JP2003027841A - 開口部の防水方法及び防水テープ - Google Patents
開口部の防水方法及び防水テープInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 建物躯体の開口部の防水方法において、時間
の経過後でも透湿防水シートの性能が損なわれず、長期
にわたり良好な防水性能を発揮しうる開口部の防水方法
及び防水テープを提供する。 【解決手段】 サッシ枠1の外周縁部1aの上に、ブリ
ード成分を含まない粘着剤を基材の両側に積層した防水
テープ2を貼着し、その防水テープ2の上に透湿防水シ
ート3の端部3aを接合する開口部の防水方法及び、ブ
リード成分を含まない粘着剤を基材の片側に積層した防
水テープを用いて、サッシ枠外周縁部と透湿防水シート
端部とを接合する開口部の防水方法、並びにこの防水方
法に用られる防水テープ。
の経過後でも透湿防水シートの性能が損なわれず、長期
にわたり良好な防水性能を発揮しうる開口部の防水方法
及び防水テープを提供する。 【解決手段】 サッシ枠1の外周縁部1aの上に、ブリ
ード成分を含まない粘着剤を基材の両側に積層した防水
テープ2を貼着し、その防水テープ2の上に透湿防水シ
ート3の端部3aを接合する開口部の防水方法及び、ブ
リード成分を含まない粘着剤を基材の片側に積層した防
水テープを用いて、サッシ枠外周縁部と透湿防水シート
端部とを接合する開口部の防水方法、並びにこの防水方
法に用られる防水テープ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物躯体の開口部
の防水方法及び防水テープに関し、詳しくは住宅等の建
築物において好適に適用される、壁等に形成された開口
部の防水方法及びこの防水方法に用いられる防水テープ
に関する。
の防水方法及び防水テープに関し、詳しくは住宅等の建
築物において好適に適用される、壁等に形成された開口
部の防水方法及びこの防水方法に用いられる防水テープ
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅の外壁構造は、断熱材と外壁
材の間に通気空間を設けて空気を流通させる通気構法が
多用されている。これは、壁内の断熱材に湿気を吸収し
難くさせることにより、室内外の温度差による結露を防
止し、かつ排水性も良好にして、断熱材や木材の劣化を
防止する為である。上記通気構法においては、通常、断
熱材の室外側に透湿防水シートを設ける方法が好ましく
用いられる。これは、水は透過せず水蒸気は透過すると
いう透湿防水シートの特性を利用して、断熱材中の湿気
を通気空間に排出するとともに、外壁材の隙間を通して
進入してくる雨水を防止するためである。
材の間に通気空間を設けて空気を流通させる通気構法が
多用されている。これは、壁内の断熱材に湿気を吸収し
難くさせることにより、室内外の温度差による結露を防
止し、かつ排水性も良好にして、断熱材や木材の劣化を
防止する為である。上記通気構法においては、通常、断
熱材の室外側に透湿防水シートを設ける方法が好ましく
用いられる。これは、水は透過せず水蒸気は透過すると
いう透湿防水シートの特性を利用して、断熱材中の湿気
を通気空間に排出するとともに、外壁材の隙間を通して
進入してくる雨水を防止するためである。
【0003】この様な通気構法においては、特に窓等の
開口部の防水方法が重要であり、例えば、特開平9−9
6167号公報には、開口部に敷設された防水シート
(好ましくは透湿防水シート)の上からサッシ枠が取り
付けられ、サッシ枠と防水シートにこれらを接合する防
水テープが貼設されたもの(同公報図2参照)や、開口
部に取り付けられたサッシ枠の上に両面が粘着性を有す
る防水テープが貼付され、この防水テープの上に防水シ
ートの縁部が貼付されたもの(同公報図11参照)等が
開示されている。
開口部の防水方法が重要であり、例えば、特開平9−9
6167号公報には、開口部に敷設された防水シート
(好ましくは透湿防水シート)の上からサッシ枠が取り
付けられ、サッシ枠と防水シートにこれらを接合する防
水テープが貼設されたもの(同公報図2参照)や、開口
部に取り付けられたサッシ枠の上に両面が粘着性を有す
る防水テープが貼付され、この防水テープの上に防水シ
ートの縁部が貼付されたもの(同公報図11参照)等が
開示されている。
【0004】また、これら防水テープ用の粘着剤として
は、従来、未加硫ゴム粘着剤(特開昭54−10201
9号公報参照)やゴム化アスファルト組成物(特開昭6
1−28571号公報参照)が用いられていたが、上記
未加硫ゴム系粘着剤には、通常、プロセスオイル等の軟
化剤や可塑剤が多用されるのが一般的であり、また、ゴ
ム化アスファルト組成物に用いられるアスファルト成分
には、通常、低分子量物やオイル分が多量に含まれるの
が一般的であった。
は、従来、未加硫ゴム粘着剤(特開昭54−10201
9号公報参照)やゴム化アスファルト組成物(特開昭6
1−28571号公報参照)が用いられていたが、上記
未加硫ゴム系粘着剤には、通常、プロセスオイル等の軟
化剤や可塑剤が多用されるのが一般的であり、また、ゴ
ム化アスファルト組成物に用いられるアスファルト成分
