JP2003023447A - 光チャネル設定方法および光チャネル設定装置ならびにノードの構成方法 - Google Patents

光チャネル設定方法および光チャネル設定装置ならびにノードの構成方法

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JP2003023447A JP2001210245A JP2001210245A JP2003023447A JP 2003023447 A JP2003023447 A JP 2003023447A JP 2001210245 A JP2001210245 A JP 2001210245A JP 2001210245 A JP2001210245 A JP 2001210245A JP 2003023447 A JP2003023447 A JP 2003023447A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の異なる帯域を有する波長を用いて構成
される光伝達網において、光チャネルの要求帯域に応じ
た経路を確実に算出して光チャネルの設定を可能とす
る。 【解決手段】 ノード間を接続するリンクに複数の異な
る帯域を有する波長が存在する光伝達網で、光伝達網内
のリンクの情報を記述したリンク情報からなるリンク情
報リストから光伝達網のトポロジ情報を作成し、そのト
ポロジ情報を用いて設定する光チャネルの経路を計算す
る光チャネル設定方法において、リンク情報としてリン
クの帯域の情報を含むリンク情報を収集し、帯域の情報
を含むリンク情報からリンク情報を記述したリンク情報
リストを作成し、リンク情報を記述したリンク情報リス
トから帯域別のトポロジ情報を作成し、設定する光チャ
ネルの帯域に応じた帯域別トポロジ情報を用いて光チャ
ネルの設定経路を計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光伝達網における
光チャネルの経路を設定する光チャネル設定方法および
光チャネル設定装置ならびにノードの構成方法に関す
る。特に、複数の異なる帯域の波長を有するリンクで構
成される光伝達網における光チャネル設定方法および光
チャネル設定装置ならびにノードの構成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光チャネル設定方法としては、例
えば従来のIPネットワークで用いられているOSPF
(Open Shortest Path First) といったネットワークの
トポロジ情報を用いて経路計算を行うルーティングプロ
トコルが用いられている。このOSPFを用いた経路計
算方法について説明する。
【0003】OSPFは、リンクステート型のルーティ
ングプロトコルであり、ネットワークのトポロジ情報を
生成してダイクストラ法を用いて光チャネルの設定経路
を計算する。トポロジ情報は、隣接関係にあるノード間
のリンク情報や隣接ノードから送信されたリンク情報あ
るいはトポロジ情報をノードが収集してリンク情報リス
トを生成し、このリンク情報リストを用いて生成される
ものである。このリンク情報には、隣接関係にあるノー
ドのアドレスなどの情報、そのリンクのリンクコスト、
リンク情報ごとに割り付けられたリンク番号等が含まれ
ている。リンクコストとは、リンクの帯域を元に算出さ
れる数値であり、単にそのリンクの帯域の大小だけでな
く、その他の諸条件を加味してそのリンクの状況を評価
するために導入された概念である。
【0004】光チャネルの経路計算は、各リンクに与え
られるリンクコストを用いて行われる。トポロジ情報に
基づいて始点となるノードから目的のノードまでの経路
を求めるとともに、その経路の各リンクのリンクコスト
の総和が最小となる経路を選択する。この選択された経
路を用いて光チャネルの設定が行われる。
【0005】また、光ファイバの断線等による物理的あ
るいは論理的な接続の解除により隣接ノード間で通信不
能になった場合には、リンク断を検出したノードがその
リンクのリンク情報をリンク情報リストから削除し、リ
ンク情報リストに記述されている残りのリンク情報から
新たなトポロジ情報を生成する。同時にそのノードは、
削除したリンク情報あるいは新しく生成されたトポロジ
情報をネットワーク内の他の隣接ノードに通知する。
【0006】その情報を受信したノードは、保持してい
るリンク情報リストおよびトポロジ情報を更新するとと
もに、削除したリンク情報あるいは新しく生成されたト
