JP2003018966A - 院外調理方法 - Google Patents
院外調理方法Info
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- JP2003018966A JP2003018966A JP2002191750A JP2002191750A JP2003018966A JP 2003018966 A JP2003018966 A JP 2003018966A JP 2002191750 A JP2002191750 A JP 2002191750A JP 2002191750 A JP2002191750 A JP 2002191750A JP 2003018966 A JP2003018966 A JP 2003018966A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 病院から受けた注文に応じて暖かい料理を効
率的に患者に供給することが可能な院外調理方法を提供
する。 【解決手段】 下処理指示書に従って料理の下処理を
し、調理指示書に従って下処理済みの食材を調理し、盛
付け指示書に従って調理済みの料理をトレイに盛付け、
カートリスト64に従って料理を盛付けたトレイを冷蔵
モードのクックチルカート65に積載し、そのタイマを
セットする。そして、配送指示書66に従ってクックチ
ルカート65を病院に配送する。各病院は配送された料
理を患者に配膳するが、配膳の30分ぐらい前にはタイ
マが働き、クックチルカート65は冷蔵モードから加熱
モードに切替わるので、患者は暖かい料理を食すること
ができる。
率的に患者に供給することが可能な院外調理方法を提供
する。 【解決手段】 下処理指示書に従って料理の下処理を
し、調理指示書に従って下処理済みの食材を調理し、盛
付け指示書に従って調理済みの料理をトレイに盛付け、
カートリスト64に従って料理を盛付けたトレイを冷蔵
モードのクックチルカート65に積載し、そのタイマを
セットする。そして、配送指示書66に従ってクックチ
ルカート65を病院に配送する。各病院は配送された料
理を患者に配膳するが、配膳の30分ぐらい前にはタイ
マが働き、クックチルカート65は冷蔵モードから加熱
モードに切替わるので、患者は暖かい料理を食すること
ができる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、院外調理方法に
関する。 【0002】 【従来の技術】現在、入院患者用の給食方法としては、
病院内で調理を行なう院内調理と、病院外で調理を行な
う院外調理とがある。数年前まで院外調理は法律で禁止
されていたが、現在では規制緩和により院外調理も可能
になっている。 【0003】現在行なわれている院外調理では、給食業
者が病院から注文を受け、病院外の工場で、下処理(一
般に「下ごしらえ」とも呼ばれる)、加熱調理、急速冷
却、冷蔵保管を順次行ない、調理済みの料理を冷蔵車で
病院に配送している。これに対し、病院(または病院か
ら委託を受けた業者)は、配送された料理を病院内の冷
蔵庫で保管し、病院内の厨房で再加熱し、トレイに盛付
けている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】院内調理の代わりに院
外調理を採用すれば、病院内の厨房スペースを大幅に縮
小することができるが、それでもなお冷蔵保管、再加
熱、盛付けのための厨房スペースは必要であった。 【0005】病院内の厨房スペースを完全になくすため
には、料理をトレイに盛付けるところまですべてを病院
外で行なってしまう方法が考えられる。このような院外
調理を「完全院外調理」と呼び、前述の院外調理を「完
全院外調理」と区別するために「部分院外調理」と呼ぶ
ことにする。 【0006】完全院外調理の実現はさほど困難を伴わな
いようにも思えるかもしれないが、実際はそうではな
い。その理由は以下の通りである。 【0007】まず、病院給食が患者の病状に応じて多種
多様だからである。主食の種類には、米飯、軟飯、全
粥、7分粥、5分粥、3分粥、重湯などがある。副食の
種類には、常食、産科食、妊娠中毒症食、高血圧食、膵
臓食、糖尿食、腎臓食、幼児食などがある。したがっ
て、給食業者はこのような多種類の料理を製造しなけれ
ばならない。また、病状に適した料理を各患者に間違い
なく提供しなければならない。その一方で、このような
多種類の料理を効率的かつ安価に製造しなければならな
い。 【0008】さらに、1つの病院だけでなく多数の病院
から注文を受けると、上述した患者ごとの管理に加え
て、病院ごとの管理もしなければならなくなり、さらに
料理の種類も増えることになる。そのため、複数の病院
から注文を受けて完全院外調理を行なうことは事実上ほ
とんど不可能であった。 【0009】この発明は、上記のような問題を解決する
ためになされたもので、その目的は、病院から受けた注
文に応じて暖かい料理を効率的に患者に供給することが
可能な院外調理方法を提供することである。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明による院外調理方
法は、所定時間に冷蔵モードから加熱モードに切替わる
ようにセットすることが可能なタイマを備えたカートを
用いた院外調理方法であって、病院から受けた注文に応
じて料理の下処理をする工程と、下処理済みの食材を調
理する工程と、調理済みの料理をトレイに盛付ける工程
と、料理を盛付けたトレイを冷蔵モードのカートに積載
してタイマをセットする工程と、トレイを積載したカー
トを病院に配送する工程とを含む。 【0011】病院は配送された料理を患者に配膳する
が、配膳の前にはタイマが働き、カートは冷蔵モードか
ら加熱モードに切替わるので、患者は暖かい料理を食す
ることができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相
当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。 【0013】[完全院外調理の概要]図1は、完全院外
調理の概要を示す図である。図1を参照して、給食業者
10は、多数の病院12から入院患者に提供するための
食事の注文をインターネット14を通じて受ける。給食
業者10は、注文された料理を製造し、トレイに盛りつ
けた上で各病院12に配送する。各病院12は、配送さ
れた料理を各入院患者に配膳する。 【0014】[院外調理管理システムのハードウェア構
成]図2は、給食業者10のところに設置される院外調
理管理システム20のハードウェア構成を示すブロック
図である。図2を参照して、院外調理管理システム20
は、中央演算処理装置(CPU)200と、リードオン
リメモリ(ROM)202と、ランダムアクセスメモリ
(RAM)204と、ハードディスク206と、入力装
置208と、ディスプレイ210と、プリンタ212
と、通信インターフェイス214と、CD−ROMドラ
イバ216と、食事箋マスタファイル218と、献立マ
スタファイル220と、料理マスタファイル222と、
衛生管理データベース224と、これらを相互に接続し
て制御信号およびデータ信号を転送するシステムバス2
30とを備える。後述する院外調理管理プログラムを記
録したCD−ROM16をドライバ216にセットして
院外調理管理プログラムをコンピュータにインストール
すれば、そのコンピュータが院外調理管理システム20
として機能する。 【0015】[給食発注端末のハードウェア構成]図3
は、各病院12に設置される給食発注端末30のハード
ウェア構成を示すブロック図である。図3を参照して、
給食発注端末30は、CPU300と、ROM302
と、RAM304と、ハードディスク306と、入力装
置308と、ディスプレイ310と、プリンタ312
と、通信インターフェイス314と、CD−ROMドラ
イバ316と、食事箋マスタファイル318と、これら
を相互に接続して制御信号およびデータ信号を転送する
システムバス330とを備える。後述する給食発注プロ
グラムを記録したCD−ROM18をドライバ316に
セットして給食発注プログラムをコンピュータにインス
トールすれば、そのコンピュータが給食発注端末30と
して機能する。 【0016】[給食発注端末の動作]次に、図3に示し
た給食発注端末30の動作を図4を参照して説明する。
上記給食発注プログラムは、図4中のステップS10〜
S14からなる。 【0017】まず、患者を診察した医師が院内規約に基
づいて食事箋40(紙書類)を作成する。食事箋40に
は、病院名、病棟、病室、患者名の他、喫食日時、主食
区分、食種、形態など、患者の食事に関する情報が記入
される。 【0018】オペレータは、食事箋40に記入された情
報を図3に示した給食発注端末30の入力装置308を
用いて入力する。キーボードやマウスなどの入力装置3
08は、このオペレータの操作に応じて食事箋40の情
報をコンピュータに入力する(S10)。 【0019】CPU300は、入力された食事箋40の
