JP2003022557A - 光ディスク装置 - Google Patents
光ディスク装置Info
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- JP2003022557A JP2003022557A JP2001205115A JP2001205115A JP2003022557A JP 2003022557 A JP2003022557 A JP 2003022557A JP 2001205115 A JP2001205115 A JP 2001205115A JP 2001205115 A JP2001205115 A JP 2001205115A JP 2003022557 A JP2003022557 A JP 2003022557A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 DCバイアスが不要で且つデータ記録時のラ
イト電流に影響を与えない光ディスク装置を実現する。 【解決手段】 光ディスク装置1は、情報媒体にデータ
を記録するか又は、この情報媒体で既に記録されたデー
タを再生するためのレーザを発するレーザダイオード
(LD)2と、ノイズを低減するために、前記LD2を
駆動する駆動電流に対して高周波信号を重畳する高周波
発振源4及び高周波増幅回路5と、を有して構成され
る。前記高周波増幅回路5は、前記情報媒体で既に記録
されたデータを再生する際に、前記高周波発振源4から
出力される高周波信号を半波整流して増幅するように構
成される。
イト電流に影響を与えない光ディスク装置を実現する。 【解決手段】 光ディスク装置1は、情報媒体にデータ
を記録するか又は、この情報媒体で既に記録されたデー
タを再生するためのレーザを発するレーザダイオード
(LD)2と、ノイズを低減するために、前記LD2を
駆動する駆動電流に対して高周波信号を重畳する高周波
発振源4及び高周波増幅回路5と、を有して構成され
る。前記高周波増幅回路5は、前記情報媒体で既に記録
されたデータを再生する際に、前記高周波発振源4から
出力される高周波信号を半波整流して増幅するように構
成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置、
特に大容量のデータを記録再生するのに適する光ディス
ク装置に関する。
特に大容量のデータを記録再生するのに適する光ディス
ク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光ディスク装置は、大容量の
データを記録再生することができる。この光ディスク装
置は、光学ビックアップに用いる光源として半導体レー
ザ(LD)が用いられている。上記光学ピックアップ
は、LDからレーザ光を発し、情報媒体である光ディス
クからの反射光をフォトダイオード(PD)等のディテ
クタで光電変換し、光ディスクに記録されたデータに対
応した電気信号を得ている。
データを記録再生することができる。この光ディスク装
置は、光学ビックアップに用いる光源として半導体レー
ザ(LD)が用いられている。上記光学ピックアップ
は、LDからレーザ光を発し、情報媒体である光ディス
クからの反射光をフォトダイオード(PD)等のディテ
クタで光電変換し、光ディスクに記録されたデータに対
応した電気信号を得ている。
【0003】ここで、上記光学ピックアップは、情報媒
体からの反射光がLDに入射した場合、LDの出射光に
揺らぎが発生し、ノイズとなってしまうことが知られて
いる。その戻り光量は、例えばレーザの出射パワーの数
%であっても、大きな影響を与える。
体からの反射光がLDに入射した場合、LDの出射光に
揺らぎが発生し、ノイズとなってしまうことが知られて
いる。その戻り光量は、例えばレーザの出射パワーの数
%であっても、大きな影響を与える。
【0004】上記ノイズを低減させるために、例えば、
特開平5−73948号公報は、情報媒体に対してデー
タの読み取り時と書き込み時又は消去時において、半導
体レーザ(LD)に高周波信号を重畳するよう構成した
光学ピックアップを備えた装置を提案している。
特開平5−73948号公報は、情報媒体に対してデー
