JP2003032162A - 受信方法、送信方法並びに受信装置、送信装置並びに無線通信システム - Google Patents

受信方法、送信方法並びに受信装置、送信装置並びに無線通信システム

Info

Publication number
JP2003032162A
JP2003032162A JP2001212000A JP2001212000A JP2003032162A JP 2003032162 A JP2003032162 A JP 2003032162A JP 2001212000 A JP2001212000 A JP 2001212000A JP 2001212000 A JP2001212000 A JP 2001212000A JP 2003032162 A JP2003032162 A JP 2003032162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
antenna
impulse
received
impulse signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001212000A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Sugaya
茂 菅谷
Jun Iwasaki
潤 岩崎
Akihiro Koyama
晃広 小山
Hisato Asai
久人 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001212000A priority Critical patent/JP2003032162A/ja
Publication of JP2003032162A publication Critical patent/JP2003032162A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】インパルス周期が重なり合ったウルトラワイド
バンド信号を、インパルス周期が重なり合わない信号と
して受信することができる受信方法及び受信装置を提供
する。 【解決手段】受信方法は、所定の周期で繰り返される信
号を用いて情報伝送を行なうものであり、互いに所定の
繰り返し周期だけずらして配置された複数のアンテナ4
1A,41Bのうちの任意のアンテナ例えば41Aを介
して信号を受信するステップと、中央制御部47により
受信した信号が所望の信号か否かを判断し、所望の信号
ではないと判断された場合には他のアンテナ41Bに切
り替えて信号を受信し、受信した信号が所望の信号か否
かを判断するステップとを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信方法、送信方
法並びに受信装置、送信装置並びに無線通信システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信システムにおいて、送信装置か
らの信号を受信する方法として、マルチパス環境下にお
いても最適なパスの受信を行うために、複数のアンテナ
を受信装置に設け、受信するアンテナを適宜切り替えた
り、複数のアンテナで信号を受信して合成したりするア
ンテナダイバーシチ受信の手法が従来より広範に用いら
れている。
【0003】一方、近年、ウルトラワイドバンド伝送方
式と呼ばれる通信技術が注目を集めている。ウルトラワ
イドバンド伝送方式は、インパルス信号を所定の繰り返
し周期で送信して情報伝送を行なう、すなわち、非常に
細かいパルス幅(例えば1ns(ナノセカンド)以下)
のパルス列からなる信号を用いてベースバンド伝送を行
なうものである。また、その占有帯域幅は、占有帯域幅
をその中心周波数(例えば1GHz〜10GHz)で割
った値がほぼ1になるようなGHzオーダーの帯域幅で
あり、いわゆるW−CDMAやcdma2000方式、
並びにSS(Spread Spectrum)やOFDM(Orthogonal F
requency Division Multiplexing)方式を用いた、無線
LAN通信で通常使用される帯域幅と比較して超広帯域
なものとなっている。
【0004】また、ウルトラワイドバンド伝送方式は、
その低い信号電力密度の特性により、他の無線通信シス
テムに対し干渉を与えにくいという特徴をもっており、
既存の無線通信システムを利用している周波数帯域にオ
ーバーレイ可能な技術として期待されている。さらに、
超広帯域であることから、パーソナルエリアネットワー
ク(Personal Area Network:PAN)への応用におい
て、100Mbpsオーダーの超高速無線伝送を提供す
るものとして有望視されている。
【0005】ところで特表平11−504480号公報
は、上記したウルトラワイドバンド伝送方式において、
全二重伝送路にインパルス無線送信機を適用した方法を
開示している。これは、2台の送信機を利用して通信を
行なう場合のコネクション処理として、相手からの信号
の位置を送信系に帰還して、お互いに干渉を引き起こさ
ないパルス送信周期で全二重通信を実現する方法であ
る。この全二重伝送路にインパルス無線送信機を適用し
た方法では、2つの送信機が固定して配置されているの
で、双方の送信及び受信の距離がほぼ一致しており、双
方に送受信機能を備えた送信機によって実現される方法
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、ウル
トラワイドバンド伝送方式では、インパルス信号列を所
定の繰り返し周期で送信することにより情報伝送を行な
っているが、例えば直接波と反射波のインパルスの位置
(時間軸上の位置)が重なって受信された場合、適切な
受信ができないという問題があった。
【0007】また、特表平11−504480号公報に
記載されているように、ウルトラワイドバンド全二重通
信を行なうにあたって2つの送信機の位置が固定されて
いる場合には、一旦、全二重通信路が確立されればその
後の調整は不要となるが、双方の距離が変化したり、伝
送路上に障害となる物体が存在する場合には信号伝播状
況が変化してしまい、双方の送信インパルス信号が互い
