JP2003027362A - 防音用不織布及びその製造方法 - Google Patents
防音用不織布及びその製造方法Info
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Abstract
とのできる防音用不織布及びその製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 室内の床、壁あるいは天井等の仕上げ材
の内部に単独で、あるいは他の建築材料と組み合わせて
配設される防音用不織布1において、軟質のベース部3
に対してその表裏いずれかに突出する多数の凹部2をプ
レス成形にて構成し、同ベース部3に対して立設する同
凹部2の壁部7aを硬質とするとともに、同凹部2底部
5を同壁部7aに比較して軟質とするようにした。これ
によって凹部によって空間が形成されるため防音用不織
布単独であたかも空間構造体(例えばハニカム構造板)
を介在させたと同様の音を分散させる効果が奏される。
Description
るいは天井等の仕上げ材の内部等に単独で、あるいは他
の建築材料と組み合わせて配設される防音用不織布及び
その製造方法に関するものである。
いは他の建築材料と組み合わせて室内の床、壁あるいは
天井等の仕上げ材の内部に使用されている。そのような
用途の一例として例えば床用の防音マットとして防音用
不織布としての防音用フェルトをその構造の一部に使用
したものがある。例えば図17に示すようにこのような
防音マット50はベースとしての樹脂板51上に防音用
フェルト52が配設され、その上にハニカム構造板53
が配設され、最上部にアスファルト板54が配設されて
いる。防音用フェルト52は主として吸音効果を有し、
ハニカム構造板53はそのハニカム構造ゆえの内部に形
成される空間によって音の分散を図り、アスファルト板
54は遮音効果を有する。これら各構成部材によって相
乗的に防音マット50の防音効果が発揮されることとな
る。
構造板53は音を空間を利用して分散させ防音用フェル
ト52の吸音効率を向上させるためにあるものである。
しかし、ハニカム構造板53を防音マット50の一部と
して配置することは明らかに構造上嵩張ることとなる。
更に複雑なハニカム構造からなるハニカム構造板53の
使用による高コスト化やハニカム構造板53自体の装着
の手間(ハニカム構造をなす六角形筒体の端部によって
「線」で上下のアスファルト板54と防音用フェルト5
2と接触させて接着させなければならないため)から結
果として防音マット50自体の高コスト化を招来してい
た。本発明は、このような従来の技術が含有する問題点
を解決するためになされたものである。その目的は、自
身単独で音の分散を図る空間を保持することのできる防
音用不織布及びその製造方法を提供することである。
めに請求項1の発明では、室内の床、壁あるいは天井等
の仕上げ材の内部に単独で、あるいは他の建築材料と組
み合わせて配設される防音用不織布において、軟質のベ
ース部に対してその表裏いずれかに突出する多数の凹部
をプレス成形にて構成し、同ベース部に対して立設する
同凹部の壁部を硬質とするとともに、同凹部の底部を同
壁部に比較して軟質とするようにしたことをその要旨と
する。このような構成では凹部によって空間が形成され
るためこの防音用不織布によってあたかも空間構造体
(例えばハニカム構造板)を介在させたと同様の音を分
散させる効果が奏される。分散された音は不織布によっ
て吸音されることとなる。壁部は硬質に成形されている
ため、防音用不織布は加圧されてもつぶれずに凹部の形
状を保持することができる。ベース部と底部は吸音効果
の高い軟質とされる。尚、プレス成形された凹部は底部
とベース面との認識を逆にすれば凸部と解釈することも
可能である。
るいは天井等の仕上げ材の内部に単独で、あるいは他の
建築材料と組み合わせて配設される防音用不織布を第1
及び第2の金型によってプレス成形する防音用不織布の
