JP2003028301A - 金属ガスケット - Google Patents

金属ガスケット

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耕作 植田
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 金属ガスケット1は第1ガスケット基板
11と第2ガスケット基板21とを備え、第1ガスケッ
ト基板11には燃焼室孔3を囲繞する断面コ字形の第1
段差ストッパー12と、当該第1段差ストッパー12を
囲繞する第1ボアビード13を設け、第2ガスケット基
板21にも第2段差ストッパー22と第2ボアビード2
3がそれぞれ第1段差ストッパー12と第1ボアビード
13に重合する位置に設けられている。これら各段差ス
トッパー12,22の幅L1,L2や、高さH1,H2
や、壁面角度θ1A、θ1B、θ2A、θ2Bや、さら
に各ボアビード13,23の幅l1、l2や高さh1、
h2は、燃焼室孔3の周囲に沿って変化させることがで
きる。 【効果】 シリンダブロックとシリンダヘッドの相対変
位に対して優れた追従性をもち、シリンダボア周辺で変
化する面圧を均一化して優れたシール性を確保すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属ガスケットに関
し、より詳しくは2枚のガスケット基板を用い、それぞ
れのガスケット基板に段差ストッパーとボアビードとを
設けた金属ガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、第1の金属ガスケットとして、シ
リンダヘッドとシリンダブロックとの間に挟持されるガ
スケット基板に、シリンダボアに合わせて燃焼室孔を穿
設し、また該ガスケット基板に、円周方向に連続して上
記燃焼室孔を囲む断面コ字形の段差ストッパーを形成す
るとともに、該段差ストッパーの外周側に円周方向に連
続して該段差ストッパーを囲むボアビードを形成したも
のが知られている(特開昭61−255253号公報)。
また、第2の金属ガスケットとして、シリンダヘッドと
シリンダブロックとの間に挟持されるガスケット基板
に、シリンダボアに合わせて燃焼室孔を穿設するととも
に、円周方向に連続して上記燃焼室孔を囲むボアビード
を形成し、さらに上記ボアビードの内周側に円周方向に
連続する金属製のシムを溶接した金属ガスケットも知ら
れている。さらに、第3の金属ガスケットとして、上記
シムを有する金属ガスケットのガスケット基板に、さら
に別のガスケット基板を重合させ、双方のガスケット基
板に設けたボアビードを相互に重合させた金属ガスケッ
トも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、シリ
ンダブロックやシリンダヘッドにはアルミが使用される
ようになってきているため、シリンダブロックとシリン
ダヘッドをボルトによって締付ける際、当該ボルトの締
付軸力を大きくしてシール性を向上させようとしても、
アルミ自体の硬度が低いために、締付軸力を大きくする
とシリンダブロックとシリンダヘッドに座屈が生じると
いう問題がある。しかも、アルミは熱による膨張や収縮
による寸法の変化が大きいので、上述したような金属ガ
スケットでは十分にエンジンのシールをすることができ
なくなっている。すなわち、ガスケット基板に使用され
る材料は、一般的にある程度の硬度が必要とされている
ため、上述した第1の金属ガスケットにおいては、その
材料から成形することができる段差ストッパーの高さに
は限界がある。その結果、当該段差ストッパーの高さを
上記相対変位に見合うだけの高さに成形することは困難
であり、十分な面圧を得られない金属ガスケットでは、
十分なシール性を得ることができなかった。一方、シム
を用いる上述した第2の金属ガスケットでは、シム自体
に厚さをつけるのは容易であるので、相対変位に見合う
だけの高さを持つシムをガスケット基板に設けることが
できるが、シムは弾力性に乏しく、シリンダブロックと
シリンダヘッドの変形に対する追従性が低くなることか
ら、この金属ガスケットもシール性の悪いものとなって
いる。また、上記シムを有するガスケット基板に、さら
