JP2003019704A - 木口材、化粧パネルとその研磨装置及び研磨方法 - Google Patents

木口材、化粧パネルとその研磨装置及び研磨方法

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JP2003019704A JP2001206222A JP2001206222A JP2003019704A JP 2003019704 A JP2003019704 A JP 2003019704A JP 2001206222 A JP2001206222 A JP 2001206222A JP 2001206222 A JP2001206222 A JP 2001206222A JP 2003019704 A JP2003019704 A JP 2003019704A
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光沢と面粗さと意匠性に優れた木口材を得
る。 【解決手段】 パネル11の木口11aに色や柄模様を
有する裏面12aで木口材12を接着する。木口材12
は透明な合成樹脂からなり、バフ加工で研磨することで
表面12bの表面平均粗さ(Ra)が0.1μm以下、
最大粗さ(Rmax)が0.2μm以下で、研磨前後の光
沢値の比率を1.8倍以上にする。木口材表面12bの
両端部に面取り部を形成し、木口材12を上から見ても
横から見ても裏面の柄模様等を立体的に認識できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合板や木質材等の
パネル等に化粧用の木口材を密着させてなる化粧パネル
とその研磨方法及び研磨装置、そして木口材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、合板や木質材等を基材としたパネ
ルの木口に化粧用の木口材を接着して貼り合わせた化粧
パネルは、美麗であるために扉や室内家具等に使用され
ている。この化粧用の木口材は合板や木質材等のパネル
の木口を覆うように種々の色や柄模様等を有する化粧シ
ート等からなり、パネルの意匠性を向上させると共に合
板や木質材等の吸水や吸湿による材質劣化を防ぐことが
できる。木口材として、従来、種々の色、柄模様を施し
た0.3〜3mm程度の合成樹脂製シートや、種々の
色、柄模様を施した紙材の表面を合成樹脂でコーティン
グした合成樹脂コート紙を樹脂含浸紙や合成樹脂シート
に積層した0.3〜0.5mm厚程度の複合シート材等
が用いられていた。しかしながら、このような合成樹脂
製シートや複合シート材からなる木口材は、パネルに接
着して化粧パネルとした後、欠損や破損等を防ぐために
角部や幅方向の両端部等に平面やR状の面取りを施すと
色や柄模様が途切れて一体感を失ったり、著しく美観を
損ねてしまう等という欠点があった。また顔料を練り込
んだ単色の合成樹脂製シートを木口材とした場合には、
パネルの木口に介在する接着剤が透明であるために接着
剤部分につなぎ目が発生して化粧パネルとしての一体感
が失われて、やはり美観を損ねるという欠点があった。
【0003】このような欠点を改善した化粧用の木口材
として、透明なアクリル樹脂製シートを押し出し成形等
で製造してパネルとの接着面をなす裏面に色や柄模様を
印刷したものが提案されている。このアクリル樹脂製シ
ートをパネルに接着して面取りする工程を図7により説
明する。図7(a)において、合板や木質材等を基材と
したパネル1の木口1aに、押し出し成形した透明アク
リル樹脂製シートからなる化粧用の木口材2を接着す
る。木口材2は裏面2aに柄模様が印刷されていて木口
1aの幅より若干長い(例えば3mm程度)幅を有して
いて、木口1aに木口材2の裏面2aを接着剤で接着す
る。そして同図(b)に示すように回転カッタ3を用い
てパネル1からはみ出す木口材2の部分を除去すると共
に、裏面2aに対向する表面2bの両端部に断面凸曲の
R状面取り部2c,2cを形成する。そして面取り部2
c、2cに固定刃4を当ててパネル1を相対移動させて
仕上げ加工する。通常、これによって木口材2の仕上げ
加工が終了し、化粧パネル5が製造される。この化粧パ
ネル5はパネル1の表面を被覆する木口材2が透明なア
クリル樹脂シートからなり、その裏面に色や柄模様を印
刷して構成されたものであるから、接着剤層が目立た
ず、上から見て色や柄模様を目視できるだけでなく、横
方向から見ても面取り部2cを介して屈折する光によっ
て色や柄模様を目視できて立体感があり、表面2bを面
取り加工しても裏面2cに位置する色や柄模様が切除さ
