JP2003027473A - 既成免震杭、及び場所打ち免震杭の造成方法 - Google Patents

既成免震杭、及び場所打ち免震杭の造成方法

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JP2003027473A
JP2003027473A JP2001217147A JP2001217147A JP2003027473A JP 2003027473 A JP2003027473 A JP 2003027473A JP 2001217147 A JP2001217147 A JP 2001217147A JP 2001217147 A JP2001217147 A JP 2001217147A JP 2003027473 A JP2003027473 A JP 2003027473A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震に強く、大きな水平力及び軸方向引張
力に十分耐え得る既成免震杭を提供すること。 【解決手段】 コンクリート製の柱状杭部材2と、この
柱状杭部材2と同じ外径を有して互いに重合される複数
枚のコンクリート又は鋼製の輪切状杭部材3…とが同軸
状に接続配置されて杭本体10が形成されると共に、柱
状杭部材2及び輪切状杭部材3に夫々周方向に所定間隔
をおいて軸方向に貫設された複数の貫通孔6…,7…に
軸筋材8,9が挿通され、これら軸筋材8,9のうち軸
筋材8を緊張させることによって杭本体10にプレスト
レスが与えられるように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既成免震杭、及び
場所打ち免震杭の造成方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来のコンクリート杭(R
C杭)は、鋼管杭に比べて価格的に安いため、広く普及
しているが、鋼管杭のような伸びがなく、強い地震の際
にはクラックが発生し易く、破壊し易い。これは、コン
クリートが圧縮には強いが、引っ張りには極端に弱いか
らである。
【0003】近年、上記のようなコンクリート杭に代わ
り、PC杭(プレストレスコンクリート杭)やPHC杭
(高強度プレストレスコンクリート杭)が使用されてい
る。このPC杭やPHC杭は、鉄筋コンクリートの軸筋
材として高抗張力を有するPC鋼材を使用し、このPC
鋼材を緊張させることによってコンクリートにプレスト
レスを与え、これによって水平力及び軸方向引張力に耐
え得るようにしたものであるが、限界点が低く、例えば
震度6以上の大地震時にはクラックが発生し、破壊し易
い。
【0004】また、場所打ち杭についても、従来の場所
打ち杭では上記のような大地震時にクラックが多く発生
し、使用が困難であるか又は不能な状態となることが多
かった。
【0005】本発明は、上記のような事情に鑑み、地震
に強く、大きな水平力及び軸方向引張力に十分耐え得る
既成免震杭を提供することを目的とする。更に本発明
は、同様に地震に強く、大きな水平力及び軸方向引張力
に十分耐え得る場所打ち免震杭の造成方法を提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る既成免震
杭は、コンクリート製の柱状杭部材2と、この柱状杭部
材2と同じ外径を有して互いに重合される複数枚のコン
クリート又は鋼製の輪切状杭部材3とが同軸状に接続配
置されて杭本体10が形成されると共に、柱状杭部材2
及び輪切状杭部材3に夫々周方向に所定間隔をおいて軸
方向に貫設された複数の貫通孔に夫々軸筋材が挿通さ
れ、これら軸筋材の一部又は全部を緊張させることによ
って前記杭本体10にプレストレスが与えられるように
形成されてなることを特徴とする。
【0007】請求項2は、請求項1に記載の既成免震杭
において、柱状杭部材2及び輪切状杭部材3に夫々周方
向に所定間隔をおいて軸方向に貫設された複数の貫通孔
は、周方向に隣合うPC鋼材用貫通孔6とRC鋼材用貫
通孔7とからなり、PC鋼材用貫通孔6には杭本体10
にプレストレスを与えるように緊張されるPC鋼材8が