タの読み取り時と書き込み時又は消去時において、半導
体レーザ(LD)に高周波信号を重畳するよう構成した
光学ピックアップを備えた装置を提案している。
【0005】このような光学ピックアップを備えた従来
の光ディスク装置は、例えば、図3に示すように構成さ
れている。尚、図3は上記特開平5−73948号公報
に記載の装置とLDの駆動方式など若干の差異がある
が、基本的な動作は同じである。
の光ディスク装置は、例えば、図3に示すように構成さ
れている。尚、図3は上記特開平5−73948号公報
に記載の装置とLDの駆動方式など若干の差異がある
が、基本的な動作は同じである。
【0006】図3に示すように従来の光ディスク装置1
00は、図示しない情報媒体にデータを記録するか又
は、この情報媒体で既に記録されたデータを再生するた
めのレーザを発するレーザダイオード(LD)101
と、このLD101を制御駆動するレーザパワーコント
ロールブロック102と、前記LD101を駆動する駆
動電流に高周波信号を重畳する高周波発振源103及び
高周波増幅回路104とから、主に構成されている。
00は、図示しない情報媒体にデータを記録するか又
は、この情報媒体で既に記録されたデータを再生するた
めのレーザを発するレーザダイオード(LD)101
と、このLD101を制御駆動するレーザパワーコント
ロールブロック102と、前記LD101を駆動する駆
動電流に高周波信号を重畳する高周波発振源103及び
高周波増幅回路104とから、主に構成されている。
【0007】前記レーザパワーコントロールブロック1
02は、前記LD101の出射光量をモニタするモニタ
フォトダイオード(PD)111と、このモニタPD1
11の出力を測定して一定になるように前記LD101
の電流をコントロールするAPC112と、前記LD1
01の発光パワーを指示するLPC113とから構成さ
れている。尚、V1,V2は、それぞれLD101,モ
ニタPD111の直流電源である。
02は、前記LD101の出射光量をモニタするモニタ
フォトダイオード(PD)111と、このモニタPD1
11の出力を測定して一定になるように前記LD101
の電流をコントロールするAPC112と、前記LD1
01の発光パワーを指示するLPC113とから構成さ
れている。尚、V1,V2は、それぞれLD101,モ
ニタPD111の直流電源である。
【0008】前記LD101の発光パワーは、殆どが図
示しない光ディスクに入射するが、一部は前記モニタP
D111に入射する。このモニタPD111に入射する
光の量は、前記LD101の発光パワーに比例する。こ
のため、前記モニタPD111に流れる電流も、前記L
D101の発光パワーに比例する。そして、前記レーザ
パワーコントロールブロック102は、前記モニタPD
111の電流を前記APC112にて測定し、一定に保
つように前記LD101の電流を制御することで、前記
LD101の発光パワーを安定させている。
示しない光ディスクに入射するが、一部は前記モニタP
D111に入射する。このモニタPD111に入射する
光の量は、前記LD101の発光パワーに比例する。こ
のため、前記モニタPD111に流れる電流も、前記L
D101の発光パワーに比例する。そして、前記レーザ
パワーコントロールブロック102は、前記モニタPD
111の電流を前記APC112にて測定し、一定に保
つように前記LD101の電流を制御することで、前記
LD101の発光パワーを安定させている。
【0009】前記高周波発振源103及び前記高周波増
幅回路104は、上述のAPC(オートパワーコントロ
ール)ループによって一定光量で発光しているLD10
1に対して、外部から高周波信号を重畳するようになっ
ている。前記高周波発振源103は、高周波発振器(O
SC)121と、スイッチ122とから構成されてい
る。高周波重畳が必要なのは読み取り(リード)時のみ
なので、前記スイッチ122は、リード時のみonし、
前記OSC121の発振信号を前記高周波増幅回路10
4に入力するようになっている。
幅回路104は、上述のAPC(オートパワーコントロ
ール)ループによって一定光量で発光しているLD10
1に対して、外部から高周波信号を重畳するようになっ
