JP2003019463A - 振動機構及び振動ローラ - Google Patents

振動機構及び振動ローラ

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JP2003019463A JP2001207192A JP2001207192A JP2003019463A JP 2003019463 A JP2003019463 A JP 2003019463A JP 2001207192 A JP2001207192 A JP 2001207192A JP 2001207192 A JP2001207192 A JP 2001207192A JP 2003019463 A JP2003019463 A JP 2003019463A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な構造にて、可動偏心錘とストッパとの衝
突時における衝撃力を低減できる振動機構及びその振動
機構を備えた振動ローラを提供する。 【解決手段】起振軸20の回転に伴って起振軸20に対
して自動的に相対変位する可動偏心錘33と、起振軸2
0と一体的に回転し、起振軸20の回転中において可動
偏心錘33の変位を規制するストッパ34とを備えた振
動機構において、可動偏心錘33を複数に分割して構成
し、起振軸20の回転開始時或いは回転停止時において
各々の可動偏心錘33が互いに時間的にずれてストッパ
34に当接する構成とした。また、当該振動機構を備え
る振動ローラとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動機構及び振動
ローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】振動ローラは、主に高速道路やダム等の
建設現場における盛土の締固め施工や道路のアスファル
ト舗装の転圧施工等に使用され、転圧輪(ロール)が振
動しながら地盤を転圧していくので地盤が高密度に締め
固まるという効果を有する。ロールに内蔵される振動機
構としては偏心錘を取り付けた起振軸を回転させるとい
う構造が一般的であり、この場合、ロールの上下方向に
発生する起振力Fは次式で示される。 F=mrω2×sinωt …式(1) mは偏心質量、rは起振軸の軸心と偏心錘の重心との距
離、ωは起振軸の角速度、tは時間である。
【0003】前記振動機構の一具体例を図6に示す。本
例は可変振幅機構を備えた場合であり、正逆回転が可能
な起振軸51に固定偏心錘52,52が固設されるとと
もに固定偏心錘52,52間において可動偏心錘53が
起振軸51に対し回転可能に軸装される。固定偏心錘5
2,52間には可動偏心錘53に当接して可動偏心錘5
3の回転を規制するストッパ54が固設される。
【0004】図7(a)に示すように起振軸51がR方
向に回転するとストッパ54が可動偏心錘53の一方の
端部側を押圧しながら回転し、この状態では固定偏心錘
52と可動偏心錘53の偏位の方向が逆となり振動力が
互いに打ち消されるように作用するので小さな振動力と
なり、前記式(1)に含まれる偏心モーメントmrの値
が小さくなることから低い振幅の振動となる。逆に、図
7(b)に示すように起振軸51がS方向に回転すると
ストッパ54が可動偏心錘53の他方の端部側を押圧し
ながら回転し、この状態では固定偏心錘52と可動偏心
錘53の偏位の方向が一致して振動力が合成されるよう
に作用するので大きな振動力となり、偏心モーメントm
rの値が大きくなることから高い振幅の振動となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記構造によれば、起
振軸51を回転させた直後にストッパ54が可動偏心錘
53に当接(衝突)することとなるが、通常、起振軸5
1は数千rpmで回転する仕様となっていることからそ
の立ち上がり速度も速く、また例えば振動ローラの仕様
として低振幅振動と高振幅振動との差を大きくつけたい
場合には、前記可動偏心錘53の質量が大きくなること
から、従来においては可動偏心錘53とストッパ54と
の衝突時における衝撃力が大きくなるという問題があっ
た。そのため、大きな衝突音が発生し、ストッパ54と
固定偏心錘52との固着部位(溶接等)や固定偏心錘5
2と起振軸51との固着部位(溶接等)に大きな負荷が