には、通常、低分子量物やオイル分が多量に含まれるの
が一般的であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者の検討によれば、透湿防水シートを用いた通気構法に
おいて、上記特開平9−96167号公報に開示された
開口部の防水方法を用いた場合、初期の防水性は良好で
あっても、時間の経過後は必ずしも充分な防水効果が発
揮できない場合があることが判明し、その原因を追及し
た結果以下のような知見を得るに到った。
者の検討によれば、透湿防水シートを用いた通気構法に
おいて、上記特開平9−96167号公報に開示された
開口部の防水方法を用いた場合、初期の防水性は良好で
あっても、時間の経過後は必ずしも充分な防水効果が発
揮できない場合があることが判明し、その原因を追及し
た結果以下のような知見を得るに到った。
【0006】すなわち、上記のような通気層構法に用い
られる透湿防水シートは、水は透過せず水蒸気は透過す
る微細な孔や隙間を有するフィルム状物からなるが、上
記防水テープに用いられている未加琉ゴム粘着剤やゴム
化アスファルト組成物の粘着剤に多用される可塑剤や軟
化剤、あるいは、アスファルト成分に含まれる低分子量
物やオイル分などのブリード成分(浸出成分)が、上記
透湿防水シートの微細な孔や隙間に浸透しやすいという
こと、そして、そのために透湿防水シートの微細な孔や
隙間が塞がれ透湿性が損なわれたり、透湿防水シートが
膨潤したりすることによって、透湿防水シートにシワが
生じそこから雨水が浸入しやすくなるということ、更に
は透湿防水シートがポリオレフィン系の材質の場合には
上記ブリード成分の浸透により材質劣化することがある
こと等である。
られる透湿防水シートは、水は透過せず水蒸気は透過す
る微細な孔や隙間を有するフィルム状物からなるが、上
記防水テープに用いられている未加琉ゴム粘着剤やゴム
化アスファルト組成物の粘着剤に多用される可塑剤や軟
化剤、あるいは、アスファルト成分に含まれる低分子量
物やオイル分などのブリード成分(浸出成分)が、上記
透湿防水シートの微細な孔や隙間に浸透しやすいという
こと、そして、そのために透湿防水シートの微細な孔や
隙間が塞がれ透湿性が損なわれたり、透湿防水シートが
膨潤したりすることによって、透湿防水シートにシワが
生じそこから雨水が浸入しやすくなるということ、更に
は透湿防水シートがポリオレフィン系の材質の場合には
上記ブリード成分の浸透により材質劣化することがある
こと等である。
【0007】本発明は、上記知見に鑑みなされたもの
で、透湿防水シートに悪影響を及ぼさない防水テープを
用いた開口部の防水方法を鋭意検討の結果、本発明を完
成するに到ったものである。すなわち、本発明の目的
は、透湿防水シートを用いた防水方法において、時間が
経過しても透湿防水シートの性能が損なわれることがな
く、長期にわたって良好な防水性能を発揮しうる開口部
の防水方法及び防水テープを提供することにある。
で、透湿防水シートに悪影響を及ぼさない防水テープを
用いた開口部の防水方法を鋭意検討の結果、本発明を完
成するに到ったものである。すなわち、本発明の目的
は、透湿防水シートを用いた防水方法において、時間が
経過しても透湿防水シートの性能が損なわれることがな
く、長期にわたって良好な防水性能を発揮しうる開口部
の防水方法及び防水テープを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の開口部の
防水方法は、建物躯体の開口部に取り付けたサッシ枠外
周縁部の上に、ブリード成分を含まない粘着剤を基材の
両側に積層した防水テープを貼着し、その防水テープの
上に透湿防水シートの端部を接合することを特徴とす
る。請求項2記載の開口部の防水方法は、建物躯体の開
口部に取り付けたサッシ枠外周縁部の上に、透湿防水シ
ートを敷設し、ブリード成分を含まない粘着剤を基材の
片側に積層した防水テープを用いて、透湿防水シート端
部を覆うようにサッシ枠外周縁部に接合することを特徴
とする。請求項3記載の開口部の防水方法は、建物躯体
の開口部に透湿防水シートを敷設し、その上からサッシ
枠を取り付け、ブリード成分を含まない粘着剤を基材の
片側に積層した防水テープを用いて、サッシ枠外周縁部
を覆うように透湿防水シート端部に接合することを特徴
とする。請求項4記載の防水テープは、請求項1〜3の
何れか1項に記載の開口部の防水方法に用いられるもの
であることを特徴とする。
防水方法は、建物躯体の開口部に取り付けたサッシ枠外
周縁部の上に、ブリード成分を含まない粘着剤を基材の
両側に積層した防水テープを貼着し、その防水テープの
上に透湿防水シートの端部を接合することを特徴とす
る。請求項2記載の開口部の防水方法は、建物躯体の開
口部に取り付けたサッシ枠外周縁部の上に、透湿防水シ
ートを敷設し、ブリード成分を含まない粘着剤を基材の
片側に積層した防水テープを用いて、透湿防水シート端
部を覆うようにサッシ枠外周縁部に接合することを特徴
とする。請求項3記載の開口部の防水方法は、建物躯体
の開口部に透湿防水シートを敷設し、その上からサッシ
枠を取り付け、ブリード成分を含まない粘着剤を基材の
