JP2003021938A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003021938A
JP2003021938A JP2001206082A JP2001206082A JP2003021938A JP 2003021938 A JP2003021938 A JP 2003021938A JP 2001206082 A JP2001206082 A JP 2001206082A JP 2001206082 A JP2001206082 A JP 2001206082A JP 2003021938 A JP2003021938 A JP 2003021938A
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聡 福島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 さまざまな要因に起因する短期的、長期的、
画像濃度、階調再現性の変動を利便性を犠牲にすること
なく有効に補正することを目的とする。 【解決手段】 画像形成プロセス条件を制御する手段
と、入力画像データを補正する手段と有し、入力された
画像データに応じて画像を形成する画像形成装置であっ
て、記録材上に特定の画像パターンを形成し、前記パタ
ーン形成手段により記録材上に形成された画像パターン
を読み取り、読み取られた前記画像パターンの特性に基
づいて画像形成条件を制御する画像形成装置において、
前記画像形成条件が少なくとも前記画像形成プロセス条
件もしくは入力画像データの補正条件であって、少なく
とも画像形成プロセス条件を制御する第1の画像形成条
件制御工程と、画像データの補正条件を制御する第2の
画像形成条件制御工程を有し、独立に実施可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材上に画像を
形成する電子写真方式あるいは静電記録方式等の複写
機、プリンタ等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、特定画像パターンを記録材上
に形成し、前記画像パターンの特性を読み取り、濃度補
正、階調補正等を行い、画像品質を所望の特性に調整し
安定性を向上させる手法(以下キャリブレーション)が
知られている。
【0003】例えば、複写機やプリンタ装置等の画像形
成装置の出力画像を較正する方法として、以下の様な手
法が知られている。即ち、画像形成装置を起動させて、
ある特定のテストパターンを録材上に形成した後、形成
された記録材上のテストパターンの濃度あるいは色度と
いった画像情報を画像読み取り手段にて読み取り、その
画像情報に基づいて画像形成条件にフィードバックさせ
ることにより、画像品質の安定性を向上させる手法が知
られている。
【0004】電子写真方式の画像形成装置の場合を例に
とると、最大画像濃度を補正するために潜像および現像
コントラスト電圧を、帯電バイアス電圧や現像バイアス
電圧を制御し、また階調特性を補正するために階調補正
テーブルを変更する画像キャリブレーション手法が知ら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記手法は好適に作用
するものであるが、現像剤や感光体の環境変動、耐久変
動等さまざまな要因に起因する多様な変化量、変化速度
等を有した画像品質の各種変化に対し、その変化の程度
にかかわりなく一律にキャリブレーションを行ってい
た。すなわち、1要因による特定の画像品質変化のみが
生じたとしても、すべての特性を補正する制御を実施せ
ざるをえず、1回のキャリブレーションの工程が多く、
煩雑で時間がかかり利便性が悪いといった問題が有っ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題点を克服するため、さまざまな要因に起因する短期
的、長期的、画像濃度、階調再現性の変動を利便性を犠
牲にすることなく有効に補正することを目的とし、画像
形成プロセス条件を制御する手段と、入力画像データを
補正する手段と有し、入力された画像データに応じて画
像を形成する画像形成装置であって、記録材上に特定の
画像パターンを形成し、前記パターン形成手段により記
録材上に形成された画像パターンを読み取り、読み取ら
れた前記画像パターンの特性に基づいて画像形成条件を
