JP2003031999A - 部品実装装置及び方法 - Google Patents

部品実装装置及び方法

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JP2003031999A
JP2003031999A JP2001213635A JP2001213635A JP2003031999A JP 2003031999 A JP2003031999 A JP 2003031999A JP 2001213635 A JP2001213635 A JP 2001213635A JP 2001213635 A JP2001213635 A JP 2001213635A JP 2003031999 A JP2003031999 A JP 2003031999A
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holding
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component mounting
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Akiko Yamamoto
暁子 山本
Kenji Okamoto
健二 岡本
Koichi Yabuki
浩一 矢吹
Akisuke Sasaki
陽祐 佐々木
Takeshi Takeda
健 武田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速、高精度による動作が可能な部品実装装
置及び方法を提供する。 【解決手段】 主制御装置181と、ヘッド部121に
備えたノズル122の吸装着エアーの切替バルブ127
の動作制御を行う一つの副制御装置128とを、通信ケ
ーブル183を介してシリアル通信で接続し、主制御装
置から副制御装置へ動作コマンドを送出する。該構成に
より、主制御装置から各切替バルブへ配線を施す必要は
なく煩雑な配線設置を回避することができ、又、上記動
作コマンドをシリアル通信で送信することで、部品実装
装置の高速化及び高精度化への対応が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばプリント基
板のような被装着体上に電子部品を装着するための部品
実装装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、上記部品実装装置には、コネクタ
のような大型で特殊な形状の部品から微小なチップ部品
に至るまで、数多くの種類の部品を高速でプリント基板
上に実装することが要求されている。図5には、このよ
うな部品実装装置における部品装着動作に関する構成部
分の概略を示しており、大別して、部品供給装置50
と、部品保持装置60と、基板位置決め装置40とを備
える。又、これらの各装置50、60、40の動作制御
を含め、当該部品実装装置の動作制御を行う制御装置8
0も当該部品実装装置には備わる。部品供給装置50
は、部品53を列状に配列し収納したテープ状部材を巻
回したリール56を有するパーツカセットタイプであ
り、レバー部58の動作により上記部品53を吸着窓5
9へ順次供給するよう構成されている。
【0003】上記部品保持装置60は、いわゆるロータ
リータイプの部品保持装置であり、上記部品53を吸着
するノズル62を円周状に複数配置したヘッド61を備
え、該ヘッド61を矢印63に示す方向に駆動部64に
て間欠円運動させて各ノズル62を、部品吸着位置6
5、部品吸着姿勢判定位置66、部品吸着姿勢検出位置
68、部品装着位置69、及び部品廃棄位置70の各動
作位置に順次配置させる。このようなロータリータイプ
では、ヘッド61は互いに直交するX、Y方向へ平面上
を移動しない。又、ヘッド61は、ノズル62に対し
て、部品53の吸着及び基板43への装着を可能とする
ため上下動させることができ、さらに吸着している部品
53の姿勢を補正するためその軸回り方向へ回転運動可
能とする。又、図6に示すように、各ノズル62には、
上記吸着及び装着動作のため、ノズル内圧力を負圧及び
正圧にするための配管73及び切り換え用のバルブ74
がそれぞれ接続されている。尚、通常、上記バルブ74
は、図6に示すようにヘッド61に備わる。上記基板位
