JP2003030457A - ドラッグストアを中核とした健康保全アイテムの供給システム - Google Patents

ドラッグストアを中核とした健康保全アイテムの供給システム

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JP2003030457A
JP2003030457A JP2001217701A JP2001217701A JP2003030457A JP 2003030457 A JP2003030457 A JP 2003030457A JP 2001217701 A JP2001217701 A JP 2001217701A JP 2001217701 A JP2001217701 A JP 2001217701A JP 2003030457 A JP2003030457 A JP 2003030457A
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customer
health
medical
supply system
drug
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Yoshiya Imai
芳也 今井
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SHIZUOKA DATA MANAGEMENT KK
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SHIZUOKA DATA MAN KK
SHIZUOKA DATA MANAGEMENT KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬局が従来より顧客に対して提供していた薬
剤に加え、顧客の身体状況及び嗜好に適合した食品を、
安全且つ合理的に提供することのできる新規な健康保全
アイテムの供給システムの開発を技術課題とした。 【解決手段】 サービスストア1と、顧客2と、医療保
健機関3と、アイテムサプライヤ4とが、少なくともシ
ステム本部5を介してそれぞれが連係する商品供給シス
テムであって、前記アイテムサプライヤ4から顧客2に
供給される健康保全アイテム7は、顧客2の自己管理情
報に基づいて決定された薬剤70と食品71とを含むも
のであることを特徴として成り、供給システムが顧客2
の自己管理情報及び薬剤70と食品71を管理すること
により、顧客2に最適な薬剤70と食品71とを継続的
に提供することができ、顧客2は格別労することなく、
薬剤70の服用による治療と並行して食事療法をも受け
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドラッグストアの運
営形態に関するものであって、特にドラッグストアが従
来より顧客に対して提供していた薬剤に加え、顧客の身
体状況及び嗜好に適合した食品を、医療保健機関の関与
を組み込みながら安全且つ合理的に提供できるようにし
たドラッグストアを中核とした健康保全アイテムの供給
システムに係るものである。
【0002】
【発明の背景】国内における薬局(薬剤師がいて調剤室
があり、処方箋による調剤を行うことのできるもの。)
の営業形態は、病院において医師によって発行された処
方箋に基づいて、薬剤師が薬剤の調合等を行って顧客に
対して提供するといったものが一般的であって、これに
付随して市販薬や健康食品等の販売を行う店もある。
【0003】一方、国内の多くの病院では病院内に独自
の薬局を保有しており、患者は医師の診察を受けた後、
医師の処方に基づいた薬剤を受け取るとともに、診療代
と薬代とを併せて精算する場合が多い。ところで近時、
諸外国で一般的な医薬分離形態の有用性が認識されつつ
あり、患者が病院等とは独立した薬局をいわゆるかかり
つけ薬局として利用することにより、薬歴管理や服用指
導を受けることが推奨され始めている。これは、患者が
複数の医療機関を掛け持ち受診していた場合、他の医師
によって処方され服用している薬剤を医師に申告しなか
ったときには、同種の薬剤、飲み合わせの悪い薬剤が処
方されてしまい、思わぬ重大な副作用を引き起こしてし
まうことがあり、このような事態を回避する等の効果が
あるからである。すなわち患者が特定の薬局からのみ薬
