JP2003021354A - 天井埋込型空気調和機 - Google Patents
天井埋込型空気調和機Info
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- JP2003021354A JP2003021354A JP2001205709A JP2001205709A JP2003021354A JP 2003021354 A JP2003021354 A JP 2003021354A JP 2001205709 A JP2001205709 A JP 2001205709A JP 2001205709 A JP2001205709 A JP 2001205709A JP 2003021354 A JP2003021354 A JP 2003021354A
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- Japan
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- fixing
- metal fitting
- ceiling
- bell mouth
- heat exchanger
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- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 露受皿とベルマウスとを容易に筐体に固定可
能な構造であるとともに、経済性にすぐれた固定金具を
備えた天井埋込型空気調和機を提供する。 【解決手段】 固定金具３を吊下げ金具２０と吊上げ金
具２１とで構成し、吊下げ金具２０にの下方端部に左右
に１つずつを一組とし、上下方向に２組、計４つの挿通
孔２０ａを設ける。また、吊下げ金具２０の挿通孔２０
ａと対応するネジ孔２１ｂを、吊上げ金具２１の上方端
部に設け、固定金具３が所定の長さになる挿通孔２０ａ
を選択してネジ２２で固定する。吊上げ金具２１は断面
Ｊ字型の上端部を筐体１の内部に向かって延出し、その
端部にベルマウス９の外周部分の挿通孔９ａと対応する
ネジ孔２１ａ１を設けてネジ２３で螺着する。
能な構造であるとともに、経済性にすぐれた固定金具を
備えた天井埋込型空気調和機を提供する。 【解決手段】 固定金具３を吊下げ金具２０と吊上げ金
具２１とで構成し、吊下げ金具２０にの下方端部に左右
に１つずつを一組とし、上下方向に２組、計４つの挿通
孔２０ａを設ける。また、吊下げ金具２０の挿通孔２０
ａと対応するネジ孔２１ｂを、吊上げ金具２１の上方端
部に設け、固定金具３が所定の長さになる挿通孔２０ａ
を選択してネジ２２で固定する。吊上げ金具２１は断面
Ｊ字型の上端部を筐体１の内部に向かって延出し、その
端部にベルマウス９の外周部分の挿通孔９ａと対応する
ネジ孔２１ａ１を設けてネジ２３で螺着する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に係わ
り、より詳細には、熱交換器を筐体の天井面から吊り下
げる固定金具を備えた天井埋込型空気調和機に関する。
り、より詳細には、熱交換器を筐体の天井面から吊り下
げる固定金具を備えた天井埋込型空気調和機に関する。
【０００２】
【従来の技術】天井埋込型空気調和機は、例えば図５
（Ａ）の断面図で示される構成となっている。従来、天
井埋込型空気調和機は、下面を開口する筐体８１と、同
筐体８１の下面に装着され、吸込口８２ａと吹出口８２
ｂとが備えられた化粧パネル８２と、筐体８１の天井面
から垂下された８つの断面Ｚ字型の固定金具８３と、吸
込口８２ａと吹出口８２ｂとを結ぶ空気通路に配設さ
れ、固定金具８３の下方端部に底部を引っかけて筐体８
１の天井面から吊下げられた熱交換器８６と、筐体８１
の天井面の中央に固定されたファンモータ８７から垂下
される回転軸８６ａに固定され、周囲に配設された熱交
換器８６で熱交換された空気を吹出口８２ｂから送出す
る送風ファン８８と、化粧パネル８２の吸込口８２ａと
送風ファン８８との間に配設されたベルマウス８９と、
熱交換器８６の下部に配設された露受皿９０とで構成さ