挿通され、RC鋼材用貫通孔7にはRC鋼材9が挿通さ
れるようになっていることを特徴とする。
【0008】請求項3は、請求項1又は2に記載の既成
免震杭において、柱状杭部材2は中空に形成され、輪切
状杭部材3は中空柱状杭部材と同じ内径及び外径を有す
るリング状に形成されてなることを特徴とする。
【0009】請求項4は、請求項2又は3に記載の既成
免震杭において、杭本体10の両端面には夫々、輪切状
杭部材3と同じ内径及び外径を有する鋼製のリング状端
板4,5が重合配置され、各リング状端板4,5にはP
C鋼材用貫通孔6とRC鋼材用貫通孔7とが周方向に所
定間隔をおいて軸方向に貫設されていることを特徴とす
る。
【0010】請求項5に係る発明の場所打ち免震杭の造
成方法は、地盤Gに所定深さの掘孔22を形成し、この
掘孔22内に鉄筋23を挿入した後、掘孔22内にはそ
の孔底から所定高さまでコンクリート26を打設し、し
かる後、掘孔22内に挿通可能な外径を有すると共に前
記鉄筋23の縦軸筋材が挿通可能な貫通孔を形成した所
要枚数のコンクリート製輪切状杭部材3を、その貫通孔
を介して前記鉄筋23の縦軸筋材に挿通することによっ
て前記打設コンクリート26の上に複数段に積み重ね、
前記縦軸筋材の一部又は全部を緊張させることによって
前記打設コンクリート26とこの上に積み重ねられた輪
切状杭部材3…とからなる杭本体30にプレストレスを
与えるようにしたことを特徴とする。
【0011】請求項6は、請求項5に記載の場所打ち免
震杭の造成方法において、前記貫通孔には、モルタル又
は防錆用樹脂を圧入するようにしたことを特徴とする。
【0012】請求項7は、請求項5又は6に記載の場所
打ち免震杭の造成方法において、前記鉄筋23の縦軸筋
材は、周方向に所定間隔おきに配置された互いに隣合う
隣合うPC鋼材8とRC鋼材9とからなり、前記輪切状
杭部材3には、前記縦軸筋材のPC鋼材8及びRC鋼材
9が挿通可能なPC鋼材用貫通孔6とRC鋼材用貫通孔
7とが周方向所定間隔おきに貫設されていて、この輪切
状杭部材3のPC鋼材用貫通孔6に挿通したPC鋼材8
を緊張させるようにしたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】図1の(A)は本発明に係る既成
免震杭1を示す正面図、(B)はこの既成免震杭1の分
解斜視図である。この図1において、2は柱状杭部材
で、コンクリートによって所定長さの中空柱状に一体形
成されている。3は、リング状に輪切りされたような形
状を有する鋼製の輪切状杭部材で、上記中空柱状杭部材
2と同じ内径及び外径を有する。4及び5は鋼製の上下
端板で、各端板4,5は、輪切状杭部材3よりも厚いリ
ング状に形成されていて、輪切状杭部材3と同様に上記
中空柱状杭部材2と同じ内径及び外径を有する。
【0014】上記中空柱状杭部材2には、夫々軸方向に
貫通するPC鋼材用貫通孔6と、この貫通孔6より大径
のRC鋼材用貫通孔7とが、周方向に交互に一定間隔で
貫設されている。PC鋼材用貫通孔6及びRC鋼材用貫
通孔7は、各輪切状杭部材3及び上下各端板4,5に
も、柱状杭部材2と同じピッチで周方向に交互に貫設さ
れている。PC鋼材用貫通孔6にはPC鋼材8(軸筋
材)が挿通され、RC鋼材用貫通孔7にはPC鋼材より
大径のRC鋼材9(軸筋材)が挿通されるようになって
いる。また図1において、10は杭本体で、1つ又は複
数の柱状杭部材2と、互いに重合させた複数枚の輪切状
杭部材3…とを同軸状に接続配置することによって形成
される。
【0015】PC鋼材8は、一般にはPC鋼線と呼ばれ
る高抗張力の鋼線からなるもので、その全長にわたって
雄ねじ8aが形成され、また一端部には係止用の径大頭
部8bが形成されている(図2参照)。このPC鋼材8
の直径は、中空柱状杭部材2のサイズが例えば外径50
0mm、内径260mm、厚さ120mmである場合に
は、9mm程度のものが使用される。RC鋼材9は、普
通の鉄筋材からなるもので、PC鋼材8の直径の例えば
1.5倍程度の直径を有するものが使用され、このRC
鋼材9にも全長にわたって雄ねじ9aが形成されてい
る。また、PC鋼材用貫通孔6は、PC鋼材8の直径の
