JP2003023428A - マルチキャスト受信局、マルチキャスト送信局および無線マルチキャスト通信方法 - Google Patents

マルチキャスト受信局、マルチキャスト送信局および無線マルチキャスト通信方法

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JP2003023428A
JP2003023428A JP2001206564A JP2001206564A JP2003023428A JP 2003023428 A JP2003023428 A JP 2003023428A JP 2001206564 A JP2001206564 A JP 2001206564A JP 2001206564 A JP2001206564 A JP 2001206564A JP 2003023428 A JP2003023428 A JP 2003023428A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上り回線の干渉量をできるだけ抑え、回線品
質の悪い状況においても、データ転送効率の良いマルチ
キャスト受信局、マルチキャスト送信局および無線マル
チキャスト通信方法を得ること。 【解決手段】 共通物理チャネルを用いて送信されたポ
ール付きマルチキャストデータに応じて、受信局が個別
物理チャネルを用いて送達確認(ACK)を送信する
(ステップS201、S301、S401)。送信局
は、送達確認通知に含まれるLSNの値に基づいて個別
ポール通知をおこなう受信局を一つ選択し、選択した受
信局に対してのみ、マルチキャストデータの再送要求を
許可する(ステップS106)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、受信局から送信
局への上りの無線回線干渉を抑えた高信頼なマルチキャ
スト通信を実現するマルチキャスト受信局、マルチキャ
スト送信局および無線マルチキャスト通信方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の無線マルチキャスト通信
方法を説明するための説明図である。従来の無線マルチ
キャスト通信方法においては、有線回線に比べ回線品質
が悪い移動通信環境において、高信頼なデータ通信を実
現するため、ARQ(Automatic Repea
t Request)を用いている。ARQ方式として
は、Go Back N ARQ(GBN−ARQ)、
Selective Repeat ARQ(SR−A
RQ)が知られているが、いずれも、受信局からの再送
要求通知をトリガとし、送信局にて、受信局から通知さ
れたデータを再送するものである。
【0003】ここでさらに、受信局が再送要求をおこな
う方式として、ポール方式と自立的STATUS通知方
式が知られている。ポール方式は、送信局が送信データ
を送信した後(ステップS11、S12)、所定のタイ
ミングで、ポール付き送信データを受信局に送信し(ス
テップS13)、受信局は、そのポール設定されたフレ
ームをトリガとして、送信局へ再送要求通知(ステップ
S21)を通知する方式である。そして、送信局は、こ
の再送要求通知に応じて再送データを送信する(ステッ
プS14)。
【0004】一方、自立的STATUS通知方式は、例
えば周期タイマを用い、送信側からのポール設定フレー
ムを用いずに自立的に送信局へフレーム再送要求をおこ
なう方式である。
【0005】マルチキャスト通信において効率的な再送
を提供するには、ポール型の再送方式を用いることが多
い。これは、自立的STATUS通知方式では、全受信
局が同期して制御するタイミングがなく、結果として無
駄な再送フレームが送信される可能性が高くなるためで
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ポール再送方式を用いるマルチキャスト通信システムで
は、ポール要求に応じて再送要求が複数受信局からほぼ
同時に複数フレームで送信されるため、上り回線品質を
劣化させるという問題があった。また、このことは回線
品質が悪くなるほど、再送要求が複数フレームにわたっ
て送信されることを意味し、上り回線の干渉時間を増大
させ、結果として再送効率を低くするという問題があっ
た。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、上り回線の干渉量をできるだ
け抑え、回線品質の悪い状況においても、データ転送効
率の良いマルチキャスト受信局、マルチキャスト送信局
および無線マルチキャスト通信方法を得ることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この発明にかかるマルチキャスト
送信局にあっては、複数のマルチキャスト受信局との間
で共通物理チャネルと個別物理チャネルを用いてマルチ
キャスト通信をおこなうマルチキャスト送信局におい
て、共通物理チャネルを用いて前記複数のマルチキャス
ト受信局に対してマルチキャストデータを送信するデー
タ送信手段と、前記複数のマルチキャスト受信局による
送達確認通知(ACK)を受信するために、共通物理チ
ャネルを用いてポール付きマルチキャストデータを送信
するポール通知手段と、個別物理チャネル上で受信した
前記送達確認通知から個別ポール通知をおこなうマルチ
キャスト受信局を一つ選択する選択手段と、前記選択手
段によって選択したマルチキャスト受信局に対してのみ
個別物理チャネルを用いてポール要求メッセージを送信
する個別ポール通知手段と、前記選択手段によって選択
したマルチキャスト受信局から個別物理チャネル上で受
信した再送要求に基づいて、共通物理チャネルを用いて
前記マルチキャストデータを再送するデータ再送手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0009】この発明によれば、共通物理チャネル上の
ポール要求の応答として各受信局からはLSNのみを通
知する1フレームのACKしか送信されず、再送要求が
可能なマルチキャスト受信局も一つのみとなるので、従
来の無線マルチキャスト通信システムのように全マルチ
キャスト受信局から再送要求が生じることがなくなり、
ある一定時間、上りの無線干渉が増大してしまい、上り
無線品質が劣化するという問題を回避することができ
る。
【0010】つぎの発明にかかるマルチキャスト送信局
にあっては、上記発明において、前記選択手段が、受信
した送達確認通知のうち、最も小さいシーケンス番号の
送達確認通知を送信したマルチキャスト受信局を選択す
ることを特徴としている。
【0011】つぎの発明にかかるマルチキャスト送信局
にあっては、上記発明において、前記マルチキャスト受
信局に対し、共通物理チャネルを用いて現状の順序通り
に送達確認されている次のシーケンス番号を通知するシ
ーケンス番号通知手段を備えたことを特徴としている。
【0012】この発明によれば、採用したシーケンス番
