JP2003020968A - 内燃機関自動停止制御装置 - Google Patents

内燃機関自動停止制御装置

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JP2003020968A
JP2003020968A JP2001209375A JP2001209375A JP2003020968A JP 2003020968 A JP2003020968 A JP 2003020968A JP 2001209375 A JP2001209375 A JP 2001209375A JP 2001209375 A JP2001209375 A JP 2001209375A JP 2003020968 A JP2003020968 A JP 2003020968A
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automatic stop
pressure
internal combustion
combustion engine
brake booster
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Koichi Mizutani
浩市 水谷
Takahiro Shiraki
崇裕 白木
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
    • F02N11/0814Circuits or control means specially adapted for starting of engines comprising means for controlling automatic idle-start-stop
    • F02N11/0818Conditions for starting or stopping the engine or for deactivating the idle-start-stop mode
    • F02N11/0833Vehicle conditions
    • F02N11/084State of vehicle accessories, e.g. air condition or power steering
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両用内燃機関の自動停止時に必要とするブレ
ーキブースタ圧力の確保を高精度に判断することにより
自動停止の頻度を高める。 【解決手段】大気圧PAとブレーキブースタ圧力PBと
の比較により(S140)、自動停止時に必要なブレー
キブースタ圧力PBが十分に確保されているか否かを高
精度に判断できる。したがってエンジンの自動停止を適
切に禁止したり(S140で「NO」)、許可したりで
きる(S140で「YES」、S150)。したがっ
て、適切なタイミングで自動停止に入れることから、自
動停止が遅すぎることがなく自動停止の頻度を上げられ
る。又、自動停止が早すぎることによる早期に自動停止
が中断される現象も生じないので、自動停止期間を十分
に確保でき自動停止の頻度を上げることができる。この
ため燃費向上効果を十分に生じさせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用内燃機関が
発生する負圧をブレーキブースタ圧力として導入するこ
とによりブレーキ操作力を増加するブレーキブースタを
備えると共に、内燃機関の燃焼運転中に内燃機関停止条
件が満足された場合に内燃機関を自動停止する内燃機関
自動停止制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】運転者のブレーキ操作をアシストするブ
レーキブースタを備えると共に、燃費の改善などのため
に車両の停止時に自動的に内燃機関を停止し、発進操作
時にスタータやモータジェネレータ等を回転させて内燃
機関を始動し車両を発進させる自動停止始動装置を搭載
した車両が知られている(特開2000−27427
4)。
【0003】このような車両においては、内燃機関を自
動停止しようとする場合、内燃機関の停止中に十分にブ
レーキアシストが機能するためには、ブレーキブースタ
に、負圧供給源である内燃機関のサージタンク等に発生
する吸気負圧が十分に供給されている必要がある。この
ため、前記従来技術では、内燃機関を自動停止しようと
する場合、吸気圧とブレーキブースタ圧力との差圧を求
めて、この差圧が小さければ、ブレーキブースタ圧力に
は負圧が十分に確保されていると判断して自動停止を許
可し、差圧が大きければブレーキブースタ圧力の負圧は
不十分であるとして自動停止を禁止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、吸気圧は、内
