JP2002360939A - 通信回線を介してキャラクタをレンタルするシステムを制御するサーバ - Google Patents

通信回線を介してキャラクタをレンタルするシステムを制御するサーバ

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JP2002360939A
JP2002360939A JP2001176628A JP2001176628A JP2002360939A JP 2002360939 A JP2002360939 A JP 2002360939A JP 2001176628 A JP2001176628 A JP 2001176628A JP 2001176628 A JP2001176628 A JP 2001176628A JP 2002360939 A JP2002360939 A JP 2002360939A
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健永 中舎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャラクタを容易かつ手軽に入手して利用で
きるとともに、キャラクタと情報の共有化を図って、仮
想空間におけるキャラクタと現実空間における操作者と
を一体不可分に結びつけて、キャラクタを操作者の生活
の一部に溶け込ませることにより、キャラクタに対して
愛着を感じさせる可能性が生ずるサーバを提供する。 【解決手段】 キャラクタに関するキャラクタ情報につ
いての有限使用の権能を通信端末装置に対して与え、キ
ャラクタ情報を通信端末装置に供給するとともに、有限
使用の権能について使用可能期間を延長し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
の通信回線を介してキャラクタをレンタルするシステム
を制御するサーバに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のゲーム装置やゲームシステムにお
いては、人間や動物等の動体物等を模したキャラクタが
登場し、ゲームプログラムによって形成された仮想空間
の中で、キャラクタは、様々な行動をするものが存在す
る。このキャラクタの行動は、ゲームプログラムにより
定められ、又はゲームプレイヤーの意思を反映したもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍、従来のゲー
ム装置やゲームシステムにおけるキャラクタは、不特定
多数のプレイヤーに共通のものであり、キャラクタの性
格や行動は、所定の定められたものから選択するもので
あったため、プレイヤーの意思や感情に固有のものとは
なり得ず、自分の所有物としてのキャラクタ、又は自分
にとって身近な存在としてのキャラクタという認識がプ
レイヤーに起こり難いものであり、キャラクタに対する
興味やゲームそのものに対する興味を失わせる場合が多
いという問題が生じていた。
【0004】その一方、近年においては、育成ゲームと
称されるゲームも登場してきているが、あくまでも、キ
ャラクタの行動等について所定の定められたものを選択
せざるを得ず、プレイヤーの感情や意思をキャラクタに
反映させることが必ずしもできるものではなかった。こ
のため、キャラクタを育成していっても、ゲームプログ
ラムで予め定められた結果の一つを選択するにすぎない
ものであり、プレイヤーが何度もゲームを繰り返し行う
に従って次第に飽きを感じてしまうということが生じて
いた。
【0005】また、メールをキャラクタが配送するよう
なプログラムも登場してきているが、あくまでも、キャ
ラクタを介してメールを送受信するものであり、メール
等の内容についての情報をプログラムの使用者と共有す
ることはできず、メールの送受信について単に視覚的な
面白さを追求したに過ぎないものであった。
【0006】更には、人間や犬等の動体物を模したロボ
ットも登場し、飼い主に対する感情を持たせることによ
り、飼い主になついたり、飼い主を警戒したりするよう
な行動をとるものも登場してきている。しかし、ロボッ
トはあくまでも現実の世界に存在するものであり、実在
する人間や犬等に比して如何に似た行動や同じ行動をと
り得るのかという点が着目されている点である。
【0007】また、犬型ロボット等のロボットの情報入
力手段は、例えば、目に対応するセンサや耳に対応する
センサ等であり、ロボットが得ることのできる情報の種
類は著しく乏しいものとなっている。このため、人間と
情報の共有化を図ることは、困難なものと言わざると得
ないものとなっている。
【0008】更にまた、上述したソフトウェアやロボッ
トは、購入をしてみなければ、キャラクタやロボットが
自分の性格や生活に適したものであるか否かを判別する
ことができず、興味を持った者に多大な出費を強いるも
のであったり、自分と合わないものであるときには、無
念感や絶望感をも感じさせたりするものであった。
【0009】本発明は、上述した如き課題に鑑みてなさ
れたものであり、キャラクタを容易かつ手軽に入手して
利用できるとともに、キャラクタと情報の共有化を図っ
て、仮想空間におけるキャラクタと現実空間における操
作者とを一体不可分に結びつけて、キャラクタを操作者
の生活の一部に溶け込ませることにより、キャラクタに
対して愛着を感じさせる可能性が生ずるサーバを提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明においては、キャラクタに関するキ
ャラクタ情報についての有限使用の権能を通信端末装置
に対して与え、キャラクタ情報を通信端末装置に供給す
るとともに、有限使用の権能について使用可能期間を延
長し得ることを特徴とする。
【0011】より具体的には、本発明は、以下のような
ものを提供する。
【0012】(1) 通信回線を介して通信端末装置と
接続された状態で、当該通信端末装置とデータを送受信
し得るサーバであって、前記通信端末装置の表示部に表
示されるキャラクタに関するキャラクタ情報についての
有限使用の権能を当該通信端末装置に対して与えるとと
もに、当該キャラクタ情報を当該通信端末装置に前記デ
ータとして供給し得、かつ、前記有限使用の権能につい
て使用可能期間を延長し得ることを特徴とするサーバ。
【0013】(2) 通信回線を介して通信端末装置と
接続された状態で、当該通信端末装置とデータを送受信
し得るサーバであって、前記通信端末装置の表示部に表
示されるキャラクタに関するキャラクタ情報と、当該キ
ャラクタを表示するプログラムを含むプログラムと、を
当該通信端末装置に前記データとして供給するととも
に、前記キャラクタ情報についての有限使用の権能を、
前記プログラムから独立して前記通信端末装置に対して
与える機能を有し、かつ、前記有限使用の権能について
使用可能期間を延長し得ることを特徴とするサーバ。
【0014】上述した(1)又は(2)の発明によれ
ば、「キャラクタ情報についての有限使用の権能を通信
端末装置に対して与える」ので、限られた範囲、例え
ば、レンタル期限内のみキャラクタを使用することがで
きるので、キャラクタを容易に入手することができ、気
軽にキャラクタを利用してみようという気持ちを操作者
に起こさせる可能性が生ずる。
【0015】また、キャラクタやキャラクタを利用した
プログラムを購入することなくキャラクタを使用するこ
とができるので、手軽にキャラクタを使用してみようと
いう気持ちも操作者に起こさせる可能性が生ずる。
【0016】(3) 通信回線を介して通信端末装置と
接続された状態で、当該通信端末装置とデータを送受信
し得るサーバであって、前記通信端末装置の表示部に表
示されるキャラクタに関するキャラクタ情報についての
有限使用の権能を当該通信端末装置に対して与えるとと
もに、前記有限使用の権能について使用可能期間を延長
することが可能であることに関する告知情報に係る表示
像を、前記通信端末装置の表示部に表示せしめることを
特徴とするサーバ。
【0017】(4) 通信回線を介して通信端末装置と
接続された状態で、当該通信端末装置とデータを送受信
し得るサーバであって、前記通信端末装置の表示部に表
示されるキャラクタに関するキャラクタ情報についての
有限使用の権能を当該通信端末装置に対して与えるとと
もに、前記有限使用の権能について使用可能期間を延長
することが可能であることに関する告知情報を、当該通
信端末装置に供給することを特徴とするサーバ。
【0018】上述した(3)又は(4)の発明によれ
ば、「有限使用の権能について使用可能期間を延長する
ことが可能であることに関する告知情報に係る表示像
を、前記通信端末装置の表示部に表示せしめ」たり、
「有限使用の権能について使用可能期間を延長すること
が可能であることに関する告知情報を、当該通信端末装
置に供給する」ので、キャラクタの使用可能期間を延長
できることを明確に操作者に伝えることができるととも
に、期間を延長するか否かを操作者に判断させる機会を
設けることができ、キャラクタをレンタルするに際して
慎重を期したサーバを提供することができる可能性が生
ずる。
【0019】(5) 通信回線を介して通信端末装置と
接続された状態で、当該通信端末装置とデータを送受信
し得るサーバであって、前記通信端末装置の表示部に表
示されるキャラクタに関するキャラクタ情報についての
有限使用の権能を当該通信端末装置に対して与えるとと
もに、前記有限使用の権能について使用可能期間を延長
自在にして、前記通信端末装置の表示部において当該延
長をするか否かの選択に関する表示像を表示せしめるこ
とを特徴とするサーバ。
【0020】上述した(5)の発明によれば、「延長を
するか否かの選択に関する表示像を表示せしめる」の
で、操作者が自分の気に入りそうなキャラクタや、愛着
が湧きそうなキャラクタをレンタルしたときには、レン
タルの期間を延長することができ、キャラクタに対して
一層愛着を感じさせる可能性が生ずる。
【0021】(6) 通信回線を介して通信端末装置と
接続された状態で、当該通信端末装置とデータを送受信
し得るサーバであって、キャラクタの画像情報を含むキ
ャラクタ情報についての有限使用の権能を前記通信端末
装置に対して与えるとともに、当該キャラクタ情報を当
該通信端末装置に供給し、かつ、前記有限使用の権能に
ついて使用可能期間を延長可能にするプログラムと、前
記通信端末装置の表示部に前記キャラクタを表示せしめ
るプログラムと、を記憶する記憶媒体を有することを特
徴とするサーバ。
【0022】上述した(6)の発明によれば、サーバ
が、「キャラクタ情報についての有限使用の権能を前記
通信端末装置に対して与えるとともに、当該キャラクタ
情報を当該通信端末装置に供給」するプログラムと、前
記通信端末装置の表示部に前記キャラクタを表示せしめ
るプログラムと、」を有するので、通信端末装置の記憶
容量が小さい場合であっても、キャラクタを通信端末装
置において利用することができ、キャラクタを操作者の
生活の一部に溶け込ませることができる可能性が生ず
る。
【0023】(7) 通信回線を介して通信端末装置と
接続された状態で、当該通信端末装置とデータを送受信
し得るサーバであって、前記通信端末装置の表示部に表
示されるキャラクタの性格を定める性格情報を、当該通
信端末装置の操作者と当該キャラクタとの対話に基づい
て定め、かつ、前記性格情報を含むキャラクタ情報を、
当該通信端末装置に前記データとして供給するととも
に、当該キャラクタ情報についての有限使用の権能を前
記通信端末装置に対して与える機能を有し、かつ、前記
有限使用の権能について使用可能期間を延長し得ること
を特徴とするサーバ。
