JP2003021160A - 伝動構造 - Google Patents

伝動構造

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JP2003021160A
JP2003021160A JP2001203917A JP2001203917A JP2003021160A JP 2003021160 A JP2003021160 A JP 2003021160A JP 2001203917 A JP2001203917 A JP 2001203917A JP 2001203917 A JP2001203917 A JP 2001203917A JP 2003021160 A JP2003021160 A JP 2003021160A
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transmission
shaft
engine
rotating body
flywheel
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JP2001203917A
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Toshio Tsuda
俊雄 津田
Toshihiko Ibe
敏彦 伊部
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

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  • Arrangement Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の伝動構造は、弾性伝動部材の弾性変形
によって、エンジン側回転体の軸線に対してトランスミ
ッション側回転体の軸線がズレることがあった。これ
は、トルク伝達の安定性が損なわれたり、弾性伝動部材
の耐久性が低下したりする原因となっていた。 【解決手段】 エンジン側回転体48と、トランスミッ
ション側回転体59とを、弾性伝動部材49を介して一
体回転可能に連動連結してある伝動構造において、中空
部分を有するサポート部材86を、該中空部分の軸線と
前記エンジン側回転体48の回転軸線とが一致するよう
にして、該エンジン側回転体48に対し固定するととも
に、前記トランスミッション側回転体59に設けた軸部
を、前記サポート部材86及び前記エンジン側回転体4
8に支持させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン動力をト
ランスミッションへ伝達させる伝動系に介在される伝動
構造の技術に関する。詳細には、エンジンの回転加速度
変動を緩衝すべく構成された伝動構造の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジン動力をトランスミッ
ションへ伝達させる伝動系に、ゴムダンパ等を用いた緩
衝構造を介在させて、エンジンの回転加速度変動を吸収
緩衝できるようにした伝動構造は公知とされている。例
えば、米国特許4640378号公報や、日本国出願公
開に基づく特開昭58−75025号公報に開示されて
いる如くである。この一般的な構成は、エンジン側の回
転体(例えばフライホイールあるいはクランク軸)と、
トランスミッション側の回転体(例えばトランスミッシ
ョン入力軸)とを、軸線が一致するように配置して、両
者をゴム等を用いた弾性伝動部材を介して連結させると
いうものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の伝動構
造は、弾性伝動部材の弾性変形によって、エンジン側回
転体の軸線に対してトランスミッション側回転体の軸線
がズレることがあった。これは、トルク伝達の安定性が
損なわれたり、弾性伝動部材の耐久性が低下したりする
原因となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。
【0005】即ち、請求項1においては、エンジン側回
転体と、トランスミッション側回転体とを、弾性伝動部
材を介して一体回転可能に連動連結してある伝動構造に
おいて、中空部分を有するサポート部材を、該中空部分
の軸線と前記エンジン側回転体の回転軸線とが一致する