ポロジ情報をネットワーク内の他の隣接ノードに通知す
る。これを繰り返すことにより、ネットワーク内にある
すべてのノードがもつトポロジ情報は、リンク断となっ
たリンクを含まないトポロジ情報に変更され、すべての
ノードで同じトポロジ情報を保持することになる。これ
により、リンク断となったリンクが光チャネルの経路と
して選択されることはない。
【0007】さらに、切断状態にあったリンクが復旧し
たり新しくノードが追加されたことなどにより、新規リ
ンクの確立を検出したノードは、そのリンクのリンク情
報をリンク情報リストに追加し、更新されたリンク情報
リストから新たなトポロジ情報を生成する。同時に、追
加されたリンク情報あるいは新しく生成されたトポロジ
情報をネットワーク内の他の隣接ノードに通知する。
【0008】その情報を受信したノードは、保持してい
るリンク情報リストおよびトポロジ情報を更新するとと
もに、追加したリンク情報あるいは新しく生成されたト
ポロジ情報をネットワーク内の他の隣接ノードに通知す
る。これを繰り返すことにより、ネットワーク内にある
すべてのノードがもつトポロジ情報は、新しく追加され
たリンクを含むトポロジ情報に変更され、すべてのノー
ドで同じトポロジ情報を保持することになる。これによ
り、光チャネルの経路として新たなリンクの選択が可能
になる。
【0009】図4は、各ノードで以上示したプロセスを
実行する従来の光チャネル設定装置の構成例を示す。こ
こでは、ノード間で更新されたリンク情報を送受信する
例について示すが、ノード間で更新されたトポロジ情報
を送受信する場合も同様である。
【0010】図4において、光伝達網上のノードにおけ
る光チャネル設定装置は、隣接ノードとの間のリンク情
報を収集するリンク情報収集部11と、隣接ノードから
送信されたリンク情報を受信するリンク情報受信部15
と、リンク情報収集部11およびリンク情報受信部15
で収集、受信したリンク情報を用いてリンク情報リスト
を作成するリンク情報リスト作成部12と、そのリンク
情報リストからトポロジ情報を作成するトポロジ情報作
成部13と、作成されたトポロジ情報を用いて光チャネ
ルの経路を計算する光チャネル経路計算部14とを備え
る。リンク情報リスト作成部12には、作成されたリン
ク情報リストのリンク情報が更新されている場合に、こ
のリンク情報を隣接ノードへ送信するリンク情報送信部
16が接続される。
【0011】このように構成される光チャネル設定装置
は、図5に示すフローチャートに従ってリンク情報の収
集およびトポロジ情報の作成を行う。そして、光チャネ
ルの経路計算処理は、このフローチャートに従って生成
されたトポロジ情報を用いて行う。
【0012】すなわち、リンク情報収集部11は、隣接
ノードとの間のリンク情報を収集する(S11)。リン
ク情報リスト作成部12は、リンク情報収集部11で収
集したリンク情報およびリンク情報受信部15が受信し
た隣接ノードから通知されたリンク情報を用いてリンク
情報リストを作成し(S12)、すでに作成されている
リンク情報リストのリンク情報と比較する(S13)。
ここで、リンク情報に変化があればリンク情報リストを
更新するとともに、リンク情報送信部16から隣接ノー
ドへこの更新されたリンク情報を送信する(S14)。
続いて、作成/更新されたリンク情報リストからトポロ
ジ情報を作成する(S15)。光チャネルの設定経路の
計算は作成されたトポロジ情報を用いて行われるが(S
16)、トポロジ情報つまりリンク情報に更新が生じる
までの間は先に作成したトポロジ情報を引き続き使用し
て光チャネルの設定経路の計算を行う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、各リ
ンクの1波長当たりの帯域が同一であることが前提にな
っている。これについて、図6を参照して説明する。図
6に示す光伝達網のノード間は光ファイバにより構成さ
れるリンクで接続されているものとする。なお、隣接ノ
ード間の光ファイバ数は複数本であってもよい。
【0014】ノード31からノード32へ光チャネルを
設定する際に、ノード33およびノード34を経由して
光チャネルを設定することを考える。設定される光チャ
ネルの帯域が例えばOC−48/STM−16(2.5Gbps相当) とす
ると、ノード31とノード33の間、ノード33とノー
ド34の間、ノード34とノード32の間の各リンクで
必ずOC−48/STM−16(2.5Gbps相当) の帯域の波長が必要
になる。このとき、光伝達網内の各リンクの帯域が1波
