JP2003022376A - 情報提供事業システムおよび情報提供事業方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報を提供する事業の価値を向上させる情報
提供事業システムおよび情報提供事業方法を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 情報提供者Ｏ，・・・からの情報（ホー
ムページ情報）ＨＯ，・・・を掲載した提供媒体（ホー
ムページ）ＨＤ，・・・によって情報ＨＯ，・・・を提
供するための情報提供事業システム（サーバ）１であっ
て、情報提供者Ｏ，・・・の情報ＨＯ，・・・の価値を
設定する情報価値設定手段と、情報ＨＯ，・・・の価値
に応じて情報提供者Ｏ，・・・に特典（賞金）ＰＭを分
配する特典分配手段とを備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、情報を提供する事
業を運営するための情報提供事業システムおよび情報提
供事業方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ（以下、
パソコンと記載する）や携帯電話等の普及に伴って、グ
ローバルに情報を提供する媒体としてインターネットが
普及している。通常、パソコンからインターネットに接
続するには、インターネットへの接続サービスを提供す
る業者であるプロバイダと接続契約し、プロバイダのサ
ーバを介して接続することができる。また、携帯電話か
らインターネットに接続するには、携帯電話事業者が提
供するサービスであるインターネット接続サービスに契
約し、携帯電話事業者のサーバを介して接続することが
できる。この場合、携帯電話事業者は、通信事業だけで
なく、プロバイダ事業も兼ねている。

【０００３】インターネットは、世界中のコンピュータ
を相互接続したネットワークであり、これらのコンピュ
ータの中にある様々なウェブサイトに接続可能である。
そのため、パソコン等からインターネットを介してウェ
ブサイトに接続し、このウェブサイトのホームページを
閲覧することによって様々な情報を得ることができる。
したがって、インターネットは、巨大なデータベースで
もある。

【０００４】ウェブサイトの中には、情報料を支払うこ
とによって情報を得ることができる有料サイトと、無料
で情報を得ることができる無料サイトがある。有料サイ
トで情報を提供する情報提供者は、情報の提供回数が増
加するほど収入が増加するので、情報受信者にとって有
用な情報となることを目指して情報の内容の充実に努め
ている。一方、無料サイトで情報を提供する情報提供者
は、収入を得ることができないので、情報受信者にとっ
て有用な情報というよりも、自身が公開したい情報のみ
提供している。

【０００５】また、特開平９−１６３３５１号公報に
は、情報を提供する媒体としてケーブルテレビネットワ
ーク等の双方向通信手段を用いた双方向メディアを利用
した流通システムが開示されている。この流通システム
では、コマーシャル依頼企業からのコマーシャル（商品
情報）を双方向通信手段を介して視聴者に提供し、コマ
ーシャルの視聴データに応じて商品購入時の特典を視聴
者（情報受信者）に与えている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】インターネットの爆発
的な普及に伴って、プロバイダの数が急激に増加すると
ともに、携帯電話によるインターネット接続サービスを
提供する携帯電話事業者も増加している。その結果、プ
ロバイダ等の間では接続契約者の獲得競争が激化し、各
プロバイダは接続契約者に提供するサービスを充実させ
て他のプロバイダとの差別化を図っている。そのため
に、プロバイダ等は、提供する情報の質を向上させ、情
報を提供する事業としての価値を高める必要がある。ち
なみに、前記の流通システムのように視聴者（情報受信
者）に特典を与えたとしても、提供する情報の質の向上
にはつながらない。

【０００７】そこで、本発明の課題は、情報を提供する
事業の価値を向上させる情報提供事業システムおよび情
報提供事業方法を提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決した本発
明は、情報提供者からの情報を掲載した提供媒体によっ
て情報を提供するための情報提供事業システムにおい
て、情報提供者の情報の価値を設定し、この設定した価
値に応じて特典を分配する。この発明によれば、情報提
供者が特典を得るために提供する情報の質の向上に努め
るので、情報を提供する事業としての価値を向上させる
ことができる。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る情報提供事業システムおよび情報提供事業方法の実
施の形態を説明する。

【００１０】本発明に係る情報提供事業システムおよび
その方法は、情報提供者からの情報を掲載した提供媒体
によって情報を提供する事業において、事業価値を高め
るために、提供する情報の価値を高める。そのために、
本発明では、情報提供者からの情報に対して価値を設定
し、その情報の価値に応じて情報提供者に特典を分配す
る構成とした。つまり、特典を得たい情報提供者は、情
報の価値を向上させるために、情報受取者にとって有用
な情報となるように情報内容の充実や情報の取り扱いの
容易化等に努める。

【００１１】さらに、本発明では、提供媒体に広告も掲
載することによって、その広告料の全部または一部を特
典の財源の一つとする。また、本発明では、提供媒体を
通信媒体によって送信することによって、提供媒体を迅
速に情報受取者に送る。

【００１２】特に、本発明では、提供媒体をインターネ
ット上で公開されるホームページとすることによって、
情報をグローバルに提供でき、情報の検索も容易とな
る。この場合、本発明では、情報の価値をホームページ
へのアクセス回数に基づいて設定することによって、情
報受取者にとっての情報の有用性を簡単に評価すること
ができる。

【００１３】また、本発明に係る情報提供事業システム
およびその方法は、情報提供者の情報を情報提供者用端
末から通信媒体を介して受信し、通信媒体を介して送信
可能な提供媒体によって情報提供者の情報を公開し、提
供媒体を情報受信者用端末に通信媒体を介して送信する
ことによって情報提供者の情報を情報受信者に提供する
事業において、通信媒体を介して情報を提供する事業価
値を高めるために、提供する情報の価値を高める。その
ために、本発明は、情報受信者用端末に提供媒体によっ
て情報提供者の情報が受信された回数に基づいて情報提
供者の情報の価値を設定し、価値が高い情報を提供した
情報提供者に特典を与えるために、設定した情報の価値
に応じて特典を分配する構成とした。つまり、本発明で
は、情報受信者にとって有用な情報であるかを受信回数
に基づいて設定し、受信回数を増やすことによって事業
価値を高めた情報提供者に特典を与えることができる。

【００１４】さらに、本発明では、情報提供者の情報毎
に情報受信者用端末に受信された回数を設定するための
データベースに基づいて情報提供者の情報の価値を設定
することによって、情報の価値を設定するためのデータ
を管理でき、価値の設定も容易化する。また、本発明で
は、特典を提供媒体に掲載した広告の広告料または／お
よび通信媒体の通信料の一部が還元された還元通信料に
よる賞金とすることによって、事業資金を確保すること
ができる。また、本発明では、提供媒体に情報受信者が
情報の有用性を書き込むためのアンケート欄を設け、ア
ンケート欄に書き込まれた情報の有用性を加味して情報
提供者の情報の価値を設定することによって、情報の価
値に情報受信者の意見をより反映できる。また、本発明
では、情報の価値をポイント化して所定期間毎のポイン
トを集計し、集計したポイントに基づいて特典を分配す
ることによって、価値の高い情報順に特典を容易に分配
できる。また、本発明では、提供媒体であるインターネ
ット上で公開されるホームページにアクセス回数を表示
することによって、有用性のある情報か否かを情報受信
者に知らせることができる。

【００１５】なお、情報提供事業は、情報提供者からの
情報を提供媒体を介して提供する事業であり、例えば、
プロバイダ事業、インターネット接続サービスを提供す
る携帯電話事業、ケーブルテレビ事業、通信販売業等で
ある。提供媒体は、情報提供者からの情報を掲載するた
めの媒体かつ閲覧可能な媒体であり、例えば、ホームペ
ージ、テレビ画面、通販雑誌等である。情報の価値は、
情報受取者にとっての有用性で評価され、例えば、情報
がホームページに掲載されている場合にはホームページ
へのアクセス回数やアクセス時間等に基づいて評価され
る。特典は、情報提供者にとって有益となるものであ
り、例えば、賞金、賞品、各種割引、各種有価証券等で
ある。通信媒体は、提供媒体のデータを送受信するため
の媒体であり、例えば、ＩＳＤＮ[Integrated Services
Digital Network]回線等の公衆回線、ケーブルテレビ
ネットワーク等の専用回線、準天頂衛星（ＨＥＯ[Highl
y Elliptical Orbit]等）による通信等である。