に干渉波となってしまう可能性があった。このように、
全二重通信が不可能になった場合には、再度、最初から
伝送路を確立するまでの手順を実行して全二重伝送路の
確立を行なわなければならないという問題があった。
【0008】さらに、特表平11−504480号公報
に記載の全二重通信方法を、複数の送信機からなる無線
通信ネットワークの多重アクセス化に適用しようとした
場合、ある既存の送信機が通信を行なっているときに、
新規の送信機が別の通信を開始してしまうと既存の送信
機の通信に干渉を与えてしまう場合がある。
【0009】したがって、複数の送信機からの情報を、
所定のインパルス繰り返し周期にて多重化したウルトラ
ワイドバンド信号を受信側でそれぞれの送信機からの情
報に分離する方法が求められていた。この分離を行なう
のにアンテナダイバーシチ受信方法を利用しようとして
も、従来のアンテナダイバーシチ受信方法は、一つの情
報信号のマルチパス信号を分離するための方法なので、
複数の送信機から多重化された信号の分離に適用するこ
とができない。
【0010】また、複数の送信機から送信されるインパ
ルス信号列のインパルス位置が一致してしまった場合に
はその信号レベルが小さくなるので所望の受信信号を得
ることができないという問題がある。
【0011】本発明はこのような課題に着目してなされ
たものであり、その第1の目的とするところは、所定の
インパルス周期を有するインパルスからなるインパルス
信号列を用いた通信において、インパルスの位置が重な
り合った信号を、インパルスの位置が重なり合わない信
号として受信することができる受信方法及び受信装置を
提供することにある。
【0012】また、本発明の第2の目的は、多重化され
た信号を良好な状態で継続して受信することができる受
信方法及び受信装置を提供することにある。
【0013】また、本発明の第3の目的は、他の送信装
置からの信号の存在をより正確に把握して、送信装置か
らの送信可否の判断をより確実に行なうことができる送
信方法及び送信装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は以下のような特徴を有してい
る。
【0015】請求項1に記載の発明は、第1及び第2の
アンテナを含む複数のアンテナを選択的に用いて、所定
のインパルス周期を有するインパルスからなるインパル
ス信号列による情報伝送のための受信方法において、第
1のアンテナを介して第1のインパルス信号列と第2の
インパルス信号列とを受信するステップと、該受信した
インパルス信号列に基づいて所定の信号を受信している
か否かを判定するステップと、前記判定するステップに
おいて所定の信号を受信していないと判定された場合、
インパルス信号列を受信するアンテナを第1のアンテナ
から第2のアンテナに切り替えるステップとを有し、第
1のアンテナによって受信する第1のインパルス信号列
のインパルスと第2のインパルス信号列のインパルスと
が少なくとも部分的に重なり合う場合、第2のアンテナ
によって受信する第1のインパルス信号列の該インパル
スと第2のインパルス信号列の該インパルスとは重なり
合わないように、第1のアンテナと第2のアンテナとが
離間して配置されることを特徴とする。
【0016】上記受信方法において、前記判定するステ
ップは、前記受信した第1及び第2のインパルス信号列
に基づいて、受信している信号の品質が所定のレベル以
上であるか否かを判定するステップを含むように構成し
てもよい。
【0017】請求項3に記載の発明は、所定のインパル
ス周期を有するインパルスからなるインパルス信号列を
第1のアンテナを含む複数のアンテナのいずれかを用い
て送信することにより情報伝送を行うための送信方法に
おいて、第1のアンテナを用いてインパルス信号列を受
信するステップと、該受信したインパルス信号列に基づ
いて、所定の信号を受信しているか否かを判定するステ
ップと、前記判定するステップにおける判定の結果に基
づいて、インパルス信号列の送信タイミングを決定し、
及び該インパルス信号列の送信に使用するアンテナを選
択するステップと、を有することを特徴とする。
【0018】請求項4に記載の発明は、所定のインパル
ス周期を有するインパルスからなるインパルス信号列を
用いて情報伝送を行なうための受信装置において、第1
のインパルス信号列及び第2のインパルス信号列を受信
可能な第1のアンテナと、第1のアンテナによって受信
する第1のインパルス信号列のインパルスと第2のイン
パルス信号列のインパルスとが少なくとも部分的に重な
り合う場合、第1のインパルス信号列の該インパルスと
第2のインパルス信号列の該インパルスとが重なり合う
ことなく該第1及び第2のインパルス信号列を受信可能
なように、第1のアンテナに対して離間して配置された
第2のアンテナと、該第1及び第2のアンテナに接続さ
れ、いずれか一方のアンテナを選択して使用するための
アンテナ切替部と、第1及び第2のアンテナの一方を介
して受信した第1及び第2のインパルス信号列に基づい
て、所定の信号を受信しているか否かを判定し、所定の
信号を受信していないと判定した場合には、他方のアン
テナにより該第1及び第2のインパルス信号列を受信す
るように、前記アンテナ切替部を制御するための制御手
段と、を具備することを特徴とする。
【0019】該受信装置の制御手段は、前記受信した第
1及び第2のインパルス信号列に基づいて、受信してい
る信号の品質が所定のレベル以上であるか否かを判定
し、所定のレベル以上でないと判定した場合、他方のア
ンテナにより該第1及び第2のインパルス信号列を受信
するように、前記アンテナ切替部を制御するように動作
してもよい。
【0020】請求項6に記載の発明は、所定のインパル
ス周期を有するインパルスからなるインパルス信号列を
用いて情報伝送を行うための送信装置において、複数の
アンテナと、該複数のアンテナに接続され、該複数のア
ンテナのいずれかを選択的に使用するためのアンテナ切
替部と、該複数のアンテナのいずれかを介して複数のイ
ンパルス信号列した場合、受信した複数のインパルス信
号列に基づいて所定の信号を受信しているか否かを判定
し、判定の結果に基づいて、インパルス信号列の送信タ
