JP2003023710A - 内部電極型部分放電検出装置 - Google Patents

内部電極型部分放電検出装置

Info

Publication number
JP2003023710A
JP2003023710A JP2001204399A JP2001204399A JP2003023710A JP 2003023710 A JP2003023710 A JP 2003023710A JP 2001204399 A JP2001204399 A JP 2001204399A JP 2001204399 A JP2001204399 A JP 2001204399A JP 2003023710 A JP2003023710 A JP 2003023710A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partial discharge
metal container
electrode
gas
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001204399A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Hoshina
好一 保科
Toshihiro Hoshino
俊弘 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001204399A priority Critical patent/JP2003023710A/ja
Publication of JP2003023710A publication Critical patent/JP2003023710A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Installation Of Bus-Bars (AREA)
  • Testing Relating To Insulation (AREA)
  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】内部アンテナ方式である内部電極型部分放電検
出装置において、部分放電検出用の電極がガス絶縁電気
機器の金属容器内に設けられているため部分放電検出器
の取付け、取外しあるいは電極の交換などを行う場合、
金属容器内の絶縁ガスが放出されてしまう。また、金族
容器内に絶縁ガスを封入する前に電極を組み立てる必要
があり製作上の制約を受けていた。 【解決手段】金属容器に開口部を設け、この開口部を気
密に塞ぐように絶縁物の遮蔽板を設け、この遮蔽板の金
属容器外側に電極を設ける。部分放電検出器の取付け、
取外しあるいは電極の交換を行う場合は遮蔽板をそのま
ま残したまま部分放電検出器側で行うと金属容器内部の
絶縁ガスは遮蔽板によって外部に放出されるのを防げ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばガス絶縁開閉
装置のようなガス絶縁電気機器に設けられる内部電極型
部分放電検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、電力系統においては例えばガス絶
縁開閉装置やガス絶縁変圧器のように従来の気中絶縁方
式のものに代わってガス絶縁方式の電気機器が広く用い
られている。ガス絶縁電気機器は空気よりも絶縁耐力の
高い絶縁ガス、例えば、SF6ガスを接地された金属容
器内に機器本体と共に封入し、絶縁耐力の向上と共に機
器のコンパクト化を図っている。しかし絶縁ガスの絶縁
耐力向上による絶縁距離の縮小は、一方で電気機器の一
部を構成する固体絶縁物に対してより高い電気的ストレ
スを与えることになる。また、絶縁ガス中に何らかの原
因で金属異物等が混入した場合は絶縁性能が大幅に低下
し絶縁破壊などを発生する恐れがある。このため、ガス
絶縁電気機器の信頼性を確保し、予防保全の観点から
も、絶縁物の絶縁性能診断技術、余寿命診断技術、また
は金属異物の検出技術が重要となってきている。
【0003】絶縁性能の診断技術として従来より電気機
器の金属容器内に発生する部分放電を電気的に検出する
方法がもっとも有効とされている。電気的部分放電検出
法としては、大きく分類して内部アンテナ方式と外部ア
ンテナ方式がある。この内、金属容器内部に検出用の電
極(中間電極)を設ける内部アンテナ方式のほうが外部
アンテナ方式に比べ外部ノイズの影響を受けにくく、よ
り高感度に部分放電の検出が可能である。
【0004】ここで一般的な内部アンテナ方式である内
部電極型部分放電検出装置の従来の例を図5を用いて説
明する。図5に示すように接地された金属容器1が設け
られており、この金属容器1内には通電用の高電圧導体
2が挿通され図示しない絶縁スペーサなどで支持されガ
ス絶縁電気機器を構成している。また金属容器1内には
SF6ガスなどの絶縁ガス3が所定の圧力で封入され内
部の絶縁を保っている。そして金属容器1内で発生する
部分放電をこの部分放電に起因して発生する電磁波を金
属容器1内に設けた電極4を検出用電極とした部分放電
検出器5で捕らえ検出する。部分放電検出器5は金属容
器1の側面に形成された開口部6より電極4を金属容器
