JP2003028642A - 振動子の駆動方法および振動子の駆動回路および振動子の振動検出回路およびその振動子を持つ角速度センサ装置 - Google Patents

振動子の駆動方法および振動子の駆動回路および振動子の振動検出回路およびその振動子を持つ角速度センサ装置

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JP2003028642A
JP2003028642A JP2001209554A JP2001209554A JP2003028642A JP 2003028642 A JP2003028642 A JP 2003028642A JP 2001209554 A JP2001209554 A JP 2001209554A JP 2001209554 A JP2001209554 A JP 2001209554A JP 2003028642 A JP2003028642 A JP 2003028642A
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frequency
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drive
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Teruhisa Shibahara
輝久 柴原
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動子の機械的振動に応じた電気信号(以
下、検出信号)から、振動子を駆動するために印加する
電気信号である駆動信号の干渉に起因したノイズを除去
することを容易にする。 【解決手段】 振動子の共振周波数よりも高い周波数を
持つ搬送波Vcを、振動子の略共振周波数を持つ変調波
Vhでもって振幅変調する。この振幅変調された信号Vk
を駆動信号として振動子に供給する。振動子は略共振周
波数でもって共振動作を行う。この振動子の振動に応じ
た検出信号には駆動信号の干渉によるノイズが混入され
るが、そのノイズはほぼ搬送波Vcの周波数を持つ。搬
送波Vcの周波数は振動子の共振周波数に規制されずに
高くすることができるので、ノイズの周波数を検出信号
の周波数よりも大幅に高くすることができる。この周波
数の差異によって、検出信号からノイズを除去すること
が容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動子の駆動方法
および振動子の駆動回路および振動子の振動検出回路お
よびその振動子を持つ角速度センサ装置に関するもので
ある。
【0002】
【背景技術】図5には角速度センサ装置の一構成例が簡
略化されて示されている。この角速度センサ装置1は、
素子部2と、駆動回路3と、センサ出力検出回路4とを
有して構成されている。
【0003】素子部2は、基部6と、この基部6から浮
いた位置に配置されてx方向とy方向に変位が可能な振
動子7と、振動子7の周囲に配置され基部6に固定され
ている複数の固定部8(8a,8b,8c,8d)と、
振動子7を各固定部8に連結する梁9(9a,9b,9
c,9d)と、振動子7からx方向に突出形成された櫛
歯形状の駆動用可動電極10と、基部6に固定配設され
駆動用可動電極10と間隔を介し噛み合う櫛歯形状の駆
動用固定電極11と、振動子7からy方向に突出形成さ
れた櫛歯形状の検出用可動電極12と、基部6に固定配
設され検出用可動電極12と間隔を介し噛み合う櫛歯形
状の検出用固定電極13とを有して構成されている。
【0004】駆動回路3は、発振器15と、増幅器16
とを有して構成されている。発振器15は、振動子7の
略共振周波数を持つ交流信号を発生させる。増幅器16
は、その発振器15により発生した交流信号を増幅する
と共に、直流オフセットの加算を行う。これら発振器1
5と増幅器16によって、駆動回路3は、振動子7の略
共振周波数を持つ図6(a)に示されるような交流信号
Vk'を駆動信号として素子部2の駆動用固定電極11に
印加する。その駆動信号Vk'の波形は数式1に表すこと
ができる。
【0005】
【数1】
【0006】なお、数式1中の定数Aは駆動信号の振幅
を表し、定数Bは直流オフセットの加算量を表してお
り、ここでは、A<Bの関係となっている。fは、駆
