JP2003022407A - 電子マネーシステム、記憶装置および端末装置 - Google Patents

電子マネーシステム、記憶装置および端末装置

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JP2003022407A
JP2003022407A JP2001206213A JP2001206213A JP2003022407A JP 2003022407 A JP2003022407 A JP 2003022407A JP 2001206213 A JP2001206213 A JP 2001206213A JP 2001206213 A JP2001206213 A JP 2001206213A JP 2003022407 A JP2003022407 A JP 2003022407A
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JP
Japan
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electronic money
usage
terminal device
storage device
unit
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Application number
JP2001206213A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Miyake
義久 三宅
Hiroyuki Nagase
博之 長瀬
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子マネーそのものの使用に一定の制限を設
定することにより、電子マネーのセキュリティを向上さ
せることができる電子マネーシステム、記憶装置および
端末装置を提供する。 【解決手段】 電子マネーシステム1を、異なる複数の
使用制限によって使用が制限された電子マネーを作成す
る電子マネー作成手段2と、電子マネー作成手段2によ
って異なる複数の使用制限に設定されるように作成され
た1つまたは複数の電子マネーを記憶する電子マネー記
憶手段4と、電子マネー記憶手段4に記憶された電子マ
ネーの使用に一定の制限を加える電子マネー制限手段6
と、電子マネーの使用の可否を判断する電子マネー判断
手段5と、電子マネー判断手段5と電子マネー作成手段
7と共有化する共有手段3とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子マネーの各種
の使用を制限することができる電子マネーシステム、記
憶装置および端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の電子マネーシステムとし
ては、例えば特開平9―245108号公報に記載され
たようなものが知られている。この電子マネーシステム
は、現金に代わる金額情報が設定される記憶装置と、そ
の記憶装置に記憶された金額情報を読み書きできる読み
書き装置とから構成されており、現金の代わりに電子マ
ネーを用いた電子決済を実現可能にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電子マネーシステムにあっては、電子マネー
を格納する装置等に電子マネーの使用を制限する仕組み
を設定することが可能であるが、電子マネーそのものに
使用の制限を設定しているわけではなく、電子マネーと
しては現金と同様に自由に使用できる価値を有してい
る。
【0004】このため、電子マネーを記憶している装置
の紛失等が発生した場合に、不正使用等を防ぐために電
子マネーの価値を格納した装置の使用を中止した場合で
も、従来の現金、クレジットカード等と同様に、使用中
止するまでの間に使用された分については正当な処理と
して扱われるのが通常であったため、安全性に問題があ
った。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するため
のものであり、電子マネーそのものの使用に一定の制限
を設定することにより、電子マネーのセキュリティを向
上させることができる電子マネーシステム、記憶装置お
よび端末装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電子マネーシス
テムは、異なる複数の使用制限項目によって使用が制限
された電子マネーを作成する作成手段と、前記作成手段
によって異なる複数の使用制限項目に設定されるように
作成された電子マネーを記憶する記憶手段と、前記記憶
手段に記憶された電子マネーの使用に一定の制限を加え
る制限手段と、前記制限手段と前記作成手段とを共有化
する共有手段とを備えて構成される。
【0007】このような構成により、異なる複数の使用
制限(商品限定、季節、場所、金額等)に設定された電
子マネーを作成するとともに、この作成された電子マネ
ーを記憶手段に記憶させ、この電子マネーの使用制限の
作成と電子マネーの使用の判断を共有手段によって使用
制限情報として共有することにより、電子マネー自体に
使用制限を設定しつつ、使用の可否の判断を行なうこと
ができる。
【0008】この結果、使用制限を設けた電子マネーを
流通および普及させることができ、様々な付加機能を伴
った電子マネーシステムを実現することができる。
【0009】なお、電子マネーシステムに共有手段を設
けたのは、電子マネーに異なる複数の使用制限項目(商
品限定、季節、場所、金額等の異なる分野に属するも
の)を設定したため、電子マネーを使用するときにその
使用の可否を判断するものをシステム側にも持たない
と、電子マネーの使用制限を細かく判断することができ
ないためである。
【0010】例えば、電子マネーに500円の文房具屋を
購入するための専用の使用制限を設定した場合には、商
店街の文房具を販売している所では500円以内では使用
できるが、文房具屋で500円以上、あるいは八百屋では
使用できないということを判断させるための情報を共有
する必要がある。
