JP2003026525A - 殺菌抗菌剤、殺菌抗菌用のカルシウム粉末及びその製造方法 - Google Patents

殺菌抗菌剤、殺菌抗菌用のカルシウム粉末及びその製造方法

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JP2003026525A JP2001214713A JP2001214713A JP2003026525A JP 2003026525 A JP2003026525 A JP 2003026525A JP 2001214713 A JP2001214713 A JP 2001214713A JP 2001214713 A JP2001214713 A JP 2001214713A JP 2003026525 A JP2003026525 A JP 2003026525A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生物資源の有効な再利用を可能にし且つ天然
物由来であるために安全性が高いアルカリ性の殺菌抗菌
剤、殺菌抗菌用のカルシウム粉末及びその製造方法を提
供する。 【構成】 貝類の殻、甲殻類の殻、鳥類の卵の殻、ヒト
デの体、及び、魚類又は家畜の骨の中の少なくともいず
れかを約800℃〜約1350℃の高温下で燃焼させて
得られるカルシウム粉末であって、この粉末を水に混ぜ
て25℃の飽和水溶液としたときのpHが12以上であ
るようなカルシウム粉末、及びこのカルシウム粉末を有
効成分とする殺菌抗菌剤と前記カルシウム粉末の製造方
法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然物由来のカル
シウム粉末を使用した安全性の高い殺菌抗菌剤、殺菌抗
菌用のカルシウム粉末、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の殺菌剤は化学合成品を使用したも
の、酸性のものがほとんどである。例えば、塩素を水に
溶かした殺菌水などが広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、塩素は
強い酸性を有しているため素人が安易に扱うと塩素濃度
が高くなって塩素ガスが噴出して人体に重大な被害を及
ぼしてしまうなどの問題がある。また、従来の化学合成
品を多用する殺菌剤に関しては、化学合成品の使用によ
る人体や地球環境への悪影響などが近年大きな問題とな
っている。
【0004】また、従来より、カキやアサリなどの貝
殻、カニやエビなどの甲殻類の殻、捕獲したヒトデの体
(ヒトデが大量発生すると漁業被害などが生じるため捕
獲している)、鳥類の卵の殻、魚類や家畜の骨などの廃
棄物については、その処理が大きな問題となっている。
特に、これらは、貴重な生物資源であることから、単に
廃棄処理するだけではない有効な再利用の方策が求めら
れている。
【0005】本発明はこのような従来技術の問題点に着
目してなされたものであって、生物資源の有効な再利用
を可能にし且つ天然物由来であるために安全性が高いア
ルカリ性の殺菌抗菌剤、殺菌抗菌用のカルシウム粉末及
びその製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような従来技術の課
題を解決するための本発明による殺菌抗菌剤は、貝類の
殻、甲殻類の殻、鳥類の卵の殻、ヒトデの体、及び、魚
類又は家畜の骨の中の少なくともいずれかを約800℃
〜約1350℃の高温下で燃焼させて得られるカルシウ
ム粉末であって、この粉末を水に混ぜて25℃の飽和水
溶液としたときのpHが12以上であるようなカルシウ
ム粉末を有効成分として含むことを特徴とするものであ
る。
【0007】また、本発明の殺菌抗菌剤は、貝類の殻、
甲殻類の殻、鳥類の卵の殻、ヒトデの体、及び、魚類又
は家畜の骨の中の少なくともいずれかを約1000℃〜
約1350℃(より望ましくは、約1100℃〜約13
50℃、又は、約1100℃〜約1300℃)の高温下
で燃焼させて得られるカルシウム粉末であって、この粉
末を水に混ぜて25℃の飽和水溶液としたときのpHが