動信号Vk'の周波数(つまり、振動子7の略共振周波
数)を示している。
【0007】素子部2においては、駆動回路3から駆動
用固定電極11に駆動信号Vk'が供給されると、駆動用
可動電極10と駆動用固定電極11間に静電力F'が発
生する。その静電力F'は駆動信号Vk'の2乗に比例す
ることから、数式2の関係が成立する。
【0008】
【数2】
【0009】そのような駆動用可動電極10と駆動用固
定電極11間の静電力F'に基づいて振動子7が振動す
ることとなる。数式2に示されるように、静電力F'に
は、周波数fの成分と、周波数2fの成分とが含ま
れているが、前述したようなA<Bの関係から、周波数
の成分は周波数2fの成分よりも多く、振動子7
を振動させるのは実質的には周波数fの成分となる。
すなわち、振動子7は、駆動信号Vk'の供給による駆動
用可動電極10と駆動用固定電極11間の静電力F'に
基づいて、x方向に駆動信号Vk'の周波数(振動子7の
略共振周波数)fでもって共振駆動(駆動振動)す
る。
【0010】このように振動子7が駆動振動していると
きに、素子部2にz方向を軸とする回転(角速度)が加
わると、y方向のコリオリ力が発生し、このコリオリ力
に起因して振動子7はx方向だけでなく、y方向にも振
動する。そのy方向の振動の周波数は、x方向の振動の
周波数と同じになる。
【0011】センサ出力検出部4は、抵抗器18と、電
圧源接続部19と、増幅器20と、整流回路21と、平
滑化回路22とを有して構成されている。
【0012】直流の電圧源が電圧源接続部19と抵抗器
18を介して検出用固定電極13に接続される。このよ
うな状態のときに、振動子7がコリオリ力に起因してy
方向に振動すると、そのy方向の振動子7の振動に伴っ
て検出用可動電極12と検出用固定電極13間の静電容
量が変化し、この静電容量の変化に応じた信号(検出信
号)が検出用固定電極13に発生する。
【0013】増幅器20は、その検出信号を増幅すると
共に、直流オフセット除去を行い、図6(b)に示すよ
うな検出信号Vy'を出力する。その検出信号Vy'は、振
動子7のy方向の振動周波数(つまり、振動子7の略共
振周波数)を持つ交流信号である。整流回路21は、そ
の増幅器20から出力された交流信号を全波整流する。
平滑化回路22は、その整流された信号を平滑化して、
振動子7のy方向振動の振幅に応じた直流のセンサ出力
を出力する。つまり、z方向を軸とした回転の角速度の
大きさに応じた直流の信号を出力する。
【0014】図7には、自励振型の角速度センサ装置の
一例が簡略的に示されている。この自励振型の角速度セ
ンサ装置30は、素子部2と、第1のC−V変換部31
と、第2のC−V変換部32と、第1の増幅器33と、
第2の増幅器34と、差動増幅器35と、加算増幅器3
6と、駆動信号発生部37と、位相反転器38とを有し
て構成されている。
【0015】この自励振型の角速度センサ装置30にお
いては、素子部2は、図5の角速度センサ装置1の素子
部2とほぼ同様な構成を備えているが、この図7の素子
部2では、駆動用可動電極10(10a,10b)が振
動子7の図示の上下両側にそれぞれ形成され、また、検
出用可動電極12(12a,12b)が振動子7の左右
両側にそれぞれ設けられている。また、各駆動用可動電
極10a,10bにそれぞれ対応する駆動用固定電極1
1a,11bが設けられ、さらに、各検出用可動電極1
2a,12bにそれぞれ対応する検出用固定電極13
a,13bが設けられている。なお、図7に示されるよ
うに、例えば、検出用可動電極12a(12b)と、そ
の上側に隣接している検出用固定電極13a(13b)
との間のギャップGxは、検出用可動電極12a(12
b)と、その下側に隣接している検出用固定電極13a
(13b)との間のギャップGyよりも狭くなってい
る。
【0016】第1のC−V変換部31は検出用可動電極
12aと検出用固定電極13a間の静電容量変化を電圧
信号に変換して出力する。また同様に、第2のC−V変
換部32は検出用可動電極12bと検出用固定電極13
b間の静電容量変化を電圧信号に変換して出力する。
【0017】素子部2の振動子7がx方向の駆動振動の
みである場合には、第1のC−V変換部31から出力さ
れる信号は、例えば、図8(a)の鎖線A1に示される
