JP2003029276A - 液晶注入装置 - Google Patents

液晶注入装置

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JP2003029276A
JP2003029276A JP2001214938A JP2001214938A JP2003029276A JP 2003029276 A JP2003029276 A JP 2003029276A JP 2001214938 A JP2001214938 A JP 2001214938A JP 2001214938 A JP2001214938 A JP 2001214938A JP 2003029276 A JP2003029276 A JP 2003029276A
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liquid crystal
chamber
crystal cell
cell
vacuum chamber
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JP2001214938A
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Hideki Okamoto
英樹 岡本
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 チャンバ内の液晶セルに対して均一に加熱するととも
に、加熱や冷却の時間を短縮できる液晶注入装置の提
供。 【解決手段】 真空チャンバ11には、液晶セル1と液
晶皿2とを相対的に接近させる移動機構16と、内部を
真空排気するための真空ポンプ13とNガスを導入し
て大気圧に戻すためのNガス源とが設けられ、真空チ
ャンバ11を真空ポンプ13で真空状態にして液晶セル
1を真空引きした後に、昇降機構16で液晶セル1の液
晶注入口が液晶皿2の液晶に接触するよう相対的に接近
してからN ガス源から真空チャンバ11内にNガス
を導入して大気圧に戻すと共に、フィン20が設けられ
たパネル状のヒータ17で真空チャンバ11内を均一に
加熱し、液晶セル1への液晶注入を促進する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、収容した液晶セ
ル等のワークを加熱する真空チャンバと、その真空チャ
ンバ内で液晶セルに液晶を注入する液晶注入装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の真空チャンバを用いた液晶注入装
置について、図2を用いて説明する。動作開始前、真空
バルブ、N導入バルブは閉じられた状態、真空ポンプ
は動作状態となっている。
【0003】まず、図示省略の扉を開き、液晶を注入す
べき液晶セル1、及び液晶を収容した液晶皿2を真空チ
ャンバ11へ搬送し、扉を閉める。そして、真空バルブ
14を開き、真空ポンプ13で真空チャンバ11内を真
空引きし、所定圧に達するか又は所定時間が経過した
ら、液晶皿昇降機構16を上昇させ、液晶セル1の液晶
注入口に液晶を接液させる。そして、真空バルブ14を
閉め、N導入バルブ15を開き、真空チャンバ11内
を大気圧に戻すことで、真空となっている液晶セル1内
に液晶が浸入しはじめる。
【0004】そして、液晶の注入処理を促進するため、
真空チャンバ11内に設けられたパネル状のヒータ17
で所定温度に昇温する。また、液晶の注入が完了する
と、オペレータが液晶セル1の取り出しができるよう
に、真空チャンバ11内に設けられパネル状の冷却水ジ
ャケット(図示省略)に冷却水を循環することで冷却
し、真空チャンバ11内を降温している。さらに、真空
チャンバ11内では、ファン18によるNガスの循環
を行なうことで、これら加熱や冷却の均一化、効率化を
促進している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような真
空チャンバにおいて、例えば、複数の液晶セルを収容
し、これら液晶セルに対し同時に液晶の注入を行なう場
合、液晶セルを加熱して液晶注入を促進するとき、複数
の液晶セル間で温度分布のばらつきが大きく、各液晶セ
ル間の液晶注入速度が一様でないので、注入が完了する
までの時間が液晶セルによって異なり、全ての液晶セル
への液晶の注入が完了するまでの時間が、一番温度の低
い液晶セルへの液晶注入に律速されるという問題があっ
