前記課題を解決するためになされた第1の発明は、複数の献立をそれぞれ構成する複数の料理を組み合わせることにより、前記各献立に応じた料理セットを準備する献立準備システムであって、注文情報に基づき、前記複数の献立を準備する順序に応じた献立準備指示を送出する献立準備指示装置と、前記献立が準備される献立準備場に設けられ、前記複数の料理を収容し、かつ前記献立準備指示に従って選択された料理を順次自動で排出する自動排出棚と、前記自動排出棚から排出された料理をライン作業用コンベアに向けて運搬する、複数の料理運搬用コンベアと、指示された献立内容の組み合わせで前記複数の料理運搬用コンベアから順次到着した料理を運ぶライン作業用コンベアと、を備え、前記複数の料理運搬用コンベアは、それぞれの下流端に前記献立に従って組み合わされるべき前記複数の料理を同じタイミングで位置させるように前記各料理を運搬する、構成とする。
これによると、献立準備システムは、献立準備指示に従って選択された料理を順次自動で排出する自動排出棚と、自動排出棚から排出された複数の料理を運ぶライン作業用コンベアとを備えるため、複数の献立をそれぞれ構成する複数の料理を組み合わせるための作業効率を高めることができる。また、自動排出棚から排出された複数の料理を、ライン作業用コンベアに運搬可能に配置する作業を効率化することができる。
また、第2の発明は、前記献立準備指示装置は、前記複数の献立をそれらの発注元毎にまとめて準備する順序に応じた前記献立準備指示を送出する構成とする。
これによると、複数の献立がそれらの発注元毎にまとめて準備されるため、準備が完了した各献立に応じた料理セットの出荷作業を効率化することができる。
また、第3の発明は、前記ライン作業用コンベアによって運ばれた前記複数の料理は、それぞれ組み合わされた状態で複数の出荷用カートに収容され、前記献立準備指示装置は、前記複数の献立をそれらに対応する前記出荷用カート毎にまとめて準備する順序に応じた前記献立準備指示を送出する構成とする。
これによると、複数の献立がそれらの出荷用カート毎にまとめて準備されるため、準備が完了した各献立に応じた料理セットの出荷作業を効率化することができる。
また、第4の発明は、前記献立準備指示装置は、前記出荷用カートの優先順位に従って、前記複数の献立を前記出荷用カート毎にまとめて準備する前記順序を設定する構成とする。
これによると、出荷用カートの優先順位に従って複数の献立を準備する順序が設定されるため、料理セットの出荷作業をより効率化することができる。
また、第5の発明は、前記献立準備指示装置は、前記複数の献立の種別に従って、前記複数の献立を準備する順序を設定し、その順序に応じた前記献立準備指示を送出する構成とする。
これによると、複数の献立がそれらの種別に従ってまとめて準備されるため、料理セットの出荷作業をより効率化することができる。
また、第6の発明は、前記献立に従って組み合わせた状態の前記複数の料理が載置されるトレイを、前記献立準備指示に従って前記ライン作業用コンベアに順次供給するトレイ供給機を更に備え、前記献立準備指示には、前記ライン作業用コンベアに排出される前記各トレイの向きが含まれる構成とする。
これによると、自動排出棚から排出された複数の料理を、ライン作業用コンベアによって運ばれるトレイの各料理載置エリアに配置する作業を効率化することができる。
また、第7の発明は、前記献立準備場には、前記複数の料理運搬用コンベアによって運搬される前記複数の料理を、前記献立に従って組み合わせた状態で前記ライン作業用コンベアに配置するための第1料理配置作業が行われる第1料理配置スペースが設けられ、前記第1料理配置スペースにおける前記第1料理配置作業に関する作業指示情報を前記献立準備指示に従って出力する第1情報出力装置を更に備える構成とする。
これによると、第1料理配置作業を行う作業者は、作業指示情報に基づきライン作業用コンベアに複数の料理を配置する作業を適切に実施することができる。
また、第8の発明は、前記献立準備場には、前記第1料理配置作業によって前記ライン作業用コンベアに配置された前記複数の料理に対し、前記献立に従って他の料理を追加するための第2料理配置作業が行われる第2料理配置スペースが設けられ、前記第2料理配置スペースは、前記第1料理配置スペースから前記ライン作業用コンベアの下流に向けて移動した位置に配置され、前記第2料理配置スペースにおける前記第2料理配置作業に関する作業指示情報を出力する第2情報出力装置を更に備える構成とする。
これによると、第2料理配置作業を行う作業者は、作業指示情報に基づきライン作業用コンベアによって運搬される複数の料理に他の料理を追加する作業を適切に実施することができる。
また、第9の発明は、前記第1料理配置スペースに設けられ、前記献立準備指示に基づき前記各献立に関する情報を印刷するプリンタと、前記第2料理配置スペースに配置され、印刷された前記情報の内容を読み取る読取り装置と、を更に備え、前記第2情報出力装置は、前記読取り装置によって読み取られた情報を前記作業指示情報として出力する構成とする。
これによると、第2情報出力装置は、第2料理配置作業に関する作業指示情報を、第1料理配置スペースにおいて印刷された各献立に関する情報に従って出力するため、ライン作業用コンベアによって順次運搬される各料理セットに対して必要とされる第1料理配置作業および第2料理配置作業を齟齬なく実行することができる。
また、第10の発明は、前記献立準備場には、前記ライン作業用コンベアに対し、前記第1料理配置作業によって配置された前記複数の料理および前記第2料理配置作業によって追加された前記他の料理が、前記献立を構成する前記複数の料理と一致しているか否かを判定する判定作業が行われる判定スペースが設けられ、前記判定スペースは、前記第2料理配置スペースから前記ライン作業用コンベアの下流に向けて移動した位置に配置され、前記判定スペースにおける前記判定作業に関する作業指示情報を前記献立準備指示に従って出力する判定用情報入出力装置を更に備える構成とする。