片側に積層した防水テープを用いて、サッシ枠外周縁部
を覆うように透湿防水シート端部に接合することを特徴
とする。請求項4記載の防水テープは、請求項1〜3の
何れか1項に記載の開口部の防水方法に用いられるもの
であることを特徴とする。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
開口部の防水方法において、防水テープに用いられる粘
着剤は、可塑剤や軟化剤、あるいは、アスファルト成分
に含まれる低分子量物やオイル分等のブリード成分を含
まないものである。上記ブリード成分としては、例え
ば、ナフテン系、パラフィン系、芳香族系のプロセスオ
イル類、液状ポリブテン、液状ポリイソブチレン、液状
ポリイソプレンなどの液状ゴム類、ジ2エチルヘキシル
フタレートやジブチルフタレートなどのフタル酸エステ
ル類、ひまし油、トール油などの植物油類、その他ミネ
ラルオイルなどが挙げられる。上記粘着剤としては、例
えば、上記ブリード成分を含まない、アクリル樹脂系、
シリコーン樹脂系、ウレタン樹脂系などの粘着剤が好適
に用いられる。
開口部の防水方法において、防水テープに用いられる粘
着剤は、可塑剤や軟化剤、あるいは、アスファルト成分
に含まれる低分子量物やオイル分等のブリード成分を含
まないものである。上記ブリード成分としては、例え
ば、ナフテン系、パラフィン系、芳香族系のプロセスオ
イル類、液状ポリブテン、液状ポリイソブチレン、液状
ポリイソプレンなどの液状ゴム類、ジ2エチルヘキシル
フタレートやジブチルフタレートなどのフタル酸エステ
ル類、ひまし油、トール油などの植物油類、その他ミネ
ラルオイルなどが挙げられる。上記粘着剤としては、例
えば、上記ブリード成分を含まない、アクリル樹脂系、
シリコーン樹脂系、ウレタン樹脂系などの粘着剤が好適
に用いられる。
【0010】上記防水テープの構成としては、基材の両
側又は片側に上記粘着剤が積層されたものである。上記
基材としては、例えば、不織布、ポリオレフィンフィル
ム、布など従来公知のものならいずれでも良いが、作業
性の観点から手切れ性を有していることが好ましい。こ
こで、手切れ性とはテ−プの流れ方向や巾方向に一直線
に手で切れるフィルム状のものを差し、手切れ性を有す
る基材としては、例えば、ポリエステル、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ナイロン、ビニロンなどの合成繊維
や、綿、パルプ、紡績された糸などを用いて縦横に紡織
された織物、及び、それら織物にポリエチレンやポリプ
ロピレンなどがラミネ−トされたもの、或いは、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ルなどの一軸延伸プラスチックフィルムなどが挙げられ
る。
側又は片側に上記粘着剤が積層されたものである。上記
基材としては、例えば、不織布、ポリオレフィンフィル
ム、布など従来公知のものならいずれでも良いが、作業
性の観点から手切れ性を有していることが好ましい。こ
こで、手切れ性とはテ−プの流れ方向や巾方向に一直線
に手で切れるフィルム状のものを差し、手切れ性を有す
る基材としては、例えば、ポリエステル、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ナイロン、ビニロンなどの合成繊維
や、綿、パルプ、紡績された糸などを用いて縦横に紡織
された織物、及び、それら織物にポリエチレンやポリプ
ロピレンなどがラミネ−トされたもの、或いは、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ルなどの一軸延伸プラスチックフィルムなどが挙げられ
る。
【0011】上記基材の厚みとしては、特に限定されな
いが、薄すぎると引裂強度が弱くなり、不必要な部分ま
で切れやすくなり、厚すぎると手切れし難くなったり貼
り難くなったりするので、10〜500μmであること
が好ましい。上記粘着剤層の厚みとしては、特に限定さ
れないが、薄すぎると粘着力が不十分となりやすく、厚
すぎるとテープ側面から粘着剤が浸み出しやすくなり施
工がし難くなるので、20〜150μmであることが好
ましい。
いが、薄すぎると引裂強度が弱くなり、不必要な部分ま
で切れやすくなり、厚すぎると手切れし難くなったり貼
り難くなったりするので、10〜500μmであること
が好ましい。上記粘着剤層の厚みとしては、特に限定さ
れないが、薄すぎると粘着力が不十分となりやすく、厚
すぎるとテープ側面から粘着剤が浸み出しやすくなり施
工がし難くなるので、20〜150μmであることが好
ましい。
【0012】本発明の開口部の防水方法に用いられる透
湿防水シートとしては、透湿性を有するものであれば特
に限定されないが、例えば、旭デュポンフラッシュスパ
ンプロダクツ社製、商品名「タイベック」等が挙げられ
る。
湿防水シートとしては、透湿性を有するものであれば特
に限定されないが、例えば、旭デュポンフラッシュスパ
ンプロダクツ社製、商品名「タイベック」等が挙げられ
る。
【0013】本発明の請求項4記載の防水テープは、請
求項1〜3の何れか1項に記載の開口部の防水方法に用
いられるものである。請求項1記載の開口部の防水方法
