JP2003022536A - 光ディスクの再生方法及び光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスクの再生方法及び光ディスク再生装置

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JP2003022536A
JP2003022536A JP2001202501A JP2001202501A JP2003022536A JP 2003022536 A JP2003022536 A JP 2003022536A JP 2001202501 A JP2001202501 A JP 2001202501A JP 2001202501 A JP2001202501 A JP 2001202501A JP 2003022536 A JP2003022536 A JP 2003022536A
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tracking
optical disk
focus
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Masahiro Mori
雅弘 森
Hideo Kobayashi
英男 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクが挿入されてから再生可能なスタ
ンバイ状態となるまでの時間を短縮することができる光
ディスクの再生方法を提供する。 【解決手段】 不揮発性メモリ5に格納されているパラ
メータP0〜P2を読み出すステップS12と、読み出
されたパラメータP0〜P2によって光ディスク1を正
しく再生可能か否かを判断するステップS20と、パラ
メータP0〜P2によって光ディスク1を正しく再生で
きないと判断された場合、光ディスク1に対してフォー
カスサーチ、反射レベル検出、トラッキングエラー信号
振幅測定等を行い、これに基づいて新たなパラメータP
0〜P2を特定するステップS23〜S29と、新たな
パラメータP0〜P2を不揮発性メモリ5に格納するス
テップS31とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスクの再生方
法及び光ディスク再生装置に関し、さらに詳細には、光
ディスクが挿入されてから再生可能なスタンバイ状態と
なるまでの時間を短縮することができる光ディスクの再
生方法及び光ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、デジタルデータを記録するた
めの記録媒体として、CDやDVDに代表される光ディ
スクが多く利用されている。このような光ディスクを再
生するための装置としては、大きく分けて、特定の種類
の光ディスクのみを再生することができるタイプと、複
数の種類の光ディスクを再生することができるタイプに
分類することができる。例えば、一般的なCDプレーヤ
ーはCDのみを再生可能に構成されていることから前者
のタイプに属し、一般的なDVDプレーヤーはCDとD
VDの両方を再生可能に構成されていることから後者の
タイプに属する。
【0003】図4は、前者のタイプの光ディスク再生装
置において、光ディスクが挿入されてからスタンバイ状
態となるまでに行われる一連の動作を概略的に示すフロ
ーチャートである。
【0004】図4に示されるように、まず光ディスク再
生装置に光ディスクが挿入されると(ステップS1)、
装置内の制御回路は、スピンドルモータを駆動して光デ
ィスクを回転させるとともに、ヘッドを駆動して光ディ
スクの記録面にレーザビームを照射する(ステップS
2)。次に、光ディスク再生装置内にあらかじめ記憶さ
れているフォーカス用のパラメータに基づいてレーザビ
ームのフォーカスをオンさせ(ステップS3)、次い
で、同じく光ディスク再生装置内にあらかじめ記憶され
ているトラッキング用のパラメータに基づいてレーザビ
ームのトラッキングをオンさせる(ステップS4)。こ
こで、上記フォーカス用のパラメータ及びトラッキング
用のパラメータは、いずれも、当該光ディスク再生装置
(例えばCDプレーヤー)によって再生可能な種類の光
ディスク(例えばCD)に固有のパラメータである。こ
れにより、光ディスク再生装置は、光ディスクに記録さ
れたデータの読みとりが可能な状態となる。
【0005】このようにして、レーザビームのフォーカ
ス設定及びトラッキング設定が完了すると、装置内の制
御回路は、アドレスの検出やファイル管理情報の読みと
り等からなる初期設定を実行し(ステップS5)、これ
が終了するとスタンバイ状態となる(ステップS6)。
スタンバイ状態は、ユーザからの指示の待ち受け状態で
あり、かかる状態においてユーザより光ディスクの再生
が指示されると、これが開始される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、後者の
タイプの光ディスク再生装置、すなわち、複数の種類の
光ディスクを再生することができるタイプの光ディスク
再生装置(例えばDVDプレーヤー)においては、挿入
される光ディスクの種類(例えばCD又はDVD)によ
って、フォーカスをオンさせるためのパラメータやトラ
ッキングをオンさせるためのパラメータが異なるため、
光ディスクが挿入されてからスタンバイ状態となるまで
に行われる一連の動作中に、挿入された光ディスクの種
類を判別するためのステップが必要不可欠となる。この
ため、後者のタイプの光ディスク再生装置においては、
前者のタイプの光ディスク再生装置と比べて、光ディス
クが挿入されてからスタンバイ状態となるまでに、より