これによると、ライン作業用コンベアにおいて、献立に従って組み合わされた複数の料理を確実に準備することが可能となる。
また、第11の発明は、前記判定用情報入出力装置は、前記判定作業の結果の入力を受け付けるための判定結果入力画面を表示する構成とする。
これによると、判定作業において異常(料理の不一致)が判定された場合でも、判定結果の入力に基づき、判定作業を行う作業者以外の他の作業者が速やかに異常に対応することが可能となる。
また、第12の発明は、前記献立準備場には、前記ライン作業用コンベアの下流端に対応する位置に、前記複数の料理を前記出荷用カートに収容する出荷作業が行われる出荷スペースが設けられ、前記出荷スペースにおける前記出荷作業に関する出荷指示情報を前記献立準備指示に従って出力する出荷用情報出力装置を更に備える構成とする。
これによると、出荷作業を行う作業者は、出荷指示情報に基づき出荷作業を適切に実施することが可能となる。
また、第13の発明は、前記献立準備場には、前記複数の料理を収容した移動式の棚から手作業によって取り出された前記複数の料理が前記献立に従って組み合わされた状態とされる手作業スペースが設けられる構成とする。
これによると、自動排出棚への収容に適さない料理によって構成される献立が注文情報に含まれる場合でも、移動式の棚から手作業によって取り出された料理を容易に組み合わされた状態とすることが可能となる。
また、第14の発明は、前記手作業スペースにおいて、前記第1料理配置作業および前記第2料理配置作業によって前記ライン作業用コンベアに配置された前記複数の料理の組み合わせを修正する作業に関する作業指示情報を出力する修正用情報出力装置を更に備える構成とする。
これによると、複数の料理の組み合わせを修正する作業を行う作業者は、修正指示情報に基づきその修正作業を適切に実施することができる。
以下、本開示の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、実施形態に係る献立準備システム1が院外調理に適用された例を示す構成図である。
献立準備システム1は、複数の病院2(ここでは、病院A-病院C)の入院患者のための食事の提供に関する注文を受け、それらの食事の献立に応じた料理セット(各献立をそれぞれ構成する複数の料理の組み合わせ)を準備する。
献立準備システム1において、注文取得装置11は、各病院2で用いられる注文端末6からインターネット等の通信ネットワーク7を介して送信される注文情報を取得する。注文端末6は、例えばPC(Personal Computer)や携帯電話などの通信機能を有するコンピュータからなる。同様に、注文取得装置11には、PCやサーバなどの通信機能を有するコンピュータが用いられる。
注文情報には、各病院2における複数の入院患者(喫食者)のための献立に関する情報が含まれる。注文情報には、例えば、喫食者の氏名、食種、形態、及び献立等の情報が含まれる。「食種」は、各喫食者の食事に関する献立の名称(種類)を示す。食種は、例えば、喫食者の年齢、性別、及び病状によって決定される。また、食種の決定には、喫食者に必要とされるカロリーや栄養素が考慮される。また、「形態」は、料理に含まれる食材の大きさを示す。形態は、各喫食者が食べやすいように選択される。「献立」には、各喫食者に提供される料理の種類及びそれに属する料理の品目が含まれる。
ここでは、注文情報の献立には、料理の種類として例えば主食、主菜、副菜1、及び副菜2が含まれる。ただし、各献立に含まれる料理の種類は主食、主菜、副菜1、及び副菜2に限定されるものではない。
なお、注文取得装置11による注文情報の取得は、注文端末6との通信によるものに限定されない。例えば、献立準備システム1では、各病院2のスタッフから電話やファクシミリ等によって伝えられた注文の内容が、注文取得装置11に注文情報として入力されてもよい。
また、献立準備システム1において、献立準備指示装置13は、注文取得装置11とデータ連携可能に設けられることにより、注文取得装置11によって取得された注文情報を利用することができる。献立準備指示装置13は、PCやサーバなどの通信機能を有するコンピュータからなる。献立準備指示装置13は、専用回線やLAN(Local Area Network)などによって、注文取得装置11と通信可能に接続される。
また、献立準備指示装置13は、注文情報に基づき、献立準備設備17を構成する装置や機器に対し、複数の献立を準備する順序に応じた献立準備指示(制御命令を含む)をそれぞれ送出することができる。献立準備指示装置13は、専用回線やLANなどによって、献立準備設備17を構成する装置や機器の少なくとも一部と通信可能に接続される。献立準備設備17は、各献立を準備するためのライン作業が行われる献立準備場15(図2参照)に設けられる。
本実施形態では、献立準備場15において取り扱われる複数の料理は、隣接する調理施設(図示せず)から供給される。また、献立準備場15において取り扱われる複数の料理の少なくとも一部は、遠隔地の施設(例えば、図示しない食品加工工場)から供給されてもよい。献立準備場15において準備が完了した各献立に応じた料理セットは、カートに収容された状態で各病院2に対して運搬車等によって運搬される。
なお、献立準備システム1では、注文取得装置11および献立準備指示装置13が1つの装置として構成されてもよい。あるいは、注文取得装置11および献立準備指示装置13の少なくとも一方の機能が、複数の装置が協働することによって実現されてもよい。
献立準備システム1は、院外調理に限らず、食事を提供する任意のシステムに適用可能である。例えば、献立準備システム1は、学校から生徒の食事の献立に関する注文を受けることもできる。また例えば、献立準備システム1は、レストランなどの食事を提供する施設に設けられ、施設の利用客に提供される食事の献立に関する注文を受けることもできる。