製造方法であって、前記第1の金型には所定間隔で対向
配置された一組の第1の突出板を複数設けて同各組の両
第1の突出板の外表面間の間隔が先端寄りほど狭くなる
ような傾斜状に形成する一方、前記第2の金型には所定
間隔で対向配置された一組の第2の突出板を複数設けて
同各組の両第2の突出板の内表面間の間隔が先端寄りほ
ど広くなるような傾斜状に形成し、対向配置させた同第
1及び第2の金型間に不織原布を介在させて前記一組の
第2の突出板間に同第2の突出板の内表面と外表面が対
向するように一組の第1の突出板を嵌合させ、両金型を
相対的に接近させることで不織原布にベース部、底部及
び壁部から構成された凹部を形成させるようにするとと
もに、前記第1の突出板の外表面と第2の突出板の内表
面とによって同壁部をプレスするようにしたことをその
要旨とする。このような構成に従ってまず、第1の金型
と第2の金型との間に不織原布を介在させた状態で第1
の金型の一組の第1の突出板を第2の金型の一組の第2
の突出板に嵌合させていく。このとき、第1の突出板の
外表面と第2の突出板の内表面とが対向するような配置
とする。すると、第1の突出板と第2の突出板の先端に
よって不織原布に凹部が形成されていく。このとき、両
金型が接近していくと第1の突出板の外表面と第2の突
出板の内表面とが断面傾斜状に形成されているため、徐
々に接近していくこととなりこれら外表面と内表面との
間に配置された同凹部を形成する壁部を強くプレスする
こととなる。尚、プレス成形された凹部は底部とベース
面との認識を逆にすれば凸部と解釈することも可能であ
る。
天井等の仕上げ材の内部に単独で、あるいは他の建築材
料と組み合わせて配設される建築材料用不織布を第1及
び第2の金型によってプレス成形する防音用不織布の製
造方法であって、前記第1の金型には第1の筒体を複数
設けて同各筒体の外表面を先端ほど絞られた断面傾斜状
に形成する一方、前記第2の金型には第2の筒体を複数
設けて同各第2の筒体の内表面を基部寄りほど絞られた
断面傾斜状に形成し、対向配置させた同第1及び第2の
金型間に不織原布を介在させて前記第2の筒体に前記第
1の筒体を嵌合させ、両金型を相対的に接近させること
で不織原布にベース部、底部及び壁部から構成された凹
部を形成させるようにするとともに、前記第1の筒体の
外表面と第2の筒体の内表面とによって同壁部をプレス
するようにしたことをその要旨とする。このような構成
に従ってまず、第1の金型と第2の金型との間に不織原
布を介在させた状態で第1の金型の金型の第1の筒体を
第2の金型の第2の筒体に嵌合させていく。すると、第
1の筒体と第2の筒体の先端によって不織原布に凹部が
形成されていく。このとき、両金型が接近していくと第
1の筒体の外表面と第2の筒体の内表面とが断面傾斜状
に形成されているため、徐々に接近していくこととなり
これら外表面と内表面との間に配置された同凹部を形成
する壁部を強くプレスすることとなる。尚、プレス成形
された凹部は底部とベース面との認識を逆にすれば凸部
と解釈することも可能である。
って空間が形成されるため防音用不織布単独であたかも
空間構造体(例えばハニカム構造板)を介在させたと同
様の音を分散させる効果が奏され、同時に不織布の吸音
効果も奏されるため優れた防音機能を有する素材を提供
することが可能となる。そして、凹部はその壁部が硬質
であって圧縮力に対する形状保持力が大きいため容易に
つぶれることがない。請求項2及び3に記載の発明では
単にプレス成形するだけで凹部とともに硬質の壁部を形
成した請求項1の防音用不織布を製造することが可能と
なる。
ついて図面に基づいて説明する。図1〜図6に示すよう
に、本実施の形態の防音用不織布としての防音用フェル
ト1は多数の凹部2が所定間隔で縦横に整列して形成さ
れている。各凹部2は防音用フェルト1のベース部3を
基準として下方に向かってプレス成形によって形成され
ており、略直方体形状の空間として形成されている。同