号情報を、マルチキャスト送信局が共通物理チャネルを
用いてマルチキャスト受信局へ通知するので、マルチキ
ャスト受信局は、シーケンス番号情報に基づいて受信ウ
インドウの更新をおこなうことができる。
【0013】つぎの発明にかかるマルチキャスト送信局
にあっては、上記発明において、前記ポール付きマルチ
キャストデータの送信に対する前記複数のマルチキャス
ト受信局の送達確認通知(ACK)応答を監視するため
のタイマ起動手段と、前記タイマ起動手段によって起動
されたタイマのタイムアウト時に、前記ポール付きマル
チキャストデータの送信回数が所定回数以上であるか否
かを判定するポール回数判定手段と、前記ポール付きマ
ルチキャストデータの送信回数が前記所定回数以上であ
る場合に、前記複数のマルチキャスト受信局に対するリ
セット処理を要求するリセット手順起動手段と、を備え
たことを特徴としている。
【0014】この発明によれば、共通物理チャネル上に
送信するポール回数に制限を加え、どのマルチキャスト
受信局からもACKが返らないような状況が発生した場
合に、リセット手順を起動し、送受信局の送受信バッフ
ァをクリアすることにより、特に送信バッファあふれを
防止する。また、リセット手順の中で、例えば無線品質
の悪い受信局をマルチキャストグループより離脱させる
ことにより、マルチキャストデータ転送レートの改善を
図っている。
【0015】つぎの発明にかかるマルチキャスト送信局
にあっては、共通物理チャネルを用いて、すべてのマル
チキャスト受信局に対し、レイヤ2(無線リンク制御レ
イヤ)の状態変数をリセットする要求を示したリセット
メッセージを送信する共通リセット要求手段と、個別物
理チャネル上ですべてのマルチキャスト受信局からリセ
ット応答(RESET ACK)を一つでも受信できな
かった場合(全受信局からのリセット応答を受信できな
かった場合)に共通物理チャネルを用いて前記リセット
メッセージを再送する共通リセット再要求手段と、を備
えたことを特徴としている。
【0016】この発明によれば、すべてのマルチキャス
ト受信局からの応答が得られない場合に、共通物理チャ
ネルを使用して、すべてのマルチキャスト受信局のリセ
ットをおこなうことができる。
【0017】つぎの発明にかかるマルチキャスト送信局
にあっては、上記発明において、前記ポール付きマルチ
キャストデータの送信に対して各マルチキャスト受信局
の送達確認通知(ACK)応答を受信する各マルチキャ
スト受信局の受信率から無線品質劣化受信局を判定する
品質判定手段と、無線品質劣化受信局であると判定され
たマルチキャスト受信局に対し、個別物理チャネルを用
いて、レイヤ2(無線リンク制御レイヤ)状態変数をリ
セットする要求を示したリセットメッセージを送信する
個別リセット要求手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0018】この発明によれば、共通物理チャネル上の
ポール応答として、ある一定期間ACKを返さないマル
チキャスト受信局があれば、そのマルチキャスト受信局
を品質の悪い受信局としてマルチキャストグループより
離脱させることができる。
【0019】つぎの発明にかかるマルチキャスト送信局
にあっては、上記発明において、前記個別リセット要求
手段によるリセットメッセージの送信に対してリセット
応答を受信できなかった場合に個別物理チャネルを用い
て前記リセットメッセージを再送する個別リセット再要
求手段と、前記個別リセット再要求手段によって所定の
回数以上のリセットメッセージの再送がおこなわれた場
合、リセット要求先のマルチキャスト受信局をマルチキ
ャストグループから離脱させる受信局解放手段と、を備
えたことを特徴としている。
【0020】この発明によれば、共通物理チャネル上で
おこなうリセット要求と異なり、任意のマルチキャスト
受信局のみに対してリセット要求をおこない、かつ個別
物理チャネル上へのリセット再送回数が制限値を超える
場合にはそのマルチキャスト受信局をマルチキャストグ
ループから離脱させることができる。
【0021】つぎの発明にかかるマルチキャスト送信局
にあっては、上記発明において、前記複数のマルチキャ
スト受信局の無線リンク制御レイヤによる分解前または
組立て完了後のサービスデータユニットの廃棄確認通知
(MRW ACK)を受信するために、共通物理チャネ
ルを用いてサービスデータユニット(SDU)廃棄指示
を示すメッセージを送信する共通廃棄指示手段と、所定
時間内に前記送達確認通知(MRW ACK)を受信す
ることができないマルチキャスト受信局に対し、個別物
理チャネルを用いてサービスデータユニット(SDU)
廃棄指示を示すメッセージを送信する個別廃棄指示手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0022】この発明によれば、サービスデータユニッ
トを廃棄するメッセージを最初に共通物理チャネルへ通
知し、その廃棄確認通知(MRW ACK)を待った
後、廃棄確認通知を応答してこないマルチキャスト受信
局に対してのみ再度、個別物理チャネルを用いて、サー
ビスデータユニットの廃棄要求をおこなうので、すべて
のマルチキャスト受信局に対し個別に廃棄メッセージを
おこなうのと比べ効率的に廃棄要求を実施することが可
能となる。
【0023】つぎの発明にかかるマルチキャスト受信局
にあっては、一つの送信局との間で共通物理チャネルと
個別物理チャネルを用いてマルチキャスト通信をおこな
うマルチキャストデータ受信局において、共通物理チャ
ネル上で受信したポール付きマルチキャストデータに応
じて、個別物理チャネルを用いて送達確認(ACK)を
送信するポール応答手段と、個別物理チャネル上で受信
したポール要求メッセージに応じて個別物理チャネルを
用いて前記マルチキャストデータの再送要求を送信する
再送要求送信手段と、を備えたことを特徴としている。
【0024】この発明によれば、再送要求の可能な受信
局として選択された時のみ再送要求をおこなうので、複
数のマルチキャスト受信局が同時にマルチキャスト送信
局に対して再送要求をおこなうことがなくなる。
【0025】つぎの発明にかかるマルチキャスト受信局
にあっては、上記発明において、共通物理チャネル上で
受信した現状の順序通りに送達確認されている次のシー
ケンス番号の通知を用いて、当該シーケンス番号に関係
付けられているレイヤ2(無線リンク制御レイヤ)状態
変数を更新する受信設定更新手段を備えたことを特徴と
している。
【0026】この発明によれば、マルチキャスト通知さ
れる上記シーケンス番号を用いて、例えば、自局の順序
通りに受信されている次のシーケンス番号より上記シー
ケンス番号が先に進んでいたら、その上記シーケンス番
号までのデータを廃棄し、受信ウインドウを更新するこ
とができる。
【0027】つぎの発明にかかるマルチキャスト受信局
にあっては、上記発明において、個別物理チャネル上で