本実施形態では、用語「料理」は、主として皿や椀などの食器に盛られた食物を意味する。ただし、「料理」には、紙製または樹脂製の容器で包装された食物(例えば、包装食品)も含まれ得る。また、「料理」には、煮る、焼く、炒めるなどの調理が施されていない状態の食物(例えば、加熱用の鍋に盛られた生肉及び生野菜)も含まれ得る。そのような調理されていない食物は、配膳後に喫食者(すなわち、食事をする者)の食卓上で調理され得る。
また、用語「ライン作業」は、各献立をそれぞれ構成する複数の料理を、各喫食者に配膳可能な状態にする(例えば、各トレイにセット(載置)する)ための一連の作業である。ライン作業において、各料理は、予め設定された所定のラインを流れる(例えば、コンベアによって運搬される。)。用語「作業」は、作業者としての人が行う仕事に限定されず、人の代わりに自動化された機械(例えば、ロボット)が行う仕事も含む。
図2は、実施形態に係る献立準備場15に設けられた献立準備設備17の全体構成を示す模式図である。図3は、実施形態に係るトレイ53およびトレイ供給機51によるトレイ供給方向(排出方向)の説明図である。図4は、プリンタ65によって印刷される食札66の一例を示す説明図である。図5は、第1ディスプレイ71Aに出力される作業指示情報の一例を示す説明図である。図6は、第2ディスプレイ71Bに出力される作業指示情報の一例を示す説明図である。図7は、判定用ディスプレイ71Cに出力される作業指示情報の一例を示す説明図である。図8は、手作業用ディスプレイ71Eに出力される作業指示情報の一例を示す説明図である。
図2では、献立準備設備17は、一部の構成要素(ディスプレイ等)を除いて概ね平面視として示されている。以下の説明では、献立準備システム1における前後方向および左右方向は、図2に十字に示した矢印の方向に従う。
図2に示すように、献立準備設備17は、複数の料理を収容し、それらの料理を順次自動で排出する自動排出棚21A-21Dを備える。自動排出棚21A-21Dには、それぞれ同種の料理が収容される。本実施形態では、自動排出棚21A-21Dには、各献立を構成する各種(ここでは、4種類)の料理22A-22Dとして、それぞれ主食、主菜、副菜1、及び副菜2がそれぞれ収容される。自動排出棚21A-21Dから排出される料理22A-22Dおよびその排出タイミングは、献立準備指示装置13からの献立準備指示に基づき決定される。自動排出棚21A-21Dに対する献立準備指示には、各料理の排出順序に関する情報が含まれる。通常は、献立準備指示に基づき、同じ献立を構成する各料理が自動排出棚21A-21Dから同時に排出される。なお、自動排出棚は、必ずしも複数設けられる必要はない。また、1つの自動排出棚には、同種の料理(例えば、主菜)に限らず、複数の種類の料理(例えば、主菜と副菜1)が収容されてもよい。
以下、自動排出棚21A-21Dを特に区別する必要がない場合には、「自動排出棚21」と総称して説明する。また、料理22A-22Dを特に区別する必要がない場合には、「料理22」と総称して説明する。
料理22A-22Dは、それぞれ複数の異なる品目の料理を含む。さらに、それらの品目については、食材の形状や重量が互いに異なる場合がある。料理22Aとしての主食には、例えば、米、パン、もち、うどん、そば、又はパスタなど、炭水化物を主成分とする食材を用いた品目が含まれる。料理22Bとしての主菜には、例えば、魚、肉、大豆製品、又は卵など、主にタンパク質や脂質の供給源となる食材を用いた品目が含まれる。料理22C、22Dとしての副菜1、2には、例えば、野菜、きのこ、又は海藻類など、ビタミン、ミネラル、及び食物繊維の供給源となる食材を用いた品目が含まれる。なお、各献立には、主食、主菜、副菜1、及び副菜2以外の食品(例えば、デザート、飲料)が含まれ得る。
自動排出棚21の近傍には、排出棚用ディスプレイ23が設けられている。また、自動排出棚21の後方に設定される作業スペースには、自動排出棚21に関する作業を担当する排出棚作業者25が配置される。排出棚用ディスプレイ23は、献立準備設備17からの献立準備指示に含まれる作業指示情報を出力(表示)する。この作業指示情報は、それぞれの排出棚作業者25が行うべき自動排出棚21への料理22の補給作業に関する情報(例えば、各料理の投入順序または投入タイミングの情報)を含む。各排出棚作業者25は、自身に向けられた作業指示情報に従って、料理22を自動排出棚21に対して適切に投入することができる。
自動排出棚21は、投入された料理22を収容する棚本体31を有する。また、自動排出棚21は、棚本体31の前方に配置され、かつ自動排出棚21から排出すべき1つの料理を選択する料理選択機構32を有する。さらに、自動排出棚21には、料理選択機構32の前端から前方に延出するように配置された料理排出路35が付設されている。
棚本体31には、複数の料理シューター31A(料理収容通路)が設けられ、料理の品目毎にそれぞれ所定数の料理シューター31Aが割り当てられる。例えば、棚本体31には、複数の料理シューター31Aが側面視において上下方向および左右方向にそれぞれマトリックス状に配置される。棚本体31に収容された複数の料理22は、各料理シューター31Aにおいてそれぞれ前後方向に列をなすように並べられ、料理シューター31Aの前端に位置する1つの料理が排出されるタイミングで順次前方に移動する。料理選択機構32は、それらの料理シューター31Aの前端まで移動した料理の中から、献立準備指示に基づき1つの料理を選択し、それを料理排出路35に排出する。献立準備設備17から自動排出棚21に対して送出される献立準備指示には、各料理22の排出順序の情報が含まれる。
料理排出路35は、図示しない移動機構(例えば、ベルトコンベア)を有しており、料理排出路35に排出された料理は、その移動機構によって料理排出路35の前端まで移動する。ただし、料理排出路35は、移動機構として、前方に向かって下向きに傾斜する料理搬送用の傾斜路を有してもよい。これにより、料理排出路35に排出された料理は、自重によって傾斜路(すなわち、料理排出路35)の前端まで移動(滑動)可能となる。