れずに複数の木口材を接合する角部であっても連続性が
あり、意匠性が高いという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな化粧パネル5においては、木口材2の表面2bの面
粗さや光沢は押し出し加工で製造される際の表面の粗さ
によって決定され、表面平均粗さ(Ra)が0.5μm
以上であり光沢も十分ではないという欠点がある。この
場合、木口材2の表面2bについてつや出し加工ができ
ず、また面取り部2cについては固定刃4で面取り加工
を施しているためにつやと面粗さが更に低下するという
欠点がある。そのため、木口材2の面取り部2cでなく
ても表面2bを斜め上方から見ると粗い面粗さによる乱
反射のために表面2bでの光沢がよくない上に柄模様等
の視認性が悪いという欠点もあった。本発明は、このよ
うな実情に鑑みて、面粗さと光沢が良く立体感と意匠性
に優れている木口材、化粧パネルとその研磨装置及び研
磨方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による化粧パネル
は、パネルの木口に木口材が固着されてなり、この木口
材はパネル側の裏面に柄や色等が施された透明な合成樹
脂からなり、この木口材の裏面に対向する表面の表面平
均粗さが0.1μm以下に設定されていることを特徴と
する。また本発明による化粧パネルは、パネルの木口に
木口材が固着されてなり、この木口材はパネル側の裏面
に柄や色等が施された透明な合成樹脂からなり、この木
口材の裏面に対向する表面の最大粗さが0.2μm以下
に設定されていることを特徴とする。尚、木口材表面の
表面平均粗さは0.1μm以下で且つ最大粗さが0.2
μm以下に設定されていることが好ましい。本発明によ
れば、化粧用の木口材の面粗さが小さく光沢に優れてい
るので、つやがある上に柄や色等を透明な木口材の厚み
を通して立体感を以て視認でき、意匠性に優れている。
【0006】また木口材の表面の両端部は面取り部とさ
れていてもよい。面取り部を通して裏面の色や柄等を目
視できるために横から見ても立体感が得られ意匠性に優
れている。面取り部としてR状の面取り部と平面状の面
取り部等がある。
【0007】また本発明による化粧パネルの研磨装置
は、裏面に柄や色等が施された透明な合成樹脂からなる
木口材が木口に固着されてなる化粧パネルを搬送する搬
送手段と、この搬送手段に沿って複数配列されていて木
口材の表面を研磨する研磨手段とを備えていて、一部の
研磨手段(の研磨面)は化粧パネルの搬送方向に直交す
る方向に対して搬送方向前方側または後方側に傾斜して
いることを特徴とする。本発明の研磨装置によれば、搬
送方向前方側または後方側に傾斜している研磨手段(の
研磨面)によって木口材表面の面取り部等を他の部分よ
り強く研磨できて、面粗さを向上できる上に、他の部分
については残りの研磨手段で研磨できるから、木口材の
表面全体を精度良く研磨できて面粗さと光沢を向上でき
る。
【0008】また研磨手段はそれぞれバフを備えてい
て、少なくとも2つの研磨手段のバフは化粧パネルの搬
送方向に略直交する方向に対して搬送方向前方側及び搬
送方向後方側に傾斜していると共に、他の1つの研磨手
段はバフが化粧パネルの搬送方向に略直交して配設され
ていてもよい。他の1つの研磨手段によって木口材表面
の面取り部以外の平面部等の部分を良好に研磨できる。
また搬送方向前方側及び搬送方向後方側に傾斜している
バフの傾斜角度は、化粧パネルの搬送方向に略直交する
方向に対して45°〜10°の範囲内に設定されていて
もよい。この範囲であれば、木口材表面の面取り部が上
下に分かれていてもそれぞれの方向に傾斜するバフで良
好に研磨できる。傾斜角度が45°を越えるとバフの搬
送方向先端側の部分に大きな圧力がかかるために表面に
スクラッチが入る等の不具合が生じ、10°未満である
と面取り部の研磨力が小さく面粗さが十分向上しない。
【0009】また研磨手段には木口材を研磨するための
粉体状の研磨材を供給する研磨材供給手段が設けられて
いてもよい。研磨材を介して木口材表面を研磨すること
で面粗さと光沢性が向上する。また研磨手段の搬送方向
前方側には木口材表面に付着した研磨材を除去する清掃
部材が設けられていてもよい。研磨の時に付着した研磨
材を木口材表面から除去できて化粧用の木口材の表面の
仕上がりを損なわない。
【0010】本発明による化粧パネルの研磨方法は、裏
面に柄や色等が施された透明な合成樹脂からなる木口材
が木口に固着されてなる化粧パネルを相対的に搬送し
て、複数配列された研磨手段で木口材表面の面取り部と
平面部とを順次研磨することで面粗さを小さくするよう