燃機関の運転状態、例えば、吸気温、点火時期、バルブ
タイミング、アイドルスピード制御用バルブの状態、あ
るいは燃焼形態等により変動を受けやすく、吸気圧との
関係では、ブレーキブースタ圧力が自動停止しても良い
状態になったことを精度良く判断することが困難であ
る。
【0005】このため、実際には自動停止しても良い程
度に十分にブレーキブースタ圧力が確保されているにも
かかわらず自動停止に入れなくなる場合がある。この場
合には、自動停止の頻度が低下するため燃費向上効果を
十分に生じさせることができなくなる。
【0006】又、逆に、実際には自動停止をするために
はブレーキブースタ圧力が十分に確保されていないにも
かかわらず自動停止に入ってしまう場合がある。このよ
うな場合には、長時間の自動停止の機会が存在するにも
かかわらず、ブレーキの踏み戻しなどによりブレーキブ
ースタ圧力の負圧が早期に不足するようになり、自動停
止が中断され内燃機関が自動始動されてしまう。このよ
うに一旦、自動始動されると、例えば走行履歴などの条
件が満足されない限り、ブレーキブースタ圧力が十分に
確保されたとしても、再度自動停止にはならない。した
がって、このような場合も、自動停止期間が短くなるこ
とにより自動停止の頻度が低下し、燃費向上効果を十分
に生じさせることができなくなる。
【0007】本発明は、自動停止に対して必要とするブ
レーキブースタ圧力の確保を高精度に判断することによ
り、自動停止の頻度を高めることを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1記載の内燃機関自動停止制御装置は、車両用内燃機
関が発生する負圧をブレーキブースタ圧力として導入す
ることによりブレーキ操作力を増加するブレーキブース
タを備えると共に、内燃機関の燃焼運転中に内燃機関停
止条件が満足された場合に内燃機関を自動停止する内燃
機関自動停止制御装置であって、内燃機関と車輪との連
動状態を判定する連動判定手段と、内燃機関の燃焼運転
中において前記連動判定手段にて内燃機関と車輪とが連
動していないと判定されている時に、大気圧とブレーキ
ブースタ圧力との比較によりブレーキブースタ圧力が大
気圧に近い場合には、前記自動停止を禁止する自動停止
禁止手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】大気圧は、吸気圧のごとく変動することは
なく、又、ブレーキ操作力へのアシストも大気圧とブレ
ーキブースタ圧力との差圧によりなされることから、大
気圧とブレーキブースタ圧力との比較により自動停止中
にブレーキアシストが十分に機能できるか否かを高精度
に判断できる。
【0010】したがって自動停止禁止手段は、大気圧と
ブレーキブースタ圧力との比較によりブレーキブースタ
圧力が大気圧に近い場合、すなわち自動停止時に必要な
ブレーキブースタ圧力が十分に確保されていない状態を
高精度に判断して、内燃機関の自動停止を適切に禁止で
きる。そして、十分にブレーキブースタ圧力が確保され
てから、このことを高精度に判断して、内燃機関の自動
停止が適切に許可されることになる。
【0011】このように高精度に判断できることから、
実際には自動停止しても良い程度に十分にブレーキブー
スタ圧力が確保されているにもかかわらず自動停止に入
れなくなることが防止されるので、自動停止の頻度を高
めることができ、燃費向上効果を十分に生じさせること
ができる。
【0012】更に、実際には自動停止するためにはブレ
ーキブースタ圧力が十分でないにもかかわらず自動停止
に入ってしまうことが防止されるので、その後、前述し
たごとく早期に自動停止が中断されて内燃機関が自動始
動されることがなく、自動停止期間を十分に確保でき
る。このことで自動停止の頻度を上げて燃費向上効果を
十分に生じさせることができる。
【0013】請求項2記載の内燃機関自動停止制御装置
では、請求項1記載の構成において、前記自動停止禁止
手段による大気圧とブレーキブースタ圧力との比較は、
大気圧とブレーキブースタ圧力との差圧が基準差圧より
も小さいか否かにより行うことを特徴とする。
【0014】より具体的には、大気圧とブレーキブース
タ圧力との差圧が基準差圧よりも小さいか否かにより、
高精度に比較ができる。そして、前記差圧が基準差圧よ
りも小さければブレーキブースタ圧力が十分に確保され
ていないとして、内燃機関の自動停止を適切に禁止する
ことができる。又、前記差圧が基準差圧よりも大きけれ
ばブレーキブースタ圧力が十分に確保されているとし
て、内燃機関の自動停止を適切に許可することができ
る。
【0015】請求項3記載の内燃機関自動停止制御装置
では、請求項2記載の構成において、前記基準差圧は、
ブレーキ性能が確保できる差圧に設定されていることを
特徴とする。
【0016】より具体的には、前記基準差圧は、ブレー
