巻線Np1の負極と直列に接続
されている。また、クランプコンデンサC1とMOSF
ETQ2のソース−ドレインは直列に接続され、直列に
接続されたクランプコンデンサC1とMOSFETQ2
はメイントランスT1の一次巻線Np1と並列に接続さ
れている。
【0028】一方、MOSFETQ3のソース−ドレイ
ンはメイントランスT1の二次巻線Ns1の正極と直列
に接続され、MOSFETQ4のソース−ドレインはメ
イントランスT1の二次巻線Ns1と並列に接続されて
いる。
【0029】また、MOSFETQ3のゲートはメイン
トランスT1の二次巻線Ns2の正極に接続され、MO
SFETQ4のゲートはメイントランスT1の二次巻線
Ns3の負極に接続されている。なお、MOSFETQ
1〜Q4は制御用の入力端子を備えたスイッチング素子
であればよく、例えば、バイポーラトランジスタ等に置
き換えることも可能である。
【0030】図2に示すように、パルス駆動回路1は、
パルストランスPT1と、制御回路2から出力される制
御信号の直流成分を遮断し、パルストランスPT1の一
時巻線Npp1に供給するコンデンサC3と、パルスト
ランスPT1の二次巻線から出力される制御信号の直流
成分を遮断し、MOSFETQ2のゲートに供給するコ
ンデンサC4と、コンデンサC4と並列に接続される、
直列接続されたツェナダイオードD1及びダイオードD
2と、MOSFETQ2のゲート−ソース間に並列に接
続される、直列接続されたダイオードD3及び抵抗器R
1とを有する構成である。
【0031】コンデンサC3はパルストランスPT1の
一次巻線の正極と制御回路2間に挿入され、コンデンサ
C4はパルストランスPT1の二次巻線の正極とMOS
FETQ2のゲート間に挿入されている。
【0032】また、ツェナダイオードD1とダイオード
D2は、カソードどうしが接続され、ダイオードD3の
カソードはMOSFETQ2のゲートに接続されてい
る。ダイオードD3のアノードは抵抗器R1の一端に接
続され、抵抗器R1の他端は接地電位GNDに接続され
ている。
【0033】次に、図1に示したスイッチング電源回路
及び図2に示したパルス駆動回路の動作について、図3
及び図4を用いて説明する。
【0034】図3は図1に示したスイッチング電源回路
の動作を示す図であり、図2に示したツェナダイオード
のツェナ電圧をMOSFETのオン電圧以上に設定した
場合の様子を示すタイミングチャートである。また、図
4は図1に示したスイッチング電源回路の動作を示す図
であり、図2に示したツェナダイオードのツェナ電圧を
MOSFETのオン電圧以下に設定した場合の様子を示
すタイミングチャートである。
【0035】定常動作時(図3、図4のT1〜T3)、
制御回路2は出力端子OUT1、OUT2から制御信号
として互いに逆相のスイッチングパルスをそれぞれ送出
している。MOSFETQ1及びMOSFETQ2は、
該制御信号にしたがって交互にオン/オフを繰り返して
いる。
【0036】ここで、MOSFETQ1がオフのとき
(図3、図4のT1〜T2)、従来と同様に、MOSF
ETQ3がオフし、MOSFETQ4がオンするため、
MOSFETQ4を通して負荷電流が還流され、負荷R
Lに整流電圧Voが供給される。また、MOSFETQ
2はオン状態に制御される。
【0037】なお、制御回路2の出力端子OUT2より
送出された制御信号Vsw2は、コンデンサC3を介し
てパルストランスPT1の一次巻線Npp1に印加され
る。
【0038】コンデンサC3は、定常時、制御回路2の
出力端子OUT2側が正に充電されているため、パルス
トランスPT1の一次巻線Npp1に発生する電圧Vp
p1は、制御信号Vsw2とコンデンサC3に充電され
ている電圧Vc3との差分となり、図3、4に示すよう
な交流波形となる。
【0039】パルストランスPT1の二次巻線Nps1
に、一次側と同位相で発生する電圧Vps1は、MOS
FETQ2のゲート側が正に充電されているコンデンサ
C4の電圧Vc4と加算され、ゲート電圧Vgs2とし
て出力される。コンデンサC4の電圧Vc4はツェナダ
イオードD1によりツェナ電圧Vz1に常にクランプさ
れている。
【0040】一方、MOSFETQ1がオンのとき(図
3、図4のT2〜T3)、従来と同様に、MOSFET
Q3がオンし、MOSFETQ4がオフするため、チョ
ークコイルL1及び平滑用コンデンサC2を通して負荷
RLに整流電圧Voが供給される。