長当たり2.5Gbps のみで構成されていれば、従来技術の
適用は可能である。
【0015】しかし、複数の異なる帯域を有する波長を
用いて構成される光伝達網の場合、各リンクで提供され
る帯域は様々である。例えば図6において、ノード31
とノード33、ノード34とノード32の間のリンクで
は1波長当たりOC−48/STM−16(2.5Gbps相当) の帯域が
提供され、ノード33とノード34の間のリンクでは1
波長当たりOC−192/ STM−64(10Gbps相当) の帯域が提
供されている場合を考える。ここで、ノード31からノ
ード32までの間にOC−48/STM−16(2.5Gbps相当) の帯
域をもつ光チャネルを設定するときに、ノード33およ
びノード34を経由する経路を選択しても、ノード33
とノード34との間でリンクの波長当たりの帯域が異な
るので光チャネルの設定ができない。
【0016】このように、設定される1本の光チャネル
は、始点終点間の各リンクで同一の帯域の波長により構
成される必要がある。上記の例ではノード31とノード
32との間に光チャネルを設定する場合にノード33と
ノード34との間のリンクを使用できないので、他の経
路を選択する必要がある。しかし、既存のOSPF等の
ルーティングプロトコルでは、設定される光チャネルの
帯域を考慮して経路を選択するようにはなっていないの
で、そのままではノード31とノード32との間の光チ
ャネルの設定に他の経路を選択することはできない。
【0017】この問題の解決策として、光伝達網内の光
チャネルの経路上の中間ノードにおいて、光チャネルを
一度終端して別の異なる帯域の光チャネルにより伝送を
行う方法が考えられる。例えば、図6に示すノード31
とノード32との間を3つの区間に分割し、ノード31
とノード33の間ではOC−48/STM−16(2.5Gbps相当)の
帯域をもつ光チャネルAを設定し、ノード33とノード
34の間ではOC−192/STM−64(10Gbps相当) の帯域を
もつ光チャネルBを設定し、ノード34とノード32の
間ではOC−48/STM−16(2.5Gbps相当) の帯域をもつ光チ
ャネルCを設定する。光チャネルAはノード33で終端
され、伝送されているデータは帯域の異なる光チャネル
Bで伝送するためにノード33で電気処理される。光チ
ャネルBについてもノード34で終端され、光チャネル
Bを用いて伝送されたデータは終端処理されて光チャネ
ルCでノード32まで伝送される。
【0018】しかし、この方法では光伝達網において、
光チャネルを用いたデータ伝送の最大のメリットである
光レイヤにおけるカットスルーが実現できず、光チャネ
ルの本来の特徴を活かすことができない。
【0019】本発明は、複数の異なる帯域を有する波長
を用いて構成される光伝達網において、光チャネルの要
求帯域に応じた経路を確実に算出して光チャネルの設定
を可能とする光チャネル設定方法および光チャネル設定
装置ならびにノードの構成方法を提供することを目的と
する。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、ノード間を接
続するリンクに複数の異なる帯域を有する波長が存在す
る光伝達網で、光伝達網内のリンクの情報を記述したリ
ンク情報からなるリンク情報リストから光伝達網のトポ
ロジ情報を作成し、そのトポロジ情報を用いて設定する
光チャネルの経路を計算する光チャネル設定方法におい
て、リンク情報としてリンクの帯域の情報を含むリンク
情報を収集し、帯域の情報を含むリンク情報からリンク
情報を記述したリンク情報リストを作成し、リンク情報
を記述したリンク情報リストから帯域別のトポロジ情報
を作成し、設定する光チャネルの帯域に応じた帯域別の
トポロジ情報を用いて光チャネルの設定経路を計算する
(請求項1)。
【0021】さらに、リンク情報が更新された場合には
光伝達網内のすべてのノードに更新されたリンク情報を
伝達し、そのリンク情報を受信したノードは自己が保持
するリンク情報リストを更新するとともに、更新された
リンク情報リストを用いて帯域別のトポロジ情報を更新
するようにしてもよい(請求項2)。
【0022】また、本発明は、ノード間を接続するリン
クに複数の異なる帯域を有する波長が存在する光伝達網
で、光伝達網内のリンクの情報を記述したリンク情報か
らなるリンク情報リストから光伝達網のトポロジ情報を
作成し、そのトポロジ情報を用いて設定する光チャネル
の経路を計算する光チャネル設定装置において、リンク
情報としてリンクの帯域の情報を含むリンク情報を収集