かかるため、例えば溶接強度を上げたうえで品質チェッ
クを徹底させる措置が必要になる等の問題があった。
【0006】また、起振軸51を回転させる駆動源が例
えば油圧モータである場合、油圧モータを停止させた直
後には圧油の流れの停止に基づくブレーキ力により起振
軸51、つまりストッパ54の回転速度は急激に下がる
ことになるが、可動偏心錘53は慣性力によりそのまま
高回転速度を維持したまま回転することとなり、前記回
転開始時の場合と同様に可動偏心錘53とストッパ54
との衝突時における衝撃力が大きくなるという問題があ
る。
【0007】特に振動ローラは施工状況によって振動の
ON−OFF操作を頻繁に行う場合も多く、以上のよう
に振動の開始及び停止のたびに可動偏心錘53とストッ
パ54との間に大きな衝撃力が発生することは問題であ
る。ここで、例えば可動偏心錘53やストッパ54にゴ
ム等の衝撃緩衝部材を設けることも考えられるが、部材
点数が多くなって組み付け作業が複雑になるという問題
や剥離しやすいなどの問題があり、特に振動ローラの場
合、振動機構はオイルの充填された室内に収装されるこ
とからこのオイルによりゴムが劣化しやすい。
【0008】本発明は、以上のような問題を解決するた
めに創作されたものであり、簡易な構造にて、可動偏心
錘とストッパとの衝突時における衝撃力を低減できる振
動機構及びその振動機構を備えた振動ローラを提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、起振軸の回転に伴って起振軸に対して自動的
に相対変位する可動偏心錘と、起振軸と一体的に回転
し、起振軸の回転中において前記可動偏心錘の変位を規
制するストッパとを備えた振動機構において、可動偏心
錘を複数に分割して構成し、起振軸の回転開始時或いは
回転停止時において各々の可動偏心錘が互いに時間的に
ずれてストッパに当接する構成とした。
【0010】また、前記起振軸は水平状に配設された正
逆回転可能な軸であって、前記各可動偏心錘は当該起振
軸の軸心回りに回転自在に取り付けられ、且つ起振軸の
正転時および逆転時のそれぞれにおいて前記ストッパに
当接する一対の当接面を備え、各可動偏心錘が起振軸に
垂下された状態において、各可動偏心錘における前記一
対の当接面が起振軸の軸心を中心とする円周方向に関し
互いにずれている構造とした。
【0011】また、前記振動機構をロールの内部に備え
る振動ローラとした。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る振動機構を内
蔵したロールの平断面説明図であり、本発明を可変振幅
の機構に適用した例を示すものである。ロール1は例え
ば図示しない振動ローラの機枠2に回転自在に支持され
るものである。ロール1は中空円筒形状を呈し、その内
周面には中央部にそれぞれ貫通孔3a,4aを形成した
円板形状の第1鏡板3と第2鏡板4が互いに離間して固
設されている。第1鏡板3と第2鏡板4との間には、貫
通孔3aと貫通孔4aの各周縁部にわたって挟持される
ように中空円筒形状の起振機ケース5がロール1と同芯
状に固設される。第1鏡板3及び第2鏡板4にはそれぞ
れの貫通孔3a,貫通孔4aを閉塞するようにアクスル
シャフト6,アクスルシャフト7が取り付けられ、各々
のフランジ部6a,7aにてボルト8によりそれぞれ貫
通孔3a,貫通孔4aの周縁部に締結固定される。
【0013】一方のアクスルシャフト6は軸受部材9に
軸受10,10を介して枢支され、軸受部材9は防振ゴ
ム11を介して前記した機枠2に固設した取り付け板1
2に連結する。また、他方のアクスルシャフト7は軸受
部材13に軸受14,14を介して枢支され、軸受部材
13は防振ゴム15を介して機枠2に固設した取り付け
板16に連結する。以上により、振動ローラが走行する
と、アクスルシャフト6,アクスルシャフト7がそれぞ
れ機枠2側に固定された軸受部材9,軸受部材13に対
して回転可能に構成されていることでロール1は走行回
転する。このように図1に示したロール1は走行用モー
タを有さない、つまり振動ローラの走行に伴って従動輪
として回転するタイプであるが、勿論、公知の構造によ
り、例えばアクスルシャフト7と機枠2との間において
走行用モータを介設してロール1を駆動輪として回転さ
せる態様としても良い。