【００１６】本実施の形態では、本発明に係る情報提供
事業システムおよびその方法をプロバイダのサーバおよ
びサーバによる処理に適用し、プロバイダがそのサーバ
によって情報提供事業を運営する。そこで、本実施の形
態では、提供媒体がホームページであり、通信媒体がＩ
ＳＤＮ等の公衆回線である。また、本実施の形態では、
ホームページに情報提供者からのホームページ情報の他
に広告主からの広告情報を掲載し、この広告料等による
収入における余剰利益を特典（賞金）の財源とする。さ
らに、本実施の形態では、情報提供者からの情報の価値
を、ホームページへのアクセス回数、ホームページに対
するアンケート結果、ホームページへのアクセス時間や
ホームページに掲載されている広告のウェブサイトへの
アクセス回数に基づいて設定する。

【００１７】それでは、図１を参照して、プロバイダＰ
のサーバ１による情報を提供する事業の全体構成につい
て説明する。図１は、プロバイダのサーバによる情報提
供事業の全体構成図である。なお、図１には、情報提供
者Ｏ，・・・、情報受信者Ｒ，・・・および広告主Ａ，
・・・は、その数を省略して記載してあるが、実際には
多数存在する。

【００１８】サーバ１は、プロバイダ契約を結んでいる
情報提供者Ｏ，・・・が各々所有する端末２，・・・
と、公衆回線４によるインターネットＩ上で接続可能で
ある。また、サーバ１は、プロバイダ契約を結んでいる
情報受信者Ｒ，・・・が各々所有する端末３，・・・
と、公衆回線４によるインターネットＩ上で接続可能で
ある。なお、本実施の形態では、サーバ１が特許請求の
範囲に記載の情報提供事業システムに相当し、公衆回線
４が特許請求の範囲に記載の通信媒体に相当する。

【００１９】サーバ１は、情報提供者Ｏ，・・・のホー
ムページ情報ＨＯ，・・・を端末２，・・・から受信す
るとともに、プロバイダＰが受け取った広告主Ａ，・・
・からの広告情報ＨＡ，・・・がオペレータによって入
力される。そして、サーバ１は、オペレータの操作によ
ってホームページ情報ＨＯと広告情報ＨＡを含んだホー
ムページＨＤ，・・・を作成し、閲覧要求に応じて各ホ
ームページＨＤ，・・・を情報受信者Ｒ，・・・の端末
３，・・・に送信する。ちなみに、このホームページＨ
Ｄ，・・・で提供される情報には、情報提供者Ｏ，・・
・に応じて有料情報と無料情報がある。なお、本実施の
形態では、ホームページ情報ＨＯが特許請求の範囲に記
載の情報提供者の情報であり、ホームページＨＤが特許
請求の範囲に記載の提供媒体である。

【００２０】前記のような機能を有するサーバ１を所有
するプロバイダＰは、インターネットＩへの接続サービ
スを提供する業者であり、インターネットＩを介して情
報提供者Ｏ，・・・の情報を提供するとともに、広告主
Ａ，・・・の広告を提供する。また、プロバイダＰは、
広告主Ａ，・・・と広告掲載契約を結ぶとともに、公衆
回線４によって通信事業を運営している通信業者Ｃと通
信料契約を結んでいる。通信業者Ｃは、情報提供者Ｏ，
・・・および情報受信者Ｒ，・・・からサーバ１と接続
した際の通信料ＣＣ，・・・を徴収している業者であ
る。

【００２１】そして、プロバイダＰは、広告主Ａ，・・
・から広告料ＣＡ，・・・を受け取るとともに、通信業
者Ｃから還元通信料ＣＲを受け取る。還元通信料ＣＲ
は、情報提供者Ｏ，・・・および情報受信者Ｒ，・・・
が支払った通信料ＣＣ，・・・によって余剰利益がでた
場合に、その余剰利益に貢献したプロバイダＰに貢献料
として与えられる余剰利益の一部である。ちなみに、余
剰利益がない場合、還元通信料ＣＲは与えられない。

【００２２】さらに、プロバイダＰは、情報提供者Ｏ，
・・・および情報受信者Ｒから契約料や月毎の接続料等
を受け取る。しかし、プロバイダＰは広告料ＣＡ，・・
・を主な収入源としているので、契約料や月毎の接続料
等は少額かあるいは無料である。したがって、プロバイ
ダＰは、広告主Ａ，・・・や広告料ＣＡ，・・・を増加
させるために、広告情報ＨＡ，・・・を見る（すなわ
ち、ホームページＨＤ，・・・にアクセスする）情報受
信者Ｒ，・・・を増加させる必要がある。そのために、
プロバイダＰは、情報受信者Ｒ，・・・にとって有用な
情報を多数提供できるようにする必要がある。

【００２３】そこで、プロバイダＰは、無料情報のホー
ムページ情報ＨＯ，・・・を提供している情報提供者
Ｏ，・・・に対して、そのホームページ情報ＨＯ，・・
・の価値が高い場合には賞金ＰＭを授与している。とい
うのは、有料情報のホームページ情報ＨＯ，・・・を提
供している情報提供者Ｏ，・・・は、ホームページＨ
Ｄ，・・・へのアクセスが増加するほど収入が増加する
ので、情報受信者Ｒ，・・・にとって有用な情報となる
ことを目指してホームページ情報ＨＯ，・・・の内容の
充実や情報の取り扱いの容易化等に努めている。一方、
無料情報のホームページ情報ＨＯ，・・・を提供してい
る情報提供者Ｏ，・・・は、収入を得ることができない
ので、情報受信者Ｒ，・・・にとって有用な情報という
よりも、自身が公開したいホームページ情報ＨＯ，・・
・を提供している。また、情報受信者Ｒ，・・・は、情
報を無料で得るほうがよいので、無料情報のホームペー
ジＨＤ，・・・の情報の内容の充実等を望んでいる。し
たがって、プロバイダＰは、情報受信者Ｒ，・・・を増
加させてホームページＨＤへのアクセスを増加させるた
めに、無料情報の情報提供者Ｏ，・・・にホームページ
情報ＨＯ，・・・の質（内容の充実や情報の扱い易さ
等）を向上させる必要がある。そこで、プロバイダＰ
は、情報受信者Ｒ，・・・にとって有用な情報を提供し
ている無料情報の情報提供者Ｏ，・・・に賞金を与える
ことによって、無料情報の情報提供者Ｏ，・・・間に競
争原理を導入し、ホームページ情報ＨＯ，・・・の質の
向上を促している。

【００２４】そのために、サーバ１は、毎月、無料情報
の情報提供者Ｏ，・・・のホームページＨＤ，・・・毎
にポイントを設定し、このポイントの高い順に賞金ＰＭ
を分配する。したがって、ポイントの低いホームページ
ＨＤ，・・・の情報提供者Ｏ，・・・に対しては賞金Ｐ
Ｍは分配されない。ちなみに、賞金ＰＭの財源はプロバ
イダＰの収入における余剰利益（収入における利益から
見込み利益を差し引いた利益）の一部（例えば、５０
％）であり、余剰利益がない月は賞金ＰＭは分配されな
い。なお、ポイントの設定および賞金ＰＭの分配につい
ては、後で詳細に説明する。なお、本実施の形態では、
ポイントが特許請求の範囲に記載の情報の価値であり、
賞金ＰＭが特許請求の範囲に記載の特典である。

【００２５】次に、図１乃至図４を参照して、サーバ１
の詳細な構成について説明する。図２は、サーバの構成
図である。図３は、ポイントデータベースの構成図であ
る。図４は、ホームページの画面構成の一例である。

【００２６】サーバ１は、主なものとして主制御装置１
０、記憶装置１１、入出力装置１２、通信制御装置１３
等を備えており、これらの装置をバス１４で接続してい
る。

【００２７】主制御装置１０について説明する。主制御
装置１０は、ＭＰＵ[Micro Processing Unit]およびＲ
ＡＭ[Random Access Memory]等から構成され、サーバ１
を統括制御する。そのために、主制御装置１０は、ＷＷ
Ｗ[World Wide Web]サーバプログラム１０ａを備えてい
る。