剤の提供を受けるようにしていれば、薬剤師が上記問題
を見出して適切な対処がとれるものである。また特定の
薬局を継続的に使うことによって、アレルギーの問題
等、その人に合わない薬種を薬剤師が把握できるといっ
たメリットもある。
【0004】ところで糖尿病、高血圧症、骨粗鬆症、肥
満症等の疾病や、鉄、亜鉛等の欠乏症等は、生活習慣、
特に食習慣が要因となって引き起こされている場合が多
く、医食同源という言葉があるように健康を維持する上
で毎日の食事が重要であることは古くから広く認識され
ている。
【0005】
【開発を試みた技術的課題】本発明はこのような背景を
考慮してなされたものであって、薬局が従来より顧客に
対して提供していた薬剤に加え、顧客の身体状況及び嗜
好に適合した食品を、安全且つ合理的に提供することの
できる新規なドラッグストアを中核とした健康保全アイ
テムの供給システムを開発することを課題としたもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】まず請求項1記載のドラ
ッグストアを中核とした健康保全アイテムの供給システ
ムは、サービスストアと、顧客と、医療保健機関と、ア
イテムサプライヤとが、少なくともシステム本部を介し
てそれぞれが連係する商品供給システムであって、前記
アイテムサプライヤから顧客に供給される健康保全アイ
テムは、顧客の自己管理情報に基づいて決定された薬剤
と食品とを含むものであることを特徴として成るもので
ある。この発明によれば、供給システムが顧客の自己管
理情報及び薬剤と食品を管理することにより、顧客に最
適な薬剤と食品とを継続的に提供することができ、顧客
は格別労することなく、薬剤の服用による治療と並行し
て食事療法をも受けることができる。
【0007】また請求項2記載のドラッグストアを中核
とした健康保全アイテムの供給システムは、前記要件に
加え、前記自己管理情報は、医療保健機関による顧客の
診断結果、顧客自身の自覚症状または要望のうちのいず
れか一つまたは複数であることを特徴として成るもので
ある。この発明によれば、薬剤と食品とを、一例として
病名、病状等、医療保健機関による顧客の診断結果に基
づいて決定した場合には、供給システムは顧客に対し
て、薬剤については処方薬を提供するとともに、食品群
については病状に好ましいものを選択して提供すること
が可能と成る。このため顧客は格別カロリー計算等をす
ることなく安心して食事を取ることができる。また薬剤
と食品とを、顧客自身の自覚症状に基づいて決定した場
合には、供給システムは顧客に対して、薬剤については
市販薬を提供するとともに、食品については自覚症状に
好ましいものを選択して提供することが可能と成る。ま
た薬剤と食品とを、顧客自身の要望に基づいて決定した
場合には、供給システムは顧客に対して、薬剤について
は顧客の要望する市販薬を提供するとともに、食品につ
いては要望、嗜好に沿ったものを選択して提供すること
が可能となる。
【0008】更にまた請求項3記載のドラッグストアを
中核とした健康保全アイテムの供給システムは、前記要
件に加え、前記アイテムサプライヤによる顧客への商品
供給は、必要に応じて宅配により行うことを特徴として
成るものである。この発明によれば、顧客は自宅で薬剤
及び食品を受け取ることができる。このためサービスス
トアは顧客を広域にわたって獲得することができる。
【0009】更にまた請求項4記載のドラッグストアを
中核とした健康保全アイテムの供給システムは、前記要
件に加え、前記システム本部と医療保健機関との間の区
間では、顧客に関する情報に対して設定されたセキュリ
ティーロックを、顧客本人が解除した際に、前記情報を
送受信し得るように構成したことを特徴として成るもの
である。この発明によれば、顧客のプライバシーを保護
することができるとともに、顧客自身がセキュリティー
ロックを解除するため、顧客に対して安心感を与えるこ
とができる。
【0010】更にまた請求項5記載のドラッグストアを
中核とした健康保全アイテムの供給システムは、前記要
件に加え、前記医療保健機関からシステム本部に送られ
てきた調剤情報が異常指示値または顧客に不適切なもの
である蓋然性が高い場合には、サービスストアまたはア
イテムサプライヤと医療保健機関とが直接連係し得るよ
うに構成したことを特徴として成るものである。この発
明によれば、薬剤の種類、投薬量等の錯誤による医療ミ