献立準備設備17は、自動排出棚21から排出された複数の料理22を、献立に従って組み合わされた状態で運ぶライン作業用コンベア41を備える。また、自動排出棚21とライン作業用コンベア41との間には、自動排出棚21から排出された料理22を、ライン作業用コンベア41に向けて順次運搬する補助運搬装置43が設けられている。
補助運搬装置43には、左右方向に延在し、かつ自動排出棚21A、21Bから排出された料理を右方向に運搬する補助コンベア45が含まれる。補助コンベア45は、自動排出棚21A、21Bの料理排出路35の下流端に接続される。補助コンベア45に供給された料理22A、22Bは、右側に位置する下流端に向けて順次運搬される。同様に、補助運搬装置43には、左右方向に延在し、かつ自動排出棚21C、21Dから排出された料理を左方向に運搬する補助コンベア46が含まれる。補助コンベア46は、自動排出棚21C、21Dの料理排出路35の下流端に接続される。補助コンベア46に供給された料理22C、22Dは、左側に位置する下流端に向けて順次運搬される。自動排出棚21A-21Dは、補助コンベア45、46の間欠移動の動作に同期して、規定料理間隔が維持されるように、それぞれ各料理を所定のタイミングで各料理を料理排出路35から排出する。
また、補助運搬装置43には、前後方向に延在し、かつ補助コンベア45の下流端から供給される料理を前方に運搬する2つの連結コンベア47A、47B(料理運搬用コンベア)が含まれる。連結コンベア47A、47Bは、互いに略平行に配置された補助コンベア45とライン作業用コンベア41とを連結するように、それらの間に配置される。連結コンベア47A、47Bに供給された料理22A、22Bは、前側に位置する下流端に向けて順次運搬される。
同様に、補助運搬装置43には、後方向に延在し、かつ補助コンベア46の下流端から供給される料理を前方に運搬する2つの連結コンベア47C、47D(料理運搬用コンベア)が含まれる。連結コンベア47C、47Dは、互いに略平行に配置された補助コンベア46とライン作業用コンベア41とを連結するように、それらの間に配置される。連結コンベア47C、47Dに供給された料理22C、22Dは、前側に位置する下流端に向けて順次運搬される。
ライン作業用コンベア41は、連結コンベア47A-47Dによって運ばれた料理22A-22Dをその下流端に向けて順次運搬する。より詳細には、ライン作業用コンベア41は、複数の料理が載置されたトレイ53を右側(上流側)から左側(下流側)へと順次運搬する。ライン作業用コンベア41の上流端には、トレイ供給機51が付設されている。
トレイ供給機51は、料理22を載置するための複数のトレイ53を積載した状態で収容可能であり、それら収容したトレイ53をライン作業用コンベア41に順次(すなわち、1枚ずつ)供給するスカラロボット55を備える。
図3(A)、(B)に示すように、トレイ53は、例えば互いに異なる面積を有する複数(ここでは、2つ)の料理載置エリア53A、53Bを画定する仕切り57を備える。第1の料理載置エリア53Aは、第2の料理載置エリア53Bよりも広い面積を有する。本実施形態では、トレイ53における下流側のエリアには、暖かい料理(例えば、加熱調理された料理)が載置され、また、トレイ53における上流側のエリアには、冷たい料理(例えば、常温または冷蔵庫等によって冷やされた料理)が載置される。つまり、図2に示すように、第1の料理載置エリア53Aが下流側に配置される(すなわち、第2の料理載置エリア53Bが上流側に配置される)向きでトレイ53がトレイ供給機51からライン作業用コンベア41に供給された場合、その後のライン作業によって、第1の料理載置エリア53Aには、暖かい料理(この場合、冷たい料理よりも大きな載置スペースを必要とする)が載置され、第2の料理載置エリア53Bには、冷たい料理(この場合、暖かい料理よりも小さな載置スペースを必要とする)が載置される。一方、第1の料理載置エリア53Aが上流側に配置される向きでトレイ53がトレイ供給機51から供給された場合には、その後のライン作業によって、第2の料理載置エリア53Bには、暖かい料理(この場合、冷たい料理よりも小さな載置スペースを必要とする)が載置され、第1の料理載置エリア53Aには、冷たい料理(この場合、暖かい料理よりも大きな載置スペースを必要とする)が載置される。ただし、上述の例に限定されず、トレイ53における下流側のエリアに冷たい料理が載置され、トレイ53における上流側のエリアに暖かい料理が載置されてもよい。また、本実施形態では、仕切り57によって画定される複数の料理載置エリアの面積の大小関係によってトレイ53の向きが定められるが、トレイ53はそのような構成には限定されない。例えば、トレイ53が、1つの料理載置エリアを有し、トレイ53に設けられた目印(例えば、方向を示すために用いられる文字、記号、図形、模様などのうちの少なくとも1つ)によってトレイの向きが定められてもよい。その場合、例えば、暖かい料理および冷たい料理が、トレイ53の1つの料理載置エリアにおける上流側部分と下流側部分とに分離して配置され得る。
スカラロボット55は、各トレイ53を供給するにあたり、トレイ53の第1の料理載置エリア53Aをライン作業用コンベア41の下流側(図2の左側)に向ける第1の配置(図3(A)参照)と、第2の料理載置エリア53Bをライン作業用コンベア41の下流側(図2の左側)に向ける第2の配置(図3(B)参照)と、を献立準備指示装置13からの献立準備指示に基づき適宜選択することが可能である。トレイ供給機51に対する献立準備指示には、ライン作業用コンベア41に排出される各トレイ53の向き(第1の配置および第2の配置のいずれか)の情報が含まれる。各トレイ53の向きは、ライン作業用コンベア41を運搬される各トレイに対して後に作業者が料理22を載置する際に、その作業をしやすいように設定されている。また、トレイ供給機51からの各トレイ53の排出順序(すなわち、第1の配置および第2の配置の順序)は、それらに載置されるべき献立を構成する複数の料理の自動排出棚21A-21Dからの排出順序と対応づけられている。
