JP2003025779A - ファイルとファイルの製造方法 - Google Patents

ファイルとファイルの製造方法

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JP2003025779A
JP2003025779A JP2001210700A JP2001210700A JP2003025779A JP 2003025779 A JP2003025779 A JP 2003025779A JP 2001210700 A JP2001210700 A JP 2001210700A JP 2001210700 A JP2001210700 A JP 2001210700A JP 2003025779 A JP2003025779 A JP 2003025779A
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Kenji Shibahara
憲司 芝原
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Challenge Five KK
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CHALLANGE FIVE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般にクリアファイルと称されている書類等
を収納するためのファイル、その他、文具用として使用
される各種のファイルに関し、書類等の収納が容易で外
部から被収納物を透視して容易に確認することができる
という従来の利点をそのまま生かしつつ、さらに文字等
の筆記を可能とすることのできるファイルを提供するこ
とを課題とする。製造が容易で大量生産に適し、結果と
して製造コストを低減させることを課題とする。 【解決手段】 ファイル本体1のいずれか一片1aが透明
なシートからなるとともに、他片1bが不透明なシートか
らなり、且つ該ファイル本体1の他片1bは、筆記可能に
構成されてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にクリアファ
イルと称されている書類等を収納するためのファイル、
その他、文具用として使用される各種のファイルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種クリアファイルと称され
ているファイルは、1枚の合成樹脂製シートを半折する
とともにその半折された部分を左側の側縁とし、下縁を
超音波などでシールすることにより、上縁及び右側縁を
開口させて形成されたものである。
【0003】このようなファイルは、上縁及び右側縁の
2方の縁部が開口しているため、書類の収納等の取り扱
いが便利であり、また合成樹脂製であるので、外部から
収納物を透視することができるという利点を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ファイルの全
体が合成樹脂製であるために、文字等を筆記することが
できないこととなっていた。
【0005】本発明は、以上のような問題点をすべて解
決するためになされたもので、書類等の収納が容易で外
部から被収納物を透視して容易に確認することができる
という従来の利点をそのまま生かしつつ、さらに文字等
の筆記を可能とすることのできるファイルを提供するこ
とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、ファイルと、その製造方法として
なされたもので、ファイルとしての特徴は、ファイル本
体1のいずれか一片1aが透明なシートからなるととも
に、他片1bが不透明なシートからなり、且つ該ファイル
本体1の他片1bは、筆記可能に構成されてなることを特
徴とする。
【0007】ファイル本体1の一片1aは、たとえば合成
樹脂製シートで構成され、ファイル本体1の他片1bは、
たとえば紙製シートで構成される。紙製シートからなる
ファイル本体1の他片1bの内面側には、合成樹脂をコー
ティング又はラミネートすることも可能である。また、
所定幅のシールの位置におけるファイル本体1の少なく