ような波形を持つ信号となる。また、第2のC−V変換
部32から出力される信号は、例えば、図8(b)の鎖
線A2に示されるような波形を持つ信号となる。これら
波形A1と波形A2は振幅と位相がほぼ等しい。
【0018】振動子7が、コリオリ力に起因して、x方
向だけでなくy方向にも振動している場合には、第1の
C−V変換部31から出力される信号は、例えば、図8
(a)の鎖線A1の波形と実線B1の波形が重なって成
る波形を持つ信号となる。波形B1は、コリオリ力の大
きさ(つまり、角速度の大きさ)に応じた振幅を持つ。
また、第2のC−V変換部32から出力される信号は、
例えば、図8(b)の鎖線A2の波形と実線B2の波形
が重なって成る波形を持つ信号となる。波形B2は、コ
リオリ力の大きさに応じた振幅を持ち、波形B1に対し
て位相が180°ずれていて、波形B1と振幅がほぼ等
しい。
【0019】そのように、第1と第2の各C−V変換部
31,32から出力された信号は、振動子7の振動に応
じた信号であり、これら振動子7の振動の検出信号は、
それぞれ、第1の増幅器33又は第2の増幅器34によ
って直流オフセットが除去された上で増幅されて、差動
増幅器35および加算増幅器36に加えられる。
【0020】差動増幅器35は、第1のC−V変換部3
1の出力信号と、第2のC−V変換部32の出力信号と
の差分に応じた信号を出力する。この差動増幅器35に
よる差動によって、第1のC−V変換部31の出力信号
における波形A1の信号成分と、第2のC−V変換部3
2の出力信号における波形A2の信号成分とは相殺され
ることとなる。したがって、振動子7がコリオリ力によ
ってy方向に振動している場合には、x方向の振動によ
る波形A1,A2の信号成分は除去されて、y方向の振
動による波形B1の信号成分と波形B2の信号成分が加
算された信号が差動増幅器35から出力されることとな
る。すなわち、この差動増幅器35から出力された信号
はコリオリ力の大きさに応じた大きさを持つものであ
り、この信号に基づいて、z方向を軸とした回転の角速
度の大きさを検出することができる。
【0021】加算増幅器36は、第1のC−V変換部3
1の出力信号と、第2のC−V変換部32の出力信号と
を加算し、その加算により得られた信号を増幅出力す
る。この加算増幅器36の加算によって、第1のC−V
変換部31の出力信号における波形B1の信号成分と、
第2のC−V変換部32の出力信号における波形B2の
信号成分とが相殺されることとなる。これにより、x方
向の振動による波形A1の信号成分と波形A2の信号成
分の加算信号が加算増幅器36から出力されることとな
る。すなわち、この加算増幅器36の出力信号は、振動
子7のx方向の駆動振動に応じた信号であり、モニタ信
号として駆動信号発生部37に加えられる。
【0022】駆動信号発生部37は、そのモニタ信号を
利用して、当該モニタ信号よりも、振動子7を自励振動
させるための位相θだけ位相遅れのある信号を駆動信号
として発生する。その駆動信号は、駆動用固定電極11
bにはそのまま加えられ、駆動用固定電極11aには、
位相反転器38によって位相が反転されて加えられる。
これら駆動用固定電極11a,11bにそれぞれ加えら
れた駆動信号によって、振動子7はx方向に略共振周波
数でもって自励振動する。
【0023】この自励振型の角速度センサ装置30で
は、振動子7の駆動振動に応じたモニタ信号を検出し、
このモニタ信号を利用して駆動用固定電極11a,11
bに加える自励振用の駆動信号を発生し、これにより、
振動子7を駆動方向(x方向)に略共振周波数で振動さ
せている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな角速度センサ装置1,30においては、駆動用固定
電極11(11a,11b)と、検出用固定電極13
(13a,13b)との間の寄生容量や寄生インダクタ
ンスにより、駆動信号が検出信号に干渉し、これによ
り、駆動信号の一部が検出信号にノイズとして乗ってし
まう。なお、ここでは、そのノイズをクロストークノイ
ズと称する。
【0025】回路の温度特性などによって駆動信号の大
きさが変化した場合や、物理的衝撃や熱的衝撃によって
回路部品や配線の位置ずれ等が生じて駆動用固定電極1
1と検出用固定電極13間の寄生容量や寄生インダクタ
ンスが変化した場合には、検出信号に混入されるクロス