スを回避して顧客の安全を確保することができる。
【0011】更にまた請求項6記載のドラッグストアを
中核とした健康保全アイテムの供給システムは、前記要
件に加え、前記医療保健機関は、医療施設または美容・
健康増進のために供される施設であることを特徴として
成るものである。この発明によれば、薬剤と食品とを、
医療施設または美容・健康増進のために供される施設の
保有する、顧客の種々の自己管理情報に基づいて決定す
ることができるため、複数の情報から総合的に判断して
顧客にとってより好適なものを提供することができる。
【0012】更にまた請求項7記載のドラッグストアを
中核とした健康保全アイテムの供給システムは、前記要
件に加え、前記システム本部は情報管理センターを具え
るものであり、顧客の自己管理情報を情報管理センター
に蓄積することにより、顧客が任意のサービスストアを
利用することができるように構成したことを特徴として
成るものである。この発明によれば、顧客は、診察を受
けた保健医療機関の最寄りのサービスストア、自宅の最
寄りのサービスストア、出先での最寄りのサービススト
ア等の何れに対しても注文をすることができ、利便性が
向上する。一方、供給システムの運営者にとっては、情
報の共有化、発送ルートの集約化により、情報伝達及び
商品配送を合理的に行うことができる。そしてこれら各
請求項記載の要件を手段として前記課題の解決が図られ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明を図示の実施由形態に
基づいて具体的に説明する。本発明のドラッグストア1
を中核とした健康保全アイテムの供給システムSは、図
1に示すようにサービズストア1と、顧客2と、医療保
健機関3と、アイテムサプライヤ4とが、少なくともシ
ステム本部5を介してそれぞれが連係する商品供給シス
テムであって、前記アイテムサプライヤ4から顧客2に
供給される健康保全アイテム7は、顧客2の自己管理情
報に基づいて決定された薬剤70と食品71である。以
下これら供給システムSを構成する各要素並びに健康保
全アイテム7について詳細に説明した後、ドラッグスト
ア1を中核とした健康保全アイテム7の供給システムS
の運営形態について説明する。
【0014】まず前記サービスストア1について説明す
ると、このものは薬事法による医薬販売許可の内、薬
局、一般販売業、薬種商販売業及び特例販売業の許可を
受けた店舗が該当する。前記薬局とは、薬剤師がいて調
剤室があり、処方箋による調剤ができ、すべての医薬品
の販売ができるものである。また前記一般販売業とは、
薬剤師がいて医薬品の販売ができるものである。更にま
た前記薬種商販売業とは、医薬品について知識経験があ
る者がいて、大衆薬が販売できるものである。更にまた
前記特例販売業とは、医薬品販売業がない地域や特に必
要と認められる場合に、知事等が指定した医薬品だけを
販売できるものである。そしてサービスストア1にはフ
ァクシミリ、電話等の通信手段を設けるものであり、こ
の実施の形態ではインターネットに接続可能なパソコン
10を配備するようにした。
【0015】次に前記顧客2について説明すると、この
実施の形態では本発明のドラッグストア1を中核とした
健康保全アイテム7の供給システムSは、会員として登
録された顧客2だけがサービスを受けることができるも
のであり、未登録の人であっても一定の条件を満たす場
合に前記サービスストア1の店頭において、あるいは郵
送、ホームページ上にて事前に登録するすることにより
サービスの提供を受けることが可能となるものである。
また顧客2は、通信手段としてインターネットに接続可
能なパソコン20を自宅21に配備するものであり、パ
ソコン20を保有していない場合には、通信手段として
インターネットに接続可能な携帯電話22あるいはファ
クシミリ23を保有するものである。また上記通信手段
を保有しない場合であっても、前記サービスストア1の
近隣に居住あるいは勤務する者であれば、サービススト
ア1の店頭において各種手続を行うことができるため、
会員として登録することができるものである。
【0016】次に前記医療保健機関3について説明する
と、このものは総合病院・開業医等の病院、保健所、老
人ホーム等のように、医師、看護士、栄養士、介護福祉
士等、広く医療保健に関する有資格者が常駐する医療施