にガスケット基板を重合させ、双方のガスケット基板に
設けたボアビードを重合させた第3の金属ガスケットで
は、2つのボアビードが重合するためにボアビード部で
の追従性は向上するが、シム部での追従性は向上してい
ないため、シム部でのシール性は依然として低く、今日
のエンジンでは対応しきれなくなっている。さらに、上
記シムを用いる第2、第3の金属ガスケットでは、金属
ガスケットの製造過程においてシムとガスケット基板を
溶接する必要があるので、コストが高くなるという問題
も有している。以上のような問題に鑑み、本発明はシリ
ンダブロックとシリンダヘッドの相対変位に対して優れ
た追従性をもち、シリンダボア周辺で変化する面圧を均
一化することができる、シール性に優れた金属ガスケッ
トを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の金属
ガスケットは、シリンダヘッドとシリンダブロックとの
間に挟持される第1ガスケット基板と第2ガスケット基
板とを備え、各ガスケット基板のそれぞれにシリンダボ
アに合わせて燃焼室孔を穿設し、上記第1ガスケット基
板に、円周方向に連続して上記燃焼室孔を囲む断面コ字
形の第1段差ストッパーを形成するとともに、該段差ス
トッパーの外周側に円周方向に連続して該第1段差スト
ッパーを囲む第1ボアビードを形成し、また上記第2ガ
スケット基板に、上記第1段差ストッパーと重合する位
置に円周方向に連続する断面コ字形の第2段差ストッパ
ーを形成するとともに、上記第1ボアビードと重合する
位置に円周方向に連続する第2ボアビードを形成したこ
とを特徴とするものである。
【0005】上記の構成による金属ガスケットによれ
ば、第1段差ストッパーと第2段差ストッパーとが重合
しているため、2つの段差ストッパーによる高さの合計
から、従来に比べて十分に高い段差ストッパーを得られ
ることとなり、したがってシリンダボアの全周にかけて
十分な面圧を得ることができる。さらに段差ストッパー
の弾性力とボアビードの弾性力とから、シリンダブロッ
クとシリンダヘッドの変形に対する追従性の向上を図る
ことも可能である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図示実施例について本発明を
説明すると、図1および図2において、金属ガスケット
1は第1ガスケット基板11と第2ガスケット基板21
とを備えており、第1ガスケット基板11は第2ガスケ
ット基板21の上に重合された状態で、図示しないシリ
ンダヘッドとシリンダブロックとの間に挟持されてそれ
らの間をシールするようになっている。このとき、第1
ガスケット基板11が上方側の図示しないシリンダヘッ
ドに当接し、第2ガスケット基板21が下方側の図示し
ないシリンダブロックに当接するようになっている。上
記各ガスケット基板11,21は、シリンダブロックの
シリンダボアに合わせて穿設した複数の燃焼室孔3と、
図示しない締結ボルトを挿通するための複数のボルト孔
4と、潤滑油を流通させる油孔5および冷却水を流通さ
せるための水孔6とをそれぞれ備えており、それぞれプ
レス加工によって成形されている。ここで、図1に示す
A−A部およびC−C部はそれぞれ2ヶ所のボルト孔4
の中間に位置しているが、特にA−A部は並設された燃
焼室孔3の間に位置している。またB−B部はボルト孔
4の近傍となっている。そして、エンジン組み立ての際
にシリンダヘッドとシリンダブロックをボルトによって
締め付ける際、上記B−B部の金属ガスケット1にはボ
ルトの締付軸力によって最も面圧の加わる箇所であり、
逆にA−A部が面圧の最も低い箇所となる。C−C部は
A−A部と同様にボルト孔4の中間であるが、A−A部
に比べて面圧が高い部分となっている。
【0007】図2に示す第1ガスケット基板11には、
燃焼室孔3を囲繞してその下方側に、すなわち第2ガス
ケット基板21に向けて突出する円周方向に連続した無
端状の第1段差ストッパー12が形成されるとともに、
該第1段差ストッパー12の外周側に第1段差ストッパ
ー12を囲む円周方向に連続した無端状の第1ボアビー
ド13が形成されている。この第1ボアビード13は、
上記第1段差ストッパー12と同方向に突出している。
上記第1段差ストッパー12は断面コ字形に形成されて