情報を食事箋マスタファイル318に登録する。これに
より、食事箋マスタファイル318は更新される。 【0020】図5は、食事箋マスタファイル318のレ
コード構成を示す図である。図5を参照して、各レコー
ドは、「データ区分」、「病院・施設名」、「病棟」、
「病室」、「氏名」、「変動開始日時」、「指示終了日
時」、「主食区分」、「食種」、「形態」、「禁止食
品」、「制限」、および「特記事項」からなる。 【0021】図6に示すように、「データ区分」には
「1」〜「5」がある。「1」は「新規登録」を意味
し、新しい患者が入院したときに用いられる。「2」は
「継続的変更」を意味し、患者の病室を変更したり、食
事内容を変更したりしたときに使用される。「3」は
「一時的変更」を意味し、検査や病状変化のために食事
内容を一時的に変更したときに使用される。「4」は
「中止」を意味し、外泊、外出、検査、手術などのため
に食事が必要ないときに用いられる。「5」は「終了」
を意味し、患者が退院したときなどに用いられる。 【0022】「変動開始日時」には食事が必要な最初の
日時が記録され、「指示終了日時」には食事が必要な最
後の日時が記録される。具体的には、「年月日」と、
「朝」、「昼」または「夕」が記録される。 【0023】「主食区分」には主食の種類が記録され
る。具体的には、通常なら「米飯」と記録され、その
他、病状に応じて「軟飯」、「全粥」、「7分粥」、
「5分粥」、「3分粥」、「重湯」などと記録される。 【0024】「食種」には副食の種類が記録される。具
体的には、通常なら「常食」と記録され、その他、病状
に応じて「産科食」、「妊娠中毒症食」、「高血圧
食」、「膵臓食」、「糖尿食」、「腎臓食」、「幼児
食」などと記録される。 【0025】「形態」には副食の形態が記録される。通
常なら何も記録されないが、患者の症状に応じて「キザ
ミ」、「ミキサ」などと記録される。 【0026】「禁止食品」には飲食を禁止されている食
品(アレルギー食品など)が記録される。通常なら何も
記録されないが、患者の症状に応じて「卵禁止」、「牛
乳禁止」、「魚禁止」などと記録される。 【0027】「制限」には塩分、糖分、カロリーなどの
制限量が記録される。通常なら何も記録されないが、患
者の症状に応じて「塩分7.0g以下」、「糖分15g
以下」、「1800KCal以下」などと記録される。 【0028】「特記事項」には上記項目に該当しない特
別な事項が記録される。通常なら何も記録されないが、
患者の症状に応じて「絶食」などと記録される。 【0029】上述したように、給食発注端末30の食事
箋マスタファイル318には各入院患者の食事箋データ
が記憶されている。 【0030】なお、ある患者の食事内容が変動する場合
においてその変動内容が予め判明しているときは、その
変動内容を反映した食事箋データを一括して入力するの
が望ましい。たとえば、手術の前日の夕食から「絶
食」、手術当日の夕食は「全粥」、手術の翌日の夕食か
ら「5分粥」というように食事スケジュールが予め判明
しているときは、その食事スケジュールを一括して入力
した方が入力もれ等のミスを少なくすることができる。 【0031】続いて、CPU300は、オペレータの操
作に応じて入力装置308が食事箋40の情報を入力す
るたびに、食事箋マスタファイル318から食事箋デー
タを読出して食事箋トランザクションファイルTRAを
生成する(S12)。 【0032】続いて、CPU300は、食事箋トランザ
クションファイルTRAを通信インターフェイス314
によりインターネット14を通じて給食業者10に送信
する(S14)。 【0033】上述したA病院と同様に、B病院では食事
箋トランザクションファイルTRBが生成され、インタ
ーネット14を通じて給食業者10に送信される。C病
院では食事箋トランザクションファイルTRCが生成さ
れ、インターネット14を通じて給食業者10に送信さ
れる。食事箋トランザクションファイルTRA〜TRC
のレコード構成は、図5に示した食事箋マスタファイル
318のレコード構成と同じである。 【0034】[院外調理管理システムの動作]次に、図
2に示した院外調理管理システム20の動作を図4、図
11および図30を参照して説明する。上記院外調理管
理プログラムは、図4、図11および図30中のステッ
プS20〜S370からなる。 【0035】図2に示した院外調理管理システム20の
CPU200は、各病院から送信されて来た食事箋トラ
ンザクションファイルTRA,TRB,TRCを通信イ
ンターフェイス214により受信する(S20)。 【0036】続いて、CPU200は、受信した食事箋
トランザクションファイルTRA,TRB,TRCを食
事箋マスタファイル218に登録し、食事箋マスタファ
イル218のメンテナンスを行なう(S22)。 【0037】食事箋マスタファイル218は、たとえば
図7に示すような食事箋データを記憶している。この例
では、「北病院の1号棟の101号室に入院しているA
氏は2000年1月10日の夕食から主食として米飯を
必要とし、食種(副食の種類)として常食を必要として
いる」などと登録されている。 【0038】図7に示すような食事箋データが食事箋マ
スタファイル218に登録されているとき、図8に示す
ような食事箋トランザクションファイルが受信されたと
仮定する。この例では、「北病院の1号棟の101号室
にV氏が入院し、2000年1月21日の朝食から主食
として米飯を必要とし、食種として常食を必要としてい
る」などと記録されている。 【0039】このような食事箋トランザクションファイ
ルの場合、CPU200は、レコードNo.1を食事箋
マスタファイル218に新規に登録し、レコードNo.
2を食事箋マスタファイル218に追加し、さらにレコ
ードNo.3を食事箋マスタファイル218に新規に登
録する(S22)。これにより、食事箋マスタファイル
218が更新される。 【0040】上記の結果、食事箋マスタファイル218
の内容は図9のようになる。更新された食事箋マスタフ
ァイル218では、図7に示した元の食事箋マスタファ
イル218のデータに、図8に示した食事箋トランザク
ションファイルのデータが追加されている。 【0041】続いて、オペレータが所望の喫食日時を入
力装置208を用いて入力する。入力装置208は、こ
のオペレータの操作に応じて所望の喫食日時をコンピュ
ータに入力する(S24)。 【0042】続いて、CPU200は、入力された喫食
日時に応じて食事箋マスタファイル218から該当日時
の喫食データET1を抽出する(S26)。たとえば
「2000年1月21日の昼食」が指定された場合、図
10に示すような喫食データET1が抽出される。この
例では、2000年1月21日の昼食を必要とするA
氏、V氏、P氏、S氏、Q氏、R氏の食事箋データが抽
出されている。B氏は2000年1月21日の夕食まで
絶食なので、B氏の食事箋データは抽出されていない。
O氏は2000年1月20日の夕食で終了なので、O氏
の食事箋データは抽出されていない。P氏は2000年
1月20日の夕食まで「全粥」であるが、2000年1
月21日の朝食から元の「米飯」に戻っている。そのた
め、抽出されたP氏の食事箋データは「米飯」になって
いる。 【0043】続いて図11を参照して、CPU200
は、食種、主食区分、形態、制限、病院名、病棟、病
室、氏名の順に、抽出した喫食データET1を並べ替え
る(S28)。その結果、図12に示すような喫食デー
タET2が得られる。この例では、「高血圧食」を必要
とするQ氏の喫食データが下位に移動している。また、
その直ぐ上位に「キザミ」を必要とするP氏の喫食デー
タが移動している。 【0044】続いて、CPU200は、喫食データET
2に基づいて料理の指示を出力する。具体的には、主食
製造の指示を出力し(S30)、副食の下処理(食材の
加工など)の指示を出力し(S32)、さらに副食の調
理(下処理した食材の加熱など)の指示を出力する(S
34)。 【0045】主食の製造指示を出力するために、CPU
200はまず、食種ごと主食区分ごとに喫食者の数を算
出する(S300)。その結果、図13に示すような主
食区分別食数テーブルを作成し、RAM204に格納す
る。この例では、「常食」を必要とする喫食者の総数は
90人であり、そのうち80人が「米飯」を必要とし、
5人が「全粥」を必要とし、3人が「5分粥」を必要と
し、2人が「重湯」を必要としている。一方、「米飯」
を必要とする喫食者の総数は150人であり、そのうち
80人が「常食」を必要とし、5人が「高血圧食」を必
要とし、10人が「幼児食」を必要とし、5人が「糖尿
食A」を必要とし、3人が「糖尿食C」を必要とし、7
人が「糖尿食F」を必要とし、5人が「腎臓食A」を必
要とし、2人が「腎臓食B」を必要とし、15人が「産
科食」を必要としている。 【0046】続いて、CPU200は、図14に示すよ
うな主食量テーブルMAを参照して主食区分別食数テー
ブルMRから食種ごと主食区分ごとに必要な製造量を算
出する(S302)。その結果、図15に示すような主
