JP4144871B2 - 平板型希ガス放電灯、その製造方法及び駆動方法 - Google Patents

平板型希ガス放電灯、その製造方法及び駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、平板型希ガス放電灯とその製造方法及び駆動方法に関市、特に、放電の収縮の抑制に有効な技術に関する。
バックライトは液晶パネルを用いた表示装置には欠かせないものであり、そのバックライトに直下方式のものとエッジライト方式のものとがあることは、よく知られているところである。
直下方式のバックライトは、極論すれば、光源を液晶パネルの背面に配置するだけで済むので、光源の他に導光板や反射板、その他拡散板やレンズシートなど多くの部材を組み立てなければならないエッジライト方式のバックライトに比べ、構造が簡単である。一方で、光源に管形の放電ランプ、例えばつづら折りに折り曲げた曲管ランプや複数の直管ランプを平行に並べたものを用いるバックライトは、エッジライト方式のバックライトに比べ照度の均一性の点でやや劣るところがある。また、同じ管形放電ランプであっても、熱陰極放電ランプを用いたものでは、厚さがやや厚くなることは否めない。
そこで、直下形バックライトの光源を管形放電ランプで構成するのではなく、始めから面光源状の平板型放電ランプを用いて、輝度の均一性を向上させると同時に薄形化をはかることが考えられた(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載の平板型放電ランプの斜視断面図を示す図4を参照して、透光性の前面板21と浅皿形の背面板22とがほぼ平行に対面していて、図示しない例えば低融点ガラスで一体に気密封着されている。これにより、扁平状の放電空間23を有する密閉容器が構成されている。前面板21にはソーダガラスなどが用いられており、背面板22はソーダガラスやセラミックなどからなる。発光面となる前面板21の内面には、互いにほぼ平行な第1放電電極24と第2放電電極25とが、放電空間23の互いに向き合う第1の辺と第2の辺に沿って、長手方向の全長にわたって設けられていて、上記2つの放電電極24,25の表面には、誘電体膜26が形成されている。前面板21と背面板22の内面には蛍光体膜27が塗布されている。そして、放電空間23には、放電媒体の気体として、アルゴン(Ar)とキセノン(Xe)との混合ガスが封入されている。
この図に示す平板型希ガス放電灯において、互いに並行する2つの電極24,25間に周波数10〜100kHzの矩形パルス波のような高周波交流電圧を印加すると、放電空間23内に誘電体膜26を介して、上記希ガスの混合ガスを媒体とする誘電体バリア放電が生じ、主にXeから放射される147nm,172nmの紫外線によって蛍光体膜27が励起される。そして、蛍光体膜27によって例えば可視光などのような、励起紫外光とは異なる波長の光に変換された光が、前面板21を通して外部に放射される。尚、以下では、説明の便宜上、これまで述べた型の平板型放電ランプを「並行電極タイプ」の放電ランプと呼ぶ。
ところで、平板型放電ランプには、上に述べたものとは電極の配置が異なるもう一つのタイプのものがある(例えば、特許文献2)。特許文献2の図2の要部を再掲して示す図5を参照して、2枚のガラス基板31,31が、間を開けて対面している。それぞれのガラス基板の互いに向い合う面には、全面に透明電極膜32が形成されている。これらの透明電極膜は、例えばITOのような従来公知の透明導電材料で作られている。それぞれの透明電極膜32,32の上には、更に、透明誘電体膜33と蛍光体膜34とが、この順に重ねて形成されている。そして、2枚のガラス基板31,31どうしが向い合っている部分の周縁が、フリットガラスによる封着部35で封着され、内部の気密空間に水銀蒸気を含む希ガスまたは希ガスのみからなる放電媒体のガスが封入されている。以下では、この型の平板型放電ランプを、先に述べた並行電極タイプの平板型放電ランプと区別して、便宜的に、「対面電極タイプ」の放電ランプと呼ぶ。