おり、燃焼室孔3側となる第1内周壁面12Aと、燃焼
室孔3の反対側に形成された第1外周壁面12Bと、さ
らに第1内周壁面12Aと第1外周壁面12Bとを連結
する第1天面12Cとを備えている。他方、第2ガスケ
ット基板21には、上記第1段差ストッパー12と重合
する位置に、その第1段差ストッパー12に向けて上方
に突出する第2段差ストッパー22が設けられている。
この第2段差ストッパー22は、上記第1ガスケット基
板11と同様に、断面コ字形に形成されており、また第
1ボアビード13と重合する位置には上方側に向けて突
出する円周方向に連続した無端状の第2ボアビード23
が形成されている。そして上記第2段差ストッパー22
も、燃焼室孔3側となる第2内周壁面22Aと、燃焼室
孔3の反対側に形成された第2外周壁面22Bと、さら
に第2内周壁面22Aと第2外周壁面22Bとを連結す
る第2天面22Cとを備えている。
【0008】さらに、第1ガスケット基板11におい
て、上記第1内周壁面12Aの基部と第1外周壁面12
Bの基部との距離を第1段差ストッパー12の幅L1と
し、第2ガスケット基板21においても、上記第2内周
壁面22Aの基部と第2外周壁面22Bの基部との距離
を第2段差ストッパー22の幅L2としている。そして
本実施例においては、上記幅L1と幅L2とは等しくな
るように設定している。また、第1ボアビード13にお
ける2ヶ所の基部の距離を第1ボアビード13の幅l1
とし、第2ボアビード23における2ヶ所の基部の距離
を第2ボアビード23の幅l2としている。そして本実
施例においては、上記幅l1と幅l2とは等しくなるよ
うに設定している。さらに、第1段差ストッパー12の
第1天面12Cと第1ガスケット基板11の基部との距
離を高さH1、第2段差ストッパー22の天面と第2ガ
スケット基板21の基部との距離を高さH2としてい
る。また、第1ボアビード13の頂部と第1ガスケット
基板11の基部との距離を高さh1、第2ボアビード2
3の頂部と第2ガスケット基板21の基部との距離を高
さh2としている。そして本実施例においては、上記高
さH1と高さH2とは等しくなるように、また高さh1
と高さh2も等しくなるように設定し、かつ高さh1、
h2は高さH1、H2よりも大きくなるように設定して
いる。また、第1段差ストッパー12の第1内周壁面1
2Aと、第1ガスケット基板11の平坦部とでなす角度
を第1内周壁面角度θ1Aとし、第1段差ストッパー1
2の第1外周壁面12Bと、第1ガスケット基板11の
平坦部とでなす角度を第1外周壁面角度θ1Bとしてい
る。同様に、第2段差ストッパー22の第2内周壁面2
2Aと、第2ガスケット基板21の平坦部とでなす角度
を第2内周壁面角度θ2Aとし、第2段差ストッパー2
2の第2外周壁面22Bと、第2ガスケット基板21の
平坦部とでなす角度を第2外周壁面角度θ2Bとしてい
る。そして本実施例では各角度θ1A、θ1B、θ2
A、θ2Bはそれぞれ90度に設定してあり、したがっ
て各段差ストッパー12,22における各壁面12A,
12B,22A,22Bはほぼ垂直に成形されている。
【0009】以上のような構成の金属ガスケット1にお
いては、シリンダヘッドとシリンダブロックとがボルト
によって締め付けられる際、例えば第1ガスケット基板
11では、第1段差ストッパー11の基部と第1ボアビ
ード13の基部とによって、合計で4本のシール線がシ
リンダヘッド上にでき、シリンダヘッド側にも第2ガス
ケット基板21によって同様に4本のシール線ができる
ことになる。そして、アルミを素材とするエンジンのよ
うに、シリンダヘッドとシリンダブロックとで相対変位
の大きいエンジンであっても、2つの段差ストッパー1
1,21を重合させることによって、十分な高さの段差
ストッパーを得ることができるので、上記相対変位に対
する優れた追従性を得ることができる。
【0010】図3は図2の金属ガスケット1に対して、
第1段差ストッパー12と第2段差ストッパー22を互
いに反対側に向かせ、第1ボアビード13と第2ボアビ
ード23も反対側に向かせた構成となっている。このよ
うな構成の金属ガスケット1においては、シリンダヘッ
ドとシリンダブロックとがボルトによって締め付けられ