れている。
（Ａ）の断面図で示される構成となっている。従来、天
井埋込型空気調和機は、下面を開口する筐体８１と、同
筐体８１の下面に装着され、吸込口８２ａと吹出口８２
ｂとが備えられた化粧パネル８２と、筐体８１の天井面
から垂下された８つの断面Ｚ字型の固定金具８３と、吸
込口８２ａと吹出口８２ｂとを結ぶ空気通路に配設さ
れ、固定金具８３の下方端部に底部を引っかけて筐体８
１の天井面から吊下げられた熱交換器８６と、筐体８１
の天井面の中央に固定されたファンモータ８７から垂下
される回転軸８６ａに固定され、周囲に配設された熱交
換器８６で熱交換された空気を吹出口８２ｂから送出す
る送風ファン８８と、化粧パネル８２の吸込口８２ａと
送風ファン８８との間に配設されたベルマウス８９と、
熱交換器８６の下部に配設された露受皿９０とで構成さ
れている。
【０００３】熱交換器８６は送風ファン８８の周囲を取
り囲むように配置されており、ある一面を構成する熱交
換器８６の左右の下方端部を固定金具８３の断面Ｊ字型
の部分に嵌合させ、筐体８１の天井面にネジ９１で固定
された固定金具８３で、熱交換器８６全体を吊り下げる
構造となっている。また、天井埋込型空気調和機は、筐
体８１の高さが異なる類似機種も生産する場合があり、
固定金具８３もそれに合わせて長さのみが異なる専用の
部品を用いていた。
り囲むように配置されており、ある一面を構成する熱交
換器８６の左右の下方端部を固定金具８３の断面Ｊ字型
の部分に嵌合させ、筐体８１の天井面にネジ９１で固定
された固定金具８３で、熱交換器８６全体を吊り下げる
構造となっている。また、天井埋込型空気調和機は、筐
体８１の高さが異なる類似機種も生産する場合があり、
固定金具８３もそれに合わせて長さのみが異なる専用の
部品を用いていた。
【０００４】露受皿９０は、熱交換器８６から滴下する
凝縮水を受けるように、開放口を上に向けた断面コ字型
に形成されており、筐体８１の開放口の内周に備えられ
た波形の板バネ（図示せず）に露受皿９０の外周が押圧
されて固定される構造になっている。また、ベルマウス
８９は、ネジ９２をベルマウス８９の外周端部に備えら
れた挿通孔に挿通し、露受皿９０底部のインサートナッ
トに螺着して固定するする構造となっている。また、図
５（Ｂ）に示すように、固定金具８３に沿わせて配置さ
れた線材８４を固定金具８３に結束するバインダー８５
と、固定金具８３の垂直面に小判型にくり抜かれた切欠
き８３ａで構成している。線材８４を固定金具８３の垂
直部分の端部に沿って配設し、バインダー８５を切欠き
８３ａに通してから、固定金具８３の垂直部分の端部を
周回させ、線材８４を固定金具８３に結束している。
凝縮水を受けるように、開放口を上に向けた断面コ字型
に形成されており、筐体８１の開放口の内周に備えられ
た波形の板バネ（図示せず）に露受皿９０の外周が押圧
されて固定される構造になっている。また、ベルマウス
８９は、ネジ９２をベルマウス８９の外周端部に備えら
れた挿通孔に挿通し、露受皿９０底部のインサートナッ
トに螺着して固定するする構造となっている。また、図
５（Ｂ）に示すように、固定金具８３に沿わせて配置さ
れた線材８４を固定金具８３に結束するバインダー８５
と、固定金具８３の垂直面に小判型にくり抜かれた切欠
き８３ａで構成している。線材８４を固定金具８３の垂
直部分の端部に沿って配設し、バインダー８５を切欠き
８３ａに通してから、固定金具８３の垂直部分の端部を
周回させ、線材８４を固定金具８３に結束している。
【０００５】しかしながら、露受皿９０の底部にベルマ
ウス８９を固定していたため、インサートナットに余分
な材料費が発生し、コストアップになっていた。さら
に、露受皿９０は、これに固定されたベルマウス８９も
含めた重量を露受皿９０の外周部で支持しなければなら
ず、露受皿９０を所定の強度に保つために余分な材料費
が発生していた。また、固定金具８３を長さ違いで２種
類用意しなければならず、金型経費や管理コストが増大
していた。
ウス８９を固定していたため、インサートナットに余分
な材料費が発生し、コストアップになっていた。さら