上述の構成で、上下2つの電極31,31の間に例えば周波数50kHzというような高周波電力を入力すると、先に述べた並行電極タイプの平板型放電ランプにおけると同様に、2つの電極31,31の間で誘電体膜33,33を介して誘電体バリア放電が生じ、これによって生じた紫外線で蛍光体膜34,34が励起されて、より長い波長に変換された光がガラス基板31,31を通して放射される。尚、光を一方のガラス基板だけから取り出すのであれば、一方の側のガラス基板31、電極膜32、誘電体膜33は特に透光性のものでなくてもよい。
上に述べた対面電極タイプの平板型放電ランプは、並行電極タイプのものに比べ、2枚のガラス基板31,31間の距離を狭くした場合でも発光効率の低下が小さいので、薄型化するのに適している。本発明は、このような対面電極タイプの平板型放電ランプに関わる発明である。
特開2000−149869号公報(段落「0010」〜[0012]及び図1) 特公平7−89478号公報(段落「0007」〜[0010]及び図2)
平板型放電ランプによって、例えば液晶表示パネルの直下方式バックライトに用い好適な、薄形で、発光強度が強くしかもその均一性に優れた平面光源を得ることが出来るようになった。
しかしながら、平板型放電ランプにおいて、ただ単に高周波電圧を印加しただけでは放電が放電空間に一様に広がらず、入力電力を大きくしても取り出せる光強度が入力電力に見合っただけ強くならない、いわゆる放電収縮が生じることが問題になった。特に、放電媒体のガスに水銀蒸気を含まない、Xeのみ或いはXeと他の希ガスとの混合ガスを用いたいわゆる希ガス放電ランプは、水銀にまつわる諸問題すなわち、放電開始後の発光強度の立上がりが遅い、発光強度が温度の変化によって変動する、或いは環境に対する負荷が大きいというような問題がないという優れた点がある一方で、放電の収縮が起こりやすいことが知られている。
そのような平板型放電ランプにおける放電収縮対策には、これまで、放電媒体のガス組成や圧力を適切に設定したり、印加する電圧パルスの条件をかえたりするなどのことが知られている(例えば、特開2000−208096号公報)。他に、数値条件の適正化ではなく、構造自体に工夫を凝らすことも行われている。例えば、特開2003−132851号公報は、放電のための主電極に対し補助導体を設けることにより放電収縮を抑制する技術を開示している。上記公報記載の平板型放電ランプにおいては、図4に示すそれまでの並行電極タイプの平板型放電ランプに対し、背面板22の外面に、主放電電極24,25に直交する方向に伸びる短冊状の補助導体を複数本、平行に並べて設ける。放電開始に当たっては、先ずそれぞれの主電極24,25と新設の補助導体との間で放電が始動し、それが主電極24,25間の放電に移行する。補助導体は平面光源の片面全体を覆うようになっているので、各場所で均一に放電が始動し、放電収縮のない、始動時から全面に広がった放電になる。
このように、平板型放電ランプにおける放電収縮対策にはこれまでいくつかの技術が知られているが、それらはいずれも、平板型放電ランプのうちでも「並行電極タイプ」の放電ランプに対するものであって、本発明が対象とする「対面電極タイプ」に対する放電収縮対策は、これまで知られていない。
従って、本発明は、対面電極タイプの平板型放電ランプにおいて、放電収縮を防止することを目的とする。
本発明の平板型放電ランプは、背面側基板に設けた第1の電極と前記背面側基板に距離を隔てて対面する光取出し側基板に設けた第2の電極との間に、Xeを含む気体を媒体として誘電体バリア放電を生じさせる構造の平板型希ガス放電灯において、前記二つの電極のいずれか一方の電極に対し、これと間を空けて並べて設けた電極であって、並んだ相手の電極との間に誘電体バリア放電を生じる第3の電極を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、対面電極タイプの平板型放電ランプにおける放電収縮を防止することが出来る。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