12以上であるようなカルシウム粉末を有効成分として
含むことを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の殺菌抗菌用のカルシウム粉
末は、貝類の殻、甲殻類の殻、鳥類の卵の殻、ヒトデの
体、及び、魚類又は家畜の骨の中の少なくともいずれか
を約800℃〜約1350℃の高温下で燃焼させて得ら
れるカルシウム粉末であって、この粉末を水に混ぜて2
5℃の飽和水溶液としたときのpHが12以上であるよ
うなカルシウム粉末である。
【0009】また、本発明の殺菌抗菌用のカルシウム粉
末は、貝類の殻、甲殻類の殻、鳥類の卵の殻、ヒトデの
体、及び、魚類又は家畜の骨の中の少なくともいずれか
を約1000℃〜約1350℃(より望ましくは、約1
100℃〜約1350℃、又は、約1100℃〜約13
00℃)の高温下で燃焼させて得られるカルシウム粉末
であって、この粉末を水に混ぜて25℃の飽和水溶液と
したときのpHが12以上であるようなカルシウム粉末
である。
【0010】また、本発明の25℃の飽和水溶液とした
ときのpHが12以上であるような殺菌抗菌用のカルシ
ウム粉末の製造方法は、貝類の殻、甲殻類の殻、鳥類の
卵の殻、ヒトデの体、及び、魚類又は家畜の骨の中の少
なくともいずれかを、約800℃〜約1350℃の高温
下で所定時間、燃焼させる工程と、前記燃焼工程の後に
得られた焼却灰を微小な粉末に加工する工程と、を含む
ことを特徴とするものである。
【0011】さらに、本発明の25℃の飽和水溶液とし
たときのpHが12以上であるような殺菌抗菌用のカル
シウム粉末の製造方法は、貝類の殻、甲殻類の殻、鳥類
の卵の殻、ヒトデの体、及び、魚類又は家畜の骨の中の
少なくともいずれかを、約1000℃〜約1350℃
(より望ましくは、約1100℃〜約1350℃、又
は、約1100℃〜約1300℃)の高温下で所定時
間、燃焼させる工程と、前記燃焼工程の後に得られた焼
却灰を微小な粉末に加工する工程と、を含むことを特徴
とするものである。
【0012】貝類の殻、甲殻類の殻、鳥類の卵の殻、ヒ
トデの体、及び、魚類又は家畜の骨は、そのほとんどが
カルシウム成分で構成されている。また、カルシウム成
分は1380℃以上の高温で燃焼させないと熱分解しな
いので、例えば約800℃以上約1350℃以下(より
望ましくは、約1000℃以上約1350℃以下)の高
温で貝類の殻、甲殻類の殻、鳥類の卵の殻、ヒトデの
体、及び、魚類又は家畜の骨を所定時間燃焼させると、
その後に残る焼却灰の中にはほとんどカルシウム成分し
か存在しないことになる(他の成分は燃焼の過程で熱分
解されてしまう)。
【0013】本発明者は、例えば、カキ殻、アサリ貝
殻、ホタテ貝殻、ヒトデなどの様々な生物資源につい
て、それらを約800℃〜約1350℃(より望ましく
は、約1000℃から約1350℃)の高温で所定時間
燃焼させ、焼却灰(元の殻の形状を保っている)を手や
機械ですり潰す等の方法でカルシウム粉末を得て、その
性質を調べた。具体的には、それらのカルシウム粉末を
水に溶かして25℃の飽和水溶液にしたときのpHを調
べた。その結果、いずれの場合もpH12以上の強いア
ルカリ性が確認された。
【0014】そして、本発明者は、pH12以上の強い
アルカリ性の水溶液は殺菌・抗菌作用を有していること
から、前記水溶液又は前記カルシウム粉末を、殺菌・抗
菌用に使用するというアイデアを創作するに至った。
【0015】本発明者は、前記のカキ殻、アサリ貝殻、
ホタテ貝殻、ヒトデなどについて、それらを800℃〜
1350℃(より望ましくは、1000℃から1350
℃)の高温で所定時間燃焼させ、その焼却灰(元の殻の
形状を保っている)から得られたカルシウム粉末及びそ
の水溶液の性質を実験などで調べたところ、前記カルシ
ウム粉末及びその水溶液が、殺菌・抗菌用に使用するの
に適していることを確認した。
【0016】なお、一般に、甲殻類の殻、魚類や家畜の
骨、鳥類の卵の殻も、貝類の殻と同様のカルシウム成分
で構成されていることは公知の事実であるから、甲殻類
の殻、魚類や家畜の骨、鳥類の卵の殻を約800℃〜約
1350℃(より望ましくは、約1000℃〜約135