置決め装置40は、プリント基板43を載置し上記X、
Y方向へ駆動部42にて移動可能なX−Yテーブル41
を備え、上記部品装着位置69に配置されたノズル62
に吸着されている部品53を、基板43上の所定の取付
位置に対応させるようにX−Yテーブル41の位置決め
を行う。
【0004】上記制御装置80は、図6に示すように、
メインCPU81、上記駆動部64等に備わるモータの
駆動制御を行うパルスモータ用NC装置82、及び上記
バルブ74の動作制御を行う開閉バルブ用SC装置83
を備え、パルスモータ用NC装置82と駆動部64等と
の間、及び開閉バルブ用SC装置83とバルブ74との
間は、信号伝送ケーブルで接続されている。以下には、
ノズル62による部品53の吸着及び装着動作を行う場
合における制御装置80の制御動作を説明する。
【0005】ノズル62にて吸着動作を行う場合、開閉
バルブ用SC装置83に、メインCPU81から、動作
させるバルブを特定するための開閉バルブアドレス、動
作タイミングを示すタイミング情報等が転送される。上
記開閉バルブ用SC装置83は、上記開閉バルブアドレ
ス及びタイミング情報等に基づいて、開閉バルブ用SC
装置83内で入出力インターフェース84に上記情報を
転送する。よって、入出力インターフェース84から、
動作させる開閉バルブ74へ所定のタイミングにて、信
号伝送ケーブルを介して、制御信号が供給される。尚、
各バルブ74には、電源供給ケーブルも接続されてい
る。例えば吸着用の制御信号が供給されたバルブ74
は、上記ノズル62とポンプ75との間の配管73の通
路を開き、該バルブ74に接続されているノズル62は
吸着動作が可能となる。又、装着用の制御信号が供給さ
れたときには、ノズル62とポンプ75との間の配管7
3の通路を閉じ、上記配管73内を正圧にして部品装着
動作が可能となる。
【0006】このように構成された部品実装装置では、
上記部品供給装置50によって供給される部品53を上
記部品吸着位置65に配置されたノズル62にて上記吸
着窓59から吸着し、上記ヘッド61の間欠回転移動に
より上記部品装着位置69まで移送し、X−Yテーブル
41上のプリント基板43に実装するという、一連の実
装動作が行われる。又、上記部品実装装置では、各ノズ
ル62は、ヘッド61の間欠回転運動に同期して、上記
吸着、装着、さらには廃棄の各動作をそれぞれ同時に行
うため、各ノズル62や部品53に対して最適なタイミ
ングで吸、装着動作を行うことは、部品実装装置の高速
化及び高精度維持にとって極めて重要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したような、大型
で特殊形状の部品から微小なチップ部品に至るまで吸着
可能な1本又は複数の吸装着ノズルを搭載する部品実装
装置では、図6を参照して説明したように、ぞれぞれの
ノズル62に対応して設置される開閉バルブ74、及び
開閉バルブ用SC装置83が必要であった。ノズル62
はヘッド61に備わり該ヘッド61は上述のように回転
移動することから、ヘッド61へのケーブル配線数、及
びバルブとノズルとのユニットの数を多くすると、ヘッ
ド61が重くなり、高速動作化できないという問題があ
る。さらに、開閉バルブ用SC装置83と開閉バルブ7
4との間を接続する配線ケーブル本数の増加は、配線コ
ストを上昇させ、かつ設備配線の作業時間がかかるとい
う問題がある。一方、開閉バルブ74をヘッド61から
外し配管73のみをヘッド61に対して接続し、上記吸
着及び装着のエアーの切替を機構的に行うように構成し
た場合、正圧、負圧の切り替え時には必ずヘッド61は
停止しなければならず、高速高精度にて動作させること
が困難となる。本発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、高速、高精度による動作が可能
な部品実装装置及び方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は以下のように構成する。即ち、本発明の第1
態様の部品実装装置は、それぞれの部品保持部材にて部
品を保持し、保持した上記各部品を被装着体上に装着す
る部品実装装置であって、それぞれの上記部品保持部材
に対応して設けられ上記部品保持部材に対して上記部品
の保持及び保持解除の動作を行なわせる複数の保持動作
