JP2003024247A - 便器の敷物 - Google Patents

便器の敷物

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JP2003024247A
JP2003024247A JP2001213265A JP2001213265A JP2003024247A JP 2003024247 A JP2003024247 A JP 2003024247A JP 2001213265 A JP2001213265 A JP 2001213265A JP 2001213265 A JP2001213265 A JP 2001213265A JP 2003024247 A JP2003024247 A JP 2003024247A
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toilet
sheet
back surface
urine
woven fabric
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Hirokazu Ishii
宏和 石井
Shigeru Ishii
滋 石井
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TFM KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小便器の周囲に飛散した小便の飛沫が、靴、
スリッパ、サンダル等の穿物に付着したもの、また床や
コンクリートの目地に浸み込んだものは除去し難いもの
である。 【解決手段】 表面が小便の飛沫を吸収する不織布よ
り、裏面がポリエチレン、ポリエステルよりなり、一辺
(2)が便器(6)の形状に合わせた形状をなすシート
(1)を、公共施設用の小便器の周囲に敷く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小便器、特に男の小
便器の周囲に飛散した小便の飛沫及び靴底の裏面に付着
した汚物を吸収するための便器の敷物に関するもので、
病院、レストラン、パチンコ屋、ホテル、オフィス、デ
パート、学校、駅、空港、食品工場、薬品工場、列車、
飛行機、バス等の公共施設の便所に使用するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、このような便器の敷物として、家
庭用の絨毯よりなるマットがあるが、上記の公共施設に
はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは小便
器の周囲に飛散した小便の飛沫及び土足の靴、スリッ
パ、サンダル、運動靴等の穿物の底の裏面に付着した汚
物が各種の汚染、悪臭の原因となり、また土足により建
物内に拡散し、特に病院ではMRSA等の病原菌の感染
の原因となり、非常に不衛生で大きな問題となってい
る。また小便すなわち尿は水、塩素、蛋白、脂肪、糖、
尿素、尿酸、ナトリウム、カリウム、クレアチニン、カ
ルシウム等よりなるが、床特にコンクリートの目地に浸
み込んだものは除去し難いものである。本発明はかかる
問題を解決するもので、使い捨てで小便の飛沫及び土足
の靴底の裏面に付着した汚物を吸収して廃棄する公共施
設用の使い捨ての便器の敷物を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、請求項1記載の公共施設用の使い捨ての便器の敷
物は、小便の飛沫を吸収する材料よりなり、一辺(2)
が便器(6)の形状に合わせた形状をなすシート(1)
よりなることを特徴とする。請求項2記載の便器の敷物
は、請求項1記載のものにおいて、シート(1)の正面
幅が少なくとも30cm以上である。請求項3記載の使
い捨ての便器の敷物は、請求項1〜2のいずれかに記載
のものにおいて、シート(1)の表面(3)が小便の飛
沫を吸収する不織布よりなり、裏面(4)がポリエチレ
ン、ポリエステルよりなり、不織布の周囲(1a)は溶
着シールしてフィンを形成してなるものである。
【0005】請求項4記載の使い捨ての便器の敷物は、
請求項3記載のものにおいて、シート(1)の表面
(3)が小便の飛沫を吸収する不織布よりなり、裏面
(4)がポリエチレン、ポリエステルよりなるものであ
る。請求項5記載の公共施設用の使い捨ての便器の敷物
は、表面(3)が小便の飛沫を吸収する不織布よりな
り、裏面(4)が一辺が便器の形状に合わせた形状をな
すシートよりなることを特徴とする。請求項6記載の便
器の敷物は、請求項5記載のものにおいて、上記表面
(3)の不織布は起毛させてなるものである。請求項7
記載の便器の敷物は、請求項6記載のものにおいて、上
記表面(3)と裏面(4)との間に吸収層(5)を設け
て成る厚さ数mm乃至30mmのものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1(イ)は本発明の一実施の形
