JP2006304067A - データ受信装置、データ送信装置、及び、データ受信方法 - Google Patents

データ受信装置、データ送信装置、及び、データ受信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 データ送信装置が複数のデータ受信装置のデータ受信品質に基づいてデータ送信品質を決定する環境において、一部のデータ受信装置のデータ受信品質が低下しても、データ受信装置全体としてのデータ受信品質を適切に保つことを可能とするデータ受信装置、データ送信装置、及び、データ受信方法を提供する。
【解決手段】 データ受信装置10の最低受信品質決定機能10d1は、最低受信品質q_minを決定し、受信品質測定機能10d2は、配信データの受信中に当該配信データの受信品質q_tを測定する。受信品質低下検出機能10d3が、q_tがq_minを下回る受信品質低下状態を検出した場合に、受信停止機能10b1は、受信品質低下状態が検出されたことをデータ送信装置20に通知することなく、配信データの受信を停止する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、マルチキャストやブロードキャスト等の、複数のデータ受信装置に対してデータを同報配信するデータ配信技術におけるデータ受信装置、データ送信装置、及び、データ受信方法に関する。
従来のインターネット等を利用したデータの配信は、送信側であるデータ送信装置と受信側であるデータ受信装置との関係から、ユニキャスト配信と、ブロードキャスト配信と、マルチキャスト配信とに分類される。
ユニキャスト配信は、1つのデータ送信装置が1つのデータ受信装置にデータを配信する1対1の通信である。このため、データ送信装置が配信すべきデータ量はデータ受信装置の数に比例して大きくなり、データ受信装置の数が増加すると、データ送信装置や通信路においてデータの配信処理のための負荷が大きくなるという特徴がある。
マルチキャスト配信は、特定多数の相手にデータを同報配信する方式である。マルチキャスト配信では、配信データを経路の分岐点で複製しながら配信するため、一つの通信路において同一データが重複して通信されることが無いという特徴がある。マルチキャスト配信の一例としては、IP(Internet protocol)を用いてマルチキャスト配信を実現するIPマルチキャストが広く知られている。
IPマルチキャストでは、同一のデータを受信するデータ受信装置のグループにマルチキャスト用のIPアドレスを割り当てることでマルチキャストグループを構成する。このマルチキャストグループに割り当てられるIPアドレス(以下、マルチキャストアドレス)は当該グループに固有である。IPマルチキャストに関しては、非特許文献1〜3にて説明されている。
ブロードキャスト配信は、不特定多数の相手にデータを同報配信する方式である。ブロードキャスト配信でも、配信データを経路の分岐点で複製しながら配信するため、通信路において同一データが重複しないという特徴がある。ブロードキャスト配信の例として、TVやラジオ放送等が広く使われており、データ受信装置は、放送されている番組にチャネルをあわせることでデータ受信を行うことが可能である。また、インターネットにおいても、データ送信装置は、接続するすべてのネットワーク上にデータを同報配信することにより不特定多数の相手にデータを同報配信することが可能である。
マルチキャスト配信やブロードキャスト配信を移動通信網上において実現する方式として、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)が存在する。MBMSでは、移動通信網上で共通チャネルを設け、共通チャネル上でデータを配信することでデータの同報配信が可能である。これにより通信コストが高い無線を利用した場合においても、無線資源を効率的に使用することが可能である。また、データ配信に移動通信網を適用することで配信エリアの指定が可能となるため、TVやラジオ放送と比較して小さいエリア毎に異なる配信データを配信することが可能となる。また、移動通信網では、データ受信装置がインターネット上のサーバにアクセスすることが可能であるなど、上りリンクを用いた通信を行うことが出来るため、上りリンクとマルチキャスト配信やブロードキャスト配信の組み合わせを利用したサービスの利用が可能となるという特徴がある。MBMSに関しては、非特許文献4に説明されている。
なお、主にインターネットを用いたマルチキャスト配信やブロードキャスト配信では、異なる品質のネットワークを経由することがあるため、それぞれのデータ受信装置においてデータ受信品質が異なることがある。例えば、一部のネットワークにおいて輻輳が発生し、一部のデータ受信装置におけるデータ受信品質が著しく低下する場合がある。
以上の課題に着目し、主にIPマルチキャストにおいて、データ受信装置のデータ受信品質に応じてデータ送信装置のデータ送信品質を変更することによりネットワークの輻輳発生に柔軟に対応する方式として、TFMCC(TCP-Friendly Multicast Congestion Control)が提案されている(例えば、非特許文献5参照)。
TFMCCでは、データ受信装置が測定したデータ受信品質から得た情報をデータ送信装置に対して通知し、データ送信装置は、データ受信装置の中から一番データ受信性能が低いデータ受信装置に合わせてデータ送信品質を変更し、データ送信を行う仕組みを提供する。この仕組みを用いることで、マルチキャスト配信におけるデータ受信装置において輻輳発生等によるデータ欠落等の問題が発生した場合にも、データ送信装置が適切にデータ送信品質を変更しデータの欠落を最低限に抑えるように制御することが可能となる。結果として、各データ受信装置におけるデータ受信品質を一定に保つことが可能となる。
なお、TMGCCの場合には、データ受信装置が受信するデータの受信データレートが著しく低下した場合(すなわち、8秒間に1パケット以下の受信の状態が110秒間続いた場合)には、データ受信装置主導で当該マルチキャストグループから離脱することについても非特許文献5に記載されている。しかし、このような受信データレートが著しく低下した状態は、データ受信が正常に行われているとはいえない不正常な状態である。TMGCCにおいては、このような不正常な状態に至るまでデータ受信装置がデータ受信を続けることになる。また、TMGCCにおいては、マルチキャストグループから離脱する際の判断基準があらかじめ決められており、データ送信装置やデータ受信装置がデータ受信を停止するための判断基準を動的に変更して、適切な判断基準を設定することができない。
また、特許文献1には、携帯電話機が受信する信号の品質が判断基準よりも下がった場合に当該信号の受信を停止することにより、携帯電話機の電力消費を低減する技術が記載されている。しかしながら、特許文献1においては、携帯電話機の電力消費を低減することしか考慮されていない。また、信号を停止するための判断基準について何も開示されておらず、TMGCCと同様に判断基準を動的に変更することができないという問題点がある。