受信した送信局からのリセットメッセージを受信する手
段と、前記リセットメッセージに含まれる次の組立て開
始シーケンス番号から受信データの組立てを開始する受
信データ組立て手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0028】この発明によれば、例えば、現状の受信バ
ッファを開放後、リセットメッセージで通知された組立
て開始シーケンス番号より、パケットの組立てを開始す
ることができる。
【0029】つぎの発明にかかる無線マルチキャスト通
信方法にあっては、一つのマルチキャスト送信局と複数
のマルチキャスト受信局との間で共通物理チャネルと個
別物理チャネルを用いてマルチキャスト通信をおこなう
無線マルチキャスト通信方法において、前記マルチキャ
スト送信局が、共通物理チャネルを用いて前記複数のマ
ルチキャスト受信局に対してマルチキャストデータを送
信するステップと、前記マルチキャスト送信局が、共通
物理チャネルを用いてポール付きマルチキャストデータ
を送信するステップと、前記マルチキャスト受信局が、
前記ポール付きマルチキャストデータに応じて、個別物
理チャネルを用いて送達確認(ACK)を送信するステ
ップと、前記マルチキャスト送信局が、前記送達確認通
知から個別ポール通知をおこなう受信局を一つ選択する
ステップと、前記マルチキャスト送信局が、選択したマ
ルチキャスト受信局に対してのみ個別物理チャネルを用
いてポール要求メッセージを送信するステップと、前記
マルチキャスト受信局が、前記ポール要求メッセージに
応じて個別物理チャネルを用いて前記マルチキャストデ
ータの再送要求を送信するステップと、前記マルチキャ
スト送信局が、選択したマルチキャスト受信局からの前
記再送要求に基づいて、共通物理チャネルを用いて前記
マルチキャストデータを再送するステップと、を含んだ
ことを特徴としている。
【0030】この発明によれば、共通物理チャネル上の
ポール要求の応答として各受信局からは順序通りに受信
されている次のシーケンス番号のみを通知する1フレー
ムのACKしか送信されず、再送要求が可能なマルチキ
ャスト受信局も一つのみとなるので、全マルチキャスト
受信局からの再送要求によってある一定時間、上りの無
線干渉が増大してしまい、上り無線品質が劣化するとい
う問題を回避することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、この発明にかかるマルチ
キャスト送信局とマルチキャスト受信局とで構成された
無線マルチキャスト通信システムおよび無線マルチキャ
スト通信方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明
する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定され
るものではない。
【0032】実施の形態1.まず、実施の形態1にかか
る無線マルチキャスト通信システムおよび無線マルチキ
ャスト通信方法について説明する。図1は、実施の形態
1にかかる無線マルチキャスト通信システムを説明する
ための説明図であり、特に、無線マルチキャスト通信シ
ステムにおける送信局と受信局間の無線物理チャネル構
成を示したものである。
【0033】図1では、無線マルチキャスト通信システ
ムの動作の説明を容易にするために、所定の通信エリア
内において、送信局10と、3つの受信局RA、RBお
よびRCとが無線通信をおこなう場合を例に示してい
る。また、この無線マルチキャスト通信システムでは、
同図に示すように、マルキャストデータおよび制御デー
タを送信する共通物理チャネルC1と、受信局毎の制御
データを送受信する個別物理チャネルC2、C3および
C4とを用いてマルチキャスト通信を制御する。なお、
図1に示した説明図は、後述する実施の形態2〜7にお
いても共通するものとする。
【0034】以下に、実施の形態1にかかる無線マルチ
キャスト通信システムの動作について説明する。図2
は、実施の形態1にかかる無線マルチキャスト通信シス
テムの動作を説明するためのシーケンス図である。ま
ず、送信局10は、共通物理チャネル上にマルチキャス
トデータを送信する(ステップS101)。つづいて、
送信局10は、周期的なタイマやレイヤ2(無線リンク
制御レイヤ)のウインドウサイズ等の所定のタイミング
で、共通物理チャネルを用いてポール付きマルチキャス
トデータを送信する(ステップS102)。なお、ウイ
ンドウサイズとは、送達確認をとらずに送信することが
できるパケットデータ数をいう。
【0035】各受信局RA、RBおよびRCは、送信局
10からポール付きマルチキャストデータを受信する
と、上りの個別物理チャネルを使用して送信局10に対
し、ACKを通知する(ステップS201、S301、
S401)。一方、送信局10は、ポール付きマルチキ
ャストデータを送信した直後にタイマ(ACK_TIM
ER)を起動しており(ステップS103)、一定時間
内にすべての受信局からACKが通知されると、タイマ
を停止し(ステップS104)、通知されたACKの中
で最も値の小さいLSN(Last Sequence
Number)を持つ受信局を判定する(ステップS
105)。なお、ここで、LSNとは、誤りなく連続受
信できたフレームの次のシーケンス番号(VR(R))
を示す。
【0036】そして、送信局10は、例えば、受信局R
Cが最も値の小さいLSNを持つ受信局であったとする
と、その受信局RCに対し、個別物理チャネルを用いて
個別ポール要求を示すStatus Pollを送信す
る(ステップS106)。受信局RCは、Status
Pollを受信すると、上りの個別物理チャネルを用
いて再送要求を送信する(ステップS402)。送信局
10は、個別物理チャネル上でこの再送要求を受信する
と、共通物理チャネルを用いて再送マルチキャストデー
タを送信する(ステップS107)。
【0037】以上に説明したとおり、実施の形態1にか
かる無線マルチキャスト通信システムおよび無線マルチ
キャスト通信方法によれば、共通物理チャネル上のポー
ル要求の応答として各受信局からはLSNのみを通知す
る1フレームのACKしか送信されないため、回線品質
が劣化したとしても、各受信局から複数フレームで構成
される再送要求が送信されることはない。そのため、無
線品質が劣化したとしても、上り回線の干渉を増加させ
ることはなく、送信局における再送要求の受信確率を上
げることができる。
【0038】実施の形態2.つぎに、実施の形態2にか
かる無線マルチキャスト通信システムおよび無線マルチ
キャスト通信方法について説明する。上述した実施の形
態1では、ACKを通知した受信局の中で最も小さなL
SNを持つ受信局に対してのみStatusPollを
通知するため、他の受信局は、送信局が採用したLSN
を把握することができないが、実施の形態2では、St
atus Pollを受信しなかった受信局において
も、送信局の採用したLSNを把握できることを特徴と