に用いられる防水テープの形状としては、両側の粘着剤
層表面に離型紙が貼り付けられた短冊状のものであって
も良いし、片側の粘着剤層表面に、剥離剤処理が両面に
施された離型紙(両面離型紙)を貼り付け、ロール状に
巻き上げたものてあっても良い。これらの防水テープ
は、施工時には前記離型紙を剥がして使用される。テー
プの巾は特に限定されないが、防水性を確実にする点で
10mm以上であることが好ましい。
求項1〜3の何れか1項に記載の開口部の防水方法に用
いられるものである。請求項1記載の開口部の防水方法
に用いられる防水テープの形状としては、両側の粘着剤
層表面に離型紙が貼り付けられた短冊状のものであって
も良いし、片側の粘着剤層表面に、剥離剤処理が両面に
施された離型紙(両面離型紙)を貼り付け、ロール状に
巻き上げたものてあっても良い。これらの防水テープ
は、施工時には前記離型紙を剥がして使用される。テー
プの巾は特に限定されないが、防水性を確実にする点で
10mm以上であることが好ましい。
【0014】請求項2又は3記載の開口部の防水方法に
用いられる防水テープの形状としては、粘着剤が積層さ
れていない側の基材の表面に剥離処理を施し、ロール状
に巻き上げたものであってもよいし、粘着剤が積層され
た面に離型紙が貼り付けられた、短冊状のもの、或いは
ロール状に巻き上げられたものであっても良い。施工時
には上記離型紙は剥がして使用される。テープの巾は特
に限定されないが、透湿防水シートとサッシ枠それぞれ
に10mm以上貼着することが好ましい点を考慮する
と、20mm以上であることが好ましい。
用いられる防水テープの形状としては、粘着剤が積層さ
れていない側の基材の表面に剥離処理を施し、ロール状
に巻き上げたものであってもよいし、粘着剤が積層され
た面に離型紙が貼り付けられた、短冊状のもの、或いは
ロール状に巻き上げられたものであっても良い。施工時
には上記離型紙は剥がして使用される。テープの巾は特
に限定されないが、透湿防水シートとサッシ枠それぞれ
に10mm以上貼着することが好ましい点を考慮する
と、20mm以上であることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しつつ以下に説明する。請求項1に示す
開口部の防水方法は、例えば、図1に例示するように、
建物躯体の開口部の桟10に取り付けられたサッシ枠1
の外周縁部1aの上にブリード成分を含まない粘着剤を
基材の両側に積層した防水テープ2を貼着し、その防水
テープ2の上に透湿防水シート3の端部3aを圧着して
接合する方法である。尚、図1の左方に図示しない開口
部が設けられており、前記透湿防水シート3の端部3a
の上には、通常、横胴縁11が配設され、その上にサイ
ディング12が配設される。サイディング12とサッシ
枠1との間にはバックアップ材13が配設され、更に雨
水などの水の侵入防止のためシーリング材14が配設さ
れ、又、桟10の右方には図示しない断熱材が配設され
ている。
て、図面を参照しつつ以下に説明する。請求項1に示す
開口部の防水方法は、例えば、図1に例示するように、
建物躯体の開口部の桟10に取り付けられたサッシ枠1
の外周縁部1aの上にブリード成分を含まない粘着剤を
基材の両側に積層した防水テープ2を貼着し、その防水
テープ2の上に透湿防水シート3の端部3aを圧着して
接合する方法である。尚、図1の左方に図示しない開口
部が設けられており、前記透湿防水シート3の端部3a
の上には、通常、横胴縁11が配設され、その上にサイ
ディング12が配設される。サイディング12とサッシ
枠1との間にはバックアップ材13が配設され、更に雨
水などの水の侵入防止のためシーリング材14が配設さ
れ、又、桟10の右方には図示しない断熱材が配設され
ている。
【0016】請求項2に示す開口部の防水方法は、例え
ば、図2に例示するように、建物躯体の開口部の桟10
に取り付けられたサッシ枠1の外周縁部1aの上に、透
湿防水シート3を端部3aが接するように接着剤や粘着
剤等を用いて敷設し、ブリード成分を含まない粘着剤を
基材の少なくとも片側に積層した防水テープ2を用い
て、透湿防水シート3の端部3aを覆うようにサッシ枠
1の外周縁部1aに、防水テープ2の粘着剤が積層され
た面が接するように圧着して接合する方法である。尚、
図2の左方に図示しない開口部が設けられており、前記
防水テープ2の上には、通常、横胴縁11が配設され、
その上にサイディング12が配設される。サイディング
12とサッシ枠1との間にはバックアップ材13が配設
され、更に雨水などの水の侵入防止のためシーリング材
14が配設され、又、桟10の右方には図示しない断熱
材が配設されている。
ば、図2に例示するように、建物躯体の開口部の桟10
に取り付けられたサッシ枠1の外周縁部1aの上に、透
湿防水シート3を端部3aが接するように接着剤や粘着
剤等を用いて敷設し、ブリード成分を含まない粘着剤を
基材の少なくとも片側に積層した防水テープ2を用い
て、透湿防水シート3の端部3aを覆うようにサッシ枠
1の外周縁部1aに、防水テープ2の粘着剤が積層され
た面が接するように圧着して接合する方法である。尚、
図2の左方に図示しない開口部が設けられており、前記