【0041】また、制御回路2の出力端子OUT2より
送出された制御信号Vsw2は0Vとなり、パルストラ
ンスPT1の一次巻線Npp1にコンデンサC3を介し
て負電圧が印加され、二次巻線Nps1にも負電圧が発
生する。この二次巻線Nps1に発生した負電圧により
抵抗器R1とダイオードD3を介してコンデンサC4に
充電電流Id3が流れる。ここで、コンデンサC4の電
圧Vc4がツェナダイオードD1のツェナ電圧Vz1以
上になると、充電電流Id3はダイオードD2とツェナ
ダイオードD1を介して二次巻線Nps1に戻される。
【0042】次に、図3、図4に示す時刻T4におい
て、スイッチング電源回路に供給される電源がオフする
と、制御回路2から送出される制御信号Vsw2が0V
になり、パルストランスPT1の一次巻線Npp1に発
生する電圧Vpp1、及び二次巻線Nps1に発生する
電圧Vps1がそれぞれ消失する。
【0043】しかしながら、コンデンサC4には放電経
路が無いため、コンデンサC4に蓄積された電荷は直ぐ
には無くならず、コンデンサC4の電圧Vc4がMOS
FETQ2のゲートに供給されてしまう。
【0044】図3は、図2に示したツェナダイオードD
1のツェナ電圧Vz1が、MOSFETQ2がオンとな
る電圧Von以上の場合のスイッチング電源回路の要部
の動作を示しており、時刻T5でゲート電圧Vgs2が
Vonを超えるため、MOSFETQ2がオンしてしま
う。
【0045】この場合、MOSFETQ4がオンするた
め、平滑用コンデンサC2に蓄積されていた電荷がチョ
ークコイルL1及びMOSFETQ4を介して放電さ
れ、ショート電流がIL1が流れる。
【0046】コンデンサC4の電圧Vc4が低下してM
OSFETQ2がオフし、MOSFETQ4がオフする
と、チョークコイルL1に流れていたショート電流IL
1が無くなることにより発生する逆起電圧VL1がMO
SFETQ4のドレイン、ソース間に印加される。さら
に、MOSFETQ3にもメイントランスT1の二次巻
線Ns1を介して、MOSFETQ4と同様の逆起電圧
VL1が印加される。このとき、MOSFETQ3、Q
4は発生した逆起電圧VL1により破損するおそれがあ
る。
【0047】このような問題を防止するため、本実施形
態のスイッチング電源回路では、ツェナダイオードD1
のツェナ電圧Vz1を、MOSFETQ2がオンする電
圧Von以下に設定する。
【0048】このような電圧制限手段を有することで、
図4に示すように、スイッチング電源回路に供給する電
源をオフしたときに、MOSFETQ2がオンしないた
め、MOSFETQ4がオンして流れるショート電流の
発生が抑止され、逆起電圧VL1が発生しない。
【0049】よって、スイッチング電源回路のオフ時に
MOSFETQ4が誤ってオンすることが無いためMO
SFETQ3、Q4の破損が防止される。
【0050】したがって、本実施形態のスイッチング電
源回路によれば、MOSFETQ3をトランスの二次巻
線Ns1の正極に直列に接続することで、他の整流出力
が負荷RLを介して回り込んできてもオンすることが無
いため、平滑用コンデンサC2と負荷RLの間にダイオ
ードを挿入しなくても、トランスT1の二次巻線数を増
やして複数の整流出力を得ることが可能な回路を構成で
きる。よって、スイッチング電源回路の効率の低下や外
形の増大が抑制される。
【0051】また、パルス駆動回路1に、電源オフ時に
MOSFETQ2のゲートに供給される電圧をMOSF
ETQ2がオンする電圧以下に制限する電圧制限手段を
備えることで、スイッチング電源回路のオフ時にMOS
FETQ2がオンする誤動作が防止され、MOSFET
Q3、Q4の破損が防止される。
【0052】(第2の実施の形態)図5は本発明のスイ
ッチング電源回路の第2の実施の形態の構成を示す回路
図である。
【0053】なお、図5に示した各回路要素の符号のう
ち、同じ構成については図9に示した従来のスイッチン
グ電源回路と同一の符号を付与している。また、MOS
FETQ3については、接続位置が図9に示した従来の
スイッチング電源回路と異なっているが、従来と同様の
機能を有しているため、同一の符号を付与している。
【0054】図5に示すように、本実施形態のスイッチ
ング電源回路は、接地電位GNDをメイントランスT1
の一次巻線の負極以外と共通にした(図5では二次巻線
の負極を接地電位としている)制御回路4を設け、MO
SFETQ2を第1のパルス駆動回路31で駆動し、M