トークノイズが変化する。このクロストークノイズの変
化によって、必然的に、検出信号も変動し、これによ
り、その検出信号に基づいたセンサ出力も変動してしま
う。このため、例えば、クロストークノイズの変動によ
る検出信号の変動に起因して、角速度が変化していない
のにも拘わらず、センサ出力が変動してしまい、角速度
センサ装置の信頼性を悪化させてしまうという問題が発
生する。
【0026】また、クロストークノイズによって、角速
度検知の精度を向上させることが難しいという問題もあ
る。
【0027】さらに、自励振型の角速度センサ装置30
にあっては、クロストークノイズによって、加算増幅器
36から出力されるモニタ信号の位相がずれてしまい、
これに起因して振動子7の自励振が停止してしまうとい
う問題発生の虞があった。
【0028】これらの問題を解消するためには、検出信
号からクロストークノイズを除去すればよいが、角速度
センサ装置1,30においては、クロストークノイズと
検出信号はほぼ同様な周波数(つまり、振動子7の略共
振周波数)を持つものであるから、検出信号からクロス
トークノイズを除去することは非常に難しかった。
【0029】本発明は上記課題を解決するために成され
たものであり、その目的は、検出信号からクロストーク
ノイズを除去することを容易にする振動子の駆動方法お
よび振動子の駆動回路および振動子の振動検出回路およ
びその振動子を持つ角速度センサ装置を提供することに
ある。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、次に示す構成をもって前記課題を解決
する手段としている。すなわち、第1の発明は、駆動信
号に基づいて振動子を共振駆動させる方法において、振
動子の共振周波数よりも高い周波数を持つ搬送波を振動
子の略共振周波数でもって振幅変調し、この振幅変調さ
れた信号を駆動信号として振動子に供給する構成をもっ
て前記課題を解決する手段としている。
【0031】第2の発明は、振動子に駆動信号を供給し
て振動子を共振駆動させるための回路であって、振動子
の共振周波数よりも高い周波数を持つ搬送波を出力する
搬送波発振回路と、振動子の略共振周波数を持つ変調波
を出力する変調波発生回路と、搬送波発振回路から出力
された搬送波を変調波発生回路から出力された変調波に
基づき振幅変調する振幅変調回路とを有し、振幅変調回
路により振幅変調された信号を駆動信号として振動子に
加えることを特徴として構成されている。
【0032】第3の発明は、第2の発明の構成を備え、
変調波発生回路は、駆動信号による振動子の振動に応じ
たモニタ信号を利用して、振動子を自励振動させるべく
モニタ信号よりも位相遅れを持った信号を変調波として
出力する構成と成していることを特徴として構成されて
いる。
【0033】第4の発明は、第2又は第3の発明の振動
子の駆動回路から出力された駆動信号によって振動する
振動子の振動検出回路であって、振動子の振動に応じた
検出信号を出力する検出信号出力部が設けられており、
検出信号の周波数よりも高く、かつ、搬送波の周波数よ
りも低い周波数をしきい値周波数として持ち、前記検出
信号出力部により出力された検出信号から、しきい値周
波数よりも高い駆動信号の干渉によるノイズ成分を除去
し、しきい値周波数よりも低い信号成分を通過させる低
域通過フィルタが設けられていることを特徴として構成
されている。
【0034】第5の発明は、角速度センサ装置に関し、
角速度センサ部としての振動子が設けられており、第2
又は第3の発明の振動子の駆動回路を備えると共に、第
4の発明の振動子の振動検出回路が設けられていること
を特徴として構成されている。
【0035】この発明では、振動子の共振周波数よりも
高い周波数を持つ搬送波を振動子の略共振周波数でもっ
て振幅変調し、この振幅変調した信号を駆動信号として
振動子に供給する。このため、振動子は略共振周波数で
もって振動することができる上に、振動子の振動に応じ
た検出信号に駆動信号の干渉によるノイズ成分が混入し
ても、そのノイズ成分は搬送波の周波数(つまり、検出
信号の周波数よりも高い周波数)を持つことから、検出
信号からノイズ成分を除去することが容易となる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に、この発明に係る実施形態