している。
【0039】なお、実施の形態2にかかる無線通信シス
テムの構成については、図1の例に示したとおりなので
ここではその説明を省略する。よって、以下に実施の形
態2にかかる無線マルチキャスト通信システムの動作に
ついて説明する。図3は、実施の形態2にかかる無線マ
ルチキャスト通信システムの動作を説明するためのシー
ケンス図である。
【0040】まず、送信局10は、共通物理チャネルを
用いてマルチキャストデータを送信する(ステップS1
01)。つづいて、送信局10は、共通物理チャネルを
用いて、LSN通知STATUS PDU(Packe
t Data Unit)を送信する(ステップS10
2)。なお、STATUS PDUとは、ACKやRE
SET等の無線リンク制御情報を伝達するパケットデー
タユニットである。この際、送信局10は、LSN通知
STATUS PDUの送信を周期的におこなうための
タイマ(Periodic LSN Timer)を起
動する(ステップS103)。
【0041】さらに、送信局10は、LSN通知STA
TUS PDUを送信した後、共通物理チャネル上にポ
ール付きマルチキャストデータを送信し(ステップS1
04)、同時に上記タイマとは別のタイマ(ACK_T
IMER)を起動する(ステップS105)。一方、各
受信局RA、RBおよびRCは、送信局10からポール
付きマルチキャストデータを受信すると、上りの個別物
理チャネルを使用して送信局10に対し、ACKを通知
する(ステップS201、S301、S401)。
【0042】そして、送信局10は、ACK_TIME
Rがタイムアウトした時点で(ステップS106)、そ
のタイマが起動中に受信したACKの中で最小のLSN
を持つ受信局を判定する(ステップS107)。なお、
ここでは、受信局RAが送信したACKのみが送信局に
て受信され、他の受信局RBおよびRCが送信したAC
Kは、無線上で誤りが発生し送信局にて正常に受信され
ていない場合を考える。この場合、送信局10は、受信
局RAのACKのみを受信していることになり、必然的
に受信局RAが最小のLSNを持つ受信局であると判定
される。
【0043】よって、送信局10は、受信局RAに対
し、個別物理チャネルを用いて個別ポール要求を示すS
tatus Pollを送信する(ステップS10
8)。受信局RAは、Status Pollを受信す
ると、上りの個別物理チャネルを用いて再送要求を送信
する(ステップS202)。送信局10は、個別物理チ
ャネル上でこの再送要求を受信すると、共通物理チャネ
ルを用いて再送マルチキャストデータを送信する(ステ
ップS109)。
【0044】ここで、送信局10は、受信局RAから通
知されたLSNに従って送信ウインドウ(送信確認をと
らずに送信可能なPDU数)を更新するため、次の再送
要求受信時に、このLSNより小さなシーケンス番号を
もったデータの再送を要求されても再送することはでき
ない。これは、送信局が、送信バッファあふれを防ぐた
め、LSNより小さなシーケンス番号を持つPDUを廃
棄するためである。そこで、送信局10は、Perio
dic LSN Timerがタイムアウトすると(ス
テップS110)、共通物理チャネルを用いてLSN通
知STATUSPDUを送信する(ステップS11
1)。
【0045】各受信局RA、RBおよびRCは、このL
SN通知STATUS PDUを受信することにより、
送信局10で採用されたLSNを把握することができ、
同時に、通知されたLSNより小さなPDUを廃棄し
て、受信ウインドウを更新することができる。
【0046】また、送信局10は、再送マルチキャスト
データの送信中、または、再送マルチキャストデータの
送信後であって新規マルチキャストデータの送信前に、
LSN通知STATUS PDUを通知することが送信
効率をあげる上で望ましい。この場合、送信局10は、
Periodic LSN Timerによって周期的
に送信されるLSN通知STATUS PDUと、再送
マルチキャストデータを送信中、または、再送マルチキ
ャストデータを送信後に直ちに送信されるLSN通知S
TATUS PDUとを組み合わせて使用する。なお、
再送マルチキャストデータを送信中、または、再送マル
チキャストデータを送信後に直ちに送信されるLSN通
知STATUS PDUのみを使用することも可能であ
る。
【0047】以上に説明したとおり、実施の形態2にか
かる無線マルチキャスト通信システムおよび無線マルチ
キャスト通信方法によれば、送信局が再送マルチキャス
トチャネルデータの送信直後に、共通物理チャネルを用
いてLSN通知STATUSPDUを送信するので、実
施の形態1による効果を享受することができるととも
に、送信局が採用したLSNを全ての受信局が把握で
き、各受信局は受信ウインドウを更新することが可能と
なる。
【0048】実施の形態3.つぎに、実施の形態3にか
かる無線マルチキャスト通信システムおよび無線マルチ
キャスト通信方法について説明する。実施の形態3にか
かる無線マルチキャスト通信システムおよび無線マルチ
キャスト通信方法は、送信局が、全ての受信局からのA
CKを受信することができなかった場合に、リセットを
おこなうことを特徴としている。
【0049】なお、実施の形態3にかかる無線通信シス
テムの構成についても、図1の例に示したとおりなので
ここではその説明を省略する。よって、以下に実施の形
態3にかかる無線マルチキャスト通信システムの動作に
ついて説明する。図4は、実施の形態3にかかる無線マ
ルチキャスト通信システムの動作を説明するためのシー
ケンス図である。
【0050】まず、送信局10は、共通物理チャネルを
用いてマルチキャストデータを送信する(ステップS1
01)。つづいて、送信局10は、所定のタイミング
で、共通物理チャネルを用いて、ポール付きマルチキャ
ストデータを送信し(ステップS102)、同時にタイ
マ(ACK_TIMER)を起動する(ステップS10
3)。一方、各受信局RA、RBおよびRCは、送信局
10からポール付きマルチキャストデータを受信する
と、上りの個別物理チャネルを使用して送信局10に対
し、ACKを通知する(ステップS201、S301、
S401)。
【0051】そして、送信局10は、ACK_TIME
Rがタイムアウトした時点で(ステップS104)、各
受信局から送信されたすべてのACKに無線上で誤りが
発生したことから、送信局10がそれらすべてのACK
を正常に受信することができなかった場合、ポール送信
回数を示す所定の変数(以下、再送回数値と称する。)
が所定のオーバ回数未満であるか否かを判定する(ステ
ップS105)。上記再送回数値がオーバ回数未満であ
る場合、送信局10は、その再送回数値を1増加させ、
再度、共通物理チャネルを用いて、ポール付きマルチキ
ャストデータを送信し(ステップS106)、同時にタ
イマ(ACK_TIMER)を起動する(ステップS1
07)。
【0052】以上のポール付きマルチキャストデータの
