JP2003027541A - ホース付吐水ヘッドを備えた水栓 - Google Patents

ホース付吐水ヘッドを備えた水栓

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JP2003027541A
JP2003027541A JP2001220451A JP2001220451A JP2003027541A JP 2003027541 A JP2003027541 A JP 2003027541A JP 2001220451 A JP2001220451 A JP 2001220451A JP 2001220451 A JP2001220451 A JP 2001220451A JP 2003027541 A JP2003027541 A JP 2003027541A
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water discharge
discharge head
hose
faucet
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JP2001220451A
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Sadaaki Matsuura
貞明 松浦
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Inax Corp
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Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カウンター上においてホルダにより取出可能に
保持された吐水ヘッドに対し、水栓本体からカウンター
上に露出する状態で延び出したホースが接続される形態
の水栓において、吐水ヘッドをホルダに保持させた状態
で一定角度範囲内に回転規制し、また予め定めた角度位
置にクリック感を持って位置決めできるようにする。 【解決手段】吐水ヘッド本体16Aと及びこれと別体の
被保持部16Bにまたがって吐水ヘッド本体16Aを定
められた範囲内でのみ回転可能とする回転規制機構を設
ける。その回転規制機構は、一方に設けた突起166と
他方に設けた凹部168とで構成し、凹部168の両端
面のストッパ面170を突起166に当接させて回転規
制する。また吐水ヘッド本体16Aの回転時に、弾性爪
172と複数の係止凹部174a,174b,174c
との弾性係止にてクリック感を持って位置決めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は吐水ヘッドに可撓
性のホースが接続され、吐水ヘッドが自由に移動可能な
形態の水栓に関し、特に吐水ヘッド及びこれを保持する
ホルダの構造に特徴を有するものに関する。
【0002】
【発明の背景】従来、吐水ヘッドをこれに接続された可
撓性のホースとともに収納位置から取出可能ないし三次
元に移動可能となした水栓が洗髪用水栓等として広く使
用されている。この種水栓としては、吐水ヘッドに接続
されたホースがカウンター等の取付基体の裏側に隠蔽状
態に収納されたホース収納式のものと、ホースがカウン
ター等の取付基体の表側において水栓本体から直接延び
出したホース露出式のものとが知られている。
【0003】図18は前者のホース収納式水栓の従来の
一例を示している。同図において300は取付基体とし
てのカウンターで、このカウンター300の互いに離隔
した位置に水栓本体302と吐水部304とが設けられ
ている。水栓本体302は、その内部に吐止水を制御す
る後述の弁ユニット(弁部)334(図19参照)を内
蔵しており、またその上部には弁ユニット334に作動
的に連結されて、吐止水の制御及び吐水の温度調節を行
うための操作部(この例ではシングルレバー式の操作
部)306が設けられている。
【0004】308はその弁ユニット334に対し水,
湯を流入させるための流入管で、上端部が水栓本体30
2に接続されている。ここで流入管308は可撓管から
成っており、その下端部が止水栓309を介して元配管
に接続されている。
【0005】310は弁ユニット334からの混合水を
流出させる流出管(接続管)であって、この例では流出
管310は銅管から成っており、その上端部が水栓本体
302に溶接接合により接続されている。この銅管から
成る流出管310の下端部には、これよりも大径の連結
金具311が装着されており、この連結金具311を介
して可撓性のホース312の一端部が流出管310に連
結されている。
【0006】一方吐水部304は、ホース312ととも
に収納位置から取出可能な吐水ヘッド314と、これを
保持するホルダ316とを有している。ホルダ316は
全体が管状をなしており、その内部をホース312が挿
通して吐水ヘッド314に接続されている。
【0007】この例において、吐水部304はその全体
がスライド管318のスライド移動を伴って上昇位置と
下降位置との間で上下に移動可能となしてある。吐水ヘ
ッド314はその先端下面に吐水口320を有してお
り、ホース312を通じて導かれた混合水をその吐水口
320から外部に吐水する。
【0008】図19は水栓本体302の内部構造をその
周辺部とともに示したものである。同図において322
は円筒形状をなすハウジングで、324は底部、326
はその底部324から下向きに延び出した取付穴挿通部
である。