トレイ供給機51の下流側(図2の左側)におけるライン作業用コンベア41の周辺には、第1料理配置スペース61が設けられる。第1料理配置スペース61では、料理配置作業者63A、63Bが、複数の料理22A-22Dを、献立に従って組み合わせるために、ライン作業用コンベア上の対応するトレイ53に配置する作業(以下、第1料理配置作業という。)を行う。
料理配置作業者63A、63Bは、必要に応じてライン作業用コンベア41の起動および停止の操作を行うことができる。あるいは、ライン作業用コンベア41は、献立準備設備17からの献立準備指示に基づき起動および停止する構成であってもよい。
本実施形態では、献立をそれぞれ構成する複数の料理が各トレイ53に載置されることにより、各献立を構成する複数の料理が組み合わされる。各トレイ53に配置される料理の組み合わせは、同じ献立を構成する場合がある(すなわち、複数のトレイ53に同一の料理セットが載置される場合がある。)。ただし、料理の組み合わせには、必ずしもトレイが用いられる必要はなく、他の入れ物(例えば、カゴや袋)が用いられてもよい。
例えば、料理配置作業者63Bは、連結コンベア47C、47Dによって運搬された料理27C、27Dをトレイ53の第2の料理載置エリア53Bに載置することができる。その後、料理配置作業者63Aは、連結コンベア47A、47Bによって運搬された料理27A、27Bをトレイ53の第1の料理載置エリア53Aに載置することができる。このとき、連結コンベア47A-47Dは、献立に従って互いに組み合わされるべき複数の料理を、それぞれの下流端(すなわち、料理配置作業者63A、63Bの目前)に同時に位置させるように各料理を運搬する。これは、第1料理配置作業によって組み合わされるべき複数の料理が、献立準備指示に基づき、各自動排出棚21A-21Dから同一の順序で(または同一のタイミングで)排出されることによって実現される。これにより、料理配置作業者63A、63Bによる第1料理配置作業が効率化される。
第1料理配置スペース61には、献立準備指示に基づき、各トレイ53に対応する食札66(すなわち、各喫食者に対応する献立に関する情報)を印刷するプリンタ65が設置される。食札66には、例えば図4に示すように、発注元(病院A)、喫食者の居所(3F、301号室)、日付(2月5日)、食事のタイミング(昼食)、喫食者(山田○○)、献立の種別(心高食A)、食材の形態(一口大)、主食(米飯300g)、主菜(エビと野菜の卵とじ)、副菜1(チンゲン菜のピーナツ仕立て)、副菜2(大根の千切り煮)、他の料理(味噌汁、パイナップル、洋梨缶)、及び喫食者のアレルギー(サバアレルギー)などの情報が含まれる。また、食札66には、それらの情報(表示情報)のデータに対応するバーコード68も含まれる。料理配置作業者63Bは、プリンタ65によって印刷された食札66を、対応するトレイ53上(またはトレイ53の近傍)に配置する。
また、第1料理配置スペース61には、献立準備設備17からの献立準備指示に含まれる情報を、料理配置作業者63A、63Bに向けた第1料理配置作業に関する作業指示情報として出力(表示)する第1ディスプレイ71A(第1情報出力装置)が設置される。
第1ディスプレイ71Aに表示される作業指示情報には、例えば図5に示すように、作業対象のトレイ(配膳中トレイ)に載置される料理について、日付(2020/9/25朝)、収容されるカートの番号(No.101)、発注元(病院A)、献立の種別(心高食A)、主食、主菜、副菜の温度(温または冷)が含まれる。また、表示される作業指示情報には、次に作業対象となるトレイ(次トレイ)に載置される料理についても、収容されるカートの番号(No.101)、発注元(病院A)、献立の種別(心高食A)、主食、主菜、副菜1、2の温度(温(暖かい料理)または冷(冷たい料理))が含まれる。また、表示される作業指示情報には、対応するカートの状況(終了予定時刻が15:20、収容されるべき残りのトレイ数が8)、ライン作業用コンベア41によってこれから運搬されてくる各トレイ53の向きの情報(トレイの向きを示すアイコン)、トレイ53の料理載置エリア53A、53Bの温度(温または冷)の情報、トレイ供給機51におけるトレイの残数(5枚)およびトレイがなくなるまでの時間(3分)の情報が含まれる。さらに、表示される作業指示情報の画面には、プリンタ65が正常に稼働しているか否かの情報(正常)、及び食札66を再印刷するための操作ボタン(食札 再印刷)も表示される。なお、第1ディスプレイ71Aに表示される作業指示情報は、図5に示したものには限定されない。
第1料理配置スペース61の下流側(図2の左側)におけるライン作業用コンベア41の周辺には、第2料理配置スペース81が設けられる。第2料理配置スペース81では、料理配置作業者63C-63Eが、第1料理配置作業によって各トレイ53に配置された複数の料理に対し、献立に従って他の料理を追加する作業(以下、第2料理配置作業という。)を行う。第2料理配置作業では、主食、主菜、副菜1、及び副菜2以外の付加的な料理(例えば、デザート、飲料)やカトラリーがトレイ53に載置され得る。
第2料理配置スペース81には、各トレイ53に対応する食札66に付されたバーコード68(図4参照)の情報を読み取るバーコードリーダ83(読取り装置)が設置されている。バーコードリーダ83によって読み取られた食札66の情報は、献立準備指示装置13に送られる。
また、第2料理配置スペース81には、料理配置作業者63C-63Eに向けた第2料理配置作業に関する作業指示情報を、出力(表示)する第2ディスプレイ71B(第2情報出力装置)が設置される。
第2ディスプレイ71Bに表示される作業指示情報には、例えば図6に示すように、作業対象のトレイ(配膳中トレイ)に載置される料理について、日付(2020/9/25朝)、収容されるカートの番号(No.101)、発注元(病院A)、献立の種別(心高食A)、追加される他の料理(味噌汁、パイナップル、洋梨缶)、及び喫食者のアレルギー(サバアレルギー)などの情報が含まれる。献立準備指示装置13は、バーコードリーダ83によって読み取られた食札66の情報を、作業指示情報として第2ディスプレイ71Bに表示させることができる。食札66の情報は、献立準備指示装置13から献立準備指示として第2ディスプレイ71Bに対して送出されてもよいし、献立準備指示装置13を介さずにバーコードリーダ83から第2ディスプレイ71Bに対して送出されてもよい。なお、第2ディスプレイ71Bに表示される作業指示情報は、図6に示したものには限定されない。