【００２８】ＷＷＷサーバプログラム１０ａは、ＨＴＴ
Ｐ[Hyper Text Transfer Protocol]で通信するための通
信基盤プログラムである。なお、ＷＷＷサーバプログラ
ム１０ａは、サーバ１がインターネットＩに接続される
と、ＲＡＭ上にロードされてＭＰＵで実行される。

【００２９】また、主制御装置１０は、情報受信者Ｒ，
・・・がサーバ１に接続した際に、情報受信者Ｒ，・・
・が必要な情報を検索するための情報検索画面を提供す
る。そのために、主制御装置１０は、サーチエンジン１
０ｂを備えている。

【００３０】サーチエンジン１０ｂは、サーバ１で提供
できるホームページＨＤ，・・・の中から必要な情報を
検索するための情報検索エンジンである。サーチエンジ
ン１０ｂは、情報受信者Ｒ，・・・に情報検索画面を提
供し、その情報検索画面の入力エリアにキーワードを入
力させる。そして、サーチエンジン１０ｂは、そのキー
ワードが使われているホームページＨＤを記憶装置１１
のホームページデータベース１１ａから検索し、該当す
るホームページＨＤ，・・・を抽出する。続いて、サー
チエンジン１０ｂは、抽出したホームページＨＤ，・・
・の件数やその概要等を情報検索画面の出力エリアに表
示する。なお、この情報検索画面にも、広告情報ＨＡ，
・・・のエリアを有している。

【００３１】そして、主制御装置１０は、端末３，・・
・からその情報検索画面の出力エリアで表示しているホ
ームページＨＤに対する閲覧要求に応じて、ホームペー
ジデータベース１１ａに格納されたホームページＨＤを
端末３，・・・に通信制御装置１３を介して送信する。

【００３２】さらに、主制御装置１０は、情報受信者
Ｒ，・・・のホームページＨＤ，・・・毎にその情報の
価値としてポイントを設定するとともに、そのポイント
に応じて賞金ＰＭを分配する。そのために、主制御装置
１０は、ポイント設定手段１０ｃと賞金分配手段１０ｄ
を備えている。なお、ポイント設定手段１０ｃと賞金分
配手段１０ｄについては、記憶装置１１の説明の後に詳
細に説明する。なお、本実施の形態では、ポイント設定
手段１０ｃが特許請求の範囲に記載の情報価値設定手段
に相当し、賞金分配手段１０ｄは特許請求の範囲に記載
の特典分配手段に相当する。

【００３３】また、主制御装置１０は、情報提供者Ｏ，
・・・からのホームページ情報ＨＯ，・・・と広告主
Ａ，・・・からの広告情報ＨＡ，・・・を掲載したホー
ムページＨＤ，・・・をＨＴＭＬ[Hyper Text Makeup L
anguage]形式で作成し、ホームページデータベース１１
ａに格納する機能を有している。図４に示すように、ホ
ームページＨＤの画面構成の一例として、ホームページ
画面ＨＤａは、右上部の大きなエリアにホームページ情
報ＨＯを掲載するためのコンテンツエリアＨＤｂ、下部
と左部に広告情報ＨＡ，ＨＡを掲載するための広告エリ
アＨＤｃ、ＨＤｄおよびホームページＨＤへのアクセス
回数を示すためのアクセス回数表示エリアＨＤｅを有し
ている。なお、コンテンツエリアＨＤｂの大きさや位
置、広告エリアＨＤｃ、ＨＤｄの個数、大きさや位置等
は、これ以外の様々な形態としてよい。また、アクセス
回数表示エリアＨＤｅについても、大きさや位置をこれ
以外の様々な形態としてよいし、情報の価値を示すポイ
ント等を表示してもよい。また、広告エリアＨＤｃ、Ｈ
Ｄｄには、この広告の詳細な情報のウェブサイトに飛ぶ
ためのリンクボタン（例えば、図４の詳細ボタンＨＤ
ｆ）を設けたり、その広告の商品を購入するためのウェ
ブサイトに飛ぶためのリンクボタン（例えば、図４の購
入ボタンＨＤｇ）を設けたりしてもよい。

【００３４】さらに、ホームページＨＤの中には、この
ホームページＨＤを見た情報受信者Ｒが情報の評価を書
き込むためのアンケート欄が設けられている。例えば、
このアンケート欄には、情報に対する３段階評価とし
て、「非常に参考になった」、「参考になった」、「参
考にならなかった」に対するチェック欄が設けられる。
この評価結果によって、情報受信者Ｒ，・・・にとって
の情報の有用性が判るので、後記するように加算するポ
イントの点数を変えている。

【００３５】次に、記憶装置１１について説明する。記
憶装置１１は、ハードディスク装置や光磁気ディスク装
置等から構成される。記憶装置１１は、サーバ１の各種
プログラムを格納するとともに、ホームページデータベ
ース１１ａ、ポイントデータベース１１ｂ等を格納して
いる。

【００３６】ホームページデータベース１１ａは、イン
ターネットＩ上に送信されるホームページＨＤ，・・・
のＨＴＭＬ形式のデータが格納されている。

【００３７】ポイントデータベース１１ｂは、ホームペ
ージＨＤの情報の価値を示すポイントを設定するための
データが情報提供者Ｏ，・・・のホームページＨＤ，・
・・毎に格納されている。ホームページＨＤの情報の価
値を判断する材料としては、情報受信者Ｒにとっての情
報の有用性を数値として明確化するために、情報受信者
Ｒ，・・・からのアクセスに関する情報を利用してい
る。具体的には、ポイントを、ホームページＨＤへのア
クセス回数（アンケート結果を加味したもの）、アクセ
ス時間、広告の各種ウェブサイトへのアクセス回数に基
づいて設定している。

【００３８】ポイントデータベース１１ｂには、ホーム
ページＨＤのホームページ名をキーインデックスとし
て、情報提供者Ｏの情報として情報提供者名、住所、電
話番号、メールアドレスと口座番号、ホームページＨＤ
の情報としてホームページアドレス、ポイントを設定す
るための情報としてはアクセス回数、アクセス時間、広
告アクセス回数およびポイントが格納される。なお、同
一の情報提供者Ｏが複数のホームページＨＤを開設して
いる場合、各ホームページＨＤに対して情報が格納され
る。

【００３９】アクセス回数は、ホームページＨＤがアク
セスされる毎に、前記したアンケート欄の「非常に参考
になった」にチェックされている場合には［２］の欄が
カウントアップされ、「参考になった」にチェックされ
ている場合には［１］の欄がカウントアップされ、「参
考にならなかった」にチェックされている場合には
［０．５］の欄がカウントアップされる。つまり、情報
受信者Ｒに参考になった情報ほど情報の価値が高いの
で、ポイント設定時に、アクセス回数を単純に加算する
のではなくアンケート結果に応じて加算する点数を変え
ている。また、アクセス回数が多いほど、広告主Ａにと
っては広告情報ＨＡを見られる機会が増え、通信業者Ｃ
にとっては通信回数が増える。なお、アンケート欄にチ
ェックされていなかった場合、情報受信者Ｒが関心を示
さなかったものとして、［０．５］の欄がカウントアッ
プされる。

【００４０】アクセス時間は、ホームページＨＤがアク
セスされる毎に、そのアクセスされていた時間（秒）が
加算される。つまり、アクセスされていた時間が長いほ
ど情報受信者Ｒに関心が高かったので、アクセス時間も
加味している。また、アクセスしている時間が長いほ
ど、広告主Ａにとっては広告情報ＨＡを見られる時間が
増え、通信業者Ｃにとっては通信時間が増える。

【００４１】広告アクセス回数は、ホームページＨＤが
アクセスされる毎に、そのホームページＨＤに掲載され
ている広告のウェブサイトにアクセスされた回数がカウ
ントアップされる。つまり、広告のウェブサイトへのア
クセス回数が多いほど、広告主Ａにとってはその広告の
効果があったことを示すからである。