キ性能が確保できる差圧に設定されていることにより、
適切なブレーキアシスト機能を維持しつつ、自動停止の
頻度を高めることができる。
【0017】請求項4記載の内燃機関自動停止制御装置
では、請求項1〜3のいずれか記載の構成において、前
記車両に自動変速機が用いられている場合には、前記連
動判定手段は、シフト位置がPレンジ及びNレンジのい
ずれかにある場合を内燃機関と車輪とが連動していない
状態とすることを特徴とする。
【0018】自動変速機の場合には、シフト位置がPレ
ンジ及びNレンジのいずれかにある場合を内燃機関と車
輪とが連動していない状態と判断することにより、容易
に連動・非連動が判断できる。
【0019】請求項5記載の内燃機関自動停止制御装置
では、請求項1〜3のいずれか記載の構成において、前
記車両に自動変速機以外の変速機が用いられている場合
には、前記連動判定手段は、クラッチが遮断されている
場合を内燃機関と車輪とが連動していない状態とするこ
とを特徴とする。
【0020】自動変速機以外の変速機の場合、すなわち
手動変速機や自動クラッチを用いた変速機などの場合に
は、クラッチが遮断されている場合を内燃機関と車輪と
が連動していない状態と判断することにより、容易に連
動・非連動が判断できる。
【0021】請求項6記載の内燃機関自動停止制御装置
では、請求項1〜5のいずれか記載の構成において、前
記自動停止禁止手段による大気圧とブレーキブースタ圧
力との比較は、大気圧を検出する大気圧センサにより検
出された圧力相当値と、ブレーキブースタ圧力を検出す
るブレーキブースタ圧力センサにより検出された圧力相
当値とを用いることにより行われることを特徴とする。
【0022】このように大気圧センサにて検出された圧
力相当値とブレーキブースタ圧力センサにて検出された
圧力相当値とを用いることにより、高精度に比較するこ
とができる。
【0023】請求項7記載の内燃機関自動停止制御装置
では、請求項1〜6のいずれか記載の構成において、前
記内燃機関停止条件は、内燃機関の燃焼運転中に車両又
は内燃機関において基準とする履歴があることを条件と
して含むことを特徴とする。
【0024】ブレーキブースタ圧力が不十分な状態で自
動停止に入り、このことで早期に自動始動がなされた場
合に、内燃機関停止条件に前記履歴が必要とされている
と、ブレーキブースタ圧力が十分になったのみでは再度
自動停止に入ることができなくなることがある。
【0025】本発明では、ブレーキブースタ圧力が不十
分な状態で自動停止に入ることがないので、早期に自動
始動されることが無く、前記履歴を待つ必要も無くな
り、自動停止を長期に維持することが可能である。この
ことから自動停止の頻度を高めることができる。
【0026】請求項8記載の内燃機関自動停止制御装置
では、請求項7記載の構成において、前記履歴とは、車
両の走行履歴であることを特徴とする。より具体的に
は、前記履歴としては車両の走行履歴が挙げられる。こ
のことにより、もし、ブレーキブースタ圧力が不十分な
状態で自動停止に入り早期に自動始動がなされた場合に
は、その後、車両が一旦走行したことが判明しなければ
再度自動停止に入ることができなくなる。
【0027】本発明では、ブレーキブースタ圧力が不十
分な状態で自動停止に入ることがないので、早期に自動
始動されることが無く、車両の走行履歴を待つ必要も無
くなり、自動停止を長期に維持することが可能である。
このことから自動停止の頻度を高めることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、上述し
た発明が適用された車両用内燃機関及びその制御装置の
システム構成図である。ここでは内燃機関としてガソリ
ン式エンジン(以下、「エンジン」と称す)2が用いら
れている。
【0029】エンジン2の出力は、エンジン2のクラン
ク軸2aからトルクコンバータ4及びオートマチックト
ランスミッション(自動変速機:以下「A/T」と称
す)6を介して、出力軸6a側に出力され、最終的に車
輪に伝達される。更に、このようなエンジン2から車輪
への駆動力伝達系とは別に、エンジン2の出力は、クラ
ンク軸2aに接続されているプーリ10を介してベルト
14に伝達される。そして、このベルト14により伝達
された回転力により、別のプーリ16,18が回転され
る。なおプーリ10には電磁クラッチ10aが備えられ
ており、必要に応じてオン(接続)オフ(遮断)され
て、プーリ10とクランク軸2aとの間で出力の伝達・
非伝達を切り替え可能としている。
【0030】上記プーリ16,18の内、プーリ16に
は補機類22の回転軸が連結されて、ベルト14から伝
達される回転力により駆動可能とされている。補機類2
2としては、例えば、エアコン用コンプレッサ、パワー
ステアリングポンプ、エンジン冷却用ウォータポンプ等
が該当する。なお、図1では1つの補機類22として示
