JP2003032965A - モータ - Google Patents

モータ

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JP2003032965A
JP2003032965A JP2001348573A JP2001348573A JP2003032965A JP 2003032965 A JP2003032965 A JP 2003032965A JP 2001348573 A JP2001348573 A JP 2001348573A JP 2001348573 A JP2001348573 A JP 2001348573A JP 2003032965 A JP2003032965 A JP 2003032965A
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秀幸 八木
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隆幸 今村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、電気部品の組み付け性、作
業性の向上を図りつつ、モータを小型、扁平化をするこ
とができ、さらに、多品種生産への対応が容易なモータ
を提供することにある。 【解決手段】 本発明は、一対の平面部20a、20b
およびこの平面部20a、20bの両端を繋ぐ一対の曲
面部20c、20dを有する扁平筒状に形成され、少な
くともブラシ4a、4bとアーマチャ7を収容可能な導
電性のヨークハウジング3と、このヨークハウジング3
の端部に配置され、減速ギヤ30を収容するギヤハウジ
ング10と、このギヤハウジング10上に配設される電
気部品と、を備えたモータ1に関する。電気部品42
が、その中心軸線をヨークハウジング3の平面部20a
と略平行に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータに係り、特
に、ブラシとコンミテータとの間で発生する電磁ノイズ
を抑制するためのノイズ防止回路を備えたモータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、直流モータは、回転時にブラシ
とコンミテータの間で電磁ノイズを発生することが知ら
れている。この電磁ノイズは、ブラシに供給する電源に
電磁ノイズが多く含まれる時に頻繁に発生するため、ブ
ラシに供給する電源を平滑化すべく、コンデンサおよび
チョークコイルを用いたノイズ防止回路がモータ内に備
えられているものがある。
【0003】ノイズ防止回路のコンデンサおよびチョー
クコイルは、ブラシホルダステーの底面に設けられた収
納凹部に収納され、さらにチョークコイルは、その中心
軸線がコンミテータの半径方向に沿うようにして配置さ
れている。また、コンデンサおよびチョークコイルに接
続されたリード線は、ブラシホルダステーに設けられた
配線案内溝に沿って配線され、ブラシホルダステー外側
に突出して形成された電力供給用端子に接続されてい
る。
【0004】ところが、上記のように、コンデンサおよ
びチョークコイルを、ブラシホルダステーの底面に配置
すると、コンデンサおよびチョークコイルが、アーマチ
ャ、巻線、コンミテータ等に接触する可能性があった。
【0005】また、モータ組立工程において、ブラシホ
ルダステーにコンデンサおよびチョークコイルを組み付
ける際に、スペース上の制約があるため、高い組立作業
性で行うことができず、特に、リード線をブラシホルダ
ステーに配線する作業について効率的に行うことが困難
であった。
【0006】さらに、ノイズ特性に応じてノイズ防止回
路が変更されるが、そのためには、その都度、リード線
の取り回し、リード線の長さなどを変更しなくてはなら
なかった。
【0007】そこで、コンデンサおよびチョークコイル
の組み付け作業および配線作業を効率化すべく、リード
線の代わりに、導電性のターミナルプレートを用いたブ
ラシホルダステーが開示されている。このブラシホルダ
ステーは、ターミナルプレートを配設した円形基板を用
いて形成されており、この円形基板には、チョークコイ
ルがブラシ配設面上に直立保持されている。
【0008】このブラシホルダステーでは、チョークコ
イルが円形基板に直立保持されているので、例えば、自
動化ラインによる組み付け工程では、ロボットアーム等
を用いて、チョークコイルを実装することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、チョー
クコイルが上記のように円形基板のブラシ配設面に直立
保持された場合においても、チョークコイルや、このチ
ョークコイルからブラシに配線されるピッグテール等
が、アーマチャ、巻線、コンミテータ等に接触するおそ
れがある。このため、ブラシホルダステーおよびヨーク
ハウジングの径方向の長さを長くして接触を避ける構成
が考えられるが、この場合、モータが大型化してしまう
という問題があった。
【0010】また、チョークコイルが円形基板のブラシ
配設面に直立保持された構成とした場合、チョークコイ
ルが横臥して配設されている場合と比較して、チョーク
コイルからブラシに配線されるピッグテールの長さが長
くなるので、アーマチャ、巻線、コンミテータ等に接触
しないように取り回して配線する必要があり、モータの
組立作業性を向上することができないという問題があっ
た。
【0011】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であって、ノイズ防止回路を備えたモータであって、小
型化(薄型化)を図ると共に、組立作業性を向上するこ
とができるモータを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明のモ
ータによれば、一対の平面部および該平面部の両端を繋
ぐ一対の曲面部を有する扁平筒状に形成され、少なくと
もブラシとアーマチャを収容可能な導電性のヨークハウ
ジングと、該ヨークハウジングの端部に配置され、減速
ギヤを収容するギヤハウジングと、該ギヤハウジング上
に配設される電気部品と、を備えたモータであって、前
記電気部品が、その中心軸線を前記ヨークハウジングの
平面部と略平行に配置されていること、により解決され
る。
【0013】なお、上記減速ギヤは、アーマチャの回転
軸端部に形成されるウォームギヤに係合され、減速ギヤ
は、その回転軸線がアーマチャの回転軸線に対して垂直
になるように配置されることが望ましい。また、減速ギ
ヤのギヤ幅(高さ)は、ウォームギヤの直径と同様に小
さいものであることが望ましい。このようにすると、ギ
ヤハウジングの軸方向の高さを、ヨークハウジングの高
さ(一対の平面部間の長さ)よりも低くすることができ
る。
【0014】上記のように、電気部品をギヤハウジング
上に配置すると、ギヤハウジング上のスペースを効率的
に利用することができるので、モータの小型化を図るこ
とができる。また、電気部品の中心軸線をヨークハウジ
ングの平面部と略平行にすると、ヨークハウジングの径
方向の寸法増大を抑えることができるので、モータの扁
平化を図ることができる。
【0015】また、前記ギヤハウジング上に、給電カプ
ラを備え、該給電カプラには、前記電気部品が収容され
る電気部品収容部が形成されていると好適である。この
ように、ギヤハウジング上に給電カプラが配設されてい
ると、ギヤハウジング上のスペースを有効に利用するこ
とができるので、モータの小型化を図ることができる。
また、ギヤハウジング上には、給電カプラと干渉する部
材等がないので、給電カプラと外部電源供給装置との接
続を容易に行うことができ、モータの組立作業性を向上
することができる。
【0016】また、給電カプラには、電気部品が収容さ
れる電気部品収容部が形成されているので、電気部品を
給電カプラに組み付ける際に、特別な部材を用いなくて
も位置決めを行うことができ、確実に電気部品収容部に
収容することができる。このように電気部品を電気部品
収容部に収容すると、電気部品と配線部材等との接触を
防止し絶縁性を向上することができるので、電気部品の
破損を防止することができる。また、上記の通り、給電
カプラはギヤハウジング上に配設されているので、電気
部品を電気部品収容部に組み付ける際の障害となるもの
が少ないため、電気部品の組み付けの作業性を向上する
ことができ、電気部品を給電カプラに実装するための部