イミングを制御し、かつ該インパルス信号列の送信に使
用するアンテナを選択するように、前記アンテナ切替部
を制御する制御部とを有することを特徴とする。
【0021】請求項7に記載の発明は、送信装置と受信
装置とから構成され、所定のインパルス周期を有するイ
ンパルスからなるインパルス信号列を用いて情報伝送を
行う無線通信システムにおいて、前記受信装置は、第1
のインパルス信号列及び第2のインパルス信号列を受信
可能な第1のアンテナと、第1のアンテナによって受信
する第1のインパルス信号列のインパルスと第2のイン
パルス信号列のインパルスとが少なくとも部分的に重な
り合う場合、第1のインパルス信号列の該インパルスと
第2のインパルス信号列の該インパルスとが重なること
なく該第1及び第2のインパルス信号列を受信可能なよ
うに、第1のアンテナに対して離間して配置された第2
のアンテナと、該第1及び第2のアンテナに接続され、
いずれか一方のアンテナを選択して使用するためのアン
テナ切替部と、第1及び第2のアンテナの一方を介して
受信した第1及び第2のインパルス信号列に基づいて所
定の信号を受信しているか否かを判定し、所定の信号を
受信していないと判定した場合には、他方のアンテナに
より該第1及び第2のインパルス信号列を受信するよう
に、前記アンテナ切替部を制御するための制御手段と、
を具備することを特徴とする。
【0022】該無線通信システムの受信装置において、
前記制御手段は、前記受信した第1及び第2のインパル
ス信号列から得られる信号の品質が所定のレベル以上で
あるか否かを判定し、所定のレベル以上でないと判定し
た場合、他方のアンテナにより該第1及び第2のインパ
ルス信号列を受信するように、前記アンテナ切替部を制
御するように動作してもよい。
【0023】請求項9に記載の発明は、送信装置と受信
装置とから構成され、所定のインパルス周期を有するイ
ンパルスからなるインパルス信号列を用いて情報伝送を
行なう無線通信システムにおいて、前記送信装置は、複
数のアンテナと、該複数のアンテナに接続され、該複数
のアンテナのいずれかを選択的に使用するためのアンテ
ナ切替部と、該複数のアンテナのいずれかを介して複数
のインパルス信号列した場合、受信した複数のインパル
ス信号列に基づいて所定の信号を受信しているか否かを
判定し、判定の結果に基づいて、インパルス信号列の送
信タイミングを制御し、かつ該インパルス信号列の送信
に使用するアンテナを選択するように、前記アンテナ切
替部を制御する制御部とを有することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1はマルチパス信号の到達
例を表わした図であり、送信装置1から受信装置2へ直
接波信号11の送信が行なわれているようすを示してい
る。このとき、送信装置1と受信装置2の近傍に壁面な
どの反射材3が存在する場合には、送信装置1からの信
号が反射材3に反射した反射波信号12が受信装置2に
到達することになり、いわゆるマルチパス信号が発生す
る。
【0025】図2は、本発明が適用される無線通信シス
テムの概略構成を示す図である。図2は、1つの送信装
置と1つの受信装置との間で1対1の片方向の情報伝送
を行なう場合を示している。図2において、情報発信元
機器20の出力端子20−1から出力された情報信号は
送信装置21において無線信号に変換されて送信され
る。受信装置22は、この信号を受信して情報を抽出
し、情報受信先機器23の入力端子23−1に送る。
【0026】図3は、図2に示す無線通信システムにお
ける送信装置の構成図である。本実施形態においては、
送信装置から送信される無線信号としてウルトラワイド
バンド信号を使用することを想定する。ウルトラワイド
バンド信号は、送信する情報に所定の拡散符号系列を掛
け合わせて拡散情報を形成し、さらに数百ピコ秒の周期
で一つの短いインパルスを発生させ、そのインパルスの
位相、あるいは微小な時間変化を前述した拡散符号に合
わせて変化させて得られる信号である。
【0027】図3において、中央制御部38は、以下に
述べる各部の動作を制御する部分である。インターフェ
ース部31は、情報発信元機器20の出力端子20−1
に接続されて所定の情報を例えばMPEG2形式の情報
を受け取る。情報変換部32は、インターフェース部3
1を介して受信した情報を無線伝送情報に変換する。送
信バッファ33は、変換した情報を伝送路が利用可能な
状態になるまで蓄積しておく部分である。
【0028】本実施形態の送信装置は、他の送信装置か
らの信号を空中から収集するための複数のアンテナ(図
ではアンテナA(36A)とアンテナB(36B))を
有する。各アンテナは互いに所定の繰り返し周期だけず
らして配置されている。例えば互いにインパルス周期の
1/2ずれる位置に配置されている。
【0029】無線送信部34は、送信バッファ33に蓄
積された情報を所定の無線信号として送信する。アンテ
ナ切替え部35は、中央制御部38からの制御のもと
に、アンテナA(36A)とアンテナB(36B)とを
切り替える。情報記憶部39には、送信装置に固有の送
信機IDや利用する拡散符号などの各種の情報が登録さ
れている。
【0030】さらに本実施形態の送信装置は、他の送信
装置からの信号を収集して伝送路が利用できる状態にあ
るか否かを検出するために無線受信部37を備えてい
る。この無線受信部37は、アンテナ切替え部35を介
してアンテナA(36A)とアンテナB(36B)に接
続されており、このアンテナA(36A)とアンテナB
(36B)を介して信号を空中から収集して伝送路の利
用状況を調べる。そして無線受信部37は、伝送路の利
用状況を中央制御部38に通知する。中央制御部38は
通知された利用状況に応じて送信に利用するアンテナを
選択するとともに、受信した信号とは異なるタイミング
を情報伝送のタイミングとして設定する。そして送信バ
ッファ33の情報を無線送信部34に受け渡し、選択さ
れたアンテナを介して送信する。これら一連の動作は中
央制御部38の制御下で行なわれる。
【0031】図4(A)〜(D)は、送信装置において
実行されるウルトラワイドバンド信号の変調処理の一例