しているが、実際にはエアコン用コンプレッサ、パワー
ステアリングポンプ、エンジン冷却用ウォータポンプ等
の1つまたは複数が存在し、それぞれプーリを備えるこ
とによりベルト14に連動して回転するようにされてい
る。本実施の形態1では、補機類22として、エアコン
用コンプレッサ、パワーステアリングポンプ及びエンジ
ン冷却用ウォータポンプが設けられているものとする。
【0031】またプーリ18によりモータジェネレータ
(以下、「M/G」と称す)26がベルト14に連動し
ている。このM/G26は必要に応じて発電機として機
能(「発電モード」または「回生モード」)すること
で、プーリ18から伝達されるエンジン2の回転力を電
気エネルギーに変換する。更にM/G26は必要に応じ
てモータとして機能(「駆動モード」)することでプー
リ18を介してベルト14を回転させてエンジン2及び
補機類22の一方あるいは両方を回転させる。
【0032】ここで、M/G26はインバータ28に電
気的に接続されている。M/G26を発電モードまたは
回生モードにする場合には、インバータ28はスイッチ
ングにより、M/G26から高圧電源(ここでは36
V)用バッテリ30に対して、及びDC/DCコンバー
タ32を介して低圧電源(ここでは12V)用バッテリ
34に対して電気エネルギーの充電を行うよう、更に点
火系、メータ類あるいは各ECU(電子制御ユニット)
その他に対する電源となるように切り替える。
【0033】M/G26を「駆動モード」にする場合に
は、インバータ28は電力源である高圧電源用バッテリ
30からM/G26へ電力を供給することで、M/G2
6を駆動して、プーリ18及びベルト14を介して、エ
ンジン停止時においては補機類22の回転や、自動始動
時、自動停止時あるいは車両発進時においてはクランク
軸2aを回転させる。なお、インバータ28は高圧電源
用バッテリ30からの電気エネルギーの供給を調整する
ことで、M/G26の回転数を調整できる。
【0034】また冷間始動時にエンジン始動のためにス
タータ36が設けられている。スタータ36は低圧電源
用バッテリ34から電力を供給されて、リングギアを回
転させてエンジン2を始動させる。
【0035】A/T6には、低圧電源用バッテリ34か
ら電力を供給される電動油圧ポンプ38が設けられてお
り、A/T6内部の油圧制御部に対して作動油を供給し
ている。この作動油は油圧制御部内のコントロールバル
ブにより、A/T6内部のクラッチ、ブレーキ及びワン
ウェイクラッチの作動状態を調整し、シフト状態を必要
に応じて切り替えている。
【0036】上述した電磁クラッチ10aのオンオフの
切り替え、M/G26、インバータ28のモード制御、
スタータ36の制御、自動停止自動始動の要求、その他
図示していないがバッテリ30,34に対する蓄電量制
御はエコランECU40によって実行される。またウォ
ータポンプを除く補機類22の駆動オンオフ、電動油圧
ポンプ38の駆動制御、A/T6の変速制御、燃料噴射
弁(吸気ポート噴射型あるいは筒内噴射型)42による
燃料噴射制御、電動モータ44による吸気管2bに設け
られたスロットルバルブ46の開度制御、その他のエン
ジン制御は、エンジンECU48により実行される。ま
た、この他、VSC(ビークルスタビリティコントロー
ル)−ECU50が設けられていることにより、各車輪
のブレーキの自動制御も実行されている。
【0037】なお、エコランECU40は、M/G26
に内蔵されている回転数センサからM/G26の回転軸
の回転数、エコランスイッチから運転者によるエコラン
システムの起動有無、その他のデータを検出している。
また、エンジンECU48は、水温センサからエンジン
冷却水温THW、アイドルスイッチからアクセルペダル
の踏み込み有無状態、アクセル開度センサからアクセル
開度ACCP、舵角センサからステアリングの操舵角
θ、車速センサから車速SPD、スロットル開度センサ
46aからスロットル開度TA、シフト位置センサから
のシフト位置SHFT、エンジン回転数センサからエン
ジン回転数NE、吸気圧センサからサージタンク2c内
の吸気圧PIM、大気圧センサ49から大気圧PA、エ
アコンスイッチからオンオフ操作有無、その他のデータ
をエンジン制御等のために検出している。尚、これらの
各種センサについて、公知である各種検出原理を採用し
たセンサ類を適宜選択しても良い。例えば、大気圧セン
サとしては、直接的に圧力を測定する以外にも吸気通路
のエアフロメータからの検出値をもとに大気圧を演算す
ることも可能である。
【0038】VSC−ECU50は制動制御等のために
ブレーキペダル52の操作データを検出している。ブレ
ーキペダル52にはブレーキスイッチ52aが設けられ
てブレーキペダル52の踏み込み状態BSWを表す信号
をVSC−ECU50に出力する。すなわちブレーキス