0℃、又は、約1100℃〜約1350℃)の高温で燃
焼させた焼却灰から得られるカルシウム粉末は、貝類の
殻を約800℃〜約1350℃(より望ましくは、約1
000℃〜1350℃、又は、約1100℃〜約135
0℃)の高温で燃焼させた焼却灰から得られるカルシウ
ム粉末と同様に、それを水に溶かして25℃の飽和水溶
液にしたときのpHが12以上であるという性質(した
がって、殺菌抗菌用に適しているという性質)を有して
いるはずである。
【0017】また、ヒトデの体は、その中に多量のカル
シウムを含んでいることが広く知られている。よって、
ヒトデの体を約800℃〜約1350℃(より望ましく
は、約1000℃〜約1350℃、又は、約1100℃
〜約1350℃)の高温で燃焼させた焼却灰から得られ
るカルシウム粉末の性質についても、それを水に溶かし
て25℃の飽和水溶液にしたときのpHが12以上であ
るという性質(したがって、殺菌抗菌に適しているとい
う性質)を有しているはずである(後述のとおり本発明
者の実験によりこれは実証された)。
【0018】
【発明の実施の形態】実施例1.本発明者は、20kg
のカキ殻を、それぞれ、700℃、800℃、900
℃、1000℃、1200℃の高温で1.5時間燃焼さ
せ、燃焼後に残る焼却灰をカルシウム粉末にして、その
カルシウム粉末を水に溶かして25℃の飽和水溶液とし
たときのpHを測定する実験を行った。その実験結果を
下表に示す。
【0019】
【表1】
【0020】上表のように、700℃で燃焼させること
によりできたカルシウム粉末を水に溶かして飽和水溶液
としたときのpHは11.54で、pH12には届かな
かった。また、800℃、900℃、1000℃、及び
1200℃で燃焼させたときにできたカルシウム粉末を
水に溶かして飽和水溶液としたときのpHは、それぞ
れ、12.09、12.25、12.31、及び12.
70で、いずれもpH12以上であった。
【0021】一般に、アルカリ水溶液が十分な殺菌抗菌
作用を発揮するためにはpH12以上であることが必要
であることを考えると、カキ殻を燃焼させて得られるカ
ルシウム粉末により殺菌抗菌剤を製造するためには、8
00℃以上の高温でカキ殻を燃焼させる必要があると言
える。
【0022】また、カキ殻には貝柱などの有機物が付着
していることから、800℃より低い温度でカキ殻を燃
焼させるとダイオキシンが発生してしまうので、この点
からも、800℃以上で燃焼させることが実用上有用で
あると言える。
【0023】また、一般に、カキ殻など(その他、甲殻
類の殻、魚類や家畜の骨、鳥類の卵の殻などを含む)を
1380℃以上の高温で燃焼させると、カルシウム成分
が熱分解して気化してしまうので、燃焼後にカルシウム
粉末を得るためには、理論上は1380℃以下、実用上
は1350℃以下の温度で燃焼させることが必要であ
る。
【0024】また、上表に示すように、800℃で燃焼
させて得られた焼却灰は、殻の形がそのまま残っており
しかも硬くてなかなか粉末にできないし、粒子の径が大
きく(粒子は機械で微小化できるが)、焦げ臭い臭いが
しており、色は汚い灰色であった。よって、この800
℃で燃焼させて得られる焼却灰(カルシウム粉末)は、
一般消費者向けの殺菌抗菌用途に使用するのは余り適し
ていない。900℃で燃焼して得られた焼却灰(カルシ
ウム粉末)も、上記の800℃におけると同様のことが
ほぼ当てはまる。他方、上表に示すように、1000℃
以上の高温で燃焼させて得られた焼却灰は、手で少し押
すと形が崩れて微小なカルシウム粉末となり、しかも無
臭で、色はきれいな白色である。これらのことから考え
ると、一般消費者向けの殺菌抗菌用途に使用する場合
は、約1000℃以上約1350℃以下(より望ましく
は、約1100℃〜約1350℃)の高温で燃焼させて
得られるカルシウム粉末を使用することが望ましいと言
える。
【0025】実施例2.本発明者は、ヒトデ20kg
を、1150℃で2時間燃焼させて残った焼却灰を粉末
にし、これにより得られたカルシウム粉末を、水に溶か
して、25℃の飽和水溶液とした。そして、この飽和水
溶液のpHを測定した。すると、pH13.3という結