【００４２】ポイントは、毎月末日に設定される。ポイ
ントは、（［２］のアクセス回数×２）、（［１］のア
クセス回数×１）、（［０．５］のアクセス回数×０．
５）、（アクセス時間／１００）と（広告アクセス回
数）が加算され、その加算値の小数点以下が四捨五入さ
れて整数値として設定される。ポイント設定後に賞金が
分配されると、アクセス回数、アクセス時間、広告アク
セス時間およびポイントは全て０に初期設定される。

【００４３】それでは、前記した主制御装置１０のポイ
ント設定手段１０ｃについて説明する。ポイント設定手
段１０ｃは、ポイントデータベース１１ｂを設定する機
能を有する。つまり、ポイント設定手段１０ｃは、新し
いホームページＨＤが開設される毎に、ポイントデータ
ベース１１ｂに新たなフィールドを確保し、ホームペー
ジ名、情報提供者名、住所、電話番号、メールアドレ
ス、口座番号、ホームページアドレスを設定する。ま
た、ポイント設定手段１０ｃは、ホームページＨＤが情
報受信者Ｒにアクセスされる毎に、そのホームページＨ
Ｄをポイントデータベース１１ｂから検索し、そのフィ
ールドに対してアクセス回数、アクセス時間および広告
アクセス回数を設定する。さらに、ポイント設定手段１
０ｃは、毎月末日に、ポイントデータベース１１ｂに格
納されている全てのホームページＨＤ，・・・の各フィ
ールドに対して、ポイントを前記した算出方法によって
算出し、設定する。

【００４４】次に、賞金分配手段１０ｄについて説明す
る。賞金分配手段１０ｄは、ポイントデータベース１１
ｂに設定された各ホームページＨＤ，・・・のポイント
に応じて賞金を分配する機能を有する。つまり、賞金分
配手段１０ｄは、毎月末日に、広告料ＣＡ，・・・およ
び還元通信料ＣＲ等による収入に基づいて余剰利益があ
るか判断し、余剰利益がある場合には賞金総額を算出す
る。そして、賞金分配手段１０ｄは、その賞金総額をポ
イントの多い順に割り振り、その賞金額とそのホームペ
ージＨＤの情報提供者Ｏをリスト化して出力する。最後
に、賞金分配手段１０ｄは、ポイントデータベース１１
ｂのアクセス回数、アクセス時間、広告アクセス時間お
よびポイントを０に初期設定する。賞金総額の割り振り
方としては、例えば、ポイントの一番多いホームページ
ＨＤに対して賞金総額の５０％、２番目には２０％、・
・・と一定割合で賞金総額を分けるパターン、ポイント
が所定数以上のホームページＨＤに一律に賞金総額を分
けるパターン、あるいはポイントの上位にポイントに応
じて賞金総額を分けるパターン等がある。なお、賞金総
額が０の場合あるいは一定額以下（例えば、１万円以
下）の場合には、賞金を分配しない。

【００４５】入出力装置１２は、キーボード、マウス、
表示装置等から構成され、Ｉ／Ｏ装置を介して接続され
ている。

【００４６】通信制御装置１３は、モデム、ＤＳＵ[Dig
ital Service Unit]等から構成され、インターネットＩ
による情報の送受信を実現する。

【００４７】次に、図１を参照して、端末２について説
明する。端末２は、インターネットＩに接続可能な端末
であり、例えば、情報提供者Ｏが所有するパソコンであ
る。端末２は、サーバ１と同様に、主なものとして主制
御装置、記憶装置、入出力装置、通信制御装置等を備
え、これらの装置がバスによって接続されている。さら
に、端末２は、ＷＷＷブラウザを備え、インターネット
Ｉ上に存在する種々のサーバ（ＷＷＷサーバ等）が閲覧
可能に保持している各種情報を閲覧することができる。
また、端末２は、ＷＷＷブラウザを利用し、インターネ
ットＩ上に存在する種々のサーバに各種情報を送信する
ことができる。そこで、端末２からは、ホームページ情
報ＨＯがサーバ１に送信される。このホームページ情報
ＨＯの送信は、ホームページの開設時の他に、情報の内
容を変更する時（例えば、情報の内容を充実させた時、
情報を情報受信者Ｒにとって扱い易くした時、情報受信
者Ｒの要望に答えた情報を追加した時）にも行われる。
なお、ホームページ情報ＨＯは、ＨＴＭＬ形式のデータ
でもよいし、あるいは様々な形式のワープロデータ、映
像データや音声データ等の電子データでもよい。また、
ホームページ情報ＨＯは、プロバイダＰに郵送等で送ら
れる紙による文章や絵、写真、ビデオテープ、音声テー
プ等でもよい。

【００４８】情報提供者Ｏについても説明しておく。情
報提供者Ｏは、プロバイダＰとプロバイダ契約を結び、
情報を提供するためにホームページＨＤを開設する者で
ある。情報提供者Ｏは、プロバイダ契約において、提供
する情報を無料にするかあるいは有料にするかを設定し
ている。また、情報提供者Ｏは、プロバイダ契約におい
て、ホームページＨＤにおいて広告を掲載してよいか否
か、あるいは特定の広告のみ掲載してよい等の広告掲載
に関する事項について設定している。このように、情報
提供者Ｏの了解の下にホームページＨＤに広告を掲載す
るということは、情報提供者Ｏが広告主Ａを探す代わり
にプロバイダＰがこれを行うことになり、プロバイダＰ
が広告代理店業務を行うとも考えられる。ちなみに、情
報提供者Ｏが、情報受信者Ｒになることもある。なお、
広告を掲載しないホームページＨＤが賞金ＰＭを分配で
きる程度のポイントを得ている場合、広告に関しては貢
献していないが、情報を提供する事業としての価値を高
めることに関しては貢献しているので、賞金ＰＭを通常
より減額して授与するようにする。

【００４９】例えば、情報提供者Ｏ，・・・の中には、
ホームページＨＤによって小説、楽曲等の作品を無料で
発表する者が含まれたりする。この場合、その小説ある
いは楽曲等がヒットすると、そのホームページＨＤへの
アクセスが増加する。その結果、このような無名のアー
チスト（情報提供者Ｏ）でも、賞金ＰＭを得ることが可
能となり、メジャーとなる可能性もある。

【００５０】次に、端末３について説明する。端末３
は、インターネットＩに接続可能な端末であり、例え
ば、情報受信者Ｒが所有するパソコンである。端末３
は、サーバ１と同様に、主なものとして主制御装置、記
憶装置、入出力装置、通信制御装置等を備え、これらの
装置がバスによって接続されている。さらに、端末３
は、ＷＷＷブラウザを備え、インターネットＩ上に存在
する種々のサーバ（ＷＷＷサーバ等）が閲覧可能に保持
している各種情報を閲覧することができる。また、端末
３は、ＷＷＷブラウザを利用し、インターネットＩ上に
存在する種々のサーバに各種情報を送信することができ
る。

【００５１】次に、広告主Ａについて説明する。広告主
Ａは、プロバイダＰと広告掲載契約を結び、広告をホー
ムページＨＤに掲載してもらう。広告主Ａは、広告掲載
契約において、掲載するホームページＨＤの数、ホーム
ページ画面内の広告エリアの位置や大きさ等を考慮した
基本広告料、および広告を掲載しているホームページＨ
Ｄへのアクセス回数、アクセス時間やその広告のウェブ
サイトへのアクセス回数、さらにこの広告の商品の販売
実績等に応じた変動広告料を設定している。また、広告
主Ａは、広告掲載契約において、ホームページＨＤの情
報の内容により掲載を希望するジャンル（例えば、ファ
ッション関係、音楽関係、スポーツ関係等、あるいは主
婦向け、ＯＬ向け、学生向け等）を指定してもよい。契
約後、広告主Ａは、広告情報ＨＡをプロバイダＰに提出
する。広告情報ＨＡは、ＨＴＭＬ形式のデータでもよい
し、あるいは様々な形式のワープロデータ、映像データ
や音声データ等の電子データでもよい。また、広告情報
ＨＡは、紙による文章や絵、写真、ビデオテープ、音声
テープ等でもよい。そして、広告主Ａは、毎月、広告を
掲載しているホームページＨＤへのアクセス回数、アク
セス時間やその広告のウェブサイトへのアクセス回数、
さらに販売実績等の実績に基づいて、広告料ＣＡをプロ
バイダＰに支払う。