た際に、各段差ストッパー12,22の天面12C、2
2Cと各ボアビード13,23の頂部とがそれぞれシリ
ンダヘッドとシリンダブロックに圧縮されて変形される
ことになる。その結果、エンジンをシールするシール面
幅を大きくすることができるので、アルミ製のエンジン
にこの金属ガスケット1を使用すれば座屈を防ぐことが
でき、しかもシール面幅の大きいこの金属ガスケット1
は、鋳巣が発生しやすいアルミ製エンジンに適してい
る。
【0011】図4に示す金属ガスケット1は図2に示す
金属ガスケット1に対し、第1段差ストッパー12の幅
L1を第2段差ストッパー22の幅L2よりも狭く設定
した金属ガスケット1となっている。そして、A−A部
での第1段差ストッパー12の幅L1をB−B部での第
1段差ストッパー12の幅L1よりも狭く設定し、A−
A部とB−B部との間では第1段差ストッパー12の形
状を徐々に変化させている。また、C−C部での第1段
差ストッパー12の幅L1を、A−A部とB−B部にお
ける第1段差ストッパー12の幅L1の値に対してほぼ
中間の値に設定し、C−C部とB−B部との間でも第1
段差ストッパー12の形状を徐々に変化させている。こ
のように、A−A部、C−C部、B−B部の順で第1段
差ストッパー12の幅L1を拡大させ、この第1段差ス
トッパー12の幅L1の変化によって各断面での第1段
差ストッパー12の剛性を変化させている。他方、第2
段差ストッパー22の幅L2は、一定に保っている。
【0012】図4の構成によれば、シリンダヘッドとシ
リンダブロックとを締め付ける際、最も面圧のかかるB
−B部における第1段差ストッパー12の幅L1は最も
幅が広くなり、他方、最も面圧の低くなるA−A部にお
ける第1段差ストッパー12の幅L1は最も幅が狭くな
る。このように、シリンダヘッドとシリンダブロックと
が締め付けられる時に生じる各断面での面圧の変化に対
応して、各断面での第1段差ストッパー12の幅を変化
させることで、金属ガスケット1にかかる面圧を分散さ
せ、金属ガスケット1にかかる面圧を実質的に均一にす
ることができる。なお、上記実施例とは逆に、第1段差
ストッパー12の幅L1を一定に保ち、第2段差ストッ
パー22の幅L2を徐々に変化させてもよいし、或いは
第1段差ストッパー12と第2段差ストッパー22の幅
L1,L2をそれぞれ変化させてもよい。
【0013】図5に示す金属ガスケット1は図2に示す
金属ガスケット1に対し、第2段差ストッパー22の高
さH2を第1段差ストッパー12の高さH1よりも低く
設定した金属ガスケット1となっている。すなわち、A
−A部での第1段差ストッパー12の高さH1をB−B
部での第1段差ストッパー12の高さH1よりも低く設
定し、A−A部とB−B部との間では第1段差ストッパ
ー12の形状を徐々に変化させている。また、C−C部
での第1段差ストッパー12の高さH1を、A−A部と
B−B部における第1段差ストッパー12の高さH1の
値に対してほぼ中間の値に設定し、C−C部とB−B部
との間でも第1段差ストッパー12の形状を徐々に変化
させている。他方、第2段差ストッパー22の高さH2
は、一定に保っている。
【0014】このように、図5に示す実施例では、A−
A部、C−C部、B−B部の順で第1段差ストッパー1
2の高さH1を増大させ、この高さH1の変化によって
各断面での第1段差ストッパー12の剛性と弾力性を変
化させている。すなわち、シリンダヘッドとシリンダブ
ロックとを締め付ける際、最も面圧のかかるB−B部に
おける第1段差ストッパー12の高さH1は最も低くな
り、他方、最も面圧の低くなるA−A部における第1段
差ストッパー12の高さH1は最も高くなるこのよう
に、シリンダヘッドとシリンダブロックとが締め付けら
れる時に生じる各断面での面圧の変化に対応して、各断
面での第1段差ストッパー12の高さを変化させること
で、金属ガスケット1にかかる面圧を分散させ、金属ガ
スケット1にかかる面圧を均一にすることができる。な
お、上記実施例とは逆に、第1段差ストッパー12の高
さH1を一定に保ち、第2段差ストッパー22の高さH
2を徐々に変化させてもよいし、或いは第1段差ストッ
パー12と第2段差ストッパー22の高さH1,H2を
それぞれ変化させてもよい。