【0011】本発明の記憶装置は、前記電子マネーの使
用可能範囲を管理する使用可能範囲管理手段と、前記使
用可能範囲管理手段によって使用制限された前記電子マ
ネーを管理する電子マネー管理手段と、前記電子マネー
の使用可能範囲を使用者に告知する告知手段とを備えて
構成される。
【0012】このような構成により、従来の記憶装置で
は考慮されなかった電子マネーそのものの管理に関する
情報を電子マネー毎に記憶することができ、使用制限さ
れた電子マネーの使用時に管理情報を使用することがで
きる上に、管理情報を使用者に知らせることができる。
【0013】本発明の端末装置は、使用制限された前記
電子マネーのその使用可能範囲を判断する判断手段と、
前記判断手段の判断結果に基づいて前記電子マネーの使
用を制限する制限手段とを有する。
【0014】このような構成により、従来は電子マネー
そのものに使用制限をかけることが困難であった電子マ
ネーに対し、記憶装置で使用制限を管理させることによ
って使用者による使用制限をかける等の処理を実現する
ことができる。
【0015】また、本発明の電子マネーシステムは、使
用用途が制限された電子マネーを作成する作成手段と、
前記作成手段によって作成された電子マネーを記憶する
記憶手段と、前記記憶手段に記憶された電子マネーの使
用用途を制限する制限手段と、前記制限手段と前記作成
手段とを共有化する共有手段とを備えて構成される。
【0016】このような構成により、使用用途(書籍・
食品・交通費等の使用項目等)が制限された電子マネー
を作成するとともに、この作成された電子マネーを記憶
手段に記憶させ、この電子マネーの使用用途の制限の作
成と電子マネーの使用の判断を共有手段によって使用用
途の制限情報として共有することにより、電子マネー自
体に使用用途の制限を設定しつつ、使用の可否の判断を
行なうことができる。
【0017】なお、電子マネーシステムに共有手段を設
けたのは、電子マネーに使用用途(書籍・食品・交通費
等の使用項目等)を設定したため、電子マネーを使用す
るときにその使用の可否を判断するものをシステム側に
も持たないと、電子マネーの使用制限を細かく判断する
ことができないためである。
【0018】例えば、電子マネーを文房具を購入するた
めの専用の使用用途の制限を設定した場合には、本屋で
は使用できるが、洋服屋では使用できないということを
判断させるための情報を共有する必要がある。
【0019】また、本発明の記憶装置は、前記電子マネ
ーの使用用途を管理する使用用途管理手段と、前記使用
用途管理手段によって使用用途が制限された電子マネー
を管理する電子マネー管理手段と、前記電子マネーの使
用用途を使用者に告知する告知手段とを備えて構成され
る。
【0020】このような構成により、従来の記憶装置で
は考慮されなかった電子マネーそのものの管理に関する
情報を電子マネー毎に記憶することができ、使用用途が
制限された電子マネーの使用時に管理情報を使用するこ
とができる上に、管理情報を使用者に知らせることがで
きる。
【0021】また、本発明の端末装置は、使用用途が制
限された前記電子マネーのその使用用途を判断する判断
手段と、前記判断手段の判断結果に基づいて前記電子マ
ネーの使用を制限する制限手段とを有する。
【0022】このような構成により、従来は電子マネー
そのものに使用用途の制限をかけることが困難であった
電子マネーに対し、記憶装置で使用用途の制限を管理さ
せることによって使用者による使用用途の制限をかける
等の処理を実現することができる。
【0023】また、本発明の電子マネーシステムは、使
用期間が制限された電子マネーを作成する作成手段と、
前記作成手段によって作成された電子マネーを記憶する
記憶手段と、前記記憶手段に記憶された電子マネーの使
用期間を制限する制限手段とを備えて構成される。
【0024】このような構成により、使用期間(2001年
1月1日〜2001年5月31日、毎週土日、毎月10日、2001
年以内等の期間に関する制限を示すもの)が制限された
電子マネーを作成してこの電子マネーを記憶手段に記憶
させ、この電子マネーの使用の可否の判断を行なうこと
ができる。
【0025】この結果、使用制限を設けた電子マネーを
流通および普及させることができ、様々な付加機能を伴
った電子マネーシステムを実現することができる。
【0026】なお、電子マネーシステムに共有手段を設
けていないのは、使用期間は電子マネー共通のものであ
り、電子マネー自体に簡単に設定することができる上
に、使用の可否の判断を共有する手段をシステム側に持
たせる必要がないからである。
【0027】また、本発明の記憶装置は、前記電子マネ
ーの使用期間を管理する使用期間管理手段と、前記使用
期間管理手段によって使用期間が制限された前記電子マ
ネーを管理する電子マネー管理手段と、前記電子マネー
の使用期間を使用者に告知する告知手段とを備えて構成
される。
【0028】このような構成により、従来の記憶装置で
は考慮されなかった電子マネーそのものの管理に関する
情報を電子マネー毎に記憶することができ、使用期間が
制限された電子マネーの使用時に管理情報を使用するこ
とができる上に、管理情報を使用者に知らせることがで
きる。
【0029】また、本発明の端末装置は、使用期間が制
限された前記電子マネーのその使用期間を判断する判断
手段と、前記判断手段の判断結果に基づいて前記電子マ
ネーの使用を制限する制限手段とを有する。
【0030】このような構成により、従来は電子マネー
そのものに使用期間の制限をかけることが困難であった
電子マネーに対し、記憶装置で使用制限を管理させるこ
とによって使用者による使用制限をかける等の処理を実
現することができる。
【0031】また、本発明の電子マネーシステムは、使
用地域が制限された電子マネーを作成する作成手段と、
前記作成手段によって作成された電子マネーを記憶する
記憶手段と、前記記憶手段に記憶された電子マネーの使
用地域を制限する制限手段と、前記制限手段と前記作成
手段とを共有化する共有手段とを備えて構成される。
【0032】このような構成により、使用地域(国県市
町村等の行政区分、電話番号による区分、会社組織、住