【００５２】次に、通信業者Ｃについて説明する。通信
業者Ｃは、プロバイダＰと通信料契約を結び、サーバ１
と端末２，・・・や端末３，・・・とが接続した際の通
信料ＣＣ，・・・で得た収入の余剰利益の一部を還元す
る。通信業者Ｃは、通信料契約において、通信料ＣＣ，
・・・による収入における利益が見込み利益より多い場
合にその一部（例えば、５０％）を還元通信料ＣＲとし
て設定している。つまり、通信業者Ｃは、プロバイダＰ
によるインターネットＩの接続サービスによって予想以
上の利益を得たので、その利益に貢献したプロバイダＰ
に還元する。実際には、通信業者Ｃは情報提供者Ｏ，・
・・や情報受信者Ｒ，・・・との間の契約によって個別
に選択されるので、このような通信料契約は結ばれない
可能性が高い。しかし、通信業界も競争が激化してお
り、他社との差別化の一つとして行う可能性もあり、ま
た、通信業者ＣがプロバイダＰを兼ねる場合には、この
ような通信料契約を結ぶことなく可能である。

【００５３】次に、図１乃至図４を参照して、プロバイ
ダＰによる情報を提供する事業全体の流れの一例につい
て図５のフロー図に沿って説明する。図５は、プロバイ
ダによる情報提供事業の全体のフロー図である。

【００５４】まず、情報を提供するためにホームページ
を開設したい情報提供者Ｏが、プロバイダＰとプロバイ
ダ契約を結ぶ（Ｗ１）。このプロバイダ契約では、ホー
ムページへの広告の掲載、賞金授与、契約料や月毎の接
続料等の項目について規定される。

【００５５】また、プロバイダＰによる情報提供等のサ
ービスを受けたい情報受信者Ｒは、プロバイダＰとプロ
バイダ契約を結ぶ（Ｗ２）。このプロバイダ契約では、
契約料や月毎の接続料等の項目について規定される。

【００５６】さらに、ホームページに広告を掲載したい
広告主Ａが、プロバイダＰと広告掲載契約を結ぶ（Ｗ
３）。この広告掲載契約では、基本広告料、変動広告
料、掲載を希望するホームページのジャンル等について
規定される。

【００５７】また、サーバ１との接続によって情報提供
者Ｏ，・・・や情報受信者Ｒ，・・・から通信料を徴収
している通信業者Ｃは、プロバイダＰと通信料契約を結
ぶ（Ｗ４）。この通信料契約では、還元通信料等につい
て規定される。

【００５８】そして、広告主Ａは、契約後、広告情報Ｈ
ＡをプロバイダＰに提出する（Ｗ５）。また、情報提供
者Ｏは、端末２からプロバイダＰのサーバ１に接続し、
ホームページ情報ＨＯをサーバ１に送信する（Ｗ６）。
すると、プロバイダＰでは、サーバ１へのオペレータの
操作によって、ホームページ情報ＨＯおよび広告情報Ｈ
Ａを掲載したホームページＨＤを作成し、このホームペ
ージＨＤのデータをホームページデータベース１１ａに
格納する。このようにして、プロバイダＰは、広告付き
のホームページＨＤ，・・・を作成して提供することに
よって、広告を主とした収入によって事業を運営する。

【００５９】情報受信者Ｒが、ある情報を得たい場合、
端末３からプロバイダＰのサーバ１に接続する。する
と、サーバ１は、情報検索画面を端末３に送信する。そ
こで、情報受信者Ｒは、情報検索画面に得たい情報のキ
ーワードに入力する。そして、サーバ１は、そのキーワ
ードが使われているホームページＨＤを記憶装置１１の
ホームページデータベース１１ａから検索し、該当する
ホームページＨＤ，・・・を抽出する。続いて、サーバ
１は、抽出したホームページＨＤ，・・・の件数やその
概要等を情報検索画面の出力エリアに表示する。そこ
で、情報受信者Ｒは、その情報検索画面の出力エリアか
ら情報を得たいホームページＨＤを選択し、そのホーム
ページの閲覧要求をサーバ１に送信する（Ｗ７）。

【００６０】すると、サーバ１は、ホームページＨＤの
データをホームページデータベース１１ａから取り出
し、広告付きのホームページＨＤを情報受信者Ｒの端末
３に送信する（Ｗ８）。そして、情報受信者Ｒは、その
ホームページＨＤを見ることによって情報を得るととも
に、広告の情報も得る。また、情報受信者Ｒは、このホ
ームページＨＤから得たい情報が得られなかった場合に
は、前記と同様に、他のホームページＨＤに対して閲覧
要求を送信して他のホームページＨＤを送信してもら
う。情報受信者Ｒは、ホームページＨＤから情報を得る
と、気が向いた場合にはアンケート欄に回答し、端末３
とサーバ１との接続を切る。このようにして、プロバイ
ダＰは、情報受信者Ｒに対して情報を提供するととも
に、広告も提供する。

【００６１】そして、プロバイダＰは、毎月一回、広告
料の請求書を広告主Ａに送付する（Ｗ９）。この請求書
には、広告主Ａの広告を掲載したホームページＨＤ，・
・・へのアクセス回数、アクセス時間やその広告のウェ
ブサイトへのアクセス回数等が記載されるとともに、そ
れらのアクセスに基づいて算出された広告料が記載され
ている。広告主Ａは、広告のウェブサイトへのアクセス
回数や広告の商品の販売実績等に基づいて請求書の広告
料についての妥当性を検討し、妥当な場合には広告料Ｃ
ＡをプロバイダＰに支払う（Ｗ１０）。

【００６２】また、通信業者Ｃは、毎月一回、通信料の
請求書を情報提供者Ｏに送付する（Ｗ１１）。この請求
書の通信料には、サーバ１と端末２とが接続した際の通
信料の他に、情報提供者Ｏが電話で通話した際の通信料
も含まれる場合がある。そして、情報提供者Ｏは、通信
料ＣＣを通信業者Ｃに支払う（Ｗ１２）。また、通信業
者Ｃは、毎月一回、通信料の請求書を情報受信者Ｒに送
付する（Ｗ１３）。この請求書の通信料には、サーバ１
と端末３とが接続した際の通信料の他に、情報受信者Ｒ
が電話で通話した際の通信料も含まれる場合がある。そ
して、情報受信者Ｒは、通信料ＣＣを通信業者Ｃに支払
う（Ｗ１４）。

【００６３】前記したように、通信業者Ｃは、情報提供
者Ｏ，・・・および情報受信者Ｒ，・・・から通信料Ｃ
Ｃ，・・・を徴収する。そして、通信業者Ｃは、その通
信料ＣＣ，・・・の中でサーバ１と接続した分の通信料
によって余剰利益がでた場合に、プロバイダＰに対する
貢献料として還元通信料ＣＲを算出し、その還元通信料
ＣＲをプロバイダＰに贈る（Ｗ１５）。余剰利益がなか
った場合、還元通信料ＣＲは贈られない。

【００６４】最後に、プロバイダＰのサーバ１では、毎
月末日、全てのホームページＨＤ，・・・に対するポイ
ントを算出する。また、サーバ１では、広告料ＣＣ，・
・・の他に場合によって還元通信料ＣＲ、契約料、接続
料等による全収入において余剰利益がでた場合には、賞
金総額を算出し、さらにホームページＨＤ，・・・の各
ポイントに基づいて賞金総額を分ける。そして、サーバ
１では、その賞金額と情報提供者Ｏ，・・・をリスト化
して出力する。プロバイダＰでは、このリストに基づい
て情報提供者Ｏ，・・・に賞金ＰＭ，・・・を授与する
（Ｗ１６）。この賞金ＰＭ，・・の授与は、情報提供者
Ｏ，・・・の銀行口座への振り込み、現金書留、手渡し
等で行われる。全収入において余剰利益がなかった場
合、賞金ＰＭの授与は行われない。

【００６５】次に、図１乃至図４を参照して、サーバ１
によるポイントデータベース１１ｂへのポイントに関す
るデータの設定処理を図６のフローチャートに沿って説
明する。図６は、サーバによるポイントデータベースへ
のポイントに関するデータの設定処理を示すフローチャ
ートである。