【0014】前記軸受部材9には振動用モータ取り付け
部材17を介して振動用モータ18が取着され、その回
転軸にはカップリング19を介して起振軸20が連結す
る。起振軸20は起振機ケース5内においてロール1と
同芯状となるように水平状に延設され、両端部において
軸受21,軸受22を介してアクスルシャフト6、アクス
ルシャフト7に枢支される。振動用モータ18は通常、
油圧モータ等からなり、正逆回転が可能である。振動用
モータ18が作動して起振軸20が正転或いは逆転する
ことにより、後記する振動機構31により「高振幅モー
ド」或いは「低振幅モード」としてロール1が振動す
る。
【0015】本形態における振動機構31は、前記した
起振軸20と、起振軸20に固設される固定偏心錘32
と、起振軸20の回転に伴って起振軸20に対して自動
的に相対変位する可動偏心錘33と、起振軸20と一体
的に回転し、起振軸20の回転中において可動偏心錘3
3の変位を規制して、起振軸20に対して可動偏心錘3
3を位置決めするストッパ34とを備える。図1から判
るように本形態においては起振軸20に対して左右一対
のユニットUとして固定偏心錘32,32、可動偏心錘
33、ストッパ34を取り付けているが、勿論、起振軸
の中央部において単ユニットとして取り付けても良い。
【0016】一方のユニットUにおいて、固定偏心錘3
2は一対として互いに離間して起振軸20に溶接等によ
り固設される。固定偏心錘32は、図2に示すように、
起振軸20に外嵌して固設される基端部32aと、この
基端部32aから起振軸20の軸心20aに対して偏っ
て形成される略半円形状を呈した偏心部32bとを有
し、該偏心部32bにより起振軸20の重心を軸心20
aに対して偏位させる。ストッパ34はピン形状を呈し
た部材であり、各固定偏心錘32に穿設された貫通孔に
挿通されることにより、図1に示すように、固定偏心錘
32,32間において起振軸20と平行となるように掛
け渡された状態となり、溶接等により固定偏心錘32に
固設される。
【0017】図1に示すように、可動偏心錘33は複数
に分割して構成され、各々が固定偏心錘32,32間に
おいて隣接するようにして起振軸20に起振軸20の軸
芯20a回りに回転可能に軸装されている。本形態にお
いては各可動偏心錘33の側面同士が若干の摩擦係数を
有するように接して取り付けているが、隙間を設けるよ
うに取り付けても良い。
【0018】また、本形態では可動偏心錘33を4個と
して構成し、各板厚寸法は16mmとしてある。可動偏
心錘は通常、S45C等の鋼材から構成される場合が多
く、その場合、板厚寸法が16mm程度以下であれば、
外郭形状や起振軸20を挿通させる貫通孔(図4(a)
〜(d)に示す符号33g)の部位をレーザ加工にて形
成することが可能であり、製造コスト面において有利と
なる。つまり、従来においては、単品の可動偏心錘を製
造するにあたり、板厚寸法の厚い鋼材からガスにより切
り出して外郭形状を形成し、前記貫通孔33gの部位は
起振軸20との嵌合精度を出すためにボーリング加工に
より形成するというものであり、非常にコストのかかる
製造方法を要していた。しかし、可動偏心錘33を分割
して構成すれば、前記したように簡易なレーザ加工によ
る製造が可能となるため可動偏心錘33を安価に製作で
きることとなる。勿論、このレーザ加工は前記貫通孔3
3gの精度出しも十分満足できるものである。
【0019】前記可動偏心錘33の板厚寸法を考慮した
組み合わせとして、本形態が板厚寸法16mmの可動偏
心錘33を4個として構成したところ、例えば板厚寸法
12mmの可動偏心錘33を5個として構成したり、板
厚寸法9mmの可動偏心錘33を7個として構成するこ
とが可能であり、要求される可動偏心錘33の総偏心質
量等により、分割数及び各分割された可動偏心錘33の
板厚寸法は適宜に決定されるものである。
【0020】図1において4個の可動偏心錘33に対し
端から順に33A,33B,33C,33Dと符号を付
すと、図4に示すように、各可動偏心錘33A〜33D
は、それぞれにおいて起振軸20に回転自在に外嵌する
基端部33eと、この基端部33eから起振軸20の軸
心20aに対して偏って形成される略半円形状を呈した
偏心部33fとを有する。各偏心部33fの両端部には
起振軸20の正転時及び逆転時のそれぞれにおいてスト
