JP3229047U - 小便器用床マット - Google Patents

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Abstract

【課題】できるだけ薄く、かつ尿滴の保水性能を高めた小便器用床マットを提供する。【解決手段】上から吸水層1、止水層2、吸着層3の3層を有する小便器用床マットである。吸水層は厚みが0.5〜2.0mmであり、目付100g/m2〜200g/m2のポリエステル不織布からなる。止水層はポリウレタン遮水シートである。吸着層は床面に付着性を示すものである。好ましくは、吸水層のポリエステル不織布がポリエステルのスパンボンド不織布又はポリエステルのホットメルト不織布シートである。【選択図】図3

Description

本発明は、男子用小便器の前部床面が尿滴によって汚染されるのを防ぐ使い捨てタイプの床マットに関する。
男子用小便器の前部床面(特に、使用者の足元や足元後方)は、多くの場合、使用者の残尿漏れや便器からの跳ね返りによる尿滴で汚されている。さらに飛び散った尿滴を使用者が踏んで歩くことにより、汚染範囲を広げている。
尿滴による床面汚染は、とりわけ、不特定多数の人が利用する交通機関の駅トイレ、公衆便所、ビル内トイレで顕著である。
尿滴は悪臭を放ち、多くのトイレ利用者にとって不快であるだけでなく、不潔、不衛生であり、また著しく美観を損なう。尿滴汚染を長期間放置すると、細菌類の繁殖により、さらに不快・不潔感が増すことになる。そのため清掃も頻繁に行わねばならず、多くの時間と費用がかかっている。清掃は、清掃業者のほかにビルに入居する会社の社員が行うこともある。
そのような清掃者の作業の肉体的精神的負担を軽減するとともに衛生を保つ観点から、トイレ用の防汚用シートは使い捨てタイプが採用される傾向が強くなっている。そのような従来例として下記するような特許文献が知られている。
特開2005-237824 特開2008-161473 特開2009-189417 実用新案登録第3049223号 実用新案登録第3150725号 実用新案登録第3197945号 実用新案登録第3225153号
本考案は、素材および製法を改善することにより、できるだけ薄く、かつ尿滴の保水性能を高めた小便器用床マットを提供することを目的とする。
本考案は、上から吸水層、止水層、吸着層の3層を有し、前記吸水層は100g/m〜200g/mのポリエステル不織布からなり、前記止水層はポリウレタン遮水シートであり、吸着層は付着性を有するものであることを特徴とする。
好ましくは、前記吸水層の前記ポリエステル不織布がポリエステルのスパンボンド不織布又はポリエステルのホットメルト不織布シートである。この吸水層の厚さは0.5〜2.0mmである。
好ましくは、止水層は厚さ5〜50μmのフィルム状ポリウレタン遮水シートである。
本考案のマットの耐水機能は、JIS L1092「繊維製品の防水試験方法」に基づいて、少なくとも300mmあることが必要であり、好ましくは300〜12000mm、より好ましくは500〜10000mmである。
本考案によれば、非常に薄いが、尿滴の保水性能に優れた小便器用床マットが得られる。
本考案の1実施例に係る小便器用床マットを使用している状態の斜視図である。 同マットの(a)平面図、(b)正面図である。 同マットの矢示部分の断面図である。
以下、添付の図面に基づき、本考案の1実施例を説明する。
図1に示すように、この小便器用床マットMはトイレの小便器Uの下部および前部にかけて敷かれる。小便器Uは、最下部まで床についているタイプと、下部が床から浮き上がるようにトイレ壁に取り付けられているタイプがある。図1は後者のタイプである。前者のタイプに対しては、図示しないが、小便器に当たる部分を隙間が出ないように半円型又は円弧型に切り抜いておくことが好ましい。
なお、大便器と小便器を区別せず、洋式便器1つで済ませることもあるが、この場合ももちろん本考案の使用対象としての「小便器」とみなして扱う。
図1に例示の小便器用床マットMは60cm×60cm(平均的なサイズの小便器用床マット)の正方形である。使用を意図する小便器やトイレの大きさに合わせて、あらかじめ長さを決定しておくことにより最適の長さのものを選択することができる。
この小便器用床マットMは、図3に示すように、最下層の剥離シート4を除けば3層からなる。上から、吸水層1、止水層2、吸着層3である。
吸水層1は、水分を素早く吸収するとともに層中に拡散させる役割を果たす。止水層2は、水分を床に透過させないことにより、床への汚染を防止する役割を果たす。吸着層3は、床に貼り付いてずれ動かない粘着性を有する。
吸水層1と止水層2の最適な材料を求めて本考案者は実験を繰り返した。下記の表1が実験結果を表にしたものである。表中、「条件M」というのは、60x60cmのマットに200mlの水分が吸水、保水できることである。これを満たすことができれば必要にして十分な性能ということができる。
表1からわかるように、最も好ましいのは、吸水層1がポリエステルのスパンボンド不織布やポリエステルのホットメルト不織布シートを使用することである。吸水層1の目付量は80g/m〜250g/m、好ましくは100g/m〜200g/m、最も好ましくは150g/m〜180g/mのポリエステル不織布であることである。吸水層1の厚さは0.5〜2.0mmであることが好ましい。
ホットメルト不織布シートの場合、この中にホットメルト剤を10〜40重量%、好ましくは20〜30重量%含有させることが好ましい。ホットメルト剤としては例えば、オレフィン系ホットメルト剤、ウレタン系ホットメルト剤、スチレン系ホットメルト剤、ポリアミド系ホットメルト剤、ポリエステル系ホットメルト剤及びこれらの混合物等を挙げることができる。
止水層2としては、厚さ5〜50μmのフィルム状ポリウレタン遮水シートが好ましい。
表1において条件Mにおいて最良と判断された試料G,Hは保水率がそれぞれ212%、221%であった。なお、保水率の試験方法はJIS L 1913の「一般不織布試験方法」によった。
吸着層3を構成する粘着剤層としては、使用時にずれて動かない程度の粘着性が要求される一方で、剥がすときには痕を残さず剥がせることが要求される。このような条件を満足する限り、公知のどのような粘着剤であってもよい。好ましいのは、感圧性のアクリル系やポリウレタン系の粘着剤又は接着剤である。発泡剤を含んだものでもよい。吸着層3の厚さは5〜50μm程度である。
剥離シート4についても吸着層3を保護できるものであれば特に制約はないが、特にPET(ポリエチレンテレフタレート)が好ましい。
これらの試料は、外観や使用感も満足すべきものであった。また、実際にトイレの小便器用床マットとして使用したとき、3か月は取り換えなしで使用可能であることが分かった。