例えば1.2倍程度の内径に形成され、またRC鋼材用
貫通孔7も、RC鋼材9の直径の例えば1.2倍程度の
内径に形成される。
【0016】図2に示すように、上部側の端板4には各
RC鋼材用貫通孔7の上半分を拡径したようなナット収
容穴7aが形成され、また下部側の端板5にも各RC鋼
材用貫通孔7の下半分を拡径したようなナット収容穴部
7aが形成されている。また下部側の端板5には、各P
C鋼材用貫通孔6の下半分を拡径したような径大頭部収
容穴部6aが形成されている。
【0017】図1に示す既成免震杭1を組み立てるに
は、上下一対の中空柱状杭部材2,2間に、互いに重合
させた所要枚数(図示例では32枚)の鋼製輪切状杭部
材3…を同軸状に介在させて杭本体10を形成し、この
杭本体10の上下両端面、即ち上部柱状杭部材2の上端
面と下部柱状杭部材2の下端面に端板4,5を重合させ
ると共に、これら端板4,5、柱状杭部材2,2及び輪
切状杭部材3…の軸方向に連なる夫々一連のPC鋼材用
貫通孔6及びRC鋼材用貫通孔7に、PC鋼材8及びP
C鋼材8を夫々挿通させる。
【0018】PC鋼材8の挿通にあたっては、図2に示
すように、PC鋼材8を下部側端板5のPC鋼材用貫通
孔6より挿通して、このPC鋼材8の一端部に形成され
た係止用径大頭部8bをPC鋼材用貫通孔6の径大頭部
収容穴部6aに収容して係止させると共に、このPC鋼
材8の他端部を上部側端板4のPC鋼材用貫通孔6から
突出させ、この上部側端板4のPC鋼材用貫通孔6から
突出した突出端部にナット20を螺合し、仮締めしてお
く。また、RC鋼材9は、上下両端板4,5の上下何れ
かの側からそのRC鋼材用貫通孔7に挿入してもよい
が、RC鋼材9の両端部が上下端板4,5のRC鋼材用
貫通孔7,7のナット収容穴部7a,7aに没入した状
態でその両端部にナット12,12を螺合して締め付け
る。
【0019】上記のように端板4,5、柱状杭部材2,
2及び輪切状杭部材3…の軸方向に連なる夫々一連のP
C鋼材用貫通孔6及びRC鋼材用貫通孔7にPC鋼材8
及びPC鋼材8を夫々挿通させた後、図3に示すような
緊張装置13を使用して、各PC鋼材8を緊張させる。
【0020】この緊張装置13は、基本的に、架台14
と、この架台14上に装備された油圧ジャッキ15と、
このジャッキ15及び架台14の中心軸線に沿って設け
られた引張螺軸16とからなるもので、使用にあたって
は、図3に示すように緊張すべきPC鋼材8の上端突出
端部を囲むように架台14を上部側端板4の上にセット
し、このPC鋼材8の上端突出端部と引張螺軸16の下
端部とをカップリング17によって結合するだけでよ
く、しかして油圧ジャッキ15の作動によりラム15a
が上動して、引張螺軸16が所定ストローク引き上げら
れることにより、PC鋼材8に所定の引張力が与えられ
るから、その状態でナット20を締め付けばよい。
【0021】上記のようにして全てのPC鋼材8…に所
定の引張力を与えた状態で夫々ナット20を締め付ける
ことにより、これらのPC鋼材8…が緊張状態に保持さ
れ、これによって上下の柱状杭部材2,2と、両柱状杭
部材2,2間に介在されて互いに重合された輪切状杭部
材3…とからなる杭本体10に対しプレストレスが与え
られて、プレストレス杭、即ち本発明の免震杭1が形成
される。
【0022】図4の(A)は本発明の他の実施形態によ
る既成免震杭11を示す正面図であり、(B)は同既成
免震杭11の分解斜視図である。この既成免震杭11
は、上下の柱状杭部材2,2と、互いに重合される複数
の輪切状杭部材3…とからなる杭本体10において、各
輪切状杭部材3がコンクリートで形成されている点が、
図1に示す既成免震杭1と異なるだけで、他の構成につ
いては免震杭1と全く同じである。
【0023】図1に示す既成免震杭1は、各輪切状杭部
材3が鋼製のものであるため、比較的薄く形成されてい
るが、この既成免震杭11の輪切状杭部材3は、コンク
リートで形成されることから、図示からも分かるように
十分な厚さ(軸方向長さ)をもたせることが好ましい。
このコンクリート製輪切状杭部材3も、リング状に輪切
りされたような形状を有する。