ている。前記高周波発振源103は、高周波発振器(O
SC)121と、スイッチ122とから構成されてい
る。高周波重畳が必要なのは読み取り(リード)時のみ
なので、前記スイッチ122は、リード時のみonし、
前記OSC121の発振信号を前記高周波増幅回路10
4に入力するようになっている。
【0010】前記高周波増幅回路104は、前記OSC
121からの信号をACカップリングするコンデンサC
1と、バイアス抵抗Rb1及びRb2と、トランジスタ
Trと、コレクタ抵抗Rc及びエミッタ抵抗Reと、出
力をACカップリングするコンデンサC2とから構成さ
れている。前記OSC121で発生させた数百MHzの
発振は、前記コンデンサC1でACカップリングされ、
トランジスタTrで構成される前記高周波増幅回路10
4に入力される。
121からの信号をACカップリングするコンデンサC
1と、バイアス抵抗Rb1及びRb2と、トランジスタ
Trと、コレクタ抵抗Rc及びエミッタ抵抗Reと、出
力をACカップリングするコンデンサC2とから構成さ
れている。前記OSC121で発生させた数百MHzの
発振は、前記コンデンサC1でACカップリングされ、
トランジスタTrで構成される前記高周波増幅回路10
4に入力される。
【0011】前記トランジスタTrのバイアス点V
bは、前記バイアス抵抗Rb1,Rb2にて設定されて
おり、概ね次の式で求められる。 Vb=(Rb2/(Rb1+Rb2))・Vcc …(1) 尚、Vccは、読込(リード)時の直流電源である。
bは、前記バイアス抵抗Rb1,Rb2にて設定されて
おり、概ね次の式で求められる。 Vb=(Rb2/(Rb1+Rb2))・Vcc …(1) 尚、Vccは、読込(リード)時の直流電源である。
【0012】従って、トランジスタTrのエミッタに流
れるバイアス電流Ie(bias)は、 Ie(bias)=(Vb−Vbe)/Re =((Rb2/(Rb1+Rb2))・Vcc−Vbe)/Re …(2) となる。尚、Vbeは、トランジスタTrがonする電
圧である。
れるバイアス電流Ie(bias)は、 Ie(bias)=(Vb−Vbe)/Re =((Rb2/(Rb1+Rb2))・Vcc−Vbe)/Re …(2) となる。尚、Vbeは、トランジスタTrがonする電
圧である。
【0013】しかしながら、上記従来の光ディスク装置
100は、前記OSC121の発振波形を歪まさずに増
幅するために、バイアス電流として上記(2)式で示さ
れるエミッタ電流Ie(bias)が流れることにな
る。上記従来の光ディスク装置100は、例えば、前記
LD101をリードパワー発光させるために60mAの
DC電流を流す必要があるとすると、ノイズ低減のため
の高同流重畳電流は60mA以上の振幅、例えば、80
mA程度の振幅が必要になる。
100は、前記OSC121の発振波形を歪まさずに増
幅するために、バイアス電流として上記(2)式で示さ
れるエミッタ電流Ie(bias)が流れることにな
る。上記従来の光ディスク装置100は、例えば、前記
LD101をリードパワー発光させるために60mAの
DC電流を流す必要があるとすると、ノイズ低減のため
の高同流重畳電流は60mA以上の振幅、例えば、80
mA程度の振幅が必要になる。
【0014】このとき、上記従来の光ディスク装置10
0は、波形を歪まさないために、上記高周波増幅回路1
04のトランジスタTrのエミッタに少なくとも高周波
重畳振幅の半分、例えば、40mA以上のバイアス電流
を流しておかねばならず、消費電力がかなり大きくなっ
てしまうという問題がある。
0は、波形を歪まさないために、上記高周波増幅回路1
04のトランジスタTrのエミッタに少なくとも高周波
重畳振幅の半分、例えば、40mA以上のバイアス電流
を流しておかねばならず、消費電力がかなり大きくなっ
てしまうという問題がある。
【0015】上記従来の光ディスク装置100は、少な
くとも高周波重畳が不要であるとき、即ち、前記スイッ
チ122がoffするデータ記録、消去時は、上記バイ
アス電流を流さないようにするために、一般的には図4
のように構成する。即ち、図4に示すように他の従来の
光ディスク装置200は、データ記録、消去時に高周波