にしたことを特徴とする。本発明によれば、複数の研磨
手段で木口材表面の面取り部と平面部とを順次研磨する
ことで面粗さを小さくすると共に表面の光沢性を向上で
きる。
【0011】また木口材表面の面取り部を研磨した後
で、平面部を研磨するようにしてもよい。木口材表面の
うちで平面部が最も見やすく目立つので、この部分を最
後に研磨加工することで光沢と意匠性が向上する。また
木口材表面は粉体状の研磨材の供給を受けつつ研磨する
ようにしてもよい。また木口材表面の面取り部を研磨す
るための研磨材は、その平均粒径を平面部を研磨するた
めの研磨材の平均粒径より大きく設定してもよい。平均
粒径の粗い研磨材で粗研磨加工した後で平均粒径の細か
い研磨材で仕上げ研磨加工することになり、効率的に研
磨加工できる。また木口材の表面を研磨した後でその表
面に付着した研磨材を除去するようにしてもよい。研磨
の時に付着した研磨材を木口材表面から除去できて化粧
用の木口材の表面の仕上がりを損なわない。また本発明
の木口材は、他の部材に固着する裏面に柄や色等が施さ
れた透明な合成樹脂からなり、裏面に対向する表面の表
面平均粗さが0.1μm以下に設定されていることを特
徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態を図1乃至
図6により説明する。図1は実施の形態による化粧パネ
ルの部分側面図、図2は図1のA−A線縦断面図、図3
は化粧パネル表面の面粗さを示す説明図であり、(a)
は実施の形態、(b)は従来技術を示す図、図4は化粧
パネルの研磨装置の要部構成を示す側面図、図5は図4
に示す研磨装置の平面図、図6は実施の形態による研磨
装置の各バフユニットのバフによる木口材の研磨状態を
示す図で、(a)は第一バフユニット、(b)は第二バ
フユニット、(c)は第三バフユニットである。図1及
び図2に示す実施の形態による化粧パネル10は、合板
や木質材等からなるパネル11の各木口11aに化粧用
の木口材12を接着剤13で接着して構成されている。
木口材12は例えば透明なアクリル樹脂シート等の合成
樹脂からなり、例えば押し出し成形によって製作された
後に裏面12aに色や柄模様を印刷すると共にプライマ
ー処理を行う。木口材12を構成する透明な合成樹脂と
して、他にポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン6
等があり、他にポリアセタール、ポリエーテルケトン、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリメタクリレート等が挙げられる。木口材12
の材質として、木口材裏面12aの色や柄模様を表現す
るための透明性、刃物による切削性、研磨の容易さ、印
刷適正を考慮すると透明なアクリル樹脂(メタクリル酸
樹脂)が特に好ましい。
【0013】また接着剤13は、パネル11と木口材1
2の接着に際してそれぞれの材質との接着強度を有し、
吸湿による劣化が少ない材質のものであれば特に限定さ
れるものではない。例えばE.V.A系ホットメルト接
着剤、反応性ホットメルト接着剤等が挙げられる。接着
剤13による接着層は例えば100〜200μmの厚み
を有しているまた木口材12の表面12bは、図2に示
すように平面部12dの幅方向両端角部には半径rの断
面凸曲線状の面取り部12c、12cが形成されてい
る。これによって木口材12を上方向(平面部12d方
向)から見ただけでなく横方向(側面方向)から見た場
合にも面取り部12cで屈折した光によって裏面12a
に印刷された色や柄模様を立体感を以て目視できるよう
になっている。また図1において、パネル11の隣り合
う二つの木口(側面)11a,11aの交差する角部
で、各木口11aに接着された木口材12,12の一方
がより突出して他方の木口材12の先端面に接着され、
しかもより突出した一方の木口材12の表面12bの角
部が半径Rの凸曲面12eに形成されている。これによ
って凸曲面12eは互いに交差する二つの木口材12,
12の表面12b、12bを凸曲状に滑らかに連結する
コーナー部を構成する。
【0014】しかも木口材12の面取り部12c、12
cを含む表面12bは後述の研磨装置による研磨によっ
て、表面平均粗さ(Ra)が0.1μm以下、しかも最
大粗さ(Rmax)が0.2μm以下に設定されている。
研磨前の押し出し成形による表面12bの表面平均粗さ
(Ra)は0.5μm前後であるため、表面12bでの
乱反射が多く、裏面12aの色や柄模様の立体感やつや
出しが不十分であったが(図3(b)参照)、表面平均
粗さ(Ra)0.1μm以下、最大粗さ(Rmax)0.