居・地域組織等一般に購入可能場所を区分するもの)が
制限された電子マネーを作成するとともに、この作成さ
れた電子マネーを記憶手段に記憶させ、この電子マネー
の使用地域の制限の作成と電子マネーの使用の判断を共
有手段によって使用地域の制限情報として共有すること
により、電子マネー自体に使用地域の制限を設定しつ
つ、使用の可否の判断を行なうことができる。
【0033】この結果、使用地域の制限を設けた電子マ
ネーを流通および普及させることができ、様々な付加機
能を伴った電子マネーシステムを実現することができ
る。
【0034】なお、電子マネーシステムに共有手段を設
けたのは、電子マネーに使用地域(国県市町村等の行政
区分、電話番号による区分、会社組織、住居・地域組織
等一般に購入可能場所を区分するもの)を設定したた
め、電子マネーを使用するときにその使用の可否を判断
するものをシステム側にも持たないと、電子マネーの使
用地域の制限を細かく判断することができないためであ
る。
【0035】例えば、使用地域が東京都に設定された電
子マネーと大阪府に設定された電子マネーを使用する場
合には、東京都または大阪府以外の地域で使用できない
ことを判断させるための情報を共有する必要がある。
【0036】また、本発明の記憶装置は、前記電子マネ
ーの使用地域を管理する使用地域管理手段と、前記使用
地域管理手段によって使用地域が制限された電子マネー
を管理する電子マネー管理手段と、前記電子マネーの使
用地域を使用者に告知する告知手段とを備えて構成され
る。
【0037】このような構成により、従来の記憶装置で
は考慮されなかった電子マネーそのものの管理に関する
情報を電子マネー毎に記憶することができ、使用地域が
制限された電子マネーの使用時に管理情報を使用するこ
とができる上に、管理情報を使用者に知らせることがで
きる。
【0038】また、本発明の端末装置は、使用地域が制
限された前記電子マネーのその使用地域を判断する判断
手段と、前記判断手段の判断結果に基づいて前記電子マ
ネーの使用を制限する制限手段とを有する。
【0039】このような構成により、従来は電子マネー
そのものに使用地域の制限をかけることが困難であった
電子マネーに対し、記憶装置で使用地域の制限を管理さ
せることによって使用者による使用制限をかける等の処
理を実現することができる。
【0040】また、本発明の電子マネーシステムは、一
定期間の最高使用金額が制限された電子マネーを作成す
る作成手段と、前記作成手段によって作成された電子マ
ネーを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された
電子マネーについて一定期間の最高使用金額を制限する
制限手段とを備えて構成される。
【0041】このような構成により、最高使用金額(1
日あたり最高500円、1月あたり最高5000円、毎週土日
は最高5000円等、金額に関する制限を示す)が制限され
た電子マネーを作成してこの電子マネーを記憶手段に記
憶させ、この電子マネーの使用の可否の判断を行なうこ
とができる。
【0042】この結果、使用制限を設けた電子マネーを
流通および普及させることができ、様々な付加機能を伴
った電子マネーシステムを実現することができる。
【0043】なお、電子マネーシステムに共有手段を設
けていないのは、最高使用金額は電子マネー共通のもの
であり、電子マネー自体に簡単に設定することができる
上に、使用の可否の判断を共有する手段をシステム側に
持たせる必要がないからである。
【0044】また、本発明の記憶装置は、前記電子マネ
ーの一定期間の最高使用金額を管理する最高使用金額管
理手段と、前記最高使用金額管理手段によって最高使用
金額が制限された前記電子マネーを管理する電子マネー
管理手段と、一定期間内における前記電子マネーの最高
使用金額を使用者に告知する告知手段とを備えて構成さ
れる。
【0045】このような構成により、従来の記憶装置で
は考慮されなかった電子マネーそのものの管理に関する
情報を電子マネー毎に記憶することができ、最高使用金
額のが制限された電子マネーの使用時に管理情報を使用
することができる上に、管理情報を使用者に知らせるこ
とができる。
【0046】また、本発明の端末装置は、一定期間の最
高使用金額を制限された前記電子マネーのその使用期間
を判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果に基づ
いて前記電子マネーの使用を制限する制限手段を有す
る。
【0047】このような構成により、従来は電子マネー
そのものに最高使用金額の制限をかけることが困難であ
った電子マネーに対し、記憶装置で最高使用金額の制限
を管理させることによって使用者による使用制限をかけ
る等の処理を実現することができる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0049】図1〜図4は本発明に係る電子マネーシス
テム、記憶装置および端末装置の第1実施形態である。
【0050】まず、構成を説明する。図1において、電
子マネーシステム1は電子マネー作成手段(作成手段)
2、共有手段3、電子マネー記憶手段(記憶手段)4、
電子マネー判断手段5、電子マネー制限手段6および電
子マネー決済手段7から構成される。
【0051】電子マネーは電子マネー作成手段2によっ
て作成されるようになっており、作成された電子マネー
は電子マネー記憶手段4に記憶される。記憶された電子
マネーは使用時に電子マネー判断手段5によって、使用
制限の条件が判断される。このとき使用される使用制限
に関する情報は、あらかじめ制限方法を共有化する共有
手段3を使用して、電子マネー作成手段2と電子マネー
判断手段5との間で共有化が実現されている。判断され
た情報により、実際には電子マネー制限手段5によって
使用が制限され、必要ならば電子マネー決済手段7によ
って決済を行う。なお、本実施形態では、電子マネー判
断手段5および電子マネー制限手段6を合わせて制限手
段としている。
【0052】次に、電子マネーシステム1の処理の流れ
について説明する。
【0053】まず、制限方法を共有化する共有手段3に