例を図面に基づいて説明する。
【0037】図1には本発明の振動子の駆動方法を適用
した第1実施形態例の角速度センサ装置が簡略化されて
示されている。なお、この第1実施形態例の説明におい
て、従来例と同一構成部分には同一符号を付し、その共
通部分の重複説明は省略する。
【0038】この第1実施形態例では、駆動回路3から
素子部2に加えられる駆動信号Vkが図2(c)に示さ
れるような態様と成し、また、振動子の振動検出回路で
あるセンサ出力検出部4に低域通過フィルタ27を設け
たことを特徴としている。それ以外の構成は前述した図
5に示す角速度センサ装置1と同様である。
【0039】すなわち、この第1実施形態例では、駆動
回路3は、変調波発生回路24と、搬送波発振回路25
と、振幅変調回路26とを有して構成されている。変調
波発生回路24は、角速度センサ部としての振動子7の
略共振周波数fを持つ図2(a)に示されるような交
流信号Vhを生成し、この生成した信号Vhを変調波とし
て出力する。搬送波発振回路25は、振動子7の略共振
周波数fよりも高い周波数fを持つ図2(b)に示
されるような交流信号Vcを生成し、この交流信号Vcを
搬送波として出力する。この第1実施形態例では、搬送
波の周波数f は振動子7の共振周波数fの10倍以
上の高い周波数となっている。
【0040】振幅変調回路26は、変調波発生回路24
から出力された変調波Vhを利用して、搬送波発振回路
25から出力された搬送波Vcを振幅変調する。これに
より、図2(c)に示されるような振幅変調された信号
Vkが生成される。この信号Vkが駆動信号として素子部
2の駆動用固定電極11に供給される。
【0041】この駆動信号Vkは数式3により表すこと
ができる。
【0042】
【数3】
【0043】但し、数式3において、A、Bはそれぞれ
定数であり、ここでは、A<Bの関係と成っている。f
は変調波信号の周波数(つまり、振動子7の略共振周
波数)を表し、fは搬送波の周波数を表している。
【0044】この第1実施形態例では、前述したよう
に、搬送波の周波数fと変調波の周波数fは、f
≫fの関係にある。また、数式3に示されるように、
駆動信号Vkには、周波数fの信号成分と、周波数f
+fの信号成分と、周波数f−fの信号成分と
が含まれている。それら全ての信号成分は、f≫f
の関係から、振動子7の共振周波数fよりもかなり高
い周波数の信号成分である。つまり、駆動信号Vkに
は、振動子7の略共振周波数fを持つ信号成分は全く
含まれていない。
【0045】このような駆動信号Vkが駆動用固定電極
11に供給されると、駆動用可動電極10と駆動用固定
電極11間に静電力Fが発生する。この静電力Fに基づ
いて振動子7がx方向に振動することとなる。その静電
力Fは駆動信号Vkの2乗に比例することから、静電力
Fと駆動信号Vkの関係は、数式4に表すことができ
る。
【0046】
【数4】
【0047】この数式4に示されるように、静電力Fに
は様々な周波数成分が含まれているが、共振周波数f
から大きくずれた周波数では振動子7は振動しないの
で、振動子7は、静電力Fに含まれる周波数fの成分
によって駆動され、x方向に略共振周波数fでもって
振動することとなる。
【0048】この第1実施形態例では、センサ出力検出
部4の抵抗器18と電圧源接続部19と増幅器20によ
って、振動子7のy方向の振動に応じた検出信号を出力
する検出信号出力部が構成されている。その検出信号は
低域通過フィルタ27を介して整流回路21に加えられ
る。
【0049】低域通過フィルタ27は、検出信号の周波
数(つまり、振動子7の略共振周波数)よりも高く、か
つ、搬送波の周波数よりも低い予め定められたしきい値
周波数を持ち、このしきい値周波数よりも低い周波数帯
域の信号を通過させるものである。
【0050】この第1実施形態例では、駆動信号の干渉
によって検出信号に混入されるクロストークノイズの周
波数(つまり、搬送波の周波数)は検出信号の周波数よ
りも格段に高いことから、低域通過フィルタ27によっ
て、検出信号からクロストークノイズは除去され、検出
信号のみが取り出されて整流回路21に加えられること
となる。
【0051】この第1実施形態例によれば、振動子7の
共振周波数fよりも高い周波数の搬送波を振動子7の
略共振周波数fを持つ変調波に基づいて振幅変調し、
