JP2003025932A - ウエザーストリップ及びその製造方法 - Google Patents

ウエザーストリップ及びその製造方法

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JP2003025932A JP2001212995A JP2001212995A JP2003025932A JP 2003025932 A JP2003025932 A JP 2003025932A JP 2001212995 A JP2001212995 A JP 2001212995A JP 2001212995 A JP2001212995 A JP 2001212995A JP 2003025932 A JP2003025932 A JP 2003025932A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造や取付に際して、長手方向に多少のばらつ
きが生じたとしても、取付作業性の悪化を防止すること
のできるウエザーストリップ及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】ウエザーストリップ4はトリム部5及びシ
ール部6を備える。ドア開口周縁のフランジ23に嵌め
込まれるトリム部5の車内側側壁11には可変保持リッ
プ部16が形成されている。フランジ23の厚みに応じ
て、可変保持リップ部16の長さがウエザーストリップ
4の長手方向に相違しており、フランジ23の厚みの大
きい厚肉部の両側又は一方の側には、段差部を境にして
薄肉部が存在している。少なくとも厚肉部に対応する部
位の可変保持リップ部16は短く、当該短い可変保持リ
ップ部16は、段差部を跨いで薄肉部の一部にまで延び
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のドア開口周
縁に設けられるウエザーストリップ及びその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等の車両のドア開口周縁
にはウエザーストリップが設けられる。ウエザーストリ
ップは、ドア開口周縁のフランジに対し嵌め込まれるこ
とによって保持される断面略U字形のトリム部と、前記
トリム部から突出するよう設けられた中空状のシール部
とを備えている。トリム部の内部には金属製のインサー
トが埋設されている。また、トリム部の側壁の内面に
は、内側に向かって延びる保持リップ部が一体形成され
ている。ウエザーストリップの取付に際しては、トリム
部がフランジに嵌め込まれ、基本的には前記保持リップ
部による弾性力に基づいて取付状態が維持されるように
なっている。そして、ドア閉時には、ドアの縁部が前記
シール部と当接し、前記シール部が潰れ変形することに
よって、ドアとボディとの間がシールされる。かかるウ
エザーストリップのうち、長手方向の多くの部分、或い
は、全部が、所謂押出成形法によって成形される。
【0003】ところで、取付けられる側のフランジの厚
みは、部位によって相違することがある。この場合、前
記保持リップ部の大きさ(長さ)が常に一定だとする
と、フランジの厚みが大きい部位においては、嵌め込み
時の応力(挿入荷重)が大きくなり、取付に際しての作
業性の悪化を招いてしまうという不具合が生じうる。
【0004】このような不具合を抑制するべく、押出成
形に際し、フランジの厚みの変化に追従させて、保持リ
ップ部の長さを連続的に可変とすることが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウエザ
ーストリップの製造や取付に際して、長手方向に多少の
ばらつきが生じてしまうことがある。このようなばらつ
きが生じると、折角上記のようなシビアにリップ長さを
変化させたとしても、その意義が没却されてしまうおそ
れがある。すなわち、上記ばらつきが生じた場合、フラ
ンジの厚みの小さい部位から段差部を経て厚みの大きい
部位に沿ってウエザーストリップを取り付けようとする
とき、段差部を過ぎても依然として保持リップ部の長さ
が長い部位が存在する場合があり、かかる場合、挿入荷
重が大きくなってしまうおそれがある。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、製造や取付に際して、
長手方向に多少のばらつきが生じたとしても、取付作業
性の悪化を防止することのできるウエザーストリップ及
びその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】以下、上
記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして
説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作
用効果等を付記する。
【0008】手段1.車両のドア開口周縁のフランジに