とも一片の内面側に熱接着性接着剤を設け、該熱接着性
接着剤を介してシールすることも可能である。
【0008】また、ファイルの製造方法としての特徴
は、長尺状の透明なシートと、不透明で筆記可能な長尺
状のシートとを重合するとともに所定位置をシールし、
シールされた所定位置又はその近傍を切断することによ
り、一片1aが透明なシートからなるとともに、他片1bが
不透明で筆記可能に構成されたシートからなるファイル
本体1を製造することである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に従って説明する。
【0010】(実施形態1)図1乃至図3において、1
は両片1a,1b の左側縁部2a及び下縁部2dの二辺を熱圧着
し、上縁部2c及び右側縁部2bに開口部3a,3b を形成した
ファイル本体1である。
【0011】ファイル本体1の一片1aはポリプロピレン
等の合成樹脂製シートからなり、また他片1bは紙製シー
トからなり、前記一片1aと対面する他片1bの内面側に
は、ポリプロピレン等の合成樹脂がコーティングされて
いる。
【0012】また、他片1bの外面側には、必要に応じて
宣伝広告等用の文字、絵柄等が印刷されている。
【0013】前記ファイル本体1の左側縁部2a及び下縁
部2dの熱圧着は所定幅を有したシール状態に形成され、
その部分がシール部4,4として形成されている。
【0014】次に、上記のような構成からなるファイル
5の製造方法について説明する。
【0015】先ず、図4に示すように、ポリプロピレン
等の合成樹脂製フィルムからなる長尺状のフィルムシー
ト6と、長尺状の紙製の紙シート7とを準備する。
【0016】この長尺状のフィルムシート6と長尺状の
紙シート7の幅は、ともにファイル本体1の長手方向の
寸法の2丁分の寸法に形成されており、紙シート7の一
面側には、ポリプロピレンからなる合成樹脂がコーティ
ングされている。
【0017】このような両シート6,7を別々に移送
し、所定の箇所で重合させる。
【0018】次に、重合された両シート6,7の所定位
置を熱圧着する。この所定位置とは、図5に示す両シー
ト6,7の長手方向の中央部8a及び一方の側縁部8bの位
置、並びにこれと直交する短手方向の等間隔ごとの位置
8cであって、ファイル5が形成された場合に下縁部2d及
び左側縁部2aになる位置である。
【0019】この時、紙シート7の一面側の全面に合成
樹脂がコーティングされているため、どの位置において
も熱圧着することができ、印刷等にあわせて熱圧着する
位置を決めることができる。このような熱圧着された位
置に、図6に示すように、所定幅のシール部9a,9b,9cが
形成されることとなる。
【0020】その後、熱圧着によってフィルムシート6
と紙シート7が熱圧着された位置の近辺、より具体的に
は短手方向のシール部の図7における左縁の位置10c
と、長手方向の中央のシール部の図7における下縁の位
置10a とを切断する。
【0021】これによって、重合されたフィルムシート
6と紙シート7とは、図8に示すように所定の切断位置
10a,10c で切断されて、ファイル本体1の両片1a,1b の
左側縁部2a及び下縁部2dの二辺が熱圧着され上縁部2c及
び右側縁部2bに開口部3a,3bが形成されたファイル5が
多数枚連続的に製造されることとなる。
【0022】(実施形態2)本実施形態においては、図
9に示すように、ファイル本体1の一片1aの比較的下側
に、筆記により文字等を記入するための記入欄11が形成
されている。
【0023】この記入欄11は、マットインクが塗布され
ることによって形成されている。
【0024】このような記入欄11が形成されることによ
って、ファイル本体1の紙製の他片1b側のみならず、一
片1a側に文字等を記入することが可能となる。
【0025】その他の構成は.実施形態1と同じである
ため、その詳細な説明は省略する。
【0026】(実施形態3)本実施形態では、図10乃至
図13に示すように、上記実施形態1とは逆にファイル1
の一片1aが紙製シートからなり、他片1bが合成樹脂製シ
ートからなる点で上記実施形態1と相違する。
【0027】従って、本実施形態では、ファイル本体1