ようにして、該エンジン側回転体に対し固定するととも
に、前記トランスミッション側回転体に設けた軸部を、
前記サポート部材及び前記エンジン側回転体に支持させ
たものである。
【0006】請求項2においては、前記弾性伝動部材は
前記サポート部材に外嵌させて設けるものとし、また、
前記サポート部材は、前記エンジン側回転体に対して着
脱自在としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1は本発明の伝動構造を適用した農用トラクタの
全体側面図である。
【0008】図1に示す農用トラクタ1は前後方向に沿
う左右の車両フレーム3・3を有し、該車両フレーム3
・3の後端にトランスミッション14のミッションケー
ス29前面を取り付け、該ミッションケース29の後部
左右側面にはリアアクスルケース15・15を配置して
いる。トラクタ1後部には作業機の接続を可能としてお
り、該作業機を駆動するためのリアPTO軸23が、ミ
ッションケース29の後端面から突出されて支持され
る。また、車体の腹部にはモア140が支持されており
(ミッドマウントモア)、該モア140を駆動するため
のミッドPTO軸25が、ミッションケース29の底面
に取り付けられたカバー29cに支持されて、前方に突
出される。モア140はその上部に、前後方向に沿って
入力軸141を支持する構成としており、該入力軸14
1と前記ミッドPTO軸25とは、伝達軸142やユニ
バーサルジョイントを介して連結されている。
【0009】車両フレーム3の前下方にはフロントアク
スルケース12を支持しており、該フロントアクスルケ
ース12の左右端に前輪4・4を懸架している。上記左
右のリアアクスルケース15・15には後車軸16をそ
れぞれ支持しており、左右一対の該後車軸16・16の
それぞれの外端に後輪5・5を取り付けている。ミッシ
ョンケース29両側面にはデフ出力軸15a・15aが
突出支持され、前記後車軸16・16と連動連結されて
いる。ミッションケース29の後部上面には、作業機昇
降用のリフトアーム33を有する油圧リフト装置34が
備えられている。
【0010】車両フレーム3の上方にはカバー部材6を
設けている。このカバー部材6は合成樹脂製とされ、形
状を背面断面視山形としたカバー部6aと、該カバー部
6aの左右縁に一体形成したステップ部6b・6bとを
有している。また、トランスミッション14の上方には
座席7を配設し、車両フレーム3の前後中途部にはダッ
シュボード8を立設している。該ダッシュボード8の上
面には計器パネル11を設け、更に前輪4・4を操向操
作するためのステアリングハンドル9を設けている。
【0011】ダッシュボード8の左右一側(左側)側面
から変速レバー41が横向きに突出されて、その握り部
を機体略左右方向へ向けながら前後回動可能に支持され
ている。該変速レバー41は後述するリンク機構46を
介して、前記トランスミッション14の後述するコント
ロールアーム14dに連係される。機体左側のステップ
部6b上には走行停止ペダル47が枢支されており、該
走行停止ペダル47を踏動することによりトランスミッ
ション14を中立状態において車両を停止できるように
連動連係している。この走行停止ペダル47はまた、後
述のPTOクラッチ機構が接続されているときにこれを
切断するように、該PTOクラッチ機構にも連動連係さ
せてある。
【0012】トランスミッション14内には左右の前記
デフ出力軸15a・15aを駆動するための副変速機構
や差動機構等が配置され、該副変速機構は、上記座席7
の側部に配設された副変速レバー24により変速切換可
能とされる。また、上記リアPTO軸23・ミッドPT
O軸25への動力を断接するためのPTOクラッチ機構
も、該トランスミッション14内に配置される。
【0013】この構成において、エンジン26の駆動力
がトランスミッション14に入力され、左右一対のデフ
出力軸15a・15aを介して、リアアクスルケース1
5内の左右の後車軸16・16を経由したのち、後輪5
・5を駆動する。また、トランスミッション14前部に
支持される前輪駆動取出軸19には該デフ出力軸15a
・15aと同期する回転が得られ、該前輪駆動取出軸1
9の回転はプロペラシャフト13やユニバーサルジョイ
ントを介してフロントアクスルケース12に伝達され、
左右の前輪4・4を駆動する。また、トランスミッショ
ン14に支持されるリアPTO軸23・ミッドPTO軸
