JP2003019739A - 熱可塑性樹脂シートの成形口金および熱可塑性樹脂シートの押出成形方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂シートの成形口金および熱可塑性樹脂シートの押出成形方法

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JP2003019739A
JP2003019739A JP2001207606A JP2001207606A JP2003019739A JP 2003019739 A JP2003019739 A JP 2003019739A JP 2001207606 A JP2001207606 A JP 2001207606A JP 2001207606 A JP2001207606 A JP 2001207606A JP 2003019739 A JP2003019739 A JP 2003019739A
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melt
sheet
resin sheet
die
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Kenji Tsunashima
研二 綱島
Shunichi Osada
俊一 長田
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱可塑性樹脂シートの0.2〜2(1/m)と
いう特定周期の厚みむらの小さいシートを製造できる口
金を提供すること。 【解決手段】溶融した熱可塑性樹脂を成形シート幅方向
に拡大するマニホールドに流入させ、樹脂厚みを減少さ
せながら口金先端のスリットから吐出させて熱可塑性樹
脂シートを製造する成形口金であり、前記マニホールド
に流入される樹脂流の方向と、該樹脂シートが口金から
吐出される方向とからなる狭角θが5〜75度の範囲で
ある構成にされてなる熱可塑性樹脂シート成形口金。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂シー
トの押出成形口金、およびその成形方法に関するもので
ある。さらに詳しくは、押出されたフィルムの厚み均質
性、特に口金スジや1Hz近傍の低波数側の厚みむらが
ほとんどない、優れた押出成形口金およびその成形方法
を提供するものである。
【0002】
【従来技術】熱可塑性樹脂シートを押出成形により製造
する際に、長手方向の厚みむらを改良する方法として、
押出の吐出変動を防止するためにスクリュー形状の最適
化やギヤーポンプの利用、さらには溶融押出膜の振動を
防止するために製膜室の気圧変動を防止する方法や、溶
融シートの冷却媒体への密着力を向上させるためにテー
プ状の電極を用いた静電荷印加法や、さらには長手方向
延伸を多段階に分けて延伸する方法などが提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな押出・頂上キャスト法を用いて改良される熱可塑性
樹脂シートの長手方向に測定した厚みむらの波形をフー
リエ解析したとき、押出の吐出変動を防止するためのス
クリュー形状の最適化やギヤーポンプの利用をすること
により改良される波数は0.2(1/m)未満の領域で
あり、また溶融押出膜の振動を防止するために製膜室の
気圧変動を防止する方法や、溶融シートの冷却媒体への
密着力を向上させるためにテープ状の電極を用いた静電
荷印加法や、さらには長手方向延伸を多段階に分けて延
伸する方法などいずれの方法を用いても、熱可塑性樹脂
シートの長手方向に測定した厚みむらの波形をフーリエ
解析したとき、これらの変動を防止することにより改良
される波数は3〜20(1/m)の領域であった。した
がって、0.20〜2.0(1/m)の波数での厚みむ
らは改良できないのである。
【0004】熱可塑性樹脂シートの長手方向に測定した
厚みむらの波形をフーリエ解析したときの、0.20〜
2.0(1/m)の波数におけるスペクトル強度和Pw
1が、全波数帯域におけるスペクトル強度和Pwtに対
する比率Pw1/Pwtが0.25以下となるように押
出製膜するには、熱可塑性樹脂の溶融体シートを製膜す
るときの押出し口金のリップ間隙が好ましくは2mm以