果が得られた。分析方法は肥料分析法(1992農林水
産省農業環境技術研究所)によった。
【0026】実施例3.本発明者は、アサリ貝殻20k
gを、1150℃で2時間燃焼させて残った焼却灰を粉
末にし、これにより得られたカルシウム粉末を、水に溶
かして、25℃の飽和水溶液とした。そして、この飽和
水溶液のpHを測定した。すると、pH12.7という
結果が得られた。分析方法は肥料分析法(1992農林
水産省農業環境技術研究所)によった。
【0027】実施例4.本発明者は、ホタテ貝殻20k
gを、1200℃で2時間燃焼させて残った焼却灰を粉
末にし、これにより得られたカルシウム粉末を、水に溶
かして、25℃の飽和水溶液とした。そして、この飽和
水溶液のpHを測定した。すると、pH12.7という
結果が得られた。分析方法は肥料分析法(1992農林
水産省農業環境技術研究所)によった。
【0028】実施例5.本発明者は、実施例3のアサリ
焼却灰から得られたカルシウム粉末の殺菌抗菌効果を測
定する試験を行った。試験の概要は、アサリ貝殻を11
50℃で燃焼させた焼却灰から得られたカルシウム粉末
を添加した生理食塩水を作製した。そして、これに菌液
を添加し、室温にて保存した後、経時的に生菌数の変化
を測定した。試験の詳細は次のとおりである。 (1)試験対象 生理食塩水(対照検体) 1.0%「アサリ焼却灰(カルシウム粉末)」添加生
理食塩水 (2)使用標準菌株 大腸菌;Escherichia coli(IFO3972) 黄色ブドウ球菌;Staphylococcus aureus(IFO1273
2) (3)使用培地等 NA培地:普通寒天培地(日水製薬(株)) SCDブイヨン:トリプトソーヤブイヨン(日水製薬
(株)) 標準寒天培地:Plate count agar(MERCK) (4)菌液の調整 NA培地で37±1.0℃,16〜24時間前培養した
試験菌株をSCDブイヨンに接種し、37±1.0℃,
一夜振盪培養した菌液を試験に供した。 (5)試験検体の調整及び試験操作 試験検体の調整 試験検体には、「アサリ焼却灰(カルシウム粉末)」
0.1gを減菌試験管に秤採り、その後減菌生理食塩水
10mlを加え、1.0%「アサリ焼却灰(カルシウム
粉末)」添加生理食塩水として使用した。対照検体に
は、「アサリ焼却灰(カルシウム粉末)」の入っていな
い減菌試験管に減菌生理食塩水10mlのみを分注し使
用した。なお、試験検体および対照検体は、大腸菌用、
黄色ブドウ球菌用それぞれについて調整した。 試験操作 (5)にて調整した試験検体および対照検体に(4)
にて調整した菌液を0.1mlずつ添加し、添加直後に
攪拌し検体溶液を均一化する。均一化した検体溶液は室
温に保存し、0(接種直後)、10、30、60分後に
ついて大腸菌、黄色ブドウ球菌の生菌数の測定を実施し
た。 生菌数の測定 各試験液中の生菌を寒天平板培養法により測定し、試験
液1ml当たりの菌数に換算する。なお、生菌の培養は
標準寒天培地を使用し定法による。
【0029】大腸菌(Escherichia coli IFO3972)に
ついての試験の結果を次表及び図1に示す。
【0030】
【表2】
【0031】また、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus a
ureus IFO12732)についての試験の結果を次表及び図
2に示す。
【0032】
【表3】
【0033】以上のように、大腸菌についても、黄色ブ
ドウ球菌についても、本発明による「アサリ焼却灰(カ
ルシウム粉末)」添加生理食塩水は、強い殺菌・抗菌作
用を示した。
【0034】本発明によるカルシウム粉末の用途. 本発明によるカルシウム粉末の用途は、様々なものが考
えられる。例えば、本発明のカルシウム粉末を水溶液に
して、食器や医療器具などを洗浄する洗浄液、殺菌抗菌
剤として使用することができる。また、衣服やタオルな
どの布製品を構成する糸や繊維の中に本発明のカルシウ
ム粉末を予め混入し練り込んでおくことにより抗菌性の
布製品を製造することができる。また、掃除用シート
(例えば、花王株式会社が販売している「クイックルワ