25に対してもエンジン26の動力が伝達されて、車両
後端に取り付けられる作業機や、車両腹部の前記モア1
40を駆動できるようにしている。
【0014】次に、エンジン26周辺の構成を説明す
る。図2はエンジンの防振支持構成、及びフライホイー
ルとトランスミッション入力軸との連結の様子を示した
側面拡大図である。図3は図2におけるA−A断面矢視
図、図4は図2におけるB−B断面矢視図である。
【0015】このエンジンは、エンジンクランクケース
26a内にクランク軸26cを配置し、該クランク軸2
6cは図3に示すように前方に突出して、プーリーやベ
ルトを介して、該クランクケース26a前面に配置され
たラジエータ36の冷却ファン32(図2)を駆動す
る。また、前記クランク軸26cはクランクケース26
aの後面からも突出させて、その後端にはフライホイー
ル48が取り付けられる。そして図2から図4に示すよ
うに、左右の車両フレーム3・3の外側面それぞれに
は、前後二つのステー71・71が左右外側上方に向け
て斜状に突出して設けられる。一方では、前後方向に配
置された平板状の防振支持フレーム70・70がエンジ
ンクランクケース26aの左右両側面の下縁にそれぞれ
固着され、該防振支持フレーム70・70それぞれに、
上記ステー71・71とそれぞれの前後位置を一致させ
かつ平行に、前後二つのステー72・72を斜状に突出
させて設けている。
【0016】そして、車両フレーム3・3から突出され
る計四本の前記ステー71・71・・・の上面には防振
ゴム31・31・・・がそれぞれ固定され、該防振ゴム
31・31・・・の上に上記防振支持フレーム70・7
0から突出されるそれぞれのステー72・72・・・を
設置している。この防振支持フレーム70や防振ゴム3
1やステー71・72等により、該エンジン26を車両
フレーム3・3上に防振支持するための防振機構20が
構成されている。
【0017】この防振ゴム31・31については、エン
ジン26の自重を支持し、かつ、エンジン26より発生
するトルク反力を支持する役割を担うものであり、更に
は良好な防音・防振特性を有することが要求される。例
えば天然ゴムを主成分とするものは、適度な振動減衰性
能と優れた耐久性を有する点で優れている。ただし、防
振ゴム31・31の材質としては、エンジン26の振動
や騒音を吸収できるものであれば良く、上述の構成に限
るものではない。例えば、合成樹脂や金属バネを緩衝材
として用いる構成も考えられる。
【0018】エンジン26の前方には前記ラジエータ3
6や図示せぬバッテリーが配置され、また、前記エンジ
ンクランクケース26aの上方には、エアクリーナやマ
フラーを配設している。エンジン26を含むこれら装置
群の周囲は図1に示すようにフロントカバー17やサイ
ドカバー18・18やボンネットフード10で覆われて
おり、該ボンネットフード10はその後端をヒンジ部1
0a(図2)にて枢支して、前方を開閉自在としてい
る。また、エンジン26より後方位置において、左右の
車両フレーム3・3の外側面に垂直フレーム53・53
が固着されて上方に延出し、その上端には、背面視門形
の燃料タンク支持フレーム55が取り付けられる。燃料
タンク21の側部に形成されたリブ22を、燃料タンク
支持フレーム55の左右脚部に平板状の取付部材56を
介して固定することにより、該燃料タンク21が移動不
能に支持される。
【0019】また、この燃料タンク21の前面を境にし
てボンネットフード10内とダッシュボード8内を仕切
るように、熱風遮蔽板35が垂直フレーム53・53に
取り付けられる。該熱風遮蔽板35はその上部を適宜折
曲させて、燃料タンク21前面の形状に沿わせている。
前記垂直フレーム53・53の中途部にはブラケット5
4が後向きに横架されて固着され、該ブラケット54に
は略上下方向で後傾状に配置された筒状のステアリング
コラム38の基端が固設され、該ステアリングコラム3
8内にハンドル軸37が回転自在に支持され、該ハンド
ル軸37の上端は計器パネル11の上面より突出して前
記ステアリングハンドル9を取り付けている。
【0020】次に、本発明の伝動構造を、図5及び図6
を主に参照して説明する。図5は本発明の伝動構造の側
面断面図、図6は図5におけるC−C断面矢視図であ
る。また、図7は伝動構造の変形例を示す側面断面図で
ある。図8は伝動カバー内部での伝達シャフトの配置の