を説明するための図である。図4(A)は伝送される情
報ビット51であり、図4(B)は情報ビットに対して
その幅(矢印で示される部分)にわたって拡散処理を施
すのに用いられる高速な拡散符号52を示している。こ
れら2つの信号を掛け合わせることにより図4(C)に
示すような拡散した情報53が得られる。次にこの拡散
した情報の0/1情報に合わせて位相が変化するインパ
ルスを形成すると、図4(D)に示すようなウルトラワ
イドバンド送信信号54が生成される。
【0032】なお、本実施の形態において、ウルトラワ
イドバンド送信信号54の変調方式は、ウルトラワイド
バンド信号の0/1情報として位相の変化を用いるバイ
フェーズ変調方式を用いるものとして説明したが、例え
ば特表平10−508725号に記載されている拡散信
号の0/1情報似合わせてインパルスの生成タイミング
を微妙にずらした信号を用いる、いわゆるパルス位置変
調方式を適用することもできる。
【0033】上記した実施形態によれば、複数の受信ア
ンテナ(アンテナA(36A)とアンテナB(36
B))により他の送信装置からの信号を検出するように
したので、マルチパスで信号レベルが低下した信号の検
出や、他の送信装置からの信号の存在をより正確に把握
することができるようになり、送信装置からの送信可否
の判断をより確実に行なうことができる。さらに、送信
に利用するアンテナを適宜選択して検出した信号とは異
なるタイミングで送信を行なうようにしたので、より安
定して通信を行なうことができる。
【0034】図5は、図2に示す無線通信システムにお
ける受信装置の構成図である。本実施形態においては、
アンテナを介して受信される無線信号がウルトラワイド
バンド信号であることを想定する。ウルトラワイドバン
ド伝送方式は、例えば数百ピコ秒の周期で一つの短いイ
ンパルスを情報として利用するものであり、そのインパ
ルスの位相、あるいは微妙な時間変化によってウルトラ
ワイドバンドな情報ビットを識別し、これに所定の拡散
符号系列を用いて逆拡散することによって所望の情報ビ
ットを得る。
【0035】図5において、中央制御部47は、以下に
述べる各部の動作を制御する部分である。アンテナA
(41A)及びアンテナB(41B)は信号を空中から
収集するための手段であり、後述するようにインパルス
の位置が互いに重ならないように、配置されている。
【0036】アンテナ切替え部42は中央制御部47か
らの制御のもとに、アンテナA(41A)及びアンテナ
B(41B)のいずれかを選択する。無線受信部43
は、アンテナ切替え部42を介して受信された信号を情
報に復元する。
【0037】受信バッファ44は復元された情報のうち
収集すべき受信情報を蓄えておく部分である。情報変換
部45は受信バッファ44から受信情報を受け取って例
えば、MPEG2形式などのデータとして所定の情報に
変換する。インターフェース部46は、情報受信先機器
や情報送受信機器の入力端子に対して信号を受け渡す機
能を有する。
【0038】情報記憶部48は、受信すべき送信装置の
送信機IDや拡散符号などの各種の情報を登録する部分
である。
【0039】なお、無線受信部43にて情報を復元する
ための制御や、収集すべき受信情報のタイミングの設
定、受信可否の判断、あるいは利用するアンテナの切替
え動作などの一連の制御は、中央制御部47によって制
御される。
【0040】図6(A)〜(E)は、受信装置において
実行されるウルトラワイドバンド信号の復調処理の一例
を説明するための図である。図6(A)はアンテナを介
して受信された種々の成分を含むウルトラワイドバンド
受信信号61を示している。ここで送信装置と同一の拡
散符号62(図6(B))(図5(B)に示す拡散符号
と同じ拡散符号)を用意し、これを所定の情報ビット長
単位で周期的に連続した拡散符号系列が形成される。こ
の拡散符号系列の0/1情報に合わせて位相が変化する
インパルス信号を形成することにより、図6(C)に示
すような逆拡散信号63を形成する。そして、この逆拡
散信号63を順次、受信信号61に掛け合わせることに
よって合成後の信号64(図6(D))を得る。さらに
不図示の積分回路等を用いて、合成後の信号64から情
報ビット長に至るまでの信号成分を積分すると、復元さ
れた情報65(図6(E))が得られる。
【0041】以下に、本実施形態に係るウルトラワイド
バンド信号の受信方法について説明する。
【0042】図7(A)〜(H)は、タイミングがずれ
た状態で多重化された受信信号の関係を示す図である。
図7(A)に示す第1のウルトラワイドバンド(UW
B)信号81と、図7(B)に示す第2のウルトラワイ
ドバンド(UWB)信号82は、たとえばそれぞれマル
チパス環境における直接波と遅延波、又は送信元が異な
る場合のそれぞれの受信波を示す。このようなUWB信
号81とUWB信号82とが受信装置によりタイミング
がずれた状態で受信された場合について以下に説明す
る。ここでは、インパルスのパルス幅のおよそ3倍に相
当するインパルス周期(インパルスの間隔)が設定され
ていて、かつ、拡散周期もほぼ同じ周期(タイミング)
が重ねあわされた場合を想定する。
【0043】又、図7(C)〜(H)に示す信号波形8
3〜88は、図7(A)(B)に示す送信波の合成波の
例である。
【0044】図7(C)に示す信号83はタイミングが
一致した状態で受信された例を示し、図7(D)に示す
信号84は第1のUWB信号81と第2のUWB信号8
2のタイミングが1/6周期ずれて受信された例を示し
ている。図7(E)に示す信号85は第1のUWB信号
81と第2のUWB信号82のタイミングが1/3周期
ずれて受信された例を示しており、図7(F)に示す信
号86は第1のUWB信号81と第2のUWB信号82
のタイミングが1/2周期ずれて受信された例を示して
いる。また、図7(G)に示す信号87は第1のUWB
信号81と第2のUWB信号82のタイミングが2/3
周期ずれて受信された例を示しており、図7(H)に示
す信号88は第1のUWB信号81と第2のUWB信号
82のタイミングが5/6周期ずれて受信された例を示
している。
【0045】図7(C)〜(H)からわかるように、タ