1内に挿入し、部分放電検出器5と一体的に成った金属
製のカバー7を前記開口部6の周縁に形成したフランジ
8に気密に取付けることにより金属容器1に支持固定さ
れている。そしてこれらの部分放電検出装置5は金属容
器1の複数箇所に適宜取付けられて部分放電の監視を行
う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この方式は、前述した
ように検出感度の面で外部アンテナ方式よりも優れてい
る。しかし部分放電検出器5の取付け、取外し、電極4
の交換等を行う場合には、金属容器1への取付け部を開
放しなくてはならず、この時に金属容器1内の絶縁ガス
3もこの部分から大気中に放出されてしまう。このため
事前にガスが放出されないようにガス抜きなどのガス処
理が必要となり、メンテナンス性では不利となる。
【0006】また、金属容器1の内部に電極4を配置す
る本方式では金属容器1内に絶縁ガス3を封入する前に
電極4を組み立てる必要があるという製作上の制約も受
ける。また電極4の損傷、あるいは形状変更等により電
極4を交換する場合には、前述と同様に金属容器1内の
絶縁ガス処理を行い、金属容器1内を大気置換してから
電極交換、更に再び絶縁ガスに置換するといった作業が
必要となり、この作業のために高電圧導体2に供給する
電力の停止時間が長くなってしまう。また部分放電検出
器5の取付け箇所についてもガス絶縁電気機器の据付時
のみに部分放電検出を行えばよいような個所もあり、そ
れら全ての個所に部分放電検出器を常時取付けておくこ
とはコストアップにつながる。部分放電検出器は金属容
器1内のガス処理を行わず取付け、取外しが可能であれ
ば、機器運用の初期の段階で検出箇所が多い場合でも、
少ない数の検出器で検出を実施し、その後の常時監視す
る箇所の数に合わせた最小限の数の検出器で機能を果た
すことができる。
【0007】本発明は上記欠点を除去し、ガス絶縁電気
機器の金属容器内部のガス処理を必要とせずに部分放電
検出器の取付け、取外しが容易に行え、メンテナンス性
に優れ、かつ必要最小限の数の検出器で機能を果たす経
済性に優れた内部電極型部分放電検出装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の内部電極型部分放電検出装置において
は、請求項1記載の発明では、絶縁ガスと共に機器本体
を金属容器内に収納するガス絶縁電気機器の前記金属容
器に取付けられ、前記金属容器内の部分放電を検出する
電極を金属容器内に備えた内部電極型部分放電検出装置
において、前記金属容器に開口部を形成し、前記開口部
を気密に塞ぐように取付けられた絶縁物の遮蔽板を設
け、この遮蔽板の金属容器外側に電極を設けたことを特
徴とするものである。
【0009】上記構成の内部電極型部分放電検出装置に
おいては、金属容器内部で発生した部分放電に起因する
電磁波は絶縁物を介して伝播し、電極により検出され
る。部分放電検出器の取付け、取外しあるいは電極の交
換を行う場合は遮蔽板をそのまま残したまま部分放電検
出器側だけで行う。金属容器内部の絶縁ガスは遮蔽板に
よって外部に放出されるのを防げる。
【0010】また、請求項2記載の発明では、絶縁ガス
と共に機器本体を金属容器内に収納するガス絶縁電気機
器の前記金属容器に取付けられ、前記金属容器内の部分
放電を検出する電極を金属容器内に備えた内部電極型部
分放電検出装置において、前記金属容器に開口部を形成
し、前記開口部を気密に塞ぐように取付けられた開閉自
在の絶縁物のシャッターを設け、このシャッターの金属
容器外側に電極を設けたことを特徴とするものである。
【0011】上記構成の内部電極型部分放電検出装置に
おいては、金属容器内部で発生した部分放電に起因する
電磁波はシャッターの開放時は絶縁ガス中を伝播し、電
極により検出される。部分放電検出器の取付け、取外し
あるいは電極の交換を行う場合はシャッターを閉じ、シ
ャッターをそのまま残したまま部分放電検出器側だけで
行う。金属容器内部の絶縁ガスはシャッターによって外
部に放出されるのを防げる。
【0012】また、請求項3記載の発明では、絶縁ガス
と共に機器本体を金属容器内に収納するガス絶縁電気機
器の前記金属容器に取付けられ、前記金属容器内の部分
放電を検出する電極を金属容器内に備えた内部電極型部
分放電検出装置において、前記金属容器に開口部を形成
し、前記開口部を気密に塞ぐように取付けられた絶縁物
の遮蔽板を設け、この遮蔽板の金属容器外側面に電極を
取付けたことを特徴とするものである。
【0013】上記構成の内部電極型部分放電検出装置に
おいては、金属容器内部で発生した部分放電に起因する
電磁波は絶縁物を介して伝播し、電極により検出され
る。部分放電検出器の取付け、取外しあるいは電極の交
換を行う場合は遮蔽板をそのまま残したまま部分放電検
出器側だけで行う。電極の交換を必要としない場合は遮
蔽板に取付けられた電極を残し部分放電検出器本体だけ
を取付け、取外しする。金属容器内部の絶縁ガスは遮蔽
板によって外部に放出されるのを防げる。
【0014】また、請求項4記載の発明では、前記金属
容器と気密性を有して絶縁物に支持され、電極が金属容
器の外部からの操作により金属容器内部に進退可能であ
ることを特徴とする請求項3記載の内部電極型部分放電