本発明の実施例1に係る対面電極タイプの平板型放電ランプ100の斜視図および断面図を示す図1を参照して、透光性で平板状の光取出し側基板1と、同様に平板状の背面側基板2とが、間を開けて対面している。光取出し側基板1の背面側基板2と向き合う面には、透光性の電極3(第2電極)が形成されている。この第2電極3は、例えばITOのような透光性の導電材料でできていて、光取出し側基板1の全面に設けられている。第2電極3の上には、透光性の誘電体膜4と更にその上に蛍光体膜5が、重ねて形成されている。誘電体膜4は、例えば低融点ガラスを印刷によって形成してもよいし、スパッタ法によりMgO膜を形成してもよい。また、両者を組み合わせて、重ねて使用してもよい。
一方の背面側基板2の光取出し側基板1と向き合う面にも、電極が設けられている。但し、電極は一種類ではなく、第1電極6と第3電極7の二種類の電極がある。この点が、図4に示される従来の対面電極タイプの平板型放電ランプと異なる点である。第1電極6と第3電極7とはどちらも、図2に示す背面側基板2の平面図に見られるような櫛の歯状の電極であって、2つの電極の櫛の歯の部分どうしが向い合わせになっていて、一方の電極の櫛の歯がもう一方の電極の櫛の歯の間に一本おきに入り込む形に組み合わされた配置になっている。第1電極6と第3電極7の上には誘電体膜8と更にその上に蛍光体膜9が、重ねて形成されている。誘電体膜8は、光取出し側基板1の誘電体膜と同様に、低融点ガラスを印刷によって形成してできている。なお、背面側基板からの光の流出を防ぐために、誘電体膜中に酸化チタン粉末のような光反射材料を混合してもよい。この場合は、その反射光により光取出し出力を増加することができる。また、光取出し側基板1におけると同様に、低融点ガラスに替えてMgO膜を単独で用いてもよいし、両者を重ねて併用してもよい。そして、光取出し側基板1と背面側基板2とが、向い合わせの面の周縁部で、封止用の枠10を挟んでフリットシールガラスからなる接着層11で気密に封着されて、平板状で気密中空の放電室を形作っている。その気密の放電室には、Xeを主成分とする放電媒体のガスが封入されている。圧力は、1.3×10 〜40×10 Pa(10〜300Torr)程度である。
本実施例に係る平板型放電ランプは、次のようにして放電させる。図1(b)中に示すように、光取出し側基板の第2電極3と背面側基板2の第3電極7とを、同電位になるように結線する。そして、それら同電位にある第2電極3及び第3電極7と、背面側基板上の第1電極6との間に、例えばインバータ12のような交流電源から、10〜100kHz程度の周波数の高周波交流電圧を印加する。その高周波交流電圧の印加により放電室内に、MgO膜4,8を誘電体とする誘電体バリア放電が生じるのであるが、その際、放電は、背面側基板の第1電極6とこれに対面する光取出し側基板の第2電極3との間に生じるだけではなく、第1電極6とこれに並んでいる第3電極7との間でも放電が生じる。このように、第1電極6と第3電極7との間にも放電が生じることにより、放電の経路がこれまでより増える。これにより、同じ放電電流でもその分放電の範囲が広がることになり、発光効率が向上する。本発明者が観測したところでは、図5に示す構造の従来の対面電極タイプの放電ランプでは背面側基板の電極と光取出し側基板の電極との間に、ストリーム状の発光が目視されたのに対し、本実施例においては、目視ではストリーム状発光が認められない程度に放電の収縮が改善された。