【００６６】サーバ１では、前記したように、情報受信
者Ｒの端末３からホームページＨＤの閲覧要求を受信す
る（Ｓ１０）。

【００６７】そして、サーバ１は、閲覧要求を受けたホ
ームページＨＤのデータをホームページデータベース１
１ａから取り出し、ホームページＨＤのデータを端末３
に送信してホームページＨＤを端末３のディスプレイ上
に表示する。そのとき、サーバ１は、そのホームページ
ＨＤへのアクセス時間の計測を開始する（Ｓ１１）。

【００６８】サーバ１は、端末３からのホームページＨ
Ｄの閲覧終了を受信待ちする（Ｓ１２）。

【００６９】その閲覧終了を受信すると、サーバ１は、
アクセス時間の計測を終了する（Ｓ１３）。そして、サ
ーバ１は、ポイントデータベース１１ｂから該当するホ
ームページＨＤのアクセス時間のフィールドに設定され
ている現在までのアクセス時間を取り出す。続いて、サ
ーバ１は、その取り出したアクセス時間に計測したアク
セス時間を加算し、その加算したアクセス時間をアクセ
ス時間のフィールドに設定する（Ｓ１４）。

【００７０】さらに、サーバ１は、ホームページＨＤの
アンケート欄のアンケート結果に基づいて、ポイントデ
ータベース１１ｂの該当するホームページＨＤのアクセ
ス回数のフィールドに設定されているアクセス回数を取
り出す。続いて、サーバ１は、その取り出したアクセス
回数に１を加算し、その加算したアクセス回数をアクセ
ス回数のフィールドに設定する（Ｓ１５）。ちなみに、
アンケート結果が「非常に参考になった」の場合には
［２］の欄が１加算されて設定され、「参考になった」
の場合には［１］の欄が１加算されて設定され、「参考
にならなかった」またはアンケートの回答がなかった場
合には［０．５］の欄が１加算されて設定される。

【００７１】また、サーバ１は、ホームページＨＤに掲
載されている広告のウェブサイトにアクセスがあった場
合、ポイントデータベース１１ｂの該当するホームペー
ジＨＤの広告アクセス回数のフィールドに設定されてい
る広告アクセス回数を取り出す。続いて、サーバ１は、
その取り出した広告アクセス回数にアクセスした回数を
加算し、その加算した広告アクセス回数を広告アクセス
回数のフィールドに設定する（Ｓ１６）。ちなみに、広
告のウェブサイトへのアクセス回数としては、例えば、
一つの広告のウェブサイトに一回のアクセスでは一回、
一つの広告のウェブサイトに二回のアクセスでは二回、
二つの広告のウェブサイトに各々一回のアクセスでは二
回、二つの広告のウェブサイトに各々二回のアクセスで
は四回である。

【００７２】以上のように、サーバ１は、情報受信者Ｒ
がホームページＨＤにアクセスする毎に、ポイントデー
タベース１１ｂにおける該当するホームページＨＤのフ
ィールドのポイントを設定するためのデータを書き換え
る。

【００７３】次に、図１乃至図４を参照して、サーバ１
によるポイントデータベース１１ｂへのポイントの設定
処理を図７のフローチャートに沿って説明する。図７
は、サーバによるポイントデータベースへのポイントの
設定処理を示すフローチャートである。ここでは、具体
例として、図３に示すポイントデータベース１１ｂのホ
ームページ名が［ＡＡＡ］のホームページＨＤに対する
ポイントを設定する場合について説明する。

【００７４】サーバ１では、毎月末日に、ポイントデー
タベース１１ｂに登録されている全てのデータベースＨ
Ｄ，・・・のポイントを設定する。まず、サーバ１は、
毎月末日か否かを確認する（Ｓ２０）。

【００７５】月末日の場合、サーバ１は、ポイントデー
タベース１１ｂに登録されているホームページＨＤのフ
ィールドのアクセス回数のデータを取り出し、そのデー
タに基づいてアクセス回数ポイントを算出する（Ｓ２
１）。ホームページ名が［ＡＡＡ］のホームページＨＤ
の場合、［２］が３０８回なので６１６点、［１］が１
２１１回なので１２１１点、［０．５］が４１なので２
０．５点であり、これらを加算すると、アクセス回数ポ
イントは１８４７．５点となる。

【００７６】さらに、サーバ１は、そのホームページＨ
Ｄのフィールドのアクセス時間のデータを取り出し、そ
のデータを１００で除算してアクセス時間ポイントを算
出する（Ｓ２２）。ホームページ名が［ＡＡＡ］のホー
ムページＨＤの場合、２９３１１１を１００で除算する
と、アクセス時間ポイントは２９３１．１１点となる。

【００７７】続いて、サーバ１は、そのホームページＨ
Ｄのフィールドの広告アクセス回数のデータを取り出
し、そのデータを広告アクセス回数ポイントとする。ホ
ームページ名が［ＡＡＡ］のホームページＨＤの場合、
広告アクセス回数ポイントは２０１点となる。そして、
サーバ１は、アクセス回数ポイント、アクセス時間ポイ
ントと広告アクセス回数ポイントを加算し、その加算し
た値を小数点以下四捨五入し、算出したポイントをポイ
ントデータベース１１ｂに設定する（Ｓ２３）。ホーム
ページ名が［ＡＡＡ］のホームページＨＤの場合、１８
４７．５点、２９３１．１１点と２０１点を加算すると
４９７９．６１点となり、小数点以下四捨五入すると４
９８０点となる。

【００７８】そして、サーバ１は、このポイントの設定
処理をポイントデータベース１１ｂに登録されている全
てのホームページＨＤ，・・・に対して行われるまで続
ける（Ｓ２４）。

【００７９】以上のように、サーバ１は、ポイントを整
数値で設定することによってデータベースＨＤ，・・・
の情報の価値を明確化し、情報の価値の比較を容易化す
る。

【００８０】最後に、図１乃至図４を参照して、サーバ
１による賞金の分配処理を図８のフローチャートに沿っ
て説明する。図８は、サーバによる賞金の分配処理を示
すフローチャートである。

【００８１】サーバ１では、ポイントデータベース１１
ｂに設定されたポイントに基づいて賞金ＰＭ，・・・を
分配する。まず、サーバ１は、ポイントデータベース１
１ｂに登録されている全てのホームページＨＤ，・・・
に対するポイントの設定処理が終了しているかを確認す
る（Ｓ３０）。終了していない場合、前記したポイント
の設定処理に戻る。

【００８２】終了している場合、サーバ１は、広告主
Ａ，・・・からの広告料ＣＡ，・・・、場合によっては
通信業者Ｃからの還元通信料ＣＲ、情報提供者Ｏ，・・
・や情報受信者Ｒ，・・・からの契約料や月毎の接続料
等からプロバイダＰの全収入を算出する（Ｓ３１）。

【００８３】続いて、サーバ１は、全収入からコスト等
を差し引いて利益を算出し、利益があるか否か判定する
（すなわち、算出した利益がプラス値かマイナス値かを
判定する）。利益がある場合、サーバ１は、その利益か
ら見込み利益を減算し、余剰利益があるか否か判定する
（すなわち、減算値がプラス値かマイナス値かを判定す
る）（Ｓ３２）。そして、サーバ１は、利益がない場合
あるいは余剰利益がない場合、Ｓ３６の処理に移る。

【００８４】余剰利益がある場合、サーバ１は、余剰利
益の５０％を賞金総額に設定する（Ｓ３３）。これは、
予想利益以上の余剰利益に貢献した情報提供者Ｏ，・・
・に、その貢献料として余剰利益の一部を還元するため
である。

【００８５】続いて、サーバ１は、賞金総額が１万円以
上か否かを判定する（Ｓ３４）。そして、サーバ１は、
１万円未満の場合、Ｓ３６の処理に移る。これは、情報
提供者Ｏ，・・・に対する賞金ＰＭ，・・・の額が低す
ぎると、情報提供者Ｏ，・・・のホームページ情報Ｈ
Ｏ，・・・の質の向上への意欲が薄れるからである。ち
なみに、このような判定をすることなく賞金総額が１万
円未満の場合でも賞金を分配するようにしてもよいし、
情報提供者Ｏ，・・・の賞金ＰＭ，・・・の額に対する
インパクトを強くするために判定ラインを１０万円以上
等に上げてもよい。