2μm以下に設定することによって乱反射がほとんど防
止される(図3(a)参照)。そのため、光沢値(正反
射の割合)についてはグロスメータによる測定値が研磨
前を50%以下として研磨後で90%以上の特性を有し
ており、研磨前に比べて1.8倍以上になる。光沢とつ
やが良好である上に透明度に優れて裏面12aの色や柄
模様について高い立体感が得られ、視覚による美麗性や
意匠性に優れており、この種の木口材12として優れて
いる。尚、上述の説明では、面取り部12cを断面凸曲
線状に形成したが、これに限定することなく平面状に面
取り形成してもよい。また面取り部12cの半径rと凸
曲面12eの半径Rについては例えば木口材12の厚み
(例えば1〜4mm程度)程度に設定するのが好ましい
が、これに限定されることなく任意の半径に設定してよ
い。
【0015】上述のように本実施の形態による化粧パネ
ル10は、パネル11の木口11a,11a同士の角部
における接合部の木口材裏面12a,12aによる色や
柄模様が木口材12の厚みを通して途切れることなく連
続して視認でき、しかも接着層の厚みが目立たないた
め、立体感が高くて意匠性に優れている。しかも木口材
12の表面12bの面粗さが0.1μm以下であるため
に、光沢値が90%以上になり乱反射を抑えて色や柄模
様を良好に視認できて美麗性と意匠性に優れてこの種の
化粧パネルの特性を向上できるという効果を奏する。
【0016】次に実施の形態による化粧パネル10の研
磨装置と研磨方法について図4乃至図6により説明す
る。図4及び図5に示す化粧パネル10の研磨装置20
において、基台21上に搬送テーブル22が設けられ、
この搬送テーブル22上でその上面と下面をそれぞれベ
ルトコンベア23、23(搬送手段)で挟持されて化粧
パネル10が水平方向(図4において左側から右側へ)
に搬送される。化粧パネル10の木口材12は側面方向
(図4で紙面に直交する方向)に突出した状態で搬送さ
れることになる。搬送テーブル22の側部には化粧テー
ブル10の搬送方向に沿って適宜間隔で3つ以上、例え
ば3つのバフユニット25、26,27(研磨手段)が
配列されている。これらのバフユニット25、26,2
7は化粧パネル10の木口材12を研磨するためのもの
で、最も搬送方向後方側に位置する第一バフユニット2
5は支持部29が基台21上に支持され、支持部29の
側部には駆動モータM1に軸支されたピニオン30に噛
合するラック31が設けられていて支持部29が昇降可
能とされている。
【0017】支持部29の上部にはバフ研磨機33が木
口材12と略平行な垂直の面内で傾斜可能に支持されて
いる。このバフ研磨機33は回転軸34と、回転軸34
の一端に設けられていて支持部29に軸支された駆動モ
ータM2と、回転軸34の上部に取り付けられた略円柱
状のバフ35とで構成されている。しかもこのバフ研磨
機33は回転軸34が化粧パネル10の搬送方向に直交
する方向に対して後方側に傾斜角(+α)(例えばα=
30°)で傾斜して支持されている。バフ35は例えば
綿等の柔軟性の高い繊維材料で形成されており、その略
円筒状の外表面35a(研磨面)にはコンパウンド材3
6がコイルスプリング等を有する押圧部材37によって
押し付けられている。コンパウンド材36は例えば二酸
化珪素等の一般砥粒が粉体状の研磨材として固形脂肪酸
によってチョーク状に固められてなる。そして回転する
バフ35によってコンパウンド材36から粉体状の研磨
材が削られてバフ外表面35aに付着し、この研磨材を
介してバフ35によって木口材12の表面を研磨加工す
ることになる。第一バフユニット25の搬送方向前方側
に位置する第二バフユニット26及び第三バフユニット
27も同一構成を有している。そして第二バフユニット
26はバフ研磨機33の回転軸34が第一バフユニット
25とは逆側即ち搬送方向前方側に傾斜角(−α)(例
えば−α=−30°)で傾斜して配設され、第三バフユ
ニット27はバフ研磨機33の回転軸34が傾斜角0°
即ち化粧パネル10の搬送方向に略直交する方向に配設
されている。
【0018】各バフユニット25,26,27をこのよ
うに配設することによって、第一バフユニット25では
角度(+α)の傾斜によって化粧パネル10の木口材1
2の上部側の面取り部12cを他の部分より強い力で押
圧して研磨し、第二バフユニット26では角度(−α)
の傾斜によって木口材12の下部側の面取り部12cを
他の部分より強い力で押圧して研磨し、第三バフユニッ
ト27では傾斜角0°によって木口材12の平面部12
dを主として研磨することになる。ここで、傾斜角αの