増幅回路104の電源をスイッチ201でoffし、バ
イアス電流が流れないようにする。
くとも高周波重畳が不要であるとき、即ち、前記スイッ
チ122がoffするデータ記録、消去時は、上記バイ
アス電流を流さないようにするために、一般的には図4
のように構成する。即ち、図4に示すように他の従来の
光ディスク装置200は、データ記録、消去時に高周波
増幅回路104の電源をスイッチ201でoffし、バ
イアス電流が流れないようにする。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記他
の従来の光ディスク装置200は、高周波重畳が必要で
ないデータ記録時にも高周波増幅回路104がカップリ
ングコンデンサC2を介して前記LD101に接続され
ている。このため、上記他の従来の光ディスク装置20
0は、APC112、LPC113で制御される書き込
み(ライト)電流が、カップリングコンデンサC2、バ
イアス抵抗Rb1及びRb2、コレクタ抵抗Rcを通っ
て流れてしまい、ライト電流に歪みを発生させる原因と
なってしまう。
の従来の光ディスク装置200は、高周波重畳が必要で
ないデータ記録時にも高周波増幅回路104がカップリ
ングコンデンサC2を介して前記LD101に接続され
ている。このため、上記他の従来の光ディスク装置20
0は、APC112、LPC113で制御される書き込
み(ライト)電流が、カップリングコンデンサC2、バ
イアス抵抗Rb1及びRb2、コレクタ抵抗Rcを通っ
て流れてしまい、ライト電流に歪みを発生させる原因と
なってしまう。
【0017】本発明はこれらの事情に鑑みてなされたも
のであり、DCバイアスが不要で且つデータ記録時のラ
イト電流に影響を与えない光ディスク装置を提供するこ
とを目的とする。
のであり、DCバイアスが不要で且つデータ記録時のラ
イト電流に影響を与えない光ディスク装置を提供するこ
とを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、情
報媒体にデータを記録するか又は、この情報媒体で既に
記録されたデータを再生するためのレーザを発するレー
ザ光源と、ノイズを低減するために、前記レーザ光源を
駆動する駆動電流に対して高周波信号を重畳する高周波
発振源及び高周波増幅回路と、を有する光ディスク装置
において、前記高周波増幅回路は、前記情報媒体で既に
記録されたデータを再生する際に、前記高周波発振源か
ら出力される高周波信号を半波整流して増幅することを
特徴としている。また、本発明の請求項2は、請求項1
の光ディスク装置において、前記高周波増幅回路は、ト
ランジスタと、バイアス抵抗と、エミッタ抵抗と、から
構成され、前記バイアス抵抗で決まる前記トランジスタ
のベースバイアス電圧は、前記トランジスタがオンする
電圧よりも低い電位であることを特徴としている。この
構成により、DCバイアスが不要で且つデータ記録時の
ライト電流に影響を与えない光ディスク装置を実現す
る。
報媒体にデータを記録するか又は、この情報媒体で既に
記録されたデータを再生するためのレーザを発するレー
ザ光源と、ノイズを低減するために、前記レーザ光源を
駆動する駆動電流に対して高周波信号を重畳する高周波
発振源及び高周波増幅回路と、を有する光ディスク装置
において、前記高周波増幅回路は、前記情報媒体で既に
記録されたデータを再生する際に、前記高周波発振源か
ら出力される高周波信号を半波整流して増幅することを
特徴としている。また、本発明の請求項2は、請求項1
の光ディスク装置において、前記高周波増幅回路は、ト
ランジスタと、バイアス抵抗と、エミッタ抵抗と、から
構成され、前記バイアス抵抗で決まる前記トランジスタ
のベースバイアス電圧は、前記トランジスタがオンする
電圧よりも低い電位であることを特徴としている。この
構成により、DCバイアスが不要で且つデータ記録時の
ライト電流に影響を与えない光ディスク装置を実現す
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の1
実施の形態を説明する。図1及び図2は本発明の1実施
の形態に係り、図1は本発明の1実施の形態の光ディス
