JP2003030366A - 通信回線を介してキャラクタをレンタルするシステムを制御するサーバ - Google Patents

通信回線を介してキャラクタをレンタルするシステムを制御するサーバ

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JP2003030366A JP2001212252A JP2001212252A JP2003030366A JP 2003030366 A JP2003030366 A JP 2003030366A JP 2001212252 A JP2001212252 A JP 2001212252A JP 2001212252 A JP2001212252 A JP 2001212252A JP 2003030366 A JP2003030366 A JP 2003030366A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャラクタを容易かつ手軽に入手して利用で
きるとともに、操作者の状況に応じてキャラクタが操作
者に話しかけるようにすることにより、キャラクタと情
報の共有化を図って、仮想空間におけるキャラクタと現
実空間における操作者とを一体不可分に結びつけて、キ
ャラクタを操作者の生活の一部に溶け込ませることによ
り、キャラクタに対して愛着を感じさせる可能性が生ず
るサーバを提供する。 【解決手段】 通信端末装置において行われる通信に関
する文字若しくは画像等であって、前記通信に関する通
信履歴に基づいて作成された文字若しくは画像等を、前
記通信端末装置の表示部に表示せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
の通信回線を介してキャラクタをレンタルするシステム
を制御するサーバに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のゲーム装置やゲームシステムにお
いては、人間や動物等の動体物等を模したキャラクタが
登場し、ゲームプログラムによって形成された仮想空間
の中で、キャラクタは、様々な行動をするものが存在す
る。このキャラクタの行動は、ゲームプログラムにより
定められ、又はゲームプレイヤーの意思を反映したもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ゲーム装置やゲームシステムにおけるキャラクタは、不
特定多数のプレイヤーに共通のものであり、キャラクタ
の性格や行動は、所定の定められたものから選択するも
のであったため、プレイヤーの意思や感情に固有のもの
とはなり得ず、自分の所有物としてのキャラクタ、又は
自分にとって身近な存在としてのキャラクタという認識
がプレイヤーに起こり難いものであり、キャラクタに対
する興味やゲームそのものに対する興味を失わせる場合
が多いという問題が生じていた。
【0004】その一方、近年においては、育成ゲームと
称されるゲームも登場してきているが、あくまでも、キ
ャラクタの行動等について所定の定められたものを選択
せざるを得ず、プレイヤーの感情や意思をキャラクタに
反映させることが必ずしもできるものではなかった。こ
のため、キャラクタを育成していっても、ゲームプログ
ラムで予め定められた結果の一つを選択するにすぎない
ものであり、プレイヤーが何度もゲームを繰り返し行う
に従って次第に飽きを感じてしまうということが生じて
いた。
【0005】また、メールをキャラクタが配送するよう
なプログラムも登場してきているが、あくまでも、キャ
ラクタを介してメールを送受信するものであり、メール
等の内容についての情報をプログラムの使用者と共有す
ることはできず、メールの送受信について単に視覚的な
面白さを追求したに過ぎないものであった。
【0006】更には、人間や犬等の動体物を模したロボ
ットも登場し、飼い主に対する感情を持たせることによ
り、飼い主になついたり、飼い主を警戒したりするよう
な行動をとるものも登場してきている。しかし、ロボッ
トはあくまでも現実の世界に存在するものであり、実在
する人間や犬等に比して如何に似た行動や同じ行動をと
り得るのかという点が着目されている点である。
【0007】また、犬型ロボット等のロボットの情報入
力手段は、例えば、目に対応するセンサや耳に対応する
センサ等であり、ロボットが得ることのできる情報の種
類は著しく乏しいものとなっている。このため、人間と
情報の共有化を図ることは、困難なものと言わざると得
ないものとなっている。
【0008】更にまた、上述したソフトウェアやロボッ
トは、購入をしてみなければ、キャラクタやロボットが
自分の性格や生活に適したものであるか否かを判別する
ことができず、興味を持った者に多大な出費を強いるも
のであったり、自分と合わないものであるときには、無
念感や絶望感をも感じさせたりするものであった。
【0009】本発明は、上述した如き課題に鑑みてなさ
れたものであり、キャラクタを容易かつ手軽に入手して
利用できるとともに、操作者の状況に応じてキャラクタ
が操作者に話しかけるようにすることにより、キャラク
タと情報の共有化を図って、仮想空間におけるキャラク
タと現実空間における操作者とを一体不可分に結びつけ
て、キャラクタを操作者の生活の一部に溶け込ませるこ
とにより、キャラクタに対して愛着を感じさせる可能性
が生ずるサーバを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明においては、前記通信端末装置にお
いて行われる通信に関する文字若しくは画像等であっ
て、前記通信に関する通信履歴に基づいて作成された文
字若しくは画像等を、前記通信端末装置の表示部に表示
せしめることを特徴とする。
【0011】即ち、本発明においては、「前記通信に関
する通信履歴に基づいて作成された文字若しくは画像等
を、前記通信端末装置の表示部に表示せしめる」ことに
より、操作者の状況に応じてキャラクタが操作者に話し
かけるようにしているのである。
【0012】より具体的には、本発明は、以下のような
ものを提供する。
【0013】(1) 通信回線を介して通信端末装置と
接続された状態で、当該通信端末装置とデータを送受信
し得るサーバであって、前記通信端末装置の表示部に表
示されるキャラクタに関するキャラクタ情報について、
当該通信端末装置における当該キャラクタ情報の有限使
用の権能を定め、かつ、前記通信端末装置において行わ
れる通信に関する「文字若しくは画像又はこれらの組合
せ」であって、前記通信に関する通信履歴に基づいて作
成された「文字若しくは画像又はこれらの組合せ」を、
前記通信端末装置の表示部に表示せしめることを特徴と
するサーバ。
【0014】(2) 通信回線を介して通信端末装置と
接続された状態で、当該通信端末装置とデータを送受信
し得るサーバであって、前記通信端末装置の表示部に表
示されるキャラクタに関するキャラクタ情報について、
当該通信端末装置における当該キャラクタ情報の有限使
用の権能を定め、かつ、「前記通信端末装置において行
われる通信に関する「文字若しくは画像又はこれらの組
合せ」であって、前記通信に関する通信履歴に基づいて
作成された「文字若しくは画像又はこれらの組合せ」
を、前記通信端末装置の表示部に表示せしめるプログラ
ム」を、前記通信端末装置に前記データとして供給する
ことを特徴とするサーバ。
【0015】上述した(1)又は(2)の発明によれ
ば、「前記通信に関する通信履歴に基づいて」作成され
た前記「文字若しくは画像又はこれらの組合せ」を、前
記通信端末装置の表示部に表示せしめているので、通信
状況に適合した「文字若しくは画像又はこれらの組合
せ」を表示させて、キャラクタが操作者に話しかけるよ
うにすることができ、「自分の行動を傍で見ていてくれ
るパートナー」としてキャラクタを位置付けることが可
能となり、従来のキャラクタが持たれていた「ゲームの
中だけで存在するキャラクタに過ぎない」という固定観
念を覆して、操作者の日常生活の中にキャラクタを溶け
込ませることが可能となり、更にキャラクタが操作者に
繰り返し話しかけてくることによりキャラクタに対して
愛着を感じさせる可能性が生ずる。
【0016】(3) 前記通信履歴が、通信時間に関す
る情報又は通信回数に関する情報を含んでなるものであ
る上記(1)又は(2)に記載のサーバ。
【0017】上述した(3)の発明によれば、「通信時
間に関する情報又は通信回数に関する情報」という簡易
な情報を用いて前記「文字若しくは画像又はこれらの組
合せ」が作成されることとなり、前記「文字若しくは画
像又はこれらの組合せ」を表示せしめるための処理を容
易なものにし得る利点がある。また、「通信時間に関す
る情報又は通信回数に関する情報」という操作者の個人
的な情報を、キャラクタと共有させることもできる。
【0018】(4) 前記通信履歴に基づいて作成され
た「文字若しくは画像又はこれらの組合せ」が、前記キ
ャラクタ情報に関連させられたものか、又は前記キャラ
クタからのメッセージとしてのものかのいずれか又は両
方である上記(1)又は(2)に記載のサーバ。
【0019】上述した(4)の発明によれば、「自分の
行動を傍で見ていてくれるパートナー」というキャラク
タに対する操作者の思いをより強くすることが可能とな
り、操作者の日常生活の中にキャラクタを溶け込ませ
て、更にキャラクタに対して愛着を感じさせる可能性が
生ずる。
【0020】(5) 前記通信端末装置の通信状況に応
じて、前記「文字若しくは画像又はこれらの組合せ」を
前記通信端末装置の表示部に表示せしめる上記(1)に
記載のサーバ。
【0021】(6) 前記プログラムが、前記通信端末
装置の通信状況に応じて、前記「文字若しくは画像又は
これらの組合せ」を前記通信端末装置の表示部に表示せ
しめるものである上記(2)に記載のサーバ。
【0022】上述した(5)又は(6)の発明によれ
ば、通信状況に適合した「文字若しくは画像又はこれら
の組合せ」をタイミング良く表示させることができ、
「自分の行動を傍で見ていてくれるパートナー」という
キャラクタに対する操作者の思いをより強いものにでき
る可能性が生ずる。
【0023】更に、本発明は、以下のようなものも提供
する。
【0024】(7) 通信回線を介して通信端末装置と
接続された状態で、当該通信端末装置とデータを送受信
し得るサーバであって、前記通信端末装置の表示部に表
示されるキャラクタに関するキャラクタ情報について、
当該通信端末装置における当該キャラクタ情報の有限使
用の権能を定め、かつ、前記通信端末装置の使用に関す
る「文字若しくは画像又はこれらの組合せ」であって、
前記使用に関する使用履歴に基づいて作成された「文字
若しくは画像又はこれらの組合せ」を、前記通信端末装
置の表示部に表示せしめることを特徴とするサーバ。
【0025】(8) 通信回線を介して通信端末装置と
接続された状態で、当該通信端末装置とデータを送受信
し得るサーバであって、前記通信端末装置の表示部に表
示されるキャラクタに関するキャラクタ情報について、
当該通信端末装置における当該キャラクタ情報の有限使
用の権能を定め、かつ、「前記通信端末装置の使用に関
する「文字若しくは画像又はこれらの組合せ」であっ
て、前記使用に関する使用履歴に基づいて作成された
「文字若しくは画像又はこれらの組合せ」を、前記通信
端末装置の表示部に表示せしめるプログラム」を、前記
通信端末装置に前記データとして供給することを特徴と
するサーバ。
【0026】上述した(7)又は(8)の発明によれ
ば、「前記使用に関する使用履歴に基づいて」作成され
た前記「文字若しくは画像又はこれらの組合せ」を、前
記通信端末装置の表示部に表示せしめているので、通信
端末装置の使用状況に適合した「文字若しくは画像又は
これらの組合せ」を表示させて、キャラクタが操作者に
話しかけるようにすることができ、「自分の行動を傍で
見ていてくれるパートナー」としてキャラクタを位置付
けることが可能となり、従来のキャラクタが持たれてい
た「ゲームの中だけで存在するキャラクタに過ぎない」
という固定観念を覆して、操作者の日常生活の中にキャ
ラクタを溶け込ませることが可能となり、更にキャラク
タが操作者に繰り返し話しかけてくることによりキャラ
クタに対して愛着を感じさせる可能性が生ずる。
【0027】(9) 前記使用履歴が、使用時間に関す
る情報又は使用回数に関する情報を含んでなるものであ
る上記(7)又は(8)に記載のサーバ。
【0028】上述した(9)の発明によれば、「使用時
間に関する情報又は使用回数に関する情報」という簡易
な情報を用いて前記「文字若しくは画像又はこれらの組
合せ」が作成されることとなり、前記「文字若しくは画
像又はこれらの組合せ」を表示せしめるための処理を容
易なものにし得る利点がある。また、「使用時間に関す
る情報又は使用回数に関する情報」という操作者の個人
的な情報を、キャラクタと共有させることもできる。
【0029】(10) 前記使用履歴に基づいて作成さ
れた「文字若しくは画像又はこれらの組合せ」が、前記
キャラクタ情報に関連させられたものか、又は前記キャ
ラクタからのメッセージとしてのものかのいずれか又は
両方である上記(7)又は(8)に記載のサーバ。
【0030】上述した(10)の発明によれば、「自分
の行動を傍で見ていてくれるパートナー」というキャラ
クタに対する操作者の思いをより強くすることが可能と
なり、操作者の日常生活の中にキャラクタを溶け込ませ
て、更にキャラクタに対して愛着を感じさせる可能性が
生ずる。
【0031】(11) 前記通信端末装置の使用状況に
応じて、前記「文字若しくは画像又はこれらの組合せ」
を前記通信端末装置の表示部に表示せしめる上記(7)
に記載のサーバ。
【0032】(12) 前記プログラムが、前記通信端
末装置の使用状況に応じて、前記「文字若しくは画像又
はこれらの組合せ」を前記通信端末装置の表示部に表示
せしめるものである上記(8)に記載のサーバ。
【0033】上述した(11)又は(12)の発明によ
れば、通信端末装置の使用状況に適合した「文字若しく
は画像又はこれらの組合せ」をタイミング良く表示させ
ることができ、「自分の行動を傍で見ていてくれるパー
トナー」というキャラクタに対する操作者の思いをより
強いものにできる可能性が生ずる。
【0034】[用語の定義等]「キャラクタ」とは、人
物や動植物、ロボット等の動体物を模したものの他、例
えば空き缶のような身のまわりの種々の物品を模したも
のや空想上のキャラクタも含む概念であり、特にユーザ
が所有したくなるような外観を有するものが好ましい。
【0035】また、「キャラクタ情報」とは、キャラク
タの画像情報及びキャラクタの性格情報を含む情報であ
り、キャラクタを外面的及び内面的に特徴付けるための
情報を示す概念である。
【0036】更に、「有限使用」とは、キャラクタ情報
について、時間的に制限したり、地域的に制限したり、
内容的に制限したりすることにより、その制限内でキャ
ラクタを使用可能にする概念であり、例えば、通信端末
装置の表示部に所定の期間内だけキャラクタを表示する
ことができるようにするものであり、いわゆる「レンタ
ル」に相当する概念である。また、所定の地域に居住す
る者のみに限定する地域的制限や、所定の機能のみを使
用できるようにする内容的制限をも含む概念である。
【0037】尚、上述した「レンタル」は、有償又は無
償を問わず通信端末装置においてキャラクタを使用可能
にすることを示す概念である。
【0038】更にまた、「有限使用の権能」とは、キャ
ラクタ情報についての有限使用が許される資格を示す概
念であり、サーバがこの資格を定めるとともに、通信端
末装置に対して与えるものである。
【0039】「通信」とは、例えば、電話の発着信やメ
ールの送受信を行うこと、通信回線網におけるサーバ内
にある閲覧情報を閲覧すること、通信回線を介して他の
通信端末装置の操作者又はキャラクタとネットワーク対
戦ゲームを行うこと等を意味する。
【0040】また、「前記通信に関する「文字若しくは