ッパ34に当接する一対の当接面(可動偏心錘33A〜
33Dに対してそれぞれ符号35a,35b,36a,
36b,37a,37b,38a,38bを付す)が形
成される。
【0021】図3に示すように、各可動偏心錘33A〜
33Dは、起振軸20に垂下された状態において各々の
当接面35a〜38bが起振軸20の軸心20aを中心
とする円周方向に関し互いにずれるように形成される。
例えば、図4(a)に示すように、可動偏心錘33Aに
ついては、起振軸20に垂下された状態においてその当
接面35a,35bが水平面となるように形成される。
そして、図4(b)に示すように、可動偏心錘33Bに
ついては、当接面36a,36bがそれぞれ水平に対し
て、つまり可動偏心錘33Aの当接面35a,35bに
対して傾斜角度θ1(例えば5°)をなす傾斜面として
形成する。また、可動偏心錘33Cについては、図4
(c)に示すように、当接面37a,37bが水平に対
して傾斜角度θ2(例えば10°)をなす傾斜面とし
て、可動偏心錘33Dについては、図4(d)に示すよ
うに、当接面38a,38bが水平に対して傾斜角度θ
3(例えば傾斜角度15°)をなす傾斜面として形成さ
れている。なお本形態においてθ1<θ2<θ3であ
る。
【0022】これにより、各可動偏心錘33A〜33D
は、各一方側の当接面35a,36a,37a,38a
の関係において、及び各他方側の当接面35b、36
b、37b、38bの関係において、図3に示すよう
に、起振軸20の軸心20aを中心とした円周方向に関
し、互いに所定角度(本形態では約5°)をもってずれ
ることとなる。
【0023】次いで、図5を参照して振動機構31の作
用について説明する。本図において(a)〜(d)は
「高振幅モード」の場合、(e)〜(h)は「低振幅モ
ード」の場合を示す。先ず、「高振幅モード」の場合に
ついて説明すると、(a)に示す状態から例えば起振軸
20がP方向に回転(仮に正回転とする)を開始する
と、起振軸20とともに固定偏心錘32とストッパ34
が一体的に回転し、(b)に示すようにストッパ34は
先ず可動偏心錘33Aの当接面35aに当接(衝突)す
る。ストッパ34は当接面35aにて可動偏心錘33A
を押圧しつつ回転し、これにより可動偏心錘33Aの起
振軸20に対する相対(回転)変位が規制されることと
なる。
【0024】そして、ストッパ34は可動偏心錘33A
を押圧しつつ回転して、次に可動偏心錘33Bの当接面
36aに衝突する。このようにして以降、順次時間的に
ずれてストッパ34は可動偏心錘33Cの当接面37
a、可動偏心錘33Dの当接面38aに衝突していき、
最終的に(c)に示すようにストッパ34が全ての当接
面35a〜38aに当接した状態で、固定偏心錘32と
可動偏心錘33は一体的に回転する。
【0025】このように可動偏心錘33を複数に分割し
て構成することで、総偏心質量は従来の単品からなる可
動偏心錘の場合と変わることなく、各可動偏心錘33A
〜33Dについてはその偏心質量を個別に小さくするこ
とができ、したがって、この偏心質量の小さい各可動偏
心錘33A〜33Dを互いに時間的にずらして一つのス
トッパ34に順次当接(衝突)させることで、それぞれ
の当接(衝突)時においてストッパ34が受ける衝撃力
を大幅に低減させることができる。これによりストッパ
34の取り付け部位、具体的にはストッパ34と固定偏
心錘32との固設部位(本形態では溶接部位)や、固定
偏心錘32と起振軸20との固設部位(本形態では溶接
部位)における亀裂などの破損、或いはストッパ34自
体の破損等が防止される。また、衝突音も小さくなり低
騒音の振動機構となる。
【0026】なお、(c)の図から判るように、固定偏
心錘32の偏心部32bと各可動偏心錘33A〜33D
の偏心部33fは側面視して互いに重なり合う、つまり
両者の偏位の方向が一致するので、前記した式(1)に
おける偏心質量mが増加することとなり大きな振動力が
発生するとともに、偏心モーメントmrも増加すること
になるので高い振幅の振動となる。
【0027】次いで、(c)に示す回転中において油圧
モータからなる振動用モータ18(図1)を停止状態に
すると、起振軸20,固定偏心錘32及びストッパ34
は振動用モータ18の圧油の流れの停止に基づくブレー
キ力により急激に回転速度が下がることになるが、可動