【0009】取付穴挿通部326は、カウンター300
の取付穴328を挿通してその先端部がカウンター30
0の裏側まで突き出しており、その外周面に形成された
雄ねじへの固定ナット330のねじ込みによって、三角
パッキン332を介しカウンター300に取付固定され
ている。即ち取付穴挿通部326への固定ナット330
のねじ込みによって、水栓本体302が三角パッキン3
32を介しカウンター300に取付固定されている。こ
こで底部324と取付穴挿通部326とは、図20にも
示しているように金属にて一体に形成され、金属ボデー
358を成している。
【0010】ハウジング322の内部且つ底部324上
にはカートリッジ式の弁ユニット334が配設されてい
る。そしてその弁ユニット334に対し、操作部306
が作用アーム336を介して作動的に連結されている。
【0011】詳しくは、この弁ユニット334はセラミ
ックディスクから成る固定弁体338と、その上面を摺
動するセラミックディスクを構成部材として含んだ可動
弁体340とを有しており、その可動弁体340に対し
作用アーム336が作動的に連結されている。そして操
作部306の操作により可動弁体340が固定弁体33
8の上面を摺動することで、吐止水の制御及び吐水の温
度調節が行われる。
【0012】この例においては、底部324と弁ユニッ
ト334とで囲まれた空間内において、固定弁体338
に水,湯の流入開口342と混合水の流出開口346と
が形成され、また可動弁体340にそれら流入開口34
2から流入した水,湯を混合して流出開口346に流出
させる混合室344が形成され、そして弁ユニット33
4全体が、これに上側から挿通された長寸ボルト348
により底部324上に締結固定されている。即ちこの例
では、ハウジング322は水路を形成する部材としては
構成されていない。
【0013】上記底部324及び取付穴挿通部326を
一体に有する金属ボデー358には、流入管308から
流入した水,湯を流通させる流入通路350と、混合水
を流出させる流出通路352とが形成されている。それ
ら流入通路350,流出通路352の上端部はそれぞれ
流入口351,流出口353とされており、またそれぞ
れの下端部には、それら流入通路350,流出通路35
2に連通する状態で挿入孔354,356が形成されて
いる。
【0014】而して挿入孔354には可撓管から成る流
入管308の上端部の金具が挿入された上、ねじ結合に
より取付穴挿通部326の下端部に接続されている。ま
た一方、挿入孔356には上記銅管から成る流出管31
0の上端部が挿入された上、溶接接合により取付穴挿通
部326の下端部に接続されている。
【0015】このホース収納式の水栓の場合、ホルダ3
16の先端部と吐水ヘッド314とにまたがって、吐水
ヘッド314を定められた回転角度内でのみ回転可能と
する回転規制機構及びその定められた回転範囲内におい
て設定された所定位置にクリック感を持って吐水ヘッド
314を位置決めする位置決機構が設けられている。
【0016】他方図21はホース露出式の水栓の一例を
示してあり、ここでは弁ユニット334からの混合水を
カウンター300の裏側に流出させるための流出管31
0は設けられておらず、代りに金属ボデー358の流出
通路352に連通する状態で筒状の分岐口360が側方
に突出する状態で設けられており、そこにエルボ362
が回転可能に接続されている。
【0017】そしてこのカウンター300の上側におい
て、エルボ362と吐水ヘッド314とが可撓性のホー
ス312により接続されている。即ちカウンター300
上にホース312が露出する状態で、エルボ362を介
し分岐口360と吐水ヘッド314とが可撓性のホース
312にて接続されている(但し図21中ホース312
は図示が一部省略されている)。ここで水栓本体302
からはホルダ364が斜め上向きに延び出しており、そ
のホルダ364の先端部分の保持部366により吐水ヘ
ッド314が取出可能に保持されている。
【0018】次に図22もまたホース露出式の水栓の例
で、ここではホルダ364に、上面が切り欠かれた形態
のU字状のホース収容部364Aと、同じく上面が切り
欠かれた形態の保持部364Bとが設けられており、ホ
ース312がホース収容部364Aに対して上面の切欠
部を通じてそこに収容されるようになっている。一方吐
水ヘッド314はその首部が被保持部366とされてい
て、その被保持部366が、ホルダ364の保持部36
4Bに対し軸方向に挿入されて保持されるようになって
いる。
【0019】これらホース露出式の水栓の場合、前者の
ホース収納式水栓と異なって水栓を安価に構成すること
ができる一方で、この形式の水栓の場合、ホースを筒状
のホルダ316に対し軸方向に取り出し或いは収納する
形式の前者のホース収納式水栓と異なって、ホース31
2をホルダ364に対し軸直角方向に挿脱する形態であ
ることから、前者のホース収納式の水栓と異なり吐水ヘ
ッド314とホルダ364とにまたがって、吐水ヘッド
を所定角度範囲内においてのみ回転を許容する回転規制
機構と、その回転範囲内の定められた位置にクリック感
を持って位置決めする位置決機構とを設けることが困難
である。
【0020】そこで例えば図22に示す水栓の場合、吐
水ヘッドにおける被保持部366に雄セレーション部3
68を設ける一方、ホルダ364における保持部364
Bに雌セレーション部370を設け、被保持部366を
保持部364Bに保持させたとき、それらの噛合いによ
って吐水ヘッド314を回転不能な状態に保持するよう