画像又はこれらの組合せ」」とは、通信に関連した情報
を示し得る文字若しくは画像(画像には、キャラクタの
画像が含まれていても含まれていなくてもいずれでもよ
い。)又はこれらの組合せからなるものを意味し、例え
ば、「かんなちゃんから電話がかかってきたよ!」とい
う文字若しくは画像等や、「最近、正行君にメール送っ
てないね。けんかしたの?」という文字若しくは画像等
のことを意味する。
【0041】更に、「通信履歴に基づいて」とは、「通
信履歴から得られた情報」を用いて、という意味であ
る。
【0042】また、「通信時間に関する情報」には、
「通信時間情報」や「通信時刻情報」が含まれ、「通信
回数に関する情報」には、「通信回数情報」や「通信頻
度情報」が含まれる。
【0043】更に、「前記キャラクタ情報に関連されら
れたもの」としては、例えば、キャラクタが登場する
「文字若しくは画像又はこれらの組合せ」が挙げられ、
「前記キャラクタからのメッセージとしてのもの」とし
ては、例えば、キャラクタからのメッセージを含む「文
字若しくは画像又はこれらの組合せ」が挙げられる。
【0044】また、「前記通信端末装置の通信状況に応
じて」とは、具体的には、「通信を行う直前・直後
に」、「通信を行ってから所定時間が経過した後に」と
いう意味である。
【0045】更にまた、「通信端末装置の使用」とは、
例えば、前記「通信」を行うこと、レンタル又は買い取
ったキャラクタと対話や対戦ゲーム等をして交流を行う
こと、キャラクタとは関係なく操作者が単独でゲーム等
を行うこと、スケジュール帳や入出金リストに操作者自
身のデータを入力する等、通信端末装置内のプログラム
を起動させて通信端末装置を動作させる(通信端末装置
の有する機能を発揮させる)ことを意味する。
【0046】また、「通信端末装置の使用に関する「文
字若しくは画像又はこれらの組合せ」」とは、通信端末
装置の使用に関連した情報を示し得る文字若しくは画像
(画像には、キャラクタの画像が含まれていても含まれ
ていなくてもいずれでもよい。)又はこれらの組合せを
意味し、例えば、「久しぶりに僕と○×ゲームやらない
?」という文字若しくは画像等や、「今日はお小遣い帳
つけなくていいの?」という文字若しくは画像等のこと
を意味する。
【0047】更に、「使用履歴に基づいて」とは、「使
用履歴から得られた情報」を用いて、という意味であ
る。
【0048】また、「使用時間に関する情報」には、
「使用時間情報」や「使用時刻情報」が含まれ、「使用
回数に関する情報」には、「使用回数情報」や「使用頻
度情報」が含まれる。
【0049】更に、「前記キャラクタ情報に関連されら
れたもの」としては、例えば、キャラクタが登場する
「文字若しくは画像又はこれらの組合せ」が挙げられ、
「前記キャラクタからのメッセージとしてのもの」とし
ては、例えば、キャラクタからのメッセージを含む「文
字若しくは画像又はこれらの組合せ」が挙げられる。
【0050】また、「前記通信端末装置の使用状況に応
じて」とは、具体的には、「使用を行う直前・直後
に」、「使用を行ってから所定時間が経過した後に」の
ことを意味する。
【0051】尚、後述する携帯用通信端末装置10、携
帯型ゲーム装置60又は携帯電話70から、「通信端末
装置」が構成される。また、サーバ4から「サーバ」が
構成され、公衆電話回線網2又は携帯電話回線網3から
「通信回線」が構成される。
【0052】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例について
図面に基づいて説明する。
【0053】[システム構成]図1は本発明に係る携帯
用通信端末装置10、携帯型ゲーム装置60及び携帯電
話70(以下、通信端末装置10、60又は70と称す
る)を有するキャラクタレンタルシステム1の構成を示
すブロック図である。この図1に示すキャラクタレンタ
ルシステム1において、公衆電話回線網2には、携帯型
ゲーム装置60が接続され、携帯型ゲーム装置60は公
衆電話回線網2を介してサーバ4に接続することにより
サーバ4から種々の情報を受け取ることができるように
なされている。
【0054】また、携帯用通信端末装置10又は携帯電
話70は、ベースステーション5を介して携帯電話回線
網3に接続することができ、さらに公衆電話回線網2を
介してサーバ4にアクセスすることができるようになさ
れている。
【0055】上述したサーバ4は、各通信端末装置1
0、60及び70のアドレスを管理するようになされて
おり、サーバ4は、各通信端末装置10、60又は70
から送信される種々の情報、例えばパスワード等の情報
を識別することができるのである。
【0056】[通信端末装置の構成]図2は通信端末装
置10、60又は70のハードウエア構成を示すブロッ
ク図である。
【0057】この図2に示す通信端末装置10、60又
は70において、バスライン30にはCPU(Central P
rocessing Unit)12、ROM14、RAM16及び不
揮発性RAM18が接続されており、CPU12はRO
M14、RAM16又は不揮発性RAM18に格納され
たプログラムにしたがって各部を制御する。
【0058】バスライン30には入力インターフェイス
22を介してキーボード32及びコントローラ34が接
続されている。また、バスライン30には表示回路2
4、サウンド処理回路25、及び公衆電話回線網2との
間で情報の授受を行う通信インターフェイス21が接続
されている。
【0059】上述した表示回路24には、表示装置41
が接続され、サウンド処理回路25には、スピーカ42
が接続されている。表示装置41には、後述するキャラ
クタに関する情報を含む種々の情報がCPU12の命令
に従って表示される。
【0060】更に、バスライン30には、プログラムの
実行時間等の時間を計測するためのタイマー20も接続
されている。タイマーを起動するための信号がCPU1
2から発せられたときには、タイマー20は、タイマー
値を初期化してタイマー値を計数し始める。また、タイ
マーを停止するための信号がCPU12から発せられた
ときには、タイマー20は、タイマー値の計数を停止
し、そのときのタイマー値をバスライン30に供給す
る。このタイマー値に基づいて、日付や時刻の設定を行
うのである。
【0061】[サーバの構成]また、インターネット等
の通信回線網を介してキャラクタをレンタルするシステ
ムを制御するサーバ4は、図3に示す如く、ハードディ
スクドライブ88と、CPU82と、ROM84と、R
AM86と、通信用インターフェイス回路90と、から
構成されている。ハードディスクドライブ88は、通信
端末装置10、60又は70との通信をするためのプロ
グラムや、後述する未登録ユーザ処理のプログラム、登
録ユーザ処理のプログラム、対話情報を処理するプログ
ラム、レンタル期限を通知する処理のプログラム、及び
レンタル完了情報を処理するプログラム等のプログラ
ム、並びに、通信端末装置10、60又は70の表示装
置41にキャラクタの画像を表示するプログラムを記憶
する。
【0062】上述した如き構成とすることにより、通信
端末装置10、60又は70とサーバ4とは、公衆電話
回線網2や携帯電話回線網3を介して接続され、データ
の送受信をなすことができ、サーバは「通信回線を介し
て通信端末装置と接続された状態で、当該通信端末装置
とデータを送受信し得る」ことをなすのである。
【0063】尚、以下においては、通信端末装置10、
60又は70、並びにサーバ4は、予め起動されてお
り、上述したCPU12やCPU82において用いられ
る変数は所定の値に初期化され、通信端末装置10、6
0又は70、並びにサーバ4は定常動作しているものと
する。
【0064】[キャラクタレンタルシステムの概要]キ
ャラクタをレンタルするシステムの概略を示す図を図4
に示す。尚、本明細書においては、「レンタル」なる語
は、有償又は無償を問わず通信端末装置10、60又は
70においてキャラクタを使用可能にすることを示すも
のとする。
【0065】通信端末装置10、60又は70の操作者
は、キャラクタをレンタルするサーバ4を指定してアク
セスする。これにより、通信端末装置10、60又は7
0の表示装置41には、キャラクタレンタルについての
案内情報が表示され、キャラクタの外見や性格が紹介さ
れる。キャラクタは、複数の種類のものが用意され、操
作者は、自分と相性が合いそうなキャラクタや、興味の
あるキャラクタを選択することができる。
【0066】キャラクタを選択した操作者は、キャラク
タのレンタルを申し込むべく、所定の手続きをする。こ
れにより、ユーザ登録がなされ、キャラクタの画像デー
タや性格情報等のキャラクタ情報をサーバから受信する
ことにより、キャラクタのレンタルが開始される。
【0067】キャラクタのレンタルが開始されると同時
に試用期間が起算されることとなる。この試用期間にお
いては、無償でキャラクタを通信端末装置10、60又
は70において使用することができるのである。例え
ば、通信端末装置10、60又は70にメールや電話を
受けたときには、着信した旨をキャラクタが教えてくれ
る表示がなされたり、メールの内容についてキャラクタ
が質問をしてくる表示がなされたり、キャラクタが操作
者に対してゲームを誘うような表示がなされるのであ
る。
【0068】尚、試用期間中においては、キャラクタの
利用の機能について、制限事項を設けることとしてもよ
い。例えば、電話の着信については教えてくれるが、メ
ールの着信については教えてくれない等の利用すること
ができない機能を設けておくこととしてもよい。
【0069】上述した如く、通信端末装置10、60又
は70においては、レンタルしたキャラクタと対話をし
たりやゲームをしたりすることにより、キャラクタがど
のような性格であるのかをより知ることができる。しば
らくの期間キャラクタを利用した後、操作者がキャラク
タと相性が合わないと判断したり、キャラクタに飽きた
りした場合には、キャラクタを交換することもできる。
【0070】所定の試用期間が経過したときには、レン
タル期間を延長するか否かの通知がサーバから通知され
る。操作者が、レンタル期間を延長したい場合には、所
定数のチップをサーバに支払うことにより、レンタル期
間を延長することができる。
【0071】このチップは、キャラクタと対話をした
り、ゲームをしたりすることにより、増えていくもの
で、キャラクタとの交流の度合いを示すものである。後
述する如く、キャラクタとの対話の回数や時間、キャラ
クタとのゲームの対戦結果により、チップの数は変化す
る。また、所定の金額と引き換えにチップを購入できる
こととしてもよい。このようにすることより、キャラク
タのことが好きでも、キャラクタとの交流の時間を設け
ることが困難な操作者や、ゲームが不得意な操作者であ
っても、チップを増やすことができ、継続してキャラク
タをレンタルすることできるのである。
【0072】更に、延長期間が経過したときや、操作者
がキャラクタの買取を希望したときには、チップを更に
支払うことで、操作者がキャラクタを買い取ることもで
きる。キャラクタを買い取ることにより、操作者は、通
信端末装置10、60又は70において、永続的にキャ
ラクタを使用することができるのである。
【0073】尚、操作者が希望すれば、試用期間中にお
いてもキャラクタを買い取ることもできることとしても
よい。また、この場合には、支払うべきチップの数を多
く設定することとしてもよい。
【0074】[サーバの動作の説明] (登録ユーザ又は未登録ユーザの判別処理)以下に、サ
ーバ4において実行処理されるサブルーチンを図5に示
す。
【0075】図5に示すサブルーチンは、予め実行され
ているメインルーチン(図示せず)から所定のタイミン
グで呼び出されて実行されるものとする。
【0076】最初に、通信端末装置10、60又は70
と通信可能な状態になっているか否かを判断する(ステ
ップS11)。通信端末装置10、60又は70と通信
可能な状態になっていないと判別したときには、直ちに
本サブルーチンを終了する。
【0077】通信端末装置10、60又は70と通信可
能な状態になっていると判別したときには、通信端末装
置10、60又は70から発せられたユーザIDを受信
する(ステップS12)。このユーザIDは、通信端末
装置10、60又は70の操作者を識別するための識別
情報であり、後述する如く、サーバ4が定めるものであ
る。
【0078】次に、サーバ4に接続した通信端末装置1
0、60又は70の操作者が登録ユーザであるか否かを
判断する(ステップS13)。この判断は、上述したユ
ーザIDが存在するか否かで判断する。即ち、サーバ4
が、ユーザIDを受信したときには、登録ユーザである
と判別し、ユーザIDを受信しなかったときには、未登
録ユーザであると判別するのである。
【0079】ステップS13において、登録ユーザでな
いと判別したとき、即ち、未登録ユーザであると判別し
たときには、後述する未登録ユーザ処理を呼び出して実
行する(ステップS14)。一方、登録ユーザであると
判別したときには、後述する登録ユーザ処理を呼び出し
て実行する(ステップS15)。
【0080】上述したステップS14又はS15の処理
を実行した後、本サブルーチンを終了する。
【0081】(未登録ユーザの処理)上述したステップ
S14において呼び出されて実行される未登録ユーザの
処理のサブルーチンを図6に示す。
【0082】最初に、通信端末装置10、60又は70
にキャラクタのレンタルに関する案内情報を送信する
(ステップS21)。
【0083】キャラクタのレンタルに関する案内情報が
サーバ4から送信されると、通信端末装置10、60又
は70は、この案内情報を受信し、通信端末装置10、
60又は70の表示部には、例えば、図7(a)に示す
如く、通信端末装置10、60又は70の表示装置41
の表示部に「ようこそ、キャラクタレンタルサイトへ」
等のメッセージや、「戻る」や「続行」や「選ぶ」等の
キャラクタのレンタルの処理についての選択を促すメッ
セージが表示される。
【0084】通信端末装置10、60又は70の操作者
が、希望する処理を選択すると、通信端末装置10、6
0又は70からサーバ4へ処理についての情報が送信さ
れる。
【0085】次いで、通信端末装置10、60又は70
から処理を続行する旨の情報を受信したか否かを判断す
る(ステップS22)。処理を続行しない旨の情報を受
信したときには、直ちに本サブルーチンを終了する。
【0086】一方、処理を続行する旨の情報を受信した
ときには、キャラクタ選択処理を行う(ステップS2
3)。この選択処理は、複数のキャラクタ種から一のキ
ャラクタ種をキャラクタとして選択するものである。サ
ーバ4は、後述する如く複数のキャラクタ種をキャラク
タとして用意しておき、複数のキャラクタ種から一のキ
ャラクタを選択できるようにするのである。このような
処理をすることにより、「複数のキャラクタ種から選択
自在に」することをなし得るのである。
【0087】また、上述した処理を続行する旨の情報
が、「当該通信端末装置において当該キャラクタ情報を
有限使用するための許可要求情報」をなすのである。
【0088】上述した選択処理は、乱数を発生させて乱
数に対応するキャラクタ種を選択することとしてもよ
い。この場合には、複数のキャラクタ種から乱数に対応
する一のキャラクタ種を選択するのである。
【0089】尚、サーバ4のハードディスクドライブ8
8には、図8に示す如きキャラクタ紹介用のデータベー
スが予め記憶されている。このデータベースは、複数の
キャラクタ種の画像や、そのキャラクタ種に対応するメ
ッセージを記憶するものである。上述したステップS2
3においては、データベースを検索し、キャラクタ種の
画像や、そのキャラクタ種に対応するメッセージを読み
出すのである。
【0090】次いで、読み出したキャラクタの画像や、
そのキャラクタに対応するメッセージを通信端末装置1
0、60又は70に送信する(ステップS24)。
【0091】キャラクタの画像や、そのキャラクタに対