このように、第2ディスプレイ71Bは、第2料理配置作業に関する作業指示情報を、第1料理配置スペース61において印刷された食札66の情報に従って表示するため、ライン作業用コンベア41によって順次運搬される各料理セットに対して必要とされる第1料理配置作業および第2料理配置作業が齟齬なく実行される。
第2料理配置スペース81の下流側(図2の左側)におけるライン作業用コンベア41の周辺には、判定スペース85が設けられる。判定スペース85では、判定作業者63F-63Hが、ライン作業用コンベア41上の各トレイ53に載置された料理セットについて、対応する献立の内容と一致しているか否かを判定する作業(以下、判定作業という。)を行う。このとき、判定対象の各トレイ53には、第1料理配置作業によって配置された複数の料理および第2料理配置作業によって追加された他の料理が載置されている。
判定スペース85には、献立準備設備17からの献立準備指示に含まれる情報を、判定作業者63F-63Hに向けた判定作業に関する作業指示情報として出力(表示)するタッチパネル式の判定用ディスプレイ71C(判定用情報入出力装置)が設置される。
判定用ディスプレイ71Cに表示される作業指示情報には、例えば図7に示すように、作業対象のトレイ(配膳中トレイ)に載置される料理について、日付(2020/9/25朝)、収容されるカートの番号(No.101)、発注元(病院A)、献立の種別(心高食A)、主食(全(米飯)300g)、主菜(エビと野菜の卵とじ)、副菜1(チンゲン菜のピーナツ仕立て)、副菜2(大根の千切り煮)、他の料理(味噌汁、パイナップル、洋梨缶)及びそれらの温度(温または冷)、食材の形態(半分、一口大、あん)並びに喫食者のアレルギー(サバアレルギー)などの情報が含まれる。また、表示される作業指示情報には、各カート番号(例えば、101)とそれに料理を収容する作業の進捗状況(例えば、24/24)が含まれる。なお、判定用ディスプレイ71Cに表示される作業指示情報は、図7に示したものには限定されない。
また、判定用ディスプレイ71Cに表示される作業指示情報の画面は、判定作業の結果の入力を受け付けるための判定結果入力画面としても機能する。より詳細には、作業指示情報の画面には、主食、主菜、副菜1、副菜2、他の料理(付加物)について、問題(取り違えや不足等)があると判定作業者63F-63Hが判断した場合に押下すべき操作ボタン72(主食ボタン、主菜ボタン、副菜1ボタン、副菜2ボタン、付加物ボタン)が表示されている。判定作業者63F-63Hがいずれかの操作ボタン72を押下すると、その情報が献立準備指示装置13に送信される。これにより、判定作業において異常(料理の不一致)が判定された場合でも、判定作業者63F-63Hによる判定結果の入力(操作ボタン72の押下)に基づき、判定作業者63F-63H以外の他の作業者が速やかに異常に対応することが可能となる。なお、判定作業者63F-63Hは、必要に応じてライン作業用コンベア41の起動および停止の操作を行うことができる。
判定スペース85の下流側(図2の左側)におけるライン作業用コンベア41の下流端の周辺には、出荷スペース91が設けられる。出荷スペース91では、出荷作業者63I、63Jが、トレイ53に載置された複数の料理(料理セット)を出荷用カート93に収容する作業(以下、出荷作業という。)を行う。出荷用カート93は、料理運搬用の車両(図示せず)を用いて発注元(ここでは、病院)に運搬される。病院では、料理が載置された各トレイ53が対応する各入院患者に順次配膳される。
出荷スペース91には、献立準備設備17からの献立準備指示に含まれる情報を、出荷作業者63I、63Jに向けた出荷作業に関する作業指示情報として出力(表示)する出荷用ディスプレイ71D(出荷用情報出力装置)が設置される。出荷用ディスプレイ71Dに表示される作業指示情報には、例えば、図7に示した判定用ディスプレイ71Cに表示される作業指示情報と同様の情報(操作ボタン72を除く)が含まれる。
また、献立準備場15の適所には、手作業スペース97が設けられる。手作業スペース97がでは、作業者63K、63Lが、複数の料理を収容した移動式の料理収容ラック95(移動式の棚)から手作業によって取り出した複数の料理を献立に従って組み合わせ、それらをトレイ53に載置する。
作業者63K、63Lは、注文数の少ない献立を構成する複数の料理を準備する作業を行う。これにより、献立準備システム1では、自動排出棚21A-21Dへの収容に適さない料理によって構成される献立が注文情報に含まれる場合でも、料理収容ラック95から手作業によって取り出された料理を容易に組み合わされた状態とする(ここでは、トレイ53にセットする)ことが可能となる。
また、作業者63K、63Lは、上述の判定スペース85における判定作業において、問題(取り違えや不足等)があると判断されたトレイ53(料理セット)について、複数の料理の組み合わせを修正する作業を行うことができる。これにより、ライン作業用コンベア41における作業に問題が生じた場合でも、その問題は容易に修正される。
手作業スペース97には、作業者63K、63Lに向けた手作業に関する作業指示情報を、出力(表示)するタッチパネル式の手作業用ディスプレイ71E(修正用情報出力装置)が設置される。また、手作業スペース97には、上述のプリンタ65と同様のプリンタ165が設置される。