になしている。
【0021】しかしながらこのようになした場合、吐水
ヘッド314をホルダ364にセットした状態で吐水ヘ
ッド314の回転方向の向きを変えることができないた
め、水栓の使い勝手が悪く、利便性が悪いといった問題
があった。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明のホース付吐水ヘ
ッドを備えた水栓はこのような課題を解決するために案
出されたものである。而して請求項1のものは、可撓性
のホースが接続された吐水ヘッドをホルダによって取出
可能に保持した形態のホース付吐水ヘッドを備えた水栓
において、前記吐水ヘッドの首部を前記ホルダによって
保持される被保持部となすとともに、該被保持部を該吐
水ヘッドの本体と別体の部材で構成して該被保持部を該
吐水ヘッド本体に対して軸方向に一体移動する状態且つ
回転方向に相対移動可能な状態で組み付け、それら吐水
ヘッド本体と被保持部とにまたがって該吐水ヘッド本体
を定められた範囲内でのみ回転可能とする回転規制機構
を設けたことを特徴とする。
【0023】請求項2のものは、請求項1において、前
記回転規制機構が、前記吐水ヘッド本体と被保持部との
一方に設けた突起と他方に設けた、該突起を内部に挿入
させる凹部とを有しており、且つ該凹部の回転方向に隔
たった両端面が該吐水ヘッド本体の正逆両方向の回転に
伴って該突起に当接し、更なる回転を阻止するストッパ
面として構成してあることを特徴とする。
【0024】請求項3のものは、請求項1,2の何れか
において、前記吐水ヘッド本体と被保持部とにまたがっ
て、該吐水ヘッド本体の回転時に該吐水ヘッド本体の回
転範囲内の設定された1若しくは複数の回転角度位置に
クリック感を持って位置決めする位置決機構が設けてあ
ることを特徴とする。
【0025】請求項4のものは、請求項3において、前
記位置決機構が、前記吐水ヘッド本体と被保持部との一
方に設けた爪と他方に設けた、該爪を弾性係止させる係
止部とを有していることを特徴とする。
【0026】請求項5のものは、請求項1〜4の何れか
において、前記被保持部が前記ホルダに対して軸方向に
挿入されて保持されるものとなしてあるとともに、それ
ら被保持部とホルダとにまがたって、該被保持部を該ホ
ルダに挿入する際にクリック感を持って保持位置に位置
決めする第2の位置決機構が設けてあることを特徴とす
る。
【0027】請求項6のものは、請求項5において、前
記第2の位置決機構が、前記被保持部とホルダとの一方
に設けた爪と他方に設けた、該爪を弾性係止させる係止
部とを有していることを特徴とする。
【0028】請求項7のものは、請求項1〜6の何れか
において、前記被保持部と前記ホルダとにまたがって、
該被保持部を回転方向に固定する固定機構が設けてある
ことを特徴とする。
【0029】請求項8のものは、請求項7において、前
記固定機構が、前記被保持部とホルダとの一方に設けた
突部と他方に設けた、該突部と嵌り合う切欠部とを有し
ていることを特徴とする。
【0030】請求項9のものは、請求項1〜8の何れか
において、前記水栓が水栓本体から延び出した前記ホー
スをカウンター等取付基体の表側に露出させるホース露
出式の水栓であって、前記ホルダには、上面に切欠部が
設けてあって該切欠部を通してホースを収容させるホー
ス収容部と、上面に切欠部が設けてあり前記被保持部を
保持する保持部とが設けてあることを特徴とする。
【0031】
【作用及び発明の効果】上記のように本発明は、吐水ヘ
ッドにおける被保持部を吐水ヘッド本体とは別体に構成
して、これを吐水ヘッド本体に対し軸方向に一体移動す
る状態で且つ回転方向に相対移動可能な状態で組み付
け、そしてそれら吐水ヘッド本体と被保持部とにまたが
って、吐水ヘッド本体を定められた範囲内でのみ回転可
能とする回転規制機構を設けたもので、本発明によれ
ば、ホース露出式の水栓においても、吐水ヘッドをホル
ダに保持させた状態で吐水ヘッドを所定角度範囲内での
み回転可能とする回転規制機構を装備することができ
る。
【0032】本発明は、ホルダに上面が切り欠かれた形
態のホース収容部と保持部とを設けた形態のホース露出
式の水栓に適用して特に効果の大なるものであるが(請
求項9)、ホース収納式の水栓に対しても適用可能なも
のである。この場合、ホルダ側に回転規制のための部品
を組み付けておく必要をなくし、ホルダを簡単な構造で
構成できる利点が得られる。
【0033】本発明においては、上記回転規制機構を、
吐水ヘッド本体と被保持部との一方に設けた突起と他方
に設けた凹部とを有するように構成し、その凹部の回転
方向両端面を突起に当接させることによって、吐水ヘッ
ド本体を所定回転角度範囲内に回転規制するようになす
ことができる(請求項2)。このようにすることで簡単
に回転規制機構を構成することができる。
【0034】次に請求項3のものは、吐水ヘッド本体と
被保持部とにまたがって、吐水ヘッド本体を回転範囲内
の設定された1若しくは複数の回転角度位置にクリック
感を持って位置決めする位置決機構を設けたもので、本
発明によれば、上記請求項9に規定するホース露出式の
水栓にあっても、吐水ヘッド本体を定められた回転角度
位置にクリック感を持って位置決めする機能を付与する
ことができる。これによりかかるホース露出式の水栓に
おいても吐水ヘッドを所望の回転角度位置に保持してお
くことができ、その状態で水栓を利用することが可能と
なって水栓の使い勝手,利便性が向上する。
【0035】この請求項3の発明もまたホース収納式の