応するメッセージがサーバ4から送信されると、通信端
末装置10、60又は70は、このキャラクタの画像
や、そのキャラクタに対応するメッセージを受信し、通
信端末装置10、60又は70の表示部には、例えば、
図7(b)に示す如き、キャラクタの画像や、キャラク
タからのメッセージや、処理の選択を促すメッセージが
表示されるのである。
【0092】このような処理をすることにより、「通信
端末装置の表示部において選択に関する表示像を表示せ
しめる」ことをなすことができるのである。
【0093】通信端末装置10、60又は70の操作者
は、表示されたキャラクタでよいか否かを判断し、その
可否の旨をキー操作により入力する。可否の情報は、通
信端末装置10、60又は70からサーバに送信される
のである。
【0094】サーバ4は、通信端末装置10、60又は
70から送信された可否の情報を受信し、操作者が紹介
したキャラクタを受け入れるか否かを判断する(ステッ
プS25)。紹介したキャラクタを操作者がレンタルし
たくないものと判別したときには、上述したステップS
23に戻り、再びキャラクタの選択処理を行うのであ
る。
【0095】このような処理をすることにより、「キャ
ラクタを複数のキャラクタ種から選択自在にして、通信
端末装置において当該キャラクタを交換可能にする」こ
とをなすことができるのである。
【0096】上述したステップS25において、紹介し
たキャラクタを操作者がレンタルしたいものと判別した
ときには、ユーザ登録の処理を行う(ステップS2
6)。このユーザ登録の処理は、通信端末装置10、6
0又は70の氏名や、通信端末装置10、60又は70
とサーバ4との通信をなすためのメールアドレスや電話
番号等の所定の情報を、通信端末装置10、60又は7
0から送信してもらい、これらの情報をサーバ4が受信
し、不備がないと判別したときには、ユーザ登録を完了
するのである。この処理を行うことにより、通信端末装
置10、60又は70の操作者は、未登録ユーザから登
録ユーザとなり、後述するユーザIDが操作者に対して
1つ定められるのである。
【0097】ステップS26の処理を終えた後、キャラ
クタ使用システムのプログラムを通信端末装置10、6
0又は70に送信する(ステップS27)。
【0098】このキャラクタ使用システムのプログラム
は、通信端末装置10、60又は70において、レンタ
ルされたキャラクタを表示するためのプログラムを含む
ものである。例えば、通信端末装置10、60又は70
においてメールや電話を着信したときに、レンタルされ
たキャラクタがメールや電話の着信を教えてくれるよう
な画像を表示するためのプログラムや、メールの内容に
基づいてキャラクタが操作者に質問するような画像を表
示するためのプログラムや、キャラクタがゲームを誘う
ような画像を表示するためのプログラムを含む。
【0099】また、上述したキャラクタ使用システムの
プログラムにキャラクタの使用について有限使用の権限
の機能を含めることとした場合には、通信端末装置1
0、60又は70が有限使用の期限を管理することとな
るのである。このような構成とすることにより、通信端
末装置10、60又は70において所定のレンタル期間
のみキャラクタを使用することができることとなり、サ
ーバ4が送信したプログラムにより、サーバ4が「キャ
ラクタ情報についての有限使用の権能を通信端末装置に
対して与える」ことをなすのである。
【0100】また、後述する如く、サーバ4が有限使用
の期限を管理することとしてもよい。この場合には、有
限使用の期限に近づいたときには、サーバ4がその旨の
情報を通信端末装置10、60又は70に送信し、通信
端末装置10、60又は70は、送信された情報に基づ
いてキャラクタ情報を有限使用のものとするのである。
【0101】このような構成とした場合においては、サ
ーバ4が有限使用の期限を管理するので、「通信端末装
置におけるキャラクタ情報の有限使用の権能を定める」
ことをなすのである。また、有限使用の期限の情報を通
信端末装置10、60又は70に送信するので、サーバ
4が「キャラクタ情報についての有限使用の権能を通信
端末装置に対して与える」こともなすのである。
【0102】尚、上述したキャラクタ使用システムのプ
ログラムは、通信や表示に適したプログラム言語であれ
ばよく、例えば、JAVA(登録商標)等のプログラミ
ング言語により作成されたプログラムである。
【0103】次いで、通信端末装置10、60又は70
の表示装置41に表示されるキャラクタの画像のデータ
を通信端末装置10、60又は70に送信する(ステッ
プS28)。このような処理をすることにより、「キャ
ラクタ情報を通信端末装置にデータとして供給し得るこ
と」をなすのである。
【0104】尚、ステップS27で送信するプログラム
の中に画像データを含めた構成とした場合には、画像デ
ータを独立して送信することとしなくてもよい。
【0105】次に、キャラクタの性格を定める性格情報
について、過去の履歴を引き継ぐこととするか否かにつ
いての質問情報を、通信端末装置10、60又は70に
送信する。このキャラクタの性格情報は、後述する如
く、通信端末装置10、60又は70の操作者とキャラ
クタとの対話に基づいて形成されていくキャラクタの性
格に関する情報である。
【0106】通信端末装置10、60又は70は、サー
バ4から送信された質問情報を表示装置41に表示し、
過去の履歴を引き継ぐか否かの入力を促す。通信端末装
置10、60又は70の操作者は、キーボード32又は
コントローラ34を操作して、過去の履歴を引き継ぐか
否かの回答を選択して入力する。通信端末装置10、6
0又は70は、この回答の情報をサーバ4に送信する。
【0107】サーバ4は、通信端末装置10、60又は
70から送信された過去の履歴を引き継ぐか否かの回答
の情報を受信し、性格情報についての過去の履歴を引き
継ぐか否かを判断する(ステップS29)。性格情報に
ついての過去の履歴を引き継がないと判別したときに
は、後述するステップS31に処理を移す。
【0108】一方、性格情報についての過去の履歴を引
き継ぐと判別したときには、キャラクタの性格情報の過
去の履歴を通信端末装置10、60又は70に送信する
(ステップS30)。このような処理をすることによっ
ても、「キャラクタ情報を通信端末装置にデータとして
供給し得ること」をなすのである。また、「性格情報を
含むキャラクタ情報を、通信端末装置にデータとして供
給する」こともなすのである。
【0109】次いで、後述する図9に示す如きデータベ
ースをサーバ4において更新する(ステップS31)。
尚、このデータベースは、通信端末装置10、60又は
70の操作者情報やレンタルされたキャラクタの情報を
記憶するもので、サーバ4のハードディスク88に格納
されている。
【0110】上述した処理を終えた後、本サブルーチン
を終了する。
【0111】上述したステップS27、S28及びS2
9の処理をすることにより、「通信端末装置の表示部に
表示されるキャラクタに関するキャラクタ情報と、キャ
ラクタを表示するプログラムを含むプログラムと、を通
信端末装置にデータとして供給する」ことをなすのであ
る。
【0112】上述したステップS21において、サーバ
4から通信端末装置10、60又は70にキャラクタを
レンタルする旨の案内情報を送信したときに、通信端末
装置10、60又は70の表示装置41に表示される表
示像を図7(a)に示す。尚、この図7(a)は、図1
に示した携帯電話70の表示部を拡大して表示したもの
である。
【0113】表示部の上部には、サーバ4からのメッセ
ージ「ようこそ、キャラクタレンタルサイトへ」が表示
される。また、表示部の中央には、キャラクタの例示と
してのキャラクタの画像が表示される。更に、表示部の
下部には、処理を続行するか戻るかの選択肢を示す「続
行」及び「戻る」の選択枠が表示される。
【0114】また、上述したステップS24において、
キャラクタの画像や、そのキャラクタに対応するメッセ
ージを通信端末装置10、60又は70に送信したとき
に、通信端末装置10、60又は70の表示装置41に
表示される表示像を図7(b)に示す。尚、この図7
(b)は、図7(a)と同様に、図1に示した携帯電話
70の表示部を拡大して表示したものである。
【0115】表示部の上部には、サーバ4からのキャラ
クタの紹介文「ぼくは、かわいいキャラクタだよ。きみ
と、いっしょに遊びたいな」が表示される。また、表示
部の中央には、紹介用のキャラクタの画像が表示され
る。更に、表示部の左下部には、処理を次に進めるか戻
るかの選択肢を示す「次」及び「戻る」の選択枠が表示
される。更にまた、表示部の右下部には、表示されたキ
ャラクタを選択するための「選ぶ」枠が表示される。
【0116】上述したステップS24において、キャラ
クタからのメッセージを通信端末装置10、60又は7
0に送信する際に、参照されるキャラクタ紹介用のデー
タベースの例を図8に示す。
【0117】左の列は、キャラクタ種を記憶するもの
で、例えば、「強気なキャラクタ」、「かわいいキャラ
クタ」、「ずるがしこいキャラクタ」等のキャラクタ種
が記憶されている。
【0118】また、中央の列には、キャラクタ種に対応
するキャラクタの名前を記憶するもので、例えば、「□
ちゃん」、「○ちゃん」、「×ちゃん」等のキャラクタ
の名前が記憶されている。
【0119】更に、右の列には、キャラクタの各々から
の自己紹介の文書を記憶するもので、例えば、「俺は、
□さ。俺と一緒に遊ぶと楽しいぜ。」、「ぼくの名前
は、○。君と一緒に遊びたいな。」、「俺は、×。俺と
一緒に遊ぶといいかもよ。」等の文書が記憶されてい
る。
【0120】尚、このキャラクタ紹介用のデータベース
は、紹介用のキャラクタの画像データも記憶しており、
キャラクタの紹介文とともに画像データも読み出される
のである。
【0121】上述したステップS31において、生成又
は更新されるデータベースを図9に示す。
【0122】第1列は、ユーザIDが記憶される領域で
ある。このユーザIDは、通信端末装置10、60又は
70や、通信端末装置10、60又は70の操作者を識
別するためのものであり、ステップS26のユーザ登録
処理が完了したときに、サーバ4が割り当てるものであ
る。
【0123】第2列は、キャラクタIDが記憶される領
域である。このキャラクタIDは、レンタルされている
キャラクタを識別するためのものであり、ステップS2
6のユーザ登録処理が完了したときに、サーバ4が割り
当てるものである。尚、このキャラクタIDには、キャ
ラクタ種を識別するための情報も含まれている。
【0124】第3列は、レンタル回数を示すものであ
り、過去にそのキャラクタがレンタルされた回数を示す
ものである。
【0125】第4列は、レンタル開始日を記憶するもの
であり、上述したステップS26のユーザ登録処理が完
了したときにおける日付を記憶するものである。
【0126】第5列は、キャラクタのレンタルが試用期
間中におけるものであるか否かを示すものであり、例え
ば、試用期間中であるときには、記憶する値を「1」に
設定し、試用期間でないときには、記憶する値を「0」
に設定するのである。
【0127】第6列は、キャラクタのレンタルが延長期
間中におけるものであるか否かを示すものであり、例え
ば、延長期間中でないときには、記憶する値を「0」に
設定し、延長期間であるときには、延長の回数を記憶す
る。
【0128】第7列は、キャラクタを買い取ったか否か
を記憶するものであり、例えば、キャラクタを買い取っ
ていないときには、記憶する値は「0」に設定され、キ
ャラクタを買い取っているときには、記憶する値は
「1」に設定されるのである。
【0129】第8列は、チップ数を記憶するものであ
る。このチップ数は、登録ユーザがキャラクタの世話、
例えばキャラクタとの対話や、キャラクタとのゲームを
したときに、増えるものである。
【0130】上述した図6のサブルーチンが実行された
ときにおけるタイムチャートを図10に示す。左側の縦
線は、通信端末装置10、60又は70を示し、右側の
縦線は、サーバ4を示す。
【0131】上述したステップS21の処理が実行され
ると、サーバ4から通信端末装置10、60又は70に
キャラクタレンタルの案内情報が送信される。
【0132】これに対して、処理を続行するときには、
通信端末装置10、60又は70からサーバ4に続行す
る旨の情報が送信される。
【0133】また、ステップS24の処理が実行される
と、サーバ4から通信端末装置10、60又は70に紹
介用のキャラクタ画像等の紹介情報が送信される。
【0134】これに対して、紹介されたキャラクタをレ
ンタルするときには、通信端末装置10、60又は70
からサーバ4に承諾の旨の情報が送信される。
【0135】更に、ステップS27において、キャラク
タ使用システムのプログラムが、サーバ4から通信端末
装置10、60又は70に送信されて、通信端末装置1
0、60又は70がプログラムの全てを受信したと判別
したときには、受信終了の旨の情報が通信端末装置1
0、60又は70からサーバ4に送信される。
【0136】更にまた、ステップS28において、キャ
ラクタ画像データが、サーバ4から通信端末装置10、
60又は70に送信されて、通信端末装置10、60又
は70がキャラクタ画像データの全てを受信したと判別
したときには、受信終了の旨の情報が通信端末装置1
0、60又は70からサーバ4に送信される。
【0137】また、ステップS29においては、キャラ
クタの性格を定める性格情報について、過去の履歴を引
き継ぐこととするか否かについての質問情報を、サーバ
4は通信端末装置10、60又は70に送信する。
【0138】これに対して、履歴を引き継ぐときには、
通信端末装置10、60又は70は、その旨の情報を、
サーバ4に送信するのである。
【0139】[通信端末装置の動作の説明] (メールを受信したときの動作・電話を着信したときの
動作)上述した手順により、キャラクタをレンタルした
ときにおいて、通信端末装置10、60又は70がメー
ルを受信したときには、図11に示す如き画像が、通信
端末装置10、60又は70の表示装置41に表示され
る。
【0140】画面の上部には、「かんなちゃんからメー
ルが届いたよ。今読む?」の如き、キャラクタからのメ
ッセージが表示されるのである。また、画面の中央部に
は、レンタルしたキャラクタの画像が表示される。更
に、画面の下部には、メールを「読む」か「読まない」
か、の選択を示す枠が表示される。
【0141】このようにして、キャラクタをレンタルし
ている間に、通信端末装置10、60又は70がメール
を受信したときには、キャラクタがその旨を知らせてく
れる表示がなされるのである。
【0142】また、通信端末装置10、60又は70が
電話を着信したときにおいても、キャラクタがその旨を
知らせてくれる表示がなされるのである。
【0143】尚、このとき行われる処理については、後
述する「電話の発着信時・メールの送受信時における画
像の表示処理」にて詳細に説明する。
【0144】また、図11に示した如く、キャラクタを
レンタルしている間には、「レンタル中」の如き、現在
キャラクタをレンタルしていることを示す情報を画面に
表示することとしてもよい。このような処理をすること
で、「キャラクタ情報が有限使用であることに関する告
知情報に係る表示像を、前記通信端末装置の表示部に表
示せしめる」ことをなすのである。
【0145】(キャラクタから質問をする動作)また、
受信したメールの内容についてキャラクタから質問をし
てくる場合もある。その一例を図12に示す。例えば、
受信したメールから単語を抽出し、その単語は何を意味
するものかを質問するのである。
【0146】図12(a)に示す如く、画面の上部に
は、「「正行」って何?」というキャラクタの質問が表
示される。この「正行」なる単語は、受信したメールか
ら抽出した単語である。画面の中央部には、キャラクタ
の画像が表示される。また、画面の下部には、キャラク
タからの質問に対して「答える」及び「答えない」の選