た。また、液晶の注入完了後、液晶セルを冷却する際、
熱交換量が小さく、冷却に時間を要するという問題があ
った。
【0006】本発明は、このような問題点を伴うことな
く、真空チャンバ内を均一に加熱するとともに、加熱や
冷却の時間を短縮できる液晶注入装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶注入装置
は、チャンバには、液晶セルと液晶皿とを相対的に接近
させる移動機構と、内部を真空排気するための真空排気
系と不活性ガスを導入して大気圧に戻すための不活性ガ
ス導入系とが設けられ、チャンバを真空排気系で真空状
態にして液晶セルを真空引きした後に、移動機構で液晶
セルの液晶注入口が液晶皿の液晶に接触するよう相対的
に接近してから不活性ガス導入系でチャンバ内を大気圧
に戻すと共に、液晶セルに対向した面に複数のフィンが
設けられた熱交換手段でチャンバ内を均一に加熱し、液
晶セルへの液晶注入を促進する。
【0008】すなわち、熱交換手段に複数のフィンを設
けることで、チャンバ内の不活性ガスと万遍なく接触し
て熱交換が可能になると共に、不活性ガスとの接触面積
が増大するので熱交換効率が向上する。また、熱交換手
段の液晶セルに対向する面に、複数のフィンの代わり
に、凸部又は凹部の少なくとも一方を複数形成すること
によっても、不活性ガスとの接触面積が増大するので熱
交換効率の向上を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の液晶注入装置の一
実施の形態を詳細に説明する。図1は本実施例の液晶注
入装置の概略構成を示した図である。
【0010】図1において、図示省略の扉の開閉によ
り、液晶セル1及び液晶皿2が搬送される真空チャンバ
11には、液晶セル1の保持機構(図示省略)と、保持
された液晶セル1に対して、液晶皿2を接液状態とする
ように移動する液晶皿昇降機構16とを備える。真空チ
ャンバ11には、内部を真空排気する真空ポンプ13が
真空バルブ14を介して接続され、また、内部を大気圧
に戻す際に供給されるN 源がN導入バルブ15を介
して接続されている。
【0011】また、真空チャンバ11の内壁面には、液
晶セル1を加熱するために、パネル状のヒータ17が複
数設けられるが、このヒータ17の液晶セル1に向った
面には、面上に万遍なく略均一間隔で多数のフィン20
が設けられており、ヒータ17と共に加熱されたフィン
20を介して、液晶セル1や真空チャンバ11内が加熱
される。
【0012】さらに、真空チャンバ11内には、液晶注
入後に真空チャンバ11内や液晶セル1を冷却するため
に、冷却水ジャケット(図示省略)が設けられており、
この冷却水ジャケットにも、ヒータ17のフィン20同
様のフィンが設けられており、冷却水ジャケットとフィ
ンを介して、液晶セル1や真空チャンバ11内が冷却さ
れる。
【0013】なお、真空チャンバ11内のNガスを攪
拌することで、熱交換効率を促進するためにファン18
も設けられている。
【0014】次に、図1の液晶注入装置の動作を説明す
る。動作開始前、真空バルブ14、N導入バルブ15
は閉じられた状態、真空ポンプ13は動作状態となって
いる。まず、扉を開け、液晶を注入すべき液晶セル1、
及び液晶を収容した液晶皿2を離した状態で真空チャン
バ11へ搬入し扉を閉じ、真空チャンバ11内を密閉す
る。
【0015】そして、真空バルブ14を開き、真空チャ
ンバ11を真空引きし所定圧に達するか、所定時間が経
過したら、液晶皿昇降機構16を上昇させ、液晶セル1
の液晶注入口に液晶を接液する。そして、真空バルブ1
4を閉じ、N導入バルブ15を開き、真空チャンバ1
1を大気圧に戻すと、真空となっている液晶セル1内に
液晶が注入しはじめる。
【0016】このとき、ヒータ17を作動することで、
ヒータ自体が高温化すると共に、ヒータ17に設けられ
たフィン20も加熱され、これらヒータ17やフィン2
0を介して真空チャンバ11内のNガスと熱交換が行
なわれることによって、液晶セル1が加熱される。
【0017】このようにして、パネル状のヒータ17の
面に、多数設けられたフィン20を介することで、真空
チャンバ11内のNガスと万遍なく熱交換が行なわ
れ、また、Nガスとの接触面積が増大するので、ヒー
タ17とNガスとの熱交換効率も増大し、ひいては、
真空チャンバ11内を万遍なく、しかも短時間で加熱す
ることが可能となる。
【0018】そして、液晶セル1へ液晶の注入が完了し
