JP2003032133A - 信号復調回路 - Google Patents

信号復調回路

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JP2003032133A
JP2003032133A JP2001214359A JP2001214359A JP2003032133A JP 2003032133 A JP2003032133 A JP 2003032133A JP 2001214359 A JP2001214359 A JP 2001214359A JP 2001214359 A JP2001214359 A JP 2001214359A JP 2003032133 A JP2003032133 A JP 2003032133A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】変調方式が異なる2つのシステムの信号を同時
に受信復調することができる信号復調回路を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 第1の帯域選択回路5−1が、第1の無
線通信システムの信号を受信する。第1の復調回路5−
6dが、第1の帯域選択回路からの出力信号を復調す
る。第2の帯域選択回路5−31が、第2の無線通信シ
ステムの信号を受信する。第2の復調回路5−9fが、
第2の帯域選択回路5−31からの出力信号を復調す
る。第3の帯域選択回路5−3が、第2の無線通信シス
テムの信号を受信する。第1の復調回路5−6dが第3
の帯域選択回路からの出力信号を入力する。その結果、
第1の復調回路5−6dは、第1の帯域選択回路5−1
からの出力信号か、あるいは、前記第3の帯域選択回路
5−3からの出力信号か、を択一的に復調することがで
きることによる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2つ以上の異な
るディジタル移動無線システムが提供するサービスエリ
ア内でそれらの無線システムの基地局が送信する信号を
復調する信号復調路および信号復調方法に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなディジタル移動無線システム
としては、ETSI(European Telecommunications St
andards Institute)が制定するGSM(Global System
for Mobile Communication)や、3GPP(3rd Gener
ation Partnership Project)が制定するUMTS(Uni
versal Mobile Telecommunications System)などがあ
る。
【0003】従来のこのような移動無線システムでの無
線通信端末は、図10のように構成されている。この無
線通信端末は、3つの通信帯域を使用して通信すること
ができるものである。すなわち、GSM900と呼ばれ
る通信帯域と、GSM1800と呼ばれる通信帯域と、
UMTSと呼ばれる通信帯域を使用して通信することが
できるものである。すなわち、図10を参照すると、G
SM900で通信する場合は、アンテナ1から受信した
信号をスイッチ2のaを経由して、バンドパスフィルタ
5−1でGSM900の通信帯域内の受信信号のみを選
択する。その後、低雑音増幅器5―2でこれ以降の信号
処理に適するレベルまで信号を増幅する。受信信号は、
受信復調部5−6で、周波数変換、チャネル選択、直交
復調および信号増幅などの処理が施され、ベースバンド
信号処理部6に出力される。GSM1800で通信する
場合は、アンテナ1から受信した信号をスイッチ2のc
を経由して、バンドパスフィルタ5−3でGSM180
0の通信帯域内の受信信号のみを選択する。その後は、
上述したGSM900の場合と同様である。UMTSで
通信する場合は、アンテナ1から受信した信号をスイッ
チ2のeを経由して、デュプレクサ7に入力して、低雑
音増幅器5−7でこれ以降の信号処理に適するレベルま
で信号が増幅される。そして、バンドパスフィルタ5−
8でUMTSの通信帯域内の受信信号のみが選択され
る。その後、受信信号は、受信復調部5−9で、周波数
変換、チャネル選択、直交復調および信号増幅などの処
理が施され、ベースバンド信号処理部6に出力される。
送信する場合は、GSM900、GSM1800および
UMTSの通信帯域を有する信号が送信高周波部4から
それぞれスイッチ2のb,dおよびデュプレクサ7に出
力される。そして、アンテナ1から信号が送信される。
【0004】また、この無線通信端末では、2つの変調
方式によって通信することができる。すなわち、GSM
900とGSM1800とでは、GMSK(Gaussian f
iltered Minimum Shift Keying)で通信され、UMTS
ではCDMA(Code Division Multiple Access)で通
信される。また、GSM900とGSM1800はTD
D(Time Division Duplex)のシステムであり、UMT
SはFDD(FrequencyDivision Duplex)のシステムで
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来の無線通信端
末の信号復調回路は、GSM900、GSM1800お
よびUMTSのいずれかのシステムの信号を受信するた
め、一つのアンテナから入力される信号を切り替えるこ
とによって、いずれかのシステムの信号を受信するよう
に構成されているので、2つ以上のシステムの信号を同
時に受信することはできない。すなわち、それぞれのシ
ステムに対応する受信復調部を択一的にしか動作させる
ことができない。
【0006】上述したように従来の無線通信端末では、
3つのシステムによって通信をするために、一つのアン
テナを切り替えて通信するようになっているので、2つ
のシステムの信号を同時に受信することができない。し
たがって、2つのシステム間でハンドオーバを実行する
ことが不可能である。
【0007】また、一つのシステムの信号を受信してい
る場合でも、空間ダイバーシチ受信をすることができ
ず、強いフェージングなどがかかっている受信環境下で
は、充分な受信感度を得ることが難しい。
【0008】そこで、上述した従来の技術に鑑み、この
発明の目的は、異なる通信システムからの無線信号を同
時に受信するための信号復調回路および信号復調方法を
提供することにある。
【0009】この発明のほかの目的は、強いフェージン
グを受けている場合でも良好な受信感度を得ることがで
きる信号復調回路および信号復調方法を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、第1
の無線通信システムの信号を受信する第1の帯域選択回
路と、前記第1の帯域選択回路からの出力信号を復調す
る第1の復調回路と、第2の無線通信システムの信号を
受信する第2の帯域選択回路と、前記第2の帯域選択回