択の枠が表示される。
【0147】操作者がキャラクタからの質問に答える場
合には、図12(b)の如き画面が表示される。画面の
左側には、単語が属し得るカテゴリー、例えば、「場
所」、「食べ物」、「ゲームの名」、「人の名前」が表
示される。
【0148】操作者がこれに答えると更に、キャラクタ
が質問をし、画面の上部に「「正行」って好き・嫌い
?」というキャラクタからの質問が表示される。画面の
下部には、その単語が示すものが「好き」であるか「嫌
い」であるかの選択をする枠が表示される。操作者は、
上述した如き、キャラクタからの質問に対して答えてい
くのである。
【0149】尚、このキャラクタからの質問は、後述す
るキーワード用データベースに登録され、キャラクタの
性格等に反映されていくのである。
【0150】また、単語を抽出しやすくするために、メ
ールの形式を定型化したものを用いることとしてもよ
い。更に、上述した実施例においては、受信したメール
の内容から単語を抽出し、キャラクタがその単語につい
て質問をする場合を示したが、送信したメールの内容か
ら単語を抽出することとしてもよい。更にまた、音声認
識技術等の処理をすることにより、着信又は発信した電
話の内容から単語を抽出し、キャラクタがその単語につ
いて質問をすることとしてもよい。
【0151】(キャラクタとのゲームの対戦の動作)更
に、キャラクタをレンタルしているときにおいては、キ
ャラクタから操作者に対してゲームの対戦を申し出る表
示がなされる場合もある。この例を図13に示す。
【0152】図13(a)に示す如く、画面の上部に
は、「俺とゲームしないか?」というキャラクタからの
挑戦のメッセージが表示される。また、画面の下部に
は、キャラクタからの挑戦に対して「する」か「しな
い」かの選択の枠が表示される。
【0153】操作者がキャラクタからの挑戦を受けたと
きには、ゲームが開始される。
【0154】ゲームが終了し、例えば、キャラクタが勝
った場合には、図13(b)の如き画面が表示される。
画面の上部には、「俺の勝ちだな もう1度やるか?」
というキャラクタからのメッセージが表示され、画面の
下部には、ゲームをもう1度「する」か「しない」かの
選択の枠が表示されるのである。
【0155】上述した如く、メールの受信や送信の知ら
せや、電話の発信や着信の知らせや、そのメールや電話
の内容についての質問や、ゲームの対戦等を通じて、キ
ャラクタとの交流を深めていくのである。
【0156】(登録ユーザの処理)上述したステップS
15において呼び出されて実行される登録ユーザの処理
のサブルーチンを図14に示す。
【0157】最初に、通信端末装置10、60又は70
から発せられた情報が、対話情報を送信したい旨の情報
であるか否かを判断する(ステップS41)。対話情報
を送信したい旨の情報でないと判別したときには、メニ
ュー表示用の情報を通信端末装置10、60又は70に
送信する(ステップS42)。
【0158】メニュー表示用の情報を通信端末装置1
0、60又は70が受信したときには、通信端末装置1
0、60又は70の表示装置41には、図15に示す如
き画像が表示される。
【0159】画面の上部には、「希望の処理を選んで
ね」というメッセージが表示され、その下には、処理の
一覧、例えば、「キャラクタ交換」、「レンタル延
長」、「キャラクタ買取」、「終了」が表示される。
【0160】通信端末装置10、60又は70の操作者
は、希望する処理を選択すると、通信端末装置10、6
0又は70は、選択された処理を識別する情報をサーバ
4に送信する。
【0161】サーバ4は、選択された処理を識別する情
報を受信し、通信端末装置10、60又は70の操作者
が希望する処理が、キャラクタ交換であるか否かを判断
する(ステップS43)。
【0162】操作者が希望する処理が、キャラクタ交換
でないと判別したときには、その他の処理、例えば、レ
ンタル延長や、キャラクタ買取等の処理を行い(ステッ
プS44)、上述したステップS31に処理を移す。
【0163】操作者が希望する処理が、キャラクタ交換
であると判別したときには、ステップS23〜S31の
処理を実行する。尚、これらのステップS23〜S31
の処理は、図5に示したものと同様の処理であり、同一
の符号を付して示した。
【0164】上述したステップS41において、通信端
末装置10、60又は70から発せられた情報が、対話
情報を送信したい旨の情報であると判別したときには、
対話情報を受信する(ステップS45)。
【0165】尚、通信端末装置10、60又は70がサ
ーバ4に対話情報を送信するのは、所定のタイミング、
例えば、夜や朝である。例えば、夜に送信するときに
は、その日の一日分の対話情報をサーバ4に送信するの
である。また、朝に送信するときには、前日の一日分の
対話情報をサーバ4に送信するのである。このような処
理をなすことで、通信端末装置10、60又は70のR
AM16や不揮発性RAM18の記憶容量が小さいとき
でも、対話情報を十分に記憶することができ、サーバ4
に対話情報を的確に送信することができるのである。
【0166】また、送信のタイミングを表示されるキャ
ラクタの動作に合わせることとしてもよい。例えば、夜
において、キャラクタからの「もう眠いから、寝る
ね。」なるメッセージが通信端末装置10、60又は7
0の表示装置41に表示された後に、送信することとし
てもよい。また、朝においては、キャラクタからの「お
はよう!」なるメッセージが通信端末装置10、60又
は70の表示装置41に表示された後に、送信すること
としてもよい。
【0167】また、上述した対話情報は、例えば、図1
6に示す如き項目からなるものである。
【0168】項目は、キャラクタとの対話の回数や、キ
ャラクタと対話した時間や、キャラクタからの「おはよ
う!」や「おやすみ」等の呼びかけに対する回答の回数
がある。この回答の回数には、キャラクタからの呼びか
けに対して、答えた回数と、無視した回数とかがある。
【0169】また、項目には、メールに含まれていた単
語についての質問に対する回答の回数がある。この回答
の回数には、答えた回数と、答えなかった回数とがあ
る。
【0170】更に、対話情報の項目として、操作者がキ
ャラクタに対して呼びかけた回数や、キャラクタとゲー
ムをした回数や、キャラクタが質問した単語についての
分類等が含まれる。
【0171】キャラクタが質問した単語についての分類
は、上述した図12において説明した如く、受信したメ
ールから単語を抽出し、その単語が意味するもののカテ
ゴリーや好き・嫌いの別の分類である。
【0172】上述したステップS45において、対話情
報を受信した後、後述する対話情報処理を実行し(ステ
ップS46)、対話情報処理により生成した性格情報及
びキーワード情報を通信端末装置10、60又は70に
送信し(ステップS47)、上述したステップS31に
処理を移す。
【0173】(対話情報の処理)上述したステップS4
6において呼び出されて実行される対話情報処理のサブ
ルーチンを図17に示す。
【0174】最初に、既にデータベースに記憶されてい
る対話回数と、通信端末装置10、60又は70から新
たに受信した対話回数と、から全対話回数を算出する
(ステップS51)。次いで、既にデータベースに記憶
されている対話時間と、通信端末装置10、60又は7
0から新たに受信した対話時間と、から全対話時間を算
出する(ステップS52)。
【0175】次に、既にデータベースに記憶されている
キャラクタからの呼びかけに対して答えた回数と、通信
端末装置10、60又は70から新たに受信した呼びか
けに対して答えた回数と、から呼びかけに対して答えた
全回数を算出する(ステップS53)。次いで、既にデ
ータベースに記憶されているキャラクタからの呼びかけ
を無視した回数と、通信端末装置10、60又は70か
ら新たに受信した呼びかけを無視した回数と、から呼び
かけを無視した全回数を算出する(ステップS54)。
【0176】次に、既にデータベースに記憶されている
キャラクタからの単語についての質問に対して答えた回
数と、通信端末装置10、60又は70から新たに受信
したキャラクタからの単語についての質問に対して答え
た回数と、から質問に対して答えた全回数を算出する
(ステップS55)。次いで、既にデータベースに記憶
されているキャラクタからの単語についての質問に対し
て答えなかった回数と、通信端末装置10、60又は7
0から受信した新たに質問に対して答えなかった回数
と、から質問に対して答えなかった全回数を算出する
(ステップS56)。
【0177】次に、既にデータベースに記憶されている
キャラクタに対して呼びかけた回数と、通信端末装置1
0、60又は70から新たに受信したキャラクタに対し
て呼びかけた回数と、からキャラクタに対して呼びかけ
た全回数を算出する(ステップS57)。
【0178】更に、既にデータベースに記憶されている
ゲームの実行回数と、通信端末装置10、60又は70
から新たに受信したゲームの実行回数と、からゲームの
全実行回数を算出する(ステップS58)。
【0179】次いで、後述するキャラクタの性格設定の
処理を行い(ステップS59)、キーワードの設定の処
理を行い(ステップS60)、本サブルーチンを終了す
る。
【0180】(性格設定処理)上述したステップS59
における性格設定の処理に用いるデータベースの例を図
18に示す。
【0181】図18(a)は、キャラクタ種の各々に応
じて定められている基本性格を定めるデータベースであ
る。基本性格は、例えば、「勝気」、「ずるがしこ
い」、「かわいい」、「いたずら好き」等である。ま
た、5つの性格パラメータ、「外向性」、「協調性」、
「勤勉性」、「情緒安定性」、「知性」を、数値化して
上述した基本性格を定める。
【0182】例えば、勝気なキャラクタについては、外
向性を高くして、情緒安定性を低く設定する。また、か
わいいキャラクタについては、協調性や勤勉性を高く設
定するのである。
【0183】これらの5つの性格パラメータにより定め
られる基本性格は、最初に定められるものであり、キャ
ラクタがレンタルされて、通信端末装置10、60又は
70の操作者と対話していくに従って、性格パラメータ
の値を変化させていくのである。図18(b)の例に示
すように、キャラクタがレンタルされて操作者と対話を
するに従って、性格パラメータの値が変化するのであ
る。例えば、操作者との対話時間が長い場合や対話回数
が多い場合には、操作者になつく性格になるように性格
パラメータの値を変化させるのである。また、操作者と
の対話時間が短い場合や対話回数が少ない場合には、操
作者を避けるような性格になるように性格パラメータの
値を変化させるのである。
【0184】このように、操作者との対話により、キャ
ラクタの性格を次第に変化させていき、性格を定める5
つの性格パラメータの値は、図18(b)に示した如き
性格データベースとして記憶されていくのである。この
ようにキャラクタをレンタルした操作者の各々に応じて
キャラクタの性格が次第に変化していくこととしたこと
により、操作者はキャラクタの世話をこまめにしようと
し、キャラクタに対して愛着を感じ得るようになるので
ある。
【0185】上述した図18(b)に示した性格データ
ベースには、通信端末装置10、60若しくは70、又
は通信端末装置10、60若しくは70の操作者を識別
するユーザID、この操作者にレンタルしているキャラ
クタを識別するキャラクタID,及び、5つの性格パラ
メータの値が記憶されており、1人の操作者がレンタル
しているキャラクタの性格を定めることができるのであ
る。
【0186】このような処理をすることにより、所定数
のみのキャラクタ種を用意することとした場合であって
も、複数の操作者の各々に対応した性格を有するキャラ
クタ種を生成していくことができるのである。
【0187】上述した如く、受信又は送信したメールの
内容や、着信又は発信した電話の内容についてのキャラ
クタからの質問に対して答えることや、キャラクタとの
ゲームの対戦をしたりすることにより得られた情報を対
話情報として図17に示した如き処理することにより、
「通信端末装置の操作者と当該キャラクタとの交流に基
づいて定め」ることをなし、この対話情報に基づいて、
図18(b)に示した如き性格情報である性格パラメー
タを更新する処理を行うことにより、「通信端末装置の
表示部に表示されるキャラクタの性格を定める性格情報
を、通信端末装置の操作者と当該キャラクタとの交流に
基づいて定め」ることをなすのである。
【0188】尚、上述した5つの性格パラメータの値
は、所定の範囲、例えば±1までしか変化させないこと
としてもよい。このようにすることで、キャラクタの性
格を基本性格から大きく変化させないようにすることが
できるのである。
【0189】また、キャラクタの性格は、上述した如
く、キャラクタをレンタルした所有者との対話に対応し
て形成されていくものである。このような処理をするこ
とにより、キャラクタをレンタルする所有者が変わって
いった場合には、前の所有者によって形成された性格が
受け継がれ、図18(b)に示したデータベースを更新
していくこととなるのである。
【0190】また、上述した実施例においては、キャラ
クタの性格を定めるパラメータとして、5つのパラメー
タ「外向性」、「協調性」、「勤勉性」、「情緒安定
性」、「知性」を、数値化したものを用いたが、キャラ
クタの性格を特徴付けるパラメータは、この5つのもの
に限られず、いわゆる性格診断等に用いられる要素を数
値化して用いることとしてもよい。
【0191】上述した如く、キャラクタの性格は、所有
者との対話によって形成されていくものであるが故に、
キャラクタをレンタルした当初においては、過去の所有
者によって形成された性格がそのキャラクタの性格とな
っており、新たな所有者との対話時間が長くなったり対
話回数が多くなったりするに従って、キャラクタの性格
が変化していき、新たな所有者によって形成されていく
性格となるのである。
【0192】尚、キャラクタをレンタルする際には、キ
ャラクタの性格を基本性格とするか、過去の所有者によ
って変化した性格を受け継ぐことにするか、を選択でき
ることとしてもよい。上述した図6のステップS29に
おいて、性格情報についての過去の履歴を引き継ぐか否
かの判断は、この選択の処理をするものであり、ステッ
プS30において、通信端末装置10、60又は70に
送信されるキャラクタの性格情報の過去の履歴は、過去
の所有者によって形成された性格に対応する性格情報で
ある。
【0193】(キーワード設定処理)上述したキーワー
ド設定の処理に用いる単語用データベースの例を図19
(a)に示す。尚、図19(a)に示した単語用データ
ベースの例は、1つのキャラクタIDについてのデータ
ベースを示すものであり、過去から現在に至るまでにそ
のキャラクタをレンタルした全ての操作者についての単
語を記憶するものである。
【0194】また、単語は、上述した図12において説
明した如く、キャラクタをレンタルしていた操作者に送
られてきたメールや電話の内容から抽出した単語であ
り、単語のカテゴリや、好き・嫌いの分類は、キャラク
タが操作者にその単語について質問をし、その質問に対
する回答により得られたものである。
【0195】上述した単語用データベースに基づいてキ
ーワード用データベースを生成する。このキーワード用
データベースは、図19(b)に示す如く、単語用デー
タベースから、頻出回数の多かった単語を所定の数、例
えば10語だけ抽出したものである。上述した図14の
ステップS47においては、このキーワード用データベ
ースをサーバ4から通信端末装置10、60又は70に
送信するのである。このように、所定の数の単語のみを
キーワードとして抽出することにより、通信端末装置1
0、60又は70のRAM16や不揮発性RAM18の
記憶容量が小さいときでも、キーワードを十分に記憶す
ることができるのである。
【0196】また、通信端末装置10、60又は70に
おいては、このキーワードを用いてキャラクタから通信