多くの時間が必要となっていた。
【0007】光ディスクの種類を判別するためのこのよ
うなステップは、ユーザが特定の種類の光ディスク(例
えばDVD)を主として利用し、他の種類の光ディスク
(例えばCD)をほとんど利用しないような状況下にお
いても、光ディスクが挿入されるたびに実行されるた
め、このような状況下においては、特にユーザにストレ
スを与える原因となっていた。
【0008】このため、複数の種類の光ディスクを再生
することができるタイプの光ディスク再生装置におい
て、光ディスクが挿入されてからスタンバイ状態となる
までに要する時間を短縮する方法が望まれていた。ま
た、複数の種類の光ディスクを再生することができるタ
イプの光ディスク再生装置であって、光ディスクが挿入
されてからスタンバイ状態となるまでに要する時間が短
縮された光ディスク再生装置が望まれていた。
【0009】したがって、本発明の目的は、光ディスク
が挿入されてから再生可能なスタンバイ状態となるまで
の時間を短縮することができる光ディスクの再生方法を
提供することである。
【0010】また、本発明の他の目的は、光ディスクが
挿入されてから再生可能なスタンバイ状態となるまでの
時間が短縮された光ディスク再生装置を提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
不揮発性メモリに格納されている再生条件を読み出すス
テップと、読み出された前記再生条件によって光ディス
クを正しく再生可能か否かを判断するステップとを備え
る光ディスクの再生方法によって達成される。
【0012】本発明の好ましい実施態様においては、前
記再生条件によって前記光ディスクを正しく再生できな
いと判断された場合、前記光ディスクに対して測定を行
い、これに基づいて新たな再生条件を特定するステップ
をさらに備える。
【0013】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記新たな再生条件を前記不揮発性メモリに格納す
るステップをさらに備える。
【0014】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記再生条件には、少なくともフォーカスに関する
条件及びトラッキングに関する条件が含まれている。
【0015】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記フォーカスに関する条件には少なくともフォー
カスオフセットに関する条件が含まれており、前記トラ
ッキングに関する条件には少なくともトラッキングオフ
セットに関する条件が含まれている。
【0016】本発明の前記目的はまた、再生対象である
光ディスクに対して測定を行い、これに基づいて再生条
件を特定する第1のステップと、前記再生条件を保存す
る第2のステップとを備えることを特徴とする光ディス
クの再生方法によって達成される。
【0017】本発明の好ましい実施態様においては、前
記光ディスクが排出され、次の光ディスクが挿入された
ことに応答して、前記保存された再生条件を読み出す第
3のステップをさらに備える。
【0018】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記読み出された再生条件によって前記次の光ディ
スクを正しく再生可能か否かを判断する第4のステップ
と、正しく再生可能であると判断された場合、前記第1
のステップを実行することなく、スタンバイ状態とする
第5のステップをさらに備える。
【0019】本発明の前記目的はまた、複数の種類の光
ディスクを再生可能な光ディスク再生装置であって、光
ディスクの再生条件を格納する第1の手段と、前記第1
の手段に格納された前記再生条件によって光ディスクを
正しく再生可能か否かを判断する第2の手段と、前記第
2の手段が前記再生条件によって前記光ディスクを正し
く再生できないと判断した場合、前記光ディスクの種類
を判別する第3の手段とを備える光ディスク再生装置に
よって達成される。
【0020】本発明の好ましい実施態様においては、前
記第3の手段により判別された種類に対応する新たな再
生条件を前記第1の手段に格納する第4の手段をさらに
備える。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の好ましい実施態様について詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明の好ましい実施態様にかか
る光ディスク再生装置の主要部を概略的に示す図であ
る。
【0023】図1に示されるように、本実施態様にかか
る光ディスク再生装置は、光ディスク1を回転させるた
めのスピンドルモータ2と、光ディスク1にレーザビー
ムを照射するとともにその反射光を受光するヘッド3
と、スピンドルモータ2及びヘッド3の動作を制御する
コントローラ4と、各種パラメータを保存するための不
揮発性メモリ5と、上記パラメータやその他のデータを
一時的に保存するための揮発性メモリ6と、ヘッド3に
レーザ駆動信号を供給するレーザ駆動回路7と、ヘッド
3にレンズ駆動信号を供給する増幅回路8とを備えてい
る。特に限定されるものではないが、本実施態様にかか
る光ディスク再生装置はDVDプレーヤーであり、光デ
ィスク1としてCDとDVDの両方を再生可能に構成さ
れている。ここで、再生可能なCDとしては、再生専用
のCD(CD−ROM)のみならず、再生可能な情報が
記録されたCD−RやCD−RWを再生することがで
き、同様に、再生可能なDVDとしては、再生専用のD
VD(DVD−ROM)のみならず、再生可能な情報が
記録されたDVD−RやDVD−RWを再生することが