偏心錘33は慣性力によりそのまま高回転速度を維持し
たまま回転し、その結果、可動偏心錘33A〜33Dは
他方側の当接面35b,36b,37b,38bにてス
トッパ34に激しく衝突する。しかしこの際にも(d)
に示すように先ず可動偏心錘33Aのみが当接面35b
にてストッパ34に衝突し、そして順次時間的にずれて
可動偏心錘33B,可動偏心錘33C,可動偏心錘33
Dがストッパ34に衝突することになり、それぞれの衝
突時においてストッパ34が受ける衝撃力は従来に比し
て大幅に低減されることとなる。
【0028】次に、「低振幅モード」の場合について説
明すると、(e)に示す状態から例えば起振軸20がQ
方向に回転(逆回転)を開始すると、起振軸20ととも
に固定偏心錘32とストッパ34が一体的に回転し、
(f)に示すようにストッパ34は先ず可動偏心錘33
Aの当接面35bに当接(衝突)する。ストッパ34は
当接面35bにて可動偏心錘33Aを押圧しつつ回転
し、次いで可動偏心錘33Bの当接面36bに衝突す
る。このようにして以降、順次時間的にずれてストッパ
34は可動偏心錘33Cの当接面37b、可動偏心錘3
3Dの当接面38bに衝突していき、これにより「高振
幅モード」の場合と同様に、それぞれの衝突時において
ストッパ34が受ける衝撃力が従来に比して大幅に低減
される。
【0029】そして、最終的に(g)に示すようにスト
ッパ34が全ての当接面35b〜38bに当接した状態
で、固定偏心錘32と可動偏心錘33は一体的に回転す
る。この(g)の図から判るように、固定偏心錘32の
偏心部32bと各可動偏心錘33A〜33Dの偏心部3
3fは起振軸20を挟んで互い逆方向、つまり両者の偏
位質量を互いにキャンセルし合うように作用するので、
前記した式(1)における偏心質量mが小さくなり、小
さな振動力になるとともに、偏心モーメントmrも小さ
くなるので低い振幅の振動となる。
【0030】次いで、(g)に示す回転中において油圧
モータからなる振動用モータ18(図1)を停止状態に
すると、前記したように、起振軸20,固定偏心錘32
及びストッパ34は振動用モータ18の油圧負荷に基づ
くブレーキ力により急激に回転速度が下がることになる
が、可動偏心錘33は慣性力によりそのまま高回転速度
を維持したまま回転し、可動偏心錘33A〜33Dは当
接面35a,36a,37a,38aにてストッパ34
に激しく衝突する。しかし、この際にも(h)に示すよ
うに先ず可動偏心錘33Aのみが当接面35aにてスト
ッパ34に衝突し、そして順次時間的にずれて可動偏心
錘33B,可動偏心錘33C,可動偏心錘33Dがスト
ッパ34に衝突することになり、これによりそれぞれの
衝突時においてストッパ34が受ける衝撃力が従来に比
して大幅に低減される。
【0031】そして以上のように、起振軸20が水平状
に配設された正逆回転可能な軸であり、各可動偏心錘3
3A〜33Dを起振軸20の軸心20a回りに回転自在
に取り付け、且つ起振軸20の正転時および逆転時のそ
れぞれにおいてストッパ34に当接する一対の当接面
(35a〜38a、35b〜38b)を備え、各可動偏
心錘33A〜33Dが起振軸20に垂下された状態にお
いて、各可動偏心錘33A〜33Dにおける前記一対の
当接面(35a〜38a、35b〜38b)が起振軸2
0の軸心20aを中心とする円周方向に関し互いにずれ
ている構造とすれば、可変振幅の振動機構に対して簡易
な構造にて適用可能となり、各可動偏心錘33A〜33
Dの形状もシンプルなものとなって経済的な振動機構と
なる。
【0032】また、以上の振動機構31をロール1内に
備えた振動ローラとすることにより、振動機構31の破
損等が防止されることから信頼性の高い締固め車両とな
り、また、ストッパ34の取り付け部位の固着強度、例
えば溶接強度を上げる必要もなくなるので組み立て作業
が簡易な車両となる。
【0033】以上、本発明について好適な実施形態を説
明した。本発明に係る振動機構はロールの振動に限られ
ず、その他の振動装置にも適用可能である。また設計に
よっては、可変振幅手段を有さない機構、例えば可動偏
心錘のみで起振軸の重心を偏位させる場合もあり得、本
発明はこの可変振幅手段を有さない機構においても適用
可能となる。その他、本発明は説明した形態に限られる
ことなく、各構成要素の形状やレイアウト等についてそ