凹部2は長方形の底部5と同底部5を四方から包囲する
第1及び第2の壁部7a,7bから構成されている。図
1、図3及び図4に示すように、第1の壁部1aは底部
5の対向する長辺から斜め上方に若干拡開するように立
設されている。第1の壁部は7aプレス成形により強く
圧縮されて他の部分に比べて薄手に構成されているもの
の、その分密度が高く硬質とされている。図1、図5及
び図6に示すように、第2の壁部7bは底部5の対向す
る短辺から斜め上方に若干拡開するように立設されてい
る。第2の壁部7bは底部5の成形に伴ってベース部3
が折れ曲がって構成された部分であって、第1の壁部の
ような硬質ではない。図1に示すように、第2の壁部7
bはベース部3と明確な境界をもっているわけではな
く、第2の壁部7b表面はベース部3表面から緩やかな
カーブを描いて接続され緩やかな傾斜を有して底部5表
面に接続される。図2及び図3に示すように、底部5は
第1の壁部7aとの境界部において成型時に強くプレス
された第1の溝部8が形成されている。底部5はこの第
1の溝部8以外の部分では成型時に強くプレスされてい
ないため軟質とされている。また図3に示すように、ベ
ース部3と第1の壁部1aとの境界部においても成型時
に強くプレスされた第2の溝部9が形成されている。ベ
ース部3はこの第2の溝部9以外の部分では成型時に強
くプレスされていないため軟質とされている。また、図
5に示すように、第2の壁部7bを接続するベース部3
の上面は他の部分の上面よりも若干下がった位置とされ
ている。これは凹部2の形成とともに周辺の繊維が凹部
2方向に引きずられて若干高さが低くなることによるも
のである。
布Gをプレス成形して製造されている。中間体としての
不織原布Gの原料のフェルト繊維は原材料としては天
然、合成、半合成を問わない。また、再生反毛綿であっ
てもよい。本実施の形態では例えば綿、ポリエステル、
ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ナイロン繊
維を含む各繊維を混綿させ、これらをカード機を通過さ
せてウェブ化し、更にニードルパンチ装置内部に送りニ
ードルパンチ処理を施し交絡させて構成したものを使用
している。本実施の形態の不織原布Gは平米当たりの重
量が900〜1000グラムとされ、その厚みは9〜1
0mm程度とされている。このように構成される防音用
フェルト1は室内の床、壁あるいは天井等の仕上げ材の
内部等に単独で使用してもよく、図12に示すように、
他の構成部材とともに防音マット11を構成して使用す
るようにしてもよい。防音マット11はベースとしての
樹脂板13上に本実施の形態の防音用フェルト1が配設
され、最上部にアスファルト板15が配設されている。
の製造工程についてその概略を説明する。本実施の形態
では図7〜図11に示すように上下に配設された金型2
1,22によって不織原布Gをプレスすることで製造さ
れる。まず、簡単に上下金型21,22を説明する。上
金型21には所定間隔で縦横に整列させられた第1の金
型片23が装着されている。各第1の金型片23は所定
間隔で対向配置された一組の第1の突出板24から構成
されている。第1の突出板24は長尺の平板からなり、
その外表面24a間の間隔が先端寄りほど狭くなるよう
な傾斜が設けられている。下金型22には所定間隔で縦
横に整列させられた第2の金型片25が装着されてい
る。各第2の金型片25は所定間隔で対向配置された一
組の第2の突出板26から構成されている。第2の突出
板26は長尺の平板からなり、その内表面26a間の間
隔が先端寄りほど広くなるような傾斜が設けられてい
る。本実施の形態では第1の突出板24と第2の突出板
26の長さと背(各金型21,22のベース面Bからの
距離)は同寸法とされている。尚、図示を省略するが金
型21,22内部には冷却管が配設され冷却水によって
同金型21,22が冷却されるようになっている。
すように下金型22の各第2の金型片25の上方に上金