できる。これら再生可能な光ディスク1のうち、CD−
RW及びDVD−RWはいわゆる相変化ディスクであ
り、再生専用のCD等に比べてレーザビームの反射率が
大幅に低いという特徴を有している。
【0024】不揮発性メモリ5については、書き換えが
可能であり、且つ、電源が遮断された後においてもデー
タを保持可能であればその種類は特に制限されず、フラ
ッシュメモリ、EEPROM、FRAM(強誘電体メモ
リ)等の半導体メモリの他、ハードディスクに代表され
る磁気記録媒体等を用いることができる。一方、揮発性
メモリ6については、書き換えが可能であればその種類
は特に制限されず、DRAMやSRAM等の半導体メモ
リを用いることができる。尚、これら不揮発性メモリ5
及び揮発性メモリ6については、コントローラ4と別個
の部品である必要はなく、コントローラ4内に組み込ま
れていても構わない。
【0025】さらに、図1に示されるように、コントロ
ーラ4にはフォーカスサーボ追従回路9、トラッキング
サーボ追従回路10、サーボ状態検知回路11及びレー
ザコントロール回路12が含まれている。フォーカスサ
ーボ追従回路9が活性化すると、回転している光ディス
ク1の記録面にフォーカスがかかった状態となり、トラ
ッキングサーボ追従回路10が活性化すると、光ディス
ク1の偏芯している信号トラックに対して、レーザビー
ムのスポットが自動追従状態となる。また、サーボ状態
検知回路11は、ヘッド3からフォーカスサーボ追従回
路9やトラッキングサーボ追従回路10への入力信号が
許容範囲内かどうか、又は、レーザ駆動回路7により供
給されるレーザ駆動信号の駆動電流や、レンズ駆動回路
8により供給されるレンズ駆動信号の駆動電流が許容値
を超えているかどうかを検知する回路である。さらに、
レーザコントロール回路12は、温度環境が変わっても
常に一定のレーザパワーとなるように、レーザ駆動回路
7により供給されるレーザ駆動信号の駆動電流をコント
ロールする回路である。
【0026】また、フォーカスサーボ追従回路9及びト
ラッキングサーボ追従回路10には、フォーカスゲイン
を自動調整するためのオートゲインコントロール機能及
びトラッキングゲインを自動調整するためのオートゲイ
ンコントロール機能がそれぞれ備えられている。
【0027】尚、これらフォーカスサーボ追従回路9、
トラッキングサーボ追従回路10、サーボ状態検知回路
11及びレーザコントロール回路12については、コン
トローラ4内に組み込まれた回路である必要はなく、コ
ントローラ4と別個の部品であっても構わない。さら
に、これらは物理的な回路である必要はなく、コントロ
ーラ4内で実行されるソフトウェアであっても構わな
い。
【0028】次に、本実施態様にかかる光ディスク再生
装置を用いた光ディスクの再生方法について説明する。
【0029】図2は、本実施態様にかかる光ディスク再
生装置を用いた光ディスクの再生方法を概略的に示すフ
ローチャートである。
【0030】図2に示されるように、まず光ディスク再
生装置に光ディスクが挿入されると(ステップS1
1)、まずコントローラ4は、不揮発性メモリ5に格納
されている各種パラメータを読み出す(ステップS1
2)。以下に詳述するが、不揮発性メモリ5に格納され
ている各種パラメータには、レーザ波長を決定するため
のパラメータP0、フォーカスゲインを決定するための
パラメータP1及びトラッキングゲインを決定するため
のパラメータP2が含まれている。
【0031】上記パラメータの読み出しが完了すると、
コントローラ4はスピンドルモータ2を駆動して光ディ
スク1を回転させるとともに、レーザ駆動回路7により
ヘッド3を駆動して、ステップS12において読み出し
たパラメータP0〜P2のうち、レーザ波長を決定する
ためのパラメータP0に基づき選択された波長を有する
レーザビームを光ディスク1の記録面に照射する(ステ
ップS13)。本実施態様においては、レーザ波長には
CD系(CD−ROM、CD−R、CD−RW)に用い
られる波長と、DVD系(DVD−ROM、DVD−
R、DVD−RW、DVD−RAM)に用いられる波長
の2種類があり、前者は約780nmであり後者は約6
50nmである。その後、コントローラ4は、レンズ駆
動回路8によりヘッド3をホームポジションに移動させ
る(ステップS14)。
【0032】次に、コントローラ4は、フォーカスサー
チを行い、これによりフォーカス位置を決定する(ステ
ップS15)。かかるフォーカスサーチにおいては、レ
ンズ駆動回路8による制御のもと、ヘッド3が光ディス
ク1の記録面に対して垂直方向に駆動され、これによ
り、ヘッド3の垂直方向の位置が決定される。
【0033】次に、コントローラ4は、ステップS12
において読み出したパラメータP0〜P2のうち、フォ
ーカスゲインを決定するためのパラメータP1に基づい
てフォーカスゲインを設定する(ステップS16)。こ
こで、フォーカスゲインとは、フォーカスエラー信号に
基づいて、光ディスク1の記録面にレーザービームを自
動追従させるための、レンズ駆動回路8の増幅率をい
い、特に限定されるものではないが、ステップS16に
おいてはパラメータP1に基づき、「High」及び
「Low」のいずれかのゲインが選択される。フォーカ
スゲインを「High」に設定する必要がある光ディス
ク1としては、レーザビームの反射率が低いタイプのデ
ィスクが該当し、具体的には、CD−RWやDVD−R
W、DVD−RAM等の相変化ディスクが該当する。一
方、フォーカスゲインを「Low」に設定する必要があ
る光ディスク1としては、レーザビームの反射率が高い
タイプのディスクが該当し、具体的には、CD−ROM