よって作成手段2と判断手段5との間で制限方法を共有
化する。この共有手段としては、例えば人工衛星のよう
な無線通信によるもの、電話等有線通信によるもの、C
D−ROMやフロッピー(登録商標)ディスクのような
記憶媒体によるものがあげられる。
【0054】共有手段3によって共有化される制限方法
は、電子マネーの作成に使用される。使用をあらかじめ
制限する電子マネーの作成手段2は、電子マネーを作成
するときに、この制限方法を同時に組み込むことが可能
な手段であり、例えば、制限方法そのものの情報の組み
込み、制限方法を記した別リストに対応するコードの組
み込み、さらには制限方法を記した別リストに対応した
コードを指定するための電子的な鍵の組み込み、電子マ
ネー自体に対する電子署名の組み込み、電子マネー自体
への暗号化等があげられる。
【0055】このような構成を有する電子マネー作成手
段2によって作成された、使用をあらかじめ制限された
電子マネーは、電子マネー記憶手段4に記憶される。こ
の電子マネー記憶手段4としては、ICカードやフロッ
ピーディスク等の記憶媒体や、ハードディスク、光磁気
ディスク、書き込み可能なCD等の記憶媒体、有線・無
線通信等を介した通信先にある記憶装置等があげられ
る。
【0056】電子マネー記憶手段4によって記憶された
電子マネーは、使用するにあたり電子マネー判断手段5
によって使用可能かの判断がなされる。この電子マネー
判断手段5としては、あらかじめ制限方法を共有化する
共有手段3によって共有化された制限方法を使用し、実
際に制限を行うために、電子マネー記憶手段4から制限
方法関する情報を取り出し、人工衛星のような無線通信
によるもの、電話等有線通信によるものによって動的に
制限情報の確定を行ったり、あるいはCD−ROMやフ
ロッピーディスク、固定ディスクのような記憶媒体によ
るものによって単独で使用制限が行なわれる。
【0057】このような判断条件には、一定の地域や一
定の組織など事前に共有手段3によって情報を共有する
必要があるものがあげられる。この電子マネー判断手段
5によって使用許可と判断されると、電子マネー制限手
段6によっては使用は制限されず、さらに必要ならば、
電子マネー決済手段7によって従来の電子マネー同様に
決済を完了する。また、使用不許可と判断されると、電
子マネー制限手段6によって、電子マネーの使用は制限
される。
【0058】本実施形態では、使用制限として、電子マ
ネーに異なる複数の使用制限、例えば、従来地域単位で
独自の方式で実現していた商店街のクポーン券等のよう
に、季節・場所・金額・商品限定のような制限を設定し
ている。
【0059】このように本実施形態では、電子マネーシ
ステム1を、異なる複数の使用制限によって使用が制限
された電子マネーを作成する電子マネー作成手段2と、
電子マネー作成手段2によって異なる複数の使用制限に
設定されるように作成された1つまたは複数の電子マネ
ーを記憶する電子マネー記憶手段4と、電子マネー記憶
手段4に記憶された電子マネーの使用に一定の制限を加
える電子マネー制限手段6と、電子マネーの使用の可否
を判断する判断手段5と、電子マネー判断手段5と電子
マネー作成手段7と共有化する共有手段とから構成した
ため、異なる複数の使用制限(商品限定、季節、場所、
金額等)に設定された電子マネーを作成するとともに、
この作成された電子マネーを電子マネー記憶手段4に記
憶させ、この電子マネーの使用制限の作成と電子マネー
の使用の判断を共有手段3によって使用制限情報として
共有することにより、電子マネー自体に使用制限を設定
しつつ、使用の可否の判断を行なうことができる。
【0060】この結果、使用制限を設けたクーポン券相
当の電子マネーを流通および普及させることができ、様
々な付加機能を伴った電子マネーシステムを実現するこ
とができる。
【0061】なお、電子マネーシステムに共有手段3を
設けたのは、電子マネーに異なる複数の使用制限(商品
限定、季節、場所、金額等の異なる分野に属するもの)
を設定したため、電子マネーを使用するときにその使用
の可否を判断するものをシステム側にも持たないと、電
子マネーの使用制限を細かく判断することができないた
めである。
【0062】例えば、電子マネーを500円の文房具屋を
購入するための専用の使用制限を設定した場合には、商
店街の文房具を販売している所では500円以内では使用
できるが、文房具屋で500円以上、あるいは八百屋では
使用できないということを判断させるための情報を共有
する必要がある。
【0063】次に、図2に基づいて記憶装置について説
明する。なお、図2の記憶装置は電子マネー記憶手段4
の詳細を説明するものである。
【0064】図2において、記憶装置10は記憶手段11、
電子マネー管理手段12、使用制限管理手段(使用可能範
囲管理手段)13および告知手段14から構成される。
【0065】記憶手段11は情報を記憶する記録媒体であ
り、この記憶手段11に記憶された使用制限に関する情報
の外部装置への告知は告知手段14によって行われる。電
子マネーは電子マネー管理手段12によって管理され、そ
の電子マネーに関する使用可能範囲の制限の条件は使用
制限管理手段13によって管理される。
【0066】次に、記憶装置10の動作を図2を参照して
説明する。
【0067】記憶装置10に電子マネーを記憶する場合、
記憶そのものは記憶手段11によって行われる。このとき
同時に使用制限に関する情報が記録される。記憶装置10
内では、電子マネーに関する情報を電子マネー管理手段
12によって管理し、その電子マネーの管理情報を使用制
限管理手段12によって管理する。記憶装置10に電子マネ
ーの使用要求があった場合、記憶装置10は使用制限管理
手段13による情報を告知手段14によって告知する。告知
情報を元に実際に電子マネーを使用するかの判断は電子
マネー判断手段5によって行われ、使用時には記憶手段
11が使用される。
【0068】このような構成により、従来の記憶装置で
は考慮されなかった電子マネーそのものの管理に関する
情報が電子マネーごとに記憶され、使用制限された電子
マネーの使用時に管理情報を使用することができる。
【0069】次に、図3に基づいて端末装置の構成を説