路からの出力信号を復調する第2の復調回路と、前記第
2の無線通信システムの信号を受信する第3の帯域選択
回路と、を具備して、前記第3の帯域選択回路からの出
力信号を前記第1の復調回路に入力し、前記第1の復調
回路は、前記第1の帯域選択回路からの出力信号か、あ
るいは、前記第3の帯域選択回路からの出力信号か、を
択一的に復調することができるようにしたことを特徴と
する信号復調回路によって提供される。
【0011】また、この発明によれば、第1の無線通信
システムの信号を選択的に受信する第1の帯域選択回路
と、第2の無線通信システムの信号を選択的に受信する
第2の帯域選択回路と、前記第1の帯域選択回路からの
出力信号を入力して、第1の無線通信システムの信号を
復調する第1の復調回路と、前記第2の帯域選択回路か
らの出力信号を入力して、第2の無線通信システムの信
号を復調する第2の復調回路と、第2の無線通信システ
ムの信号を選択的に受信する第3の帯域選択回路と、を
具備し、前記第1の復調回路は、信号の帯域および信号
の利得を変更して、前記第3の帯域選択回路からの出力
信号を入力して、第2の無線通信システムの信号を復調
することを特徴とする信号復調回路によって提供され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態について説明する。
【0013】図1は、この実施形態の無線部(信号復調
回路)を有する無線通信端末の機能ブロック図である。
図2は、図1に示されるベースバンド信号処理部および
第1の実施形態の無線部の機能ブロック図である。
【0014】従来例である図10と同一部分は同一符号
が付してあり、その動作は、図10と同様である。図2
において、11はアンテナ、2cはアンテナ切替えスイ
ッチである。
【0015】図2では、新たにアンテナ11が設けられ
ており、アンテナ11はデュプレクサ7に接続されてい
る。アンテナ切替えスイッチのa,b,cおよびdは、
制御部30からの制御信号によって、どれか一つが導通
状態になるように制御される。
【0016】まず、GSM900の信号を受信する場合
を説明する。アンテナ1で受信した信号は、アンテナ切
替えスイッチ2cのaを介してバンドパスフィルタ(B
PF)5−1に入力される。バンドパスフィルタ5−1
に入力された信号は、GSM900システム受信帯域外
の不要信号成分や雑音が減衰された後、低雑音増幅器5
−2bに入力される。低雑音増幅器5−2bでこれ以降
の信号処理に適するレベルまで増幅する。低雑音増幅器
5−2bの出力信号は、受信復調部5−6bに入力され
る。この低雑音増幅器5−2bは制御部30からの制御
信号によって、動作/非動作の状態を制御される。ま
た、受信信号は、受信復調部5−6bで、周波数変換、
チャネル選択、直交復調および信号増幅などの処理が施
される。直交復調は、シンセサイザ部3によって発振さ
れる局部発振信号を基に実行される。シンセサイザ部3
は、制御部30からの制御信号を受けて、送受信に必要
な周波数の局部発振信号を発生し、それを受信高周波部
5bに供給する。
【0017】GSM900による無線信号を受信するた
めに必要なシンセサイザ部3から供給された局部発振信
号は、90度移相器5−6−1に入力される。90度移
相器5−6−1で互いに位相が90度異なる信号が生成
され、それらがそれぞれダウンコンバータ5−6−2b
および5−6−3bに供給される。ダウンコンバータ5
−6−2bおよび5−6−3bでは、低雑音増幅器5−
2bおよび5−4bから入力された受信無線周波数信号
が90度移相器5−6−1の出力と混合されて、位相が
直交する2つの受信ベースバンド信号へと周波数変換さ
れる。受信ベースバンド信号は、ローパスフィルタ(L
PF)5−6−4および5−6−5で受信チャネル以外
の不要信号成分や雑音が除去される。不要信号成分や雑
音が除去された受信信号は、可変利得増幅器5−6−6
および5−6−7において制御部30からの制御信号に
より指示された増幅率で所定のレベルまで増幅され、ベ
ースバンド信号処理部6に出力される。なお、この図2
では、ローパスフィルタと可変利得増幅器とが、それぞ
れ1段で示してあるが、必要に応じてこれらの回路が多
数段縦続に接続されて構成されることもある。また、ロ
ーパスフィルタと可変利得増幅器の接続順序も必要に応
じて変えることも可能である。
【0018】この実施形態では、ベースバンド帯に周波
数変換するダイレクトコンバージョン方式(ゼロIFと
も呼ばれる)またはローIF(low IF(intermed
iatefrequency)、near zero IF、または
低周波IFとも呼ばれる)方式によって周波数変換され
る。ダイレクトコンバージョン方式では、RF信号をI
F信号に変換せず、ローパスフィルタでフィルタリング
するのみである。ローIFでは、一般に、数百kHz程
度の周波数オフセットを持たせて、DC成分が除去され
て、信号が増幅される。
【0019】信号増幅処理後、ベースバンド信号処理部
6に入力される。ベースバンド信号処理部6では、A/
D変換器(A/Dコンバータともいう。analog-to-digi
talconverter)6−1および6−2でディジタル信号に
変換された後、通信に必要なディジタル信号処理がなさ
れる。
【0020】A/D変換器6−1,および6−2でディ
ジタル信号に変換された信号は、モデム21に入力され
る。そして、モデム21でディジタル復調される。上記
モデム21から出力された復調信号は制御部30に入力
される。この復調信号は、無線基地局からの符号化され
た送信信号である。
【0021】上記復調信号である符号化送信信号は、所
定のフォーマットのデータ信号または音声信号である。
受信信号が画像データ信号である場合には、マルチメデ
ィア処理部43にその画像データ信号が入力される。そ
して、マルチメディア処理部43で画像復号化処理さ
れ、画像データ信号が伸張される。受信信号が音声信号
である場合には、オーディオ部31を介して、スピーカ
32から音声が出力される。
【0022】キー入力部35は、ユーザが無線通信端末
を操作するために使用される。たとえば、着信を受けた
時に特定のボタンが押下される。ほかに、送信をユーザ
が開始する場合では、電話番号を入力するために使用さ
れる。
【0023】電源部50は、無線通信端末に電力を供給
する。この電源部50には、リチウムイオン電池等のバ
ッテリ53と、このバッテリを充電するための充電部5
2と、その充電部52に電力を供給するための充電アダ
プタ51と、電圧を生成して、電圧を制御するための電
源ASIC(application specific integrated circui
t)とが設けられている。
【0024】一方、GSM1800の信号を受信する場
合、アンテナ1で受信した信号は、アンテナ切替えスイ
ッチ2cのcを介してバンドパスフィルタ5−3に入力
される。バンドパスフィルタ5−3に入力された信号
は、GSM1800システム帯域外の不要信号成分や雑