様子を示す側面拡大図である。
【0021】エンジン26の前記フライホイール48は
エンジンクランクケース26aの後面下部に位置させ、
機体前後方向にその回転軸線を向けて配置し、その前面
の中心部を前記クランク軸26cの後端にボルト固定し
ている。該フライホイール48の後面には図8に示すよ
うにフランジ82が取り付けられる。このフランジ82
は背面視で、三つの頂部を有する正三角形状に構成され
ており、その三角形の重心が前記フライホイール48の
軸心と一致するように、エンジン側回転体たる前記フラ
イホイール48に固定している。フランジ82の前記三
つの頂部においてはそれぞれ後面に、鋼材で構成された
円筒パイプ84aが配置されて、該円筒パイプ84aに
後方からボルト85aを挿通して、フランジ82及びフ
ライホイール48に対して共締めすることにより固定さ
れる。前記フランジ82はその背面視での三角形の重心
部分に孔を穿設した形状に構成しており、この孔に、筒
状のサポート部材86が熔接固定されている。従って、
このフランジ82はサポート部材86をフライホイール
48に取り付けるための取付部材としての役割を果たし
ており、前記ボルト85aの螺入/螺脱によって、サポ
ート部材86がフライホイール48に対し着脱自在とな
るようにしている。
【0022】サポート部材86は前述のとおり筒状とし
て、背面断面視円状の軸孔(中空部分)を有する形状と
してあり、後述の軸部59aを支持する該軸孔の軸線
が、前記フライホイール48の回転軸線と一致するよう
に、サポート部材86の取付位置が定められている。な
お、変形例の図7のように、フライホイール48に位置
決め孔を穿設しておき、前記フランジ82をフライホイ
ール48に、位置決めピン89を用いて位置決めしなが
ら取り付けることもできる。これは、フランジ82のフ
ライホイール48に対する取付位置の精度を向上させ、
サポート部材86の軸孔の軸線とフライホイール48の
軸線とを精度良く一致させることができる点で優れてい
る。
【0023】前記フランジ82の後面には弾性伝動部材
49が配置される。該弾性伝動部材49は、それ全体が
ラバー材質のもので幅厚のリング形状をしており、その
中心部に開口させた軸孔を、前記サポート部材86に外
嵌させて取り付けている。弾性伝動部材49の軸孔の周
囲部分には、該軸孔に沿う方向の円孔が60°ずつの等
しい間隔をおいて計六つ設けられている。六つの円孔の
うち一つおきの三つの円孔には、前記フランジ82の後
面から突設された円筒パイプ84aがそれぞれ内嵌され
る。残りの三つの円孔にも前記円筒パイプ84aと同様
の形状とした円筒パイプ84bが内嵌されて、それぞれ
の該円筒パイプ84bの後端には第二フランジ83が配
置され、円筒パイプ84bの孔に前方からボルト85b
を挿通させて、該第二フランジ83にボルト止めしてい
る。この第二フランジ83は前記フランジ82と同様に
背面視でおよそ正三角形状に構成されており(図1
0)、該三角形の重心が前記フライホイール48の軸心
と一致するように、かつ、該フランジ82に対して60
°回転位相をずらせて配置される。
【0024】前記弾性伝動部材49は、エンジンのフラ
イホイール48に作用するトルク変動を吸収させる、緩
衝部材としての役割を有している。即ち、トランスミッ
ション14内の歯車列を構成する歯車の噛合い部には、
回転の円滑な伝達のためにバックラッシが設けられてい
るため、フライホイール48に発生するトルク変動が該
歯車に伝達されると、そのバックラッシを原因として、
噛合い部からの歯打ち音が発生することとなる。本実施
例ではその点に鑑み、エンジンのフライホイール48か
らトランスミッション14に至る動力伝達経路に上記弾
性伝動部材49を設けて、前記歯車へのトルク変動の伝
達を抑えることによって歯打ち音の発生を抑制してい
る。
【0025】前記第二フランジ83は、その中心部から
後方に突出される出力軸(トランスミッション側回転
体)59を、一体的に有している。該出力軸59の後端
にはユニバーサルジョイント50を介して伝達シャフト
51が取り付けられる。図2等に示すように、該伝達シ
ャフト51はユニバーサルジョイント52を介して、後
述するトランスミッション14のエンジン入力軸14b
と連動連結されている。またこの第二フランジ83は、
前記出力軸59と軸線を一にしながら前方に突出する軸
部59aを有しており(図5・図6)、この軸部59a