イッチ52aは、ブレーキペダル52が踏み込まれてい
ない場合にはオフ(OFF)信号を、ブレーキペダル5
2が踏み込まれている場合にはオン(ON)信号を出力
する。
【0039】なおブレーキペダル52の踏み込み力を増
加させる倍力装置としてブレーキブースタ56が設けら
れている。ブレーキブースタ56は、ダイヤフラム56
aにより区画されて形成された2つの圧力室56b,5
6cを有している。この内、第1圧力室56bにはブレ
ーキブースタ圧力センサ56dが設けられ、第1圧力室
56b内のブレーキブースタ圧力PBを検出してブレー
キブースタ圧力PBに対応する信号を出力する。この第
1圧力室56bへは、チェック弁56eを介してサージ
タンク2cから吸気負圧が供給されている。このチェッ
ク弁56eは第1圧力室56bからサージタンク2cへ
の空気の流れを許し、逆の流れは禁止するものである。
【0040】上記ブレーキブースタ56は次のように機
能する。すなわちブレーキペダル52が踏み込まれてい
ないときには、ブレーキブースタ56内に設けられた負
圧制御バルブ56fは第1圧力室56b内の負圧を第2
圧力室56cへ導入している。このため第1圧力室56
bと第2圧力室56cとは同じ負圧状態となるので、ス
プリング56gによりダイヤフラム56aはブレーキペ
ダル52側に押し戻されている。このためダイヤフラム
56aと連動するプッシュロッド56hはマスタシリン
ダ56i内のピストン(図示略)を押すことはない。
【0041】一方、ブレーキペダル52が踏み込まれる
と、ブレーキペダル52に設けられた入力側ロッド56
jに連動して負圧制御バルブ56fが第1圧力室56b
と第2圧力室56cとの間を遮断するとともに、大気を
第2圧力室56cに導入する。このことにより吸気負圧
状態の第1圧力室56bと大気圧となった第2圧力室5
6cとの間に差圧が生じる。このためブレーキペダル5
2に対する踏み込み力が倍増されてダイヤフラム56a
はスプリング56gの付勢力に抗してプッシュロッド5
6hをマスタシリンダ56i側に押し込む。このことに
より、マスタシリンダ56i内のピストンが押されて制
動が行われる。
【0042】そして、ブレーキペダル52が踏み戻され
ると、ブレーキペダル52に設けられた入力側ロッド5
6jに連動して負圧制御バルブ56fが第2圧力室56
cと外気側との連通を遮断し、第1圧力室56bと第2
圧力室56cとの間を連通状態にする。このことにより
第2圧力室56c内に第1圧力室56bから吸気負圧が
導入される。このため第1圧力室56bと第2圧力室5
6cとは同圧となる。したがってダイヤフラム56aは
スプリング56gの付勢力によりブレーキペダル52側
に移動して、元の非制動状態に戻る。
【0043】なお、上述した各ECU40,48,50
は、マイクロコンピュータを中心として構成されてお
り、内部のROMに書き込まれているプログラムに応じ
てCPUが必要な演算処理を実行し、その演算結果に基
づいて各種制御を実行している。これらの演算処理結果
及び前述のごとく検出されたデータは、相互にデータ通
信が可能とされているECU40,48,50間で必要
に応じて交換される。このことによりECU40,4
8,50は相互に連動して制御を実行することが可能と
なっている。
【0044】次に、エコランECU40にて実行される
自動停止処理について説明する。この自動停止処理は自
動始動処理とともに、運転者がエコランスイッチをオン
した場合に実行されるものである。図2に自動停止処理
のフローチャートに示す。本処理は、時間周期あるいは
クランク角周期で繰り返し実行されている。尚、フロー
チャート中の個々の処理ステップを「S〜」で表す。
【0045】本処理が開始されると、まず、大気圧セン
サ49により検出されている大気圧PA、ブレーキブー
スタ圧力センサ56dにて検出されているブレーキブー
スタ圧力PB、その他の自動停止判定に必要な運転情報
がRAMの作業領域に読み込まれる(S110)。
【0046】次に、直結判定フラグが「OFF」か否か
が判定される(S120)。この直結判定フラグは、エ
ンジン2のクランク軸が車輪にトルクを伝達する状態と
なっていることを示すフラグである。このフラグは、エ
ンジンECU48からのシフト位置SHFT情報に基づ
いて、別途、直結判定フラグ設定処理にて設定されてい
るフラグである。具体的には本車両ではA/T6を用い
ているので、直結判定フラグ設定処理では、シフト位置
SHFTがPレンジ又はNレンジ以外のレンジにあれ
ば、直結判定フラグ=「ON」に設定し、Pレンジ又は
Nレンジにあれば、直結判定フラグ=「OFF」に設定
する。
【0047】したがって、Pレンジ又はNレンジ以外の
レンジであることにより直結判定フラグ=「ON」であ
れば(S120で「NO」)、このまま一旦本処理を終
了する。
【0048】一方、Pレンジ又はNレンジにあることに