図3に、本実施例に係る対面電極タイプの平板型放電ランプと、図5に示した従来の平板型放電ランプについて、発光効率を比較した結果を示す。図示するグラフにおいて、横軸はランプへの投入電力であって、放電の電源であるインバータ12(図1(b)参照)への直流入力電力を示す。縦軸は、放射された光の輝度を示す。図に見られるように、本実施例に係る放電ランプの発光効率は、従来の放電ランプに比べ、約1.4倍程度に向上している。
ここで、第1電極6と第3電極7とは、平行に並んでいてそれら2種類の電極の間で放電が生じる構造になっていればよいのであって、特に本実施例におけるように櫛の歯状の電極である必要はない。しかしながら、本実施例のように2つの櫛の歯状電極の歯を、互いに相手の歯の間に入れ込ませるようにすると、放電は一つ一つの櫛の歯ごとに両脇に分かれて生じるようになるので、その分放電経路が倍加し、発光の均一性や発光効率の向上により効果的である。
尚、第2電極3と第3電極7とを同電位にし、第1電極6はそれら2つの電極とは異なる電位にするのであるが、どちらを高電位にしどちらを低電位にしても構わない。但し、安全上の観点から、光取出し側の電極を低電位にして、具体的には接地電位にするのがよい。
尚また、第3電極7は背面側基板2ではなく、光取出し側基板1に第2電極3と並べて設けてもよい。その場合は、光取出し側基板の第2電極3と、それに並べる第3電極とを櫛の歯状電極にして互いに入れ込ませ、背面側基板の第1電極6は全面電極にする。そして、第1電極6と第3電極とを同電位にし、それらの電極と光取出し側基板の第2電極3との間に高周波交流電力を入力する。
本実施例に係る平板型放電ランプは、次のようにして製造する。先ず、背面側基板2となるガラスの平板に、第1電極6と第3電極7とを形成する。そのために、銀ペーストなどの導電性ペーストを用い、スクリーン印刷法で第1電極6と第3電極7のパターンを印刷し、所定の温度で焼成して、第1電極6と第3電極7とを同時に形成する。
次いで、第1電極6および第3電極7の上に、誘電体膜8を形成する。そのために、ガラスペーストを使ったスクリーン印刷法で誘電体膜8のパターンを形成し、所定の温度で焼成する。誘電体膜8のパターンは、第1電極6および第3電極7だけを包むような形状でもよいし、背面側基板2の全面を覆う形状にしてもよい。
その後、蛍光体膜9を形成する。そのために、蛍光体粉末と、バインダと、溶剤とを混合したペーストを、スクリーン印刷法で背面側基板2の全面に塗布し、所定の温度で焼成する。
そして、後に封止用の枠10を接着する周縁部に、接着層11となるフリットシールガラスペーストを、スクリーン印刷法でパターン形成したのち、所定の温度で焼成する。これら一連の工程で、第1電極6および第3電極7、誘電体膜8、蛍光体膜9を備える背面側基板2を得る。
別に、光取出し側基板1を準備する。先ず、透光性のガラスの平板に、透光性の第2電極3を形成する。導電材料にはITOを用い、ガラスの平板の全面にスパッタ法でITOの膜を形成する。
その後、第2電極3の全面に、誘電体膜4を形成する。そのために、背面側基板における誘電体膜8の形成と同様に、ガラスペーストを第2電極3の上にスクリーン印刷法で塗布し、所定の温度で焼成する。
次いで、誘電体膜4の全面に蛍光体膜5を形成する。そのために、背面側基板における蛍光体膜9の形成と同様に、蛍光体粉末と、バインダと、溶剤とを混合したペーストを誘電体膜4の上にスクリーン印刷法で塗布し、所定の温度で焼成する。
そして、後に封止用の枠10を接着する周縁部に、接着層11となるフリットシールガラスペーストを、スクリーン印刷法でパターン形成したのち、所定の温度で焼成する。これら一連の工程で、第2電極3、誘電体膜4、蛍光体膜5を備える光取出し側基板1を得る。
これまでの工程で成膜やパターン形成を終えた背面側基板2と光取出し側1とを、電極や誘電体膜、蛍光体膜が形成されている面が向い合うようにして、封止用の枠10を間に挟んで対面させ、所定の温度で焼成する。これにより、各基板1,2と封止用の枠10とが、フリットシールガラス11で気密に封着される。