絶対値は45°〜10°の範囲に設定する。傾斜角αが
45°より大きいと押圧力が強すぎるために研磨材が外
表面35aから除去されて木口材12の面取り部12c
から平面部12dにかけてスクラッチを生じやすく、1
0°に満たないと面取り部12cでの研磨力が小さく面
粗さが十分向上せずつやが生じない。傾斜角αは好まし
くは30°〜15°の範囲とし、最も好ましいのは20
°前後である。
【0019】しかも各バフユニット25,26,27に
取り付けられたコンパウンド材36についても、第一及
び第二バフユニット25,26においては研磨材の平均
粒径(例えば平均粒径10〜20μm程度、好ましくは
15μm程度の砥粒)が、第三バフユニット27におけ
る研磨材の平均粒径(例えば10μm未満、好ましくは
平均粒径3〜5μm程度の砥粒)より大きいものとす
る。尚、コンパウンド材36は研磨材供給手段を構成す
る。そして各バフユニット25,26,27の更に搬送
方向前方には木口材12の表面に付着した粉体状の研磨
材や研磨屑等をふき取るための清掃部材39が設けられ
ている。この清掃部材39は基台21上に設けた支持部
40に例えばネル(フランネル)等からなる柔軟性の高
い略円柱状の拭き取り部41の外表面が木口材12の表
面12b全面に当接するように配設され、この拭き取り
部41は支持部40に固定された駆動モータM3に回転
可能に支持されている。
【0020】本実施の形態による化粧パネル10の研磨
装置20は上述の構成を有しており、次にその研磨方法
を説明する。先ず前工程として図7に示すものと同一の
手順により、合板や木質材等を基材としたパネル11の
木口11aに、押し出し成形した透明アクリル樹脂製シ
ートからなる木口材12の柄模様が印刷された裏面12
aを接着剤13で接着する。そして回転カッタ3でパネ
ル11からはみ出す木口材12を除去すると共に、裏面
12aに対向する表面12bの両端部に断面凸曲のR状
面取り部12c,12Cを形成する。そして面取り部1
2c、12cに固定刃4を当ててパネル11を相対移動
させて化粧パネル10を仕上げ加工する。ここまでは上
述の従来技術と同様である。次に図4及び図5に示す研
磨装置20において、化粧パネル10を搬送テーブル2
2上で上下方向に並べられた搬送コンベア23,23間
に挿入して送り出す。化粧パネル10はパネル11の木
口11aに固着された木口材12を側面に突出させた状
態で搬送される。この時、木口材12の表面12bは平
面部12dが略垂直の状態であり、その上下両端部に面
取り部12c、12cが位置する状態で搬送される。
【0021】第一乃至第三バフユニット25,26,2
7の各バフ35は図5に示す平面視で反時計方向に回転
しているために、木口材12とは接触部分で逆方向(順
方向でもよい)に摺動することになる。このとき化粧パ
ネル10は例えば4〜20m/分で走行し、各バフ33
は回転速度300〜1500m/分で逆方向に回転して
いる。因みに相対速度にして概略300〜1500m/
分程度であればよい。300m/分より相対速度が小さ
いと木口材12の表面12bにつやが発生せず、150
0m/分を越えると木口材12の表面12bにスクラッ
チが生じ易い。走行する化粧パネル10の木口材表面1
2bに対して先ず第一バフユニット25のバフ35が当
接して変形する。このとき、バフ35の外周面35aに
はコンパウンド材36が押し付けられており、その先端
面が削られて粉体状の研磨材がバフ35の外表面35a
に付着する。そしてこのバフ35の外表面35aが木口
材表面12bに押し付けられる(図6(a)参照)が、
第一バフユニット25ではバフ35が化粧パネル10の
搬送方向後方に30°傾斜しているために、特に上部の
面取り部12cに最初に接触してこの面取り部12cを
押圧する力が強く、この部分がバフ外表面35aに付着
した研磨材により比較的強く研磨される。同時に表面1
2bの平面部12d等も研磨される。
【0022】次いで第二バフユニット26において搬送
方向前方側にバフ35が30°傾斜しているために、特
に下部の面取り部12cに最初に接触してこの面取り部
12cを押圧する力が強く、この部分がバフ外表面35
aに付着した粉体状の研磨材により強く研磨されて磨か
れる(図6(b)参照)。同時に表面12bの平面部も
研磨される。そして最後に第三バフユニット27におい
て、搬送方向に略直交するバフ35の外表面35aに付
着する粉体状の研磨材によって平面部12dが強く研磨
される(図6(c)参照)。特に第三バフユニット27
のバフ35に押圧されたコンパウンド材36は第一及び
第二バフユニット25,26に押圧されたコンパウンド