制御する画像形成装置において、前記画像形成条件が少
なくとも前記画像形成プロセス条件もしくは入力画像デ
ータの補正条件であって、少なくとも画像形成プロセス
条件を制御する第1の画像形成条件制御工程と、画像デ
ータの補正条件を制御する第2の画像形成条件制御工程
を有し、独立に実施可能であることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】(実施例1)以下、本発明の実施
例について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下
では、本発明を複数ドラムを有する電子写真方式カラー
複写機に適用する実施例を説明するが、これに限らず、
各種方式の電子写真複写機、あるいはプリンタ、モノカ
ラー方式、電子写真以外の画像形成装置にも適用できる
ことは言うまでもない。
【0008】図1は本発明にかかる一実施例のカラー複
写機の構成例を示す外観図である。
【0009】フルカラーの画像形成方法について説明す
る。原稿台ガラス102上に置かれた原稿は、光源10
3によって照射され、光学系504を介してCCDセン
サー105に結像される、CCDセンサー105は、3
列に配置されたレッド(R)、グリーン(G)、ブルー
(B)のCCDラインセンサー群により、ラインセンサ
ー毎にR、G、B、の色成分信号を生成する。
【0010】これらの読取光学系ユニットは矢印の方向
に走査することにより、原稿をライン毎の電気信号デー
タ列に変換する。
【0011】また、原稿台ガラス面に、CCDセンサー
105の白レベルを決定するためと、CCDセンサー1
05のスラスト方向のシェーディングを行うための、基
準白色板106が配置してある。
【0012】CCDセンサー105により得られた画像
信号は、リーダ画像処理部108にて画像処理された
後、プリンタ部Bに送られ、プリンタ制御部109で画
像処理される。
【0013】図2は本実施例に係るリーダ部Aの画像処
理部108における画像信号の流れを示すブロック図で
ある。同図に示すように、CCDセンサー105より出
力される画像信号は、アナログ信号処理部201に入力
され、そこでゲイン調整、オフセット調整をされた後、
A/Dコンバーター202で、各色信号毎に8bitの
デジタル画像信号R1、G1、B1、に変換される。そ
の後、シェーディング補正部203に入力され、色ごと
に基準白色板106の読み取り信号を用いた、公知のシ
ェーディング補正が施される。
【0014】CCDセンサー105の各ラインセンサー
は、相互に所定の距離を隔てて配置されているため、図
2のラインディレイ回路204において、副走査方向の
空間的ずれを補正する。入力マスキング部205は、C
CDセンサーのR、G、Bフィルターの分光特性で決ま
る読取色空間を、NTSCの標準色空間に変換する部分
であり、3×3のマトリックス演算を行う。
【0015】光量/濃度変換部(LOG変換部)206
はルックアップテーブル(LUT)RAMにより、構成
され、R4、G4、B4の輝度信号がY0、M0、C0
の濃度信号に変換される。マスキング及びUCR回路2
08は、入力されたY1、M1、C1の3原色信号によ
り黒信号(Bk)を抽出し、さらに、プリンタ部Bでの
記録色材の色濁りを補正する演算を施して、Y2、M
2、C2、Bk2の信号を各読取動作の度に順次所定の
ビット幅(8bit)で出力する。
【0016】空間フィルタ処理部(出力フィルタ)20
9は、エッジ強調またはスムージング処理を行う。ま
た、画像メモリー部210は上記のように処理されたY
3、M3、C3、Bk3を一旦記憶し、プリンタの画像
形成に同期してLUT209に送り出す。LUT211
は、リーダ部Aにおいてプリンタ部Bの理想的な階調特
性に合わせるべく濃度補正を行う。LUT211から出
力された信号は、プリンタ制御部109へ順次送られ
る。なお、この画像形成装置にはパタ−ンジェネレ−タ
212がのせてあり、図10、図11に示すパタ−ンが
登録されており、パルス幅変調器26に直接信号を渡す
ことができるようになっている。このように処理された
Y5、M5、C5、Bk5の画像信号は、プリンタ制御
部109に送られる。
【0017】次にプリンタ部Bの説明を行う。
【0018】図3(a),(b)はプリンタ制御部10
9のレーザドライバ302およびPWM部301を示す
図である。
【0019】プリンタ制御部109に送られた画像信号