特開2003−250132号公報 Thomas Maufer著、楠本博之訳、「IPマルチキャスト入門」、初版、共立出版株式会社、2001年11月 Dave Kosiur著、苅田幸雄監訳、「マスタリングTCP/IPマルチキャスト編」、第1版、第2刷、平成12年11月 Beau Williamson著、コムサス訳、シスコシステムズ監訳、「IPマルチキャストネットワーク開発ガイドVol.1」、初版、2001年7月 3rd Generation Partnership Project, "Multimedia Broadcast Multicast Service (MBMS); Architecture and Functional Description," 3GPP TS 23.246, September 1004. Joerg Widmer,Mark Handley,"TCP-Friendly Multicast Congestion Control (TFMCC):Protocol Specification,draft-ietf-rmt-bb-tfmcc-04.txt,2004年10月
マルチキャストやブロードキャスト等の放送型データ配信を移動通信網に適用する場合においても、データ受信品質がデータ受信装置(ここではデータ受信装置のことを特に移動機と呼ぶ)によって大きく異なる場合がある。その理由として、無線電波を発する基地局はある電波強度でデータ配信を行うため、移動機のデータ受信品質が移動機毎に大きく異なることがある。例えば、基地局から近い移動機に関しては良好なデータ受信品質が期待できるが、基地局から遠い移動機に関しては良好なデータ受信品質を期待することが出来ない。
したがって、マルチキャストやブロードキャスト等の放送型データ配信を移動通信網に適用する場合、基地局から移動機の距離に応じてデータ受信品質が著しく異なると言う特徴がある。極端な場合移動機がサービスエリアから流出した場合などは、データ受信が全く行えなくなる状況となる。ここまで極端な状況に至らないとしても、データ受信品質が著しく低下し、データ受信を最後まで完了することが不可能な状況に至る場合もある。
移動通信網にTFMCCを適用する場合、データ送信装置は、データ受信装置の中でデータ受信品質が最も低いデータ受信装置に合わせて配信データのビットレート等を決定するため、結果的に利用できる無線資源を十分に使用しているとは言えないケースに陥ることがある。
また、データ受信品質が悪いデータ受信装置に合わせて配信ビットレートを低く設定した場合、データ配信に要する時間が相対的に長くなるという課題がある。データ配信に要する時間が相対的に長くなる場合には、その間移動機はデータ受信を継続しなくてはいけないことになるため、電源容量に制限がある移動通信網の移動機にとっては消費電力が大きくなるという課題がある。
さらに、データ配信に要する時間が相対的に長くなる場合には、データ受信完了までの時間制約が有る場合に、その期限までにデータ受信を完了することが不可能な状況に至るという課題がある。
また、移動機によっては、ブロードキャストチャネルとユニキャストチャネルとの開設を同時に出来ない場合もある。その様な移動機を利用した場合には、データ受信のために必要なブロードキャストチャネルを利用したデータ通信の実行時間が長くなってしまうと、その間ユーザがユニキャストチャネルを用いたデータ通信を行えないため、ユーザの利便性が低下するという課題がある。
以上のことから、TFMCCのようにデータ受信品質が最低のデータ受信装置に合わせてデータ送信装置におけるデータ送信品質を決定する方法は、必ずしも適切とはいえない状況が存在する。
また別の課題として、次の課題が存在する。すなわち、TFMCCにおいては、データ送信装置は、データ受信装置から通知されるデータ受信品質に基づいて、動的に自装置からデータ受信装置に送信するデータのデータ送信品質を変動させている。しかし、移動機によっては、マルチキャストやブロードキャスト等の放送型データ配信に用いるマルチキャストチャネルまたはブロードキャストチャネルと、TFMCC等で用いるデータ受信装置のデータ受信品質に関する統計情報を送信するためのユニキャストチャネルとを同時に開設することが出来ない移動機も存在するため、移動機がデータ送信装置からマルチキャスト配信またはブロードキャスト配信を受けている最中に、移動機がデータ送信装置にデータを送信することが不可能であるという課題が存在する場合がある。
本発明は、以上の点を鑑みてなされたものであり、データ送信装置が複数のデータ受信装置のデータ受信品質に基づいてデータ送信品質を決定する環境において、一部のデータ受信装置のデータ受信品質が低下しても、データ受信装置全体としてのデータ受信品質を適切に保つことを可能とするデータ受信装置、データ送信装置、及び、データ受信方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数のデータ受信装置におけるデータ受信品質に応じてデータ送信品質を決定するデータ送信装置から、該複数のデータ受信装置に向けて送信された配信データを受信するデータ受信装置において、配信データを受信する際の最低受信品質を決定する最低受信品質決定手段と、配信データの受信中に該配信データの受信品質を測定する受信品質測定手段と、前記受信品質測定手段により測定された受信品質が前記最低受信品質決定手段により決定された最低受信品質を下回った状態である受信品質低下状態を検出する受信品質低下検出手段と、前記受信品質低下状態が検出された場合に、その旨を前記データ送信装置に通知することなく、前記配信データの受信を停止する受信停止手段とを備えることを特徴とするデータ受信装置を提供する。
この構成によれば、データ受信装置は、配信データの受信を停止するための判断基準となる最低受信品質を動的かつ適切に決定し、測定したデータ受信品質が最低受信品質を下回った場合に自らが主体となって配信データの受信を停止することができ、また、データ送信装置は、データ受信装置において受信品質低下状態が発生した旨の通知を受けることがないため、データ受信品質が低下したデータ受信装置に合わせてデータ送信品質を低下させることがなくなる。従って、データ受信装置全体としてのデータ受信品質を適切に保つことが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のデータ受信装置において、配信データの受信状況に関する統計情報を生成し記録するレポート処理手段をさらに備え、前記最低受信品質決定手段は、受信対象の配信データと同一データ群に属する過去の受信データについての前記統計情報に基づいて、前記最低受信品質を算出することを特徴とする。
この構成によれば、データ受信装置は、受信対象の配信データと同一データ群に属する過去の受信データについての統計情報に基づいて、動的に適切な最低受信品質を決定することができる。また、データ受信装置が、配信データを受信するためのマルチキャストチャネル又はブロードキャストチャネルと、データ受信品質を含む統計情報を送信するためのユニキャストチャネルとを同時に開設することができないために、データ送信装置が適切な最低受信品質を算出できない場合にも、データ受信装置は自ら最低受信品質を算出することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のデータ受信装置において、配信データの受信状況に関する統計情報を前記データ送信装置に送信する統計情報送信手段をさらに備え、前記最低受信品質決定手段は、前記データ送信装置が受信対象の配信データと同一データ群に属する過去の受信データについての前記統計情報に基づいて算出した最低受信品質を、前記データ送信装置から取得することを特徴とする。