部を有し、かつそれぞれの上記保持動作部に対して上記
保持及び保持解除の動作の制御を行う一つの副制御装置
を有するヘッド部と、上記ヘッド部とは別設され、上記
保持動作部用の動作コマンドを上記副制御装置へ送出す
る主制御装置と、上記主制御装置と上記副制御装置とを
シリアル通信にて情報交換を行う通信部と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0009】又、上記動作コマンドは、上記保持及び保
持解除の動作を行わせる上記保持動作部を指定するアド
レス情報と、該指定された保持動作部が実行すべき動作
の種別を表す動作種別情報と、上記指定された保持動作
部が動作を開始するまでの時間を指定するタイマー情報
とを有することもできる。
【0010】又、上記動作コマンドの実行を開始するた
めの基準となる基準信号を発生し該基準信号を上記主制
御装置へ送出するタイミング発生装置と、上記主制御装
置と上記副制御装置との間に接続され上記基準信号の伝
送を行う基準信号ケーブルと、をさらに備え、上記主制
御装置は、上記基準信号ケーブルを介して上記基準信号
を上記副制御装置へ送出するように構成することもでき
る。
【0011】さらに、本発明の第2態様の部品実装方法
は、それぞれの部品保持部材にて保持した部品を被装着
体上に装着する部品実装方法であって、上記部品の保持
を行う前に、上記部品を保持する上記部品保持部材を指
定するアドレス情報と、該指定された部品保持部材に対
して上記部品の保持又は保持解除の動作を指示する動作
種別情報と、上記指定された部品保持部材における動作
開始までの時間を指定するタイマー情報とを有する動作
コマンドを送出し、上記動作コマンドの送出後、上記動
作コマンドの実行を開始するための基準となる基準信号
を発生し、上記基準信号の供給後、上記動作コマンドに
基づいて、指定された部品保持部材に対して上記基準信
号の供給から上記タイマー情報による時間経過時点にて
上記保持又は保持解除の動作を行わせる、ことを特徴と
する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態における部品実
装装置、及び該部品実装装置にて実行される部品実装方
法について、図を参照しながら以下に説明する。尚、各
図において、同じ構成部分については同じ符号を付して
いる。又、被装着体の機能を果たす一例として本実施形
態ではプリント基板を例に採り、よって上記被装着体に
装着される部品の一例として本実施形態では電子部品を
例に採る。しかしながら、本発明は該実施形態に限定さ
れるものではなく、上記被装着体は、他の部品、筐体、
又は、フレーム等、回路が形成されている対象物を含む
概念である。又、上記部品を保持する部品保持部材の機
能を果たす一例として、本実施形態では吸着動作にて部
品を保持することから、吸着ノズルを例に採る。又、上
記部品の保持動作を行う保持動作部の機能を果たす一例
として、本実施形態では上記吸着ノズルに対して部品の
保持及び保持解除を行わせる切替バルブ、並びに、上記
保持及び保持解除のときに上記ノズルを昇降させたり上
記ノズルの旋回を行ったりする昇降旋回部を例に採る。
【0013】図2には、本実施形態の部品実装装置10
1における部品装着動作に関する構成部分の概略を示し
ており、大別して、部品供給装置110と、部品保持装
置120と、基板位置決め装置130と、制御装置18
0とを備えるとともに、さらにタイミング発生器150
を備えている。部品供給装置110は、部品53を列状
に配列し収納したテープ状部材を巻回したリール111
を有するパーツカセット114を備えたタイプであり、
レバー部112の動作により上記部品53を吸着窓11
3へ順次供給するよう構成されている。又、本実施形態
では、図示するように部品53の種類毎にパーツカセッ
ト114を設置台115上にX方向へ並設し、例えばボ
ールネジ機構を有する駆動部116にて上記設置台11
5をX方向に移動させる構成を採ることで、所望の種類
の部品53を供給するパーツカセット114を部品供給
位置へ配置させる。
【0014】上記基板位置決め装置130は、プリント
基板43を載置し、互いに直交するX、Y方向へ、例え
ばボールネジ機構を有する駆動部132にて移動可能な
X−Yテーブル131を備え、後述の部品保持装置12
0のノズル122の内、部品装着位置に配置されたノズ