【0015】図6に示す金属ガスケット1は図2に示す
金属ガスケット1に対し、第1段差ストッパー12の第
1内周壁面角度θ1Aと第1外周壁面角度θ1Bとを大
きく(鈍角に)し、さらに第2段差ストッパー22の第2
内周壁面角度θ2Aと第2外周壁面角度θ2Bも大きく
設定している。そして、A−A部での第1内周壁面角度
θ1Aと第1外周壁面角度θ1BとをB−B部での第1
内周壁面角度θ1Aと第1外周壁面角度θ1Bよりも小
さく設定し、A−A部とB−B部との間では第1段差ス
トッパー12の形状を徐々に変化させている。また、C
−C部での第1内周壁面角度θ1Aと第1外周壁面角度
θ1Bを、A−A部とB−B部における第1内周壁面角
度θ1Aと第1外周壁面角度θ1Bの値に対してそれぞ
れほぼ中間の値に設定し、C−C部とB−B部との間で
も第1段差ストッパー12の形状を徐々に変化させてい
る。
【0016】このように本実施例では、A−A部、C−
C部、B−B部の順で第1壁面角度θ1を増大させ、こ
の第1段差ストッパー12の第1内周壁面12Aと第1
外周壁面角度θ1Bの変化によって各断面での第1段差
ストッパー12の剛性を変化させている。すなわち、シ
リンダヘッドとシリンダブロックとを締め付ける際、最
も面圧のかかるB−B部においては、第1内周壁面角度
θ1Aと第1外周壁面角度θ1Bとの角度を最も大きな
角度に設定している。そして、最も面圧の低くなるA−
A部においては、第1内周壁面角度θ1Aと第1外周壁
面角度θ1Bとの角度を最も小さな角度(但し鈍角)に設
定している。このように、シリンダヘッドとシリンダブ
ロックとが締め付けられる時に生じる各断面での面圧の
変化に対応して、各断面での第1段差ストッパー12の
角度を変化させることで、金属ガスケット1にかかる面
圧を分散させ、金属ガスケット1にかかる面圧を均一に
することができる。なお、本実施例では第1内周壁面角
度θ1Aと第1外周壁面角度θ1Bとは同一角度に設定
しているが、これに限られるものではなく、第1内周壁
面角度θ1Aと第1外周壁面角度θ1Bの角度を異なら
せることで、第1段差ストッパー12の第1天面12C
にかかる面圧を燃焼室孔3側とその外側とで変化させ
て、当該第1天面12Cにかかる面圧を調整することも
可能である。また、このことは第2段差ストッパーにも
当てはまることはいうまでもない。
【0017】図7は図3の金属ガスケット1を基礎とし
て、第1段差ストッパー12と第2段差ストッパー22
の間に形成される空間に軟質部材7を挿入したものであ
る。その空間に軟質部材7を挿入することで、第1、第
2段差ストッパー12,22の面圧を増大させることが
でき、それによって金属ガスケット1のシール性の向上
を図ることができる。上記軟質部材7としては、例えば
アルミ材、合成樹脂材、ゴム材などを用いることがで
き、エンジンの種類によって使い分けることができる。
この金属ガスケット1も、上記図4〜図6に示す金属ガ
スケット1と同様に、各段差ストッパー12,22の幅
L1,L2、高さH1,H2、壁面角度θ1A、θ1
B、θ2A、θ2BをA−A部、B−B部、C−C部の
各断面で変化させることで、各断面ごとに金属ガスケッ
ト1の剛性や弾力性を変化させることができる。
【0018】図8は図2の金属ガスケット1を基礎とし
て、第1段差ストッパー12と第2段差ストッパー22
とが重合する位置に、スペーサー8を挿入したものであ
る。上記スペーサー8はステンレスやSPC材で製造し
てあり、このスペーサー8の幅L3と厚さH3も燃焼室
孔3に沿って変化させている。すなわち、シリンダヘッ
ドとシリンダブロックとを締め付ける際、最も面圧のか
かるB−B部ではスペーサー8の厚さH3を薄くすると
ともに幅L3を狭く設定し、最も面圧の低くなるA−A
部ではスペーサー8の厚さH3を厚くするとともに幅L
3を広く設定している。またC−C部では、スペーサー
8の寸法はB−B部とA−A部に対してほぼ中間の寸法
に設定してある。このように、シリンダヘッドとシリン
ダブロックとが締め付けられる時に生じる各断面での面
圧の変化に対応して、各断面でのスペーサー8の厚さと
幅とを変化させることで、金属ガスケット1にかかる面
圧を均一にすることができる。さらに、このスペーサー
8を用いた金属ガスケット1を、図4〜図6のように各