は不図示のレーザドライバによりPWMされたレーザビ
ームに変換される。図1において、110はポリゴンス
キャナで、前記レーザビームを走査して、画像形成部1
20〜150の感光ドラム121〜151に照射され
る。120はイエロー色(Y)画像形成部、130はマ
ゼンタ色(M)画像形成部、140はシアン色(C)画
像形成部、150はブラック色(Bk)画像形成部で、
それぞれ対応する色の画像を形成する。画像形成部12
0〜150は略同一なので、以下にY画像形成部120
の詳細を説明して、他の画像形成部の説明は省略する。
Y画像形成部120において、121は感光ドラムで、
ポリゴンスキャナ110からのレーザビームによってそ
の表面に静電潜像が形成される。
【0020】122は1次帯電器で、感光ドラム121
の表面を所定の電位に帯電させて静電潜像形成の準備を
施す。123は現像器で、感光ドラム121上の静電潜
像を現像してトナー画像を形成する。124は転写ブレ
ードで、転写ベルト111の背面から放電を行い、感光
ドラム121上のトナー画像を転写ベルト111上の記
録紙等へ転写する。
【0021】転写後の感光ドラム121は、クリーナー
127でその表面を清掃され、補助帯電器128で除電
され、さらに前露光ランプ129で残留電荷が消去され
て、再び1次帯電器122によって良好な帯電が得られ
る用にされる。
【0022】また、トナー像が転写された記録紙等は転
写ベルト111によって搬送され、以降M、C、Bkの
順に、順次それぞれの画像形成部にて形成された各色の
トナー像が転写され、4色の画像がその表面に形成され
る。Bk画像形成部を通過した記録紙等は、転写ベルト
111からの分離を容易にするため、除電帯電器112
で除電された後、転写ベルト111から分離される。分
離された記録紙などは、トナーの吸着力を補って画像乱
れを防止するために、定着前帯電器113で帯電された
後、定着器114でトナー画像が定着される。他方、記
録紙などが分離された転写ベルト111は、転写ベルト
除電帯電器115で除電され、さらに、ベルトクリーナ
ー116で清掃されて、再び記録紙などを吸着する準備
が施される。
【0023】本実施例においては、短期的、長期的、そ
の他さまざまな画像濃度、階調再現性の変動を有効に補
正し安定したフルカラー画像を形成することを目的とし
て、記録材上に特定の画像パターンを形成し、前記パタ
ーン形成手段により記録材上に形成された画像パターン
を読み取り、読み取られた前記画像パターンの特性に基
づいて画像形成条件を制御している。
【0024】以下に上記制御を説明する。
【0025】本実施例においては画像形成プロセス条件
を制御する第1のキャリブレーション機能と、画像デー
タの補正条件を制御する第2のキャリブレーション機能
を有し、それぞれ独立に実施可能な構成となっている。
【0026】最初に、第1のキャリブレーションについ
て説明する。
【0027】図4に第1のキャリブレーションのフロ−
図を示す。
【0028】制御がスタ−トすると、S101において
テストプリント1を上述した画像形成工程に従い出力す
る。この時、テストプリント1を形成するために必要な
用紙の有無をCPU214が判断し、無い場合は警告表
示を行う。また、このテストプリント1の画像形成時の
コントラスト電位(後述)は、環境に応じた標準状態の
ものを初期値として登録しておき、これを用いる。テス
トパターン1は図10に示すようにY、M、C、Bkの
4色分の中間階調濃度からなる帯パターン51とY、
M、C、Bkの各色の最大濃度パッチ(濃度信号255
レベル)からなるパッチパターン52で形成される。
【0029】S102で出力されたテストプリント1を
原稿台ガラス102にて読み取り、得られたRGB値を
変換用のLUTを用いて光学濃度に換算する。前記LU
Tには、式(2)を用いて算出した係数があらかじめ設
定されている。補正係数(k)は光学濃度が得られるよ
うに調整されている。
【0030】 C = −kc × log10(R/255) M = −km × log10(G/255) (2) Y = −ky × log10(B/255) Bk = −kbk × log10(G/255) 次に得られた濃度情報から、最大濃度を補正する方法を
説明する。
【0031】図6に相対感光ドラム表面電位と上述の演
算により得られた画像濃度の関係を示す。