手作業用ディスプレイ71Eに表示される作業指示情報には、例えば図8に示すように、作業対象のトレイ(配膳中トレイ)に載置される料理について、日付(2020/9/25朝)、収容されるカートの番号(No.105)、発注元(病院A)、献立の種別(心高食A)、主食(全300g)、主菜(エビと野菜の卵とじ)、副菜1(チンゲン菜のピーナツ仕立て)、副菜2(大根の千切り煮)、他の料理(図示せず)、及びそれらの温度(温または冷)、ならびに食材の形態(ミキサー、キザミ、半量、あん、形)などの情報が含まれる。また、表示される作業指示情報には、各カート番号(例えば、101)とそれに料理を収容する作業の進捗状況(例えば、トレイの収容率が4/4)が含まれる。また、表示される作業指示情報には、ライン作業用コンベア41(自動ライン)の稼働状況として、運搬中(配膳中)のカート番号(No.104)、終了予定時刻(15:20)、残トレイ数(7)、及びそれ以降のカート(次カート)の終了予測(例えば、カート番号105が15:30に終了予定)の情報が含まれる。また、表示される作業指示情報の画面には、プリンタ165が正常に稼働しているか否かの情報(正常)、料理の準備が完了した(配膳完了)時に押下される操作ボタン(配膳完了ボタン)、及び、プリンタ165によって食札66を再印刷する場合に押下する操作ボタン(食札 再印刷ボタン)も表示される。なお、手作業用ディスプレイ71Eに表示される作業指示情報は、図8に示したものには限定されない。
このような作業指示情報に基づき、作業者63K、63Lは、注文数の少ない献立を構成する複数の料理を準備する作業を適切に実施することができる。また、料理の組み合わせを修正する作業が行われる場合には、図8に示した作業指示情報において、修正が必要な項目(例えば、主菜に関する表示)がハイライト表示されてもよい。
図9は、実施形態に係る献立準備指示装置13のハードウェア構成例を示すブロック図である。
献立準備指示装置13は、公知のハードウェア構成を有するコンピュータからなる。献立準備指示装置13は、プロセッサ101、RAM102、RO103、ストレージ104、表示装置105、入力装置106、及び通信インタフェース(I/F)107を備える。
プロセッサ101は、所定の制御プログラムに基づき、献立準備指示装置13による各種処理(献立準備指示の送出等)を統括的に実行する。RAM102は、プロセッサ101のワークエリア等として機能する揮発性メモリである。RO103は、プロセッサ101が実行する制御プログラムや必要なデータを格納する不揮発性メモリである。ストレージ104は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等からなり、献立準備指示装置13による各種処理に必要な情報を格納する。表示装置105は、液晶ディスプレイ等からなり、献立準備指示装置13による各種処理に関する情報を表示する。入力装置106は、キーボード、マウス、及びタッチパネル等の入力デバイスからなる。通信インタフェース77は、ネットワークに接続され、他の装置との通信を実行する。
なお、注文取得装置11についても、献立準備指示装置13と同様のハードウェア構成を採用することができる。
献立準備指示装置13は、自動排出棚21A-21D、各種ディスプレイ23、71A-71E、トレイ供給機51、プリンタ65、165、及びバーコードリーダ83と直接または間接的に通信可能に接続されている。
図10は、実施形態に係る献立準備指示装置13による献立準備指示の送出の流れを示すフロー図である。図11は、図10のステップST103における献立順序の並べ替え方法の一例を示す説明図である。
図10に示すように、献立準備指示装置13は、注文取得装置11による注文情報の取得が完了すると(ST101でYes)、その注文情報に含まれる複数の献立を、発注元毎に(例えば、病院A-病院Cの各々について)グループ化する(ST102)。
次に、献立準備指示装置13は、それら発注元毎にグループ化された各献立の順序を並べ替える(ST103)。例えば、献立準備指示装置13は、ステップST103において、図11に示すように、グループ化された各献立の出荷時刻(予定)に基づき、各献立の順序を並べ替えることができる。このとき、献立準備指示装置13は、図11に示した注文情報において、より上位(上側)に位置する献立から優先的に準備されるように、献立準備指示を生成する。図11の例では、出荷時刻が最も早い病院Cに関する献立が上位(上側)に移され、その後に、病院Bに関する献立、及び病院Aに関する献立が続くように並べ替えが行われる。なお、図11には、便宜上、注文情報に含まれる一部の情報のみが示されている
その後、献立準備指示装置13は、各献立の順序の並べ替えによって更新された注文情報に基づき、複数の献立を準備する順序に応じた献立準備指示を生成する(ST104)。ステップST104において生成される献立準備指示は、その送出先となる装置や機器に応じて異なる情報を含み得る。つまり、ステップST104では、送出先となる装置や機器に応じて複数の献立準備指示が生成され得る。続いて、献立準備指示装置13は、生成した献立準備指示を、献立準備設備17を構成する装置や機器に対してそれぞれ送出する(ST105)。これにより、献立準備システム1では、複数の献立がそれらの発注元毎にまとめて準備されるため、準備が完了した各献立に応じた料理セットの出荷作業を効率化することができる。
図12は、図10のステップST103における献立順序の並べ替えの第1変形例を示すフロー図である。図13は、図12のステップST203における献立順序の並べ替え方法の一例を示す説明図である。
献立順序の並べ替えに関する第1変形例では、献立準備指示装置13は、図10のステップST102においてグループ化された各献立について、処理対象の発注元(例えば、病院C)に関する注文情報を取得する(ST201)。続いて、献立準備指示装置13は、その注文情報に含まれる各献立に応じた料理セットが収容される出荷用カート93について、出荷順序の情報が存在するか否かを判定する(ST202)。