防水テープ2の上には、通常、横胴縁11が配設され、
その上にサイディング12が配設される。サイディング
12とサッシ枠1との間にはバックアップ材13が配設
され、更に雨水などの水の侵入防止のためシーリング材
14が配設され、又、桟10の右方には図示しない断熱
材が配設されている。
【0017】請求項3に示す開口部の防水方法は、例え
ば、図3に例示するように、建物躯体の開口部の桟10
に透湿防水シート3を端部3aが接するように接着剤や
粘着剤等を用いて敷設し、その上にサッシ枠1を取り付
け、ブリード成分を含まない粘着剤を基材の少なくとも
片側に積層した防水テープ2を用いて、サッシ枠1の外
周縁部1aを覆うように透湿防水シート3の端部3a
に、防水テープ2の粘着剤が積層された面が接するよう
に圧着して接合する方法である。尚、図3の左方に図示
しない開口部が設けられており、前記防水テープ2の上
には、通常、横胴縁11が配設され、その上にサイディ
ング12が配設される。サイディング12とサッシ枠1
との間にはバックアップ材13が配設され、更に雨水な
どの水の侵入防止のためシーリング材14が配設され、
又、桟10の右方には図示しない断熱材が配設されてい
る。上記図1〜3の場合の何れの防水方法においても、
サッシ枠外周縁部と透湿防水シート端部の間から、雨水
等の水分が侵入するのを効果的に防止するのである。
ば、図3に例示するように、建物躯体の開口部の桟10
に透湿防水シート3を端部3aが接するように接着剤や
粘着剤等を用いて敷設し、その上にサッシ枠1を取り付
け、ブリード成分を含まない粘着剤を基材の少なくとも
片側に積層した防水テープ2を用いて、サッシ枠1の外
周縁部1aを覆うように透湿防水シート3の端部3a
に、防水テープ2の粘着剤が積層された面が接するよう
に圧着して接合する方法である。尚、図3の左方に図示
しない開口部が設けられており、前記防水テープ2の上
には、通常、横胴縁11が配設され、その上にサイディ
ング12が配設される。サイディング12とサッシ枠1
との間にはバックアップ材13が配設され、更に雨水な
どの水の侵入防止のためシーリング材14が配設され、
又、桟10の右方には図示しない断熱材が配設されてい
る。上記図1〜3の場合の何れの防水方法においても、
サッシ枠外周縁部と透湿防水シート端部の間から、雨水
等の水分が侵入するのを効果的に防止するのである。
【0018】(作用)本発明の開口部の防水方法は、サ
ッシ枠と透湿防水シートとの接合に、ブリード成分を含
まない粘着剤が積層された防水テープを用いるので、透
湿防水シートに存在する微細な孔や隙間に防水テープの
ブリード成分が浸透して、透湿防水シートの微細な孔や
隙間が塞がれ透湿性が損なわれたり、透湿防水シートが
膨潤したりすることによって、透湿防水シートにシワが
生じ雨水が浸入したりすることがない。また、透湿防水
シートがポリオレフィン系の材質であっても上記ブリー
ド成分の浸透による材質劣化がない。このため、長期に
わたり透湿防水シートの性能が損なわれることがなく良
好な性能を発揮しうる防水方法を提供することができる
ものである。
ッシ枠と透湿防水シートとの接合に、ブリード成分を含
まない粘着剤が積層された防水テープを用いるので、透
湿防水シートに存在する微細な孔や隙間に防水テープの
ブリード成分が浸透して、透湿防水シートの微細な孔や
隙間が塞がれ透湿性が損なわれたり、透湿防水シートが
膨潤したりすることによって、透湿防水シートにシワが
生じ雨水が浸入したりすることがない。また、透湿防水
シートがポリオレフィン系の材質であっても上記ブリー
ド成分の浸透による材質劣化がない。このため、長期に
わたり透湿防水シートの性能が損なわれることがなく良
好な性能を発揮しうる防水方法を提供することができる
ものである。
【0019】本発明の防水テープは上記の如くブリード
成分を含まない粘着剤が積層され上記防水方法に用いら
れるので、透湿防水テープに悪影響を及ぼすことがな
く、上記同様の長期防水性能を発揮し得るものである。
成分を含まない粘着剤が積層され上記防水方法に用いら
れるので、透湿防水テープに悪影響を及ぼすことがな
く、上記同様の長期防水性能を発揮し得るものである。
【0020】
【実施例】以下に実施例および比較例を示すことによ
り、本発明を更に具体的に説明する。尚、本発明は下記
実施例のみに限定されるものではない。また、「部」と
あるのは「重量部」を意味する。 (実施例1)冷却管、温度計及び攪拌機を備えたセパラ
ブルフラスコに、ブチルアクリレート40部、2エチル
ヘキシルアクリレート60部、アクリル酸3部及びn−
ドデカンチオール0.01部を酢酸エチル90部と共に
仕込み、窒素ガス雰囲気下で還流するまで昇温し20分
間保持した後、ベンゾイルパーオキサイド0.1部を酢
酸エチル5部に溶解した溶液を滴下し、4時間反応し
た。しかる後、ベンゾイルパーオキシド0.1部を酢酸
エチル5部に溶解した溶液をさらに滴下し、3時間反応
した。次に、トルエン50部を攪拌混合し、粘度10P
a・s(23℃)のアクリル樹脂系粘着剤を得た。
り、本発明を更に具体的に説明する。尚、本発明は下記
実施例のみに限定されるものではない。また、「部」と