食区分別製造量テーブルMRAが得られる。 【0047】図14に示した主食量テーブルMAでは、
たとえば「常食」用の「米飯」は1人当り240gであ
り、「常食」用の「軟飯」は1人当り220gであり、
「常食」用の「全粥」は1人当り200gであり、「常
食」用の「7分粥」は150gであり、「常食」用の
「5分粥」は1人当り120gであり、「常食」用の
「3分粥」は1人当り90gであり、「常食」用の「重
湯」は70gである。これらの量は、主食区分ごと食種
ごとに予め定められている。 【0048】図13に示した主食区分別食数テーブルM
Rの各升目の値に図14に示した主食量テーブルMAの
対応する升目の値を乗算すると、図15に示した主食区
分別製造量テーブルMRAの対応する升目の値を求める
ことができる。たとえば「常食」用の「米飯」は192
00g(=82×240g/人)必要で、「米飯」は全
部で28500g必要である。 【0049】続いて、プリンタ212は、図16に示す
ような主食製造指示書41を印刷する(S302)。こ
の主食製造指示書41から、たとえば28500gの
「米飯」が必要であることがわかる。主食製造担当の作
業者は、この主食製造指示書41を見て必要な量の米を
炊く。たとえば28500gの「米飯」を製造するため
には、11400g(=28500g÷2.5)の米を
炊く。 【0050】また、副食の下処理を指示するために、C
PU200はまず、喫食データET2に基づいて食種ご
とに必要な数を算出する(S320)。たとえば図17
に示すような食種別食数テーブルが得られる。この例で
は、必要な「産科食」の数が120食で、「妊娠中毒症
食」の数が20食である。 【0051】続いて、CPU200は、献立マスタファ
イル220を検索して各食種の具体的な料理内容を特定
する(S322)。 【0052】献立マスタファイル220には、図18に
示すように複数の食種に対応して複数の献立表42が記
憶されている。各献立表42には、ある食種の1カ月分
の献立が記録されている。各献立表42にはまた、「朝
食」、「昼食」、「夕食」などのページがある。たとえ
ば「昼食」のタブ44をクリックすると、「昼食」のペ
ージがディスプレイ210に表示される。このページに
は、ある食種の1カ月分の昼食内容が記録されている。
図18の最前列に表示されている「常食」の献立表42
によれば、たとえば1999年3月10日水曜日の昼食
は、主食が「ご飯」で、副食が「さわらの山狩り焼き」
と、「野菜の煮しめ」と、「みそ汁」と、「カスタード
プディング」である。 【0053】上記ステップS322の結果、たとえば図
19に示すような料理構成テーブルが得られる。この例
では、2000年1月21日の産科食の昼食は、主食が
「ご飯」で、副食が「カレーライス」と、「福神漬け」
と、「サラダ」と、「ヨーグルトサワー」と、「プロセ
スチーズ」と、「パイナップル」である。 【0054】続いて、CPU200は、料理マスタファ
イル222を検索して各料理の具体的な材料内容を特定
する(S324)。 【0055】料理マスタファイル222には、図20に
示すように各種料理に使用する材料、下処理および調理
の方法が予め登録されている。 【0056】上記ステップS324の結果、「カレーラ
イス」の場合、図21に示すような材料構成テーブルが
得られる。この材料構成テーブルから「カレーライス」
を作るためには、「牛肉スライス」、「カレールウ」な
どを用意するほか、「じゃがいも」、「玉ねぎ」、「に
んじん」を「乱切り」する必要があることがわかる。 【0057】一方、「肉じゃが」の場合、図22に示す
ような材料構成テーブルが得られる。この材料構成テー
ブルから「肉じゃが」を作るためには、「牛肉スライ
ス」、「グリーンピース」などを用意するほか、「じゃ
がいも」、「玉ねぎ」、「にんじん」を「乱切り」する
必要があることがわかる。 【0058】続いて、CPU200は、上記ステップS
324で得た材料構成テーブルから下処理の必要な材料
を抽出する(S326)。上記の例では、「じゃがい
も」、「玉ねぎ」、「にんじん」が抽出される。 【0059】続いて、CPU200は、同じ材料で同じ
下処理をするものをまとめて合計所要量を求める(S3
28)。 【0060】続いて、プリンタ212は、図23に示す
ような下処理指示書46を印刷する。この例では、じゃ
がいも8800g(=60g×120+80g×20)
を乱切りし、玉ねぎ8400g(=60g×120+6
0g×20)を乱切りし、にんじん2800g(=20
g×120+20g×20)を乱切りする必要があるこ
とがわかる。この下処理指示書46に従って、下処理担
当の作業者は各種材料を必要量だけ下処理することにな
る。 【0061】上記下処理の工程においては、HACCP
(ハセップ)に従って衛生管理を行なうのが望ましい。
衛生管理データベース224には、下処理の各種工程に
応じて衛生管理に必要なチェック項目が予め登録されて
いる。CPU200は、料理マスタファイル222に登
録されている下処理に応じたチェック項目を衛生管理デ
ータベース224から抽出して下処理マスタファイル5
2を作成する。プリンタ212はまた、下処理指示書4
6に対応する衛生管理チェックリスト48を印刷する。 【0062】さらに、副食の調理を指示するために、C
PU200はまず、喫食データET2を検索して食種ご
と形態ごとに食数を算出する(S340)。たとえば図
24に示すような喫食データET2が得られていた場
合、上記ステップS340の結果、図25に示すような
形態別食数テーブルFTが得られる。この例では、「通
常形態」の必要数は合計300食であり、そのうちたと
えば「常食」の必要数は80食である。なお、禁止食
品、制限、特記事項がある喫食データはこの形態別食数
テーブルFTに算入しない。 【0063】続いて、CPU200は上記ステップS3
22と同様に、献立マスタファイル220を検索して各
食種の具体的な料理内容を特定する(S342)。プリ
ンタ212は、ここで得た料理データに基づいて図26
に示すような厨房用食種別献立表54を印刷する。この
食種別献立表54には、病院の職員用の食事である「職
員食」も表示されている。このように食事は、入院患者
に提供されるだけでなく、病院の職員にも提供される場
合がある。 【0064】続いて、CPU200は、料理マスタファ
イル222を検索して上記ステップS342で特定した
料理の調理方法を特定し、同じ調理方法のものをまとめ
る(S344)。この結果に従って、プリンタ212は
調理指示書56を印刷する。図26に示した献立の場
合、「職員食」、「常食」、「心臓食」用の「カレーラ
イス」は同じ方法で調理することができるから図27に
示すような調理指示書56が出力される。調理担当の作
業者は、この調理指示書56に従って515食のカレー
ライスをまとめて調理することになる。 【0065】また、「産科食」用の「カレーライス」に
ついては図28に示すような調理指示書56が出力され
る。調理担当の作業者は、この調理指示書56に従って
120食の産科食用カレーライスをまとめて調理するこ
とになる。 【0066】また、「妊娠中毒症食」用の「肉じゃが」
については図29に示すような調理指示書56が出力さ
れる。調理担当の作業者は、この調理指示書56に従っ
て20食の妊娠中毒症食用肉じゃがをまとめて調理する
ことになる。 【0067】なお、上記ステップS340で対象外とし
た禁止食品、制限、特記事項がある喫食データについて
は、プリンタ212が個別に条件付き調理指示書58を
印刷する。調理担当の作業者は、この条件付き調理指示
書58に従って「卵抜き」、「低塩分」、「低カロリ
ー」などの料理を作ることになる。 【0068】上記調理の工程においても下処理の工程と
同様に、HACCP(ハセップ)に従って衛生管理を行
なうのが望ましい。CPU200は、料理マスタファイ
ル222に登録されている調理に応じたチェック項目を
衛生管理データベース224から抽出し、これに応じて
プリンタ212は調理指示書56に対応する衛生管理チ
ェックリスト48を印刷する。 【0069】続いて図30を参照して、CPU200は
盛付けの指示を出力する。具体的には、CPU200は
食事箋マスタファイル218を検索して入力された喫食
日時の喫食データET1を再び抽出する(S26)。し
たがって、図10に示した喫食データET1と同じもの
が再び得られる。 【0070】続いて、CPU200は、この喫食データ
ET1を配送経路マスタファイルDRを参照して、配送
経路、病院、病棟、病室、患者名の順序で並べ替える
(S360)。配送経路マスタファイルDRには、注文
を受けた病院の場所に応じて食事を配送する効率的な経
路が予め登録されている。たとえば「北病院」の次に
「南病院」に食事を配送する場合、CPU200は喫食
データET1から「北病院」の喫食データを選択し、そ
の次に「南病院」の喫食データを選択する。次に、同じ
病棟を選択し、その次に同じ病室を選択し、さらにその
次に同じ病室を選択する。上記ステップS360の結