この構成によれば、データ受信装置は、データ送信装置が算出した最低受信品質を取得することができるため、自装置において最低受信品質を算出する必要がなくなる。また、多くの統計情報に基づいて算出された適切な最低受信品質を得ることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか1項に記載のデータ受信装置において、前記データ送信装置との通信をユニキャストに切り替える通信切替手段をさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、データ受信装置は通信切替手段を備えているため、データ送信装置との通信を、データ受信品質を個別に制御可能なユニキャストに切り替えることができる。このため、データ受信装置全体としてのデータ受信品質を適切に保ちながら、データ受信装置はユニキャストにより品質の高い通信を行うことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のデータ受信装置において、前記データ送信装置から送信される配信データを受信しているデータ受信装置を特定する受信装置特定手段をさらに備え、前記通信切替手段は、前記受信装置特定手段によって前記配信データを受信しているデータ受信装置が自装置のみであることが特定された場合に、前記データ送信装置との通信をユニキャストに切り替えることを特徴とする。
この構成によれば、データ受信装置は、配信データを受信しているデータ受信装置が自装置のみである場合にデータ送信装置との通信をユニキャストに切り替えることで、データ受信品質の制御を個別的に行うことが可能となり、良好なデータ受信品質を期待することができる。
請求項6に記載の発明は、複数のデータ受信装置に向けて配信データを送信するデータ送信装置において、前記複数のデータ受信装置から、該データ受信装置が受信した配信データの受信状況に関する統計情報を取得する統計情報取得手段と、前記統計情報取得手段により取得した統計情報に基づいて、前記データ受信装置が配信データを受信する際の最低受信品質を決定する最低受信品質決定手段と、前記最低受信品質決定手段により決定された最低受信品質を前記データ受信装置に通知する最低受信品質通知手段とを備えることを特徴とするデータ送信装置を提供する。
この構成によれば、データ送信装置は、複数のデータ受信装置から得た多くの統計情報に基づいて最低受信品質を決定し、決定した最低受信品質をデータ受信装置に通知するため、データ受信装置は多くの統計情報に基づいて算出された適切な最低受信品質を取得して処理を行うことができる。また、データ受信装置において最低受信品質を計算する必要がなくなり、処理負荷を軽減することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のデータ送信装置において、前記最低受信品質決定手段は、前記統計情報取得手段により取得した統計情報のうち、配信対象の配信データと同一データ群に属する過去の配信データについての統計情報に基づいて、前記最低受信品質を決定することを特徴とする。
この構成によれば、データ送信装置は、同一データ群に属する過去の配信データについての統計情報に基づいて、適切な最低受信品質を決定することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7に記載のデータ送信装置において、配信データを受信している複数のデータ受信装置のうち少なくとも1のデータ受信装置が該配信データの受信を停止したことを検知した場合に、該配信データの送信品質を変更する送信品質変更手段をさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、データ送信装置は、データ受信装置が配信データの受信を停止したことを検知した場合に配信データの送信品質を変更するため、自装置から送信される配信データを受信するデータ受信装置の数などに基づいて、配信データの送信品質を適切に変更することができる。
請求項9に記載の発明は、データ送信装置により複数のデータ受信装置に向けて送信された配信データを受信するデータ受信方法において、前記データ送信装置が、前記データ受信装置が過去に受信した配信データの受信状況に関する統計情報に基づいて、前記データ受信装置の最低受信品質を決定する最低受信品質決定ステップと、前記データ送信装置が、前記最低受信品質決定ステップにおいて決定された最低受信品質を前記データ受信装置に送信するステップと、前記データ受信装置が、配信データの受信中に該配信データの受信品質を測定する受信品質測定ステップと、前記データ受信装置が、前記受信品質測定ステップにおいて測定された受信品質が前記最低受信品質を下回った状態である受信品質低下状態を検出する受信品質低下検出ステップと、前記データ受信装置が、前記受信品質低下検出ステップにおいて前記受信品質低下状態を検出した場合に、その旨を前記データ送信装置に通知することなく、前記配信データの受信を停止する受信停止ステップと、前記データ受信装置が、ユニキャスト通信により、前記配信データを受信するステップと、前記データ受信装置が、ユニキャスト通信により、前記配信データについての統計情報を送信する統計情報送信ステップとを有することを特徴とするデータ受信方法を提供する。
この方法によれば、統計情報に基づいて適切な最低受信品質を決定し、決定した最低受信品質を基準として配信データの受信を停止した後、データ受信装置は品質を個別に制御可能なユニキャスト通信によって、配信データや統計情報の授受をデータ送信装置と行うことができる。従って、一部のデータ受信装置におけるデータ受信品質の低下によってデータ受信装置全体としてのデータ受信品質を低下させることがなくなり、また、データ受信装置とデータ送信装置とは、ユニキャスト通信により必要な情報を授受することが可能となる。
本発明によれば、データ受信装置は、配信データを受信する際の最低受信品質を決定し、受信品質低下状態を検出した場合に、その旨をデータ送信装置に通知することなく、配信データの受信を停止する。
従って、データ受信装置は、配信データの受信を停止するための判断基準となる最低受信品質を動的かつ適切に決定し、測定したデータ受信品質が最低受信品質を下回った場合に自らが主体となって配信データの受信を停止することができ、また、データ送信装置は、データ受信装置において受信品質低下状態が発生した旨の通知を受けることがないため、データ受信品質が低下したデータ受信装置に合わせてデータ送信品質を低下させることがなくなる。これにより、データ受信装置全体としてのデータ受信品質を適切に保つことが可能となる。
次に、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、マルチキャスト、もしくはブロードキャストを用いた放送型データ配信を行う放送型データ配信システムの構成例を示す。この放送型データ配信システムは、データ受信装置10、データ送信装置20、データ中継装置30、及び、ネットワーク40を含んで構成される。
ネットワーク40は複数のデータ中継装置30により相互に接続されている。データ送信装置20とデータ受信装置10とはネットワーク40に接続されており、当該ネットワーク40を介して相互に通信を行う。ここで用いられるネットワーク40は有線、無線を問わない。
データ受信装置10及びデータ送信装置20は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリ、入出力装置、通信装置等のハードウェア資源と、メモリに記憶されたプログラム等のソフトウェア資源とを備えたコンピュータを含んで構成されている。
[1.1.データ受信装置の構成]
次に、図2を参照して、データ受信装置10の構成を説明する。