より直結判定フラグ=「OFF」であれば(S120で
「YES」)、次にブレーキ以外について自動停止条件
が成立しているか否かが判定される(S130)。この
ブレーキ以外の自動停止条件とは、例えば、「ダイアグ
ノーシスの内容に異常なし」、「バッテリ30,34の
充電状態は問題なし」、「エンジンECU48側の許可
有り」、「エンジンフード閉」、「車両ドア閉」、「エ
アコンが高負荷でない」、「外気温は問題ない」、「ジ
ャンパースタートしていない」、「ターンシグナルラン
プオフ」、「走行履歴有り」、「車両停止状態」などの
条件が挙げられる。これらの条件が1つでも満足されな
かった場合には(S130で「NO」)、このまま一旦
本処理を終了する。
【0049】一方、ブレーキ以外の自動停止条件が全て
満足された場合には(S130で「YES」)、次に大
気圧PAからブレーキブースタ圧力PBを減算して求め
た差圧が基準差圧KP1以上か否かが判定される(S1
40)。PA−PB<KP1であれば(S140で「N
O」)、ブレーキブースタ圧力PBは大気圧に近く、十
分な負圧状態でないとして、このまま一旦本処理を終了
する。すなわち、自動停止処理(S150)の実行が禁
止される。
【0050】一方、PA−PB≧KP1であれば(S1
40で「YES」)、ブレーキブースタ圧力PBは十分
に負圧が確保されたものとして(S140で「YE
S」)、自動停止処理が実行される(S150)。すな
わち、エコランECU40からはエンジンECU48へ
自動停止要求が出力されることにより、エンジンECU
48では燃料噴射弁42からの燃料噴射を停止すること
により、エンジン2の燃焼を停止する。このことにより
エンジン2の回転は停止することになる。
【0051】本実施の形態における処理の一例を図3
(A)のタイミングチャートに示す。尚、図3(B)は
従来例を示している。ここで、本実施の形態によれば、
図3(A)に示すごとく、時刻t1前において、既に直
結判定フラグは「OFF」となっており、ブレーキ以外
の自動停止条件は成立しているものとする。時刻t1に
てPA−PB≧KP1が成立することにより、エンジン
2の燃焼が停止し、その後、エンジン回転数NEが0と
なる。
【0052】しかし、図3(B)の従来例では、自動停
止条件として吸気圧PIMとブレーキブースタ圧力PB
との差圧にて判断しているので、大気圧PAとの関係が
不明であるためにブレーキブースタ圧力PBが十分に低
下しているにもかかわらず、PB−PIMが十分に小さ
くなるまでに更に時間を要す。したがって、時刻t2に
至ってエンジン2の燃焼が停止することになる。このた
め、不必要に自動停止までの時間が延びて、自動停止の
頻度が低下する。
【0053】したがって、自動停止の頻度は図3(A)
の方が高くなる。図4は逆の例を示している。本実施の
形態によれば、図4(A)に示すごとく、時刻t11に
てPA−PB≧KP1が成立することにより、エンジン
2の燃焼が停止し、その後、エンジン回転数NEが0と
なる。そして、時刻t12にて運転者がブレーキペダル
52を踏み戻すことにより、第2圧力室56c内の空気
が第1圧力室56b内に導入されることによりブレーキ
ブースタ圧力PBは上昇する。しかし、ブレーキブース
タ圧力PBは大気圧PAに対して十分に低い状態にある
時にエンジン2を停止させているので、一度のブレーキ
ペダル52の踏み戻しでは、大気圧PAとの差圧は自動
始動を判断するための基準差圧KP2以下にはならな
い。このため、エンジン2は自動停止を継続することが
できる。
【0054】しかし、従来例では、図4(B)に示すご
とく、自動停止条件として吸気圧PIMとブレーキブー
スタ圧力PBとの差圧にて判断することで、時刻t10
にて図4(A)の場合よりも早期に自動停止に入るが、
大気圧PAとの関係が不明であるために大気圧PAに近
い状態で自動始動に入ってしまう。このような場合に、
時刻t12にて運転者がブレーキペダル52を踏み戻す
と、ブレーキブースタ圧力PBは大気圧PAとの差圧が
自動始動を判断するための基準差圧KP2以下となって
しまう。このため直ちにエンジン2が自動始動される
(時刻t13)。この自動始動により吸気圧PIMが低
下してブレーキブースタ圧力PBは十分な負圧状態にす
ることができる。しかし、前述したごとく自動停止条件
には、このエンジン燃焼時に走行履歴が必要であるた
め、ブレーキブースタ圧力PBが十分な負圧となっても
走行履歴がまだ無いため自動停止できなくなり、エンジ
ン2は燃焼を継続することになる。
【0055】したがって、自動停止の頻度は図4(A)
の方が高くなる。上述した構成において、ステップS1
20が連動判定手段としての処理に、ステップS140
が自動停止禁止手段としての処理に相当する。
【0056】以上説明した本実施の形態1によれば、以
下の効果が得られる。 (イ).大気圧センサ49により検出される大気圧PA
