JP2003031182A - 平面型放電管 - Google Patents

平面型放電管

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JP2003031182A
JP2003031182A JP2001247461A JP2001247461A JP2003031182A JP 2003031182 A JP2003031182 A JP 2003031182A JP 2001247461 A JP2001247461 A JP 2001247461A JP 2001247461 A JP2001247461 A JP 2001247461A JP 2003031182 A JP2003031182 A JP 2003031182A
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discharge tube
transparent electrode
flat
flat discharge
phosphor film
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JP2001247461A
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Yoshitaka Ogawa
芳孝 小川
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Lecip Corp
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Lecip Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高輝度で寿命も長く、かつ製造が容易な平面型
放電管を提供する。 【解決手段】所定の放電距離だけ離間するように一対の
ガラス基板11,21を対向配置して周縁部を封止し、
両ガラス基板間に所定の放電ガスを封入して放電空間を
形成するようにした平面型放電管1において、一方のガ
ラス基板11は平面放電管外面に透明電極12が形成さ
れ、他方のガラス基板21には平面放電管内面に透明電
極22が形成されるとともに、内面側の透明電極22上
には蛍光体膜23を形成することとした。このため放電
により内面側の透明電極がスパッタされにくくなった。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置のバ
ックライト等に使用される平面型放電管に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の平面型放電管の構成を図2および
図3に示す。図2は2つの電極を両方とも放電管の外側
に設けた例であり、図3は片側の電極を放電管内側に設
けた例である。なお便宜上、図2の形式の平面放電管を
以後両面バリア型放電管と呼び、図3の形式の平面放電
管を以後片面バリア型放電管と呼ぶこととする。 【0003】まず、図2の両面バリア型放電管について
説明する。図2に示すように、平面型放電管2は一方の
面に透明電極12,22が敷設され他方の面に蛍光体膜
13,23が形成された2枚のガラス基板11,21を
備え、両ガラス基板11,21は蛍光体膜13,23が
形成された面が互いに対向するように、且つ所定の放電
距離だけ離間するように配置されている。その周縁部に
はスペーサかつ封止部材となるとなるガラス材31が入
れられ、YAGレーザー等の局所加熱によりガラス材3
1および両ガラス基板間11,21を全周に渡って互い
に接合・封止することで密閉された放電空間32が形成
されている。 【0004】次に、図3の片面バリア型放電管について
説明する。図3に示すように、平面型放電管3を構成す
る2枚のガラス基板11,21のうち、片方のガラス基
板11には一方の面に透明電極12、他方の面に蛍光体
膜13が形成されており、もう片方のガラス基板21に
は片面にのみ透明電極22が形成されている。その両ガ
ラス基板11,21を、片方のガラス基板11の蛍光体
膜形成面ともう片方のガラス基板21の透明電極形成面
が互いに対向するように、且つ所定の放電距離だけ離間
するように配置されている。その他については上記した
図2の両面バリア放電管2と同様であるので説明を省略
する。なお、これらの放電管の放電空間32内にはアル
ゴン及びネオン等の不活性ガスが封入されており、透明
電極12,22には導電体14,24が取り付けられて
いる。 【0005】上記のように製造されたそれぞれの平面型
放電管2,3の両透明電極12,22間に、電源装置3
3により両導電体14,24を介して所定の電圧を印加
すると、両透明電極12,22間の放電により紫外線が
発生し、この紫外線により前記蛍光体膜13,23が励
起発光する。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし図2の両面バリ
ア型放電管2は、両側のガラス基板11又は21が過剰
に誘電体バリアとして働き、誘電損が多く発生する。ガ
ラス基板を薄くして誘電損の発生を少なくしようとして
も、機械的強度の関係からある一定以下に薄くすること
は出来ない。よって放電管としての発光効率が低く、輝
度が高くならないという問題があった。 【0007】また図3の片面バリア型放電管3は、発光
効率は上げられるものの、放電空間32内で透明電極2
2がむき出しであるため放電によりスパッタされてしま
い、寿命が著しく短くなってしまうという問題点があっ
た。 【0008】透明電極22を保護するために電極上にガ
ラスやアルミナなどをバリア材として誘電体バリアを形
成する方法も考えられるが、それらをスパッタして成膜
する際に雰囲気中の温度が300〜400℃になるた
め、透明電極22が劣化してしまう恐れがある。またそ
のための作業が繁雑で、特殊な設備を要する。 【0009】本発明は前記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、高輝度で寿命も長く、
かつ製造が容易な平面型放電管を提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、所定の放電距離だけ離間するように一対のガラス基
板を対向配置して周縁部を封止し、両ガラス基板間に所
定の放電ガスを封入した放電空間を形成するようにした
平面型放電管において、平面放電管を形成する第1のガ
ラス基板には、平面放電管外面に透明電極、平面放電管
内面に蛍光体膜が形成され、平面放電管を形成する第2