再送信は、送信局10が少なくとも一つの受信局からA
CKを受信するまで繰り返されるが、ACK_TIME
Rがタイムアウトした時点(ステップS108)のポー
ル送信回数判定(ステップS109)において、再送回
数値が所定のオーバ回数以上となると、送信局10は、
ALL RESET手順を起動し(ステップS50
0)、各受信局の動作をリセットする。
【0053】以上に説明したとおり、実施の形態3にか
かる無線マルチキャスト通信システムおよび無線マルチ
キャスト通信方法によれば、送信局が、いずれの受信局
からもACKを受信することができない場合にも、受信
局に対してリセット手順を起動するので、無限に再送を
繰り返すことなく、通信を継続することが可能となる。
【0054】実施の形態4.つぎに、実施の形態4にか
かる無線マルチキャスト通信システムおよび無線マルチ
キャスト通信方法について説明する。なお、実施の形態
4は、実施の形態3でおこなわれるリセット手順等、受
信局の動作をリセットする方法を説明するものである。
【0055】図5は、実施の形態4にかかる無線マルチ
キャスト通信システムの動作を説明するためのシーケン
ス図であり、特にリセット手順を示している。まず、送
信局10は、ALL RESET手順が起動されると、
共通物理チャネルを用いてすべての受信局RA、RBお
よびRCに対し、RESET PDUを送信し(ステッ
プS501)、同時にタイマ(共通Reset Tim
er)を起動する(ステップS502)。
【0056】一方、各受信局RA、RBおよびRCは、
送信局10からRESET PDUを受信すると、上り
の個別物理チャネルを使用して送信局10に対し、RE
SET ACKを送信する(ステップS211、S31
1、S411)。
【0057】そして、送信局10は、共通Reset
Timerがタイムアウトした時点で(ステップS50
3)、無線上で誤りが発生したことから、送信局10が
受信局RA、RBおよびRCからの少なくとも一つのR
ESET ACKを正常に受信することができなかった
場合、共通RESET再送回数を示す所定の変数(以
下、RESET再送回数値と称する。)が所定のオーバ
回数未満であるか否かを判定する(ステップS50
4)。上記RESET再送回数値がオーバ回数未満であ
る場合、送信局10は、そのRESET再送回数値を1
増加させ、再度、上記ステップS501からの処理を繰
り返す。
【0058】一方、送信局10は、共通RESET再送
回数判定(ステップS504)において、Reset再
送回数値が所定のオーバ回数以上となると、RESET
PDUの再送期間中に一度もRESET ACKを受
信できなかった受信局(図5においては受信局RC)に
対し、マルチキャストRB解放手順を起動する(ステッ
プS505)。なお、RESET PDUの再送期間中
に一度でもRESETACKを受信することができれ
ば、そのRESET ACKを送信した受信局に対し
て、その後のRESET PDUの再送期間中にRES
ET ACKを受信できなくても、リセットが完了した
ものとみなす。
【0059】以上に説明したとおり、実施の形態4にか
かる無線マルチキャスト通信システムおよび無線マルチ
キャスト通信方法によれば、所定期間内にACKを受信
することができない受信局の動作を確実にリセットする
ことができるので、無線品質の悪い受信局をマルチキャ
ストグループから脱退させることができ、ある一定のマ
ルチキャスト通信品質を確保することが可能となる。
【0060】実施の形態5.つぎに、実施の形態5にか
かる無線マルチキャスト通信システムおよび無線マルチ
キャスト通信方法について説明する。実施の形態5にか
かる無線マルチキャスト通信システムおよび無線マルチ
キャスト通信方法は、無線品質の悪い受信局の受信ウイ
ンドウをリセットすることで、高品質な状態のマルチキ
ャスト通信を継続することを特徴としている。
【0061】なお、実施の形態5にかかる無線通信シス
テムの構成についても、図1の例に示したとおりなので
ここではその説明を省略する。よって、以下に実施の形
態5にかかる無線マルチキャスト通信システムの動作に
ついて説明する。図6は、実施の形態5にかかる無線マ
ルチキャスト通信システムの動作を説明するためのシー
ケンス図である。
【0062】まず、送信局10は、共通物理チャネルを
用いてマルチキャストデータを送信する(ステップS1
01)。つづいて、送信局10は、所定のタイミング
で、共通物理チャネルを用いて、ポール付きマルチキャ
ストデータを送信し(ステップS102)、同時にタイ
マ(ACK_TIMER)を起動する(ステップS10
3)。一方、各受信局RA、RBおよびRCは、送信局
10からポール付きマルチキャストデータを受信する
と、上りの個別物理チャネルを使用して送信局10に対
し、ACKを通知する(ステップS201、S301、
S401)。
【0063】そして、送信局10は、ACK_TIME
Rがタイムアウトすると(ステップS104)、各受信
局RA、RBおよびRCの品質判定をおこなう(ステッ
プS105)。この受信局毎の品質判定は、一定のマル
チキャスト通信品質を確保するため、ACK_TIME
Rのタイムアウト時に、3回連続してポールタイミング
にてACKを応答できなかった受信局を受信品質の悪い
受信局と判定するものである。つづいて、送信局10
は、受信品質の悪いものと判定された受信局に対する個
別リセット手順を起動する。
【0064】ここでは、ACK_TIMERの作動期間
中の複数回のポール要求、すなわちタイマ期間中におこ
なわれる複数回のポール付きマルチキャストデータの送
信に対し、連続して3回、受信局RCからのACK通知
が正常に受信されなかった場合を考える。この場合、送
信局10は、受信局RCに対する個別リセット手順を起
動する(ステップS106)。
【0065】この個別リセット手順において、送信局1
0は、まず、受信局RCに対し、個別物理チャネルを用
いて、個別RESET PDUを送信する(ステップS
107)。また、送信局10は、この際、同時にタイマ
(個別Reset Timer)を起動する(ステップ
S108)。なお、個別RESET PDUには、次に
組立てがおこなわれるSN(Sequence Num
ber)が設定される。
【0066】受信局RCは、個別物理チャネル上におい
て個別RESET PDU(LSN)を受信すると、上
りの個別物理チャネルを用いて個別RESET ACK
を送信する(ステップS402)。また、この時、受信
局RCは、受信バッファおよび受信ウインドウをリセッ
トする。その後、受信局RCは、RESET PDUで
通知されたSN以上のPDUを受信した際に、そのSN
を用いて受信データの組立てを開始する。なお、送信局
10は、個別Reset Timerによるタイマ期間
内に受信局RCからの個別RESET ACKを受信す
ると、そのタイマを停止する(ステップS109)。
【0067】以上に説明したとおり、実施の形態5にか
