JP2003032847A - ジャンクションボックス - Google Patents

ジャンクションボックス

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JP2003032847A JP2001209846A JP2001209846A JP2003032847A JP 2003032847 A JP2003032847 A JP 2003032847A JP 2001209846 A JP2001209846 A JP 2001209846A JP 2001209846 A JP2001209846 A JP 2001209846A JP 2003032847 A JP2003032847 A JP 2003032847A
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友紀貴 齋藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャンクションボックスの小型化、高密度化
を図る。 【解決手段】 ベースモジュール10の内部に短冊状の
縦バスバー13をX方向に狭ピッチで並列していると共
に、縦バスバー13の配置位置のケース外面にキャビテ
ィ16をY方向に多数並設した電線接続ブロック15を
突設し、細物電線wの端末の小寸の端子20を各キャビ
テイ16に挿入係止し、一対の挟持片20aを縦バスバ
ー13に嵌合させて電気接続する一方、ヒューズモジュ
ール11に設けたコネクタ収容部23に、太物電線の端
末に接続した大寸の端子と接続したコネクタを嵌合し、
ヒューズモジュール11のケース内部のバスバー40の
一端にタブ40bを形成して上記コネクタ内の端子と接
続すると共に他端に圧接スロット40a−1を形成し
て、ベースモジュール10の縦バスバー13の端部に圧
接接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用のジャン
クションボックスに関し、特に、内部回路に用いるバス
バーとして多数並列して収容する短冊状の縦バスバーを
用い、該縦バスバー間のピッチを小さくして、ジャンク
ションボックスの小型化を図るものである。
【0002】
【従来の技術】近時、自動車に搭載される電装品の急増
に伴い、自動車用電気接続箱、特に、ジャンクションボ
ックスの内部に収容される回路が急増し、高密度で分岐
回路を形成するために、部品点数が非常に多くなり、組
み立て手数も非常にかかるようになっている。
【0003】自動車用のジャンクションボックスは、通
常、図11に示す構成とされている。該ジャンクション
ボックス1は、アッパーケース2とロアケース3の間に
絶縁板4A〜4Eを介在させてバスバー5A〜5Dを積
層配置している。上記アッパーケース2にはコネクタ収
容部2a、リレー収容部2b、ヒューズ収容部2cを設
け、これら収容部にコネクタ6、リレー7、ヒューズ8
を装着して、これらの端子と上記バスバーから突設した
タブと直接あるいは中継端子を介して接続させている。
また、ロアケース3にもコネクタ収容部3aを設けて、
バスバーのタブ5aを突出してコネクタと接続している
場合もある。
【0004】上記絶縁板4A〜4Eに固定するバスバー
5A〜5Dは導電性金属板を所要の回路形状に打ち抜い
て形成されている。このバスバーと外部回路となるワイ
ヤハーネスの電線端末の端子とはコネクタを介して接続
しており、電線端末の端子をコネクタのキャビテイに挿
入し、このコネクタをジョンクションボックスのケース
外面に形成したコネクタ収容部に嵌合すると、上記バス
バーに形成したタブあるいはタブに接続した中継端子
と、上記コネクタ内の電線端末の端子とが嵌合される。
【0005】上記した絶縁板上にバスバーを平面置きす
る方法に変えて、リレーボックス等では、図12に示す
ように、導電性金属板を帯形状とし、回路形状に沿って
屈曲させた縦バスバー5’を用いる場合もあり、該縦バ
スバー5’は中継端子9を介してリレーの端子と接続さ
せている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図11に示すように、
従来のジョンクションボックスでは、その内部回路とワ
イヤハーネスの外部回路をコネクタを介して接続してい
るため、コネクタとワイヤハーネスとの接続作業が必要
となると共に部品点数が増加する問題がある。
【0007】さらに、上記図11に示すジャンクション
ボックス1では、バスバーを回路形状に打ち抜いて形成
するため回路変更に柔軟に対応できないと共に、回路の