下、より好ましくは1mm未満と極端にリップ間隙を狭
くして押出し製膜することにより厚み均質性の優れた熱
可塑性樹脂シートが得られることはわかったがこのよう
にリップ間隙の狭い口金から溶融樹脂シートを押出す
と、口金スジと言われる表面欠点が多発するために生産
性を大きく損なう。
【0005】すなわち、生産性に優れて、しかも長手方
向の厚みムラの小さな熱可塑性樹脂シートを押出成形す
る方法は存在しなかったのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、長手方向の厚
み均質性に優れ、しかも経時で口金スジのような表面欠
点の出ない押出成形口金およびその成型方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0007】かかる目的を達成する本発明の熱可塑性樹
脂シートの成形口金は、溶融した熱可塑性樹脂を成形シ
ート幅方向に拡大するマニホールドに流入させ、樹脂厚
みを減少させながら口金先端のスリットから吐出させて
熱可塑性樹脂シートを製造する成形口金であり、前記マ
ニホールドに流入される樹脂流の方向と、該樹脂シート
が口金から吐出される方向とからなる狭角θが5〜75
度の範囲である構成にされてなるものである。
【0008】そして、本発明の熱可塑性樹脂シートの成
形口金において、更に好ましくは、溶融樹脂が該マニホ
ールドに流入する方向と該マニホールドから流出する方
向とが実質的に同じ方向であるものであり、また、更に
好ましくはこのためにマニホールドから流出した溶融体
が厚さを減少させるランド部で該溶融体の流出方向を変
えた口金である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好ましい実施の
形態を説明する。
【0010】本発明において、熱可塑性樹脂とは、加熱
によって流動性を示す樹脂であり、ポリエステル、ポリ
アミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリオレフィン、
ビニルポリマー、およびそれらの混合体もしくは変性体
から選ばれた樹脂などが代表的なものである。
【0011】ポリエステル樹脂とは、分子主鎖中にエス
テル結合を有する高分子化合物であり、通常ジオールと
ジカルボン酸とからの重縮合反応により合成されること
が多いが、ヒドロキシ安息香酸で代表されるようなヒド
ロキシカルボン酸のように自己縮合するような化合物を
利用してもよい。ジオール化合物の代表的なものとして
は、HO(CH2 )nOHで表されるエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキ
セングリコール、さらにジエチレンギリコール、ポリエ
チレングリコール、エチレンオキサイド付加物、プロピ
レンオキサイド付加物等で代表されるエーテル含有ジオ
ールなどであり、それらの単独または混合体などであ
る。ジカルボン酸化合物の代表的なものとしては、フタ
ル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカル
ボン酸、コハク酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン
酸、アゼライン酸、セバチン酸、ダイマー酸、マレイン
酸、フマル酸、及びそれらの混合体などである。本発明
の場合、特にポリエチレンテレフタレート(PET)お
よびその共重合体、ポリブチレンナフタレート(PB
N)およびその共重合体、ポリブチレンテレフタレート
(PBT)およびその共重合体、ポリエチレンナフタレ
ート(PEN)およびその共重合体、さらに低いガラス
転移温度(Tg)を有する樹脂であるポリエチレンテレ
フタレート/アジペート(PET/A)、ポリエチレン
テレフタレート/セバケート(PET/S)、ポレブチ
レンテレフタレート/イソフタレート(PBT/I)、
ポリエチレンテレフタレートーポリエチレングリコール
共重合体(PET−PEG)、ポリヘキサメチレンテレ
フタレート(PHT)、ポリプロピレングリコール(P
PG)およびそれらの混合体や共重合体などが好まし
い。これらの高分子化合物の繰替えし単位は100以
上、好ましくは150以上あるのがよい。固有粘度とし
ては、オルトクロルフェノール(OCP)中での測定値