保持される断面略U字形のトリム部と、前記トリム部か
ら突出して設けられ、ドア閉時にドアの周縁が押付けら
れる中空状のシール部と、前記トリム部の内面から前記
フランジ側に向かって延出形成された保持リップ部とを
備えたウエザーストリップであって、少なくとも前記フ
ランジの厚みが大きい区間に対応する前記保持リップ部
の長さは、前記厚みが小さい区間に比べて短く、かつ、
当該短い保持リップ部が存在する区間は前記フランジの
厚みが大きい区間よりもウエザーストリップの長手方向
に所定長だけ長く設定されていることを特徴とするウエ
ザーストリップ。
【0009】手段1によれば、断面略U字形のトリム部
が車両のドア開口周縁のフランジに保持され、トリム部
から突出して設けられた中空状のシール部が、ドア閉時
にドアの周縁が押付けられることで、車両の本体及びド
ア間がシールされる。また、トリム部の内面からフラン
ジ側に向かって延出形成された保持リップ部によって、
取付状態が維持される。さて、少なくともフランジの厚
みが大きい区間に対応する保持リップ部の長さは、厚み
が小さい区間に比べて短くなっている。このため、基本
的には、フランジの厚みが大きい区間であっても、対応
する保持リップ部の長さが長いことに起因して嵌め込み
時の応力(挿入荷重)が大きくなってしまうことが起こ
りにくい。また、製造や取付に際して、長手方向に多少
のばらつきが生じた場合であっても、短い保持リップ部
が存在する区間が、長手方向に所定長だけ長く設定され
ている。このため、ばらつきがあったとしても、対応す
る保持リップ部の長さが長いことによって挿入荷重が大
きくなってしまうという事態が抑制される。従って、取
付作業性の悪化を防止することができる。
【0010】手段2.車両のドア開口周縁のフランジに
保持される断面略U字形のトリム部と、前記トリム部か
ら突出して設けられ、ドア閉時にドアの周縁が押付けら
れる中空状のシール部と、前記トリム部の内面から前記
フランジ側に向かって延出形成された保持リップ部とを
備えたウエザーストリップであって、少なくとも前記フ
ランジの厚みが最も大きい区間に対応する前記保持リッ
プ部の長さは最も短く、かつ、当該最も短い保持リップ
部が存在する区間は前記フランジの厚みが最も大きい区
間よりもウエザーストリップの長手方向に所定長だけ長
く設定されていることを特徴とするウエザーストリッ
プ。
【0011】手段2によれば、少なくともフランジの厚
みが最も大きい区間に対応する保持リップ部の長さは最
も短くなっている。このため、基本的には、フランジの
厚みが最も大きい区間であっても、対応する保持リップ
部の長さが最も短くなっていないことに起因して挿入荷
重が大きくなってしまうことが起こりにくい。また、製
造や取付に際して、長手方向に多少のばらつきが生じた
場合であっても、当該最も短い保持リップ部が存在する
区間は、フランジの厚みが最も大きい区間よりも長手方
向に所定長だけ長く設定されている。このため、ばらつ
きがあったとしても、対応する保持リップ部の長さが予
定よりも長いことによって挿入荷重が大きくなってしま
うという事態が抑制される。従って、取付作業性の悪化
を防止することができる。
【0012】手段3.車両のドア開口周縁のフランジに
嵌め込まれ、車内側側壁部、車外側側壁部及び両側壁部
を連結する連結部を有する断面略U字形のトリム部と、
前記トリム部から突出して設けられ、ドア閉時にドアの
周縁が押付けられる中空状のシール部と、前記車内側側
壁部及び車外側側壁部の内面から前記フランジ側に向か
って延出形成された保持リップ部とを備えたウエザース
トリップであって、前記車外側側壁部の内面から延出形
成された保持リップ部は一定の長さを有し、前記車内側
側壁部の内面から延出形成された保持リップ部のうち、
少なくとも前記フランジの厚みが最も大きい区間に対応
する前記保持リップ部の長さは最も短く、かつ、当該最
も短い保持リップ部が存在する区間は前記フランジの厚
みが最も大きい区間よりもウエザーストリップの長手方
向に所定長だけ長く設定されていることを特徴とするウ
エザーストリップ。
【0013】手段3によれば、車外側側壁部の内面から
延出形成された保持リップ部の長さが一定であり、車内
側側壁部の内面から延出形成された保持リップ部のう
ち、少なくともフランジの厚みが最も大きい区間に対応
する保持リップ部の長さは最も短い。このため、基本的
には、フランジの厚みが最も大きい区間であっても、対
応する保持リップ部の長さが最も短くなっていないこと
に起因して挿入荷重が大きくなってしまうことが起こり
にくい。しかも、車内側側壁部の内面から延出形成され
た保持リップ部(一方の保持リップ部)の長さを考慮す
ればよいため、双方の保持リップ部の長さを異ならせる
場合に比べ、前記挿入荷重等の調整を行いやすい。ま
た、製造や取付に際して、長手方向に多少のばらつきが
生じた場合であっても、当該最も短い保持リップ部が存
在する区間は、フランジの厚みが最も大きい区間よりも