の一片1a側に文字等が筆記されることになる。
【0028】本実施形態においても、ファイル本体1の
両片1a,1b の左側縁部2a及び下縁部2dの二辺が熱圧着さ
れて、上縁部2c及び右側縁部2bに開口部3a,3b が形成さ
れているのであるが、合成樹脂製シートからなる他片1b
で構成されるファイル本体1の背面側に表れるシール部
4,4は、右側縁部及び下縁部に形成されることとな
る。
【0029】その他の構成は.実施形態1と同じである
ため、その詳細な説明は省略する。
【0030】(実施形態4)本実施形態では、図14に示
すように、ファイル本体1の一片1a側の上部に、タイト
ル記入欄12が形成され、略中央部に内容記入欄13が形成
され、さらに下部に日付記入欄14が形成されている。
【0031】従って、本実施形態においては、ファイル
本体1内に収納される収納物の種類に応じてタイトルを
タイトル記入欄12に記入し、書類の内容を内容記入欄13
に記入し、さらに日付を日付記入欄14に記入することが
できる。
【0032】その他の構成は、実施形態3と同じである
ため、その詳細な説明は省略する。
【0033】(実施形態5)本実施形態では、図15及び
図16に示すように、ファイル本体1の一片1a側の上縁中
央に、略V字状の切欠15が形成されている。
【0034】このような切欠15が形成されていると、そ
の切欠15の部分に指等を挿入することによって書類等の
被収納物を摘むことができ、従って書類等の被収納物を
容易に引っ張り出すことができ、ファイル本体からの被
収納物の取り出しを容易に行うことができることにな
る。また、フィルムからなる一片1aと、合成樹脂でコー
ティングされた紙からなる他片1b間が重合されている
と、静電気の発生等により、両片1a,1b 間を離間させる
のが困難となる場合もあり、特に一片1aと他片1bとの上
縁が同一線上にあると把持部分が存在しないので、この
傾向がより顕著となるが、本実施形態においては、上述
のような切欠15が形成されているので、その切欠15の部
分では、フィルムからなる一片1aと紙からなる他片1bが
重合しておらず、従ってその部分で他片1bを把持するこ
とによって一片1aと他片1b間を容易に離間させることが
でき、開口部3aを容易に開口させることができるのであ
る。特に、切欠15の部分に指等を挿入して書類等の被収
納物を引っ張り出すことが直ちにできない場合には、上
記のように開口部を開口させることが有効となる。
【0035】その他の構成は、実施形態1と同じである
ため、その詳細な説明は省略する。
【0036】(実施形態6)本実施形態では、図17及び
図18に示すように、ファイル本体1の他片1bのの上縁
が、一片1aの上縁より延長されて延長片16が形成されて
いる。
【0037】上述のように、一片1aと他片1b間が重合さ
れており、且つ一片1aと他片1bとの上縁が同一線上にあ
ると、両片1a,1b 間を離間させるのが困難となる場合が
あるが、本実施形態では上記のような延長片16が形成さ
れている結果、一片1aと他片1bとの上縁が同一線上にな
いので、延長片16の部分を把持することによって、一片
1aと他片1b間を容易に離間させることができ、開口部3a
を容易に開口させることができることとなる。
【0038】(実施形態7)本実施形態では、図19及び
図20に示すように、ファイル本体1の左側縁部2a及び下
縁部2dのみならず、右側縁部2bにおいても、一片1aと他
片1bとが熱圧着によりシールされている。
【0039】従って、本実施形態においては、ファイル
本体1の上縁部2cのみに開口部3aが形成されており、そ
の開口部3aから書類等の収納物が出し入れされることと
なる。
【0040】本実施形態のように、3方にシール部4を
有するファイル5の製造方法について説明すると、長尺
状のフィルムシート6と長尺状の紙製の紙シート7とを
準備するとともに、別々に移送して所定の箇所で重合さ
せる工程(図4)、重合された両シート6,7の所定位
置を熱圧着する工程、及び熱圧着後にシール部に沿って
切断する工程からなる点では、上記実施形態1の場合と
共通する。
【0041】ただし、熱圧着してシール部を形成する工
程におけるシール部の幅や、切断工程における切断位置