音が減衰された後、低雑音増幅器5−4bに入力され
る。この低雑音増幅器5−4bは、制御部30からの制
御信号によって、動作/非動作の状態が制御され、これ
以降の信号処理に適するレベルまで増幅される。低雑音
増幅器5−4bの出力信号は、受信復調部5−6bに入
力される。受信復調部5−6bおよびベースバンド信号
処理部6では、上述したGSM900の場合と同様に処
理される。
【0025】また、低雑音増幅器5−2bと低雑音増幅
器5−4bとは、択一的に動作状態が切り替えられる。
すなわち、GSM900の信号を受信している時には、
GSM1800の信号を受信することはない、また、G
SM1800の信号を受信している時には、GSM90
0の信号を受信することはないので、どちらかの低雑音
増幅器のみを、受信する信号の帯域にしたがって、動作
または非動作に設定すればよい。これによって、低雑音
増幅器をすべて動作状態にしている場合に比較して、無
線通信端末の消費電力を低消費電力にすることができ
る。
【0026】また、UMTSの信号を受信する場合、ア
ンテナ11で受信した信号はデュプレクサ7で送信帯域
と受信帯域とに周波数分離され、受信帯域の信号のみ低
雑音増幅器5−7に伝えられる。受信信号は、低雑音増
幅器5−7において、これ以降の信号処理に適するレベ
ルまで増幅される。低雑音増幅器5−7は、制御部30
からの制御信号によって、動作/非動作の状態を制御す
る。低雑音増幅器5−7の出力信号は、バンドパスフィ
ルタ5−8で、さらにUMTS受信帯域外の不要信号成
分や雑音が減衰された後、受信復調部5−9に入力され
る。受信復調部5−9に入力された信号は、周波数変
換、チャネル選択、直交復調および信号増幅などの処理
が施された後、ベースバンド信号処理部6に入力され
る。シンセサイザ部3から供給されたUMTS受信に必
要な局部発振信号は、90度移相器5−9−1で互いに
位相が90度異なる信号となり、それらはそれぞれダウ
ンコンバータ5−9−2および5−9−3に供給され
る。ダウンコンバータ5−9−2および5−9−3で
は、バンドパスフィルタ5−8の出力のUMTS受信無
線周波数信号が90度移相器5−9−1の出力と混合さ
れて、位相が直交する2つのベースバンド信号へと変換
される。ローパスフィルタ5−9−4および5−9−5
で、受信チャネル以外の不要信号成分や雑音が除去され
る。可変利得増幅器5−9−6および5−9−7では、
制御部30からの制御信号により指示された増幅率でロ
ーパスフィルタ5−9−4および5−9−5の出力が、
所定のレベルまで増幅され、ベースバンド信号処理部6
に出力される。ベースバンド信号処理部6では、A/D
変換器でディジタル信号に変換された後、通信に必要な
ディジタル信号処理がなされる。その後は、上述したG
SM900の場合と同様の処理が実行される。
【0027】受信復調部5−6bと同様に、受信復調部
5−9もその構成の一例を示したものであり、装置に適
用される構成はこの他にも様々な変形が考えられる。
【0028】以上のような構成になっているので、UM
TSの信号を受信しつつ、同時にGSM900の信号、
あるいはGSM1800の信号を受信することが可能に
なる。
【0029】GSMとUMTSとの2系統の受信復調経
路を独立に動作させることができるので、変調方式が異
なる2つのシステムの信号を同時に受信復調することが
できるようになる。
【0030】したがって、たとえば、2つのシステム間
でハンドオーバをおこなう場合にも、同時に2つのシス
テムの信号を復調できるので、途中で、通信が途切れる
ことなく、スムースに2つのシステム間でハンドオーバ
をおこなうことができる。
【0031】図3は、図2に示される低雑音増幅器5−
2bおよび5−4bの出力部の一例を示す回路図であ
る。
【0032】図3において、51および52は信号入力
端子、53は信号出力端子、54は電源端子、55は接
地端子、56および57は制御端子、501,502,
503および504はトランジスタ、505および50
6は定電流源、507および508は負荷素子である。
【0033】信号入力端子51は、トランジスタ501
および502のベースに接続されており、トランジスタ
501および502のエミッタは互いに接続され、か
つ、定電流源505に接続されている。また、信号入力
端子52は、トランジスタ503および504のベース
に接続されており、トランジスタ503および504の
エミッタは互いに接続され、かつ、定電流源506に接
続されている。
【0034】トランジスタ501および503のコレク
タは互いに接続され、かつ、負荷素子507の一端に接
続されている。トランジスタ502および504のコレ
クタは互いに接続され、かつ、負荷素子508の一端に
接続されている。負荷素子507および508のもう一
端は、電源端子54に接続されており、トランジスタ5
01,502,503および504のコレクタに必要な
バイアス電圧を与えている。また、図示されていない
が、各入力端子51および52もトランジスタ501,
502,503および504が動作するのに必要な入力
バイアス電圧が印加されている。定電流源505は制御
端子56により、動作/非動作の状態が制御され、定電
流源506は制御端子57により、動作/非動作の状態
が制御される。
【0035】信号入力端子51に入力された信号を増幅
し伝達する場合は、定電流源505を動作状態にし、定
電流源506を非動作状態にすれば、トランジスタ50
1および502が差動増幅器として動作し、トランジス
タ503および504のコレクタは高インピーダンスと
なるので、入力端子51から入力された信号のみを信号
出力端子53に出力信号として得ることができる。ま
た、信号入力端子52に入力された信号を増幅し伝達す
る場合には、定電流源506を動作状態にし、定電流源
505を非動作状態にすれば、トランジスタ503およ
び504が差動増幅器として動作し、トランジスタ50
1および502のコレクタは高インピーダンスとなるの
で、入力端子52から入力された信号のみを信号出力端
子53に出力信号として得ることができる。
【0036】低雑音増幅器出力部をこのような構成にす
れば、図10のスイッチ5−5のようなスイッチ回路を
設けなくても低雑音増幅器5−2bおよび5−4bの出
力を選択的に受信復調部5−6bに入力することができ
る。
【0037】図2中の低雑音増幅器5−2bおよび5−
4bは差動出力の低雑音増幅器である。低雑音増幅器5
−2bおよび5−4bの出力は互いに結線されて、差動
で受信復調部5−6bに入力される。受信復調部5−6
bの5−6−2bおよび5−6−3bは差動入力のダウ
ンコンバータである。入力が差動である他は、その動作
は5−6−2および5−6−3と同様である。
【0038】低雑音増幅器5−2bおよび5−4bは制
御部30からの制御信号により、動作/非動作が制御さ
れている。GSM900の信号を受信している時には、
低雑音増幅器5−2bが動作状態となり、低雑音増幅器
5−4bは非動作状態となる。GSM1800の信号を