検出装置である。
【0015】上記構成の内部電極型部分放電検出装置に
おいては、金属容器内部で発生した部分放電に起因する
電磁波は絶縁物を介して伝播し、電極により検出され
る。部分放電検出器の取付け、取外しあるいは電極の交
換を行う場合は遮蔽板をそのまま残したまま部分放電検
出器側だけで行う。電極の交換を必要としない場合は部
分放電検出器本体だけを取付け、取外しする。金属容器
内部の絶縁ガスは遮蔽板によって外部に放出されるのを
防げる。電極は金属容器の中に進退させ適宜調整して最
適位置を確保し感度良く検出する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実
施の形態を示す図で、(a)は部分放電検出器を取付け
た状態を示す断面図、(b)は部分放電検出器を取外し
た状態を示す断面図である。なお、図5に示した従来例
と同一の部分に関しては同一符号を付す。
【0017】図において、1は接地された金属容器で、
この金属容器1内には通電用の高電圧導体2が挿通され
図示しない絶縁スペーサなどで支持されガス絶縁電気機
器を構成している。また金属容器1内にはSF6ガスな
どの絶縁ガス3が所定の圧力で封入され内部の絶縁を保
っている。そして金属容器1内で発生する部分放電をこ
の部分放電に起因して発生する電磁波を金属容器1内に
設けた電極4を検出用電極とした部分放電検出器5で捕
らえ検出する。部分放電検出器5は金属容器1の側面に
形成された開口部6により電極4を金属容器1内に挿入
し、部分放電検出器5と一体的に成った金属製のカバー
7を前記開口部6の周縁に形成したフランジ8に気密に
取付けることにより金属容器1に支持固定されている。
そして本発明の第1の実施の形態においては、金属容器
1のフランジ8に絶縁物でできた遮蔽板9を気密に取付
けて開口部6を塞ぎ、この遮蔽板9の金属容器1の外側
に前記部電極4および分放電検出器5を取付けている。
図(b)は部分放電検出器5を取外した状態であり、遮
蔽板9の外側に保護用の金属製の蓋10を取付けてい
る。部分放電検出器のカバー7の内部は遮蔽板9により
金属容器1の内部とガス区分されているため大気状態で
もよく、電気的特性に対する影響はほとんど無視でき
る。金属容器1内に発生した部分放電に起因する電磁波
は遮蔽板9を通して伝播し、電極4により部分放電を検
出することができる。また検出器のカバー7も金属材料
で作られているため外部ノイズの影響を受けにくい。
【0018】このような構成による本発明の第1の実施
の形態による内部電極型部分放電検出装置によれば、部
分放電検出器5の取外しや電極4の交換などを行う場合
は金属容器1のフランジ8からカバー7を外せば部分放
電検出器5の取外しあるいは電極4の交換が容易に行
え、金属容器1内の絶縁ガス3は遮蔽板9により外部と
ガス区分されているので開口部6から漏れ出すことはな
い。部分放電検出器5を取付ける場合も前記と逆の段取
りで行えばよく、この場合も金属容器1内のガス処理を
事前に行う必要は全くない。また部分放電検出器5の取
付けも金属容器1内へ絶縁ガス3を封入する前でも後で
も良く、製作上の制約を受けることも無くなる。更にガ
ス絶縁電気機器の据付時にのみ部分放電検出を行うとい
う場合でも据付時に金属容器1のフランジ8に部分放電
検出器5を取付け、必要なくなった時点で外せば良い。
部分放電検出が不要な時も常時部分放電検出器を取付け
ておく必要がなく、必要最小限の部分放電検出器を用意
しておけばよく経済的である。
【0019】次に本発明の第2の実施の形態について図
2を参照して説明する。(a)は部分放電検出器を取付
けた状態を示す断面図、(b)は部分放電検出器を取外
した状態を示す断面図で、図1と同一部分は同一の符号
を付し、説明は省略する。
【0020】第2の実施の形態においては、金属容器1
に取り付けられる遮蔽板として気密性を有し、金属容器
1の外部から開閉可能なシャッター11を用い、そのシ
ャッター11の金属容器1外側に電極4および部分放電
検出器5を取付けたことを特徴とする。図(a)の部分
放電検出装置5を取付けた状態ではシャッター11は開
状態にあり、金属容器1内に発生した部分放電に起因す
る電磁波はシャッター11を通して伝播し、電極4によ
り部分放電を検出することができる。図(b)はシャッ
ター11を閉じ、部分放電検出器5を取外した状態であ
り、シャッター11の外側に保護用の金属製の蓋10を
取付けている。また検出器のカバー7も金属材料で作ら
れているため外部ノイズの影響を受けにくい。
【0021】このような構成による本発明の第2の実施
の形態による内部電極型部分放電検出装置によれば、前
記第1の実施の形態における作用効果に加えて、部分放
電検出器5の取外しや電極4の交換などを行う場合は外
部からシャッター11を閉じて開口部6を遮蔽し、金属
容器1のフランジ8からカバー7を外せば部分放電検出
器5の取外し、あるいは電極4の交換が容易に行え、金
属容器1内の絶縁ガス3はシャッター11により外部と
ガス区分されているので開口部6から漏れ出すことはな
い。部分放電検出器5を取付ける場合も前記と逆の段取
りで行えばよく、取付け後は再びシャッター11を開い
て検出器内部のガスを金属容器1内の絶縁ガス3と同圧