の趣旨を逸脱しない範囲で適宜に設計変更が可能であ
る。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果が奏され
る。 1)可動偏心錘を複数に分割して構成し、起振軸の回転
開始時或いは回転停止時において各々の可動偏心錘が互
いに時間的にずれてストッパに当接する構成とすれば、
それぞれの当接時においてストッパが受ける衝撃力が大
幅に低減されることとなり、ストッパやストッパの取り
付け部位の破損等が防止される。また、衝突音も小さく
なり低騒音の振動機構となる。さらに、可動偏心錘を分
割することにより、各可動偏心錘の板厚寸法を薄くする
ことができ、簡易なレーザ加工による製造が可能となっ
て可動偏心錘を安価に製作できる。 2)起振軸が水平状に配設された正逆回転可能な軸であ
り、各可動偏心錘を起振軸の軸心回りに回転自在に取り
付け、且つ起振軸の正転時および逆転時のそれぞれにお
いてストッパに当接する一対の当接面を備え、各可動偏
心錘が起振軸に垂下された状態において、各可動偏心錘
における前記一対の当接面が起振軸の軸心を中心とする
円周方向に関し互いにずれている構造とすれば、可変振
幅の振動機構に対して簡易な構造にて適用可能となり、
各可動偏心錘の形状もシンプルなものとなって経済的な
振動機構となる。 3)本発明に係る振動機構を備える振動ローラとすれ
ば、振動機構部の破損等が防止されることから信頼性の
高い締固め車両となる。また、ストッパの取り付け部位
の固着強度、例えば溶接強度を上げる必要もなくなるの
で組み立て作業が簡易な車両となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動機構を内蔵したロールの平断
面説明図である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】各可動偏心錘が起振軸に垂下された状態を示す
側面説明図である。
【図4】各可動偏心錘の形状を示す側面説明図である。
【図5】本発明に係る振動機構の作用説明図である。
【図6】従来における振動機構の一構造例を示し、
(a)は正面説明図、(b)は側面説明図である。
【図7】従来における振動機構の作用を示す側面説明図
であり、(a)は低振幅振動の場合、(b)は高振幅振
動の場合である。
【符号の説明】
1 ロール 20 起振軸 20a 軸心 31 振動機構 32 固定偏心錘 33 可動偏心錘 34 ストッパ 35a〜38a,35b〜38b 当接面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D052 AA03 AA06 AB01 AB13 AC01 AD17 BB01 CA15 DA33 5D107 AA12 AA16 BB10 CC09 DD10 FF01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起振軸の回転に伴って起振軸に対して自
    動的に相対変位する可動偏心錘と、起振軸と一体的に回
    転し、起振軸の回転中において前記可動偏心錘の変位を
    規制するストッパとを備えた振動機構において、 可動偏心錘を複数に分割して構成し、起振軸の回転開始
    時或いは回転停止時において各々の可動偏心錘が互いに
    時間的にずれてストッパに当接する構成としたことを特
    徴とする振動機構。
  2. 【請求項2】 前記起振軸は水平状に配設された正逆回
    転可能な軸であって、前記各可動偏心錘は当該起振軸の
    軸心回りに回転自在に取り付けられ、且つ起振軸の正転
    時および逆転時のそれぞれにおいて前記ストッパに当接
    する一対の当接面を備え、 各可動偏心錘が起振軸に垂下された状態において、各可
    動偏心錘における前記一対の当接面が起振軸の軸心を中
    心とする円周方向に関し互いにずれている構造としたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の振動機構。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の振動機構
    をロールの内部に備えたことを特徴とする振動ローラ。
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