長手方向に所定長だけ長く設定されている。このため、
ばらつきがあったとしても、対応する保持リップ部の長
さが予定よりも長いことによって挿入荷重が大きくなっ
てしまうという事態が抑制される。従って、取付作業性
の悪化を防止することができる。
【0014】手段4.前記所定長は、製造時及び取付時
の双方のばらつきに基づいて設定されていることを特徴
とする手段1乃至3のいずれかに記載のウエザーストリ
ップ。
【0015】手段4によれば、製造時及び取付時の双方
のばらつきに基づいて、前記所定長が設定されるため、
保持リップ部の長さが短い区間(又は最も短い区間)が
長すぎること、或いは、短すぎることによる不具合が起
こりにくい。尚、「製造時及び取付時の双方のばらつき
に基づいて」に代えて、「製造時及び取付時において起
こりうる最大ばらつきに準じて又はほぼ準じて」として
もよい。
【0016】手段5.車両のドア開口周縁のフランジに
保持される断面略U字形のトリム部と、前記トリム部か
ら突出して設けられ、ドア閉時にドアの周縁が押付けら
れる中空状のシール部と、前記トリム部の内面から前記
フランジ側に向かって延出形成された保持リップ部とを
備えたウエザーストリップであって、前記保持リップ部
の長さは前記フランジの厚みに応じて相違しており、製
造時及び取付時においてばらつきが起きたとしても、少
なくとも前記フランジの厚みが最も大きい区間において
は、対応する前記保持リップ部の長さが最も短くなって
いることを特徴とするウエザーストリップ。
【0017】手段5によれば、保持リップ部の長さは前
記フランジの厚みに応じて相違している。このため、基
本的には、フランジの厚みが大きい部位においては、保
持リップ部が短くされることで、挿入荷重の増大が起こ
りにくくなる。また、製造時及び取付時においてばらつ
きが起きたとしても、少なくともフランジの厚みが最も
大きい区間においては、対応する前記保持リップ部の長
さが最も短くなっている。このため、ばらつきがあった
としても、対応する保持リップ部の長さが予定よりも長
いことによって挿入荷重が大きくなってしまうという事
態が抑制される。従って、取付作業性の悪化を防止する
ことができる。
【0018】手段6.車両のドア開口周縁における、段
差部を境として厚肉部と薄肉部とを有するフランジに保
持される断面略U字形のトリム部と、前記トリム部から
突出して設けられ、ドア閉時にドアの周縁が押付けられ
る中空状のシール部と、前記トリム部の内面から前記フ
ランジ側に向かって延出形成された保持リップ部とを備
えたウエザーストリップであって、前記保持リップ部
は、前記フランジの厚みに応じて長手方向に沿って長さ
の相違する長リップ部及び短リップ部を有し、少なくと
も前記厚肉部には短リップ部が対応するよう構成され、
該短リップ部は、段差部を跨いで薄肉部の一部にまで延
びていることを特徴とするウエザーストリップ。
【0019】手段6によれば、保持リップ部は、段差部
を境として厚肉部と薄肉部とを有するフランジの厚みに
応じて長手方向に沿って長さの相違する長リップ部及び
短リップ部を有し、少なくとも前記厚肉部には短リップ
部が対応するよう構成されている。このため、基本的に
は、厚肉部区間であっても、対応する保持リップ部が短
リップ部となっていないことに起因して嵌め込み時の応
力(挿入荷重)が大きくなってしまうことが起こりにく
い。また、製造や取付に際して、長手方向に多少のばら
つきが生じた場合であっても、当該短リップ部の存在す
る区間が段差部を跨いで薄肉部の一部にまで延びてい
る。このため、ばらつきがあったとしても、厚肉部に長
リップ部が対応してしまうことによって挿入荷重が大き
くなってしまうという事態が抑制される。従って、取付
作業性の悪化を防止することができる。
【0020】手段7.前記保持リップ部の長さは、前記
フランジの厚みに応じて複数の所定段階に切換えられて
いることを特徴とする手段1乃至6のいずれかに記載の
ウエザーストリップ。
【0021】手段7によれば、保持リップ部の長さがフ
ランジの厚みに応じて複数の所定段階に切換えられるた
め、ウエザーストリップの製造に際し、連続的な可変制
御を行う場合に比べて長さを切り換える際の制御が複雑
となってしまうことがなく、コストが増大してしまうこ
ともない。また、フランジの厚みの変化が多い場合であ
っても、長さの変更が間に合わず、所望とするリップ長
さを得られないという事態も起こりにくい。さらには、
連続的に変化させるシビアな制御を行う必要もないこと
から、押出速度の増大を図ることができ、もって生産性
の向上を図ることができる。なお、具体的には、「前記
所定段階は、5段階以下であること」が望ましく、「4
段階以下であること」がより望ましい。また、「3段
階」或いは「2段階」としてもよい。
【0022】手段8.前記保持リップ部の先端部分の形
状が常に一定であることを特徴とする手段1乃至7のい
ずれかに記載のウエザーストリップ。
【0023】手段8によれば、保持リップ部の先端部分