等において実施形態1と相違している。
【0042】すなわち、本実施形態においては、両シー
ト6,7の長手方向の中央部におけるシール部9aの幅、
及び長手方向の側縁部におけるシール部9bの幅は、上記
実施形態1と同じであるが、これらと直交する短手方向
の等間隔ごとに形成されたシール部9cの幅は、上記実施
形態1の場合の約2倍に形成されており、その点で上記
実施形態1と相違する。
【0043】また、本実施形態では、長手方向中央部に
おけるシール部9aの下縁の位置10aで切断する点では上
記実施形態1と同じであるが、短手方向の等間隔ごとに
形成されたシール部9cにおいては、その略中央が切断位
置10c として形成されており、この点で上記実施形態1
の場合と相違している。
【0044】本実施形態においては、重合されたフィル
ムシート6と紙シート7とは、図22に示すように所定の
切断位置10a,10c で切断されて、図19のようなファイル
本体1の両片1a,1b の左側縁部2a、右側縁部2b及び下縁
部2dの三辺が熱圧着され上縁部2cに開口部3aが形成され
たファイル5が多数枚連続的に製造されることとなる。
【0045】(実施形態8)本実施形態においては、図
23に示すように、左側縁部2a、右側縁部2b、及び下縁部
2dの3辺において、ファイル本体1の一片1aと他片1bと
が熱圧着によりシールされてシール部4が形成されてお
り、この点で上記実施形態7と共通する。
【0046】また、ファイル本体1の一片1a側の上縁中
央には、実施形態5と同様に略V字状の切欠15が形成さ
れている。
【0047】その他の構成は、実施形態7と同じである
ため、その詳細な説明は省略する。
【0048】(実施形態9)本実施形態では、図24に示
すように、紙製のシートからなるファイル本体1の他片
1bの右側上縁部が上向きに突設されて、インデックス16
が形成されている。
【0049】従って、本実施形態においては、収納物の
種類に応じて、必要な事項をインデックスに記入するこ
とができる。
【0050】その他の構成は、実施形態7と同じである
ため、その詳細な説明は省略する。
【0051】(実施形態10)本実施形態においては、図
25に示すように、ファイル本体1の両片1a,1b の上縁部
2c、左側縁部2a及び下縁部2dの3方が熱圧着によって接
着されている。
【0052】従って、本実施形態では、開口部3bは右側
縁部2b側にのみ形成されている。
【0053】本実施形態においては、図25及び図26に示
すように、左側縁部2a側のシール部4aは、上縁部2c側の
シール部4c及び下縁部2d側のシール部4dに比べて広幅に
形成されており、その広幅のシール部4aの上下には孔1
7,17 が穿設されている。
【0054】従って、本実施形態においては、上記孔17
を、バインダーの金具等に挿入することによって、多数
枚のファイルをバインダーに綴ることが可能となる。
【0055】また、本実施形態においては、ファイル本
体1の他片1bの右側縁部2bの上側に、インデックス18が
突設して形成されている
【0056】(実施形態11)本実施形態では、図27及び
図28に示すように、ファイル本体1の両片1a,1b の左側
縁部2aのみが熱圧着されてシール部4が形成され、右側
縁部2b、上縁部2c、下縁部2dにはシール部は形成されて
いない。
【0057】従って、そのシール部が形成されていない
右側縁部2b、上縁部2c、下縁部2dには、開口部3b,3c,3d
が形成されている。
【0058】ファイル本体1の下縁部2dにおいては、開
口部3dからファイル本体1の一片1aが他片1bよりも下方
に延長されて延長片19が形成されている。
【0059】この延長片19の内面側には、接着剤20を介
して離型剤21が設けられている。
【0060】本実施形態のファイルを使用する場合に
は、離型剤21を剥離し、図29及び図30に示すように、延
長片19をファイル本体1の他片1b側に折り曲げ、接着剤
20を介して前記延長片19を他片1bに接着する。
【0061】このように延長片19を折り曲げて他片1bに
接着することにより、ファイル本体1の底部が形成され
ることとなり、被収納物を収納することが可能となる。
【0062】本実施形態では、延長片19を折り曲げ他片