材36よりも研磨材の平均粒径が細かいために、第一及
び第二バフユニット25,26よりも平面部12dを中
心に仕上げ研磨を行うことができ、全体に面粗さを小さ
くしてつやを向上させることができる。また各駆動モー
タM1で各バフユニット25,26,27をバフ35の
回転軸34方向長さに亘って上下動させることで外表面
35a全体でまんべんなく研磨でき、バフ35の片減り
を抑制して寿命を長くできる。その後、木口材12の表
面12b全面に研磨材の付着していない拭き取り部41
の外表面が押圧しつつ回転することによって、表面12
bに付着残存する研磨材や研磨屑を拭き取ることができ
る。
【0023】上述のような研磨装置20による化粧パネ
ル10の木口材表面12bの研磨を2〜3回程度繰り返
して行うことで、木口材表面12bは面取り部12cと
平面部12dを含めて表面平均粗さ(Ra)が0.1μ
m以下、最大粗さ0.2μm以下になり、光沢とつやに
優れた仕上がり面が得られる。そのため、表面12bに
入射する光が乱反射することが少なく、木口材裏面12
aに印刷された色や柄模様が表面12bを通して立体的
に視認でき意匠性に優れた木口材12が得られる。しか
も表面12bの幅方向両端の面取り部12c、12cや
凸曲面12eも略同一の表面特性が得られるために、化
粧パネル10を側面方向から見ても面取り部12cを通
して屈折して裏面12aの色や柄模様を同様に立体的に
視認でき、下方から見ても凸曲面12eを通して裏面1
2aの色や柄模様を同様に立体的に視認できる。特に本
実施の形態によれば、研磨装置20による研磨前と後と
で木口材12の表面12bの反射率をグロスメータで測
定して、1.8倍以上になるという優れた面粗さと光沢
性が得られる。
【0024】次に本発明の実施例について行った測定試
験について説明する。No.1〜10までの実施例につ
いて、木口材12を透明アクリル樹脂で製作し、その裏
面12aと表面12bとの間の厚みを2mmとし、裏面
に色や柄模様を印刷した。これらの木口材12の表面1
2bを研磨装置20で各3回繰り返して研磨して実施例
No.1〜10による化粧パネル10を得た。各木口材
12の研磨前と研磨後の光沢値と表面粗さをそれぞれ測
定した。光沢値はグロスメータ「GMX−200」(村
上色彩(株)製)を用いて表面12bに対する入射角を
60°として、平面部12dと面取り部12c、12c
について測定した。また表面粗さについても表面粗さ計
「E−30A」(東京精密(株)製)を用いて表面12
bの平面部12dと面取り部12c、12cについて測
定した。尚、表面粗さ計のデータは次の通りである。 表面粗さ計「E−30A」(東京精密(株)製) カットオフ値:0.8mm、評価長さ:5.0mm 得られた研磨前後の各光沢値と表面平均粗さ(Ra)及
び最大粗さ(Rmax)を示すと表1に示すようになっ
た。研磨前の光沢値は50%以下、研摩後の光沢値は9
0%以上であり、これらのの比率は1.8倍以上であっ
た。表1の結果から本発明の光沢、つや、美麗な立体感
ある意匠性を得るためには、測定誤差を考慮して研摩後
の木口材表面12bの表面平均粗さ(Ra)が0.1μ
m以下、最大粗さ(Rmax)が0.2μm以下あればよ
いことを認識できる。
【0025】
【表1】
【0026】尚、研磨装置20において、化粧パネル1
0の搬送方向に配列するバフユニット25,26,27
について傾斜角度αを搬送方向に対して正負逆に設定し
た2つのバフ35、35と搬送方向に略直交させたバフ
35とからなる3種が配列されていれば、その配列順序
は任意である。その場合、少なくとも最後のバフ35に
押圧するコンパウンド材36の研磨材の粉体平均粒径を
比較的細かいものに設定すればよい。また面取り部12
cが表面12bの片側にのみ存在する場合には、傾斜さ
せるバフユニットも1つでよい。尚、1つの研磨装置2
0に2〜3回化粧パネル10を通して研磨する方法に代
えて、1つの研磨装置20に上述した3種を含む4つ以
上のバフユニットを配列して化粧パネル10を1回の搬
送で連続して木口材12の研磨を行うようにしてもよ
い。また実施の形態による研磨装置20やこれを用いた
研磨方法では、化粧パネル10の状態で木口材12の表
面12bの研磨を行ったが、本発明はこれに限定される
ことなく、パネル11に固着する前の状態の木口材12
を研磨して本発明による木口材12を得てもよい。この
場合、木口材表面12bの研磨に際して、裏面12aに
摺動可能に当接する当て板を研磨装置20に配して搬送
研磨するようにしてもよい。また本発明の化粧パネルは
パネル状の部材だけでなく各種の形状や材質を有する内