受信する場合には、低雑音増幅器5−4bが動作状態と
なり、低雑音増幅器5−2bが非動作状態となるように
制御される。
【0039】図4および図5を参照して、GSMとUM
TSとの2つのシステム間でハンドオーバが実行される
場合の動作を説明する。図4は、GSMおよびUMTS
のシステムの複数のサービスエリアを示した概念図であ
る。図5は、移動局と、異なるシステムに対応する基地
局との通信動作を示す。
【0040】無線通信端末の送信電力は、UMTSシス
テムに比較してGSMシステムの方が大きいので、一般
的にUMTSのサービスエリアに比較してGSMのサー
ビスエリアの方が大きい。また、GSMは、すでに広範
囲でサービスがサポートされている。UMTSが導入さ
れる場合は、その導入初期はGSMのサービスエリアの
中に、スポット的にUMTSのサービスエリアが存在す
るような構成になることが予想される。
【0041】図4に示すように、GSMのサービスエリ
アGの中に、UMTSのサービスエリアU、U
およびUが存在している。
【0042】無線通信端末(UE)は、UMTSの基地
局UおよびGSMの基地局Gのサービスエリア圏内
にあり、UMTSおよびGSMのサービスを受けること
ができる。ここで、無線通信端末は、UMTSのサービ
スを優先的に受けるようにユーザによって設定されてい
るとする。
【0043】無線通信端末は、UMTSによって通信し
ながら、図4の右の方向に移動して行き、UMTSのサ
ービスエリアから出ることになる(図4の斜線部分付
近)。この時、UMTSからGSMへのシステム間のハ
ンドオーバを実行すれば、無線通信端末と基地局との間
での通信を維持することが可能である。
【0044】通信中の基地局から遠くなり受信レベルが
低くなる場合、または通信トラフィックが増加して通信
品質が劣化した場合でも、ハンドオーバが可能であれ
ば、ハンドオーバを実行して通信を維持する。
【0045】図5を参照して、無線通信端末UEとU
およびG等の基地局との間でのハンドオーバの際の動
作について説明する。
【0046】ハンドオーバに備えて、無線通信端末は、
基地局Uとの間で通信を維持しながら、近隣セルの受
信信号強度を検出する(ST−1)。無線通信端末は、
各基地局固有のFCCH(Frequency Correction Chann
el:FCCHは、BCCHキャリア周波数を通知するた
めの信号。この信号は無線通信端末と基地局との間で同
期をとるために使用される。)をスキャンして、強く電
波を受信できた周波数のリストを作成する(ST−
2)。
【0047】つぎに、無線通信端末は、基地局Uとの
間で通信を継続しながら、FCCHを強く受信すること
ができた周波数のSCH(Synchronization Channel:
基地局へのフレーム同期をとるための信号)を受信し
て、システムとの間で“pre−synchroniz
ation”を取る。そして、BCCH(Broadcast Co
ntrol Channel:サービスエリアID、および最大出力
などのセル内情報を含む信号)を受信して、基地局ID
等の基地局情報を獲得する。この結果、無線通信端末
は、基地局Gとの同期を確立する(ST−3)。
【0048】ステップST−4では、無線通信端末は基
地局Uとの間で通信をしながら、先に受信した周辺基
地局(この例では、基地局G)の情報を基地局U
状況をレポートする。このレポートを受けた基地局U
は、状況を分析し、無線通信端末をハンドオーバさせた
方が良いと判断した場合には、ハンドオーバ先の基地局
との間でハンドオーバのネゴシエーションを実行す
る。このネゴシエーションでは、基地局Uと基地局G
との間で、ハンドオーバを実行するための情報が交換
される。
【0049】ステップST−5では、無線通信端末が基
地局Gとの間でハンドオーバの準備が完了すると、基
地局Uは、無線通信端末に対して基地局Gに移行す
るようにハンドオーバを指示する。
【0050】ステップST−6では、基地局Uがステ
ップST−4でのハンドオーバネゴシエーションによっ
て獲得したオーバラップ情報を無線通信端末に供給し
て、無線通信端末は、基地局Gとの間で新たに通信を
開始する。
【0051】以上、ステップST−1からステップST
−6までで通信は途切れることなく継続される。このよ
うに、GSMシステムとUMTSシステムとが同時に受
信されれば、ユーザにスムースなハンドオーバを提供す
ることができる。
【0052】図6は、図1に示されるベースバンド信号
処理部および第2の実施形態の無線部である。図2と同
様な部分には同一符号が付してあり、それらの動作は、
図2と同様である。
【0053】図6では、図2に比べて、バンドパスフィ
ルタ71、低雑音増幅器5−71、バンドパスフィルタ
5−81、およびバッファアンプ5−72からなる信号
経路と、スイッチ5−10とが新たに設けられている。
【0054】GSM900またはGSM1800の信号
を受信する場合は、図2を参照して説明した場合と同様
の動作をし、その信号を復調するために必要な局部発振
信号は、シンセサイザ部3から供給される。シンセサイ
ザ部3への出力と受信復調部5−6dの局部発振信号入
力端子との間には、スイッチ5−10が設けられてい
る。スイッチ5−10は、図1に示される制御部30か
らの制御信号により、GSM900またはGSM180
0受信に必要な局部発振信号を受信復調部5−6dへ供
給するように制御される。
【0055】UMTSの信号を受信する場合は、一つの
信号経路としては、図2と同様に、アンテナ11、デュ
プレクサ7、低雑音増幅器5−7、バンドパスフィルタ
5−8および受信復調部5−9からなる信号経路を動作
させ、UMTSの復調信号をベースバンド信号処理部6
に出力する。さらに、図6の場合は、もう一つの信号経
路として、アンテナ1、アンテナ切替えスイッチ2、バ
ンドパスフィルタ71、低雑音増幅器5−71、バンド
パスフィルタ5−81、バッファアンプ5−72および
受信復調部5−6dの経路を通じてUMTS信号を受信
することができるように設定されている。すなわち、ア
ンテナ1で受けた信号をアンテナ切替えスイッチ2のe
を介してバンドパスフィルタ71に入力し、バンドパス
フィルタ71でUMTSシステム受信帯域外の不要信号
成分や雑音を減衰させた後、低雑音増幅器5−71に入
力する。低雑音増幅器5−71で、これ以降の信号処理
に適するレベルまで増幅し、バンドパスフィルタ5−8
1で更にUMTS受信帯域外の不要信号成分や雑音を減
衰させる。バンドパスフィルタ5−81の出力をバッフ
ァアンプ5−72を介して、受信復調部5−6dに入力
する。受信信号は受信復調部5−6dで、周波数変換、
チャネル選択、直交復調および信号増幅などの処理を施
された後、ベースバンド信号処理部6に入力される。ベ
ースバンド信号処理部6では、A/D変換器6−1およ
び6−2でディジタル信号に変換された後、通信に必要
なディジタル信号処理が実行される。
【0056】また、低雑音増幅器5−71およびバッフ