品数、組立工数を低減することができる。
【0017】また、前記ギヤハウジング上に、制御回路
を備えていると好適である。このように、ギヤハウジン
グ上に制御回路を備えると、ギヤハウジング上のスペー
スを有効活用できるので、モータの小型化を図ることが
できる。
【0018】また、前記ギヤハウジング上に、制御回路
を備え、該制御回路と前記ヨークハウジングの間に、前
記電気部品が配置されていると好適である。このよう
に、制御回路とヨークハウジングの間に電気部品を配置
すると、電気部品の実装が容易となるので、モータの組
立作業性を向上することができる。
【0019】また、前記給電カプラには、前記電気部品
の端子と直接接続可能な導電端子が形成されていると好
適である。なお、上記導電端子は、電気部品の端子の
数、端子間距離、端子形状に応じて形成され、電気部品
の端子を把持して直接接続するように構成されることが
望ましい。上記のように、給電カプラに、電気部品の端
子と直接接続可能な導電端子が形成されていると、電気
部品の端子を導電端子に接続する際に、特別な部材を必
要とせずに容易に作業ができるため、モータの組立作業
性を向上することができる。また、電気部品の配線に導
電端子を用いると、リード線を用いた配線を不要とする
ことができるので、モータの小型化、軽量化を図ること
ができる。
【0020】また、ギヤハウジングとヨークハウジング
を組み付けた後においても、給電カプラは、ギヤハウジ
ング上において、外観部品として配置されているので、
ギヤハウジングとヨークハウジングの組み付ける一連の
工程を変更しないでも、適切な電気部品を選択し導電端
子に接続することができるため、モータ仕様に応じてコ
ンデンサの有無や種類を種々可変するという多品種生産
に柔軟に対応することができる。
【0021】また、前記給電カプラには、給電カプラカ
バーが配設され、該給電カプラカバーには、前記電気部
品を保持可能な保持部が形成されていると好適である。
このように、給電カプラに、給電カプラカバーが配設さ
れ、給電カプラカバーに、電気部品を保持可能な保持部
が形成された構成とすることにより、給電カプラカバー
を用いて、確実に電気部品収容部に電気部品を保持する
ことができるので、電気部品の給電カプラへの組み付け
が容易となり、部品数、組立工数を低減することができ
る。
【0022】また、前記電気部品は、端子を有するコン
デンサで構成され、前記導電端子には、前記コンデンサ
の端子を圧入固定可能な接続片が形成されていると好適
である。なお、上記接続片は、コンデンサの端子の径に
応じて、先端側が適度に分岐されており、この分岐した
部分にてコンデンサの端子を圧入固定できるように形成
されていることが望ましい。
【0023】上記のように、電気部品が、端子を有する
コンデンサで構成され、導電端子に、コンデンサの端子
を圧入固定可能な接続片が形成された構成とすることに
より、給電カプラにコンデンサを組み付けるとき、コン
デンサの端子を給電カプラに備えられた接続片に圧入固
定するだけで済むため、はんだ付け作業等を不要とする
ことができ、組み付け工数を削減することができる。
【0024】また、前記課題は、一対の平面部および該
平面部の両端を繋ぐ一対の曲面部を有する扁平筒状に形
成され、少なくともブラシを収容するブラシホルダステ
ーとアーマチャを収容可能なヨークハウジングと、該ヨ
ークハウジングの端部に配置され、減速ギヤを収容する
ギヤハウジングと、を備えたモータであって、前記ブラ
シホルダステーの前記ブラシが配設された面には、チョ
ークコイルが、その中心軸線を前記ヨークハウジングの
平面部と略平行に配設され、前記チョークコイルの端子
は、ターミナル片に接続保持され、前記ブラシホルダス
テーには、前記ターミナル片を保持する保持部が形成さ
れていること、により解決される。
【0025】なお、上記ターミナル本体は、ブラシホル
ダステーのブラシが配設された面の反対側の面に熱かし
めによって固定されていることが望ましい。上記のよう
に、チョークコイルの端子が、ターミナル片に接続保持
され、ブラシホルダステーに、ターミナル片を保持する
保持部が形成された構成とすることにより、ターミナル
片を保持することで、チョークコイルの保持剛性を向上
させることができる。よって、チョークコイルをターミ
ナル片にはんだ等で接続する際に、ターミナル本体がブ
ラシホルダステーから外れてしまうことを防止すること
ができ、モータの組立作業性を向上することができる。
【0026】また、ブラシホルダステーのブラシが配設
された面において、チョークコイルが、その中心軸線を
ヨークハウジングの平面部と略平行に配設された構成と
すると、ヨークハウジングの径方向の寸法増大を抑える
ことができるので、モータの扁平化を図ることができ
る。
【0027】また、前記ブラシホルダステーには、前記
チョークコイルを支持する支持片が形成されていると好
適である。なお、上記支持片は、チョークコイルに当接
し、チョークコイルの位置を規制するように構成されて
いることが望ましい。
【0028】上記のように、ブラシホルダステーに、チ
ョークコイルを支持する支持片が形成された構成とする
ことにより、チョークコイルの保持力を向上することが
できるので、チョークコイルの取り付け時に、チョーク
コイル取り付け部の変形を防止することができ、モータ
の組立作業性の向上を図ることができる。
【0029】また、前記ブラシホルダステーには、給電
ターミナルを保持する保持片が形成され、前記給電ター
ミナルの延出端側には、前記保持片の側部に係止する係
止片が形成されていると好適である。なお、上記給電タ
ーミナルは、薄肉の導電性銅板等から構成され、給電タ
ーミナルは、ブラシホルダステーのブラシが配設された
面の反対側に延出するように構成されていることが望ま
しい。
【0030】上記のように、ブラシホルダステーに、給
電ターミナルを保持する保持片が形成されているので、
保持片によって給電ターミナルを保持することができ、
給電ターミナルの保持剛性を向上させることができる。
また、給電ターミナルの延出端側には、保持片の側部に
係止する係止片が形成されているので、係止片によって
給電ターミナルの延出端側を保持片に強固に係止させる
ことができ、給電ターミナルの延出端を給電カプラに接
続する際に、給電ターミナルが変形してしまうことを防
止することができるので、モータの組立作業性を向上す
ることができる。
【0031】また、前記ブラシホルダステーには、前記
ブラシホルダステーの前記ブラシが配設された面側に延
出する壁が、前記チョークコイルに沿って形成されてい
ると好適である。なお、上記壁は、チョークコイルとコ
ンミテータの間、およびチョークコイルとヨークハウジ
ング内周面との間に配設されていることが望ましい。
【0032】上記のように、ブラシホルダステーに、ブ
ラシホルダステーのブラシが配設された面側に延出する
壁が、チョークコイルに沿って形成された構成とするこ
とにより、チョークコイルとヨークハウジング、チョー
クコイルとコンミテータとの接触を防止することができ
るので、短絡防止用のスペースを確保する必要が無くな
り、モータの小型化を図ることができる。
【0033】また、前記ギヤハウジング上に、コンデン
サが、その中心軸線を前記ヨークハウジングの平面部と
略平行に配置されていると好適である。なお、上記減速
ギヤは、アーマチャの回転軸端部に形成されるウォーム
ギヤに係合され、減速ギヤは、その回転軸線がアーマチ
ャの回転軸線に対して垂直になるように配置されること
が望ましい。また、減速ギヤのギヤ幅(高さ)は、ウォ
ームギヤの直径と同様に小さいものであることが望まし
い。このようにすると、ギヤハウジングの軸方向の高さ
を、ヨークハウジングの高さ(一対の平面部間の長さ)
よりも低くすることができる。
【0034】上記のように、ギヤハウジング上に、コン
デンサが、その中心軸線をヨークハウジングの平面部と
略平行に配置されていると、ギヤハウジング上のスペー
スを有効に利用することができるので、モータの扁平
化、小型化を図ることができる。
【0035】また、ギヤハウジングとヨークハウジング
を組み付けた後においても、コンデンサは、ギヤハウジ
ング上において、外観部品として配置されているので、
ギヤハウジングとヨークハウジングの組み付ける一連の
工程を変更しないでも、適切なコンデンサを選択しギヤ
ハウジング上に配設することができるため、モータ仕様
に応じてコンデンサの有無や種類を種々可変するという