かる無線マルチキャスト通信システムおよび無線マルチ
キャスト通信方法によれば、受信品質の悪い受信局のた
めに、再送が繰り返されないように、受信品質の悪い受
信局のバッファをリセットし、かつ、その受信局の受信
ウインドウを更新するので、マルチキャスト通信品質を
一定に保つことができる。
【0068】実施の形態6.つぎに、実施の形態6にか
かる無線マルチキャスト通信システムおよび無線マルチ
キャスト通信方法について説明する。実施の形態6にか
かる無線マルチキャスト通信システムおよび無線マルチ
キャスト通信方法は、マルチキャスト通信品質を一定に
保つため、受信品質の悪い受信局をマルチキャストグル
ープから離脱させることを特徴としている。
【0069】なお、実施の形態6にかかる無線通信シス
テムの構成についても、図1の例に示したとおりであ
り、また、その動作については図6に示した個別RES
ET手順起動(ステップS106)以前の処理と共通す
るのでここではそれらの説明を省略する。よって、以下
においては、実施の形態6にかかる無線マルチキャスト
通信システムの動作について、個別RESET手順起動
以降の処理を説明する。図7は、実施の形態6にかかる
無線マルチキャスト通信システムの動作を説明するため
のシーケンス図であり、特に、個別RESET手順起動
以降の処理を示す。
【0070】なお、ここでは、送信局10において、受
信局RCが、受信品質の悪いものと判定されたとする。
送信局10は、上述した実施の形態5で説明したよう
に、個別RESET手順を起動すると、受信局RCに対
し、個別物理チャネルを用いて、個別RESET PD
Uを送信する(ステップS110)。また、送信局10
は、この際、同時にタイマ(個別Reset Time
r)を起動する(ステップS111)。なお、個別RE
SET PDUには、次に組立てがおこなわれるSN
(Sequence Number)が設定される。
【0071】そして、送信局10は、受信局RCからの
ACKを受信することができなかったために個別Res
et Timerがタイムアウトした場合(ステップS
112)、タイムアウト数が所定のオーバ回数未満であ
るか否かを判定する(ステップS113)。上記タイム
アウト数がオーバ回数未満である場合、送信局10は、
そのタイムアウト数を1増加させ、再度、受信局RCに
対し、個別物理チャネルを用いて、個別RESET P
DUを送信し(ステップS114)、同時にタイマ(個
別Reset Timer)を起動する(ステップS1
15)。
【0072】以上の個別のRESET PDUの再送信
は、タイムアウト時(ステップS116)におけるタイ
ムアウト回数判定(ステップS117)において、Re
set再送回数値が所定のオーバ回数以上となるまで繰
り返され、Reset再送回数値が所定のオーバ回数以
上となると、その受信局RCに対し、マルチキャストR
B解放手順を起動する(ステップS118)。ここで、
RB解放手順とは、無線ベアラの解放を意味する。
【0073】以上に説明したとおり、実施の形態6にか
かる無線マルチキャスト通信システムおよび無線マルチ
キャスト通信方法によれば、受信品質の悪い受信局をマ
ルチキャストグループより離脱させることができるの
で、マルチキャスト通信品質を一定に保つことが可能と
なる。
【0074】実施の形態7.つぎに、実施の形態7にか
かる無線マルチキャスト通信システムおよび無線マルチ
キャスト通信方法について説明する。受信局に対し送達
確認のとれないサービスデータユニットに対して送達確
認を続けると、送信ウインドウを更新することができず
に、送信局の送信バッファあふれやマルチキャスト送信
レートの低下という問題を引き起こす。そこで、実施の
形態7にかかる無線マルチキャスト通信システムおよび
無線マルチキャスト通信方法では、その問題を解決する
ために、ライフタイムオーバのサービスデータユニット
を効率的に廃棄することを特徴としている。
【0075】なお、実施の形態7にかかる無線通信シス
テムの構成についても、図1の例に示したとおりである
のでここではその説明を省略する。よって、以下におい
ては、実施の形態7にかかる無線マルチキャスト通信シ
ステムの動作について説明する。図8は、実施の形態7
にかかる無線マルチキャスト通信システムの動作を説明
するためのシーケンス図である。
【0076】まず、送信局10のデータ転送制御モジュ
ールであるレイヤ2(無線リンク制御レイヤ)は、レイ
ヤ3から送信フレームを受信すると、Timer_Di
scardタイマを起動する(ステップS601)。そ
して、送信局10は、共通物理チャネルを用いてマルチ
キャストデータを送信する(ステップS602)。ここ
で、送信局10は、Timer_Discardタイマ
の動作期間内において、各受信局RA、RBおよびRC
との間でサービスデータユニットに対する送達確認がと
れた場合には、Timer_Discardタイマを停
止する。一方、いずれの受信局とも送達確認がとれない
ために、Timer_Discardタイマがタイムア
ウトしてしまった場合には(ステップS603)、送信
局10は、共通SDU(Service Data U
nit)廃棄手順を起動し(ステップS604)、共通
物理チャネルを用いてMRW PDU(Move Re
ceive Window PDU:SDU廃棄指示)
を送信する(ステップS605)。
【0077】また、送信局10は、MRW PDUを送
信すると同時にMRW_ACK Timerを起動する
(ステップS606)。一方、各受信局RA、RBおよ
びRCは、送信局10からMRW PDUを受信した場
合、当該PDUで通知されたサービスデータユニットを
廃棄し、受信ウインドウを更新した後、上りの個別物理
チャネルを使用して送信局10に対し、MRW ACK
を通知する(ステップS221、S321)。なお、こ
こでは、受信局RCがMRW PDUを受信できなかっ
たものとする。
【0078】つづいて、送信局10は、MRW_ACK
Timerがタイムアウトした時点で(ステップS6
07)、個別SDU廃棄手順を起動し(ステップS60
8)、MRW ACKを受信できなかった受信局RCに
対し、個別物理チャネルを用いて個別MRWを再送する
(ステップS609)。受信局RCは、個別MRWを受
信すると、個別物理チャネルを用いて、指定されたサー
ビスデータユニットを廃棄することで受信ウインドウを
更新し、上りの個別物理チャネルを用いて、個別MRW
_ACKを送信局10に送信する(ステップS42
1)。
【0079】以上に説明したとおり、実施の形態7にか
かる無線マルチキャスト通信システムおよび無線マルチ
キャスト通信方法によれば、共通物理チャネル上へのM
RW(サービスデータユニット廃棄指示)を送信するこ
とで、個別に指示する受信局の数を減らし、共通物理チ
ャネルで応答のなかった受信局に対してのみ、個別物理
チャネルを用いてMRWを再送するので、MRW手順の
効率化を図ることができる。
【0080】
【発明の効果】以上、説明したとおり、この発明によれ