ク装置を示す回路ブロック図、図2は図1の作用を説明
するグラフである。
実施の形態を説明する。図1及び図2は本発明の1実施
の形態に係り、図1は本発明の1実施の形態の光ディス
ク装置を示す回路ブロック図、図2は図1の作用を説明
するグラフである。
【0020】図1に示すように本発明の1実施の形態の
光ディスク装置1は、図示しない情報媒体にデータを記
録するか又は、この情報媒体で既に記録されたデータを
再生するためのレーザを発するレーザダイオード(L
D)2と、このLD2を制御駆動するレーザパワーコン
トロールブロック3と、前記LD2を駆動する駆動電流
に高周波信号を重畳する高周波発振源4及び高周波増幅
回路5とから、主に構成されている。
光ディスク装置1は、図示しない情報媒体にデータを記
録するか又は、この情報媒体で既に記録されたデータを
再生するためのレーザを発するレーザダイオード(L
D)2と、このLD2を制御駆動するレーザパワーコン
トロールブロック3と、前記LD2を駆動する駆動電流
に高周波信号を重畳する高周波発振源4及び高周波増幅
回路5とから、主に構成されている。
【0021】前記レーザパワーコントロールブロック3
は、前記LD2の出射光量をモニタするモニタフォトダ
イオードPD11と、このモニタPD11の出力を測定
して一定になるように前記LD2の電流をコントロール
するAPC12と、前記LD2の発光パワーを指示する
LPC13とから構成されている。尚、V1,V2は、
それぞれLD2,モニタPD11の直流電源である。
は、前記LD2の出射光量をモニタするモニタフォトダ
イオードPD11と、このモニタPD11の出力を測定
して一定になるように前記LD2の電流をコントロール
するAPC12と、前記LD2の発光パワーを指示する
LPC13とから構成されている。尚、V1,V2は、
それぞれLD2,モニタPD11の直流電源である。
【0022】前記LD2の発光パワーは、殆どが図示し
ない光ディスクに入射するが、一部は前記モニタPD1
1に入射する。このモニタPD11に入射する光の量
は、前記LD2の発光パワーに比例する。このため、前
記モニタPD11に流れる電流も、前記LD2の発光パ
ワーに比例する。
ない光ディスクに入射するが、一部は前記モニタPD1
1に入射する。このモニタPD11に入射する光の量
は、前記LD2の発光パワーに比例する。このため、前
記モニタPD11に流れる電流も、前記LD2の発光パ
ワーに比例する。
【0023】そして、前記レーザパワーコントロールブ
ロック3は、前記モニタPD11の電流を前記APC1
2にて測定し、一定に保つように前記LD2の電流を制
御することで、前記LD2の発光パワーを安定させてい
る。
ロック3は、前記モニタPD11の電流を前記APC1
2にて測定し、一定に保つように前記LD2の電流を制
御することで、前記LD2の発光パワーを安定させてい
る。
【0024】前記高周波発振源4及び前記高周波増幅回
路5は、上述のAPC(オートパワーコントロール)ル
ープによって一定光量で発光しているLD2に対して、
外部から高周波信号を重畳するようになっている。
路5は、上述のAPC(オートパワーコントロール)ル
ープによって一定光量で発光しているLD2に対して、
外部から高周波信号を重畳するようになっている。
【0025】前記高周波発振源4は、高周波発振器(O
SC)21と、スイッチ22とから構成されている。高
周波重畳が必要なのは読み取り(リード)時のみなの
で、前記スイッチ22は、リード時のみonし、前記O
SC21の発振信号を前記高周波増幅回路5に入力する
ようになっている。
SC)21と、スイッチ22とから構成されている。高
周波重畳が必要なのは読み取り(リード)時のみなの
で、前記スイッチ22は、リード時のみonし、前記O
SC21の発振信号を前記高周波増幅回路5に入力する
ようになっている。
【0026】前記高周波増幅回路5は、前記OSC21
からの信号をACカップリングするコンデンサC1と、
バイアス抵抗Rb1及びRb2と、トランジスタTr
と、エミッタ抵抗Reとから構成されている。
からの信号をACカップリングするコンデンサC1と、
バイアス抵抗Rb1及びRb2と、トランジスタTr
と、エミッタ抵抗Reとから構成されている。