イミングが1/3〜2/3周期程度ずれて受信された信
号(85〜87)は容易に分離可能であるが、タイミン
グが一致した場合(図7(C))には受信信号が検出で
きないことがわかる。また、タイミングが1/6あるい
は5/6周期程度しかずれていない場合(図7(D)あ
るいは図7(H))でも、所望の信号とは異なった信号
が合成されてしまう可能性があることを示している。
【0046】図8は上記した問題を解決する受信装置の
アンテナA(41A)及びB(41B)の配置について
説明するための図である。ここではアンテナA(41
A)とアンテナB(41B)との距離を、所望のUWB
信号の繰り返しタイミング(周期)が1/2周期ずれた
位置関係になるように配置する。
【0047】このような受信装置のアンテナの配置方法
を、前記した送信装置の受信アンテナ及びその受信処理
に適用することもできる。
【0048】図9は信号受信タイミングをずらすことに
よって多重化された信号(又は直接波と反射波の合成
波)から所望の信号の受信を行なう方法を説明するため
の図である。
【0049】図9(A)に示すような多重化された受信
信号71に図9(B)に示すような逆拡散信号72を重
ね合わせて第1の合成後信号73(図9(C))を取り
出す。それを所定の周期で積分することにより復元され
た情報74が得られる。
【0050】次に多重化されたもう一方の信号を受信す
る方法について説明する。図9(A)と同じ又は異なる
信号である図9(E)に示す信号75に、タイミングを
所定の微小時間だけずらして図9(B)と同じ信号であ
る図9(F)に示す逆拡散信号76を重ね合わせること
によって第2の合成後信号77(図9(G))を取り出
し、それを所定の周期で積分することによって復元され
た情報78(図9(H))を得る。
【0051】このように多重化された信号の復元にあた
って、多重化された一方の信号に対して他方の信号の検
出のタイミングを所定の微小時間ずらすことによって多
重化された信号の分離を正確に行なうことができる。
【0052】以下に、図5に示す受信装置の第1の作用
を説明する。ここでは送信装置が単数であるとする。受
信装置は例えばアンテナA(41A)を用いて送信装置
からの信号の有無を検査する。すなわち、まず、アンテ
ナA(41A)において受信した信号はアンテナ切替え
部42を介して無線受信部43に入力され、ここで復調
される。復調された信号は受信バッファ44を介して中
央制御部47に渡される。
【0053】中央制御部47は、本来受信すべき時間
に、図7の(E)(F)(G)のようにインパルス列の分離可能
な信号を受信していれば、アンテナを切り替えずにその
まま受信、復調処理を継続して行う。ここで、本来受信
すべき時間とは、例えば、ビーコンを受信すべき時間や
帯域予約された信号を受信すべき時間をいう。復調され
た信号は情報変換部45で例えば所定のMACフレーム
等の所定の形式に変換された後、インターフェース部4
6を介して出力される。
【0054】一方、本来受信すべき時間に、図7の(C)
(D)(H)のようにインパルス列の分離が不可能な信号を受
信していた場合は、中央制御部47はアンテナ切替え部
42に対して、送信装置からの信号を受信するアンテナ
をアンテナB(41B)に切り替える旨の命令を送る。アン
テナ切替え後は、選択されたアンテナを用いて送信信号
の有無を検査し、所望の送信信号が検出されるまで検出
処理及びアンテナ切り替え処理を繰り返して行う。
【0055】次に、図5に示す受信装置の第2の作用を
説明する。ここでは送信装置が単数であるとする。受信
装置は例えばアンテナA(41A)を用いて送信装置か
らの信号の品質を検査する。ここでは例えば受信信号の
レベルを検査する。すなわち、まず、アンテナA(41
A)において受信した信号はアンテナ切替え部42を介
して無線受信部43に入力され、ここで復号化される。
復号化処理を行うにあたって図示せぬ積分器からの出力
を中央制御部47に送る。中央制御部47は入力された
信号と所定の値とを比較して、信号のレベルが所定値以
上であるか否かを判断する。
【0056】中央制御部47は信号のレベルが所定値以
上であると判定した場合にはそのまま受信及び復号処理
を継続して行なう。復号された信号は情報変換部45で
例えば所定のMACフレーム等の所定の形式に変換され
てインターフェース部46を介して出力される。
【0057】一方、送信信号のレベルが所定の値に満た
ないと判断された場合には、中央制御部47は、アンテ
ナ切替え部42に対して、送信装置からの信号を受信す
るアンテナをアンテナB(41B)に切り替える旨の命
令を送る。アンテナ切替え後は、上記と同様に、送信信
号のレベルを検査し、所定レベル以上の送信信号が検出
されるまで検出処理及びアンテナ切替え処理を繰り返し
て行なう。
【0058】なお、上記した実施形態では複数のアンテ
ナ(アンテナA(41A)及びアンテナB(41B))
を順に切替えて送信信号のレベルを測定するようにした
が、設置されている複数のすべてのアンテナにより送信
装置からの信号を受信して、各アンテナにおける信号の
レベルを測定し、最もレベルの高い信号が得られるアン
テナを選択して送信装置からの信号を受信するようにし
てもよい。
【0059】次に、送信装置が複数の場合について説明
する。送信装置が複数の場合も単数の場合と同様の処理
を行なうが、この場合には所望の送信装置からの送信信
号かどうかを判定する処理が加わる。所望の送信装置か
らの信号かどうかは、その信号に含まれる送信機IDや
各送信機ごとの拡散符号を用いて判定する。
【0060】例えばパーソナルエリアネットワーク(P
AN)において、端末局Aから端末局Bへのデータ送信
が予め予約されている場合(例えば制御局が存在し、該
制御局が端末局に送信許可フレームの割当てを行なうよ
うな場合)、受信装置はどの送信装置から信号が送られ
てくるか予めわかっているので、所望の送信装置からの
信号かどうかを判定することが可能である。
【0061】上記した実施形態によれば、第1のアンテ
ナでは、インパルスの位置(時間軸上での位置)が重な
り合ったウルトラワイドバンド信号を、他のアンテナで
インパルスの位置が重なり合わない信号として受信する