OSFETQ1を第2のパルス駆動回路32で駆動する
構成である。
【0055】第1のパルス駆動回路31は第1の実施の
形態のパルス駆動回路1と同様の構成であるため、その
説明は省略する。
【0056】なお、第2のパルス駆動回路32も第1の
実施の形態のパルス駆動回路1と同様構成の回路を用い
ることが望ましい。その場合、スイッチング電源回路の
オフ時にMOSFETQ1が誤ってオンすることが防止
され、MOSFETQ3、Q4と共にMOSFETQ1
の破損も防止される。
【0057】(第3の実施の形態)図6は本発明のスイ
ッチング電源回路の第3の実施の形態を示す図であり、
パルス駆動回路の構成を示す回路図である。
【0058】なお、図6に示した各回路要素の符号のう
ち、同じ構成については図2に示した第1の実施の形態
のパルス駆動回路と同一の符号を付与している。また、
ツェナダイオードD1、及びダイオードD2、D3につ
いては、接続位置が図2に示した第1の実施の形態のパ
ルス駆動回路と異なっているが、第1の実施の形態と同
様の機能を有しているため、同一の符号を付与してい
る。
【0059】図6に示すように、本実施形態のパルス駆
動回路は、図2に示したパルス駆動回路のうち、コンデ
ンサC4と直列にトランジスタQ5のエミッタ−コレク
タが接続され、コンデンサC4とトランジスタQ5間に
ツェナダイオードD1が挿入され、トランジスタQ5の
エミッタ−コレクタと並列にダイオードD2が接続され
た構成である。
【0060】また、トランジスタQ5のベース−コレク
タ間に抵抗器R2が挿入され、ダイオードD3がMOS
FETQ2のソース−ゲートに並列に接続された構成で
ある。その他の構成は図2に示した第1の実施の形態と
同様であるため、その説明は省略する。
【0061】図6に示した本実施形態のパルス駆動回路
では、コンデンサC4の電圧Vc4が、ツェナダイオー
ドD1のツェナ電圧Vz1とトランジスタQ5のベース
−エミッタ間電圧Vbeとにより一定に制御される。
【0062】すなわち、Vc4=Vz1−Vbeとなる
よう制限されるため、ツェナ電圧Vz1を最適に設定す
ることで、スイッチング電源回路のオフ時に図2に示し
た回路と同様にMOSFETQ2がオンしないような電
圧にゲート電圧Vgs2を抑制できる。
【0063】このようにすることで、第1の実施の形態
と同様に、スイッチング電源回路のオフ時にMOSFE
TQ4が誤ってオンすることが無いため、MOSFET
Q3、Q4の破損が防止される。
【0064】なお、本実施形態で示したパルス駆動回路
は、図1に示した第1の実施の形態のスイッチング電源
回路、または図5に示した第2の実施の形態のスイッチ
ング電源回路のいずれの構成に用いても同様の効果を得
ることができる。
【0065】(第4の実施の形態)図7は本発明のスイ
ッチング電源回路の第4の実施の形態を示す図であり、
パルス駆動回路の構成を示す回路図である。また、図8
は図7に示したスイッチング電源回路の動作の様子を示
すタイミングチャートである。なお、図7に示した各回
路要素の符号のうち、同じ構成については図2に示した
第1の実施の形態のパルス駆動回路と同一の符号を付与
している。
【0066】図7に示すように、本実施形態のパルス駆
動回路は、図2に示したパルス駆動回路のうち、パルス
トランスPT1に巻線比が異なる2つの二次巻線Nps
1、Nps2を備え、一方の二次巻線Nps1をMOS
FETQ2の駆動に用い、他方の二次巻線Nps2をM
OSFETQ2のゲート電圧Vgs2を0Vに設定する
ためのMOSFETQ5の駆動に用いる構成である。M
OSFETQ5のソース−ドレインは一方の二次巻線N
ps1と並列に接続され、ゲートは他方の二次巻線Np
s2の負極と接続される。
【0067】なお、二次巻線Nps1と二次巻線Nps
2の巻線比は、二次巻線Nps1に発生する電圧Vps
1と二次巻線Nps2に発生する電圧Vps2とが、V
ps1<Vps2の関係になるような値に設定される。
【0068】図8に示すように、本実施形態のパルス駆
動回路では、時刻T4においてスイッチング電源回路に
供給される電源がオフすると、パルストランスPT1の
一方の二次巻線Nps1に発生する電圧Vps1が他方
の二次巻線Nps2に発生する電圧Vps2よりも先に
低下する。
【0069】この場合、スイッチング電源回路に供給さ
れる電源がオフしても、電圧Vps2によりMOSFE
TQ5のオン状態が維持されるため、MOSFETQ2