に、露受皿９０は、これに固定されたベルマウス８９も
含めた重量を露受皿９０の外周部で支持しなければなら
ず、露受皿９０を所定の強度に保つために余分な材料費
が発生していた。また、固定金具８３を長さ違いで２種
類用意しなければならず、金型経費や管理コストが増大
していた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上述べた問
題点を解決し、露受皿とベルマウスとを容易に筐体に固
定可能な構造であるとともに、経済性にすぐれた露受皿
や固定金具を備えた天井埋込型空気調和機を提供するこ
とを目的としている。
題点を解決し、露受皿とベルマウスとを容易に筐体に固
定可能な構造であるとともに、経済性にすぐれた露受皿
や固定金具を備えた天井埋込型空気調和機を提供するこ
とを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するため、下面を開口する筐体と、同筐体の下面に
装着され、吸込口と吹出口とが備えられた化粧パネル
と、前記吸込口と前記吹出口とを結ぶ空気通路に配設さ
れた熱交換器と、前記筐体の天井面から垂下され、前記
熱交換器の底面を係止する複数の固定金具と、前記筐体
の天井面の中央に固定されたファンモータから垂下され
る回転軸に固定され、周囲に配設された前記熱交換器で
熱交換された空気を前記吹出口から送出する送風ファン
と、前記化粧パネルの吸込口と前記送風ファンとの間に
配設されたベルマウスと、前記熱交換器の下部に配設さ
れた露受皿とからなる天井埋込型空気調和機において、
前記固定金具の垂直部分から内側に向かって延出し、ネ
ジ孔を備えたベルマウス固定部と、前記ベルマウスの外
周に、前記露受皿の底面に当接するフランジと、端部に
前記ネジ孔と対応する挿通孔を備えた取付部とをそれぞ
れ設け、前記挿通孔を挿通し、前記ネジ孔に螺着するネ
ジにより、前記ベルマウスを前記固定金具に固定すると
ともに、前記露受皿を前記フランジと前記ベルマウス固
定部とで挟持して前記固定金具に固定する。
解決するため、下面を開口する筐体と、同筐体の下面に
装着され、吸込口と吹出口とが備えられた化粧パネル
と、前記吸込口と前記吹出口とを結ぶ空気通路に配設さ
れた熱交換器と、前記筐体の天井面から垂下され、前記
熱交換器の底面を係止する複数の固定金具と、前記筐体
の天井面の中央に固定されたファンモータから垂下され
る回転軸に固定され、周囲に配設された前記熱交換器で
熱交換された空気を前記吹出口から送出する送風ファン
と、前記化粧パネルの吸込口と前記送風ファンとの間に
配設されたベルマウスと、前記熱交換器の下部に配設さ
れた露受皿とからなる天井埋込型空気調和機において、
前記固定金具の垂直部分から内側に向かって延出し、ネ
ジ孔を備えたベルマウス固定部と、前記ベルマウスの外
周に、前記露受皿の底面に当接するフランジと、端部に
前記ネジ孔と対応する挿通孔を備えた取付部とをそれぞ
れ設け、前記挿通孔を挿通し、前記ネジ孔に螺着するネ
ジにより、前記ベルマウスを前記固定金具に固定すると
ともに、前記露受皿を前記フランジと前記ベルマウス固
定部とで挟持して前記固定金具に固定する。
【０００８】また、前記固定金具を前記筐体の天井面か
ら垂下され、下方端部の上下方向に複数の挿通孔を備え
た断面逆Ｌ字型の吊下げ金具と、前記挿通孔と対応する
ネジ孔を上方端部に備え、同上方端部から前記ベルマウ
ス固定部を延出した断面Ｚ字型の吊上げ金具とで構成
し、前記筐体の高さに合わせて選択した前記挿通孔にネ
ジを挿通して前記ネジ孔に螺着し、前記固定金具を所定
の長さにする。
ら垂下され、下方端部の上下方向に複数の挿通孔を備え
た断面逆Ｌ字型の吊下げ金具と、前記挿通孔と対応する
ネジ孔を上方端部に備え、同上方端部から前記ベルマウ
ス固定部を延出した断面Ｚ字型の吊上げ金具とで構成
し、前記筐体の高さに合わせて選択した前記挿通孔にネ
ジを挿通して前記ネジ孔に螺着し、前記固定金具を所定
の長さにする。
【０００９】また、前記固定金具の垂直部分と平行する
前記熱交換器の垂直部分との間に、隙間を設ける。
前記熱交換器の垂直部分との間に、隙間を設ける。
【００１０】また、前記固定金具の垂直部分の上下に、