の形状が常に一定であるため、ウエザーストリップの製
造に際しては、主として保持リップ部の長さによっての
み挿入荷重等を考慮すればよく、先端部分の形状が部位
によって相違する場合に比べて、挿入荷重等の調整を行
いやすくなる。
【0024】手段9.車両のドア開口周縁のフランジに
保持される断面略U字形のトリム部と、前記トリム部か
ら突出して設けられ、ドア閉時にドアの周縁が押付けら
れる中空状のシール部と、前記トリム部の内面から前記
フランジ側に向かって延出形成された保持リップ部とを
備えたウエザーストリップの製造方法であって、押出成
形に際し、少なくとも前記フランジの厚みが大きい区間
に対応する前記保持リップ部の長さが、前記厚みの小さ
い区間に比べて短くなるようにし、かつ、当該短い保持
リップ部が存在する区間が、前記フランジの厚みの大き
い区間よりもウエザーストリップの長手方向に所定長だ
け長くなるようにしたことを特徴とするウエザーストリ
ップの製造方法。
【0025】手段9によれば、押出成形に際し、少なく
ともフランジの厚みが大きい区間に対応する保持リップ
部の長さは、厚みが小さい区間に比べて短くされる。こ
のため、得られるウエザーストリップに関し、基本的に
は、フランジの厚みが大きい区間であっても、対応する
保持リップ部の長さが長いことに起因して嵌め込み時の
応力(挿入荷重)が大きくなってしまうことが起こりに
くい。また、製造や取付に際して、長手方向に多少のば
らつきが生じた場合であっても、短い保持リップ部が存
在する区間が、長手方向に所定長だけ長く設定される。
このため、ばらつきがあったとしても、対応する保持リ
ップ部の長さが予定よりも長いことによって挿入荷重が
大きくなってしまうという事態が抑制される。従って、
取付作業性の悪化を防止することができる。
【0026】手段10.前記所定長は、製造時及び取付
時の双方のばらつきに基づいて設定されていることを特
徴とする手段9に記載のウエザーストリップの製造方
法。
【0027】手段10によれば、製造時及び取付時の双
方のばらつきに基づいて、前記所定長が設定されるた
め、保持リップ部の長さが短い区間(又は最も短い区
間)が長すぎること、或いは、短すぎることによる不具
合が起こりにくい。尚、「製造時及び取付時の双方のば
らつきに基づいて」に代えて、「製造時及び取付時にお
いて起こりうる最大ばらつきに準じて又はほぼ準じて」
としてもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、一実施の形態について図
面を参照しつつ説明する。
【0029】図2に示すように、自動車1の側方のドア
2に対応するボディ側のドア開口3周縁には、ウエザー
ストリップ4が設けられる。本実施の形態のウエザース
トリップ4は、ドア開口3のうち、下部を除く周縁にわ
たって取付けられ、全て押出成形法によって成形されて
いる。
【0030】図1,3に示すように、ウエザーストリッ
プ4は、トリム部5及びシール部6を備えている。トリ
ム部5は、車内側側壁11、車外側側壁12及び両側壁
11,12を連結する断面湾曲形状をなす連結部13を
備えており、全体として略U字形をなしている。トリム
部5は、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重
合)ソリッドゴムによって構成されており、その内部に
は、金属製のインサート14が埋設されている。
【0031】車外側側壁12の内面には、トリム部5の
内側(車両幅方向車内側)に向かって延びる複数の保持
リップ部15が一体形成されている。当該保持リップ部
15は、いずれの部位においても一定の大きさ(長さ)
を有している。また、車内側側壁11の内面には、トリ
ム部5の内側(車両幅方向車外側)に向かって延びる可
変保持リップ部16が一体形成されている。なお、前記
連結部13には図示しないガーニッシュ等の内装品の端
部を覆うためのカバーリップ17が一体形成されてい
る。
【0032】さらに、シール部6は前記車外側側壁12
に対し車外側に突出して設けられており、中空状をなし
ている。該シール部6は、EPDMスポンジゴムによっ
て構成されている。そして、ドア2閉時には、シール部
6が潰れ変形することで、ドア2と自動車1のボディと
の間がシールされるようになっている。
【0033】さて、上記ウエザーストリップ4は、トリ
ム部5がボディ側のドア開口3周縁に嵌め込まれること
によって取付けられている。より詳しく説明すると、ボ
ディは、インナパネル21及びアウタパネル22を備え
ており、基本的にはこれら両パネル21,22の周縁部
分が接合されることにより、フランジ23が形成されて
いる。但し、本実施の形態では、各部位によってフラン
ジ23の厚みが相違するようになっている。例えば、図
3(a)に示すように、インナパネル21及びアウタパ
ネル22のみが相互に接合されることによってフランジ
23が構成されている部位もあれば、図3(b),