のゲート−ソース間が短絡され、コンデンサC4に蓄積
された電荷が放電される。
【0070】したがって、図2に示したパルス駆動回路
と同様に、スイッチング電源回路のオフ時に、MOSF
ETQ2、Q4が誤ってオンすることが防止される。
【0071】なお、本実施形態で示したパルス駆動回路
は、図1に示した第1の実施の形態のスイッチング電源
回路、及び図5に示した第2の実施の形態のスイッチン
グ電源回路のいずれの構成に用いても同様の効果を得る
ことができる。
【0072】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載する効果を奏する。
【0073】トランスの二次巻線から出力される交流電
力を整流するための第1のトランジスタをトランスの二
次巻線の正極に直列に接続することで、他の整流出力が
負荷を介して回り込んできてもオンすることがない。
【0074】したがって、平滑用素子と負荷の間にダイ
オードを挿入しなくても、トランスの二次巻線数を増や
して複数の整流出力を得ることが可能な回路を構成でき
る。よって、スイッチング電源回路の効率の低下や外形
の増大が抑制される。
【0075】また、第2のスイッチング素子を駆動する
ためのパルス駆動回路に、電源オフ時に第2のスイッチ
ング素子に供給される電圧を第2のスイッチング素子が
オンする電圧以下に制限する電圧制限手段を備えること
で、電源オフ時に第2のスイッチング素子がオンする誤
動作、及びトランスの二次側に設けられた整流用の第1
のトランジスタ及び第2のトランジスタの誤動作が防止
され、第1のトランジスタ及び第2のトランジスタの破
損が防止される。
【0076】同様に、第1のスイッチング素子を駆動す
るためのパルス駆動回路に、電源オフ時に第1のスイッ
チング素子に供給される電圧を第1のスイッチング素子
がオンする電圧以下に制限する電圧制限手段を備えるこ
とで、電源オフ時に第1のスイッチング素子がオンする
誤動作、及びトランスの二次側に設けられた整流用の第
1のトランジスタ及び第2のトランジスタの誤動作が防
止され、第1のスイッチング素子、第1のトランジスタ
及び第2のトランジスタの破損が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチング電源回路の第1の実施の
形態の構成を示す回路図である。
【図2】図1に示したパルス駆動回路の構成を示す回路
図である。
【図3】図1に示したスイッチング電源回路の動作を示
す図であり、図2に示したツェナダイオードのツェナ電
圧をMOSFETのオン電圧以上に設定した場合の様子
を示すタイミングチャートである。
【図4】図1に示したスイッチング電源回路の動作を示
す図であり、図2に示したツェナダイオードのツェナ電
圧をMOSFETのオン電圧以下に設定した場合の様子
を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明のスイッチング電源回路の第2の実施の
形態の構成を示す回路図である。
【図6】本発明のスイッチング電源回路の第3の実施の
形態を示す図であり、パルス駆動回路の構成を示す回路
図である。
【図7】本発明のスイッチング電源回路の第4の実施の
形態を示す図であり、パルス駆動回路の構成を示す回路
図である。
【図8】図7に示したスイッチング電源回路の動作の様
子を示すタイミングチャートである。
【図9】アクティブクランプ方式と同期整流回路とを組
み合わせた従来のスイッチング電源の構成を示す回路図
である。
【符号の説明】
1 パルス駆動回路 2、4 制御回路 31 第1のパルス駆動回路 32 第2のパルス駆動回路 C1 クランプコンデンサ C2 平滑用コンデンサ C3、C4 コンデンサ D1 ツェナダイオード D2、D3 ダイオード L1 チョークコイル T1 メイントランス PT1 パルストランス Q1〜Q4 MOSFET Q5 トランジスタ R1 抵抗器 RL 負荷

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスと、 前記トランスの一次巻線に供給する直流電力を所定の周
    期でスイッチングする第1のスイッチング素子と、 前記第1のスイッチング素子がオフのときに、前記トラ
    ンスの一次巻線に対する印加電圧を制限するためのクラ
    ンプコンデンサ及び第2のスイッチング素子と、 前記トランスの二次巻線から出力される交流電力を整流