【0024】上述した(7)の発明によれば、「キャラ
クタの性格を定める性格情報を、当該通信端末装置の操
作者と当該キャラクタとの対話に基づいて定め」るの
で、操作者がキャラクタの性格を変えることができ、キ
ャラクタを操作者になつかせるようにすることができる
ので、操作者はキャラクタの世話をなるべくしようと
し、キャラクタに対する愛着を湧かせることができ、キ
ャラクタと情報の共有化を図ることができ、キャラクタ
を操作者の生活の一部に溶け込ませることができる。
【0025】(8) 通信回線を介して通信端末装置と
接続された状態で、当該通信端末装置とデータを送受信
し得るサーバであって、前記通信端末装置の表示部に表
示されるキャラクタに関するキャラクタ情報についての
有限使用の権能を当該通信端末装置に対して与えるとと
もに、当該キャラクタ情報を当該通信端末装置に前記デ
ータとして供給し得、かつ、前記有限使用の権能につい
て使用可能期間を延長自在にして、当該通信端末装置に
おいて当該延長をするか否かの選択を可能にすることを
特徴とするサーバ。
【0026】上述した(8)の発明によれば、「延長を
するか否かの選択を可能にする」ので、操作者が自分の
気に入りそうなキャラクタや、愛着が湧きそうなキャラ
クタをレンタルしたときには、レンタルの期間を延長す
ることができ、キャラクタに対して一層愛着を感ずる可
能性が生ずる。
【0027】(9) 通信回線を介して通信端末装置と
接続された状態で、当該通信端末装置とデータを送受信
し得るサーバであって、前記通信端末装置の表示部に表
示されるキャラクタに関するキャラクタ情報についての
有限使用の権能を複数の当該通信端末装置に対して順次
与えて、当該通信端末装置の操作者を前記キャラクタの
所有者として順次変更せしめ、かつ、前記所有者と前記
キャラクタとを前記通信端末装置において対話せしめ
て、当該キャラクタの性格を定める性格情報を該対話の
履歴から前記キャラクタ情報として生成する際に、当該
履歴に過去の所有者における対話を含め、かつ、前記有
限使用の権能について使用可能期間を延長し得ることを
特徴とするサーバ。
【0028】上述した(9)の発明によれば、「性格情
報を該対話の履歴から前記キャラクタ情報として生成す
る際に、当該履歴に過去の所有者における対話を含め
る」ので、操作者の知らない情報をキャラクタが有して
いるので、キャラクタに対する興味を湧かせることがで
き、キャラクタを使用している間にキャラクタに愛着を
感じさせることができる可能性が生ずる。
【0029】上述した(1)〜(9)の発明によれば、
「有限使用の権能について使用可能期間を延長し得」た
り、「有限使用の権能について使用可能期間を延長する
ことが可能で」あったり、「有限使用の権能について使
用可能期間を延長自在に」したり、「有限使用の権能に
ついて使用可能期間を延長可能に」したりするものであ
る。
【0030】このようなこととしたことにより、より長
い時間キャラクタと接触することができる機会を増やす
ことができ、キャラクタへの愛着を一層高めることがで
きる可能性が生ずる。これにより、日常生活においてキ
ャラクタとの一体感を味わうことができ、キャラクタを
生活のパートナーとすることができる可能性も生ずる。
【0031】更にまた、そのレンタルしたキャラクタを
本当に気に入ったか否かを確かめることができ、その後
にキャラクタを買い取ることができるシステムを構築し
た場合には、キャラクタの買取の慎重を期すことができ
る可能性が生ずる。
【0032】また、キャラクタの世話や対話をするに従
ってその度合いを示すチップを増やすことができ、更に
は、そのチップの数によってはキャラクタを買い取るこ
ともできるようなシステムを構築した場合には、レンタ
ル期間を延長することによりチップを増やすことがで
き、その後のキャラクタの買取を有利にすることができ
ることとなる。このようにすることで、キャラクタの買
取をしようとする人を優遇するシステムを構築すること
ができる。
【0033】更に、レンタルしていたキャラクタが居な
くなったときには寂寥感を感ずることとなるので、レン
タルの期間を延長することができるとすること自体に意
義があるものとなる可能性も生ずる。
【0034】更にまた、上述した発明において、キャラ
クタの期間の延長をする際に、キャラクタと操作者との
今までの対話情報を引き継ぐか引き継がないかの選択を
できる処理を付加することとしていもよい。対話情報を
引き継ぐとした場合には、延長期間においても、これま
での情報に基づきキャラクタとの関係を更に深めること
ができるのである。一方、対話情報を引き継がないとし
た場合には、キャラクタとの関係を最初からやり直すこ
とができ、初対面のときのような新鮮な気持ちでキャラ
クタに接することができるのである。
【0035】[用語の定義等]「キャラクタ」とは、人
物や動植物、ロボット等の生命体や擬似生命体を模した
ものの他、例えば空き缶のような身のまわりの種々の物
品を模したものや、その他種々の空想上のキャラクタも
含む概念である。
【0036】また、「キャラクタ情報」とは、キャラク
タの画像情報及びキャラクタの性格情報を含む情報であ
り、キャラクタを外面的及び内面的に特徴付けるための
情報を示す概念である。
【0037】更に、「有限使用」とは、キャラクタ情報
について、時間的に制限したり、地域的に制限したり、
内容的に制限したりすることにより、キャラクタを使用
可能にする概念であり、例えば、通信端末装置の表示部
に所定の期間内だけキャラクタを表示することができる
ようにするものであり、いわゆる「レンタル」に相当す
る概念である。また、所定の地域に居住する者のみに限
定する地域的制限や、所定の機能のみを使用できるよう
にする内容的制限をも含む概念である。
【0038】尚、上述した「レンタル」は、有償又は無
償を問わず通信端末装置においてキャラクタを使用可能
にすることを示す概念である。
【0039】更にまた、「有限使用の権能」とは、キャ
ラクタ情報についての有限使用が許される資格を示す概
念であり、サーバがこの資格を定めるとともに、通信端
末装置に対して与えるものである。
【0040】更に、「表示像」とは、告知情報を含む文
字から構成される画像や、告知情報を含んだり示したり
する画像を示す概念である。
【0041】また、「有限使用であることに関する告知
情報」とは、「現在レンタル中である」ことを示す告知
や、「レンタルの期限」についての告知等の情報を示す
概念である。
【0042】更にまた、「プログラムから独立して」と
は、キャラクタを用いたプログラムとは独立して存在し
得ることを示す概念である。育成ゲーム等のゲームに登
場するキャラクタは、ゲームと一体不可分な関係のもの
であり、ゲームに付随した存在である。これに対して、
「独立して存在」するキャラクタは、ゲーム等のプログ
ラムとは独立したものであり、プログラムの有無やプロ
グラムの実行状態によらずに貸し出されたり提供された
りするものと通信端末装置の操作者が認識し得るもので
ある。
【0043】尚、後述する携帯用通信端末装置10、携
帯型ゲーム装置60又は携帯電話70から、「通信端末
装置」が構成される。また、サーバ4から「サーバ」が
構成され、公衆電話回線網2又は携帯電話回線網3から
「通信回線」が構成される。
【0044】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例について
図面に基づいて説明する。
【0045】[システム構成]図1は本発明に係る携帯
用通信端末装置10、携帯型ゲーム装置60及び携帯電
話70(以下、通信端末装置10、60又は70と称す
る)を有するキャラクタレンタルシステム1の構成を示
すブロック図である。この図1に示すキャラクタレンタ
ルシステム1において、公衆電話回線網2には、携帯型
ゲーム装置60が接続され、携帯型ゲーム装置60は公
衆電話回線網2を介してサーバ4に接続することにより
サーバ4から種々の情報を受け取ることができるように
なされている。
【0046】また、携帯用通信端末装置10又は携帯電
話70は、ベースステーション5を介して携帯電話回線
網3に接続することができ、さらに公衆電話回線網2を
介してサーバ4にアクセスすることができるようになさ
れている。
【0047】上述したサーバ4は、各通信端末装置1
0、60及び70のアドレスを管理するようになされて
おり、サーバ4は、各通信端末装置10、60又は70
から送信される種々の情報、例えばパスワード等の情報
を識別することができるのである。
【0048】[通信端末装置の構成]図2は通信端末装
置10、60又は70のハードウエア構成を示すブロッ
ク図である。
【0049】この図2に示す通信端末装置10、60又
は70において、バスライン30にはCPU(Central P
rocessing Unit)12、ROM14、RAM16及び不
揮発性RAM18が接続されており、CPU12はRO
M14、RAM16又は不揮発性RAM18に格納され
たプログラムにしたがって各部を制御する。
【0050】バスライン30には入力インターフェイス
22を介してキーボード32及びコントローラ34が接
続されている。また、バスライン30には表示回路2
4、サウンド処理回路25、及び公衆電話回線網2との
間で情報の授受を行う通信インターフェイス21が接続
されている。
【0051】上述した表示回路24には、表示装置41
が接続され、サウンド処理回路25には、スピーカ42
が接続されている。表示装置41には、後述するキャラ
クタを含む種々の情報がCPU12の命令に従って表示
される。
【0052】更に、バスライン30には、プログラムの
実行時間等の時間を計測するためのタイマー20も接続
されている。タイマーを起動するための信号がCPU1
2から発せられたときには、タイマー20は、タイマー
値を初期化してタイマー値を計数し始める。また、タイ
マーを停止するための信号がCPU12から発せられた
ときには、タイマー20は、タイマー値の計数を停止
し、そのときのタイマー値をバスライン30に供給す
る。このタイマー値に基づいて、日付や時刻の設定を行
うのである。
【0053】[サーバの構成]また、インターネット等
の通信回線網を介してキャラクタをレンタルするシステ
ムを制御するサーバ4は、図3に示す如く、ハードディ
スクドライブ88と、CPU82と、ROM84と、R
AM86と、通信用インターフェイス回路90と、から
構成されている。ハードディスクドライブ88は、通信
端末装置10、60又は70との通信をするためのプロ
グラムや、後述する未登録ユーザ処理のプログラム、登
録ユーザ処理のプログラム、対話情報を処理するプログ
ラム、レンタル期限を通知する処理のプログラム、及び
レンタル完了情報を処理するプログラム等のプログラ
ム、並びに、通信端末装置10、60又は70の表示装
置41にキャラクタの画像を表示するプログラムを記憶
する。このようにすることにより、サーバ4が「キャラ
クタの画像情報を含むキャラクタ情報についての有限使
用の権能を通信端末装置に対して与えるとともに、当該
キャラクタ情報を通信端末装置に供給するプログラム
と、通信端末装置の表示部にキャラクタを表示せしめる
プログラムと、を記憶する記憶媒体を有する」ことをな
すのである。
【0054】上述した如き構成とすることにより、通信
端末装置10、60又は70とサーバ4とは、公衆電話
回線網2や携帯電話回線網3を介して接続され、データ
の送受信をなすことができ、サーバは「通信回線を介し
て通信端末装置と接続された状態で、当該通信端末装置
とデータを送受信し得る」ことをなすのである。
【0055】尚、以下においては、通信端末装置10、
60又は70、並びにサーバ4は、予め起動されてお