データ受信装置10は、通信部10a、データ受信部10b、メタデータ処理部10c、品質処理部10d、レポート処理部10e、入出力部10f、及び、データベース10gを含んで構成されている。
入出力部10fは、ユーザが操作する入出力装置もしくは別アプリケーションとの間のデータの入出力を制御する。
メタデータ処理部10cは、通信部10aを通じてデータ送信装置20から送信される配信データに関するメタデータを入手し管理する。メタデータとは、配信データに付随する情報のことを示す。
図3はメタデータに含まれる情報要素例を示している。メタデータには、データID、送信元IPアドレス、送信先IPアドレス、送信先ポート番号、配信開始時間、配信終了時間、データタイプ等がその情報要素として含まれる。
メタデータ処理部10cは、データ送信装置20からメタデータを受信すると入出力部10fを通じてユーザもしくは別アプリケーションに対してその情報を示し、ユーザもしくは別アプリケーションから当該配信データの受信を行うか否かの指示を待つ。メタデータ処理部10cは、配信データの受信の指示を受けた時に、データ受信部10bに対してメタデータを提供するとともに、データ送信装置20からの配信データの受信開始を指示する。
また、メタデータ処理部10cは、データ送信装置20から送信されてくる品質メタデータを取得し管理する。品質メタデータとは、後述するが、データ送信装置20配下のデータ受信装置10におけるデータ受信品質が定義された情報である。
データベース10gは統計情報を格納する。統計情報とは、データ受信装置10がデータ送信装置20から受信した配信データについての受信状況を示す情報である。統計情報は、配信データ毎に作成される。図4は、1つの配信データに関する統計情報の情報要素例を示している。
同図に示すように、統計情報には、データID、情報作成日時、データ受信開始日時、データ受信完了日時、データ受信完了/不完了フラグ、データ強制受信停止フラグ、平均受信品質、受信データ量、データ受信装置IPアドレス、受信データサイズ(パケット数)、欠落データサイズ(パケット数)等が含まれている。統計情報に含まれる受信品質とは、受信したデータに関する受信ビットレート、パケット紛失率、ビット誤り率など、配信データの受信品質に関連する情報のことを指す。受信品質には、受信ビットレート、パケット紛失率、ビット誤り率のうち複数が含まれることもある。
品質処理部10dは、データ受信品質に関わる各種処理を行う。品質処理部10dは、特徴的な機能として、最低受信品質決定機能10d1と、受信品質測定機能10d2と、受信品質低下検出機能10d3と、受信装置特定機能10d4とを含んで構成される。
最低受信品質決定機能10d1は、受信対象となる配信データの最低受信品質を決定する。最低受信品質決定機能10d1は、データベース10gで管理されている統計情報に基づいて最低受信品質を算出する場合もあるし、データ送信装置20が算出した最低受信品質をデータ送信装置20から受信する場合もある。
受信品質測定機能10d2は、データ送信装置20から送信される配信データの受信中に、当該配信データの受信品質を測定する。
受信品質低下検出機能10d3は、最低受信品質決定機能10d1が決定した最低受信品質と、受信品質測定機能10d2が測定した受信品質とを比較し、測定した受信品質が決定した最低受信品質を下回った状態(以下、「受信品質低下状態」という)を検出する。
受信装置特定機能10d4は、データ送信装置20から送信される配信データを受信しているデータ受信装置10を特定する。
データ受信部10bは、通信部10aに指示を行い、データ送信装置20から送信される配信データの受信を制御する。データ受信部10bは、特徴的な機能として、受信停止機能10b1と通信切替機能10b2とを備えている。受信停止機能10b1は、受信品質低下検出機能10d3が受信品質低下状態を検出した場合に、データ送信装置20にその旨を通知することなく、配信データの受信を停止する。
通信切替機能10b2は、データ送信装置20との通信をマルチキャスト又はブロードキャストからユニキャストに切り替える。例えば、通信切替機能10b2は、受信停止機能10b1が配信データの受信を停止した後に、データ送信装置20との間にユニキャストチャネルを開設する。これにより、データ受信装置10は、配信データを受信したり統計情報を送信したりすることが可能となる。
レポート処理部10eは、メタデータ処理部10cが所持しているメタデータと、品質処理部10dが測定した配信データの受信品質とに基づいて、受信した配信データについての統計情報を作成し、作成した統計情報をデータベース10gに記録する。
通信部10aは、ネットワーク40を介して、データ送信装置20との通信を制御する。通信部10aは、特徴的な機能として統計情報送信機能10a1を備えている。統計情報送信機能10a1は、データ受信装置10が作成した統計情報をデータ送信装置20に送信する。
[1.2.データ送信装置の構成]
次に、データ送信装置20の構成について説明する。データ送信装置20は、配下に存在する複数のデータ受信装置10に向けて配信データを送信する装置であり、複数のデータ受信装置10におけるデータ受信品質に応じてデータ送信品質を決定する。例えば、データ送信装置20はTFMCCにより、データ受信品質が最も低いデータ受信装置10に合わせてデータ送信品質を決定する。
図5には、データ送信装置20の構成を示す。データ送信装置20は、通信部20a、データ送信部20b、メタデータ処理部20c、レポート処理部20d、及び、データベース20eを含んで構成されている。
通信部20aは、ネットワーク40を介してデータ受信装置10との通信を制御する。通信部20aは、特徴的な機能として統計情報取得機能20a1を備えている。統計情報取得機能20a1は、配下に存在する複数のデータ受信装置10から、当該データ受信装置10が受信した配信データについての統計情報を取得する。
データ送信部20bは、通信部20aに指示を行うことにより、データ受信装置10とのデータ送受信を制御する。データ送信部20bは、特徴的な機能として、最低受信品質通知機能20b1、及び、送信品質変更機能20b2を備えている。最低受信品質通知機能20b1は、自装置20において算出した最低受信品質をデータ受信装置10に通知する。
送信品質変更機能20b2は、データ送信品質を変更する。例えば、送信品質変更機能20b2は、データ受信装置10から受信した統計情報を解析することにより、当該データ受信装置10が配信データの受信を停止したことを検出した場合には、データ送信装置20から送信される配信データを受信しているデータ受信装置10の数が減少したことになるため、配信データの送信レートを上げる。
メタデータ処理部20cは、配信データの送信品質、及び、データ送信装置20配下のデータ受信装置10が受信する配信データの受信品質を定義した品質メタデータを作成する。図6には、品質メタデータの構成要素の一例を示す。品質メタデータには、データID、初期配信ビットレート、全体平均受信品質μ、全体標準偏差σ、強制受信停止率P、最低受信品質q_min、及び、統計情報送信率が含まれている。
メタデータ処理部20cは、特徴的な機能として最低受信品質決定機能20c1を備えている。最低受信品質決定機能20c1は、データ受信装置10から得た統計情報に基づいて、データ受信装置10の最低受信品質を決定する。
レポート処理部20dは、通信部20aを介してデータ受信装置10の統計情報を受信すると、当該統計情報をデータベース20eに保存する。