【0024】図5の(A)は本発明の更に他の実施形態
による既成免震杭21を示す正面図であり、(B)は同
既成免震杭21の斜視図である。この既成免震杭21
は、上下両端面が緩やかな凸面状に形成された凸形輪切
状杭部材3aと、上下両端面が凸形輪切状杭部材3aに
係合する緩やかな凹面状に形成された凹形輪切状杭部材
3bとを交互に重合配置した点が、図1に示す既成免震
杭1や図4に示す既成免震杭11と異なり、他の構成に
ついては既成免震杭1,11と同じである。尚、図5の
(B)では、実際には凸形輪切状杭部材3aと凹形輪切
状杭部材3bが係合した状態で同図(A)のように複数
組連続して配置されているわけであるが、この凸形輪切
状杭部材3a及び凹形輪切状杭部材3bの端面形状が良
く分かるように、凸形輪切状杭部材3aと凹形輪切状杭
部材3bとの1組だけを互いに切り離した状態で示して
いる。また、この実施形態の凸形輪切状杭部材3a及び
凹形輪切状杭部材3bは、コンクリートによって形成さ
れているが、鋼材によって形成されてもよい。
【0025】図6の(A)は、図1に示す既成免震杭1
の概略縦断面図、(B)はこの免震杭1の柱状杭部材2
及び輪切状杭部材3の概略横断面図であり、(C)はこ
の免震杭1の作用示す概略正面図である。この既成免震
杭1を地盤中に打ち込んで、建造物の基礎杭として使用
している状態において、いま、地震の発生によって、地
盤が横揺れして、この免震杭1に同図(C)の矢印で示
すような大きな水平力(横荷重)Pが作用すると、この
水平力Pによって、杭本体10を貫通するPC鋼材8及
びRC鋼材9が弾性的に曲げられると同時に、杭本体1
0の互いに重合した輪切状杭部材3…が互いに横滑りし
ながら、この水平力(横荷重)Pが集中的に作用する1
つ又は複数の輪切状杭部材3が先行して突出し、これに
他の輪切状杭部材3が追従して、一時的に図示のように
略くの字状に横ずれした状態となるけれども、この水平
力Pが作用しなくなれば、PC鋼材8及びRC鋼材9が
弾性復帰し、同図の(A)に示すような正常な状態に戻
ることになる。
【0026】また、この免震杭1に作用する水平力Pが
相当大きく、杭本体10を貫通するPC鋼材8及びRC
鋼材9が弾性変形の範囲を越えて塑性変形した状態とな
っても、杭本体10は、概ね図6の(C)に示すような
状態になるだけであるから、輪切状杭部材3自体は破壊
することがなく、従って建造物の倒壊を防止することが
できる。また、この地震により地盤が縦揺れして、この
免震杭1に軸方向の引張力が作用しても、杭本体10に
は緊張されたPC鋼材8により予めプレストレスが与え
られていて、杭本体10の全断面が圧縮力を受けた状態
にあるため、杭本体10がひび割れしたり、破断するよ
うなこともない。
【0027】この免震杭1では、柱状杭部材2及び輪切
状杭部材3に夫々周方向に所定間隔をおいてPC鋼材用
貫通孔6とRC鋼材用貫通孔7とを設けて、PC鋼材用
貫通孔6には杭本体10にプレストレスを与えるように
緊張されるPC鋼材8を挿通し、RC鋼材用貫通孔7に
はRC鋼材9を挿通しているが、各柱状杭部材2及び各
輪切状杭部材3にPC鋼材用貫通孔6のみを設けて、杭
本体10にプレストレスを与えるPC鋼材8のみを貫通
させるようにしてもよい。しかしながら、実施形態のよ
うに各柱状杭部材2及び各輪切状杭部材3にRC鋼材用
貫通孔7を併設して、RC鋼材9をも使用することによ
り、このRC鋼材9は、杭本体10に十分な剛性を持た
せ、杭本体10の曲げ強度を高めることができる。
【0028】また実施形態のように、PC鋼材用貫通孔
6とRC鋼材用貫通孔7とを柱状杭部材2及び輪切状杭
部材3に夫々周方向に隣合うように交互に設けることに
よって、各PC鋼材8が杭本体10に対し有効にプレス
トレスを与えることができると共に、杭本体10に対し
各RC鋼材9のもつ剛性保持機能を有効に発揮させるこ
とができる。
【0029】また、この免震杭1では、柱状杭部材2及
び輪切状杭部材3を夫々中空状に形成しているが、柱状
杭部材2は中実状に、また輪切状杭部材3は円板状に形
成してもよい。しかし、実施形態のように、柱状杭部材