多層化が進みジャンクションボックス1が大型化する問
題がある。また、バスバー材料となる導電性金属板の歩
留まりが非常に悪く、コストアップの要因となる。ま
た、図12に示す縦バスバー5'を用いた場合、導電性
金属板を帯形状として用いるため歩留まりは向上する
が、所要の回路形状にフォーミングして屈曲させたバス
バーは1本づつケース内の溝あるいはガイド突起の間に
挿入しなければならず、作業手数がかかると共に、屈曲
したバスバー同士が接触しないように配策するため高密
度で配置できない問題がある。また、ヒューズやリレー
と接続する場合には、専用の中継端子9が必要となり、
この点で部品点数が増加すると共に組みつけ作業が増加
する問題がある。
【0008】また、図11および図12に示すジャンク
ションボックスとも、内部回路となるバスバーにコネク
タ、ヒューズおよびリレーを接続する構成としているた
め、ヒューズ、リレーと内部回路との接続が変わる仕様
変更が生じた場合に、内部回路の全体を変更しなければ
ならず、回路変更に容易に対応出来ない問題がある。
【0009】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、ジャンクションボックス内に収容するバスバーとし
て歩留まりの良い縦バスバーを用い、該縦バスバーを高
密度で配置できるようにして、ジャンクションボックス
の小型化、高密度化を図ることを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ジョンクションボックスを、外部回路と
接続されるベース回路部と、ヒューズ・リレー接続回路
部に分割し、ベース回路部を備えたベースモジュール
と、上記ヒューズ・リレー接続回路部を備えたヒューズ
モジュールを設け、これらモジュールを結合してジャン
クションボックスを組み立てており、上記ベースモジュ
ールはケース内部に短冊状の縦バスバーをX方向に平行
配列して収容していると共に、該縦バスバーの配置位置
のケース外面に、外部回路の電線端末に接続した端子を
挿入係止するキャビテイをY方向に多数並設した電線接
続ブロックを突設し、上記各キャビテイに挿入係止する
上記端子の一対の挟持片を上記縦バスバーに嵌合させて
電気接続し、上記縦バスバーに接続する電線は小寸の端
子を接続する細物電線とし、上記平行配列する縦バスバ
ーを狭ピッチとし、上記ヒューズモジュールのケース内
に収容したバスバーの一端は外部回路である太物電線と
接続すると共に他端には圧接スロットを形成して、上記
ベースモジュールの縦バスバーの端部に圧接接続してい
ることを特徴とするジャンクションボックスを提供して
いる。
【0011】上記ベースモジュールの内部に配列する縦
バスバーは、ベースモジュールのアッパーケースあるい
はロアケース内に並列して設けた溝内に収容保持してお
り、該溝間のピッチを小さくしている。上記溝に収容保
持する縦バスバーは、上記電線接続ブロックのキャビテ
ィ底面を挿通し、該キャビティ内に挿入する上記端子の
挟持片を上方(あるいは/および下方)から上記縦バス
バーを挟持させて接続している。
【0012】ジャンクションボックスの内部回路には電
源線やアース線等の太物電線を接続する必要があるが、
太物電線に取り付けられる端子は大きな寸法となる。よ
って、この大寸の端子を縦バスバーに接続させる構成と
すると、平行配列する縦バスバーのピッチは大きなもの
となり、ジャンクションボックスは大型化する。ジャン
クションボックスの内部回路に接続される電線の90%
程度は負荷側に接続される小電流の小径電線(所謂、細
物電線)である。これらの小径電線の端末に接続される
端子は小寸法であるため、この小寸法の端子に縦バスバ
ーのピッチを合わせると、ジャンクションボックスの小
型化あるいは高密度化を図ることができる。よって、本
発明では、上記のように、太物電線の大寸の端子は直接
に縦バスバーに接続せず、細物電線の小寸の端子のみを
縦バスバーに接続させて、縦バスバーの高密度配置を達
成している。太物電線はヒューズモジュール側に集約
し、ヒューズモジュール内のバスバーを介してベースモ
ジュールの縦バスバーと接続させている。これにより、
縦バスバーの配列ピッチを小さくしながら、縦バスバー
に太物電線も接続させることができる。
【0013】上記ヒューズモジュールはコネクタ収容部
を設けており、太物電線の端末に接続した大寸の端子と
接続したコネクタを上記コネクタ収容部に嵌合して、ヒ
ューズモジュール内のバスバーと上記大寸の端子とを接
続しても好適である。つまり、太物電線の大寸の端子