態、(ロ)はその他の実施の形態の斜視図、図2(イ)
はその平面図、(ロ)はその底面図、(ハ)はその断面
図である。使い捨てのシート1は小便の飛沫を吸収する
材料よりなり、図1(イ)、(ロ)示のように、シート
1の一辺2が低底の男の便器6a、高底の男の便器6b
の形状に合わせた形状よりなる。このシート1の正面幅
は少なくとも30cm以上で、シート1の平面形状は矩
形状の四角であるが、三角、六角、多角等でもよい。
【0007】図2(イ)はその低底の男の便器6a用の
シート1の平面図、(ロ)は高底の男の便器6用のシー
ト1の底面図、(ハ)はその断面拡大図である。このシ
ート1の便器6に隣接する一辺2には10乃至30mm
程度の立ち上がり部2aを設け、この立ち上がり部2a
は便器6a、6bに密着してこぼれた尿を吸収する。図
2(イ)、(ハ)示のように、立ち上がり部2aの裏面
4には粘着テープ7を設ける。また図2(ハ)示のよう
に、シート1の裏面の端部適所にも粘着テープ8を設け
る。この粘着テープ7、8の代わりに裏面4を塩化ビニ
ール樹脂で形成してもよい。
【0008】上記表面3の不織布はポリプロピレン、ポ
リオレフィン、ポリエステル等よりなり、起毛させて弾
力を持たせると共に陰毛を捕らえるようにする。この表
面3にポリウレタン、天然ゴム、合成ゴム等を用いると
弾力性が向上し、高級感が得られる。上記シート1の表
面3と裏面4との間には綿状パルプ、アクリル系高分
子、ポリエチレン複合繊維、ポリオレフィン系フイル
ム、ポリエステル等よりなる吸収層5を設けて、厚さ数
mm乃至30mmとする。吸収層5には防臭剤を保有さ
せるとよい。シート1の裏面4がポリエチレン、ポリエ
ステルよりなり、図2(イ)、(ロ)示のようにこの裏
面4と表面3の小便の飛沫を吸収する不織布の周囲1a
は溶着シールしてフィンを形成する。またこのシート1
は5乃至100mm角でキルテイングする。またシート
1の表面3には足形、注意書き、宣伝、広告、曜日、キ
ャッチフレーズ、川柳等を印刷するとよい。足形は便器
6よりこぼす尿の量を減らす上で効果的である。またシ
ート1の表面3の色は単色や、大理石色、みかげ石色に
するとよい。
【0009】この装置はかかる構成よりなるものである
から、図1(イ)、(ロ)示のように、シート1の一辺
2の立ち上がり部2aを便器6の周囲に当て、粘着テー
プ7で接着し、またシート1の端部も粘着テープ8によ
り床面に接着すると、シート1は便器6の小便の飛沫の
飛んで来る位置に安定する。従って立ち上がり部2aは
小便の飛沫の跳ね返りを防止し、かつ小便の飛沫を直ち
に吸収するので、アンモニヤ、硫化水素等による異臭の
発生を防止する。また使い捨てであるから、交換が容易
で、常に更新でき、作業も楽である。また使用後は焼却
処理できる。その際シート1にポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリエステル
を用いたときは公害を発生しない。
【0010】なお、シート1は大きくしてカットできる
ようにしてもよく、また便所のみならずバス用のマット
として使用できる。またシート1の端部に巻き取り棒2
0を固定すると敷くとき、捨てるとき便利である。
【0011】図3(イ)は本発明の一実施の形態の表面
3の拡大断面図、(ロ)、(ハ)はそのエンボスの2例
を示す拡大平面図である。図3(イ)示のように、表面
3は高分子ポリマーで構成させると共に起毛状の6角形
状のエンボス3a、3a...を形成して、上面を切断
して開放させ、小便の飛沫を速やかに吸収させ、時間の
経過で発生する悪臭を防止する。上記エンボス3a、3
a...の形状は図3(ロ)示のように丸型、図3
(ハ)示のようにハニカム型してもよい。尚本発明は低
底、高底の男の便器6a、6bのみならず、図4(イ)
示の腰掛け式洋式便器6c、(ロ)示の跨ぐ和式便器6
d、(ハ)示の洗浄器付き洋式便器6e等にも適用でき
ることは勿論である。
【0012】実験例1 図5示のように小便の飛沫の来る距離の頻度を調べたと
ころ、故意に向きを逸らせて放尿しない限り、男の便器
6より左右150mm、手前300mmの範囲が多く、
特に男の便器6の手前の楕円の範囲が最も多かった。従
ってシート1は上記の範囲で充分である。
【0013】実験例2 図6示のように寸法1600mm×2900mmの便所
の各位置A、B、Cに於ける生菌数を調べた。図6にお
いて位置Aは御影石よりなる床の男の便器6の中心の手
前100mm、位置Bはサンダル置場13、位置Cは出
口14の檜製スノコ11の位置の出口より手前200m
mの位置を夫々示す。尚、洋式便器6e、手洗い10の
間はタイルの床12である。ハッチをつけた位置に幅6
90mmの本発明のシート1を図5示のように設置し
た。上記各位置A、B、Cにおける各時刻8;00 (初期
のアルコール消毒)、12;00、16;00 、20;00 、翌朝8;0
0 の寒天培養法による生菌数は表1の通りである。
【0014】