設や、エステティックサロン、美容院、スポーツジム
等、美容・健康増進のために供される施設等が該当す
る。そして医療保健機関3にはファクシミリ、電話等の
通信手段を設けるものであり、この実施の形態では後述
するビジネス専用ネットワーク61に接続可能なパソコ
ン30及び電話31を配備するようにした。
【0017】次に前記アイテムサプライヤ4について説
明すると、このものは前記健康保全アイテム7たる薬剤
70及び食品71を顧客2に対して実際に供給する作業
を担う部門であって、アイテム調達部門、アイテム保管
部門、アイテム加工部門、アイテム個装部門、アイテム
配送部門等を具えて成るものである。そしてアイテムサ
プライヤ4にはファクシミリ、電話等の通信手段を設け
るものであり、この実施の形態ではビジネス専用ネット
ワーク61に接続可能なパソコン40および電話41を
配備するようにした。なお前記顧客2に対して提供する
薬剤70が処方薬である場合には、アイテムサプライヤ
4には薬剤師を配属する。
【0018】次に前記システム本部5について説明する
と、このものは前記サービスストア1と、顧客2と、医
療保健機関3と、アイテムサプライヤ4とをそれぞれ連
係するとともに本発明のドラッグストア1を中核とした
健康保全アイテム7の供給システムSを統括する部門で
あって、注文センター50及び情報管理センター51を
具えて成る。なおこの実施の形態では、注文センター5
0と情報管理センター51とを別棟とし、注文センター
50を前記アイテムサプライヤ4と隣接するようにした
が、同一建物内に設けるようにしてもよい。そしてこれ
ら注文センター50及び情報管理センター51にはそれ
ぞれ、ルータ、サーバを具えたLANが構築されるもの
であり、クライアント端末52、53が配備される。ま
た前記システム本部5と前記サービスストア1とは、O
BN(登録商標)等、インターネットとは独立したビジ
ネス専用ネットワーク61と、インターネット62とを
通じて相互に接続されるものであり、この実施の形態で
は前記注文センター50及び情報管理センター51をそ
れぞれ独立してネットワーク6に接続した。またシステ
ム本部5と顧客2、システム本部5と医療保健機関3、
システム本部5とアイテムサプライヤ4も、それぞれ同
様にネットワーク6により相互に接続される。なおこの
実施の形態で用いるネットワーク6は帯域が保障されて
いるものであり、ネットワーク6に接続されたアクセス
ポイント63を通じて電話、ファクシミリを用いた通信
を行うことも可能である。また前記顧客2のパソコン2
0及び携帯電話22は、インターネットプロバイダ64
を通じてインターネット62に接続されるものである。
【0019】本発明のドラッグストア1を中核とした健
康保全アイテム7の供給システムSは一例として上述の
ように構成されるものであり、以下供給システムSの運
営形態について説明する。 〔会員登録〕まず顧客2は、供給システムSによるサー
ビスを受けるために本システムの会員となるものであっ
て、適宜配布された申込用紙に住所、氏名、年齢、性
別、パスワード等の個人情報を記入するとともに、サー
ビスストア1に持参または郵送する。もちろんサービス
ストア1の店頭において申し込みを行うことも可能であ
る。そしてこのような申し込みを受けた供給システムS
側のオペレータは、前記個人データを情報管理センター
51のクライアント端末53に格納する。またこの他の
登録方法としては、顧客2がシステム本部5またはサー
ビスストア1の開設するインターネット上のホームペー
ジに必要事項を書き込んで会員登録するような形態を採
ることもでき、この場合にはオペレータが顧客2の個人
データを情報管理センター51のクライアント端末53
に格納する手間を省略することができる。
【0020】〔商品カタログ及び注文票の配布〕そして
供給システムSが提供する健康保全アイテム7の一覧が
記載された商品カタログ77及び定形の注文シート74
を顧客2に対して配布する。なおこの配布は、個々の顧
客2に対してシステム本部5によって一括して郵送、宅
配するようにしたり、各サービスストア1によって近隣
の顧客2に訪問手渡しするようにしてもよい。また自宅
21にパソコン20を具えた顧客2に対しては、ホーム
ページ中のカタログページのURLを記載した電子メー
ルを送付して、顧客2がホームページ上で健康保全アイ
テム7を確認できるようにすることもできる。