が、前記サポート部材86の内周面に、転がり軸受87
やブッシュ88を介して支持されている。軸部59aは
更に前方に突出され、その端部が、前記フライホイール
48の軸心部分に穿設した軸孔に挿入されて、ブッシュ
92を介して回転自在に支持されている。なお、図7に
おける変形例においては前記ブッシュ88を省略してお
り、フライホイール48の軸孔のブッシュ92及び前記
転がり軸受87によって、前記軸部59aを支持してい
る。
【0026】以上に示す伝動構造は、以下に示すような
効果を奏する。即ち、実際にエンジンが駆動されフライ
ホイール48が回転した場合は、フライホイール48→
フランジ82→円筒パイプ84a→弾性伝動部材49→
円筒パイプ84b→第二フランジ83→出力軸59とト
ルク伝達されて、動力下流側のトランスミッションへ伝
達される。この際、弾性伝動部材49は、エンジンの回
転加速度変動を、その周方向の弾性変形によって吸収す
ることになる。しかし、弾性伝動部材49は、周方向の
みならず、その半径方向にも弾性変形し得る。この半径
方向の変形は、出力軸59の回転軸線が、フライホイー
ル48の回転軸線に対して傾いてしまったり、ズレたり
する原因になる。これは、伝動構造の伝達トルクの安定
性を損なって下流側のユニバーサルジョイント50・5
2の寿命を早める原因や騒音の原因となったり、弾性伝
動部材の耐久性を低下させることにもなるため、前記の
両部材48・83の回転軸線の不一致はできるだけ防止
したいという要請がある。この点、本発明の構成では、
前記軸部59aの支持部分を、フライホイール48の軸
孔と、サポート部材86の中空部分を用いることで、少
なくとも二箇所は確保することができる。このように確
実に支持される出力軸59は、弾性伝動部材49の緩衝
作用時でも、フライホイール48と軸線が一致した状態
を確実かつ安定的に維持し、フライホイール48に対し
位置ズレしたり傾いたりすることなくなる。この結果、
出力軸59は心ズレせずに安定したトルクを出力するこ
とができ、ユニバーサルジョイント50・52での騒音
発生を抑制して耐久性を向上させることができる。
【0027】また、前記サポート部材86は、フランジ
82をフライホイール48にボルトにて85aにて取付
け/取外しすることで、フライホイール48に対し着脱
自在とされている。これにより、前記弾性伝動部材49
や第二フランジ83、パイプ部材84a・84b等を、
サポート部材86に組み付けてサブアセンブリを構成し
ておき、実際のトラクタ組立時にはこのサブアセンブリ
をフライホイール48に取り付ける、といった、便宜な
組立工程を採用することができ、組立工数の簡素化に寄
与することができる。
【0028】この弾性伝動部材49を取り付ける位置
(伝動構造の位置)としては、本実施例ではフライホイ
ール48に近い位置、即ち、フライホイール48と第一
のユニバーサルジョイント50との間に介在させること
として、前記トルク変動の吸収効果を向上させている。
また、その配設位置をユニバーサルジョイント50の動
力上手側とすることにより、斜め下がり状に配置される
伝達シャフト51へ動力伝達するべく折れ角がついた該
ユニバーサルジョイント50に伝達されるトルク変動を
小さくして、その寿命を延ばすようにしている。ただ
し、例えば、第二のユニバーサルジョイント52とトラ
ンスミッション14の入力軸14bとの間に前記伝動構
造を構成しても、歯打ち音の発生を抑制することは可能
である。
【0029】次に、エンジン26の駆動力を前記トラン
スミッション14に伝達するための構成を説明する。図
8は伝動カバー内部での伝達シャフトの配置の様子を示
す側面拡大図、図9は同じく平面拡大図である。
【0030】図8に示すように、トランスミッション1
4の前面には主変速機構としての静油圧式無段変速装置
(以下「HST」と称する。)14aが配設されて前述
の副変速機構に連結され、その入力軸14bをHSTの
ハウジング14cより前方へ突出支持している。この入
力軸14bは、HSTのハウジング14cの上方寄りの
位置に支持され、また、フライホイール48の回転軸心
に対しては下方の位置に配置される。更に平面視におい
ては図9に示すように、該入力軸14bは、フライホイ
ール48の回転軸心よりも左右一側に少量オフセットさ
れた位置に配置して、後述するプッシュプルロッド64
を配設するためのスペースを左右反対側に確保するよう
