JP2003027066A - 接触分解ガソリンの脱硫方法 - Google Patents

接触分解ガソリンの脱硫方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FCC、RFCC装置において、硫黄分
を低減せしめ、環境規制に対応した接触分解ガソリンを
得ることのできる方法を提供する。 【解決手段】 流動接触分解装置あるいは重油流動接触
分解装置における原料油の接触分解において、バナジウ
ム及び/又はニッケルをバナジウムとニッケルとの合計
量で1000ppm以上含有した流動接触分解平衡触媒
又は重油流動接触分解平衡触媒と、流動接触分解脱硫触
媒とからなる接触分解脱硫触媒を用いることを特徴とす
る接触分解ガソリンの脱硫方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接触分解ガソリンの脱
硫方法に関し、詳しくは、流動接触分解装置あるいは重
油流動接触分解装置における原料油の接触分解におい
て、硫黄分を十分に低減せしめた接触分解ガソリンを得
る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、流動接触分解(FCC)装置、
重油流動接触分解(RFCC)装置で製造される接触分
解ガソリンには、大気汚染物質である硫黄化合物が含ま
れている。従って、これらの接触分解ガソリンから硫黄
分を除去して環境に優しいガソリンを製造することは、
石油精製会社にとって急務である。上記FCC、RFC
C装置において、触媒を用いて接触分解ガソリンを脱硫
する方法としては、例えば、特開2000−19898
9号公報、特開2000−154388号公報等に記載
の方法が挙げられる。しかし、上記公報に記載の方法
は、使用しているFCC触媒のバナジウム、ニッケル蓄
積量がいずれも非常に少ないものであり、このため接触
分解ガソリンの脱硫率は未だ十分なものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況下でなされたものであり、特に、FCC、RFCC
装置において、硫黄分を十分に低減せしめれ、環境規制
に対応した接触分解ガソリンを得ることのできる方法を
提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑みて鋭意研究を行なった結果、触媒としてバナジウ
ム、ニッケル蓄積量が特定量以上のFCC(RFCC)
平衡触媒と流動接触分解脱硫触媒とを組合せ用いること
により本発明の上記目的を達成しうることを見出した。
すなわち、本発明は、流動接触分解装置あるいは重油流
動接触分解装置における原料油の接触分解において、バ
ナジウム及び/又はニッケルをバナジウムとニッケルと
の合計量で1000ppm以上含有した流動接触分解平
衡触媒又は重油流動接触分解平衡触媒と、流動接触分解
脱硫触媒とからなる接触分解脱硫触媒を用いることを特
徴とする接触分解ガソリンの脱硫方法。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明を更に詳細に説明す
る。本発明の脱硫方法に用いる流動接触分解平衡触媒あ
るいは重油流動接触分解平衡触媒とは、一般に、流動接
触分解装置あるいは重油流動接触分解装置において使用
される接触分解触媒であって、一定時間使用された後
の、その接触分解能が寿命に達する前の触媒をいう。本
発明においては、上記平衡触媒は、特に、バナジウム及
び/又はニッケルをバナジウムとニッケルとの合計量で
1000ppm以上、好ましくは1000〜20000
ppm含有するものである。金属含有量が上記範囲内で
あれば本発明の効果を有効に奏することができる。
【0006】具体的には、本発明に使用される平衡触媒
としては、例えば、上記特定量の金属を含有した、RE
USY、USY、REY等のゼオライト、アルミナ、シ
リカ・アルミナ、チタニア、アルミナ・チタニア及び粘
土鉱物(カオリン、ハロイサイト等)からなるものが挙
げられる。本発明に用いる接触分解脱硫触媒としては、
上記流動接触分解平衡触媒あるいは重油流動接触分解平
衡触媒と流動接触分解脱硫触媒とを組み合わせて用いる