多品種生産に柔軟に対応することができる。また、チョ
ークコイルとコンデンサと組み合わせることでノイズ防
止回路を構成することができるので、電磁ノイズに対す
る雑防性能を向上することができる。
【0036】また、前記ブラシホルダステーの前記ブラ
シが配設された面には、サーキットブレーカが、その中
心軸線を前記ヨークハウジングの平面部と略平行に配設
されていると好適である。このように、サーキットブレ
ーカが、その中心軸線をヨークハウジングの平面部と略
平行に配設されていると、ヨークハウジングの径方向の
寸法増大を抑えることができるので、モータの扁平化を
図ることができる。
【0037】また、前記壁には、通気孔が形成されてい
ると好適である。このように、壁には、通気孔が形成さ
れていると、チョークコイルが発熱しても、通気孔を通
じて冷却風を送込むことができるため、チョークコイル
を冷却することができる。従って、ヨークハウジング内
にチョークコイルを冷却するための通風スペースを設け
る必要がないので、モータの小型化を図ることができ
る。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図を参照して説明する。なお、以下に説明する部
材、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明
の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論で
ある。
【0039】(第一実施形態)図1乃至図9は、本発明
の第一実施形態を示す図であり、図1は、モータの給電
カプラ配設部を示す部分詳細図、図2は、モータの一部
断面を含む全体構成図、図3は、図2におけるA−A断
面図、図4は、ブラシホルダステーの側面図、図5は、
給電カプラにカバーを装着した状態を示す図、図6は、
給電カプラの上面図、図7は、図6におけるB−B断面
図、図8は、図5におけるC−C断面の一部分を示す
図、図9は、モータの制御回路を示す模式図である。以
下、図1乃至図9を参照しながら本発明の第一実施形態
に係るモータについて説明する。
【0040】図2に示す本発明の第一実施形態に係るモ
ータ1は、例えば、図示しない自動車のガラスを払拭す
るためのワイパ装置に用いるモータであって、好ましく
は、自動車の後部に配設されるリヤガラスに適用され、
リヤガラス近傍のボディに固装されるモータである。
【0041】モータ1は、モータ部2と、ギヤハウジン
グ10と、ギヤハウジング10内に収容された減速ギヤ
30から構成されている。ギヤハウジング10上には、
後述するように、ノイズ防止回路を構成する電気部品が
配置され、モータ1の小型化と、組立作業性の向上が図
られている。モータ部2は、導電性金属材料で構成され
たヨークハウジング3と、ヨークハウジング内に収容さ
れたアーマチャ7から構成されている。
【0042】ヨークハウジング3は、図3に示すよう
に、互いに平行な一対の平面部20a,20bと、該平
面部20a,20bの両端を繋ぐ一対の曲面部20c,
20dを有する有底の略扁平筒形状に形成され、その開
口部分は、図2に示すギヤハウジング10の一端部分に
ネジ23によって連結されている。また、ヨークハウジ
ング3の底部20eには、軸受21が配設され、ヨーク
ハウジング3内周面には、複数のマグネット11が配設
されている。
【0043】アーマチャ7は、回転軸6と、回転軸6の
先端側部分に形成されたウォームギヤ8と、回転軸6の
中央部分に配設されたコア24と、回転軸6のギヤハウ
ジング10側部分に配設されたコンミテータ5と、コア
24に巻回された巻線25から構成され、回転軸6の両
端部分が軸受21と軸受26によってそれぞれ軸支され
ることにより回転可能になっている。
【0044】減速ギヤ30は、ウォームギヤ8の回動を
回転軸12に連結される図示しないワイパーアームの往
復動に伝達するためのもので、ウォームホイール9と、
回転軸12と、ロッドギヤ14と、ギヤ15と、ギヤホ
イール16と、回転軸17と、連結ロッド18から構成
されている。ウォームホイール9は、回転軸12によっ
て回転可能に支持され、ウォームギヤ8に係合されてい
る。ウォームホイール9の回転軸12より偏位した位置
には、連結ピン13が固着されており、この連結ピン1
3には、ロッドギヤ14の一端部分が回転可能に連結さ
れている。
【0045】ロッドギヤ14の他端部分には、扇状にギ
ヤ15が形成されており、このギヤ15の中心には、連
結ピン19が固着されている。連結ピン19には、連結
ロッド18の一端部分が回転可能に連結されており、連
結ロッド18の他端は、回転軸6に対して垂直に配置さ
れた回転軸17によって回転可能に支持されている。回
転軸17には、ギヤホイール16が回転可能に支持され
ており、ギヤホイール16には、ギヤ15が係合されて
いる。
【0046】減速ギヤ30全体のギヤ幅(高さ)は、ウ
ォームギヤ8の直径と同様に小さいものが用いられてお
り、図4に示すように、ギヤハウジング10の高さH2
は、減速ギヤ30の回転軸方向におけるヨークハウジン
グ3の高さ(一対の平面部20a、20b間の間隔)H
1よりも低くなっている。
【0047】ブラシホルダステー22は、図4に示すよ
うに、ギヤハウジング10の端部40と、ヨークハウジ
ング3の開口部20fとの間に介装され、図3に示すよ
うに、平板状のステープレート27を有して構成されて
いる。ステープレート27は、ヨークハウジング3の断
面と同様な扁平円形状を有する板状体に構成され、その
外周縁部分には、ブラシ配設面側に立設する絶縁壁が形
成されている。
【0048】この絶縁壁は、ヨークハウジング3の一対
の平面部20a,20bの近傍に配設される絶縁部34
aと、ヨークハウジング3の一対の曲面部20c,20
dの近傍に配設される絶縁部34bから構成され、ステ
ープレート27に実装されるブラシバネ31a,31
b、チョークコイル32およびサーキットブレーカ33
が、ヨークハウジング3に短絡することを防止してい
る。
【0049】ステープレート27の中央部には、コンミ
テータ5を挿通する中央孔28が形成され、中央孔28
の周囲には、一対の曲面部20c,20dの中心を結ぶ
直線上に一対のブラシボックス29a,29bが配設さ
れている。
【0050】ブラシボックス29a,29b内には、略
直方体に形成されているブラシ4a,4bが収容され、
ブラシ4a,4bは、バネホルダ90a,90bに係止
されるブラシバネ31a,31bにより、中央孔28の
中心方向に付勢され、コンミテータ5に押圧摺接するよ
うに配置されている。
【0051】ステープレート27のブラシ配設面には、
周知のノイズ防止回路を構成するためのチョークコイル
32と、ブラシ4a,4bへの過電流保護を行うための
サーキットブレーカ33が実装されている。
【0052】チョークコイル32は、軸方向に長く形成
される略円筒状をなす電気部品であり、その中心軸線1
00を、ヨークハウジング3の平面部20bと略平行
で、回転軸6と垂直になるように、平面部20bの中央
部分に配置されている。サーキットブレーカ33は、平
面部33a,33bを有する扁平な直方体形状で構成さ
れ、その中心軸線101を、ヨークハウジング3の平面
部20aと略平行で、回転軸6と垂直になるように、平
面部20aの中央部分に配置されている。
【0053】このように、チョークコイル32は、その
中心軸線100を、ヨークハウジング3の平面部20b
と略平行で、回転軸6と垂直になるように、平面部20
bの中央部分に配置され、サーキットブレーカ33は、
その中心軸線101を、ヨークハウジング3の平面部2
0aと略平行で、回転軸6と垂直になるように、平面部
20aの中央部分に配置されていると、ヨークハウジン
グ3の径方向の寸法増大を抑えることができるので、モ
ータ1の扁平化を図ることができる。
【0054】チョークコイル32には、端子73a,7
3bが形成されており、端子73aは、ピッグテール5
5aを用いてブラシ4aに接続され、端子73bは、ス
テープレート27のギヤハウジング10側の平面に一体
に固装された図示しない回路基板を通じて、図1に示す
接続端子38aに接続されている。
【0055】図4に示すサーキットブレーカ33には、
端子78a,78bが形成されており、端子78aは、
図3に示すピッグテール55bを用いてブラシ4bに接
続され、端子78bは、前述の図示しない回路基板を通