にしている。前記ハウジング14cの一側側部には、上
記HSTの減速比を無段に変更させるためのコントロー
ルアーム14dが枢支される(図8・図9)。
【0031】上記フライホイール48の回転をトランス
ミッション14の入力軸14bに伝達させるために、車
両の左右略中央位置に伝達シャフト51が配置され、該
伝達シャフト51の一端を第一のユニバーサルジョイン
ト50を介して、該フライホイール48に取り付けられ
た(前述の伝動構造の)出力軸59に連結し、他端を第
二のユニバーサルジョイント52を介して、トランスミ
ッションの入力軸14bに連結している。ここで、上記
フライホイール48と該入力軸14bの位置関係を上述
のように設定したことにより、該伝達シャフト51は側
面図である図8に示すとおり、前部が上、後部が下とな
るよう斜状に配置されることとなり、更に平面視におい
ても図9に示す如く、機体前後方向から少量傾けられた
状態で配置される。
【0032】二つのユニバーサルジョイント50・52
の折れ角は互いに一致させており、この構成により、フ
ライホイール48が等速で回転されると、上記入力軸1
4bも等速で駆動されることとなる。また、上述の如く
トランスミッション14の入力軸14bをハウジング1
4c上方寄りの位置に配置していることから、入力軸1
4bの回転軸心をエンジンのフライホイール48の回転
軸心に対しオフセットさせる量が過度に大きくならない
構成とでき、ユニバーサルジョイント50・52の折れ
角を小さくしてその損耗を抑制できる構成となってい
る。また、ユニバーサルジョイント50・52、伝達シ
ャフト51、HST14aの上部は、前記カバー部材6
のカバー部6aによって覆われている。該カバー部6a
の内面と伝達シャフト51との間には、背面視門形の仕
切り部材27が配置されている。これにより、合成樹脂
製の前記カバー部6aにオペレータの体重が作用したと
きの過度のたわみを防ぎ、また、万一ユニバーサルジョ
イント50・52が破損して伝達シャフト51が暴れた
ときも、カバー部材6を破損させることがないように保
護している。この仕切り部材27の左右端は左右のフレ
ーム3・3に固定しており、該フレーム3・3の強度を
向上させるためのクロスメンバとしての役割をも持たせ
ている。
【0033】次に、トラクタの主変速操作を行うための
構成を説明する。図10は走行操作系及びステアリング
操作系の様子を示す背面断面図、図11は伝動カバー内
部に配置される操向操作系の様子を示す平面断面図であ
る。
【0034】トランスミッション14の上記コントロー
ルアーム14dを傾動操作するために、変速レバー41
がダッシュボード8の一側側面から突出されて、前後回
動可能に支持されている。該変速レバー41は図10に
示すように背面視クランク状に折曲されており、その先
端に設けた握り部は上記ステアリングハンドル9より低
い位置とされて機体略左右方向へ指向させている。この
該変速レバー41と該コントロールアーム14dとを連
係するためのリンク機構46が、ダッシュボード8及び
前記カバー部材6のカバー部6aの内部に配設される。
このリンク機構46は主に、ステアリングコラム38の
一側側方に略上下方向に配置され回転自在に支持される
変速操作軸42と、前記変速レバー41基部を該変速操
作軸42の上端に連結させるための自在継手60と、該
変速操作軸42の下端に植設される揺動アーム63と、
一端を該揺動アーム63の先端に枢結され、他端を上記
コントロールアーム14dに連結するプッシュプルロッ
ド64によりなる。
【0035】図10等に示すように、車両フレーム3・
3の下部には底板81が装架され、該底板81にはボス
部を設けて、該ボス部に上記変速操作軸42の下端部を
支持させている。また、この変速操作軸42の上下中途
部は、前記ステアリングコラム38に固設したステー9
9に支持されている。
【0036】この構成において、オペレータが変速レバ
ー41を前後方向に回動させると、変速操作軸42が回
転されて、該中間軸62の下端に設けられる揺動アーム
63が水平方向で前後に揺動される。従って、該揺動ア
ーム63に連結されるプッシュプルロッド64がコント
ロールアーム14dを押動又は張引することとなって、
HST14aの変速比が変更されて車速が変更される。
【0037】また図10・図11に示すように、前記変
速操作軸42の、前記揺動アーム63を植設した部位の