この振幅変調された信号を駆動信号Vkとして駆動用固
定電極11に供給する構成を備えたので、その駆動信号
に基づいて振動子7を略共振周波数fでもって共振駆
動させることができるのはもちろんのこと、搬送波の周
波数fは振動子7の共振周波数fに制約されずに高
くすることができることから、駆動信号の干渉によって
検出信号に混入されるクロストークノイズの周波数を検
出信号の周波数よりも高くすることができることとな
る。このため、検出信号の周波数とクロストークノイズ
の周波数との差異によって、検出信号からクロストーク
ノイズを除去することが容易となる。
【0052】これにより、クロストークノイズに起因し
た問題を回避することができることとなり、角速度検知
の精度の向上を図ることができるし、また、角速度セン
サ装置の信頼性を高めることができる。
【0053】さらに、この第1実施形態例では、搬送波
の周波数fは振動子7の共振周波数fの10倍以上
の高い周波数であるので、搬送波に起因した振動が振動
子7に励起されることを確実に防止することができる。
さらに、そのように搬送波の周波数fを振動子7の共
振周波数fよりも格段に高くして、検出信号の周波数
と、駆動信号の干渉によるクロストークノイズの周波数
とを離すことにより、低域通過フィルタ27により検出
信号からクロストークノイズを除去することを容易に、
かつ、確実に行うことができることとなる。
【0054】以下に、第2実施形態例を説明する。な
お、この第2実施形態例の説明において、従来例と同一
構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明
は省略する。
【0055】この第2実施形態例では、従来例で述べた
図7に示す自励振型の角速度センサ装置30とほぼ同様
な構成を備えているが、この第2実施形態例では、図3
に示すように、搬送波発振回路40と、振幅変調回路4
1,42と、低域通過フィルタ44,45が設けられて
いる。
【0056】振幅変調回路41は位相反転器38と駆動
用固定電極11aとの間に介設され、また、振幅変調回
路42は、駆動信号発生部37と、駆動用固定電極11
bとの間に介設されている。搬送波発振回路40は、第
1実施形態例に示した搬送波発振回路25と同様に、振
動子7の共振周波数fよりも高い周波数を持つ図2
(b)に示されるような搬送波Vcを出力する。この第
2実施形態例では、搬送波の周波数fは振動子7の共
振周波数fの10倍以上の周波数となっている。
【0057】振幅変調回路41は、位相反転器38から
出力された信号を変調波として利用し、搬送波発振回路
40から出力された搬送波を振幅変調する。これによ
り、図2(c)に示されるような振幅変調された信号V
kが生成され、この信号Vkが駆動信号して駆動用固定電
極11aに加えられる。
【0058】また、同様に、振幅変調回路42は、駆動
信号発生部37から出力された信号を変調波として利用
し、搬送波発振回路40から出力された搬送波を振幅変
調し、この振幅変調された信号が駆動信号として駆動用
固定電極11bに加えられる。このように、この第2実
施形態例では、駆動信号発生部37は変調波発生回路と
成している。
【0059】このように各駆動用固定電極11a,11
bにそれぞれ駆動信号が供給され、これにより、振動子
7は略共振周波数fでもってx方向に共振振動するこ
ととなる。この第2実施形態例では、駆動信号発生部3
7と位相反転器38と搬送波発振回路40と振幅変調回
路41,42によって振動子7の駆動回路が構成されて
いる。
【0060】低域通過フィルタ44は第1のC−V変換
部31と第1の増幅器33との間に介設され、また、低
域通過フィルタ45は第2のC−V変換部32と第2の
増幅器34との間に介設されている。これら低域通過フ
ィルタ44,45は、それぞれ、第1実施形態例に示し
た低域フィルタ27と同様に、検出信号出力部である第
1又は第2のC−V変換部31,32により出力された
検出信号の周波数よりも高く、かつ、搬送波の周波数よ
りも低いしきい値周波数を有しており、このしきい値周
波数よりも低い周波数の信号を通過させる。
【0061】つまり、この低域通過フィルタ44,45
によって、検出信号から、しきい値周波数よりも高い駆
動信号の干渉によるクロストークノイズは除去され、検
出信号のみを取り出すことができる。その検出信号は第