やDVD−ROM等の記録されるべき情報に対応してあ
らかじめ形成されたピットを有するスタンパを用いて製
造される再生専用ディスクや、CD−RやDVD−R等
の色素層を有する書き込み可能なディスクが該当する。
【0034】このようにして、フォーカスサーチ(ステ
ップS15)及びフォーカスゲインの設定(ステップS
16)が完了すると、コントローラ4は、フォーカスサ
ーボ追従回路9を活性化させる。すなわち、フォーカス
をオンさせる(ステップS17)。これにより、回転し
ている光ディスク1の記録面にフォーカスがかかった状
態となる。尚、フォーカスサーボ追従回路9が活性化す
ると、フォーカスゲインはオートゲインコントロール機
能により自動調整される。
【0035】次に、コントローラ4は、ステップS12
において読み出したパラメータP0〜P2のうち、トラ
ッキングゲインを決定するためのパラメータP2に基づ
いてトラッキングゲインを設定する(ステップS1
8)。特に限定されるものではないが、ステップS18
においてはパラメータP2に基づき、「High」及び
「Low」のいずれかのゲインが選択される。トラッキ
ングゲインを「High」に設定する必要がある光ディ
スク1としては、トラッキングエラー信号振幅の小さい
タイプのディスクが該当し、プッシュプル方式等の一般
的な光学検出系においてはDVD−RWが該当する。一
方、トラッキングゲインを「Low」に設定する必要が
ある光ディスク1としては、トラッキングエラー信号振
幅の大きいタイプのディスクが該当し、具体的には、C
D−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、
DVD−R、DVD−RAM等が該当する。
【0036】このようにして、トラッキングゲインの設
定(ステップS18)が完了すると、コントローラ4
は、トラッキングサーボ追従回路10を活性化させる。
すなわち、トラッキングをオンさせる(ステップS1
9)。これにより、偏芯している信号トラックに対し
て、レーザビームのスポットが自動追従状態となる。
尚、トラッキングサーボ追従回路10が活性化すると、
トラッキングゲインはオートゲインコントロール機能に
より自動調整される。
【0037】以上のようなステップS12において読み
出したパラメータP0〜P2を用いた各種設定動作の過
程で、コントローラ4は、常にサーボ状態検知回路11
を活性化させておき、サーボ状態検知回路11が何らか
のエラーを検知したか否かを判断するとともに、光ディ
スク1からデータの読み出しが正常に行えるか否かを判
断する(ステップS20)。
【0038】その結果、エラーが発生せず、且つ、デー
タの読み出しが正常に行える場合には、コントローラ4
は、適切なフォーカシング及び適切なトラッキングが行
われていると判断し、アドレスの検出やファイル管理情
報の読みとり等からなる初期設定を実行し(ステップS
21)、これが終了するとスタンバイ状態となる(ステ
ップS22)。一方、ステップS20において、適切な
フォーカシング及び/又は適切なトラッキングが行われ
ていないと判断されれば、コントローラ4は、以下に説
明する一連のステップを実行する。
【0039】ここで、適切なフォーカシング及び適切な
トラッキングが行われていると判断されるのは、不揮発
性メモリ5から読み出されたパラメータP0〜P2が、
挿入されている光ディスク1の種類に合致しているケー
スであり、例えば、不揮発性メモリ5に格納されていた
各種パラメータがCD−ROM(又はCD−R)に対応
するパラメータであって、挿入されている光ディスク1
がCD−ROM(又はCD−R)であるケースがある。
この場合、コントローラ4は、挿入されている光ディス
ク1に格納されているデータを正常に読み出すことが可
能となる。逆に、適切なフォーカシング及び/又は適切
なトラッキングが行われていないと判断されるのは、不
揮発性メモリ5から読み出されたパラメータP0〜P2
が、挿入されている光ディスク1の種類に合致していな
いケースであり、例えば、不揮発性メモリ5に格納され
ていた各種パラメータがDVD−Rに対応するパラメー
タであり、挿入されている光ディスク1がCD−RWで
あるケースがある。この場合、コントローラ4は、挿入
されている光ディスク1に格納されているデータを正常
に読み出すことができない。
【0040】ステップS20においてサーボ状態検知回
路11が何らかのエラーを検知するか、又は、データの
読み出しが正常に行えないことにより、適切なフォーカ
シング及び/又は適切なトラッキングが行われていない
と判断されると、コントローラ4は、フォーカスサーチ
をやり直す(ステップS23)。かかるフォーカスサー
チにおいては、コントローラ4による制御のもと、ヘッ
ド3が光ディスク1の記録面に対して垂直方向に駆動さ
れる。
【0041】上記フォーカスサーチにおいては、現在選
択されているレーザ波長、すなわち、パラメータP0に
基づいて選択されたレーザ波長によってフォーカスサー
チを行い、ヘッド3から有効なフォトダイオード検出信
号が得られない場合には、異なるレーザ波長によってフ
ォーカスサーチを再度行う。このようにして、ヘッド3
から有効なフォトダイオード検出信号が得られると、こ
のとき用いたレーザ波長を示すデジタルデータをパラメ
ータP0として揮発性メモリ6に一時的に格納する。
【0042】かかるフォーカスサーチにおいて、コント
ローラ4は、光ディスク1の反射レベルの検出を行い
(ステップS24)、さらに、フォーカスゲインの設定
を行う(ステップS25)。上述のとおり、光ディスク
1には、レーザビームの反射率が低いタイプのディスク
(CD−RW、DVD−RW、DVD−RAM)とレー