【0032】その時点で用いたコントラスト電位、すな
わち現像バイアス電位から一次帯電された後に各色の半
導体レーザ311、312、313、314の最大レベ
ルを発光した時の感光ドラム121、131、141、
151の表面電位の差が、aという設定で得られた最大
濃度がDaであった場合、最大濃度の濃度域では、相対
ドラム表面電位に対して画像濃度が実線Lに示すような
リニアに対応することがほとんどである。但し、二成分
現像系では現像器内のトナ−濃度が変動して下がってし
まった場合、破線Nのように最大濃度の濃度域で非線型
特性になってしまう場合がある。従って、ここでは最終
的な最大濃度の目標値を1.6としているが、0.1の
マ−ジンを見込んで1.7を最大濃度を合わせる制御の
目標値に設定して制御量を決定した。なお、ここでのコ
ントラスト電位bは次式(3)を用いて求めている。
【0033】 b=(a+ka)×1.7/Da (3) ここで、kaは補正係数であり、現像方式の種類によっ
て値を最適化するのが好ましい(S103)。
【0034】次にコントラスト電位から、グリッド電位
と現像バイアス電位を求める方法について簡単に説明す
る。
【0035】図7にグリッド電位と感光ドラム表面電位
の関係の1例を示す。
【0036】グリッド電位を−300Vに設定して、半
導体レーザ311、312、313、314の発光パル
スレベルを最小にして走査した時の表面電位Vd、半導
体レーザ311、312、313、314の発光パルス
レベルを最大にした時の表面電位Vlを表面電位計12
5、135、145、155で測定する。同様にグリッ
ド電位を−700Vに設定した時のVd、Vlを測定す
る。−300Vのデ−タと−700Vのデ−タとを補
間、外挿することでグリッド電位と感光ドラム表面電位
の関係は求めることができる。この電位データを求める
ための制御を電位測定制御と呼ぶ。
【0037】Vdから画像上にカブリトナ−が付着しな
いように設定されたVback(ここでは150Vに設
定)の差を設けて現像バイアスVdcを設定する。コン
トラスト電位Vcontは現像バイアスVdcとVlの
差分電圧であり、このVcontが大きい程最大濃度が
大きくとれるのは上述した通りである。
【0038】計算で求めたコントラスト電位bにするた
めには、図7の関係より何Vのグリッド電位が必要か、
そして何Vの現像バイアス電位が必要かは計算で求める
ことができる。
【0039】ここでは最大濃度を最終的な目標値より
0.1高くなるようにコントラスト電位を求め、そのコ
ントラスト電位が得られるようにグリッド電位および現
像バイアス電位を設定する(S104)。
【0040】図8は原稿画像の濃度が再現される特性を
示す特性変換チャートである。
【0041】第I領域は、原稿濃度を濃度信号に変換す
る画像読み取り装置の特性を示し、第II領域は濃度信
号をレーザ出力信号に変換するためのLUT211の特
性を示している。また、第III領域はレーザ出力信号
から出力濃度に変換するプリンタの特性を示している。
また、最大濃度を最終目標値より高めに設定する上記制
御により第III象限のプリンタ特性図は実線Jのよう
になる。もし仮に、このような制御を行なわない時、破
線Hのような目標濃度1.6に達しないプリンタ特性に
なる可能性がある。破線Hのプリンタ特性の場合、LU
T211をどのように設定しても、LUT211は最大
濃度を上げる能力は持ち合わせていないので、濃度DH
と1.6の間の濃度は再現不可能となる。第IV領域は
原稿濃度と記録濃度の関係を示しており、この特性は実
施例の複写機における全体的な階調特性を表している。
【0042】次に、第2のキャリブレーションについて
説明する。
【0043】図5に第2のキャリブレーションのフロ−
図を示す。
【0044】LUT211の役割及び階調を補正する方
法について説明する。
【0045】図8に示されるように、この画像形成装置
では、第IV領域の階調特性を線型にするために、第I
II領域のプリンタ部の記録特性が曲っている分を第I
I領域のLUT211によって補正している。LUT2
11は第III領域の特性の入出力関係を入れ換えるだ
けで、容易に作成できる。
【0046】なお、本例では、階調数は8bitのデジ
タル信号で処理しているので、256階調である。
【0047】次に、テストプリント2を出力する(S1
05)。なお、テストプリント2を出力する際は、LU
T211は作用させないで画像形成を行う。