ァアンプ5−72は制御部30からの指示により、動作
/非動作の状態を切り替えられるように設定されてい
る。さらに、低雑音増幅器5−71およびバッファアン
プ5−72と、低雑音増幅器5−2bと、低雑音増幅器
5−4bとは、択一的に動作状態になるように制御部3
0によって制御される。すなわち、低雑音増幅器5−2
bが動作している時は、低雑音増幅器5−4b、低雑音
増幅器5−71およびバッファアンプ5−72は非動作
に設定される。低雑音増幅器5−4bが動作している時
は、低雑音増幅器5−2b、低雑音増幅器5−71およ
びバッファアンプ5−72は非動作に設定される。ま
た、低雑音増幅器5−71およびバッファアンプ5−7
2が動作している時は、低雑音増幅器5−2bおよび低
雑音増幅器5−4bは非動作に設定される。
【0057】受信復調部5−6dは、制御部30からの
制御信号により、そのチャネル選択周波数帯域が制御で
きるようになっている。すなわち、GSM900やGS
M1800の信号を受信する場合は、GSM受信に適す
る周波数帯域となるように制御され、UMTSの信号を
受信する場合は、UMTS受信に適する周波数帯域とな
るように周波数特性が制御される。
【0058】以上のように、図6では、UMTS信号を
受信するのに、2系統の信号パスを独立に動作させるこ
とができる。
【0059】このことにより、次の5通りの動作形態が
実現可能である。
【0060】1.アンテナ1で受けたGSM900ある
いはGSM1800信号のみを受信復調する。
【0061】2.アンテナ1で受けたUMTS信号のみ
を受信復調する。
【0062】3.アンテナ11で受けたUMTS信号の
みを受信復調する。
【0063】4.アンテナ1で受けたGSM900ある
いはGSM1800信号を受信復調するのと同時にアン
テナ11で受けたUMTS信号を受信復調する。
【0064】5.アンテナ11で受けたUMTS信号
と、アンテナ1で受けたUMTS信号とを同時に受信復
調する。
【0065】UMTS信号を受信するのと同時に、GS
M900あるいはGSM1800信号を受信できること
は、図2の構成でも可能であったが、図6の構成では、
さらに、アンテナ1とアンテナ11との2つのアンテナ
で受けたUMTS信号を同時に受信復調することが可能
となっている。
【0066】同一の通信方式による電波を2つのアンテ
ナで受信することができるので、フェージングがかかっ
たような受信環境下で、2つのアンテナの受信電界強度
が、独立に時間的に変化する場合、独立に復調した信号
を合成することにより、良好な受信性能を得ることがで
きる。
【0067】図7は、図6に示される受信復調部5−6
dを構成するローパスフィルタ5−6−4dおよび5−
6−5dの周波数特性を受信システムによって切り替え
る方法の一例を示したブロック図である。
【0068】図7において、5−6−41、5−6−4
2、5−6−43および5−6−44はローパスフィル
タ、5−6−81、5−6−82、5−6−83および
5−6−84はスイッチである。その他の部分は、図2
の受信復調部5−6bと同様な機能のものであり、同一
部分には同一符号を付してある。
【0069】シンセサイザ部3から供給された局部発振
信号は、90度移相器5−6−1に入力され、90度移
相器5−6−1で互いに位相が90度異なる信号が生成
される。それらの位相が異なる信号がそれぞれダウンコ
ンバータ5−6−2bおよび5−6−3bに供給され
る。ダウンコンバータ5−6−2bおよび5−6−3b
では、受信無線周波数信号が90度移相器5−6−1の
出力信号と混合されて、位相が直交する2つのベースバ
ンド信号へと変換される。GSM900あるいはGSM
1800の信号を受信復調する場合は、スイッチ5−6
−81、5−6−82、5−6−83および5−6−8
4をq側に接続する。これにより、ダウンコンバータ5
−6−2bの出力は、ローパスフィルタ5−6−41を
通って、可変利得増幅器5−6−6へ伝えられる。ま
た、ダウンコンバータ5−6−3bの出力は、ローパス
フィルタ5−6−43を通って、可変利得増幅器5−6
−7へ伝えられる。ローパスフィルタ5−6−41およ
び5−6−43は、GSMのチャネル選択フィルタであ
り、GSM受信チャネル帯域外の不要な信号成分や雑音
を除去する。
【0070】UMTSの信号を受信復調する場合は、ス
イッチ5−6−81、5−6−82、5−6−83およ
び5−6−84をr側に接続する。これにより、ダウン
コンバータ5−6−2bの出力は、ローパスフィルタ5
−6−42を通って、可変利得増幅器5−6−6へ伝え
られ、ダウンコンバータ5−6−3bの出力は、ローパ
スフィルタ5−6−44を通って、可変利得増幅器5−
6−7へ伝えられる。ローパスフィルタ5−6−42お
よび5−6−44はUMTSのチャネル選択フィルタ
で、UMTS受信チャネル帯域外の不要な信号成分や雑
音を除去する。スイッチ5−6−81、5−6−82、
5−6−83および5−6−84は、制御部30から供
給される制御信号によって切り替えられる。スイッチ5
−6−83および5−6−84の出力の信号は、可変利
得増幅器5−6−6および5−6−7でこの後の信号処
理に適するレベルまで、増幅される。
【0071】なお、一例として、ローパスフィルタや可
変利得増幅器はそれぞれ1段で示したが、複数段組み合
わせて、所望の周波数特性、信号レベルを得られるよう
にローパスフィルタ5−6−41、5−6−42、5−
6−43および5−6−44と、可変利得増幅器5−6
−6および5−6−7との構成を変形することは可能で
ある。
【0072】図8は、図1に示されるベースバンド信号
処理部6および第3の実施形態の無線部の機能ブロック
図である。図2および図6と同一部分には同一符号が付
してあり、それらの動作は、図2および図6と同様であ
る。図8において、5−11および5−31はバンドパ
スフィルタ、5−21および5−41は低雑音増幅器、
5−10fはスイッチである。
【0073】図8では、図2に比べて、バンドパスフィ
ルタ5−11および低雑音増幅器5−21からなる信号
経路と、バンドパスフィルタ5−31および低雑音増幅
器5−41からなる信号経路と、スイッチ5−10fと
が新たに設けられている。
【0074】UMTSの信号を受信する場合は、アンテ
ナ11、アンテナ切替えスイッチ2f、デュプレクサ
7、低雑音増幅器5−7、バンドパスフィルタ5−8、
バッファアンプ5−73および受信復調部5−9fから
なる経路を動作させ、UMTS信号を復調する。その信
号を復調するのに必要な局部発振信号は、シンセサイザ
部3から供給される。シンセサイザ部3の出力と受信復
調部5−9fの局部発振信号入力端子との間には、スイ
ッチ5−10fが設けられており、制御部30からの制
御信号により、UMTSを受信する時には、スイッチ5
−10fをp側に接続するよう制御し、UMTSを受信
するために必要な局部発振信号を受信復調部5−9fへ
供給する。
【0075】GSM900の信号を受信する場合、一つ