2及び輪切状杭部材3を夫々中空状に形成することによ
り、杭本体10の軽量化と製造コストの低減化を図るこ
とができる。
【0030】また、杭本体10の両端面には夫々、輪切
状杭部材3と同じ内径及び外径を有する鋼製のリング状
4端板4,5を重合配置し、各リング状端板4,5には
PC鋼材用貫通孔6とRC鋼材用貫通孔7とを周方向に
所定間隔をおいて軸方向に貫設していることによって、
免震杭1の製造時において杭本体10に対するPC鋼材
8及びRC鋼材9の取付作業及PC鋼材8の緊張作業を
容易に行うことができる。
【0031】以上、図1に示される既成免震杭1の作用
について説明したが、図4に示す既成免震杭11及び図
5に示す既成免震杭21の作用も、上述した既成免震杭
1とほとんど同じであるため、その説明を省略する。
【0032】図7の〜及び図8の〜は、本発明
に係る場所打ち免震杭の造成方法の一実施形態を示した
ものであり、図9の(A)は場所打ち免震杭の造成に使
用される輪切状杭部材3の平面図、(B)は掘孔内に挿
入されて打設コンクリート上に積み重ねされる輪切状杭
部材3の拡大断面図である。
【0033】この場所打ち免震杭を造成するには、先
ず、図7のに示すように、アースオーガ等の掘削装置
により地盤Gを掘削して、所定深さの掘孔22を形成
し、そしてこの掘孔22に同図のに示すように鉄筋2
3を挿入する。この鉄筋23は、掘孔22の深さより若
干長い縦軸筋材としてのPC鋼材8及びRC鋼材9とを
周方向所定間隔おきに交互に配置すると共に、これらP
C鋼材8及びRC鋼材9に多数のフープ筋材24を上下
多段状に取り付けて、籠形に形成したものである。尚、
フープ筋材24は、図示のように縦軸筋材の下端から縦
軸筋材長さの2/3程度のところまで取り付けられる。
【0034】掘孔22内に鉄筋23を挿入した後、図7
のに示すように、トレミー管25の使用により、掘孔
22内にその孔底から所定高さ位置(鉄筋23の最上段
のフープ筋材24の取付位置程度のところ)までコンク
リートを打設する。こうして掘孔22内の所定高さ位置
までコンクリートを打設すると、同図のに示すよう
に、この打設コンクリート26の上部に液状の不純物2
7が浮上して溜まる。
【0035】上記のようにして掘孔22内へのコンクリ
ートの打設を終えた後、図8の、に示すように掘孔
22内に所要数個のコンクリート製輪切状杭部材3を挿
入して、打設コンクリート26の上に積み重ねる。この
コンクリート製輪切状杭部材3は、図9にも示している
が、図4に示す輪切状杭部材3と同じ構造のもので、掘
孔22内に挿通可能な外径を有すると共に前記鉄筋23
のPC鋼材8及びRC鋼材9(縦軸筋材)が挿通可能な
PC鋼材用貫通孔6及びRC鋼材用貫通孔7(貫通孔)
を周方向一定間隔で交互に形成し、更に内周部に複数の
フック係止用リング28を取り付けている。
【0036】掘孔22内にコンクリート製輪切状杭部材
3を挿入するには、図8のに示すように、クレーンで
昇降される吊りロープ29のフック32を輪切状杭部材
3のフック係止用リング28に係止して吊り上げる。し
かして、輪切状杭部材3のPC鋼材用貫通孔6及びRC
鋼材用貫通孔7(貫通孔)を介して鉄筋23のPC鋼材
8及びRC鋼材9(縦軸筋材)に挿通することにより、
同図のに示すように掘孔22内の打設コンクリート2
6の上に複数段に積み重ねる。この際、打設コンクリー
ト26の上部に溜まっている液状不純物27は、最下段
の輪切状杭部材3下面と打設コンクリート26上面との
間に介在することなく、この最下段の輪切状杭部材3の
中空部、更にはPC鋼材用貫通孔6やRC鋼材用貫通孔
7内に入り込んでしまうため、最終的に形成される場所
打ち免震杭の内部に空洞部等の欠陥部を形成することが
ない。
【0037】上記のようにして掘孔22内の打設コンク
リート26上に所要段数に積み重ねた後、最上段の輪切
状杭部材3に形成されたPC鋼材用貫通孔6及びRC鋼
材用貫通孔7よりその下方に続く輪切状杭部材3…の鋼
材用貫通孔6及びRC鋼材用貫通孔7にモルタル又は防
錆用樹脂を圧入する。これによって、PC鋼材8及びR
C鋼材9が錆びるのを防止し、免震杭1を長年月にわた
って有効に使用することができる。尚、モルタル又は防