果、喫食データET3が得られる。 【0071】続いて、プリンタ212は、喫食データE
T3に基づいて各患者の食事内容を示す盛付け指示書6
0を印刷する(S362)。たとえば図10に示すよう
な喫食データの場合、「北病院」用に図31に示すよう
な盛付け指示書60が出力され、「南病院」用に図32
に示すような盛付け指示書60が出力される。 【0072】このステップS362において、CPU2
00は、献立マスタファイル220から該当日時の献立
を検索し、プリンタ212が各食種の献立を印刷する。
盛付け担当の作業者は、この盛付け指示書60に従って
各患者の料理をトレイ(図示せず)に盛付ける。 【0073】また、プリンタ212は、盛付け指示書6
0と同じ並びで食札62を印刷する(S364)。たと
えば図32に示したP氏の場合、図33に示すような食
札62が印刷される。この食札62には、病院名、病
棟、病室、患者名の他、食事の内容が併せて表示されて
いる。したがって、患者は食札62を見て自分の病状に
適した食事であることを確認することができる。 【0074】続いて、プリンタ212は、喫食データE
T3に基づいてカートリスト64を印刷する(S36
6)。カートリスト64は、各クックチルカート65に
積み込むべき料理を示すものである。 【0075】たとえば図32に示した例の場合、図34
に示すようなカートリスト64が出力される。クックチ
ルカートには通常20枚程度のトレイを積み込むことが
できるが、この例ではP氏とS氏は南病院の11号棟に
入院しており、Q氏とR氏は南病院の12号棟に入院し
ているから、彼らの食事は2台のクックチルカート65
に分けて積み込む。積み込み担当の作業者は、このよう
なカートリスト64に従って料理を盛付けたトレイをク
ックチルカート65に積み込むことになる。 【0076】クックチルカート65は、所定時間に冷蔵
モードから加熱モードに切替わるようにセットすること
が可能なタイマを備える。このタイマは、ヒータが起動
する所望の時刻を設定するようにしてもよく、タイマセ
ットからヒータ起動までの所望の時間を設定するように
してもよい。積み込み担当の作業者は、料理を盛付けた
トレイを冷蔵モードのクックチルカート65に積み込
み、このときタイマをセットする。 【0077】続いて、CPU200は、配送経路マスタ
ファイルDRを検索し、その検索結果に従ってプリンタ
212は配送指示書66を印刷する(S368)。配送
指示書66は、クックチルカート65を配送する病院の
順序と、各病院に配送するクックチルカート65の数と
を示すもので、たとえば図35に示されるようなものが
出力される。配送担当のトラック運転手は、この配送指
示書66に従ってクックチルカート65を各病院に配送
する。 【0078】最後に、CPU200は、処理を終えた食
事箋データを食事箋マスタファイル218から削除する
とともに、その履歴を食事箋履歴データベース68に保
存する(S370)。 【0079】各病院12は、配送された料理を患者に配
膳する。配膳の30分ぐらい前にはタイマが働き、クッ
クチルカート65は冷蔵モードから加熱モードに切替わ
るので、患者は暖かい料理を食することができる。 【0080】上記実施の形態によれば、同じ種類の主食
をまとめて製造することができ、また、多種多様の料理
を同じ下処理方法ごと同じ調理方法ごとにまとめて製造
することができ、しかもその製造した料理を同じ病院ご
とにまとめて配送することができる。したがって、完全
院外調理において多数の病院から注文を受けても多種多
様の料理を効率的に製造して各病院の各患者に正確に供
給することができる。 【0081】なお、上記実施の形態ではインターネット
14を通じて食事箋を各病院から給食業者に送信してい
るが、具体的には、食事箋データをパソコン等からFT
P(ファイル転送プロトコル)によってFTPサーバに
送信すればよい。また、携帯端末、携帯電話などを用い
て電子メールを送信してもよいし、ASP(アクティブ
・サーバ・ページ)やCGI(コモン・ゲートウェイ・
インターフェース)などによるウェブページ、パソコン
通信、専用線や公衆回線による通信、その他有線や無線
による通信を利用してもよい。 【0082】また、患者が複数のメニューから好みの献
立を選ぶ選択食メニューの場合は、選択された献立を示
す番号等の識別情報を食事箋データに付加することによ
り、効率的に料理を製造して各病院の各患者に正確に供
給することができる。 【0083】上記実施の形態では、主として製造から配
送までの工程について述べたが、製造に先立ち材料を発
注する工程においても食事箋マスタファイル218から
指定された日の喫食データを抽出し、同一献立ごとの食
数を計算して既存の発注仕入システムに喫食データを引
渡すことにより、発注仕入システムにおいて改めて製造
予定の食数を計算して入力する手間を省くことができ
る。 【0084】また、病院ごとに契約で定められた単価と
実施食数を掛け合わせて代金を請求しなければならない
が、出荷される数量を既存の販売管理システムに引渡す
ことにより、販売管理システムにおいて改めて実施食数
を入力する手間を省くことができる。 【0085】さらに、食事箋マスタファイル218から
導き出された病院ごと食種ごとの実施食数を既存の栄養
管理システムに引渡すことにより、消費日計表等の栄養
管理帳票を自動的に作成することができる。 【0086】また、この発明において記憶媒体とは上記
CD−ROM16,18のほか、FD、DVD、RO
M、RAM、さらにインターネットサービスプロバイダ
のサーバがある。上記院外調理管理プログラムや給食発
注プログラムは、インターネットを通じて配信されるこ
ともある。 【0087】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
関する。 【0002】 【従来の技術】現在、入院患者用の給食方法としては、
病院内で調理を行なう院内調理と、病院外で調理を行な
う院外調理とがある。数年前まで院外調理は法律で禁止
されていたが、現在では規制緩和により院外調理も可能
になっている。 【0003】現在行なわれている院外調理では、給食業
者が病院から注文を受け、病院外の工場で、下処理(一
般に「下ごしらえ」とも呼ばれる)、加熱調理、急速冷
却、冷蔵保管を順次行ない、調理済みの料理を冷蔵車で
病院に配送している。これに対し、病院(または病院か
ら委託を受けた業者)は、配送された料理を病院内の冷
蔵庫で保管し、病院内の厨房で再加熱し、トレイに盛付
けている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】院内調理の代わりに院
外調理を採用すれば、病院内の厨房スペースを大幅に縮
小することができるが、それでもなお冷蔵保管、再加
熱、盛付けのための厨房スペースは必要であった。 【0005】病院内の厨房スペースを完全になくすため
には、料理をトレイに盛付けるところまですべてを病院
外で行なってしまう方法が考えられる。このような院外
調理を「完全院外調理」と呼び、前述の院外調理を「完
全院外調理」と区別するために「部分院外調理」と呼ぶ
ことにする。 【0006】完全院外調理の実現はさほど困難を伴わな
いようにも思えるかもしれないが、実際はそうではな
い。その理由は以下の通りである。 【0007】まず、病院給食が患者の病状に応じて多種
多様だからである。主食の種類には、米飯、軟飯、全
粥、7分粥、5分粥、3分粥、重湯などがある。副食の
種類には、常食、産科食、妊娠中毒症食、高血圧食、膵
臓食、糖尿食、腎臓食、幼児食などがある。したがっ
て、給食業者はこのような多種類の料理を製造しなけれ
ばならない。また、病状に適した料理を各患者に間違い
なく提供しなければならない。その一方で、このような
多種類の料理を効率的かつ安価に製造しなければならな
い。 【0008】さらに、1つの病院だけでなく多数の病院
から注文を受けると、上述した患者ごとの管理に加え
て、病院ごとの管理もしなければならなくなり、さらに
料理の種類も増えることになる。そのため、複数の病院
から注文を受けて完全院外調理を行なうことは事実上ほ
とんど不可能であった。 【0009】この発明は、上記のような問題を解決する
ためになされたもので、その目的は、病院から受けた注
文に応じて暖かい料理を効率的に患者に供給することが
可能な院外調理方法を提供することである。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明による院外調理方
法は、所定時間に冷蔵モードから加熱モードに切替わる
ようにセットすることが可能なタイマを備えたカートを
用いた院外調理方法であって、病院から受けた注文に応
じて料理の下処理をする工程と、下処理済みの食材を調
理する工程と、調理済みの料理をトレイに盛付ける工程
と、料理を盛付けたトレイを冷蔵モードのカートに積載
してタイマをセットする工程と、トレイを積載したカー
トを病院に配送する工程とを含む。 【0011】病院は配送された料理を患者に配膳する