ば、共通チャネル上のポール応答としては、ACKのみ
で確実に1フレームで通知でき、かつ、情報量が少ない
ため、SF(拡散率)を大きくすることができ、上り無
線品質をあげることができるという効果を奏する。ま
た、干渉によりすべての受信局(移動機)からのACK
が受信できなくても、マルチキャスト通信が継続できる
という効果を奏する。
【0081】つぎの発明によれば、ACKに含まれるL
SN(Last SequenceNumber)情報
に基づいて、再送要求を許可するマルチキャスト受信局
を選択することができるという効果を奏する。
【0082】つぎの発明によれば、マルチキャスト送信
局が採用したLSNをすべてのマルチキャスト受信局が
把握でき、各マルチキャスト受信局は受信ウインドウを
更新することが可能となるという効果を奏する。
【0083】つぎの発明によれば、マルチキャスト送信
局が、いずれのマルチキャスト受信局からもACKを受
信することができない場合にも、すべてのマルチキャス
ト受信局に対してリセット手順を起動するので、無限に
再送を繰り返すことなく、通信を継続することが可能と
なるという効果を奏する。
【0084】つぎの発明によれば、所定期間内にACK
を受信することができないマルチキャスト受信局の動作
を確実にリセットすることができるので、無線品質の悪
いマルチキャスト受信局をマルチキャストグループから
脱退させることができ、ある一定のマルチキャスト通信
品質を確保することが可能となるという効果を奏する。
【0085】つぎの発明によれば、受信品質の悪いマル
チキャスト受信局のために、再送が繰り返されないよう
に、例えば、受信品質の悪い受信局のバッファをリセッ
トし、かつ、その受信局の受信ウインドウを更新するこ
とができるので、マルチキャスト通信品質を一定に保つ
ことができるという効果を奏する。
【0086】つぎの発明によれば、受信品質の悪い受信
局をマルチキャストグループより確実に離脱させること
ができるので、マルチキャスト通信品質を一定に保つこ
とが可能となるという効果を奏する。
【0087】つぎの発明によれば、個別に指示するマル
チキャスト受信局の数を減らし、共通物理チャネルで応
答のなかったマルチキャスト受信局に対してのみ、パワ
ーコントロールされている個別物理チャネルを用いてM
RWを再送するので、MRW手順の効率化をはかること
ができるという効果を奏する。
【0088】つぎの発明によれば、再送要求の可能な受
信局として選択された時のみ再送要求をおこなうので、
複数のマルチキャスト受信局が同時にマルチキャスト送
信局に対して再送要求をおこなうことがなくなり、上り
無線品質をあげることができるという効果を奏する。
【0089】つぎの発明によれば、マルチキャスト通知
されるLSNを用いて、例えば、自局のLSNよりシー
ケンス番号が先に進んでいたら、このLSNまでのデー
タを廃棄し、受信ウインドウを更新することができるの
で、これにより、無駄な再送要求や受信バッファの保持
が必要なくなり、かつ、受信ウインドウが更新されるこ
とで、新規データの受信が可能となり、効率的なマルチ
キャスト伝送を提供することが可能となるという効果を
奏する。
【0090】つぎの発明によれば、例えば、現状の受信
バッファを開放後、リセットメッセージで通知された組
立て開始シーケンス番号より、パケットの組立てを開始
することができ、これにより、1つのマルチキャスト受
信局の無線品質が劣化したとしても、すべてのマルチキ
ャスト受信局のリセットを起動する必要がなくなり、効
率的なマルチキャスト伝送を提供することができるとい
う効果を奏する。
【0091】つぎの発明によれば、共通物理チャネル上
のポール要求の応答として各受信局からはLSNのみを
通知する1フレームのACKしか送信されないため、回
線品質が劣化したとしても、各受信局から複数フレーム
で構成される再送要求が送信されることはなくなり、無
線品質が劣化したとしても、上り回線の干渉を増加させ
ることはなく、送信局における再送要求の受信確率を上
げることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1にかかる無線マルチキャスト通
信システムを説明するための説明図である。
【図2】 実施の形態1にかかる無線マルチキャスト通
信システムの動作を説明するためのシーケンス図であ
る。
【図3】 実施の形態2にかかる無線マルチキャスト通
信システムの動作を説明するためのシーケンス図であ
る。
【図4】 実施の形態3にかかる無線マルチキャスト通
信システムの動作を説明するためのシーケンス図であ
る。
【図5】 実施の形態4にかかる無線マルチキャスト通
信システムの動作を説明するためのシーケンス図であ
る。
【図6】 実施の形態5にかかる無線マルチキャスト通
信システムの動作を説明するためのシーケンス図であ
る。
【図7】 実施の形態6にかかる無線マルチキャスト通
信システムの動作を説明するためのシーケンス図であ
る。
【図8】 実施の形態7にかかる無線マルチキャスト通
信システムの動作を説明するためのシーケンス図であ
る。
【図9】 従来の無線マルチキャスト通信方法を説明す
るための説明図である。
【符号の説明】
10 送信局、RA,RB,RC 受信局。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のマルチキャスト受信局との間で共
    通物理チャネルと個別物理チャネルを用いてマルチキャ
    スト通信をおこなうマルチキャスト送信局において、 共通物理チャネルを用いて前記複数のマルチキャスト受
    信局に対してマルチキャストデータを送信するデータ送
    信手段と、 前記複数のマルチキャスト受信局による送達確認通知を
    受信するために、共通物理チャネルを用いてポール付き
    マルチキャストデータを送信する共通ポール通知手段
    と、 個別物理チャネル上で受信した前記送達確認通知に基づ
    いて、個別ポール通知をおこなうマルチキャスト受信局
    を一つ選択する選択手段と、 前記選択手段によって選択したマルチキャスト受信局に
    対して個別物理チャネルを用いてポール要求メッセージ
    を送信する個別ポール通知手段と、 前記選択手段によって選択したマルチキャスト受信局か
    ら個別物理チャネル上で受信した再送要求に基づいて、
    共通物理チャネルを用いて前記マルチキャストデータを
    再送するデータ再送手段と、 を備えたことを特徴とするマルチキャスト送信局。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は、受信した送達確認通知
    のうち、最も小さいシーケンス番号を有する送達確認通
    知を送信したマルチキャスト受信局を選択することを特
    徴とする請求項1に記載のマルチキャスト送信局。
  3. 【請求項3】 前記マルチキャスト受信局に対し、共通