【表1】 尚、気温は28.6℃である。位置Cにおける生菌数が
少ないのは檜の抗菌作用によるものと思われる。以上よ
り小便がサンダルの底に付着して散乱することが判明し
た。
【0015】次に塩化ビニール樹脂製メッシュタイプの
シート1で各重さのものを用い、上記時刻における生菌
数を測定したところ、生菌数は表2の通りである。
【0016】
【表2】 尚、気温は26.7℃である。以上より、いずれの重さ
のシート1を用いても、飛散した小便は確実に捕らえら
れることが判明した。
【0017】実験例3 次に、土足による小便の移行状態を測定した。先ず位置
Aで100ccの水をこぼし、5回足踏みし、それより
1770mm離れた位置Bの水分含有率を測定した。位
置Aにシート1を置かなかった場合の距離(横軸)と水
の付着率%(縦軸)の関係は図7(イ)示の通りであ
る。位置Aにパルプ系シート1を置いた場合の同様の関
係は図7(ロ)示の通りである。位置Aに高分子系シー
ト1を置いた場合の同様の関係は図7(ハ)示の通りで
ある。以上より、位置Aにシート1を置けば小便の移行
状態は少なくなることが判明した。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば小便の飛
沫を速やかに吸収するので、悪臭を防止し、穿物の裏面
に汚物が付着するのを防ぎ、病原菌の拡散を防止し、病
院等に好適な便器の敷物を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は本発明の一実施の形態、(ロ)はその
他の実施の形態の斜視図である。
【図2】(イ)はその低底の男の便器6aとそのシート
1の平面図、(ロ)は高底の男の便器6bとそのシート
1の底面図、(ハ)はその断面拡大図である。
【図3】(イ)は本発明の一実施の形態の表面3の拡大
断面図、(ロ)、(ハ)はそのエンボスの2例を示す拡
大平面図である。
【図4】本発明を適用する(イ)は洋式便器、(ロ)は
和式便器、(ハ)は洗浄器付き洋式便器の斜視図であ
る。
【図5】実験例1で用いた便所の平面図である。
【図6】実験例2で用いた便所の平面図である。
【図7】(イ)、(ロ)、(ハ)は実験例3で用いた位
置Aで100ccの水をこぼし、5回足踏みし、それよ
り1770mm離れた位置Bの水分含有率を測定した結
果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 シート 2 一辺 3 表面 4 裏面 5 吸収層 6 便器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小便の飛沫を吸収する材料よりなり、一
    辺(2)が便器(6)の形状に合わせた形状をなすシー
    ト(1)よりなる公共施設用の使い捨ての便器の敷物。
  2. 【請求項2】 シート(1)の正面幅が少なくとも30
    cm以上である請求項1記載の便器の敷物。
  3. 【請求項3】 シート(1)の表面(3)が小便の飛沫
    を吸収する不織布よりなり、裏面(4)がポリエチレ
    ン、ポリエステルよりなり、不織布の周囲(1a)は溶
    着シールしてフィンを形成してなる請求項1〜2のいず
    れかに記載の使い捨ての便器の敷物。
  4. 【請求項4】 シート(1)の表面(3)が小便の飛沫
    を吸収する不織布よりなり、裏面(4)がポリエチレ
    ン、ポリエステルよりなる請求項3記載の使い捨ての便
    器の敷物。
  5. 【請求項5】 表面(3)が小便の飛沫を吸収する不織
    布よりなり、裏面(4)が一辺が便器の形状に合わせた
    形状をなすシートよりなる公共施設用の使い捨ての便器
    の敷物。
  6. 【請求項6】 上記表面(3)の不織布は起毛させてな
    る請求項5記載の便器の敷物。
  7. 【請求項7】 上記表面(3)と裏面(4)との間に吸
    収層(5)を設けて成る厚さ数mm乃至30mmの請求
    項6記載の便器の敷物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005099540A1 (en) * 2004-04-09 2005-10-27 Teresa Amorin Absorbent device and method for its use
GB2493213A (en) * 2011-07-29 2013-01-30 Victoria Lucy Ruppersbery Mat for potty
KR101253981B1 (ko) * 2012-04-04 2013-04-17 최경복 소변기용 위생장치
US10914059B1 (en) 2019-11-13 2021-02-09 Raymond S. Payne Urinal raised footplate assembly

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