前記熱交換器と前記固定金具との隙間を所定の幅にする
ための突起を設ける。
前記熱交換器と前記固定金具との隙間を所定の幅にする
ための突起を設ける。
【００１１】また、前記ベルマウス固定部のネジ孔と前
記吊上げ金具の上端部との間に、前記吊下げ金具に付着
した凝縮水をせき止める凸部または凹部を設ける。
記吊上げ金具の上端部との間に、前記吊下げ金具に付着
した凝縮水をせき止める凸部または凹部を設ける。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明によ
る天井埋込型空気調和機を詳細に説明する。図１は本発
明による天井埋込型空気調和機の一実施例を示す断面図
である。天井埋込型空気調和機は、下面を開口する筐体
１と、同筐体１の下面に装着され、吸込口２ａと吹出口
２ｂとが備えられた化粧パネル２と、筐体１の天井面か
ら垂下された８つの固定金具３と、吸込口２ａと吹出口
２ｂとを結ぶ空気通路に配設され、固定金具３の下方端
部に底部を引っかけて筐体１の天井面から吊下げられた
熱交換器６と、筐体１の天井面の中央に固定されたファ
ンモータ７から垂下される回転軸７ａに固定され、周囲
に配設された熱交換器６で熱交換された空気を吹出口２
ｂから送出する送風ファン８と、化粧パネル２の吸込口
２ａと送風ファン８との間に配設されたベルマウス９
と、熱交換器６の下部に配設された露受皿１０とで構成
されている。
る天井埋込型空気調和機を詳細に説明する。図１は本発
明による天井埋込型空気調和機の一実施例を示す断面図
である。天井埋込型空気調和機は、下面を開口する筐体
１と、同筐体１の下面に装着され、吸込口２ａと吹出口
２ｂとが備えられた化粧パネル２と、筐体１の天井面か
ら垂下された８つの固定金具３と、吸込口２ａと吹出口
２ｂとを結ぶ空気通路に配設され、固定金具３の下方端
部に底部を引っかけて筐体１の天井面から吊下げられた
熱交換器６と、筐体１の天井面の中央に固定されたファ
ンモータ７から垂下される回転軸７ａに固定され、周囲
に配設された熱交換器６で熱交換された空気を吹出口２
ｂから送出する送風ファン８と、化粧パネル２の吸込口
２ａと送風ファン８との間に配設されたベルマウス９
と、熱交換器６の下部に配設された露受皿１０とで構成
されている。
【００１３】固定金具３は図２（Ａ）、（Ｂ）に示すよ
うに、吊下げ金具２０と、吊上げ金具２１との２種類の
金具で構成されている。吊下げ金具２０は断面逆Ｌ字型
の形状であり、上方端部に筐体１の天井面へネジ２４で
固定するための挿通孔２０ｂと、下方端部に左右に１つ
ずつを一組とし、上下方向に２組、計４つの挿通孔２０
ａとを備えている。一方、吊上げ金具２１は、断面Ｊ字
型の上端部を筐体１の内部に向かってベルマウス９と平
行に延出して断面Ｚ字型とし、その端部にネジ孔２１ａ
１を設けたベルマウス固定部２１ａを備えている。ま
た、吊下げ金具２０の挿通孔２０ａと対応するネジ孔２
１ｂを吊上げ金具２１の上方端部に備えている。さら
に、固定金具３の垂直部分の上下に、熱交換器６と固定
金具３との隙間を所定の幅にするための突起２０ｃと突
起２１ｃとが設けられている。このような構造により、
筐体１の高さに合わせて吊下げ金具２０の挿通孔２０ａ
を選択し、選択した挿通孔２０ａにネジ２２を挿通して
ネジ孔２１ｂに螺着し、固定金具３を所定の長さにす
る。図２（Ａ）は固定金具３を長く、図２（Ｂ）は短く
した場合をそれぞれ示した斜視図である。この構造によ
り、高さが異なる機種に合わせて固定金具３を所定の長
さにすることができるため、長さの異なる固定金具３を
共通化し、コストダウンを図ることができる。
うに、吊下げ金具２０と、吊上げ金具２１との２種類の
金具で構成されている。吊下げ金具２０は断面逆Ｌ字型
の形状であり、上方端部に筐体１の天井面へネジ２４で
固定するための挿通孔２０ｂと、下方端部に左右に１つ
ずつを一組とし、上下方向に２組、計４つの挿通孔２０
ａとを備えている。一方、吊上げ金具２１は、断面Ｊ字
型の上端部を筐体１の内部に向かってベルマウス９と平
行に延出して断面Ｚ字型とし、その端部にネジ孔２１ａ
１を設けたベルマウス固定部２１ａを備えている。ま