データベース20eは、データ受信装置10に配信すべき配信データや、データ受信装置10から受信した統計情報を格納する。この統計情報は、配信データ毎、かつ、データ受信装置10毎に管理される。
次に、データ受信装置10及びデータ送信装置20が行う各処理について詳細に説明する。
<2.1.データ送信装置における最低受信品質の決定処理>
まず、データ送信装置20における最低受信品質の決定処理について説明する。
データ送信装置20のデータ送信部20bは、データ受信装置10のユーザもしくはアプリケーションによって、データベース20eに蓄積されたデータを配信するよう指示を受けた場合に、データベース20eから配信するデータを取り出す。そして、データ送信部20bは、当該配信データに関するメタデータの作成をメタデータ処理部20cに対して指示する。
メタデータ処理部20cは、当該配信データと同じデータ群(同一データ群)に属する統計情報をデータベース20eから取得する。ここで、同一データ群とは、配信データのまとまりを示している。例えば、毎日配信される天気情報は同一データ群に属するものと考えられる。同一データ群に属する配信データは、配信データの性質(配信データサイズ、配信データ日時、データ送信装置20のIPアドレス等)が大きくは異ならないという性質を持つ。本実施形態では、データ基本IDにより同一データ群を識別することができる。
メタデータ処理部20cは、データベース20eから同一データ群に属する複数のデータ受信装置10の統計情報を受け取ると、複数の統計情報中に含まれる平均受信品質のさらに平均値である全体平均受信品質(以下ではμと表記する)と、平均受信品質の全体標準偏差(以下ではσと表記する)とを計算する。
以下では、全体平均受信品質μと全体標準偏差σとの確率変数が正規分布に従うものとして説明する。全体平均受信品質μと全体標準偏差σの確率変数が正規分布に従う場合には、データ受信は、N(μ、σ)の正規分布に従うと表記することができる。
ここで、データ受信装置10が最低限満たすべきデータ受信品質を最低受信品質q_minとすると、データ受信装置10におけるデータ受信品質が最低受信品質q_minを下回る確率(以下では「強制受信停止率P」と呼ぶ)は、以下の計算式で求められる。
Figure 2006304067
ここで、f(x)は正規分布の確率密度関数であり、以下の計算式で求められる。
Figure 2006304067
仮に、最低受信品質q_minを下回るデータ受信品質であったデータ受信装置10全てのデータ受信を停止したとすると、受信を停止した装置10以外のデータ受信装置10におけるデータ受信品質の平均値(以下ではこれをμ’とする)は確率変数の期待値であるので、以下の計算式で計算することが出来る。
Figure 2006304067
従って、μ’をあらかじめ与えておけば最低受信品質q_minを求めることが可能である。また、最低受信品質q_minから強制受信停止率Pを求めることが可能である。
メタデータ処理部20cの最低受信品質決定機能20c1は、あらかじめ与えられたμ’と、全体平均受信品質μ及び全体標準偏差σとから、最低受信品質q_min及び強制受信停止率Pを求める。
メタデータ処理部20cは、最低受信品質q_min及び強制受信停止率Pを求めると、図6に示す品質メタデータを作成する。
メタデータ処理部20cは、以上の手続きに従い、メタデータ及び品質メタデータを作成すると、データ送信部20bに対して作成結果を返す。データ送信部20bの最低受信品質通知機能20b1は、受信したメタデータと品質メタデータとをデータ受信装置10に対して提供する。提供する方法として、これらのメタデータをインターネット上のWebページとして広告する方法や、メタデータ自体をマルチキャストやブロードキャスト配信によりデータ受信装置10に対して提供する方法がある。
<2.2.データ受信装置における配信データ受信処理>
次に、データ受信装置10における配信データ受信処理及び最低受信品質決定処理について説明する。
放送型データ配信においては、データ送信装置20からデータ受信装置10方向への下りリンクしか存在せず、上りリンクが存在しない場合がある。このような場合には、データ送信装置20はデータ受信装置10から統計情報を受信することができず、最低受信品質を算出することができないため、データ受信装置10において最低受信品質を決定する。あるいは、下りリンク及び上りリンクの両方が存在する場合でも、データ受信装置10とデータ送信装置20との両方で最低受信品質を算出し、最低受信品質の平均値をとったり、値が小さい方の最低受信品質を選択したりすることも可能である。
まず、データ受信装置10のメタデータ処理部10cは、ユーザ又はアプリケーションによってある配信データの受信開始を指示されたことを検知すると、データ受信部10bに対して当該配信データの受信開始を要求する。このときに、メタデータ処理部10cは、データ受信部10bに対して、データ受信部10bがデータの受信を開始するのに必要なメタデータ(送信元IPアドレス、送信先IPアドレス、送信先ポート番号、配信開始時間、配信終了時間)を提供する。
データ受信部10bは、メタデータ処理部10cからの要求を受けると、品質処理部10dに対して、配信データを受信する際の最低受信品質の決定依頼を行う。
品質処理部10dは、データ受信部10bから最低受信品質の決定依頼を受け取ると、当該配信データと同一データ群に属する統計情報をデータベース10gから取得する。品質処理部10dの最低受信品質決定機能10d1は、データベース10gから同一データ群に属する複数の統計情報を受け取ると、複数の統計情報中に含まれる平均受信品質のさらに平均値である全体平均受信品質μと、平均受信品質の全体標準偏差σとを計算する。
上述したデータ送信装置20における最低受信品質決定処理と同様に、全体平均受信品質μと全体標準偏差σとの確率変数が正規分布に従うものとすると、データ受信は、N(μ、σ)の正規分布に従うと表記することができる。
データ受信装置10におけるデータ受信品質が最低受信品質q_minを下回る強制受信停止率Pは、上述したデータ送信装置20における最低受信品質決定処理と同様に、以下の計算式で求められる。
Figure 2006304067
ここで、f(x)は正規分布の確率密度関数であり、以下の計算式で求められる。
Figure 2006304067
従って、強制受信停止率Pをあらかじめ与えておけば、最低受信品質q_minを求めることが可能である。例えば、強制受信停止率Pとして“5%”を与えた場合には、データ受信品質が低い方から5%の割合のデータ受信装置10が、最低受信品質q_minを満たさないように品質設定をしたことになる。
品質処理部10dの最低受信品質決定機能10d1は、あらかじめ与えられた強制受信停止率Pと、全体平均受信品質μ及び全体標準偏差σとから最低受信品質q_minを求める。最低受信品質決定機能10d1は、最低受信品質q_minを求めると、データ受信部10bに対して最低受信品質の決定が完了した旨の通知を行う。
その後、データ受信部10bは、通信部10aに対してデータ受信開始を実行する旨の要求を行う。例えば、データがマルチキャストを用いて配信される場合にはIGMP(Internet Group Management Protocol)やMLD(Multicast Listener Discovery)等を用いてマルチキャストグループへの加入手続きを行う。データがブロードキャスト配信される場合には、当該配信データを受信できるように、当該IPアドレスで配信されるデータを受信可能とする手続きや当該配信チャネルで配信される配信データを受信可能とする手続きを実行する。以上の手続きによって、データ受信部10bは、配信データの受信を開始することが可能となり、受信した配信データは、入出力部10fを通じてユーザもしくは別のアプリケーションに提供される。