じて、図1に示す接続端子38bに接続されている。
【0056】本例のモータ1では、ギヤハウジング10
上のスペースを利用して、電気部品が配設されている。
すなわち、図1に示すように、ギヤハウジング10上に
は、樹脂製の給電カプラ35が配設されており、給電カ
プラ35は、ヨークハウジング3の平面部20aに沿っ
て延びる平面部60を有して形成されている。この平面
部60には、電気部品としてのコンデンサ42とダイオ
ード43をそれぞれ収容するための電気部品収容部44
aと電気部品収容部44bと、電源供給端子41a,4
1b,41cが配設されている。
【0057】図4に示すように、電源供給端子41a,
41b,41cは、ギヤハウジング10上にそれぞれ突
出しており、電源供給端子41a,41b,41cとそ
れぞれ一体に形成された摺接端子41d,41e,41
fは、ギヤハウジング10の内側にそれぞれ突出し、ウ
ォームホイール9の給電カプラ35側の面に固装された
図示しないカムプレート(導電性円板)に摺接されてい
る。また、図1に示す電源供給端子41aは、図示しな
い外部の電源供給装置の陽極と電源線47aを用いて電
気的に接続され、電源供給端子41bは、図示しない自
動車のシャーシと電源線47bを用いて電気的に接続さ
れる。
【0058】電気部品収容部44a,44bは、収容す
る電気部品の側面を囲うように、それぞれの外観パッケ
ージに応じて形成されている。すなわち、図7に示すよ
うに、電気部品収容部44aは、図1に示すコンデンサ
42の中心軸線103に直交する断面形状に沿って形成
され、電気部品収容部44bは、図1に示すダイオード
43の中心軸線104に直交する断面形状に沿って形成
されている。
【0059】上記電気部品収容部44aには、コンデン
サ42が配設され、電気部品収容部44bには、ダイオ
ード43が配設される。このとき、コンデンサ42とダ
イオード43は、その中心軸線103,104がギヤハ
ウジング10上の平面部60、すなわちヨークハウジン
グ3の平面部20aと平行になるように配設される。こ
れにより、ヨークハウジング3の径方向の寸法増大を抑
えることができるので、モータ1の扁平化を図ることが
できる。
【0060】また、コンデンサ42とダイオード43を
電気部品収容部44a,44bにそれぞれ収容すると、
コンデンサ42とダイオード43と図示しない配線部材
等との接触を防止し絶縁性を向上することができるの
で、コンデンサ42とダイオード43の破損を防止する
ことができる。
【0061】また、上記の通り、給電カプラ35はギヤ
ハウジング10上に配設されているので、コンデンサ4
2とダイオード43を電気部品収容部44a,44bに
組み付ける際の障害となるものが少ないため、コンデン
サ42とダイオード43の組み付けの作業性を向上する
ことができ、コンデンサ42とダイオード43を給電カ
プラに実装するための部品数、組立工数を低減すること
ができる。
【0062】図6,図7に示すように、電気部品収容部
44bには、図示しない電気部品を電気部品収容部44
b内に押圧保持可能な押圧弾性片48a,48bが、一
体となるように形成され、この押圧弾性片48a,48
bにより、図1に示すダイオード43は、電気部品収容
部44b内に押圧保持されている。
【0063】図1に示すコンデンサ42とダイオード4
3の絶縁性向上、接触破壊防止のために、図6に示す電
気部品収容部44aの軸方向の長さL1は、図1に示す
コンデンサ42の中心軸線103と平行な方向の長さよ
りも長く形成され、図6に示す電気部品収容部44bの
軸方向の長さL2は、図1に示すダイオード43の中心
軸線104と平行な方向の長さよりも長く形成されてい
る。
【0064】図1に示すように、ブラシホルダステー2
2の給電カプラ35の上側には、ギヤハウジング10上
に設けられた給電カプラ35と一体になるように、突出
部36a,36bが形成されている。この突出部36
a,36bには、給電カプラ35の上側に突出する一対
の導電端子37a,37bと、給電カプラ35に沿って
ギヤハウジング10側に延びる一対の接続端子38a,
38bと、が形成されている。
【0065】導電端子37a,37bの先端側には、そ
れぞれ接続片39a,39bが形成されており、接続片
39a,39bの各々の先端は適度な間隔に分岐され、
コンデンサ42の端子70a,70bを、それぞれ挟持
可能に構成されている。
【0066】このように、接続片39a,39bの各々
の先端は適度な間隔に分岐されていているので、給電カ
プラ35にコンデンサ42を組み付けるとき、コンデン
サ42の端子70a,70bを接続片39a,39bの
分岐部に圧入固定することができる。よって、はんだ付
け作業等を不要とすることができるので、組み付け工数
を削減することができる。
【0067】また、上記のように、給電カプラ35に、
コンデンサ42の端子70a,70bと直接接続可能な
導電端子38a,38bが形成されていると、コンデン
サ42の端子70a,70bを導電端子38a,38b
に接続する際に、特別な部材を必要とせずに容易に作業
ができるため、モータ1の組立作業性を向上することが
できる。また、コンデンサ42の配線に導電端子38
a,38bを用いると、リード線を用いた配線を不要と
することができるので、モータの小型化、軽量化を図る
ことができる。
【0068】また、ギヤハウジング10とヨークハウジ
ング3を組み付けた後においても、給電カプラ35は、
ギヤハウジング10上において、外観部品として配置さ
れているので、ギヤハウジング10とヨークハウジング
3の組み付ける一連の工程を変更しないでも、適切なコ
ンデンサ42を選択し導電端子38a,38bに接続す
ることができるため、モータ仕様に応じてコンデンサ4
2の有無や種類を種々可変するという多品種生産に柔軟
に対応することができる。
【0069】ダイオード43には、端子79a,79b
が形成されており、端子79aは、電源供給端子41c
と導電端子37aに電気的に接続され、端子79bは、
電源供給端子41bに電気的に接続されている。
【0070】また、給電カプラ35には、図5に示すよ
うに、給電カプラ35の上側から覆い被さるように構成
される樹脂製の給電カプラカバー45が配設され、給電
カプラカバー45には、図8に示すように、電気部品収
容部44aに収容されたコンデンサ42の本体を保持可
能な保持部46が形成されている。この保持部46は、
給電カプラカバー45内側で突出する突状形状に形成さ
れ、コンデンサ42を電気部品収容部44a内に押圧保
持可能に構成されている。
【0071】このように、給電カプラカバー45に保持
部46が形成されていると、給電カプラカバー45を用
いて、確実に電気部品収容部44aにコンデンサ42を
保持することができるので、コンデンサ42の給電カプ
ラ35への組み付けが容易となり、部品数、組立工数を
低減することができる。
【0072】次に、上記構成からなるモータ1を制御す
るための制御回路構成について、図9を参照しながら説
明する。ブラシ4aと接続端子38aの間には、チョー
クコイル32が直列に接続され、ブラシ4bと接続端子
38bの間には、サーキットブレーカ33が直列に接続
されている。また、コンデンサ42は、モータ1と並列
に接続され、チョークコイル32とコンデンサ42によ
りノイズ防止回路49を構成している。
【0073】カムプレートスイッチ54は、図3に示す
ウォームホイール9の上面に固設されるカムプレート
(不図示の導電性円板)と、電源供給端子41a,41
b,41cから構成されるもので、図示しないリヤワイ
パの回転角度に応じて、電源供給端子41c(COM端
子)を電源供給端子41aもしくは、電源供給端子41
bにスイッチングするものである。
【0074】電源供給端子41aには、図示しないワイ
ヤーハーネスを用いて、図示しない車の運転席に備えら
れるワイパ操作スイッチ51のスイッチ端子52a(O
N端子)が接続され、ワイパ操作スイッチ51の共通側
(COM端子)で構成されるスイッチ端子52aには、
図示しない車体(例えばエンジンルーム内)に備えられ
る電源53(カーバッテリ)の陽極端子が接続される。
また、電源53の陰極端子と、スイッチ端子52b(O
FF端子)と、接続端子38bとは、自動車のシャーシ
等のグランド50に接続され基準電位に保たれる。
【0075】ダイオード43は、カムプレートスイッチ
54に並列に接続され、ワイパ操作スイッチ51がON