端末装置10、60又は70の操作者に対して、呼びか
ける表示をなすことができるのである。例えば、図20
に示す如く、キーワード「かんなちゃん」を用いて、
「最近、かんなちゃんから電話がこないね。けんかでも
したの?」のようなキャラクタからのメッセージを表示
することができるのである。
【0197】このように、メールから抽出した単語をキ
ーワードとして記憶し、そのキーワードをキャラクタが
用いてメッセージを表示することにより、キャラクタと
操作者との間の親密度を高める可能性が生ずるのであ
る。
【0198】また、キャラクタの性格を反映させて抽出
する単語を定めることとしてもよい。上述した性格デー
タベースに記憶されている性格パラメータの値に基づい
て、単語の抽出の仕方を変えるのである。例えば、かわ
いいキャラクタをレンタルしている場合には、好きな単
語のみを抽出するのである。このようにすると、操作者
の好きな単語のみを用いたキャラクタからのメッセージ
が表示されることとなるのである。例えば、操作者が
「かんなちゃん」なる人物に好意をよせているときに、
図19(a)に示した単語用データベースに、「かんな
ちゃん」なる「人物」が「好き」と登録された場合に
は、その好きな単語の1つである「かんなちゃん」を抽
出し、図19(b)に示した単語用データベースに記憶
されるのである。その「かんなちゃん」からのメールを
着信したしたときには、「かんなちゃんからメールが届
いたよ」の如きメッセージを表示するのである。
【0199】また、強気なキャラクタの場合には、嫌い
な単語のみを抽出するのである。このようにすると、操
作者の嫌いな単語のみを用いたキャラクタからのメッセ
ージが表示されることとなるのである。例えば、操作者
が「正行」なる人物を嫌っているときに、図19(a)
に示した単語用データベースに、「正行」なる「人物」
が「嫌い」と登録された場合には、嫌いな単語の1つで
ある「正行」を抽出し、図19(b)に示した単語用デ
ータベースに記憶されるのである。その「正行」から電
話がかかってきたときには、「あの正行が電話かけてき
たで」の如きメッセージを表示するのである。
【0200】尚、上述した実施例においては、単語をそ
のまま抽出する場合を示したが、単語のみでなく文章の
句や節を抽出することとしても、また、抽出した単語の
類義語や反対語に変換するような処理を施すこととして
もよい。このようにすることにより、より情報量の多い
メッセージを表示することができたり、キャラクタの性
格をより強く反映させるメッセージを表示することがで
きたりするのである。
【0201】このように処理することにより、「前記交
流により得られた情報を前記性格情報に基づいて加工し
て前記通信端末装置に前記データとして供給する」こと
をなし得たり、「前記交流により得られた情報を前記性
格情報に基づいて加工して前記通信端末装置に前記デー
タとして供給し、前記通信端末装置の表示部に表示せし
める」ことをなし得ることができるのである。
【0202】このように処理することにより、キャラク
タの性格をメッセージに反映させることができ、キャラ
クタに対して親近感を感じさせたり、興味を湧かせたり
するような可能性が生ずるのである。また、仮想空間に
おけるキャラクタと現実空間における操作者とを一体不
可分に結びつけることができたり、キャラクタと情報の
共有化を図ることができたりする可能性が生ずるのであ
る。
【0203】[電話の発着信時・メールの送受信時にお
ける画像の表示処理]前述したように、キャラクタをレ
ンタルしたときにおいて、通信端末装置10、60又は
70がメールを受信したときには、例えば図11に示す
如き「かんなちゃんからメールが届いたよ。今読む?」
というメッセージを含む画像が、通信端末装置10、6
0又は70の表示装置41に表示される。
【0204】この処理に用いられる通信履歴に関するデ
ータベースを、図29及び図30に示す。図29は電話
の発着信に関するデータベースを示し、図30はメール
の送受信に関するデータベースを示している。図29及
び図30に示すデータベースは、通信端末装置10、6
0又は70の操作者の通信状況に応じて、刻々と更新さ
れていくものである。
【0205】また、表示されるメッセージのデータベー
スを、図31及び図32に示す。図31は電話の発着信
時に表示されるメッセージのデータベースを示し、図3
2はメールの送受信時に表示されるメッセージのデータ
ベースを示している。図31及び図32に示すデータベ
ースは、予めサーバ4により設定されたものである。
【0206】尚、これらのデータベースは、サーバ4が
保持していてもよいし、通信端末装置10、60又は7
0が保持していてもよい。
【0207】(通信履歴に関するデータベース)ここ
で、図29(a)に、電話の発着信の履歴、回数等を記
憶するデータベースを示す。
【0208】第1列は、メモリ番号が記憶される領域で
ある。このメモリ番号は、データベースに登録される
「電話の発信元・発信先」の相手を識別するためのもの
である。
【0209】第2列は、「電話の発信元・発信先」の相
手の電話番号が記憶される領域である。
【0210】第3列は、「電話の発信元・発信先」の相
手の名前(名前に相当するキーワードが抽出されている
場合には、名前及びそのキーワード)が記憶される領域
である。
【0211】第4列は、この通信端末装置10、60又
は70から電話の発信を行った履歴(発信履歴)が記憶
される領域である。この発信履歴としては、発信開始時
刻及び発信終了時刻を記憶したり、発信開始時刻及び通
信時間を記憶したりすることができる。尚、発信履歴と
して、発信開始時刻及び発信終了時刻を記憶すれば、通
信時間を算出することができ、発信開始時刻及び通信時
間を記憶すれば、発信終了時刻を算出することができ
る。また、発信履歴として、発信開始時刻、発信終了時
刻及び通信時間を記憶するようにしても構わない。
【0212】第5列は、この通信端末装置10、60又
は70で電話の着信を行った履歴(着信履歴)が記憶さ
れる領域である。この着信履歴としては、着信開始時刻
及び着信終了時刻を記憶したり、着信開始時刻及び通信
時間を記憶したりすることができる。尚、着信履歴とし
て、着信開始時刻及び着信終了時刻を記憶すれば、通信
時間を算出することができ、着信開始時刻及び通信時間
を記憶すれば、着信終了時刻を算出することができる。
また、着信履歴として、着信開始時刻、着信終了時刻及
び通信時間を記憶するようにしても構わない。
【0213】第6列は、この通信端末装置10、60又
は70から電話の発信を行った回数(通話が成立したか
否かは問わない。)を示す発信回数が記憶される領域で
ある。尚、この発信回数は、上記発信履歴に基づいて計
数することができる。また、この発信回数を記憶するこ
とにより、発信頻度を算出することができる。
【0214】第7列は、この通信端末装置10、60又
は70が電話の着信を行った回数(通話が成立したか否
かは問わない。)を示す着信回数が記憶される領域であ
る。尚、この着信回数は、上記着信履歴に基づいて計数
することができる。また、この着信回数を記憶すること
により、着信頻度を算出することができる。
【0215】第8列は、この通信端末装置10、60又
は70で電話の通話を行った回数(例えば、発信又は着
信して通話が成立した回数)を示す通話回数が記憶され
る領域である。この場合には、この通話回数は、上記送
信履歴及び着信履歴に基づいて計数することができ、こ
のように「発信又は着信して通話が成立した回数」を通
話回数として計数すれば、この通信端末装置10、60
又は70からの発信が発信先(相手)に無視されたか否
かについての情報を、通話回数に反映させることができ
る。
【0216】尚、通話回数として、「発信して通話が成
立した回数」又は「着信して通話が成立した回数」をそ
れぞれ計数するようにしてもよい。「発信して通話が成
立した回数」を通話回数として計数すれば、この通信端
末装置10、60又は70からの発信が発信先(相手)
に無視されなかったことを示すこととなる。また、「着
信して通話が成立した回数」を通話回数として計数すれ
ば、この通信端末装置10、60又は70への着信を無
視しなかったことを示すこととなる(これは、後述する
「無視回数」と背反するものである。)。
【0217】また、この通話回数を記憶することによ
り、通話頻度を算出することができる。
【0218】第9列は、この通信端末装置10、60又
は70が電話の着信を行ったものの通話は行わずに無視
した回数を示す無視回数が記憶される領域である。尚、
この無視回数を記憶することにより、無視頻度を算出す
ることができる。
【0219】ここで、この図29(a)に示すデータベ
ースは、「通信に関する通信履歴(又は使用に関する使
用履歴)」を格納するものに相当し、この「通信履歴
(又は使用履歴)」は、通信時間に関する情報又は通信
回数に関する情報(又は、使用時間に関する情報又は使
用回数に関する情報)を含んでなるのである。
【0220】また、図29(a)のデータベースに基づ
いて作成されるデータベースを、図29(b)に示す。
【0221】第1列から第3列は、図29(a)のデー
タベースにおけるものと同様である。
【0222】第4列は、この通信端末装置10、60又
は70の電話の発信状況を示す発信フラグが記憶される
領域であり、発信が多いと判断された場合には「1」が
記憶され、発信が多くないと判断された場合には「0」
が記憶される。尚、この発信フラグは、図29(a)の
「発信回数」に関連した情報(発信回数や発信頻度な
ど)から判断される。
【0223】第5列は、この通信端末装置10、60又
は70の電話の着信状況を示す着信フラグが記憶される
領域であり、着信が多いと判断された場合には「1」が
記憶され、着信が多くないと判断された場合には「0」
が記憶される。尚、この着信フラグは、図29(a)の
「着信回数」に関連した情報(着信回数や着信頻度な
ど)から判断される。
【0224】第6列は、この通信端末装置10、60又
は70の電話の通話状況を示す通話フラグが記憶される
領域であり、通話が多いと判断された場合には「1」が
記憶され、通話が多くないと判断された場合には「0」
が記憶される。尚、この通話フラグは、図29(a)の
「通話回数」に関連した情報(通話回数や通話頻度な
ど)から判断される。
【0225】第7列は、この通信端末装置10、60又
は70における電話の着信を無視した状況を示す無視フ
ラグが記憶される領域であり、無視が多いと判断された
場合には「1」が記憶され、無視が多くないと判断され
た場合には「0」が記憶される。尚、この無視フラグ
は、図29(a)の「無視回数」に関連した情報(無視
回数や無視頻度など)から判断される。
【0226】更に、図30(a)に、メールの送受信の
履歴、回数等を記憶するデータベースを示す。
【0227】第1列から第3列は、図29(a)のデー
タベースにおけるものと同様である。
【0228】第4列は、この通信端末装置10、60又
は70からメールを送信した履歴(送信履歴)が記憶さ
れる領域である。この送信履歴としても、図29(a)
のデータベースと同様に、送信開始時刻及び送信終了時
刻を記憶したり、送信開始時刻及び通信時間を記憶した
りすることができる。同様に、送信履歴として、送信開
始時刻及び送信終了時刻を記憶すれば、通信時間を算出
することができ、送信開始時刻及び通信時間を記憶すれ
ば、送信終了時刻を算出することができる。また、送信
履歴として、送信開始時刻、送信終了時刻及び通信時間
を記憶するようにしても構わない。
【0229】第5列は、この通信端末装置10、60又
は70でメールを受信した履歴(受信履歴)が記憶され
る領域である。この受信履歴としても、図29(a)の
データベースと同様に、受信開始時刻及び受信終了時刻
を記憶したり、受信開始時刻及び通信時間を記憶したり
することができる。同様に、受信履歴として、受信開始
時刻及び受信終了時刻を記憶すれば、通信時間を算出す
ることができ、受信開始時刻及び通信時間を記憶すれ
ば、着信終了時刻を算出することができる。また、受信
履歴として、受信開始時刻、受信終了時刻及び通信時間
を記憶するようにしても構わない。
【0230】第6列は、この通信端末装置10、60又
は70からメールを送信した件数を示す送信件数が記憶
される領域である。尚、この送信件数は、上記送信履歴
に基づいて計数することができる。また、この送信件数
を記憶することにより、送信頻度を算出することができ
る。
【0231】第7列は、この通信端末装置10、60又
は70がメールを受信した回数(メールの既読・未読は
問わない。)を示す受信件数が記憶される領域である。
尚、この受信件数は、上記受信履歴に基づいて計数する
ことができる。また、この受信件数を記憶することによ
り、受信頻度を算出することができる。
【0232】第8列は、この通信端末装置10、60又
は70で受信したメールのうちの既読のメールの件数を
示す既読件数が記憶される領域である。尚、この既読件
数を記憶することにより、既読頻度を算出することがで
きる。
【0233】第9列は、この通信端末装置10、60又
は70で受信したメールのうちの未読のメールの件数を
示す未読件数が記憶される領域である。尚、この未読件
数を記憶することにより、未読頻度を算出することがで
きる。
【0234】ここで、この図30(a)に示すデータベ
ースは、「通信に関する通信履歴(又は使用に関する使
用履歴)」を格納するものに相当し、この「通信履歴
(又は使用履歴)」は、通信時間に関する情報又は通信
回数に関する情報(又は、使用時間に関する情報又は使
用回数に関する情報)を含んでなるのである。
【0235】また、図30(a)のデータベースに基づ
いて作成されるデータベースを、図30(b)に示す。
【0236】第1列から第3列は、図29(a)のデー
タベースにおけるものと同様である。
【0237】第4列は、この通信端末装置10、60又
は70のメールの送信状況を示す送信フラグが記憶され
る領域であり、送信が多いと判断された場合には「1」
が記憶され、送信が多くないと判断された場合には
「0」が記憶される。尚、この送信フラグは、図30
(a)の「送信件数」に関連した情報(送信件数や送信
頻度など)から判断される。
【0238】第5列は、この通信端末装置10、60又
は70のメールの受信状況を示す受信フラグが記憶され
る領域であり、受信が多いと判断された場合には「1」
が記憶され、受信が多くないと判断された場合には
「0」が記憶される。尚、この受信フラグは、図30
(a)の「受信件数」に関連した情報(受信件数や受信
頻度など)から判断される。
【0239】第6列は、この通信端末装置10、60又
は70で受信したメールの既読状況を示す既読フラグが
記憶される領域であり、既読のメールが多いと判断され
た場合には「1」が記憶され、既読のメールが多くない
と判断された場合には「0」が記憶される。尚、この既
読フラグは、図30(a)の「既読件数」に関連した情
報(既読件数や既読頻度など)から判断される。
【0240】第7列は、この通信端末装置10、60又
は70で受信したメールの未読状況を示す未読フラグが
記憶される領域であり、未読のメールが多いと判断され
た場合には「1」が記憶され、未読のメールが多くない
と判断された場合には「0」が記憶される。尚、この未
読フラグは、図30(a)の「未読件数」に関連した情
報(未読件数や未読頻度など)から判断される。
【0241】(メッセージのデータベース)図31
(a)に、電話の発信時に表示されるメッセージの及び
そのときの各種フラグを記憶するデータベースを示す。
また、図31(b)に、電話の着信時に表示されるメッ
セージの及びそのときの各種フラグを記憶するデータベ
ースを示す。
【0242】これらのデータベースは、予めサーバ4に
より設定されるものであり、図29(b)に示す各種フ
ラグ(「発信フラグ」、「着信フラグ」、「通話フラ
グ」、「無視フラグ」)の組み合わせと、そのとき表示