<2.3.データ受信装置におけるデータ受信停止処理>
次に、データ受信装置10におけるデータ受信停止処理について説明する。
品質処理部10dの受信品質測定機能10d2は、データ受信部10bにおいて受信される配信データの受信品質q_tを定期的に測定し、ある時点のデータ受信品質q_tが最低受信品質q_minよりも小さい値であった場合、受信品質低下状態が発生したと判断し、データ受信部10bに対して品質アラートを通知する。
データ受信部10bの受信停止機能10b1は、品質処理部10dから品質アラートを受信すると、通信部10aに対して当該配信データの受信を停止する旨を伝える。例えば、データがマルチキャストを用いて配信される場合にはIGMP(Internet Group Management Protocol)やMLD(Multicast Listener Discovery)等を用いてマルチキャストグループからの離脱手続きを行う。データがブロードキャスト配信される場合には、当該配信データの受信を終了するように当該IPアドレスで配信されるデータの受信を停止する手続きや当該配信チャネルで配信される配信データの受信を停止する手続きを実行する。
以上の手続きにより、データ受信装置10は、ある配信データのデータ受信品質がある一定の閾値である最低受信品質率p_minよりも低くなった場合に、自ら配信データの受信を停止する。つまり、データ受信装置10は、配信データの受信品質が低下した場合に、データ送信装置20にそのことを伝えること無しに当該配信データの受信を停止する。これにより、データ送信装置20は、データ受信品質が悪いデータ受信装置10に合わせてデータ配信レート等の送信品質を決定することが無くなる。従って、データ送信装置20からデータ配信を受けているデータ受信装置10全体を考えた場合に、データ受信装置10全体のデータ受信品質を低下させることを防止することができ、データ受信品質を適切に保持することが可能となる。
これにより、データ受信装置10は、マルチキャストやブロードキャストによる配信データを受信する時間を短くすることが可能であり、データ受信装置10が長時間ユニキャスト通信を使えないといった問題や、データ受信装置10が移動機である場合に移動機における消費電力の問題を解決することが可能となる。
<2.4.データ受信装置における配信データ受信停止後の通信切替処理>
次に、データ受信装置10における、配信データ受信停止後の通信切替処理について説明する。
受信停止機能10b1がマルチキャスト/ブロードキャストによるデータ受信を停止した後、データ受信部10bの通信切替機能10b2は、データ送信装置20との通信をユニキャストに切り替えて、配信データの再取得を試みる。
例えば、移動通信網においては、マルチキャスト/ブロードキャスト配信の場合にデータ送信装置20に該当する基地局は一定の送信電力でデータ送信を行うのに対し、ユニキャスト通信の場合には基地局は送信電力制御によって当該データ受信装置10が良好なデータ受信品質を得られるように制御するため、ユニキャスト通信に切り替えることで、データ受信装置10における良好なデータ受信品質を期待することが出来る。
また、データ受信装置10がマルチキャスト又はブロードキャストチャネルと、ユニキャストチャネルとの開設を同時に行うことができない場合でも、マルチキャスト又はブロードキャストチャネルからユニキャストチャネルに切り替えることによって、データ送信装置20から配信データを問題なく受信したり、データ送信装置20に統計情報を送信することが可能となる。
<2.5.配下のデータ受信装置の数に応じた通信切替処理>
マルチキャスト/ブロードキャスト通信からユニキャスト通信に切り替えるタイミングは、受信品質低下状態が発生したタイミングの他に、データ送信装置20から送信される配信データを受信しているデータ受信装置10の数に着目した場合のタイミングが考えられる。
品質処理部10dの受信装置特定機能10d4は、データ受信装置10が配信データを受信している際に、当該配信データを受信しているデータ受信装置10の数を示すデータ受信者数情報を、データ中継装置30もしくは他のデータ受信装置10等から取得する。この取得するデータ受信者数情報は、データ送信装置20(移動通信網の場合は基地局)配下でデータ受信を行っているデータ受信装置10の数(以下、基地局配下受信者数)を示す。
受信装置特定機能10d4が基地局配下受信者数を取得した結果、例えば、その数が“1”、つまり、自装置10のみが当該配信データを受信していることを特定した場合には、マルチキャスト/ブロードキャストによるデータ受信を行った場合にも、ユニキャストによるデータ受信を行った場合にも、実際にデータ配信に要するネットワーク利用コストは同じことになる。このような場合には、データ受信装置10の受信停止機能10b1は、マルチキャスト/ブロードキャスト配信による受信をデータ受信装置10自身で停止し、通信切替機能10b2がユニキャスト配信に切り替える。
これにより、例えば、移動通信網においては、ユニキャスト通信の場合には基地局が送信電力制御によって当該データ受信装置10が良好なデータ受信品質を得られるように制御するため、データ受信装置10における良好なデータ受信品質を期待することが出来る。
なお、基地局配下受信者数が“1”でなく、かつ、受信品質低下状態に至らないとしても、品質処理部10dはデータ受信品質が悪いと判断した場合に、当該配信データ受信を停止しユニキャスト通信に切り替えることにより、データ受信装置10における良好なデータ受信品質を確保してもよい。
<2.6.データ受信装置における統計情報送信手続き処理>
次に、データ受信装置10における統計情報送信手続き処理について説明する。
データ受信部10bは、受信品質低下状態の発生による配信データの受信停止、もしくは、配信データの受信完了によりデータ受信を終了した際には、データ送信装置20に対して統計情報を送信してもよい。
データ受信装置10のデータ受信部10bは、データ受信を終了した場合に、レポート処理部10eに対してデータ受信停止信号を伝える。
前記データ受信停止信号を受信したレポート処理部10eは、メタデータ処理部10cが管理しているメタデータと、品質処理部10dの受信品質測定機能10d2が測定した配信データの受信品質とに基づいて、図4に示す統計情報を作成し、作成した統計情報をデータベース10gに記録する。
ここで、受信品質低下状態の発生によって配信データの受信を停止した場合には、レポート処理部10eは、統計情報中のデータ強制受信停止フラグをセットする。また、配信データの受信完了によりデータ受信を終了した場合には、レポート処理部10eは、統計情報中のデータ受信完了フラグをセットする。
通信部10aの統計情報送信機能10a1は、レポート処理部10eが作成した統計情報をデータ送信装置20に対して送信する。なお、受信品質低下状態の発生によって配信データの受信を停止した場合には、統計情報送信機能10a1は、通信切替機能10b2によって開設されたユニキャストチャネルにより、統計情報をデータ送信装置20に送信する。