(スイッチ端子52aとスイッチ端子52cを短絡)の
状態で、且つ前記カムプレートが電源供給端子41aと
電源供給端子41cを短絡する回転角度にあるときに、
電源53からの電流を整流し、電源53の短絡を防止す
るように構成されている。
【0076】次に、本発明の第一実施形態に係るモータ
1の動作について説明する。図9に示すワイパ操作スイ
ッチ51をON(スイッチ端子52aとスイッチ端子5
2cを短絡)にすると、前記カムプレートの回転角に関
わらず、電源53からダイオード43を通じてブラシ4
aに電流が流れる。また、前記カムプレートが電源供給
端子41bと電源供給端子41cを短絡する回転角度に
あるときは、ダイオード43および前記カムプレートを
通じて、電源53からブラシ4aに電流が流れる。この
ように、ブラシ4aに電流が流れるとアーマチャ7が回
転する。
【0077】そして、ワイパ操作スイッチ51をOFF
(スイッチ端子52bとスイッチ端子52cを短絡)に
すると、前記カムプレートが電源供給端子41aと電源
供給端子41cの接続を遮断する回転角度になるまで、
電源53からブラシ4aに電流が流れ、図2に示すアー
マチャ7が回転し続ける。
【0078】そして、前記カムプレートが電源供給端子
41aと電源供給端子41cを切断し、電源供給端子4
1bと電源供給端子41cを短絡する回転角度になる
と、電源53からブラシ4aへの電流供給が遮断され、
モータ1は発電制動しながら停止する。以上のようにし
て、図示しないリヤワイパは、往復回動しリヤガラスの
所定範囲を往復する。
【0079】(第二実施形態)次に、図10乃至図13
に示す本発明の第二実施形態に係るモータ201の構成
について説明する。図10乃至図13は、本発明の第二
実施形態を示す図であり、図10は、本発明の第二実施
形態に係る給電カプラ部の部分詳細図、図11は、本発
明の第二実施形態に係るブラシホルダステーを示す図、
図12は、図11におけるD−D方向から見た一部切欠
きを含む矢視図、図13は、図12におけるE−E方向
から見たG部拡大詳細図である。
【0080】なお、以下に示す本発明の第二実施形態
は、前記した本発明の第一実施形態に係るモータ1の給
電カプラ35配設部(図1,図5参照)を、図10に示
すように改変し、ブラシホルダステー22(図3,図4
参照)を、図11乃至図13に示すように改変した実施
の形態である。なお、以下に示す第二実施形態では、第
一実施形態で用いた部材と同一のものは、同一符号を用
いて示している。
【0081】図10に示すギヤハウジング10上には、
モータ201の動作を制御するための制御部211が配
設されており、この制御部211は、制御回路収容部2
12と、制御回路213と、給電カプラ235から構成
されている。
【0082】制御回路収容部212は、天面が開口し、
底面が閉塞した樹脂製の箱形状で形成され、この制御回
路収容部212をギヤハウジング10上に固設すること
によって、制御回路収容部212に形成されている周囲
壁212aが、ギヤハウジング10上側に延出するよう
に配置されている。
【0083】制御回路213は、樹脂製の板状からなる
回路基板で構成され、その表面には、図示しない電気配
線がプリントされると共に回路素子等が実装され、裏面
には、制御用のリレー等が実装されている。制御回路2
13は、その平面部がヨークハウジング3の平面部20
aと平行になるように周囲壁212a内側に収容されて
おり、周囲壁212aによってギヤハウジング10上に
位置決めされている。
【0084】このように、ギヤハウジング10上に制御
回路213を備えると、ギヤハウジング10上のスペー
スを有効活用できるので、モータ201の小型化を図る
ことができる。
【0085】また、制御回路213には、制御回路21
3に接続された薄肉板状の導電材を舌状体に形成した図
示しないカムプレート端子が配設されており、このカム
プレート端子の先端部分は、制御回路213側からギヤ
ハウジング10内部側へ向けて延出され、ギヤハウジン
グ10内部に収容されている図示しないギヤホイール表
面に設けられた導電板状のカムプレートに摺接されてい
る。
【0086】給電カプラ235は、樹脂製の本体に導電
プレートを一体に形成して構成され、制御回路213と
ヨークハウジング3の間に配置されている。給電カプラ
235に形成された前記導電プレートには、導電端子が
形成されており、この導電端子には、コンデンサ42の
端子が圧入固定されている。そして、コンデンサ42の
端子が導電端子に圧入固定されることにより、コンデン
サ42は、その中心軸線103をヨークハウジング3の
平面部20aと略平行に配置されている。
【0087】このように、制御回路213とヨークハウ
ジング3の間にコンデンサ42を配置すると、コンデン
サ42の実装が容易となるので、モータ201の組立作
業性を向上することができる。
【0088】また、給電カプラ235には、前述の導電
プレートと一体に形成された図示しない給電端子が配設
されており、この給電端子は、制御回路213の入出力
端子と、ヨークハウジング3内に配設されている図示し
ないブラシ等と電気的に接続されている。そして、図示
しない外部電源供給装置から延びる電源線が給電カプラ
235に配設された前記給電端子に接続され、この給電
端子を介して、所定の電力が制御回路213および図示
しないブラシ等に供給されるように構成されている。
【0089】また、制御部211には、樹脂製のカバー
245が装着され、制御回路213、給電カプラ23
5、コンデンサ42は、カバー245に覆われて保護さ
れている。
【0090】図11に示すブラシホルダステー322
は、板状のステープレート327を有して形成され、図
2に示すヨークハウジング3とギヤハウジング10の間
に介挿される。図11に示すステープレート327は、
ブラシホルダステー322が収容されるヨークハウジン
グ3の長手方向軸線と直交する内周断面と略同一形状で
構成され、一対の平面部320a,320bおよびこの
平面部320a,320bの両端を繋ぐ一対の曲面部3
20c,320dを有する扁平円板形状に構成されてい
る。
【0091】ステープレート327の中央には、中央孔
328が形成され、この中央孔328の周囲には、一対
のブラシ4a,4bが配設されている。ステープレート
327のブラシ配設面327aには、チョークコイル3
2およびサーキットブレーカ33が実装されており、チ
ョークコイル32は、その中心軸線100が平面部32
0bに沿うように平面部20bの中央部分に配置され、
サーキットブレーカ33は、その中心軸線101が平面
部320aに沿うように平面部320aの中央部分に配
置されている。
【0092】また、ステープレート327のブラシ配設
面327aには、前述のヨークハウジング3の内周面か
らチョークコイル32を絶縁するための突条壁323が
チョークコイル32よりも平面部320b側に配設さ
れ、中央孔328に挿通される図示しないコンミテータ
からチョークコイル32を絶縁するための環状壁326
が中央孔328の周囲に環状に形成されている。突条壁
323は、チョークコイル32の中心軸線300と平行
な方向に沿って形成されると共に、図12に示すよう
に、図示しないアーマチャの中心軸線300と平行な方
向に沿って形成されている。
【0093】このように、ステープレート327のブラ
シ配設面327aに、突条壁323と環状壁326を設
けると、チョークコイル32とヨークハウジング3、チ
ョークコイル32と図示しないコンミテータとの接触を
防止することができるので、短絡防止用のスペースを確
保する必要が無くなり、モータ201の小型化を図るこ
とができる。
【0094】突条壁323の中央部分には、チョークコ
イル32の放熱性の向上を図るために、切欠き状の通気
孔324が形成されている。通気孔324の開孔面積
は、チョークコイル32の放熱性を向上させる為に大き
くする必要があるが、前述の通り、チョークコイル32
と図示しないヨークハウジングの内周面を絶縁する必要
もあるので、チョークコイル32の長手方向の一部を切
欠くようにして形成されている。
【0095】このように、突条壁323に、通気孔32
4が形成されているので、チョークコイル32が発熱し
ても、通気孔324を通じて冷却風を送込むことができ
るため、チョークコイル32を冷却することができる。
よって、ヨークハウジング3内にチョークコイル32を
冷却するための通風スペースを設ける必要がないので、