その後、2枚の基板1,2と封止用の枠10とで囲まれた放電室内にXeを主とする希ガスを封入して、本実施例に係る対面電極タイプの平板型放電ランプを完成する。尚、本実施例では、封止用の枠10は光取出し側基板1や背面側基板2とは別体のものであるとしたが、光取出し側基板1または背面側基板2に、縁が立ち上がった構造の浅皿状のものを用いて、封止用の枠10がどちらかの基板に始めから一体化されているようにしてもよい。
ここで、第1電極6、第2電極3および第3電極7は、必ずしも2つの基板1,2の内面に形成しなくてもよく、電極を基板の外面に設ける、いわゆる外部電極構造にしてもよい。その場合は、外部電極構造にした電極については、背面側基板2や光取出し側基板1自体が誘電体の役をなすので、誘電体膜8または誘電体膜4は不要になり、製造工程が簡単になる。但し、第1電極6と第3電極7については、一方の電極が内面電極なら他方の電極も内面電極に、或いは、一方が外部電極なら他方も外部電極にというように、双方の電極構造(電極の形成部位)を同じにする方がよいであろう。両方の電極構造が異なっていると、両電極を同時に形成することができず、別々に電極形成をしなければならなくなって製造工程が複雑になるからである。
尚、実施例では、光取出し側基板1にも背面側基板2にも、誘電体膜の上に蛍光体膜5,9を設けた例について述べたが、蛍光体膜はどちらか一方だけでも構わない。更には、放電媒体の気体が放射する紫外線をそのまま外部に取り出して紫外線源として用いるのであれば、どちらの蛍光体膜5,9とも設ける必要はない。
本発明は、薄形で、光強度が強くその均一性が望まれる、例えば直下方式の液晶パネルのバックライトなどに用いて好適である。
本発明の一実施例に係る対面電極タイプの平板型放電ランプの構造を示す斜視図及び断面図である。 実施例1における背面側基板の櫛の歯状電極の形状を示す平面図である。 対面電極タイプの平板型放電ランプにおける発光効率を、実施例1に係る放電ランプと従来の放電ランプとで比較して示す図である。 従来の技術に係る平板型放電ランプの一例の断面を示す図である。 従来の技術に係る平板型放電ランプの他の例の断面を示す図である。
符号の説明
1 光取出し側基板
2 背面側基板
3 第2電極
4 誘電体膜
5 蛍光体膜
6 第1電極
7 第3電極
8 誘電体膜
9 蛍光体膜
10 封止用の枠
11 接着層
12 インバータ
21 前面板
22 背面板
23 放電空間
24 第1放電電極
25 第2放電電極
26 誘電体膜
27 蛍光体膜
31 ガラス基板
32 透明電極膜
33 透明誘電体膜
34 蛍光体膜
35 封着部
100 実施例1に係る平板型放電ランプ

Claims (9)

  1. 背面側基板に設けた第1の電極と前記背面側基板に距離を隔てて対面する光取出し側基板に設けた第2の電極との間に、キセノンを含む気体を媒体として誘電体バリア放電を生じさせる構造の平板型希ガス放電灯において、
    前記二つの電極のいずれか一方の電極に対し、これと間を空けて並べて設けた第3の電極を有し、
    前記第3の電極は、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間で誘電体バリア放電が生じている間に、前記第3の電極と同一基板上に設けられた前記第1の電極または前記第2の電極との間で誘電体バリア放電を生じる構成であって、前記第3の電極と異なる基板上に設けられた前記第1の電極または前記第2の電極のいずれかと同電位となるように設けられていること
    を特徴とする平板型希ガス放電灯。
  2. 前記第3の電極を背面側基板に設けたことを特徴とする、請求項1に記載の平板型希ガス放電灯。
  3. 前記第1の電極、第2の電極及び第3の電極の少なくとも一つは、前記背面側基板又は光取出し側基板の外面に設けた、外部電極構造の電極であることを特徴とする、請求項1に記載の平板型希ガス放電灯。
  4. 絶縁性の背面側基板と、
    前記背面側基板に距離を隔てて対面する、絶縁性で透光性の光取出し側基板と、