    物理チャネルを用いて現状の順序通りに送達確認されて
    いる次のシーケンス番号を通知するシーケンス番号通知
    手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載
    のマルチキャスト送信局。
  4. 【請求項4】 前記ポール付きマルチキャストデータの
    送信に対する前記複数のマルチキャスト受信局の送達確
    認通知応答を監視するためのタイマ起動手段と、 前記タイマ起動手段によって起動されたタイマのタイム
    アウト時に、前記ポール付きマルチキャストデータの送
    信回数が所定回数以上であるか否かを判定するポール回
    数判定手段と、 前記ポール付きマルチキャストデータの送信回数が前記
    所定回数以上である場合に、前記複数のマルチキャスト
    受信局に対するリセット処理を要求するリセット手順起
    動手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1、2または3に記載
    のマルチキャスト送信局。
  5. 【請求項5】 共通物理チャネルを用いて、すべてのマ
    ルチキャスト受信局に対し、無線リンク制御レイヤにお
    けるパケットデータユニットの分解、組立ておよび送達
    確認をとる状態変数をリセットする要求を示したリセッ
    トメッセージを送信する共通リセット要求手段と、 個別物理チャネル上ですべてのマルチキャスト受信局か
    らリセット応答を受信できなかった場合に共通物理チャ
    ネルを用いて前記リセットメッセージを再送する共通リ
    セット再要求手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つ
    に記載のマルチキャスト送信局。
  6. 【請求項6】 前記ポール付きマルチキャストデータの
    送信に対する各マルチキャスト受信局の送達確認通知応
    答の受信率に基づいて、無線品質劣化受信局を判定する
    品質判定手段と、 無線品質劣化受信局であると判定されたマルチキャスト
    受信局に対し、個別物理チャネルを用いて、無線リンク
    制御レイヤにおけるパケットデータユニットの分解、組
    立ておよび送達確認をとる状態変数をリセットする要求
    を示したリセットメッセージを送信する個別リセット要
    求手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つ
    に記載のマルチキャスト送信局。
  7. 【請求項7】 前記個別リセット要求手段によるリセッ
    トメッセージの送信に対してリセット応答を受信できな
    かった場合に個別物理チャネルを用いて前記リセットメ
    ッセージを再送する個別リセット再要求手段と、 前記個別リセット再要求手段によって所定の回数以上の
    リセットメッセージの再送がおこなわれた場合に、リセ
    ット要求先のマルチキャスト受信局をマルチキャストグ
    ループから離脱させる受信局解放手段と、 を備えたことを特徴とする請求項6に記載のマルチキャ
    スト送信局。
  8. 【請求項8】 前記複数のマルチキャスト受信局による
    サービスデータユニット(分解前または組立て完了後の
    データユニット)の送達確認通知を受信するために、共
    通物理チャネルを用いてサービスデータユニット廃棄指
    示を示すメッセージを送信する共通廃棄指示手段と、 所定時間内に前記送達確認通知を受信することができな
    いマルチキャスト受信局に対し、個別物理チャネルを用
    いてサービスデータユニット廃棄指示を示すメッセージ
    を送信する個別廃棄指示手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つ
    に記載のマルチキャスト送信局。
  9. 【請求項9】 一つの送信局との間で共通物理チャネル
    と個別物理チャネルを用いてマルチキャスト通信をおこ
    なうマルチキャストデータ受信局において、 共通物理チャネル上で受信したポール付きマルチキャス
    トデータに応じて、個別物理チャネルを用いて送達確認
    を送信するポール応答手段と、 個別物理チャネル上で受信したポール要求メッセージに
    応じて個別物理チャネルを用いて前記マルチキャストデ
    ータの再送要求を送信する再送要求送信手段と、 を備えたことを特徴とするマルチキャスト受信局。
  10. 【請求項10】 共通物理チャネル上で受信した現状の
    順序通りに送達確認されている次のシーケンス番号の通
    知を用いて、当該シーケンス番号に関係付けられている
    無線リンク制御レイヤにおける状態変数を更新する受信
    設定更新手段を備えたことを特徴とする請求項9に記載
    のマルチキャスト受信局。
  11. 【請求項11】 個別物理チャネル上で受信した送信局
    からのリセットメッセージを受信する手段と、 前記リセットメッセージに含まれる次の組立て開始シー
    ケンス番号から受信データの組立てを開始する受信デー
    タ組立て手段と、 を備えたことを特徴とする請求項9または10に記載の
    マルチキャスト受信局。
  12. 【請求項12】 一つのマルチキャスト送信局と複数の
    マルチキャスト受信局との間で共通物理チャネルと個別
    物理チャネルを用いてマルチキャスト通信をおこなう無
    線マルチキャスト通信方法において、 前記マルチキャスト送信局が、共通物理チャネルを用い
    て前記複数のマルチキャスト受信局に対してマルチキャ
    ストデータを送信するステップと、 前記マルチキャスト送信局が、共通物理チャネルを用い
    てポール付きマルチキャストデータを送信するステップ
    と、 前記マルチキャスト受信局が、前記ポール付きマルチキ
    ャストデータに応じて、個別物理チャネルを用いて送達
    確認を送信するステップと、 前記マルチキャスト送信局が、前記送達確認通知から個
    別ポール通知をおこなう受信局を一つ選択するステップ
    と、 前記マルチキャスト送信局が、選択したマルチキャスト
    受信局に対してのみ個別物理チャネルを用いてポール要
    求メッセージを送信するステップと、 前記マルチキャスト受信局が、前記ポール要求メッセー
    ジに応じて個別物理チャネルを用いて前記マルチキャス
    トデータの再送要求を送信するステップと、 前記マルチキャスト送信局が、選択したマルチキャスト
    受信局からの前記再送要求に基づいて、共通物理チャネ
    ルを用いて前記マルチキャストデータを再送するステッ
    プと、 を含んだことを特徴とする無線マルチキャスト通信方
    法。
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