り、上述したCPU12やCPU82において用いられ
る変数は所定の値に初期化され、通信端末装置10、6
0又は70、並びにサーバ4は定常動作しているものと
する。
【0056】[キャラクタレンタルシステムの概要]キ
ャラクタをレンタルするシステムの概略を示す図を図4
に示す。尚、本明細書においては、「レンタル」なる語
は、有償又は無償を問わず通信端末装置10、60又は
70においてキャラクタを使用可能にすることを示すも
のとする。
【0057】通信端末装置10、60又は70の操作者
は、キャラクタをレンタルするサーバ4を指定してアク
セスする。これにより、通信端末装置10、60又は7
0の表示装置41には、キャラクタレンタルについての
案内情報が表示され、キャラクタの外見や性格が紹介さ
れる。キャラクタは、複数の種類のものが用意され、操
作者は、自分と相性が合いそうなキャラクタや、興味の
あるキャラクタを選択することができる。
【0058】キャラクタを選択した操作者は、キャラク
タのレンタルを申し込むべく、所定の手続きをする。こ
れにより、ユーザ登録がなされ、キャラクタの画像デー
タや性格情報等のキャラクタ情報をサーバから受信する
ことにより、キャラクタのレンタルが開始される。
【0059】キャラクタのレンタルが開始されると同時
に試用期間が起算されることとなる。この試用期間にお
いては、無償でキャラクタを通信端末装置10、60又
は70において使用することができるのである。例え
ば、通信端末装置10、60又は70にメールや電話を
受けたときには、着信した旨をキャラクタが教えてくれ
る表示がなされたり、メールの内容についてキャラクタ
が質問をしてくる表示がなされたり、キャラクタが操作
者に対してゲームを誘うような表示がなされるのであ
る。
【0060】尚、試用期間中においては、キャラクタの
利用の機能について、制限事項を設けることとしてもよ
い。例えば、電話の着信については教えてくれるが、メ
ールの着信については教えてくれない等の利用すること
ができない機能を設けておくこととしてもよい。
【0061】上述した如く、通信端末装置10、60又
は70においては、レンタルしたキャラクタと対話をし
たりやゲームをしたりすることにより、キャラクタがど
のような性格であるのかをより知ることができる。しば
らくの期間キャラクタを利用した後、操作者がキャラク
タと相性が合わないと判断したり、キャラクタに飽きた
りした場合には、キャラクタを交換することもできる。
【0062】所定の試用期間が経過したときには、レン
タル期間を延長するか否かの通知がサーバから通知され
る。操作者が、レンタル期間を延長したい場合には、所
定数のチップをサーバに支払うことにより、レンタル期
間を延長することができる。
【0063】このチップは、キャラクタと対話をした
り、ゲームをしたりすることにより、増えていくもの
で、キャラクタとの交流の度合いを示すものである。後
述する如く、キャラクタとの対話の回数や時間、キャラ
クタとのゲームの対戦結果により、チップの数は変化す
る。また、所定の金額と引き換えにチップを購入できる
こととしてもよい。このようにすることより、キャラク
タのことが好きでも、キャラクタとの交流の時間を設け
ることが困難な操作者や、ゲームが不得意な操作者であ
っても、チップを増やすことができ、継続してキャラク
タをレンタルすることできるのである。
【0064】更に、延長期間が経過したときや、操作者
がキャラクタの買取を希望したときには、チップを更に
支払うことで、操作者がキャラクタを買い取ることもで
きる。キャラクタを買い取ることにより、操作者は、通
信端末装置10、60又は70において、永続的にキャ
ラクタを使用することができるのである。
【0065】尚、操作者が希望すれば、試用期間中にお
いてもキャラクタを買い取ることもできることとしても
よい。また、この場合には、支払うべきチップの数を多
く設定することとしてもよい。
【0066】[サーバの動作の説明] (登録ユーザ又は未登録ユーザの判別処理)以下に、サ
ーバ4において実行処理されるサブルーチンを図5に示
す。
【0067】図5に示すサブルーチンは、予め実行され
ているメインルーチン(図示せず)から所定のタイミン
グで呼び出されて実行されるものとする。
【0068】最初に、通信端末装置10、60又は70
と通信可能な状態になっているか否かを判断する(ステ
ップS11)。通信端末装置10、60又は70と通信
可能な状態になっていないと判別したときには、直ちに
本サブルーチンを終了する。
【0069】通信端末装置10、60又は70と通信可
能な状態になっていると判別したときには、通信端末装
置10、60又は70から発せられたユーザIDを受信
する(ステップS12)。このユーザIDは、通信端末
装置10、60又は70の操作者を識別するための識別
情報であり、サーバ4が指定するものである。
【0070】次に、サーバ4に接続した通信端末装置1
0、60又は70の操作者が登録ユーザであるか否かを
判断する(ステップS13)。この判断は、上述したユ
ーザIDが存在するか否かで判断する。即ち、サーバ4
が、ユーザIDを受信したときには、登録ユーザである
と判別し、ユーザIDを受信しなかったときには、未登
録ユーザであると判別するのである。
【0071】ステップS13において、登録ユーザでな
いと判別したとき、即ち、未登録ユーザであると判別し
たときには、後述する未登録ユーザ処理を呼び出して実
行する(ステップS14)。一方、登録ユーザであると
判別したときには、後述する登録ユーザ処理を呼び出し
て実行する(ステップS15)。
【0072】上述したステップS14又はS15の処理
を実行した後、本サブルーチンを終了する。
【0073】(未登録ユーザの処理)上述したステップ
S14において呼び出されて実行される未登録ユーザの
処理のサブルーチンを図6に示す。
【0074】最初に、通信端末装置10、60又は70
にキャラクタのレンタルに関する案内情報を送信する
(ステップS21)。
【0075】キャラクタのレンタルに関する案内情報が
サーバ4から送信されると、通信端末装置10、60又
は70は、この案内情報を受信し、通信端末装置10、
60又は70の表示部には、例えば、図7(a)に示す
如く、通信端末装置10、60又は70の表示装置41
の表示部に「ようこそ、キャラクタレンタルサイトへ」
等のメッセージや、「戻る」や「続行」や「選ぶ」等の
キャラクタのレンタルの処理についての選択を促すメッ
セージが表示される。
【0076】通信端末装置10、60又は70の操作者
が、希望する処理を選択すると、通信端末装置10、6
0又は70からサーバ4へ処理についての情報が送信さ
れる。
【0077】次いで、通信端末装置10、60又は70
から処理を続行する旨の情報を受信したか否かを判断す
る(ステップS22)。処理を続行しない旨の情報を受
信したときには、直ちに本サブルーチンを終了する。
【0078】一方、処理を続行する旨の情報を受信した
ときには、キャラクタ選択処理を行う(ステップS2
3)。この選択処理は、複数のキャラクタ種から一のキ
ャラクタ種をキャラクタとして選択するものである。サ
ーバ4は、後述する如く複数のキャラクタ種をキャラク
タとして用意しておき、複数のキャラクタ種から一のキ
ャラクタを選択できるようにするのである。このような
処理をすることにより、「複数のキャラクタ種から選択
自在に」することをなし得るのである。
【0079】また、上述した処理を続行する旨の情報
が、「当該通信端末装置において当該キャラクタ情報を
有限使用するための許可要求情報」をなすのである。
【0080】上述した選択処理は、乱数を発生させて乱
数に対応するキャラクタ種を選択することとしてもよ
い。この場合には、複数のキャラクタ種から乱数に対応
する一のキャラクタ種を選択するのである。
【0081】尚、サーバ4のハードディスクドライブ8
8には、図8に示す如きキャラクタ紹介用のデータベー
スが予め記憶されている。このデータベースは、複数の
キャラクタ種の画像や、そのキャラクタ種に対応するメ
ッセージを記憶するものである。上述したステップS2
3においては、データベースを検索し、キャラクタ種の
画像や、そのキャラクタ種に対応するメッセージを読み
出すのである。
【0082】次いで、読み出したキャラクタの画像や、
そのキャラクタに対応するメッセージを通信端末装置1
0、60又は70に送信する(ステップS24)。
【0083】キャラクタの画像や、そのキャラクタに対
応するメッセージがサーバ4から送信されると、通信端
末装置10、60又は70は、このキャラクタの画像
や、そのキャラクタに対応するメッセージを受信し、通
信端末装置10、60又は70の表示部には、例えば、
図7(b)に示す如き、キャラクタの画像や、キャラク
タからのメッセージや、処理の選択を促すメッセージが
表示されるのである。
【0084】このような処理をすることにより、「通信
端末装置の表示部において選択に関する表示像を表示せ
しめる」ことをなすことができるのである。
【0085】通信端末装置10、60又は70の操作者
は、表示されたキャラクタでよいか否かを判断し、その
可否の旨をキー操作により入力する。可否の情報は、通
信端末装置10、60又は70からサーバに送信される
のである。
【0086】サーバ4は、通信端末装置10、60又は
70から送信された可否の情報を受信し、操作者が紹介
したキャラクタを受け入れるか否かを判断する(ステッ
プS25)。紹介したキャラクタを操作者がレンタルし
たくないものと判別したときには、上述したステップS
23に戻り、再びキャラクタの選択処理を行うのであ
る。
【0087】このような処理をすることにより、「キャ
ラクタを複数のキャラクタ種から選択自在にして、通信
端末装置において当該キャラクタを交換可能にする」こ
とをなすことができるのである。
【0088】上述したステップS25において、紹介し
たキャラクタを操作者がレンタルしたいものと判別した
ときには、ユーザ登録の処理を行う(ステップS2
6)。このユーザ登録の処理は、通信端末装置10、6
0又は70の氏名や、通信端末装置10、60又は70
とサーバ4との通信をなすためのメールアドレスや電話
番号等の所定の情報を、通信端末装置10、60又は7
0から送信してもらい、これらの情報をサーバ4が受信
し、不備がないと判別したときには、ユーザ登録を完了
するのである。この処理を行うことにより、通信端末装
置10、60又は70の操作者は、未登録ユーザから登
録ユーザとなり、後述するユーザIDが操作者に対して
1つ定められるのである。
【0089】ステップS26の処理を終えた後、キャラ
クタ使用システムのプログラムを通信端末装置10、6
0又は70に送信する(ステップS27)。
【0090】このキャラクタ使用システムのプログラム
は、通信端末装置10、60又は70において、レンタ
ルされたキャラクタを表示するためのプログラムを含む
ものである。例えば、通信端末装置10、60又は70
においてメールや電話を着信したときに、レンタルされ
たキャラクタがメールや電話の着信を教えてくれるよう
な画像を表示するためのプログラムや、メールの内容に
基づいてキャラクタが操作者に質問するような画像を表
示するためのプログラムや、キャラクタがゲームを誘う
ような画像を表示するためのプログラムを含む。
【0091】また、上述したキャラクタ使用システムの
プログラムにキャラクタの使用について有限使用の権限
の機能を含めることとした場合には、通信端末装置1
0、60又は70が有限使用の期限を管理することとな
るのである。このような構成とすることにより、通信端
末装置10、60又は70において所定のレンタル期間