    するために前記トランスの二次巻線の正極に直列に接続
    される第1のトランジスタと、 前記トランスの二次巻線から出力される交流電力を整流
    するために前記トランスの二次巻線と並列に接続される
    第2のトランジスタと、 前記第1のトランジスタ及び第2のトランジスタによる
    整流出力を平滑化するための平滑用素子と、 前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチン
    グ素子を動作させるためのスイッチングパルスからなる
    制御信号をそれぞれ出力する制御回路と、 電源オフ時に前記第2のスイッチング素子に供給される
    電圧を該第2のスイッチング素子がオンする電圧以下に
    制限するための電圧制限手段を備えた、前記第2のスイ
    ッチング素子を前記制御信号にしたがって駆動するため
    のパルス駆動回路と、を有するスイッチング電源回路。
  2. 【請求項2】 前記パルス駆動回路は、 パルストランスと、 前記第2のスイッチング素子の動作を制御するための制
    御信号の直流成分を遮断し、前記パルストランスの一時
    巻線に供給する第1のコンデンサと、 前記パルストランスの二次巻線から出力される制御信号
    の直流成分を遮断し、前記第2のスイッチング素子に入
    力する第2のコンデンサと、 前記第2のコンデンサの電圧を前記第2のスイッチング
    素子がオンする電圧以下に制限するために前記第2のコ
    ンデンサと並列に接続されるツェナダイオードと、を有
    する請求項1記載のスイッチング電源回路。
  3. 【請求項3】 前記パルス駆動回路は、 パルストランスと、 前記第2のスイッチング素子の動作を制御するための制
    御信号の直流成分を遮断し、前記パルストランスの一時
    巻線に供給する第1のコンデンサと、 前記パルストランスの二次巻線から出力される制御信号
    の直流成分を遮断し、前記第2のスイッチング素子に入
    力する第2のコンデンサと、 前記第2のコンデンサと直列に接続されるトランジスタ
    と、 前記第2のコンデンサの電圧を前記第2のスイッチング
    素子がオンする電圧以下に制限するために前記第2のコ
    ンデンサと前記トランジスタの入力端子間に並列に接続
    されるツェナダイオードと、を有する請求項1記載のス
    イッチング電源回路。
  4. 【請求項4】 前記パルス駆動回路は、 巻線比が異なる2つの二次巻線を備えたパルストランス
    と、 前記第2のスイッチング素子の動作を制御するための制
    御信号の直流成分を遮断し、前記パルストランスの一時
    巻線に供給する第1のコンデンサと、 前記パルストランスの一方の二次巻線から出力される制
    御信号の直流成分を遮断し、前記第2のスイッチング素
    子に入力する第2のコンデンサと、 前記パルストランスの一方の二次巻線と並列に接続さ
    れ、前記パルストランスの他方の二次巻線から出力され
    る、前記一方の二次巻線よりも低い電圧の制御信号にし
    たがって駆動される第3のスイッチング素子と、を有す
    る請求項1記載のスイッチング電源回路。
  5. 【請求項5】トランスと、 前記トランスの一次巻線に供給する直流電力を所定の周
    期でスイッチングする第1のスイッチング素子と、 前記第1のスイッチング素子がオフのときに、前記トラ
    ンスの一次巻線に対する印加電圧を制限するためのクラ
    ンプコンデンサ及び第2のスイッチング素子と、 前記トランスの二次巻線から出力される交流電力を整流
    するために前記トランスの二次巻線の正極に直列に接続
    される第1のトランジスタと、 前記トランスの二次巻線から出力される交流電力を整流
    するために前記トランスの二次巻線と並列に接続される
    第2のトランジスタと、 前記第1のトランジスタ及び第2のトランジスタによる
    整流出力を平滑化するための平滑用素子と、 前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチン
    グ素子を動作させるためのスイッチングパルスからなる
    制御信号をそれぞれ出力する制御回路と、 電源オフ時に前記第1のスイッチング素子に供給される
    電圧を該第1のスイッチング素子がオンする電圧以下に
    制限するための電圧制限手段を備えた、前記第1のスイ