装材や装飾材等に適宜採用できる。
【0027】
【発明の効果】本発明による化粧パネルは、木口材が裏
面に柄や色等を施した透明な合成樹脂からなり、この木
口材の裏面に対向する表面の表面平均粗さが0.1μm
以下に設定されているから、または最大粗さが0.2μ
m以下に設定されているから、面粗さが小さく光沢に優
れていて、つやがある上に柄や色を立体感を以て視認で
き、意匠性に優れている。また木口材の表面の両端部は
面取り部とされているから、面取り部を通して裏面の色
や柄を目視できるために横から見ても立体感が得られ意
匠性に優れている。
【0028】また本発明による化粧パネルの研磨装置
は、化粧パネルを搬送する搬送手段と、木口材の表面を
研磨する研磨手段とを備えていて、一部の研磨手段は化
粧パネルの搬送方向に直交する方向に対して搬送方向前
方側または後方側に傾斜しているから、木口材表面の面
取り部等を他の部分より強く研磨できて研磨精度を向上
できる上に、他の部分については残りの研磨手段で研磨
でき、木口材の表面全体を精度良く研磨できて面粗さと
光沢を向上できる。また研磨手段はそれぞれバフを備え
ていて、少なくとも2つの研磨手段のバフは化粧パネル
の搬送方向に略直交する方向に対して搬送方向前方側及
び搬送方向後方側に傾斜していると共に、他の1つの研
磨手段はバフが化粧パネルの搬送方向に略直交して配設
されているため、他の1つの研磨手段によって木口材表
面の面とり部以外の部分を良好に研磨できる。また搬送
方向前方側及び搬送方向後方側に傾斜しているバフの傾
斜角度は、化粧パネルの搬送方向に略直交する方向に対
して45°〜10°の範囲内に設定されているため、木
口材表面の面取り部が上下に分かれていてもそれぞれの
バフで良好に研磨できる。傾斜角度が45°を越えると
バフの搬送方向先端側の部分に大きな圧力がかかるため
に表面にスクラッチが入る等の不具合が生じ、10°未
満であると面取り部の研磨力が小さく光沢が向上しな
い。
【0029】また研磨手段には木口材を研磨するための
粉体状の研磨材を供給する研磨材供給手段が設けられて
いるため、面粗さと光沢性が向上する。また研磨手段の
搬送方向前方側に木口材表面に付着した研磨材を除去す
る清掃部材が設けられているため、研磨の時に付着した
研磨材を木口材表面から除去できて化粧用の木口材の表
面の仕上がりを損なわない。
【0030】本発明による化粧パネルの研磨方法は、木
口材が木口に固着されてなる化粧パネルを相対的に搬送
して、複数配列された研磨手段で木口材表面の面取り部
と平面部とを順次研磨することで面粗さを小さくするよ
うにしたから、表面の光沢性を向上できる。また木口材
表面の面取り部を研磨した後で、平面部を研磨するよう
にしたため、見栄えのよい平面部を最後に研磨加工する
ことで光沢と意匠性が向上する。また木口材表面の面取
り部を研磨するための研磨材は、その平均粒径が平面部
を研磨するための研磨材の平均粒径より大きいため、平
均粒径の粗い研磨材で粗研磨加工した後で平均粒径の細
かい研磨材で仕上げ研磨加工することになり、効率的に
研磨加工できる。また本発明の木口材は、他の部材に固
着する裏面に柄や色等が施された透明な合成樹脂からな
り、裏面に対向する表面の表面平均粗さが0.1μm以
下に設定されているから、面粗さが小さく光沢に優れて
いて、つやがある上に柄や色を立体感を以て視認でき、
意匠性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態による化粧パネルの角部
を示す要部側面図である。
【図2】 図1に示す化粧パネルのA−A線縦断面図で
ある。
【図3】 木口材の表面の粗さを示す部分拡大図であ
り、(a)は実施の形態によるもの、(b)は研磨処理
をしていない従来技術によるものである。
【図4】 実施の形態による研磨装置の要部側面図であ
る。
【図5】 図4に示す研磨装置の要部平面図である。
【図6】 研磨装置の各バフユニットのバフによる木口
材の研磨状態を示す図で、(a)は第一バフユニット、
(b)は第二バフユニット、(c)は第三バフユニット
である。
【図7】 従来化粧パネルの製造工程を示す図であっ
て、(a)は木口材をパネルに貼り付ける工程、(b)
は木口材を回転カッタで面取り加工する工程、(c)は
木口材の面取り部を仕上げ加工する工程である。
【符号の説明】
10 化粧パネル 11 パネル 11a 木口 12 木口材 12a 裏面 12b 表面 12c 面取り部 20 研磨装置 25 第一バフユニット 26 第二バフユニット 27 第三バフユニット 35 バフ 36 コンパウンド材