そこで、献立準備指示装置13は、出荷順序の情報が存在しない場合(ST202でNo)、図13(A)に示すように、出荷用カート93のカート番号に従って(すなわち、カート番号が小さい順に)各献立の順序を並べ替えることができる(ST203)。一方、献立準備指示装置13は、出荷順序の情報が存する場合(ST202でYes)、図13(B)に示すように、出荷用カート93の出荷順序に従って各献立の順序を並べ替えることができる(ST204)。図13(B)では、カート(番号2)がカート(番号1)よりも出荷順序が先であることが示されている。そのような出荷順序は、例えば、出荷用カート93(または献立)の出荷時刻(予定)に基づき設定され得る。
その後、献立準備指示装置13は、ステップST203またはステップST204の各献立の順序の並べ替え結果に基づき、注文情報を更新する(ST205)。これにより、献立準備システム1では、出荷用カートの優先順位に従って複数の献立を準備する順序が設定されるため、献立に応じた料理セットの出荷作業がより効率化される。なお、第1変形例では、出荷用カートの優先順位に従って複数の献立が準備される例を示したが、献立準備指示装置13は、必要に応じて献立を準備する優先順位を変更することができる。例えば、献立準備システム1において何らかのトラブルが生じた場合、献立準備指示装置13は、既存の出荷用カートの優先順位に拘わらず、特定の献立を優先順位の上位に割り込ませることが可能である。
図14は、図10のステップST103における献立順序の並べ替えの第2変形例を示すフロー図である。図15は、図14のステップST303における献立順序の並べ替え方法の一例を示す説明図である。
献立順序の並べ替えに関する第2変形例では、献立準備指示装置13は、図10のステップST102においてグループ化された各献立について、処理対象の発注元(例えば、病院C)に関する注文情報を取得する(ST301)。続いて、献立準備指示装置13は、その注文情報に含まれる各献立について、同種(ここでは、同一品目)の料理を含む献立が複数存在するか否かを判定する(ST302)。
そこで、献立準備指示装置13は、同種の料理を含む献立が複数存在する場合(ST302でYes)、図15に示すように、同種の料理を含む複数の献立をグループ化するように、各献立の順序を並べ替えることができる(S303)。図15では、献立が同種の料理を含むか否かについて、献立の種別(例えば、常食A-常食E)の異同に基づき判定され、かつグループ化(並べ替え)される例が示されている。
その後、献立準備指示装置13は、ステップST303の各献立の順序の並べ替え結果に基づき、注文情報を更新する(ST304)。これにより、献立準備システム1では、複数の献立がそれらの種別(すなわち、献立を構成する各料理の品目)に従ってまとめて準備されるため、料理セットの出荷作業をより効率化することができる。
次に、上述の手作業スペース97において献立に応じた料理セットが載置されたトレイ53(以下、手作業トレイという。)を、ライン作業用コンベア41で運搬するための処理について説明する。図16は、ライン作業用コンベア41における手作業トレイの挿入動作の流れを示すフロー図である。
図16に示すように、ライン作業用コンベア41におけるライン作業が開始されると、自動排出棚21A-21Dが、料理の排出を開始する(ST401)。また、それらの排出された料理がライン作業用コンベア41に到着(すなわち、連結コンベア47A-47Dの下流端に到着)したタイミングで、トレイ供給機51が、トレイ53の排出を開始する(ST402)。
そこで、手作業トレイの挿入が開始されると判定されると(ST403でYes)、自動排出棚21A-21Dが、料理の排出中断し(ST404)、また、トレイ供給機51が、トレイ53の排出を中断する(ST405)。ステップST403では、献立準備指示装置13は、例えば、手作業用ディスプレイ71Eに表示された画面において、作業者63K、63Lによる手作業トレイの挿入開始操作が行われた場合に、手作業トレイの挿入が開始されることを判定することができる。あるいは、ステップST403では、献立準備指示装置13は、例えば、ライン作業用コンベア41に設けられた手作業トレイの挿入ボタン(図示せず)が作業者によって押下された場合に、手作業トレイの挿入が開始されることを判定することができる。
その手作業トレイの挿入が終了すると(ST406でYes)、再びステップST401に戻り、上述と同様のステップが繰り返し実行される。
このように、料理収容ラック95から手作業によって取り出された複数の料理(手作業トレイ)を、ライン作業用コンベア41に適宜挿入することにより、それらを自動排出棚21A-21Dから排出された複数の料理と共に取り扱うことができる。
ライン作業用コンベア41における手作業トレイの挿入は、作業者63K、63Lが手作業トレイを手作業スペース97からライン作業用コンベア41(例えば、第1料理配置スペース61付近)まで運ぶことによって行われる。これに限らず、献立準備システム1では、手作業トレイを運ぶサブコンベアを設け、そのサブコンベアの下流端を、第2料理配置スペースの上流側の位置(例えば、第1料理配置スペースの位置)に対応するライン作業用コンベアの中間部に接続するとよい。このようなサブコンベアによれば、作業者63K、63Lは、手作業トレイをライン作業用コンベア41に運ぶ必要はなくなり、その作業負荷が軽減される。
なお、上記実施の形態に示した本開示に係る献立準備指示装置及びこれを用いた献立準備システムの各構成要素は、必ずしも全てが必須ではなく、少なくとも本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
例えば、献立準備場15に配置される作業者25、63A-63Lの数は、適宜変更され得る。また、献立準備システム1では、各トレイ53にRFID(Radio Frequency IDentifier)タグを取付ける一方、トレイ供給機51やライン作業用コンベア41にRFIDリーダライタを設けることにより、各トレイ53に載置されるべき料理の情報を管理してもよい。また、RFIDに限らず、各トレイ53に2次元バーコードなどの個品管理手段を設けることによって、各トレイ53に載置されるべき料理の情報が管理されてもよい。