    ッチング素子を前記制御信号にしたがって駆動するため
    のパルス駆動回路と、を有するスイッチング電源回路。
  6. 【請求項6】 前記パルス駆動回路は、 パルストランスと、 前記第1のスイッチング素子の動作を制御するための制
    御信号の直流成分を遮断し、前記パルストランスの一時
    巻線に供給する第1のコンデンサと、 前記パルストランスの二次巻線から出力される制御信号
    の直流成分を遮断し、前記第1のスイッチング素子に入
    力する第2のコンデンサと、 前記第2のコンデンサの電圧を前記第1のスイッチング
    素子がオンする電圧以下に制限するために前記第2のコ
    ンデンサと並列に接続されるツェナダイオードと、を有
    する請求項5記載のスイッチング電源回路。
  7. 【請求項7】 前記パルス駆動回路は、 パルストランスと、 前記第1のスイッチング素子の動作を制御するための制
    御信号の直流成分を遮断し、前記パルストランスの一時
    巻線に供給する第1のコンデンサと、 前記パルストランスの二次巻線から出力される制御信号
    の直流成分を遮断し、 前記第1のスイッチング素子に入力する第2のコンデン
    サと、 前記第2のコンデンサと直列に接続されるトランジスタ
    と、 前記第2のコンデンサの電圧を前記第1のスイッチング
    素子がオンする電圧以下に制限するために前記第2のコ
    ンデンサと前記トランジスタの入力端子間に並列に接続
    されるツェナダイオードと、を有する請求項5記載のス
    イッチング電源回路。
  8. 【請求項8】 前記パルス駆動回路は、 巻線比が異なる2つの二次巻線を備えたパルストランス
    と、 前記第1のスイッチング素子の動作を制御するための制
    御信号の直流成分を遮断し、前記パルストランスの一時
    巻線に供給する第1のコンデンサと、 前記パルストランスの一方の二次巻線から出力される制
    御信号の直流成分を遮断し、前記第1のスイッチング素
    子に入力する第2のコンデンサと、 前記パルストランスの一方の二次巻線と並列に接続さ
    れ、前記パルストランスの他方の二次巻線から出力され
    る、前記一方の二次巻線よりも低い電圧の制御信号にし
    たがって駆動される第3のスイッチング素子と、を有す
    る請求項5記載のスイッチング電源回路。
  9. 【請求項9】 トランスと、 前記トランスの一次巻線に供給する直流電力を所定の周
    期でスイッチングする第1のスイッチング素子と、 前記第1のスイッチング素子がオフのときに、前記トラ
    ンスの一次巻線に対する印加電圧を制限するためのクラ
    ンプコンデンサ及び第2のスイッチング素子と、 前記トランスの二次巻線から出力される交流電力を整流
    するために前記トランスの二次巻線の正極に直列に接続
    される第1のトランジスタと、 前記トランスの二次巻線から出力される交流電力を整流
    するために前記トランスの二次巻線と並列に接続される
    第2のトランジスタと、 前記第1のトランジスタ及び第2のトランジスタによる
    整流出力を平滑化するための平滑用素子と、 前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチン
    グ素子を動作させるためのスイッチングパルスからなる
    制御信号をそれぞれ出力する制御回路と、 電源オフ時に前記第2のスイッチング素子に供給される
    電圧を該第2のスイッチング素子がオンする電圧以下に
    制限するための第1の電圧制限手段を備えた、前記第2
    のスイッチング素子を前記制御信号にしたがって駆動す
    るための第1のパルス駆動回路と、 電源オフ時に前記第1のスイッチング素子に供給される
    電圧を該第1のスイッチング素子がオンする電圧以下に
    制限するための第2の電圧制限手段を備えた、前記第1
    のスイッチング素子を前記制御信号にしたがって駆動す
    るための第2のパルス駆動回路と、を有するスイッチン
    グ電源回路。
  10. 【請求項10】 前記第1のパルス駆動回路は、 第1のパルストランスと、 前記第2のスイッチング素子の動作を制御するための制
    御信号の直流成分を遮断し、前記第1のパルストランス
    の一時巻線に供給する第1のコンデンサと、 前記第1のパルストランスの二次巻線から出力される制