は、吸気圧PIMのごとく吸気温、点火時期、バルブタ
イミング、アイドルスピード制御の状態、あるいは燃焼
形態等により変動を受けることはなく、精度良く検出す
ることが容易である。又、ブレーキ操作力へのアシスト
も大気圧PAとブレーキブースタ圧力PBとの差圧によ
りなされる。このことから、大気圧PAとブレーキブー
スタ圧力PBとの差圧が基準差圧KP1よりも小さいか
否かにより、ブレーキアシストが十分に機能できるか否
かを高精度に判断できる。
【0057】したがって本実施の形態では、大気圧PA
とブレーキブースタ圧力PBとの比較により自動停止時
に必要なブレーキブースタ圧力PBが十分に確保されて
いない状態を高精度に判断して、エンジン2の自動停止
を適切に禁止できる(S140で「NO」)。そして、
十分にブレーキブースタ圧力PBが確保されてから、こ
のことを高精度に判断して(S140で「YES」)、
エンジン2の自動停止が適切に許可されることになる
(S150)。
【0058】このように高精度に判断できることから、
図3に示したごとく、実際には自動停止しても良い程度
に十分にブレーキブースタ圧力PBが確保されているに
もかかわらず自動停止に入れなくなることが防止される
ので、自動停止の頻度を高めることができ、燃費向上効
果を十分に生じさせることができる。
【0059】更に、図4に示したごとく、実際には自動
停止するためにはブレーキブースタ圧力PBが十分でな
いにもかかわらず自動停止に入ってしまうことが防止さ
れるので、その後、前述したごとく早期に自動停止が中
断されてエンジン2が自動始動されることがなく、自動
停止期間を十分に確保できる。このことで自動停止の頻
度を上げて燃費向上効果を十分に生じさせることができ
る。
【0060】[その他の実施の形態] ・前記実施の形態においては、ブレーキブースタの負圧
をエンジンのサージタンクから得る機構により説明した
が、サージタンクなどの吸気管負圧によるものではな
く、例えば、電動ポンプを用いて十分な負圧を作り、こ
の負圧をブレーキブースタに用いるようにした構成でも
本発明を実現することができる。
【0061】・前記実施の形態においては、自動変速機
を用いたが、自動変速機以外の変速機の場合、すなわち
手動変速機や自動クラッチを用いた変速機などの場合に
は、直結判定フラグは、クラッチが遮断されている場合
をエンジンと車輪とが連動していない状態と判断するこ
とにより、容易に連動・非連動が判断できる。すなわ
ち、直結判定フラグ設定処理では、クラッチセンサの検
出によりクラッチが接続状態にあると検出されていれ
ば、直結判定フラグ=「ON」に設定され、クラッチが
遮断状態にあると検出されていれば、直結判定フラグ=
「OFF」に設定することになる。
【0062】・前記実施の形態においては、ブレーキブ
ースタ圧力センサ56dにより直接、ブレーキブースタ
圧力PBを検出していたが、これ以外に、ブレーキブー
スタ圧力センサ56dを設けずに、ブレーキブースタ圧
力PBを、大気圧PA、吸気圧PIM、ブレーキペダル
52の踏み込み回数、踏み戻し回数、踏み込み時間およ
び踏み戻し時間に基づいて演算により求めるようにして
も良い。
【0063】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明の実施の形態には、次のような形態を含む
ものであることを付記しておく。 (1).請求項1〜8のいずれか記載の内燃機関自動停
止制御装置と、前記内燃機関自動停止制御装置による内
燃機関の停止中に、大気圧とブレーキブースタ圧力との
差圧が、前記内燃機関自動停止制御装置における基準差
圧よりも小さく設定された第2基準差圧よりも小さくな
った場合には内燃機関を自動始動する内燃機関自動始動
制御装置と、を備えたことを特徴とする内燃機関自動停
止始動制御装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1としての車両用内燃機関及びその
制御装置のシステム構成図。
【図2】実施の形態1のエコランECUが実行する自動
停止処理のフローチャート。
【図3】実施の形態1による処理の一例と従来例の処理
の一例を示すタイミングチャート。
【図4】実施の形態1による処理の一例と従来例の処理
の一例を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
2…エンジン、2a…クランク軸、2b…吸気管、2c
…サージタンク、4…トルクコンバータ、6…A/T、
6a…出力軸、10…プーリ、10a…電磁クラッチ、
14…ベルト、16,18…プーリ、22…補機類、2
6…M/G、28…インバータ、30,34…バッテ
リ、32…DC/DCコンバータ、36…スタータ、3
8…電動油圧ポンプ、40…エコランECU、42…燃
料噴射弁、44…電動モータ、46…スロットルバル