として0.5(dl/g)以上、好ましくは0.6(d
l/g)以上であるのがよい。
【0012】また、ポリアミド樹脂とは、主鎖中にアミ
ド結合を有する高分子化合物であり、代表的なものとし
ては、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナ
イロン12、ナイロン11、ナイロン7、ポリメタ/パ
ラキシリレンアジパミド、ポリヘキサメチレンテレフタ
ラミド/イソフタラミド、およびそれらの共重合体、混
合体などから選ばれたポリアミド化合物である。もちろ
ん、これらにポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリテトラメチレングリコールなどのポリ
エーテル化合物を共重合したポリアミドエーテルや、ポ
リエステルと共重合したポリエステルアミド化合物でも
よく、さらに本発明の場合、特に結晶化しにくい多元共
重合体や、側鎖に多くのまたは大きな置換基を有する非
晶ポリアミド樹脂などに特に優れた効果を示す。
【0013】ポリフェニレンスルフィド(PPS)は、
架橋構造を実質的に有さない直鎖状のものが好ましい。
【0014】ポリオレフィン樹脂としては、基本的に炭
素と水素とからなる高分子であり、代表的な高分子とし
てポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等であ
る。
【0015】もちろん、これらの高分子化合物に各種の
添加剤、例えば、すべり材、安定剤、酸化防止剤、粘度
調整剤、帯電防止剤、着色剤、顔料などを併用すること
ができる。
【0016】特に、本発明の場合、溶融樹脂と金属管壁
とのスティックスリップを減少させるために熱可塑性樹
脂にシリコンオイル、ワックス、界面活性剤から選ばれ
た添加剤が好ましくは300ppm以下、より好ましく
は100ppm以下、最も好ましくは10ppm以下含
有させた樹脂が好ましい。
【0017】本発明は、熱可塑性樹脂の樹脂溶融体シー
トを厚みが均質化したものとして製膜する口金およびそ
の押出成形方法を提供するものであり、長手方向のフィ
ルム厚みむら、特に厚みむらの周期を周波数解析したと
きに、0.20〜2.0(1/m)の波数におけるスペ
クトル強度和Pw1が、全波数帯域におけるスペクトル
強度和Pwtに対する比率Pw1/Pwtが0.25以
下、好ましくは0.15以下となるように押出成形する
のである。具体的には、口金リップのスリット間隙を2
mm以下、好ましく1mm以下にして押出製膜する。こ
のように押出時の口金リップ間隙を狭くすることにより
低周波数の厚みむら成分が改良ができる理由は明確では
ないが、溶融体と口金壁面とのスティックスリップを減
少させたものなのか、あるいは押出された溶融体に何ら
かの外乱が作用するときにドローレゾナンスといわれる
外乱が共鳴したことによる等のことが考えられる。
【0018】いずれにせよ、リップ間隙を好ましくは2
mm、さらにはより好ましくは1mmと狭くするにつれ
てこの低周波数の厚みむらは急激に改良傾向にある。し
かしながら、製膜前の口金プリセット段階からこのよう
に狭い間隙の従来から用いられている口金を用いると、
ブリード時や製膜開始時などで口金下面リップが汚れ、
その結果口金スジが発生しやすくなる。
【0019】そこで、本発明の場合、図1にしたがって
溶融した熱可塑性樹脂を幅方向に拡大するマニホールド
3に流入させ、厚みを減少させながら口金先端のスリッ
ト8から吐出させて熱可塑性樹脂シートを製造する成形
口金2において、該マニホールド3に流入される樹脂流
1の方向と、溶融シート9が吐出される方向とのなす角
度θを5〜75度、好ましくは12〜50度の範囲で溶
融流9の角度を設定して熱可塑性樹脂シートを押出成型
する成形口金2を用いることにより厚み均質性と表面欠
点のないシートの成形が可能になるのである。
【0020】ここで、溶融体の流路を変更する場所は、
溶融体がマニホールド3を出た直後であってもよいし、
またはマニホールドを出てからランド部4の途中で流路
を変更しても良いが、本発明の場合、後者の方が好まし
く、すなわち、マニホールド3に流入する1の方向と、
マニホールド3から流出する4の方向が実質的には基本
的に同じ方向であり、マニホールド3から流出した溶融