のみキャラクタを使用することができることとなり、サ
ーバ4が送信したプログラムにより、サーバ4が「キャ
ラクタ情報についての有限使用の権能を通信端末装置に
対して与える」ことをなすのである。
【0092】また、後述する如く、サーバ4が有限使用
の期限を管理することとしてもよい。この場合には、有
限使用の期限に近づいたときには、サーバ4がその旨の
情報を通信端末装置10、60又は70に送信し、通信
端末装置10、60又は70は、送信された情報に基づ
いてキャラクタ情報を有限使用のものとするのである。
【0093】このような構成とした場合においては、サ
ーバ4が有限使用の期限を管理するので、「通信端末装
置におけるキャラクタ情報の有限使用の権能を定める」
ことをなすのである。また、有限使用の期限の情報を通
信端末装置10、60又は70に送信するので、サーバ
4が「キャラクタ情報についての有限使用の権能を通信
端末装置に対して与える」こともなすのである。
【0094】尚、上述したキャラクタ使用システムのプ
ログラムは、通信や表示に適したプログラム言語であれ
ばよく、例えば、JAVA(登録商標)等のプログラミ
ング言語により作成されたプログラムである。
【0095】次いで、通信端末装置10、60又は70
の表示装置41に表示されるキャラクタの画像のデータ
を通信端末装置10、60又は70に送信する(ステッ
プS28)。このような処理をすることにより、「キャ
ラクタ情報を通信端末装置にデータとして供給し得るこ
と」をなすのである。
【0096】尚、ステップS27で送信するプログラム
の中に画像データを含めた構成とした場合には、画像デ
ータを独立して送信することとしなくてもよい。
【0097】次に、キャラクタの性格を定める性格情報
について、過去の履歴を引き継ぐこととするか否かにつ
いての質問情報を、通信端末装置10、60又は70に
送信する。このキャラクタの性格情報は、後述する如
く、通信端末装置10、60又は70の操作者とキャラ
クタとの対話に基づいて形成されていくキャラクタの性
格に関する情報である。
【0098】通信端末装置10、60又は70は、サー
バ4から送信された質問情報を表示装置41に表示し、
過去の履歴を引き継ぐか否かの入力を促す。通信端末装
置10、60又は70の操作者は、キーボード32又は
コントローラ34を操作して、過去の履歴を引き継ぐか
否かの回答を選択して入力する。通信端末装置10、6
0又は70は、この回答の情報をサーバ4に送信する。
【0099】サーバ4は、通信端末装置10、60又は
70から送信された過去の履歴を引き継ぐか否かの回答
の情報を受信し、性格情報についての過去の履歴を引き
継ぐか否かを判断する(ステップS29)。性格情報に
ついての過去の履歴を引き継がないと判別したときに
は、後述するステップS31に処理を移す。
【0100】一方、性格情報についての過去の履歴を引
き継ぐと判別したときには、キャラクタの性格情報の過
去の履歴を通信端末装置10、60又は70に送信する
(ステップS30)。このような処理をすることによっ
ても、「キャラクタ情報を通信端末装置にデータとして
供給し得ること」をなすのである。また、「性格情報を
含むキャラクタ情報を、通信端末装置にデータとして供
給する」こともなすのである。
【0101】次いで、後述する図9に示す如きデータベ
ースをサーバ4において更新する(ステップS31)。
尚、このデータベースは、通信端末装置10、60又は
70の操作者情報やレンタルされたキャラクタの情報を
記憶するもので、サーバ4のハードディスク88に格納
されている。
【0102】上述した処理を終えた後、本サブルーチン
を終了する。
【0103】上述したステップS27、S28及びS2
9の処理をすることにより、「通信端末装置の表示部に
表示されるキャラクタに関するキャラクタ情報と、キャ
ラクタを表示するプログラムを含むプログラムと、を通
信端末装置にデータとして供給する」ことをなすのであ
る。
【0104】上述したステップS21において、サーバ
4から通信端末装置10、60又は70にキャラクタを
レンタルする旨の案内情報を送信したときに、通信端末
装置10、60又は70の表示装置41に表示される表
示像を図7(a)に示す。尚、この図7(a)は、図1
に示した携帯電話70の表示部を拡大して表示したもの
である。
【0105】表示部の上部には、サーバ4からのメッセ
ージ「ようこそ、キャラクタレンタルサイトへ」が表示
される。また、表示部の中央には、キャラクタの例示と
してのキャラクタの画像が表示される。更に、表示部の
下部には、処理を続行するか戻るかの選択肢を示す「続
行」及び「戻る」の選択枠が表示される。
【0106】また、上述したステップS24において、
キャラクタの画像や、そのキャラクタに対応するメッセ
ージを通信端末装置10、60又は70に送信したとき
に、通信端末装置10、60又は70の表示装置41に
表示される表示像を図7(b)に示す。尚、この図7
(b)は、図7(a)と同様に、図1に示した携帯電話
70の表示部を拡大して表示したものである。
【0107】表示部の上部には、サーバ4からのキャラ
クタの紹介文「ぼくは、かわいいキャラクタだよ。きみ
と、いっしょに遊びたいな」が表示される。また、表示
部の中央には、紹介用のキャラクタの画像が表示され
る。更に、表示部の左下部には、処理を次に進めるか戻
るかの選択肢を示す「次」及び「戻る」の選択枠が表示
される。更にまた、表示部の右下部には、表示されたキ
ャラクタを選択するための「選ぶ」枠が表示される。
【0108】上述したステップS24において、キャラ
クタからのメッセージを通信端末装置10、60又は7
0に送信する際に、参照されるキャラクタ紹介用のデー
タベースの例を図8に示す。
【0109】左の列は、キャラクタ種を記憶するもの
で、例えば、「強気なキャラクタ」、「かわいいキャラ
クタ」、「ずるがしこいキャラクタ」等のキャラクタ種
が記憶されている。
【0110】また、中央の列には、キャラクタ種に対応
するキャラクタの名前を記憶するもので、例えば、「□
ちゃん」、「○ちゃん」、「×ちゃん」等のキャラクタ
の名前が記憶されている。
【0111】更に、右の列には、キャラクタの各々から
の自己紹介の文書を記憶するもので、例えば、「俺は、
□さ。俺と一緒に遊ぶと楽しいぜ。」、「ぼくの名前
は、○。君と一緒に遊びたいな。」、「俺は、×。俺と
一緒に遊ぶといいかもよ。」等の文書が記憶されてい
る。
【0112】尚、このキャラクタ紹介用のデータベース
は、紹介用のキャラクタの画像データも記憶しており、
キャラクタの紹介文とともに画像データも読み出される
のである。
【0113】上述したステップS31において、生成又
は更新されるデータベースを図9に示す。
【0114】第1列は、ユーザIDが記憶される領域で
ある。このユーザIDは、通信端末装置10、60又は
70や、通信端末装置10、60又は70の操作者を識
別するためのものであり、ステップS26のユーザ登録
処理が完了したときに、サーバ4が割り当てるものであ
る。
【0115】第2列は、キャラクタIDが記憶される領
域である。このキャラクタIDは、レンタルされている
キャラクタを識別するためのものであり、ステップS2
6のユーザ登録処理が完了したときに、サーバ4が割り
当てるものである。尚、このキャラクタIDには、キャ
ラクタ種を識別するための情報も含まれている。
【0116】第3列は、レンタル回数を示すものであ
り、過去にそのキャラクタがレンタルされた回数を示す
ものである。
【0117】第4列は、レンタル開始日を記憶するもの
であり、上述したステップS26のユーザ登録処理が完
了したときにおける日付を記憶するものである。
【0118】第5列は、キャラクタのレンタルが試用期
間中におけるものであるか否かを示すものであり、例え
ば、試用期間中であるときには、記憶する値を「1」に
設定し、試用期間でないときには、記憶する値を「0」
に設定するのである。
【0119】第6列は、キャラクタのレンタルが延長期
間中におけるものであるか否かを示すものであり、例え
ば、延長期間中でないときには、記憶する値を「0」に
設定し、延長期間であるときには、延長の回数を記憶す
る。
【0120】第7列は、キャラクタを買い取ったか否か
を記憶するものであり、例えば、キャラクタを買い取っ
ていないときには、記憶する値は「0」に設定され、キ
ャラクタを買い取っているときには、記憶する値は
「1」に設定されるのである。
【0121】第8列は、チップ数を記憶するものであ
る。このチップ数は、登録ユーザがキャラクタの世話、
例えばキャラクタとの対話や、キャラクタとのゲームを
したときに、増えるものである。
【0122】上述した図6のサブルーチンが実行された
ときにおけるタイムチャートを図10に示す。左側の縦
線は、通信端末装置10、60又は70を示し、右側の
縦線は、サーバ4を示す。
【0123】上述したステップS21の処理が実行され
ると、サーバ4から通信端末装置10、60又は70に
キャラクタレンタルの案内情報が送信される。
【0124】これに対して、処理を続行するときには、
通信端末装置10、60又は70からサーバ4に続行す
る旨の情報が送信される。
【0125】また、ステップS24の処理が実行される
と、サーバ4から通信端末装置10、60又は70に紹
介用のキャラクタ画像等の紹介情報が送信される。
【0126】これに対して、紹介されたキャラクタをレ
ンタルするときには、通信端末装置10、60又は70
からサーバ4に承諾の旨の情報が送信される。
【0127】更に、ステップS27において、キャラク
タ使用システムのプログラムが、サーバ4から通信端末
装置10、60又は70に送信されて、通信端末装置1
0、60又は70がプログラムの全てを受信したと判別
したときには、受信終了の旨の情報が通信端末装置1
0、60又は70からサーバ4に送信される。
【0128】更にまた、ステップS28において、キャ
ラクタ画像データが、サーバ4から通信端末装置10、
60又は70に送信されて、通信端末装置10、60又
は70がキャラクタ画像データの全てを受信したと判別
したときには、受信終了の旨の情報が通信端末装置1
0、60又は70からサーバ4に送信される。
【0129】また、ステップS29においては、キャラ
クタの性格を定める性格情報について、過去の履歴を引
き継ぐこととするか否かについての質問情報を、サーバ
4は通信端末装置10、60又は70に送信する。
【0130】これに対して、履歴を引き継ぐときには、
通信端末装置10、60又は70は、その旨の情報を、
サーバ4に送信するのである。
【0131】[通信端末装置の動作の説明] (メールを受信したときの動作・電話を着信したときの
動作)上述した手順により、キャラクタをレンタルした
ときにおいて、通信端末装置10、60又は70がメー
ルを受信したときには、図11に示す如き画像が、通信
端末装置10、60又は70の表示装置41に表示され
る。
【0132】画面の上部には、「かんなちゃんからメー
ルが届いたよ。今読む?」の如き、キャラクタからのメ
ッセージが表示されるのである。また、画面の中央部に
は、レンタルしたキャラクタの画像が表示される。更
に、画面の下部には、メールを「読む」か「読まない」
か、の選択を示す枠が表示される。
【0133】このようにして、キャラクタをレンタルし
ている間に、通信端末装置10、60又は70がメール
を受信したときには、キャラクタがその旨を知らせてく
れる表示がなされるのである。
【0134】また、通信端末装置10、60又は70が
電話を着信したときにおいても、キャラクタがその旨を
知らせてくれる表示がなされるのである。