上記では、レポート処理部10eは、受信品質低下状態の発生により配信データの受信を停止した場合、もしくは、配信データの受信完了により配信データの受信を終了した場合に統計情報を作成するとして説明したが、統計情報を作成するタイミングはこれに限定されない。例えば、レポート処理部10eは、メタデータ処理部10cが管理している品質メタデータ中の統計情報送信率に基づき、統計情報をデータ送信装置20に送信する必要があると判断した場合に、統計情報を作成してもよい。具体的には、レポート処理部10eは、ランダムに発生させた乱数と、品質メタデータ中の統計情報送信率とを比較し、発生させた乱数が統計情報送信率よりも小さい場合に(例えば、統計情報送信率30%、レポート処理部10eが発生した乱数÷100=21%である場合)、統計情報を送信する必要があると判断する。
<2.7.データ送信装置20における統計情報受信手続き処理>
次に、データ送信装置20における統計情報受信手続き処理について説明する。
通信部20aの統計情報取得機能20a1は、データ受信装置10から統計情報を受信すると、レポート処理部20dに対して統計情報を渡す。
レポート処理部20dは統計情報を取得すると、データ受信装置10の統計情報をデータベース20eに保存する。この統計情報は、後のデータ配信に関わる処理(最低受信品質の決定処理、データ送信品質の変更処理)に使用される。
<2.8.データ送信装置におけるデータ送信品質の変更処理>
次に、データ送信装置20におけるデータ送信品質の変更処理について説明する。
レポート処理部20dは、データ受信装置10から受信した統計情報中のデータ強制受信停止フラグがセットされていることによって、当該統計情報を送信してきたデータ受信装置10がデータ受信を停止したことを検出すると、送信品質変更信号をデータ送信部20bに対して送信する。
データ送信部20bの送信品質変更機能20b2は、前記送信品質変更信号を受信すると、当該配信データを配信中である場合に限り、データの配信途中に送信レート等のデータ送信品質を変更する。例えば、送信品質変更機能20b2は、データ受信装置10がデータ受信を停止した時のデータ受信品質や、配信データを受信しているデータ受信装置10の数に基づき、データ配信レートを高くする。
なお、上記では、データ受信装置10は、データ強制受信停止フラグを含む統計情報をデータ送信装置20に送信することにより、配信データの受信を停止した旨をデータ送信装置20に通知したが、通知方法はこれに限定されず、例えば、別途、配信データの受信を停止した旨を通知するメッセージをデータ送信装置20に送信するようにしてもよい。
(データ受信装置における処理の流れ)
以下では、データ受信装置10における処理の流れについて、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
データ受信装置10のメタデータ処理部10cは、データ送信装置20から、通信部10aを通じて配信データに関するメタデータ、及び、存在する場合には品質メタデータを入手する(ステップS101)。
メタデータ処理部10cは、データ送信装置20からメタデータ、及び、存在する場合には品質メタデータを受信すると、これらの情報をデータベース10gで管理するとともに、入出力部10fを通じてユーザもしくは別アプリケーションに対してこれらの情報を提示する(ステップS102)。
データ受信部10bは、メタデータ処理部10cから、ある配信データの受信開始を要求された場合(ステップS103;有り)、品質処理部10dに対して当該ある配信データを受信する際の最低受信品質q_minの決定依頼を行う。
品質処理部10dは、受信対象となる、ある配信データについての品質メタデータがメタデータ処理部10cで管理されているか否かを判断する(ステップS104)。品質メタデータがメタデータ処理部10cで管理されている場合には(ステップS104;有り)、メタデータ処理部10cより品質メタデータを取得し(ステップS105)、当該品質メタデータに含まれる、データ送信装置20により計算された最低受信品質q_minを取得する(ステップS106)。
また、品質処理部10dは、ある配信データの品質メタデータがメタデータ処理部10cで管理されている場合も管理されていない場合も、データベース10gへアクセスすることにより統計情報を取得する(ステップS107)。品質処理部10dの最低受信品質決定機能10d1は、データ受信装置10における最低受信品質q_minを計算する(ステップS108)。ステップS106においてデータ送信装置20が計算した最低受信品質q_minを取得し、さらに、ステップS108において最低受信品質q_minを計算した場合は、最低受信品質決定機能10d1は、例えば、2つの値を比較して、より小さい方の値を最低受信品質q_minとして決定する。
最低受信品質決定機能10d1は最低受信品質q_minを決定すると、データ受信部10bに対して最低受信品質q_minの決定が完了した旨の通知を行う。その後、データ受信部10bは、通信部10aに対してデータ受信開始の実行要求を行い、通信部10aはデータ受信を開始する(ステップS109)。
品質処理部10dの受信品質測定機能10d2は、データ受信を継続する間(ステップS110、S111)、データ受信部10bにおけるデータ受信品質を定期的に測定し、ある時点におけるデータ受信品質q_tと最低受信品質q_minとを比較する(ステップS112)。ある時点のデータ受信品質q_tが最低受信品質q_minよりも小さい値であった場合(ステップS112;q_min>q_t)、受信品質低下検出機能10d3は受信品質低下状態が発生したと判断し、データ受信部10bに対して品質アラートを通知する。
前記品質アラートを受信したデータ受信部10bの受信停止機能10b1は、配信データの受信を停止する(ステップS113)。
データ受信部10bは、受信を停止した配信データについてユニキャストを用いてデータ受信を行うか否かを判断する(ステップS114)。データ取得を行うと判断した場合には(ステップS114;する)、通信切替機能10b2はユニキャストチャネルを開設し、ユニキャストにより配信データの受信を行う(ステップS115)。
データ受信部10bは、配信データの受信を停止した場合(ステップS113)、もしくは、配信データの受信完了によりデータ受信を終了した場合には(ステップS110;Yes)、レポート処理部10eに対してデータ受信停止信号を伝える。当該データ受信停止信号を受信したレポート処理部10eは、統計情報を送信するか否かを判断する(ステップS116)。統計情報を送信すると判断した場合には(ステップS116;する)、レポート処理部10eは、メタデータ処理部10cが管理しているメタデータと、品質処理部10dが得た配信データの受信品質に関する情報とに基づいて統計情報を作成する。通信部10aの統計情報送信機能10a1は、作成された統計情報をデータ送信装置20に対して送信する(ステップS117)。ここで、受信品質低下状態が発生したことにより配信データの受信を停止した場合には、統計情報送信機能10a1は、通信切替機能10b2が開設したユニキャストチャネルを用いて統計情報を送信することとなる。
以上説明したように、データ受信装置10は、配信データの受信状況に関する統計情報に基づいて最低受信品質を決定し、測定したデータ受信品質が当該最低受信品質を下回った状態である受信品質低下状態を検出した場合に、その旨をデータ送信装置20に通知することなく、配信データの受信を停止する。このため、データ受信装置10は、最低受信品質という受信停止のための判断基準を動的かつ適切に設定し、自ら主体となって配信データの受信を停止することができ、品質が悪い状態での配信データの受信継続を防ぐことができる。また、データ送信装置20は、TFMCCのような通信プロトコルに従う通信を行っていたとしても、データ受信品質の低いデータ受信装置10からの通知を受けることがないため、データ受信品質が低下したデータ受信装置10に合わせてデータ送信品質を決定することが無くなる。従って、データ受信装置10全体としてのデータ受信品質を適切に保つことが可能となる。