ブ、46a…スロットル開度センサ、48…エンジンE
CU、49… 大気圧センサ、50…VSC−ECU、
52…ブレーキペダル、52a…ブレーキスイッチ、5
6…ブレーキブースタ、56a…ダイヤフラム、56b
…第1圧力室、56c…第2圧力室、56d…ブレーキ
ブースタ圧力センサ、56e…チェック弁、56f…負
圧制御バルブ、56g…スプリング、56h…プッシュ
ロッド、56i…マスタシリンダ、56j…入力側ロッ
ド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D049 BB04 CC02 HH08 HH42 HH47 KK07 KK13 QQ01 RR04 RR13 3G092 AC03 CA01 CB05 DE01S EA14 FA24 FA30 GA10 GB10 HA05Z HA06Z HE01Z HE08Z HF04Z HF09Z HF10Z HF13Z HF18Z HF21Z HG08Z 3G093 AA04 AA05 BA22 CA04 DA01 DA03 DA05 DA06 DB06 DB08 DB10 DB12 DB19 DB25 EA05 FA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用内燃機関が発生する負圧をブレーキ
    ブースタ圧力として導入することによりブレーキ操作力
    を増加するブレーキブースタを備えると共に、内燃機関
    の燃焼運転中に内燃機関停止条件が満足された場合に内
    燃機関を自動停止する内燃機関自動停止制御装置であっ
    て、 内燃機関と車輪との連動状態を判定する連動判定手段
    と、 内燃機関の燃焼運転中において前記連動判定手段にて内
    燃機関と車輪とが連動していないと判定されている時
    に、大気圧とブレーキブースタ圧力との比較によりブレ
    ーキブースタ圧力が大気圧に近い場合には、前記自動停
    止を禁止する自動停止禁止手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関自動停止制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の構成において、前記自動停
    止禁止手段による大気圧とブレーキブースタ圧力との比
    較は、大気圧とブレーキブースタ圧力との差圧が基準差
    圧よりも小さいか否かにより行うことを特徴とする内燃
    機関自動停止制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の構成において、前記基準差
    圧は、ブレーキ性能が確保できる差圧に設定されている
    ことを特徴とする内燃機関自動停止制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか記載の構成におい
    て、前記車両に自動変速機が用いられている場合には、
    前記連動判定手段は、シフト位置がPレンジ及びNレン
    ジのいずれかにある場合を内燃機関と車輪とが連動して
    いない状態とすることを特徴とする内燃機関自動停止制
    御装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれか記載の構成におい
    て、前記車両に自動変速機以外の変速機が用いられてい
    る場合には、前記連動判定手段は、クラッチが遮断され
    ている場合を内燃機関と車輪とが連動していない状態と
    することを特徴とする内燃機関自動停止制御装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか記載の構成におい
    て、前記自動停止禁止手段による大気圧とブレーキブー
    スタ圧力との比較は、大気圧を検出する大気圧センサに
    より検出された圧力相当値と、ブレーキブースタ圧力を
    検出するブレーキブースタ圧力センサにより検出された
    圧力相当値とを用いることにより行われることを特徴と
    する内燃機関自動停止制御装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか記載の構成におい
    て、前記内燃機関停止条件は、内燃機関の燃焼運転中に
    車両又は内燃機関において基準とする履歴があることを
    条件として含むことを特徴とする内燃機関自動停止制御
    装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の構成において、前記履歴と
    は、車両の走行履歴であることを特徴とする内燃機関自
    動停止制御装置。
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