ことになり、他のアンテナに切り替えることにより所望
の信号を受信できるようになる。
【0062】また、複数のアンテナのうちの任意のアン
テナにより受信した信号の品質が所定のレベル以下に低
下した場合には他のアンテナに切り替えて受信を行うよ
うにしたので、多重化されたインパルス信号から所望の
信号を良好な状態で継続して受信することができる。
【0063】さらには、情報受信中に他の送信装置から
の信号によって所望の品質が得られなくなった場合に、
受信に利用するアンテナを他のアンテナに切替えるよう
にしたので、信号の受信を継続して行なうことができ
る。
【0064】
【発明の効果】請求項1、4、7に記載の発明によれ
ば、第1のアンテナでは、インパルスの位置(時間軸上
での位置)が重なり合ったウルトラワイドバンド信号
を、他のアンテナでインパルスの位置が重なり合わない
信号として受信することになり、他のアンテナに切り替
えることにより所望の信号を受信できるという効果を奏
する。
【0065】請求項2、5、8に記載の発明によれば、
多重化された信号から所望の信号を良好な状態で受信す
ることができるという効果を奏する。
【0066】請求項3,6,9に記載の発明によれば、
マルチパスで信号レベルが低下した信号の検出や、他の
送信装置からの信号の存在をより正確に把握することが
できるようになり、送信装置からの送信可否の判断をよ
り確実に行なうことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】マルチパス信号の到達例を表わした図である。
【図2】本発明が適用される無線通信システムの概略構
成を示す図である。
【図3】図2に示す無線通信システムにおける送信装置
の構成図である。
【図4】ウルトラワイドバンド信号の変調処理の一例を
説明するための図である。
【図5】図2に示す無線通信システムにおける受信装置
の構成図である。
【図6】ウルトラワイドバンド送信信号の復調処理の一
例を説明するための図である。
【図7】タイミングがずれた状態で多重化された受信信
号の関係を示す図である。
【図8】受信装置のアンテナA(41A)及びB(41
B)の配置について説明するための図である。
【図9】信号受信タイミングをずらすことによって干渉
波と多重化された情報の受信を行なう方法を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
31 インターフェース部 32 情報変換部 33 送信バッファ 34 無線送信部 35 アンテナ切替え部 36A、36B アンテナA,B 37 無線受信部 38 中央制御部 39 情報記憶部 41A、41B アンテナA,B 42 アンテナ切替え部 43 無線受信部 44 受信バッファ 45 情報変換部 46 インターフェース部 47 中央制御部 48 情報記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山 晃広 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 浅井 久人 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5K022 DD01 EE01 EE31 5K059 CC02 CC03 DD02 DD07 DD24 DD27

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアンテナを選択的に用いて、所定
    のインパルス周期を有するインパルスからなるインパル
    ス信号列を用いて情報伝送を行うための受信方法におい
    て、 第1のアンテナを介して第1のインパルス信号列と第2
    のインパルス信号列とを受信するステップと、 該受信したインパルス信号列に基づいて所定の信号を受
    信しているか否かを判定するステップと、 前記判定するステップにおいて所定の信号を受信してい
    ないと判定された場合、インパルス信号列を受信するア
    ンテナを第1のアンテナから第2のアンテナに切り替え
    るステップとを有し、 第1のアンテナによって受信する第1のインパルス信号
    列のインパルスと第2のインパルス信号列のインパルス
    とが少なくとも部分的に重なり合う場合、第2のアンテ
    ナによって受信する第1のインパルス信号列の該インパ
    ルスと第2のインパルス信号列の該インパルスとは重な
    り合わないように、第1のアンテナと第2のアンテナと
    は離間して配置されていることを特徴とする受信方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の受信方法において、 前記判定するステップは、前記受信した第1及び第2の
    インパルス信号列に基づいて、受信している信号の品質
    が所定のレベル以上であるか否かを判定するステップを
    含むことを特徴とする受信方法。
  3. 【請求項3】 所定のインパルス周期を有するインパル
    スからなるインパルス信号列を第1のアンテナを含む複
    数のアンテナのいずれかを用いて送信することにより情
    報伝送を行うための送信方法において、 第1のアンテナを用いて複数のインパルス信号列を受信
    するステップと、 該受信した複数のインパルス信号列に基づいて、所定の
    信号を受信しているか否かを判定するステップと、 前記判定するステップにおける判定の結果に基づいて、
    インパルス信号列の送信タイミングを決定し、及び該イ
    ンパルス信号列の送信に使用するアンテナを選択するス
    テップと、を有することを特徴とする送信方法。
  4. 【請求項4】 所定のインパルス周期を有するインパル
    スからなるインパルス信号列を用いて情報伝送を行なう
    ための受信装置において、 第1のインパルス信号列及び第2のインパルス信号列を
    受信可能な第1のアンテナと、 第1のアンテナによって受信する第1のインパルス信号
    列のインパルスと第2のインパルス信号列のインパルス
    とが少なくとも部分的に重なり合う場合、第1のインパ