近傍からは、ピン91が、該揺動アーム63と反対側の
側方に向けて突設されている。このピン91はリンク機
構90を介して前記走行停止ペダル47に連係されてお
り、該走行停止ペダル47を踏み込むことによって、前
記リンク機構90により変速レバー41及びコントロー
ルアーム14dが中立位置に強制的に復帰されるように
構成し、走行中の車両を直ちに停止できるように構成し
ている。コントロールアーム14dには、その中立位置
を設定するための図略のデテント機構が設けられる。ま
た、上記変速レバー41と変速操作軸42とを連結する
自在継手60の近傍には、変速レバー41から手を離し
ても該変速レバー41が中立位置に戻らないようにする
ためのフリクション機構66が設けられている。
【0038】次に、トラクタのステアリング操作を行う
ための構成を、図10・図11を主に参照しながら説明
する。図10等に示すように、上記ステアリングハンド
ル9のハンドル軸37は、前記ブラケット54に立設支
持されたステアリングコラム38内に回転自在に支持さ
れる。一方、前記車両フレーム3・3の下面に装架され
る前記底板81の左側方には、その下面に操舵機構支持
フレーム93を固設している。この操舵機構支持フレー
ム93には水平状の支持面を形成し、この支持面に以下
の構成としたステアリングギア機構43を付設してい
る。
【0039】該ステアリングギア機構43は、上記操舵
機構支持フレーム93に上下方向に支持される入力軸4
0と、該入力軸40の下端に取り付けられるピニオン9
4と、前記操舵機構支持フレーム93に回動自在に支持
され前記ピニオン94に噛合される扇状のステアリング
ギア98と、該ステアリングギア98の機体外側(左
側)端部に枢結される出力ロッド79とによりなる。
【0040】本実施例では前記ステアリングギア機構4
3を機体の一側側方に配置していることから、その入力
軸40と機体の左右中央に配置されるハンドル軸37と
を連結する伝達ロッド67を、図10に示す如く背面視
斜状に配置している。この伝達ロッド67の上端は第一
の継手44を介してハンドル軸37に連結し、下端は第
二の継手45を介して前記入力軸40に連結している。
【0041】一方、図3や図10に示すように、上記フ
ロントアクスルケース12の左右両側には、回動ケース
75L・75Rが図示せぬキングピン軸を介して操舵自
在に設けられており、左右の該回動ケース75L・75
Rからはそれぞれナックルアーム76・76が突設され
て、左右の該ナックルアーム76・76の先端同士がタ
イロッド77により連結される。また、左右一側の回動
ケース75Lには更に舵取アーム78が設けられてお
り、該舵取アーム78の先端には、前記ステアリングギ
ア機構43の出力ロッド79が枢結されている。
【0042】この構成において、ステアリングハンドル
9を回動操作すると、ハンドル軸37が回転されて伝達
ロッド67が回転し、入力軸40上のピニオン94が回
転してステアリングギア98が回動し、出力ロッド79
を前後に進退駆動させる。従って、該出力ロッド79に
連結される回動ケース75L・75Rが左右方向に回動
されて、前輪4・4の方向が変更されて機体が旋回され
ることとなる。
【0043】ここで、ハンドル軸37と前記入力軸40
とを連結させるために二つの継手44・45を用いるこ
ととしたのは、以下の理由による。即ち、第二の継手4
5を使用せずに入力軸40とハンドル軸37とを連結す
る構成とすると、この場合は前記入力軸40と前記伝達
ロッド67との軸線が一致している必要があり、この要
請を満たすためには前記入力軸40を斜状に配置する必
要がある。しかし、この構成では、底板81下面の前記
ステアリングギア98を斜状に設けなければならなくな
って、トラクタの最低地上高を大きく確保できない。ピ
ニオン94及びステアリングギア98をベベルギアに構
成すればステアリングギア98を水平に配置することも
可能ではあるが、これでは製造コストが高くついてしま
う。この点、本発明では、伝達ロッド67と入力軸40
との間に前記第二の継手45を介在させることで、入力
軸40を上下鉛直に配置でき、ステアリングギア98を
左右水平に配置することができる。これにより、トラク
タの最低地上高が確保されて、路上の突出物との干渉が
防止されるのである。また、ピニオン94及びステアリ
ングギア98の構成としてコストの安い平歯車を採用で