【0021】〔注文〕次いで顧客2は自身の自己管理情
報を供給システムSに対して告知することにより注文を
行う。前記自己管理情報とは、医療保健機関3による顧
客2の診断結果、顧客2自身の自覚症状または要望のう
ちのいずれか一つまたは複数を意味するものである。前
記医療保健機関3による顧客2の診断結果とは、顧客2
を診察した医師が発行した処方箋、顧客2の健康診断結
果(血液検査結果、尿検査結果等により検出された肝臓
機能(GOT値、GPT値、γ−GTP値等))、病名
等である。また顧客2自身の自覚症状とは、「朝起きら
れない」、「食欲がない」といった慢性的なものや、
「頭痛がする」、「腹痛がする」といった急性的なもの
等が挙げられる。更にまた顧客2の要望とは、食品71
に関して「あっさりしたもの」、「和食」といった抽象
的なものや、あらかじめ商品カタログ77、注文シート
74に記載されたメニューの中の「柿とえびのカクテル
サラダ仕立て」、「A定食」といった具体的なもの等が
挙げられる。また薬剤70に関しては、「眠くならない
風耶薬」といった抽象的なものや、「A社の風耶薬○○
ロン」等の具体的な商品名等が挙げられる。
【0022】以下顧客2が選択し得る注文形態毎にその
説明を行う。 (1)サービスストアでの対人注文 まず顧客2がサービスストア1に出向いて注文を行う形
態について説明すると、顧客2はサービスストア1にお
いて図2に示すような注文シート74に記入し、これを
担当者がキー入力、マークシートによる自動読み込み等
により電子化し、パソコン10から注文センター50に
おけるクライアント端末52に送信、蓄積する。なお自
己管理情報のうち、前記医療保健機関3による顧客2の
診断結果特に調剤情報については、顧客2が医療保健機
関含で受け取った処方箋を持参して担当者に手渡すもの
であるが、前記ネットワーク6を通じて医療保健機関3
から直接サービスストア1またはシステム本部5に送信
するようにしてもよい。但しこの場合には、顧客のプラ
イバシー保護のために、セキュリティーロックを顧客2
本人が解除して初めて顧客2の診断結果について送受信
が行えるようにするものであり、サービスストア1には
適宜このためのテンキー等を配備するものである。
【0023】(2)パソコンを用いた自宅からの注文 次に顧客2が自宅21においてパソコン20を用いて注
文を行う形態について説明すると、顧客2はシステム本
部5またはサービスストア1の開設するインターネット
上のホームページにアクセスするとともに、ここに自己
管理情報等を書き込むことにより、自己管理情報を注文
センター50のクライアント端末52に格納するもので
ある。このためオペレータが顧客2の自己管理情報を注
文センター50のクライアント端末52に格納する手間
を省略することができる。なお第三者による「なりすま
し」を防止するため、ホームページ上での本人確認の
際、会員登録時に設定したパスワードの入力を求めるよ
うにする。またこの場合にも前記自己管理情報のうち、
前記医療保健機関3による顧客2の診断結果について
は、前記ネットワーク6を通じて医療保健機関3から直
接サービスストア1またはシステム本部5に送信するも
のであり、顧客のプライバシー保護のために、セキュリ
ティーロックを顧客2本人が解除して初めて顧客2の診
断結果について送受信が行えるようにするものである。
また前記情報自体に鍵をかけて暗号化し、鍵を用いて復
号化することにより、情報漏洩、改ざん等を防止するよ
うにしてもよい
【0024】(3)ファクシミリを用いた自宅からの注
文 次に顧客2が自宅21においてファクシミリ23を用い
て注文を行う形態について説明すると、顧客2はシステ
ム本部5またはサービスストア1に対して、記入済の注
文シート74をファクシミリ送信するものであり、これ
を担当者がキー入力、マークシートによる自動読み込み
等により電子化し、注文センター50におけるクライア
ント端末52に蓄積する。なお自己管理情報のうち、前
記医療保健機関3による顧客2の診断結果については、
顧客2が医療保健機関3で受け取った処方箋をファクシ
ミリ送信するものであるが、前記ネットワーク6を通じ
て医療保健機関3から直接サービスストア1またはシス
テム本部5に送信するようにしてもよい。但しこの場合
には、顧客のプライバシー保護のために、電話機のプッ
シュトーンを利用する等して顧客2本人がセキュリティ