水栓に対して適用することも可能である。この場合ホル
ダ側にクリック機構を含む位置決機構を構成する部品を
組み付けておかなくても良く、それだけホルダの構造を
簡素化することができる。
【0036】この場合において上記位置決機構は、吐水
ヘッド本体と被保持部との一方に設けた爪と他方に設け
た係止部とを有するように構成し、それらを弾性係止す
るようになすことができる(請求項4)。このようにす
ることで位置決機構を簡単に構成することができる。
【0037】次に請求項5のものは、被保持部をホルダ
への軸方向の挿入によって保持させるものとなすととも
に、それら被保持部とホルダとにまたがって、被保持部
をホルダに挿入する際クリック感を持ってこれを保持位
置に位置決めする第2の位置決機構を設けたもので、こ
のようにしておけば被保持部、つまり吐水ヘッドをホル
ダに保持させる操作を行う際の操作感が良く、また確実
に所定の保持位置にこれを保持させるようになすことが
できる。
【0038】この場合においてその第2の位置決機構
は、被保持部とホルダとの一方に設けた爪と他方に設け
た係止部とを有するように構成し、それらを弾性係止さ
せるようになすことができる(請求項6)。このように
することで第2の位置決機構を簡単な構造で構成するこ
とができる。
【0039】本発明においては、上記被保持部とホルダ
とにまたがって、その被保持部を回転方向に固定する固
定機構を設けておくことができる(請求項7)。更にそ
の固定機構を、被保持部とホルダとの一方に設けた突部
と他方に設けた切欠部とを有するように構成し、その突
部と切欠部との嵌合によって被保持部を回転方向に固定
するようになすことができる(請求項8)。
【0040】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10は取付基体としてのカウ
ンターで、このカウンター10に対し互いに離隔した位
置において水栓本体12と吐水部14とが設けられてい
る。吐水部14は、吐水ヘッド16とこれを保持するホ
ルダ18とを有しており、その吐水ヘッド16がこれに
接続された可撓性のホース20とともにセット位置(保
持位置)から取出可能とされている。尚、図1に示すよ
うにこの例の水栓はホース露出式の水栓である。
【0041】吐水ヘッド16は、先端下面に吐水口22
を有しており、更にまたその前面に吐水をストレート吐
水からシャワー吐水に若しくはその逆に切り替える切替
操作部24が設けられている。この吐水部14はまた、
その全体がスライド管26のスライド移動を伴って上昇
位置と下降位置との間で上下に移動可能とされている。
【0042】水栓本体12は、その内部に後述の弁ユニ
ット(弁部)52(図2参照)を内蔵しており、また上
部にはシングルレバー式の操作部28が設けられてい
て、その操作部28が弁ユニット52に作動的に連結さ
れている。
【0043】30は水栓本体12に水,湯を流入させる
ための流入管で、ここではこの流入管30は銅管にて構
成されている。これら銅管から成る流入管30の図中下
端部には、流入管30を配管に対し接続するためのソケ
ット117が装着されている。
【0044】ここでソケット117の流入管30への装
着は、流入管30の下端部をソケット117内部に挿入
した状態で袋ナット116をソケット117にねじ込む
ことで行う。即ちこれらソケット117は、袋ナット1
16によって簡単に流入管30の下端部に装着できるも
のである。
【0045】この例において、ホース20はその全体が
カウンター10の上側に露出しており、吐水ヘッド16
とは反対側の端部が水栓本体12に接続されている。詳
しくは、水栓本体12に取り付けられた後述のエルボ1
20に対し連結具129にて接続されている。
【0046】図2に水栓本体12の内部構造がその周辺
部とともに詳しく示してある。同図に示しているよう
に、水栓本体12はカウンター10に対し、そこに形成
した取付穴38において固定ナット40により三角パッ
キン42を介して取付固定されている。
【0047】44は水栓本体12の円筒形状をなすハウ
ジングで、このハウジング44の下端部から取付穴挿通
部46が下向きに延び出している。これらハウジング4
4及び取付穴挿通部46は樹脂にて一体に成形されてい
る。即ちこれらハウジング44及び取付穴挿通部46
は、全体として樹脂成形品から成る樹脂ボデー48を構
成している。
【0048】図4〜図6にも示しているように、取付穴
挿通部46の外周面には雄ねじが形成されている。この
取付穴挿通部46は、取付穴38を挿通してカウンター
10の裏側まで突き出しており、その突き出した部分の
外周面の雄ねじに上記固定ナット40が螺合され、取付
穴挿通部46がこの固定ナット40により三角パッキン
42を介しカウンター10に取付固定されている。
【0049】50は、図2,図3に示しているように樹
脂製のハウジング44及び取付穴挿通部46とは別体に
構成された金属製の底部であって、この底部50上且つ
ハウジング44で囲まれた内側の空間に、カートリッジ
式の弁ユニット52が配設されている。弁ユニット52
は、図8にも示しているように弁ケースが上部54と下
部56とに分かれていて、それらが上下に締結されてお
り、図2に示すようにその内部にセラミックディスクか
ら成る固定弁体58と、その上面を摺動する摺動部分が
セラミックディスクにて構成された可動弁体60とが内
蔵されている。
【0050】そしてその可動弁体60に対し、上記操作
部28が作用アーム62を介して作動的に連結されてい
る。この例の場合、操作部28を上下に回動操作するこ