    ルス信号列の該インパルスと第2のインパルス信号列の
    該インパルスとが重なり合うことなく該第1及び第2の
    インパルス信号列を受信可能なように、第1のアンテナ
    に対して離間して配置された第2のアンテナと、 該第1及び第2のアンテナに接続され、いずれか一方の
    アンテナを選択して使用するためのアンテナ切替部と、 第1及び第2のアンテナの一方を介して受信した第1及
    び第2のインパルス信号列に基づいて、所定の信号を受
    信しているか否かを判定し、所定の信号を受信していな
    いと判定した場合には、他方のアンテナにより該第1及
    び第2のインパルス信号列を受信するように、前記アン
    テナ切替部を制御するための制御手段と、を具備するこ
    とを特徴とする受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の受信装置において、 前記制御手段は、前記受信した第1及び第2のインパル
    ス信号列に基づいて、受信している信号の品質が所定の
    レベル以上であるか否かを判定し、所定のレベル以上で
    ないと判定した場合、他方のアンテナにより該第1及び
    第2のインパルス信号列を受信するように、前記アンテ
    ナ切替部を制御することを特徴とする受信装置。
  6. 【請求項6】 所定のインパルス周期を有するインパル
    スからなるインパルス信号列を用いて情報伝送を行うた
    めの送信装置において、 複数のアンテナと、 該複数のアンテナに接続され、該複数のアンテナのいず
    れかを選択的に使用するためのアンテナ切替部と、 該複数のアンテナのいずれかを介して複数のインパルス
    信号列した場合、受信した複数のインパルス信号列に基
    づいて所定の信号を受信しているか否かを判定し、判定
    の結果に基づいて、インパルス信号列の送信タイミング
    を制御し、かつ該インパルス信号列の送信に使用するア
    ンテナを選択するように、前記アンテナ切替部を制御す
    る制御部とを有することを特徴とする送信装置。
  7. 【請求項7】 送信装置と受信装置とから構成され、所
    定のインパルス周期を有するインパルスからなるインパ
    ルス信号列を用いて情報伝送を行なう無線通信システム
    において、前記受信装置は、 第1のインパルス信号列及び第2のインパルス信号列を
    受信可能な第1のアンテナと、 第1のアンテナによって受信する第1のインパルス信号
    列のインパルスと第2のインパルス信号列のインパルス
    とが少なくとも部分的に重なり合う場合、第1のインパ
    ルス信号列の該インパルスと第2のインパルス信号列の
    該インパルスとが重なることなく該第1及び第2のイン
    パルス信号列を受信可能なように、第1のアンテナに対
    して離間して配置された第2のアンテナと、 該第1及び第2のアンテナに接続され、いずれか一方の
    アンテナを選択して使用するためのアンテナ切替部と、 第1及び第2のアンテナの一方を介して受信した第1及
    び第2のインパルス信号列に基づいて所定の信号を受信
    しているか否かを判定し、所定の信号を受信していない
    と判定した場合には、他方のアンテナにより該第1及び
    第2のインパルス信号列を受信するように、前記アンテ
    ナ切替部を制御するための制御手段と、 を具備することを特徴とする無線通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の無線通信システムにお
    いて、 前記制御手段は、前記受信した第1及び第2のインパル
    ス信号列から得られる信号の品質が所定のレベル以上で
    あるか否かを判定し、所定のレベル以上でないと判定し
    た場合、他方のアンテナにより該第1及び第2のインパ
    ルス信号列を受信するように、前記アンテナ切替部を制
    御することを特徴とする無線通信システム。
  9. 【請求項9】 送信装置と受信装置とから構成され、所
    定のインパルス周期を有するインパルスからなるインパ
    ルス信号列を用いて情報伝送を行なう無線通信システム
    において、前記送信装置は、 複数のアンテナと、 該複数のアンテナに接続され、該複数のアンテナのいず
    れかを選択的に使用するためのアンテナ切替部と、 該複数のアンテナのいずれかを介して複数のインパルス
    信号列した場合、受信した複数のインパルス信号列に基
    づいて所定の信号を受信しているか否かを判定し、判定
    の結果に基づいて、インパルス信号列の送信タイミング
    を制御し、かつ該インパルス信号列の送信に使用するア
    ンテナを選択するように、前記アンテナ切替部を制御す
    る制御部とを有することを特徴とする無線通信システ
    ム。
JP2001212000A 2001-07-12 2001-07-12 受信方法、送信方法並びに受信装置、送信装置並びに無線通信システム Pending JP2003032162A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001212000A JP2003032162A (ja) 2001-07-12 2001-07-12 受信方法、送信方法並びに受信装置、送信装置並びに無線通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001212000A JP2003032162A (ja) 2001-07-12 2001-07-12 受信方法、送信方法並びに受信装置、送信装置並びに無線通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003032162A true JP2003032162A (ja) 2003-01-31

Family