を、ヒューズモジュールに設けられたキャビティに直接
挿入して上記バスバーと接続してもよいし、上記のよう
にコネクタを用いて上記大寸の端子と上記バスバーとを
接続してもよい。
【0014】また、ジャンクションボックスには自動車
組立ライン等においてワイヤハーネス端末に接続したコ
ネクタと取り付けて、内部回路を接続させる必要があ
る。そのため、ベースモジュールにはコネクタ収容部も
設けて縦バスバーをコネクタ内の端子と接続できるよう
にしている。其の際、縦バスバーのピッチを細物電線の
小寸端子に合わせて一定の狭ピッチに統一すると、電線
に接続したコネクタの端子穴のピッチも一定の小さなも
のとすることができ、コネクタの統合も図ることができ
る。
【0015】上記ヒューズモジュールのケースを、上記
ベースモジュールのケースを延在させて形成したヒュー
ズモジュール搭載部に組みつけ、該ケース内部に収容す
る絶縁板上に上記バスバーを固定し、ケースに設けたヒ
ューズ収容部、リレー収容部に嵌合するヒューズ、リレ
ーにバスバーの一端を接続していると共に、該バスバー
の他端をベースモジュール側に延在させて、その先端を
屈折させて圧接スロットを形成し、該圧接スロットを上
記縦バスバーに接続し、かつ、上記大径電線用のコネク
タ収容部は、上記ヒューズモジュール搭載部あるいはヒ
ューズモジュールのケースに突設しており、上記ヒュー
ズモジュールのバスバーとベースモジュールの縦バスバ
ーとの圧接位置が並列に設けられて同時に接続される構
成としている。
【0016】上記構成とすると、ベースモジュールのヒ
ューズモジュール搭載部にヒューズモジュールを組みつ
ける作業時に、ヒューズモジュール側のバスバーとベー
スモジュール側の縦バスバーとをワンタッチで接続させ
ることができ、作業性を高めることができる。
【0017】また、上記構成のジャンクションボックス
では、約90%の細物電線をジョンクションボックス内
の縦バスバーにコネクタレスで接続することができ、電
線のコネクタ接続作業を無くすことが出来ると共に部品
点数の削減を図ることができる。さらに、ジョンクショ
ンボックスの内部回路として短冊形状の縦バスバーを用
い、ケース内部に並列配置としているため、導電性金属
板の歩留まりを100%に出来ると共にフォーミング加
工を省略でき、しかも、ケース内部に一括して自動組み
付けを行うことができる。
【0018】また、本発明のジャンクションボックス
は、外部回路と接続されるベース回路部を備えたベース
モジュールと、ヒューズ接続回路部あるいは/およびリ
レー接続回路部を備えたヒューズ・リレーモジュールを
設け、これらモジュールよりジャンクションボックスの
組み立てているため、ヒューズ接続回路部、リレー接続
回路部の仕様変更があれば、これらヒューズモジュー
ル、リレーモジュールのみを変更すればよく、仕様変更
に容易に対応することができる。逆に、外部電線との接
続回路のみが変更される場合には、ベースモジュールの
縦バスバーに接続する電線の接続位置を代えるだけでよ
いため、この場合にも回路変更に容易に対応することが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面を参照し
て説明する。図1乃至図4は自動車用ワイヤハーネスに
接続されるジャンクションボックス100を示し、10
はベースモジュール、11はヒューズ・リレーモジュー
ル、18はECUケースである。
【0020】上記ベースモジュール10はアッパーケー
ス12とロアケース14とからなるケース内部に図2に
示すように短冊状の縦バスバー13をX方向に多数並列
状態で収容している。上記縦バスバー13はベース回路
を構成し、アッパーケース12に設けた電線接続ブロッ
ク15の各キャビティ16に、図5に示すように、電線
wの端子20を直接挿入して上記縦バスバー13と直接
接続している。このベースモジュール10のロアケース
14の一側にヒューズ・リレーモジュール11を搭載し
ている。
【0021】詳しくは、ベースモジュール10は、図1
および図2に示す上面形状とし、図3に示す下面形状と
している。上面の一側には、長さ方向の略全長にわたっ
て複数の電線接続ブロック15を平行列で突設してお
り、各列の電線接続ブロック15は端子挿入部となるキ
ャビティ16をY方向に多数並設している。また、上記
電線接続ブロック15の一方側に複数のコネクタ収容部
17を突設している。
【0022】アッパーケースの内面は、図6に概略的に
示すように、多数並設する縦バスバー13を固定するた
めの溝12aを多数並設しており、狭幅で等ピッチとし