の信号経路としては、図2と同様に、アンテナ1、アン
テナ切替えスイッチ2c、バンドパスフィルタ5−1、
低雑音増幅器5−2bおよび受信復調部5−6bからな
る信号経路を動作させ、GSM900の復調信号をベー
スバンド信号処理部6に伝える経路がある。さらに、図
8の場合は、もう一つのGSM900信号経路として、
アンテナ11、アンテナ切替えスイッチ2f、バンドパ
スフィルタ5−11、低雑音増幅器5−21および受信
復調部5−9fからなる経路を動作させることができ
る。アンテナ11で受けた信号をアンテナ切替えスイッ
チ2fのkを介してバンドパスフィルタ5−11に入力
し、バンドパスフィルタ5−11でGSM900受信帯
域外の不要信号成分や雑音を減衰させた後、低雑音増幅
器5−21に入力する。低雑音増幅器5−21におい
て、これ以降の信号処理に適するレベルまで増幅し、受
信復調部5−9fに入力する。受信信号は受信復調部5
−9fで、周波数変換、チャネル選択、直交復調および
信号増幅などの処理が施された後、ベースバンド信号処
理部6に入力される。ベースバンド信号処理部6では、
A/D変換器でディジタル信号に変換された後、通信に
必要なディジタル信号処理がなされる。
【0076】また、GSM1800の信号を受信する場
合、1つの信号経路としては、図2と同様に、アンテナ
1、アンテナ切替えスイッチ2c、バンドパスフィルタ
5−3、低雑音増幅器5−4および受信復調部5−6b
からなる信号経路を動作させ、GSM1800復調信号
をベースバンド信号処理部6に伝える経路がある。さら
に、図8の場合は、もう一つのGSM1800の信号経
路として、アンテナ11、アンテナ切替えスイッチ2
f、バンドパスフィルタ5−31、低雑音増幅器5−4
1および受信復調部5−9fからなる経路を動作させる
ことができる。アンテナ11で受けた信号をアンテナ切
替えスイッチ2fのmを介してバンドパスフィルタ5−
31に入力し、バンドパスフィルタ5−31でGSM1
800受信帯域外の不要信号成分や雑音を減衰させた
後、低雑音増幅器5−41に入力する。低雑音増幅器5
−41において、信号をこれ以降の信号処理に適するレ
ベルまで増幅し、受信復調部5−9fに入力する。受信
信号は受信復調部5−9fで、周波数変換、チャネル選
択、直交復調および信号増幅などの処理を施された後、
ベースバンド信号処理部6に入力される。ベースバンド
信号処理部6では、A/D変換器でディジタル信号に変
換された後、通信に必要なディジタル信号処理がなされ
る。
【0077】また、低雑音増幅器5−21および5−4
1は、制御部30からの指示により、動作/非動作の状
態が切り替えられるようになっている。さらに、低雑音
増幅器5−7およびバッファアンプ5−73と、低雑音
増幅器5−21と、低雑音増幅器5−41とは、択一的
に動作状態になるように制御される。すなわち、低雑音
増幅器5−21が動作している時は、低雑音増幅器5−
41、低雑音増幅器5−7およびバッファアンプ5−7
3は非動作である。低雑音増幅器5−41が動作してい
る時は、低雑音増幅器5−21、低雑音増幅器5−7お
よびバッファアンプ5−73は非動作である。また、低
雑音増幅器5−7およびバッファアンプ5−73が動作
している時は、低雑音増幅器5−21および5−41は
非動作である。
【0078】また、受信復調部5−9fは、制御部30
からの制御信号により、そのチャネル選択周波数帯域が
制御できるようになっている。すなわち、GSM900
やGSM1800の信号を受信する場合は、GSM受信
に適する周波数帯域となるように制御され、UMTSの
信号を受信する場合は、UMTS受信に適する周波数帯
域となるように、周波数特性が切り替えられる。
【0079】以上のように、図8に示された無線部で
は、GSM900信号あるいはGSM1800信号を受
信するために、2系統の信号パスを独立に動作させるこ
とができる。
【0080】このことにより、次の5通りの動作形態が
実現可能である。
【0081】1.アンテナ11で受けたUMTS信号の
みを受信する。
【0082】2.アンテナ1で受けたGSM900ある
いはGSM1800信号のみを受信復調する。
【0083】3.アンテナ11で受けたGSM900あ
るいはGSM1800信号のみを受信復調する。
【0084】4.アンテナ11で受けたUMTS信号を
受信するのと同時に、アンテナ1で受けたGSM900
あるいはGSM1800信号を受信復調する。
【0085】5.アンテナ1で受けたGSM900ある
いはGSM1800信号と、アンテナ11で受けたGS
M900あるいはGSM1800信号を同時に受信復調
する。
【0086】アンテナ1とアンテナ11の2つのアンテ
ナで受けたGSM900あるいはGSM1800信号を
同時に受信復調することが可能となっている。すなわ
ち、GSM900で通信しながらGSM1800の信号
をモニタすることも、GSM1800で通信しながらG
SM900の信号をモニタすることも容易にできる。
【0087】また、GSMシステムの信号を2つのアン
テナで受信することができるので、フェージングがかか
った受信環境下でも、GSMのシステムにおいて、空間
ダイバーシチをおこなうことにより、良好な受信性能を
得ることができるようになる。
【0088】また、GSMとUMTSとの2系統の受信
復調経路を独立に動作させることができるので、変調方
式が異なる2つのシステムの信号を同時に受信復調する
ことができるようになる。
【0089】したがって、第1の実施形態に説明したよ
うに、2つのシステム間でハンドオーバをおこなう際に
も、同時に2つのシステムの信号を復調できるので、途
中で、通信が途切れることなく、スムースに2つのシス
テム間でハンドオーバをおこなうことができる。
【0090】図9は、図1に示されるベースバンド信号
処理部および第4の実施形態の無線部の機能ブロック図
である。図6や図8と同一部分には同一符号が付してあ
り、それらの動作は、図6および図8と同様である。
【0091】この実施形態では、UMTSの信号を受信
復調する場合、2つの信号経路を独立に取ることが可能
である。一つの受信経路は、アンテナ11、アンテナ切
替えスイッチ2f、デュプレクサ7、低雑音増幅器5−
7、バンドパスフィルタ5−8、バッファアンプ5−7
3および受信復調部5−9fからなる受信信号パスであ
る。もう一つの受信経路は、アンテナ1、アンテナ切替
えスイッチ2、バンドパスフィルタ71、低雑音増幅器
5−71、バンドパスフィルタ5−81、バッファアン
プ5−72および受信復調部5−6dからなる受信信号
パスである。
【0092】また、図9において、GSM900信号を
受信復調する場合も、2つの信号経路を独立に取ること
が可能である。一つの経路は、アンテナ1、アンテナ切
替え2、バンドパスフィルタ5−1、低雑音増幅器5−
2および受信復調部5−6dからなる受信信号パスであ
る。もう一つの受信経路は、アンテナ11、アンテナ切
替えスイッチ2f、バンドパスフィルタ5−11、低雑
音増幅器5−21および受信復調部5−9fからなる受