型21の各第1の金型片23が配置されるようにセット
する。より、具体的には両金型21,22の相対的接近
によって第1の金型片23を構成する一組の第1の突出
板24が第2の金型片25を構成する一組の第2の突出
板26の間に嵌合されるような位置関係であって、第1
の突出板24の外表面24aが第2の突出板26の内表
面26aに正対するように配置される。そして、不織原
布Gを両金型21,22間に配置する。ここに、不織原
布Gに混入されている熱可塑性繊維(上記ではポリエス
テル、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維)は溶
融・固化することで自身の形状安定機能を有する。両金
型21,22間に配置する直前に不織原布Gを加熱し
(一般的に100度Cから170度C程度の範囲)、熱
可塑性繊維を溶融させておく。図9〜図10に示すよう
に、上下金型21,22を接近させ第1の突出板24及
び第2の突出板26の各々の先端によって不織原布Gを
押圧していく。第1の突出板24と第2の突出板26が
交差することで不織原布Gが第1の金型片23によって
第2の金型片25間に押し込まれて凹部2を形成してい
く。一方、両金型片23,25の接近に伴って図13に
示すように第1の突出板24の外表面24aと第2の突
出板26の内表面26aが接近し、その間に挟持された
不織原布Gを強くプレスすることとなる。この外表面2
4aと内表面26aとによって挟持された部分は防音用
フェルトの上記第1の壁部7aとされる。一方、上記第
2の壁部7bは特に積極的にプレスを受けるわけではな
く、凹部2形成に伴って自然に形成される。図11に示
すように、両金型片23,25を所定のプレス力で押圧
され第1の突出板24及び第2の突出板26のそれぞれ
の先端が不織原布Gを強くプレスして第1及び第2の溝
部8,9が形成される。第1の溝部8に挟まれた底部5
と第2の溝部9に挟まれたベース部3は特にプレスされ
るわけではないため不織原布Gの本来有する軟質性を保
持したままとなる。溶融された熱可塑性繊維の作用に、
すなわち熱可塑性繊維が他の繊維を結びつけるバインダ
作用によって両金型片23,25に従って不織原布Gは
成形れ、上下金型21,22が冷却されているためプレ
スと同時に固化して形状の安定化が図られる。また、固
化することから上下金型21,22から容易に型離れす
る。このように両金型片23,25によるプレス成形が
終了すると開型されて防音用フェルト1が得られる。こ
の状態では第1の壁部7a、第1及び第2の溝部8,9
の厚みはそれぞれ約1mmとされ、その他のプレスを受
けていない部分は繊維がプレスされた部分に引きずられ
て不織原布Gの当初の厚み(9〜10mm程度)より若
干薄くなっている。
では次のような効果が奏される。 (1)凹部2によって空間が形成されるため、防音用フ
ェルト1単独で音の分散効果を期待することができ、ハ
ニカム構造体を使用する必要がない。 (2)防音用フェルト1は第1の壁部7aによって凹部
2の形状を保持することができる。また、第1の壁部7
aはベース部3及び底部5との接続部に強くプレスされ
て硬質化した第1及び第2の溝部8,9が形成されてい
る。従って、これら溝部8,9による第1の壁部7aの
立設の補助効果があるため、より凹部2の形状保持効果
が高くなる。 (3)第1の壁部7aが硬質でベース部3及び底部5が
軟質であるため防音用フェルト1のクッション性が向上
する。 (4)底部5及びベース部3は不織原布Gの本来有する
軟質性を保持したままであるため、吸音効果は従来通り
保持されるとともに、むしろ凹部2によって周囲を包囲
された状態での吸音であるためかえって吸音効果が向上
する。 (5)このような防音用フェルト1を成形するために複
雑な工程は必要とされず、上下金型21,22によるワ
ンプレスで可能とされており、製造コストが抑制され
る。
化することも可能である。 ・上記実施の形態では第1の金型片23は一組の第1の