【0135】尚、図11に示した如く、キャラクタをレ
ンタルしている間には、「レンタル中」の如き、現在キ
ャラクタをレンタルしていることを示す情報を画面に表
示することとしてもよい。このような処理をすること
で、「キャラクタ情報が有限使用であることに関する告
知情報に係る表示像を、前記通信端末装置の表示部に表
示せしめる」ことをなすのである。
【0136】(キャラクタから質問をする動作)また、
受信したメールの内容についてキャラクタから質問をし
てくる場合もある。その一例を図12に示す。例えば、
受信したメールから単語を抽出し、その単語は何を意味
するものかを質問するのである。
【0137】図12(a)に示す如く、画面の上部に
は、「「正行」って何?」というキャラクタの質問が表
示される。この「正行」なる単語は、受信したメールか
ら抽出した単語である。画面の中央部には、キャラクタ
の画像が表示される。また、画面の下部には、キャラク
タからの質問に対して「答える」及び「答えない」の選
択の枠が表示される。
【0138】操作者がキャラクタからの質問に答える場
合には、図12(b)の如き画面が表示される。画面の
左側には、単語が属し得るカテゴリー、例えば、「場
所」、「食べ物」、「ゲームの名」、「人の名前」が表
示される。
【0139】操作者がこれに答えると更に、キャラクタ
が質問をし、画面の上部に「「正行」って好き・嫌い
?」というキャラクタからの質問が表示される。画面の
下部には、その単語が示すものが「好き」であるか「嫌
い」であるかの選択をする枠が表示される。操作者は、
上述した如き、キャラクタからの質問に対して答えてい
くのである。
【0140】尚、このキャラクタからの質問は、後述す
るキーワード用データベースに登録され、キャラクタの
性格等に反映されていくのである。
【0141】また、単語を抽出しやすくするために、メ
ールの形式を定型化したものを用いることとしてもよ
い。
【0142】(キャラクタとのゲームの対戦の動作)更
に、キャラクタをレンタルしているときにおいては、キ
ャラクタから操作者に対してゲームの対戦を申し出る表
示がなされる場合もある。この例を図13に示す。
【0143】図13(a)に示す如く、画面の上部に
は、「俺とゲームしないか?」というキャラクタからの
挑戦のメッセージが表示される。また、画面の下部に
は、キャラクタからの挑戦に対して「する」か「しな
い」かの選択の枠が表示される。
【0144】操作者がキャラクタからの挑戦を受けたと
きには、ゲームが開始される。
【0145】ゲームが終了し、例えば、キャラクタが勝
った場合には、図13(b)の如き画面が表示される。
画面の上部には、「俺の勝ちだな もう1度やるか?」
というキャラクタからのメッセージが表示され、画面の
下部には、ゲームをもう1度「する」か「しない」かの
選択の枠が表示されるのである。
【0146】上述した如く、メールや電話の着信の知ら
せや、メールについての質問や、ゲームの対戦等を通じ
て、キャラクタとの交流を深めていくのである。
【0147】(登録ユーザの処理)上述したステップS
15において呼び出されて実行される登録ユーザの処理
のサブルーチンを図14に示す。
【0148】最初に、通信端末装置10、60又は70
から発せられた情報が、対話情報を送信したい旨の情報
であるか否かを判断する(ステップS41)。対話情報
を送信したい旨の情報でないと判別したときには、メニ
ュー表示用の情報を通信端末装置10、60又は70に
送信する(ステップS42)。
【0149】メニュー表示用の情報を通信端末装置1
0、60又は70が受信したときには、通信端末装置1
0、60又は70の表示装置41には、図15に示す如
き画像が表示される。
【0150】画面の上部には、「希望の処理を選んで
ね」というメッセージが表示され、その下には、処理の
一覧、例えば、「キャラクタ交換」、「レンタル延
長」、「キャラクタ買取」、「終了」が表示される。
【0151】通信端末装置10、60又は70の操作者
は、希望する処理を選択すると、通信端末装置10、6
0又は70は、選択された処理を識別する情報をサーバ
4に送信する。
【0152】サーバ4は、選択された処理を識別する情
報を受信し、通信端末装置10、60又は70の操作者
が希望する処理が、キャラクタ交換であるか否かを判断
する(ステップS43)。
【0153】操作者が希望する処理が、キャラクタ交換
でないと判別したときには、その他の処理、例えば、レ
ンタル延長や、キャラクタ買取等の処理を行い(ステッ
プS44)、本サブルーチンを終了する。
【0154】操作者が希望する処理が、キャラクタ交換
であると判別したときには、ステップS23〜S31の
処理を実行する。尚、これらのステップS23〜S31
の処理は、図5に示したものと同様の処理であり、同一
の符号を付して示した。
【0155】上述したステップS41において、通信端
末装置10、60又は70から発せられた情報が、対話
情報を送信したい旨の情報であると判別したときには、
対話情報を受信する(ステップS45)。
【0156】尚、通信端末装置10、60又は70がサ
ーバ4に対話情報を送信するのは、所定のタイミング、
例えば、夜や朝である。例えば、夜に送信するときに
は、その日の一日分の対話情報をサーバ4に送信するの
である。また、朝に送信するときには、前日の一日分の
対話情報をサーバ4に送信するのである。このような処
理をなすことで、通信端末装置10、60又は70のR
AM16や不揮発性RAM18の記憶容量が小さいとき
でも、対話情報を十分に記憶することができ、サーバ4
に対話情報を的確に送信することができるのである。
【0157】また、送信のタイミングを表示されるキャ
ラクタの動作に合わせることとしてもよい。例えば、夜
において、キャラクタからの「もう眠いから、寝る
ね。」なるメッセージが通信端末装置10、60又は7
0の表示装置41に表示された後に、送信することとし
てもよい。また、朝においては、キャラクタからの「お
はよう!」なるメッセージが通信端末装置10、60又
は70の表示装置41に表示された後に、送信すること
としてもよい。
【0158】また、上述した対話情報は、例えば、図1
6に示す如き項目からなるものである。
【0159】項目は、キャラクタとの対話の回数や、キ
ャラクタと対話した時間や、キャラクタからの「おはよ
う!」や「おやすみ」等の呼びかけに対する回答の回数
がある。この回答の回数には、キャラクタからの呼びか
けに対して、答えた回数と、無視した回数とかがある。
【0160】また、項目には、メールに含まれていた単
語についての質問に対する回答の回数がある。この回答
の回数には、答えた回数と、答えなかった回数とがあ
る。
【0161】更に、対話情報の項目として、操作者がキ
ャラクタに対して呼びかけた回数や、キャラクタとゲー
ムをした回数や、キャラクタが質問した単語についての
分類等が含まれる。
【0162】キャラクタが質問した単語についての分類
は、上述した図12において説明した如く、受信したメ
ールから単語を抽出し、その単語が意味するもののカテ
ゴリーや好き・嫌いの別の分類である。
【0163】上述したステップS45において、対話情
報を受信した後、後述する対話情報処理を実行し(ステ
ップS46)、対話情報処理により生成した性格情報及
びキーワード情報を通信端末装置10、60又は70に
送信し(ステップS47)、本サブルーチンを終了す
る。
【0164】(対話情報の処理)上述したステップS4
6において呼び出されて実行される対話情報処理のサブ
ルーチンを図17に示す。
【0165】最初に、既にデータベースに記憶されてい
る対話回数と、通信端末装置10、60又は70から新
たに受信した対話回数と、から全対話回数を算出する
(ステップS51)。次いで、既にデータベースに記憶
されている対話時間と、通信端末装置10、60又は7
0から新たに受信した対話時間と、から全対話時間を算
出する(ステップS52)。
【0166】次に、既にデータベースに記憶されている
キャラクタからの呼びかけに対して答えた回数と、通信
端末装置10、60又は70から新たに受信した呼びか
けに対して答えた回数と、から呼びかけに対して答えた
全回数を算出する(ステップS53)。次いで、既にデ
ータベースに記憶されているキャラクタからの呼びかけ
を無視した回数と、通信端末装置10、60又は70か
ら新たに受信した呼びかけを無視した回数と、から呼び
かけを無視した全回数を算出する(ステップS54)。
【0167】次に、既にデータベースに記憶されている
キャラクタからの単語についての質問に対して答えた回
数と、通信端末装置10、60又は70から新たに受信
したキャラクタからの単語についての質問に対して答え
た回数と、から質問に対して答えた全回数を算出する
(ステップS55)。次いで、既にデータベースに記憶
されているキャラクタからの単語についての質問に対し
て答えなかった回数と、通信端末装置10、60又は7
0から受信した新たに質問に対して答えなかった回数
と、から質問に対して答えなかった全回数を算出する
(ステップS56)。
【0168】次に、既にデータベースに記憶されている
キャラクタに対して呼びかけた回数と、通信端末装置1
0、60又は70から新たに受信したキャラクタに対し
て呼びかけた回数と、からキャラクタに対して呼びかけ
た全回数を算出する(ステップS57)。
【0169】更に、既にデータベースに記憶されている
ゲームの実行回数と、通信端末装置10、60又は70
から新たに受信したゲームの実行回数と、からゲームの
全実行回数を算出する(ステップS58)。
【0170】次いで、後述するキャラクタの性格設定の
処理を行い(ステップS59)、キーワードの設定の処
理を行い(ステップS60)、本サブルーチンを終了す
る。
【0171】(性格設定処理)上述したステップS59
における性格設定の処理に用いるデータベースの例を図
18に示す。
【0172】図18(a)は、キャラクタ種の各々に応
じて定められている基本性格を定めるデータベースであ
る。基本性格は、例えば、「勝気」、「ずるがしこ
い」、「かわいい」、「いたずら好き」等である。ま
た、5つの性格パラメータ、「外向性」、「協調性」、
「勤勉性」、「情緒安定性」、「知性」を、数値化して
上述した基本性格を定める。
【0173】例えば、勝気なキャラクタについては、外
向性を高くして、情緒安定性を低く設定する。また、か
わいいキャラクタについては、協調性や勤勉性を高く設
定するのである。
【0174】これらの5つの性格パラメータにより定め
られる基本性格は、最初に定められるものであり、キャ
ラクタがレンタルされて、通信端末装置10、60又は
70の操作者と対話していくに従って、性格パラメータ
の値を変化させていくのである。図18(b)の例に示
すように、キャラクタがレンタルされて操作者と対話を
するに従って、性格パラメータの値が変化するのであ
る。例えば、操作者との対話時間が長い場合や対話回数
が多い場合には、操作者になつく性格になるように性格
パラメータの値を変化させるのである。また、操作者と
の対話時間が短い場合や対話回数が少ない場合には、操
作者を避けるような性格になるように性格パラメータの
値を変化させるのである。
【0175】このように、操作者との対話により、キャ
ラクタの性格を次第に変化させていき、性格を定める5
つの性格パラメータの値は、図18(b)に示した如き
性格データベースとして記憶されていくのである。この
ようにキャラクタをレンタルした操作者の各々に応じて
キャラクタの性格が次第に変化していくこととしたこと
により、操作者はキャラクタの世話をこまめにしようと