きるから、製造コストも大きくならない。
【0044】以上に本発明の実施例を説明したが、本発
明の技術的範囲は上記の実施例に限定されるものではな
く、本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる
本発明が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及
ぶものである。
【0045】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏する。
【0046】即ち、請求項1に示す如く、エンジン側回
転体と、トランスミッション側回転体とを、弾性伝動部
材を介して一体回転可能に連動連結してある伝動構造に
おいて、中空部分を有するサポート部材を、該中空部分
の軸線と前記エンジン側回転体の回転軸線とが一致する
ようにして、該エンジン側回転体に対し固定するととも
に、前記トランスミッション側回転体に設けた軸部を、
前記サポート部材及び前記エンジン側回転体に支持させ
たので、前記軸部が、少なくともサポート部材及びエン
ジン側回転体の二つに支持されることになるから、トラ
ンスミッション側回転体が、エンジン側回転体と軸線を
一致させる状態で確実に保持される。従って、実際にエ
ンジンが駆動されて弾性伝動部材が変形しても、しっか
りと支持されているトランスミッション側回転体は軸心
ブレを起こすことがないから、伝動不良や、弾性伝動部
材の耐久性の低下が阻止されるのである。
【0047】請求項2に示す如く、前記弾性伝動部材は
前記サポート部材に外嵌させて設けるものとし、また、
前記サポート部材は、前記エンジン側回転体に対して着
脱自在としたので、サポート部材上に弾性伝動部材とト
ランスミッション側回転体とを予め組み付けた状態のサ
ブアセンブリを構成しておき、該サブアセンブリをエン
ジン側回転体に組み付けるといった、簡単で取り回しの
便宜な組立構成を採用することができる。従って、組立
工数を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の伝動構造を適用した農用トラクタの全
体側面図。
【図2】エンジンの防振支持構成、及びフライホイール
とトランスミッション入力軸との連結の様子を示した側
面拡大図。
【図3】図2におけるA−A断面矢視図。
【図4】図2におけるB−B断面矢視図。
【図5】本発明の伝動構造の側面断面図。
【図6】図5におけるC−C断面矢視図。
【図7】伝動構造の変形例を示す側面断面図。
【図8】伝動カバー内部での伝達シャフトの配置の様子
を示す側面拡大図。
【図9】同じく平面拡大図。
【図10】走行操作系及びステアリング操作系の様子を
示す背面断面図。
【図11】伝動カバー内部に配置される操向操作系の様
子を示す平面断面図。
【符号の説明】
48 フライホイール(エンジン側回転体) 49 弾性伝動部材 59 出力軸(トランスミッション側回転体) 59a 軸部 86 サポート部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン側回転体と、トランスミッショ
    ン側回転体とを、弾性伝動部材を介して一体回転可能に
    連動連結してある伝動構造において、 中空部分を有するサポート部材を、該中空部分の軸線と
    前記エンジン側回転体の回転軸線とが一致するようにし
    て、該エンジン側回転体に対し固定するとともに、 前記トランスミッション側回転体に設けた軸部を、前記
    サポート部材及び前記エンジン側回転体に支持させたこ
    とを特徴とする、伝動構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の伝動構造において、前
    記弾性伝動部材は前記サポート部材に外嵌させて設ける
    ものとし、また、前記サポート部材は、前記エンジン側
    回転体に対して着脱自在としたことを特徴とする、伝動
    構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006103429A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Yanmar Co Ltd 作業車両
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