イパー」用の不織布シート)の繊維の中に本発明のカル
シウム粉末を練り込んでおくことにより、前記掃除用シ
ートに殺菌抗菌作用を付加することができる。また、壁
紙などの紙製品を構成する材料であるセルロース繊維の
中に本発明のカルシウム粉末を予め混入させるようにす
れば、抗菌性のある紙製品を製造することができる。ま
た、タイル・外壁パネル・便器などの表面に塗布する表
面塗布剤(塗装剤など)の中に本発明のカルシウム粉末
を予め混入させておき、それをタイル・外壁パネル・便
器の表面にコーティングすることにより、抗菌性のタイ
ル・外壁パネル・便器などを製造することができる。ま
た、病院などの床に塗布するワックス剤の中に本発明の
カルシウム粉末を予め混入させるようにすれば、床に抗
菌性を持たせることができる。また、豆腐やウドンの麺
の中に予め本発明のカルシウム粉末を混入することによ
り、豆腐やウドンの麺の保存を長持ちさせる(この場
合、前記カルシウム粉末は防腐剤としての機能を果た
す)ことができる。
【0035】また、本発明者の実験によれば、水道水を
強い磁場の中に通過させて得られた磁化水(水分子のク
ラスターが磁気により小さく分解された水)に本発明の
カルシウム粉末を溶かした場合、通常の水の1.5〜2
倍のカルシウム粉末が溶解された。よって、この磁化水
の中に本発明のカルシウム粉末を溶解させた水溶液を使
用すれば、通常の水を使用した場合と比べて極めて強力
な殺菌作用を発揮することができる。
【0036】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のカルシ
ウム粉末を有効成分とする殺菌抗菌剤は、従来の化学合
成品と異なって、貝類の殻、甲殻類の殻、鳥類の卵の
殻、ヒトデの体、又は、魚類又は家畜の骨を燃焼させて
得られる天然物由来のものであるので、人体に安全であ
り、地球環境にも悪影響を及ぼすことはない。また、本
発明のカルシウム粉末を有効成分とする殺菌抗菌剤は、
酸性の殺菌剤として従来より使用される塩素のように取
り扱いを誤ると人体に重大に害悪が生じてしまうものと
異なり、アルカリ性であるため、素人でも取り扱いが容
易である。よって、本発明によれば、人体に安全であ
り、地球環境にも悪影響を及ぼすことがなく、素人でも
取り扱いが容易であるような、新規な殺菌抗菌剤を提供
することができる。
【0037】また、本発明による殺菌抗菌用のカルシウ
ム粉末は、布製品、紙製品、表面塗布剤(塗装剤や床ワ
ックス剤などを含む)、食品などの原料に予め混合させ
練り込んでおくことにより、布製品、紙製品、表面塗布
剤、食品などに抗菌作用や長期保存性(食品の場合)を
付加することができる。しかも、本発明のカルシウム粉
末は、貝類の殻、甲殻類の殻、鳥類の卵の殻、ヒトデの
体、又は、魚類又は家畜の骨を燃焼させて得られる天然
物由来のものであるので、人体に安全であり、地球環境
にも悪影響を及ぼすことはなく、素人でも取り扱いが容
易であるというメリットがある。
【0038】さらに、本発明の殺菌抗菌剤又は殺菌抗菌
用カルシウム粉末の原料となる貝類の殻、甲殻類の殻、
鳥類の卵の殻、ヒトデの体、又は、魚類又は家畜の骨
は、いずれも、従来から、その廃棄処分の方法が地球環
境上大きな問題となっているものである。すなわち、従
来は、貝類の殻、甲殻類の殻、鳥類の卵の殻、ヒトデの
体、又は、魚類又は家畜の骨などを、地方自治体が運営
する焼却炉で焼却したり、埋め立て地に埋め立てたりす
ることによって廃棄物処理をしていた。これに対して、
本発明によれば、貝類の殻、甲殻類の殻、鳥類の卵の
殻、ヒトデの体、又は、魚類又は家畜の骨を、ダイオキ
シンが発生しない約800℃以上約1350℃以下の高
温(より望ましくは、約1000℃以上約1350℃以
下の高温、約1100℃以上約1350℃以下の高温、
又は、約1100℃以上約1300℃以下の高温)で燃
焼させ、そのときに残った焼却灰から得られるカルシウ
ム粉末を殺菌抗菌用に利用しようとするものである。し
たがって、本発明によれば、貝類の殻、甲殻類の殻、鳥
類の卵の殻、ヒトデの体、又は、魚類又は家畜の骨の廃
棄物処理を行いながら、そのカルシウム成分の再利用