モータ201の小型化を図ることができる。
【0096】ステープレート327の反ブラシ配設面3
27bには、図示しない導電性のターミナルプレートが
配設されており、このターミナルプレートには、図示し
ないアーマチャの中心軸線300と略平行で、反ブラシ
配設面327b側に延出する給電ターミナル342が形
成されている。ブラシホルダステー322には、給電タ
ーミナル342を保持するための保持片336が配設さ
れており、この保持片336は、給電ターミナル342
と一体になるように、反ブラシ配設面327b側に延出
するように形成されている。
【0097】図13に示すように、給電ターミナル34
2の所定位置には、係止片338が形成されており、こ
の係止片338が保持片336の先端部分の側部に係止
するように折り曲げられることで、給電ターミナル34
2は、図示しない給電カプラに接続される際に変形しな
いように、保持片336に保持されている。
【0098】このように、係止片338を保持片336
の先端部分の側部に係止するように折り曲げて給電ター
ミナル342を保持片336に保持すると、給電ターミ
ナル342の延出端を給電カプラ235に接続する際
に、給電ターミナル342が変形してしまうことを防止
することができるので、モータ201の組立作業性を向
上することができる。
【0099】また、給電ターミナル342には、図示し
ないコンデンサを圧入固定するための導電端子337が
形成され、この導電端子337は、図示しないコンデン
サの端子が圧入される際に給電ターミナル342全体が
変形しないように、係止片338に近接して配置されて
いる。
【0100】なお、本発明の第二実施形態に係るモータ
201において、制御部211およびブラシホルダステ
ー322以外の構成部材と、モータ201全体の動作に
ついては、前記した第一実施形態に係るモータ1と同一
であるので、前記した第一実施形態を参照することと
し、ここでは、その説明を省略する。
【0101】上記したように、本実施形態によれば、以
下の効果を有する。 (1)図1に示すように、コンデンサ42をギヤハウジ
ング10上に配置すると、ギヤハウジング10上のスペ
ースを効率的に利用することができるので、モータ1の
小型化を図ることができる。また、コンデンサ42の中
心軸線103をヨークハウジング3の平面部20aと略
平行にすると、ヨークハウジング3の径方向の寸法増大
を抑えることができるので、モータ1の扁平化を図るこ
とができる。
【0102】(2)ギヤハウジング10上に給電カプラ
35が配設されていると、ギヤハウジング10上のスペ
ースを有効に利用することが活用できるので、モータ1
の小型化を図ることができる。また、ギヤハウジング1
0上には、給電カプラ35と干渉する部材等がないの
で、給電カプラ35と図示しない外部電源供給装置との
接続を容易に行うことができ、モータ1の組立作業性を
向上することができる。
【0103】(3)給電カプラ35には、コンデンサ4
2、ダイオード43がそれぞれ収容される電気部品収容
部44a,44bが形成されているので、コンデンサ4
2、ダイオード43を給電カプラ35にそれぞれ組み付
ける際に、特別な部材を用いなくても位置決めを行うこ
とができ、確実に電気部品収容部44a,44bに収容
することができる。このようにコンデンサ42、ダイオ
ード43を電気部品収容部44a,44bにそれぞれ収
容すると、コンデンサ42、ダイオード43と図示しな
い配線部材等との接触を防止し絶縁性を向上することが
できるので、コンデンサ42、ダイオード43の破損を
防止することができる。また、給電カプラ35はギヤハ
ウジング10上に配設されているので、コンデンサ4
2、ダイオード43を電気部品収容部44a,44bに
組み付ける際の障害となるものが少ないため、コンデン
サ42、ダイオード43の組み付け作業性を向上するこ
とができ、コンデンサ42、ダイオード43を給電カプ
ラ35に実装するための部品数、組立工数を低減するこ
とができる。
【0104】(4)給電カプラ35には、コンデンサ4
2の端子70a,70bと直接接続可能な導電端子37
a,37bが形成されていると、コンデンサ42の端子
70a,70bを導電端子37a,37bに接続する際
に、特別な部材を必要とせずに容易に作業ができるた
め、モータ1の組立作業性を向上することができる。ま
た、導電端子37a,37bを用いると、リード線を用
いた配線を不要とすることができるので、モータ1の小
型化、軽量化を図ることができる。
【0105】(5)ギヤハウジング10とヨークハウジ
ング3を組み付けた後においても、給電カプラ35は、
ギヤハウジング10上において、外観部品として配置さ
れているので、ギヤハウジング10とヨークハウジング
3の組み付ける一連の工程を変更しないでも、適切なコ
ンデンサ42を選択し導電端子37a,37bに接続す
ることができるため、モータ1の仕様に応じてコンデン
サ42の有無や種類を種々可変するという多品種生産に
柔軟に対応することができる。
【0106】(6)図5に示す給電カプラ35には、給
電カプラカバー45が配設され、図8に示す給電カプラ
カバー45には、コンデンサ42を保持可能な保持部4
6が形成されていると、給電カプラカバー45を用い
て、確実に電気部品収容部44aにコンデンサ42を保
持することができるので、コンデンサ42の給電カプラ
35への組み付けが容易となり、部品数、組立工数を低
減することができる。
【0107】(7)図1に示す導電端子37a,37b
には、コンデンサ42の端子70a,70bを圧入固定
可能な接続片39a,39bが形成されているので、給
電カプラ35にコンデンサ42を組み付けるには、コン
デンサ42の端子70a,70bを給電カプラ35に備
えられた接続片39a,39bに圧入固定するだけで済
むため、はんだ付け作業等を不要とすることができ、組
み付け工数を削減することができる。
【0108】(8)図10に示すギヤハウジング10上
に制御回路213を備えると、ギヤハウジング10上の
スペースを有効活用できるので、モータ1の小型化を図
ることができる。また、制御回路213とヨークハウジ
ング3の間にコンデンサ42を配置すると、コンデンサ
42の実装が容易となるので、モータ1の組立作業性を
向上することができる。
【0109】(9)図12に示すように、ブラシホルダ
ステー322には、給電ターミナル342を保持する保
持片336が形成されていると、保持片336によって
給電ターミナル342を保持することができるので、給
電ターミナル342の保持剛性を向上させることができ
る。また、給電ターミナル342の延出端側には、保持
片336の側部に係止する係止片338が形成されてい
るので、係止片338によって給電ターミナル342の
延出端側を保持片336に強固に係止させることがで
き、給電ターミナル342の延出端を図10に示す給電
カプラ235に接続する際に、給電ターミナル342が
変形してしまうことを防止することができるので、モー
タ1の組立作業性を向上することができる。
【0110】(10)図12に示すように、ブラシホル
ダステー322には、ステープレート327のブラシ配
設面327a側に延出する突条壁323が、チョークコ
イル32に沿って形成されていると、チョークコイル3
2とヨークハウジング3、チョークコイル32とコンミ
テータ5との接触を防止することができるので、短絡防
止用のスペースを確保する必要が無いため、モータの小
型化を図ることができる。
【0111】(11)図10に示すように、ギヤハウジ
ング10上に、コンデンサ42が、その中心軸線103
をヨークハウジング3の平面部20aと略平行に配置さ
れていると、ギヤハウジング10上のスペースを有効に
利用することができるので、モータ1の扁平化、小型化
を図ることができる。
【0112】(12)図10に示すギヤハウジング10
とヨークハウジング3を組み付けた後においても、コン
デンサ42は、ギヤハウジング10上において、外観部
品として配置されているので、ギヤハウジング10とヨ
ークハウジング3の組み付ける一連の工程を変更しない
でも、適切なコンデンサ42を選択しギヤハウジング1
0上に配設することができるため、モータ1の仕様に応
じてコンデンサ42の有無や種類を種々可変するという
多品種生産に柔軟に対応することができる。また、コン
デンサ42と図11に示すチョークコイル32を組み合
わせることでノイズ防止回路を構成することができるの