ーロックを解除して初めて顧客2の診断結果について送
受信が行えるようにするものである。
【0025】(4)携帯電話を用いた注文 次に顧客2が携帯電話キャリアが提供するインターネッ
ト接続サービスを用いて注文を行う携帯について説明す
るものであるが、この形態は基本的に上述したパソコン
20を用いて注文を行う形態と同様のものである。まず
顧客2はシステム本部5またはサービスストア1の開設
するインターネット上のホームページにアクセスすると
ともに、ここに自己管理情報等を書き込むことにより、
自己管理情報を注文センター50のクライアント端末5
2に格納するものである。このためオペレータが顧客2
の自己管理情報を注文センター50のクライアント端末
52に格納する手間を省略することができる。なお第三
者による「なりすまし」を防止するため、ホームページ
上での本人確認の際、会員登録時に設定したパスワード
の入力を求めるようにする。またこの場合にも前記自己
管理情報のうち、前記医療保健機関3による顧客2の診
断結果については、前記ネットワーク6を通じて医療保
健機関3から直接サービスストア1またはシステム本部
5に送信するものであり、顧客のプライバシー保護のた
めに、セキュリティーロックを顧客2本人が解除して初
めて顧客2の診断結果について送受信が行えるようにす
るものである。
【0026】〔情報の蓄積)そして上述のようにして注
文センター50におけるクライアント端末52に一時的
に蓄積された顧客2のデータは、情報管理センター51
におけるクライアント端末53に送られてここに蓄積さ
れるものであり、以後、顧客2の管理に供されることと
なる。この際、顧客2の利用状況に応じて、例えば購入
金額100円毎に1ポイントを計上し、1ポイント1円
分の利用ができるようにする等、種々の情報を付加する
ことができる。
【0027】〔健康保全アイテムの選定〕続いて供給シ
ステムSでは、顧客2に供給する健康保全アイテム7で
ある薬剤70と食品71とを、前記顧客2の自己管理情
報に基づいて決定する。以下薬剤70の選定及び食品7
1の選定について、種々のケース毎に説明する。 (1)薬剤の選定 (a)処方箋による処方薬の選定 顧客2に対して医療保健機関3において医師から処方箋
が発行されていた場合には、アイテムサプライヤ4に配
置された薬剤師は、情報管理センター51に蓄積された
データに基づいて適切な薬剤を選定するとともに、薬剤
名、作用、一回あたりの投薬量、一日の投薬回数、投薬
時間、注意事項等が記入されたドラッグインフォメーシ
ョンシート72を発行する。なお薬剤師による薬剤70
の選定にあたっては、薬剤師は顧客2の薬歴を情報管理
センター51から取り寄せ、この情報を参照することに
より、アレルギーの問題等、その人に合わない薬剤70
ではないかをチェックすることができる。また、処方箋
に記載された調剤情報が、異常指示値または顧客2に不
適切なものである蓋然性が高い場合には、サービススト
ア1またはアイテムサプライヤ4と医療保健機関3とが
直接連係するものである。具体的には、処方箋に記載さ
れた、薬剤70の種頚、投薬量等の錯誤を薬剤師が見い
出した場合、あるいは顧客2が同種の薬剤70を服用中
である場合等が該当するものであり、薬剤師はネットワ
ーク6を通じて医療保健機関3に連絡を取り、医師への
確認、薬種の変更等、適切な対処を行うことにより、医
療ミスを回避して顧客2の安全を確保するものである。
【0028】(b)顧客自身の自覚症状に基づいた薬剤
の選定 また顧客2による「朝起きられない」、「食欲がな
い」、「頭痛がする」、「腹痛がする」といった自覚症
状とともに薬剤70を希望する旨の告知がされた場合に
は、前記薬剤師もしくは医薬品について知識経験がある
者が顧客2の薬歴照会を行うとともに総合的に判断して
大衆薬(市販薬)、医薬部外品の栄養ドリンクや錠剤等
を選定する。
【0029】(c)顧客自身の要望に基づいた薬剤の選
定 また顧客2による「眠くならない風耶薬」、「A社の胃
腸薬○○ロン」等の薬剤70を希望する旨の告知がされ
た場合には、前記薬剤師もしくは医薬品について知識経
験がある者が、顧客2の薬歴照会を行うとともに総合的
に判断して要望のあった薬剤等を選定する。
【0030】(2)食品の選定 (a)顧客自身の自覚症状に基づいた食品の選定 また顧客2による「朝起きられない」、「食欲がない」