とで吐水及び水量調節と止水とが行われ、また左右に回
動操作することで吐水の温度調節が行われる。
【0051】図5,図6に示しているように、ハウジン
グ44の上端部外周面には雄ねじが形成されていて、そ
こに図9に示すハウジングキャップ(樹脂製)64がね
じ結合されている。そしてこのハウジングキャップ64
のねじ込力によって、弁ユニット52がハウジング44
内部において下向きに、つまり底部50の上面に対して
強く押し付けられている。
【0052】本例において、これらハウジング44及び
ハウジングキャップ64は、その外側から化粧カバー6
6により覆われており、化粧カバー66の内部に隠蔽状
態とされている。上記弁ユニット52における固定弁体
58には水,湯を流入させるための流入開口68と、混
合水を流出させる流出開口70とが形成されており、更
に可動弁体60には流入した水,湯を混合して流出開口
70へと流出させる混合室72が形成されている。
【0053】この弁ユニット52においては、図8に詳
しく示しているように弁ケースの下部56から下向きに
一対の筒部74が、それらの内部通路を上記水,湯の一
対の流入開口68にそれぞれ連通させる状態で下向きに
突き出していて、それらが底部50の上面に一定の押付
力で当接させられている。この弁ユニット52における
弁ケースの下部56からはまた、脚76が下向きに突き
出していて、その下端が底部50の上面に一定の押付力
で当接させられている。
【0054】そしてこれら一対の筒部74及び脚76の
当接作用によって、弁ユニット52における弁ケースの
下面と底部50との間に、周囲をハウジング44で囲ま
れた水室78が形成されている。この水室78は、弁ユ
ニット52からの混合水を外部に流出させる流出側の水
路の一部を成す部分である。即ちこの例では、ハウジン
グ44がその内側に水室78、つまり水路の一部を形成
するための水路形成部材を成している。
【0055】尚、このハウジング44の外周面には、図
5に示しているように周方向及び軸方向に延びるリブ8
0が形成されている。またハウジング44の下端部(図
5中上端部)にはフランジ部82が形成されている。こ
のフランジ部82の外周面には、180°隔たる2箇所
に平坦な切落し形状の位置決面84が形成されている。
【0056】図7に示しているように、上記底部50に
は弁ユニット52に対し水,湯を流入させるための一対
の流入通路86が形成されている。これら流入通路86
の上端開口はそれぞれ流入口86Aとされている。そし
てその流入口86Aに内部通路を連通させるようにして
上記弁ユニット52の一対の筒部74が底部50の上面
に当接させられている。ここで底部50には、図2及び
図7に示しているように段付部90が設けられており、
この段付部90と、ハウジング44に設けられた対応す
る段付部92(図6(B)参照)とによって、底部50が
ハウジング44により下方から支持されている。
【0057】底部50にはまた、流入通路86に連通す
る状態で挿入孔94が形成されており、そして図3に示
しているようにその挿入孔94に流入管30の端部が挿
入された上、溶接接合(ろう付)により接続固定されて
いる。
【0058】本例において、底部50には図7に示して
いるように雌ねじ孔100が周方向に180°隔たった
2箇所に設けられており、それらに樹脂ボデー48にお
ける取付穴挿通部46の下側から上向きに挿通された長
寸ボルト102の上端部がねじ込まれている。底部50
は、この長寸ボルト102のねじ込力によって、図2に
示しているようにその段付部90をハウジング44の対
応する段付部92に強く当接させる状態に取付穴挿通部
46に締結され、樹脂ボデー48に対して組付固定され
ている。
【0059】図6に示しているように、樹脂ボデー48
における取付穴挿通部46には、流入管30を挿通する
ための一対の挿通孔104及び一対のボルト挿通孔11
0が軸方向に貫通する状態で且つ中心から偏心した位置
に形成されている。そしてそのボルト挿通孔110に上
記長寸ボルト102が取付穴挿通部46の下側から上向
きに挿通されている。この取付穴挿通部46にはまた、
その中心部に大径の貫通孔134が形成されており、こ
の貫通孔134によって各挿通孔104及びボルト挿通
孔110が互いに連続した1つの孔を成している。
【0060】ここで挿通孔104は内周面がほぼ半円形
状をなしており、その半円形状の部分において流入管3
0外周面に所定周長に亘り嵌り合って、これを径方向に
拘束する拘束孔を成している。また一方ボルト挿通孔1
10は、内周面がC字断面形状をなしており、同じく長
寸ボルト102の外周面に嵌り合ってこれを径方向に拘
束する拘束孔を成している。
【0061】図10に示しているように、上記化粧カバ
ー66にはその内面に回転方向の位置決用の長さの長い
縦の位置決リブ112と、化粧カバー66の固定用の長
さの短い固定リブ114とが突出状態で設けられてい
る。この長さの長い縦の位置決リブ112は、図4に示
しているようにその下端部をハウジング44におけるフ
ランジ部82の位置決面84に係合させて、化粧カバー
66を回転方向に位置決めする作用をなす。また長さの
短い固定リブ114は、ハウジングキャップ64の平滑
な円形の外周面に所定の弾性力を持って嵌合し、化粧カ
バー66をハウジング44に対し、詳しくはハウジング
キャップ64に対し固定する作用をなす。
【0062】尚このハウジングキャップ64には、図9
に示しているようにその上部に外周面が多角形状(この