体が厚さを減少させるランド部6および7の位置で該溶
融体の流出方向を変える方が、積層の均一性、表裏の物
性差などの点から好ましい。
【0021】このとき、マニホールド3に流入する溶融
体の流動方向が地球の重力方向と一致した上から下であ
るのが使いやすくて好ましく、したがって口金スリット
8から吐出される溶融体の方向9は、該重力方向から5
〜50度、好ましくは12〜45度の範囲で溶融体を回
転して吐出させるのが製膜時やブリード時などのときに
使いやすい。
【0022】さらに溶融体9が該口金のスリット8から
吐出・剥離されるときに、該溶融体シートの表裏で時間
差を付けてランド部から溶融体を剥離・解放することに
より、口金スジの発生を防止できて好ましい。このと
き、特に溶融体が冷却媒体10に接する方向のA面側
7、すなわち、ランド部の下面となるA面側7を先にラ
ンド部から剥離・解放することにより口金スジ発生防止
に顕著な効果がある。表裏のポリマーの剥離時間差とし
ては極く僅かなもので良く、1/1000秒〜1/10
秒程度でよく、溶融ポリマーが接する表裏リップ長さの
差としては、1mm〜10mm程度で十分である。さら
に、このA面7でのリップ下面断面形状は、鋭角とはせ
ずに、図1に示したように、該溶融体シート9面に対し
てほぼ垂直となるような90度程度の角度を持たせたリ
ップ先端形状を取ることにより、ブリード作業での口金
下面A面7を汚すことなくスタートすることができるば
かりか、Aリップ7先端の欠けがなくて好ましい。
【0023】このようにして押出された溶融体樹脂シー
トに静電荷の印加をするなどの適宜のシート・キャスト
ドラム間の密着手段を用いて冷却媒体10に密着させ、
熱可塑性樹脂シートを押出成形する方法である。もちろ
ん、上記厚みむら以外の他の周波数の厚みむらに関して
は、それぞれ個別の対策が必要である。
【0024】すなわち、押出時の吐出変動による変動波
数は0.2(1/m)未満の領域であり、これを防止す
るためにはスクリュー形状の最適化やギヤーポンプの利
用などをすることにより改良できる。
【0025】また、溶融押出膜や延伸膜の振動による厚
みむら変動波数は3〜20(1/m)の領域であり、こ
れを防止するために製膜室の気圧変動を防止する方法
や、溶融シートの冷却媒体への密着力を向上させるため
のテープ状の電極を用いた静電荷印加方法や、さらには
長手方向延伸を多段階に分けて延伸する方法、一挙に延
伸するネッキング延伸する方法などにより改良できる。
【0026】なお、静電印加法とは、特公昭37−61
42号公報などで代表される溶融シートに対する冷却媒
体への密着力向上手段であり、溶融シートに静電印加す
る電圧は、5〜35KV程度、電流値としては5〜30
mA程度であり、溶融シートまでの最短距離は0〜50
mm程度であり、電極形状は、ワイヤ電極、ブレード電
極、箔状電極、円弧状電極、針状電極、ロール状電極な
ど任意のものを併用利用することができ、電極形状も適
宜の複数の電極を選択できる。
【0027】また、溶融体に静電荷を付与する電極を、
移動冷却媒体で行う方法もあり、この場合の電極は一つ
でよく、また比較的装置が簡便で、しかも、操作性に優
れているため、全幅以上の幅にわたって静電荷を印加で
きることができ、シート端部および中央部ともに密着力
を向上させることができ、より好ましい方法である。
【0028】なお、移動冷却媒体の表面粗さは0.6μ
m以下、好ましくは0.2μm以下と平滑であることが
密着性向上やシートの平滑性等には肝要であるが、必要
によってはサンドブラストロールやマイクロクラックロ
ールやセラミックロールを用いることができる。
【0029】該移動冷却媒体の表面温度は、熱可塑性樹
脂のガラス転移温度Tg−50℃以上、Tm以下、好ま
しくはTg−25℃以上、Tg+60℃以下の温度に保
つことによりシート端部はもちろんのこと、シート中央
部も冷却媒体に対する密着性が格段に向上するために熱
可塑性樹脂シートのキャスト方法としては好ましい。さ
らに、結晶化速度の遅いPETやPENのような樹脂で
は、該樹脂溶融体の接地直前の媒体の表面温度が熱可塑
性樹脂のガラス転移温度Tg以上融点Tm以下にすると
とともに、かつ剥離直前の媒体の表面温度を熱可塑性樹
脂のガラス転移温度Tg未満にしないと、剥離が困難で
あったり、たとえ剥離が可能であっても剥離ムラによる