し、キャラクタに対して愛着を感じ得るようになるので
ある。
【0176】上述した図18(b)に示した性格データ
ベースには、通信端末装置10、60若しくは70、又
は通信端末装置10、60若しくは70の操作者を識別
するユーザID、この操作者にレンタルしているキャラ
クタを識別するキャラクタID,及び、5つの性格パラ
メータの値が記憶されており、1人の操作者がレンタル
しているキャラクタの性格を定めることができるのであ
る。
【0177】このような処理をすることにより、所定数
のみのキャラクタ種を用意することとした場合であって
も、複数の操作者の各々に対応した性格を有するキャラ
クタ種を生成していくことができるのである。
【0178】上述した如き処理をすることにより、「通
信端末装置の表示部に表示されるキャラクタの性格を定
める性格情報を、通信端末装置の操作者と当該キャラク
タとの対話に基づいて定め」ることをなすのである。
【0179】尚、上述した5つの性格パラメータの値
は、所定の範囲、例えば±1までしか変化させないこと
としてもよい。このようにすることで、キャラクタの性
格を基本性格から大きく変化させないようにすることが
できるのである。
【0180】また、キャラクタの性格は、上述した如
く、キャラクタをレンタルした所有者との対話に対応し
て形成されていくものである。このような処理をするこ
とにより、キャラクタをレンタルする所有者が変わって
いった場合には、前の所有者によって形成された性格が
受け継がれ、図18(b)に示したデータベースを更新
していくこととなるのである。
【0181】上述した如く、キャラクタの性格は、所有
者との対話によって形成されていくものであるが故に、
キャラクタをレンタルした当初においては、過去の所有
者によって形成された性格がそのキャラクタの性格とな
っており、新たな所有者との対話時間が長くなったり対
話回数が多くなったりするに従って、キャラクタの性格
が変化していき、新たな所有者によって形成されていく
性格となるのである。
【0182】上述した処理をすることにより、「キャラ
クタの性格を定める性格情報を対話の履歴からキャラク
タ情報として生成する際に、履歴に過去の所有者におけ
る対話を含めること」をなすのである。
【0183】尚、キャラクタをレンタルする際には、キ
ャラクタの性格を基本性格とするか、過去の所有者によ
って変化した性格を受け継ぐことにするか、を選択でき
ることとしてもよい。上述した図6のステップS29に
おいて、性格情報についての過去の履歴を引き継ぐか否
かの判断は、この選択の処理をするものであり、ステッ
プS30において、通信端末装置10、60又は70に
送信されるキャラクタの性格情報の過去の履歴は、過去
の所有者によって形成された性格に対応する性格情報で
ある。
【0184】(キーワード設定処理)上述したキーワー
ド設定の処理に用いる単語用データベースの例を図19
(a)に示す。尚、図19(a)に示した単語用データ
ベースの例は、1つのキャラクタIDについてのデータ
ベースを示すものであり、過去から現在に至るまでにそ
のキャラクタをレンタルした全ての操作者についての単
語を記憶するものである。
【0185】また、単語は、上述した図12において説
明した如く、キャラクタをレンタルしていた操作者に送
られてきたメールから抽出した単語であり、単語のカテ
ゴリや、好き・嫌いの分類は、キャラクタが操作者にそ
の単語について質問をし、その質問に対する回答により
得られたものである。
【0186】上述した単語用データベースに基づいてキ
ーワード用データベースを生成する。このキーワード用
データベースは、図19(b)に示す如く、単語用デー
タベースから、頻出回数の多かった単語を所定の数、例
えば10語だけ抽出したものである。上述した図14の
ステップS47においては、このキーワード用データベ
ースをサーバ4から通信端末装置10、60又は70に
送信するのである。このように、所定の数の単語のみを
キーワードとして抽出することにより、通信端末装置1
0、60又は70のRAM16や不揮発性RAM18の
記憶容量が小さいときでも、キーワードを十分に記憶す
ることができるのである。
【0187】また、通信端末装置10、60又は70に
おいては、このキーワードを用いてキャラクタから通信
端末装置10、60又は70の操作者に対して、呼びか
ける表示をなすことができるのである。例えば、図20
に示す如く、キーワード「かんなちゃん」を用いて、
「最近、かんなちゃんから電話がこないね。けんかでも
したの?」のようなキャラクタからのメッセージを表示
することができるのである。
【0188】このように、メールから抽出した単語をキ
ーワードとして記憶し、そのキーワードをキャラクタが
用いてメッセージを表示することにより、キャラクタと
操作者との間の親密度を高める可能性が生ずるのであ
る。
【0189】また、キャラクタの性格を反映させて抽出
する単語を定めることとしてもよい。例えば、かわいい
キャラクタをレンタルしている場合には、好きな単語の
みを抽出するのである。このようにすると、操作者の好
きな単語のみを用いたキャラクタからのメッセージが表
示されることとなるのである。また、強気なキャラクタ
の場合には、嫌いな単語のみを抽出するのである。この
ようにすると、操作者の嫌いな単語のみを用いたキャラ
クタからのメッセージが表示されることとなるのであ
る。
【0190】このように処理することにより、キャラク
タの性格をメッセージに含めることができ、キャラクタ
に対して親近感を感じさせたり、興味を湧かせたりする
ような可能性が生ずるのである。また、仮想空間におけ
るキャラクタと現実空間における操作者とを一体不可分
に結びつけることができたり、キャラクタと情報の共有
化を図ることができたりする可能性が生ずるのである。
【0191】キャラクタのレンタルの期限が近づいてき
たときには、その旨をサーバ4は、通信端末装置10、
60又は70に送信する。このときの処理を図21に示
す。
【0192】最初に、レンタル期限を通知するタイミン
グであるか否かを判断する(ステップS81)。このタ
イミングは、図9に示したデータベースに記録されてい
るレンタル開始日と、今日の日付とを比較して、例え
ば、レンタルの終了日とか、レンタル終了日の前日とか
に、通知するタイミングであると判別するのである。
【0193】通知するタイミングでないと判別したとき
には、直ちに本サブルーチンを終了する。一方、レンタ
ル期限を通知するタイミングであると判別したときに
は、後述するレンタル期限の処理を実行する(ステップ
S82)。
【0194】上述した図21のステップS82において
呼び出されて実行されるレンタル期限の処理のサブルー
チンを図22に示す。
【0195】最初に、レンタル期限が近づいている旨の
情報を通信端末装置10、60又は70に送信する(ス
テップS101)。レンタル期限が近づいている旨の案
内情報がサーバ4から送信されると、通信端末装置1
0、60又は70は、この案内情報を受信し、通信端末
装置10、60又は70の表示部には、例えば、図23
に示す如く、通信端末装置10、60又は70の表示装
置41の表示部に「俺と一緒に遊べるのは今日までだ
ぜ。これからも、俺と遊ぼうぜ」の如きメッセージや、
「君と一緒に遊べるのは、明日までなんだ。また、君と
一緒に遊びたいな。」の如きメッセージが表示されるの
である。
【0196】このような処理をすることにより、キャラ
クタのレンタルの期限が間近に迫っていることを通信端
末装置10、60又は70の操作者に明確に伝えること
ができ、操作者の注意を喚起することができるだけでな
く、キャラクタとの別れが近づいていることを認識させ
ることができ、生活のパートナーが居なくなってしまう
ことによる寂しさを予想させ、レンタル期間を延長させ
たり、キャラクタを買い取ったりさせる動機付けをなす
ことができる可能性が生ずる。
【0197】尚、図23(a)又は図23(b)に示し
た如く、キャラクタの性格を反映させたメッセージを表
示することとしてもよい。例えば、強気なキャラクタの
ときには、強気なメッセージを表示し(図23
(a))、かわいいキャラクタのときには、かわいらし
いメッセージを表示するのである(図23(b))。こ
のようにすることにより、個性のあるキャラクタを演出
できるとともに、キャラクタに対してより愛着を感じさ
せたり興味を持たせたりすることができるのである。
【0198】次に、レンタル期限を延長できる旨の情報
を送信する(ステップS102)。レンタル期限を延長
できる旨の情報がサーバ4から送信されると、通信端末
装置10、60又は70は、この情報を受信し、通信端
末装置10、60又は70の表示部には、例えば、図2
4(a)に示す如く、通信端末装置10、60又は70
の表示装置41の表示部に「レンタル期限を延長できる
んだけど知っているかい?」の如きメッセージが表示さ
れるのである。
【0199】上述したステップS102の処理をするこ
とにより、「有限使用の権能について使用可能期間を延
長することが可能であることに関する告知情報を、当該
通信端末装置に供給する」ことをなすことができるので
ある。更には、その結果、図24(a)に示した如きメ
ッセージを表示するので、「有限使用の権能について使
用可能期間を延長することが可能であることに関する告
知情報に係る表示像を、前記通信端末装置の表示部に表
示せしめる」ことをなすこともできるのである。
【0200】このようなこととしたことにより、キャラ
クタの使用可能期間を延長できることを的確に操作者に
伝えることができるとともに、期間を延長するか否かを
操作者に判断させる機会を設けることができ、キャラク
タをレンタルするに際して慎重を期したサーバを提供す
ることができる可能性が生ずるのである。
【0201】更に、レンタル期限を延長できることにつ
いての詳細を知りたいか否かの旨の情報を送信する(ス
テップS103)。レンタル期限を延長できることにつ
いての詳細を知りたいか否かの旨の情報がサーバ4から
送信されると、通信端末装置10、60又は70は、こ
の情報を受信し、通信端末装置10、60又は70の表
示部には、例えば、図24(b)に示す如く、通信端末
装置10、60又は70の表示装置41の表示部に「レ
ンタル期限の延長について詳しく知りたいかい?」の如
きメッセージ、及び「知りたい」又は「知りたくない」
の選択枠が表示されるのである。
【0202】通信端末装置10、60又は70の操作者
は、キーボード32又はコントローラ34を操作して、
レンタル期限の延長について詳しく知りたいか否かの回
答を選択して入力する。通信端末装置10、60又は7
0は、この回答の情報をサーバ4に送信する。
【0203】サーバ4は、上述したステップS102の
処理の後、レンタル期限の延長について詳しく知りたい
か否かの回答の情報を通信端末装置10、60又は70
から受信し、その情報が詳しく知りたい旨の情報である
か否かを判断する(ステップS104)。
【0204】受信した情報が知りたくない旨の情報であ
ると判別したときには、直ちに本サブルーチンを終了す
る。一方、受信した情報が知りたい旨の情報であると判
別したときには、レンタル期限の延長についての詳細な
情報を通信端末装置10、60又は70に送信する(ス
テップS105)。
【0205】レンタル期限の延長についての詳細な情報
がサーバ4から送信されると、通信端末装置10、60
又は70は、この情報を受信し、通信端末装置10、6
0又は70の表示部には、例えば、図25(a)に示す
如く、通信端末装置10、60又は70の表示装置41
の表示部に「レンタル期限を延長するにはチップが必要
なんだ。このチップを支払えば、1週間延長できるん