1bに接着してファイル本体1の底部が形成されるので、
延長片19の折り曲げ位置や他片1b側への接着位置を任意
に調整することで、ファイル本体1の底部の膨らみの可
能性を調整することができる。
【0063】たとえば上記図29及び図30に示すように、
接着剤20を介しての接着位置が他片1bの最下端部である
場合には、延長片19によって形成されるファイル本体1
の底部に予備的な空間部22が形成されるので、被収納物
としてたとえば書類の枚数が多い場合でも、その厚みは
上記空間部22によって吸収され、従って比較的被収納物
が厚い場合でも、ファイル本体1内に好適に収納するこ
とができるのである。
【0064】一方、図31に示すように、延長片19の折曲
部がファイル本体1の下縁部2dに略一致する位置まで折
り曲げ、延長片19を接着剤20を介して他片1bの最下端部
より上部に接着させた場合には、上記のようて予備的な
空間部22はほとんどなくなり、従って被収納物が厚い場
合に好適に収納することは必ずしもできない。
【0065】いずれにしても、本実施形態においては、
上記のように延長片19を調整しつつ折り曲げて他片1b側
に接着させることができるため、予めシールされていな
いファイル本体1の底部を、被収納物の量や厚みに応じ
て形成することができる。
【0066】(その他の実施形態)尚、上記実施形態で
は、いわゆるクリアーファイルや綴じ込み用ファイル
等、使用者が書類等を自己で保管し管理するようなファ
イルに適用する場合について説明したが、このようなフ
ァイルに限らず、たとえばオフィス等のロッカーに収納
されて、そのオフィス全体で管理されるような、いわゆ
るハンギングホルダーに本発明を適用することも可能で
ある。
【0067】このようなハンギングホルダーは、フック
等が具備され、そのフックをロッカー棚の縁部等に掛止
めして使用されるものであるが、一般のハンギングホル
ダーは不透明であるため、ロッカー棚を引き出した直後
に、ハンギングホルダー内の被収納物を外部から直ちに
視認することはできない。
【0068】しかし、ハンギングホルダーを構成するフ
ァイル本体1の一片1aが透明なシートで構成され、他片
1bが不透明なシートで構成されていると、透明なシート
で構成された一片1a側を介して、被収納物を外部から容
易に視認することができる。
【0069】従って、多数のハンギングホルダーがロッ
カーに収納されている場合において、ハンギングホルダ
ーが掛止されている位置をずらせること等によって、被
収納物を外部から透視することができ、被収納物に関す
る情報を選別又は識別することができるのである。
【0070】すなわち、本発明においてファイルとは、
クリアーファイルのようなもののみならず、上記ハンギ
ングホルダーのようなものも含む概念であり、書類、サ
ンプル、その他の事務用等の被収納物を収納することの
できるファイルを広く含む。
【0071】尚、このようなハンギングホルダーは、そ
の機能上、透明なシートからなる一片1aと、不透明なシ
ートからなる他片1bとの下縁部のみでシールされて構成
されている。
【0072】また、上記実施形態のファイルの製造方法
においては、長尺状のフィルムシート6と長尺状の紙シ
ート7の幅が、ともにファイル本体1の長手方向の寸法
の2丁分の寸法に形成されていたが、このような寸法の
フィルムシート、紙シートを用いることは本発明に必須
の条件ではなく、ファイル本体の長さ方向の1丁分、或
いは3丁分以上のフィルムシート、紙シートを用いるこ
とも可能である。
【0073】さらに、上記実施形態1等では、ファイル
本体1のいずれか一片をフィルムシートで構成し、他片
を紙製シートで構成したが、紙製シートに代えて、たと
えば合成紙やパールフィルム等、不透明な合成樹脂シー
トを用いることも可能である。
【0074】さらに、上記実施形態5では、ファイル本
体1の一片1a側の上縁中央に切欠15が形成されていた
が、切欠15が形成される位置は該実施形態に限らず、た
とえば上縁中央よりも左右に位置ずれした位置に形成す
ることも可能であり、さらには下縁に形成することも可
能である。
【0075】また、上記実施形態では、ファイル本体1
のいずれか一片を構成するフィルムシートとしてポリプ