錆用樹脂の圧入作業は、後記するPC鋼材8の緊張作業
の後に行っても良い。
【0038】しかる後に、前述した免震杭1,11,2
1の製造時に使用する図3に示すような緊張装置13を
用いて、鉄筋23のPC鋼材8(縦軸筋材)を緊張させ
る。こうして鉄筋23の全てのPC鋼材8…に所定の引
張力を与えた状態で夫々ナット20を締め付けることに
より、これらのPC鋼材8…が緊張状態に保持され、こ
れにより掘孔22内の打設コンクリート26とこの上に
積み重ねられた複数段のコンクリート製輪切状杭部材3
…とからなる杭本体30に対しプレストレスが与えられ
て、図8のに示すようなプレストレス杭、即ち本発明
の場所打ち免震杭31が造成される。
【0039】こうして造成された場所打ち免震杭31に
よれば、地震で地盤が横揺れして、この免震杭31に水
平力(横荷重)が作用すると、図6によって説明した免
震杭1の場合と同様に、その水平力によって、杭本体3
0を貫通するPC鋼材8及びRC鋼材9が弾性的に曲げ
られると同時に、杭本体30の互いに重合した輪切状杭
部材3…が互いに横滑りしながら、水平力の集中的に作
用する一つ又は複数の輪切状杭部材3が先行して突出
し、これに他の輪切状杭部材3が追従して、それらが略
くの字状を成して一時的に横ずれした状態となるけれど
も、その水平力が作用しなくなれば、PC鋼材8及びR
C鋼材9が弾性復帰して、正常な状態に戻ることにな
る。
【0040】また、この免震杭31に作用する水平力が
相当大きく、杭本体30を貫通するPC鋼材8及びRC
鋼材9が弾性変形の範囲を越えて塑性変形した状態とな
っても、この杭本体30は破壊することがなく、建造物
の倒壊を防止することができる。更に、地盤が縦揺れし
て、この免震杭31に軸方向の引張力が作用しても、杭
本体30には緊張されたPC鋼材8により予めプレスト
レスが与えられていて、杭本体30の全断面が圧縮力を
受けた状態にあるため、杭本体30がひび割れしたり、
破断するようなこともない。
【0041】この免震杭31では、コンクリート製輪切
状杭部材3に夫々周方向に所定間隔をおいてPC鋼材用
貫通孔6とRC鋼材用貫通孔7とを設けて、PC鋼材用
貫通孔6には杭本体30にプレストレスを与えるように
緊張されるPC鋼材8を挿通し、RC鋼材用貫通孔7に
はRC鋼材9を挿通しているが、各コンクリート製輪切
状杭部材3にPC鋼材用貫通孔6のみを設けて、杭本体
30にプレストレスを与えるPC鋼材8のみを貫通させ
るようにしてもよい。しかし、実施形態のように各輪切
状杭部材3にRC鋼材用貫通孔7を併設して、RC鋼材
9をも使用することにより、RC鋼材9は、杭本体30
に十分な剛性を持たせ、杭本体30の曲げ強度を高める
ことができる。PC鋼材用貫通孔6とRC鋼材用貫通孔
7とを輪切状杭部材3に周方向に隣合うように交互に設
けることによって、各PC鋼材8が杭本体30に対し有
効にプレストレスを与えることができると共に、杭本体
30に対しRC鋼材9のもつ剛性保持機能を有効に発揮
させることができる。
【0042】図10は、本発明に係る既成免震杭1(既
成免震杭11又は21でもよい)に従来のPC杭41
(PHC杭でもよい)を同軸一体に連結した複合免震杭
51,61を示している。同図の(A)に示す複合免震
杭51は、免震杭1の下部端板5とPC杭41の上部端
板44とを溶接により接合して、両杭1,41とを同軸
一体に連結したものである。また、同図の(B)に示す
複合免震杭61は、免震杭1と、これを挟んでその上下
に配置したPC杭41,41とを、上記同様に端板4,
44どうし及び端板5,44どうしの溶接接合により同
軸一体に連結したものである。
【0043】
【発明の効果】請求項1に係る発明の既成免震杭によれ
ば、地震で地盤が横揺れして、杭本体に水平力が作用す
ると、その水平力によって、杭本体を貫通する軸筋材が
弾性的に曲げられると同時に、杭本体の互いに重合した
輪切状杭部材が互いに横滑りしながら、例えば略くの字
状を成して一時的に横ずれした状態となるけれども、そ
の水平力が作用しなくなれば、軸筋材が弾性復帰して正
常な状態に戻る。また、この杭本体に作用する水平力が