が、配膳の前にはタイマが働き、カートは冷蔵モードか
ら加熱モードに切替わるので、患者は暖かい料理を食す
ることができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相
当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。 【0013】[完全院外調理の概要]図1は、完全院外
調理の概要を示す図である。図1を参照して、給食業者
10は、多数の病院12から入院患者に提供するための
食事の注文をインターネット14を通じて受ける。給食
業者10は、注文された料理を製造し、トレイに盛りつ
けた上で各病院12に配送する。各病院12は、配送さ
れた料理を各入院患者に配膳する。 【0014】[院外調理管理システムのハードウェア構
成]図2は、給食業者10のところに設置される院外調
理管理システム20のハードウェア構成を示すブロック
図である。図2を参照して、院外調理管理システム20
は、中央演算処理装置(CPU)200と、リードオン
リメモリ(ROM)202と、ランダムアクセスメモリ
(RAM)204と、ハードディスク206と、入力装
置208と、ディスプレイ210と、プリンタ212
と、通信インターフェイス214と、CD−ROMドラ
イバ216と、食事箋マスタファイル218と、献立マ
スタファイル220と、料理マスタファイル222と、
衛生管理データベース224と、これらを相互に接続し
て制御信号およびデータ信号を転送するシステムバス2
30とを備える。後述する院外調理管理プログラムを記
録したCD−ROM16をドライバ216にセットして
院外調理管理プログラムをコンピュータにインストール
すれば、そのコンピュータが院外調理管理システム20
として機能する。 【0015】[給食発注端末のハードウェア構成]図3
は、各病院12に設置される給食発注端末30のハード
ウェア構成を示すブロック図である。図3を参照して、
給食発注端末30は、CPU300と、ROM302
と、RAM304と、ハードディスク306と、入力装
置308と、ディスプレイ310と、プリンタ312
と、通信インターフェイス314と、CD−ROMドラ
イバ316と、食事箋マスタファイル318と、これら
を相互に接続して制御信号およびデータ信号を転送する
システムバス330とを備える。後述する給食発注プロ
グラムを記録したCD−ROM18をドライバ316に
セットして給食発注プログラムをコンピュータにインス
トールすれば、そのコンピュータが給食発注端末30と
して機能する。 【0016】[給食発注端末の動作]次に、図3に示し
た給食発注端末30の動作を図4を参照して説明する。
上記給食発注プログラムは、図4中のステップS10〜
S14からなる。 【0017】まず、患者を診察した医師が院内規約に基
づいて食事箋40(紙書類)を作成する。食事箋40に
は、病院名、病棟、病室、患者名の他、喫食日時、主食
区分、食種、形態など、患者の食事に関する情報が記入
される。 【0018】オペレータは、食事箋40に記入された情
報を図3に示した給食発注端末30の入力装置308を
用いて入力する。キーボードやマウスなどの入力装置3
08は、このオペレータの操作に応じて食事箋40の情
報をコンピュータに入力する(S10)。 【0019】CPU300は、入力された食事箋40の
情報を食事箋マスタファイル318に登録する。これに
より、食事箋マスタファイル318は更新される。 【0020】図5は、食事箋マスタファイル318のレ
コード構成を示す図である。図5を参照して、各レコー
ドは、「データ区分」、「病院・施設名」、「病棟」、
「病室」、「氏名」、「変動開始日時」、「指示終了日
時」、「主食区分」、「食種」、「形態」、「禁止食
品」、「制限」、および「特記事項」からなる。 【0021】図6に示すように、「データ区分」には
「1」〜「5」がある。「1」は「新規登録」を意味
し、新しい患者が入院したときに用いられる。「2」は
「継続的変更」を意味し、患者の病室を変更したり、食
事内容を変更したりしたときに使用される。「3」は
「一時的変更」を意味し、検査や病状変化のために食事
内容を一時的に変更したときに使用される。「4」は
「中止」を意味し、外泊、外出、検査、手術などのため
に食事が必要ないときに用いられる。「5」は「終了」
を意味し、患者が退院したときなどに用いられる。 【0022】「変動開始日時」には食事が必要な最初の
日時が記録され、「指示終了日時」には食事が必要な最
後の日時が記録される。具体的には、「年月日」と、
「朝」、「昼」または「夕」が記録される。 【0023】「主食区分」には主食の種類が記録され
る。具体的には、通常なら「米飯」と記録され、その
他、病状に応じて「軟飯」、「全粥」、「7分粥」、
「5分粥」、「3分粥」、「重湯」などと記録される。 【0024】「食種」には副食の種類が記録される。具
体的には、通常なら「常食」と記録され、その他、病状
に応じて「産科食」、「妊娠中毒症食」、「高血圧
食」、「膵臓食」、「糖尿食」、「腎臓食」、「幼児
食」などと記録される。 【0025】「形態」には副食の形態が記録される。通
常なら何も記録されないが、患者の症状に応じて「キザ
ミ」、「ミキサ」などと記録される。 【0026】「禁止食品」には飲食を禁止されている食
品(アレルギー食品など)が記録される。通常なら何も
記録されないが、患者の症状に応じて「卵禁止」、「牛
乳禁止」、「魚禁止」などと記録される。 【0027】「制限」には塩分、糖分、カロリーなどの
制限量が記録される。通常なら何も記録されないが、患
者の症状に応じて「塩分7.0g以下」、「糖分15g
以下」、「1800KCal以下」などと記録される。 【0028】「特記事項」には上記項目に該当しない特
別な事項が記録される。通常なら何も記録されないが、
患者の症状に応じて「絶食」などと記録される。 【0029】上述したように、給食発注端末30の食事
箋マスタファイル318には各入院患者の食事箋データ
が記憶されている。 【0030】なお、ある患者の食事内容が変動する場合
においてその変動内容が予め判明しているときは、その
変動内容を反映した食事箋データを一括して入力するの
が望ましい。たとえば、手術の前日の夕食から「絶
食」、手術当日の夕食は「全粥」、手術の翌日の夕食か
ら「5分粥」というように食事スケジュールが予め判明
しているときは、その食事スケジュールを一括して入力
した方が入力もれ等のミスを少なくすることができる。 【0031】続いて、CPU300は、オペレータの操
作に応じて入力装置308が食事箋40の情報を入力す
るたびに、食事箋マスタファイル318から食事箋デー
タを読出して食事箋トランザクションファイルTRAを
生成する(S12)。 【0032】続いて、CPU300は、食事箋トランザ
クションファイルTRAを通信インターフェイス314
によりインターネット14を通じて給食業者10に送信
する(S14)。 【0033】上述したA病院と同様に、B病院では食事
箋トランザクションファイルTRBが生成され、インタ
ーネット14を通じて給食業者10に送信される。C病
院では食事箋トランザクションファイルTRCが生成さ
れ、インターネット14を通じて給食業者10に送信さ
れる。食事箋トランザクションファイルTRA〜TRC
のレコード構成は、図5に示した食事箋マスタファイル
318のレコード構成と同じである。 【0034】[院外調理管理システムの動作]次に、図
2に示した院外調理管理システム20の動作を図4、図
11および図30を参照して説明する。上記院外調理管
理プログラムは、図4、図11および図30中のステッ
プS20〜S370からなる。 【0035】図2に示した院外調理管理システム20の
CPU200は、各病院から送信されて来た食事箋トラ
ンザクションファイルTRA,TRB,TRCを通信イ
ンターフェイス214により受信する(S20)。 【0036】続いて、CPU200は、受信した食事箋
トランザクションファイルTRA,TRB,TRCを食
事箋マスタファイル218に登録し、食事箋マスタファ
イル218のメンテナンスを行なう(S22)。 【0037】食事箋マスタファイル218は、たとえば
図7に示すような食事箋データを記憶している。この例
では、「北病院の1号棟の101号室に入院しているA
氏は2000年1月10日の夕食から主食として米飯を
必要とし、食種(副食の種類)として常食を必要として
いる」などと登録されている。 【0038】図7に示すような食事箋データが食事箋マ
スタファイル218に登録されているとき、図8に示す
ような食事箋トランザクションファイルが受信されたと
仮定する。この例では、「北病院の1号棟の101号室
にV氏が入院し、2000年1月21日の朝食から主食
として米飯を必要とし、食種として常食を必要としてい
る」などと記録されている。 【0039】このような食事箋トランザクションファイ
ルの場合、CPU200は、レコードNo.1を食事箋
マスタファイル218に新規に登録し、レコードNo.