【0048】テストプリント2は図11に示すように、
Y、M、C、Bkの各色、4列16行の全部で64階調
分のグラデーションのパッチ群により成り立ち、ここで
の64階調パッチは、全部で256階調あるうちの、低
濃度領域を重点的に割り当てている。このようにするこ
とで、ハイライト部における階調特性を良好に調整する
ことができる。
【0049】図11において、61は解像度200lp
i(lines/inch)のパッチ、62は400l
piのパッチである。各解像度の画像を形成するために
は、各色のパルス幅変調器315、316、317、3
18において、処理の対象となっている画像データとの
比較に用いられる三角波の周期を複数用意することによ
って実現できる。なお、本画像形成装置は、階調画像は
200lpiの解像度で、文字等の線画像は400lp
iの解像度で作成している。この2種類の解像度で同一
の階調レベルのパターンを出力しているが、解像度の違
いで階調特性が大きく異なる場合には、解像度に応じて
先の階調レベルを設定するのがより好ましい。
【0050】また、出力したテストプリント2は前述し
た最大濃度補正方法と同様の手順を踏む。
【0051】リーダ部で読み取って補正された濃度値
は、レーザ出力レベルと、階調パタ−ンの作成位置とを
対応させて、レーザ出力レベルと濃度の関係をメモリ−
に取り込む(S106)この段階で、図8の第III象
限に示したプリンタ特性を求めることができ、プリンタ
特性の入出力関係を入れ換えることにより、このプリン
タのLUT211を決定することができ、設定を行う
(S107)LUT211を計算で求める際に、パッチ
パタ−ンの階調パタ−ン数しかデ−タがないので、濃度
信号の0から255まで全レベルに対して、レーザ出力
レベルが対応できるように、途中の不足しているデ−タ
は、補間を行なうことにより生成している。
【0052】上記制御により線型な階調特性を得る事が
できる。
【0053】さて、上記第1のキャリブレーションは最
大濃度を補正するものであり、第2のキャリブレーショ
ンは階調を補正するものである。本実施例の電子写真方
式カラー複写機おいては最大の濃度の変化と階調特性の
変化は同様に生じるものではない。前述のように最終的
な最大濃度の目標値は1.6としているが、最大濃度を
合わせる制御の目標値は0.1のマ−ジンを見込んで
1.7に設定してある。これによって例えば他の、環境
に応じた標準状態のVcont等を設定する環境制御、
現像剤のトナー濃度制御等によって最大濃度は目標値近
傍にほぼ制御される。しかしながらかなり長期的には現
像剤の耐久劣化、画像形成プロセスに係わる各種ユニッ
トのメカニカルな変化等によって、あるいは現像剤の交
換、その他各種ユニットの交換等により上記多の制御と
のミスマッチが生じ、目標の最大濃度が得られなくなる
場合が生じる。このような場合に、第1のキャリブレー
ションが有効となる。
【0054】一方、前述した階調特性に関しても、上記
他の制御等によりほぼ安定に推移するものであるが、環
境の急峻な変化、感光ドラムの光減衰特性の感度変化等
によってはその変化が許容範囲を超える場合が前記最大
濃度の変化に対して比較的短期的に発生しうる。特に本
実施例にあるカラー複写機に代表されるカラー画像形成
装置においては、僅かな階調特性の変化であってもグレ
ーバランスが崩れ、その使用目的によっては画像品質が
不十分となる場合が有りうる。このような場合に、第2
のキャリブレーションが有効となる。
【0055】このように本実施例においては、最大濃度
の補正の必要が生ずる頻度は、例えば現像剤あるいは感
光ドラムの交換等を実施するメンテナンス時にほぼ限ら
れ、あるいは各種消耗品の交換寿命近くに達した場合程
度の限定されるものである。一方で階調特性の補正の必
要が生ずる頻度は、使用目的や使用状況にもよるが早い
場合では数千枚〜一万枚程度のプリント毎、或いは長時
間放置後等に必要となりうる。また、上記最大濃度の補
正を行うために第1のキャリブレーションを実施した場
合にも階調の補正が必要となる。
【0056】前述のように本実施例では、上記第1のキ
ャリブレーションと第2のキャリブレーションを独立に
動作可能な構成となっている。実際の操作と上記キャリ
ブレーション動作の構成を以下に説明する。
【0057】上記キャリブレーションは使用者が任意に
実施可能である。
【0058】前述のように第1のキャリブレーションを