ている。これら各溝12aは、電線接続ブロック15の
キャビティ16の底面開口およびコネクタ収容部17の
底面開口をはさんで連続させて、各溝12aに縦バスバ
ー13を挿入して位置決め保持している。なお、上記縦
バスバー13を位置決め保持する溝はロアケース側にも
設けてもよい。
【0023】上記各溝12aに挿入固定する縦バスバー
13は、連続した一枚の短冊状の縦バスバー13−1
と、これを分断して複数枚の縦バスバー13−2を隙間
をあけて連続させたものとがある。図7はECUケース
18とロアケース14を省略して下方から見た図である
が、上記X方向に配置する縦バスバー13と上記Y方向
に並設するキャビティ16に挿入する電線端末の端子2
0とはX−Y方向の格子状に配置され、所要位置で縦バ
スバー13と端子20とを接続して、所要の回路を構成
している。
【0024】上記ヒューズ・リレーモジュール設置部2
2とケース25との間には、図8に示すようにヒューズ
・リレー用のバスバー40を設置し、該バスバー40の
一端には上向きに屈折した端子部40aを備え、図9に
示すように、端子部40aの圧接スロット40a−1を
縦バスバー13に圧接接続させて、ベースモジュール1
0の内部回路の縦バスバー13とヒューズ・リレーモジ
ュール12のバスバー40とを接続している。上記バス
バー40の他端は屈折させてタブ40bとし、ヒューズ
収容部28、リレー収容部27、コネクタ収容部23に
挿入するリレー、ヒューズ、電源コネクタの端子とを接
続させている。
【0025】つまり、図7に示すように、太物電線はコ
ネクタを介してコネクタ収容部23内にてバスバー40
と接続し、該バスバー40によりピッチ調整を行ってベ
ースモジュール10内の縦バスバー13と接続すること
としている。
【0026】上記各キャビティ16に挿入する電線端末
に圧着された端子20は、図5に示すように、一対の挟
持片20aを備え、縦バスバー13を端子20の一対の
挟持片20aにより挟持して接続している。また、該端
子20には芯線バレル20bと挟持片20aとの間の位
置に係止凹部20cを設けている。
【0027】上記アッパーケース12に設けたコネクタ
収容部17には、図10に示すように、電線端末の端子
を挿入係止したコネクタ30を嵌合し、コネクタ30の
外側のロック爪30aとコネクタ収容部17の内壁のロ
ック爪17aとをロック結合している。コネクタ30に
は縦バスバー挿通溝30bを設けて縦バスバー13をコ
ネクタ内に挿通させ、コネクタ内の端子31を縦バスバ
ー13に挟持させて接続している。
【0028】上記アッパーケースと嵌合するロアケース
14には、図1、2、3に示すように、アッパーケース
12との嵌合部の一側端よりヒューズ・リレーモジュー
ル設置部22を突設している。このヒューズ・リレーモ
ジュール設置部22にはコネクタ収容部23を突設する
と共に、端子穴24を設けている。このヒューズ・リレ
ーモジュール設置部22の下部にヒューズ・リレーモジ
ュール11のケース25を組み付けている。該ケース2
5に端子穴24に嵌合する端子収容部26を上向きに突
出すると共に、下向きにリレー収容部27、ヒューズ収
容部28を突設している。
【0029】さらに、ベースモジュール10の下部にE
CUケース18を組みつけ、該ECUケース18の内部
にプリント基板55を収容し、該プリント基板55の導
体をベースモジュール10側に延在するバスバー40と
接続させている。
【0030】上記構成からなるジャンクションボックス
100では、縦バスバー13をアッパーケース12とロ
アケース14内に並列配置して収容してベースモジュー
ル10を組み立てており、このベースモジュール10に
対して、並列させた電線wの端子20を、アッパーケー
ス12の電線接続ブロック15のキャビテイ16に直接
的に一括挿入するだけで縦バスバー13に接続させるこ
とができる。また、ワイヤハーネス端末のコネクタ30
もコネクタ収容部17に嵌合させるだけで、コネクタ3
0内の端子31を縦バスバー13に接続させることがで
きる。
【0031】また、太物電線である電源線やアース線
は、ベースモジュール10のキャビティ16を通して内
部回路である縦バスバー13と直接接続するのではな
く、ヒューズ・リレーモジュール11のコネクタ収容部
23にてバスバー40のタブ40bと接続することによ
り、バスバー40を介して縦バスバー13と接続するの
で、ベースモジュール10のキャビティ16に挿入され
る電線は細物電線のみとなり、縦バスバー13と圧接す
る端子20は小寸法のものばかりであるので、縦バスバ