明する。図3において、端末装置20は電子マネー判断手
段5の詳細な構成を示すものであり、端末装置20は、判
断手段21、制限手段22および読込手段23から構成され
る。
【0070】電子マネーの使用制限による使用の判断は
判断手段21によって行われるようになっており、この情
報を元に端末装置20は使用自体を制限手段22によって制
限を行なう。電子マネーおよび電子マネーの使用制限情
報は読込手段23によって行われる。
【0071】次に、端末装置20の動作の流れについて図
3を参照して説明する。
【0072】端末装置20によって記憶装置10上の使用制
限された電子マネーを使用する場合、判断手段21によっ
てその電子マネーが使用している端末装置20において使
用可能かの判断を行う。
【0073】この判断は、単独で行う自己判断型の場合
と、別の装置との間で通信を行うことで決定される共有
情報型の場合がある。判断手段21によって使用可能と判
断された場合、電子マネーが記憶されている記憶装置10
から電子マネーを読み出し、かつ使用することができ
る。
【0074】このような構成により、従来の課題であっ
た電子マネーが誰にでも自由に使用でき、使用制限され
た電子マネーを流通させ使用することができる。
【0075】なお、端末装置20によっては図4のよう
に、記憶装置10への書込手段24をもつ端末装置20を使用
しても良く、この端末装置20は書込手段24によって記憶
装置10への書き込み行なうことができる。
【0076】次に、本発明に係る電子マネーシステム、
記憶装置および端末装置の第2実施形態を説明する。な
お、本実施形態では、使用用途が制限された電子マネー
に関するものであり、この点が第1実施形態と異なるの
みでため、第1実施形態の図面を援用して説明する。
【0077】図1に示す電子マネーシステム1の構成
は、本発明の第1の形態と同様である。
【0078】また、上記電子マネーシステム1の処理の
流れについては、本発明の第1の形態と同様であり、使
用制限として使用用途を用いるものである。使用用途と
は、書籍・食品・交通費などの使用項目等、一般に主た
る使用用途を区分するものを示す。
【0079】このような構成により、従来は電子マネー
そのものに使用用途制限をかけることが困難であった
が、その電子マネーについて容易に使用用途制限を設
け、使用者による使用用途制限をかける等の処理を実現
できる。これにより、子供への小遣いやお使いなどの際
に、あらかじめ使用できる使用用途を限定しておくこと
で現金の使用を制限したり、あるいは、電子マネーに普
段使用しない使用用途をあらかじめ除外した設定をして
おくことにより、紛失の際に想定外の購入に対して不正
使用を検知して使用を中止させることも可能になる。ま
た、現在発行されている図書券や文具券等の有価証券を
個人で作成することも可能になり、図書券購入の手間が
なくなり、また他人への譲渡が容易に実現できるといっ
た利点が発生する。
【0080】次に、記憶装置20を図3を用いて説明す
る。なお、図1に示す記憶装置3の構成は、本発明の第
1実施形態と同様である。
【0081】また、記憶装置10の処理の流れについて
は、本発明の第1形態形態と同様であり、使用制限とし
て使用用途を用いるものである。なお、本実施形態で
は、使用制限管理手段13が使用用途管理手段を構成して
いる。
【0082】このような構成により、従来は電子マネー
そのものに使用用途制限をかけることが困難であった電
子マネーについて、記憶装置で使用用途制限を管理させ
ることで、使用者による使用用途制限をかける等の処理
を実現できる。
【0083】次に、端末装置について、図4を用いて説
明する。なお、図3に示す端末装置20の構成は、本発明
の第1実施形態と同様である。
【0084】また、端末装置20の処理の流れについて
は、本発明の第1実施形態と同様であり、使用制限とし
て使用用途を用いるものである。
【0085】このような構成により、従来は電子マネー
そのものに使用用途制限をかけることが困難であった電
子マネーについて、端末装置20で使用用途による使用の
可否が判断でき、使用者による使用用途制限をかける等
の処理を実現できる。
【0086】なお、本実施形態にあっても端末装置20に
よっては図4のように、記憶装置10への書込手段24をも
つ端末装置20を使用しても良く、この端末装置20は書込
手段24によって記憶装置10への書き込み行なうことがで
きる。
【0087】次に、本発明に係る電子マネーシステム、
記憶装置および端末装置の第3実施形態を図5に基づい
て説明する。なお、本実施形態では、使用期間が制限さ
れた電子マネーに関するものであり、この点が第1実施
形態と異なるのみであるため、記憶装置および端末装置
の構成については第1実施形態の図面を援用して説明す
る。
【0088】図5において、電子マネーシステム30は、
電子マネー作成手段(作成手段)31、電子マネー記憶手
段(記憶手段)32、電子マネー判断手段33、電子マネー
制限手段(制限手段)34、電子マネー決済手段35から構
成される。
【0089】電子マネー作成手段31は使用期間が限定さ
れた電子マネーを作成するようになっており、この電子
マネー作成手段31によって作成された電子マネーは電子
マネー記憶手段32に記憶される。
【0090】この電子マネー記憶手段32に記憶された電
子マネーは、使用時に電子マネー判断手段34によって使
用制限の条件が判断される。判断された情報により、実
際には電子マネー制限手段34によって使用が制限され、
必要ならば電子マネー決済手段35によって決済が行なわ
れる。
【0091】次に、本実施形態の電子マネーシステム1
の処理の流れについて図5を参照して説明する。
【0092】電子マネー作成手段31と電子マネー制限手
段34は単独で判断・設定できる制限方法を使用する。
【0093】使用をあらかじめ制限する電子マネー作成
手段31は、電子マネーを作成するときに、この制限方法
を同時に組み込むことが可能なものである。この作成手
段31としては、例えば、制限方法そのものの情報の組み
込み、制限方法を記した別リストに対応するコードの組
み込み、さらには制限方法を記した別リストに対応した