信信号パスである。
【0093】さらにまた、図9において、GSM180
0信号を受信復調する場合も、2つの信号経路を独立に
取ることが可能である。一つ受信経路は、アンテナ1、
アンテナ切替えスイッチ2、バンドパスフィルタ5−
3、低雑音増幅器5−4および受信復調部5−6dから
なる受信信号パスで、もう一つの受信経路は、アンテナ
11、アンテナ切替えスイッチ2f、バンドパスフィル
タ5−31、低雑音増幅器5−41および受信復調部5
−9fからなる受信信号パスである。
【0094】シンセサイザ部3は、それぞれのシステム
の信号復調に必要な局部発振信号を受信復調部5−6d
および5−9fに供給する。
【0095】受信復調部5−6dにGSM900あるい
はGSM1800信号を復調するのに必要な局部発振信
号を供給する際には、スイッチ5−10をh側に接続す
る。また、受信復調部5−6dにUMTS信号を復調す
るのに必要な局部発振信号を供給する際には、スイッチ
5−10をi側に接続する。
【0096】受信復調部5−9fにGSM900あるい
はGSM1800信号を復調するために必要な局部発振
信号を供給する際には、スイッチ5−10fをn側に接
続する。また、受信復調部5−9fにUMTS信号を復
調するのに必要な局部発振信号を供給する際には、スイ
ッチ5−10fをp側に接続する。
【0097】スイッチ5−10とスイッチ5−10fと
は、制御部30からの制御信号により独立に制御され
る。
【0098】なお、図9の構成にあたり、デュプレクサ
7とバンドパスフィルタ71の位置を交換することも可
能である。
【0099】以上のように構成することにより、図9に
示される無線部では、次の8通りの動作形態が実現可能
である。
【0100】1.アンテナ1で受けたGSM900ある
いはGSM1800信号のみを受信復調する。
【0101】2.アンテナ1で受けたUMTS信号のみ
を受信復調する。
【0102】3.アンテナ11で受けたGSM900あ
るいはGSM1800信号のみを受信復調する。
【0103】4.アンテナ11で受けたUMTS信号の
みを受信復調する。
【0104】5.アンテナ1で受けたGSM900ある
いはGSM1800信号を受信復調するのと同時に、ア
ンテナ11で受けたUMTS信号を受信する。
【0105】6.アンテナ1で受けたUMTS信号を受
信復調するのと同時に、アンテナ11で受けたGSM9
00あるいはGSM1800信号を受信復調する。
【0106】7.アンテナ1で受けたGSM900ある
いはGSM1800信号と、アンテナ11で受けたGS
M900あるいはGSM1800信号を同時に受信復調
する。
【0107】8.アンテナ11で受けたUMTS信号
と、アンテナ1で受けたUMTS信号とを同時に受信復
調する。
【0108】GSMシステムおよびUMTSシステムの
信号のいずれをも2つのアンテナで受信することもでき
るので、フェージングがかかった受信環境下でも、GS
MのシステムおよびUMTSシステムのいずれにおいて
も、空間ダイバーシチをおこなうことにより、良好な受
信性能を得ることができるようになる。
【0109】また、GSMとUMTSとの2系統の受信
復調経路を独立に動作させることができるので、変調方
式が異なる2つのシステムの信号を同時に受信復調する
ことができるようになる。
【0110】したがって、第1の実施形態に説明したよ
うに、2つのシステム間でハンドオーバをおこなう際に
も、同時に2つのシステムの信号を復調できるので、途
中で、通信が途切れることなく、スムースに2つのシス
テム間でハンドオーバをおこなうことができる。
【0111】以上説明したように、この実施形態では、
2つの給電点を持つアンテナを備え、一方の給電点をG
SM900システムおよびGSM1800システムで通
信する場合の接続端子となるように、もう一方の給電点
をUMTSシステムで通信する場合のアンテナ接続端子
となるように構成される。
【0112】また、本来GSM900およびGSM18
00の信号を受信するために動作させていた受信復調部
の前段に、新たにUMTSシステム受信帯域のローパス
フィルタと低雑音増幅器とが追加される。
【0113】また別の場合では、本来UMTSの信号を
受信するために動作させていた方の受信復調部の前段
に、新たにGSM900システム受信帯域のローパスフ
ィルタと低雑音増幅器、およびGSM1800システム
受信帯域のローパスフィルタと、低雑音増幅器とが追加
される。
【0114】この実施形態によれば、GSM900ある
いはGSM1800で通信する場合のアンテナと、UM
TSで通信する場合のアンテナとが別の点に接続されて
いるので、GSM900あるいはGSM1800の信号
を受信するのと同時に、UMTSの信号を受信すること
ができる。したがって、GSMとUMTSとの間でハン
ドオーバを実行することができる。
【0115】また、UMTSの信号を受信するために、
2系統のUMTS受信経路、すなわち、それぞれ2組の
アンテナ、バンドパスフィルタ、低雑音増幅器および受
信復調部を動作させることができ、空間ダイバーシチ受
信が可能になるので、フェージングがかかった受信環境
下でも良好な受信感度を得ることができる。
【0116】同様のことがGSM900およびGSM1
800にも適用できる。すなわち、GSM900あるい
はGSM1800の信号を受信するために、2系統のG
SM受信経路、すなわち、それぞれ2組のアンテナ、バ
ンドパスフィルタ、低雑音増幅器および受信復調部を動
作させることができ、GSM900およびGSM180
0の信号を受信する場合でも空間ダイバーシチ受信が可
能になるので、フェージングがかかった受信環境下でも
良好な受信感度を得ることができる。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による構
成を用いれば、2系統の受信復調経路を独立に動作させ
ることができるので、変調方式が異なる2つのシステム
の信号を同時に受信復調することができるようになる。
【0118】このことにより、たとえば、2つのシステ
ム間でハンドオーバをおこなう場合にも、同時に2つの
システムの信号を復調できるので、途中で、通信が途切
れることなく、スムースに2つのシステム間でハンドオ
ーバをおこなうことができる。
【0119】また、2系統の受信復調経路で独立に同一
周波数の信号を受信復調することができ、フェージング
がかかったような受信環境の下でも空間ダイバーシチを
おこなうことが可能となり、良好な受信性能を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る無線部を有する無線
通信端末の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示されるベースバンド信号処理部および
無線部の第1の実施形態に対応する電気的接続を示す機
能ブロック図である。
【図3】図2に示されるスイッチ内の電気的接続を示す
回路図である。
【図4】GSMとUMTSとの2つのシステムのサービ