例では六角形状)の工具係合部115が設けられてい
る。ハウジングキャップ64は、この工具係合部115
に工具を掛けて回転操作され、ハウジング44の上端部
外周面の雄ねじにねじ込固定される。
【0063】本例では、図2に示しているよう樹脂製の
にハウジング44に、筒状をなす分岐口118が横向き
(側方)に突出する状態且つ水室78に連通する状態で
一体成形されており、そこにエルボ120が弾性クリッ
プ122にて回転可能に接続されている。
【0064】詳しくは、図5に示しているように分岐口
118にはその外周面に環状溝124が設けられる一
方、エルボ120には弾性クリップ122の装着口12
6が設けられ、そしてエルボ120を分岐口118に外
嵌した状態で、その装着口126から弾性クリップ12
2を挿入して、一対の弾性を有する把持アーム128を
分岐口118の環状溝124に嵌め合せることで、エル
ボ120が分岐口118に回転可能に接続されている。
【0065】そして本例では、このエルボ120の先端
部に対し上記ホース20の端部が連結具129(図1参
照)にて連結されている。即ちこの例では、ホース20
がエルボ120を介し水栓本体12からカウンター10
の表側において直接延び出している。この例において、
弁ユニット52から流出した混合水は分岐口118を通
じて吐水ヘッド16へと導かれる。そして分岐口118
は、吐水ヘッド161に混合水を導くためのホース20
を接続する接続口を成している。
【0066】図5及び図6(D)に示しているように、
本例ではハウジング44の外面にU字状の平板部130
が一体に成形されており、この平板部130から突き出
すようにして上記分岐口118が一体に成形されてい
る。
【0067】そしてこれに対応して、図10に示してい
るように化粧カバー66にはU字状の切欠き132が形
成されており、化粧カバー66をハウジング44及びハ
ウジングキャップ64に対して上側から嵌め込んだとき
に、図4に詳しく示しているようにこの切欠き132に
おいて、ハウジング44のU字状の平板部130にほぼ
隙間なく嵌り合うようになっている。
【0068】図2,図3に示しているように、本例では
取付穴挿通部46の底面に金属製の円形のプレート13
6が配設されている。ここで金属製のプレート136
は、取付穴挿通部46の底面外周部に形成された環状の
突出部138の内側に嵌合状態で装着されている。本例
では、このプレート136を貫通して長寸ボルト102
が上記底部50の雌ねじ孔100にねじ込まれている。
【0069】図11〜図17に吐水部14の構成が示し
てある。図11,図12及び図16に示しているよう
に、ホルダ18は垂直に起立した部分から横に折れ曲が
った部分がホース収容部18Aと、吐水ヘッド16を保
持するヘッド保持部18Bとを有している。ここでホー
ス収容部18Aは上面が切り欠かれた略U字状をなして
おり、またヘッド保持部18Bは上面が切り欠かれた略
C字状をなしている。図16において150,152は
それらホース収容部18A及び18Bにおける切欠部を
表している。
【0070】本例では、そのホース収容部18Aに対し
て吐水ヘッド16に接続されたホース20が、そのホー
ス収容部18A及びヘッド保持部18Bにおける切欠部
150,152を通じて収容される。尚、ヘッド保持部
18Bに対しては、吐水ヘッド16における後述の被保
持部16Bが軸方向に挿入されてそこに保持される。
【0071】図12に示しているように、吐水ヘッド1
6の内部には切替操作部24の切替操作に基づいて吐水
をストレート吐水からシャワー吐水に若しくはその逆に
切り替えるための弁体154が内蔵されている。
【0072】吐水ヘッド16における首部は、ホルダ1
8によって保持される被保持部16Bとされており、こ
の被保持部16Bにおいてホルダ18の先端部のヘッド
保持部18Bにより吐水ヘッド16が取出可能に保持さ
れるようになっている。
【0073】本例において、この被保持部16Bは吐水
ヘッド本体16Aと別体の部材で構成されている。この
被保持部16Bは、図14に示しているように樹脂製の
円筒部材から成っており、この被保持部16Bを貫通し
てホース20が吐水ヘッド本体16A内に挿入され組み
付けられている。
【0074】詳しくは、ホース20の先端部には円筒状
の接続金具156が装着されており、この接続金具15
6が円筒部材から成る被保持部16Bの内部を貫通して
吐水ヘッド本体16A内に挿入され、そしてその接続金
具156の先端に装着された半径方向に弾性変形可能な
抜止リング158によって吐水ヘッド本体16Aから抜
止めされている。
【0075】尚被保持部16Bはホース20に対して、
詳しくは接続金具156に対して回転可能に嵌合した状
態となっている。この被保持部16Bはまた、吐水ヘッ
ド本体16Aに対しても一定角度回転方向に相対移動可
能である。
【0076】円筒状をなす被保持部16Bは、後側の大
径部160と前側の小径部162とを有している。そし
てその大径部160から突出部164が半径方向外方に
突出している。この被保持部16Bは、ホルダ18にお
けるヘッド保持部18Bに対して先端側から軸方向に挿
入され、そしてその挿入状態で大径部160がヘッド保
持部18Bの内面に嵌合してそこに保持されるようにな
っている。このとき、被保持部16Bに形成された上記
突出部164がヘッド保持部18Bにおける上記切欠部
152に嵌り合って、これにより被保持部16Bがヘッ
ド保持部18Bに対し回転方向に固定される。
【0077】この被保持部16Bには、図13に示して