力・同成分としておけば部分放電による電磁波が絶縁ガ
ス3中を伝播して直接電極4に達し部分放電を検出する
ことができる。このような構成によれば部分放電検出器
5の取付け状態では電極4と絶縁ガス3との間に遮蔽物
がないのでより感度よく部分放電による電磁波を検出す
ることができる。
【0022】次に本発明の第3の実施の形態について図
3を参照して説明する。(a)は部分放電検出器を取付
けた状態を示す断面図、(b)は部分放電検出器を取外
した状態を示す断面図で、図1と同一部分は同一の符号
を付し、説明は省略する。
【0023】第3の実施の形態においては、金属容器1
の開口部6を塞ぐ絶縁物でできた遮蔽板9のほぼ中央部
分に部分放電検出器5の電極4が気密性を有して支持さ
れていることを特徴とする。図(a)では、金属製の蓋
10を取り外し開口部6のフランジ8に部分放電検出器
5を接続した状態である。部分放電検出器5の中心導体
を遮蔽板9に絶縁支持された電極4と接続し、カバー7
をフランジ8に気密に取付ければ高感度に部分放電検出
を可能とする。図(b)は部分放電検出器5を取外した
状態であり、遮蔽板9の外側に保護用の金属製の蓋10
を取付けている。
【0024】絶縁物でできた遮蔽板9に支持された電極
4はフローティング電極となるため、蓋10に突起部1
0aを形成しておき、蓋10を取付けた時突起部10a
が電極4と接触し金属容器1と同電位となるようにして
いる。
【0025】このような構成による本発明の第3の実施
の形態による内部電極型部分放電検出装置によれば、前
記第1の実施の形態における作用効果に加えて、電極4
は遮蔽板9側に支持されているので部分放電検出器の取
付け、取外しの時は検出器本体側だけを取付け、取外し
するだけでよくその作業が簡単におこなえる。
【0026】次に本発明の第4の実施の形態について図
4を参照して説明する。(a)は部分放電検出器を取付
ける状態を示す断面図、(b)は部分放電検出器を取外
した状態を示す断面図で、図1と同一部分は同一の符号
を付し、説明は省略する。
【0027】第4の実施の形態においては、金属容器1
の開口部6を塞ぐ遮蔽板9のほぼ中央部分に部分放電検
出器5の電極4が気密性を有してかつ電極先端部が金属
容器1内に突出するようにそのロッド部4aで支持され
ていることを特徴とする。この電極4は外部からの操作
によって気密性を維持したまま図示矢印方向に沿って金
属容器1内に進出、後退できるようになっている。その
位置調整後に部分放電検出器の中心導体を遮蔽板9に絶
縁支持された電極4と接続し、高感度に部分放電検出を
可能とする。
【0028】図(b)は部分放電検出器5を取外した状
態であり、遮蔽板9の外側に保護用の金属製の蓋10を
取付けている。絶縁物でできた遮蔽板9に支持された内
部電極4はフローティング電極となるため、蓋10を取
付けた時前記ロッド部を蓋10と接触させ金属容器1と
同電位となるようにしている。
【0029】このような構成による本発明の第4の実施
の形態による内部電極型部分放電検出装置によれば、前
記第1の実施の形態における作用効果に加えて、金属容
器1内に突出した電極4を操作ロッド12で気密性を保
ちながら金属容器1内に押し込んだり、引き出したりす
ることで、金属容器1内で電極4の位置を微妙に調整す
ることができるので電極4の最適位置でより高感度に部
分放電を検出することができる。
【0030】なお、本発明の第1の実施の形態から第4
の実施の形態において、金属容器1の開口部6を気密に
塞ぐ遮蔽板9の絶縁材料としては、ガラス繊維強化プラ
スチィク(FRP)、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等の
絶縁材料を用いることができる。
【0031】また、電極4としては、ループアンテナ、
サーチコイルアンテナ、線状アンテナ、スパイラルアン
テナなどのアンテナを用いることができる。更に、部分
放電検出器の信号取り出し口にBNC型、N型、SMA
型などのコネクタを用いることができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、絶縁ガス
と共に機器本体を金属容器内に収納するガス絶縁電気機
器の前記金属容器に取付けられ、前記金属容器内の部分
放電を検出する電極を備えた内部電極型部分放電検出装
置において、前記金属容器に開口部を形成し、前記開口
部を気密に塞ぐように取付けられた絶縁物の遮蔽板を設
け、この遮蔽板の金属容器外側に電極を設けるようにし
たので、ガス絶縁電気機器の金属容器内部のガス処理を
必要とせずに部分放電検出器の取付け、取外しが容易に
行え、メンテナンス性に優れ、かつ必要最小限の数の検
出器で機能を果たす経済性に優れた内部電極型部分放電
検出装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、(a)
は部分放電検出器を取付けた状態を示す断面図、(b)
は部分放電検出器を取外した状態を示す断面図。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す図で、(a)
は部分放電検出器を取付けた状態を示す断面図、(b)
は部分放電検出器を取外した状態を示す断面図。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す図で、(a)