厚みむらが生じるためにも必要である。
【0030】次に、本発明における熱可塑性樹脂シート
の押出製膜方法について述べる。
【0031】溶融押出に使用する熱可塑性樹脂として
は、ポリエステル、ポリアミド、ポリフェニレンスルフ
ィドなどの原料と、必要に応じて、他の化合物の添加ブ
レンドした原料、例えば、液晶ポリマーや他のポリエス
テル樹脂、イオン性高分子化合物アイオノマーや、さら
に酸化珪素、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化
チタン、酸化アルミニウム、架橋ポリエステル、架橋ポ
リスチレン、マイカ、タルク、カオリンなどの無機化合
物、エチレンビスステアリルアミド、シリコンオイル、
ワックス等の有機化合物等を添加した原料、いったん溶
融させた原料、さらには本発明のフィルムの回収原料な
どを混合した原料などを準備し、これを乾燥・脱水した
後、一軸押出機、二軸押出機、ベント押出機、タンデム
押出機などの溶融押出機に供給し、分子量、例えば固有
粘度[η]を極力低下させないように窒素気流下、ある
いは真空下で溶融押出する。
【0032】もちろん、溶融温度は該熱可塑性樹脂の融
点Tm以上であるのが普通であるが、いったん、該樹脂
の融点Tm以上に溶融させた後に該融点Tm以下、該溶
融結晶化温度Tmc以上に冷却する、いわゆる過冷却状
態で押出を行うことにより溶融膜振動に起因する3〜2
0(1/m)の領域の厚みむらを減少させることができ
て好ましいこともある。
【0033】このように過冷却押出することにより、熱
可塑性樹脂シートの中央部と端部とが実質的に同時に移
動冷却媒体に着地しやすくなり、均一なキャストが可能
になり、さらに該樹脂の熱分解・ゲル化を減少させる効
果があるばかりか、低分子量オリゴマーの生成も少なく
なるために、ドラム汚れも少なくなりキャストしやすく
なるという効果もある。なお、異物を除去するために、
適宜のフィルター、例えば、焼結金属、多孔性セラミッ
ク、サンド、金網等を用いることが好ましい。
【0034】次に、溶融樹脂を幅方向に均一に拡大・薄
膜化する口金に流入させるのであるが、このときに用い
る口金形状は、溶融した熱可塑性樹脂を幅方向に拡大す
るマニホールド3に流入させ、厚みを減少させながら口
金先端のスリット8から吐出させて熱可塑性樹脂シート
9を製造する成形口金において、該マニホールド3に流
入される樹脂流の1の方向と、溶融シート9が吐出され
る方向とのなす角度θが5〜75度、好ましくは12〜
50度の範囲で溶融流の角度を変更して熱可塑性樹脂シ
ート9を押出成型する成形口金を用いることである。
【0035】樹脂溶融体の流路を変更する場所は、溶融
体がマニホールド3を出た直後よりもマニホールド3を
出てからランド4部の途中である6および7で流路を変
更した口金の方が好ましい。
【0036】すなわち、マニホールド3に流入する1の
方向と、マニホールド3から流出する4の方向が基本的
に同じ方向であるが、マニホールドから流出した溶融体
が厚さを減少させるランド部6および7で該溶融体の流
出方向を変えた口金の方が良い。なお、マニホールド3
に流入する溶融体の流動方向としては地球の重力方向と
一致した上から下であるのが使いやすくて好ましく、し
たがって、口金スリット8から吐出される溶融体9の方
向は、該重力方向から5〜75度、好ましくは12〜5
0度の範囲で溶融体の吐出方向を回転して吐出させる口
金を用いて製膜するのである。
【0037】ここで長手方向のフィルム厚みむらの周期
を周波数解析したときに、0.20〜2.0(1/m)
の波数におけるスペクトル強度和Pw1が、全波数帯域
におけるスペクトル強度和Pwtに対する比率Pw1/
Pwtが0.25以下、好ましくは0.15%以下とな
るために2mm以下、好ましくは1mm未満の狭いリッ
プが必要である。このためには、運転中でもスリット間
隙を変更できるEDI社が製作しているファースト・ギ
ャップのような機構を有した特殊な口金を用いるのが良
い。
【0038】具体的には、マニホールド3に流入する溶
融体の流動方向が地球の重力方向と一致した上から下方
向であるのが使いやすくて好ましく、したがって口金ス
リット8から吐出される溶融体9の方向は、該重力方向
から5〜75度、好ましくは12〜50度の範囲で溶融