た、吊下げ金具２０の挿通孔２０ａと対応するネジ孔２
１ｂを吊上げ金具２１の上方端部に備えている。さら
に、固定金具３の垂直部分の上下に、熱交換器６と固定
金具３との隙間を所定の幅にするための突起２０ｃと突
起２１ｃとが設けられている。このような構造により、
筐体１の高さに合わせて吊下げ金具２０の挿通孔２０ａ
を選択し、選択した挿通孔２０ａにネジ２２を挿通して
ネジ孔２１ｂに螺着し、固定金具３を所定の長さにす
る。図２（Ａ）は固定金具３を長く、図２（Ｂ）は短く
した場合をそれぞれ示した斜視図である。この構造によ
り、高さが異なる機種に合わせて固定金具３を所定の長
さにすることができるため、長さの異なる固定金具３を
共通化し、コストダウンを図ることができる。
【００１４】ベルマウス９には、図３に示すように、ベ
ルマウス９の外周から突設された取付部９ｂが設けられ
ており、同取付部９ｂには、ベルマウス固定部２１ａの
ネジ孔２１ａ１と対応する挿通孔９ａが備えられてい
る。ネジ２３を挿通孔９ａの下方より挿通し、ネジ孔２
１ａ１に螺着することにより、ベルマウス９を固定金具
３に固定する構造となっている。この構造により、ベル
マウス９を強度的に弱い露受皿１０でなく、固定金具３
を介して筐体１の天井から吊り下げことができるため、
強度が増すとともに、従来例でのインサートナットを廃
止できるため、コストダウンを図ることができる。さら
に、ベルマウス９の吸込口２ａ側の外周に露受皿１０の
底面と当接するフランジ９ｃを設け、このフランジ９ｃ
とベルマウス固定部２１ａとで露受皿１０を挟持してい
る。従ってベルマウス９をベルマウス固定部２１ａに固
定することにより同時に露受皿１０も固定することがで
きるため、ベルマウス９と露受皿１０の取付作業を簡素
化できる。また、露受皿１０を固定金具３を介して筐体
１の天井から吊り下げことができるため、取付強度が向
上する。
ルマウス９の外周から突設された取付部９ｂが設けられ
ており、同取付部９ｂには、ベルマウス固定部２１ａの
ネジ孔２１ａ１と対応する挿通孔９ａが備えられてい
る。ネジ２３を挿通孔９ａの下方より挿通し、ネジ孔２
１ａ１に螺着することにより、ベルマウス９を固定金具
３に固定する構造となっている。この構造により、ベル
マウス９を強度的に弱い露受皿１０でなく、固定金具３
を介して筐体１の天井から吊り下げことができるため、
強度が増すとともに、従来例でのインサートナットを廃
止できるため、コストダウンを図ることができる。さら
に、ベルマウス９の吸込口２ａ側の外周に露受皿１０の
底面と当接するフランジ９ｃを設け、このフランジ９ｃ
とベルマウス固定部２１ａとで露受皿１０を挟持してい
る。従ってベルマウス９をベルマウス固定部２１ａに固
定することにより同時に露受皿１０も固定することがで
きるため、ベルマウス９と露受皿１０の取付作業を簡素
化できる。また、露受皿１０を固定金具３を介して筐体
１の天井から吊り下げことができるため、取付強度が向
上する。
【００１５】図１に示すように熱交換器６は、送風ファ
ン８の周囲を取り囲むように配置されており、ある一面
を構成する熱交換器６の左右の下方端部を固定金具３の
断面Ｊ字型の部分に嵌合させ、熱交換器６全体を筐体１
の天井面から固定金具３で吊り下げる構造となってい
る。前述したように固定金具３には突起２０ｃと突起２
１ｃとが設けられており、固定金具３の垂直部分と平行
する熱交換器６の垂直部分との間に、この突起２１ｃの
高さに相当する隙間が形成される。このため、熱交換器
６の冷気により固定金具３が冷却され、この結果発生す
る凝縮水を減少させることができる。また、熱交換器６
の振動音が固定金具３に伝わり、ビビリ音を発生する現
象も防止することができる。
ン８の周囲を取り囲むように配置されており、ある一面
を構成する熱交換器６の左右の下方端部を固定金具３の
断面Ｊ字型の部分に嵌合させ、熱交換器６全体を筐体１
の天井面から固定金具３で吊り下げる構造となってい
る。前述したように固定金具３には突起２０ｃと突起２
１ｃとが設けられており、固定金具３の垂直部分と平行
する熱交換器６の垂直部分との間に、この突起２１ｃの