1又は第2の増幅器33,34を介して差動増幅器35
に加えられ、この差動増幅器35によって、振動子7の
y方向の振動に起因した信号成分のみが取り出される。
この第2実施形態例では、第1のC−V変換部31と第
2のC−V変換部32と第1の増幅器33と第2の増幅
器34と低域通過フィルタ44,45と差動増幅器35
によって、振動子の振動検出回路が構成されている。
【0062】また、低域通過フィルタ44,45を出力
した検出信号は第1又は第2の増幅器33,34を介し
て加算増幅器36にも出力される。この加算増幅器36
によって振動子7のx方向の振動、つまり、駆動信号に
よる駆動振動に応じたモニタ信号が出力される。この第
2実施形態例では、第1のC−V変換部31と第2のC
−V変換部32と第1の増幅器33と第2の増幅器34
と低域通過フィルタ44,45と加算増幅器36によっ
てモニタ信号検出回路が構成されている。
【0063】この第2実施形態例によれば、第1実施形
態例と同様に、駆動信号の干渉によって検出信号に混入
されるクロストークノイズの周波数を、検出信号の周波
数よりも格段に高くすることが可能な構成を備えたの
で、低域通過フィルタ44,45を利用して、検出信号
からクロストークノイズを除去することが容易となる。
これにより、クロストークノイズに起因した問題を回避
することができて、角速度検知の精度の向上と、角速度
センサ装置の信頼性の向上とを共に図ることができるこ
ととなる。
【0064】また、この第2実施形態例では、第1のC
−V変換部31および第2のC−V変換部32から出力
された検出信号を利用して振動子7の振動状態をモニタ
し、このモニタ信号を利用して駆動信号を発生する自励
振型である。この自励振型である場合には、クロストー
クノイズに起因したモニタ信号の位相ずれによって振動
子7の共振振動が停止してしまうという事態発生の虞が
あったが、この第2実施形態例では、クロストークが除
去された検出信号に基づいてモニタ信号が作り出される
ので、モニタ信号の位相ずれが回避されて、そのような
事態発生を防止することができる。
【0065】なお、この発明は上記各実施形態例に限定
されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例
えば、上記各実施形態例では、搬送波は正弦波状であっ
たが、図4(a)に示されるように矩形状でもよいし、
図4(b)に示されるように三角波状でもよく、搬送波
の形状は限定されるものでない。また、上記各実施形態
例では、変調波は正弦波状であり、振幅変調された信号
波形の包絡線は正弦波状であったが、変調波は振動子7
の略共振周波数fを持っていれば、正弦波状に限定さ
れるものではなく、例えば三角波状であってもよい。こ
の場合には、振幅変調された信号波形は、例えば、図4
(c)に示されるような形状となる。
【0066】また、上記各実施形態例では、搬送波の周
波数fは振動子7の共振周波数f の10倍以上であ
ったが、振動子7の共振周波数fよりも高く、かつ、
検出信号から搬送波の周波数を持つノイズ成分を除去す
ることが可能な周波数であれば、搬送波の周波数f
振動子7の共振周波数fの10倍以上に限定されな
い。
【0067】さらに、第2実施形態例では、自励振型の
角速度センサ装置に本発明を適用した一例を示したが、
もちろん、この発明は、モニタ信号に基づいて振動子7
の振動およびその振幅を安定させるタイプの角速度セン
サ装置にも適用することができるものである。さらにま
た、上記各実施形態例では、角速度センサ装置を例にし
て説明したが、この発明は、角速度センサ装置の振動子
に限定されずに、それ以外の振動子にも適用することが
可能なものである。
【0068】
【発明の効果】この発明によれば、振動子の共振周波数
よりも高い周波数を持つ搬送波を振動子の略共振周波数
でもって振幅変調し、この振幅変調された信号を駆動信
号として振動子に供給する構成としたので、振動子を略
共振周波数でもって共振動作させることができる上に、
搬送波の周波数は振動子の共振周波数に制約されずに高
くすることができる。これにより、振動子の振動に応じ
た信号を検出出力する場合に、駆動信号の干渉によって
検出信号に混入されるノイズ成分の周波数を検出信号の
周波数よりも格段に高くすることができる。
【0069】これにより、例えば、検出信号の周波数よ