ザビームの反射率が高いタイプのディスク(CD−RO
M、CD−R、DVD−ROM、DVD−R)があり、
かかるフォーカスゲインの設定(ステップS25)にお
いては、ステップS24において検出された反射レベル
に基づき、適切なフォーカスゲインが選択され、設定さ
れる。特に限定されるものではないが、ステップS25
においては、ステップS24において検出された反射レ
ベルが所定値以下であれば、フォーカスゲインとして
「High」が選択され、ステップS24において検出
された反射レベルが所定値を超えていれば、フォーカス
ゲインとして「Low」が選択される。また、コントロ
ーラ4は、かかるフォーカスゲイン設定によって選択さ
れたフォーカスゲインを示すデジタルデータをパラメー
タP1として揮発性メモリ6に一時的に格納する。
【0043】このようにして、フォーカスゲインの設定
(ステップS25)が完了すると、コントローラ4は、
フォーカスサーボ追従回路9を活性化させる。すなわ
ち、フォーカスをオンさせる(ステップS26)。これ
により、回転している光ディスク1の記録面にフォーカ
スがかかった状態となる。上述のとおり、フォーカスサ
ーボ追従回路9が活性化すると、フォーカスゲインはオ
ートゲインコントロール機能により自動調整される。
【0044】次に、コントローラ4は、トラッキングエ
ラー信号振幅の測定を行い(ステップS27)、さら
に、トラッキングゲインの設定を行う(ステップS2
8)。上述のとおり、光ディスク1には、上述のとお
り、トラッキングエラー信号振幅の小さいタイプのディ
スクとトラッキングエラー信号振幅の大きいタイプのデ
ィスクがあり、かかるトラッキングゲインの設定(ステ
ップS28)においては、ステップS27において得ら
れたトラッキングエラー信号振幅に基づき、適切なトラ
ッキングゲインが選択され、設定される。特に限定され
るものではないが、ステップS28においては、ステッ
プS27において検出されたトラッキングエラー信号振
幅が所定値以下であれば、トラッキングゲインとして
「High」が選択され、ステップS27において検出
されたトラッキングエラー信号振幅が所定値を超えてい
れば、トラッキングゲインとして「Low」が選択され
る。また、コントローラ4は、かかるトラッキングゲイ
ン設定によって決定されたトラッキングゲインを示すデ
ジタルデータをパラメータP2として揮発性メモリ6に
一時的に格納する。
【0045】このようにしてトラッキングゲインの設定
(ステップS28)が完了すると、コントローラ4は、
トラッキングサーボ追従回路10を活性化させる。すな
わち、トラッキングをオンさせる(ステップS29)。
これにより、偏芯している信号トラックに対して、レー
ザビームのスポットが自動追従状態となる。上述のとお
り、トラッキングサーボ追従回路10が活性化すると、
トラッキングゲインはオートゲインコントロール機能に
より自動調整される。
【0046】以上のようにして、フォーカスサーボ追従
回路9及びトラッキングサーボ追従回路10の活性化が
完了すると、コントローラ4は、上述した初期設定を実
行し(ステップS21)、これが終了するとスタンバイ
状態となる(ステップS22)。上述のとおり、スタン
バイ状態は、ユーザからの指示の待ち受け状態であり、
かかる状態においてユーザより光ディスク1の再生が指
示されると、これが開始される。
【0047】そして、ユーザから光ディスク1の排出が
指示されると(ステップS30)、コントローラ4は、
揮発性メモリ6に格納されているパラメータP0〜P2
を読み出して、これらを不揮発性メモリ5に書き込み
(ステップS31)、その後、光ディスク1を排出する
(ステップS32)。但し、揮発性メモリ6にパラメー
タP0〜P2が格納されていない場合、すなわち、ステ
ップS20において適切なフォーカシング及び適切なト
ラッキングが行われていると判断された場合にあって
は、不揮発性メモリ5への書き込み(ステップS31)
は省略される。
【0048】以上により、不揮発性メモリ5には、直前
に再生された光ディスク1の種類に対応するパラメータ
P0〜P2が格納されることになるので、次に同種の光
ディスク1を再生する場合には、不揮発性メモリ5に格
納されているパラメータP0〜P2を利用することがで
き(ステップS23〜ステップS29を省略することが
でき)、速やかにスタンバイ状態とすることができる。
特に、ユーザが特定の種類の光ディスク1を主として利
用し、他の種類の光ディスクをほとんど利用しないよう
な状況下においては、ほとんどの場合においてステップ
S23〜ステップS29が省略されるので、ユーザに与
えるストレスを低減することが可能となる。
【0049】このように、本実施態様においては、直前
に再生された光ディスク1の種類に対応するパラメータ
P0〜P2を不揮発性メモリ5に格納していることか
ら、光ディスク1が挿入されてから再生可能なスタンバ
イ状態となるまでの時間を短縮することが可能となる。
【0050】次に、本発明の好ましい他の実施態様につ
いて説明する。
【0051】本実施態様は、光ディスク1の再生のみな
らず、光ディスク1に対するデータの記録を行うことが
できる光ディスク記録/再生装置に本発明を適用した例
である。本実施態様にかかる光ディスク記録/再生装置
の構成は、図1に示した光ディスク再生装置の構成と同
様であるが、本実施態様にかかる光ディスク記録/再生
装置では、光ディスク1に対するデータの記録を正確に
行うため、フォーカスに関する設定及びトラッキングに
関する設定がより厳密に行われる点において、上記実施
態様にかかる光ディスク再生装置と異なっている。尚、
本実施態様においてレーザコントロール回路12は、再