    御信号の直流成分を遮断し、前記第2のスイッチング素
    子に入力する第2のコンデンサと、 前記第2のコンデンサの電圧を前記第2のスイッチング
    素子がオンする電圧以下に制限するために前記第2のコ
    ンデンサと並列に接続される第1のツェナダイオード
    と、を有し、 前記第2のパルス駆動回路は、 第2のパルストランスと、 前記第1のスイッチング素子の動作を制御するための制
    御信号の直流成分を遮断し、前記第2のパルストランス
    の一時巻線に供給する第3のコンデンサと、 前記第2のパルストランスの二次巻線から出力される制
    御信号の直流成分を遮断し、前記第1のスイッチング素
    子に入力する第4のコンデンサと、 前記第4のコンデンサの電圧を前記第1のスイッチング
    素子がオンする電圧以下に制限するために前記第4のコ
    ンデンサと並列に接続される第2のツェナダイオード
    と、 を有する請求項9記載のスイッチング電源回路。
  11. 【請求項11】 前記第1のパルス駆動回路は、 第1のパルストランスと、 前記第2のスイッチング素子の動作を制御するための制
    御信号の直流成分を遮断し、前記第1のパルストランス
    の一時巻線に供給する第1のコンデンサと、 前記第1のパルストランスの二次巻線から出力される制
    御信号の直流成分を遮断し、前記第2のスイッチング素
    子に入力する第2のコンデンサと、 前記第2のコンデンサと直列に接続される第1のトラン
    ジスタと、 前記第2のコンデンサの電圧を前記第2のスイッチング
    素子がオンする電圧以下に制限するために前記第2のコ
    ンデンサと前記第1のトランジスタの入力端子間に並列
    に接続される第1のツェナダイオードと、を有し、 前記第2のパルス駆動回路は、 第2のパルストランスと、 前記第1のスイッチング素子の動作を制御するための制
    御信号の直流成分を遮断し、前記第2のパルストランス
    の一時巻線に供給する第3のコンデンサと、 前記第2のパルストランスの二次巻線から出力される制
    御信号の直流成分を遮断し、前記第1のスイッチング素
    子に入力する第4のコンデンサと、 前記第4のコンデンサと直列に接続される第2のトラン
    ジスタと、 前記第4のコンデンサの電圧を前記第1のスイッチング
    素子がオンする電圧以下に制限するために前記第4のコ
    ンデンサと前記第2のトランジスタの入力端子間に並列
    に接続される第2のツェナダイオードと、を有する請求
    項9記載のスイッチング電源回路。
  12. 【請求項12】 前記第1のパルス駆動回路は、 巻線比が異なる2つの二次巻線を備えた第1のパルスト
    ランスと、 前記第2のスイッチング素子の動作を制御するための制
    御信号の直流成分を遮断し、前記第1のパルストランス
    の一時巻線に供給する第1のコンデンサと、 前記第1のパルストランスの一方の二次巻線から出力さ
    れる制御信号の直流成分を遮断し、前記第2のスイッチ
    ング素子に入力する第2のコンデンサと、 前記第1のパルストランスの一方の二次巻線と並列に接
    続され、前記第1のパルストランスの他方の二次巻線か
    ら出力される、前記第1のパルストランスの一方の二次
    巻線よりも低い電圧の制御信号にしたがって駆動される
    第3のスイッチング素子と、を有し、 前記第2のパルス駆動回路は、 巻線比が異なる2つの二次巻線を備えた第2のパルスト
    ランスと、 前記第1のスイッチング素子の動作を制御するための制
    御信号の直流成分を遮断し、前記第2のパルストランス
    の一時巻線に供給する第3のコンデンサと、 前記第2のパルストランスの一方の二次巻線から出力さ
    れる制御信号の直流成分を遮断し、前記第1のスイッチ
    ング素子に入力する第4のコンデンサと、 前記第2のパルストランスの一方の二次巻線と並列に接
    続され、前記第2のパルストランスの他方の二次巻線か
    ら出力される、前記第2のパルストランスの一方の二次
    巻線よりも低い電圧の制御信号にしたがって駆動される
    第4のスイッチング素子と、を有する請求項9記載のス
    イッチング電源回路。
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