コードを指定するための鍵の組み込み、電子マネー自体
に対する電子署名の組み込み、電子マネー自体への暗号
化等があげられる。
【0094】このような作成手段31で作成された、使用
をあらかじめ制限された電子マネーは、電子マネー記憶
手段32によって記憶される。この電子マネー記憶手段32
には、ICカードやフロッピーディスク等の記憶媒体
や、ハードディスク、光磁気ディスク、書き込み可能な
CD等の記憶媒体、有線・無線通信等を介した通信先に
ある記憶装置への記憶手段があげられる。
【0095】電子マネー記憶手段32によって記憶された
電子マネーは、使用するにあたり電子マネー判断手段33
によって使用可能かの判断がなされる。この電子マネー
判断手段33としては、単独で判断を行うことが可能なも
の、例えば時間や温度等があげられる。
【0096】このような電子マネー判断手段33によって
使用許可と判断されると、電子マネー制限手段34によっ
ては使用は制限されず、さらに必要ならば、電子マネー
決済手段35によって従来の電子マネー同様に決済を完了
する。また、使用不許可と判断されると、電子マネー制
限手段34によって、電子マネーの使用は制限される。こ
のような電子マネー制限手段34によって使用可能と判断
されると、電子マネー決済手段35によって従来の電子マ
ネー同様に決済を完了する。
【0097】本実施形態では、電子マネーシステム1の
処理の流れについては、本発明の第1実施形態と同様で
あり、使用制限として使用期間を用いるものである。使
用期間とは2001年1月1日〜2001年5月31日、毎週土
日、毎月10日、2001年以内等の期間に関する制限を示す
ものを示す。
【0098】このような構成により、従来は電子マネー
そのものに使用期間制限をかけることが困難であった
が、その電子マネーについて使用者によって希望する使
用期間制限を設定できる等の処理を実現できる。これに
より、あらかじめ使用期間を決めたサービス券等の発行
が容易になり、また、使用期間を決められることから紛
失に関する不正使用を防ぐ手段にもなり得る。さらに、
曜日指定や日付指定で有効にするように設定を行えば、
平日使用しない電子マネーの格納された記憶媒体の安全
性を向上させることができる。
【0099】なお、本実施形態では、共有手段を設けて
いないのは、使用期間は電子マネー共通のものであり、
電子マネー自体に簡単に設定することができる上に、使
用の可否の判断を共有する手段をシステム側に持たせる
必要がないからである。
【0100】次に、図2に基づいて記憶装置を説明す
る。なお、記憶装置は本発明の第1実施実施と同様の構
成である。
【0101】また、記憶装置10の処理の流れについて
は、本発明の第1実施形態と同様であり、使用制限とし
て使用期間を用いるものである。なお、本実施形態で
は、使用制限管理手段13が使用期間管理手段を構成して
いる。
【0102】このような構成により、従来は電子マネー
そのものに使用期間制限をかけることが困難であった電
子マネーについて、記憶装置で使用期間制限を管理させ
ることで、使用者による使用期間制限をかける等の処理
を実現できる。
【0103】なお、本実施形態にあっても端末装置20に
よっては図4のように、記憶装置10への書込手段24をも
つ端末装置20を使用しても良く、この端末装置20は書込
手段24によって記憶装置10への書き込み行なうことがで
きる。
【0104】次に、図3に基づいて端末装置を説明す
る。なお、端末装置は本発明の第1実施実施と同様の構
成である。
【0105】また、端末装置20の処理の流れについて
は、本発明の第1実施形態と同様であり、使用制限とし
て使用期間を用いるものである。
【0106】このような構成により、従来は電子マネー
そのものに使用期間制限をかけることが困難であった電
子マネーについて、端末装置20で使用期間による使用の
可否が判断でき、使用者による使用期間制限をかける等
の処理を実現できる。
【0107】なお、本実施形態にあっても端末装置20に
よっては図4のように、記憶装置10への書込手段24をも
つ端末装置20を使用しても良く、この端末装置20は書込
手段24によって記憶装置10への書き込み行なうことがで
きる。
【0108】次に、本発明に係る電子マネーシステム、
記憶装置および端末装置の第4実施形態を説明する。な
お、本実施形態では、使用地域が制限された電子マネー
に関するものであり、この点が第1実施形態と異なるの
みであるため、第1実施形態の図面を援用して説明す
る。
【0109】本実施形態の電子マネーシステム1の処理
の流れについては、本発明の第1実施形態と同様であ
り、使用制限として使用地域を用いるものである。使用
地域とは国県市町村等の行政区分、電話番号による区
分、会社組織、住居・地域組織など一般に購入可能場所
を区分するものを示す。
【0110】このような構成により、従来は電子マネー
そのものに使用地域制限をかけることが困難であった
が、そのような電子マネーについて容易に使用地域制限
を設け、使用者による使用地域制限をかける等の処理を
実現できる。これにより、地域限定型の電子マネーを流
通させることが可能になり、行政サービス等の地域サー
ビスへの適応性に優れた電子マネー等が作成できる。ま
た、会社組織内のみ使用可能な電子マネーを会社が配布
したり、駅構内において運賃購入や売店での商品購入に
のみ使用できる電子マネーを鉄道業者が発行することも
非常に容易である。このように地域単位に制限した電子
マネーの発行は、従来それぞれ独自な方法で実現してい
た地域単位の決済制度について、発行側の利便性とその
効果を維持しつつ、使用者側も他の電子マネーと併用し
て持つことが可能という利点をもたらす。
【0111】次に、記憶装置を図2に基づいて説明す
る。
【0112】本実施形態では、記憶装置の処理の流れに
ついては、本発明の第1実施形態と同様であり、使用制
限として使用地域を用いるものである。なお、本実施形
態では、使用制限管理手段13が使用地域管理手段を構成
している。
【0113】このような構成により、従来は電子マネー
そのものに使用地域制限をかけることが困難であった電