ル122に吸着されている部品53を、基板43上の所
定の取付位置に対応させるようにX−Yテーブル131
の位置決めを行う。
【0015】又、図2には、部品吸着後、部品装着前に
おける部品吸着姿勢認識位置にて、ノズル122に吸着
されている部品53の姿勢を撮像する部品認識装置16
0、及び部品廃棄位置に設けられ廃棄用部品を収納する
廃棄用箱161が示されている。
【0016】上記部品保持装置120は、いわゆるロー
タリータイプの部品保持装置であり、上記部品53を吸
着するノズル122を円周状に複数配置したヘッド部1
21と、該ヘッド部121を矢印123に示す方向へ間
欠回転させる駆動部124とを備え、該駆動部124に
て上記ノズル122を間欠円運動させて各ノズル122
を、部品吸着位置、部品吸着姿勢認識位置、部品装着位
置、及び部品廃棄位置の各動作位置に順次配置させる。
尚、該部品保持装置120では、ヘッド部121は、互
いに直交するX、Y方向へ移動しない。又、ヘッド部1
21は、上記ノズル122の他に、図1に示すように昇
降旋回装置126、切替バルブ127、副制御装置12
8、及びヘッド側通信部129とを有する。上記昇降旋
回装置126は、部品53の、吸着及び基板43への装
着を可能とするため、各ノズル122の上下動を行い、
及び吸着している部品53の姿勢を補正するためノズル
122の軸回り方向へ回転運動を行う。上記切替バルブ
127には、各ノズル122に対して上記吸着及び装着
動作を行わせるためのポンプ140、及びノズル122
に連通する配管125が接続されており、切替バルブ1
27の切り替え動作によりノズル122内を負圧又は正
圧にする。
【0017】上記副制御装置128は、上記ヘッド部1
21に一つ設けられ、上記ヘッド側通信部129を介し
て、後述する主制御装置181との間で情報伝達を行
い、かつ上記昇降旋回装置126及び上記切替バルブ1
27の動作制御を行う。又、該副制御装置128には、
上記主制御装置181から基準信号184が供給され
る。尚、本実施形態では図1に示すように、一つの副制
御装置128にて複数の開閉バルブ127を制御するよ
うに構成しているが、該構成に限定されるものではな
い。又、本実施形態では、ヘッド側通信部129を副制
御装置128とは別設しているが、副制御装置128に
含めて構成することもできる。上記ヘッド側通信部12
9は、ヘッド部121に一つ設けられ、かつ当該ヘッド
部121とは別設され詳細後述する主制御装置181に
接続されている第1通信部182との間で情報の授受を
行い、上記第1通信部182との間で双方向のシリアル
通信が可能なシリアル通信ケーブル183で結ばれてい
る。上記ヘッド側通信部129と上記第1通信部182
との間、即ち、上記副制御装置128と上記主制御装置
181との間は、後述するフォーマット化された情報の
送信により、1〜2ミリ秒ほどの短時間での送信が可能
となり、当該部品実装装置101における高速処理要求
にも十分応えられるものとなる。
【0018】上述のように本実施形態では、ヘッド部1
21に、副制御装置128及びヘッド側通信部129を
備えたことで、上記第1通信部182とヘッド側通信部
129との間には上記シリアル通信ケーブル183を設
ければよい。よって、図6に示す従来の場合のように、
開閉バルブ用SC装置83と各バルブ74との間にそれ
ぞれ配線を施す場合に比べて、主制御装置181とヘッ
ド部121との間の通信線数を確実に低減することがで
きる。よって、配線コストの上昇、及び設備配線に作業
時間を要するという問題は解消される。又、主制御装置
181と副制御装置128との間の通信信号を、後述の
フォーマット化を行うことで上述のように短時間通信が
可能である。
【0019】上記制御装置180は、ヘッド部121と
は別設され、上記主制御装置181と上記第1通信部1
82とを備え、主制御装置181は、上記副制御装置1
28との間で情報の授受を行うとともに、当該部品実装
装置101全体の動作制御を行う。上記第1通信部18
2は、主制御装置181との間で情報の入出力を行い、
かつ上記シリアル通信ケーブル183にて上記ヘッド側
通信部129と接続されている。
【0020】又、上記主制御装置181は、該主制御装
置181から上記シリアル通信ケーブル129を通して
副制御装置128へ送出される、上記ノズル122の動