実施したあとには、画像形成プロセス条件が制御される
ため第2のキャリブレーションを合わせて実施する必要
がある。
【0059】本実施例では、第1のキャリブレーション
と第2のキャリブレーションをシーケンシャルに自動的
に実施する工程としてオートキャリブレーションと、第
2のキャリブレーションを自動的に実施する工程として
クイックキャリブレーションを有している。
【0060】図13は前記オートキャリブレーションの
フローを示す図である。前記クイックキャリブレーショ
ンのフローは第2のキャリブレーションと同様である。
【0061】図9は操作パネルの表示を表した図であ
る。図9に示すように、操作パネルの1表示画面に「オ
ートキャリブレーション」および「クイックキャリブレ
ーション」ボタンが表示され、使用者がそれぞれのボタ
ンを押すことにより、上述したオートキャリブレーショ
ンまたはクイックキャリブレーションが実行される。
【0062】上記オートキャリブレーションでは第1の
キャリブレーション用のテストパターンのプリントと読
み取り、画像形成プロセス条件の制御、第2のキャリブ
レーション用のテストパターンのプリントと読み取りと
いった工程があり総工程時間ながく、また操作もやや煩
雑なものとなっている。
【0063】一方でクイックキャリブレーションでは、
第2のキャリブレーション用のテストパターン1枚のプ
リントと読み取り、LUTのデジタル補正処理のみで短
時間の簡便な操作となっている。
【0064】前述したように、オートキャリブレーショ
ンに関しては、実際の操作はメンテナンス時にサービス
パーソンが実施する場合がほとんどであり、通常、使用
者が実施するのはクイックキャリブレーションのみで十
分である。
【0065】上述したように、本実施例においては前記
オートキャリブレーションとクイックキャリブレーショ
ンを独立に動作可能とすることにより、使用者にとって
煩雑で時間がかかり利便性が悪いといった問題を生ずる
ことなく、短期的、長期的、その他さまざまな画像濃
度、階調再現性の変動を有効に補正することが可能であ
る。
【0066】(実施例2)本実施例では、外部コントロ
ーラを介して接続されたコンピュータにより、前記実施
例1同様のキャリブレーションが実施可能な構成となっ
ている。以下図面を参照して説明する。
【0067】本発明にかかる一実施例のカラー複写機の
構成例は実施例1と同用である。またフルカラーの画像
形成方法についても前記実施例1と同様であるので説明
を省略する。
【0068】図12は本実施例のカラー複写機に外部コ
ントローラを介してコンピュータを接続した構成を示す
概略図である。外部接続したコンピュータ1201から
送られた画像データは、コントローラ1202へ送ら
れ、ラスタライズされる。ラスタライズされた画像デー
タは図2に示される外部入出力部213へ送られる。そ
の後プリンタ制御部109へ送られ前記実施例1同様に
画像形成が行われる。
【0069】本実施例においても、短期的、長期的、そ
の他さまざまな画像濃度、階調再現性の変動を有効に補
正し安定したフルカラー画像を形成することを目的とし
て、記録材上に特定の画像パターンを形成し、前記パタ
ーン形成手段により記録材上に形成された画像パターン
を読み取り、読み取られた前記画像パターンの特性に基
づいて画像形成条件を制御している。
【0070】本実施例においては画像形成プロセス条件
を制御する第1のキャリブレーション機能と、画像デー
タの補正条件を制御する第2のキャリブレーション機能
を有し、それぞれ独立に実施可能な構成となっている。
【0071】第1のキャリブレーションおよび第2のキ
ャリブレーション工程に関しては、前記実施例1同様で
あるが、さらに本実施例においては前述の階調特性の目
標値を複数有し、コンピュータを介して任意に設定とな
っている。前記実施例1と同様の線形な階調特性のみな
らず例えば各種標準インク特性に合わせたなオフセット
印刷の網点%に対応した画像濃度が得られるような階調
特性や、使用者が任意にカスタマイズした階調特性を登
録し、これらを目標値として設定可能となっている。
【0072】前述のように本実施例においても、上記第
1のキャリブレーションと第2のキャリブレーションを
独立に動作可能な構成となっている。実際の操作と上記
キャリブレーション動作の構成を以下に説明する。
【0073】上記キャリブレーションは外部コントロー