ことが好ましい。流動接触分解脱硫触媒としては、例え
ば、無機多孔体にバナジウム、亜鉛、ニッケル、鉄、コ
バルト等から選ばれる少なくとも一種を担持してなるも
のが用いられる。
【0007】無機多孔体としては、メソ細孔及び/又は
マクロ細孔を有する無機多孔体が好ましく用いられ、例
えば、表面積が20〜600m2 /g、細孔径範囲が2
0〜1000Å、細孔径ピーク位置を20〜500Åの
範囲に単一のピークとして有するものが用いられる。ま
た、細孔径40〜400Åの細孔容積が0.05〜0.5m
l/gの範囲であることが好ましい。細孔径ピーク位
置、細孔容積が上記範囲内にあれば、金属を十分に担持
することができ、かつ触媒の機械的強度も十分である。
上記メソ細孔及び/又はマクロ細孔を有する無機多孔体
としては、具体的には、アルミナ、シリカ、シリカ・ア
ルミナ、チタニア、アルミナ−チタニア等が挙げられ、
また、カオリン、ベントナイト等の粘土鉱物も使用する
ことができる。更に、これらから常法、例えば、アルミ
ナ、シリカ・アルミナ、希土類置換Y型ゼオライト、粘
土鉱物カオリンを用いてスプレードライなどの方法によ
り調製されたFCC触媒あるいはRFCC触媒も挙げる
ことができる。本発明においては、これらを単独あるい
は適宜組合せて使用することができる。本発明において
は、上記無機多孔体のうち、重質油の分解、ガソリン留
分の生成の点から好ましくはアルミナまたはシリカーア
ルミナを用いる。
【0008】また、上記無機多孔体に担持される金属と
しては、バナジウム、亜鉛、ニッケル、鉄、コバルト等
が挙げられ、これらは単独あるいは適宜組み合わせて用
いることができる。本発明においては、生成ガソリン留
分の脱硫の点から好ましくはバナジウム又は亜鉛が用い
られる。上記金属の担持方法としては含浸法、共沈法等
の公知の方法をいずれも使用することができる。本発明
においては、無機多孔体に上記金属を均一に担持してな
る触媒、特に、少なくとも無機多孔体のメソ細孔及び/
又はマクロ細孔に上記金属を均一に担持してなる触媒を
用いることが好ましいが、そのような方法としては、具
体的には、例えば、上記金属源としてナフテン酸バナジ
ウム、ナフテン酸亜鉛等の溶液を用いて上記含浸法によ
り担持させる方法、あるいは、上記金属源として蓚酸バ
ナジル、サリチル酸亜鉛等の水溶液を用い、更にこれに
ポリエチレングリコール、水溶性セルロース、アラビア
ゴム等の増粘剤を組み合わせて上記含浸法により担持さ
せる方法などが挙げられる。
【0009】本発明において、「金属を均一に担持す
る」とは、例えば、細孔内のカチオンサイトなどの一部
分に金属が偏在して担持された状態などではなく、触媒
粒子の表面、細孔内のすべての部分にわたって、金属が
均一に分布している状態をいう。上記金属の担持量は無
機多孔体重量当たり0.1〜5重量%が好ましく、特に0.
1〜1.5重量%の範囲が好ましい。担持量が上記範囲内
であれば,脱硫活性及び触媒の分解活性、ガソリン留分
収率などの点から好ましい。また、上記流動接触分解脱
硫触媒には、バインダーとして、例えば、シリカゾル、
アルミナゾル等結合力に優れたものを用いることができ
る。
【0010】以上のようにして得られた触媒は、例え
ば、80〜200℃の温度で乾燥し、更に300〜60
0℃の温度で焼成することが好ましい。このようにする
ことにより、上記金属が更に触媒内部まで全体に均一に
分布し担持される。本発明においては、上記流動接触分
解脱硫触媒は、上記FCC平衡触媒あるいはRFCC平
衡触媒と混合して接触分解脱硫触媒として用いる。この
接触分解脱硫触媒には、上記「FCC平衡触媒あるいは
RFCC平衡触媒」を、該接触分解脱硫触媒全体重量に
対し、2〜50重量%含有することが好ましい。上記範
囲内であれば、本発明の効果を効率的に得ることができ
る。
【0011】本発明においては、上記接触分解脱硫触媒
を用いて原料油を処理するものであるが、本発明におけ
る原料油としては、重質石油留分、例えば脱硫重油、減
圧軽油あるいは常圧残油等が挙げられる。本発明の接触
分解脱硫方法における処理条件は、例えば、温度480
〜650℃、好ましくは480〜550℃、反応圧力0.