作制御用の動作コマンドを作成する。該動作コマンドの
主たる構成は、図3に示すように、動作制御対象となる
切替バルブ127を指定するためのアドレス情報171
と、該アドレス情報171の次に配置され上記切替バル
ブが実行すべき動作の種別を表す動作種別情報172
と、該動作種別情報172の次に配置され上記切替バル
ブ127が上記動作を開始するまでの時間を指定するタ
イマー情報173とから構成される。尚、上記動作コマ
ンドには、上記動作種別情報172、タイマー情報17
3等のように、上記アドレス情報171にて指定された
切替バルブ127に必要な動作を行わせるためのパラメ
ータが含まれる。本実施形態では、上記動作コマンドに
は、さらに、上記アドレス情報171の前に設けられ上
記切替バルブ127を動作させるためのコマンドである
ことを識別するための記号174が設けられ、又、最後
に設けられ当該動作コマンドの通信データの誤りをチェ
ックするためのチェックサム175を有する。尚、上記
動作種別情報172は、本実施形態の場合、具体的には
上記切替バルブ127のオン、オフ情報である。又、動
作制御対象は、本実施形態では上述のように切替バルブ
127を例に採るが、これに限定されるものではなく、
ヘッド部121に含まれる動作部分である。
【0021】上記タイミング発生器150は、当該部品
実装装置101のようにロータリー式の部品保持装置1
20を有する場合においては、ヘッド部121の上記矢
印123方向への回転の角度信号を取り込み、上記主制
御装置181の第1通信部182と上記副制御装置12
8との双方向シリアル通信によって、主制御装置181
から副制御装置128へ伝送された動作コマンドの実行
を開始するための基準となる基準信号184を発生し、
主制御装置181へ送出する。一方、上記ロータリー式
ではなく、例えば、部品保持装置自体がX、Y方向へ移
動するタイプであるときには、上記タイミング発生器1
50は、上記部品保持装置の位置情報や、部品供給装置
における部品吸着窓部の開閉(オン/オフ)信号を取り
込むことができる。主制御装置181に供給された上記
基準信号184は、主制御装置181から基準信号用通
信線185を介して副制御装置128へ供給される。こ
のように基準信号184について、上記シリアル通信ケ
ーブル183を使用したシリアル通信を行わない理由
は、部品実装装置の高速化に伴いノズルに対して高精度
にて部品の吸着及び装着を行わせるため、上記シリアル
通信では、適切なタイミングを逃す可能性があるためで
ある。尚、本実施形態では、タイミング発生器150を
制御装置180と別設しているが、制御装置180内に
含ませた構成を採ることもできる。
【0022】上述したような構成を有する本実施形態の
部品実装装置101にて実行される動作、つまり部品実
装方法について以下に説明する。尚、従来のロータリー
式の部品保持装置を備えた部品実装装置にて実行されて
いた部品実装方法は、当該部品実装装置101において
も基本部品実装方法として実行される。よって該基本部
品実装方法については略説し、本実施形態の部品実装装
置101にて特徴的な動作である、上記シリアル通信ケ
ーブル183を用いた上記動作コマンドによる動作制御
動作について、詳しく説明する。
【0023】まず上記基本部品実装方法について説明す
る。尚、該基本部品実装方法も、制御装置180にて動
作制御され実行される。まず、当該部品実装装置101
に基板43が搬入され、X−Yテーブル131上に載置
される。又、実装に供される部品53を有するパーツカ
セット114が上記部品供給位置へ配置され、該部品供
給位置に対応した上記部品吸着位置に配置されているノ
ズル122にて上記部品53が吸着される。該吸着後、
上記ヘッド部121の間欠回転により、上記部品吸着姿
勢認識位置に配置されたノズル122に吸着されている
部品53が部品認識装置160の上方に配置され、ノズ
ル122における部品53の吸着姿勢が認識される。該
認識後、認識結果をもとに必要に応じてノズル122を
その軸回り方向に回転させて上記吸着姿勢の補正が行わ
れる。又、基板43上の所定の部品取付位置と上記部品
装着位置とが対応するようにX−Yテーブル131の位
置決めが行われる。該位置決め後、上記間欠回転により
上記部品装着位置に配置された吸着ノズル122にて基
板43の上記部品取付位置へ部品53が実装される。