(水溶液を殺菌抗菌剤として利用する、又は粉末自体を
殺菌抗菌用に利用する)を行うことができるので、貴重
な生物資源の有効利用(再利用)が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例によるアサリ貝殻を燃焼して
得られたカルシウム粉末を添加した生理食塩水の抗菌試
験の結果を示すグラフである。
【図2】 本発明の実施例によるアサリ貝殻を燃焼して
得られたカルシウム粉末を添加した生理食塩水の抗菌試
験の結果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 35/54 A61K 35/54 35/56 35/56 35/60 35/60 A61P 31/04 A61P 31/04 // A23L 1/304 A23L 1/304 Fターム(参考) 4B018 LE03 MD04 MD73 MD75 ME09 MF04 4B021 LW01 LW09 MC01 MK08 4C086 AA01 AA02 HA04 MA01 NA13 ZB35 4C087 AA01 AA02 BB13 BB16 BB26 BB29 BB46 ZB35 4H011 AA02 BA01 BB18 BB23 DA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貝類の殻、甲殻類の殻、鳥類の卵の殻、
    ヒトデの体、及び、魚類又は家畜の骨の中の少なくとも
    いずれかを約800℃〜約1350℃の高温下で燃焼さ
    せて得られるカルシウム粉末であって、この粉末を水に
    混ぜて25℃の飽和水溶液としたときのpHが12以上
    であるようなカルシウム粉末を有効成分として含むこと
    を特徴とする殺菌抗菌剤。
  2. 【請求項2】 貝類の殻、甲殻類の殻、鳥類の卵の殻、
    ヒトデの体、及び、魚類又は家畜の骨の中の少なくとも
    いずれかを約1000℃〜約1350℃の高温下で燃焼
    させて得られるカルシウム粉末であって、この粉末を水
    に混ぜて25℃の飽和水溶液としたときのpHが12以
    上であるようなカルシウム粉末を有効成分として含むこ
    とを特徴とする殺菌抗菌剤。
  3. 【請求項3】 貝類の殻、甲殻類の殻、鳥類の卵の殻、
    ヒトデの体、及び、魚類又は家畜の骨の中の少なくとも
    いずれかを約800℃〜約1350℃の高温下で燃焼さ
    せて得られるカルシウム粉末であって、この粉末を水に
    混ぜて25℃の飽和水溶液としたときのpHが12以上
    であるような、殺菌抗菌用のカルシウム粉末。
  4. 【請求項4】 貝類の殻、甲殻類の殻、鳥類の卵の殻、
    ヒトデの体、及び、魚類又は家畜の骨の中の少なくとも
    いずれかを約1000℃〜約1350℃の高温下で燃焼
    させて得られるカルシウム粉末であって、この粉末を水
    に混ぜて25℃の飽和水溶液としたときのpHが12以
    上であるような、殺菌抗菌用のカルシウム粉末。
  5. 【請求項5】 貝類の殻、甲殻類の殻、鳥類の卵の殻、
    ヒトデの体、及び、魚類又は家畜の骨の中の少なくとも
    いずれかを、約800℃〜約1350℃の高温下で所定
    時間、燃焼させる工程と、 前記燃焼工程の後に得られた焼却灰を微小な粉末に加工
    する工程と、を含むことを特徴とする、25℃の飽和水
    溶液としたときのpHが12以上であるような抗菌殺菌
    用のカルシウム粉末の製造方法。
  6. 【請求項6】 貝類の殻、甲殻類の殻、鳥類の卵の殻、
    ヒトデの体、及び、魚類又は家畜の骨の中の少なくとも
    いずれかを、約1000℃〜約1350℃の高温下で所
    定時間、燃焼させる工程と、 前記燃焼工程の後に得られた焼却灰を微小な粉末に加工
    する工程と、を含むことを特徴とする、25℃の飽和水
    溶液としたときのpHが12以上であるような抗菌殺菌
    用のカルシウム粉末の製造方法。
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