たとき、ヒータ17を停止すると共に、冷却水ジャケッ
トに冷却水を循環することで、真空チャンバ11内や液
晶セル1を冷却する。このとき、冷却水ジャケットに
も、ヒータ17同様に、面上に均一に多数のフィンが設
けられており、これらフィンを介することで、真空チャ
ンバ11内を万遍なく冷却すると共に、冷却時間が短縮
される。
【0019】なお、本実施例では、熱交換手段であるヒ
ータや冷却水ジャケットの液晶セルに対向する面に、複
数のフィンを設けたが、フィンの代わりに、凸部又は凹
部の少なくとも一方を複数形成することによっても、熱
交換手段の不活性ガスとの接触面積が増大するので熱交
換効率の向上を図ることができ、本実施例と同様の効果
を奏する。
【0020】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、熱交
換手段に複数のフィンを設けることで、フィンを介し
て、熱交換が可能となり、真空チャンバ内の不活性ガス
との接触面積が増大するので、液晶セルが均一に加熱、
冷却されると共に、熱交換効率が向上し、液晶注入の処
理時間が短縮化される。したがって、速やかに、次の液
晶セルとの交換作業が行なわれ、処理時間の短縮化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶注入装置の概略構成図。
【図2】従来の液晶注入装置の概略構成図。
【符号の説明】
1 液晶セル 2 液晶皿 11 真空チャンバ 13 真空ポンプ 16 昇降機構 17 ヒータ 20 フィン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶が注入される液晶セルと液晶を収容
    した液晶皿とが装填されるチャンバと、前記チャンバ内
    に設けられた、前記液晶セルと前記液晶皿とを相対的に
    接近させる移動機構と、前記チャンバ内を真空排気する
    ための真空排気系と、前記チャンバ内に不活性ガスを導
    入して大気圧に戻すための不活性ガス導入系と、前記チ
    ャンバ内に加熱又は冷却用の熱交換手段とを備え、前記
    チャンバ内を前記真空排気系で真空状態にして前記液晶
    セルを真空引きした後に、前記移動機構で前記液晶セル
    の液晶注入口が前記液晶皿の液晶に接触するよう相対的
    に接近してから前記不活性ガス導入系で前記チャンバ内
    を大気圧に戻すことにより、前記液晶セルに液晶を注入
    し、さらに前記チャンバ内を前記熱交換手段で所定の温
    度雰囲気にして前記液晶セルに液晶を注入する液晶注入
    装置において、前記熱交換手段の少なくとも前記液晶セ
    ルに対向する面に複数のフィンを備えたことを特徴とす
    る液晶注入装置。
  2. 【請求項2】 液晶が注入される液晶セルと液晶を収容
    した液晶皿とが装填されるチャンバと、前記チャンバ内
    に設けられた、前記液晶セルと前記液晶皿とを相対的に
    接近させる移動機構と、前記チャンバ内を真空排気する
    ための真空排気系と、前記チャンバ内に不活性ガスを導
    入して大気圧に戻すための不活性ガス導入系と、前記チ
    ャンバ内に加熱又は冷却用の熱交換手段とを備え、前記
    チャンバ内を前記真空排気系で真空状態にして前記液晶
    セルを真空引きした後に、前記移動機構で前記液晶セル
    の液晶注入口が前記液晶皿の液晶に接触するよう相対的
    に接近してから前記不活性ガス導入系で前記チャンバ内
    を大気圧に戻すことにより、前記液晶セルに液晶を注入
    し、さらに前記チャンバ内を前記熱交換手段で所定の温
    度雰囲気にして前記液晶セルに液晶を注入する液晶注入
    装置において、前記熱交換手段の少なくとも前記液晶セ
    ルに対向する面に、凸部又は凹部の少なくとも一方を複
    数形成したことを特徴とする液晶注入装置。
JP2001214938A 2001-07-16 2001-07-16 液晶注入装置 Withdrawn JP2003029276A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107884999A (zh) * 2017-10-17 2018-04-06 永州市新辉开科技有限公司 一种提升pmva灌液效率的方法

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