生時においては、上述のとおり温度環境が変わっても常
に一定のレーザパワーとなるようにレーザ駆動信号の駆
動電流をコントロールするとともに、記録時において
は、ディスク特性に適応したレーザパルスが生成される
ようにレーザ駆動信号の駆動電流をコントロールする。
【0052】次に、本実施態様にかかる光ディスク記録
/再生装置を用いた光ディスクの記録/再生方法につい
て説明する。
【0053】図3は、本実施態様にかかる光ディスク記
録/再生装置を用いた光ディスクの記録/再生方法を概
略的に示すフローチャートである。図3においては、図
2に示したステップと同じステップには同じ符号が付さ
れている。
【0054】図3に示されるように、まず光ディスク再
生装置に光ディスクが挿入されると(ステップS1
1)、まずコントローラ4は、不揮発性メモリ5に格納
されている各種パラメータを読み出す(ステップS1
2)。本実施態様においては、不揮発性メモリ5に格納
されている各種パラメータには、レーザ波長を決定する
ためのパラメータP0、フォーカスゲインを決定するた
めのパラメータP1及びトラッキングゲインを決定する
ためのパラメータP2に加えて、トラッキングオフセッ
ト量を決定するためのパラメータP3及びフォーカスオ
フセット量を決定するためのパラメータP4が含まれて
いる。
【0055】上記パラメータの読み出しが完了すると、
コントローラ4はスピンドルモータ2を駆動して光ディ
スク1を回転させるとともに、ヘッド3を駆動して、ス
テップS12において読み出したパラメータP0〜P4
のうち、レーザ波長を決定するためのパラメータP0に
基づき選択された波長を有するレーザビームを光ディス
ク1の記録面に照射する(ステップS13)。その後、
コントローラ4は、レンズ駆動回路8によりヘッド3を
ホームポジションに移動させる(ステップS14)。
【0056】次に、コントローラ4は、上記実施態様と
同様、フォーカスサーチを行うとともに(ステップS1
5)、フォーカスゲインを決定するためのパラメータP
1に基づいてフォーカスゲインを設定し(ステップS1
6)、次に、フォーカスサーボ追従回路9を活性化させ
る。すなわち、フォーカスをオンさせる(ステップS1
7)。これにより、回転している光ディスク1の記録面
にフォーカスがかかった状態となり、オートゲインコン
トロール機能によりフォーカスゲインが自動調整され
る。
【0057】次に、コントローラ4は、上記実施態様と
同様、トラッキングゲインを決定するためのパラメータ
P2に基づいてトラッキングゲインを決定する(ステッ
プS18)。
【0058】このようにして、トラッキングゲインの決
定(ステップS18)が完了すると、コントローラ4
は、ステップS12において読み出したパラメータP0
〜P4のうち、トラッキングオフセット量を決定するた
めのパラメータP3に基づいてトラッキングオフセット
調整を行う(ステップS33)。
【0059】そして、コントローラ4は、トラッキング
サーボ追従回路10を活性化させる。すなわち、トラッ
キングをオンさせる(ステップS19)。これにより、
偏芯している信号トラックに対して、レーザビームのス
ポットが自動追従可能な状態となり、オートゲインコン
トロール機能によりトラッキングゲインが自動調整され
る。
【0060】さらに、コントローラ4は、ステップS1
2において読み出したパラメータP0〜P4のうち、フ
ォーカスオフセット量を決定するためのパラメータP4
に基づいてフォーカスオフセット調整を行う(ステップ
S34)。
【0061】以上のようにして、ステップS12におい
て読み出したパラメータP0〜P4を用いた各種設定動
作の過程で、コントローラ4は、上記実施態様と同様、
常にサーボ状態検知回路11を活性化させておき、サー
ボ状態検知回路11が何らかのエラーを検知したか否か
を判断するとともに、光ディスク1からデータの読み出
しが正常に行えるか否かを判断する(ステップS2
0)。
【0062】その結果、エラーが発生せず、且つ、デー
タの読み出しが正常に行える場合には、コントローラ4
は、適切なフォーカシング及び適切なトラッキングが行
われていると判断し、アドレスの検出やファイル管理情
報の読みとり等からなる初期設定を実行し(ステップS
21)、これが終了するとスタンバイ状態となる(ステ
ップS22)。一方、ステップS20において、適切な
フォーカシング及び/又は適切なトラッキングが行われ
ていないと判断されれば、コントローラ4は、以下に説
明する一連のステップを実行する。
【0063】ステップS20においてサーボ状態検知回
路11が何らかのエラーを検知するか、又は、データの
読み出しが正常に行えないことにより、適切なフォーカ
シング及び/又は適切なトラッキングが行われていない
と判断されると、コントローラ4は、上記実施態様と同
様、フォーカスサーチ(ステップS23)、反射レベル
の検出(ステップS24)及びフォーカスゲインの設定
(ステップS25)を行った後、フォーカスサーボ追従
回路9を活性化させる。すなわち、フォーカスをオンさ
せる(ステップS26)。これにより、回転している光
ディスク1の記録面にフォーカスがかかった状態とな
る。尚、上記実施態様と同様、コントローラ4は、フォ
ーカスサーチ(ステップS23)において選択されたレ
ーザ波長を示すデジタルデータをパラメータP0として
揮発性メモリ6に一時的に格納するとともに、フォーカ
スゲイン設定(ステップS25)によって選択されたフ
ォーカスゲインを示すデジタルデータをパラメータP1
として揮発性メモリ6に一時的に格納する。
【0064】さらに、コントローラ4は、上記実施態様
と同様、トラッキングエラー信号振幅の測定(ステップ