突出板24のみにて構成され、第2の金型片25は一組
の第2の突出板26のみにて構成されていた。そのため
第1の壁部1aのみが硬質に成型されることとなってい
た。しかし、図16(a)及び(b)に示すようにこれ
ら突出板24,26と直交するような2組の突出板3
0,31によって筒体として構成した第1及び第2の金
型片32,33によって上記防音用フェルト1を構成す
るようにしてもよい。このような両金型片32,33で
は突出板30,31の外表面30aと内表面31aが上
記と同様に不織原布Gを強くプレスすることとなる。す
なわち、このような金型金型片32,33が装着された
金型を使用して防音用フェルト1を成形する場合には第
1の壁部7a及び第2の壁部7bの両方を硬質に構成す
ることができる。また、成型される凹部2の形状によっ
ては3組以上の突出板を用いて硬質の壁部を構成するこ
とも可能である。 ・図15に示すような円筒体としての第1及び第2の金
型片35,36を備えた上下金型によって図13及び図
14に示すような円筒状の凹部38が形成された防音用
フェルト39を成形することも可能である。この防音用
フェルト39では第1の金型片35の先端寄りほど絞ら
れた断面斜状の外表面35aと第2の金型片36の基部
寄りほど絞られた断面斜状の内表面36aとによってプ
レスされて凹部38を構成する円筒形状の(若干テーパ
状となっている)壁部40が硬質に成形されることとな
る。
よい。 ・上記実施の形態ではベース部3や底部5はプレスして
いなかったが、もちろんある程度のプレス処理を施して
いわゆる「腰」を与えるようにすることは自由である。
要は凹部を保持させるために壁部を硬質にし、ベース部
や底部は吸音ということを前提とした構成であれば構わ
ない。 ・防音用フェルト1が使用される室内とは建築物のみを
意味しない。例えば航空機や自動車等に使用することも
可能である。 ・フェルト用の繊維は上記実施の形態のものに限定され
ない。また、製造方法も上記に限定されない。 ・上記製造工程では熱可塑性樹脂を混入した不織原布G
を使用したが、要はプレスによって上記のような防音用
フェルト1が製造できれば足るため、必ずしも熱可塑性
樹脂は必須ではない。また、上記製造工程では上下金型
21,22によってプレスするより前に不織原布Gを加
熱していたが、このような工程に限定されるものではな
い。 ・熱可塑性繊維としては上記の他にポリプロピレン系、
ポリエステル系、ポリエチレン系、ポリスチレン系、ポ
リアミド系、ポリオレフィン系等が広く含まれる。 ・熱可塑性繊維ではなく繊維形状ではない例えば粒状や
粉状の熱可塑性樹脂とすることも可能である。 ・上記不織原布Gの厚さやプレスされる第1の壁部7a
の厚さは一例であり、適宜変更可能である。その他、本
発明の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由であ
る。
の他の技術的思想について、下記に説明する。 (1)前記底部の前記壁部との接続部を硬質に形成した
ことを特徴とする請求項1に記載の防音用不織布。 (2)前記ベース部の前記壁部との接続部を硬質に形成
したことを特徴とする請求項1に記載の防音用不織布。 (3)前記壁部は対向する一部の部分のみを硬質とし、
他の壁部部分は軟質としたことを特徴とする請求項1若
しくは付記1又は2に記載の防音用不織布。 (4)前記軟質に形成した壁部を接続するベース部は他
のベース部よりも上面が低く形成されていることを特徴
とする付記3に記載の防音用不織布。 (5)前記第1の突出板と第2の突出板の先端の少なく
ともいずれか一方はプレス時に対向する前記いずれかの
金型との間で不織原布をプレスすることを特徴とする請
求項2に記載の防音用不織布の製造方法。 (6)前記第1の筒体と第2の筒体の先端の少なくとも
いずれか一方はプレス時に対向する前記いずれかの金型
との間で不織原布をプレスすることを特徴とする請求項