体を回転して吐出させるのがキャスト時や製膜時、さら
にはブリード時などのときに使いやすい。さらに溶融体
が該口金のスリット8から吐出・剥離されるときに、該
溶融体シートの表裏で剥離の時間に差がつくように、段
差のあるランド部から溶融体を剥離・解放できる口金に
することにより口金スジの発生を防止できて好ましい。
溶融体が冷却媒体に接する方向の7のA面側、すなわち
ランド部の下面となるA面7側を先にランド部から剥離
・解放するような口金を用いることにより口金スジ発生
防止に顕著な効果がある。
【0039】さらに、このA面でのリップ8下面形状
が、鋭角となるような水平方向にあるのではなく、該溶
融体シート9面に対してほぼ垂直となるようなリップ先
端形状を有した図1のような口金にすることにより、ブ
リード作業での口金下面A面7を汚すことなくスタート
することができるばかりか、Aリップ7先端の欠けがな
くて好ましい。
【0040】キャストドラムと溶融体の位置関係は、円
筒状ドラム10の接線方向と溶融体の軌跡が限りなく近
いような位置でキャストする傾斜キャストのような形の
キャスト方法がよい。口金から溶融シートを押出すとき
のドラフト比(=口金リップ間隔/押出されたフィルム
厚み)は、好ましくは3以上、より好ましくは7〜15
範囲とすることにより、厚みむら変動波数としての3〜
20(1/m)の領域の厚みむらの小さい、平面性の良
いフィルムが得られやすい。
【0041】かくして溶融された熱可塑性樹脂シートに
ワイヤーあるいはテープ状の電極などの電極を用いて静
電荷を注入させて、冷却媒体のドラム10に密着急冷し
てキャストする。
【0042】かくして得られたキャストフィルムを、必
要に応じて延伸するが、具体的には、例えば、縦一軸延
伸、横一軸延伸、逐次二軸延伸、あるいは同時二軸延伸
などの延伸方法に従って延伸を行う。延伸温度は、特に
限定されないが、該樹脂のガラス転移温度Tg以上であ
ればよく、必要に応じて任意の温度を選択することがで
きる。一方向の延伸倍率は2〜8倍、好ましくは3〜6
倍程度がよい。延伸後、必要に応じて熱固定をしてもよ
い。
【0043】かくして得られた本発明にかかる熱可塑性
樹脂シートは、厚み均質性、特に0.2〜2(1/m)
周期の厚みむらに優れているために、厚み要求精度の高
い用途、例えばフィルム・シート表面と直接接触して記
録する光記録用途、磁気記録用途、感熱転写リボン用
途、受容紙、光学関連用途などに特に有効なベースフィ
ルムとなりうる。
【0044】さらに、従来からフィルム用途として利用
されている包装用途、コンデンサー・電気絶縁などの電
気用途、グラフィック用途等はもちろんのこと、熱寸法
安定性、成形性、形状安定性、強靭性に優れた新規なフ
ィルム用途等にも有効なものである。
【0045】
【物性の測定法】次に、本発明で使用した物性値の測定
法について以下に述べる。 1.ポリエステルの固有粘度[η]:25゜Cで、o−
クロルフェノールを溶媒として次式より求めた。
【0046】[η]= lm[ηsp/c] 比粘度ηspは、相対粘度ηr から1を引いたものであ
る。cは濃度である。単位はdl/gで表わす。 2.フィルムの厚みむら:アンリツ株式会社製フィルム
シックネステスタ「KG601A」および電子マイクロ
メータ「K306C」を用い、フィルムの縦方向に30
mm幅、10m長にサンプリングしたフィルムを連続的
に厚みを測定する。フィルムの搬送速度は3m/分とし
た。10m長での厚み最大値Tmax(μm)、最小値Tm
in(μm)から、 R=Tmax−Tmin を求め、Rと10m長の平均厚みTave(μm)から 厚みむら(%)=R/Tave×100 として求めた。 3.厚みむらの周波数解析FFT:詳細な測定法は、特
開平8−281794号公報と全く同じであるが、上記
長手方向の厚みむら測定時に、電子マイクロメーターか
らの出力をアナログ/デジタルコンバーター(A/Dコ
ンバーター)に取り込んで数値化処理をしてコンピュー
ターに取り込んだ。
【0047】データの取り込みは、10m長の厚みむら
測定中に0.195秒間隔で1024点サンプリングし
た。これをコンピューターに取り込み高速フーリエ変換
(FFT)処理をした。流れ方向の変数にフィルム長さ
(m)を取ると、FFT処理で波数(1/m)に対する
強度分布が得られる。取り込んだデータにフーリエ変換