スエリアの分布が示され、そのサービスエリア内を図1
に示される無線通信端末が移動する場合でのハンドオー
バを説明する模式図である。
【図5】UMTSシステムの基地局とGSMシステムの
基地局との間で図1に示される無線通信端末がハンドオ
ーバを実行する場合の動作を説明する図である。
【図6】図1に示されるベースバンド信号処理部および
無線部の第2の実施形態に対応する電気的接続を示す機
能ブロック図である。
【図7】図6に示されるローパスフィルタの周波数特性
を切り替えるための切り替え手段を具備した受信復調部
の回路図を示す。
【図8】図1に示されるベースバンド信号処理部および
無線部の第3の実施形態に対応する電気的接続を示す機
能ブロック図である。
【図9】図1に示されるベースバンド信号処理部および
無線部の第4の実施形態に対応する電気的接続を示す機
能ブロック図である。
【図10】従来の無線部およびモデム内のベースバンド
信号処理部の電気的接続を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2,2f アンテナ切替えスイッチ 3 シンセサイザ部 4 送信高周波部 5 受信高周波部 5−1,5−3,71,5−81,5−8,5−11,
5−31 バンドパスフィルタ 5−2,5−4,5−71,5−72,5−7,5−7
3,5−21,5−41 低雑音増幅器 5−6d,5−9f 受信復調部 5−6−1,5−9−1 90度移相器 5−6−2b,5−6−3b,5−9−2f,5−9−
3f ダウンコンバータ 5−6−4d,5−6−5d,5−9−4f,5−9−
5f ローパスフィルタ 5−6−6,5−6−7,5−9−6,5−9−7 可
変利得増幅器 5−72,5−73 バッファアンプ 5−10,5−10f スイッチ 6 ベースバンド信号処理部 6−1,6−2,6−3,6−4 A/D変換器 7 デュプレクサ 11 アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K061 AA09 AA11 BB12 CC02 CC04 CC08 CC11 CC15 CC46 CD02 CD08 5K067 AA33 BB03 BB04 CC04 DD17 DD25 DD44 EE02 EE10 EE16 JJ39

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の無線通信システムの信号を受信する
    第1の帯域選択回路と、 前記第1の帯域選択回路からの出力信号を復調する第1
    の復調回路と、 第2の無線通信システムの信号を受信する第2の帯域選
    択回路と、 前記第2の帯域選択回路からの出力信号を復調する第2
    の復調回路と、 前記第2の無線通信システムの信号を受信する第3の帯
    域選択回路と、 を具備して、 前記第3の帯域選択回路からの出力信号を前記第1の復
    調回路に入力し、 前記第1の復調回路は、前記第1の帯域選択回路からの
    出力信号か、あるいは、前記第3の帯域選択回路からの
    出力信号か、を択一的に復調することができるようにし
    たことを特徴とする信号復調回路。
  2. 【請求項2】前記信号復調回路は、 第1の無線通信システムの信号を第1の帯域選択回路で
    受信し、受信されたこの信号を第1の復調回路で復調す
    るか、あるいは、第2の無線通信システムの信号を第2
    の帯域選択回路で受信し、受信されたこの信号を第2の
    復調回路で復調するように動作することを第1の動作状
    態とし、 第1の無線通信システムの信号を第1の帯域選択回路で
    受信し、受信されたこの信号を第1の復調回路で復調
    し、かつ、第2の無線通信システムの信号を第2の帯域
    選択回路で受信し、受信されたこの信号を第2の復調回
    路で復調するように動作することを第2の動作状態と
    し、 第2の無線通信システムの信号を第3の帯域選択回路で
    受信し、受信されたこの信号を第1の復調回路で復調
    し、かつ、第2の無線通信システムの信号を第2の帯域
    選択回路で受信し、受信されたこの信号を第2の復調回
    路で復調するように動作することを第3の動作状態と
    し、 前記第1、第2、および第3の動作状態を択一的に取り
    得ることを特徴とする請求項1記載の信号復調回路。
  3. 【請求項3】前記帯域選択回路は、周波数特性が異なる
    組み合わせの複数のフィルタを具備して、 このフィルタが切り替えられることにより制限される帯
    域が変更されることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の信号復調回路。
  4. 【請求項4】受信した信号を直接、ゼロIF信号または
    低周波IF信号に変換し、これらのゼロIF信号または
    低周波IF信号をアナログ−ディジタル変換器に入力し
    てディジタル信号処理をすることを特徴とする請求項1
    から請求項3記載のいずれかに信号変調回路。
  5. 【請求項5】前記ゼロIF信号あるいは前記低周波IF
    信号の周波数を選択するためのフィルタをさらに具備
    し、このフィルタの周波数特性を、受信する無線通信シ
    ステムに合わせて変更することを特徴とする請求項4記
    載の信号変調回路。
  6. 【請求項6】前記第1の無線通信システムは、GMSK
    によって変調されている信号で通信することを特徴とす
    る請求項1から請求項5のいずれかに記載の信号変調回
    路。
  7. 【請求項7】前記第2の無線通信システムは、符号多重
    拡散方式によって変調されている信号で通信することを
    特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の信
    号変調回路。
  8. 【請求項8】請求項1から請求項7のいずれかに記載の
    信号復調回路を具備する無線通信端末。
  9. 【請求項9】第1の無線通信システムの信号を選択的に
    受信する第1の帯域選択回路と、 第2の無線通信システムの信号を選択的に受信する第2
    の帯域選択回路と、 前記第1の帯域選択回路からの出力信号を入力して、第
    1の無線通信システムの信号を復調する第1の復調回路
    と、 前記第2の帯域選択回路からの出力信号を入力して、第
    2の無線通信システムの信号を復調する第2の復調回路
    と、 第2の無線通信システムの信号を選択的に受信する第3
    の帯域選択回路と、 を具備し、 前記第1の復調回路は、信号の帯域および信号の利得を
    変更して、前記第3の帯域選択回路からの出力信号を入
    力して、第2の無線通信システムの信号を復調すること
    を特徴とする信号復調回路。
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