されるメッセージと、の関係を規定したものである。
【0243】例えば、図31(a)に示すデータベース
の第1行は、「発信フラグが「1」、着信フラグが
「0」、通話フラグが「1」、無視フラグが「0」とな
っている相手」に電話をかけるときには、電話の発信時
に「よくかけるね。この人のこと好きなの?」というメ
ッセージを表示させる、ということを規定している。
【0244】また、図31(b)に示すデータベースの
第1行は、「発信フラグが「1」、着信フラグが
「0」、通話フラグが「1」、無視フラグが「0」とな
っている相手」からの電話を受けたときには、電話の着
信時に「「xxx」から電話だよ。やったね!」という
メッセージを表示させる、ということを規定している。
【0245】更に、図32(a)に、メールの送信時に
表示されるメッセージ及びそのときの各種フラグを記憶
するデータベースを示す。また、図32(b)に、メー
ルの受信時に表示されるメッセージの及びそのときの各
種フラグを記憶するデータベースを示す。
【0246】これらのデータベースも、予めサーバ4に
より設定されるものであり、図30(b)に示す各種フ
ラグ(「送信フラグ」、「受信フラグ」、「既読フラ
グ」、「未読フラグ」)の組み合わせと、そのとき表示
されるメッセージと、の関係を規定したものである。
【0247】例えば、図32(a)に示すデータベース
の第1行は、「送信フラグが「1」、受信フラグが
「0」、既読フラグが「1」、未読フラグが「0」とな
っている相手」にメールを送るときには、メールの送信
時に「マメにメール送ってるね。」というメッセージを
表示させる、ということを規定している。
【0248】また、図32(b)に示すデータベースの
第1行は、「送信フラグが「1」、受信フラグが
「0」、既読フラグが「1」、未読フラグが「0」とな
っている相手」からのメールを受けたときには、メール
の受信時に「「xxx」からメールがきたよ。やったね
!」というメッセージを表示させる、ということを規定
している。
【0249】尚、図31及び図32では、第1行から第
4行までしか図示されていないが、実際には、図29
(b)又は図30(b)に示す各種フラグの組み合わせ
と、そのとき表示されるメッセージと、の関係が、複数
行にわたって規定されている。
【0250】また、図31及び図32において、「xx
x」には、図29又は図30に示す「名前」を表す情報
が挿入されるように規定されている(後述する図33の
画像の表示例を参照)。
【0251】(画像表示処理の説明)電話の発着信時や
メールの送受信時において、通信端末装置10、60又
は70の表示装置41に画像を表示させる処理のサブル
ーチンを図34に示す。尚、このサブルーチンは、電話
の発着信時やメールの送受信時に予め実行されているメ
インルーチンから呼び出されて実行されるものである。
【0252】通信端末装置10、60又は70におい
て、電話の発着信又はメールの送受信を行うプログラム
が起動されると、最初に、実行すべき処理が「電話の発
信を行う処理」であるか否かを判断する(ステップS1
11)。
【0253】実行すべき処理が「電話の発信を行う処
理」である場合には、後述する「電話の発信時の画像表
示処理」を行う(ステップS112)。
【0254】続いて、実行すべき処理が「電話の発信を
行う処理」でない場合には、実行すべき処理が「電話の
着信を行う処理」であるか否かを判断し(ステップS1
13)、実行すべき処理が「電話の着信を行う処理」で
ある場合には、後述する「電話の着信時の画像表示処
理」を行う(ステップS114)。
【0255】更に、実行すべき処理が「電話の着信を行
う処理」でない場合には、実行すべき処理が「メールを
送信する処理」であるか否かを判断し(ステップS11
5)、実行すべき処理が「メールを送信する処理」であ
る場合には、後述する「メールの送信時の画像表示処
理」を行う(ステップS116)。
【0256】そして、実行すべき処理が「メールを送信
する処理」でない場合には、実行すべき処理が「メール
を受信する処理」であるか否かを判断する(ステップS
117)。
【0257】実行すべき処理が「メールを受信する処
理」である場合には、後述する「メールの受信時の画像
表示処理」を行った後に(ステップS118)、本サブ
ルーチンを終了する。
【0258】(電話の発信時の画像表示処理)上述した
ステップS112において呼び出されるサブルーチンを
図35に示す。
【0259】まず、発信先の電話番号情報を抽出し(ス
テップS121)、図29(b)のデータベースを参照
して、電話番号に対応する発信先の相手の名前を決定す
る(ステップS122)。例えば、発信先の電話番号が
「xx1-ooo2」であった場合には、図29(b)のデータ
ベースを参照して、電話番号に対応する発信先の相手の
名前を「○○かんな」又は「かんなちゃん」に決定す
る。
【0260】続いて、図29(b)のデータベースを参
照して、電話番号に対応する「各種フラグの組み合わ
せ」を抽出し、図31(a)のデータベースを参照し
て、抽出した「各種フラグの組み合わせ」に対応するメ
ッセージを決定する(ステップS123)。例えば、発
信先の電話番号が「xx1-ooo2」であった場合には、図2
9(b)のデータベースを参照して、電話番号に対応す
る「各種フラグの組み合わせ」として「「1」、
「0」、「1」、「0」」を抽出し、図31(a)のデ
ータベースを参照して、抽出した「「1」、「0」、
「1」、「0」」に対応するメッセージを「よくかける
ね。この人のこと好きなの?」に決定する。
【0261】更に、上記ステップS122及びS123
で決定した「相手の名前」と「メッセージ」とを参照し
て、通信端末装置10、60又は70に表示させる画像
を生成する(ステップS124)。例えば、上記ステッ
プS122で決定した「相手の名前」が「かんなちゃ
ん」であり、上記ステップS123で決定した「メッセ
ージ」が「よくかけるね。この人のこと好きなの?」で
ある場合には、図33(a)に示すような表示画像を生
成する。尚、決定されたメッセージによっては、メッセ
ージに「相手の名前」が組み込まれるタイプのものもあ
り、このような場合には、例えば図33(b)のような
表示画像を生成することとなる。
【0262】そして、上記ステップS124で生成した
画像を通信端末装置10、60又は70に表示させた後
に(ステップS125)、電話の発信及び通話を行い
(ステップS126、S127)、本サブルーチンを終
了する。
【0263】尚、本サブルーチンは、画像を表示させて
から電話の発信及び通話を行う場合について示したもの
であるが、電話の発信及び通話を行った後に画像を表示
させるようにしてもよい。この場合には、上記ステップ
S126、S127を行った後に、上記ステップS12
1〜S125の処理を行えばよい。
【0264】(電話の着信時の画像表示処理)続いて、
上述したステップS114において呼び出されるサブル
ーチンを図36に示す。
【0265】まず、通信端末装置10、60又は70が
電話の着信を行う(通信端末装置10、60又は70に
電話がかかってくる)と(ステップS131)、発信元
の電話番号情報を抽出し(ステップS132)、図29
(b)のデータベースを参照して、電話番号に対応する
発信元の相手の名前を決定する(ステップS133)。
例えば、発信元の電話番号が「xx1-ooo2」であった場合
には、図29(b)のデータベースを参照して、電話番
号に対応する発信先の相手の名前を「○○かんな」又は
「かんなちゃん」に決定する。
【0266】続いて、図29(b)のデータベースを参
照して、電話番号に対応する「各種フラグの組み合わ
せ」を抽出し、図31(b)のデータベースを参照し
て、抽出した「各種フラグの組み合わせ」に対応するメ
ッセージを決定する(ステップS134)。例えば、発
信先の電話番号が「xx1-ooo2」であった場合には、図2
9(b)のデータベースを参照して、電話番号に対応す
る「各種フラグの組み合わせ」として「「1」、
「0」、「1」、「0」」を抽出し、図31(b)のデ
ータベースを参照して、抽出した「「1」、「0」、
「1」、「0」」に対応するメッセージを「「xxx」
から電話だよ。やったね!」に決定する。
【0267】更に、上記ステップS133及びS134
で決定した「相手の名前」と「メッセージ」とを参照し
て、通信端末装置10、60又は70に表示させる画像
を生成する(ステップS135)。例えば、上記ステッ
プS133で決定した「相手の名前」が「かんな」であ
り、上記ステップS134で決定した「メッセージ」が
「「xxx」から電話だよ。やったね!」である場合に
は、「かんなちゃんから電話だよ。やったね!」という
メッセージを含む表示画像を生成する。
【0268】そして、上記ステップS135で生成した
画像を通信端末装置10、60又は70に表示させ(ス
テップS136)、操作者からの着信に応答する旨の指
示に従って電話の通話を行い(ステップS137)、本
サブルーチンを終了する。
【0269】尚、本サブルーチンは、画像を表示させて
から電話の通話を行う場合について示したものである
が、電話の通話を行った後に画像を表示させるようにし
てもよい。この場合には、上記ステップS137を行っ
た後に、上記ステップS131〜S136の処理を行え
ばよい。
【0270】(メールの送信時の画像表示処理)続い
て、上述したステップS116において呼び出されるサ
ブルーチンを図37に示す。
【0271】まず、通信端末装置10、60又は70が
メールの送信を行うと(ステップS141)、送信先の
メールアドレス情報を抽出し(ステップS142)、図
30(b)のデータベースを参照して、アドレスに対応
する送信先の相手の名前を決定する(ステップS14
3)。例えば、送信先のアドレスが「bb@yy.ne.jp」で
あった場合には、図30(b)のデータベースを参照し
て、アドレスに対応する送信先の相手の名前を「□□太
郎」に決定する。
【0272】続いて、図30(b)のデータベースを参
照して、アドレスに対応する「各種フラグの組み合わ
せ」を抽出し、図32(a)のデータベースを参照し
て、抽出した「各種フラグの組み合わせ」に対応するメ
ッセージを決定する(ステップS144)。例えば、送
信先のアドレスが「bb@yy.ne.jp」であった場合には、
図30(b)のデータベースを参照して、アドレスに対
応する「各種フラグの組み合わせ」として「「0」、
「1」、「1」、「0」」を抽出し、図32(a)のデ
ータベースを参照して、抽出した「「0」、「1」、
「1」、「0」」に対応するメッセージを「「xxx」
にメール送ったんだね。きっと喜ぶと思うよ。」に決定
する。
【0273】更に、上記ステップS143及びS144
で決定した「相手の名前」と「メッセージ」とを参照し
て、通信端末装置10、60又は70に表示させる画像
を生成する(ステップS145)。例えば、上記ステッ
プS143で決定した「相手の名前」が「□□太郎」で
あり、上記ステップS134で決定した「メッセージ」
が「「xxx」にメール送ったんだね。きっと喜ぶと思
うよ。」である場合には、フルネームである「□□太
郎」に「さん」を付けることとして、「□□太郎さんに
メール送ったんだね。きっと喜ぶと思うよ。」というメ
ッセージを含む表示画像を生成する。
【0274】そして、上記ステップS145で生成した
画像を通信端末装置10、60又は70に表示させ(ス
テップS146)、本サブルーチンを終了する。
【0275】(メールの受信時の画像表示処理)続い
て、上述したステップS118において呼び出されるサ
ブルーチンを図38に示す。
【0276】まず、通信端末装置10、60又は70が
メールを受信すると(ステップS151)、送信元のメ
ールアドレス情報を抽出し(ステップS152)、図3
0(b)のデータベースを参照して、アドレスに対応す
る送信元の相手の名前を決定する(ステップS15
3)。例えば、送信元のアドレスが「bb@yy.ne.jp」で
あった場合には、図30(b)のデータベースを参照し
て、アドレスに対応する送信先の相手の名前を「□□太
郎」に決定する。
【0277】続いて、図30(b)のデータベースを参
照して、アドレスに対応する「各種フラグの組み合わ
せ」を抽出し、図32(b)のデータベースを参照し
て、抽出した「各種フラグの組み合わせ」に対応するメ
ッセージを決定する(ステップS154)。例えば、送
信元のアドレスが「bb@yy.ne.jp」であった場合には、
図30(b)のデータベースを参照して、アドレスに対
応する「各種フラグの組み合わせ」として「「0」、
「1」、「1」、「0」」を抽出し、図32(b)のデ
ータベースを参照して、抽出した「「0」、「1」、
「1」、「0」」に対応するメッセージを「「xxx」
からメールがきたよ。」に決定する。
【0278】更に、上記ステップS153及びS154
で決定した「相手の名前」と「メッセージ」とを参照し
て、通信端末装置10、60又は70に表示させる画像
を生成する(ステップS155)。例えば、上記ステッ
プS153で決定した「相手の名前」が「□□太郎」で
あり、上記ステップS154で決定した「メッセージ」
が「「xxx」からメールがきたよ。」である場合に
は、フルネームである「□□太郎」に「さん」を付ける
こととして、図33(b)に示すような「□□太郎さん
からメールがきたよ。」というメッセージを含む表示画
像を生成する。
【0279】そして、上記ステップS155で生成した
画像を通信端末装置10、60又は70に表示させ(ス
テップS156)、本サブルーチンを終了する。
【0280】尚、上述したような画像表示処理はサーバ
4及び通信端末装置10、60又は70のいずれが行っ
てもよい。上述した処理を通信端末装置10、60又は
70が行う場合には、サーバ4が、上述の処理を実行さ
せるプログラムを、通信端末装置10、60又は70に
データとして供給することとなる。
【0281】そして、上述したステップS122〜S1
25(図35参照)、ステップS133〜S136(図
36参照)、ステップS143〜S146(図37参
照)、ステップS153〜S156(図38参照)にお
ける処理が、「前記通信端末装置において行われる通信
に関する「文字若しくは画像又はこれらの組合せ」であ
って、前記通信に関する通信履歴に基づいて作成された
「文字若しくは画像又はこれらの組合せ」を、前記通信
端末装置の表示部に表示せしめる」処理に相当する。
尚、これらの処理は、「前記通信端末装置において行わ
れる使用に関する「文字若しくは画像又はこれらの組合
せ」であって、前記使用に関する使用履歴に基づいて作
成された「文字若しくは画像又はこれらの組合せ」を、
前記通信端末装置の表示部に表示せしめる」処理にも相
当する。
【0282】また、上述したステップS112、S11
4、S116、S118(図34参照)における処理
が、「前記通信端末装置の通信状況に応じて、前記「文
字若しくは画像又はこれらの組合せ」を前記通信端末装
置の表示部に表示せしめる」処理に相当する。尚、これ
らの処理は、「前記通信端末装置の使用状況に応じて、
前記「文字若しくは画像又はこれらの組合せ」を前記通
信端末装置の表示部に表示せしめる」処理にも相当す
る。
【0283】更に、図33に示す画像が、「前記通信履
歴に基づいて作成された「文字若しくは画像又はこれら
の組合せ」」に相当し、この画像は、「前記キャラクタ
情報に関連されられたものか、又は前記キャラクタから
のメッセージとしてのものかのいずれか又は両方であ
る」ものなのである。尚、図33に示す画像は、「前記
使用履歴に基づいて作成された「文字若しくは画像又は
これらの組合せ」」にも相当する。
【0284】(その他の場合の画像表示処理)尚、上述
においては、「電話の発着信時・メールの送受信時」に
おける画像の表示処理について説明したが、「電話の発
着信を行っていない時」や「メールの送受信を行ってい
ない時」に、電話やメールについての画像を表示させる
こともできる。
【0285】以下では、電話やメールに関する処理を行