ID=19047232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001212000A Pending JP2003032162A (ja) 2001-07-12 2001-07-12 受信方法、送信方法並びに受信装置、送信装置並びに無線通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003032162A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005304008A (ja) * 2004-03-17 2005-10-27 Brother Ind Ltd 応答器及び質問器並びに無線通信システム
JP2005318553A (ja) * 2004-03-29 2005-11-10 Brother Ind Ltd 位置検出システム、応答器、位置検出方法、位置検出用プログラム及び情報記録媒体
US7620130B2 (en) 2004-03-10 2009-11-17 Nec Corporation Wireless diversity receiver using a combiner with control weights that are based on reported transmission power

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7620130B2 (en) 2004-03-10 2009-11-17 Nec Corporation Wireless diversity receiver using a combiner with control weights that are based on reported transmission power
JP2005304008A (ja) * 2004-03-17 2005-10-27 Brother Ind Ltd 応答器及び質問器並びに無線通信システム
JP4609123B2 (ja) * 2004-03-17 2011-01-12 ブラザー工業株式会社 応答器及び質問器並びに無線通信システム
JP2005318553A (ja) * 2004-03-29 2005-11-10 Brother Ind Ltd 位置検出システム、応答器、位置検出方法、位置検出用プログラム及び情報記録媒体
JP4650053B2 (ja) * 2004-03-29 2011-03-16 ブラザー工業株式会社 質問器、応答器、位置検出方法および位置検出用プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Zhuang et al. Ultra‐wideband wireless communications
JP2820919B2 (ja) Cdma移動体通信システムおよび送受信機
JP4615801B2 (ja) 無線通信システムにおけるアイドルハンドオフを開始するための方法及びシステム
JP4112632B2 (ja) 固定分割率および可変拡散コード長を利用する多重率直接シーケンスアーキテクチュア
CN100365945C (zh) 码分多址的扩谱通信系统和无中心无线网络
AU736288B2 (en) Handoff method in a mobile communication system supporting transmission diversity
EP0825726A2 (en) Method for providing high-speed packet data services for a wireless system
JPH08507670A (ja) Cdmaセルラー無線システムにおいてパワー制御メッセージを送受信する方法
JP2001508983A (ja) スペクトラム拡散通信システムにおける移動局の同期
JPH1028107A (ja) 受信アンテナ選択方法およびダイバーシティ受信機
KR20060014366A (ko) 무선 네트워크에서 데이터 프레임을 통과시키는 시스템 및방법
JP2000082977A (ja) 受信機及びデ―タ復元方法
WO2009087521A1 (en) Method and system of wireless device discovery in a wireless network employing directional antennas
CN107852380B (zh) 多信道可监听接收器及其操作方法
JP2001069041A (ja) デジタル無線リンクを提供する装置、通信システム、動作させる方法、受信機及びサーチャー。
JP4428143B2 (ja) 通信装置、通信方法及びプログラム
Jain et al. Soft real time implementation of a Cognitive Radio testbed for frequency hopping primary satisfying QoS requirements
CN1650535B (zh) 用于无线通信的方法、装置和系统
US7197288B1 (en) Method and system of spread spectrum modulation
JP2004336792A (ja) Dpsk方式のuwb送受信方法及び装置
US7760697B1 (en) Fast and long range node discovery in spread spectrum networks
JP2003032162A (ja) 受信方法、送信方法並びに受信装置、送信装置並びに無線通信システム
US20040042538A1 (en) Multipath receiver of a spread spectrum communication system with dynamic matched filter and efficient signal combiner
JP2000269872A (ja) 無線通信装置
WO2002080425A1 (fr) Moyens de synchronisation d'initiation et de recherche cellulaire s'inspirant du systeme amcr de fenetre d'energie multitrajet