子マネーについて、記憶装置で使用地域制限を管理させ
ることで、使用者による使用地域制限をかける等の処理
を実現できる。
【0114】次に、端末装置を図3に説明する。
【0115】なお、端末装置の処理の流れについては、
本発明の第1実施形態と同様であり、使用制限として使
用地域を用いるものである。
【0116】このような構成により、従来は電子マネー
そのものに使用地域制限をかけることが困難であった電
子マネーについて、端末装置20で使用地域による使用の
可否が判断でき、使用者による使用地域制限をかける等
の処理を実現できる。
【0117】なお、本実施形態にあっても端末装置20に
よっては図4のように、記憶装置10への書込手段24をも
つ端末装置20を使用しても良く、この端末装置20は書込
手段24によって記憶装置10への書き込み行なうことがで
きる。
【0118】次に、本発明に係る電子マネーシステム、
記憶装置および端末装置の第5実施形態を説明する。な
お、本実施形態では、最高使用金額使用地域が制限され
た電子マネーに関するものであり、この点が第3実施形
態と異なるのみであるため、第3実施形態の図面を援用
して説明する。なお、記憶装置および端末装置について
は第1実施形態と同様であるため、第1実施形態の図面
を援用して説明する。
【0119】本実施形態の電子マネーシステム1の処理
の流れについては、本発明の第1、3実施形態と同様で
あって制限として一定期間の最高使用金額を用いるとと
もに共有手段が必要ないものであり、一定期間の最高使
用金額とは、1日あたり最高500円、1月あたり最高
5000円、毎週土日は最高5000円等、金額に関す
る制限を示すものを示す。
【0120】このような構成により、従来は電子マネー
そのものに一定期間の最高使用金額に関する制限をかけ
ることが困難であった電子マネーについて、容易に使用
一定期間の最高使用金額を設け、使用者による使用金額
に一定の制限をかける等の処理を実現できる。
【0121】次に、記憶装置について図2にも基づいて
説明する。
【0122】なお、記憶装置の動作の流れについては、
本発明の第1実施形態と同様であり、使用制限として1
日あたり最高500円、1月あたり最高5000円、毎
週土日は最高5000円等、金額に関する制限を示す。
【0123】このような構成により、従来は電子マネー
そのものに一定期間の最高使用金額の制限をかけること
が困難であった電子マネーについて、記憶装置で一定期
間の最高使用金額の制限を管理させることで、使用者に
よる使用金額に一定の制限をかける等の処理を実現でき
る。
【0124】次に、本発明の端末装置について図3に基
づいて説明する。
【0125】なお、端末装置の処理の流れについては、
本発明の第1実施形態と同様であり、使用制限として1
日あたり最高500円、1月あたり最高5000円、毎
週土日は最高5000円等、一定期間の最高使用金額に
関する制限を用いるものである。なお、本実施形態で
は、使用制限管理手段13が最高使用金額管理手段を構成
している。
【0126】このような構成により、従来は電子マネー
そのものに一定期間あたりの最高使用金額をかけること
が困難であったが、この装置を使用することで、端末装
置20で使用期間による使用の可否が判断でき、使用者に
よる使用期間制限をかける等の処理を実現できる。これ
により、1日あたり一定額以上使用できない等の設定を
行えば、財布管理が容易になる他、紛失の際の不正使用
に関しては、設定以上の金額以上使用できないため、他
の制限方法に比べ、不正使用の防止に非常に効果的であ
る。
【0127】なお、本実施形態にあっても端末装置20に
よっては図4のように、記憶装置10への書込手段24をも
つ端末装置20を使用しても良く、この端末装置20は書込
手段24によって記憶装置10への書き込み行なうことがで
きる。
【0128】
【発明の効果】本発明によれば、各種使用制限を設けた
電子マネーを流通および普及させることができ、様々な
付加機能を伴った電子マネーシステム、記憶装置および
端末装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子マネーシステム、記憶装置お
よび端末装置の第1、第2、第4実施形態のブロック図
【図2】第1〜第5実施形態の記憶装置のブロック図
【図3】第1〜第5実施形態の端末装置のブロック図
【図4】第1〜第5実施形態の他の端末装置のブロック
【図5】本発明に係る電子マネーシステム、記憶装置お
よび端末装置の第3、第5実施形態のブロック図
【符号の説明】
1、30 電子マネーシステム 2、31 電子マネー作成手段(作成手段) 3 共有手段 4、32 電子マネー記憶手段(記憶手段) 5 電子マネー判断手段(制限手段) 6、34 電子マネー制限手段(制限手段) 10 記憶装置 12 電子マネー管理手段 13 使用制限管理手段(使用可能範囲管理手段、使用
用途管理手段、使用期間管理手段、使用地域管理手段、
最高使用金額管理手段) 20 端末装置

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる複数の使用制限項目によって使用
    が制限された電子マネーを作成する作成手段と、前記作
    成手段によって異なる複数の使用制限項目に設定される
    ように作成された電子マネーを記憶する記憶手段と、前
    記記憶手段に記憶された電子マネーの使用に一定の制限
    を加える制限手段と、前記制限手段と前記作成手段とを
    共有化する共有手段とを備えたことを特徴とする電子マ
    ネーシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子マネーシステムに備
    えられた記憶装置であって、 前記電子マネーの使用可能範囲を管理する使用可能範囲
    管理手段と、前記使用可能範囲管理手段によって使用制
    限された前記電子マネーを管理する電子マネー管理手段
    と、前記電子マネーの使用可能範囲を使用者に告知する
    告知手段とを備えたことを特徴とする記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電子マネーシステムに備