だ。」の如きメッセージが表示されるのである。
【0206】次いで、サーバ4は、レンタル期限を延長
するために必要となるチップについての情報を通信端末
装置10、60又は70に送信する(ステップS10
6)。
【0207】チップについての情報がサーバ4から送信
されると、通信端末装置10、60又は70は、この情
報を受信し、通信端末装置10、60又は70の表示部
には、例えば、図25(b)に示す如く、通信端末装置
10、60又は70の表示装置41の表示部に「チップ
について詳しく知りたいかい?」の如きメッセージ、及
び「知りたい」又は「知りたくない」の選択枠が表示さ
れるのである。
【0208】通信端末装置10、60又は70の操作者
は、キーボード32又はコントローラ34を操作して、
チップについて詳しく知りたいか否かの回答を選択して
入力する。通信端末装置10、60又は70は、この回
答の情報をサーバ4に送信する。
【0209】サーバ4は、上述したステップS106の
処理の後、レンタル期限の延長について詳しく知りたい
か否かの回答の情報を通信端末装置10、60又は70
から受信し、その情報が知りたい旨の情報であるか否か
を判断する(ステップS107)。
【0210】受信した情報が知りたい旨の情報であると
判別したときには、チップについての詳細な情報を表示
する処理を実行する(ステップS108)。この処理
は、キャラクタの世話をすることによりチップを増やす
ことができる、例えば、キャラクタとの対話やキャラク
タとゲームの対戦等をすることによりチップを増やすこ
とができる旨を表示するものである。また、現金を支払
うことにより、チップを増やすこともできる旨を表示す
る処理も行う。更には、通信端末装置10、60又は7
0の操作者が現在有しているチップ数も表示する処理も
行う。
【0211】一方、ステップS107において受信した
情報が知りたくない旨の情報であると判別したときや、
ステップS108の処理を実行したときには、レンタル
期限を延長するか否かの情報を通信端末装置10、60
又は70に送信する(ステップS109)。
【0212】レンタル期限を延長するか否かの情報がサ
ーバ4から送信されると、通信端末装置10、60又は
70は、この情報を受信し、通信端末装置10、60又
は70の表示部には、例えば、図26(a)に示す如
く、通信端末装置10、60又は70の表示装置41の
表示部に「レンタル期間を延長するかい?」の如きメッ
セージ、及び「延長する」又は「延長しない」の選択枠
が表示されるのである。
【0213】通信端末装置10、60又は70の操作者
は、キーボード32又はコントローラ34を操作して、
レンタル期限を延長するか否かの回答を選択して入力す
る。通信端末装置10、60又は70は、この回答の情
報をサーバ4に送信する。
【0214】サーバ4は、上述したステップS109の
処理の後、レンタル期限を延長するか否かの回答の情報
を通信端末装置10、60又は70から受信し、その情
報が延長する旨の情報であるか否かを判断する(ステッ
プS110)。
【0215】上述したステップS109及びステップS
110の処理をすることにより、通信端末装置10、6
0又は70の操作者は、キャラクタのレンタル期限を延
長するか否かを選択することができ、「有限使用の権能
について使用可能期間を延長自在にして、当該通信端末
装置において当該延長をするか否かの選択を可能にす
る」ことをなすことができるのである。また、ステップ
S109の処理をした結果、上述した如く、通信端末装
置10、60又は70の表示装置41の表示部には図2
6(a)に示した如きメッセージを表示することとな
り、「前記有限使用の権能について使用可能期間を延長
自在にして、前記通信端末装置の表示部において当該延
長をするか否かの選択に関する表示像を表示せしめる」
こともなすことができるのである。
【0216】このようにしたことにより、操作者が自分
の気に入りそうなキャラクタや、愛着が湧きそうなキャ
ラクタをレンタルしたときには、レンタルの期間を延長
することができ、キャラクタに対して一層愛着を感じさ
せる可能性が生ずるのである。
【0217】受信した情報が延長しない旨の情報である
と判別したときには、直ちに本サブルーチンを終了す
る。一方、受信した情報が延長する旨の情報であると判
別したときには、これまで使用してきたキャラクタの性
格情報をレンタル延長後も引き継ぐか否かの情報を通信
端末装置10、60又は70に送信する(ステップS1
11)。
【0218】キャラクタの性格情報をレンタル延長後も
引き継ぐか否かの情報がサーバ4から送信されると、通
信端末装置10、60又は70は、この情報を受信し、
通信端末装置10、60又は70の表示部には、例え
ば、図26(b)に示す如く、通信端末装置10、60
又は70の表示装置41の表示部に「これまでの俺との
情報を引き継ぐかい?」の如きメッセージ、及び「引き
継ぐ」又は「引き継がない」の選択枠が表示されるので
ある。
【0219】通信端末装置10、60又は70の操作者
は、キーボード32又はコントローラ34を操作して、
キャラクタの性格情報を引き継ぐか否かの回答を選択し
て入力する。通信端末装置10、60又は70は、この
回答の情報をサーバ4に送信する。
【0220】サーバ4は、上述したステップS111の
処理の後、レンタル期限の延長について詳しく知りたい
か否かの回答の情報を通信端末装置10、60又は70
から受信し、その情報がキャラクタの性格情報を引き継
ぐ旨の情報であるか否かを判断する(ステップS11
2)。
【0221】受信した情報がキャラクタの性格情報を引
き継がない旨の情報であると判別したときには、直ちに
本サブルーチンを終了する。一方、受信した情報がキャ
ラクタの性格情報を引き継ぐ旨の情報であると判別した
ときには、上述した図9に示したデータベースを更新し
(ステップS113)、本サブルーチンを終了する。
【0222】上述した図9に示したデータベースは、キ
ャラクタのレンタル期限の延長や、チップ数を管理する
ための項目を含み、これらの項目を更新することによ
り、キャラクタのレンタル期限を延長することを更新し
たり、チップ数の変化を更新することができるのであ
る。このような処理をすることにより、「有限使用の権
能について使用可能期間を延長し得る」ことをなした
り、「有限使用の権能について使用可能期間を延長する
ことが可能である」ことをなすのである。
【0223】このようにしたことにより、より長い時間
キャラクタと接触することができる機会を増やすことが
でき、キャラクタへの愛着を一層高めることができる可
能性が生ずる。これにより、日常生活においてキャラク
タとの一体感を味わうことができ、キャラクタを生活の
パートナーとすることができる可能性も生ずるのであ
る。
【0224】また、図22に示したサブルーチンをサー
バ4が記憶することにより、「有限使用の権能について
使用可能期間を延長可能にするプログラム」を有するこ
とをなすのである。
【0225】上述した実施例においては、レンタル期限
の通知をレンタルの終了日又はその前日に行う場合を示
したが、それ以外のタイミング、例えばレンタルを開始
した後毎日通知することとしてもよい。
【0226】更に、上述した実施例においては、図21
及び図22に示した如く、キャラクタのレンタル期限が
近づいている旨の通知がサーバ4からなされてからレン
タル期間を延長する処理を行う場合を示したが、キャラ
クタのレンタル期限が近づいている旨の通知がなされな
い場合にも、レンタル期間を延長する処理を行うことが
できる構成としてもよい。
【0227】例えば、図14のステップS42の処理を
実行することにより、通信端末装置10、60又は70
の表示装置41の表示部に図15に示した如き処理の一
覧を表示し、通信端末装置10、60又は70の操作者
が「レンタル延長」の処理を選択したときには、図14
のステップS44の処理において、図22のステップS
102〜S113と同様の処理を実行することにより、
キャラクタのレンタル期限の延長をすることができるの
である。
【0228】また、レンタル期間の終了日となったとき
には、通信端末装置10、60又は70において、キャ
ラクタの使用を禁止する必要がある。この処理を図27
に示す。
【0229】最初に、レンタル完了情報を送信するタイ
ミングであるか否かを判断する(ステップS91)。レ
ンタル完了情報を送信するタイミングでないと判別した
ときには、直ちに本サブルーチンを終了する。
【0230】レンタル完了情報を送信するタイミングで
あると判別したときには、レンタル完了情報を通信端末
装置10、60又は70に送信する(ステップS9
2)。
【0231】レンタル完了情報がサーバ4から送信され
ると、通信端末装置10、60又は70は、このレンタ
ル完了情報を受信し、通信端末装置10、60又は70
において実行されるプログラムで用いられるフラグの値
を所定の値、例えば1に設定する。このフラグは、キャ
ラクタをレンタル中であるか、レンタル完了であるか、
を示すフラグであり、キャラクタをレンタル中であると
きには、フラグの値は、「0」であり、レンタル完了と
なったときには、フラグの値は、「1」である。
【0232】上述したレンタル完了情報をサーバ4から
受信したときには、フラグの値を「1」に設定するので
ある。このフラグの値が「1」に設定された後に、キャ
ラクタを表示しようとしたり、キャラクタを呼び出そう
としたりすると、例えば、図28に示す如きメッセー
ジ、「レンタル期間が過ぎちゃったんだ。君とは、もう
一緒に遊べないんだ。でも、もしよかったらまた申し込
んでね。そしたら、また、僕と遊べるから。」の如きメ
ッセージが、通信端末装置10、60又は70の表示装
置41に表示され、キャラクタを使用した機能の動作を
禁止するのである。
【0233】このような処理をすることにより、サーバ
4が「キャラクタ情報についての有限使用の権能を通信
端末装置に対して与える」ことをなすとともに、「通信
端末装置におけるキャラクタ情報の有限使用の権能を定
める」こともなすのである。
【0234】また、上述したフラグの値が、「有限使用
の権能」が与えられているか否かを示すものであり、
「キャラクタ情報についての有限使用の権能を、プログ
ラムから独立して通信端末装置に対して与える」ことを
なすのである。
【0235】この場合には、キャラクタの画像を表示せ
ずに、メッセージのみを表示することにより、レンタル
期間が終了したことを視覚的に示すことができるのであ
る。また、キャラクタの画像は表示されないので、レン
タルしていたキャラクタに再び会いたいという切ない感
情を起こさせることができ、キャラクタを再びレンタル
しようという気持ちにさせることができるのである。
【0236】また、メッセージの内容は、それまでに、
レンタルしていたキャラクタの性格を反映させたものと
してもよい。このようにすることにより、操作者は、キ
ャラクタを思い出して、再びキャラクタを表示させたい
という気持ちにさせることができ、キャラクタを再びレ
ンタルしようとする動機づけとしてなすことができるの
である。
【0237】尚、上述した実施例においては、「キャラ
クタ情報についての有限使用」をレンタルの期限である
場合におけるものを示したが、所定の地域に居住する者
に対応する地域的制限や、所定の機能のみを使用できる
ようにする内容的制限としてもよい。
【0238】
【発明の効果】本発明によれば、キャラクタを容易かつ
手軽に入手して利用できるとともに、キャラクタと情報
の共有化を図って、仮想空間におけるキャラクタと現実
空間における操作者とを一体不可分に結びつけて、キャ
ラクタを生活の一部に溶け込ませることにより、キャラ