(c)に示すように、強度を高めるべく板状のリーンフ
ォース24,25が両パネル21,22間に設けられる
ことによってフランジ23が構成されている部位もあ
る。また、1枚のリーンフォース24又は25のみが設
置されている部位もあれば、2枚のリーンフォース2
4,25が重ね合わされて設置されている部位(厚肉
部)もある。
【0034】これに対し、本実施の形態では、基本的に
は、フランジ23の厚みに応じて、前記可変保持リップ
部16の長さがウエザーストリップ4の長手方向に相違
するようになっている。但し、フランジの厚みに応じて
連続的にリップ長さが徐変させられている訳ではなく、
本実施の形態における可変保持リップ部16の長さは3
段階に切り換えられている。
【0035】図4は、上述したウエザーストリップ4の
押出成形に際し用いられるダイス31等を模式的に示す
図である。ダイス31は、前記ウエザーストリップ4を
成形するための成形孔32を有しており、この成形孔3
2から未加硫のゴム材料が押し出されるようになってい
る。また、前記トリム部5に対応する部位は、当初開い
た状態で押し出されるよう略扁平状をなしており(後に
湾曲させられる)、当該部位には、未加硫ゴムとともに
インサート14が連続的に供給されるようになってい
る。
【0036】また、可変保持リップ部16の長さを切り
換えるための機構として、シャッタ33及びアクチュエ
ータ34が設けられている。シャッタ33の両側にはガ
イドレール35が設けられ、シャッタ33は、ガイドレ
ール35に沿ってスライド可能となっている。このスラ
イドにより、前記成形孔32のうち、可変保持リップ部
16に対応する部位の開口長が切り換えられるようにな
っている。但し、シャッタ33は、可変保持リップ部1
6の先端がいずれも一定の形状を有するような構造を有
し、かつ、そのようにスライドさせられる。また、アク
チュエータ34は、シャッタ33をスライドさせるため
のものであって、シリンダ、カム機構、或いはモータと
いった公知のものを適宜採用することができる。さら
に、アクチュエータ34は、制御装置41によって駆動
制御される。
【0037】次に、上記のように構成されてなるウエザ
ーストリップ4の製造方法のうち、主要な押出成形工程
について説明する。
【0038】なお、制御装置41には、ウエザーストリ
ップ4の長手方向に沿って変動するフランジ23の厚み
に関するデータ(図5(a),(b)参照)、つまり、
一方の端面αから他方の端面βに至るまでの間における
対応するフランジ23の厚みに関する情報が予め入力さ
れており、制御装置41は、かかるデータに基づいてア
クチュエータ34を制御する。
【0039】より詳しくは、図5(b),(c)に示す
ように、フランジ23の厚みが比較的大きいc〜dの範
囲内にあるときには、「厚み大」に属するものとして区
分され、可変保持リップ部16の目標長さが短いものと
され、シャッタ33が図4の上方に位置するようアクチ
ュエータ34が制御される。これにより、少なくともフ
ランジ23の厚みが比較的大きい区間においては、実際
の可変保持リップ部16の長さが短いものとなる。
【0040】また、フランジ23の厚みが中程度のb〜
cの範囲内にあるときには、「厚み中」に属するものと
して区分され、目標長さが中程度とされ、シャッタ33
が図4の中間に位置するようアクチュエータ34が制御
される。これにより、フランジ23の厚みが中程度の区
間においては、実際の可変保持リップ部16の長さが中
程度のものとなる。さらに、フランジ23の厚みが比較
的小さいa〜bの範囲内にあるときには、「厚み小」に
属するものとして区分され、目標長さが長いものとさ
れ、シャッタ33が図4の下方に位置するようアクチュ
エータ34が制御される。これにより、フランジ23の
厚みが比較的小さい区間においては、実際の可変保持リ
ップ部16の長さが長いものとなる。
【0041】但し、フランジ23の厚みが比較的大きい
部位(厚肉部)の両側又は一方の側には、段差部を境に
して厚みが中程度の部位(ここでは便宜上「薄肉部」と
称する)が存在している。本実施の形態では、少なくと
も前記厚肉部に対応する部位の可変保持リップ部16が
短くなっているのは勿論のこと、該短い可変保持リップ
部16は、段差部を跨いで薄肉部の一部にまで延びてい
る。
【0042】例えば、図6に示すように、フランジ23
が、4枚のパネル(インナパネル21、アウタパネル2
2及び2枚のリーンフォース23,24)によって構成
されている区間(厚肉部)の両側には、それぞれ段差部
を境に、3枚のパネル(インナパネル21、アウタパネ
ル22及び1枚のリーンフォース23又は24)によっ
て構成されている区間(薄肉部)が存在するとする。本
実施の形態では、厚肉部に対応する区間は、目標長さが
短いものとされるのみならず、その両側にさらに所定長
だけ目標長さが短い領域が設定される。これにより、可
変保持リップ部16の長さの短い区間が、厚肉部の存在