いるようにその大径部160の外周面上に一対の係止凹
部163が設けられている。一方同図に示しているよう
にヘッド保持部18Bの内面には、対応する位置におい
て弾性係止爪165が一対設けられており、被保持部1
6Bがヘッド保持部18Bに対し軸方向に挿入されたと
き、それら係止凹部163と弾性係止爪165との係止
によって被保持部16Bが、即ち吐水ヘッド16が軸方
向の所定の保持位置(セット位置)にクリック感を持っ
て位置決めされるようになっている。
【0078】一方小径部162の外周面には回転規制用
の突起166が小径部162の全長に亘って設けられて
いる。これに対応して、吐水ヘッド本体16Aには筒状
部176の内周面にその突起166を挿入させる凹部1
68が形成されている。この凹部168は、図13及び
図17に示しているように回転方向所定長さに亘って形
成されており、その回転方向の両端面が突起166に当
接して更なる回転を阻止するストッパ面170とされて
いる。
【0079】即ち、ここでは小径部162と吐水ヘッド
本体16Aにおける筒状部176との嵌合に基づいて被
保持部16Bと吐水ヘッド本体16Aとが相対回転可
能、つまり吐水ヘッド本体16Aが被保持部16Bに対
してある角度範囲内で回転可能とされるとともに、被保
持部16Bの突起166と凹部168のストッパ面17
0との当接によって、その回転可能な範囲が規制されて
いる。本例では、この突起166と凹部168及びスト
ッパ面170とによって回転規制機構が構成されてい
る。
【0080】尚、被保持部16Bはホース20とともに
吐水ヘッド本体16Aに組み付けられてそれらと一緒に
移動する。ここで被保持部16Bには段付部178が設
けられていて、その段付部178と、ホース20の接続
金具156に設けられた対応する段付部180との当接
によって、被保持部16Bが吐水ヘッド本体16Aから
抜け防止される。即ち被保持部16Bは吐水ヘッド本体
16Aに対し軸方向に一体移動する状態で組み付けられ
ている。
【0081】上記小径部162にはまた、突起166と
は反対側の位置において弾性爪172が設けられてい
る。一方吐水ヘッド本体16Aの筒状部176には、図
17(A)に拡大して示しているように対応する位置に
おいて複数(ここでは3つ)の係止凹部174a,17
4b,174cが形成されている。
【0082】これら弾性爪172及び係止凹部174a
〜174cは、吐水ヘッド本体16Aを回転操作したと
きの回転角度位置を定める位置決機構をなすもので、弾
性爪172の先端の突起が係止凹部174a,174
b,174cの何れかに弾性的に嵌り込んで係止するこ
とで、その位置に吐水ヘッド本体16Aがクリック感を
持って位置決めされる。
【0083】この例では、弾性爪172の先端の爪が真
ん中位置の係止凹部174bに係止した状態で、吐水ヘ
ッド本体16Aが真下を向く角度に位置決めされ、そし
てこの位置から弾性爪172の突起が係止凹部174a
又は174cに係止した状態で、吐水ヘッド本体16A
が真下を向いた角度位置から回転方向に15°ずつ向き
を変えた位置に位置決めされる。
【0084】以上のように本例によれば、ホース露出式
の水栓において吐水ヘッド16をホルダ18に保持させ
た状態で所定角度範囲内でのみ回転可能とする回転規制
機能及び定められた位置にクリック感を持って位置決め
する位置決機能を付与することができる。
【0085】また本例ではそのための回転規制機構を、
吐水ヘッド本体16Aに設けた凹部168と被保持部1
6Bに設けた突起166とで構成していることから、回
転規制機構を簡単に構成することができる。
【0086】そして本例によれば、ホース露出式の水栓
にあっても吐水ヘッド本体16Aを定められた回転角度
位置にクリック感を持って位置決めする機能を付与する
ことができるため、吐水ヘッド16Aを所望の回転角度
位置に保持しておくことができ、その状態で水栓を利用
することが可能となって水栓の使い勝手,利便性が向上
する。
【0087】更に本例では、被保持部16Bをホルダ1
8に挿入する際、クリック感を持ってこれを保持位置に
位置決めする第2の位置決機構を設けているため、吐水
ヘッド16をホルダ18に保持させる操作を行う際の操
作感が良く、また確実に所定の保持位置にこれを保持さ
せるようになすことができる。
【0088】その第2の位置決機構は、ヘッド保持部1
8Bに設けた弾性係止爪165と被保持部16Bに設け
た係止凹部163とで構成しているため、第2の位置決
機構も簡単な構造で構成することができる。
【0089】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるホース露出式水栓の概
略全体構成を示す図である。
【図2】同実施例の水栓本体の内部構造を周辺部ととも
に示す図である。
【図3】図2の各部材を分解して示す断面図である。
【図4】同実施例の化粧カバーの固定構造を示す図であ
る。
【図5】同実施例のエルボの接続構造の説明図である。
【図6】同実施例における樹脂ボデーの構成を単体で示
す図である。
【図7】同実施例における底部の構成を単体で示す図で
ある。
【図8】同実施例における弁ユニットを外観状態で単体
で示す図である。
【図9】同実施例におけるハウジングキャップを単体状
態で示す図である。
【図10】同実施例における化粧カバーを単体で示す図
である。
【図11】同実施例の吐水部を拡大して示す図である。
【図12】図11の吐水ヘッドと周辺部を拡大して示す
図である。
【図13】図12の吐水ヘッドをホースとともに引き出