ラを介して接続されたコンピュータにより、任意に実施
可能である。
【0074】本実施例においても前記実施例1同様、第
1のキャリブレーションと第2のキャリブレーションを
シーケンシャルに自動的に実施する工程としてオートキ
ャリブレーションと、第2のキャリブレーションを自動
的に実施する工程としてクイックキャリブレーションを
有している。
【0075】本実施例においては前記接続されたコンピ
ュータにて起動されるプリンタドライバソフト上で前記
「オートキャリブレーション」および「クイックキャリ
ブレーション」を操作可能であり、それぞれのコマンド
を実行することにより、上述したオートキャリブレーシ
ョンまたはクイックキャリブレーションが実行される。
【0076】同時に前述した階調特性の目標値も前記プ
リンタドライバソフト上で選択可能となっている。
【0077】これらの実行コマンド信号や目標値の選択
信号はコントローラ1202から外部入出力部213に
入力されCPU214に送られる。CPU214は前記
信号に応じて、前記キャリブレーションを実施する。
【0078】実施例1同様に、上記オートキャリブレー
ションでは第1のキャリブレーション用のテストパター
ンのプリントと読み取り、画像形成プロセス条件の制
御、第2のキャリブレーション用のテストパターンのプ
リントと読み取りといった工程があり総工程時間なが
く、また操作もやや煩雑なものとなっている。
【0079】一方でクイックキャリブレーションでは、
第2のキャリブレーション用のテストパターン1枚のプ
リントと読み取り、LUTのデジタル補正処理のみで短
時間の簡便な操作となっている。
【0080】前述したように、オートキャリブレーショ
ンに関しては、実際の操作はメンテナンス時にサービス
パーソンが実施する場合がほとんどであり、通常、使用
者が実施するのはクイックキャリブレーションのみで十
分である。
【0081】上述したように、本実施例においても前記
オートキャリブレーションとクイックキャリブレーショ
ンを独立に動作可能とすることにより、使用者にとって
煩雑で時間がかかり利便性が悪いといった問題を生ずる
ことなく、短期的、長期的、その他さまざまな画像濃
度、階調再現性の変動を有効に補正することが可能であ
る。
【0082】(実施例3)前記実施例は、4ドラム方式
フルカラー複写機について、説明してあるが、本発明は
これに限定されるものではなく、他の方式のフルカラー
複写機、モノカラー/マルチカラー複写機、電子写真以
外の複写機あるいは、スキャナー等の画像読み取り装置
をそなえた、方式を問わず各種画像形成装置に適用でき
るものである。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像形成プロセス条件を制御する手段と、入力画像デー
タを補正する手段と有し、入力された画像データに応じ
て画像を形成する画像形成装置であって、記録材上に特
定の画像パターンを形成し、前記パターン形成手段によ
り記録材上に形成された画像パターンを読み取り、読み
取られた前記画像パターンの特性に基づいて画像形成条
件を制御する画像形成装置において、前記画像形成条件
が少なくとも前記画像形成プロセス条件もしくは入力画
像データの補正条件であって、少なくとも画像形成プロ
セス条件を制御する第1の画像形成条件制御工程と、画
像データの補正条件を制御する第2の画像形成条件制御
工程を有し、独立に実施可能とすることにより、さまざ
まな要因に起因する短期的、長期的、画像濃度、階調再
現性の変動を利便性を犠牲にすることなく有効に補正す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる一実施例のカラー複写機の構
成例を示す外観図
【図2】 本発明におけるリーダ部のブロック図
【図3a】 プリンタ制御部のレーザドライバ
【図3b】 プリンタ制御部のPWM部を示す図
【図4】 第1のキャリブレーションのフロー図
【図5】 第2のキャリブレーションのフロー図
【図6】 表面電位と画像濃度の関係を示す図
【図7】 グリッド電位と感光ドラム表面電位の関係を
示す図
【図8】 階調補正時特性変換図
【図9】 操作パネルの表示を表した図である
【図10】 最大濃度補正画像パターン例
【図11】 階調補正時画像パターン例
【図12】 外部コントローラを介してコンピュータを
接続した構成を示す概略図
【図13】 オートキャリブレーションのフローを示す