【００８６】１万円以上の場合、サーバ１は、ポイント
データベース１１ｂに登録されているホームページＨ
Ｄ，・・・のポイントを比較し、ポイントの多い順に並
べる。例えば、図３の例では、ホームページ名が「ＡＡ
Ａ」のホームページＨＤ（ポイントが４９８０点）、ホ
ームページ名が「ＣＣＣ」のホームページＨＤ（ポイン
トが５１６点）、ホームページ名が「ＢＢＢ」のホーム
ページＨＤ（ポイントが１２９点）の順である。さら
に、サーバ１は、賞金総額をポイントの多いホームペー
ジＨＤ，・・・から順に割り振り、賞金ＰＭ，・・・の
額を決定する（Ｓ３５）。この割り振り方は、例えば前
記したような割り振り方があるが、特に限定されない。
そして、サーバ１は、そのホームページＨＤ，・・・の
情報提供者Ｏ，・・・と賞金ＰＭ，・・・の額を示した
リストを作成し、出力する。

【００８７】最後に、サーバ１は、ポイントデータベー
ス１１ｂに登録されている全てのホームページＨＤ，・
・・のポイントに関するデータ（アクセス回数のデー
タ、アクセス時間のデータ、広告アクセス回数のデータ
およびポイントのデータ）を全て０に初期化する（Ｓ３
６）。

【００８８】以上のように、サーバ１は、ポイントの多
い順に並べることによって情報の価値の順を明確化し、
賞金の分配基準を明確化する。

【００８９】このサーバ１によれば、ポイント設定手段
１０ｃによって各ホームページＨＤ，・・・に掲載され
ている情報の価値を数値によって明確化し、情報の価値
の比較を可能としている。また、サーバ１は、賞金分配
手段１０ｄによって各ホームページＨＤ，・・・のポイ
ントを比較して多い順に並べ、情報の価値の高い順での
賞金ＰＭの分配を可能としている。この賞金ＰＭの分配
によって、情報提供者Ｏ，・・・は、賞金ＰＭを得るた
めに、ホームページ情報ＨＯ，・・・の質を向上させて
情報の価値を高めようとする。その結果、情報提供者
Ｏ，・・・間での競争原理によって情報の質が全体的に
向上し、情報の提供の場として自己成長していく。その
ため、プロバイダＰによる情報の提供の事業価値が向上
し、他のプロバイダとの差別化を図ることができる。こ
のように事業価値が向上するに従ってプロバイダ契約す
る情報提供者Ｏ，・・・や情報受信者Ｒ，・・・が一層
増え、情報の提供の事業としての価値がさらに向上す
る。

【００９０】また、サーバ１では、ホームページＨＤに
広告情報ＨＡも掲載することによって、広告料ＣＡによ
る収入を増加させる。そのため、プロバイダＰの全収入
が増えることによって余剰利益も生まれ、情報提供者
Ｏ，・・・への賞金の確保が容易となる。さらに、プロ
バイダＰによる情報の提供の事業価値が向上することに
よって、広告掲載契約を希望する広告主Ａ，・・・や広
告料ＣＡ，・・・も増え、余剰利益も増加する。

【００９１】さらに、サーバ１では、公衆回線４を利用
して情報を送信するので、高速に情報を提供することが
できる。さらに、プロバイダＰには、公衆回線４によっ
て事業を運営する通信業者Ｃから還元通信料ＣＲによる
収入も入る可能性が生まれる。この還元通信料ＣＲも、
プロバイダＰによる情報の提供の事業価値が向上すれば
するほど増加する。

【００９２】また、サーバ１では、インターネットＩを
利用してホームページＨＤによって情報を送信するの
で、グローバルに情報を提供することができる。さら
に、ホームページＨＤに情報を掲載するので、広告情報
ＨＡの掲載も容易であり、ホームページ情報ＨＯの変更
も容易に対応することができる。

【００９３】さらに、サーバ１では、ホームページＨＤ
へのアクセス回数やアクセス時間等を把握できるので、
情報受信者ＲのホームページＨＤへの関心の高さ（情報
受信者Ｒにとっての情報の有用性）を数値として認識す
ることができる。そのため、サーバ１では、各ホームペ
ージＨＤ，・・・の情報の価値を数値として設定するこ
とができる。

【００９４】特に、無料情報を提供する情報提供者Ｏ，
・・・に対して賞金ＰＭ，・・・を授与するようにした
ので、従来では期待することができなかった無料情報の
質の向上を図ることができるとともに、情報受信者Ｒ，
・・・にとっては無料で有用な情報が得られる可能性が
高くなる。その結果、プロバイダ契約を希望する情報提
供者Ｏ，・・・や情報受信者Ｒ，・・・が一層増える。

【００９５】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は、前記の実施の形態に限定されることな
く、様々な形態で実施される。例えば、本実施の形態で
は情報の価値としてアクセス回数、アクセス時間および
広告アクセス回数に基づいてポイントを設定したが、情
報の価値としては単純にアクセス回数あるいはアクセス
時間だけで設定してもよいし、他の情報を加味して設定
してもよい。また、本実施の形態では特典として賞金を
授与するように構成したが、プロバイダからの賞品、金
券、プロバイダ契約における接続料や契約料の割引、広
告主からの賞金、賞品や割引券あるいは通信業者からの
通信料の割引等でもよい。また、本実施の形態では無料
情報の情報提供者にのみ賞金を授与するようにしたが、
情報受信者にとって有用な情報（価値の高い情報）を提
供している有料情報の情報提供者にも賞金を授与するよ
うにしてもよい。また、本実施の形態ではアンケート欄
を３段階評価としたが、アンケート欄にはさらに詳細な
評価を加えてもよいし、情報受信者にとってさらに有用
なものとなるように、追加して欲しい情報、改善して欲
しい項目、使い易さ等を書き込めるようにしてもよい。
また、本実施の形態では賞金総額を複数の情報提供者
（ホームページ）に割り振るようにしたが、一人の情報
提供者（一つのホームページ）に割り振るようにしても
よい。

【００９６】また、本実施の形態ではプロバイダと通信
業者とを別々の業者としたが、インターネット接続サー
ビスを提供する携帯電話業者の場合には同一の業者とな
る。また、本実施の形態では情報提供者と情報受信者を
別々に記載したが、情報提供者が情報受信者になること
もあるし、情報受信者が情報提供者になることもある。
また、本実施の形態ではプロバイダと広告主とを通信媒
体で接続していないが、サーバと広告主の端末とを通信
回線によるインターネット上で接続し、広告情報等をイ
ンターネット上で送受信するようにしてもよい。また、
本実施の形態では単一のサーバで構成したが、通信回線
によって接続された複数のサーバによって構成するよう
にしてもよい。

【００９７】また、本実施の形態ではプロバイダのサー
バによる情報提供事業に適用したが、通信販売業者の管
理コンピュータによる通信販売業にも適用できる。通信
販売業では、商品情報を掲載する通販誌が提供媒体とな
り、通販によって商品を販売する業者（メーカ等）が商
品情報の情報提供者となる。この場合、通販誌の読者に
とって購買欲を誘う商品情報を多数掲載している通販誌
が、通信販売業としての価値を高め、通販加入者および
商品の売上を増加させる。したがって、商品情報の価値
はその商品の売上数等に基づいて評価され、特典の財源
は業者からの通販手数料による収入における余剰利益で
賄われる。そして、管理コンピュータでは、所定期間毎
に通販誌に掲載されている全商品情報に対して売上数等
に基づいて価値を設定し、設定した価値が高い商品情報
から順に特典を分配する。つまり、商品の売上が多い商
品情報を提供している業者には、通販手数料が還元され
る。

【００９８】

【発明の効果】本発明によれば、情報提供者に対して情
報の質の向上を促すことができ、情報を提供する事業の
価値を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施の形態に係るプロバイダのサーバによる
情報提供事業の全体構成図である。