S27)を行った後、トラッキングゲインの設定を行う
(ステップS28)。ここでも、上記実施態様と同様、
コントローラ4は、トラッキングゲイン設定(ステップ
S28)によって選択されたトラッキングゲインを示す
デジタルデータをパラメータP2として揮発性メモリ6
に一時的に格納する。
【0065】このようにして、トラッキングゲインの設
定(ステップS28)が完了すると、コントローラ4
は、トラッキングエラー信号に含まれる直流(DC)成
分が0Vとなるよう、コントローラ4の内部にてトラッ
キングエラー信号の直流成分を電気的に調整する。すな
わち、トラッキングオフセット調整を行う(ステップS
35)。また、コントローラ4は、かかるトラッキング
オフセット調整に要したオフセット量を示すデジタルデ
ータをパラメータP3として揮発性メモリ6に一時的に
格納する。
【0066】このようにして、トラッキングオフセット
の調整(ステップS35)が完了すると、コントローラ
4は、トラッキングサーボ追従回路10を活性化させ
る。すなわち、トラッキングをオンさせる(ステップS
29)。これにより、偏芯している信号トラックに対し
て、レーザビームのスポットが自動追従状態となる。こ
の場合、ステップS35においてトラッキングオフセッ
トの調整がされていることから、レーザビームのスポッ
トは、信号トラックのほぼ中心をトレースすることにな
る。
【0067】以上のようにしてトラッキングに関する設
定・調整が完了した後、コントローラ4は、再生信号品
質として、ジッターまたはエラーレートが最良となるよ
うに、コントローラ4の内部にてフォーカスサーボ信号
にオフセット電流を与え、これによりフォーカスサーボ
信号を電気的に調整する。すなわち、フォーカスオフセ
ット調整を行う(ステップS36)。また、コントロー
ラ4は、かかるフォーカスオフセット調整に要したオフ
セット量を示すデジタルデータをパラメータP4として
揮発性メモリ6に一時的に格納する。
【0068】その後は、上記実施態様と同様であり、初
期設定(ステップS21)が行われた後、スタンバイ状
態となる(ステップS22)。上述のとおり、スタンバ
イ状態は、ユーザからの指示の待ち受け状態であり、か
かる状態においてユーザより光ディスク1の再生が指示
されるとこれが開始され、ユーザより光ディスク1への
記録が指示されるとこれが開始される。一般に、光ディ
スク1への記録においては、フォーカス及びトラッキン
グに関してより正確な設定・調整が要求されるが、本実
施態様においては、トラッキングオフセット調整(ステ
ップS33、S35)及びフォーカスオフセット調整
(ステップS34、S36)が行われているため、フォ
ーカス及びトラッキングはより正確に設定・調整され
る。
【0069】そして、ユーザから光ディスク1の排出が
指示されると(ステップS30)、コントローラ4は、
揮発性メモリ6に格納されているパラメータP0〜P4
を読み出して、これらを不揮発性メモリ5に書き込み
(ステップS31)、その後、光ディスク1を排出する
(ステップS32)。但し、揮発性メモリ6にパラメー
タP0〜P4が格納されていない場合、すなわち、ステ
ップS20において適切なフォーカシング及び適切なト
ラッキングが行われていると判断された場合にあって
は、不揮発性メモリ5への書き込み(ステップS31)
は省略される。
【0070】以上により、本実施態様においても、不揮
発性メモリ5には、直前に再生された光ディスク1の種
類に対応するパラメータP0〜P4が格納されることに
なるので、次に同種の光ディスク1を再生する場合に
は、不揮発性メモリ5に格納されているパラメータP0
〜P4を利用することができ(ステップS23〜S2
9、S35、S36を省略することができ)、速やかに
スタンバイ状態とすることができる。特に、光ディスク
記録/再生装置においては、データの記録ができない再
生専用の装置に比べて、光ディスク1が挿入されてから
実行すべき各種設定・調整ステップが多く、このため、
スタンバイ状態となるまでに一般により多くの時間が必
要であるが、本実施態様においては、これら設定・調整
に必要なパラメータP0〜P4が不揮発性メモリ5に格
納されていることから、前回使用した光ディスク1と同
種の光ディスクを再度使用する場合には、速やかにスタ
ンバイ状態とすることができる。
【0071】本発明は、以上の実施態様に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種
々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含
されるものであることはいうまでもない。
【0072】例えば、上記各実施態様においては、ユー
ザより光ディスク1の排出が指示されてから(ステップ
S30)、実際に光ディスク1を排出する(ステップS
32)までの間に、不揮発性メモリ5へのパラメータの
書き込みを行っているが、不揮発性メモリ5へのパラメ
ータの書き込みタイミングはこれに限定されない。例え
ば、スタンバイ状態(ステップS22)においてこれを
実行しても構わないし、光ディスク1の再生(記録)中
にこれを実行しても構わない。さらに、光ディスク1の
排出(ステップS32)後又は排出中にこれを実行して
も構わないし、初期設定(ステップS21)中にこれを
実行しても構わない。
【0073】また、上記各実施態様においては、生成さ
れたパラメータを一旦揮発性メモリ6に格納し、その後
これらを不揮発性メモリ5に格納しているが、各パラメ
ータが生成されるたびに、直接これを不揮発性メモリ5
に格納しても構わない。
【0074】さらに、上記各実施態様においては、光デ
ィスク1が挿入されてから(ステップS11)、光ディ