は部分放電検出器を取付けた状態を示す断面図、(b)
は部分放電検出器を取外した状態を示す断面図。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示す図で、(a)
は部分放電検出器を取付けた状態を示す断面図、(b)
は部分放電検出器を取外した状態を示す断面図。
【図5】従来の内部電極型部分放電検出装置を示す断面
図。
【符号の説明】
1…金属容器、2…高電圧導体、 3…絶縁ガス、4…
電極、5…部分放電検出器、6…開口部、7…カバー、
8…フランジ、9…遮弊板、11…シャッター。
フロントページの続き Fターム(参考) 2G015 AA09 BA02 CA01 5G017 BB19 EE01 EE06 5G028 GG21 5G365 DN04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ガスと共に機器本体を金属容器内に
    収納するガス絶縁電気機器の前記金属容器に取付けら
    れ、前記金属容器内の部分放電を検出する電極を備えた
    内部電極型部分放電検出装置において、 前記金属容器に開口部を形成し、前記開口部を気密に塞
    ぐように取付けられた絶縁物の遮蔽板を設け、この遮蔽
    板の金属容器外側に電極を設けたことを特徴とする内部
    電極型部分放電検出装置。
  2. 【請求項2】 絶縁ガスと共に機器本体を金属容器内に
    収納するガス絶縁電気機器の前記金属容器に取付けら
    れ、前記金属容器内の部分放電を検出する電極を備えた
    内部電極型部分放電検出装置において、 前記金属容器に開口部を形成し、前記開口部を気密に塞
    ぐように取付けられた開閉自在の絶縁物のシャッターを
    設け、このシャッターの金属容器外側に電極を設けたこ
    とを特徴とする内部電極型部分放電検出装置。
  3. 【請求項3】 絶縁ガスと共に機器本体を金属容器内に
    収納するガス絶縁電気機器の前記金属容器に取付けら
    れ、前記金属容器内の部分放電を検出する電極を備えた
    内部電極型部分放電検出装置において、 前記金属容器に開口部を形成し、前記開口部を気密に塞
    ぐように取付けられた絶縁物の遮蔽板を設け、この遮蔽
    板の金属容器外側面に電極を取付けたことを特徴とする
    内部電極型部分放電検出装置。
  4. 【請求項4】 前記金属容器と気密性を有して絶縁物に
    支持され、電極が金属容器の外部からの操作により金属
    容器内部に進退可能であることを特徴とする請求項3記
    載の内部電極型部分放電検出装置。
JP2001204399A 2001-07-05 2001-07-05 内部電極型部分放電検出装置 Pending JP2003023710A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001204399A JP2003023710A (ja) 2001-07-05 2001-07-05 内部電極型部分放電検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001204399A JP2003023710A (ja) 2001-07-05 2001-07-05 内部電極型部分放電検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003023710A true JP2003023710A (ja) 2003-01-24

Family

ID=19040876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001204399A Pending JP2003023710A (ja) 2001-07-05 2001-07-05 内部電極型部分放電検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003023710A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009174894A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Mitsubishi Electric Corp 電力機器の部分放電検出装置
JP2012530254A (ja) * 2009-06-19 2012-11-29 アレバ・ティー・アンド・ディー・アーゲー 部分的放電の測定によるガス絶縁高電圧電気開閉器の監視装置、及び該装置を用いたガス絶縁高電圧電気開閉器
CN105122072A (zh) * 2013-04-22 2015-12-02 三菱电机株式会社 电力设备的部分放电检测方法以及部分放电检测装置
CN106662610A (zh) * 2014-07-28 2017-05-10 阿尔斯通技术有限公司 用于检测高压气体绝缘设备的局部放电的装置