処理をし、スペクトル強度和を求める。波数αからβま
でのスペクトル強度和をPw1、および全スペクトル強
度和をPWtとして求める。 4.熱的特性(Tm、Tg、Tmc):パーキンエルマ
ー社製DSC−II型測定装置を用い、サンプル重量10
mg、窒素気流下で、昇温速度20℃/分で昇温してゆ
き、ベースラインの偏起の開始する温度をTg、さらに
昇温したところの発熱ピークをTccとし、結晶融解に
伴う吸熱ピーク温度を融点Tmとした。Tm+20℃で
1分間保持した後、冷却速度20℃/分で溶融体を冷却
し、結晶化に基づく発熱ピーク温度をTmcとした。
【0048】
【実施例】以下に、本発明をより理解しやすくするため
に実施例、比較例を示す。
【0049】実施例1 熱可塑性樹脂として、ポリエチレンテレフタレート(P
ET)(固有粘度[η]=0.65、ガラス転移温度70
℃、添加剤として平均粒径0.2μmの球形シリカを
0.05wt%)を用い、常法に従い、原料を乾燥後2
50mmのタンデム型溶融押出機に供給して280℃で
溶融後、5μm以下の異物を除去するフィルターを通過
させた後、2200mm幅の本発明の図1で例示した構
造のTダイ口金(リップ間隙1.5mm、ランド部4か
らランド部6、7への変角角度θとして35度のランド
部で流路変更口金)下面から冷却媒体ドラムまでの直線
距離LD間として15mm下にあるキャストドラム上に
シート状に成形し、ワイヤー状の電極から静電荷を印加
(12kv、3mA)させながら23℃に保たれた18
00mm直径のドラム(ドラム表面は最大粗さRt=
0.1μmに鏡面化されたクロムメッキロール)である
冷却媒体上に100m/minの速度で密着・冷却し
た。
【0050】かくして得られたキャストシートは、厚み
80μmであり、該キャストシートをロール式長手方向
延伸機で延伸温度85℃で4倍延伸し、いったんTg以
下に冷却し、続いて該長手方向延伸フィルムの両端をク
リップで把持しながらテンタに導き、延伸温度90℃に
加熱された熱風雰囲気中で幅方向に4倍延伸後、220
℃で定長熱固定、および150℃で幅方向に3%のリラ
ックス熱固定し、エッジ端部をカットして、厚さ5μm
の二軸配向積層ポリエステルフィルムを製膜した。
【0051】かくして得られた二軸配向フィルムの厚み
むらとしては長手方向、幅方向とも2%以下と小さいも
のであり、しかも、その厚みむらの周波数解析をしても
押出時の流動振動に起因すると考えられている0.2〜
2(1/m)の振動は0.1以下と実質上皆無であり、
厚み均質性に非常に優れていた。また平面性にも優れて
おり、さらに口金スジやクレーターなどの表面欠点の全
くない厚さ5μmの二軸配向フィルムであった。
【0052】比較例1 実施例1で用いた口金の代わりに、実施例1の口金のラ
ンド部6および7のない通常のTダイ口金を用いて重力
方向に吐出して製膜する以外は、実施例1と全く同様に
して厚さ5μmの二軸配向フィルムを得たした。
【0053】この様にして得られたフィルムの厚みむら
は長手方向12%、幅方向10%と厚みむらの悪いフィ
ルムであった。その厚みむらを周波数解析すると押出時
の流動振動に起因すると考えられている0.2〜2(1
/m)の振動が0.4と非常に大きな値となっているこ
とがわかった。さらに口金スジが多発して製品になり難
いものであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の代表的な口金断面構造の1例
をモデル的に示した概略モデル図である。
【符号の説明】
1:ポリマー流入口 2:口金本体 3:マニホールド 4:ランド部 5:厚み調整ボルト 6、7:ポリマー流路を変更するランド部であり、6が
B面、7がA面 8:口金スリット部 9:溶融ポリマー 10:冷却媒体のキャストドラム
【発明の効果】熱可塑性樹脂シートの長手方向に測定し
た厚みむらの波形をフーリエ解析したとき、押出時の原
因と考えられている0.20〜2.0(1/m)の波数
におけるスペクトル強度和Pw1が、全波数帯域におけ
るスペクトル強度和Pwtに対する比率Pw1/Pwt
が0.25以下という優れた押出シートを得る口金を提
供する。このようにして得られたフィルムの用途も感熱
転写リボン用ベースフィルムや、感熱孔版印刷原紙など