っていない時に、通信端末装置10、60又は70の表
示装置41に画像を表示させる処理について説明する。
【0286】例えば、「操作者が、電話の発信又はメー
ルの送信を頻繁に行っている相手」に関する画像を表示
させる処理のサブルーチンを図39に示し、「操作者
が、電話の着信又はメールの受信を頻繁に行っている相
手」に関する画像を表示させる処理のサブルーチンを図
40に示す。
【0287】ここで、図39及び図40に示す処理は、
例えば、通信端末装置10、60又は70の電源を入れ
た時や、上記性格情報等をサーバ4に送信する時や、予
め設定されている時刻(午後3時等)が経過した時や、
ランダムに設定された時刻が経過した時等に実行される
ものである。
【0288】図39に示すサブルーチンについて説明す
ると、まず、図29(b)(又は図30(b))を参照
して、発信(送信)フラグが「1」となっているデータ
を抽出し(ステップS161)、抽出した全データにつ
き、所定期間内(例えば、3日や1週間等)に電話の発
信(又はメールの送信)を行ったか否かを確認する(ス
テップS162)。
【0289】そして、「所定期間内に電話の発信(又は
メールの送信)を行っていないと判断された相手」に関
する画像を表示させるべく、前述した図35のステップ
S123における処理と同様にして「表示するメッセー
ジ」を決定し(ステップS163)、前述したステップ
S124における処理と同様にしてステップS163で
決定したメッセージ等を含む画像を生成し(ステップS
164)、ステップS164で生成した画像を通信端末
装置10、60又は70に表示させる(ステップS16
5)。
【0290】尚、上記ステップS163においてメッセ
ージを決定する際には、図示しない「電話やメールに関
する処理を行っていない時」用のメッセージのデータベ
ースが参照される。
【0291】また、図40に示すサブルーチンについて
説明すると、まず、図29(b)(又は図30(b))
を参照して、着信(受信)フラグが「1」となっている
データを抽出し(ステップS171)、抽出した全デー
タにつき、所定期間内(例えば、3日や1週間等)に電
話の着信(又はメールの受信)を行ったか否かを確認す
る(ステップS172)。
【0292】そして、「所定期間内に電話の着信(又は
メールの受信)を行っていないと判断された相手」に関
する画像を表示させるべく、前述した図36のステップ
S134における処理と同様にして「表示するメッセー
ジ」を決定し(ステップS173)、前述したステップ
S135における処理と同様にしてステップS173で
決定したメッセージ等を含む画像を生成し(ステップS
174)、ステップS174で生成した画像を通信端末
装置10、60又は70に表示させる(ステップS17
5)。
【0293】尚、上記ステップS173においてメッセ
ージを決定する際には、図示しない「電話やメールに関
する処理を行っていない時」用のメッセージのデータベ
ースが参照される。
【0294】上述したような本発明の処理によれば、通
信状況に適合した画像を表示させて、キャラクタが操作
者に話しかけるようにすることができるので、「自分の
行動を傍で見ていてくれるパートナー」としてキャラク
タを位置付けることが可能となり、従来のキャラクタが
持たれていた「ゲームの中だけで存在するキャラクタに
過ぎない」という固定観念を覆して、操作者の日常生活
の中にキャラクタを溶け込ませることが可能となり、更
にキャラクタが操作者に繰り返し話しかけてくることに
よりキャラクタに対して愛着を感じさせる可能性が生ず
る。
【0295】(本発明の変形例)上述したように、本実
施例では、「電話の発着信時・メールの送受信時」にお
ける画像の表示処理について詳細に説明したが、本発明
はこれに限定されず、「通信端末装置の使用」時におけ
る画像の表示処理についても適用することができる。
尚、「通信端末装置の使用」とは、例えば、前記「通
信」を行うことを含み、レンタル又は買い取ったキャラ
クタと対話や対戦ゲーム等をして交流を行うことや、キ
ャラクタとは関係なく操作者が単独でゲーム等を行うこ
とや、スケジュール帳や入出金リストに操作者自身のデ
ータを入力する等、通信端末装置内のプログラムを起動
させて通信端末装置を動作させる(通信端末装置の有す
る機能を発揮させる)ことを意味する。
【0296】「通信端末装置の使用」時における画像の
表示処理について適用した場合でも、上述したものと同
様の効果が得られる他、「電話の発着信時・メールの送
受信時」だけに適用した場合よりも、画像表示がなされ
る回数が多くなるため、操作者がキャラクタにより一層
親近感を抱く可能性がある。
【0297】[レンタルの期限の通知処理]キャラクタ
のレンタルの期限が近づいてきたときには、その旨をサ
ーバ4は、通信端末装置10、60又は70に送信す
る。このときの処理を図21に示す。
【0298】最初に、レンタル期限を通知するタイミン
グであるか否かを判断する(ステップS81)。このタ
イミングは、図9に示したデータベースに記録されてい
るレンタル開始日と、今日の日付とを比較して、例え
ば、レンタルの終了日とか、レンタル終了日の前日とか
に、通知するタイミングであると判別するのである。
【0299】通知するタイミングでないと判別したとき
には、直ちに本サブルーチンを終了する。一方、レンタ
ル期限を通知するタイミングであると判別したときに
は、レンタル期限が近づいている旨の情報を通信端末装
置10、60又は70に送信する(ステップS82)。
【0300】レンタル期限が近づいている旨の案内情報
がサーバ4から送信されると、通信端末装置10、60
又は70は、この案内情報を受信し、通信端末装置1
0、60又は70の表示部には、例えば、図22に示す
如く、通信端末装置10、60又は70の表示装置41
の表示部に「俺と一緒に遊べるのは今日までだぜ。これ
からも、俺と遊ぼうぜ」の如きメッセージや、「君と一
緒に遊べるのは、明日までなんだ。また、君と一緒に遊
びたいな。」の如きメッセージが表示されるのである。
【0301】このような処理をすることにより、レンタ
ル期間の期限が近づいているメッセージをサーバ4から
通信端末装置10、60又は70に送信するので、「通
信端末装置の表示部に表示されるキャラクタに関するキ
ャラクタ情報が有限使用であることに関する告知情報
を、通信端末装置に供給する」ことをなし得るのであ
る。更に、通信端末装置10、60又は70が受信した
メッセージが通信端末装置に表示装置41に表示される
ので、「キャラクタ情報が有限使用であることに関する
告知情報に係る表示像を、通信端末装置の表示部に表示
せしめる」ことをなすのである。
【0302】尚、図22(a)又は(b)に示した如
く、キャラクタの性格を反映させたメッセージを表示す
ることとしてもよい。例えば、強気なキャラクタのとき
には、強気なメッセージを表示し、かわいいキャラクタ
のときには、かわいらしいメッセージを表示するのであ
る。このようにすることにより、個性のあるキャラクタ
を演出できるとともに、キャラクタに対してより愛着を
感じさせたり興味を持たせたりすることができるのであ
る。
【0303】尚、上述した実施例においては、レンタル
期限の通知をレンタルの終了日又はその前日に行う場合
を示したが、それ以外のタイミング、例えばレンタルを
開始した後毎日通知することとしてもよい。
【0304】[キャラクタの買取処理]上述した図14
のステップS44において,キャラクタの買取が選択さ
れたときに、呼び出されて実行されるキャラクタの買取
の処理のサブルーチンを図23に示す。尚、上述した如
く、図14のステップS44においては、レンタル延長
や、キャラクタ買取等の処理も行われる。
【0305】最初に、キャラクタの買取についての案内
情報を通信端末装置10、60又は70に送信する(ス
テップS101)。キャラクタの買取についての案内情
報がサーバ4から送信されると、通信端末装置10、6
0又は70は、この案内情報を受信し、通信端末装置1
0、60又は70の表示部には、例えば、図24(a)
に示す如く、通信端末装置10、60又は70の表示装
置41の表示部に「俺を買い取ることができることにつ
いて何か知っているかい?」の如きメッセージが表示さ
れた後、図24(b)に示す如く、通信端末装置10、
60又は70の表示装置41の表示部に「俺を買い取る
には50個以上のチップが必要なんだぜ」の如きメッセ
ージが表示されるのである。
【0306】このような処理をすることにより、レンタ
ルしていたキャラクタを買い取る、即ち、キャラクタを
永続的に使用する権能を得ることができることの情報が
通信端末装置10、60又は70の表示装置41の表示
部に表示されることとなり、キャラクタのレンタルたる
「有限使用の権能」からキャラクタの買取たる「永続使
用の権能」へと切り替えることができる旨の表示がなさ
れるのである。このようにすることにより、「前記有限
使用の権能を永続使用の権能へ変更し得ることに係る表
示像を、前記通信端末装置の表示部に表示せしめる」こ
とをなすことができるのである。
【0307】このようにしたことにより、キャラクタを
買い取ることができることを、通信端末装置10、60
又は70の操作者に的確に伝えることができ、キャラク
タを自分だけのものにすることができることを改めて考
えさせることができたり、キャラクタとの関係を更に深
めようとする契機をなしたりする可能性が生ずるのであ
る。
【0308】次に、チップに関する案内情報を送信する
(ステップS102)。チップに関する案内情報がサー
バ4から送信されると、通信端末装置10、60又は7
0は、この情報を受信し、通信端末装置10、60又は
70の表示部には、例えば、図25(a)に示す如く、
通信端末装置10、60又は70の表示装置41の表示
部に「俺とゲームしたり、俺と一緒に遊んだりすると、
チップを増やすことができるんだぜ。」の如きメッセー
ジや、図25(b)に示す如く、「その他にも、お金を
チップに交換することで、チップを増やすこともできる
んだぜ。」の如きメッセージが表示されるのである。
【0309】上述した如き処理を行うことにより、キャ
ラクタとゲームの対戦をしたり、キャラクタの相手や世
話をしたり、一緒に遊んだりすることにより、操作者と
キャラクタとの「交流」を深めることができ、また、そ
の「交流」の程度をチップたる「対価」に置き換えるこ
ととなり、「交流の程度を当該交流に対する対価に換
算」することをなすことができ、延いては「通信端末装
置の操作者と前記キャラクタとの交流に伴」うことをも
なすことができるのである。
【0310】また、このようにしたことにより、如何に
すればキャラクタを買い取ることができるかについて通
信端末装置10、60又は70の操作者に的確に伝える
ことができ、チップを既に十分に獲得している操作者
は、安心してキャラクタを買い取ることができることを
知ることができる。また、チップを未だに獲得していな
い操作者は、この先キャラクタとの交流を十分に図らな
ければならないという気持ちを起こさせることができる
可能性が生ずる。
【0311】更に、経済的に余裕のある操作者や、キャ
ラクタのことが好きでもゲームが不得意な操作者や、余
り時間を割くことができない操作者であっても、キャラ
クタを買い取ることができることを明確にすることがで
き、これらの操作者を安心させて、キャラクタとの交流
を図らせることができる可能性も生ずるのである。
【0312】次いで、通信端末装置10、60又は70
の操作者が所有しているチップの数を得て、操作者がキ
ャラクタを買い取ることができるか否かの旨の情報を送
信する(ステップS103)。操作者がキャラクタを買
い取ることができるか否かの旨の情報がサーバ4から送
信されると、通信端末装置10、60又は70は、この
情報を受信し、通信端末装置10、60又は70の表示
部には、キャラクタを買い取ることができる場合には、
例えば、図26(a)に示す如く、通信端末装置10、
60又は70の表示装置41の表示部に「おまえは今、
62個のチップを持っているから、俺を買い取ることが
できるぜ。」の如きメッセージが表示されるのである。
また、現在のチップ数ではキャラクタを買い取ることが
できない場合には、現時点ではキャラクタを買い取るこ
とができない旨の表示がなされるのである。
【0313】次に、キャラクタを買い取ることができる
か否かの判断をする(ステップS104)。キャラクタ
を買い取ることができないと判別したときには、直ちに
本サブルーチンを終了する。
【0314】一方、キャラクタを買い取ることができる
と判別したときには、キャラクタを買い取るか否かの旨
の情報を送信する(ステップS105)。キャラクタを
買い取るか否かの旨の情報がサーバ4から送信される
と、通信端末装置10、60又は70は、この情報を受
信し、通信端末装置10、60又は70の表示部には、
例えば、図26(b)に示す如く、「俺を買い取ってく
れるかい?」の如きメッセージ、及び「買い取る」又は
「買い取らない」の選択枠が表示されるのである。
【0315】通信端末装置10、60又は70の操作者
は、キーボード32又はコントローラ34を操作して、
キャラクタを買い取るか否かの回答を選択して入力す
る。通信端末装置10、60又は70は、この回答の情
報をサーバ4に送信する。
【0316】サーバ4は、上述したステップS105の
処理の後、キャラクタを買い取るか否かの回答の情報を
通信端末装置10、60又は70から受信したときに
は、その情報がキャラクタを買い取る旨の情報であるか
否かを判断する(ステップS106)。
【0317】受信した情報がキャラクタを買い取らない
旨の情報であると判別したときには、直ちに本サブルー
チンを終了する。一方、受信した情報がキャラクタを買
い取る旨の情報であると判別したときには、上述した図
9に示したデータベースを更新し(ステップS10
7)、本サブルーチンを終了する。
【0318】上述した図9に示したデータベースは、キ
ャラクタが買い取られた否かの情報や、チップ数を管理
するための項目を含み、これらの項目を更新することに
より、キャラクタが買い取られたことを更新したり、チ
ップ数の変化を更新することができ、キャラクタとの交
流の程度を示すチップ数によりレンタルされていたキャ
ラクタを買い取らせることができる、即ち、レンタルた
る「有限使用の権能」から買取たる「永続使用の権能」
へと切り替えることができるサーバやシステムを構築す
ることができるのである。
【0319】上述した如き処理をすることにより、「有
限使用の権能を永続使用の権能へ変更し得る」ことをな
し得たり、「交流に対する対価を介して前記権能の変更
を行う」ことをなし得るのである。
【0320】このようにしたことにより、レンタル中に
慣れ親しんだキャラクタを永続的に使用できることとな
り、操作者は自分だけのキャラクタという意識が芽生
え、この意識の下で安心してキャラクタと付き会うこと
ができる可能性が生ずるのである。更には、操作者とキ
ャラクタと間でのみ交わされる情報を共有することがで
き、キャラクタをいわゆる生活のパートナーとして位置
付けられる存在に高める可能性も生ずるのである。
【0321】[レンタル完了処理]また、レンタル期間
の終了日となったときには、通信端末装置10、60又
は70において、キャラクタの使用を禁止する必要があ
る。この処理を図27に示す。
【0322】最初に、レンタル完了情報を送信するタイ
ミングであるか否かを判断する(ステップS91)。レ
ンタル完了情報を送信するタイミングでないと判別した
ときには、直ちに本サブルーチンを終了する。
【0323】レンタル完了情報を送信するタイミングで
あると判別したときには、レンタル完了情報を通信端末
装置10、60又は70に送信する(ステップS9
2)。
【0324】レンタル完了情報がサーバ4から送信され
ると、通信端末装置10、60又は70は、このレンタ
ル完了情報を受信し、通信端末装置10、60又は70
において実行されるプログラムで用いられるフラグの値