    えられた端末装置であって、 使用制限された前記電子マネーのその使用可能範囲を判
    断する判断手段と、前記判断手段の判断結果に基づいて
    前記電子マネーの使用を制限する制限手段とを有するこ
    とを特徴とする端末装置。
  4. 【請求項4】 使用用途が制限された電子マネーを作成
    する作成手段と、前記作成手段によって作成された電子
    マネーを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
    た電子マネーの使用用途を制限する制限手段と、前記制
    限手段と前記作成手段とを共有化する共有手段とを備え
    たことを特徴とする電子マネーシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の電子マネーシステムに備
    えられた記憶装置であって、 前記電子マネーの使用用途を管理する使用用途管理手段
    と、前記使用用途管理手段によって使用用途が制限され
    た電子マネーを管理する電子マネー管理手段と、前記電
    子マネーの使用用途を使用者に告知する告知手段とを備
    えたことを特徴とする記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の電子マネーシステムに備
    えられた端末装置であって、 使用用途が制限された前記電子マネーのその使用用途を
    判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果に基づい
    て前記電子マネーの使用を制限する制限手段とを有する
    ことを特徴とする端末装置。
  7. 【請求項7】 使用期間が制限された電子マネーを作成
    する作成手段と、前記作成手段によって作成された電子
    マネーを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
    た電子マネーの使用期間を制限する制限手段とを備えた
    ことを特徴とする電子マネーシステム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の電子マネーシステムに備
    えられた記憶装置であって、 前記電子マネーの使用期間を管理する使用期間管理手段
    と、前記使用期間管理手段によって使用期間が制限され
    た前記電子マネーを管理する電子マネー管理手段と、前
    記電子マネーの使用期間を使用者に告知する告知手段と
    を備えたことを特徴とする記憶装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の電子マネーシステムに設
    けられた端末装置であって、 使用期間が制限された前記電子マネーのその使用期間を
    判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果に基づい
    て前記電子マネーの使用を制限する制限手段とを有する
    ことを持つことを特徴とする端末装置。
  10. 【請求項10】 使用地域が制限された電子マネーを作成
    する作成手段と、前記作成手段によって作成された電子
    マネーを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
    た電子マネーの使用地域を制限する制限手段と、前記制
    限手段と前記作成手段とを共有化する共有手段とを備え
    たことを特徴とする電子マネーシステム。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の電子マネーシステムに備
    えられた記憶装置であって、 前記電子マネーの使用地域を管理する使用地域管理手段
    と、前記使用地域管理手段によって使用地域が制限され
    た電子マネーを管理する電子マネー管理手段と、前記電
    子マネーの使用地域を使用者に告知する告知手段とを備
    えたことを特徴とする記憶装置。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の電子マネーシステムに備
    えられた端末装置であって、 使用地域が制限された前記電子マネーのその使用地域を
    判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果に基づい
    て前記電子マネーの使用を制限する制限手段とを有する
    ことを特徴とする端末装置。
  13. 【請求項13】 一定期間の最高使用金額が制限された電
    子マネーを作成する作成手段と、前記作成手段によって
    作成された電子マネーを記憶する記憶手段と、前記記憶
    手段に記憶された電子マネーについて一定期間の最高使
    用金額を制限する制限手段とを備えたことを特徴とする
    電子マネーシステム。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の電子マネーシステムに設
    けられた記憶装置であって、 前記電子マネーの一定期間の最高使用金額を管理する最
    高使用金額管理手段と、前記最高使用金額管理手段によ
    って最高使用金額が制限された前記電子マネーを管理す
    る電子マネー管理手段と、一定期間内における前記電子
    マネーの最高使用金額を使用者に告知する告知手段とを
    備えたことを特徴とする記憶装置。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の電子マネーシステムに備
    えられた端末装置であって、 一定期間の最高使用金額を制限された前記電子マネーの
    その使用期間を判断する判断手段と、前記判断手段の判
    断結果に基づいて前記電子マネーの使用を制限する制限
    手段を有することを特徴とする端末装置。
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