のガラス基板には、平面放電管内面に透明電極が形成さ
れるとともに、その透明電極上に蛍光体膜が形成されて
いることをその要旨とする。 【0011】(作用)請求項1に記載の発明では、放電
空間に設けられた透明電極上に蛍光体膜が形成されてい
るため、電極がスパッタされにくい。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明を例えば液晶表示装
置のバックライトに使用される平面型放電管に具体化し
た一実施形態を図1に従って説明する。 【0013】図1に示すように、平面型放電管1を構成
する2枚のガラス基板のうち、片方のガラス基板(第1
ガラス基板)11には一方の面に透明電極12、他方の
面に蛍光体膜13が形成されている。もう片方のガラス
基板(第2ガラス基板)21には片面に透明電極22が
形成され、その透明電極22上には蛍光体膜23が形成
されている。つまり蛍光体膜23は透明電極22を覆う
ように形成されている。 【0014】その両ガラス基板11,21を、蛍光体膜
形成面同士が互いに対向するように、且つ所定の放電距
離だけ離間するように配置されている。つまり、平面放
電管1を形成する第1ガラス基板11には、平面放電管
外面に透明電極12、平面放電管内面に蛍光体膜13が
形成され、第2ガラス基板21には、平面放電管内面に
透明電極22が形成されるとともに、その透明電極22
上に蛍光体膜23が形成されている。 【0015】両ガラス基板11,21のそれぞれの蛍光
体膜形成面の周縁部には周りを1周するようにスペーサ
かつ封止部材となるガラス材31が入れられている。そ
してガラス材31および両ガラス基板11,21間が互
いに接合・封止されることで密閉された放電空間32が
形成されている。この放電空間32内にはアルゴン及び
ネオン等の不活性ガスが封入されており、透明電極1
2,22には導電体14,24が取り付けられている。
これによって平面放電管1が形成される。 【0016】前記透明電極12,22は例えば酸化イン
ジウムスズ(ITO:Indiumtin oxid
e)にて形成されている。また、ガラス材31および両
ガラス基板11,21間の接合・封止にはYAGレーザ
ー等が使われる。YAGレーザーは局所加熱であるた
め、その他の部分の温度はそれほど上がらず、透明電極
が劣化する恐れはない。なお、本実施例におけるガラス
基板11,21の厚さは1mmとしている。 【0017】蛍光体膜13,23はガラス基板11,2
1に対しスクリーン印刷等で形成され、その膜厚は本実
施例では20μmとしている。これは1μm以下では透
明電極12,22がスパッタされてしまう恐れがあるた
めであり、数μm〜数十μm程度が望ましい。また、蛍
光体膜形成時には100℃程度に加熱する必要がある
が、これは透明電極の劣化には影響しない。 【0018】ガラス材の厚みは両ガラス基板11,21
間の距離、即ち前記放電距離とほぼ同じにされている。
両ガラス基板11,21間の放電距離は0.5〜0.7
mmの範囲において変更可能となっており、本実施形態
では0.6mmとされている。 【0019】このように製作された本発明の平面型放電
管1の両透明電極12,22間に、電源装置33により
両導電体14,24を介して高電圧(1〜3kV)を印
加すると、両透明電極12,22間の放電により紫外線
が発生する。この紫外線は前記蛍光体膜13,23によ
って可視光に変換されて照明光となる。 【0020】その際、放電空間32内の透明電極22が
放電によりスパッタされそうになるが、透明電極22上
に蛍光体膜23が形成されている。つまり透明電極22
は蛍光体膜23で覆われているため、スパッタされにく
くなっている。 【0021】従って、本実施形態によれば、以下の効果
を得ることができる。 (1)片面バリア型放電管の放電空間32内に設けられ
た透明電極22上に、蛍光体膜23が形成されている。
つまり透明電極22は蛍光体膜で覆われている。よって
透明電極22が放電によりスパッタされにくくなり、放
電管の寿命を延ばすことが出来る。 【0022】(2)蛍光体膜23で透明電極22を覆っ
ている。よって従来の両面バリア型放電管と違ってバリ
ア材(蛍光体膜23)の膜厚調整が容易であるため、放
電管としての発光効率が低くならず、輝度を高くする事
が出来る。 【0023】(3)バリア材として蛍光体を用いている
が、蛍光体膜の形成自体は従来から行われていることと
何ら変わりが無く、従来の平面放電管においても不可欠
な行程であった。つまり従来ある材料・生産設備のまま
で容易に本発明を実施することができ、他の材料や特殊
な方法で誘電体バリアを形成する必要がない。また蛍光
体膜の形成にそれほど高温は必要ないため、透明電極が
劣化する恐れもない。 【0024】・本実施形態では、両ガラス基板11,2
1のそれぞれに透明電極12,22を敷設したが、いず
れか一方のみに透明電極を敷設し、他方には不透明な電
極を敷設するようにしてもよい。 【0025】 【発明の効果】本発明によれば、放電空間内に設けられ
た透明電極上に、蛍光体膜が形成されているため、電極
が放電によりスパッタされにくくなり、放電管の寿命を
延ばすことが出来るとともに、輝度を高くする事が出来
る。加えてそのための作業も容易に行える。
【図面の簡単な説明】 【図1】 Aは本実施形態における平面型放電管の一部
を破断した斜視図、Bはその断面図である。 【図2】 従来における平面型放電管(両面バリア型)
の断面図である。 【図3】 従来における別の平面型放電管(片面バリア
型)の断面図である。 【符号の説明】 1…平面型放電管、11…第1のガラス基板、21…第
2のガラス基板、12,22…透明電極、13,23…
蛍光体膜、32…放電空間、31…スペーサかつ封止部
材となるガラス材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 所定の放電距離だけ離間するように一対
    のガラス基板を対向配置して周縁部を封止し、両ガラス
    基板間に所定の放電ガスを封入して放電空間を形成する
    ようにした平面型放電管において、 平面放電管を形成する第1のガラス基板には、平面放電
    管外面に透明電極、平面放電管内面に蛍光体膜が形成さ
    れ、 平面放電管を形成する第2のガラス基板には、平面放電
    管内面に透明電極が形成されるとともに、その透明電極
    上に蛍光体膜が形成されていることを特徴とする平面型
    放電管。
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