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルの木口に木口材が固着されてい
    て、この木口材は前記パネル側の裏面に柄や色等が施さ
    れた透明な合成樹脂からなり、この木口材の裏面に対向
    する表面の表面平均粗さが0.1μm以下に設定されて
    いることを特徴とする化粧パネル。
  2. 【請求項2】 パネルの木口に木口材が固着されてい
    て、この木口材は前記パネル側の裏面に柄や色等が施さ
    れた透明な合成樹脂からなり、この木口材の裏面に対向
    する表面の最大粗さが0.2μm以下に設定されている
    ことを特徴とする化粧パネル。
  3. 【請求項3】 前記表面の表面平均粗さは0.1μm以
    下であることを特徴とする請求項2記載の化粧パネル。
  4. 【請求項4】 前記木口材の表面の両端部は面取り部と
    されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の化粧パネル。
  5. 【請求項5】 裏面に柄や色等が施された透明な合成樹
    脂からなる木口材が木口に固着されてなる化粧パネルを
    搬送する搬送手段と、この搬送手段に沿って複数配列さ
    れていて前記木口材の表面を研磨する研磨手段とを備え
    ていて、一部の研磨手段は化粧パネルの搬送方向に直交
    する方向に対して搬送方向前方側または後方側に傾斜し
    ていることを特徴とする化粧パネルの研磨装置。
  6. 【請求項6】 前記研磨手段はそれぞれバフを備えてい
    て、少なくとも2つの研磨手段のバフは化粧パネルの搬
    送方向に略直交する方向に対して搬送方向前方側及び搬
    送方向後方側に傾斜していると共に、他の1つの研磨手
    段はバフが化粧パネルの搬送方向に略直交して配設され
    ていることを特徴とする請求項5に記載の化粧パネルの
    研磨装置。
  7. 【請求項7】 前記搬送方向前方側及び搬送方向後方側
    に傾斜しているバフの傾斜角度は、化粧パネルの搬送方
    向に略直交する方向に対して45°〜10°の範囲内に
    設定されていることを特徴とする請求項6に記載の化粧
    パネルの研磨装置。
  8. 【請求項8】 前記研磨手段には木口材を研磨するため
    の粉体状の研磨材を供給する研磨材供給手段が設けられ
    ていることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記
    載の化粧パネルの研磨装置。
  9. 【請求項9】 前記研磨手段の前記搬送方向前方側に木
    口材表面に付着した研磨材を除去する清掃部材が設けら
    れていることを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに
    記載の化粧パネルの研磨装置。
  10. 【請求項10】 裏面に柄や色等が施された透明な合成
    樹脂からなる木口材が木口に固着されてなる化粧パネル
    を相対的に搬送して、複数配列された研磨手段で前記木
    口材表面の面取り部と平面部とを順次研磨することで面
    粗さを小さくするようにしたことを特徴とする化粧パネ
    ルの研磨方法。
  11. 【請求項11】 前記木口材表面の面取り部を研磨した
    後で、平面部を研磨するようにしたことを特徴とする請
    求項10に記載の化粧パネルの研磨方法。
  12. 【請求項12】 前記木口材表面は粉体状の研磨材の供
    給を受けつつ研磨するようにしたことを特徴とする請求
    項10または11に記載の化粧パネルの研磨方法。
  13. 【請求項13】 前記木口材表面の面取り部を研磨する
    ための研磨材は、その平均粒径が平面部を研磨するため
    の研磨材の平均粒径より大きいことを特徴とする請求項
    12に記載の化粧パネルの研磨方法。
  14. 【請求項14】 前記木口材の表面を研磨した後でその
    表面に付着した研磨材を除去するようにしたことを特徴
    とする請求項12または13に記載の化粧パネルの研磨
    方法。
  15. 【請求項15】 他の部材に固着する裏面に柄や色等が
    施された透明な合成樹脂からなり、前記裏面に対向する
    表面の表面平均粗さが0.1μm以下に設定されている
    ことを特徴とする木口材。
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