で、電磁ノイズに対する雑防性能を向上することができ
る。
【0113】(13)図11に示すように、サーキット
ブレーカ33が、その中心軸線101をヨークハウジン
グ3の平面部320aと略平行に配設されていると、ヨ
ークハウジング3の径方向の寸法増大を抑えることがで
きるので、モータ1の扁平化を図ることができる。
【0114】(14)図12に示すように、通気孔32
4が形成されていると、チョークコイル32が発熱して
も、通気孔324を通じて冷却風を送込むことができる
ため、チョークコイル32を冷却することができる。従
って、ヨークハウジング3内にチョークコイル32を冷
却するための通風スペースを設ける必要がないので、モ
ータ1の小型化を図ることができる。
【0115】なお、本発明の実施形態は、以下のように
変更しても良い。 (a)上記実施形態において、図3に示すステープレー
ト27に実装されるチョークコイル32とサーキットブ
レーカ33は、ステープレート27の形状を平易にする
ために、もしくは電気配線を容易にするために、ブラシ
4a、4bと同一平面に配置されることが好ましいが、
ブラシ4a、4bが配置される面と対向する面に配置さ
れても良い。
【0116】(b)上記実施形態において、図9に示す
ノイズ防止回路49は、コンデンサ42の代わりに、端
子を有するダイオードや抵抗などを用いても良く、コン
デンサ42のみ、もしくは、チョークコイル32のみで
構成されても良い。また、ノイズ特性に応じて、EMI
フィルタやフェライトコアを実装しても良い。
【0117】(c)上記実施形態において、図5に示す
給電カプラカバー45は、シールド性を有する樹脂や、
アルミなどの金属で成形されても良く、樹脂製の成形物
にアルミメッキなどを施しても良い。このようにする
と、給電カプラ35に配置された電気部品および配線か
ら電磁ノイズが発生しても給電カプラカバー45がその
シールド機能により電磁ノイズの放射を防止できるた
め、さらに雑防性能を向上することができる。同様に、
図10に示すカバー245も、シールド性を有する樹脂
や、アルミなどの金属で成形されても良い。
【0118】(d)上記実施形態において、図1に示す
コンデンサ42もしくはダイオード43に扁平直方体で
構成されるものが使用されても良い。この場合は、コン
デンサ42もしくはダイオード43の扁平面がヨークハ
ウジング3の平面部20aと平行になるように、電気部
品収容部44a、44bにそれぞれ収容されることが望
ましい。
【0119】(e)上記実施形態において、図1に示す
コンデンサ42の中心軸線103とダイオード43の中
心軸線104は、ヨークハウジング3の平面部20aと
略平行であれば、図4に示すヨークハウジング3の中心
軸線102と略平行であっても、直交であっても良い。
【0120】(f)上記実施形態において、コンデンサ
42の取り付けの際に、接続片39a、39bを用いて
圧入固定した場合と同様に、ダイオード43の配線に接
続片を設け、この接続片にダイオード43の端子79
a、79bを圧入固定するように構成されても良い。
【0121】(g)上記実施形態において、図8に示す
保持部46と同様に、給電カプラカバー45に図1に示
すダイオード43を保持するための保持部を設けて、ダ
イオード43を電気部品収容部44b内に押圧保持して
も良い。
【0122】(h)上記実施形態において、図10に示
す制御部211は、図14に示すように構成しても良
い。図14は、本発明の第二実施形態に係るモータの給
電カプラ配設部の改変例を示す図である。
【0123】図14に示す通り、改変例に係る制御部2
11には、制御回路213からヨークハウジング3側に
延びる平板状の銅板等で構成された2本の電源プレート
215a,215bが配設されている。電源プレート2
15a,215bの一端側部分は、制御回路213の電
源にそれぞれ接続され、電源プレート215a,215
bの他端側部分は、ヨークハウジング3内に配設されて
いる図示しないブラシに接続されている。また、電源プ
レート215a,215bの中央部分は、コンデンサ4
2の両端子が接続されると共に、図示しない外部電源供
給装置から延びる電源線が接続可能に構成されている。
【0124】制御部211に装着されているカバー24
5は、制御部211に装着時に、図示しない外部電源供
給装置から延びる電源線を電源プレート215a,21
5bに圧接するように構成されても良い。このようにカ
バー245を構成すると、カバー245を制御部211
に装着するだけで、図示しない外部電源供給装置から延
びる電源線を電源プレート215a,215bに接続す
ることができ、組立性、作業性を向上することができ
る。
【0125】また、制御回路213には、図示しない外
部電源供給装置から延びる電源線を接続可能な電源コネ
クタを配設しても良い。
【0126】(i)上記実施形態において、図11乃至
図13に示すブラシホルダステー322は、図15,図
16に示すように構成されても良い。図15は、本発明
の第二実施形態に係るブラシホルダステーの改変例を示
す図、図16は、図15におけるF−F断面のH部拡大
詳細図である。
【0127】図15に示す支持片325は、通気孔32
4の中央部分を塞ぐように、通気孔324の中央部分に
形成され、チョークコイル32を強固に保持できるよう
に、図16に示す支持片325の側面がチョークコイル
32に当接するように配設されている。
【0128】このように、ブラシホルダステー322に
チョークコイル32を支持する支持片325が形成され
ていると、チョークコイル32の保持力を向上すること
ができるので、チョークコイル32の取り付け時にチョ
ークコイル32の取り付け部が変形してしまうことを防
止することができ、モータ1の組立作業性の向上を図る
ことができる。
【0129】また、ステープレート327の反ブラシ配
設面327bには、ターミナル341が熱かしめにより
固定されており、ターミナル341には、チョークコイ
ル32の端子332aがはんだ付け等により接続された
ターミナル片343が環状壁326に沿って延びるよう
に形成されている。
【0130】そして、ステープレート327の環状壁3
26とチョークコイル32の間には、保持部としての貫
通孔329が開孔され、この貫通孔329に挿通される
ことにより、ターミナル片343は固定保持されてい
る。
【0131】このように、ターミナル片343を固定保
持することにより、チョークコイル32の保持剛性を向
上させることができるので、はんだ付け等によって、チ
ョークコイル32をターミナル片343に接続する際
に、ターミナル341本体がブラシホルダステー322
から外れてしまうことを防止することができる。
【0132】上記各実施形態から把握できる請求項以外
の技術的思想を以下に記載する。
【0133】請求項2に記載のモータにおいて、前記電
気部品収容部は、電気部品を押圧保持可能な押圧弾性片
を備えることを特徴とするモータ。
【0134】なお、上記押圧弾性片は、電気部品収容部
と一体となるように形成され、押圧弾性片により、電気
部品は、電気部品収容部内に押圧保持されていることが
望ましい。このように押圧弾性片により電気部品が電気
部品収容部に押圧保持されていると、電気部品が電気部
品収容部に位置規制されるので、電気部品のはんだ付け
作業向上、絶縁性向上、接触破壊防止を図ることができ
る。
【0135】
【発明の効果】以上のように、本発明のモータによれ
ば、ノイズ防止回路を構成する電気部品を効率的に配置
しているので、ヨークハウジングの径方向の寸法増大を
抑えることができ、小型化(薄型化)を図ることができ
る。また、電気部品がギヤハウジング上に配置されてい
るので、組立作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係るモータの給電カプ
ラ配設部を示す部分詳細図である。
【図2】本発明の第一実施形態に係るモータの一部断面
を含む全体構成図である。
【図3】図2におけるA−A断面図である。
【図4】本発明の第一実施形態に係るブラシホルダステ
ーの側面図である。
【図5】本発明の第一実施形態に係る給電カプラにカバ
ーを装着した状態を示す図である。
【図6】本発明の第一実施形態に係る給電カプラの上面
図である。
【図7】図6におけるB−B断面図である。
【図8】図5におけるC−C断面の一部分を示す図であ
る。
【図9】本発明の第一実施形態に係るモータの制御回路
を示す模式図である。