といった自覚症状が告知された場合には、アイテムサプ
ライヤ4に配置された栄養士等によって適切なメニュー
が選定される。なお更に調理済み食品、半調理済み食
品、食材等の中から指定があった場合にはそれぞれの状
態で提供することとなる。そしてこれら食品に対して
は、原材料名、カロリー、調理方法等の記載されたレシ
ピ73が添付される。
【0031】(b)顧客自身の要望に基づいた食品の選
定 また顧客2によるあらかじめ商品カタログ77、注文シ
ート、74に記載されたメニューの中の「カレーライ
ス」、「A定食」、「糖尿病コース」といった具体的な
要望が告知された場合には、それらのメニューが選定さ
れる。なお更に調理済み食品、半調理済み食品、食材等
の中から指定があった場合にはそれぞれの状態で提供す
ることとなる。そしてこれら食品に対しては、原材料
名、カロリー、調理方法等の記載されたレシピ73が添
付される。
【0032】(c)過去の履歴に基づいた食品の選定 また顧客2が一過間分、二週間分等比較的短期間での注
文を連続して行った場合には、過去の履歴を参照して重
複しないメニューが選定される。そしてこれら食品に対
しては、原材料名、カロリー、調理方法等の記載された
レシピ73が添付される。
【0033】〔健康保全アイテムの個装〕そして上述の
ようにして選定された薬剤70及びドラッグインフォメ
ーションシート72並びに食品71及びレシピ73を、
蓄冷材あるいは保温材とともにコンテナ8に収容して配
送に備えるものである。なお前記コンテナ8に対して
は、他の健康保全アイテム7として、次回分の注文シー
ト74、納品書75、請求書76、商品カタログ77及
び前回分の領収証78等を同包するものである。
【0034】〔健康保全アイテムの供給〕そして前記健
康保全アイテム7を内包したコンテナ8を顧客2のもと
に届けるものであり、この実施の形態では専用の運搬車
42を用いた宅配形式にて配送するものである。このよ
うに顧客2は、自己管理情報に適合した薬剤70並びに
自身の身体状況及び嗜好に適合した食品71を自宅21
に居ながらにして受け取ることができる。なお前記運搬
車42に薬剤師が同乗すれば、個々の顧客2に対して薬
剤70の服用指導を行うことができる。
【0035】
【他の実施の形態】本発明は上述した実施の形態を基本
となる実施の形態とするものであるが、本発明の技術的
思想に基づいて以下に示すような実施の形態を採ること
もできる。まず上述の基本となる実施の形態では、顧客
2の自己管理情報を情報管理センター51にのみ蓄積す
るようにしたが、各サービスストア1に具えたパソコン
10等にも蓄積するようにしてもよい。そしてこの場合
には各サービスストア1に配された薬剤師によって顧客
2の状況をより細かく把握することができるため、薬剤
70及び食品71の選定をより適切に行うことができ
る。
【0036】また上述の基本となる実施の形態では、健
康保全アイテム7の配送を宅配によって行ったが、アイ
テムサプライヤ4からサービスストア1に配送し、顧客
2がサービスストア1まで引き取りにくるような形態を
採ることもできる。この場合、顧客2はサービスストア
1に配された薬剤師によって薬剤70の服用指導を受け
ることができる。一方、供給システムSにとっては、配
送コストを削減し、より低価格で健康保全アイテム7を
顧客2に対して提供することができる。
【0037】また前記健康保全アイテム7としては、薬
剤70及び食品71の他に、歩行器、ランニングマシー
ン、腹筋台等の機器や、姿勢矯正用の衣服等を選択する
ことも可能であり、更には顧客2の自己管理情報に見合
ったエクササイズメニューを記載した指導書等とするこ
とも可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明は以上述べたような構成を有する
ものであり、ドラッグストア1が従来より顧客2に対し
て提供していた薬剤70に加え、顧客2の身体状況及び
嗜好に適合した食品71等を、医療保健機関3の関与を
組み込みながら安全且つ合理的に提供することができる
ため、ドラッグストア1が顧客2の健康維持・管理の支
援を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドラッグストアを中核とした健康保全
アイテムの供給システムを示す全体図である。
【図2】注文シートの一例を示す平面図である。
【符号の説明】