相当大きく、杭本体を貫通する軸筋材が弾性変形範囲を
越えて塑性変形した状態となっても、この杭本体は破壊
することがなく、従って建造物の倒壊を防止することが
できる。更に、地震で地盤が縦揺れして、杭本体に軸方
向の引張力が作用しても、杭本体にはプレストレスが与
えられていて、杭本体の全断面が圧縮力を受けた状態に
あるため、杭本体がひび割れしたり、破断するようなこ
ともない。
【0044】請求項2に係る発明の既成免震杭は、柱状
杭部材及び輪切状杭部材に、夫々周方向に隣合うPC鋼
材用貫通孔とRC鋼材用貫通孔とを設け、PC鋼材用貫
通孔には杭本体にプレストレスを与えるように緊張され
るPC鋼材を挿通し、RC鋼材用貫通孔にRC鋼材を挿
通したものであるから、PC鋼材によって、杭本体に対
しプレストレスを有効に与えることができると共に、R
C鋼材によって、杭本体に十分な剛性を持たせ、杭本体
の曲げ強度を高めることができる。
【0045】請求項3に係る発明の既成免震杭のよう
に、柱状杭部材を中空に形成し、輪切状杭部材を中空柱
状杭部材と同じ内径及び外径を有するリング状に形成す
ることによって、杭本体の軽量化と製造コストの低減化
を図ることができる。
【0046】請求項4に係る発明の既成免震杭のよう
に、杭本体の両端面に夫々、輪切状杭部材と同じ内径及
び外径を有する鋼製のリング状端板を重合配置し、各リ
ング状端板にPC鋼材用貫通孔とRC鋼材用貫通孔とを
周方向に所定間隔をおいて軸方向に貫設することによ
り、免震杭の製造において、杭本体に対するPC鋼材及
びRC鋼材の取付作業及PC鋼材の緊張作業を容易に行
うことができる。
【0047】請求項5に係る発明の場所打ち免震杭によ
れば、地震によって杭本体に水平力が作用すると、その
水平力によって、杭本体を貫通する軸筋材が弾性的に曲
げられると同時に、互いに重合した輪切状杭部材が互い
に横滑りしながら、例えば略くの字状を成して一時的に
横ずれした状態となるが、その水平力がなくなれば、軸
筋材が弾性復帰して正常な状態に戻る。また、杭本体に
作用する水平力が相当大きく、縦軸筋材が弾性変形範囲
を越えて塑性変形しても、この杭本体は破壊することが
なく、従って建造物の倒壊を防止することができる。更
に、地震で地盤が縦揺れして、杭本体に軸方向の引張力
が作用しても、杭本体にはプレストレスが与えられてい
て、杭本体の全断面が圧縮力を受けた状態にあるため、
杭本体のひび割れや破断がなくなる。
【0048】請求項6に係る発明のように、貫通孔にモ
ルタル又は防錆用樹脂を圧入することによって、縦軸筋
材が錆びるのを防止し、場所打ち免震杭を長年月にわた
って有効に使用することができる。
【0049】請求項7に係る発明の場所打ち免震杭によ
れば、鉄筋の縦軸筋材は、周方向に所定間隔おきに配置
された互いに隣合う隣合うPC鋼材とRC鋼材とからな
り、輪切状杭部材にはPC鋼材用貫通孔とRC鋼材用貫
通孔とが周方向所定間隔おきに貫設されていて、この輪
切状杭部材のPC鋼材用貫通孔に挿通したPC鋼材を緊
張させるようにしたから、PC鋼材によって、杭本体に
対しプレストレスを有効に与えることができると共に、
RC鋼材によって、杭本体に剛性を持たせ、杭本体の曲
げ強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明に係る既成免震杭を示す正面
図、(B)はこの既成免震杭の分解斜視図である。
【図2】 同既成免震杭の上下両端部の拡大断面図であ
る。
【図3】 緊張装置でPC鋼材を謹聴している状態を示
す説明図である。
【図4】 (A)は本発明の他の実施形態による既成免
震杭を示す正面図、(B)は同既成免震杭11の分解斜
視図である。
【図5】 (A)は本発明の更に他の実施形態による既
成免震杭を示す正面図、(B)は同既成免震杭の分解斜
視図、(C)は凸形輪切状杭部材の断面図、(D)と凹
形輪切状杭部材の断面図、(E)は凸形輪切状杭部材及
び凹形輪切状杭部材の平面図である。
【図6】 (A)は、図1に示す既成免震杭の概略縦断
面図、(B)はこの免震杭の柱状杭部材及び輪切状杭部
材の概略横断面図、(C)はこの免震杭の作用示す概略