ー13を挟ピッチで、かつ、等ピッチで並列させること
ができる。
【0032】したがって、ジャンクションボックス10
0の小型化および内部回路の高密化を図ることができる
と共に、縦バスバー13が等ピッチであることにより、
コネクタ収容部17の配置転換等の仕様変更が発生して
も、電線に接続したコネクタ30のバスバー挿通溝30
bのピッチも変える必要がなく、コネクタの共用化を図
ることができる。
【0033】上記構成のジャンクションボックス100
では、各電線wと縦バスバー13との接続位置さえ変更
すれば回路変更を容易に行うことができる。かつ、ベー
スモジュール10とヒューズ・リレーモジュール11と
を分離し、ヒューズ・リレーモジュール11のヒューズ
・リレー用のバスバー40を縦バスバー13と接続させ
ているため、ベース回路と外部電線との接続形態の変更
があるだけの場合にはヒューズ・リレーモジュール11
を共用することができる。同様に、ヒューズ・リレーモ
ジュール11のヒューズ接続回路のみ変更がある場合に
はベースモジュール10を共用することができる。
【0034】なお、上記太物電線である電源線およびア
ース線等は、コネクタを使用することなく、その大寸の
端子を直接ヒューズ・リレーモジュール11に設けたキ
ャビティに挿入して上記バスバーと接続してもよい。ま
た、本発明は上記実施形態に限定されず、太物電線であ
る電源線およびアース線をベースモジュールに端子接続
しないことで、縦バスバーを等ピッチかつ挟ピッチで配
置することができればよく、電源線およびアース線と縦
バスバーとの接続との接続はバスバー以外の導電材で行
ってもよい。さらに、ヒューズ・リレーモジュールは一
体化せずに、分割して形成してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のジャンクションボックスでは、太物電線の大寸の端子
は直接に縦バスバーに接続せず、ヒューズモジュール側
に集約してコネクタ接続、あるいは直接端子接続し、ヒ
ューズモジュール内のバスバーを介してベースモジュー
ルの縦バスバーと接続させ、細物電線の小寸の端子のみ
を縦バスバーに接続させることで、縦バスバーの配列ピ
ッチを小さくして高密化を図ることができる。また、縦
バスバーのピッチを細物電線の小寸端子に合わせて一定
の狭ピッチに統一すると、電線に接続したコネクタの端
子穴のピッチも一定の小さなものとすることができ、コ
ネクタ収容部の配置転換等の仕様変更があってもコネク
タの共用化を図ることができる。
【0036】上記ヒューズモジュールのバスバーとベー
スモジュールの縦バスバーとの圧接位置が並列に設けら
れて同時に接続する構成とすると、ベースモジュールの
ヒューズモジュール搭載部にヒューズモジュールを組み
つける作業時に、ヒューズモジュール側のバスバーとベ
ースモジュール側の縦バスバーとをワンタッチで接続さ
せることができ、作業性を高めることができる。
【0037】また、全電線の殆どを構成する細物電線を
ジャンクションボックス内の縦バスバーにコネクタレス
で接続することができ、部品点数および作業工数の削減
を図ることができる。さらに、ジャンクションボックス
の内部回路として短冊形状の縦バスバーを用いているた
め、導電性金属板の歩留まりを100%に出来ると共に
フォーミング加工を省略でき、しかも、ケース内部に一
括して自動組み付けを行うことができる。
【0038】さらに、ジャンクションボックスの内部回
路を、外部回路と接続されるベース回路部と、ヒューズ
接続回路部あるいは/およびリレー接続回路部に分割
し、ベース回路部を備えたベースモジュールと、上記ヒ
ューズ接続回路部を備えたヒューズモジュールあるいは
/および上記リレー接続回路部を備えたリレーモジュー
ルを設け、これらモジュールよりジャンクションボック
スを組み立てているため、ヒューズ接続回路部、リレー
接続回路部の仕様変更があれば、これらヒューズモジュ
ール、リレーモジュールのみを変更すればよく、仕様変
更に容易に対応することができる。逆に、外部電線との
接続回路のみが変更される場合には、ベースモジュール
の縦バスバーに接続する電線の接続位置を代えるだけで
よいため、この場合にも回路変更に容易に対応すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るジャンクションボッ
クスの上面側からみた斜視図である。
【図2】 図1のジャンクションボックスの分解斜視図
である。
【図3】 図1のジャンクションボックスの下方側から
見た斜視図である。
【図4】 図1のジャンクションボックスの正面図であ