S 供給システム 1 サービスストア 10 パソコン 2 顧客 20 パソコン 21 自宅 22 携帯電話 23 ファクシミリ 3 医療保健機関 30 パソコン 31 電話 4 アイテムサプライヤ 40 パソコン 41 電話 42 運搬車 5 システム本部 50 注文センター 51 情報管理センター 52 クライアント端末 53 クライアント端末 6 ネットワーク 61 ビジネス専用ネットワーク 62 インターネット 63 アクセスポイント 64 インターネットプロバイダ 7 健康保全アイテム 70 薬剤 71 食品 72 ドラッグインフォメーションシート 73 レシピ 74 注文シート 75 納品書 76 請求書 77 商品カタログ 78 領収証 8 コンテナ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスストアと、顧客と、医療保健機
    関と、アイテムサプライヤとが、少なくともシステム本
    部を介してそれぞれが連係する商品供給システムであっ
    て、前記アイテムサプライヤから顧客に供給される健康
    保全アイテムは、顧客の自己管理情報に基づいて決定さ
    れた薬剤と食品とを含むものであることを特徴とするド
    ラッグストアを中核とした健康保全アイテムの供給シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記自己管理情報は、医療保健機関によ
    る顧客の診断結果、顧客自身の自覚症状または要望のう
    ちのいずれか一つまたは複数であることを特徴とする請
    求項1記載のドラッグストアを中核とした健康保全アイ
    テムの供給システム。
  3. 【請求項3】 前記アイテムサプライヤによる顧客への
    商品供給は、必要に応じて宅配により行うことを特徴と
    する請求項1または2記載のドラッグストアを中核とし
    た健康保全アイテムの供給システム。
  4. 【請求項4】 前記システム本部と医療保健機関との間
    の区間では、顧客に関する情報に対して設定されたセキ
    ュリティーロックを、顧客本人が解除した際に、前記情
    報を送受信し得るように構成したことを特徴とする請求
    項1、2または3記載のドラッグストアを中核とした健
    康保全アイテムの供給システム。
  5. 【請求項5】 前記医療保健機関からシステム本部に送
    られてきた調剤情報が異常指示値または顧客に不適切な
    ものである蓋然性が高い場合には、サービスストアまた
    はアイテムサプライヤと医療保健機関とが直接連係し得
    るように構成したことを特徴とする請求項1、2、3ま
    たは4記載のドラッグストアを中核とした健康保全アイ
    テムの供給システム。
  6. 【請求項6】 前記医療保健機関は、医療施設または美
    容・健康増進のために供される施設であることを特徴と
    する請求項1、2、3、4または5記載のドラッグスト
    アを中核とした健康保全アイテムの供給システム。
  7. 【請求項7】 前記システム本部は情報管理センターを
    具えるものであり、顧客の自己管理情報を情報管理セン
    ターに蓄積することにより、顧客が任意のサービススト
    アを利用することができるように構成したことを特徴と
    する請求項1、2、3、4、5または6記載のドラッグ
    ストアを中核とした健康保全アイテムの供給システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010250712A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Toyama No Kusuriyasan:Kk 通信媒体を利用した市販薬の販売方法
WO2013168459A1 (ja) * 2012-05-09 2013-11-14 日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 商品購入システム
JP2019086877A (ja) * 2017-11-02 2019-06-06 株式会社ゴルトベルク 医薬品販売システム

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