高さに相当する隙間が形成される。このため、熱交換器
６の冷気により固定金具３が冷却され、この結果発生す
る凝縮水を減少させることができる。また、熱交換器６
の振動音が固定金具３に伝わり、ビビリ音を発生する現
象も防止することができる。
【００１６】また、線材４を固定金具３０に結束するた
め、図４に示すように、固定金具３０から切り起こさ
れ、線材４を抱持する切起こし片３０ａとしてもよい。
固定金具３０の熱交換器６と平行する垂直部分には、重
量軽減のために小判型の切抜き３０ｂが設けられてい
る。この切抜き３０ｂの一部を長方形の切起こし片３０
ａとして切り抜かずに残しておき、線材４をバインドす
るバインダーとして使用する。従って従来例でのバイン
ダーが不要になるとともに、線材４を容易に固定金具３
に結束することができ、コストダウンを図ることができ
る。また、ベルマウス固定部３０ｃのネジ孔３０ｃ１と
固定金具３０の垂直部分との間の板金に、固定金具３０
に付着した凝縮水をせき止めるための凸部または凹部を
設けてもよい。図４の例では凹部３０ｄを設けた例であ
り、仮に熱交換器６で間接的に冷却された固定金具３０
から凝縮水が滴下してきたとしても、凝縮水がベルマウ
ス固定部３０ｃを伝ってベルマウス９に流れ込むことを
防止することができる。
め、図４に示すように、固定金具３０から切り起こさ
れ、線材４を抱持する切起こし片３０ａとしてもよい。
固定金具３０の熱交換器６と平行する垂直部分には、重
量軽減のために小判型の切抜き３０ｂが設けられてい
る。この切抜き３０ｂの一部を長方形の切起こし片３０
ａとして切り抜かずに残しておき、線材４をバインドす
るバインダーとして使用する。従って従来例でのバイン
ダーが不要になるとともに、線材４を容易に固定金具３
に結束することができ、コストダウンを図ることができ
る。また、ベルマウス固定部３０ｃのネジ孔３０ｃ１と
固定金具３０の垂直部分との間の板金に、固定金具３０
に付着した凝縮水をせき止めるための凸部または凹部を
設けてもよい。図４の例では凹部３０ｄを設けた例であ
り、仮に熱交換器６で間接的に冷却された固定金具３０
から凝縮水が滴下してきたとしても、凝縮水がベルマウ
ス固定部３０ｃを伝ってベルマウス９に流れ込むことを
防止することができる。
【発明の効果】以上説明したように、本発明による天井
埋込型空気調和機によれば、固定金具の垂直部分から内
側に向かって延出し、ネジ孔を備えたベルマウス固定部
と、ベルマウスの外周に、露受皿の底面に当接するフラ
ンジと、端部にネジ孔と対応する挿通孔を備えた取付部
とをそれぞれ設け、挿通孔を挿通し、ネジ孔に螺着する
ネジにより、ベルマウスを固定金具に固定するととも
に、露受皿をフランジとベルマウス固定部とで挟持して
固定金具に固定することにより、露受皿とベルマウスと
を容易に筐体に固定可能な構造であるとともに、経済性
にすぐれた露受皿や固定金具とすることができる。
埋込型空気調和機によれば、固定金具の垂直部分から内
側に向かって延出し、ネジ孔を備えたベルマウス固定部
と、ベルマウスの外周に、露受皿の底面に当接するフラ
ンジと、端部にネジ孔と対応する挿通孔を備えた取付部
とをそれぞれ設け、挿通孔を挿通し、ネジ孔に螺着する
ネジにより、ベルマウスを固定金具に固定するととも
に、露受皿をフランジとベルマウス固定部とで挟持して
固定金具に固定することにより、露受皿とベルマウスと
を容易に筐体に固定可能な構造であるとともに、経済性
にすぐれた露受皿や固定金具とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による天井埋込型空気調和機の一実施例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図２】本発明による天井埋込型空気調和機に使用され
る固定金具を示す斜視図であり、（Ａ）は全長を長くし
た場合、（Ｂ）は全長を短くした場合である。
る固定金具を示す斜視図であり、（Ａ）は全長を長くし
た場合、（Ｂ）は全長を短くした場合である。
【図３】本発明による天井埋込型空気調和機の要部断面
図である。
図である。
【図４】本発明による天井埋込型空気調和機に使用され