の厚み均質性に厳しい用途に感度向上や転写効率向上な
どの効果を発揮する。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融した熱可塑性樹脂を成形シート幅方向
    に拡大するマニホールドに流入させ、樹脂厚みを減少さ
    せながら口金先端のスリットから吐出させて熱可塑性樹
    脂シートを製造する成形口金であり、前記マニホールド
    に流入される樹脂流の方向と、該樹脂シートが口金から
    吐出される方向とからなる狭角θが5〜75度の範囲で
    ある構成にされてなることを特徴とする熱可塑性樹脂シ
    ートの成形口金。
  2. 【請求項2】マニホールドに流入する方向と、マニホー
    ルドから流出する方向が実質的に同じ方向であることを
    特徴とする請求項1記載の熱可塑性樹脂シートの成形口
    金。
  3. 【請求項3】マニホールドから流出した樹脂溶融体が厚
    さを減少させるランド部で該溶融体の流出方向を変える
    ことを特徴とする請求項1または2記載の熱可塑性樹脂
    シートの成形口金。
  4. 【請求項4】マニホールドに流入する樹脂溶融体の流入
    方向が地球重力方向と一致した方向であることを特徴と
    する請求項1、2または3記載の熱可塑性樹脂シートの
    成形口金。
  5. 【請求項5】口金から吐出される樹脂溶融体の方向が、
    該重力方向から5〜75度の範囲で樹脂溶融体を回転し
    て吐出させることを特徴とする請求項1、2、3または
    4記載の熱可塑性樹脂シートの成形口金。
  6. 【請求項6】樹脂溶融体が該口金のスリットから吐出・
    剥離されるときに、該溶融体シートの表裏で時間差をつ
    けてランド部から溶融体を剥離・解放することを特徴と
    する請求項1、2、3、4または5記載の熱可塑性樹脂
    シート成形口金。
  7. 【請求項7】樹脂溶融体が冷却媒体に接する方向のA面
    側を先にランド部から剥離・解放することを特徴とする
    請求項6記載の熱可塑性樹脂シート成形口金。
  8. 【請求項8】重力方向に対して回転したランド部の下面
    A面の方を先に剥離・解放することを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6または7記載の熱可塑性樹脂シ
    ートの成形口金。
  9. 【請求項9】A面でのリップ形状が、溶融体シート面に
    対してほぼ垂直になるようなリップ先端形状であること
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または
    8記載の熱可塑性樹脂シートの成形口金。
  10. 【請求項10】樹脂溶融体シートに静電荷を印加させな
    がら冷却媒体に密着させることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6、7、8または9記載の熱可塑性樹
    脂シートの成形口金。
  11. 【請求項11】請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9または10記載の熱可塑性樹脂シートの成形口金
    を用いて、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィ
    ン、ポリフェニレンスルフィドから選ばれた樹脂をシー
    ト状に押出成形することを特徴とする熱可塑性樹脂シー
    トの押出成形方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008272751A (ja) * 2007-05-03 2008-11-13 Cloeren Inc スロットダイ、及び、スロットダイの横断流計量すき間を調節する方法
JP2010143970A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Konica Minolta Business Technologies Inc 高分子組成物、成形体、電子写真用転写ベルト、および画像形成装置

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