    前記背面側基板及び前記光取出し側基板の周縁部において両基板の間に介在し、前記二つの基板と協働して中空密閉の平板状放電空間を形成する封止手段と、
    前記放電空間の内部に封入した、キセノンを含む放電媒体の気体と、
    前記背面側基板の放電空間に臨む面に形成された第1の電極及び、その第1の電極に並べて間を空けて設けられた第3の電極と、
    前記第1の電極及び第3の電極を覆う誘電体層と、
    前記光取出し側基板の放電空間に臨む面に形成された透光性の第2の電極と、
    前記第2の電極を覆う誘電体層
    とを少なくとも含み、
    前記第3の電極は、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間で誘電体バリア放電が生じている間に、前記第1の電極との間で誘電体バリア放電を生じる構成であって、第2の電極と同電位となるように設けられていることを特徴とする平板型希ガス放電灯。
  5. 前記第1の電極及び第3の電極を覆う蛍光体層及び、前記第2の電極を覆う蛍光体層の少なくとも一つを設けたことを特徴とする、請求項4に記載の平板型希ガス放電灯。
  6. 板型希ガス放電灯を点灯させる方法であって、
    前記平板型希ガス放電灯は、背面側基板に設けた第1の電極と前記背面側基板に距離を隔てて対面する光取出し側基板に設けた第2の電極との間に、キセノンを含む気体を媒体として誘電体バリア放電を生じさせる構造であり、前記二つの電極のいずれか一方の電極に対し、これと間を空けて並べて設けた第3の電極を有し、前記第3の電極は、前記第1の電極と前記第2の電極との間で誘電体バリア放電が生じている間に、前記第3の電極と同一基板上に設けられた前記第1の電極または前記第2の電極との間で誘電体バリア放電を生じるように設けられているものであり、
    前記第1の電極と第2の電極との間に電圧を印加し、
    前記第3の電極と前記第3の電極と同一基板上に設けられた前記第1の電極との間に電圧が印加されるように、前記第3の電極と前記第2の電極とを同電位にするか、または、
    前記第3の電極と前記第3の電極と同一基板上に設けられた前記第2の電極との間に電圧が印加されるように、前記第3の電極と前記第1の電極とを同電位にする
    ことを特徴とする、平板型希ガス放電灯の点灯方法。
  7. 平板型希ガス放電灯を点灯させる方法であって、
    前記平板型希ガス放電灯は、背面側基板に設けた第1の電極と前記背面側基板に距離を隔てて対面する光取出し側基板に設けた第2の電極との間に、キセノンを含む気体を媒体として誘電体バリア放電を生じさせる構造であり、前記二つの電極のいずれか一方の電極に対し、これと間を空けて並べて設けた第3の電極を有し、前記第3の電極は、背面側基板に設けられ、前記第1の電極と前記第2の電極との間で誘電体バリア放電が生じている間に、前記第3の電極と同一基板上に設けられた前記第1の電極との間で誘電体バリア放電を生じるように設けられているものであり、
    前記第2の電極と前記第3の電極とを同電位にし、前記第1の電極と前記第2の電極との間、及び前記第1の電極と第3の電極との間に交流電圧を印加することを特徴とする、
    平板型希ガス放電灯の点灯方法。
  8. 前記第2の電極とこれと同電位にある第3の電極とを接地電位にすることを特徴とする、請求項7に記載の平板型希ガス放電灯の点灯方法。
  9. 請求項4に記載の平板型希ガス放電灯を製造する方法であって、前記背面側基板に電極を形成する過程と、前記光取出し側基板に電極を形成する過程とを少なくとも含む平板型希ガス放電灯の製造方法において、
    前記背面側基板に電極を形成する過程では、前記第1の電極と第3の電極とを同時に形成することを特徴とする平板型希ガス放電灯の製造方法。
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