する手段と、帯域の情報を含むリンク情報からリンク情
報を記述したリンク情報リストを作成する手段と、リン
ク情報を記述したリンク情報リストから帯域別のトポロ
ジ情報を作成する手段と、設定する光チャネルの帯域に
応じた帯域別のトポロジ情報を用いて光チャネルの設定
経路を計算する手段とを備え(請求項3)。
【0023】さらに、リンク情報が更新されている場合
に、光伝達網内のすべてのノードに更新されたリンク情
報を伝達する手段と、伝達されたリンク情報を受信し、
リンク情報が記述されたリンク情報リストの作成に供す
る手段と、リンク情報が記述されたリンク情報リストを
用いて帯域別のトポロジ情報の作成に共有する手段とを
備えてもよい(請求項4)。
【0024】また、本発明は、ノード間を接続するリン
クに複数の異なる帯域を有する波長が存在する光伝達網
で、光伝達網内のリンクの情報を記述したリンク情報か
らなるリンク情報リストから光伝達網のトポロジ情報を
作成し、そのトポロジ情報を用いて設定する光チャネル
の経路を計算する光チャネル設定装置を含み、光チャネ
ルの設定および解除または波長を識別子とするルーティ
ング処理を行うノードの構成方法において、光チャネル
設定装置として請求項3または請求項4に記載の光チャ
ネル設定装置を用いる(請求項5)。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の光チャネル設定
装置の実施形態を示す。図2は、本発明の光チャネル設
定方法の処理手順の一例を示す。ここでは、ノード間で
更新されたリンク情報を送受信する例について示すが、
ノード間で更新されたトポロジ情報を送受信する場合も
同様である。
【0026】図1において、本実施形態の光チャネル設
定装置は、隣接ノードとの間の帯域を含むリンク情報を
収集するリンク情報収集部1と、隣接ノードから送信さ
れた帯域を含むリンク情報を受信するリンク情報受信部
5と、リンク情報収集部1およびリンク情報受信部5で
収集したリンク情報を用いてすべての帯域について記述
したリンク情報リストを作成するリンク情報リスト作成
部2と、そのリンク情報リストから帯域別のトポロジ情
報を作成する帯域別トポロジ情報作成部3と、作成され
た帯域別のトポロジ情報を用いて設定する光チャネルの
帯域に応じた経路を計算する帯域別光チャネル経路計算
部4とを備える。さらに、リンク情報リスト作成部2に
は、作成されたリンク情報リストのリンク情報が更新さ
れている場合に、このリンク情報を隣接ノードへ送信す
るリンク情報送信部6が接続される。
【0027】このように構成される光チャネル設定装置
は、図2に示すフローチャートに従ってリンク情報の収
集およびトポロジ情報の作成を行う。そして、光チャネ
ルの経路計算処理は、このフローチャートに従って生成
されたトポロジ情報を用いて行う。
【0028】すなわち、リンク情報収集部1は、隣接ノ
ードとの間の帯域を含むリンク情報を収集する(S
1)。リンク情報リスト作成部2は、リンク情報収集部
1で収集した帯域を含むリンク情報およびリンク情報受
信部15が受信した隣接ノードから通知された帯域を含
むリンク情報を用い、すべての帯域について記述したリ
ンク情報リストを作成する(S2)。続いて、作成され
たリンク情報リストとすでに作成されているリンク情報
リストのリンク情報を比較する(S3)。ここで、帯域
を含むリンク情報に変化があればリンク情報リストを更
新するとともに、リンク情報送信部6から隣接ノードへ
この更新されたリンク情報を送信する(S4)。続い
て、作成/更新されたリンク情報リストから帯域別のト
ポロジ情報を作成する(S5)。光チャネルの設定経路
の計算は、作成された帯域別トポロジ情報を用いて行わ
れるが(S6)、帯域別トポロジ情報つまりリンク情報
に更新が生じるまでの間は先に作成した帯域別トポロジ
情報を引き続き使用して光チャネルの設定経路の計算を
行う。
【0029】以下、図3を参照して本実施形態の具体例
について説明する。図3(a) は、図6の光伝達網におけ
る帯域を含むリンク情報に基づくリンク情報リストの一
例を示す。このリンク情報は、リンク情報収集部1で収
集された隣接ノード間のリンク情報、および隣接ノード
から通知されたリンク情報であり、ノードのアドレス、
リンク番号、リンクで使用される帯域の情報、その帯域
に関してリンクに与えられるリンクコストを含む。
【0030】アドレス31,32,…は、図6に示す各
ノード番号に対応し、リンク♯01,♯02,…は各ノ
ード間に設定されるものである。ここでは、ノード31