2を食事箋マスタファイル218に追加し、さらにレコ
ードNo.3を食事箋マスタファイル218に新規に登
録する(S22)。これにより、食事箋マスタファイル
218が更新される。 【0040】上記の結果、食事箋マスタファイル218
の内容は図9のようになる。更新された食事箋マスタフ
ァイル218では、図7に示した元の食事箋マスタファ
イル218のデータに、図8に示した食事箋トランザク
ションファイルのデータが追加されている。 【0041】続いて、オペレータが所望の喫食日時を入
力装置208を用いて入力する。入力装置208は、こ
のオペレータの操作に応じて所望の喫食日時をコンピュ
ータに入力する(S24)。 【0042】続いて、CPU200は、入力された喫食
日時に応じて食事箋マスタファイル218から該当日時
の喫食データET1を抽出する(S26)。たとえば
「2000年1月21日の昼食」が指定された場合、図
10に示すような喫食データET1が抽出される。この
例では、2000年1月21日の昼食を必要とするA
氏、V氏、P氏、S氏、Q氏、R氏の食事箋データが抽
出されている。B氏は2000年1月21日の夕食まで
絶食なので、B氏の食事箋データは抽出されていない。
O氏は2000年1月20日の夕食で終了なので、O氏
の食事箋データは抽出されていない。P氏は2000年
1月20日の夕食まで「全粥」であるが、2000年1
月21日の朝食から元の「米飯」に戻っている。そのた
め、抽出されたP氏の食事箋データは「米飯」になって
いる。 【0043】続いて図11を参照して、CPU200
は、食種、主食区分、形態、制限、病院名、病棟、病
室、氏名の順に、抽出した喫食データET1を並べ替え
る(S28)。その結果、図12に示すような喫食デー
タET2が得られる。この例では、「高血圧食」を必要
とするQ氏の喫食データが下位に移動している。また、
その直ぐ上位に「キザミ」を必要とするP氏の喫食デー
タが移動している。 【0044】続いて、CPU200は、喫食データET
2に基づいて料理の指示を出力する。具体的には、主食
製造の指示を出力し(S30)、副食の下処理(食材の
加工など)の指示を出力し(S32)、さらに副食の調
理(下処理した食材の加熱など)の指示を出力する(S
34)。 【0045】主食の製造指示を出力するために、CPU
200はまず、食種ごと主食区分ごとに喫食者の数を算
出する(S300)。その結果、図13に示すような主
食区分別食数テーブルを作成し、RAM204に格納す
る。この例では、「常食」を必要とする喫食者の総数は
90人であり、そのうち80人が「米飯」を必要とし、
5人が「全粥」を必要とし、3人が「5分粥」を必要と
し、2人が「重湯」を必要としている。一方、「米飯」
を必要とする喫食者の総数は150人であり、そのうち
80人が「常食」を必要とし、5人が「高血圧食」を必
要とし、10人が「幼児食」を必要とし、5人が「糖尿
食A」を必要とし、3人が「糖尿食C」を必要とし、7
人が「糖尿食F」を必要とし、5人が「腎臓食A」を必
要とし、2人が「腎臓食B」を必要とし、15人が「産
科食」を必要としている。 【0046】続いて、CPU200は、図14に示すよ
うな主食量テーブルMAを参照して主食区分別食数テー
ブルMRから食種ごと主食区分ごとに必要な製造量を算
出する(S302)。その結果、図15に示すような主
食区分別製造量テーブルMRAが得られる。 【0047】図14に示した主食量テーブルMAでは、
たとえば「常食」用の「米飯」は1人当り240gであ
り、「常食」用の「軟飯」は1人当り220gであり、
「常食」用の「全粥」は1人当り200gであり、「常
食」用の「7分粥」は150gであり、「常食」用の
「5分粥」は1人当り120gであり、「常食」用の
「3分粥」は1人当り90gであり、「常食」用の「重
湯」は70gである。これらの量は、主食区分ごと食種
ごとに予め定められている。 【0048】図13に示した主食区分別食数テーブルM
Rの各升目の値に図14に示した主食量テーブルMAの
対応する升目の値を乗算すると、図15に示した主食区
分別製造量テーブルMRAの対応する升目の値を求める
ことができる。たとえば「常食」用の「米飯」は192
00g(=82×240g/人)必要で、「米飯」は全
部で28500g必要である。 【0049】続いて、プリンタ212は、図16に示す
ような主食製造指示書41を印刷する(S302)。こ
の主食製造指示書41から、たとえば28500gの
「米飯」が必要であることがわかる。主食製造担当の作
業者は、この主食製造指示書41を見て必要な量の米を
炊く。たとえば28500gの「米飯」を製造するため
には、11400g(=28500g÷2.5)の米を
炊く。 【0050】また、副食の下処理を指示するために、C
PU200はまず、喫食データET2に基づいて食種ご
とに必要な数を算出する(S320)。たとえば図17
に示すような食種別食数テーブルが得られる。この例で
は、必要な「産科食」の数が120食で、「妊娠中毒症
食」の数が20食である。 【0051】続いて、CPU200は、献立マスタファ
イル220を検索して各食種の具体的な料理内容を特定
する(S322)。 【0052】献立マスタファイル220には、図18に
示すように複数の食種に対応して複数の献立表42が記
憶されている。各献立表42には、ある食種の1カ月分
の献立が記録されている。各献立表42にはまた、「朝
食」、「昼食」、「夕食」などのページがある。たとえ
ば「昼食」のタブ44をクリックすると、「昼食」のペ
ージがディスプレイ210に表示される。このページに
は、ある食種の1カ月分の昼食内容が記録されている。
図18の最前列に表示されている「常食」の献立表42
によれば、たとえば1999年3月10日水曜日の昼食
は、主食が「ご飯」で、副食が「さわらの山狩り焼き」
と、「野菜の煮しめ」と、「みそ汁」と、「カスタード
プディング」である。 【0053】上記ステップS322の結果、たとえば図
19に示すような料理構成テーブルが得られる。この例
では、2000年1月21日の産科食の昼食は、主食が
「ご飯」で、副食が「カレーライス」と、「福神漬け」
と、「サラダ」と、「ヨーグルトサワー」と、「プロセ
スチーズ」と、「パイナップル」である。 【0054】続いて、CPU200は、料理マスタファ
イル222を検索して各料理の具体的な材料内容を特定
する(S324)。 【0055】料理マスタファイル222には、図20に
示すように各種料理に使用する材料、下処理および調理
の方法が予め登録されている。 【0056】上記ステップS324の結果、「カレーラ
イス」の場合、図21に示すような材料構成テーブルが
得られる。この材料構成テーブルから「カレーライス」
を作るためには、「牛肉スライス」、「カレールウ」な
どを用意するほか、「じゃがいも」、「玉ねぎ」、「に
んじん」を「乱切り」する必要があることがわかる。 【0057】一方、「肉じゃが」の場合、図22に示す
ような材料構成テーブルが得られる。この材料構成テー
ブルから「肉じゃが」を作るためには、「牛肉スライ
ス」、「グリーンピース」などを用意するほか、「じゃ
がいも」、「玉ねぎ」、「にんじん」を「乱切り」する
必要があることがわかる。 【0058】続いて、CPU200は、上記ステップS
324で得た材料構成テーブルから下処理の必要な材料
を抽出する(S326)。上記の例では、「じゃがい
も」、「玉ねぎ」、「にんじん」が抽出される。 【0059】続いて、CPU200は、同じ材料で同じ
下処理をするものをまとめて合計所要量を求める(S3
28)。 【0060】続いて、プリンタ212は、図23に示す
ような下処理指示書46を印刷する。この例では、じゃ
がいも8800g(=60g×120+80g×20)
を乱切りし、玉ねぎ8400g(=60g×120+6
0g×20)を乱切りし、にんじん2800g(=20
g×120+20g×20)を乱切りする必要があるこ
とがわかる。この下処理指示書46に従って、下処理担
当の作業者は各種材料を必要量だけ下処理することにな
る。 【0061】上記下処理の工程においては、HACCP
(ハセップ)に従って衛生管理を行なうのが望ましい。
衛生管理データベース224には、下処理の各種工程に
応じて衛生管理に必要なチェック項目が予め登録されて
いる。CPU200は、料理マスタファイル222に登
録されている下処理に応じたチェック項目を衛生管理デ
ータベース224から抽出して下処理マスタファイル5
2を作成する。プリンタ212はまた、下処理指示書4
6に対応する衛生管理チェックリスト48を印刷する。 【0062】さらに、副食の調理を指示するために、C
PU200はまず、喫食データET2を検索して食種ご
と形態ごとに食数を算出する(S340)。たとえば図
24に示すような喫食データET2が得られていた場
合、上記ステップS340の結果、図25に示すような
形態別食数テーブルFTが得られる。この例では、「通
常形態」の必要数は合計300食であり、そのうちたと
えば「常食」の必要数は80食である。なお、禁止食
品、制限、特記事項がある喫食データはこの形態別食数
テーブルFTに算入しない。 【0063】続いて、CPU200は上記ステップS3
22と同様に、献立マスタファイル220を検索して各
食種の具体的な料理内容を特定する(S342)。プリ
ンタ212は、ここで得た料理データに基づいて図26
に示すような厨房用食種別献立表54を印刷する。この
食種別献立表54には、病院の職員用の食事である「職
員食」も表示されている。このように食事は、入院患者
に提供されるだけでなく、病院の職員にも提供される場
合がある。 【0064】続いて、CPU200は、料理マスタファ