また、データ受信装置10は、配信データの受信を停止した後に、データ送信装置20との通信を個別に品質制御が可能なユニキャストに切り替え、当該ユニキャスト通信により、データ送信装置20からの配信データの取得を試みたり、配信データの受信を停止したことや統計情報等をデータ送信装置20に対して通知する。データ送信装置20は、受信した統計情報に基づいて最低受信品質を決定したり、配信データの受信を停止したデータ受信装置10のデータ受信品質や配信データを受信しているデータ受信装置10の数に基づき、データ配信レートを高くする等のデータ送信品質の制御処理を行うことができ、データ受信装置10全体としてのデータ受信品質を適切に保つことが可能となる。
本発明は、どのようなネットワークにも適用可能であるが、特に、移動通信網のように、一部の移動機のデータ受信品質が著しく低下する環境において、基地局配下の移動機におけるデータ受信品質を適切に保つことが可能となる。
本発明の実施の形態に係る放送型データ配信システムの構成図である。 同実施の形態に係るデータ受信装置の構成を示す図である。 同実施の形態に係るメタデータに含まれる情報要素例を示す図である。 同実施の形態に係る統計情報の情報要素例を示す図である。 同実施の形態に係るデータ送信装置の構成を示す図である。 同実施の形態に係る品質メタデータの構成要素例を示す図である。 同実施の形態に係るデータ受信装置における処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 データ受信装置
10a 通信部
10a1 統計情報送信機能
10b データ受信部
10b1 受信停止機能
10b2 通信切替機能
10c メタデータ処理部
10d 品質処理部
10d1 最低受信品質決定機能
10d2 受信品質測定機能
10d3 受信品質低下検出機能
10d4 受信装置特定機能
10e レポート処理部
10f 入出力部
10g データベース
20 データ送信装置
20a 通信部
20a1 統計情報取得機能
20b データ送信部
20b1 最低受信品質通知機能
20b2 送信品質変更機能
20c メタデータ処理部
20c1 最低受信品質決定機能
20d レポート処理部
20e データベース
30 データ中継装置

Claims (9)

  1. 複数のデータ受信装置におけるデータ受信品質に応じてデータ送信品質を決定するデータ送信装置から、該複数のデータ受信装置に向けて送信された配信データを受信するデータ受信装置において、
    配信データを受信する際の最低受信品質を決定する最低受信品質決定手段と、
    配信データの受信中に該配信データの受信品質を測定する受信品質測定手段と、
    前記受信品質測定手段により測定された受信品質が前記最低受信品質決定手段により決定された最低受信品質を下回った状態である受信品質低下状態を検出する受信品質低下検出手段と、
    前記受信品質低下状態が検出された場合に、その旨を前記データ送信装置に通知することなく、前記配信データの受信を停止する受信停止手段と
    を備えることを特徴とするデータ受信装置。
  2. 配信データの受信状況に関する統計情報を生成し記録するレポート処理手段をさらに備え、
    前記最低受信品質決定手段は、
    受信対象の配信データと同一データ群に属する過去の受信データについての前記統計情報に基づいて、前記最低受信品質を算出することを特徴とする
    請求項1に記載のデータ受信装置。
  3. 配信データの受信状況に関する統計情報を前記データ送信装置に送信する統計情報送信手段をさらに備え、
    前記最低受信品質決定手段は、
    前記データ送信装置が受信対象の配信データと同一データ群に属する過去の受信データについての前記統計情報に基づいて算出した最低受信品質を、前記データ送信装置から取得することを特徴とする
    請求項1又は2に記載のデータ受信装置。
  4. 前記データ送信装置との通信をユニキャストに切り替える通信切替手段をさらに備えることを特徴とする
    請求項1から3の何れか1項に記載のデータ受信装置。
  5. 前記データ送信装置から送信される配信データを受信しているデータ受信装置を特定する受信装置特定手段をさらに備え、
    前記通信切替手段は、
    前記受信装置特定手段によって前記配信データを受信しているデータ受信装置が自装置のみであることが特定された場合に、前記データ送信装置との通信をユニキャストに切り替えることを特徴とする
    請求項4に記載のデータ受信装置。
  6. 複数のデータ受信装置に向けて配信データを送信するデータ送信装置において、
    前記複数のデータ受信装置から、該データ受信装置が受信した配信データの受信状況に関する統計情報を取得する統計情報取得手段と、
    前記統計情報取得手段により取得した統計情報に基づいて、前記データ受信装置が配信データを受信する際の最低受信品質を決定する最低受信品質決定手段と、
    前記最低受信品質決定手段により決定された最低受信品質を前記データ受信装置に通知する最低受信品質通知手段と
    を備えることを特徴とするデータ送信装置。
  7. 前記最低受信品質決定手段は、
    前記統計情報取得手段により取得した統計情報のうち、配信対象の配信データと同一データ群に属する過去の配信データについての統計情報に基づいて、前記最低受信品質を決定することを特徴とする
    請求項6に記載のデータ送信装置。
  8. 配信データを受信している複数のデータ受信装置のうち少なくとも1のデータ受信装置が該配信データの受信を停止したことを検知した場合に、該配信データの送信品質を変更する送信品質変更手段をさらに備えることを特徴とする
    請求項6又は7に記載のデータ送信装置。
  9. データ送信装置により複数のデータ受信装置に向けて送信された配信データを受信するデータ受信方法において、
    前記データ送信装置が、前記データ受信装置が過去に受信した配信データの受信状況に関する統計情報に基づいて、前記データ受信装置の最低受信品質を決定する最低受信品質決定ステップと、
    前記データ送信装置が、前記最低受信品質決定ステップにおいて決定された最低受信品質を前記データ受信装置に送信するステップと、
    前記データ受信装置が、配信データの受信中に該配信データの受信品質を測定する受信品質測定ステップと、
    前記データ受信装置が、前記受信品質測定ステップにおいて測定された受信品質が前記最低受信品質を下回った状態である受信品質低下状態を検出する受信品質低下検出ステップと、
    前記データ受信装置が、前記受信品質低下検出ステップにおいて前記受信品質低下状態を検出した場合に、その旨を前記データ送信装置に通知することなく、前記配信データの受信を停止する受信停止ステップと、
    前記データ受信装置が、ユニキャスト通信により、前記配信データを受信するステップと、
    前記データ受信装置が、ユニキャスト通信により、前記配信データについての統計情報を送信する統計情報送信ステップと
    を有することを特徴とするデータ受信方法。
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