とノード33の間のリンク♯01、ノード32とノード
34の間のリンク♯02、ノード34とノード35の間
のリンク♯04が 2.5Gbps の帯域を有し、ノード33
とノード34の間のリンク♯03が10Gbps の帯域を有
し、ノード34とノード36の間のリンク♯05が帯域
2.5Gbps と10Gbps の2種類の光チャネルの設定が可
能になっている。その他のリンクについても同様であ
る。
【0031】ここで、本発明の特徴は、リンクに複数の
異なる帯域を有する波長が存在している場合に、図3
(a) に示すように帯域ごとのリンク情報を記述してリン
ク情報リストを作成し、そのリンク情報リストから特定
の帯域に関して記述されているリンク情報のみを用いて
帯域別のトポロジ情報を作成するところにある。図3
(b) は帯域 2.5Gbps のリンクに関するトポロジ情報で
あり、図3(c) は帯域10Gbps のリンクに関するトポロ
ジ情報である。
【0032】このように、光伝達網内のリンクに複数の
異なる帯域を有する波長が存在している場合には、リン
ク情報リストから帯域ごとにリンク情報を読み出し、読
み出した特定の帯域に関して記述されているリンク情報
のみを用いてトポロジ情報を作成する。このとき作成さ
れるトポロジ情報は帯域別の論理トポロジ情報であり、
図6に示す実際のトポロジ情報とは異なることになる。
たとえば、ノード33とノード34の間のリンク♯03
の帯域が10Gbps であるので、10Gbps の帯域のリンク
に関するトポロジ情報(図3(c))ではそのリンク♯03
は存在しているが、 2.5Gbps の帯域のリンクに関する
トポロジ情報(図3(b))ではそのリンク♯03は存在し
ないことになる。一方、ノード34とノード36の間の
リンク♯05は、両方のトポロジ情報に存在することに
なる。
【0033】なお、光伝達網内の各リンクの波長の帯域
がすべて等しい場合には、帯域別トポロジ情報は1つの
み作成され、従来方法で作成されるトポロジ情報と同一
のものとなる。すなわち、本発明の方法および装置は、
各リンクを伝搬する光信号の帯域がすべて等しく構成さ
れている光伝達網や、リンクを伝搬する光信号が単一で
ある場合にも適用可能である。
【0034】光チャネルの設定を行う場合には、光チャ
ネルの始点となるノードにおいて設定される光チャネル
に要求される帯域と同じ帯域のリンク情報により作成さ
れた帯域別トポロジ情報を用いて光チャネルの経路計算
を行う。すなわち、2.5Gbpsの帯域の光チャネルを設定
する場合には、図3(b) に示す 2.5Gbps の帯域を有す
るリンクに関するトポロジ情報を用いて光チャネルの経
路計算を行う。また、10Gbps の帯域の光チャネルを設
定する場合には、図3(c) に示す10Gbps の帯域を有す
るリンクに関するトポロジ情報を用いて光チャネルの経
路計算を行う。これにより得られる経路は、要求された
帯域で始点終点間に光チャネルが設定可能な経路とな
る。
【0035】例えば、ノード31とノード32との間に
帯域 2.5Gbps の光チャネルを設定する場合には、図3
(b) のトポロジ情報を用いてノード31からノード3
3、ノード36、ノード34を経てノード32へ到達す
る経路が計算される。また、ノード31とノード32と
の間に帯域10Gbps の光チャネルを設定する場合には、
図3(c) のトポロジ情報を用いてノード31からノード
37、ノード38を経てノード32へ到達する経路が計
算される。
【0036】なお、本発明を適用するルーティングプロ
トコルとしてはOSPFに限らず、作成したリンク情報
リストからトポロジ情報を生成して経路を求める方法を
用いるルーティングプロトコルであれば他のものでもよ
い。
【0037】また、本実施形態では、リンク情報リスト
および帯域別トポロジ情報の更新はリンク情報を用いて
行われる場合について説明したが、帯域別トポロジ情報
を用いて各情報の更新を行うようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ノード間を接続するリンクに複数の異なる帯域が存在す
る光伝達網において、光チャネルを設定する際に要求さ
れた帯域を満たす光チャネルの経路を確実に計算するこ
とができる。これにより、計算した経路における帯域の
不一致による光チャネルの設定の失敗を回避することが
でき、確実な光チャネルの設定が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光チャネル設定装置の実施形態を示す