3に記載の防音用不織布の製造方法。 (7)前記不織原布には熱可塑性樹脂が混入され、前記
両金型にてプレスする前に同不織原布を加熱して予備的
に同熱可塑性樹脂を溶融させ、その後プレスするように
したことを特徴とする請求項3に若しくは付記5又は6
に記載の防音用不織布の製造方法。 (8)前記両金型は冷却していることを特徴とする付記
7に記載の防音用不織布の製造方法。
図。
する斜視図。
明する説明図。
明する説明図。
説明する説明図。
説明する説明図。
マットの構造を説明する説明図。
であって(a)は正面図、(b)は側面図。
3…ベース部、5…底部、7a…第1の壁部、21…第
1の金型としての上金型、22…第2の金型としての下
金型、24…第1の突出板、26…第2の突出板、24
a,30a,35a…外表面、26a,31a,36a
…内表面、32…筒体としての第1の金型片、33…筒
体としての第2の金型片、35…筒体としての第1の金
型片、36…筒体としての第2の金型片。
Claims (3)
- 【請求項1】 室内の床、壁あるいは天井等の仕上げ材
の内部に単独で、あるいは他の建築材料と組み合わせて
配設される防音用不織布において、軟質のベース部に対
してその表裏いずれかに突出する多数の凹部をプレス成
形にて構成し、同ベース部に対して立設する同凹部の壁
部を硬質とするとともに、同凹部の底部を同壁部に比較
して軟質とするようにしたことを特徴とする防音用不織
布。 - 【請求項2】 室内の床、壁あるいは天井等の仕上げ材
の内部に単独で、あるいは他の建築材料と組み合わせて
配設される防音用不織布を第1及び第2の金型によって
プレス成形する防音用不織布の製造方法であって、 前記第1の金型には所定間隔で対向配置された一組の第
1の突出板を複数設けて同各組の両第1の突出板の外表
面間の間隔が先端寄りほど狭くなるような傾斜状に形成
する一方、前記第2の金型には所定間隔で対向配置され
た一組の第2の突出板を複数設けて同各組の両第2の突
出板の内表面間の間隔が先端寄りほど広くなるような傾
斜状に形成し、対向配置させた同第1及び第2の金型間
に不織原布を介在させて前記一組の第2の突出板間に同
第2の突出板の内表面と外表面が対向するように一組の
第1の突出板を嵌合させ、両金型を相対的に接近させる
ことで不織原布にベース部、底部及び壁部から構成され
た凹部を形成させるようにするとともに、前記第1の突
出板の外表面と第2の突出板の内表面とによって同壁部
をプレスするようにしたことを特徴とする防音用不織布
の製造方法。 - 【請求項3】 室内の床、壁あるいは天井等の仕上げ材
の内部に単独で、あるいは他の建築材料と組み合わせて
配設される建築材料用不織布を第1及び第2の金型によ
ってプレス成形する防音用不織布の製造方法であって、 前記第1の金型には第1の筒体を複数設けて同各筒体の
外表面を先端ほど絞られた断面傾斜状に形成する一方、
前記第2の金型には第2の筒体を複数設けて同各第2の
筒体の内表面を基部寄りほど絞られた断面傾斜状に形成
し、対向配置させた同第1及び第2の金型間に不織原布
を介在させて前記第2の筒体に前記第1の筒体を嵌合さ
せ、両金型を相対的に接近させることで不織原布にベー
ス部、底部及び壁部から構成された凹部を形成させるよ
うにするとともに、前記第1の筒体の外表面と第2の筒
体の内表面とによって同壁部をプレスするようにしたこ
とを特徴とする防音用不織布の製造方法。
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JP2016005293A (ja) * | 2014-06-13 | 2016-01-12 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 保護部材、ワイヤーハーネス製造方法及びワイヤーハーネス |
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