を所定の値、例えば1に設定する。このフラグは、キャ
ラクタをレンタル中であるか、レンタル完了であるか、
を示すフラグであり、キャラクタをレンタル中であると
きには、フラグの値は、「0」であり、レンタル完了と
なったときには、フラグの値は、「1」である。
【0325】上述したレンタル完了情報をサーバ4から
受信したときには、フラグの値を「1」に設定するので
ある。このフラグの値が「1」に設定された後に、キャ
ラクタを表示しようとしたり、キャラクタを呼び出そう
としたりすると、例えば、図28に示す如きメッセー
ジ、「レンタル期間が過ぎちゃったんだ。君とは、もう
一緒に遊べないんだ。でも、もしよかったらまた申し込
んでね。そしたら、また、僕と遊べるから。」の如きメ
ッセージが、通信端末装置10、60又は70の表示装
置41に表示され、キャラクタを使用した機能の動作を
禁止するのである。
【0326】このような処理をすることにより、サーバ
4が「キャラクタ情報についての有限使用の権能を通信
端末装置に対して与える」ことをなすとともに、「通信
端末装置におけるキャラクタ情報の有限使用の権能を定
める」こともなすのである。
【0327】また、上述したフラグの値が、「有限使用
の権能」が与えられているか否かを示すものであり、
「キャラクタ情報についての有限使用の権能を、プログ
ラムから独立して通信端末装置に対して与える」ことを
なすのである。
【0328】この場合には、キャラクタの画像を表示せ
ずに、メッセージのみを表示することにより、レンタル
期間が終了したことを視覚的に示すことができるのであ
る。また、キャラクタの画像は表示されないので、レン
タルしていたキャラクタに再び会いたいという切ない感
情を起こさせることができ、キャラクタを再びレンタル
しようという気持ちにさせることができるのである。
【0329】また、メッセージの内容は、それまでに、
レンタルしていたキャラクタの性格を反映させたものと
してもよい。このようにすることにより、操作者は、キ
ャラクタを思い出して、再びキャラクタを表示させたい
という気持ちにさせることができ、キャラクタを再びレ
ンタルしようとする動機づけとしてなすことができるの
である。
【0330】尚、上述した実施例においては、「キャラ
クタ情報についての有限使用」をレンタルの期限である
場合におけるものを示したが、所定の地域に居住する者
に対応する地域的制限や、所定の機能のみを使用できる
ようにする内容的制限としてもよい。
【0331】
【発明の効果】本発明によれば、キャラクタを容易かつ
手軽に入手して利用できるとともに、「前記通信に関す
る通信履歴に基づいて作成された文字若しくは画像等
を、前記通信端末装置の表示部に表示せしめる」ことに
より、操作者の状況に応じてキャラクタが操作者に話し
かけるようにすることができるので、キャラクタと情報
の共有化を図って、仮想空間におけるキャラクタと現実
空間における操作者とを一体不可分に結びつけて、キャ
ラクタを生活の一部に溶け込ませることにより、キャラ
クタに対して愛着を感じさせる可能性が生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 キャラクタレンタルシステムの構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 通信端末装置10、60又は70のハードウ
エア構成を示すブロック図である。
【図3】 サーバ4のハードウエア構成を示すブロック
図である。
【図4】 キャラクタをレンタルするシステムの概要を
示す概略図である。
【図5】 サーバ4において実行処理されるサブルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図6】 図5のフローチャートのステップS14にお
いて呼び出されて実行される未登録ユーザの処理のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。
【図7】 キャラクタをレンタルする旨の案内情報がサ
ーバ4から送信されたときに、通信端末装置10、60
又は70の表示装置41の表示部に表示されるメッセー
ジの一例を示す図(a)と、キャラクタの選択を促すメ
ッセージの一例を示す図(b)である。
【図8】 ステップS24において、キャラクタからの
メッセージを通信端末装置10、60又は70に送信す
る際に、参照されるキャラクタ紹介用のデータベースの
例を示す表である。
【図9】 ステップS31において、生成又は更新され
るデータベースの例を示す表である。
【図10】 図6のサブルーチンが実行されたときにお
けるタイムチャートである。
【図11】 通信端末装置10、60又は70がメール
を受信したときに通信端末装置10、60又は70の表
示装置41に表示される画像の一例を示す図である。
【図12】 受信したメールの内容についてキャラクタ
から質問をしてくるときに、通信端末装置10、60又
は70の表示装置41に表示される画像の一例を示す図
である。
【図13】 キャラクタから操作者に対してゲームの対
戦を申し出たときに、通信端末装置10、60又は70
の表示装置41に表示される画像の一例を示す図であ
る。
【図14】 図5のステップS15において呼び出され
て実行される未登録ユーザの処理のサブルーチンを示す
フローチャートである。
【図15】 メニュー表示用の情報を通信端末装置1
0、60又は70が受信したときに、通信端末装置1
0、60又は70の表示装置41に表示される画像の一
例を示す図である。
【図16】 キャラクタと操作者との対話情報に含まれ
る項目を示す表である。
【図17】 図14のサブルーチンのステップS46に
おいて呼び出されて実行される対話情報処理のサブルー
チンを示すフローチャートである。
【図18】 キャラクタの性格設定の処理に用いるデー
タベースの例を示す表である。
【図19】 キーワード設定の処理に用いる単語用デー
タベースの例(a)と、単語用データベースに基づいて
生成されてキーワード用データベースの例(b)と、を
示す表である。
【図20】 キーワードを用いて通信端末装置10、6
0又は70の操作者に対して、キャラクタが呼びかける
ときの表示の例を示す図である。
【図21】 キャラクタのレンタルの期限が近づいてき
たときに、その旨をサーバ4から通信端末装置10、6
0又は70に送信する処理のサブルーチンを示すフロー
チャートである。
【図22】 レンタル期限が近づいている旨の案内情報
がサーバ4から送信されたときに、通信端末装置10、
60又は70は、この案内情報を受信し、通信端末装置
10、60又は70の表示部に表示される画像の一例を
示す図である。
【図23】 図14のステップS44の処理が実行され
たときに、呼び出されて実行されるキャラクタの買取の
サブルーチンを示すフローチャートである。
【図24】 図23のステップS101の処理が実行さ
れた後、通信端末装置10、60又は70の表示部に表
示される画像の例を示す図である。
【図25】 図23のステップS102の処理が実行さ
れた後、通信端末装置10、60又は70の表示部に表
示される画像の例を示す図である。
【図26】 図23のステップS103の処理が実行さ
れた後、通信端末装置10、60又は70の表示部に表
示される画像の例(a)と、図23のステップS105
の処理が実行された後、通信端末装置10、60又は7
0の表示部に表示される画像の例(b)と、を示す図で
ある。
【図27】 レンタル期間の終了日となったときにおけ
る処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図28】 レンタル完了情報をサーバ4から受信した
ときに、通信端末装置10、60又は70の表示部に表
示されるメッセージの一例を示す図である。
【図29】 電話の発着信時における画像の表示処理に
用いられる通信履歴に関するデータベースの一例を示す
表である。
【図30】 メールの送受信時における画像の表示処理
に用いられる通信履歴に関するデータベースの一例を示
す表である。
【図31】 電話の発着信時に表示されるメッセージの
データベースを示す表である。
【図32】 メールの送受信時に表示されるメッセージ
のデータベースを示す表である。
【図33】 (a)は電話の発信時に表示される画像の
一例を示す図であり、(b)はメールの受信時に表示さ
れる画像の一例を示す図である。
【図34】 電話の発着信時やメールの送受信時におい
て、通信端末装置10、60又は70の表示装置41に
画像を表示させる処理のサブルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図35】 図34のステップS112において呼び出
されるサブルーチンを示すフローチャートである。
【図36】 図34のステップS114において呼び出
されるサブルーチンを示すフローチャートである。
【図37】 図34のステップS116において呼び出
されるサブルーチンを示すフローチャートである。
【図38】 図34のステップS118において呼び出
されるサブルーチンを示すフローチャートである。
【図39】 「操作者が、電話の発信又はメールの送信
を頻繁に行っている相手」に関する画像を表示させる処
理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図40】 「操作者が、電話の着信又はメールの受信
を頻繁に行っている相手」に関する画像を表示させる処
理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 キャラクタレンタルシステム 2 公衆電話回線網(通信回線) 3 携帯電話回線網(通信回線) 4 サーバ 10 携帯用通信端末装置(通信端末装置) 41 表示装置(表示部) 60 携帯型ゲーム装置(通信端末装置) 70 携帯電話(通信端末装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A63F 13/00 A63F 13/00 C 13/12 13/12 Z G06F 13/00 610 G06F 13/00 610F H04M 11/00 302 H04M 11/00 302

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して通信端末装置と接続さ
    れた状態で、当該通信端末装置とデータを送受信し得る
    サーバであって、 前記通信端末装置の表示部に表示されるキャラクタに関
    するキャラクタ情報について、当該通信端末装置におけ
    る当該キャラクタ情報の有限使用の権能を定め、かつ、 前記通信端末装置において行われる通信に関する「文字
    若しくは画像又はこれらの組合せ」であって、前記通信
    に関する通信履歴に基づいて作成された「文字若しくは
    画像又はこれらの組合せ」を、前記通信端末装置の表示
    部に表示せしめることを特徴とするサーバ。
  2. 【請求項2】 通信回線を介して通信端末装置と接続さ
    れた状態で、当該通信端末装置とデータを送受信し得る
    サーバであって、 前記通信端末装置の表示部に表示されるキャラクタに関
    するキャラクタ情報について、当該通信端末装置におけ
    る当該キャラクタ情報の有限使用の権能を定め、かつ、 「前記通信端末装置において行われる通信に関する「文
    字若しくは画像又はこれらの組合せ」であって、前記通
    信に関する通信履歴に基づいて作成された「文字若しく
    は画像又はこれらの組合せ」を、前記通信端末装置の表
    示部に表示せしめるプログラム」を、前記通信端末装置
    に前記データとして供給することを特徴とするサーバ。
  3. 【請求項3】 前記通信履歴が、通信時間に関する情報
    又は通信回数に関する情報を含んでなるものである請求
    項1又は2に記載のサーバ。
  4. 【請求項4】 前記通信履歴に基づいて作成された「文
    字若しくは画像又はこれらの組合せ」が、前記キャラク
    タ情報に関連させられたものか、又は前記キャラクタか
    らのメッセージとしてのものかのいずれか又は両方であ
    る請求項1又は2に記載のサーバ。
  5. 【請求項5】 前記通信端末装置の通信状況に応じて、
    前記「文字若しくは画像又はこれらの組合せ」を前記通
    信端末装置の表示部に表示せしめる請求項1に記載のサ
    ーバ。
  6. 【請求項6】 前記プログラムが、前記通信端末装置の
    通信状況に応じて、前記「文字若しくは画像又はこれら
    の組合せ」を前記通信端末装置の表示部に表示せしめる
    ものである請求項2に記載のサーバ。
  7. 【請求項7】 通信回線を介して通信端末装置と接続さ
    れた状態で、当該通信端末装置とデータを送受信し得る
    サーバであって、 前記通信端末装置の表示部に表示されるキャラクタに関
    するキャラクタ情報について、当該通信端末装置におけ
    る当該キャラクタ情報の有限使用の権能を定め、かつ、 前記通信端末装置の使用に関する「文字若しくは画像又
    はこれらの組合せ」であって、前記使用に関する使用履
    歴に基づいて作成された「文字若しくは画像又はこれら
    の組合せ」を、前記通信端末装置の表示部に表示せしめ
    ることを特徴とするサーバ。
  8. 【請求項8】 通信回線を介して通信端末装置と接続さ
    れた状態で、当該通信端末装置とデータを送受信し得る
    サーバであって、 前記通信端末装置の表示部に表示されるキャラクタに関
    するキャラクタ情報について、当該通信端末装置におけ
    る当該キャラクタ情報の有限使用の権能を定め、かつ、 「前記通信端末装置の使用に関する「文字若しくは画像
    又はこれらの組合せ」であって、前記使用に関する使用
    履歴に基づいて作成された「文字若しくは画像又はこれ
    らの組合せ」を、前記通信端末装置の表示部に表示せし
    めるプログラム」を、前記通信端末装置に前記データと
    して供給することを特徴とするサーバ。
  9. 【請求項9】 前記使用履歴が、使用時間に関する情報
    又は使用回数に関する情報を含んでなるものである請求
    項7又は8に記載のサーバ。
  10. 【請求項10】 前記使用履歴に基づいて作成された
    「文字若しくは画像又はこれらの組合せ」が、前記キャ
    ラクタ情報に関連させられたものか、又は前記キャラク
    タからのメッセージとしてのものかのいずれか又は両方
    である請求項7又は8に記載のサーバ。
  11. 【請求項11】 前記通信端末装置の使用状況に応じ
    て、前記「文字若しくは画像又はこれらの組合せ」を前
    記通信端末装置の表示部に表示せしめる請求項7に記載
    のサーバ。
  12. 【請求項12】 前記プログラムが、前記通信端末装置
    の使用状況に応じて、前記「文字若しくは画像又はこれ
    らの組合せ」を前記通信端末装置の表示部に表示せしめ
    るものである請求項8に記載のサーバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010005154A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Konami Digital Entertainment Co Ltd ゲームプログラム、通信手段を有するコンピュータ、およびゲーム制御方法
JP5819510B1 (ja) * 2014-12-22 2015-11-24 グリー株式会社 プログラム、制御方法及びサーバ装置
JP5909589B1 (ja) * 2015-09-30 2016-04-26 グリー株式会社 プログラム、制御方法及びサーバ装置

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