る。
【図5】 電線端末の端子とバスバーの接続状態を示す
斜視図である。
【図6】 アッパーケースの内面側に縦バスバーを取り
付ける状態を示す斜視図である。
【図7】 ジャンクションボックスの内部を下方側から
見た回路接続状態を示す概略図である。
【図8】 ジャンクションボックスの要部断面図であ
る。
【図9】 バスバーと縦バスバーとの接続状態を下方側
から見た要部斜視図である。
【図10】 (A)は電線が接続されたコネクタの斜視
図、(B)はコネクタをジャンクションボックスのコネ
クタ収容部に嵌合した状態の断面図である。
【図11】 従来のジャンクションボックスの斜視図で
ある。
【図12】 縦バスバーの斜視図である。
【符号の説明】
100 ジャンクションボックス 10 ベースモジュール 11 ヒューズモジュール 12 アッパーケース 12a 溝 13 縦バスバー 14 ロアケース 15 電線接続ブロック 16 キャビテイ 17 コネクタ収容部 18 アンダーケース 20 端子 20c 係止凹部 22 ヒューズモジュール設置部 25 ケース 30 コネクタ 30b バスバー挿通溝 40 ヒューズ・リレー用バスバー
フロントページの続き Fターム(参考) 5E077 BB02 BB18 BB23 BB37 DD14 EE01 FF13 FF21 JJ15 JJ20 JJ21 5G361 BA02 BA06 BB01 BC01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジョンクションボックスを、外部回路と
    接続されるベース回路部と、ヒューズ・リレー接続回路
    部に分割し、ベース回路部を備えたベースモジュール
    と、上記ヒューズ・リレー接続回路部を備えたヒューズ
    モジュールを設け、これらモジュールを結合してジャン
    クションボックスを組み立てており、 上記ベースモジュールはケース内部に短冊状の縦バスバ
    ーをX方向に平行配列して収容していると共に、該縦バ
    スバーの配置位置のケース外面に、外部回路の電線端末
    に接続した端子を挿入係止するキャビテイをY方向に多
    数並設した電線接続ブロックを突設し、上記各キャビテ
    イに挿入係止する上記端子の一対の挟持片を上記縦バス
    バーに嵌合させて電気接続し、 上記縦バスバーに接続する電線は小寸の端子を接続する
    細物電線とし、上記平行配列する縦バスバーを狭ピッチ
    とし、 上記ヒューズモジュールのケース内に収容したバスバー
    の一端は外部回路である太物電線の大寸の端子と接続す
    ると共に他端には圧接スロットを形成して、上記ベース
    モジュールの縦バスバーに圧接接続していることを特徴
    とするジャンクションボックス。
  2. 【請求項2】 上記ヒューズモジュールはコネクタ収容
    部を設けており、太物電線の端末に接続した大寸の端子
    と接続したコネクタを上記コネクタ収容部に嵌合して、
    ヒューズモジュール内のバスバーと上記大寸の端子とを
    接続している請求項1に記載のジャンクションボック
    ス。
  3. 【請求項3】 上記ベースモジュールの内部に配列する
    縦バスバーは、ベースモジュールのアッパーケースある
    いはロアケース内に並列して設けた溝内に収容保持して
    おり、該溝間のピッチを小さくしている請求項1または
    請求項2に記載のジャンクションボックス。
  4. 【請求項4】 上記ヒューズモジュールのケースを、上
    記ベースモジュールのケースを延在させて形成したヒュ
    ーズモジュール搭載部に組みつけ、該ケース内部に収容
    する絶縁板上に上記バスバーを固定し、ケースに設けた
    ヒューズ収容部、リレー収容部に嵌合するヒューズ、リ
    レーにバスバーの一端を接続していると共に、該バスバ
    ーの他端をベースモジュール側に延在させて、その先端
    を屈折させて圧接スロットを形成し、該圧接スロットを
    上記縦バスバーに接続し、かつ、上記太物電線用のコネ
    クタ収容部は、上記ヒューズモジュール搭載部あるいは
    ヒューズモジュールのケースに突設しており、 上記ヒューズモジュールのバスバーとベースモジュール
    の縦バスバーとの圧接位置が並列に設けられて同時に接
    続される構成としている請求項1乃至請求項3に記載の
    ジャンクションボックス。
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