あるのは「重量部」を意味する。 (実施例1)冷却管、温度計及び攪拌機を備えたセパラ
ブルフラスコに、ブチルアクリレート40部、2エチル
ヘキシルアクリレート60部、アクリル酸3部及びn−
ドデカンチオール0.01部を酢酸エチル90部と共に
仕込み、窒素ガス雰囲気下で還流するまで昇温し20分
間保持した後、ベンゾイルパーオキサイド0.1部を酢
酸エチル5部に溶解した溶液を滴下し、4時間反応し
た。しかる後、ベンゾイルパーオキシド0.1部を酢酸
エチル5部に溶解した溶液をさらに滴下し、3時間反応
した。次に、トルエン50部を攪拌混合し、粘度10P
a・s(23℃)のアクリル樹脂系粘着剤を得た。
【0021】上記アクリル樹脂系粘着剤を、マルチコー
ターにてポリエチレン製基材(萩原工業社製 PEクロ
ス 厚み110μm)の一方の面に乾燥後50μmとな
るように塗布し、110℃で3分間乾燥し、その面に両
面離型紙(カイト化学社製商品名「SLB80W2」)
を積層した。また、もう一方の面にも同様にしてアクリ
ル樹脂系粘着剤を塗布しロール状に巻き上げ、巻物状の
防水テープを得た。
ターにてポリエチレン製基材(萩原工業社製 PEクロ
ス 厚み110μm)の一方の面に乾燥後50μmとな
るように塗布し、110℃で3分間乾燥し、その面に両
面離型紙(カイト化学社製商品名「SLB80W2」)
を積層した。また、もう一方の面にも同様にしてアクリ
ル樹脂系粘着剤を塗布しロール状に巻き上げ、巻物状の
防水テープを得た。
【0022】上記防水テープを巻きほぐして巾10mm
に切断し、図4に示すように、巾500mm×高さ30
0mmのアルミ板31(厚み0.5mm)上に上記防水
テープ2,2・・をコの字型に貼着し、さらに防水テー
プ2,2・・の離型紙を剥がして、透湿防水シート3
(旭・デュポンフラッシュスパンプロダクツ社製 商品
名「タイベック1060B」 厚み180μm)を粘着
剤面に接するように貼着し、60℃の環境にて7日間放
置した後、透湿防水シート3の外観観察を行うととも
に、アルミ板31と透湿防水シート3の間の隙間に水を
注入し垂直に保持して(水の高さ50mm)漏水の有無
を確認した。
に切断し、図4に示すように、巾500mm×高さ30
0mmのアルミ板31(厚み0.5mm)上に上記防水
テープ2,2・・をコの字型に貼着し、さらに防水テー
プ2,2・・の離型紙を剥がして、透湿防水シート3
(旭・デュポンフラッシュスパンプロダクツ社製 商品
名「タイベック1060B」 厚み180μm)を粘着
剤面に接するように貼着し、60℃の環境にて7日間放
置した後、透湿防水シート3の外観観察を行うととも
に、アルミ板31と透湿防水シート3の間の隙間に水を
注入し垂直に保持して(水の高さ50mm)漏水の有無
を確認した。
【0023】(実施例2)実施例1と同様にして得られ
たアクリル樹脂系粘着剤を、マルチコーターにてポリエ
チレン製基材(萩原工業社製 PEクロス 厚み110
μm)の一方の面に乾燥後50μmとなるように塗布
し、110℃で3分間乾燥し、その面に両面離型紙(カ
イト化学社製 商品名「SLB80W2」)を積層しロ
ール状に巻き上げ、巻物状の防水テープを得た。
たアクリル樹脂系粘着剤を、マルチコーターにてポリエ
チレン製基材(萩原工業社製 PEクロス 厚み110
μm)の一方の面に乾燥後50μmとなるように塗布
し、110℃で3分間乾燥し、その面に両面離型紙(カ
イト化学社製 商品名「SLB80W2」)を積層しロ
ール状に巻き上げ、巻物状の防水テープを得た。
【0024】次に、図5に示すように、巾500mm×
高さ300mmのアルミ板31(厚み0.5mm)上に
巾400mm×高さ200mmの透湿防水シート3(旭
・デュポンフラッシュスパンプロダクツ社製 商品名
「タイベック1060B」 厚み180μm)を敷設
し、アルミ板31と透湿防水シート3とを、巻きほぐし
て巾20mmに切断し離型紙を剥がした上記防水テープ
2,2・・で各々10mmずつ重なるように貼着し、6
0℃の環境にて7日間保持した後、透湿防水シート3の
外観観察を行うとともに、アルミ板31と透湿防水シー
ト3の間の隙間に水を注入し垂直に保持して(水の高さ
50mm)漏水の有無を確認した。
高さ300mmのアルミ板31(厚み0.5mm)上に
巾400mm×高さ200mmの透湿防水シート3(旭
・デュポンフラッシュスパンプロダクツ社製 商品名
「タイベック1060B」 厚み180μm)を敷設
し、アルミ板31と透湿防水シート3とを、巻きほぐし
て巾20mmに切断し離型紙を剥がした上記防水テープ
2,2・・で各々10mmずつ重なるように貼着し、6
0℃の環境にて7日間保持した後、透湿防水シート3の
外観観察を行うとともに、アルミ板31と透湿防水シー
ト3の間の隙間に水を注入し垂直に保持して(水の高さ
50mm)漏水の有無を確認した。
【0025】(比較例1)再生ブチルゴム100部、液
状ポリブテン70部、ライトプロセスオイル20部、炭
酸カルシウム50部をニーダールーダで攪拌し、ブチル
ゴム系粘着剤を得た。このブチルゴム系粘着剤をカレン
ダーロールにて、ポリエチレン製基材(萩原工業社製
PEクロス 厚み110μm)の一方の面に50μmと
なるように貼着し、その面に両面離型紙(カイト化学社