尚、上記吸着姿勢の補正を行っても上記部品取付位置へ
部品53が正確に実装できないときには、該部品53は
上記廃棄用箱161へ廃棄される。そして上記間欠回転
によりノズル122は再び元の部品吸着位置へ戻る。
尚、ヘッド部121に備わる各ノズル122について、
上記間欠回転に伴い上述の各動作がそれぞれ実行され
る。
【0024】次に、上記動作コマンドによる動作制御動
作について説明する。尚、ここでは上記動作コマンドの
例として上記切替バルブ127の動作制御を例に採る
が、例えば上記昇降旋回部126に対する動作制御等、
制御装置180からヘッド部121に対して行う動作制
御が該当する。ヘッド部121による上述の部品吸着動
作、及び部品吸着解除動作について制御を行うとき、具
体的には上記ノズル122にてパーツカセット114か
ら部品53を吸着するとき、ノズル122に吸着してい
る部品53を基板43上に実装するとき、及び実装不可
能な場合に部品53を廃棄用箱161へ廃棄するときに
は、上述のように、主制御装置181は、上記動作コマ
ンドを第1通信部182へ送出し、第1通信部182は
シリアル通信ケーブル183及びヘッド側通信部129
を介して副制御装置128へ上記動作コマンドを送出す
る。
【0025】副制御装置128は、供給されてくる動作
コマンドを解読し、該動作コマンドの受信が完了したと
き、ヘッド側通信部129、シリアル通信ケーブル18
3及び第1通信部182を経由して主制御装置181に
受信完了のコマンドを返信する。これにより、必要なコ
マンドが副制御装置128に確実に届いたことを主制御
装置181が確認することができる。図4は、切替バル
ブ127用の動作コマンドが主制御装置181から送信
されてから動作が実行されるまでのタイミングを表して
いる。図4を参照して、動作コマンドによる動作制御動
作についてさらに詳しく説明する。
【0026】図4において、まず、当該部品実装装置1
01の全体の制御を行なう制御装置180の主制御装置
181から副制御装置128へ送信される動作コマンド
の構成として、まず切替バルブ127を動作させる為の
コマンドであることを識別する為の記号174がある。
これは図3に示す「コマンド」に相当する。次に、制御
対象となる切替バルブ127の軸アドレスが設けられ
る。これは、上記アドレス情報171に相当し図3に示
す「軸アドレス情報」に相当する。次に、切替バルブ1
27の動作を指定するオン/オフ情報が設けられる。こ
れは、上記動作種別情報172に相当し図3に示す「オ
ン/オフ情報」に相当する。次に、タイミング発生器1
50からの信号を副制御装置128が受信してから動作
を実行するまでの時間に相当するタイマ情報173が設
けられる。これは図3に示すタイマ値に相当する。又、
該タイマ情報における特定ビットを使用して、切替バル
ブ127の動作タイミングをタイマ値で管理するのか、
又は副制御装置128による上記基準信号184の受信
により直ちに切替バルブ127の動作を実行させる強制
出力かを、指定することも可能である。最後に、当該通
信データの誤りをチェックするための符号のチェックサ
ム175が設けられる。これは図3に示す「チェックサ
ム」に相当する。
【0027】図3に示すように複数の切替バルブ127
を制御する場合には、連続して上述と同様の動作コマン
ドが送信される。送信された動作コマンドに対し上記副
制御装置128は上記主制御装置181に受信完了コマ
ンドを返信する。続いて、切替バルブ127を正確に動
作させるための基準となる基準信号184がタイミング
発生器150から上記主制御装置181及び基準信号用
通信線185を介して上記副制御装置128に送信され
る。上記副制御装置128は、上述の切替バルブ127
の動作コマンドに含まれる上記タイマー情報173につ
いて、基準信号184を受信した時点から計時を開始し
計時終了時点にて、上記アドレスで指定されている切替
バルブ127の動作を実行する。上記タイマー情報17
3は、動作コマンド毎に設定可能なため、複数の切替バ
ルブ127を制御する場合には、それぞれの切替バルブ
127を適切なタイミングで動作させることが可能であ
る。
【0028】図3に示す動作例の場合について説明す
る。主制御装置181から副制御装置128へ、N軸ア
ドレス、コマンドオフ、タイマ値10msecを有する
第1動作コマンドと、N+3軸アドレス、コマンドオ