【符号の説明】
108 リーダ画像処理部 111 転写ベルト 121 イエロー色感光ドラム 122 イエロー一次帯電器 123 イエロー現像器 211 LUT 213 外部入出力部 214 CPU 1201 コンピュータ 1202 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/29 H04N 1/29 H 5C077 1/407 1/40 101E Fターム(参考) 2C061 AP04 AQ06 AR01 KK12 KK18 KK25 KK28 KK32 2C087 AA09 AA15 AA16 AC08 BA03 BA12 BB10 BD36 CB04 2H027 DA02 DA04 DA09 DE07 EA01 EA02 EA05 EA20 EB04 EC03 EC06 EC07 EC08 EC11 EC20 EE08 EJ15 FB05 FB11 GA30 GB03 5B021 AA01 NN23 5C074 AA05 BB02 DD03 DD07 DD14 DD24 DD28 EE02 FF05 FF15 5C077 LL11 MM27 MP01 MP08 PP15 PP42 PQ08 PQ23 SS02 TT06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成プロセス条件を制御する手段
    と、入力画像データを補正する手段と有し、入力された
    画像データに応じて画像を形成する画像形成装置であっ
    て、記録材上に特定の画像パターンを形成し、前記パタ
    ーン形成手段により記録材上に形成された画像パターン
    を読み取り、読み取られた前記画像パターンの特性に基
    づいて画像形成条件を制御する画像形成装置において、
    前記画像形成条件が少なくとも前記画像形成プロセス条
    件もしくは入力画像データの補正条件であって、少なく
    とも画像形成プロセス条件を制御する第1の画像形成条
    件制御工程と、画像データの補正条件を制御する第2の
    画像形成条件制御工程を有し、独立に実施可能であるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 入力された画像データに応じて画像を形
    成する手段と、画像形成プロセス条件を制御する手段
    と、入力画像データを補正する手段と、記録材上に特定
    の画像パターンを形成するパターン形成手段と、前記パ
    ターン形成手段により形成された記録材上の画像パター
    ンを読み取る手段と、読み取られた前記画像パターンの
    特性に基づいて画像形成条件を制御する手段を有する画
    像形成装置において、前記画像形成条件が少なくとも前
    記画像形成プロセス条件もしくは入力画像データの補正
    条件であって、少なくとも画像形成プロセス条件を制御
    する第1の画像形成条件制御手段と画像データの補正条
    件を制御する第2の画像形成条件制御手段を有し、独立
    に実施可能であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記読み取られた画像パターンの特性を
    記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記画
    像パターンの特性に基づいて画像形成条件を制御するこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 画像形成プロセス条件を制御する第1の
    画像形成条件制御工程と、画像データの補正条件を制御
    する第2の画像形成条件制御工程を外部接続されたコン
    トローラあるいはコンピュータ等から独立に実施可能で
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 電子写真方式であることを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010217324A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Sharp Corp 画像形成装置

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