クタに対して愛着を感じさせる可能性が生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 キャラクタレンタルシステムの構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 通信端末装置10、60又は70のハードウ
エア構成を示すブロック図である。
【図3】 サーバ4のハードウエア構成を示すブロック
図である。
【図4】 キャラクタをレンタルするシステムの概要を
示す概略図である。
【図5】 サーバ4において実行処理されるサブルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図6】 図5のフローチャートのステップS14にお
いて呼び出されて実行される未登録ユーザの処理のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。
【図7】 キャラクタをレンタルする旨の案内情報がサ
ーバ4から送信されたときに、通信端末装置10、60
又は70の表示装置41の表示部に表示されるメッセー
ジの一例を示す図(a)と、キャラクタの選択を促すメ
ッセージの一例を示す図(b)である。
【図8】 ステップS24において、キャラクタからの
メッセージを通信端末装置10、60又は70に送信す
る際に、参照されるキャラクタ紹介用のデータベースの
例を示す表である。
【図9】 ステップS31において、生成又は更新され
るデータベースの例を示す表である。
【図10】 図6のサブルーチンが実行されたときにお
けるタイムチャートである。
【図11】 通信端末装置10、60又は70がメール
を受信したときに通信端末装置10、60又は70の表
示装置41に表示される画像の一例を示す図である。
【図12】 受信したメールの内容についてキャラクタ
から質問をしてくるときに、通信端末装置10、60又
は70の表示装置41に表示される画像の一例を示す図
である。
【図13】 キャラクタから操作者に対してゲームの対
戦を申し出たときに、通信端末装置10、60又は70
の表示装置41に表示される画像の一例を示す図であ
る。
【図14】 図5のステップS15において呼び出され
て実行される未登録ユーザの処理のサブルーチンを示す
フローチャートである。
【図15】 メニュー表示用の情報を通信端末装置1
0、60又は70が受信したときに、通信端末装置1
0、60又は70の表示装置41に表示される画像の一
例を示す図である。
【図16】 キャラクタと操作者との対話情報に含まれ
る項目を示す表である。
【図17】 図14のサブルーチンのステップS46に
おいて呼び出されて実行される対話情報処理のサブルー
チンを示すフローチャートである。
【図18】 キャラクタの性格設定の処理に用いるデー
タベースの例を示す表でである。
【図19】 キーワード設定の処理に用いる単語用デー
タベースの例(a)と、単語用データベースに基づいて
生成されてキーワード用データベースの例(b)と、を
示す表である。
【図20】 キーワードを用いて通信端末装置10、6
0又は70の操作者に対して、キャラクタが呼びかける
ときの表示の例を示す図である。
【図21】 キャラクタのレンタルの期限が近づいてき
たときに、その旨をサーバ4から通信端末装置10、6
0又は70に送信する処理のサブルーチンを示すフロー
チャートである。
【図22】 図21のステップS82で呼び出されて実
行されるキャラクタのレンタル期限の処理のサブルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図23】 図22のステップS101が実行されたと
きに、通信端末装置10、60又は70の表示部に表示
される画像の例を示す図である。
【図24】 図22のステップS102が実行されたと
きに、通信端末装置10、60又は70の表示部に表示
される画像の例を示す図(a)と、図22のステップS
103が実行されたときに、通信端末装置10、60又
は70の表示部に表示される画像の例を示す図(b)
と、である。
【図25】 図22のステップS105が実行されたと
きに、通信端末装置10、60又は70の表示部に表示
される画像の例を示す図(a)と、図25のステップS
106が実行されたときに、通信端末装置10、60又
は70の表示部に表示される画像の例を示す図(b)
と、である。
【図26】 図22のステップS109が実行されたと
きに、通信端末装置10、60又は70の表示部に表示
される画像の例を示す図(a)と、図25のステップS
111が実行されたときに、通信端末装置10、60又
は70の表示部に表示される画像の例を示す図(b)
と、である。
【図27】 レンタル期間の終了日となったときにおけ
る処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図28】 レンタル完了情報をサーバ4から受信した
ときに、通信端末装置10、60又は70の表示部に表
示されるメッセージの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 キャラクタレンタルシステム 2 公衆電話回線網(通信回線) 3 携帯電話回線網(通信回線) 4 サーバ 10 携帯用通信端末装置(通信端末装置) 41 表示装置(表示部) 60 携帯型ゲーム装置(通信端末装置) 70 携帯電話(通信端末装置)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して通信端末装置と接続さ
    れた状態で、当該通信端末装置とデータを送受信し得る
    サーバであって、 前記通信端末装置の表示部に表示されるキャラクタに関
    するキャラクタ情報についての有限使用の権能を当該通
    信端末装置に対して与えるとともに、当該キャラクタ情
    報を当該通信端末装置に前記データとして供給し得、か
    つ、 前記有限使用の権能について使用可能期間を延長し得る
    ことを特徴とするサーバ。
  2. 【請求項2】 通信回線を介して通信端末装置と接続さ
    れた状態で、当該通信端末装置とデータを送受信し得る
    サーバであって、 前記通信端末装置の表示部に表示されるキャラクタに関
    するキャラクタ情報と、当該キャラクタを表示するプロ
    グラムを含むプログラムと、を当該通信端末装置に前記
    データとして供給するとともに、 前記キャラクタ情報についての有限使用の権能を、前記
    プログラムから独立して前記通信端末装置に対して与え
    る機能を有し、かつ、 前記有限使用の権能について使用可能期間を延長し得る
    ことを特徴とするサーバ。
  3. 【請求項3】 通信回線を介して通信端末装置と接続さ
    れた状態で、当該通信端末装置とデータを送受信し得る
    サーバであって、 前記通信端末装置の表示部に表示されるキャラクタに関
    するキャラクタ情報についての有限使用の権能を当該通
    信端末装置に対して与えるとともに、 前記有限使用の権能について使用可能期間を延長するこ
    とが可能であることに関する告知情報に係る表示像を、
    前記通信端末装置の表示部に表示せしめることを特徴と
    するサーバ。
  4. 【請求項4】 通信回線を介して通信端末装置と接続さ
    れた状態で、当該通信端末装置とデータを送受信し得る
    サーバであって、 前記通信端末装置の表示部に表示されるキャラクタに関
    するキャラクタ情報についての有限使用の権能を当該通
    信端末装置に対して与えるとともに、 前記有限使用の権能について使用可能期間を延長するこ
    とが可能であることに関する告知情報を、当該通信端末
    装置に供給することを特徴とするサーバ。
  5. 【請求項5】 通信回線を介して通信端末装置と接続さ
    れた状態で、当該通信端末装置とデータを送受信し得る
    サーバであって、 前記通信端末装置の表示部に表示されるキャラクタに関
    するキャラクタ情報についての有限使用の権能を当該通
    信端末装置に対して与えるとともに、 前記有限使用の権能について使用可能期間を延長自在に
    して、前記通信端末装置の表示部において当該延長をす
    るか否かの選択に関する表示像を表示せしめることを特
    徴とするサーバ。
  6. 【請求項6】 通信回線を介して通信端末装置と接続さ
    れた状態で、当該通信端末装置とデータを送受信し得る
    サーバであって、 キャラクタの画像情報を含むキャラクタ情報についての
    有限使用の権能を前記通信端末装置に対して与えるとと
    もに、当該キャラクタ情報を当該通信端末装置に供給
    し、かつ、 前記有限使用の権能について使用可能期間を延長可能に
    するプログラムと、 前記通信端末装置の表示部に前記キャラクタを表示せし
    めるプログラムと、を記憶する記憶媒体を有することを
    特徴とするサーバ。
  7. 【請求項7】 通信回線を介して通信端末装置と接続さ
    れた状態で、当該通信端末装置とデータを送受信し得る
    サーバであって、 前記通信端末装置の表示部に表示されるキャラクタの性
    格を定める性格情報を、当該通信端末装置の操作者と当
    該キャラクタとの対話に基づいて定め、かつ、 前記性格情報を含むキャラクタ情報を、当該通信端末装
    置に前記データとして供給するとともに、 当該キャラクタ情報についての有限使用の権能を前記通
    信端末装置に対して与える機能を有し、かつ、 前記有限使用の権能について使用可能期間を延長し得る
    ことを特徴とするサーバ。
  8. 【請求項8】 通信回線を介して通信端末装置と接続さ
    れた状態で、当該通信端末装置とデータを送受信し得る
    サーバであって、 前記通信端末装置の表示部に表示されるキャラクタに関
    するキャラクタ情報についての有限使用の権能を当該通
    信端末装置に対して与えるとともに、当該キャラクタ情
    報を当該通信端末装置に前記データとして供給し得、か
    つ、 前記有限使用の権能について使用可能期間を延長自在に
    して、当該通信端末装置において当該延長をするか否か
    の選択を可能にすることを特徴とするサーバ。
  9. 【請求項9】 通信回線を介して通信端末装置と接続さ
    れた状態で、当該通信端末装置とデータを送受信し得る
    サーバであって、 前記通信端末装置の表示部に表示されるキャラクタに関
    するキャラクタ情報についての有限使用の権能を複数の
    当該通信端末装置に対して順次与えて、当該通信端末装
    置の操作者を前記キャラクタの所有者として順次変更せ
    しめ、かつ、 前記所有者と前記キャラクタとを前記通信端末装置にお
    いて対話せしめて、当該キャラクタの性格を定める性格
    情報を該対話の履歴から前記キャラクタ情報として生成
    する際に、当該履歴に過去の所有者における対話を含
    め、かつ、 前記有限使用の権能について使用可能期間を延長し得る
    ことを特徴とするサーバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018000995A (ja) * 2017-09-28 2018-01-11 株式会社バンダイナムコエンターテインメント サーバシステムおよびプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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