【図10】本発明の第二実施形態に係るモータの給電カ
プラ配設部を示す部分詳細図である。
【図11】本発明の第二実施形態に係るブラシホルダス
テーを示す図である。
【図12】図11におけるD−D方向から見た一部切欠
きを含む矢視図である。
【図13】図12におけるE−E方向から見たG部拡大
詳細図である。
【図14】本発明の第二実施形態に係るモータの給電カ
プラ配設部の改変例を示す図である。
【図15】本発明の第二実施形態に係るブラシホルダス
テーの改変例を示す図である。
【図16】図15におけるF−F断面のH部拡大詳細図
である。
【符号の説明】
1,201 モータ、2 モータ部、3 ヨークハウジ
ング、4a,4b ブラシ、5 コンミテータ、6,1
2,17 回転軸、7 アーマチャ、8 ウォームギ
ヤ、9 ウォームホイール、10 ギヤハウジング、1
1 マグネット、13 連結ピン、14 ロッドギヤ、
15 ギヤ、16 ギヤホイール、 18連結ロッド、
19 連結ピン、20a,20b,320a,320b
平面部、20c,20d,320c,320d 曲面
部、20e 底部、20f 開口部、21,26 軸
受、22,322 ブラシホルダステー、23 ネジ、
24コア、25 巻線、27,327 ステープレー
ト、28,328 中央孔、29a,29b ブラシボ
ックス、30 減速ギヤ、31a,31b ブラシバ
ネ、32 チョークコイル、33 サーキットブレー
カ、33a,33b 平面部、34a 絶縁部、34b
絶縁部、35,235 給電カプラ、36a,36b
突出部、37a,37b,337 導電端子、38
a,38b 接続端子、39a,39b 接続片、40
端部、41a,41b,41c 電源供給端子、41
d,41e,41f 摺接端子、42 コンデンサ、4
3 ダイオード、44a,44b 電気部品収容部、4
5 給電カプラカバー、46 保持部、47a,47b
電源線、48a,48b 押圧弾性片、49 ノイズ
防止回路、50 グランド、51 ワイパ操作スイッ
チ、52a,52b,52c スイッチ端子、53 電
源、54 カムプレートスイッチ、55a,55b ピ
ッグテール、60 平面部、70a,70b,73a,
73b,78a,78b,79a,79b,332a
端子、90a,90b バネホルダ、100,101,
102,103,104,300 中心軸線、211
制御部、212 制御回路収容部、212a 周囲壁、
213 制御回路、215a,215b 電源プレー
ト、245 カバー、323 突条壁、324 通気
孔、325 支持片、326 環状壁、327a ブラ
シ配設面、327b 反ブラシ配設面、329貫通孔、
336 保持片、338 係止片、341 ターミナ
ル、342 給電ターミナル、343 ターミナル片
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 23/66 H02K 11/00 S (72)発明者 佐々木 義明 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式会 社内 Fターム(参考) 5H605 AA00 AA08 BB05 BB09 CC01 CC02 CC03 CC05 CC06 CC07 CC08 CC10 EA02 EA21 EC00 EC20 FF06 GG06 5H607 AA00 BB01 BB04 BB14 CC01 CC03 CC07 CC09 DD01 DD02 DD03 DD08 DD09 DD10 DD16 DD17 EE32 EE36 JJ05 KK07 5H611 AA00 BB01 BB03 TT00 TT01 TT03 TT06 UA04 5H613 AA01 BB04 BB23 GA12 PP02 PP03 PP05 5H623 AA03 AA10 BB07 GG11 JJ01 JJ06 JJ11 JJ12 LL06 LL14

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の平面部および該平面部の両端を繋
    ぐ一対の曲面部を有する扁平筒状に形成され、少なくと
    もブラシとアーマチャを収容可能なヨークハウジング
    と、 該ヨークハウジングの端部に配置され、減速ギヤを収容
    するギヤハウジングと、 該ギヤハウジング上に配設された電気部品と、を備えた
    モータであって、 前記電気部品が、その中心軸線を前記ヨークハウジング
    の平面部と略平行に配置されていることを特徴とするモ
    ータ。
  2. 【請求項2】 前記ギヤハウジング上に、給電カプラを
    備え、 該給電カプラには、前記電気部品が収容される電気部品
    収容部が形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載のモータ。
  3. 【請求項3】 前記ギヤハウジング上に、制御回路を備
    えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のモー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記ギヤハウジング上に、制御回路を備
    え、 該制御回路と前記ヨークハウジングの間に、前記電気部
    品が配置されていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載のモータ。
  5. 【請求項5】 前記給電カプラには、前記電気部品の端
    子と直接接続可能な導電端子が形成されていることを特
    徴とする請求項2に記載のモータ。
  6. 【請求項6】 前記給電カプラには、給電カプラカバー
    が配設され、 該給電カプラカバーには、前記電気部品を保持可能な保
    持部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載
    のモータ。
  7. 【請求項7】 前記電気部品は、端子を有するコンデン
    サで構成され、 前記導電端子には、前記コンデンサの端子を圧入固定可
    能な接続片が形成されていることを特徴とする請求項5
    に記載のモータ。
  8. 【請求項8】 一対の平面部および該平面部の両端を繋
    ぐ一対の曲面部を有する扁平筒状に形成され、少なくと
    もブラシを収容するブラシホルダステーとアーマチャを
    収容可能なヨークハウジングと、 該ヨークハウジングの端部に配置され、減速ギヤを収容
    するギヤハウジングと、を備えたモータであって、 前記ブラシホルダステーの前記ブラシが配設された面に
    は、チョークコイルが、その中心軸線を前記ヨークハウ
    ジングの平面部と略平行に配設され、 前記チョークコイルの端子は、ターミナル片に接続保持
    され、 前記ブラシホルダステーには、前記ターミナル片を保持
    する保持部が形成されていることを特徴とするモータ。
  9. 【請求項9】 前記ブラシホルダステーには、前記チョ
    ークコイルを支持する支持片が形成されていることを特
    徴とする請求項8に記載のモータ。
  10. 【請求項10】 前記ブラシホルダステーには、給電タ
    ーミナルを保持する保持片が形成され、 前記給電ターミナルの延出端側には、前記保持片の側部
    に係止する係止片が形成されていることを特徴とする請
    求項8に記載のモータ。
  11. 【請求項11】 前記ブラシホルダステーには、前記ブ
    ラシホルダステーの前記ブラシが配設された面側に延出
    する壁が、前記チョークコイルに沿って形成されている
    ことを特徴とする請求項8に記載のモータ。
  12. 【請求項12】 前記ギヤハウジング上に、コンデンサ
    が、その中心軸線を前記ヨークハウジングの平面部と略
    平行に配置されていることを特徴とする請求項8に記載
    のモータ。
  13. 【請求項13】 前記ブラシホルダステーの前記ブラシ
    が配設された面には、サーキットブレーカが、その中心
    軸線を前記ヨークハウジングの平面部と略平行に配設さ
    れていることを特徴とする請求項8に記載のモータ。
  14. 【請求項14】 前記壁には、通気孔が形成されている
    ことを特徴とする請求項11に記載のモータ。
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