【図２】図１のサーバの構成図である。

【図３】図２のポイントデータベースの構成図である。

【図４】本実施の形態に係るホームページの画面構成の
一例である。

【図５】本実施の形態に係るプロバイダによる情報提供
事業の全体のフロー図である。

【図６】本実施の形態に係るサーバによるポイントデー
タベースへのポイントに関するデータの設定処理を示す
フローチャートである。

【図７】本実施の形態に係るサーバによるポイントデー
タベースへのポイントの設定処理を示すフローチャート
である。

【図８】本実施の形態に係るサーバによる賞金の分配処
理を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１・・・サーバ（情報提供事業システム） ２・・・端末［情報提供者用］ ３・・・端末［情報受信者用］ ４・・・公衆回線（通信媒体） １０・・・主制御装置 １０ｃ・・・ポイント設定手段（情報価値設定手段） １０ｄ・・・賞金分配手段（特典分配手段） １１・・・記憶装置 １１ｂ・・・ポイントデータベース Ａ・・・広告主 Ｃ・・・通信業者 Ｉ・・・インターネット Ｏ・・・情報提供者 Ｐ・・・プロバイダ Ｒ・・・情報受信者 ＣＡ・・・広告料 ＣＣ・・・通信料 ＣＲ・・・還元通信料 ＨＡ・・・広告情報 ＨＯ・・・ホームページ情報（情報提供者の情報） ＨＤ・・・ホームページ（提供媒体） ＰＭ・・・賞金（特典）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 13/00 ５４０ Ｇ０６Ｆ 13/00 ５４０Ｒ Ｇ０９Ｆ 19/00 Ｇ０９Ｆ 19/00 Ｚ (72)発明者 菅原 敏 東京都千代田区神田駿河台四丁目６番地 株式会社日立製作所内

Claims (22)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 情報提供者からの情報を掲載した提供媒
   体によって情報を提供するための情報提供事業システム
   であって、 前記情報提供者の情報の価値を設定する情報価値設定手
   段と、 前記情報の価値に応じて前記情報提供者に特典を分配す
   る特典分配手段と、 を備えることを特徴とする情報提供事業システム。
2. 【請求項２】 前記特典は、少なくとも前記提供媒体に
   掲載した広告の広告料の全部または一部であることを特
   徴とする請求項１に記載の情報提供事業システム。
3. 【請求項３】 前記提供媒体を、通信媒体を介して送信
   することを特徴とする請求項１または請求項２に記載の
   情報提供事業システム。
4. 【請求項４】 前記提供媒体は、インターネット上で公
   開されるホームページであることを特徴とする請求項１
   乃至請求項３のいずれか１項に記載の情報提供事業シス
   テム。
5. 【請求項５】 前記情報価値設定手段は、前記情報の価
   値をホームページへのアクセス回数に基づいて設定する
   ことを特徴とする請求項４に記載の情報提供事業システ
   ム。
6. 【請求項６】 情報提供者の情報を情報提供者用端末か
   ら通信媒体を介して受信し、前記通信媒体を介して送信
   可能な提供媒体によって前記情報提供者の情報を公開
   し、前記提供媒体を情報受信者用端末に前記通信媒体を
   介して送信することによって前記情報提供者の情報を情
   報受信者に提供する情報提供事業システムであって、 前記情報受信者用端末に前記提供媒体によって前記情報
   提供者の情報が受信された回数に基づいて、前記情報提
   供者の情報の価値を設定する情報価値設定手段と、 価値が高い情報を提供した情報提供者に特典を与えるた
   めに、前記情報価値設定手段で設定した情報の価値に応
   じて特典を分配する特典分配手段と、 を備えることを特徴とする情報提供事業システム。
7. 【請求項７】 前記情報提供者の情報毎に前記情報受信
   者用端末に受信された回数を設定するためのデータベー
   スを備え、 前記情報価値設定手段は、前記データベースに基づいて
   前記情報提供者の情報の価値を設定することを特徴とす
   る請求項６に記載の情報提供事業システム。
8. 【請求項８】 前記特典は、前記提供媒体に掲載した広
   告の広告料または／および前記通信媒体の通信料の一部
   が還元された還元通信料による賞金とすることを特徴と
   する請求項６または請求項７に記載の情報提供事業シス
   テム。
9. 【請求項９】 前記提供媒体に、前記情報受信者が情報
   の有用性を書き込むためのアンケート欄を設け、 前記情報価値設定手段は、前記アンケート欄に書き込ま
   れた情報の有用性を加味して前記情報提供者の情報の価
   値を設定することを特徴とする請求項６乃至請求項８の
   いずれか１項に記載の情報提供事業システム。
10. 【請求項１０】 前記情報価値設定手段は、前記情報の
    価値をポイント化して所定期間毎のポイントを集計し、 前記特定分配手段は、前記集計したポイントに基づいて
    前記特典を分配することを特徴とする請求項６乃至請求
    項９のいずれか１項に記載の情報提供事業システム。
11. 【請求項１１】 前記提供媒体は、インターネット上で
    公開されるホームページであり、前記ホームページにア
    クセス回数を表示することを特徴とする請求項６乃至請
    求項１０のいずれか１項に記載の情報提供事業システ
    ム。
12. 【請求項１２】 情報提供者からの情報を掲載した提供
    媒体によって情報を提供するための情報提供事業方法で
    あって、 前記情報提供者の情報の価値を設定し、 前記設定した情報の価値に応じて特典を分配すること、 を特徴とする情報提供事業方法。
13. 【請求項１３】 前記特典は、少なくとも前記提供媒体
    に掲載した広告の広告料の全部または一部であることを
    特徴とする請求項１２に記載の情報提供事業方法。
14. 【請求項１４】 前記提供媒体を、通信媒体を介して送
    信することを特徴とする請求項１２または請求項１３に
    記載の情報提供事業方法。
15. 【請求項１５】 前記提供媒体は、インターネット上で
    公開されるホームページであることを特徴とする請求項
    １２乃至請求項１４のいずれか１項に記載の情報提供事
    業方法。
16. 【請求項１６】 前記情報の価値をホームページへのア
    クセス回数に基づいて設定することを特徴とする請求項
    １５に記載の情報提供事業方法。
17. 【請求項１７】 情報提供者の情報を情報提供者用端末
    から通信媒体を介して受信し、前記通信媒体を介して送
    信可能な提供媒体によって前記情報提供者の情報を公開
    し、前記提供媒体を情報受信者用端末に前記通信媒体を
    介して送信することによって前記情報提供者の情報を情
    報受信者に提供する情報提供事業方法であって、 前記情報受信者用端末に前記提供媒体によって前記情報
    提供者の情報が受信された回数に基づいて、前記情報提
    供者の情報の価値を設定し、 価値が高い情報を提供した情報提供者に特典を与えるた
    めに、前記設定した情報の価値に応じて特典を分配する
    こと、 を特徴とする情報提供事業方法。
18. 【請求項１８】 前記情報提供者の情報毎に前記情報受
    信者用端末に受信された回数を設定するためのデータベ
    ースに基づいて、前記情報提供者の情報の価値を設定す
    ることを特徴とする請求項１７に記載の情報提供事業方
    法。
19. 【請求項１９】 前記特典は、前記提供媒体に掲載した
    広告の広告料または／および前記通信媒体の通信料の一
    部が還元された還元通信料による賞金とすることを特徴
    とする請求項１７または請求項１８に記載の情報提供事
    業方法。
20. 【請求項２０】 前記提供媒体に、前記情報受信者が情
    報の有用性を書き込むためのアンケート欄を設け、 前記アンケート欄に書き込まれた情報の有用性を加味し
    て前記情報提供者の情報の価値を設定することを特徴と
    する請求項１７乃至請求項１９のいずれか１項に記載の
    情報提供事業方法。
21. 【請求項２１】 前記情報の価値をポイント化して所定
    期間毎のポイントを集計し、 前記集計したポイントに基づいて前記特典を分配するこ
    とを特徴とする請求項１７乃至請求項２０のいずれか１
    項に記載の情報提供事業方法。
22. 【請求項２２】 前記提供媒体は、インターネット上で
    公開されるホームページであり、前記ホームページにア
    クセス回数を表示することを特徴とする請求項１７乃至
    請求項２１のいずれか１項に記載の情報提供事業方法。