る固定金具の別の実施例を示す斜視図である。
る固定金具の別の実施例を示す斜視図である。
【図５】従来の天井埋込型空気調和機を示す（Ａ）は断
面図、（Ｂ）は固定金具を示す斜視図である。
面図、（Ｂ）は固定金具を示す斜視図である。
１ 筐体
２ 化粧パネル
２ａ 吸込口
２ｂ 吹出口
３ 固定金具
４ 線材
６ 熱交換器
７ ファンモータ
７ａ 回転軸
８ 送風ファン
９ ベルマウス
９ａ 挿通孔
９ｂ 取付部
９ｃ フランジ
１０ 露受皿
２０ 吊下げ金具
２０ａ 挿通孔
２０ｂ 挿通孔
２０ｃ 突起
２１ 吊上げ金具
２１ａ ベルマウス固定部
２１ａ１ ネジ孔
２１ｂ ネジ孔
２１ｃ 突起
２２ ネジ
２３ ネジ
３０ 固定金具
３０ａ 切起こし片
３０ｂ 切抜き
３０ｃ ベルマウス固定部
３０ｃ１ ネジ孔
３０ｄ 凹部
Claims (5)
- 【請求項１】 下面を開口する筐体と、同筐体の下面に
装着され、吸込口と吹出口とが備えられた化粧パネル
と、前記吸込口と前記吹出口とを結ぶ空気通路に配設さ
れた熱交換器と、前記筐体の天井面から垂下され、前記
熱交換器の底面を係止する複数の固定金具と、前記筐体
の天井面の中央に固定されたファンモータから垂下され
る回転軸に固定され、周囲に配設された前記熱交換器で
熱交換された空気を前記吹出口から送出する送風ファン
と、前記化粧パネルの吸込口と前記送風ファンとの間に
配設されたベルマウスと、前記熱交換器の下部に配設さ
れた露受皿とからなる天井埋込型空気調和機において、 前記固定金具の垂直部分から内側に向かって延出し、ネ
ジ孔を備えたベルマウス固定部と、前記ベルマウスの外
周に、前記露受皿の底面に当接するフランジと、端部に
前記ネジ孔と対応する挿通孔を備えた取付部とをそれぞ
れ設け、 前記挿通孔を挿通し、前記ネジ孔に螺着するネジによ
り、前記ベルマウスを前記固定金具に固定するととも
に、前記露受皿を前記フランジと前記ベルマウス固定部
とで挟持して前記固定金具に固定してなることを特徴と
する天井埋込型空気調和機。 - 【請求項２】 前記固定金具を前記筐体の天井面から垂
下され、下方端部の上下方向に複数の挿通孔を備えた断
面逆Ｌ字型の吊下げ金具と、前記挿通孔と対応するネジ
孔を上方端部に備え、同上方端部から前記ベルマウス固
定部を延出した断面Ｚ字型の吊上げ金具とで構成し、前
記筐体の高さに合わせて選択した前記挿通孔にネジを挿
通して前記ネジ孔に螺着し、前記固定金具を所定の長さ
にしてなることを特徴とする請求項１記載の天井埋込型
空気調和機。 - 【請求項３】 前記固定金具の垂直部分と平行する前記
熱交換器の垂直部分との間に、隙間を設けてなることを
特徴とする請求項１乃至請求項２記載の天井埋込型空気
調和機。 - 【請求項４】 前記固定金具の垂直部分の上下に、前記
熱交換器と前記固定金具との隙間を所定の幅にするため
の突起を設けてなることを特徴とする請求項請求項３記
載の天井埋込型空気調和機。 - 【請求項５】 前記ベルマウス固定部のネジ孔と前記吊
上げ金具の上端部との間に、前記吊下げ金具に付着した
凝縮水をせき止める凸部または凹部を設けてなることを
特徴とする請求項１乃至請求項４記載の天井埋込型空気
調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001205709A JP2003021354A (ja) | 2001-07-06 | 2001-07-06 | 天井埋込型空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001205709A JP2003021354A (ja) | 2001-07-06 | 2001-07-06 | 天井埋込型空気調和機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003021354A true JP2003021354A (ja) | 2003-01-24 |
Family
ID=19041967