製 商品名「SLB80W2」)を積層した。また、も
う一方の面にも同様にしてブチルゴム系粘着剤を貼着し
ロール状に巻き上げ、巻物状の防水テープを得た。その
後、実施例1と同様の試験を行った。
状ポリブテン70部、ライトプロセスオイル20部、炭
酸カルシウム50部をニーダールーダで攪拌し、ブチル
ゴム系粘着剤を得た。このブチルゴム系粘着剤をカレン
ダーロールにて、ポリエチレン製基材(萩原工業社製
PEクロス 厚み110μm)の一方の面に50μmと
なるように貼着し、その面に両面離型紙(カイト化学社
製 商品名「SLB80W2」)を積層した。また、も
う一方の面にも同様にしてブチルゴム系粘着剤を貼着し
ロール状に巻き上げ、巻物状の防水テープを得た。その
後、実施例1と同様の試験を行った。
【0026】(比較例2)アスファルト(種類:ブロー
ンアスファルト、分子量:500〜5000、含有物:
オイル分、レジン分、アスファルテン分など)100
部、天然ゴム50部、レジン(ヤスハラケミカル社製、
商品名「YSレジンA800」)10部をニーダールー
ダで攪拌し、ゴム化アスファルト系粘着剤を得た。この
ゴム化アスファルト系粘着剤をカレンダーロールにて、
ポリエチレン製基材(萩原工業社製PEクロス 厚み1
10μm)の一方の面に50μmとなるように貼着し、
その面に両面離型紙(カイト化学社製 商品名「SLB
80W2」)を積層しロール状に巻き上げ、巻物状の防
水テープを得た。その後、実施例2と同様の試験を行っ
た。
ンアスファルト、分子量:500〜5000、含有物:
オイル分、レジン分、アスファルテン分など)100
部、天然ゴム50部、レジン(ヤスハラケミカル社製、
商品名「YSレジンA800」)10部をニーダールー
ダで攪拌し、ゴム化アスファルト系粘着剤を得た。この
ゴム化アスファルト系粘着剤をカレンダーロールにて、
ポリエチレン製基材(萩原工業社製PEクロス 厚み1
10μm)の一方の面に50μmとなるように貼着し、
その面に両面離型紙(カイト化学社製 商品名「SLB
80W2」)を積層しロール状に巻き上げ、巻物状の防
水テープを得た。その後、実施例2と同様の試験を行っ
た。
【0027】得られた試験結果を表1に示した。
【表1】
表1より明らかなように、本発明の実施例においては透
湿防水シートにシワが発生することがなく、良好な防水
性能を発揮することが判った。
湿防水シートにシワが発生することがなく、良好な防水
性能を発揮することが判った。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の開口部の防水方法は、サ
ッシ枠外周縁部の上に、ブリード成分を含まない粘着剤
を基材の両側に積層した防水テープを貼着し、その防水
テープの上に透湿防水シートの端部を接合するので、透
湿防水シートに存在する微細な孔や隙間にブリード成分
が浸透して、透湿防水シートの性能が損なわれることが
なく、長期にわたって良好な防水性能を発揮することが
できる。
ッシ枠外周縁部の上に、ブリード成分を含まない粘着剤
を基材の両側に積層した防水テープを貼着し、その防水
テープの上に透湿防水シートの端部を接合するので、透
湿防水シートに存在する微細な孔や隙間にブリード成分
が浸透して、透湿防水シートの性能が損なわれることが
なく、長期にわたって良好な防水性能を発揮することが
できる。
【0029】請求項2及び3記載の開口部の防水方法
は、ブリード成分を含まない粘着剤を基材の片側に積層
した防水テープを用いて、サッシ枠外周縁部と透湿防水
シート端部とを接合するので、上記と同様に透湿防水シ
ートの性能が損なわれることがなく、長期にわたって良
好な防水性能を発揮することができる。
は、ブリード成分を含まない粘着剤を基材の片側に積層
した防水テープを用いて、サッシ枠外周縁部と透湿防水
シート端部とを接合するので、上記と同様に透湿防水シ
ートの性能が損なわれることがなく、長期にわたって良
好な防水性能を発揮することができる。
【0030】請求項4記載の防水テープは、請求項1〜
3の何れか1項に記載の防水方法に用いられる防水テー
プであり、上記同様の良好な長期防水性能を発揮し得る
ものである。
3の何れか1項に記載の防水方法に用いられる防水テー
プであり、上記同様の良好な長期防水性能を発揮し得る
ものである。
【図1】請求項1記載の防水方法の一例を示す模式斜視
図である。
図である。
【図2】請求項2記載の防水方法の一例を示す模式斜視
図である。
図である。
【図3】請求項3記載の防水方法の一例を示す模式斜視
図である。
図である。
【図4】本発明における防水性能の試験方法を示す模式
図である。
図である。
【図5】本発明における防水性能の他の試験方法を示す
模式図である。
模式図である。
1 サッシ枠
2 防水テープ
3 透湿防水シート
10 桟
11 横胴縁
12 サイディング
13 バックアップ材
14 シーリング材
31 アルミ板
Claims (4)
- 【請求項1】 建物躯体の開口部に取り付けたサッシ枠
外周縁部の上に、ブリード成分を含まない粘着剤を基材
の両側に積層した防水テープを貼着し、その防水テープ
の上に透湿防水シートの端部を接合することを特徴とす