ン、タイマ値20msecを有する第2動作コマンド1
77と、N+7軸アドレス、コマンドオン、タイマ値3
5msecを有する第3動作コマンドとが送信される
と、副制御装置128から主制御装置181へ各動作コ
マンドの受信完了コマンドが送信される。次に、タイミ
ング発生器150から発生した基準信号184が主制御
装置181を介して副制御装置128に送信された後、
副制御装置128は、上記基準信号184を受信した時
点から上記各動作コマンドに含まれるタイマ値を計時
し、各タイマ情報が示す設定時間が経過した時点で、指
定された各切替バルブ127に対してオン又はオフの動
作を実行する。つまり、副制御装置128は、N軸のノ
ズル122に対しては、基準信号184の受信時点から
10msec後に対応の切替バルブ127をオフとし、
N+3軸のノズル122に対しては、上記受信時点から
20msec後に対応の切替バルブ127をオンとし、
N+7軸のノズル122に対しては、上記受信時点から
35msec後に対応の切替バルブ127をオンする。
【0029】上述したように本実施形態の部品実装装置
101によれば、ヘッド部121に一つの副制御装置1
28を設け、該副制御装置128に対して一つのヘッド
側通信部129を設け、一方、制御装置180には一つ
の第1通信部182を設け、ヘッド側通信部129と第
1通信部182とをシリアル通信ケーブル183で接続
したことから、ヘッド部121に備わる複数の切替バル
ブ127のそれぞれに対して主制御装置181から配線
を設ける必要がなくなる。よって、主制御装置181と
副制御装置128との間の煩雑な配線設置を回避するこ
とができる。よって、ヘッド部121の軽量化を図るこ
とができ、ヘッド部121の高速動作及び高精度化への
対応が可能になる。又、配線コストの低減を図ることが
でき、かつ設備配線に要する作業時間の短縮を図ること
ができる。又、ヘッド部121には、切替バルブ127
を設けているので、切替バルブ127の動作時にヘッド
部121の回転動作を停止する必要はなく、高速高精度
にて動作させることができる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の第1態様
の部品装着装置、及び第2態様の部品装着方法によれ
ば、ヘッド部に備わる保持動作部に対して部品保持及び
部品保持解除の動作制御を行う副制御装置をヘッド部に
一つ設け、該ヘッド部とは別設される主制御装置と上記
副制御装置とをシリアル通信にて情報交換する通信部を
備え、さらに上記シリアル通信を行うために上記主制御
装置は、動作コマンドを副制御装置へ送出するように構
成した。該構成を採ることで、ヘッド部に備わる複数の
保持動作部のそれぞれに対して主制御装置から配線を設
ける必要がなくなり、主制御装置と副制御装置との間の
煩雑な配線設置を回避することができる。よって、ヘッ
ド部の軽量化を図れ、高速動作及び高精度化への対応が
可能になる。又、配線コストの低減を図ることができ、
かつ設備配線に要する作業時間の短縮を図ることができ
る。
【0031】上記動作コマンドを、アドレス情報と、動
作種別情報と、タイマー情報とを有するように構成する
ことで、上記シリアル通信を効率的に行え上記部品実装
装置の高速化及び高精度化への対応が可能となる。
【0032】上記タイミング発生装置を備えることで、
上記動作コマンドの実行開始の基準を副制御装置へ供給
することができ、上記部品実装装置の高速化及び高精度
化への対応を可能とし、さらに複数の動作コマンドが上
記副制御装置へ供給されるとき、各動作コマンドに含ま
れる上記タイマ情報の計時開始の基準を定めることがで
き各動作コマンドの実行順を制御することも可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における部品実装装置の部
品実装動作に関与する構成部分のブロック図である。
【図2】 図1に示す構成部分を含み上記部品実装装置
の概略構成を示す斜視図である。
【図3】 図1に示す主制御装置から副制御装置へ供給
される動作コマンドの構成を示す図である。
【図4】 図1に示す部品実装装置にて実行される部品
実装方法の内、動作コマンドにて実行される動作のタイ
ミングを示す図である。
【図5】 従来の部品実装装置の概略構成を示す斜視図
である。
【図6】 図5に示す部品実装装置の部品実装動作に関