【0027】ここで、(1)式で求められるトランジス
タTrのバイアス電圧Vbは、トランジスタTrがon
する電圧Vbeよりも若干低い電圧、例えば0.6V程
度(トランジスタTrの特性によって最適値は異なり、
0.5〜0.7V程度)になるように、バイアス抵抗R
b1,Rb2の抵抗値を決めておく。 Vb=(Rb2/(Rb1+Rb2))・Vcc …(1) Vb<Vbe …(3) 尚、Vccは、読込(リード)時の直流電源である。
タTrのバイアス電圧Vbは、トランジスタTrがon
する電圧Vbeよりも若干低い電圧、例えば0.6V程
度(トランジスタTrの特性によって最適値は異なり、
0.5〜0.7V程度)になるように、バイアス抵抗R
b1,Rb2の抵抗値を決めておく。 Vb=(Rb2/(Rb1+Rb2))・Vcc …(1) Vb<Vbe …(3) 尚、Vccは、読込(リード)時の直流電源である。
【0028】このように構成した高周波増幅回路5に、
前記OSC21の発振を入力する。前記OSC21で発
生させた数百MHzの発振は、前記コンデンサC1でA
Cカップリングされ、前記高周波増幅回路5の入力信号
iinとなる。
前記OSC21の発振を入力する。前記OSC21で発
生させた数百MHzの発振は、前記コンデンサC1でA
Cカップリングされ、前記高周波増幅回路5の入力信号
iinとなる。
【0029】ここで、図2に、入力信号iinと、この
入力信号iinによるベース電圧変動vin、Vb、V
be、更にトランジスタTrで増幅された出力電流i
outの関係を示す。先ず、スイッチ22がoffし、
発振信号が未入力のときはトランジスタTrのベース電
圧はVbであり、(3)式のようにトランジスタTrが
onする電圧Vbeよりも低いため、トランジスタTr
に出力電流ioutは流れない。
入力信号iinによるベース電圧変動vin、Vb、V
be、更にトランジスタTrで増幅された出力電流i
outの関係を示す。先ず、スイッチ22がoffし、
発振信号が未入力のときはトランジスタTrのベース電
圧はVbであり、(3)式のようにトランジスタTrが
onする電圧Vbeよりも低いため、トランジスタTr
に出力電流ioutは流れない。
【0030】次に、スイッチ22がonし、発振信号を
入力した場合を考える。入力信号iinを、トランジス
タTrに流れるベース電流ib成分とバイアス抵抗R
b1,Rb2に流れるibias成分に分けて考え、バ
イアス抵抗Rb1、Rb2の合成抵抗をRbとし、トラ
ンジスタTrの電流増幅率をhfeとすると、 iin=ib+ibias …(4) Rb=Rb1//Rb2 …(5) ベース電圧に着目して、 ib・(hfe+1)・Re=Rb・ibias ibias=Ib・(hfe+1)・Re/Rb …(6) (4)、(6)式より、 iin=ib(hfe+1)・Re/Rb+ib =ib{(hfe+1)・Re/Rb+1} …(7) ベース電流ibのhfe倍が出力電流ioutなので、 iout=ib・hfe …(8) (7)、(8)式より、 iin=iout・{(hfe+1)・Re/Rb+1}/hfe iout/iin=hfe/{(hfe+1)・Re/Rb+1} …(9) 前記高周波増幅回路5のゲインは(9)式で決まる。
尚、上記ゲインはトランジスタTrをA級動作させi
inを理想的に増幅した場合のゲインなので、図2に示
すioutの点線まで合めた時のゲインである。実際に
は、ベース電圧Vb+vinがVbe以下のときトラン
ジスタTrがonせず、Vbeを超えた時のみ(9)式
が成立するので、ioutは実線のようになる。
入力した場合を考える。入力信号iinを、トランジス
タTrに流れるベース電流ib成分とバイアス抵抗R
b1,Rb2に流れるibias成分に分けて考え、バ
イアス抵抗Rb1、Rb2の合成抵抗をRbとし、トラ
ンジスタTrの電流増幅率をhfeとすると、 iin=ib+ibias …(4) Rb=Rb1//Rb2 …(5) ベース電圧に着目して、 ib・(hfe+1)・Re=Rb・ibias ibias=Ib・(hfe+1)・Re/Rb …(6) (4)、(6)式より、 iin=ib(hfe+1)・Re/Rb+ib =ib{(hfe+1)・Re/Rb+1} …(7) ベース電流ibのhfe倍が出力電流ioutなので、 iout=ib・hfe …(8) (7)、(8)式より、 iin=iout・{(hfe+1)・Re/Rb+1}/hfe iout/iin=hfe/{(hfe+1)・Re/Rb+1} …(9) 前記高周波増幅回路5のゲインは(9)式で決まる。