している区間よりも所定長だけ長いウエザーストリップ
4が得られる。
【0043】ここで、前記所定長は次のように設定され
る。すなわち、本実施の形態においては、ウエザースト
リップ4の製造時における製造ばらつきが、その長手方
向にプラスマイナス15mm程度であることが経験上明
らかとなっており、取付時における取付ばらつきがプラ
スマイナス5mm程度であることが経験上明らかとなっ
ている。従って、製造、取付双方のばらつきを考慮する
と、最大でプラスマイナス20mmの範囲内でばらつき
が起こりうる。そして、このようなばらつきが最大限に
起こってしまった場合であっても、厚肉部に対しては、
確実に可変保持リップ部16の長さの短い部分が対応す
るよう、前記所定長は両側方に20mmずつ、合計40
mmに設定されている。
【0044】なお、ウエザーストリップ4の長手方向に
おいて、目標長さの切換に伴い可変保持リップ部16の
長さが切換えられる箇所があるが、当該可変保持リップ
部16の長さの切換は、徐々にではなく比較的速やかに
(短期間の間に)行われる。すなわち、本実施の形態に
おいては、上記のようにウエザーストリップ4の製造時
における製造、取付ばらつきを考慮して、可変保持リッ
プ部16の長さの短い部分がウエザーストリップ4の長
手方向に長めに設定されている。このため、ばらつきが
なかった場合等には、フランジ23の厚みが中程度であ
っても、対応する可変保持リップ部16の長さが中程度
となる区間が生じうるのであるが、このような区間を極
力短くするべく、可変保持リップ部16の長さの切換が
速やかに行われるように、具体的には、切換区間の長さ
がウエザーストリップ4の長手方向に例えば35mmと
される。従って、可変保持リップ部16による保持力が
幾分弱い区間が極力短いものとされ、もって、抜け等の
不具合が抑制される。
【0045】以上詳述したように、本実施の形態によれ
ば、フランジ23の厚みが大きいc〜dの範囲内にある
とき、「厚み大」に属するものとして区分され、可変保
持リップ部16の目標長さが短いものとされる。このた
め、基本的には、挿入荷重が増大してしまうといった事
態が起こりにくくなり、取付作業性の悪化を防止するこ
とができる。また、逆に、フランジ23の厚みが小さい
a〜bの範囲内にあるときには、「厚み小」に属するも
のとして区分され、目標長さが長いものとされる。そし
て、フランジ23の厚みが小さい区間では、実際の可変
保持リップ部16が長いものとなる。このため、十分な
弾性力を確保することができ、抜けを起こりにくくし、
取付状態の安定化を図ることができる。
【0046】また、フランジ23の厚みが比較的大きい
部位の両側又は一方の側には、段差部を境にして薄肉部
が存在しており、少なくとも厚肉部に対応する部位の可
変保持リップ部16は短いのは勿論のこと、該短い区間
が段差部を跨いで薄肉部の一部にまで延びている。特
に、前記可変保持リップ部16の長さが短い区間は、厚
肉部区間よりも長手方向に長く設定されている。このた
め、ウエザーストリップ4の製造や取付に際して、長手
方向に多少のばらつきが生じた場合であっても、対応す
る保持リップ部16の長さが予定よりも長いことによっ
て挿入荷重が大きくなってしまうという事態が抑制され
る。その結果、取付作業性の悪化を防止することができ
る。
【0047】しかも、保持リップ部16の長さが段階的
に切換えられため、製造に際し、制御が複雑となってし
まうことがなく、制御の複雑化に伴うコストの増大を抑
制することができる。また、フランジ23の厚みの変化
が多い場合であっても、長さの変更が間に合わず、所望
とするリップ長さを得られないという事態も起こりにく
い。さらに、押出速度の増大を図ることができ、もって
生産性の向上を図ることができる。
【0048】さらにまた、本実施の形態では、車外側側
壁12に設けられる保持リップ部15については、いず
れの部位においても一定の長さとし、車内側側壁11に
設けられる可変保持リップ部16の長さを切換えること
としている。このため、フランジ23の厚みに応じた可
変保持リップ部16の目標長さ等の設定を行いやすく、
挿入荷重や保持力の調整を図りやすい。しかも双方の保
持リップ部の長さを異ならせる場合に比べ、制御の簡素
化を図ることができる。
【0049】尚、上記実施の形態の記載内容に限定され
ず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下にお
いて例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
【0050】(a)一方の側壁部(例えば車内側側壁部
11)から複数の可変保持リップ部が延びるような構成
であってもよい。
【0051】(b)上記実施の形態では、(サイドフロ
ント)ドア2に対応するボディ側のドア開口3周縁に設
けられるウエザーストリップ4の製造方法について具体
化しているが、リヤドア、バックドア、ラッゲージドア