JP2017208913A (ja) * 2016-05-18 2017-11-24 三菱電機株式会社 ガス絶縁開閉装置の劣化監視装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009174894A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Mitsubishi Electric Corp 電力機器の部分放電検出装置
JP2012530254A (ja) * 2009-06-19 2012-11-29 アレバ・ティー・アンド・ディー・アーゲー 部分的放電の測定によるガス絶縁高電圧電気開閉器の監視装置、及び該装置を用いたガス絶縁高電圧電気開閉器
CN105122072A (zh) * 2013-04-22 2015-12-02 三菱电机株式会社 电力设备的部分放电检测方法以及部分放电检测装置
CN105122072B (zh) * 2013-04-22 2018-06-22 三菱电机株式会社 电力设备的部分放电检测方法以及部分放电检测装置
US10317451B2 (en) 2013-04-22 2019-06-11 Mitsubishi Electric Corporation Method and apparatus for detecting partial discharge within electrical equipment
CN106662610A (zh) * 2014-07-28 2017-05-10 阿尔斯通技术有限公司 用于检测高压气体绝缘设备的局部放电的装置
JP2017522569A (ja) * 2014-07-28 2017-08-10 ゼネラル エレクトリック テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングGeneral Electric Technology GmbH ガス絶縁高電圧設備からの部分放電を検出する装置
JP2017208913A (ja) * 2016-05-18 2017-11-24 三菱電機株式会社 ガス絶縁開閉装置の劣化監視装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7285743B2 (en) Shielded encapsulated vacuum interrupter
EP0984289B1 (en) Partial discharge detector of gas-insulated apparatus
US7122759B2 (en) Compact earthing switch for gas-insulated switchgear assemblies
JP5105841B2 (ja) 部分放電検出装置
KR101445479B1 (ko) 스위치 기어
US20050189324A1 (en) High voltage device with a particle trap
JP2001141773A (ja) ガス絶縁機器の部分放電検出装置
AU2013321871A1 (en) Power opening/closing device
JP5153353B2 (ja) 電力機器の部分放電検出装置
US5578804A (en) Metal-enclosed gas-insulated switching installation
JP2003023710A (ja) 内部電極型部分放電検出装置
CN104835678B (zh) 用于包覆成型的真空断续器的偏转盖
Anis Gas-insulated switchgear
EP0046303B1 (en) Disconnect contact assembly
CN114175431A (zh) 用于气体绝缘的开关设备的具有uhf天线的连接结构
KR101649863B1 (ko) 에폭시몰드 캐니스터 퓨즈홀더
KR20050034217A (ko) 가스절연 개폐장치의 방전 진단 시스템
KR101004389B1 (ko) 가스절연 개폐장치를 위한 전자파차폐수단 및 이를 구비한방전 진단시스템
JPH07318447A (ja) 真空度監視装置
JPH0646210B2 (ja) ガス絶縁開閉装置の部分放電検出方法
JP2006080036A (ja) 真空遮断装置
Feng et al. Enhancement of External Insulation Performance for Vacuum Interrupters by External Shields
JPH0599977A (ja) 異常検出装置
JP3292115B2 (ja) ガス絶縁電気機器用絶縁異常診断装置
JP2007158041A (ja) アレスタ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040803

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050720

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050818

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050720

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070301