02〜5MPa、好ましくは0.2〜5MPaである。処
理温度が上記範囲内である場合は、触媒の分解活性及び
生成ガソリン留分の脱硫率が高く、また、反応圧力が上
記範囲内であれば、同様に、触媒の分解活性及び生成ガ
ソリン留分の脱硫率が高く好ましい。
【0012】
【実施例】以下に、本発明を実施例により更に具体的に
説明するが、本発明はこれらの例によってなんら制限さ
れるものではない。なお、供給原料である脱硫重油とし
ては、その代表性状を下記第1表に示すものを用いた。
また、触媒の表面積、細孔容積、希土類含量等は次の方
法に従って求めた。表面積 窒素を用いたベット吸着法により測定した。細孔容積 水銀を用いたポロシメータにより測定した。希土類含量 X線を用いたXRD法により測定した。
【0013】
【表1】 実施例1 ナフテン酸バナジウムを触媒重量当たりバナジウムで2
000ppmとなるようにとり、これをシクロヘキサン
で希釈し、下記第2表に示す性状を有するRFCC新触
媒に含浸・担持した。担持後、120℃で1時間乾燥し
た後、500℃で3時間焼成を行なった。更に反応評価
に先立ち、770℃で12時間スチーム濃度98容量%
にてスチーミングを行い、触媒の疑似平衡化処理を行な
った。得られた触媒のバナジウムの分布状態をX線マイ
クロアナライザー(EPMA)を用いて測定したとこ
ろ、バナジウムは触媒全体に均一に担持されていた。
【0014】
【表2】
【0015】上記得られたバナジウム担持アルミナ0.5
gを下記第3表に示す性状を有するFCC平衡触媒4.5
gと混合し、MAT反応装置にて反応温度550℃、常
圧、触媒/原料油比4.5の条件で原料油の接触分解反応
を行なった。得られた液組成物ガソリン留分の硫黄分濃
度をAEDガスクロマトグラフィーで測定した。結果を
第5表に示す。
【0016】
【表3】
【0017】実施例2アルミナの調製 硫酸アルミニウム14水塩(和光純薬(株)製)をイオ
ン交換水に溶解し、8.0重量%水溶液を調製した。ま
た、アルミン酸ナトリウム(和光純薬(株)製)を同様
にイオン交換水に溶解し、8.0重量%水溶液を調製し
た。5リットルのガラス製容器にイオン交換水1リット
ルを加え、攪拌機で攪拌しながらアルミン酸ナトリウム
水溶液300ml及び硫酸アルミニウム水溶液300m
lを交互に素早く加えpH8に調整した。次いで、反応
生成物をろ過しアルミナゲルを得た。ろ過生成物に1リ
ットルの硫酸アンモニウム水溶液を加え、分散させ、ろ
過生成物中のナトリウムとイオン交換させ、ナトリウム
の除去を行なった。この操作を4回繰り返し、最後にイ
オン交換水でろ過生成物を洗浄後、更にろ過し洗浄アル
ミナを得た。このアルミナゲルを80℃で6時間乾燥
し、500℃で焼成したところ、細孔直径のピークは1
00Å、表面積300m2 /g、細孔径40〜400Å
の細孔容積は0.07ml/gであった。
【0018】アルミナへのバナジウム担持 バナジウム基準で2000ppmの蓚酸バナジルをイオ
ン交換水に溶解し、得られた水溶液に対して1重量%と
なるように分子量400のポリエチレングリコールを溶
解した。上記調製した焼成済アルミナにバナジウム水溶
液を含浸し、均一に2000ppmのバナジウムを担持
後、120℃で1時間乾燥した後、500℃で3時間焼
成を行なった。
【0019】触媒調製及び反応評価 上記得られたバナジウム担持アルミナ15重量%、希土
類含有USY25重量%、粘土鉱物カオリン40重量%
及びシリカゾルバインダー20重量%にイオン交換水を
加えて固形分濃度15重量%のスラリーとし、噴霧乾燥
により触媒を調製した。その後得られた触媒を120℃
で1時間乾燥した後、500℃で3時間焼成した。更に
反応評価に先立ち、770℃で12時間スチーム濃度9
8容量%にてスチーミングを行い、触媒の疑似平衡化処
理を行なった。実施例1で用いた平衡触媒4.5g、上記
得られた触媒0.5gを混合し、実施例1と同様にして原
料油の接触分解反応を行なった。結果を第5表に示す。
【0020】実施例3シリカ・アルミナの調製 JIS3号水ガラスをイオン交換水に希釈し、SiO2
基準で8.0重量%の水溶液を調製した。また、硫酸アル
ミニウム14水塩(和光純薬(株)製)を同様にイオン
交換水に溶解し、Al2 3 基準で8.0重量%水溶液を
調製した。5リットルのガラス製容器にイオン交換水1
リットルを加え、攪拌機で攪拌しながら水ガラス水溶液
300ml及び硫酸アルミニウム水溶液300mlを交
互に素早く加えpH8に調整した。反応生成物をろ過し
シリカ・アルミナゲルを得た。ろ過生成物に1リットル
の硫酸アンモニウム水溶液を加え分散させ、ろ過生成物
中のナトリウムとイオン交換させ、ナトリウムの除去を
行なった。この操作を4回繰り返し、最後にイオン交換
水でろ過生成物を洗浄後、更にろ過し洗浄シリカ・アル
ミナゲルを得た。このシリカ・アルミナゲルを80℃で
6時間乾燥し、500℃で焼成したところ、細孔直径の
ピークは110Å、表面積250m2 /g、細孔径40
〜400Åの細孔容積は0.09ml/gであった。
【0021】シリカ・アルミナへのバナジウム担持 バナジウム基準で2000ppmのナフテン酸バナジウ
ムをシクロヘキサンに溶解し、上記調製した焼成済シリ
カ・アルミナに含浸し、均一に2000ppmのバナジ
ウムを担持した。次いで、これを120℃で1時間乾燥
した後、500℃で3時間焼成を行なった。
【0022】触媒調製及び反応評価 上記得られたバナジウム担持シリカ・アルミナ15重量
%、希土類含有USY25重量%、粘土鉱物カオリン4
0重量%及びシリカゾルバインダー20重量%にイオン
交換水を加えて固形分濃度15重量%のスラリーとし、
噴霧乾燥により触媒を調製した。その後得られた触媒を
120℃で1時間乾燥した後、500℃で3時間焼成し
た。更に反応評価に先立ち、770℃で12時間スチー
ム濃度98容量%にてスチーミングを行い、触媒の疑似
平衡化処理を行なった。実施例1で用いた第3表に示さ
れる性状を有する平衡触媒4.5gに上記得られた触媒0.