イル222を検索して上記ステップS342で特定した
料理の調理方法を特定し、同じ調理方法のものをまとめ
る(S344)。この結果に従って、プリンタ212は
調理指示書56を印刷する。図26に示した献立の場
合、「職員食」、「常食」、「心臓食」用の「カレーラ
イス」は同じ方法で調理することができるから図27に
示すような調理指示書56が出力される。調理担当の作
業者は、この調理指示書56に従って515食のカレー
ライスをまとめて調理することになる。 【0065】また、「産科食」用の「カレーライス」に
ついては図28に示すような調理指示書56が出力され
る。調理担当の作業者は、この調理指示書56に従って
120食の産科食用カレーライスをまとめて調理するこ
とになる。 【0066】また、「妊娠中毒症食」用の「肉じゃが」
については図29に示すような調理指示書56が出力さ
れる。調理担当の作業者は、この調理指示書56に従っ
て20食の妊娠中毒症食用肉じゃがをまとめて調理する
ことになる。 【0067】なお、上記ステップS340で対象外とし
た禁止食品、制限、特記事項がある喫食データについて
は、プリンタ212が個別に条件付き調理指示書58を
印刷する。調理担当の作業者は、この条件付き調理指示
書58に従って「卵抜き」、「低塩分」、「低カロリ
ー」などの料理を作ることになる。 【0068】上記調理の工程においても下処理の工程と
同様に、HACCP(ハセップ)に従って衛生管理を行
なうのが望ましい。CPU200は、料理マスタファイ
ル222に登録されている調理に応じたチェック項目を
衛生管理データベース224から抽出し、これに応じて
プリンタ212は調理指示書56に対応する衛生管理チ
ェックリスト48を印刷する。 【0069】続いて図30を参照して、CPU200は
盛付けの指示を出力する。具体的には、CPU200は
食事箋マスタファイル218を検索して入力された喫食
日時の喫食データET1を再び抽出する(S26)。し
たがって、図10に示した喫食データET1と同じもの
が再び得られる。 【0070】続いて、CPU200は、この喫食データ
ET1を配送経路マスタファイルDRを参照して、配送
経路、病院、病棟、病室、患者名の順序で並べ替える
(S360)。配送経路マスタファイルDRには、注文
を受けた病院の場所に応じて食事を配送する効率的な経
路が予め登録されている。たとえば「北病院」の次に
「南病院」に食事を配送する場合、CPU200は喫食
データET1から「北病院」の喫食データを選択し、そ
の次に「南病院」の喫食データを選択する。次に、同じ
病棟を選択し、その次に同じ病室を選択し、さらにその
次に同じ病室を選択する。上記ステップS360の結
果、喫食データET3が得られる。 【0071】続いて、プリンタ212は、喫食データE
T3に基づいて各患者の食事内容を示す盛付け指示書6
0を印刷する(S362)。たとえば図10に示すよう
な喫食データの場合、「北病院」用に図31に示すよう
な盛付け指示書60が出力され、「南病院」用に図32
に示すような盛付け指示書60が出力される。 【0072】このステップS362において、CPU2
00は、献立マスタファイル220から該当日時の献立
を検索し、プリンタ212が各食種の献立を印刷する。
盛付け担当の作業者は、この盛付け指示書60に従って
各患者の料理をトレイ(図示せず)に盛付ける。 【0073】また、プリンタ212は、盛付け指示書6
0と同じ並びで食札62を印刷する(S364)。たと
えば図32に示したP氏の場合、図33に示すような食
札62が印刷される。この食札62には、病院名、病
棟、病室、患者名の他、食事の内容が併せて表示されて
いる。したがって、患者は食札62を見て自分の病状に
適した食事であることを確認することができる。 【0074】続いて、プリンタ212は、喫食データE
T3に基づいてカートリスト64を印刷する(S36
6)。カートリスト64は、各クックチルカート65に
積み込むべき料理を示すものである。 【0075】たとえば図32に示した例の場合、図34
に示すようなカートリスト64が出力される。クックチ
ルカートには通常20枚程度のトレイを積み込むことが
できるが、この例ではP氏とS氏は南病院の11号棟に
入院しており、Q氏とR氏は南病院の12号棟に入院し
ているから、彼らの食事は2台のクックチルカート65
に分けて積み込む。積み込み担当の作業者は、このよう
なカートリスト64に従って料理を盛付けたトレイをク
ックチルカート65に積み込むことになる。 【0076】クックチルカート65は、所定時間に冷蔵
モードから加熱モードに切替わるようにセットすること
が可能なタイマを備える。このタイマは、ヒータが起動
する所望の時刻を設定するようにしてもよく、タイマセ
ットからヒータ起動までの所望の時間を設定するように
してもよい。積み込み担当の作業者は、料理を盛付けた
トレイを冷蔵モードのクックチルカート65に積み込
み、このときタイマをセットする。 【0077】続いて、CPU200は、配送経路マスタ
ファイルDRを検索し、その検索結果に従ってプリンタ
212は配送指示書66を印刷する(S368)。配送
指示書66は、クックチルカート65を配送する病院の
順序と、各病院に配送するクックチルカート65の数と
を示すもので、たとえば図35に示されるようなものが
出力される。配送担当のトラック運転手は、この配送指
示書66に従ってクックチルカート65を各病院に配送
する。 【0078】最後に、CPU200は、処理を終えた食
事箋データを食事箋マスタファイル218から削除する
とともに、その履歴を食事箋履歴データベース68に保
存する(S370)。 【0079】各病院12は、配送された料理を患者に配
膳する。配膳の30分ぐらい前にはタイマが働き、クッ
クチルカート65は冷蔵モードから加熱モードに切替わ
るので、患者は暖かい料理を食することができる。 【0080】上記実施の形態によれば、同じ種類の主食
をまとめて製造することができ、また、多種多様の料理
を同じ下処理方法ごと同じ調理方法ごとにまとめて製造
することができ、しかもその製造した料理を同じ病院ご
とにまとめて配送することができる。したがって、完全
院外調理において多数の病院から注文を受けても多種多
様の料理を効率的に製造して各病院の各患者に正確に供
給することができる。 【0081】なお、上記実施の形態ではインターネット
14を通じて食事箋を各病院から給食業者に送信してい
るが、具体的には、食事箋データをパソコン等からFT
P(ファイル転送プロトコル)によってFTPサーバに
送信すればよい。また、携帯端末、携帯電話などを用い
て電子メールを送信してもよいし、ASP(アクティブ
・サーバ・ページ)やCGI(コモン・ゲートウェイ・
インターフェース)などによるウェブページ、パソコン
通信、専用線や公衆回線による通信、その他有線や無線
による通信を利用してもよい。 【0082】また、患者が複数のメニューから好みの献
立を選ぶ選択食メニューの場合は、選択された献立を示
す番号等の識別情報を食事箋データに付加することによ
り、効率的に料理を製造して各病院の各患者に正確に供
給することができる。 【0083】上記実施の形態では、主として製造から配
送までの工程について述べたが、製造に先立ち材料を発
注する工程においても食事箋マスタファイル218から
指定された日の喫食データを抽出し、同一献立ごとの食
数を計算して既存の発注仕入システムに喫食データを引
渡すことにより、発注仕入システムにおいて改めて製造
予定の食数を計算して入力する手間を省くことができ
る。 【0084】また、病院ごとに契約で定められた単価と
実施食数を掛け合わせて代金を請求しなければならない
が、出荷される数量を既存の販売管理システムに引渡す
ことにより、販売管理システムにおいて改めて実施食数
を入力する手間を省くことができる。 【0085】さらに、食事箋マスタファイル218から
導き出された病院ごと食種ごとの実施食数を既存の栄養
管理システムに引渡すことにより、消費日計表等の栄養
管理帳票を自動的に作成することができる。 【0086】また、この発明において記憶媒体とは上記
CD−ROM16,18のほか、FD、DVD、RO
M、RAM、さらにインターネットサービスプロバイダ
のサーバがある。上記院外調理管理プログラムや給食発
注プログラムは、インターネットを通じて配信されるこ
ともある。 【0087】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】院外調理の全体構成を示す概念図である。
【図2】図1中の給食業者のところに設置される院外調
理管理システムの全体構成を示すブロック図である。 【図3】図1中の各病院に配置される給食発注端末の全
体構成を示すブロック図である。 【図4】図2に示した院外調理管理システムおよび図3
に示した給食発注端末の動作を示すフローチャートであ
る。 【図5】図4において病院から給食業者に送信される食
事箋トランザクションのレコード構成を示す図である。 【図6】図5に示した食事箋トランザクションのデータ
区分を説明するための図である。 【図7】図2に示した食事箋マスタファイルの一例を示
す図である。 【図8】図4において病院から給食業者に送信された食
事箋トランザクションの一例を示す図である。 【図9】図7に示した食事箋マスタファイルが図8に示
した食事箋トランザクションファイルで更新された場合
の食事箋マスタファイルを示す図である。 【図10】図4に示した喫食データの一例を示す図であ
る。 【図11】図4に続くフローチャートである。 【図12】図11に示した喫食データの一例を示す図で
ある。 【図13】図11に示したステップS300で得られる