(注)表中の略語・略記号の意味は次のとおりである。
★★★ 優
★★ 良
★ 可
NG 不可
上記表において「止水性能」とは、吸水層1、止水層2、吸着層3からなる床マットM全体の止水性能をいい、JIS L4212「繊維防水シーツ」の耐水機能を基準とした。その測定方法はJIS L1092「繊維製品の防水試験方法」(低水圧法)によった。「★★★」と評価されたサンプルは10000mm以上の値を示した。床マットの耐水性能としては少なくとも300mm以上あることが好ましいので、本サンプルは十分すぎるほど十分な性能を有する。
1 吸水層
2 止水層
3 吸着層
4 剥離層
M 床マット
U 小便器

Claims (5)

  1. 上から吸水層(1)、止水層(2)、吸着層(3)の3層を有する小便器用床マット(M)であって、
    前記吸水層(1)は100g/m〜200g/mのポリエステル不織布からなり、
    前記止水層(2)はポリウレタン遮水シートであり、
    前記吸着層(3)は床面に付着性を示すものである
    ことを特徴とする小便器用床マット。
  2. 前記吸水層(1)の前記ポリエステル不織布がポリエステルのスパンボンド不織布又はポリエステルのホットメルトシートである請求項1記載の小便器用床マット。
  3. 前記吸水層(1)の厚みが0.5〜2.0mmである請求項1または2記載の小便器用床マット。
  4. 前記止水層(2)が厚さ5〜50μmのフィルム状ポリウレタン遮水シートである請求項1〜3のいずれかに記載の小便器用床マット。
  5. 前記小便器用床マット(M)のJIS L1092「繊維製品の防水試験方法」に基づく耐水性能が300〜12000mmである請求項1〜4のいずれかに記載の小便器用床マット。

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