与する構成部分のブロック図である。
【符号の説明】
43…基板、53…部品、101…部品実装装置、12
1…ヘッド部、122…ノズル、126…昇降旋回部、
127…切替バルブ、128…副制御装置、150…タ
イミング発生装置、180…制御装置、181…主制御
装置、184…基準信号、185…基準信号用通信線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢吹 浩一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 佐々木 陽祐 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 武田 健 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E313 AA01 AA11 CD06 EE02 EE24 FF24 FF29 FG10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれの部品保持部材(122)にて
    部品(53)を保持し、保持した上記各部品を被装着体
    (43)上に装着する部品実装装置であって、 それぞれの上記部品保持部材に対応して設けられ上記部
    品保持部材に対して上記部品の保持及び保持解除の動作
    を行なわせる複数の保持動作部(126、127)を有
    し、かつそれぞれの上記保持動作部に対して上記保持及
    び保持解除の動作の制御を行う一つの副制御装置(12
    8)を有するヘッド部(121)と、 上記ヘッド部とは別設され、上記保持動作部用の動作コ
    マンドを上記副制御装置へ送出する主制御装置(18
    1)と、 上記主制御装置と上記副制御装置とをシリアル通信にて
    情報交換を行う通信部(182、183、129)と、
    を備えたことを特徴とする部品実装装置。
  2. 【請求項2】 上記動作コマンドは、上記保持及び保持
    解除の動作を行わせる上記保持動作部を指定するアドレ
    ス情報と、該指定された保持動作部が実行すべき動作の
    種別を表す動作種別情報と、上記指定された保持動作部
    が動作を開始するまでの時間を指定するタイマー情報と
    を有する、請求項1記載の部品実装装置。
  3. 【請求項3】 上記動作コマンドの実行を開始するため
    の基準となる基準信号を発生し該基準信号を上記主制御
    装置へ送出するタイミング発生装置(150)と、上記
    主制御装置と上記副制御装置との間に接続され上記基準
    信号の伝送を行う基準信号ケーブル(185)と、をさ
    らに備え、上記主制御装置は、上記基準信号ケーブルを
    介して上記基準信号を上記副制御装置へ送出する、請求
    項2記載の部品実装装置。
  4. 【請求項4】 それぞれの部品保持部材(122)にて
    保持した部品(53)を被装着体(43)上に装着する
    部品実装方法であって、 上記部品の保持を行う前に、上記部品を保持する上記部
    品保持部材を指定するアドレス情報と、該指定された部
    品保持部材に対して上記部品の保持又は保持解除の動作
    を指示する動作種別情報と、上記指定された部品保持部
    材における動作開始までの時間を指定するタイマー情報
    とを有する動作コマンドを送出し、 上記動作コマンドの送出後、上記動作コマンドの実行を
    開始するための基準となる基準信号を発生し、 上記基準信号の供給後、上記動作コマンドに基づいて、
    指定された部品保持部材に対して上記基準信号の供給か
    ら上記タイマー情報による時間経過時点にて上記保持又
    は保持解除の動作を行わせる、ことを特徴とする部品実
    装方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100798640B1 (ko) * 2006-06-05 2008-01-31 (주)현이앤씨 네일 압력 그라우팅 팩커장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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