りも高く、かつ、搬送波の周波数(つまり、ノイズ成分
の周波数)よりも低い周波数をしきい値周波数として持
つ低域通過フィルタを設けることによって、検出信号か
らノイズ成分を簡単に除去することができることとな
る。
【0070】このように検出信号から駆動信号の干渉に
よるノイズ成分を除去することができることによって、
例えば、角速度センサ装置にあっては、そのノイズ成分
が除去された検出信号を利用して、角速度の大きさに応
じた信号を精度良く生成することができる。このことか
ら、角速度検知の精度を向上させることができる。ま
た、角速度センサ装置の信頼性を高めることができる。
【0071】さらに、自励振型の角速度センサ装置にあ
っては、駆動信号の干渉によるノイズ成分が除去された
モニタ信号を得ることができることとなり、これによ
り、ノイズ成分に起因して自励振が停止してしまうとい
う事態発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態例を説明するための図である。
【図2】変調波と搬送波と振幅変調された信号波との一
例を示す波形図である。
【図3】第2実施形態例を説明するための図である。
【図4】その他の実施形態例を説明するための図であ
る。
【図5】従来の角速度センサ装置の一例を示す説明図で
ある。
【図6】従来の駆動信号の一波形例を検出信号の一波形
例と共に示す波形図である。
【図7】従来の自励振型の角速度センサ装置の一例を示
す説明図である。
【図8】図7に示す角速度センサ装置における検出信号
を説明するための図である。
【符号の説明】
1,30 角速度センサ装置 7 振動子 24 変調波発生回路 25,40 搬送波発振回路 26,41,42 振幅変調回路 27,44,45 低域通過フィルタ 37 駆動信号発生部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動信号に基づいて振動子を共振駆動さ
    せる方法において、振動子の共振周波数よりも高い周波
    数を持つ搬送波を振動子の略共振周波数でもって振幅変
    調し、この振幅変調された信号を駆動信号として振動子
    に供給することを特徴とした振動子の駆動方法。
  2. 【請求項2】 振動子に駆動信号を供給して振動子を共
    振駆動させるための回路であって、振動子の共振周波数
    よりも高い周波数を持つ搬送波を出力する搬送波発振回
    路と、振動子の略共振周波数を持つ変調波を出力する変
    調波発生回路と、搬送波発振回路から出力された搬送波
    を変調波発生回路から出力された変調波に基づき振幅変
    調する振幅変調回路とを有し、振幅変調回路により振幅
    変調された信号を駆動信号として振動子に加えることを
    特徴とした振動子の駆動回路。
  3. 【請求項3】 変調波発生回路は、駆動信号による振動
    子の振動に応じたモニタ信号を利用して、振動子を自励
    振動させるべくモニタ信号よりも位相遅れを持った信号
    を変調波として出力する構成と成していることを特徴と
    した請求項2記載の振動子の駆動回路。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3記載の振動子の駆
    動回路から出力された駆動信号によって振動する振動子
    の振動検出回路であって、振動子の振動に応じた検出信
    号を出力する検出信号出力部が設けられており、検出信
    号の周波数よりも高く、かつ、搬送波の周波数よりも低
    い周波数をしきい値周波数として持ち、前記検出信号出
    力部により出力された検出信号から、しきい値周波数よ
    りも高い駆動信号の干渉によるノイズ成分を除去し、し
    きい値周波数よりも低い信号成分を通過させる低域通過
    フィルタが設けられていることを特徴とした振動子の振
    動検出回路。
  5. 【請求項5】 角速度センサ部としての振動子が設けら
    れており、請求項2又は請求項3記載の振動子の駆動回
    路を備えると共に、請求項4記載の振動子の振動検出回
    路が設けられていることを特徴とした角速度センサ装
    置。
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