(ラッゲージリッド)、ルーフドア(スライディングル
ーフパネル)等の他のドアの開口周縁に設けられるウエ
ザーストリップについて適用することも可能である。
【0052】(c)上記実施の形態では、可変保持リッ
プ部16の長さを3段階に切換えることとしているが、
2段階であってもよいし、4段階以上に切換えることと
してもよい。但し、制御の簡素化を図ること等を考慮す
ると、5段階以下であることが望ましく、4段階以下で
あることがより望ましい。また、上記のような段階的な
切換なくして、可変保持リップ部16の長さが連続的に
徐変される区間があっても差し支えない。
【0053】(d)上記実施の形態では、トリム部5を
ソリッドゴムにより構成し、シール部6をスポンジゴム
により構成することとしているが、両者を同一材料によ
り構成することとしてもよい。また、ウエザーストリッ
プ4を構成する素材としてEPDMを例示しているが、
IR(イソプレンゴム)、CR(クロロプレンゴム)等
の他のゴム材料を用いてもよい。また、オレフィン系熱
可塑性エラストマー(TPO)、或いは軟質のポリ塩化
ビニル等のゴム状弾性を有する他の弾性材料により構成
してもよい。
【0054】(e)上記実施の形態では、ウエザースト
リップ4が、ドア開口3の周縁の下部を除くほぼ全周に
わたって取付けられることとしているが、完全に全周に
わたって取付けられることとしてもよい。また、必ずし
も全周或いはほぼ全周でなくてもよく、例えば部分的に
取付けられるウエザーストリップであってもよい。ま
た、型接続部されることで構成されるウエザーストリッ
プの押出成形部にも適用可能である。
【0055】(f)インサート14を省略したウエザー
ストリップにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b),(c)は、一実施の形態にお
けるウエザーストリップを示す断面図である。
【図2】自動車を示す斜視図である。
【図3】(a),(b),(c)は、部位において相違
するウエザーストリップの取付構造を示す断面図であ
る。
【図4】ウエザーストリップの押出成形に際し用いられ
るダイス等を模式的に示す図である。
【図5】(a)はウエザーストリップを示す側面模式図
であり、(b)はウエザーストリップの長手方向に対応
するフランジの厚みの関係を示すデータであり、(c)
は長手方向に対応する可変保持リップ部の長さの関係を
示すチャートである。
【図6】ウエザーストリップの長手方向に沿ったフラン
ジの厚みの変化に対する可変保持リップ部の長さの関係
を説明するための線図である。
【符号の説明】
1…車両としての自動車、2…ドア、3…ドア開口、4
…ウエザーストリップ、5…トリム部、6…シール部、
11…車内側側壁、12…車外側側壁、13…連結部、
15…保持リップ部、16…可変保持リップ部、23…
フランジ、31…ダイス、33…シャッタ、34…アク
チュエータ、41…制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野崎 政博 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成 株式会社内 Fターム(参考) 3D201 AA12 CA03 DA08 DA23 DA31 4F207 AG09 AG21 AH23 KA01 KA17 KK07 KL74

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のドア開口周縁のフランジに保持さ
    れる断面略U字形のトリム部と、 前記トリム部から突出して設けられ、ドア閉時にドアの
    周縁が押付けられる中空状のシール部と、 前記トリム部の内面から前記フランジ側に向かって延出
    形成された保持リップ部とを備えたウエザーストリップ
    であって、 少なくとも前記フランジの厚みが大きい区間に対応する
    前記保持リップ部の長さは、前記厚みが小さい区間に比
    べて短く、かつ、当該短い保持リップ部が存在する区間
    は前記フランジの厚みが大きい区間よりもウエザースト
    リップの長手方向に所定長だけ長く設定されていること
    を特徴とするウエザーストリップ。
  2. 【請求項2】 車両のドア開口周縁のフランジに保持さ
    れる断面略U字形のトリム部と、 前記トリム部から突出して設けられ、ドア閉時にドアの
    周縁が押付けられる中空状のシール部と、 前記トリム部の内面から前記フランジ側に向かって延出
    形成された保持リップ部とを備えたウエザーストリップ
    であって、 少なくとも前記フランジの厚みが最も大きい区間に対応
    する前記保持リップ部の長さは最も短く、かつ、当該最
    も短い保持リップ部が存在する区間は前記フランジの厚
    みが最も大きい区間よりもウエザーストリップの長手方
    向に所定長だけ長く設定されていることを特徴とするウ
    エザーストリップ。