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001205709A Pending JP2003021354A (ja) | 2001-07-06 | 2001-07-06 | 天井埋込型空気調和機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003021354A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2451152A (en) * | 2007-07-18 | 2009-01-21 | Samsung Electronics Co Ltd | Ceiling type air conditioner |
| US20170115027A1 (en) * | 2015-10-23 | 2017-04-27 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Air conditioner |
| CN110131876A (zh) * | 2019-06-25 | 2019-08-16 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 一种接水盘以及空调器 |
| CN110131876B (zh) * | 2019-06-25 | 2024-06-11 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 一种接水盘以及空调器 |
-
2001
- 2001-07-06 JP JP2001205709A patent/JP2003021354A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| GB2451152A (en) * | 2007-07-18 | 2009-01-21 | Samsung Electronics Co Ltd | Ceiling type air conditioner |
| NL2001226C2 (en) * | 2007-07-18 | 2010-07-08 | Samsung Electronics Co Ltd | Plafond airconditioner. |
| GB2451152B (en) * | 2007-07-18 | 2012-04-25 | Samsung Electronics Co Ltd | Ceiling-type air conditioner |
| US20170115027A1 (en) * | 2015-10-23 | 2017-04-27 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Air conditioner |
| US10788240B2 (en) * | 2015-10-23 | 2020-09-29 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Air conditioner |
| US11629881B2 (en) | 2015-10-23 | 2023-04-18 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Air conditioner |
| US20230148033A1 (en) * | 2015-10-23 | 2023-05-11 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Air conditioner |
| CN110131876A (zh) * | 2019-06-25 | 2019-08-16 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 一种接水盘以及空调器 |
| CN110131876B (zh) * | 2019-06-25 | 2024-06-11 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 一种接水盘以及空调器 |
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