5gを混合し、実施例1と同様にして接触分解反応を行
なった。結果を第5表に示す。 比較例1 下記第4表に示す性状を有するRFCC平衡触媒5gを
用いて、実施例1と同様にして接触分解反応を行なっ
た。結果を第5表に示す。
【0023】
【表4】 比較例2 第3表に示す性状を有するRFCC平衡触媒5gを用い
た以外は比較例1と同様に接触分解反応を行なった。結
果を第5表に示す。
【0024】
【表5】
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の脱
硫方法によれば、FCC、RFCC装置において、硫黄
分を低減せしめ、環境規制に対応した接触分解ガソリン
を得ることのできる方法を提供することことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 32/00 B01J 35/10 301B 35/10 301 37/04 101 37/04 101 C01B 33/00 C01B 33/00 C01F 7/02 A C01F 7/02 C10G 11/18 C10G 11/18 29/04 29/04 B01J 23/84 301M Fターム(参考) 4G069 AA03 AA08 BA01A BA01B BA03A BA03B BA04A BA10A BA10B BC35A BC38B BC54A BC54B BC54C BC68A BC68B BE08C BE36C CC02 CC07 DA07 EC14X EC14Y EC15X EC15Y FA01 FA02 FB07 FB14 FB16 FB18 FB30 FB57 FC02 FC04 FC08 4G072 AA37 BB05 GG03 HH21 JJ30 MM01 MM21 PP05 RR06 TT08 UU15 4G076 AA02 AB08 BA13 BA43 BC02 BC07 CA28 DA01 4H029 AA12 AA13 BD01 BD08 CA00 DA00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動接触分解装置あるいは重油流動接触
    分解装置における原料油の接触分解において、バナジウ
    ム及び/又はニッケルをバナジウムとニッケルとの合計
    量で1000ppm以上含有した流動接触分解平衡触媒
    又は重油流動接触分解平衡触媒と、流動接触分解脱硫触
    媒とからなる接触分解脱硫触媒を用いることを特徴とす
    る接触分解ガソリンの脱硫方法。
  2. 【請求項2】 流動接触分解脱硫触媒が、バナジウム及
    び/又は亜鉛を含有してなるものである請求項1記載の
    脱硫方法。
  3. 【請求項3】 流動接触分解脱硫触媒が、流動接触分解
    触媒あるいは重油流動接触分解触媒にバナジウム及び/
    又は亜鉛を担持してなるものである請求項1又は2に記
    載の脱硫方法。
  4. 【請求項4】 流動接触分解脱硫触媒が、メソ細孔及び
    /又はマクロ細孔を有するアルミナ、シリカ・アルミ
    ナ、チタニア、アルミナ・チタニア及び粘土鉱物から選
    ばれる無機多孔体からなるものである請求項1〜3のい
    ずれかに記載の脱硫方法。
  5. 【請求項5】 無機多孔体が、アルミナ又はシリカ・ア
    ルミナからなるものである請求項4記載の脱硫方法。
  6. 【請求項6】 無機多孔体が、20〜400Åに細孔径
    のピークを有する請求項4又は5に記載の脱硫方法。
  7. 【請求項7】 流動接触分解脱硫触媒が、流動接触分解
    触媒あるいは重油流動接触分解触媒にバナジウム及び/
    又は亜鉛を、少なくともメソ細孔及び/又はマクロ細孔
    に均一に担持してなるものである請求項1〜6のいずれ
    かに記載の脱硫方法。
  8. 【請求項8】 流動接触分解脱硫触媒が、金属源として
    ナフテン酸塩を用いて無機多孔体に金属を均一に担持し
    てなることを特徴とする請求項7記載の脱硫方法。
  9. 【請求項9】 流動接触分解脱硫触媒が、金属源として
    金属水溶液を用い、かつ有機増粘剤を用いて無機多孔体
    に金属を均一に担持してなることを特徴とする請求項7
    記載の脱硫方法。
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