スク1を回転させレーザビームを照射する(ステップS
13)までの間に、不揮発性メモリ5からのパラメータ
の読み出しを行っているが、不揮発性メモリ5からのパ
ラメータの読み出しタイミングはこれに限定されず、フ
ォーカスゲインの決定(ステップS16)が行われるよ
り前であれば、どのタイミングでかかる読み出しを行っ
ても構わない。したがって、光ディスク1の挿入前に、
かかる読み出しを行っても構わない。
【0075】さらに、上記各実施態様において不揮発性
メモリ5に格納したパラメータは、本発明において格納
すべきパラメータの一例であり、その一部のみを不揮発
性メモリ5に格納しても構わないし、これ以外のパラメ
ータを不揮発性メモリ5に格納しても構わない。
【0076】また、上記各実施態様では、ステップS2
3において、まず、現在選択されているレーザ波長、す
なわち、パラメータP0に基づいて選択されたレーザ波
長によってフォーカスサーチを行っているが、ステップ
S23においては、現在選択されているレーザ波長とは
無関係に、特定のレーザ波長(例えば、780nm)を
選択し、これを用いてフォーカスサーチを行っても構わ
ない。
【0077】さらに、上記各実施態様では、ステップS
12において不揮発性メモリ5に格納されているパラメ
ータを読み出しているが、前回使用した光ディスク1を
排出した後、電源を切断することなく連続して光ディス
ク1を挿入した場合には、ステップS12におけるメモ
リリードを揮発性メモリ6から行っても構わない。
【0078】また、本発明において、手段とは、必ずし
も物理的手段を意味するものではなく、各手段の機能が
ソフトウエアによって実現される場合も包含する。さら
に、一つの手段の機能が二以上の物理的手段により実現
されても、二以上の手段の機能が一つの物理的手段によ
り実現されてもよい。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光ディスクが挿入されてから再生可能なスタンバイ状態
となるまでの時間を短縮することができる光ディスクの
再生方法及び光ディスク再生装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施態様にかかる光ディスク
再生装置の主要部を概略的に示す図である。
【図2】本発明の好ましい実施態様にかかる光ディスク
再生装置を用いた光ディスクの再生方法を概略的に示す
フローチャートである。
【図3】本発明の好ましい他の実施態様にかかる光ディ
スク記録/再生装置を用いた光ディスクの記録/再生方
法を概略的に示すフローチャートである。
【図4】従来の光ディスク再生装置において、光ディス
クが挿入されてからスタンバイ状態となるまでに行われ
る一連の動作を概略的に示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 スピンドルモータ 3 ヘッド 4 コントローラ 5 不揮発性メモリ 6 揮発性メモリ 7 レーザ駆動回路 8 レンズ駆動回路 9 フォーカスサーボ追従回路 10 トラッキングサーボ追従回路 11 サーボ状態検知回路 12 レーザコントロール回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D066 HA02 5D090 AA01 CC04 DD03 EE11 EE20 JJ20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性メモリに格納されている再生条
    件を読み出すステップと、読み出された前記再生条件に
    よって光ディスクを正しく再生可能か否かを判断するス
    テップとを備える光ディスクの再生方法。
  2. 【請求項2】 前記再生条件によって前記光ディスクを
    正しく再生できないと判断された場合、前記光ディスク
    に対して測定を行い、これに基づいて新たな再生条件を
    特定するステップをさらに備えることを特徴とする請求
    項1に記載の光ディスクの再生方法。
  3. 【請求項3】 前記新たな再生条件を前記不揮発性メモ
    リに格納するステップをさらに備えることを特徴とする
    請求項2に記載の光ディスクの再生方法。
  4. 【請求項4】 再生対象である光ディスクに対して測定
    を行い、これに基づいて再生条件を特定する第1のステ
    ップと、前記再生条件を保存する第2のステップとを備
    えることを特徴とする光ディスクの再生方法。
  5. 【請求項5】 前記光ディスクが排出され、次の光ディ
    スクが挿入されたことに応答して、前記保存された再生
    条件を読み出す第3のステップをさらに備えることを特
    徴とする請求項4に記載の光ディスクの再生方法。
  6. 【請求項6】 複数の種類の光ディスクを再生可能な光
    ディスク再生装置であって、光ディスクの再生条件を格
    納する第1の手段と、前記第1の手段に格納された前記
    再生条件によって光ディスクを正しく再生可能か否かを
    判断する第2の手段と、前記第2の手段が前記再生条件
    によって前記光ディスクを正しく再生できないと判断し
    た場合、前記光ディスクの種類を判別する第3の手段と
    を備える光ディスク再生装置。
  7. 【請求項7】 前記第3の手段により判別された種類に
    対応する新たな再生条件を前記第1の手段に格納する第
    4の手段をさらに備えることを特徴とする請求項6に記
    載の光ディスク再生装置。
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