ロピレン製のフィルムを使用したが、フィルムの種類は
これに限定されず、例えばポリエチレン、ポリエチレン
テレフタレート等のフィルムを使用することもできる。
【0076】ポリエチレンテレフタレートを用いた場合
には、他の合成樹脂製フィルムに比べて耐熱性があるの
で、たとえば両片1a,1b がともに紙製シートで構成され
ていた場合のように、プリンター等を通過させることも
可能となる場合がある。
【0077】また、上記実施形態では、紙シートに合成
樹脂をコーティングしたが、コーティングに代えて合成
樹脂をラミネートすることによって紙シートの内面に合
成樹脂層を形成してもよい。ただし、紙製シートに合成
樹脂をコーティング又はラミネートする場合、フィルム
シートと同素材であることが、熱圧着されるためには必
要である。
【0078】さらに、上記のように合成樹脂をコーティ
ング又はラミネートすることに代えて、シールされる位
置に熱接着性の接着剤を設けることも可能である。さら
に、上記実施形態では、側縁部や下縁部におけるシール
部4が同幅に形成されていたが、同幅に形成することは
条件ではなく、側縁部と下縁部とでシール部4の幅を変
えることも可能である。従って、ファイルを製造する工
程で長尺シートの長手方向中央部、長手方向側縁部、短
手方向等間隔の位置にそれぞれ形成されるシール部の幅
を変えることも可能である。
【0079】また、ファイル本体1の両片1a,1bともに
紙からなる場合において、ファイル本体1の一部を切り
抜くとともに、その部分にフィルムを貼着して透明な窓
部を形成することも可能である。
【0080】さらに、上記実施例では紙シート側に印刷
を施したが、紙シートに印刷が施されていることは条件
ではなく、フィルムシート側に印刷が施されていてもよ
い。さらには、紙シート、フィルムシート両方に印刷が
施されていてもよいものである。
【0081】さらに、ファイル本体1の一片1aと他片1b
とをシールする手段も、上記実施形態のような熱圧着に
よるシールに限らず、たとえば超音波溶着でシールする
ことも可能である。
【0082】さらに、上記実施形態では、ファイル本体
1が表裏の2片1a,1b で構成されていたが、3片でファ
イル本体1を構成することも可能である。要は、少なく
とも2片でファイル本体1が構成されていればよいので
ある。
【0083】尚、3片で構成される場合は、たとえば図
32に示すように中央の片1bを紙で構成し、両側の片1a,1
cをフィルムで構成することが可能である。
【0084】さらに、ファイル本体1に施す印刷は、グ
ラビヤ印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷等、問うも
のではない。さらに、これらの印刷を施す場合に、いわ
ゆるメジウムインクを使用することも可能である。この
メジウムインクは、当初から表面加工によってフィルム
等に塗着されるもので、その上にさらに塗着されるイン
クの定着性を良好にするためのものである。
【0085】さらに、ファイルに収納される被収納物の
種類も、資料、契約書、見積書、提案書、会社案内、カ
タログ等の各種の書類の他、書類以外のサンプル類等を
収納することも可能であり、いずれにしても被収納物の
種類は問わない。
【0086】
【発明の効果】叙上のように、本発明は、表裏の2片か
らなるファイル本体のいずれか一片が透明なシートから
なるとともに、他片が不透明なシートからなり、且つ該
ファイル本体の他片は、筆記可能に構成されてなるもの
であるため、ファイル本体内の被収納物は、透明なシー
トからなる一片を介して外部から容易に視認することが
でき、しかも上記ファイル本体の他片には文字等の必要
な情報を筆記することができるため、ファイル本体内に
収納される被収納物に応じて、必要な記録等をファイル
本体の他片側に表示することができるという利点があ
る。
【0087】この結果、被収納物が収納されたファイル
が多数存在するような場合にも、ファイル本体の他片側
に表示された情報等に基づいて、各ファイルを容易に選
別或いは識別することができるという効果がある。
【0088】また、本発明の製造方法では、長尺状の透
明なシートと、不透明で筆記可能な長尺状のシートとを