した状態で示す図及び軸方向に沿った各部の断面図であ
る。
【図14】図12の各部材を分解して示す斜視図であ
る。
【図15】図12の各部材を分解して示す断面図であ
る。
【図16】図12の吐水ヘッドをホルダに保持した状態
及び取り出した状態を示す斜視図である。
【図17】図12の回転規制機構と位置決機構との作用
説明図である。
【図18】従来のホース収納式水栓の概略全体構成を示
す図である。
【図19】図18の水栓本体の内部構造を周辺部ととも
に示す図である。
【図20】図19の各部材を分解して示す図である。
【図21】従来のホース露出式水栓の概略全体構成の要
部を示す図である。
【図22】従来のホース露出式水栓の図21とは異なる
例を示す図である。
【符号の説明】
10 カウンター(取付基体) 16 吐水ヘッド 16A 吐水ヘッド本体 16B 被保持部 18 ホルダ 18A ホルダ収容部 18B ヘッド保持部 20 ホース 150,152 切欠部 163 係止凹部 164 突出部 165 弾性係止爪 166 突起 168 凹部 170 ストッパ面 172 弾性爪 174a 係止凹部 174b 係止凹部 174c 係止凹部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性のホースが接続された吐水ヘッド
    をホルダによって取出可能に保持した形態のホース付吐
    水ヘッドを備えた水栓において、 前記吐水ヘッドの首部を前記ホルダによって保持される
    被保持部となすとともに、該被保持部を該吐水ヘッドの
    本体と別体の部材で構成して該被保持部を該吐水ヘッド
    本体に対して軸方向に一体移動する状態且つ回転方向に
    相対移動可能な状態で組み付け、それら吐水ヘッド本体
    と被保持部とにまたがって該吐水ヘッド本体を定められ
    た範囲内でのみ回転可能とする回転規制機構を設けたこ
    とを特徴とするホース付吐水ヘッドを備えた水栓。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記回転規制機構
    が、前記吐水ヘッド本体と被保持部との一方に設けた突
    起と他方に設けた、該突起を内部に挿入させる凹部とを
    有しており、且つ該凹部の回転方向に隔たった両端面が
    該吐水ヘッド本体の正逆両方向の回転に伴って該突起に
    当接し、更なる回転を阻止するストッパ面として構成し
    てあることを特徴とするホース付吐水ヘッドを備えた水
    栓。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記吐
    水ヘッド本体と被保持部とにまたがって、該吐水ヘッド
    本体の回転時に該吐水ヘッド本体の回転範囲内の設定さ
    れた1若しくは複数の回転角度位置にクリック感を持っ
    て位置決めする位置決機構が設けてあることを特徴とす
    るホース付吐水ヘッドを備えた水栓。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記位置決機構が、
    前記吐水ヘッド本体と被保持部との一方に設けた爪と他
    方に設けた、該爪を弾性係止させる係止部とを有してい
    ることを特徴とするホース付吐水ヘッドを備えた水栓。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記被
    保持部が前記ホルダに対して軸方向に挿入されて保持さ
    れるものとなしてあるとともに、それら被保持部とホル
    ダとにまがたって、該被保持部を該ホルダに挿入する際
    にクリック感を持って保持位置に位置決めする第2の位
    置決機構が設けてあることを特徴とするホース付吐水ヘ
    ッドを備えた水栓。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記第2の位置決機
    構が、前記被保持部とホルダとの一方に設けた爪と他方
    に設けた、該爪を弾性係止させる係止部とを有している
    ことを特徴とするホース付吐水ヘッドを備えた水栓。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかにおいて、前記被
    保持部と前記ホルダとにまたがって、該被保持部を回転
    方向に固定する固定機構が設けてあることを特徴とする
    ホース付吐水ヘッドを備えた水栓。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記固定機構が、前
    記被保持部とホルダとの一方に設けた突部と他方に設け
    た、該突部と嵌り合う切欠部とを有していることを特徴
    とするホース付吐水ヘッドを備えた水栓。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかにおいて、前記水
    栓が水栓本体から延び出した前記ホースをカウンター等
    取付基体の表側に露出させるホース露出式の水栓であっ
    て、前記ホルダには、上面に切欠部が設けてあって該切
    欠部を通してホースを収容させるホース収容部と、上面
    に切欠部が設けてあり前記被保持部を保持する保持部と
    が設けてあることを特徴とするホース付吐水ヘッドを備
    えた水栓。
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