る開口部の防水方法。 - 【請求項2】 建物躯体の開口部に取り付けたサッシ枠
外周縁部の上に、透湿防水シートを敷設し、ブリード成
分を含まない粘着剤を基材の片側に積層した防水テープ
を用いて、透湿防水シート端部を覆うようにサッシ枠外
周縁部に接合することを特徴とする開口部の防水方法。 - 【請求項3】 建物躯体の開口部に透湿防水シートを敷
設し、その上からサッシ枠を取り付け、ブリード成分を
含まない粘着剤を基材の片側に積層した防水テープを用
いて、サッシ枠外周縁部を覆うように透湿防水シート端
部に接合することを特徴とする開口部の防水方法。 - 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1項に記載の開口
部の防水方法に用いられるものであることを特徴とする
防水テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001221639A JP2003027841A (ja) | 2001-07-23 | 2001-07-23 | 開口部の防水方法及び防水テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001221639A JP2003027841A (ja) | 2001-07-23 | 2001-07-23 | 開口部の防水方法及び防水テープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003027841A true JP2003027841A (ja) | 2003-01-29 |
Family
ID=19055277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001221639A Withdrawn JP2003027841A (ja) | 2001-07-23 | 2001-07-23 | 開口部の防水方法及び防水テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003027841A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004352949A (ja) * | 2003-05-30 | 2004-12-16 | Sumika Plastech Co Ltd | 防水テープ |
JP2008019592A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Mitsui Home Co Ltd | 取付部材の防水構造 |
JP2017150300A (ja) * | 2017-05-02 | 2017-08-31 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
JP2018031186A (ja) * | 2016-08-24 | 2018-03-01 | Ykk Ap株式会社 | 建物開口部の防水構造及びその施工方法 |
JP2018109352A (ja) * | 2018-04-13 | 2018-07-12 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
JP2018109353A (ja) * | 2018-04-13 | 2018-07-12 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
-
2001
- 2001-07-23 JP JP2001221639A patent/JP2003027841A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004352949A (ja) * | 2003-05-30 | 2004-12-16 | Sumika Plastech Co Ltd | 防水テープ |
JP4542752B2 (ja) * | 2003-05-30 | 2010-09-15 | 住化プラステック株式会社 | 防水テープ |
JP2008019592A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Mitsui Home Co Ltd | 取付部材の防水構造 |
JP2018031186A (ja) * | 2016-08-24 | 2018-03-01 | Ykk Ap株式会社 | 建物開口部の防水構造及びその施工方法 |
JP2017150300A (ja) * | 2017-05-02 | 2017-08-31 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
JP2018109352A (ja) * | 2018-04-13 | 2018-07-12 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
JP2018109353A (ja) * | 2018-04-13 | 2018-07-12 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040326 |