尚、上記ゲインはトランジスタTrをA級動作させi
inを理想的に増幅した場合のゲインなので、図2に示
すioutの点線まで合めた時のゲインである。実際に
は、ベース電圧Vb+vinがVbe以下のときトラン
ジスタTrがonせず、Vbeを超えた時のみ(9)式
が成立するので、ioutは実線のようになる。
【0031】ioutの有効振幅Ioutは、ベース電
圧変動vinとVb、Vbeの比から、以下のように導
出する。 vin=iin・{Rb//(hfe+1)Re} …(10) vin:{vin−(Vbe−Vb)}=iin:Iout Iout=[iin・{vin−(Vbe−Vb)}=vin …(11 ) (10)、(11)式より、 Iout=iin−(Vbe−Vb)/{Rb//(hfe+1)・Re}] …(12) 前記LD2の重畳される出力電流ioutの有効振幅I
outは、(12)式で決まる。
圧変動vinとVb、Vbeの比から、以下のように導
出する。 vin=iin・{Rb//(hfe+1)Re} …(10) vin:{vin−(Vbe−Vb)}=iin:Iout Iout=[iin・{vin−(Vbe−Vb)}=vin …(11 ) (10)、(11)式より、 Iout=iin−(Vbe−Vb)/{Rb//(hfe+1)・Re}] …(12) 前記LD2の重畳される出力電流ioutの有効振幅I
outは、(12)式で決まる。
【0032】このように構成することで、本実施の形態
の光ディスク装置1は、高周波発振器(OSC)21の
発振の半分のみ増幅するので、トランジスタTrにバイ
アス電流を流すことなしに、LD2へ高周波重畳電流を
流すことができる。これにより、本実施の形態の光ディ
スク装置1は、消費電力を少なくすることができる。
の光ディスク装置1は、高周波発振器(OSC)21の
発振の半分のみ増幅するので、トランジスタTrにバイ
アス電流を流すことなしに、LD2へ高周波重畳電流を
流すことができる。これにより、本実施の形態の光ディ
スク装置1は、消費電力を少なくすることができる。
【0033】また、本実施の形態の光ディスク装置1
は、高周波重畳が不要なデータ記録、消去時に、高周波
発振源4をoffしても、LD2と高周波増幅回路5の
接続がカットオフしているトランジスタTrのコレクタ
で遮断され、LD2から高周波増幅回路5をみるとハイ
インピーダンスとなるので、書き込み(ライト)電流が
高周波増幅回路5に漏れ込むこともない。これにより、
本実施の形態の光ディスク装置1は、書き込み(ライ
ト)電流の歪みを防止することができる。
は、高周波重畳が不要なデータ記録、消去時に、高周波
発振源4をoffしても、LD2と高周波増幅回路5の
接続がカットオフしているトランジスタTrのコレクタ
で遮断され、LD2から高周波増幅回路5をみるとハイ
インピーダンスとなるので、書き込み(ライト)電流が
高周波増幅回路5に漏れ込むこともない。これにより、
本実施の形態の光ディスク装置1は、書き込み(ライ
ト)電流の歪みを防止することができる。
【0034】尚、本発明は、上記した実施の形態にのみ
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0035】[付記]
(付記項1) 情報媒体にデータを記録するか又は、こ
の情報媒体で既に記録されたデータを再生するためのレ
ーザを発するレーザ光源と、ノイズを低減するために、
前記レーザ光源を駆動する駆動電流に対して高周波信号
を重畳する高周波発振源及び高周波増幅回路と、を有す
る光ディスク装置において、前記高周波増幅回路は、前
記情報媒体で既に記録されたデータを再生する際に、前
記高周波発振源から出力される高周波信号を半波整流し
て増幅することを特徴とする光ディスク装置。
の情報媒体で既に記録されたデータを再生するためのレ