主食区分別食数テーブルを示す図である。 【図14】図11に示した主食量テーブルを示す図であ
る。 【図15】図11に示したステップS302で得られる
主食区分別製造量テーブルを示す図である。 【図16】図11に示した主食製造指示書の一例を示す
図である。 【図17】図11に示したステップS328で得られる
食種別食数テーブルを示す図である。 【図18】図11に示した献立マスタファイルの構成を
示す図である。 【図19】図11に示したステップS322で得られる
料理構成テーブルを示す図である。 【図20】図11に示した料理マスタファイルの構成を
示す図である。 【図21】図11に示したステップS324で得られる
材料構成テーブルの一例を示す図である。 【図22】図11に示したステップS324で得られる
材料構成テーブルの他の例を示す図である。 【図23】図11に示した下処理指示書の一例を示す図
である。 【図24】図11に示した喫食データの一例を示す図で
ある。 【図25】図11に示したステップS340で得られる
形態別食数テーブルの一例を示す図である。 【図26】図11に示した厨房用食種別献立表の一例を
示す図である。 【図27】図11に示した調理指示書の一例を示す図で
ある。 【図28】図11に示した調理指示書の他の例を示す図
である。 【図29】図11に示した調理指示書のさらに他の例を
示す図である。 【図30】図11に続くフローチャートである。 【図31】図30に示した盛付け指示書の一例を示す図
である。 【図32】図30に示した盛付け指示書の他の例を示す
図である。 【図33】図30に示した食札の一例を示す図である。 【図34】図30に示したカートリストの一例を示す図
である。 【図35】図30に示した配送指示書の一例を示す図で
ある。 【符号の説明】 10 給食業者 12 病院 14 インターネット 20 院外調理管理システム 30 給食発注端末 46 下処理指示書 56 調理指示書 60 盛付け指示書 64 カートリスト 65 クックチルカート 66 配送指示書
理管理システムの全体構成を示すブロック図である。 【図3】図1中の各病院に配置される給食発注端末の全
体構成を示すブロック図である。 【図4】図2に示した院外調理管理システムおよび図3
に示した給食発注端末の動作を示すフローチャートであ
る。 【図5】図4において病院から給食業者に送信される食
事箋トランザクションのレコード構成を示す図である。 【図6】図5に示した食事箋トランザクションのデータ
区分を説明するための図である。 【図7】図2に示した食事箋マスタファイルの一例を示
す図である。 【図8】図4において病院から給食業者に送信された食
事箋トランザクションの一例を示す図である。 【図9】図7に示した食事箋マスタファイルが図8に示
した食事箋トランザクションファイルで更新された場合
の食事箋マスタファイルを示す図である。 【図10】図4に示した喫食データの一例を示す図であ
る。 【図11】図4に続くフローチャートである。 【図12】図11に示した喫食データの一例を示す図で
ある。 【図13】図11に示したステップS300で得られる
主食区分別食数テーブルを示す図である。 【図14】図11に示した主食量テーブルを示す図であ
る。 【図15】図11に示したステップS302で得られる
主食区分別製造量テーブルを示す図である。 【図16】図11に示した主食製造指示書の一例を示す
図である。 【図17】図11に示したステップS328で得られる
食種別食数テーブルを示す図である。 【図18】図11に示した献立マスタファイルの構成を
示す図である。 【図19】図11に示したステップS322で得られる
料理構成テーブルを示す図である。 【図20】図11に示した料理マスタファイルの構成を
示す図である。 【図21】図11に示したステップS324で得られる
材料構成テーブルの一例を示す図である。 【図22】図11に示したステップS324で得られる
材料構成テーブルの他の例を示す図である。 【図23】図11に示した下処理指示書の一例を示す図
である。 【図24】図11に示した喫食データの一例を示す図で
ある。 【図25】図11に示したステップS340で得られる
形態別食数テーブルの一例を示す図である。 【図26】図11に示した厨房用食種別献立表の一例を
示す図である。 【図27】図11に示した調理指示書の一例を示す図で
ある。 【図28】図11に示した調理指示書の他の例を示す図
である。 【図29】図11に示した調理指示書のさらに他の例を
示す図である。 【図30】図11に続くフローチャートである。 【図31】図30に示した盛付け指示書の一例を示す図
である。 【図32】図30に示した盛付け指示書の他の例を示す
図である。 【図33】図30に示した食札の一例を示す図である。 【図34】図30に示したカートリストの一例を示す図
である。 【図35】図30に示した配送指示書の一例を示す図で
ある。 【符号の説明】 10 給食業者 12 病院 14 インターネット 20 院外調理管理システム 30 給食発注端末 46 下処理指示書 56 調理指示書 60 盛付け指示書 64 カートリスト 65 クックチルカート 66 配送指示書
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 所定時間に冷蔵モードから加熱モードに
切替わるようにセットすることが可能なタイマを備えた
カートを用いた院外調理方法であって、 病院から受けた注文に応じて料理の下処理をする工程
と、 前記下処理済みの食材を調理する工程と、 前記調理済みの料理をトレイに盛付ける工程と、 前記料理を盛付けたトレイを前記冷蔵モードのカートに
積載して前記タイマをセットする工程と、 前記トレイを積載したカートを前記病院に配送する工程
とを含む、院外調理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002191750A JP2003018966A (ja) | 2000-05-22 | 2002-07-01 | 院外調理方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000149680 | 2000-05-22 | ||
| JP2000-149680 | 2000-05-22 | ||
| JP2002191750A JP2003018966A (ja) | 2000-05-22 | 2002-07-01 | 院外調理方法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001587295A Division JP3389579B2 (ja) | 2000-05-22 | 2001-05-18 | 院外調理管理方法およびそのシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003018966A true JP2003018966A (ja) | 2003-01-21 |
Family
ID=26592308
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002191750A Pending JP2003018966A (ja) | 2000-05-22 | 2002-07-01 | 院外調理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003018966A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005174159A (ja) * | 2003-12-15 | 2005-06-30 | Koei Computer System:Kk | 献立作成プログラム及び当該献立作成プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体、並びに献立作成装置 |
| JP2018108292A (ja) * | 2017-01-05 | 2018-07-12 | 株式会社エージーピー | 配膳カートへの配膳トレイ収納方法 |
| WO2022224983A1 (ja) * | 2021-04-20 | 2022-10-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 献立振り分け装置及びこれを用いた配膳準備システム |
-
2002
- 2002-07-01 JP JP2002191750A patent/JP2003018966A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005174159A (ja) * | 2003-12-15 | 2005-06-30 | Koei Computer System:Kk | 献立作成プログラム及び当該献立作成プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体、並びに献立作成装置 |
| JP2018108292A (ja) * | 2017-01-05 | 2018-07-12 | 株式会社エージーピー | 配膳カートへの配膳トレイ収納方法 |
| WO2022224983A1 (ja) * | 2021-04-20 | 2022-10-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 献立振り分け装置及びこれを用いた配膳準備システム |
| JPWO2022224983A1 (ja) * | 2021-04-20 | 2022-10-27 |
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