段差ストッパー12,22の寸法を変化させながら用い
ることで、さらに効果的に面圧の均一化を図ることがで
きる。
【0019】図9は図8に示したスペーサー8を第1ボ
アビード13と第2ボアビード23とが重合する位置ま
で延長したものであり、図8の金属ガスケット1では各
ボアビード13,23部でのシール性が不足するときに
効果的である。このスペーサーも図8の金属ガスケット
1と同様、シリンダヘッドとシリンダブロックとを締め
付ける際、最も面圧のかかるB−B部ではスペーサー8
の厚さH3を薄くするとともに幅L3を狭く設定し、最
も面圧の低くなるA−A部ではスペーサー8の厚さH3
を厚くするとともに幅L3を広く設定している。そして
C−C部では、スペーサー8の寸法はB−B部とA−A
部に対してほぼ中間の寸法に設定してある。なお、図9
のスペーサー8を用いた金属ガスケット1において、図
4〜図6のように各段差ストッパー12,22の寸法を
変化させながら用いることで、さらに効果的に面圧の均
一化を図ることができる。また、図8、図9の金属ガス
ケット1では、各段差ストッパー12,22及び各ボア
ビード13,23は互いに向き合っているが、図3の金
属ガスケット1のように各段差ストッパー12,22及
びボアビード13,23を互いに反対方向に向けた状態
であっても同様のシール性を持つ金属ガスケット1を得
ることができる。
【0020】なお、図2〜図9に示す金属ガスケット1
において、図4〜図6に示される金属ガスケット1のよ
うに、各段差ストッパー12,22の幅L1,L2、高
さH1,H2、壁面角度θ1A、θ1B、θ2A、θ2
Bを複合的に組み合わせて使用してもよい。また、上記
実施例において、図2〜図9の金属ガスケット1におけ
る第1ボアビード13と第2ボアビード23は、第1ガ
スケット基板11と第2ガスケット基板21とが重合す
る位置では同一の寸法で設定されているが、これに限ら
れるものではなく、第1ガスケット基板11と第2ガス
ケット基板21とが重合する位置で互いに異なる寸法で
各ボアビード13,23を成形してもよい。この場合
も、シリンダヘッドとシリンダブロックとを締め付ける
際、最も面圧のかかるB−B部では、各ボアビード1
3,23の幅l1、l2を広く、高さh1、h2を低く
し、最も面圧の低くなるA−A部では、各ボアビード1
3,23の幅l1、l2を狭く、高さh1、h2を高く
するようにすればよい。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、第1ガ
スケット基板と第2ガスケット基板とのそれぞれに段差
ストッパーとボアビードとを形成しているので、シリン
ダブロックとシリンダヘッドの相対変位に対して優れた
追従性をもち、シリンダボア周辺で変化する面圧を均一
化して優れたシール性を確保することができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属ガスケットを示す平面図。
【図2】本発明の第1実施例を示す図1の拡大断面図。
【図3】本発明の第2実施例を示す断面図。
【図4】本発明の第3実施例を示す断面図。
【図5】本発明の第4実施例を示す断面図。
【図6】本発明の第5実施例を示す断面図。
【図7】本発明の第6実施例を示す断面図。
【図8】本発明の第7実施例を示す断面図。
【図9】本発明の第8実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1 金属ガスケット 3 燃焼室孔 11 第1ガスケット基板 12 第1段差ストッパ
ー 13 第1ボアビード 21 第2ガスケット基
板 22 第2段差ストッパー 23 第2ボアビード
フロントページの続き (72)発明者 藤木 亮介 愛知県豊田市緑ヶ丘3丁目65番地 大豊工 業株式会社内 (72)発明者 内田 健二 愛知県豊田市緑ヶ丘3丁目65番地 大豊工 業株式会社内 (72)発明者 植田 耕作 埼玉県熊谷市大字三ヶ尻字出口3308 日本 メタルガスケット株式会社内 (72)発明者 小林 信秀 埼玉県熊谷市大字三ヶ尻字出口3308 日本 メタルガスケット株式会社内 Fターム(参考) 3J040 AA01 AA11 EA07 EA08 EA10 EA27 EA39 FA01 HA17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドとシリンダブロックとの
    間に挟持される第1ガスケット基板と第2ガスケット基
    板とを備え、各ガスケット基板のそれぞれにシリンダボ
    アに合わせて燃焼室孔を穿設し、上記第1ガスケット基
    板に、円周方向に連続して上記燃焼室孔を囲む断面コ字
    形の第1段差ストッパーを形成するとともに、該段差ス
    トッパーの外周側に円周方向に連続して該第1段差スト
    ッパーを囲む第1ボアビードを形成し、また上記第2ガ
    スケット基板に、上記第1段差ストッパーと重合する位
    置に円周方向に連続する断面コ字形の第2段差ストッパ
    ーを形成するとともに、上記第1ボアビードと重合する
    位置に円周方向に連続する第2ボアビードを形成したこ
    とを特徴とする金属ガスケット。
  2. 【請求項2】 上記第1段差ストッパーと第2段差スト
    ッパーとの少なくともいずれか一方の幅は、上記燃焼室
    孔に沿って変化していることを特徴とする請求項1に記
    載の金属ガスケット。
  3. 【請求項3】 上記第1段差ストッパーと第2段差スト
    ッパーとの少なくともいずれか一方の高さは、上記燃焼
    室孔に沿って変化していることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の金属ガスケット。
  4. 【請求項4】 上記第1段差ストッパーは、燃焼室孔側
    となる第1内周壁面と、外側となる第1外周壁面と、両
    壁面を連結する第1天面とから断面コ字形に形成されて
    おり、また上記第2段差ストッパーは、燃焼室孔側とな
    る第2内周壁面と、外側となる第2外周壁面と、両壁面
    を連結する第2天面とから断面コ字形に形成されてお
    り、 上記第1内周壁面と第1ガスケット基板の平坦部とでな
    す第1内周壁面角度と、第1外周壁面と第1ガスケット
    基板の平坦部とでなす第1外周壁面角度と、上記第2内
    周壁面と第2ガスケット基板の平坦部とでなす第2内周
    壁面角度と、第2外周壁面と第2ガスケット基板の平坦
    部とでなす第2外周壁面角度との少なくともいずれかの
    角度は、上記燃焼室孔に沿って変化していることを特徴
    とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の金属
    ガスケット。
  5. 【請求項5】 上記第1ボアビードの幅と、上記第1ボ
    アビードの高さと、上記第2ボアビードの幅と、上記第
    2ボアビードの高さとの少なくともいずれかは、上記燃
    焼室孔に沿って変化していることを特徴とする請求項1
    ないし請求項4のいずれかに記載の金属ガスケット。
  6. 【請求項6】 上記第1段差ストッパーと第2段差スト
    ッパーは各天面が互いに離隔する方向に突出し、また上
    記第1ボアビードと第2ボアビードも各天面が互いに離
    隔する方向に突出しており、さらに第1段差ストッパー
    と第2段差ストッパーとによって形成される空間内に軟
    質部材が挿入されていることを特徴とする請求項1から
    請求項5のいずれかに記載の金属ガスケット。
  7. 【請求項7】 上記第1段差ストッパーと第2段差スト
    ッパーとの間に円周方向に連続するスペーサが挿入され
    ていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいず
    れかに記載の金属ガスケット。
  8. 【請求項8】 上記スペーサの厚さと幅との少なくとも
    いずれか一方は燃焼室孔に沿って変化していることを特
    徴とする請求項7に記載の金属ガスケット。
  9. 【請求項9】 上記スペーサは第1ボアビードと第2ボ
    アビードとの間にも挿入されていることを特徴とする請
    求項7又は請求項8に記載の金属ガスケット。
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