ーザを発するレーザ光源と、ノイズを低減するために、
前記レーザ光源を駆動する駆動電流に対して高周波信号
を重畳する高周波発振源及び高周波増幅回路と、を有す
る光ディスク装置において、前記高周波増幅回路は、前
記情報媒体で既に記録されたデータを再生する際に、前
記高周波発振源から出力される高周波信号を半波整流し
て増幅することを特徴とする光ディスク装置。
【0036】(付記項2) 前記高周波増幅回路は、ト
ランジスタと、バイアス抵抗と、エミッタ抵抗と、から
構成され、前記バイアス抵抗で決まる前記トランジスタ
のベースバイアス電圧は、前記トランジスタがオンする
電圧よりも低い電位であることを特徴とする請求項1に
記載の光ディスク装置。
ランジスタと、バイアス抵抗と、エミッタ抵抗と、から
構成され、前記バイアス抵抗で決まる前記トランジスタ
のベースバイアス電圧は、前記トランジスタがオンする
電圧よりも低い電位であることを特徴とする請求項1に
記載の光ディスク装置。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、D
Cバイアスが不要で且つデータ記録時のライト電流に影
響を与えない光ディスク装置を実現できる。
Cバイアスが不要で且つデータ記録時のライト電流に影
響を与えない光ディスク装置を実現できる。
【図1】本発明の1実施の形態の光ディスク装置を示す
回路ブロック図
回路ブロック図
【図2】図1の作用を説明するグラフ
【図3】従来の光ディスク装置を示す回路ブロック図
【図4】他の従来の光ディスク装置を示す回路ブロック
図
図
1 …光ディスク装置
2 …レーザダイオード(LD)
3 …レーザパワーコントロールブロック
4 …高周波発振源
5 …高周波増幅回路
11 …モニタフォトダイオード(PD)
12 …APC
13 …LPC
21 …高周波発振器(OSC)
22 …スイッチ
Claims (2)
- 【請求項1】 情報媒体にデータを記録するか又は、こ
の情報媒体で既に記録されたデータを再生するためのレ
ーザを発するレーザ光源と、ノイズを低減するために、
前記レーザ光源を駆動する駆動電流に対して高周波信号
を重畳する高周波発振源及び高周波増幅回路と、を有す
る光ディスク装置において、 前記高周波増幅回路は、前記情報媒体で既に記録された
データを再生する際に、前記高周波発振源から出力され
る高周波信号を半波整流して増幅することを特徴とする
光ディスク装置。 - 【請求項2】 前記高周波増幅回路は、トランジスタ
と、バイアス抵抗と、エミッタ抵抗と、から構成され、 前記バイアス抵抗で決まる前記トランジスタのベースバ
イアス電圧は、前記トランジスタがオンする電圧よりも
低い電位であることを特徴とする請求項1に記載の光デ
ィスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001205115A JP2003022557A (ja) | 2001-07-05 | 2001-07-05 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001205115A JP2003022557A (ja) | 2001-07-05 | 2001-07-05 | 光ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003022557A true JP2003022557A (ja) | 2003-01-24 |
Family
ID=19041483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001205115A Withdrawn JP2003022557A (ja) | 2001-07-05 | 2001-07-05 | 光ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003022557A (ja) |
-
2001
- 2001-07-05 JP JP2001205115A patent/JP2003022557A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081007 |