重合するとともに所定位置をシールし、シールされた所
定位置又はその近傍を切断することにより、一片が透明
なシートからなるとともに、他片が不透明で筆記可能に
構成されたシートからなるファイル本体が製造されるた
め、このようなファイルを連続的且つ自動的に製造する
ことができ、生産効率を高めることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態としてのファイルの正面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】一実施形態としてのファイルの製造工程におけ
る長尺状のフィルムシート及び長尺状の紙シートを移送
する工程の概略側面図。
【図5】フィルムシートと紙シートとを重ね合わせる工
程の要部概略平面図。
【図6】熱圧着してシール部を形成する工程の要部概略
平面図。
【図7】シール部と切断位置との関係を示す要部概略平
面図。
【図8】重ね合わされ、シールされたフィルムシートと
紙シートとを切断する工程の要部概略平面図。
【図9】他の実施形態のファイルの正面図。
【図10】他の実施形態のファイルの正面図。
【図11】図10のC−C線断面図。
【図12】図10のD−D線断面図。
【図13】同背面図。
【図14】他の実施形態のファイルの正面図。
【図15】他の実施形態のファイルの正面図。
【図16】図15のE−E線断面図。
【図17】他の実施形態のファイルの正面図。
【図18】図17のF−F線断面図。
【図19】他の実施形態のファイルの正面図。
【図20】図19のG−G線断面図。
【図21】図19のファイルの製造工程であって、長尺状
のフィルムシートと長尺状の紙シートとを重合しシール
部を形成する工程の要部概略平面図。
【図22】フィルムシートと紙シートとを切断する工程
の要部概略平面図。
【図23】他の実施形態のファイルの正面図。
【図24】他の実施形態のファイルの正面図。
【図25】他の実施形態のファイルの正面図。
【図26】図25のH−H線断面図。
【図27】他の実施形態のファイルの正面図。
【図28】図27のI−I線断面図。
【図29】延長片を折り曲げた状態のファイルの正面
図。
【図30】図29のJ−J線断面図。
【図31】延長片をさらに深く折り曲げた状態のファイ
ルの断面図。
【図32】他の実施形態のファイルの断面図。
【符号の説明】
1…ファイル本体 1a…一片 1b…他片 6…フィルムシート 7…紙シート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏の2片(1a),(1b)からなるファイル
    本体(1) のいずれか一片(1a)が透明なシートからなると
    ともに、他片(1b)が不透明なシートからなり、且つ該フ
    ァイル本体(1) の他片(1b)は、筆記可能に構成されてな
    ることを特徴とするファイル。
  2. 【請求項2】 ファイル本体(1) の一片(1a)が、合成樹
    脂製シートからなる請求項1記載のファイル。
  3. 【請求項3】 ファイル本体(1) の他片(1b)が、紙製シ
    ートからなる請求項1又は2記載のファイル。
  4. 【請求項4】 紙製シートからなるファイル本体(1) の
    他片(1b)の内面側に合成樹脂がコーティング又はラミネ
    ートされている請求項3記載のファイル。
  5. 【請求項5】 所定幅のシールの位置におけるファイル
    本体(1) の少なくとも一片の内面側に熱接着性接着剤が
    設けられ、該熱接着性接着剤を介してシールされている
    請求項1乃至3のいずれかに記載のファイル。
  6. 【請求項6】 長尺状の透明なシート(6) と、不透明で
    筆記可能な長尺状のシート(7) とを重合するとともに所
    定位置をシールし、シールされた所定位置又はその近傍
    を切断することにより、一片(1a)が透明なシートからな
    るとともに、他片(1b)が不透明で筆記可能に構成された
    シートからなるファイル(5) を製造することを特徴とす
    るファイルの製造方法。
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