ブロック図。
【図2】本発明の光チャネル設定方法の処理手順の一例
を示すフローチャート。
【図3】帯域別トポロジ情報の作成例を示す図。
【図4】従来の光チャネル設定装置の構成例を示すブロ
ック図。
【図5】従来の光チャネル設定方法の処理手順の一例を
示すフローチャート。
【図6】光伝達網の構成例を示すブロック図。
【符号の説明】
1 リンク情報収集部 2 リンク情報リスト作成部 3 帯域別トポロジ情報作成部 4 帯域別光チャネル経路計算部 5 リンク情報受信部 6 リンク情報送信部 11 リンク情報収集部 12 リンク情報リスト作成部 13 トポロジ情報作成部 14 光チャネル経路計算部 15 リンク情報受信部 16 リンク情報送信部 31〜38 ノード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノード間を接続するリンクに複数の異な
    る帯域を有する波長が存在する光伝達網で、光伝達網内
    のリンクの情報を記述したリンク情報からなるリンク情
    報リストから光伝達網のトポロジ情報を作成し、そのト
    ポロジ情報を用いて設定する光チャネルの経路を計算す
    る光チャネル設定方法において、 前記リンク情報としてリンクの帯域の情報を含むリンク
    情報を収集し、 前記帯域の情報を含むリンク情報からリンク情報を記述
    したリンク情報リストを作成し、 前記リンク情報を記述したリンク情報リストから帯域別
    のトポロジ情報を作成し、 設定する光チャネルの帯域に応じた前記帯域別のトポロ
    ジ情報を用いて光チャネルの設定経路を計算することを
    特徴とする光チャネル設定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光チャネル設定方法に
    おいて、 リンク情報が更新された場合には光伝達網内のすべての
    ノードに更新されたリンク情報を伝達し、そのリンク情
    報を受信したノードは自己が保持するリンク情報リスト
    を更新するとともに、前記更新されたリンク情報リスト
    を用いて帯域別のトポロジ情報を更新することを特徴と
    する光チャネル設定方法。
  3. 【請求項3】 ノード間を接続するリンクに複数の異な
    る帯域を有する波長が存在する光伝達網で、光伝達網内
    のリンクの情報を記述したリンク情報からなるリンク情
    報リストから光伝達網のトポロジ情報を作成し、そのト
    ポロジ情報を用いて設定する光チャネルの経路を計算す
    る光チャネル設定装置において、 前記リンク情報としてリンクの帯域の情報を含むリンク
    情報を収集する手段と、 前記帯域の情報を含むリンク情報からリンク情報を記述
    したリンク情報リストを作成する手段と、 前記リンク情報を記述したリンク情報リストから帯域別
    のトポロジ情報を作成する手段と、 設定する光チャネルの帯域に応じた前記帯域別のトポロ
    ジ情報を用いて光チャネルの設定経路を計算する手段と
    を備えたことを特徴とする光チャネル設定装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の光チャネル設定装置に
    おいて、 前記リンク情報が更新されている場合に、光伝達網内の
    すべてのノードに更新されたリンク情報を伝達する手段
    と、 伝達されたリンク情報を受信し、前記リンク情報が記述
    されたリンク情報リストの作成に供する手段と、 前記リンク情報が記述されたリンク情報リストを用いて
    前記帯域別のトポロジ情報の作成に共有する手段とを備
    えたことを特徴とする光チャネル設定装置。
  5. 【請求項5】 ノード間を接続するリンクに複数の異な
    る帯域を有する波長が存在する光伝達網で、光伝達網内
    のリンクの情報を記述したリンク情報からなるリンク情
    報リストから光伝達網のトポロジ情報を作成し、そのト
    ポロジ情報を用いて設定する光チャネルの経路を計算す
    る光チャネル設定装置を含み、光チャネルの設定および
    解除または波長を識別子とするルーティング処理を行う
    ノードの構成方法において、 前記光チャネル設定装置として請求項3または請求項4
    に記載の光チャネル設定装置を用いることを特徴とする
    ノードの構成方法。
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