  3. 【請求項3】 車両のドア開口周縁のフランジに嵌め込
    まれ、車内側側壁部、車外側側壁部及び両側壁部を連結
    する連結部を有する断面略U字形のトリム部と、 前記トリム部から突出して設けられ、ドア閉時にドアの
    周縁が押付けられる中空状のシール部と、 前記車内側側壁部及び車外側側壁部の内面から前記フラ
    ンジ側に向かって延出形成された保持リップ部とを備え
    たウエザーストリップであって、 前記車外側側壁部の内面から延出形成された保持リップ
    部は一定の長さを有し、前記車内側側壁部の内面から延
    出形成された保持リップ部のうち、少なくとも前記フラ
    ンジの厚みが最も大きい区間に対応する前記保持リップ
    部の長さは最も短く、かつ、当該最も短い保持リップ部
    が存在する区間は前記フランジの厚みが最も大きい区間
    よりもウエザーストリップの長手方向に所定長だけ長く
    設定されていることを特徴とするウエザーストリップ。
  4. 【請求項4】 前記所定長は、製造時及び取付時の双方
    のばらつきに基づいて設定されていることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載のウエザーストリッ
    プ。
  5. 【請求項5】 車両のドア開口周縁のフランジに保持さ
    れる断面略U字形のトリム部と、 前記トリム部から突出して設けられ、ドア閉時にドアの
    周縁が押付けられる中空状のシール部と、 前記トリム部の内面から前記フランジ側に向かって延出
    形成された保持リップ部とを備えたウエザーストリップ
    であって、 前記保持リップ部の長さは前記フランジの厚みに応じて
    相違しており、製造時及び取付時においてばらつきが起
    きたとしても、少なくとも前記フランジの厚みが最も大
    きい区間においては、対応する前記保持リップ部の長さ
    が最も短くなっていることを特徴とするウエザーストリ
    ップ。
  6. 【請求項6】 車両のドア開口周縁における、段差部を
    境として厚肉部と薄肉部とを有するフランジに保持され
    る断面略U字形のトリム部と、 前記トリム部から突出して設けられ、ドア閉時にドアの
    周縁が押付けられる中空状のシール部と、 前記トリム部の内面から前記フランジ側に向かって延出
    形成された保持リップ部とを備えたウエザーストリップ
    であって、 前記保持リップ部は、前記フランジの厚みに応じて長手
    方向に沿って長さの相違する長リップ部及び短リップ部
    を有し、少なくとも前記厚肉部には短リップ部が対応す
    るよう構成され、該短リップ部は、段差部を跨いで薄肉
    部の一部にまで延びていることを特徴とするウエザース
    トリップ。
  7. 【請求項7】 前記保持リップ部の長さは、前記フラン
    ジの厚みに応じて複数の所定段階に切換えられているこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のウエ
    ザーストリップ。
  8. 【請求項8】 前記保持リップ部の先端部分の形状が常
    に一定であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれ
    かに記載のウエザーストリップ。
  9. 【請求項9】 車両のドア開口周縁のフランジに保持さ
    れる断面略U字形のトリム部と、 前記トリム部から突出して設けられ、ドア閉時にドアの
    周縁が押付けられる中空状のシール部と、 前記トリム部の内面から前記フランジ側に向かって延出
    形成された保持リップ部とを備えたウエザーストリップ
    の製造方法であって、 押出成形に際し、少なくとも前記フランジの厚みが大き
    い区間に対応する前記保持リップ部の長さが、前記厚み
    の小さい区間に比べて短くなるようにし、かつ、当該短
    い保持リップ部が存在する区間が、前記フランジの厚み
    の大きい区間よりもウエザーストリップの長手方向に所
    定長だけ長くなるようにしたことを特徴とするウエザー
    ストリップの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記所定長は、製造時及び取付時の双
    方のばらつきに基づいて設定されていることを特徴とす
    る請求項9に記載のウエザーストリップの製造方法。
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JP2014196054A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 豊田合成株式会社 オープニングトリムウエザストリップ

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