正面図である。
【図7】 〜は本発明に係る場所打ち免震杭の造成
工程を示す説明図である。
【図8】 〜は図7のに続く場所打ち免震杭の造
成工程を示す説明図である。
【図9】 (A)は場所打ち免震杭の造成に使用される
輪切状杭部材を示す平面図、(B)は掘孔内に挿入され
て打設コンクリート上に積み重ねされた輪切状杭部材の
拡大断面図である。
【図10】 (A)及び(B)は本発明に係る免震杭を
従来のPC杭に連結してなる複合免震杭を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1,11,21 免震杭 2 柱状杭部材 3 輪切状杭部材 4,5 端板 6 PC鋼材用貫通孔 7 RC鋼材用貫通孔 8 PC鋼材(軸筋材) 9 RC鋼材(軸筋材) 10 杭本体 13 緊張装置 22 掘孔 23 鉄筋 30 場所打ち免震杭の杭本体 31 場所打ち免震杭

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート製の柱状杭部材と、この柱
    状杭部材と同じ外径を有して互いに重合される複数枚の
    コンクリート又は鋼製の輪切状杭部材とが同軸状に接続
    配置されて杭本体が形成されると共に、柱状杭部材及び
    輪切状杭部材に夫々周方向に所定間隔をおいて軸方向に
    貫設された複数の貫通孔に夫々軸筋材が挿通され、これ
    ら軸筋材の一部又は全部を緊張させることによって前記
    杭本体にプレストレスが与えられるように形成されてな
    る既成免震杭。
  2. 【請求項2】 柱状杭部材及び輪切状杭部材に夫々周方
    向に所定間隔をおいて軸方向に貫設された複数の貫通孔
    は、周方向に隣合うPC鋼材用貫通孔とRC鋼材用貫通
    孔とからなり、PC鋼材用貫通孔には杭本体にプレスト
    レスを与えるように緊張されるPC鋼材が挿通され、R
    C鋼材用貫通孔にはRC鋼材が挿通されるようになって
    いる請求項1に記載の既成免震杭。
  3. 【請求項3】 柱状杭部材は中空に形成され、輪切状杭
    部材は中空柱状杭部材と同じ内径及び外径を有するリン
    グ状に形成されてなる請求項1又は2に記載の既成免震
    杭。
  4. 【請求項4】 杭本体の両端面には夫々、輪切状杭部材
    と同じ内径及び外径を有する鋼製のリング状端板が重合
    配置され、各リング状端板にはPC鋼材用貫通孔とRC
    鋼材用貫通孔とが周方向に所定間隔をおいて軸方向に貫
    設されている請求項2又は3に記載の既成免震杭。
  5. 【請求項5】 地盤に所定深さの掘孔を形成し、この掘
    孔内に鉄筋を挿入した後、掘孔内にはその孔底から所定
    高さまでコンクリートを打設し、しかる後、掘孔内に挿
    通可能な外径を有すると共に前記鉄筋の縦軸筋材が挿通
    可能な貫通孔を形成した所要枚数のコンクリート製輪切
    状杭部材を、その貫通孔を介して前記鉄筋の縦軸筋材に
    挿通することによって前記打設コンクリートの上に複数
    段に積み重ね、前記縦軸筋材の一部又は全部を緊張させ
    ることによって前記打設コンクリートとこの上に積み重
    ねられた輪切状杭部材とからなる杭本体にプレストレス
    を与えるようにした場所打ち免震杭の造成方法。
  6. 【請求項6】 前記貫通孔には、モルタル又は防錆用樹
    脂を圧入するようにした請求項5に記載の場所打ち免震
    杭の造成方法。
  7. 【請求項7】 前記鉄筋の縦軸筋材は、周方向に所定間
    隔おきに配置された互いに隣合う隣合うPC鋼材とRC
    鋼材とからなり、前記輪切状杭部材には、前記縦軸筋材
    のPC鋼材及びRC鋼材が挿通可能なPC鋼材用貫通孔
    とRC鋼材用貫通孔とが周方向所定間隔おきに貫設され
    ていて、この輪切状杭部材のPC鋼材用貫通孔に挿通し
    たPC鋼材を緊張させるようにした請求項5又は6に記
    載の場所打ち免震杭の造成方法。
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